JP2003325875A - 遊技機、変動表示方法及びプログラム - Google Patents

遊技機、変動表示方法及びプログラム

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JP2003325875A
JP2003325875A JP2002141809A JP2002141809A JP2003325875A JP 2003325875 A JP2003325875 A JP 2003325875A JP 2002141809 A JP2002141809 A JP 2002141809A JP 2002141809 A JP2002141809 A JP 2002141809A JP 2003325875 A JP2003325875 A JP 2003325875A
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JP2002141809A
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English (en)
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Shoji Sato
昭治 佐藤
Tatsuya Tsuzuki
都築  達也
Satoshi Seya
聡 瀬谷
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TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
Original Assignee
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最終停止図柄に対応する変動表示パターンを
抽選するまでの過程が簡素な遊技機を提供する。 【解決手段】 S510において読み出した判定結果が
大当り判定(「1」)ではない場合は(S520:N
O)、S550に進み、外れ変動パターンを選択し、S
560にて外れ図柄を選択して所定のリーチ表示態様を
経た後に、図柄を停止表示させ確定させ、本処理を終了
する。従来は、停止させる識別情報を決定し、その決定
された識別情報に応じて変動パターンを決定していたた
め、決定され得る識別情報の配列数に応じて、変動パタ
ーンを決定する処理が複雑化していた。この点、本発明
の遊技機によると、変動パターンを先に選択するので、
変動パターンの選択過程を簡略にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、特
にいわゆるセブン機、羽根物、権利物又はアレンジボー
ル等の弾球遊技機や、スロットマシン等のコイン式遊技
機などの遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、弾球遊技機には、いわゆるフィー
バー機、権利物、あるいはアレンジ等と呼ばれる種々の
ゲーム内容のものが普及している。このうち、フィーバ
ー機は、可変表示装置の表示状態が特定のものとなった
場合、例えば、大当り時には、まずリーチ表示を行い、
そして3つの表示部に表示される図柄の組合わせが
「7,7,7」等の特定のゾロ目の組合わせになった場
合に、特定入賞口の大入賞口が開放されるように構成さ
れている。大入賞口は、所定個数の遊技球が入賞するか
所定時間が経過することにより一旦閉鎖されるが、上記
開放中において大入賞口内に形成された特定領域を遊技
球が通過していれば再び開放し、この開放及び閉鎖の動
作を最大16回繰り返すように構成されている。
【0003】このように、所定のゾロ目条件が成立して
特定入賞口が遊技客に有利な状態になると、フィーバー
機等の第一種パチンコ遊技機では、遊技者は特定入賞口
(この場合アタッカー)内の特定領域に遊技球を通過
(入賞)させて、大当り状態である特定入賞口内の特定
領域に所定時間内に遊技球を通過させて大当り状態を発
生させ、又は大当り状態を継続させて、大量の賞球の獲
得をしようとするのである。
【0004】ところで、リーチ表示とは、最終停止図柄
となる表示図柄以外の図柄が、所定時間継続して、大当
りとなる特定の停止図柄態様と一致している状態で停
止、揺動、拡大縮小あるいは変形したり、複数の表示図
柄が同一図柄で同期して変動したり、表示図柄の位置が
入れ替わっている状態のように、最終結果が表示される
前で大当り可能性が継続している状態において行なわれ
る演出表示のことを指す。
【0005】例えば、左図柄、中図柄、右図柄のよう
に、横方向に3つ配置される表示図柄が、左図柄、右図
柄、中図柄の順に停止し、これら表示図柄がすべて同一
図柄で揃った場合に大当りになるものとする。このと
き、最終停止図柄である中図柄以外の左図柄及び右図柄
が同一図柄で停留している状態をリーチ状態という。リ
ーチ状態となると、中図柄の変動表示パターンを通常状
態とは異なる変動表示パターンとしたり、あるいはその
とき同時に画面をフラッシュさせたり、何等かのサイン
やキャラクタを登場させたりするなどいろいろな表示態
様を採ることで、遊技者の大当り発生に対する期待感を
大きくさせ、遊技興趣を盛り上げるように構成されたも
のが一般的である。
【0006】特に、近時におけるパチンコ遊技機では、
表示図柄の変動表示パターンを複数種類用意したものが
一般的になりつつある。そして、複数種類の変動表示パ
ターンを用いて様々な演出表示を行なうことにより第一
種パチンコ遊技機における遊技興趣の向上に貢献してい
た。
【0007】上記のようなパチンコ遊技機では、最終的
に停止した図柄が所定の遊技価値を付与すべき特定表示
態様となると、例えば、大入賞口を開放状態とするよう
になっているのが一般的である。従って、遊技者は、図
柄の変動が開始してから最終的に停止するまでの変動表
示の過程において、図柄表示装置に表示される図柄が特
定表示態様となるのを期待して待つこととなる。
【0008】そして、変動表示の過程において表示され
る図柄の態様が特定表示態様に近づけば近づくほど、遊
技者の期待感が高まることとなる。さらに、変動表示の
過程において表示される図柄の態様が一旦 特定表示態
様となったりした場合には、遊技者の期待感はかなりの
程度にまで達することとなる。つまり、遊技者の期待感
向上のためには、図柄表示装置上に最終的にどのような
図柄を表示させるかだけでなく、最終停止までの過程に
おいてどのように図柄を変動させるかも重要な意味を有
する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パチンコ遊技機では、最終的に停止表示される図柄を決
定した後、変動表示パターンを決定しているため、最終
停止図柄に対応する変動表示パターンを抽選するまでの
過程が複雑となるという問題があった。
【0010】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、最終停止図柄に対応する変動表
示パターンを抽選するまでの過程が簡素な遊技機を提供
することにある。本発明のさらに他の目的は、リーチ状
態における変動表示パターンの選択過程が簡略な遊技機
を提供することにある。
【0011】本発明のさらに他の目的は、リーチ状態に
おいて遊技者の興趣を一層引き付けることが可能な遊技
機を提供することにある。本発明のさらに他の目的は、
制御部の処理速度を低下させることなく多数の変動表示
パターンを実現可能な遊技機を提供することにある。
【0012】本発明のさらに他の目的は、以上の目的を
達成された遊技機を画像表示装置に再現表示することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】かかる課
題を解決するためになされた本発明の請求項1に記載の
遊技機は、遊技盤に設けられ、複数の識別情報を同時に
表示可能な表示装置と、該表示装置に表示させる識別情
報を次々に変動させた後、予め決定された識別情報を確
定表示する表示制御手段とを備えた遊技機において、前
記表示制御手段が前記識別情報を次々に変動させる態様
が、予め複数用意されており、該複数の態様の中から実
際に使用する態様を選択する変動態様決定手段と、該変
動態様決定手段により、実際に使用される態様が選択さ
れた後に、前記確定表示される識別情報を決定する識別
情報決定手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】従来の遊技機では、停止させる識別情報を
決定し、その決定された識別情報に応じて変動パターン
を決定していたため、決定され得る識別情報の配列数に
応じて、変動パターンを決定する処理が複雑化してい
た。この点、請求項1のような遊技機によると、変動パ
ターンを先に選択することになるため、変動パターンの
選択過程を簡略にすることができる。また、停止させる
変動パターンは、変動パターンに整合するように決定す
ることになるため、識別情報の決定過程も単純になる。
【0015】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の遊技機において、前記表示制御手段が前記識別情報
を次々に変動させる態様が、リーチ状態になった場合に
行なわれる演出態様を含むことを特徴とする。このよう
な遊技機によると、表示態様決定手段は、いわゆるリー
チアクションを選択をすることができるものとなってい
る。従って、リーチアクションの選択過程を単純にする
ことができ、リーチ状態において遊技者の興趣を一層引
き付けることができる。
【0016】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の遊技機において、前記表示制御手段が前記複数の識
別情報を予め定められた順序で次々と変動させるもので
あって、前記識別情報を次々に変動させる態様に、リー
チ状態において変動中の識別情報を、遊技者に特典を与
える識別情報から前記順序で所定数前または所定数後の
識別情報で確定表示させる態様が含まれていることを特
徴とする。
【0017】ここで、「リーチ状態において変動中の識
別情報」が「遊技者に特典を与える識別情報」になると
は、一般的なパチンコ遊技機では次のことを意味してい
る。すなわち、変動中の識別情報が、リーチ状態におい
て停止済み(実際には微動している場合もあるが、その
場合もここでは単に停止という)の識別情報と、同じ識
別情報で停止することである。この場合、大当りという
特典が遊技者に与えられる。
【0018】「遊技者に特典を与える識別情報から前記
順序で所定数前または所定数後の識別情報」とは、パチ
ンコ遊技機では、大当りとなる識別情報から、所定数だ
け前または後となる識別情報を意味している。例えば、
表示装置が同時に3つの識別情報を横方向に一列に表示
可能に構成されており、識別情報が1、2、3、…、1
0の10種類で、この順序で表示装置上で変動表示さ
れ、10の後は1に戻るとする。そしてリーチ状態にお
いて停止された2つの識別情報が7と7であった場合、
1つ前の識別情報は6であり、2つ後の識別情報は9で
ある。請求項3に係る遊技機では、複数の態様の中に、
こうした態様で変動させる態様が含まれている。つま
り、表示態様決定手段は、リーチ状態において変動中の
識別情報を、大当りとなる識別情報の1つ前で止める
か、2つ後で止めるかといった選択をすることができる
ものとなっている。従って、1つ前で止まる「おしい」
変動パターンを多く出現させたり、1つ後で止まる「く
やしい」変動パターンを多く出現させるといったことが
可能となる。
【0019】請求項4に記載の本発明は、請求項1ない
し3に記載の遊技機において、前記表示制御手段が前記
識別情報を次々に変動させる態様が4種類以上あり、且
つ該4種類以上の態様が予め夫々複数の態様からなる複
数のグループにグループ分けされており、前記変動態様
決定手段が、前記グループを選択した後、該選択したグ
ループに属する前記態様の中から実際に使用する態様を
選択するものであることを特徴とする。
【0020】このような遊技機によると、単純に4種類
以上の態様から選択を行なった場合に比べ、選択の回数
が減るため、制御部の処理速度を低下させることがな
い。比較回数の減少の度合は、変動表示パターン数を多
