JP5222570B2 - 毛髪洗浄剤 - Google Patents

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Description

本発明は、使用感に優れた毛髪洗浄剤に関する。
毛髪は、洗髪時の摩擦だけでなく、日々のブラッシングや紫外線やドライヤーの熱など多くのダメージの原因にさらされている。これらを要因とする毛髪の損傷は、パサつき感を与え、髪のツヤを低下させ、枝毛や切れ毛の原因となり、美容上の悩みにも発展している。ダメージを受けた毛髪は、表面摩擦が増大して洗髪時や濯ぎ時に、より毛髪同士がからみやすくなり、さらなるダメージへとつながり悪循環を起こしている。
シャンプーなどの毛髪洗浄剤において、洗浄性とコンディショニング性の両立は大きな課題である。特に洗髪時に毛髪同士がからまらないことは大切な要素であり、からまりを抑制することは、洗髪を容易にし、毛髪同士の摩擦を防ぐことで、髪のダメージを抑える効果がある。そのため多くのシャンプーにおいて、ダメージケアを考慮して、洗髪時及び濯ぎ時のからまり抑制や乾燥後のなめらかな感触の付与などのコンディショニング効果を高める工夫が行われている。
コンディショニング剤としては、カチオン性ポリマー、各種油剤、シリコーン化合物などが広く知られているが、これらの成分を多く配合すると洗浄性が低下し、泡量の減少により毛髪のからまりが増大し、剤の残留のため、さっぱりした洗浄感が低下する。特に髪の量が少ない人や細い髪の人にとっては、残留したコンディショニング剤をべたつきと感じ、乾燥後のヘアスタイルが剤の重さでつぶれてしまうなど、美容上の悩みにもつながっている。例えば、エチレンオキシド付加モル数の分布を一定範囲内とした硫酸塩型界面活性剤、両性界面活性剤及び特定の分岐脂肪酸を併用した毛髪洗浄剤が提案されている(特許文献1)。しかし、この毛髪洗浄剤は、泡立ち、洗髪時・乾燥後の感触には優れるが、毛髪のからまりの抑制、ベタツキの無さについては、十分ではなかった。
一方で、さっぱりした洗浄感を向上させるために、洗浄成分である界面活性剤を洗浄力の高いものにしたり、その配合量を増やしたりすると、濯ぎ時のきしみが発生し、髪を傷める原因にもなり、乾燥後は髪がパサついて、なめらかな感触を得ることができない。洗髪時のからまりや乾燥後のパサつきを抑えるためには、シャンプー後にヘアリンスやヘアトリートメントを使用することが一般的だが、これらの剤は油性成分が多く、髪が少ない人や細い髪の人にとっては、前述のようにべたつきや美容上の悩みとなる場合がある。
そのため、洗髪時の毛髪のからまりの抑制とべたつかずなめらかな仕上がりを十分に満たす毛髪洗浄剤が求められていた。
特開2007-176922号公報
そこで、本発明は、洗髪時の毛髪のからまりを抑制し、べたつかずなめらかな仕上がりの得られる毛髪洗浄剤を提供することを目的とする。
本発明者は、洗浄主成分であるアニオン界面活性剤としてのポリオキシエチレン硫酸塩型アニオン界面活性剤に、特定のカチオン性架橋ビニル共重合体と、特定の分岐脂肪酸を併用することにより、洗髪時の毛髪のからまりを抑制することができ、かつ、べたつかずなめらかな仕上がりを与えることができることを見出した。
すなわち本発明は、成分(A)〜(C)を含有する毛髪洗浄剤を提供するものである。
(A) ポリオキシエチレン硫酸塩型アニオン界面活性剤
(B) カチオン性架橋ビニル共重合体
(C) 一般式(1)で表される分岐脂肪酸又はその塩
Figure 0005222570
〔式中、R1はメチル基又はエチル基を示し、nは3〜36の整数を示す。〕
本発明の毛髪洗浄剤は、洗髪時の毛髪のからまりを抑え、べたつかずなめらかな仕上がりを与える効果に優れる。
成分(A)であるポリオキシエチレン硫酸塩型界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩等が挙げられ、特に、洗髪時の良好な泡質と泡量、すすぎ時の良好な感触の点から、次の一般式(2)で表されるものが好ましい。
2-O-(C24O)m-SO3M (2)
〔式中、R2は直鎖又は分岐の炭素数10〜18のアルキル基又はアルケニル基を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミン又は塩基性アミノ酸由来のカチオンを示し、mは質量平均モル数で0.5〜10の数を示す。〕
成分(A)は2種類以上を併用してもよく、またその含有量は、使用時の液性、洗浄性の点から、本発明の毛髪洗浄剤中の1〜50質量%が好ましく、更には3〜30質量%、特に5〜22質量%が好ましい。
