JP2003325003A - 作業機連結装置 - Google Patents
作業機連結装置Info
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Abstract
きるようにする。 【解決手段】 作業機22をトラクタ10に連結するに
は、ヒッチ部20に形成された開口部32aにロックピ
ン30を嵌入してロックするが、このときロックピン3
0は、フックプレート40に装着された捩りばね46の
自由端側を押し、該自由端側はストッパ部48の案内面
48aに沿って嵌入方向に移動する。同時に、フックプ
レート40は、戻しスプリング43の付勢力により開口
部32aを閉止しロックピン30をロックする。作業機
22を離脱するには、フックプレート40を持ち上げて
開口部32aを開放すると、ロックピン30は捩りばね
46の自由端側によって離脱方向に付勢され開口部32
aから抜け出す。このとき、捩りばね46の自由端側
は、規制面48bに当接したまま捩りばね46の先端折
曲げ部46aが下部連結体32の上リブ部50aに当接
し、開口部32aを半開き状態に保持する。
Description
作業機連結用のヒッチ部を備えた作業機連結装置に関
し、特にヒッチ部側のフック部材を、作業機側のロック
ピンのロック位置とロック解除位置とに位置保持可能な
位置保持部材を備えた作業機連結装置に関する。
に作業機連結用のヒッチ部が装着されていて、このヒッ
チ部は略々逆U字状のヒッチフレームを有し、該ヒッチ
フレームの下部には、作業機側のロックピンを嵌入して
該作業機を連結する開口部が形成された連結体が設けら
れている。この連結体には、ロックピンをロック又はロ
ック解除するフック部材が回動可能に枢着されていて、
このフック部材は、付勢部材によりロックピンをロック
する方向に常時付勢されている。
は、前記開口部に作業機側のロックピンを嵌入し、この
状態で前記付勢部材の付勢力により前記フック部材が開
口部を閉止し、これで前記ロックピンがロックされて作
業機が連結される構成となっている。一方、作業機をヒ
ッチ部から離脱させる場合は、作業者が手動操作によ
り、前記付勢部材に抗してフック部材を前記開口部を開
放する方向に回動すると、フック部材に装着された捩り
ばねの自由端側に付勢されて、ロックピンはロック解除
方向に付勢されて前記開口部から離脱し、ロックが解除
されて作業機が離脱される仕組みとなっている。
の作業機連結装置では、例えば作業機をヒッチ部から離
脱させる際に、前記ロックピンをロック解除方向に付勢
する前記捩りばねの自由端側が移動路上から外れて、ロ
ックピンをロック解除方向に付勢するのが困難となるお
それがあった。また、ロックピンが開口部から離脱した
後は、前記フック部材が前記付勢部材の付勢力により開
口部を閉止してしまうため、ロック解除後においても、
ロックピンを嵌入できる程度に前記開口部を半開き状態
に保持することができれば、次の作業機連結作業の際の
操作性の改善を図ることができる。
されたもので、その目的とするところは、少数部品で作
業機を簡単な操作で農機本体に脱着することができる作
業機連結装置を提供することにある。
め、請求項1記載の発明は、農機(10)本体の後部に
装着され、作業機(22)を連結するヒッチ部(20)
と、該ヒッチ部(20)に設けられ前記作業機側のロッ
クピン(30)を嵌入する開口部(32a)が形成され
た連結体(32)と、該連結体(32)に回動可能に枢
着されたフック部材(40)と、該フック部材(40)
を前記ロックピン(30)のロック方向に付勢する付勢
部材(43)と、前記ロックピン(30)が前記開口部
(32a)に嵌入され前記フック部材(40)が前記開
口部(32a)を閉止したロック位置と、前記ロックピ
ン(30)が前記開口部(32a)から離脱して前記フ
ック部材(40)が前記開口部(32a)を開口したロ
ック解除位置とに前記フック部材(40)を位置保持可
能な位置保持部材と、を備えた作業機連結装置におい
て、前記位置保持部材は、一端が前記フック部材(4