いほど顕著になる。なお、グループ内を更に幾つかのグ
ループに分けても良い。また、複数の態様からなるグル
ープの他に、態様が1つのみのグループがあっても良
い。この場合にも請求項4に係る発明に近い効果が得ら
れる。
【0021】なお、請求項5ないし8に記載の変動表示
方法は、夫々請求項1ないし4に記載の遊技機を変動表
示方法として記載したものであるため、夫々対応する遊
技機と同じ効果を奏する。また、請求項9ないし12に
記載の本発明は、夫々請求項1ないし4に記載の遊技機
を、プログラムとして記載したものであるため、夫々対
応する遊技機と同じ効果を奏する。
【0022】請求項13に記載の本発明は、請求項1か
ら4のいずれかに記載の遊技機が稼働している様子を、
画像表示装置に再現表示するためのプログラムをその要
旨とする。すなわち、このプログラムは、テレビ受像機
やコンピュータディスプレイ等の画像表示装置におい
て、請求項1から4のいずれかに記載の遊技機が稼働し
ている様子を擬似的に表示するものである。近年、この
ように遊技機をこうした画像表示装置において再現表示
し、擬似的に遊技をすることが可能にしたプログラムが
普及している。請求項13に記載の本発明によれば、こ
うした擬似的な遊技における遊技機を、遊技機と同じ効
果を奏する遊技機とすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
実施例について図面に基づいて説明する。ここでは遊技
機として、いわゆるセブン機と呼ばれるタイプの第一種
パチンコ機(弾球遊技機)を例に取り、その構造につい
て図1〜図4を参照して説明する。
【0024】パチンコ機1の前面部は、図1及び図2に
示すように、主として外枠(本体枠)2と、中枠3と、
前面枠4と、上皿部5と、下皿部6と、施錠装置7とか
ら構成されている。外枠2は、木製の板状体を略長方形
の額縁状に組立て固着したものである。中枠3は、全体
がプラスチック製で、枠体部(図2参照)3aと下板部
とを有し、外枠2に対して開閉可能に軸支されている。
中枠3の右端中央には施錠装置7が設けられ、施錠装置
7は、正面視すると鍵穴を備えた略長方形状を呈し、前
面枠4を閉鎖した場合に施錠するためのものである。
【0025】ここで枠体部3aは、上端から下方へ中枠
3全体の略2/3程度に略長方形の額縁状に形成され、
上端部には、前面枠4の略三角形状の枠飾りLED用レ
ンズ4c,4eに対応して、左側に賞球表示LED(図
示を省略)及び賞球表示LED基板4d(図5照)が、
右側にストップ表示LED(図2では図示略)及びスト
ップ表示LED基板4f(図5参照)が配設されてい
る。
【0026】また、下板部は、下端から上方へ中枠3全
体の略1/3程度を占め、左端には、上皿部5に形成さ
れたスピーカー面5aに対応すべく、遊技状態に応じた
効果音その他の音(音声)を発生させるスピーカー40
0a(図5参照)が配設され、略中央には、遊技球を発
射する発射装置ユニット(図示略)に対し、上皿部5に
貯留された遊技球を供給する供給装置等(図示略)が設
けられている。
【0027】さらに、下板部の下方には、灰皿や玉抜き
レバー等を備えた下皿部6が設けられ、下皿部6の略中
央には、パチンコ機1の内部から遊技球を排出するため
の排出口6aが開設され、右端に発射装置ユニット(図
示略)を操作する発射ハンドル9が設けられている。ま
た、この発射ハンドル9には、遊技者がタッチしている
ことを検出するタッチスイッチ9aが装着され、その近
傍には、発射停止を一時的に指令する発射停止スイッチ
9bが配置されている。
【0028】前面枠4は、図1及び図2に示すように、
全体がプラスチック製であり、遊技盤10(図3参照)
を前方から視認するべく、遊技盤10に形成された遊技
領域11(図3参照)の形状に対応して略円周状に開設
された開口部4aを有している。そして、その裏面に
は、開口部4aに応じてガラス板4rが嵌められた略長
方形状のガラス枠4s(図2参照)が装着されている。
尚、本実施例では、ガラス枠4sが、前面枠4に裏面に
装着され、このガラス枠4fによって、ガラス板4rの
周縁部が保持されている。そして、遊技者を基準とすれ
ば、遊技盤10に形成された遊技領域11は、ガラス板
4eの後方に形成されている。尚、前面枠4の前面側に
ガラス枠4sを装着し、前面枠4の前面側で、ガラス板
4rを保持してもよい。また、ガラス板4r以外の透明
板(例えば、透明な樹脂板)を、前面枠4に装着された
透明板枠で保持することもできる。
【0029】また、この前面枠4は、パチンコ機1の前
面全体の約2/3のサイズを占め、中枠3の左端に軸着
され開閉可能に形成されている。さらに、上端部には、
枠飾りランプ用レンズ4bも設けられ、このレンズ4b
内部には、開口部4a上端の円弧部分に沿って、枠飾り
ランプ基板4g(図5参照)及び複数個の遊技効果ラン
プ(図示略)が配設されている。
【0030】上皿部5は、前面枠4の下側で、中枠3の
左端に軸着され開閉可能に形成されている。皿外縁部5
bには、玉抜きボタンや遊技球の貸出・返却ボタン等が
配設されている。また、上皿部5には、パチンコ機1の
内部から遊技球を排出するための排出口5cが開設され
ている。左端には、複数の長孔を有するスピーカー面5
aが形成され、その裏面には、音量スイッチ基板12
(図5参照)が設けられている。パチンコ機1の左端側
には、プリペイドカードユニット13が装着されてい
る。
【0031】次に、本実施例の遊技盤10の表面構造に
ついて図3を参照して説明する。遊技盤10は、略長方
形の木製の板状体であって中枠3(図1及び図2参照)
に保持されるとともに、後述する裏機構盤102(図4
参照)によりその背面側が覆われている。遊技盤10に
は、遊技盤10の表面に設けられた外レール14と内レ
ール15とにより略円形状の遊技領域11が形成され、
遊技領域11内には、中央装置16と、第一種始動口
(普通電動役物)17と、変動入賞装置18と、左入賞
口19、右入賞口20、左下入賞口21、右下入賞口2
2と、多数の釘23等が配設されている。なお、本図で
は図を簡素にするため、釘23の一部、ランプ風車など
を省略している。
【0032】中央装置16は、遊技領域11の略中央部
に配置され、普通図柄表示装置32と、LED表示装置
200と、第2表示部27と、入球口272、273と
を備えている。LED表示装置200は、3桁の7セグ
メント表示装置24とを主要部として構成されており、
遊技球が第一種始動口(普通電動役物)17に入球する
ことにより、各桁7個のセグメント体を適宜点灯・消灯
させることにより各特別図柄をそれぞれ変動させて停止
表示させるものである。そして、例えば、図柄が「7、
7、7」の3桁同一図柄で揃って停止表示(確定表示)
すると、変動入賞装置18に配設された後述する大入賞
装置31の大入賞口311が開放される。即ち、パチン
コ機1では、「複数の識別情報」を表示する領域とし
て、左特別図柄表示領域と、中特別図柄表示領域と、右
特別図柄表示領域とを備えている。また、「遊技球が第
一種始動口(普通電動役物)17に入球する。」という
「所定条件の成立」によって、各特別図柄がそれぞれ変
動され(即ち、複数の識別情報を可変表示され)、「図
柄が3桁同一図柄で揃う。」という、特定条件の停止態
様が達成されると、「大当り」という、「特定の価値」
を付与するパチンコ機1である。
【0033】普通図柄表示装置32は、「表示装置」の
一具体例を示しており、中央装置16の上部中央に配置
されている。普通図柄表示装置32は、1〜9の奇数数
字を変動表示させるもので、普通図柄作動ゲート36、
37のいずれかを遊技球が通過することにより変動し
て、所定時間経過後に1種類の奇数数字が停止表示され
る。そして、例えば「7」で停止表示すると、第一種始
動口(普通電動役物)17が所定時間(例えば、0.5
秒)開放される。
【0034】普通図柄作動ゲート36、37は中央装置
16の左右斜め下方に、それぞれ設けられ、この左右の
普通図柄作動ゲート36、37内に左、右普通図柄作動
ゲート検知スイッチ36s、37s(図5参照)が配設
されている。そして、遊技球の普通図柄作動ゲート通過
検知スイッチ36s、37sのいずれかの通過により、
普通図柄表示装置32が変動表示する。
【0035】なお、中央装置16には、左右の普通図柄
作動ゲート36、37を通過した遊技球の数を4個まで
保留するLEDや、第一種始動口(普通電動役物)17
への入賞の数を4個まで保留するLEDも設けられてい
るが本図では省略した。第一種始動口(普通電動役物)
17は、中央装置16の中央位置の下方に離れて配設さ
れている。第一種始動口(普通電動役物)17は、いわ
ゆるチューリップ式で左右に一対の翼片部が開閉するべ
く形成され、その前面に飾りを備えて後述する基板34
に取り付けられている。内部には、遊技球の通過を検知
する第一種始動口(普通電動役物)入賞検知スイッチ1
7s(図5参照)と、翼片部を作動させるための第一種
始動口(普通電動役物)ソレノイド17c(図5参照)
とが備えられている。この一対の翼片部が左右に開く
と、遊技球の入球可能性が大きくなる開放状態となり、
一対の翼片部が立設され、遊技球の入球可能性が小さく
なる通常状態となる。
【0036】変動入賞装置18は、上記第一種始動口
(普通電動役物)17の下方に配設されており、前面側
が略逆台形状に形成された基板34に、大入賞装置31
と、左下入賞口21と右下入賞口22とを備えている。
ここで、大入賞装置31は、略中央に形成され、帯状に
開口された大入賞口311と、この大入賞口311を開
放・閉鎖する開閉板312と、この開閉板312を開閉
するための大入賞口ソレノイド313(図5参照)と、
大入賞口311に入賞した後に遊技球が通過する特定領
域(V入賞口及び一般入賞口/図示略)と、連動杆(図
示略)と、入賞球を検知する入賞球検知スイッチ318
(図5参照)と、裏箱(図示略)と、大入賞口中継基板
(図示略)とから主に構成されている。
【0037】また、左下入賞口21は、第一種始動口
(普通電動役物)17の略真横の左側に配設されて、内
部に左下入賞口通過検知スイッチ21s(図5参照)が
設けられている。そして、この左下入賞口21の下方に
は複数個の左下入賞口LED223〜225が左下入賞
口LED基板21f(図5参照)に取り付けられ、飾り
レンズによって被覆されている。さらに、右下入賞口2
2は、第一種始動口(普通電動役物)17の略真横の右
側に配設されて、内部に右下入賞口通過検知スイッチ2
2s(図5参照)が設けられている。
【0038】変動入賞装置18の左右斜め上方には、左
入賞口19及び右入賞口20がそれぞれ配設されてい
る。そして、その内部にはそれぞれ、左入賞口通過検知
スイッチ19s(図5参照)、右入賞口通過検知スイッ
チ20s(図5参照)が設けられている。さらに、遊技
領域11の左右両端部には、一対のサイドランプ38、
39がそれぞれ縦円弧状で相対称状に配設されている。
なお、多数の釘23は、以上説明した各遊技装置との位
置バランスを考慮して、遊技領域11にパチンコ遊技に
適するべく、配設されている。
【0039】次に、遊技盤10の下方にはアウト口48
が設けられ、そのアウト口48の下部にはバック球防止
部材58が設けられており、遊技領域11に到達せず戻
ってきた遊技球が再び発射位置に戻ることを防止してい
る。一方、ファール球防止部材59は、内レール15の
先端部に取り付けられ、返しゴム60は、ファール球防
止部材59の位置とは略正反対側の、遊技盤10の右半
分側の位置であって、外レール14に沿って嵌合状に取
り付けられている。
【0040】次に、本実施例のパチンコ機1の裏面構造
について図4を参照して説明する。前面枠4(図1及び
図2参照)は中枠3にあって、前面枠4の上下端の位置
に設けられた一対のヒンジ101により、開閉可能に支
持されている。裏機構盤102は中枠3にあって裏機構
盤102の上下端の位置に設けられた一対のヒンジ10
3により、開閉可能に支持されている。遊技盤10(図
3参照)は中枠3の表面側に着脱可能に取り付けられて
いる。上端側にあるヒンジ101の配設位置からみて左
側には、タンク球切れ検知スイッチ104をタンク底部
に備えた賞球タンク105と、この賞球タンク105に
接続されるタンクレール106とが取り付けられてい