本発明の毛髪洗浄剤には、上記成分(A)のポリオキシエチレン硫酸塩型アニオン界面活性剤に加え、更に、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、カチオン界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤を含有させることもできる。その場合、成分(A)以外の界面活性剤の含有量は、本発明の毛髪洗浄剤中の1〜20質量%、更に1〜15質量%、特に2〜12質量%が好ましい。
両性界面活性剤としては、ベタイン系界面活性剤等が挙げられる。このうち、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン等がより好ましく、脂肪酸アミドプロピルベタインが特に好ましい。脂肪酸アミドプロピルベタインとしては、炭素数8〜18、特に炭素数10〜16のアシル基を有するものが好ましく、具体的には、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、パーム核油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等が好ましい。
これら両性界面活性剤は、2種以上を併用することもできる。本発明の毛髪洗浄剤を水性液状洗浄剤の形態とする場合には、アニオン界面活性剤とともに脂肪酸アミドプロピルベタインを用いるのが、起泡力がより良好となるだけでなく、適度な液性が得られるので特に好ましい。
両性界面活性剤の含有量は、本発明の毛髪洗浄剤中の0.1〜15質量%が好ましく、更には0.3〜8質量%、特に0.5〜6質量%が、良好な増泡効果が得られるので好ましい。
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレン(硬化)ヒマシ油、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリンモノアルキルエーテル、ポリグリセリンアルキルエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルグリコシド等が挙げられる。このうち、アルキルグリコシド、ポリオキシアルキレン(C8〜C20)脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、グリセリンモノアルキル(C6〜C10)エーテル、脂肪酸アルカノールアミドが好ましい。
脂肪酸アルカノールアミドとしては、モノアルカノールアミド、ジアルカノールアミドのいずれでもよく、炭素数8〜18、特に炭素数10〜16のアシル基を有するものが好ましい。特に、炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基を有するものが好ましく、例えばオレイン酸ジエタノールアミド、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ラウリン酸イソプロパノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド等が挙げられる。
非イオン界面活性剤の含有量は、本発明の毛髪洗浄剤中の0.1〜15質量%が好ましく、更には0.3〜8質量%、特に0.5〜6質量%が、良好な増泡効果が得られるので好ましい。
カチオン界面活性剤としては、例えば、直鎖もしくは分岐のアルキルトリメチルアンモニウム塩、アルコキシアルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルアミン及びその塩、アルコキシアルキルジメチルアミン及びその塩、脂肪酸アミドアルキルジメチルアミン及びその塩等が挙げられる。
