JP2003327024A - 車両用シート装置の防振構造 - Google Patents

車両用シート装置の防振構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大幅なコストアップなしに座席本体の昇降動
作中における振動を防止する。 【解決手段】 本発明は、ねじ軸42と、該ねじ軸42
に回り止めされた状態で螺合するナット46とからなる
ねじ駆動装置により、ナット46に連結された座席本体
を昇降動作させる車両用シート装置において、ナット4
6と座席本体とを連結する連結部材44を設け、該連結
部材44とナット46間に弾性体51,55を介在させ
たことを特徴とする。このため、スティックスリップに
よりねじ軸42及びナット46が振動してもその振動が
前記弾性体51,55によってある程度遮断される。し
たがって、ねじ軸42及びナット46の振動が連結部材
44及び座席本体に直接伝わることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ねじ軸と、該ねじ
軸に回り止めされた状態で螺合するナットとからなるね
じ駆動装置により、ナットに連結された座席本体を昇降
動作させる車両用シート装置の防振構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用シート装置で使用される
一般的なねじ駆動装置が図8に記載されている。ここ
で、図8(A)は図8(B)のA矢視図であり、図8
(B)は前記ねじ駆動装置の側面図である。また、図8
(C)は図8(B)のC矢視図である。ねじ駆動装置9
0は、ねじ軸92と該ねじ軸92に回り止めされた状態
で螺合するナット94とからなり、ねじ軸92を軸回り
に回転させ、ねじ作用によりナット94をねじ軸92の
軸方向に移動させる。
【0003】ナット94と座席本体を連結する連結部材
97は、ナット94からの座席本体上昇方向への駆動力
を軸方向で受ける受け部95と、受け部95の反対側で
ナット94と連結部材97を係合一体化するとともにナ
ット94を回り止めする回り止め部材96とを有してい
る。回り止め部材96はボルト98によって連結部材9
7に固定されている。上記構成により、ねじ軸92が回
転すると、連結部材97及び座席本体(図示されていな
い)がナット94と共にねじ軸92の軸方向に移動する
ようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した車両
用シート装置では、座席本体を昇降動作させるためにね
じ軸92が回転すると、ねじ軸92とナット94間で発
生するスティックスリップ現象によりねじ軸92及びナ
ット94が振動し、その振動が受け部95及び回り止め
部材96を介して連結部材97及び座席本体にそのまま
伝達される。即ち、ねじ軸92及びナット94の振動を
遮断する手段が存在しないため、スティックスリップが
発生する度に座席本体が振動し、乗員に不快感を与える
という問題がある。特に、耐久性向上を目的としてナッ
ト94の材料に金属を使用した場合、金属製のねじ軸9
2間の摩擦係数の増加に起因してスティックスリップが
発生し易くなるため、座席本体の昇降動作中における防
振対策が要望されている。なお、ねじ軸92とナット9
4間に多数のボールを組込んだいわゆるボールねじを用
いれば、このような問題は発生しないが、この場合、大
幅なコストアップは免れない。本発明は、上記問題点に
鑑みなされたものであり、ねじ軸とナット間で発生する
スティックスリップによる振動を途中で遮断すること
で、大幅なコストアップなしに座席本体の昇降動作中に
おける振動を防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、各請求
項の発明によって解決される。請求項1の発明は、ねじ
軸と、該ねじ軸に回り止めされた状態で螺合するナット
とからなるねじ駆動装置により、ナットに連結された座
席本体を昇降動作させる車両用シート装置において、前
記ナットと座席本体とを連結する連結部材を設け、該連
結部材とナット間に弾性体を介在させたことを特徴とす
る。
【0006】本発明によると、ナットと座席本体とを連