る。また、タンクレール106の右側には、球抜きレバ
ー107が設けられ、その下流側には、補給球切れ検知
スイッチ(図示を省略)が、さらに、その下流側には、
裏側遊技装置としての賞球払出装置109が配設されて
いる。
【0041】続いて、遊技球の振り分け部(図示略)が
賞球払出装置109の下流側に設けられている。タンク
レール106の下側には、LED表示装置200(図3
参照)を格納した蓋付きの裏ケース111が設けられ、
この裏ケース111の下側には、後述する主制御部14
0(図5参照)として、裏側遊技装置としての遊技制御
基板54{図6(a)参照}を格納した格納容器として
の収納ボックス55が配設されている。収納ボックス5
5の背面下側には、発射制御部193(図5参照)とし
て発射装置制御基板を格納した発射装置制御基板ケース
113、及び発射制御集合中継基板(図示略)が設けら
れている。裏機構盤102の左下方部には、上述した発
射装置ユニット(図示略)が、同じく右下方部には、払
出制御部150(図5参照)として、払出制御基板35
0{図6(b)参照}を格納した格納容器としての払出
制御基板ケース118が設けられている。収納ボックス
55の右側上方に裏側遊技装置としての中継基板190
が装着されている。
【0042】中継基板190は、図5にも示すように、
入賞球検知スイッチ318,19s〜22s等と主制御
部140とを中継するための基板とされている。本実施
例においては、収納ボックス55、中継基板190及び
払出制御基板ケース118は、金属板(図示を省略)に
着脱自在に装着され、この金属板は裏機構盤102に対
して回動自在に懸架されている。
【0043】一方、裏機構盤102の右上端部には、ヒ
ューズボックス119、電源スイッチ120、電源ター
ミナル基板121及び大当り、発射装置制御、球切れ、
扉開放、賞球、球貸し用等の遊技機枠用外部接続端子を
備えた端子基板122が設けられている。また、外部か
らの電力の供給を受けるための電源ケーブル123も端
子基板122の上側に配設されている。払出制御基板3
50{図6(b)参照}を格納した払出制御基板ケース
118からは接続ケーブル124が上方へ延出し、電源
ケーブル125を備えたプリペイドカードユニット13
に接続されている。また、裏機構盤102の略中央下端
部には、下皿部用球通路部材126が設けられている。
なお、電源ターミナル基板121には、「RAMクリア
信号」を発生させるための図示しないRAMクリアスイ
ッチが接続されている。
【0044】次に、本実施例のパチンコ機1の電子制御
装置130について、図5〜図7を参照して説明する。
まず、電子制御装置130は、主制御部140と、信号
伝送経路500aにより、その主制御部140に接続さ
れた払出制御部(主として賞球の払出制御を行う賞球払
出制御部)150、特別図柄制御部160、及び音声ラ
ンプ制御部170を含んで構成されている。主制御部1
40は、遊技制御基板54を備え、主制御部140以外
の上記3つの制御部150、160、170はそれぞ
れ、払出制御基板350、特別図柄制御基板360、音
声ランプ制御基板を備えている。
【0045】遊技制御基板54は、図6(a)に示すよ
うに、CPU401を含む主回路部400と、入出力回
路部500とを備えている(図14参照)。そして、こ
の遊技制御基板54は、通常、開閉困難なケース(後述
する収納ボックス55)に収納されている。
【0046】また、入出力回路部500には、外部端子
部145が接続され、この外部端子部145には、パチ
ンコホールの「ホールコンピュータ」が接続される。そ
して、遊技制御基板54は、RAMクリア処理の実行後
に、RAMクリア信号をONし、一定時間経過後にOF
Fするが、このRAMクリア信号をパチンコ機1の外部
に出力し、パチンコホールのシステム等に報知できる。
このため、不正行為者が判らない間に、パチンコホール
の管理者側が不正行為を知ることができる。
【0047】図15に示すように、CPU401はCP
Uコア480を備え、ROM482に格納された制御プ
ログラムにより、RAM481をワークエリアとしてパ
チンコ機1全体の作動制御(すなわち、遊技の基本進行
制御)を司る。また、ROM482に記憶された当否判
定プログラムにより、CPU401が主体となって当否
判断制御を行う(当否判定手段)。
【0048】主回路部400は、図14に示すように、
CPU401、発振部410、リセット回路部450、
I/Oデコード回路部420、データバス安定化部41
1、及び第1外部入力回路部430を有している。ま
た、CPU401は、図15に示すように、CPUコア
480、内蔵RAM481、内蔵ROM482、メモリ
制御回路483、クロック発生器484、アドレスデコ
ーダ485、ウオッチドッグタイマ486、カウンタ/
タイマ487、パラレル入出力ポート488、リセット
/割り込みコントローラ489、外部バスインターフェ
ース490、出力制御回路491を備えている。
【0049】図5に戻り、図6(a)に示す入出力回路
部500には前記した信号伝送経路500aが接続さ
れ、入出力回路部500からその信号伝送経路500a
へ、各制御部150、160、170へ処理内容を指示
する指令信号たるコマンドデータを送信する。尚、主制
御部140から各制御部150、160、170へは、
一方向形式若しくは双方向形式でデータが伝送される。
また、各制御部140〜170には、電源受電基板41
5から電源ユニット425、さらには分電基板435を
介して電源が供給されており、後述する電源立上げ時の
システムリセット信号が全制御基板に送信される。
【0050】中継基板190には、入賞球検知スイッチ
318,19s〜22s等が接続され、中継基板190
の出力端子は、主制御部140の入出力回路部500と
接続されている。また、第一種始動口(普通電動役物)
入賞検知スイッチ17s、普通図柄表示装置基板32
f、各種ソレノイド17c,313、右普通図柄作動ゲ
ート通過検知スイッチ37s、左普通図柄作動ゲート通
過検知スイッチ36sが主制御部140の入出力回路部
500に接続されている。
【0051】払出用端子基板191には、タッチスイッ
チ9a、発射停止スイッチ9b、ヴォリュームスイッチ
192、タンク球切れ検知スイッチ104及び補給球切
れ検知スイッチ108等が接続され、払出用端子基板1
91の出力端子は、図6(b)に示す払出制御部150
の入出力回路部700と接続されている。
【0052】払出制御部150は、図6(b)に示すよ
うに、主制御部140と同様の主回路部600及び入出
力回路部700を含んで構成され、入出力回路部700
において図5に示す信号伝送経路500aに接続されて
いる。また、入出力回路部700には、賞球払出装置1
09、発射装置制御部193等が接続されている。
【0053】特別図柄制御部160は、図7に示すよう
に、演算回路構成要素として、CPU161と、RAM
162と、ROM163と、入出力ポート164と、駆
動回路167とを含み、それら演算回路構成要素はバス
165により相互に接続して構成され、入出力ポート1
64において信号伝送経路500aに接続されている。
入出力ポート164には、LED表示装置200が接続
され、CPU161はROM163に格納された制御プ
ログラムにより、RAM162をワークエリアとして中
央装置16の作動制御を行なっている。
【0054】さらに、枠飾りランプ基板4g等の各種ラ
ンプやサウンドジェネレーター188は、特別図柄制御
部160の制御による特別図柄の変動・停止表示態様、
リーチ発生の有無、リーチ表示態様(後述する)、特別
遊技態様、及び遊技モード(確率変動、時短など)等に
応じてその態様は制御される。その制御指令の指令信号
は、音声ランプ制御部170を作動指令対象とする指令
信号として、前記した信号伝送経路500aを介して送
信される。
【0055】なお、上述した特別図柄制御部160、及
び音声ランプ制御部170は、主制御部140や払出制
御部150と同様の回路部から構成されるものとするこ
ともできる。すなわち、主回路部と入出力回路部とから
構成されるものとし、内部にROM、RAMが内蔵され
たCPUを用いることもできる。
【0056】次に、賞球動作は、以下の順序で実行され
る。主制御部140は、遊技球が入賞球検知スイッチ3
18を通過したら15個の賞球個数データを、第一種始
動口(普通電動役物)入賞検知スイッチ17sを通過し
たら6個の賞球個数データを、それ以外の場合、例え
ば、左右下入賞口21、22の通過検知スイッチ21
s、22sの通過を検知した場合などにおいては、10
個の賞球個数データを、払出制御部150に対してその
検知順に、払出制御部150を作動指令対象とする指令
信号として、前記した信号伝送経路500aを介して送
信する。(すなわち、固有賞球数はここでは、6個、1
0個あるいは15個である。)払出制御部150は、主
制御部140からの賞球個数データを受け取り、賞球払
出信号の送信により賞球払出装置109を作動させる。
【0057】また、主制御部140は、上述の各種検知
スイッチの出力に基づいて遊技状態を判断し、また、そ
の遊技状態に基づいて当否判定を行うとともに、判定内
容に応じて対応する図柄表示態様で画像表示制御を行う
ためのデータを読み込む。例えば、主制御部140は、
第一種始動口(普通電動役物)入賞検知スイッチ17
s、入賞球検知スイッチ318等の検知結果や、特別図
柄当否判定乱数の取得値などを使用して、遊技が行われ
ていない客待ちの状態、遊技は行われているが始動入賞
がない状態(変動準備状態)、始動入賞があった状態、
及び特別遊技状態なども判断する。また、始動入賞が検
知されると後述する乱数値に基づいて当否判定が行わ
れ、その判定結果に基づいて特別図柄の変動(リーチ表
示態様を含む)、または確定などの表示態様制御のため
のデータが読み込まれる。このデータは、特別図柄制御
部160を作動指令対象とする指令信号として、前記し
た信号伝送経路500aを介して送信される。
【0058】次に、主制御部140により実行されるメ
インジョブについて図8等を参照して説明する。これ
は、主制御部140のROM482(図15参照)に格
納されたプログラムに基づき、CPU401により実行
されるジョブの一例である。先ず、スタックポインタを
RAM481(図15参照)の所定のアドレスに設定し
た後(S10)、RAMクリアスイッチが操作(押下)
されているか否かを判断し(S12)、操作されていれ
ばRAM481の初期化処理が行われ(S800)、操
作されていなければ、バックアップフラグが設定されて
いるか否かが判断される(S15)。そして、バックア
ップフラグが設定されていれば(S15:YES)、図
10の「電源断に対する復電処理」が行われる。
【0059】尚、本実施例では、停電等によって電源断
が発生したときに、図10に示すように、使用レジスタ
をRAM481に退避し(S630)、スタックポイン
タの値をRAM481に保存する(S632)。そし
て、大入賞口ソレノイド、第1種始動口ソレノイドをO
FFにし(S634)、賞球センサのポーリング処理時
間(例えば、約85m秒)を設定し(S636)、賞球
計数前センサ及び賞球計数後センサで遊技球の通過を監
視する(S638)。次いで、ポーリング処理時間が経
過すると(S640)、使用しているRAM481のチ
ェックサム(チェックサム、バックアップフラグ、スタ
ック領域は除く)を作成し(S642)、保存し、バッ
クアップフラグをRAM481に設定する(S64
6)。そして、RAM481のアクセスを禁止し(S6
48)、無限ループ処理にて電源ダウンに備える。な
お、上記無制限ループ処理に替えてHALT処理やST
OP処理を実行することも可能である。
【0060】図10の「復帰処理」においては、チェッ
クサムの算出(S664)を実行し、電源断時に保存し
ていたチェックサムの値を比較し、一致しなければ、R
AM481の初期化処理を行う(S800)。一致すれ
ば、電源断前のスタックポインタを復帰し(S66
8)、バックアップフラグをクリアし(S670)、サ
ブ基板を電源断前の状態に復帰させるためのコマンドを
送信する(S672)。そして、各レジスタを電源断前
の状態に復帰し(S674)、割込みの許可/不許可を