具体的には、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミドプロピルエチルジメチルアンモニウム(アルカノイルアミノプロピルジメチルエチルアンモニウムのエチル硫酸塩;アルカノイル基はラノリン脂肪酸由来)、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミドエチルトリエチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミドプロピルトリエチルアンモニウム、メチル硫酸ラノリン脂肪酸アミドエチルトリメチルアンモニウム、メチル硫酸ラノリン脂肪酸アミドプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸イソアルカン酸(C14〜C20)アミドプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸イソアルカン酸(C18〜C22)アミドプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸イソステアリン酸アミドプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸イソノナン酸アミドプロピルエチルジメチルアンモニウム、アルキルトリメチルアンモニウムサッカリン、塩化ベンザルコニウム(塩化アルキルベンジルジメチルアンモニウム、塩化ラウリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ミリスチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化セチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム)等が挙げられる。
カチオン界面活性剤は、2種以上を併用してもよく、洗髪時からすすぎ時までの滑らかさの点から、その含有量は、本発明の毛髪洗浄剤中の0.01〜10質量%が好ましく、更には0.05〜6質量%、特に0.3〜3質量%、とりわけ0.5〜2質量%が好ましい。
成分(B)であるカチオン性架橋ビニル共重合体としては、分子中にカチオン性基と架橋構造とを有するビニル系共重合体であれば特に制限されないが、例えば特開平11-71435号公報、特開2000-144184号公報等に記載のカチオン性基含有共重合体が挙げられる。特に、(a)カチオン性基含有不飽和単量体の少なくとも1種と、(b)アミド基含有不飽和単量体の少なくとも1種、及び(c)分子中に2以上の不飽和基を有する架橋性不飽和単量体の少なくとも1種を必須単量体とする単量体混合物を共重合してなる、これら単量体に由来する構成単位を有する架橋ビニル共重合体が好ましい。
(a)のカチオン性基含有不飽和単量体としては、ジアルキルアミノアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル類又は(メタ)アクリルアミド類;ジアルキルアミノ基を有するスチレン類、ビニルピリジン類、N-ビニル複素環化合物類;更にこれらアミノ基を有する単量体の酸中和物又は4級アンモニウム塩、(メタ)アクリロイルアルキルトリアルキル4級アンモニウム塩類、ジアリルジアルキル4級アンモニウム塩などが挙げられる。
酸中和物を得るための好ましい酸としては、塩酸、硫酸、酢酸、クエン酸、コハク酸、アジピン酸、スルファミン酸などが挙げられ、4級アンモニウム塩を得るための好ましい4級化剤としては、塩化メチル、ヨウ化メチル等のハロゲン化アルキル;硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、硫酸ジ-n-プロピル等の硫酸アルキルが挙げられる。
単量体(a)の好ましい具体例としては、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、及びこれらを前記の4級化剤で4級化した4級アンモニウム塩、あるいはジメチルジアリルアンモニウムクロライド等が挙げられる。
(b)のアミド基含有不飽和単量体としては、N-モノアルキル(メタ)アクリルアミド類、N,N-ジアルキル(メタ)アクリルアミド類、N-(メタ)アクリロイルモルホリン、N-ビニルピロリドン、N-ビニルピペリドン等が挙げられる。
単量体(b)の好ましい具体例としては、N-メチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジエチル(メタ)アクリルアミド、N-n-プロピル(メタ)アクリルアミド、N-t-ブチルアクリルアミド、N-(メタ)アクリロイルモルホリン、N-ビニルピロリドン等が挙げられる。中でも、N,N-ジ置換アクリルアミドを用いた場合に使用感が好ましく、特にN,N-ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジエチル(メタ)アクリルアミド等が好ましい。
