JP2003326997A - 前後輪駆動車用の駆動装置 - Google Patents

前後輪駆動車用の駆動装置

Info

Publication number
JP2003326997A
JP2003326997A JP2002141467A JP2002141467A JP2003326997A JP 2003326997 A JP2003326997 A JP 2003326997A JP 2002141467 A JP2002141467 A JP 2002141467A JP 2002141467 A JP2002141467 A JP 2002141467A JP 2003326997 A JP2003326997 A JP 2003326997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive
electric motor
vehicle
rear wheel
clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002141467A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kodama
明 児玉
Akihiro Ono
明浩 大野
Naoyuki Sakai
直行 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP2002141467A priority Critical patent/JP2003326997A/ja
Publication of JP2003326997A publication Critical patent/JP2003326997A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02T10/6265

Landscapes

  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】前輪の駆動手段であるエンジンとは独立した電
動モータで後輪側を駆動する駆動装置において、モータ
駆動しないときは、電動モータと後輪側を非連結状態に
して、走行中に生じるブレーキ感を解消する。 【解決手段】車両の四輪駆動走行中に車速が所定値に達
した場合に、電動モータと後輪側との電磁クラッチによ
る連結を遮断するものであって、電動モータがモータ駆
動状態から発電動作側に変更される際に、電磁クラッチ
の結合を遮断し、電動モータと後輪側との連結を遮断し
てブレーキ感の発生を防止する。また、電磁クラッチの
入り切りする設定車速にヒステリシスを持たせること
で、ON−OFF制御時のハンチングを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後輪駆動車用の
駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用の駆動装置の一形式として、前
後輪の一方の車輪である主駆動輪を主駆動手段で駆動
し、かつ、前後輪の他方の車輪である補助駆動輪を補助
駆動手段で駆動する形式の前後輪駆動車用の駆動装置が
ある。当該形式の駆動装置は、通常走行時には、主駆動
手段にて主駆動輪を駆動して二輪駆動走行状態を形成
し、かつ、車両の発進時や低速走行時には、主駆動手段
および補助駆動手段を駆動することにより、自動車の前
後輪の主駆動輪および補助駆動輪の両輪を共に駆動して
四輪駆動走行状態を形成するものであり、その一例が、
特開2001−253256号公報に「車両駆動装置」
の名称で提案されている。
【0003】当該車両駆動装置は具体的には、主駆動輪
である前輪側を主駆動手段であるエンジンで駆動し、か
つ、補助駆動輪である後輪側を補助駆動手段である電動
モータで駆動するもので、エンジンで駆動される第1の
発電機、第1の発電機で発生する電力を蓄電する低電圧
バッテリー、エンジンで駆動される第2の発電機を備
え、第2の発電機で発生する電力を電動モータに供給し
て後輪側を駆動するように構成されている。
【0004】また、当該車両駆動装置においては、電動
モータにて駆動される補助駆動輪である後輪側と同電動
モータ側間にクラッチが介在されていて、後輪側が非駆
動の状態にある場合には、同クラッチを遮断することに
よって、後輪側と電動モータとの駆動力伝達可能な連結
状態を遮断し、後輪側を駆動状態にする場合には、同ク
ラッチを結合することによって、後輪側と電動モータ側
とを駆動力伝達可能に連結するように構成されている。
【0005】当該車両駆動装置によれば、通常の四輪駆
動車では必須不可欠としている、エンジンの駆動力を後
輪側へ伝達するための長尺のドライブシャフト等、長尺
の駆動力伝達機構が不要となり、車両の重量の低減と、
大幅な省エネルギー化とを図ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、当該形式
の駆動装置においては、当該車両駆動装置に認められる
ように、補助駆動輪の駆動時には、補助駆動輪側と補助
駆動手段である電動モータとがクラッチで駆動力伝達可
能に連結されている。このため、当該連結構造では、電
動モータのモータ特性に起因して下記のごとき問題が発
生する。
【0007】すなわち、電動モータは、図8に示すモー
タ特性から、被駆動側へ出力する伝達トルクが零になる
最大の回転数が決まっており、これに起因して、被駆動