電源断前の状態に復帰等し(S676,S678)、電
源断前の番地に戻る(S680)。本実施例では、パチ
ンコ機1に対し、電源断対策用のバックアップ電源を付
加しているため、パチンコホールの停電時等において
も、停電前に生じていた「遊技者にとって有利な情報」
を保存できる。
【0061】図8に戻り、バックアップフラグが設定さ
れていなければ(S15:NO)、初期化終了の判定が
行われる(S20)。初期化が終了していれば(S2
0:YES)、LEDジョブ(S30)からスイッチジ
ョブ(S70)までのジョブが実行される。また、初期
化が終了していなければ(S20:NO)、初期化ジョ
ブ(S190)が実行され、再び、初期化終了の判定が
行われる(S20)。尚、パチンコ機1が出荷状態から
最初の電源投入時であったり、RAMクリアスイッチが
操作(押下)されていたり、バックアップフラグに異常
があったり、チェックサムが一致しなかった場合には、
RAM481の初期化処理が行われる。
【0062】LEDジョブ(S30)においては、普通
図柄及び普通図柄未始動回数の表示態様データや、特別
図柄未始動回数の表示態様データなどが出力される。等
速乱数ジョブ(S40)では、後述するRAM481の
特別図柄当否判定乱数メモリや汎用カウントメモリなど
が更新される。非等速乱数ジョブ(S50)では、初期
値カウンタ、外れ普通図柄乱数メモリ(図示略)が更新
される。なお、汎用カウントメモリ(図示略)は、例え
ば割り込みごとの「0」〜「255」の値の作成や、コ
マンドジョブ、飾りジョブの実行などに使用される。
【0063】また、音声ジョブ(S60)では、音楽や
音声に関するデータの読み込みが行われ、スイッチジョ
ブ(S70)では、各種検知スイッチの読み込みが行わ
れる。すなわち、左右入賞口通過検知信号などの各種信
号が中継基板190を介して主制御部140に、発射停
止検知信号、タッチ検知信号、ヴォリューム検知信号な
どの各種信号が払出用端子基板191を介して枠制御部
150にそれぞれ取り込まれ、また、第一種始動口(普
通電動役物)入賞検知スイッチ17sから第一種始動口
入賞検知信号、大入賞装置31から入賞球検知信号、及
び普通図柄作動ゲート通過検知信号が主制御部140に
取り込まれる。
【0064】さらに、カウント検知スイッチ、カウント
検知及び特定領域通過検知スイッチ等のスイッチ318
(図5参照)に異常があるか否かが判定され(S8
0)、異常がなければ(S80:YES)、特別図柄メ
インジョブ(S90)から音声ジョブ(S110)まで
のジョブが実行される。また、異常(球詰まりや断線な
ど)があれば(S80:NO)、エラージョブ(S13
0)が実行される。
【0065】特別図柄メインジョブ(S90)において
は、主制御部140と特別図柄制御部160とが協調し
て動作するために必要なデータに関するジョブが実行さ
れる。また、普通図柄メインジョブ(S100)では、
普通図柄及び普通図柄未始動回数の表示態様データの読
み込みが行われる。
【0066】この後、各フラグ状態がバックアップメモ
リにセットされ(S140)、賞球信号ジョブ(S15
0)、情報信号ジョブ(S160)、コマンドジョブ
(S170)、及び残余時間ジョブ(S180)が実行
される。賞球信号ジョブ(S150)においては、賞球
払出しに関するデータの読み込みや出力が行われ、情報
信号ジョブ(S160)では、他の制御部への情報出力
に必要なデータの読み込みが行われる。さらに、コマン
ドジョブ(S170)では、特別図柄管理等のためのコ
マンドの出力が行われ、残余時間ジョブ(S180)で
は、非等速乱数の呼出しが行われる。尚、残余時間ジョ
ブ(S180)においても、初期値乱数の更新が行われ
る。
【0067】次に、上記メインジョブの一連の流れの中
で実行される、始動入賞(第一種始動口(普通電動役
物)17への入賞)時の当否判定ジョブに関して図11
を参照して説明する。なお、これらのジョブで使用する
各種メモリ等は、図5に示す主制御部140のRAM4
81(図15参照)に格納され、代表的なもの(481
a〜481n、481v、481w)を図12に示す。
【0068】まず、S200において始動入賞があった
か否かを確認し、Noであれば、S203に進み、特別
図柄保留数メモリ481b(図12参照)に記憶されて
いる保留数(未始動回数)の有無を判定する。保留数が
無し(すなわちゼロ)であれば本処理を終了し、保留が
あればS250に進む。始動入賞があった場合(S20
0:Yes)には、S206に進み、保留数が4以上で
あるか否かを判定する。保留数が4以上であればS25
0に進み、保留数が4未満であればS210に進む。S
210では保留数を1インクリメントする。そしてS2
20において、特別図柄当否判定乱数(以下、当否用乱
数、又は判定乱数ともいう)および当り図柄乱数を発生
させ(プログラムを発生させても、所定の乱数発生回路
を用いてもいずれでもよい(当否用乱数発生手段))、
S230において、これら当否判定乱数および当り図柄
乱数を読み込む。こうして読み込んだ乱数値を、S24
0において、それぞれ特別図柄当否判定乱数メモリ48
1a(図12参照:以下、判定乱数メモリともいう)、
図柄決定乱数メモリ481dに記憶する。このメモリ
は、読み込んだ判定乱数値を始動入賞の時系列にシフト
メモリ形式で記憶している。
【0069】次に、変動開始時であれば、S250にお
いて、判定乱数メモリ481a(図12参照)から記憶
している最も古い先頭の判定乱数値及び大当り図柄決定
乱数メモリ481dから当り図柄乱数を読み出すと共に
判定乱数メモリ481aおよび大当り図柄決定乱数メモ
リ481dをシフトする。そして、S260において、
大当り番号メモリ(内蔵ROM482内にある)から大
当り番号(当り用判定値)を読み出し、S270におい
て、上記判定乱数値との比較を行い、両者が一致してい
れば大当り判定となり、一致していなければ外れ判定と
なる。大当り判定の場合には、S280に進んで当り図
柄乱数を読み込み、図柄決定乱数メモリ481dに記憶
する。そしてS290にてリーチ態様決定乱数を発生さ
せ、これを読み込んでリーチ態様決定乱数メモリ481
kに記憶する。そしてS300において、「大当り」と
いう判定結果(本実施例では「1」)を判定結果メモリ
481j(図12参照)に記憶する。
【0070】一方、外れ判定となった場合は、S270
からS310に進み、外れリーチジョブを行うかどうか
を乱数により決定する。すなわち、S310において、
リーチ態様決定乱数を発生させ、これを読み込み、他
方、S320において、リーチ番号メモリ481i(図
12参照)に記憶されているリーチ番号を読み出す。S
330において、両者が一致していれば外れリーチジョ
ブに、一致していなければ通常外れジョブとなる。
【0071】外れリーチジョブの場合は、S380へ進
み、「外れリーチ」という判定結果(本実施例では
「2」)を判定結果メモリ481j(図12参照)に記
憶する。一方、通常外れジョブの場合は、S450に進
み、S450において、「通常外れ」という判定結果
(本実施例では「3」)を判定結果メモリ481j(図
12参照)に記憶する。
【0072】次に、上記メインジョブの一連の流れの中
で実行される、特別図柄メインジョブの概略の流れを図
13を参照して説明する。まず、S500において、第
一種始動口(普通電動役物)17への遊技球の入賞に基
づき、LED表示装置200(図3参照)上で各特別図
柄の変動表示を開始させる。
【0073】次いで、S510において、判定結果メモ
リ481j(図12参照)から図12に示す当否判定ジ
ョブで得られた各入賞に対する判定結果を読み出す。具
体的には、大当り判定(「1」)の場合は(S520:
YES)、S530に進み、当り図柄を選択する。具体
的には、大当り図柄決定乱数(識別情報決定用乱数)を
発生させ、これを読み込んでその決定乱数値を大当り図
柄決定乱数メモリ481d(図12参照)に記憶する。
なお、大当り図柄決定乱数の読み込みは、始動入賞時に
当否用乱数と同時に読み込まれているが、当り判定決定
と同時に、あるいは当り判定決定後所定の時間後に読み
込むものとしてもよい。
【0074】この大当り図柄決定乱数値で指定される特
別図柄は、特別図柄制御部160のROM163(図7
参照)に格納されている特別図柄画像データに基づい
て、LED表示装置200(図3参照)に、変動表示状
態を経た後、定められた配列態様で表示される(例え
ば、「7、7、7」の3桁同一図柄の配列態様)。な
お、上記特別図柄画像データを大当り図柄決定乱数値と
対応付けて識別情報決定用値として主制御部140のR
AM481(図15参照)に記憶しておき、読み込んだ
大当り図柄決定乱数値と識別情報決定用値とを比較する
ことで停止表示する図柄を決定するものとしてもよい。
【0075】そして、S540にて当り変動パターンを
選択する。これは大当り図柄決定乱数と同時にリーチ態
様決定乱数を発生させ、これを読み込んでその決定乱数
値をリーチ態様決定乱数メモリ481k(図12参照)
に記憶することにより行なう。リーチ態様決定乱数値で
指定されるリーチ表示態様は、特別図柄制御部160の
ROM163(図7参照)に格納されたリーチ表示態様
画像データに基づいて、LED表示装置200(図3参
照)に、変動表示状態を経た後、定められたリーチ態様
で表示される。なお、この場合も、上記リーチ表示態様
画像データをリーチ態様決定乱数値と対応付けてリーチ
態様決定用値として、主制御部140のRAM481
(図15参照)のリーチ態様決定用値メモリ481l
(図12参照)に記憶しておき、読み込んだリーチ態様
決定乱数値とリーチ態様決定用値とを比較することで表
示するリーチ態様を決定するものとしてもよい。そして
例えば左図柄及び右図柄を同一図柄に揃えて所定のリー
チ表示態様を経た後に、中図柄を左図柄及び右図柄と同
一図柄に揃えて停止表示させ確定させ、本処理を終了す
る。
【0076】一方、外れの場合は(S520:NO)、
S550に進み、外れ変動パターンを選択し、S560
にて外れ図柄を選択して所定のリーチ表示態様を経た後
に、図柄を停止表示させ確定させ、本処理を終了する。
従来は、停止させる識別情報を決定し、その決定された
識別情報に応じて変動パターンを決定していたため、決
定され得る識別情報の配列数に応じて、変動パターンを
決定する処理が複雑化していた。この点、パチンコ機1
によると、変動パターンを先に選択するので、変動パタ
ーンの選択過程を簡略にすることができる。
【0077】大当り判定により、LED表示装置200
(図3参照)には所定の配列態様で特別図柄が確定表示
されると(例えば、「7、7、7」の3桁同一図柄の配
列態様)、その後、特別遊技が実行される(特別遊技状
態もしくは大当り遊技状態)。特別遊技状態において
は、まず、大入賞装置31(図3参照)の開閉板312
が開放状態となり、大入賞口311への遊技球の入賞が
遊技者にとって優位な遊技球受入状態となる。
【0078】この特別遊技状態においては、大入賞装置
31は、終了条件が成立するまで遊技球受入状態が継続
される。例えば、開放状態が所定時間t1(例えば30
秒)経過したとき、もしくは入賞球検知スイッチ318
(図5参照)に所定数n1(例えば10個)の入賞が検
知されたときに終了条件が成立し、遊技球受入状態が一
旦終了して、開閉板312が閉鎖状態となって1ラウン
ドが終了する。この開閉板312が閉鎖されて所定時間
t2(例えば0.5秒)が経過した後に、所定の継続条
件(図示しない特定領域への通過)が成立していれば、
再び開閉板312が開放状態となり大入賞装置31が遊
技球受入状態となる。なお、このような終了条件までを
1ラウンドとする遊技球受入状態は、所定の最高継続ラ
ウンド数(本実施例では16ラウンド)まで繰り返し継
続される。また、終了条件成立時に継続条件が不成立の
場合は、特別遊技状態がそのラウンドで終了(いわゆる
パンク)するものとなっている。
【0079】なお、パチンコ機1においては、当り判定
により中央装置16のLED表示装置200(図3参
照)に停止表示された特別図柄の種類に基づき、上記特
別遊技状態の終了後、次の大当りまで当否判定の確率
(大当り確率)を変更(向上)させる確率変動手段が備
えられている。具体的には、予め記憶されている上記大