(c)の分子中に2以上のビニル基を有する架橋性不飽和単量体としては、多価アルコール又は不飽和アルコールの(メタ)アクリル酸エステル類、ビス(メタ)アクリルアミド類、ジビニル化合物、ポリアリル化合物等が挙げられる。具体的には、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン、ジビニルエーテル、ペンタエリスリトールのアリルエーテル化体、ビニル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート等が、特に好ましい。
単量体(a)、(b)及び(c)は、それぞれ1種以上を用いることができる。
単量体(a)と単量体(b)の共重合比率は、(a)/(b)のモル比で、2/98〜98/2、特に3/97〜60/40であるのが、毛髪への塗布時の使用感に優れ、塗布後の毛髪になめらかな感触を付与できる共重合体を提供するために好ましい。
また、単量体(c)の割合は、単量体全量中0.002〜5質量%、特に0.002〜3質量%、更には0.002〜1質量%であるのが、液状化粧料として適度な粘性と保形性を与える共重合体を提供するために好ましい。
本発明で用いるカチオン性架橋ビニル共重合体は、これらの単量体のほか、更にこれらと共重合可能な他の不飽和単量体を構成成分とすることができる。他の単量体としては、例えばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル類;アクリル酸、メタクリル酸;N-(3-スルホプロピル)-N-アクリロイルオキシエチル-N,N-ジメチルアンモニウムベタイン、N-カルボキシメチル-N-メタクリロイルオキシエチル-N,N-ジメチルアンモニウムベタイン等のベタイン類などが挙げられる。
本発明で用いる(B)カチオン性架橋ビニル共重合体は、これらの単量体を用いて、常法により、例えば、水溶液重合法、逆相懸濁重合法、沈殿重合法等の方法により製造することができる。市販品として下記式で表されるポリクオタニウム-52(ソフケアKG-301W,花王社)を用いることができる。
Figure 0005222570
本発明において(B)カチオン性架橋ビニル共重合体は1種以上を用いることができ、その含有量は、本発明の毛髪洗浄剤中の0.01〜3質量%が好ましく、更には0.05〜2質量%、特に0.05〜1質量%であるのが好ましい。
本発明の毛髪洗浄剤には、成分(B)のカチオン性架橋ビニル共重合体に加え、他のカチオン性ポリマーを含有させることができる。このようなカチオン性ポリマーとしては、例えばカチオン化セルロース、カチオン性澱粉、カチオン化グアーガム、ジアリル四級アンモニウム塩のホモポリマー、ジアリル四級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物、四級化ポリビニルピロリドン誘導体、ポリグリコールポリアミン縮合物、ビニルイミダゾリウムトリクロライド/ビニルピロリドン共重合体、ヒドロキシエチルセルロース/ジメチルジアリルアンモニウムクロライド共重合体、ビニルピロリドン/四級化ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体、ビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート共重合体、ビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート/ビニルカプロラクタム共重合体、ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピル塩化トリメチルアンモニウム共重合体、アルキルアクリルアミド/アクリレート/アルキルアミノアルキルアクリルアミド/ポリエチレングリコールメタクリレート共重合体、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピルエチレントリアミン共重合体(カルタレチン,米国サンドス社)、特開昭53-139734号公報、特開昭60-36407号公報に記載されているカチオン性ポリマー等が挙げられる。特にカチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、ジアリル四級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物が好ましい。
これら成分(B)以外のカチオン性ポリマーは、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、洗浄時の泡質向上と、感触の向上の点から、本発明の毛髪洗浄剤中の0.02〜2質量%が好ましく、更には0.05〜2質量%、特に0.05〜1質量%が好ましい。