側である補助駆動輪を駆動できる最大の回転速度(アシ
スト上限車速)が決まる。このため、電動モータと補助
駆動輪側が駆動力伝達可能に連結している場合に、補助
駆動輪が電動モータの上記した最大回転数以上の回転速
度(車速)になると、電動モータが駆動動作側から発電
動作側へ変更されて電動モータに逆方向のトルクがかか
り、補助駆動輪側にブレーキ作用が付与される。この結
果、乗員にはブレーキ感を与え、乗員の乗り心地を損な
うことになる。
【0008】従って、当該形式の駆動装置においては、
上記したブレーキ感を解消するためには、補助駆動輪の
駆動時に補助駆動輪側と補助駆動手段である電動モータ
とを駆動力伝達可能に連結しているクラッチの断続動作
を的確に制御することが必要である。
【0009】クラッチの断続制御においては、図9
(a)に示すように、クラッチの断続動作を制御する際
に、クラッチをつなぐ車速を、前記補助駆動輪を駆動で
きる最大回転速度(アシスト上限速度)にしておくと、
クラッチをつないだ後に電動モータにより補助駆動輪が
駆動されて車速が上り、前記アシスト上限車速を越えて
クラッチを切ることになる。クラッチが切れると、補助
駆動輪が駆動されず車速が下がり、前記アシスト上限車
速以下で再びクラッチがつながることになる。この状態
が繰り返されると、制御のハンチングが発生する。
【0010】本発明の目的は、当該制御のハンチングを
解消することにあり、クラッチを切る車速とクラッチを
つなぐ車速にヒステリシスを持たすことにより、制御の
ハンチングを解消するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前後輪駆動車
用の駆動装置に関するものである。本発明に係る駆動装
置は、前後輪の一方の車輪である主駆動輪側を駆動する
主駆動手段と、前後輪の他方の車輪である補助駆動輪側
を駆動する補助駆動手段である電動モータと、同電動モ
ータと前記補助駆動輪側との駆動力伝達可能な連結を断
続するクラッチを備え、同クラッチを結合して前記電動
モータと前記補助駆動輪側とを駆動力伝達可能に連結し
た状態で、前記電動モータにより前記補助駆動輪側を駆
動する形式の前後輪駆動車用の駆動装置である。
【0012】しかして、本発明に係る前後輪駆動車用の
駆動装置は、前記補助駆動輪の駆動中に車速が所定値に
達した場合に前記電動モータと前記補助駆動輪側との前
記クラッチによる連結を遮断する制御手段を備え、車速
が前記電動モータの出力トルクの出力トルクに起因する
補助駆動輪を駆動できる最大回転速度Sに上昇したとき
前記クラッチを遮断し、かつ、車速が前記電動モータの
駆動に起因する補助駆動輪を駆動できる最大回転速度S
より所定値s小さい速度(S−s)に低下したとき前記
クラッチを結合することを特徴とするものである。
【0013】本発明に係る前後輪駆動車用の駆動装置に
おいては、前記電動モータの出力トルクに起因する前記
補助駆動輪を駆動できる最大回転速度Sは、前記電動モ
ータに供給される電力の電源電圧から求めた同電動モー
タの出力トルクが零となる最大の回転数から算出するよ
うにする。
【0014】また、本発明に係る前後輪駆動車用の駆動
装置においては、前記主駆動手段として内燃機関である
エンジンを採用するとともに、前記電動モータに対する
電力の供給源として前記エンジンで駆動する発電機を採
用する構成とすることができる。
【0015】この場合、前記発電機で発生する電力を、
低電圧バッテリーに蓄電し、同低電圧バッテリーからD
C−DCコンバータを経て高電圧バッテリーに蓄電し
て、同高電圧バッテリーから前記電動モータに供給する
構成とすることができる。また、前記発電機で発生する
電力を、同発電機を低電圧バッテリーと前記電動モータ
とに選択的に電気的接続が可能な切替スイッチを介して
前記電動モータに供給する構成とすることができる。
【0016】
【発明の作用・効果】このように、本発明に係る前後輪
駆動車用の駆動装置は、補助駆動輪の駆動中に車速が所
定値に達した場合に電動モータと補助駆動輪側とのクラ
ッチによる連結を遮断する制御手段を備えている。この
ため、補助駆動輪の駆動中に電動モータが発電動作側に
変更された場合には、クラッチの結合を遮断して、電動
モータと補助駆動輪側との連結を遮断することができ、
これにより、車両が前後両輪の走行状態にある場合に生
じるブレーキ感を解消することができる。
【0017】しかして、本発明に係る前後輪駆動車用の
駆動装置においては、クラッチを断続する制御手段は、
車速が電動モータの出力トルクに起因する補助駆動輪を
駆動できる最大回転速度Sに上昇したときクラッチを遮
断し、かつ、車速が電動モータの出力トルクに起因する
補助駆動輪を駆動できる最大回転速度Sより所定値s小
さい速度(S−s)に低下したときクラッチを結合する
制御機能を備えている。このため、クラッチの断続制御
に、図9(b)に示すように、ヒステリシスを持たせる
ことができて、クラッチの断続が継続してなされる現象
を防止することができて、クラッチの断続制御でのハン
チングを防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は、前後輪駆動車用の駆動
装置に関するものであり、前後輪の一方の車輪である主
駆動輪側を駆動する主駆動手段と、前後輪の他方の車輪
である補助駆動輪側を駆動する補助駆動手段と、同補助
駆動手段と前記補助駆動車輪側との駆動力伝達可能な連