結する連結部材と、ナット間に弾性体を介在させる構成
であるため、スティックスリップによりねじ軸及びナッ
トが振動してもその振動が前記弾性体によってある程度
遮断される。このため、ねじ軸及びナットの振動が連結
部材及び座席本体に直接伝わることがなく、座席本体の
昇降動作中における振動を防止することができる。
【0007】また、請求項2に示すように、連結部材
を、ナットからの座席本体上昇方向への駆動力を軸方向
で受ける受け部と、前記ナットと前記連結部材を係合一
体化するとともに、前記ナットを回り止めする回り止め
手段とから構成し、これら受け部とナット間、及び回り
止め手段と連結部材間に弾性体を介在させる構造が好ま
しい。
【0008】また、請求項3に示すように、回り止め手
段を、連結部材に設けられた貫通孔と、該貫通孔を貫通
してナットの外面に止着されたボルトとから構成し、こ
れらボルトと貫通孔間に筒状弾性体を介在させる構造が
好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7に基づいて、本
発明の実施形態1に係る車両用シート装置の防振構造に
ついて説明する。ここで、図1は本実施形態に係る車両
用シート装置の防振構造を示す三面図であり、図2は前
記防振構造を示す分解斜視図である。また、図3〜図6
は前記防振構造を備える車両用シート装置の構造を説明
するための図面である。なお、図中に記載された前後左
右の記号は、後記する昇降スライド機構の前後左右を表
しており、車両の前後左右とは無関係である。先ず、車
両用シート装置1の防振構造の説明をする前に車両用シ
ート装置1の概略構造の説明を行う。車両用シート装置
1は、図3、図4に示すように、自動車の助手席に使用
されるリフトアップシート装置であり、車室の床部の支
持台10上に設置される前後スライド機構20を備えて
いる。なお、図3(B)、図4は、車両用シート装置1
を車室後方から見た状態を示している。
【0010】前後スライド機構20は、スライドテーブ
ル24が支持台10に対して車両の前後方向に移動でき
るように保持する左右一対の保持機構22と、そのスラ
イドテーブル24を支持台10に対して移動させる移動
機構(図示されていない)とから構成されている。前記
移動機構は、ボールねじとナットとの螺合作用を利用し
てスライドテーブル24を支持台10に対して移動させ
る方式である。スライドテーブル24上には、回転機構
25を介して回転テーブル26が水平方向に回転可能に
設置されており、その回転テーブル26上に昇降スライ
ド機構30を介して座席本体Sが昇降可能に載置されて
いる。
【0011】昇降スライド機構30は、図3(A)、図
4等に示すように、座席本体Sを乗降口Hから室外へ移
動させる装置であり、二段式のスライド機構である。昇
降スライド機構30は、図5の平面図に示すように、固
定レールとしての左右一対のアウターレール32と、第
一可動レールとしての左右一対のミドルレール33と、
第二可動レールとしての左右一対のインナレール34と
から構成されている。そして、アウターレール32とミ
ドルレール33との対向間及びミドルレール33とイン
ナレール34との対向間にはケージにて保持される多数
の鋼球35が介在されて、ミドルレール33及びインナ
レール34がアウターレール32に対して直線移動され
るように構成されている。
【0012】左右のアウタレール32の外面側には、図
6(A)に示すように、それぞれサイドプレート36が
固着され、その左右のサイドプレート36の後端部が縦
向きの後部連結板37(図5参照)によって相互に連結
されている。また、両アウタレール32の前端部が平板
状の前部連結板38によって相互に連結されている。な
お、図6(A)は、図5のVIA- VIA矢視断面図を表して
いる。後部連結板37には昇降スライド機構30の駆動
源としての第一モータ40が取付けられ、この第一モー
タ40から減速機41を介して第一台形ねじ軸42が回
転駆動されるように構成されている。第一台形ねじ軸4
2は左右のアウターレール32間にアウターレール32
と平行に配置され、先端が前部連結板38に取付けられ
たブラケット43により回転自在に支持されている。