0)に固定され他端が自由端で、該自由端側が前記ロッ
クピン(30)の嵌入方向と反対方向に付勢力を付与す
る捩りばね(46)であり、前記フック部材(40)
に、該フック部材(40)との間で前記捩りばね(4
6)の自由端側を移動方向に案内する案内面(48a)
と、前記捩りばね(46)の自由端側に当接して該自由
端側の移動を規制する規制面(48b)とを有するスト
ッパ部(48)を形成し、前記ロックピン(30)のロ
ック時には、前記捩りばね(46)の自由端側が前記ロ
ックピン(30)に押されて前記開口部(32a)内を
前記案内面(48a)に沿って移動し、前記ロックピン
(30)のロック解除時には、前記捩りばね(46)の
自由端側が前記ロックピン(30)を離脱方向に付勢し
ながら前記案内面(48a)に沿って移動すると共に、
前記規制面(48b)に当接した状態で前記自由端側の
先端部(46a)が前記開口部(32a)の下方位置
(50a)に当接する、ことを特徴とする。
業機連結装置において、前記捩りばね(46)は、前記
フック部材(40)に一体成形されてなることを特徴と
する。
0)本体の後部に作業機(22)を連結するには、ヒッ
チ部(20)の上部を作業機(22)側のマストピン
(26a)に引掛けてから該ヒッチ部(20)を油圧で
持ち上げ、作業機側のロックピン(30)が作業機(2
2)の自重でフック部材(40)を押し開きながら連結
体(32)の開口部(32a)に嵌入されるが、このと
き、捩りばね(46)の自由端側がロックピン(30)
に押されて前記開口部(32a)内をストッパ部(4
8)の案内面(48a)に沿って移動すると共に、フッ
ク部材(40)は付勢部材(43)の付勢力によってロ
ック方向に回動し、ロックピン(30)が前記開口部
(32a)内に止め置く状態でロックされる。この状態
では、前記付勢部材(43)の付勢力により、フック部
材(40)のロック解除方向の回動が規制され、不測に
ロックピン(30)が前記開口部(32a)から離脱す
ることはない。
から離脱させるときは、該作業機(22)を油圧で持ち
上げた状態で、前記付勢部材(43)の付勢力に抗して
フック部材(40)をロック解除方向に回動し、この状
態で作業機(22)を下降させて着地させると、作業機
(22)は前傾姿勢となり、ロックピン(30)が前記
開口部(32a)から抜け出す。このとき、捩りばね
(46)の自由端側がロックピン(30)を離脱方向に
付勢しながらストッパ部(48)の案内面(48a)に
沿って移動し、規制面(48b)に当接した位置で捩り
ばね(46)の自由端側の先端部(46a)が前記開口
部(32a)の下方位置(50a)に当接してフック部
材(40)の閉止方向への回動を規制し、前記開口部
(32a)は半開き状態に保持される。
するためのものであって、本発明を何ら限定するもので
はない。
の形態を説明する。
機の側面図であり、トラクタ10のミッションケース1
2の後方下部の左右側に配設されたロアリンク14,1
4と、後方上部の中央にトップリンクサポート16を介
して配設されたトップリンク18で3点リンクが形成さ
れている。これらロアリンク14とトップリンク18の
先端にヒッチ部20を取付け、このヒッチ部20により
ロータリ装置等の作業機22が連結される。
に、丸パイプを略々逆U字状に形成したヒッチフレーム
24と、該ヒッチフレーム24の上部に一体固定され作
業機22のトップマスト26のマストピン26aを支持
する上部連結体28と、ヒッチフレーム24の下部の左
右両端に一体固定されて作業機22側のロックピン30
を連結する左右の下部連結体32,32と、該左右の下
部連結体32,32の上方で逆U字状のヒッチフレーム
24を連結する支持枠34とを有している。
丸パイプ部を包み込むように溶接された半円パイプ状の
左右のボス部34a,34aと、該左右のボス部34a
を連結する横ステー34bと、トラクタ10の後部中央
側から後方に向けて伸張されたヨークジョイント36を
保持するホルダー38(図2参照)の支持部34cとを
有する。
たトップリンク18の取付孔28aと、後部に形成され