結を断続するクラッチを備え、前記補助駆動輪側を駆動
する際には、前記クラッチにより前記補助駆動手段と前
記補助駆動輪側とを駆動力伝達可能に連結して、前記補
助駆動手段にて、前記補助駆動輪側を駆動する形式の前
後輪駆動車用の駆動装置を適用対象とするものである。
【0019】当該形式の前後輪駆動車用の駆動装置に
は、幾多のタイプの駆動装置があり、本実施形態では、
本発明者等が開発した2つのタイプの駆動装置を図1お
よび図4に例示する。これらの駆動装置は、いずれも、
主駆動輪を前輪として内燃機関であるエンジンで駆動
し、補助駆動輪を後輪として電動モータで駆動するもの
である。
【0020】図1には、本発明に係る第1駆動装置を搭
載して構成した第1の四輪駆動車10を概略的に示して
いる。第1駆動装置は、前輪側を駆動する第1駆動機構
10aと、後輪側を駆動する第2駆動機構10bと、第
2駆動機構10bを制御する制御装置10cを備えてい
る。
【0021】第1駆動機構10aは、内燃機関であるエ
ンジン11および発電機であるジェネレータ12を備え
ている。第1駆動機構10aにおいて、エンジン11の
駆動力は、トランスミッション13a、減速ギヤ列13
b、フロントディファレンシャル13cを経て各ドライ
ブシャフト13dに伝達され、各ドライブシャフト13
dによって前輪13eが駆動される。この間、エンジン
11は、ジェネレータ12を駆動して電力を発生させ
る。発生した電力は、低電圧バッテリー14に蓄電され
る。低電圧バッテリー14は、補機駆動用のバッテリー
であって、例えば12Vバッテリーである。
【0022】第2駆動機構10bは、電動モータ15、
DC−DCコンバータ16、高電圧バッテリー17、お
よび電磁クラッチ18を備えている。高電圧バッテリー
17は、電動モータ15を駆動する専用のバッテリーで
あって、例えば36Vバッテリーである。第2駆動機構
10bにおいては、電動モータ15は電力の供給を受け
て駆動し、電動モータ15の駆動力は減速ギヤ列19
a、電磁クラッチ18、およびリヤディファレンシャル
19bを経て各ドライブシャフト19cに伝達され、各
ドライブシャフト19cによって後輪19dが駆動され
る。
【0023】制御装置10cは、図2に示すように、ア
クセル開度センサS1、車輪速センサS2、ブレーキセン
サS3、高電圧バッテリーの電圧センサS4、4WDスイ
ッチの状態を検出するスイッチセンサS5、電磁クラッ
チ18の状態を検出する電磁クラッチセンサS6に接続
されているもので、MPU(マイクロプロッセサ)10
c1および駆動回路10c2を備えている。
【0024】MPU10c1は、CPUと、電動モータ
15およびクラッチ18を制御する制御用プログラムや
データを保持するメモリを有するもので、各センサS1
〜S6から出力される検出信号を、インタフェースを介
して取り込んで、電動モータ15や電磁クラッチ18等
の動作すべき状態を判定し、電動モータ15や電磁クラ
ッチ18等の動作すべき状態を指令信号として、インタ
フェースを介して駆動回路10c2に出力する。駆動回
路10c2は、MPU10c1からの指令信号に基づい
て、電動モータ15の駆動を制御し、かつ、電磁クラッ
チ18の断続(ON−OFF)制御を行う。
【0025】MPU10c1が有する制御用プログラム
には、車速が電動モータ15の出力トルクに起因する後
輪19dの回転速度(車速)が所定の値に達した場合に
クラッチ18の断続(ON−OFF)を制御する制御プ
ログラムが包含されている。当該制御プログラムは、車
速が電動モータ15の出力トルクに起因する後輪19d
側を駆動できるの最大回転速度Sに上昇したとき電磁ク
ラッチ18の結合状態を遮断し、かつ、車速が電動モー
タ15の出力トルクに起因する後輪19d側を駆動でき
る最大回転速度Sより所定値s小さい速度(S−s)に
低下したとき電磁クラッチ18を結合する制御機能を有
するものである。
【0026】上記した最大回転速度Sは、電動モータ1
5に付与される電力の電源電圧と、電動モータ15の出
力トルクが零となる電動モータ15の最大回転数から決
定されるもので、以下の式に基づいて算出される。すな
わち、電動モータ15の出力トルク=トルク定数×モー
タ電流,電動モータ15の出力トルクが零となる最大回
転数=(電源電圧−電機子抵抗×モータ電流)/逆起電
力定数に基づいて算出される。
【0027】但し、電動モータ15には摩擦トルクがあ
り、これに打ち勝つトルクが零になるモータ出力トルク
が必要となり、このときモータ出力トルク分のモータ電
流が流れる。このときの電動モータ15の回転数が、電
動モータ15の出力トルクが零になる最大回転数であ
り、当該最大回転数にて駆動する後輪19d側の回転速
度が最大回転速度S(アシスト上限速度)となる。当該
最大回転速度Sを演算するプログラムは、制御装置10
cのMPU10c1に保存されている。
【0028】制御装置10cは、4WDスイッチがON
している場合に、電動モータ15よび電磁クラッチ18
の作動状態を選択する制御を行う。制御装置10cは、
アクセル開度センサS1、車輪速センサS2、ブレーキセ
ンサS3、高電圧バッテリーの電圧センサS4、4WDス
イッチの状態を検出するスイッチセンサS5、電磁クラ
ッチ18の状態を検出するクラッチセンサS6からの信
号に基づいて、電動モータ15が作動すべき状態、電磁
クラッチ18の作動すべき状態を判定する。判定結果
は、指令信号として駆動回路10c2に出力され、駆動