当り図柄決定乱数値が、確率変動用乱数値と非確率変動
用乱数値とから構成され、各乱数値の取得に応じて確率
変動用図柄又は非確率変動用図柄が停止表示される。そ
の停止表示された図柄が確率変動用図柄の場合、上記特
別遊技状態終了後、次の大当りまで当否判定の確率(大
当り確率)が通常の約4〜5倍に向上するものとされて
いる。
【0080】確率変動されるか否かは、第2表示部27
によって遊技者に示される。これについて図16を用い
て説明する。図16は中央装置16を第一種始動口(普
通電動役物)17と共に拡大した図である。ここで第2
表示部27の説明をする前にLED表示装置200につ
いても触れておく。LED表示装置200の前記セグメ
ント体は、赤・緑・青のLEDが背後に設けられてお
り、これら3色の組み合せによって、黄、白など様々な
色を表示可能にされている。またこれらセグメント体の
背景をなす部分26の背後にも別途、赤・緑・青のLE
Dが設けられており、背景の色のみを変えることが可能
にされている。
【0081】一方、第2表示部27には、1〜9、0、
および2個のVの計12個の文字が形成されており、各
文字の背後にLEDが設けられている。普段はこのLE
Dは消灯されているが、LED表示装置200に当り図
柄が表示されると、12個の文字の内の1文字の背後の
LEDが点灯(以下、「文字が点灯」という)され、し
かもその点灯される文字が変化される。変化の態様は、
次のようである。
【0082】最初に点灯された文字が消灯され、その左
の文字が点灯される。そしてその文字が消灯され、その
更に左の文字が点灯される。これを高速(例えば100
ms周期)で繰り返すことにより、点灯される箇所が左
へ移動するように見える。こうして点灯される文字が左
端のVになると、消灯後に点灯させる文字を右にし、点
灯される箇所が右へ移動して見えるようにする。こうし
て点灯される文字が右端のVになると、再び消灯後に点
灯させる文字を左にする。以上を所定時間(例えば、5
秒)繰り返すことにより、点灯される箇所を左右方向に
往復させ、いずれか1個の文字を点灯した状態で変動を
停止させる。これを以下、第2表示部27の変動表示と
いう。
【0083】このとき点灯されていた文字が、左端の
V、1〜5の内のいずれかであると確率変動は行なわれ
ず、6〜9、0、右端のVの内のいずれかであると確率
変動が行なわれる。なお、12個の各文字の下には各3
個のLED62が設けられており、それらの色は、左端
のV、1〜5の下にあるものが緑、6〜9、0、右端の
Vの下にあるLED62が赤となっている。この色を見
ても遊技者は確率変動するか否かを知ることができる。
更に、第2表示部27の変動表示が終了すると、LED
表示装置200の下に設けられている報知ランプ26
3、264のいずれかが点灯される。確率変動する際に
は報知ランプ263、確率変動しない際には報知ランプ
264が点灯され、これによっても遊技者は確率変動す
るか否かを知ることができる。
【0084】更に、第2表示部27の変動表示の結果に
応じ、LED表示装置200の表示色が変化される。前
後するが、第2表示部27が変動表示される前にLED
表示装置200に表示される図柄配列は[表1]に示す
7通りの内の何れかとなっている。
【0085】
【表1】 ここで「黄1、黄1、黄1」は、1のゾロ目が黄色で表
示されることを示している。つまり、これらの内の1つ
がLED表示装置200に表示されると、とりあえず大
当りとなる。そして第2表示部27の変動表示の結果に
応じ、LED表示装置200に表示された図柄配列の色
が[表2]に示すように変化される。
【0086】
【表2】 [表2]の見方は次のようである。すなわち、本表の左
から2番目に表示されている○は、第2表示部27の変
動表示前にLED表示装置200に表示された配列を意
味している。そして上下方向に仕切られてなる7個のグ
ループは、第2表示部27の変動表示後に変化しうる色
を示している。例えば、黄1、黄1、黄1で当った場合
は、第2表示部27の変動表示後に、「赤1、赤1、赤
1」「青1、青1、青1」「黄1、黄1、黄1」「緑
1、緑1、緑1」のいずれかに変化される。つまり、こ
の4通りの中には第2表示部27の変動表示前と色が変
化しないものもある。
【0087】そして5番目のグループすなわち「黄5、
黄5、黄5」で当った場合だけは変化の仕方が3通りと
なっており、その他は全て4通りとなっている。[表
2]の右から2番目の欄は確率変動するか否かを示して
おり、「確変」が確率変動する(確率が既に変動してい
る場合はその状態が維持される)、「通常」が確率変動
しない(確率が既に変動している場合は低下する)を意
味している。[表2]の最も右の欄は、第2表示部27
の変動表示後に確率変動する表示上の確率をグループ毎
に示している。例えば、「黄1、黄1、黄1」で当った
場合(第1グループ)は50%の確率で確率変動し、
「青3、青3、青3」で当った場合(第3グループ)は
100%の確率で確率変動する(いずれも表示上)。
【0088】[表2]に示すように遊技機1において
は、数字によらず赤、もしくは青の図柄が表示されたと
きに確率変動し、数字によらず緑、黄、もしくは白の図
柄が表示されたときに確率変動しないようにされてい
る。また、LED表示装置200の図柄は、第2表示部
27の変動表示が行なわれている間、色調が変化され
る。例えば、「黄1、黄1、黄1」が「青1、青1、青
1」になり更に「赤1、赤1、赤1」になり、第2表示
部27の変動表示が停止すると[表2]の第1グループ
の内の一つ(例えば「緑1、緑1、緑1」)になる。
【0089】ここで、図13のS550で行なわれる外
れ変動パターン選択処理について図17に示す。判定結
果メモリ481j(図12参照)に記憶された判定結果
がリーチを経ない外れの場合は(S700:NO)、S
705に進み、確率変動中か否かを判定する。確率変動
中の場合はS710に進み、入賞から5秒経過したか否
かを判定する。経過している場合はS715に進み、高
確率時における保留数に応じたデータテーブルを選択
し、更にS730に進んでそのデータテーブルより変動
パターン選択用の乱数を使用して変動パターンを決定す
る。一方、入賞から5秒経過していない場合(S71
0:NO)は、S720に進み、高確率時における5秒
経過していない場合のデータテーブルを選択してS73
0に進む。
【0090】S705で確率変動していないと判定され
た場合はS740に進み、入賞から5秒経過したか否か
を判定する。経過している場合はS745に進み、低確
率時における保留数に応じたデータテーブルを選択し、
S730に進む。一方、入賞から5秒経過していない場
合(S740:NO)は、S750に進み、低確率時に
おける5秒経過していない場合のデータテーブルを選択
してS730に進む。
【0091】判定結果メモリ481j(図12参照)に
記憶された判定結果が、外れリーチ判定(「2」)の場
合は(S700:YES)、S760に進み、確率変動
中か否かを判定する。確率変動中の場合はS765に進
み、高確率時の変動用のデータテーブルを選択してS7
30に進む。一方、確率変動していない場合(S76
0:NO)はS770に進み、低確率時の変動用のデー
タテーブルを選択してS730に進む。
【0092】S770で選択されるデータテーブルの内
容を図18に示す。まず、リーチ態様決定乱数メモリ4
81kに記憶された乱数値が100未満か否かを判定し
(S810)、100未満でなければS815に進んで
前記乱数値が255未満か否かを判定する。255以上
であれば、本処理を終了する。なお、前記乱数値が25
5以上になることは通常はあり得ないので、S815の
判定は不測の事態に備えたエラー処理の一種となってい
る。
【0093】一方、乱数値が255未満の場合(S81
5:Yes)はS820に進み、前記乱数値が164未
満か否かを判定する。164未満であれば、S825に
進んで変動パターン7を選択し、本処理を終了する。こ
こで変動パターンとはいわゆるリーチアクションのこと
であり、パチンコ機1では15通りの変動パターンを備
えている。これについて[表3]に示す。
【0094】
【表3】 [表3]に示すように変動パターン1〜4はリーチでは
ない外れで行なわれる態様、変動パターン5〜15はリ
ーチ状態で行なわれる態様となっている。
【0095】前記乱数値が164以上であれば(S82
0:No)、S830に進み、前記乱数値が228未満
か否かを判定する。228未満であれば、S835に進
んで変動パターン8を選択し、本処理を終了する。前記
乱数値が228以上であれば(S830:No)、S8
40に進み、前記乱数値が237未満か否かを判定す
る。237未満であれば、S845に進んで変動パター
ン9を選択し、本処理を終了する。前記乱数値が237
以上であれば(S840:No)、S850に進んで変
動パターン12を選択し、本処理を終了する。
【0096】S810でYes、すなわち前記乱数値が
100未満と判定された場合には、S860に進み、前
記乱数値が50未満か否かを判定する。50未満であれ
ば、S865に進んで変動パターン6を選択し、本処理
を終了する。前記乱数値が50以上であれば、S870
に進んで変動パターン5を選択し、本処理を終了する。
低確率時に外れリーチが発生した場合の変動用の変動パ
ターンが、以上のようにして選択される。前記乱数値と
変動パターンの関係は[表4]のようになる。
【0097】
【表4】 つまり前述した15種類の変動パターン中の6種類の中
から選択している。このように6種類の変動パターンか
ら選択する場合、S820〜S850のようにして全て
の変動パターンを決めると、前記乱数値が最も大きい場
合に選択される変動パターン(ここでは変動パターン1
2)は、5回も比較判定を受ける必要がある。これに対
し、図18の処理のように前記乱数値が100未満であ
るか否かを判定することにより2分することにより、変
動パターン12でも4回(S815は含まない)の比較
判定で選択される。なお、図18の処理において、S8
20〜S850を更に2分、すなわちS815でYes
と判定した後に前記乱数値が228未満か否かを判定
し、228未満であった場合には更にその乱数値が16
4未満か否かを判定してパターンを選択するようにし、
一方、前記乱数値が228以上であった場合には更にそ
の乱数値が237未満か否かを判定してパターンを選択
するようにすれば、比較判定の回数を最高でも3回に減
らすことができる。また、6個の変動パターンを3つず
つ2分し、S810の比較判定を100未満か否かでは
なく、164未満か否かにしても比較判定の回数を最高
3回に減らすことができる。
【0098】また、リーチ状態となっている図柄(つま
り左図柄、右図柄)から1つ手前の図柄で中図柄が停止
する変動パターン8([表3]参照)や同じく2つ手前
の図柄で中図柄が停止する変動パターン7([表3]参
照)が発現する確率が、他の変動パターンよりも高くさ
れているため、遊技者に「おしい」と感じさせる変動パ
ターンがより多く発生され、遊技興趣を高めることがで
きる。
【0099】なお、S765で選択されるデータテーブ
ル、すなわち確率変動中に表示される外れリーチの内容
は、[表5]のようになっている。
【0100】
【表5】 このように確率変動中に表示される外れリーチの変動パ
ターンは、[表4]に示したものよりも多いものの、図
18と略同様、まず乱数値を大きく2分したのち、更に
対応する閾値と比較することにより変動パターンが選択
されていく。
【0101】S745で選択されるデータテーブルの内
容を図19,20に示す。まず、保留数が3個以上の場
合の外れ表示低確率保留選択の処理を図19に示す(本
図では便宜上保留3と表示)。本処理ではまずリーチ態
様決定乱数メモリ481kに記憶された乱数値が12未
満か否かを判定する(S900)。12未満であれば、
S905に進んで変動パターン2を選択し、本処理を終
了する。ここで変動パターンとは図柄の変動時間が互い
に異なるようにされた変動態様のことであり、パチンコ
機1では4通りの変動パターンを備えており、変動時間
が長い順に変動パターン1、変動パターン2、変動パタ
ーン3、変動パターン4となっている。前記乱数値が1