成分(C)の分岐脂肪酸は、例えば、LIPIDS, vol.23, No.9, 878〜881(1988)の記載に従い、毛髪等から分離、抽出することもできるが、特開平4-173719号公報、WO98/30532に従って合成することもできる。分岐脂肪酸は前記一般式(1)で表されるものであり、総炭素数が6〜40、更には8〜30、特に10〜22であるものが好ましく、具体的には、18-メチルエイコサン酸、14-メチルペンタデカン酸、14-メチルヘキサデカン酸、15-メチルヘキサデカン酸、15-メチルヘプタデカン酸、16-メチルヘプタデカン酸、16-メチルオクタデカン酸、17-メチルオクタデカン酸、17-メチルノナデカン酸が挙げられる。また、この分岐脂肪酸の塩としては、ナトリウム塩、リチウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩;アンモニウム塩;トリエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、モノエタノールアミン塩等の有機アミン塩;リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩が挙げられる。
抽出品としては、ラノリンからの抽出物、すなわちラノリン脂肪酸及びその塩が挙げられる。ラノリン脂肪酸は、イソ脂肪酸、アンテイソ脂肪酸と呼ばれるメチル分岐長鎖脂肪酸を50質量%程度含有する。具体的には、クロダシッド18-MEA〔クローダジャパン社〕、スクライロ〔クローダジャパン社〕、FA-NH〔日本精化社〕が挙げられる。
成分(C)の分岐脂肪酸又はその塩は、2種以上を併用してもよい。また、合成品と抽出品を混合して使用してもよい。その含有量は、べたつきを抑制し又は毛髪の損傷及びパサつきを抑制する効果の観点から、本発明の毛髪化粧料中の0.001〜2質量%が好ましく、更には0.005〜1質量%が好ましい。
更に、本発明の毛髪洗浄剤には、洗浄剤の質感と安定性の向上の観点から、エチレングリコールモノ脂肪酸エステル又はエチレングリコールジ脂肪酸エステルを含有することができる。エチレングリコールモノ脂肪酸エステルとしては、エチレングリコールモノステアレート、エチレングリコールモノベヘネートなどが挙げられる。また、エチレングリコールジ脂肪酸エステルとしては、エチレングリコールジステアレート、エチレングリコールジベヘネートなどが挙げられる。これらは2種以上を併用してもよく、またその含有量は、本発明の毛髪洗浄剤中の0.5〜8質量%が好ましく、更には0.7〜5質量%、特に1〜3質量%が好ましい。洗浄剤の安定性向上の点から、本発明の毛髪洗浄剤中の上記エチレングリコール脂肪酸エステルを含むパール化剤と成分(A)のポリオキシエチレン硫酸塩型アニオン界面活性剤との含有質量比〔パール化剤/成分(A)〕は、1/20〜1/2が好ましく、更には1/10〜3/10、特に1/6〜1/4が好ましい。
更に、本発明の毛髪洗浄剤には、乾燥時の滑らかさや指通りの点からシリコーン類を含有させることができる。このようなシリコーン類としては、例えば以下に示すものが挙げられる。
(1) ジメチルポリシロキサン
例えば下記一般式で表されるものが挙げられる。
(CH3)3SiO-[(CH3)2SiO]e-Si(CH3)3
〔式中、eは3〜20000の数を示す。〕
(2) アミノ変性シリコーン
各種のアミノ変性シリコーンが使用できるが、特に平均分子量が約3000〜100000の、アモジメチコーン(Amodimethicone)の名称でCTFA辞典(米国,Cosmetic Ingredient Dictionary)第3版中に記載されているものが好ましい。このアミノ変性シリコーンは水性乳濁液として用いるのが好ましく、市販品としては、SM 8704C(東レ・ダウコーニング社)、DC 929(ダウコーニング社)、KT 1989(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社)等が挙げられる。
(3) その他のシリコーン類
上記以外に、ポリエーテル変性シリコーン、メチルフェニルポリシロキサン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン等が挙げられる。