回路10c2は、当該指令信号に基づいて電動モータ1
5および電磁クラッチ18の作動を制御する。
【0029】図3は、制御装置10cによる電動モータ
15および電磁クラッチ18の作動を制御する制御プロ
グラムを実行するフローチャートである。制御装置10
cを構成するマイクロコンピュータは、ステップ21に
て、4WDスイッチがON状態であると判定した場合に
は、ステップ22にて、電動モータ15の作動状態を選
択すべき判定を行う。また、マイクロコンピュータは、
ステップ21にて、4WDスイッチがOFF状態である
と判定した場合には、ステップ23にて電磁クラッチ1
8をOFF(遮断)にして、制御プログラムの実行を終
了する。
【0030】マイクロコンピュータは、ステップ22に
て、電動モータ15が駆動作動を選択すべき否かの駆動
制御の判定を行う。駆動制御の判定は、アクセル開度セ
ンサや車輪速センサ等の信号に基づいて行い、車両は低
速状態でアクセル開度が一定以上である場合には駆動制
御と判定して、プログラムをステップ24に進め、ステ
ップ24にて電磁クラッチ18をON(結合)にし、ス
テップ25にて電動モータ15を駆動可能状態に制御す
るとともに、高電圧バッテリー17から制御装置10c
の駆動回路10c2を介して電動モータ15へ電力を供
給する。これにより、後輪19dは、電動モータ15の
出力トルクによって駆動し、車両を四輪駆動走行状態と
する。マイクロコンピュータは、この間、電磁クラッチ
18のON−OFF(断続)制御を行う。
【0031】また、マイクロコンピュータは、ステップ
22にて、駆動制御ではないと判定した場合には、プロ
グラムをステップ26に進めて電磁クラッチ18をOF
Fにするとともに、ステップ27にて、高電圧バッテリ
ー17から電動モータ15へ電力を供給することなく電
動モータ15を非駆動状態に維持する。
【0032】マイクロコンピュータは、以上の制御プロ
グラムを当該フローチャートに基づいて循環して実行す
るとともに、車両が四輪駆動走行中には、後述する電磁
クラッチのON−OFF制御を行う。
【0033】このように、当該駆動装置を搭載した前後
輪駆動車10においては、制御装置10cの作動によ
り、必要時、車両を四輪駆動状態に円滑に変更すること
ができるものであるが、後輪19dの駆動手段である電
動モータ15を駆動する駆動源として高電圧バッテリー
17の蓄電電力を採用して、電動モータ15を駆動する
専用の発電機の使用を廃止している。高電圧バッテリー
17は、車両の狭いスペースのどこにでも搭載可能であ
り、従って、当該駆動装置の車両への搭載性は極めて良
好である。
【0034】また、電動モータ15の駆動源として、電
動モータ15を駆動させる専用の発電機に替えて高電圧
バッテリー17の蓄電電力を採用することにより、四輪
駆動車の構成には、二輪駆動車の設計を大幅に変更する
必要がなくて、四輪駆動車を構成する場合に四輪駆動車
の専用設計が不要となる。このため、四輪駆動車を構成
するためのコストの増大を大幅に軽減することができ
る。
【0035】また、当該駆動装置においては、高電圧バ
ッテリー17の蓄電用電源として、主駆動手段であるエ
ンジン11にて駆動するジェネレータ12で発生する電
力を蓄電する低電圧バッテリー14を選定して、低電圧
バッテリー14の蓄電電力を高電圧に変換して高電圧バ
ッテリー17に蓄電させるDC−DCコンバータ16を
備える構成としている。DC−DCコンバータ16は、
高電圧バッテリー17と同様に、車両の狭いスペースの
どこにでも搭載可能であり、従って、当該駆動装置の車
両への良好な搭載性は十分に確保される。
【0036】また、当該駆動装置においては、電動モー
タ15の駆動力の後輪19d側への伝達を断続する電磁
クラッチ18、および、駆動装置の各構成部品を車両の
状態に応じて制御する制御装置10cを備える構成とし
ている。これにより、当該駆動装置を、意図する車両状
態を的確に形成すべく作動させて、総合的に、エネルギ
ーの利用効率を一層高めることができる。
【0037】当該駆動装置は、このように、当該形式の
四輪駆動車を構成するために極めて有用な駆動装置であ
るが、当該駆動装置を構成する制御装置10cは、車両
の四輪駆動走行中に電磁クラッチ18をON−OFF制
御する制御機能を備えていて、電動モータ15の発電動
作側への移行を防止してブレーキ感の発生を防止し、か
つ、電磁クラッチ18のON−OFF制御に起因するハ
ンチングの発生を防止している。制御装置10cは、電
磁クラッチ18のON−OFF制御の制御プログラム
を、図7に示すフローチャートに基づいて実行する。
【0038】図4は、本発明に係る第2駆動装置を搭載
して形成した第2の四輪駆動車30を概略的に示してい
る。当該駆動装置は、前輪側を駆動する第1駆動機構3
0aと、後輪側を駆動する第2駆動機構30bと、第2
駆動機構30bを制御する制御装置30cを備えてい
る。
【0039】第1駆動機構30aは、内燃機関であるエ
ンジン31および発電機であるジェネレータ32を備え
ている。第1駆動機構30aにおいて、エンジン31の
駆動力は、トランスミッション33a、減速ギヤ列33
b、フロントディファレンシャル33cを経て各ドライ
ブシャフト33dに伝達され、各ドライブシャフト33
dによって前輪33eが駆動される。この間、エンジン
31は、ジェネレータ32を駆動して電力を発生させ
る。
【0040】第2駆動機構30bは、電動モータ34お
よび電磁クラッチ35を備えている。電動モータ34