2以上であれば(S900:No)、S910に進み、
前記乱数値が25未満か否かを判定する。25未満であ
れば、S915に進んで変動パターン3を選択し、本処
理を終了する。前記乱数値が25以上であれば(S91
0:No)、S920に進み、変動パターン4を選択
し、本処理を終了する。つまり保留数が3個以上の場合
は、変動パターン1は選択されず、選択される確率が高
い順に変動パターン4、変動パターン3、変動パターン
2となっている。
【0102】次に、保留数が0個の場合の外れ表示低確
率保留選択の処理を図20に示す。本処理ではまずリー
チ態様決定乱数メモリ481kに記憶された乱数値が1
92未満か否かを判定する(S950)。192未満で
あれば、S955に進んで変動パターン1を選択し、本
処理を終了する。変動パターンの意味は図19と同じで
ある。前記乱数値が192以上であれば(S950:N
o)、S960に進み、前記乱数値が230未満か否か
を判定する。230未満であれば、S965に進んで変
動パターン2を選択し、本処理を終了する。前記乱数値
が230以上であれば(S960:No)、S970に
進み、変動パターン3を選択し、本処理を終了する。つ
まり保留数が0の場合は、変動パターン4は選択され
ず、選択される確率が高い順に変動パターン1、変動パ
ターン2、変動パターン3となっている。
【0103】なお、同様の処理が保留数1、保留数2の
場合に対応して存在する。各保留数と乱数値に応じて各
変動パターンが選択される割合を[表6]に示す。
【0104】
【表6】 変動時間の単位は秒である。この表から分かるように、
パチンコ機1では、保留数ごとに3種類〜4種類の変動
時間(単位は秒)の異なる変動パターンを選択するよう
にされている。各保留数に対する変動時間の平均値(選
択のされ易さの重みを付けたもの)は、保留数0のとき
が11.1秒、保留数1のときが10.4秒、保留数2のときが
6.5秒、保留数3以上のときが 5.3秒となっている。こ
れにより、変動時間が画一的(例えば、保留数が0なら
変動パターン1に固定、保留数が1なら変動パターン2
に固定)ではなくなり、遊技者の興趣を引き付けること
ができる。
【0105】なお、第2表示部27は、図3に示す釘2
3が打ち込まれている遊技領域11の面よりも奥に配置
されており、この面と同一面に設けられた透明板により
遊技領域11と隔離されている。これについて図21に
示す。図21は、中央装置16のA−A断面(図16参
照)である。本図の左方が遊技者がいる側、右方が図4
に示した裏面側の構造物がある側である。本図に示すよ
うに第2表示部27の大部分は、遊技領域11よりも盤
面奥方向に配置されている。そしてパチンコ玉64が入
球口272(入球口273(図16参照)でも可)に入
ると、矢印P→Q→Rのように盤面奥方向へと導かれ、
遊技領域11の面と同一面に設けられた透明板66と、
第2表示部27の計12個の文字が形成された樹脂製板
68との間の空間に入りこむ。なお、正確には樹脂製板
68の遊技者側にはもう1枚、透明板69が配置されて
おり、パチンコ玉64が当たっても樹脂製板68に傷が
つかないようにしてある。符号74は文字を点灯させる
ためのLEDユニットである。
【0106】透明板66と樹脂製板68との間の空間に
入りこんだ玉は、手型の緩衝部材70(入球口273か
ら入った場合は緩衝部材71(図16参照))に弾かれ
てこの空間内の斜面72を転動し、左端のVや1〜5
(入球口273から入った場合は右端のVや6〜9、
0)の前を横ぎって玉出口73から遊技領域11へ戻
る。この様子は、透明板66を通して遊技者が見ること
ができる。また、透明板66は、遊技領域11と同一面
に配設されているため、遊技者から見て透明板66の手
前側もパチンコ玉が通過する。このように第2表示部2
7の手前をパチンコ玉が通過でき、透明板66を隔てて
更にその手前もパチンコ玉が通過できるという斬新な構
成となっている。遊技球の動きに更に変化を与えるの
で、娯楽性や興趣が向上させることができる。玉出口7
3から出た玉は、高い確率で第一種始動口(普通電動役
物)17(図16参照)に入賞する。
【0107】なお、緩衝部材70、71は板バネ76に
て第2表示部27の透明板69と同一位置の面25に固
定されている。この仕組みを図22に示す。図22
(b)は緩衝部材70を裏側から見た様子であり、図2
2(a)は図22(b)を上方から見た図である。本図
に示すように板バネ76は両端が鉤状に曲がっており、
その一方が緩衝部材70、他方が面25に埋めこまれて
いる。これにより、パチンコ玉64が緩衝部材70に衝
突すると矢印Sのように揺れるので、パチンコ玉64の
動きに更に豊かになり、娯楽性や興趣が一層向上させる
ことができる。緩衝部材71も略同様に板バネを介して
面25に揺動可能に固定されている。なお、図16に示
すように緩衝部材70、71の人差指70aが指し示し
ている方向は第2表示部27の中央、すなわちパチンコ
玉64が転動して行く方向となっている。これにより、
パチンコ玉64が転動する方向が示されるので遊技者に
不安を与えないようにすることができる。
【0108】ここで本実施の形態の構成と本発明の構成
要件との対応関係を示す。LED表示装置200が本発
明の表示装置に相当し、図13の特別図柄メインジョブ
が本発明の表示制御手段に相当し、S550の処理が本
発明の変動態様決定手段に相当し、S560の処理が本
発明の変動態様決定手段に相当する。
【0109】以上、本発明に係る遊技機の主な構成要素
について説明したが、本発明に係る遊技機1にあって
は、前記収納ボックス55が特定の形状・構造を有して
いるので、以下これについて詳述すると、図23に示す
ように、本発明に係る収納ボックス55は、遊技を制御
するために遊技機1に取り付けられる遊技制御基板54
を保持するボックス基体66と、そのボックス基体66
に対して矢印Xで示す一方方向(すなわち3次元空間に
おける例えばX軸方向/以下X方向という)のうち、X
1の向きに摺接させながら被せられる蓋体67の、少な
くとも二つの構成要素とからなっており、その他前記ボ
ックス基体66と蓋体67を封止する封止材や検査履歴
書等の他の構成要素を具備している。
【0110】そして、前記X方向におけるボックス基体
66の一端部A1と蓋体67の一端部A2に両者を係合
させる係合手段76が設けられているとともに、同じく
ボックス基体66の他端部B1と蓋体67の他端部B2
に、既に図23においても説明したように、両者を接合
させる接合手段56が設けられている。
【0111】前記ボックス基体66は、図24及び図2
5に示すように、透明な合成樹脂製箱形をなし、その底
面部68の表面には格子状をなすリブ部69aと筋交え
状のリブ部69bが突出形成されている。また、ボック
ス基体66の四つの周面側には比較的立上がり高さの低
い周壁部71a、71b、71c、71dが張り巡らさ
れており、それら周壁部のうちX方向に延びる平行な周
壁部71b、71dの外方にはそれらの周壁部と所定間
隔をおいて平行にガイド壁部72b、72dが形成され
ている。
【0112】平行な前記周壁部71b、71d及び前記
他端部B1の周壁部71cには、所定間隔をおいて複数
個の突片74aが外方に延出形成されており、ボックス
基体66に蓋体67が被せられたとき、蓋体67に設け
られた離間阻止片や嵌合孔(いずれも後述する)と係合
して、ボックス基体66と蓋体67とを収納ボックス5
5の厚み方向に互いに離間させないような機能を果たし
ている。同様に前記一端部A1の周壁部71aと他端部
B1の周壁部71cのそれぞれにおいて前記突片74a
の取付け位置より僅か低い位置にも、所定間隔をおいて
対をなす突片74bが外方に延出形成されており、それ
らは遊技機1の背面側にある裏機構盤50の係合部(図
示なし)と係合して本発明に係る収納ボックス55を裏
機構盤50に係止する機能を果たしている。
【0113】さらに前記一端部A1の周壁部71aには
門形の係止部75が5個取り付けられており(図23を
参照)、後述する蓋体67の被係止片と係合して、本発
明に係る係合手段76の一態様を構成している。他方、
前記他端部B1の周壁部71cの中央部には、前記接合
手段56の一構成要素である円筒状の基体接合部77が
所定間隔をおいて複数個、前記周壁部71cから外方に
延びる支持部78により支持されているとともに、相隣
接する基体接合部77同士が連接部79により連接され
ている。なお、複数個の前記基体接合部77のうち最も
外方に位置する1個の基体接合部はボックス基体66か
ら延びる1個の支持部78に支持されているのに対し
て、同じく外方にある残りの1個の基体接合部は2個の
支持体78により支持され、後述するように遊技制御基
板54のROMを最後に検査するとき切り落とされずに
残っていた最後の基体接合部77は、必ず2個の支持体
78により支持されるようになっている。
【0114】なお、前記基体接合部77の内部にはほぼ
釣り鐘状の中空部80が形成されており、ボックス基体
66の裏側から蓋体67に向かって、すなわち、図25
においてボックス基体66の下から上に向かって、ワン
ウェイネジ、頭部易破断性ネジ又はリベット等で代表さ
れる非可逆的接合手段81が、全ての基体接合部77の
中空部80に対して仮止めがなされている。仮止めは、
前記中空部80に非可逆的接合手段81の先端部を僅か
圧入し又は螺入して基体接合部77に把持させ、本発明
に係る収納ボックス55を遊技機1に取り付けたまま又
は単独で搬送乃至は移動をさせても非可逆的接合手段8
1が前記中空部80から外れ落ちない程度に行われる。
【0115】このような構造のボックス基体66内に遊
技制御基板54を保持させるには、底面部68に4個突
出成形された短管状の固定部82の上に遊技制御基板5
4を載せてネジ止めする。そして、ボックス基体66の
一端部A1寄りにおいて遊技制御基板54の複数個のコ
ネクタ83が外部に露出する領域を透明なパターンカバ
ー84で覆って遊技制御基板54を保護する。
【0116】他方、前記ボックス基体66に被せられる
蓋体67は、図26、図27、図28及び図29に示す
ように、全体が下に向かって凹状をなす箱体をなしてい
るが、前記した一端部A2側においてボックス基体66
のパターンカバー84で占められる部位は切り欠かれ、
上に向かって開放された開放部85になっており、遊技
制御基板54のコネクタ83を遊技機1の他の電子機器
(図示なし)と接続し易いようになっている。
【0117】そしてX方向に平行に走る側壁部86b、
86dには逆L字形断面をなすレール部87b、87d
が設けられており、前記ボックス基体66に蓋体67を
摺接させながら被せるとき、前記レール部87b、87
dが前記蓋体66のガイド壁部72b、72dの内側に
位置して蓋体67がボックス基体66から外れることな
く、案内されるようになっている。
【0118】また、本発明に係る収納ボックス55にあ
っては、ボックス基体66に被せられた蓋体67が相互
に厚さ方向に分離しないようにする必要がある。そこ
で、前記レール部87b、87dに対してフック状の離
間阻止片88b、88dを設けそれらをボックス基体6
6の周壁部71b、71dに所定間隔をおいて設けた突
片74aと互いに係止させることができるようになって
いる。
【0119】さらに前記ボックス基体66の一端部A1
寄りには複数個のコネクタ83が設けられているので、
これらのコネクタ83に対して前記一端部A2側の側壁
部86aが衝突しないように、ボックス基体66と蓋体
67との相対移動範囲を制限する必要がある。そこで、
ボックス基体66において、一端部A1側の周壁部71
aを除く3つの周壁部71b、71c、71dの内方寄
りには、それらと所定間隔をおいて平行にコ字形断面を
有する内壁部92b、92c、92dを設け(図24参
照)、蓋体67を矢印X1の向きに相対移動させると
き、前記内壁部のうち他端側B1側の内壁部92cに対
して、蓋体67の側壁部86の内方寄りに垂下させた壁
状ストッパー93が衝突して、それ以上の移動が制限さ
れるようになっている。逆に蓋体67を矢印X2の向き
に相対移動させるとき、蓋体67の側壁部86aがボッ
クス基体66の内壁部92b、92bの端面b、cに衝
突して、それ以上の移動が制限されるようになってい
る。