シリコーン類は、2種以上を併用してもよく、その含有量は、本発明の毛髪洗浄剤中の0.01〜10質量%が好ましく、更には0.05〜6質量%、特に0.3〜3質量%が好ましい。
更に、本発明の毛髪洗浄剤には、粘度調整剤を含有させてもよく、粘度調整剤としては、エタノール、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ポリエチレングリコール、粘土鉱物、塩類(塩化ナトリウム、塩化アンモニウム、クエン酸ナトリウム等)などが挙げられ、中でも塩類、特に塩化ナトリウム、クエン酸ナトリウムが好ましい。粘度調整剤は2種以上を併用してもよく、またその使用量は、泡量、泡質の点から、本発明の毛髪洗浄剤中の0.01〜5質量%、特に0.05〜4質量%が好ましい。
更に、本発明の毛髪洗浄剤には、有機溶剤を含有させてもよく、有機溶剤としては、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、フェノキシエタノール、分子量200〜5000のポリプロピレングリコール、γ-カプロラクトンなどが挙げられ、中でもベンジルアルコール、分子量200〜5000のポリプロピレングリコールが好ましい。有機溶剤は単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができ、その含有量は、液性の観点から、本発明の毛髪洗浄剤中の0.1〜10質量%が好ましく、更には0.1〜7質量%、特に0.2〜3質量%が好ましい。
本発明の毛髪洗浄剤には、上記成分のほか、通常の毛髪洗浄剤に用いられる成分を目的に応じて適宜配合できる。このような成分としては、例えば炭化水素、高級アルコールなどの油剤;多価アルコール;ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウムなどの抗フケ剤;ビタミン剤;殺菌剤;抗炎症剤;防腐剤;キレート剤;ソルビトール、パンテノール等の保湿剤;染料、顔料等の着色剤;ユーカリの極性溶媒抽出物、真珠層を有する貝殻又は真珠から得られる蛋白質又はその加水分解物、シルクから得られる蛋白質又はその加水分解物、マメ科植物の種子から得られる蛋白含有抽出物、ザクロ抽出物、イチジク抽出物、オタネニンジン抽出物、米胚芽抽出物、ヒバマタ抽出物、ツバキ抽出物、アロエ抽出物、月桃葉抽出物、クロレラ抽出物、ローヤルゼリー抽出物、ローズウォーター、バラ抽出物等のエキス類;酸化チタン等のパール化剤;セラミド類、擬似セラミド類;アミノ酸類;香料;色素;紫外線吸収剤;酸化防止剤;その他エンサイクロペディア・オブ・シャンプー・イングリーディエンツ〔ENCYCLOPEDIA OF SHAMPOO INGREDIENTS (MICELLE PRESS)〕に記載されている成分等が挙げられる。
本発明の毛髪洗浄剤は、傷んだ毛髪を改善させる効果の観点より、毛髪に適用する際のpH(水で20質量倍希釈,25℃)が2〜7であるのが好ましく、更にはpH3〜6、特にpH3.5〜4.5であるのが好ましい。
pHの調整は酸を添加して行うのが好ましい。酸としては、少なくとも1種の水溶性有機酸を用いるのが好ましく、水溶性有機酸としては、アルキル硫酸、アルキルリン酸、モノカルボン酸、ジカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、ポリカルボン酸、アミノ酸等が挙げられる。このうち、カルボン酸が好ましく、特にヒドロキシカルボン酸、ジカルボン酸、芳香族カルボン酸が好ましい。ジカルボン酸としては、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、リンゴ酸、酒石酸が挙げられ、特にマロン酸、コハク酸、マレイン酸、リンゴ酸が好ましい。ヒドロキシカルボン酸としては、グリコール酸、乳酸、ヒドロキシアクリル酸、オキシ酪酸(特にα-オキシ酪酸)、グリセリン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等が挙げられ、なかでもα-ヒドロキシカルボン酸、特に乳酸及びリンゴ酸が好ましい。芳香族カルボン酸としては、サリチル酸、安息香酸等が挙げられる。アミノ酸としては、グリシン、アラニン、グルタミン酸、アスパラギン酸等が挙げられ、特に、グリシン、グルタミン酸が好ましい。水溶性有機酸の配合量は、本発明の毛髪洗浄剤中の0.1〜10質量%が好ましく、更には0.2〜5質量%、特に0.3〜2質量%が好ましい。pHの調整には、酸として上記有機酸のほかリン酸、硫酸などの無機酸や、塩基物質として水酸化ナトリウム等も併用できる。