は、高電圧の電力の供給を受けて駆動する。電磁クラッ
チ35がONして結合している場合に電動モータ34が
駆動すると、電動モータ34の出力トルクは、減速ギヤ
列36a、電磁クラッチ35、およびリヤディファレン
シャル36bを経て各ドライブシャフト36cに伝達さ
れ、各ドライブシャフト36cによって後輪36dが駆
動される。
【0041】第1駆動機構30aを構成するジェネレー
タ32は発電電圧可変の発電機であって、切替スイッチ
37を介して、低電圧バッテリー38と電動モータ34
とに選択的に接続される構成となっている。低電圧バッ
テリー38は、車両に搭載されている各種の補機部品3
9を駆動すべく機能する。切替スイッチ37の切替操動
作は、制御装置30cの駆動回路30c2を介し行われ
る。
【0042】制御装置30cは、図5に示すように、ア
クセル開度センサS1、車輪速センサS2、ブレーキセン
サS3、低電圧バッテリーの電圧センサS4、4WDスイ
ッチの状態を検出するスイッチセンサS5、電磁クラッ
チ35の状態を検出するクラッチセンサS6に接続され
ているもので、MPU(マイクロプロッセサ)30c1
および駆動回路30c2を備えている。
【0043】MPU30c1は、CPUと、電動モータ
34、クラッチ35および切替スイッチ37を制御する
制御プログラムやデータを保持するメモリを有するもの
で、各センサS1〜S6にて出力される検出信号を、イン
タフェースを介して取り込んで、電動モータ34、電磁
クラッチ35および切替スイッチ37の動作すべき状態
を判定し、電動モータ34,電磁クラッチ35および切
替スイッチ37の動作すべき状態を指令信号として、イ
ンタフェースを介して駆動回路30c2に出力する。駆
動回路30c2は、MPU30c1からの指令信号に基づ
いて、切替スイッチ37の切替動作を制御し、電動モー
タ34の駆動を制御し、かつ、電磁クラッチ35のON
−OFF制御を行う。MPU30c1が有する制御プロ
グラムには、MPU10c1と同様に、車両が四輪駆動
走行中に電磁クラッチ35をON−OFF(断続)制御
する制御プログラムを包含している。
【0044】制御装置30cを構成するマイクロコンピ
ュータは、4WDスイッチがONしている場合に、四輪
駆動状態を選択すべきか否かを判定し、四輪駆動状態を
選択すべき判定をした場合には、電磁クラッチ35をO
Nして結合し、次いで、切替スイッチ37の切替状態を
選択し得る状態にあるか否かを判定し、切替スイッチ3
7が切替状態を選択し得る状態にあると判定した場合に
は、切替スイッチ37を切替え、かつ、ジェネレータ3
2の発電状態を低電圧側から高電圧側に切替えて、ジェ
ネレータ32を電動モータ34に接続する。
【0045】これにより、ジェネレータ32は、高電圧
の電力を電動モータ34に供給して、電動モータ34を
駆動して車両を四輪駆動状態に形成する。なお、マイク
ロコンピュータによる四輪駆動状態を選択すべきか否か
の判定は、アクセル開度センサS1、車輪速センサS2、
ブレーキセンサS3、低電圧バッテリーの電圧センサS
4、4WDスイッチの状態を検出するスイッチセンサS
5、電磁クラッチ35の状態を検出するクラッチセンサ
S6からの検出信号に基づいて行い、車両の発進時、加
速時、低速走行時等で、低電圧バッテリー38に十分な
蓄電量が残存している場合に、四輪駆動状態を形成す
る。
【0046】制御装置30cを構成するマイクロコンピ
ュータは、以上の制御プログラムを、図6に示すフロー
チャートに基づいて実行する。マイクロコンピュータ
は、ステップ41にて低電圧バッテリー38の蓄電電力
の残量をモニタし、蓄電電力の残量が所定値A未満であ
ると判定した場合にはプログラムをステップ42に進
め、また、蓄電電力の残量が所定値A以上であると判定
した場合にはプログラムをステップ43に進める。
【0047】マイクロコンピュータは、ステップ42に
て、低電圧側における電力の現在の消費量をモニタし、
消費量が所定値B未満である場合にはプログラムをステ
ップ43に進め、また、消費量が所定値B以上である場
合にはプログラムをステップ44に進める。これによ
り、ジェネレータ32と低電圧バッテリー38および補
機部品39との接続関係が保持され、ジェネレータ32
は、低電圧バッテリー38および補機部品39への低電
圧の電力の供給を継続する。
【0048】マイクロコンピュータは、ステップ43で
は、車両が四輪駆動すべき状態か否かを判定し、車両が
四輪駆動すべき状態ではないと判定した場合には、プロ
グラムをステップ44に進める。これにより、ジェネレ
ータ32と低電圧バッテリー38および補機部品39と
の接続関係が保持され、ジェネレータ32は、低電圧バ
ッテリー38および補機部品39への低電圧の電力の供
給を継続する。
【0049】マイクロコンピュータは、ステップ43に
て、車両が四輪駆動すべき状態にあると判定した場合に
はプログラムをステップ45に進める。ステップ45で
は、電磁クラッチ35をONし、切替スイッチ37を電
動モータ34側へ切替え、かつ、ジェネレータ32を高
電圧発電側に切替える。これにより、電動モータ34は
ジェネレータ32から高電圧の電力の供給を受けて駆動
し、車両を四輪駆動状態に形成する。
【0050】マイクロコンピュータは、以上の制御プロ
グラムを当該フローチャートに基づいて循環して実行す
るとともに、車両が四輪駆動走行中には、ステップ45
にて、後述するクラッチのON−OFF制御を行う。