【0120】前記側壁部86b、86dの一端部A2寄
りの部位と前記開放部85をコ字形に囲む側壁部86e
には、比較的外方に長く延びる3枚の舌片状の第一被係
止部89とそれらを挟んだ位置で短く外方に延びる2枚
の第二被係止部90が突出形成されており、ボックス基
体66に蓋体67を摺接・移動させながら被せるとき第
一被係止部89と第二被係止部90がボックス基体66
の門形の係止部75に係止され、ボックス基体66と蓋
体67の一端部A1、A2が互いに係合し合う係合手段
76が組成される。
【0121】他方、前記蓋体67の他端部B2側におけ
る側壁部86cの中央部には、蓋付き短筒状の蓋体接合
部95が所定間隔をおいて、かつボックス基体66の基
体接合部77と上下方向の中心が一致するよう、複数個
前記側壁部86cから延びる支持部96により支持され
て、前記基体接合部77と共働して本発明に係る接合手
段56を構成している。そしてさらに相隣接する蓋体接
合部95間には垂直壁状の連接部97により相互に補強
されているとともに、水平壁状の被覆部98により被覆
されており、誤って前記支持部96や連接部97をニッ
パーやラジオペンチ等の切断治具により切断することが
できないようになっている。また、前記側壁部86cの
下部において接合手段56の外方には、U字形の側面形
状をなす複数個の被係止部91が所定間隔をおいて設け
られており、これらの被係止部91にボックス基体66
の突片74aを係止することにより、ボックス基体66
と蓋体67との上下方向の離間が防止されている。
【0122】このような構造を有するボックス基体66
に遊技制御基板54を保持させてから、そのボックス基
体66と蓋体67とを両者を、まず図30に示すように
上下に重ねてから摺接させて、図31及び図32に示す
ように前者に対して後者を被せる。すると、基体接合部
77と蓋体接合部95とが上下方向において重なるか
ら、複数個組の接合部77,95のうち、1組の接合部
77,95を一体化する。すなわち、基体接合部77に
仮止めしておいた非可逆的接合手段81の1本を治具に
より蓋体接合部95に螺入してボックス基体66と蓋体
67とを一体化する。このとき治具により作業員が直接
非可逆的接合手段81を締め付けるので、前記第一公知
技術と異なり、作業者が締め付けの程度を確実に実感し
ながら収納ボックス55の完成度を高めることができ、
ひいては収納ボックスの技術上の信頼性を高めることが
できる。
【0123】このように収納ボックス55の二つの構成
要素を締め付けて一旦一体化した後に、締め付け作業手
順の逆の手順で非可逆的接合手段81を緩めて収納ボッ
クス55の開封を試みても開封できない。なぜならば、
ワンウェイネジのような非可逆的接合手段81は非可逆
的な手順で緩めることができない形状・構造になってい
るからである(本発明においては非可逆的接合手段と
は、このような意味おいて使用する)。従って、この収
納ボックス55を従来技術と同様に遊技機1の裏機構盤
50に取り付けると、そのボックス55を外部から容易
に開封することができない。よって、遊技制御基板54
のROMを不正に改造することができなくなる。
【0124】次に、所定期間経過後、遊技制御基板54
のROMが不正に改造されていないかを検査する場合、
ボックス基体66において基体接合部77を支持してい
る支持部78と連接部79とを切断治具により切断す
る。すると、基体接合部77、蓋体接合部95及び非可
逆的接合手段81の3つの部材は容易に分離できないか
ら、非可逆的接合手段81は蓋体67の蓋体接合部95
に把持されたまま残り、図33に示すように、非可逆的
接合手段81に切断された基体接合部77の被切断片9
9がぶら下がることになる。なお、相隣接する蓋体接合
部95間は被覆部98により塞がれているので、蓋体接
合部95を支持する支持部95は誤って切断治具により
切断される事態は起こらない。
【0125】そのため、仮に蓋体67を矢印X1の向き
に移動させようとしても、前記被切断片99が邪魔にな
って蓋体67を前記の向きに移動できないのに対して、
この実施態様にあっては、蓋体67を矢印X2の向きに
移動させ得る構造、言い換えれば前記非可逆的接合手段
81を収納ボックス55の裏面側から表側又は蓋体67
に向かって組り付ける構造になっているので、図34に
示すように、蓋体67を移動させる際に前記被切断片9
9は何ら蓋体67の移動に障害ならない。従っても収納
ボックス55を開封してその中に収納された遊技制御基
板54のROMの検査が可能になる。
【0126】次にこのようにしてROMの検査が終了し
たら、図30及び図31に示すように、再び、遊技制御
基板54を保持したボックス基体66に蓋体67を被せ
て、前記検査に使用した基体接合部と蓋体接合部以外の
基体接合部77と蓋体接合部95とを前記非可逆的接合
手段81により接合して、ボックス基体66と蓋体67
とを一体化する。すると、外部から容易に収納ボックス
55を開封できなくなる。以下、前記同様に接合手段5
6の数に対応した収納ボックス55の開封と閉封が可能
になる。
【0127】以上説明して来た収納ボックス55は、そ
の根本的技術思想を踏襲して発明の効果を著しく損なわ
ない限度において、前記態様の一部分を、例えば次のよ
うに変更して、実施することができる。 (1)前記態様においては、収納ボックス55の開封時
にボックス基体66に取り付けられている基体接合部7
7を切り離すようにしたが、係合手段76の構造を変更
することにより、蓋体接合部95を蓋体67から切り離
す構造にすることもできる。すなわち、ボックス基体6
6に対して蓋体67を摺接させながら一方向Xの矢印X
2の向きに移動して被せても係合機能を発揮する構造の
係合手段76を採用した場合、蓋体接合部95を蓋体6
7から切り離して得られた被切断片99を基体接合部7
7及び非可逆的接合手段81とともに移動させても、前
記被切断片99が収納ボックス55の開封の障害になら
ない。この態様の一例として、前記門型の係止片75に
相当する係止部を蓋体67の一端部A2側に設け、その
係止部に係止される被係止部をボックス基体66の一端
部A1側に設けて、蓋体67をX方向の矢印X2に向か
って相対的に移動させながら、ボックス基体66に被せ
るようにする。
【0128】ROMの検査の際、基体接合部77をボッ
クス基体66から、又は蓋体接合部95を蓋体67から
切り離すことのない態様にあっては、それらを支持部7
8又は96に支持させることなく、直接切断しない側の
構成要素と一体化することもできる。
【0129】(2)ボックス基体66と蓋体67とがそ
れらの厚み方向に離間しないようにする手段として突片
74aと離間阻止片88b、88dを大きくし、それら
の設置個所を少なくすることができる。 (3)基体接合部77と蓋体接合部95の相対時する対
向面同士は、必ずしも当接させる必要がなく、破断治具
が挿入できない範囲において対向面同士を離しておくこ
とできる。本発明において接合手段56における接合な
る意味はボックス基体66と蓋体67とを接合させ得る
手段であるという意味において使用する。なお、前記対
向面間に破断治具、例えば金鋸を挿入させない構造とし
て、図35に示すように、基体接合部77の上端面に段
差部100を形成するとともに、蓋体接合部95におい
て前記段差部100と対向する部位の下部にスカート部
110を形成し、前記ボックス基体66に蓋体67をス
ライドさせながら被せるとき、蓋体67の変位に伴って
蓋体接合部95が基体接合部77上に移動して、図36
に示すように、両者が相対峙した面間に前記X方向に直
交する向きに切断治具を挿入しようとして、前記段差部
100が邪魔になって、真っ直ぐな切断治具の挿入が不
可能になる。また、前記X方向から前記面間に切断治具
を挿入しようとしても、前記スカート部110が邪魔に
なって切断治具を挿入できないようにすることもでき
る。
【0130】(4)前記非可逆的接合手段81としての
リベットは、金属又は合成樹脂のいずれからできていて
もよい。 以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を
逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当
業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、
かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加
することができる。
【0131】例えば、第2表示部27の変動表示の後、
LED表示装置200の図柄は色が変化されるのみであ
ったが、数字も(または数字のみが)変わるようにして
もよい。この例としては、「黄1、黄1、黄1」が「黄
4、黄4、黄4」や「青7、青7、青7」に変わること
が挙げられる。また[表2]に示した27通り以外の図
柄、例えば、「白7、白7、白7」に変わるようにして
も良い。第2表示部27の変動表示の前にLED表示装
置200に表示される図柄を[表1]に示したものより
も増やしても良い。また、第2表示部27の変動表示中
は、LED表示装置200の数字の色調を変化された
が、LED表示装置200の数字の明度を変えたり、明
度・色調の双方を変えたりしても良い。
【0132】また、[表5]に示した変動パターンは4
種類とも変動時間が異なっていたが、次に示す[表7]
のように同じ変動時間が同じものを含んでいても良い。
【0133】
【表7】 変動時間の単位は秒である。これ以外にも、変動パター
ン2と変動パターン3の各変動時間が互いに同じものに
したり、変動パターン3と変動パターン4の各変動時間
が互いに同じものにしたりしてもよい。
【0134】また、第2表示部27の変動表示のさせ方
を変えても良い。例えば、点灯される箇所を単純に左右
方向に往復させるのではなく、移動の速度(つまり、点
灯させている時間)を徐々に速くしたり逆に遅くしたり
してもよい。また、移動しているかのように見せるので
はなく、最初に全ての文字を点灯させ、1〜2個ずつ消
灯させていってもよい。この場合、途中で確率変動とな
る箇所が多く残る(つまり点灯されている)ような消灯
のさせ方をすると「確率変動する可能性が高い」という
期待感を遊技者に持たせることができる。逆に確率変動
となる箇所が少なくなるような消灯のさせ方をしてもよ
い。また、最初に点灯される文字を乱数で決めても良
い。
【0135】保留数に応じて変動時間を変える制御にお
いて、ある保留数においては変動時間を固定しても良
い。すなわち、0〜4個の5種類の保留数において、例
えば、保留数が1のときは変動パターン2または3のど
ちらかから選ぶが、保留数が0、2、3、4のときはそ
れぞれ変動パターン1、2、3、4に固定する、として
も良い。
【0136】尚、パチンコ機1の制御方法も他の態様で
あっても実施できる。例えば、主制御部140と特別図
柄制御部160、音声ランプ制御部170、又は払出制
御部150等(以下、副制御部ともいう)との間での制
御に関して主制御部140から出力されるコマンドの種
類や主制御部140の制御負担を極力抑制した制御態様
の遊技機にも適用できる。
【0137】この制御態様における、例えば主制御部1
40と特別図柄制御部160との間のコマンド送信に関
して説明すると、特別図柄の制御において、主制御部1
40は特別図柄制御部160に対して変動コマンド、停
止図柄コマンド、及び変動停止コマンドを送信し、特別
図柄制御部160では変動コマンドを受けて、複数の変
動態様から乱数等による抽選で変動態様を決定する。各
コマンドの送受信時期、順序についても、情報伝達の確
実性や、多様な遊技態様の実現、あるいは不正防止等の
観点から種々の技術が採用される。
【0138】このようにすることで、様々な効果を発揮
する。機種変更の際には、異機種においても主制御プロ
グラムを共用でき、副制御プログラムについてのみ変更
すれば済むこととなり設計変更容易となる。また、第三
者検査機関による検査についても容易にできる。更に、
主制御部140の負担軽減や副制御部での制御自由度の
向上により多様な遊技効果を実現可能となる。
【0139】また、副制御部同士(2以上)についても
送信可能とすることができる。尚、上記では主制御部1
40と副制御部又は副制御部間において送信するとした