【0013】左右のミドルレール33は、前端部及び後
端部がそれぞれ前部連結板47及び後部連結板44によ
って相互に連結されており、後部連結板44に前述の第
一台形ねじ軸42と螺合する第一ナット46が係合され
ている。このため、第一モータ40の働きで第一台形ね
じ軸42が回転すると、第一ナット46と共に後部連結
板44及び左右のミドルレール33等が昇降スライド機
構30の前後方向に移動する。
【0014】左右のミドルレール33の後部連結板44
には、駆動源としての第二モータ60が取付けられ、こ
の第二モータ60から減速機61を介して第二台形ねじ
軸62が回転駆動されるように構成されている。第二台
形ねじ軸62は左右のミドルレール33間にミドルレー
ル33と平行に配置され、先端が前部連結板47に取付
けられたブラケット63により回転自在に支持されてい
る。
【0015】左右のインナレール34は、前端部及び後
端部がそれぞれ前部連結板67及び後部連結板64によ
って相互に連結されており、後部連結板64に前述の第
二台形ねじ軸62と螺合する第二ナット66が係合され
ている(図6(B)参照)。なお、図6(B)は、図5
のVIB- VIB矢視断面図を表している。このため、第二モ
ータ60の働きで第二台形ねじ軸62が回転すると、第
二ナット66と共に後部連結板64及び左右のインナレ
ール34等が昇降スライド機構30の前後方向に移動す
る。左右のインナレール34上には、前後一対のシート
ブラケット71,72が取付けられており、この前後の
シートブラケット71,72上に座席本体Sが取付けら
れている。
【0016】上記した構造により、座席本体Sは前後ス
ライド機構20の働きにより車室内において前後スライ
ドが可能になるとともに、回転機構25の働きで車両前
方を向く前向き位置から乗降口H側を向く横向き位置ま
で水平回動が可能となる。さらに、座席本体Sは、横向
き位置において昇降スライド機構30が駆動されること
で乗降口Hから室外へ移動したり、室外から乗降口Hの
内側まで戻ることが可能になる。
【0017】次に、図1、図2等に基づいて、車両用シ
ート装置1の防振構造について具体的に説明する。前記
防振構造は、昇降スライド機構30が動作する際の座席
本体Sの振動を抑制するためのものであり、左右のミド
ルレール33の後部連結板44と第一ナット46との係
合部分、及び左右のインナレール34の後部連結板64
と第二ナット66との係合部分に使用されている。ここ
で、後部連結板44及び第一ナット46の係合部分と、
後部連結板64及び第二ナット66の係合部分とは等し
い構造のため、代表して後部連結板44及び第一ナット
46の係合部分の防振構造について説明する。
【0018】ここで、図1(A)は、後部連結板44と
第一ナット46との係合部分を示す背面図(B図のA-A
矢視図)、図1(B)は前記係合部分の側面図、図1
(C)は前記係合部分の正面図(B図のC-C矢視図)で
ある。また、図2は後部連結板44と第一ナット46と
の係合部分の分解斜視図である。後部連結板44には、
第一ナット46の真上の位置に貫通孔44kが形成され
ており、その貫通孔44kの内周面に略筒状の第一防振
ゴム51が嵌合されている。なお、図2では、図面を分
かり易くするため、貫通孔44kと第一防振ゴム51と
を分けて表示している。
【0019】第一防振ゴム51は、筒部本体51mと、
その筒部本体51mの両端に形成されたフランジ部51
fとから構成されており、筒部本体51mが貫通孔44
kの内周面を覆った状態で両フランジ部51fが後部連
結板44を上下から挟むようになっている。これによっ
て、第一防振ゴム51は貫通孔44kに嵌合された状態
に保持される。ここで、第一防振ゴム51の筒部本体5
1mの厚み寸法は3mm以上に設定するのが防振上好まし
い。
【0020】第一防振ゴム51の筒部本体51mには筒
状のカラー52が嵌め込まれており、そのカラー52に
ボルト53が通される。ボルト53は、第一ナット46
の外面上部に形成されたねじ孔46nに螺合されること
により、その第一ナット46と後部連結板44とを係合
一体化する。
【0021】上記構成により、第一ナット46が第一台