【0051】このように、当該駆動装置においては、制
御装置30cの作動により、必要時、車両を四輪駆動状
態に円滑に形成することができるが、当該駆動装置で
は、主駆動手段であるエンジン31にて駆動して電力を
発生する発電機として、従来の発電機に替えて、発電電
圧可変のジェネレータ32を採用し、ジェネレータ32
を従来の低電圧系補機側である低電圧バッテリー38お
よび補機部品39と、高電圧系の電動モータ34とに選
択的に接続可能に構成している。これにより、当該駆動
装置においては、ジェネレータ32で電動モータ34を
駆動して後輪36d側を駆動させることができて、ジェ
ネレータ32の電力によって車両を四輪駆動状態に形成
することができる。
【0052】また、当該駆動装置においては、主駆動手
段であるエンジン31にて駆動して電力を発生する発電
機として、従来の発電機に替えて、発電電圧可変のジェ
ネレータ32を採用して、ジェネレータ32を電動モー
タ34の駆動源としていることから、電動モータ34を
駆動するための専用の発電機や、その他の電動機専用の
駆動手段は不要である。従って、当該駆動装置の車両へ
の搭載性は極めて良好である。
【0053】また、当該駆動装置においては、主駆動手
段であるエンジン31にて駆動して電力を発生する発電
機として発電電圧可変のジェネレータ32を採用して構
成されていることから、当該駆動装置を採用して四輪駆
動車を構成する場合、二輪駆動車の構成を大幅に変更す
る必要はなく、四輪駆動車を構成する場合の四輪駆動車
の専用設計を省略することができる。
【0054】このため、四輪駆動車を構成するためのコ
ストの増大を大幅に軽減することができる。また、当該
駆動装置は、それ自体、新たな高価な部品の追加が不要
であることから、四輪駆動車を構成するためのコストの
増大を一層大幅に軽減することができる。
【0055】当該駆動装置において、車両を四輪駆動状
態にすることが要求される場合、例えば、車両の発進時
や低速走行時等の短時間の間、ジェネレータ32から電
力を電動モータ34に供給することから、低電圧系の補
機部品39側への電力は、従来の低電圧バッテリー37
から供給することになり、この場合には、一時的に、低
電圧系の補機部品39側への要求電力が不足することが
あり得る。
【0056】当該駆動装置においては、この場合を想定
して、一時的に低電圧系の補機部品39側への要求電力
が不足する場合には、ジェネレータ32の高電圧系の電
動モータ34への接続を中止する制御機能を備える制御
装置30cを採用している。これにより、車両の四輪駆
動状態の形成を一旦中断して、低電圧系補機側への要求
電力の不足を補うことができる。
【0057】しかして、上記した各四輪駆動車10,3
0を構成している各駆動装置においては、車両の四輪駆
動走行中、制御装置は、電磁クラッチのON−OFF制
御の制御プログラムを図7に示すフローチャートに基づ
いて実行する。
【0058】制御装置を構成するマイクロコンピュータ
は、制御プログラムをスタートして、ステップ51に
て、電動モータの出力トルクが零となる最大回転数を電
源電圧に基づいて算出するとともに、算出した最大回転
数に起因する後輪を駆動できる最大回転速度(アシスト
上限車速S)を算出し、ステップ52にて、車速とアシ
スト上限車速Sを比較してその大小を判定する。
【0059】マイクロコンピュータは、ステップ52に
て、車速がアシスト上限車速S以上であると判定した場
合には、ステップ53にて電磁クラッチの結合を遮断
(OFF)して、電動モータと後輪側との駆動力伝達可
能な連結状態を遮断し、プログラムをステップ54に進
める。また、マイクロコンピュータは、ステップ52に
て、車速がアシスト上限車速S未満であると判定した場
合には、電磁クラッチの結合を遮断することなく、プロ
グラムの実行を終了する。
【0060】マイクロコンピュータは、ステップ54に
て、再度、車速とアシスト上限車速Sを比較してその大
小を判定する。マイクロコンピュータは、車速がアシス
ト上限車速Sより所定値s小さい値(S−s)未満であ
ると判定した場合には、ステップ55にて電磁クラッチ
をON(結合)し、電動モータと後輪側とを駆動力伝達
可能に連結してプログラムの実行を終了し、車速がアシ
スト上限車速Sより所定値s小さい値(S−s)以上で
あると判定した場合には、電磁クラッチをONすること
なくプログラムの実行を終了する。マイクロコンピュー
タは、以上の制御プログラムを当該フローチャートに基
づいて循環して実行する。
【0061】このように、当該電磁クラッチのON−O
FF制御においては、車両の四輪駆動走行中に車速が所
定値に達した場合に、電動モータと後輪側との電磁クラ
ッチによる連結を遮断するものであって、後輪の駆動
中、電動モータが発電動作側に変更される場合には、電
磁クラッチの結合を遮断して、電動モータと後輪側との
連結を遮断するものである。これにより、車両が四輪駆
動走行状態にある場合に生じるブレーキ感を解消するこ
とができる。
【0062】しかして、当該電磁クラッチのON−OF
F制御では、図9(b)に示すように、車速が電動モー
タによるアシスト上限車速Sに達したとき電磁クラッチ
の結合を遮断し、かつ、車速がアシスト上限車速Sより
所定値s小さい速度(S−s)に低下したとき電磁クラ
ッチを結合するものである。このため、電磁クラッチの
ON−OFF制御にヒステリシスを持たせることができ
て、電磁クラッチのON−OFFが継続してなされる現