が、送信とは一方向であっても双方向であってもどちら
でも良い。また、樹脂製板68は透明板69により保護
されていたが、透明板69を排除しても良い。その際に
は、樹脂製板68を硬質な(または柔軟性に富む)材質
により成形して、パチンコ玉64が衝突しても傷がつき
にくくするとよい。
【0140】また、緩衝部材70、71を板バネ76以
外の弾性体で支持してもよい。その一例を図18(c)
に示す。本図に示す態様では、板バネ76の代わりに渦
巻バネ77を用いている。渦巻バネ77の一端77aを
面25に、他端77bを緩衝部材70に固定することに
より緩衝部材70は矢印Tのように揺れる。また、この
ように板バネ76や渦巻バネ77ではなくコイルバネで
支持したり、こうしたバネなどを設けることなく、緩衝
部材70自体に弾性を持たせても良い。
【0141】テレビ受像機やコンピュータディスプレイ
等の画像表示装置において、パチンコ機1が稼働してい
る様子を表示するプログラムをビデオゲーム機やパーソ
ナルコンピュータに実行させることにより擬似的に遊技
を行なわせるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る遊技機を示す正面図であ
る。
【図2】本発明の実施例に係る遊技機において、前面枠
を開いた状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例に係る遊技機の遊技盤を示す正
面図である。
【図4】本発明の実施例に係る遊技機を示す裏面図であ
る。
【図5】本発明の実施例に係る遊技機が備える電子制御
装置を示すブロック図である。
【図6】(a)は本発明の実施例に係る遊技機が備える
電子制御装置を構成する主制御部の説明図であり、
(b)は本発明の実施例に係る遊技機が備える電子制御
装置を構成する枠制御部の説明図である。
【図7】本発明の実施例に係る遊技機が備える電子制御
装置を構成する特別図柄制御部の説明図である。
【図8】本発明の実施例に係る遊技機の主制御部が行う
メインジョブを説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の実施例に係る遊技機において、電源断
(停電等)が発生したときの処理を示すフローチャート
である。
【図10】本発明の実施例に係る遊技機において、電源
断(停電等)が発生したときの復電処理を示すフローチ
ャートである。
【図11】本発明の実施例に係る遊技機において、当否
判定ジョブを説明するためのフローチャートである。
【図12】本発明の実施例に係る遊技機において、主制
御部の内蔵RAMに格納された各種メモリ等の代表例を
示す説明図である。
【図13】本発明の実施例に係る遊技機において、特別
図柄メインジョブの概略を説明するためのフローチャー
トである。
【図14】本発明の実施例に係る遊技機において、主制
御部を示す説明図である。
【図15】本発明の実施例に係る遊技機において、主制
御部を構成するCPUを示す説明図である。
【図16】本発明の実施例に係る遊技機において、中央
装置を第一種始動口(普通電動役物)と共に拡大した図
である。
【図17】本発明の実施例に係る遊技機において、外れ
変動パターン選択処理のフローチャートである。
【図18】本発明の実施例に係る遊技機において、低確
率変動用データ選択の処理のフローチャートである。
【図19】本発明の実施例に係る遊技機において、保留
数が3個以上の場合に実行される外れ表示低確率保留選
択の処理のフローチャートである。
【図20】本発明の実施例に係る遊技機において、保留
数が0個の場合に実行される外れ表示低確率保留選択の
処理のフローチャートである。
【図21】図16のA−A断面図である。
【図22】本発明の実施例に係る遊技機において、緩衝
部材70、板バネ76の説明図である。
【図23】本発明の実施例に係る遊技機において用いら
れている収納ボックスの外観を示す斜視図である。
【図24】本発明の実施例に係る遊技機において用いら
れている収納ボックスの構造を示す正面図である。
【図25】本発明の実施例に係る遊技機において用いら
れている収納ボックスの側面図である。
【図26】本発明の実施例に係る遊技機において用いら
れている収納ボックスの蓋体の正面図である。
【図27】本発明の実施例に係る遊技機において用いら
れている収納ボックスの蓋体の側面図である。
【図28】本発明の実施例に係る遊技機において用いら
れている収納ボックスの蓋体の側面図である。
【図29】本発明の実施例に係る遊技機において用いら
れている収納ボックスの蓋体の側面図である。
【図30】本発明の実施例に係る遊技機において用いら
れている収納ボックスの蓋体をボックス基体に組み合せ
る様子を示す説明図である。
【図31】本発明の実施例に係る遊技機において用いら
れている収納ボックスの蓋体をボックス基体に組み合せ
る様子を示す説明図である。
【図32】本発明の実施例に係る遊技機において用いら
れている収納ボックスの蓋体をボックス基体に組み合せ
る様子を示す説明図である。
【図33】本発明の実施例に係る遊技機において用いら
れている収納ボックスの閉封を行なう構造を示す説明図
である。
【図34】本発明の実施例に係る遊技機において用いら
れている収納ボックスの閉封を行なう構造を示す説明図
である。
【図35】収納ボックスの閉封を行なう構造において対
向面間に破断治具を挿入させない構造を示す説明図であ
る。
【図36】収納ボックスの閉封を行なう構造において対
向面間に破断治具を挿入させない構造を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…遊技機 11…遊技領域 16…中央装置 23…釘 24…7セグメント表示装置 27…第2表示部 66…透明板 70、71…緩衝部材 76…板バネ 200…LED表示装置(表示装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬谷 聡 愛知県名古屋市西区見寄町125番地 タイ ヨーエレック株式会社内 Fターム(参考) 2C088 AA33 AA35 AA36 AA37 AA39 AA42 AA48 EB74

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤に設けられ、複数の識別情報を同
    時に表示可能な表示装置と、該表示装置に表示させる識
    別情報を次々に変動させた後、予め決定された識別情報
    を確定表示する表示制御手段とを備えた遊技機におい
    て、 前記表示制御手段が前記識別情報を次々に変動させる態
    様が、予め複数用意されており、該複数の態様の中から
    実際に使用する態様を選択する変動態様決定手段と、 該変動態様決定手段により、実際に使用される態様が選
    択された後に、前記確定表示される識別情報を決定する
    識別情報決定手段と、 を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機において、 前記表示制御手段が前記識別情報を次々に変動させる態
    様が、リーチ状態になった場合に行なわれる演出態様を
    含むことを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の遊技機において、 前記表示制御手段が前記複数の識別情報を予め定められ
    た順序で次々と変動させるものであって、前記識別情報
    を次々に変動させる態様に、リーチ状態において変動中
    の識別情報を、遊技者に特典を与える識別情報から前記
    順序で所定数前または所定数後の識別情報で確定表示さ
    せる態様が含まれていることを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか一項に記載
    の遊技機において、 前記表示制御手段が前記識別情報を次々に変動させる態
    様が4種類以上あり、且つ該4種類の態様が予め夫々複
    数の態様からなる複数のグループにグループ分けされて
    おり、 前記変動態様決定手段が、前記グループを選択した後、
    該選択したグループに属する前記態様の中から実際に使
    用する態様を選択するものであることを特徴とする遊技
    機。
  5. 【請求項5】 複数の識別情報を同時に表示可能な表示
    装置に表示させる識別情報を次々に変動させた後、予め
    決定された識別情報を確定表示する変動表示方法におい
    て、 前記識別情報を次々に変動させる態様が、予め複数用意
    されており、該複数の態様の中から実際に使用する態様
    を選択し、 その後に、前記確定表示される識別情報を決定すること
    を特徴とする変動表示方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の変動表示方法におい
    て、 前記識別情報を次々に変動させる態様が、リーチ状態に
    なった場合に行なわれる演出態様を含むことを特徴とす
    る変動表示方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の変動表示方法におい
    て、 前記複数の識別情報が予め定められた順序で次々と変動
    されるものであって、前記識別情報を次々に変動させる
    態様に、リーチ状態において変動中の識別情報を、遊技
    者に特典を与える識別情報から前記順序で所定数前また
    は所定数後の識別情報で確定表示させる態様が含まれて
    いることを特徴とする変動表示方法。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし7のいずれか一項に記載
    の変動表示方法において、 前記表示制御手段が前記識別情報を次々に変動させる態
    様が4種類以上あり、且つ該4種類以上の態様が予め夫
    々複数の態様からなる複数のグループにグループ分けさ
    れており、 実際に使用する態様が、前記グループを選択した後、該
    選択したグループに属する前記態様の中からを選択され
    ることを特徴とする変動表示方法。
  9. 【請求項9】 複数の識別情報を同時に表示可能な表示
    装置に表示させる識別情報を次々に変動させた後、予め
    決定された識別情報を確定表示する変動表示処理をコン
    ピュータに実行させるためのプログラムにおいて、 前記識別情報を次々に変動させる態様が、予め複数用意
    されており、該複数の態様の中から実際に使用する態様
    を選択し、 その後に、前記確定表示される識別情報を決定する処理
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のプログラムにおい
    て、 前記識別情報を次々に変動させる態様が、リーチ状態に
    なった場合に行なわれる演出態様を含むことを特徴とす
    るプログラム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のプログラムにおい
    て、 前記複数の識別情報が予め定められた順序で次々と変動
    されるものであって、前記識別情報を次々に変動させる
    態様に、リーチ状態において変動中の識別情報を、遊技
    者に特典を与える識別情報から前記順序で所定数前また
    は所定数後の識別情報で確定表示させる態様が含まれて
    いることを特徴とするプログラム。
  12. 【請求項12】 請求項9ないし11のいずれか一項に
    記載のプログラムにおいて、 前記識別情報が次々に変動される態様が4種類以上あ
    り、且つ該4種類の態様が予め夫々複数の態様からなる
    複数のグループにグループ分けされており、 実際に使用する態様が、前記グループを選択した後、該
    選択したグループに属する前記態様の中から選択される
    ことを特徴とするプログラム。
  13. 【請求項13】 請求項1から4のいずれかに記載の遊
    技機が稼働している様子を、画像表示装置に再現表示す
    るためのプログラム。
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