たU字状のフック部28bと、該フック部28bの前部
に形成されたL字溝28cと、前記フック部28bの下
方に垂設されたばね取付アーム28dとを有している。
このばね取付アーム28dには、後述する戻しスプリン
グ(付勢部材)43を引掛けるスプリング引掛け孔29
が形成されている。また、下部連結体32には、後方に
向け略々U字状の開口部32aが形成されていて、該下
部連結体32の略々中央下部には、ロアリンク14を支
持する取付ピン32bが突設され、該取付ピン32bの
上部には支点軸32cが溶着されている。この支点軸3
2cには、先端にフック部40aを有するフックプレー
ト40が回動自在に軸着されている(図2参照)。
形成されたピン孔に、ロック解除用の解除リンク42の
先端を折曲げた連結ピン部44が嵌入されていて、該解
除リンク42の上下操作により該フックプレート40を
介してロックピン30を固定したり解除したりすること
ができる。この解除リンク42は、前述したスプリング
引掛け孔29との間に張設された戻しスプリング43の
付勢力により常時下方(ロック方向)に向けて付勢され
ている。
ス等の成形手段により合成樹脂で成形されるもので、前
記連結ピン部44が嵌入されるピン孔を有する筒状部が
形成され、該筒状部に捩りばね46が巻き掛けられ、更
に該筒状部の頂部に鍔部40cが形成されて捩りばね4
6の離脱が防止されるようになっている。すなわち、フ
ックプレート40と捩りばね46とは成形手段により一
体成形されている。この捩りばね46は、一端(固定端
側)がフックプレート40の側面に突設されたピン40
bに係止され、他端(自由端側)は所定長さ伸張されて
その先端に折曲げ部46aが形成されている。
40の下部側壁には、前記連結ピン44を中心とする捩
りばね46の自由端側の回転方向(捩り方向)を規制す
るため、及び捩りばね46の自由端側がその回転方向の
移動路上から外側方に外れてしまうのを防止するストッ
パ部48が形成されている。
に示すように、フックプレート40との間で捩りばね4
6の自由端側を回転方向(捩り方向)に案内する案内面
48aと、捩りばね46の自由端側の中途部に当接して
該自由端側の移動を規制する規制面48bとが形成され
ている。
2aの下部には、上下に段差を有し外側方に張り出した
上リブ部50aと下リブ部50bが形成されていて、ロ
ックピン30のロック時には、捩りばね46の自由端側
がフックプレート40の下方移動を妨げないように、該
捩りばね46の折曲げ部46aが下リブ部50bの上方
空間に収納された状態になっている(図5参照)。すな
わち、ロックピン30のロック時には、フックプレート
40がロックピン30を上から押圧した状態であり、こ
のとき、折曲げ部46aは未だ下リブ部50bに当接し
ないようになっている。
は、捩りばね46の折曲げ部46aが上リブ部50aに
当接して、フックプレート40の下方移動をその位置で
規制し、開口部32aを半開き状態に保持する(図7参
照)。これにより、次の作業機連結時に、ロックピン3
0が開口部32aに嵌入し易くすることが可能となる。
なお、上リブ部50aと下リブ部50bは、ロアリンク
14を支持する取付ピン32bの周囲の補強も兼ねてい
る。
形態の作用について説明する。
に連結するには、ヒッチ部20の上部に形成されたフッ
ク部28bにマストピン26aを引掛けると共に、ヒッ
チ部20の下部に形成された開口部32aにロックピン
30を嵌入してロックする。このため、図7に示すよう
に、定位置に置かれた作業機22に対しトラクタ10を
後退させながら、ヒッチ部20のフック部28bを作業
機22側のマストピン26aに引掛けてから、図示しな
いトラクタ側の油圧レバーを操作してヒッチ部20を油
圧で持ち上げる。このとき、フックプレート40に装着
された捩りばね46の自由端側の先端折曲げ部46a
は、該フックプレート40が開口部32aを半開き状態
に保持するように、下部連結体32の上リブ部50aに
当接されている。
2側のロックピン30が、該作業機22の自重でマスト