象を防止して、電磁クラッチのON−OFF制御でのハ
ンチングを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1駆動装置を搭載して構成した
第1の四輪駆動車の概略的構成図である。
【図2】同駆動装置を構成する制御装置の概略構成図で
ある。
【図3】同制御装置が有する駆動制御プログラムを実行
するためのフローチャートである。
【図4】本発明に係る第2駆動装置を搭載して構成した
第2の四輪駆動車の概略的構成図である。
【図5】同駆動装置を構成する制御装置の概略構成図で
ある。
【図6】同制御装置が有する駆動制御プログラムを実行
するためのフローチャートである。
【図7】各駆動装置の制御装置が有するクラッチのON
−OFF制御プログラムを実行するためのフローチャー
トである。
【図8】電動モータのモータ特性を示すグラフである。
【図9】従来のクラッチ制御におけるクラッチのON−
OFFの推移を示す図(a)、および、本発明に係るク
ラッチ制御におけるクラッチのON−OFFの推移を示
す図(b)である。
【符号の説明】
10,30…四輪駆動車、10a,30a…第1駆動機
構、10b,30b…第2駆動機構、10c,30c…
制御装置、11,31…エンジン、12,32…ジェネ
レータ、13a,33a…トランスミッション、13
b,33b…減速ギヤ列、13c,33c…フロントデ
ィファレンシャル、13e,33e…前輪、14,38
…低電圧バッテリー、15,34…電動モータ、16…
DC−DCコンバータ、17…高電圧バッテリー、1
8,35…電磁クラッチ、19a,36a…減速ギヤ
列、19b,36b…リヤディファレンシャル、19
c,36c…ドライブシャフト、19d,36d…後
輪、37…切替スイッチ、39…補機部品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 直行 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 Fターム(参考) 3D039 AA03 AB01 AB27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後輪の一方の車輪である主駆動輪側を駆
    動する主駆動手段と、前後輪の他方の車輪である補助駆
    動輪側を駆動する補助駆動手段である電動モータと、同
    電動モータと前記補助駆動輪側との駆動力伝達可能な連
    結を断続するクラッチを備え、同クラッチを結合して前
    記電動モータと前記補助駆動輪側とを駆動力伝達可能に
    連結した状態で、前記電動モータにより前記補助駆動輪
    側を駆動する形式の前後輪駆動車用の駆動装置であり、
    当該駆動装置は、前記補助駆動輪の駆動中に車速が所定
    値に達した場合に前記電動モータと前記補助駆動輪側と
    の前記クラッチによる連結を遮断する制御手段を備え、
    車速が前記電動モータの出力トルクに起因する補助駆動
    輪を駆動できる最大回転速度Sに上昇したとき前記クラ
    ッチを遮断し、かつ、車速が前記電動モータの出力トル
    クに起因する補助駆動輪を駆動できる最大回転速度Sよ
    り所定値s小さい速度(S−s)に低下したとき前記ク
    ラッチを結合することを特徴とする前後輪駆動車用の駆
    動装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の前後輪駆動車用の駆動装
    置において、前記電動モータの出力トルクに起因する前
    記補助駆動輪を駆動できる最大回転速度Sは、前記電動
    モータに供給される電力の電源電圧から求めた同電動モ
    ータの出力トルクが零となる最大の回転数から算出する
    ものであることを特徴とする前後輪駆動車用の駆動装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の前後輪駆動車用の駆動装
    置において、前記主駆動手段として内燃機関であるエン
    ジンを採用するとともに、前記電動モータに対する電力
    の供給源として前記エンジンで駆動する発電機を採用す
    ることを特徴とする前後輪駆動車用の駆動装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の前後輪駆動車用の駆動装
    置において、前記発電機で発生する電力は低電圧バッテ
    リーに蓄電され、同低電圧バッテリーからDC−DCコ
    ンバータを経て高電圧バッテリーに蓄電され、同高電圧
    バッテリーから前記電動モータに供給されることを特徴
    とする前後輪駆動車用の駆動装置。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の前後輪駆動車用の駆動装
    置において、前記発電機で発生する電力は、同発電機を
    低電圧バッテリーと前記電動モータとに選択的に電気的
    接続が可能な切替スイッチを介して前記電動モータに供
    給されることを特徴とする前後輪駆動車用の駆動装置。