形ねじ軸42と共に回転しようとしても、ボルト53及
び貫通孔44k等の働きで第一ナット46の回り止めが
図られる。即ち、後部連結板44及び左右のミドルレー
ル33等が本発明の座席本体Sと第一ナット46とを連
結する連結部材に相当する。また、後部連結板44の貫
通孔44k及びボルト53等が本発明の回り止め手段に
相当し、第一防振ゴム51が本発明の弾性体に相当す
る。
【0022】第一ナット46の後端部には、その後端面
46fの周縁に一定高さの側壁46kが形成されてお
り、その側壁46kと後端面46fとによって凹部Hh
が形成されている。そして、その凹部Hhに厚板状の第
二防振ゴム55が嵌め込まれている。
【0023】第二防振ゴム55は、凹部Hhの平面形状
とほぼ等しい平面形状を有しており、その中央部分には
第一台形ねじ軸42が通される貫通孔55hが形成され
ている。また、第二防振ゴム55の厚み寸法は、側壁4
6kの高さ寸法よりも所定寸法だけ大きな値に設定され
ている。このため、第二防振ゴム55は第一ナット46
の凹部Hhに嵌め込まれた状態で、その凹部Hhから所
定寸法だけ後方に突出するようになる。なお、側壁46
kの高さ寸法を約2mm、第二防振ゴム55の厚み寸法を
約3.5mm以上に設定するのが防振上好ましい。
【0024】後部連結板44の下面には、第一ナット4
6の第二防振ゴム55の後面55fと当接する位置に第
一ナット46からの座席本体S上昇方向への駆動力を軸
方向で受ける受け部材44uが固定されている。受け部
材44uは、第一台形ねじ軸42を跨ぐように略逆
「U」字形に成形されている。ここで、図4に示すよう
に、昇降スライド機構30は前側が低くなるように傾斜
しているため、受け部材44uは左右のミドルレール3
3、後部連結板44等に加わる重力の働きで常に第一ナ
ット46の第二防振ゴム55に当接している。
【0025】例えば、第一ナット46が第一台形ねじ軸
42の回転により前方に移動すると、仮に回り止め手段
のボルト53が存在しなくても、左右のミドルレール3
3、後部連結板44等は重力の働きで第一ナット46と
共に前進し、受け部材44uは第一ナット46の第二防
振ゴム55に当接した状態に保持される。このため、第
一ナット46の前進時に、回り止め手段のボルト53及
び第一防振ゴム51等に無理な力が加わらない。
【0026】また、第一ナット46が第一台形ねじ軸4
2の回転により後方に移動すると、第一ナット46が第
二防振ゴム55を介して受け部材44uを後方に押圧す
る。これによって、左右のミドルレール33、後部連結
板44等は重力に抗して後進する。ここで、第二防振ゴ
ム55は側壁46kにより周囲から支えられているた
め、後部連結板44の受け部材44uを押圧するときに
変形しても、第一ナット46の半径方向に位置ずれし難
くなる。即ち、受け部材44uが本発明の受け部に相当
し、第二防振ゴム55が本発明の弾性体に相当する。
【0027】このように、本実施形態に係る車両用シー
ト装置1によると、回り止め手段のボルト53と後部連
結板44間に第一防振ゴム51を介在させるとともに、
受け部材44uと第一ナット46間に第二防振ゴム55
を介在させる構成である。このため、スティックスリッ
プの発生により第一台形ねじ軸42及び第一ナット46
が振動してもその振動が第一防振ゴム51及び第二防振
ゴム55で遮断され、後部連結板44、左右のミドルレ
ール33及び座席本体S等に伝わり難くなる。このた
め、昇降スライド機構30による座席本体Sの昇降動作
中における座席本体Sの振動を防止することができる。
【0028】図7は、昇降スライド機構30による座席
本体Sの昇降動作中における座席本体Sの振動を測定し
たグラフであり、縦軸に振動レベル、横軸に分析周波数
を表している。図7において、グラフIは、図8に示す
従来の構造で第一ナット46と後部連結板44とを係合
させたときの座席本体Sの振動を表している。グラフII
は、本実施形態に係る構造、即ち、第一ナット46と後
部連結板44とを第一防振ゴム51及び第二防振ゴム5
5を介して係合させたときの座席本体Sの振動を表して
いる。図7で明らかなように、第一ナット46と後部連
結板44との間に第一防振ゴム51及び第二防振ゴム5