本発明の毛髪洗浄剤の形態は、液状、ゲル状等適宜選択できるが、水、又は水/低級アルコール混合系を媒体とする液状のものが好ましい。
実施例1及び比較例1〜3
表1に示す毛髪洗浄剤を調製し、洗髪時のからまりのなさ、洗髪後のべたつきのなさと乾燥後のなめらかさを評価した。
(評価方法)
あらかじめブリーチ処理を2回行ったダメージ毛を用いて作製した、長さ20cm、幅5.5cm、重さ10.0gの毛束を40℃の温水で軽く濯いだ後、余分な水分を取り去り、0.5gの毛髪洗浄剤を用いて約30秒間十分に泡立てた。泡の付いた毛束のからまりのなさを、下記基準に基づいて官能評価した。続いて毛束を40℃のお湯ですすぎ流し、タオルで拭いた後のべたつきのなさと、ドライヤーで5分間乾かした時のなめらかさを、下記基準に基づいて官能評価した。
・評価基準
(洗髪時のからまりのなさ)
◎:からまらない
○:あまりからまらない
△:ややからまる
×:からまる
(タオルドライ後のべたつきのなさ)
◎:べたつかない
○:あまりべたつかない
△:ややべたつく
×:べたつく
(乾燥後のなめらかさ)
◎:なめらか
○:ややなめらか
△:あまりなめらかではない
×:なめらかではない
Figure 0005222570
実施例2 シャンプー
(質量%)
ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム 14.0
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 3.0
ポリオキシエチレン(16)ラウリルエーテル 1.0
カチオン化セルロース 0.2
アミノ変性シリコーン 0.5
ポリクオタニウム-52(ソフケアKG-301W;花王) 0.2
ラノリン脂肪酸(クロシダッド18MEA;クローダジャパン) 0.2
塩化ベンザルコニウム 0.2
リンゴ酸 0.8
ベンジルアルコール 0.2
ザクロエキス 0.1
ローヤルゼリーエキス 0.1
ユーカリエキス 0.1
加水分解コンキオリン 0.1
ノバラエキス 0.1
ローズ水 0.1
香料 微量
精製水 残量
実施例3 シャンプー
(質量%)
ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム 12.5
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 4.0
ポリオキシエチレン(16)ラウリルエーテル 1.5
カチオン化セルロース 0.3
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 0.7
エチレングリコールジステアレート 1.8
アミノ変性シリコーン 0.1
ポリクオタニウム-52(ソフケアKG-301W;花王) 0.3
ラノリン脂肪酸(クロシダッド18MEA;クローダジャパン) 0.1
N,N-ジメチル-3-オクタデシルオキシプロピルアミン 0.1
p-トルエンスルホン酸ナトリウム 0.3
リンゴ酸 0.8
ベンジルアルコール 0.3
ザクロエキス 0.1
ローヤルゼリーエキス 0.1
ユーカリエキス 0.5
加水分解コンキオリン 0.1
ノバラエキス 0.1
ローズ水 0.1
塩化ナトリウム 1.0
香料 微量
精製水 残量
実施例2及び3のシャンプーは、いずれも、洗髪時の髪のからまりが抑えられ、べたつかずなめらかな仕上がりの得られるものであった。

Claims (3)

  1. 成分(A)〜(C)を含有する毛髪洗浄剤。
    (A) ポリオキシエチレン硫酸塩型アニオン界面活性剤 1〜50質量%、
    (B) ポリクオタニウム-52 0.01〜3質量%、
    (C) 一般式(1)で表される分岐脂肪酸又はその塩 0.001〜2質量%
    Figure 0005222570
    〔式中、R1はメチル基又はエチル基を示し、nは3〜36の整数を示す。〕
  2. 更に、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤及びカチオン界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤を含有する請求項記載の毛髪洗浄剤。
  3. 水で20質量倍に希釈したときの25℃におけるpHが2〜7である請求項1又は2記載の毛髪洗浄剤。
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