JP2002141467A 2002-05-16 2002-05-16 前後輪駆動車用の駆動装置 Pending JP2003326997A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002141467A JP2003326997A (ja) 2002-05-16 2002-05-16 前後輪駆動車用の駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002141467A JP2003326997A (ja) 2002-05-16 2002-05-16 前後輪駆動車用の駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003326997A true JP2003326997A (ja) 2003-11-19

Family

ID=29702043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002141467A Pending JP2003326997A (ja) 2002-05-16 2002-05-16 前後輪駆動車用の駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003326997A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1568533A1 (en) 2004-02-27 2005-08-31 Hitachi, Ltd. Vehicle drive device
KR100695854B1 (ko) 2003-10-29 2007-03-20 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 차량 구동력 제어 장치
CN111016880A (zh) * 2018-10-10 2020-04-17 马自达汽车株式会社 车辆驱动装置
CN111591292A (zh) * 2019-02-19 2020-08-28 昕芙旎雅有限公司 航空器地面支援车辆

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100695854B1 (ko) 2003-10-29 2007-03-20 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 차량 구동력 제어 장치
EP1568533A1 (en) 2004-02-27 2005-08-31 Hitachi, Ltd. Vehicle drive device
US7395888B2 (en) 2004-02-27 2008-07-08 Hitachi, Ltd. Vehicle drive device
CN111016880A (zh) * 2018-10-10 2020-04-17 马自达汽车株式会社 车辆驱动装置
CN111016880B (zh) * 2018-10-10 2023-09-05 马自达汽车株式会社 车辆驱动装置
CN111591292A (zh) * 2019-02-19 2020-08-28 昕芙旎雅有限公司 航空器地面支援车辆

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1393963B1 (en) Vehicle electric motor diagnosing apparatus
JP3613216B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
EP1127735B1 (en) Electric generating system for automobiles and its control method
JP2011508693A (ja) ハイブリッド駆動部を備えた車両のクリープモードの制御のための方法および装置
JP2011508695A (ja) ハイブリッド車両を運転するための方法と装置
JP3573146B2 (ja) 車両の駆動制御装置
JP2006327315A (ja) 車両の駆動制御装置
JP3683405B2 (ja) 車両の発進アシスト装置
JP2003326997A (ja) 前後輪駆動車用の駆動装置
JP3797284B2 (ja) 車両用ハイブリッドパワートレインの制御装置
JP3823066B2 (ja) 前後輪駆動車用の駆動装置
JP2005295617A (ja) ハイブリッド車両の発電制御装置
JP7024889B2 (ja) 車両の制御装置
JP4519428B2 (ja) 車両用電源システム
JP2003312279A (ja) 前後輪駆動車用の駆動装置
JP4324457B2 (ja) 車両用電源システム,車両の電源制御装置及び車両の電源制御方法
EP1359045A2 (en) Drive system for automotive vehicle of front-and-rear wheel drive type
JP2003326996A (ja) 前後輪駆動車用の駆動装置
JP2000168387A (ja) 電動駆動力アシスト車両
JP2006014386A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法
JP2003312283A (ja) 前後輪駆動車用の駆動装置
JP4935211B2 (ja) 車両の駆動装置
JP2003326995A (ja) 前後輪駆動車用の駆動装置
JP2008001185A (ja) 車両の駆動力制御装置
WO2020148974A1 (ja) 車両の制御装置