5を介在させることにより、約20dB程度振動が低減され
る。
【0029】なお、本実施形態では、後部連結板44と
第一ナット46との係合部分、及び後部連結板64と第
二ナット66との係合部分に防振構造を使用する例を示
したが、例えば、第二台形ねじ軸62と第二ナット66
として公知のボールねじを使用すれば、そのナットと後
部連結板64との係合部分を防振構造にしなくても良
い。その理由は、ボールねじの場合、摩擦係数が非常に
小さいため、スティックスリップがほとんど発生しない
ためである。
【0030】また、本実施形態では、昇降スライド機構
30に防振構造を使用する例を示したが、前後スライド
機構20において、ボールねじの代わりに、例えば、台
形ねじ軸とナットを使用した場合には、前後スライド機
構20に本発明の防振構造を適用可能である。また、本
実施形態では、第一ナット46の後端部に形成された凹
部Hhに厚板状の第二防振ゴム55を嵌合させる例を示
したが、ゴムの代わりに弾性を有する樹脂ブロックを嵌
合させても良い。
【0031】
【発明の効果】本発明によると、座席本体にねじ軸及び
ナットの振動が直接伝わることがないため、座席本体の
昇降動作中における振動を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る車両用シート装置の
防振構造を表す背面図(A図(B図のA-A矢視図))、
側面図(B図)及び正面図(C図(B図のC-C矢視
図))である。
【図2】車両用シート装置の防振構造を示す分解斜視図
である。
【図3】車両用シート装置の使用状況を示す斜視図(A
図)及び車両用シート装置の背面図(B図)である。
【図4】車両用シート装置の背面図(昇降動作中)であ
る。
【図5】車両用シート装置の昇降スライド機構の平面図
である。
【図6】図5のVIA- VIA矢視断面図(A図)及び図5の
VIB- VIB矢視断面図(B図)である。
【図7】昇降スライド機構による座席本体の昇降動作中
における座席本体の振動レベルを測定したグラフであ
る。
【図8】従来の車両用シート装置の駆動機構を示す背面
図(A図(B図のA矢視図))、側面図(B図)及び正
面図(C図(B図のC矢視図))である。
【符号の説明】
S 座席本体 Hh 凹部 33 ミドルレール 34 インナレール 42 第一台形ねじ軸 44 後部連結板 44k 貫通孔 44u 受け部材 46 第一ナット 51 第一防振ゴム 53 ボルト 55 第二防振ゴム 62 第二台形ねじ軸 66 第二ナット
フロントページの続き (72)発明者 横田 雄士 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内 Fターム(参考) 3B087 AA02 BA01 BA06 CE10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ軸と、該ねじ軸に回り止めされた状
    態で螺合するナットとからなるねじ駆動装置により、ナ
    ットに連結された座席本体を昇降動作させる車両用シー
    ト装置において、 前記ナットと座席本体を連結する連結部材を設け、該連
    結部材とナット間に弾性体を介在させたことを特徴とす
    る車両用シート装置の防振構造。
  2. 【請求項2】 前記連結部材が、前記ナットからの座席
    本体上昇方向への駆動力を軸方向で受ける受け部と、ナ
    ットと連結部材を係合一体化するとともにナットを回り
    止めする回り止め手段とを有し、これら受け部とナット
    間、及び回り止め手段と連結部材間に弾性体が介在され
    ていることを特徴とする請求項1記載の車両用シート装
    置の防振構造。
  3. 【請求項3】 前記回り止め手段が、前記連結部材に設
    けられた貫通孔と、該貫通孔を貫通して前記ナットの外
    面に止着されたボルトとからなり、これらボルトと貫通
    孔間に筒状弾性体が介在されていることを特徴とする請
    求項2記載の車両用シート装置の防振構造。
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