ピン26aを中心として開口部32aに向け徐々に移動
して近づき、フックプレート40の先端部40aを少し
押上げながらロックピン30が開口部32aに入り始め
る。このとき、ロックピン30が捩りばね46を後面側
から押し込むため、捩りばね46の先端折曲げ部46a
が上リブ部50aから外れる。更に、捩りばね46の自
由端側は、フックプレート40の側面部に形成されたス
トッパ部48の案内面48aにガイドされながらロック
ピン30の嵌入方向(前方)に移動する。
奥まで嵌入されると、フックプレート40は、戻しスプ
リング43の付勢力により解除リンク42を介して支点
軸32cを中心として下方に回動し(図の時計方向)、
図5に示すように、フックプレート40は開口部32a
を閉止してロックピン30がロックされる。このとき、
ロックピン30は、上記ロック位置でフックプレート4
0の内側下面とストッパ部48の下面側48cとで上方
から押付けられ、ロック状態が保持される。同時に、フ
ックプレート40と連動連結された解除リンク42は、
その上部がL字溝28cの鉤部後端に入った状態で戻し
スプリング43により下方に付勢され、これによりフッ
クプレート40は上方への移動が規制されてヒッチ部2
0と作業機22との連結が完了する。
脱させるときは、図示しないトラクタ10側の油圧レバ
ーにより作業機22を持ち上げ、作業者が手で解除リン
ク42を握り、この解除リンク42をL字溝28cの鉤
部後端から外して上方に引き上げると、該解除リンク4
2を介してフックプレート40が上方に回動し、このと
き捩りばね46の自由端側はロックピン30を離脱方向
に付勢する。更に、フックプレート40の上方回動に伴
ない、捩りばね46の自由端側も上方に移動し、図6に
示すように、捩りばね46の先端折曲げ部46aがロッ
クピン30に乗り上げるようになる。この状態で解除リ
ンク42から手を放しても、捩りばね46の先端折曲げ
部46aがロックピン30に乗り上げているため、フッ
クプレート40は下方に回動しない。なお、このとき、
捩りばね46の自由端側の長手方向の中途部は、ストッ
パ部48の規制面48bに当接して、該捩りばね46の
自由端側はそれ以上後方には移動しない。
ヒッチ部20を下降させると、作業機22の尾輪が地面
に着き、作業機22の重心が前方にあるので前傾姿勢と
なり、ロックピン30が開口部32aから離れ始め離脱
できる。これと同時に、捩りばね46の先端折曲げ部4
6aは上リブ部50aに当接してフックプレート40を
半開き状のロック解除姿勢に保持する(図7参照)。更
に、作業機22のマストピン26aが上部連結体28の
フック部28bから離れた状態で、トラクタ10を前進
させると作業機22がトラクタ10から離脱する。
置保持部材(捩りばね)とフック部材に形成されたスト
ッパ部とにより、フック部材を、ロックピンのロック位
置とロック解除位置に保持することができ、これにより
少数部品で作業機を簡単な操作で脱着することができ
る。
フック部材と一体成形したことで、製造コストの低減を
図ることができる。
る。
図である。
トによりロックされた状態のヒッチ部の側面図である。
ッチ部の側面図である。
態のヒッチ部の側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 農機本体の後部に装着され、作業機を連
結するヒッチ部と、該ヒッチ部に設けられ前記作業機側
のロックピンを嵌入する開口部が形成された連結体と、
該連結体に回動可能に枢着されたフック部材と、該フッ
ク部材を前記ロックピンのロック方向に付勢する付勢部
材と、前記ロックピンが前記開口部に嵌入され前記フッ
ク部材が前記開口部を閉止したロック位置と、前記ロッ
クピンが前記開口部から離脱して前記フック部材が前記
開口部を開口したロック解除位置とに前記フック部材を
位置保持可能な位置保持部材と、を備えた作業機連結装
置において、 前記位置保持部材は、一端が前記フック部材に固定され
他端が自由端で、該自由端側が前記ロックピンの嵌入方
向と反対方向に付勢力を付与する捩りばねであり、 前記フック部材に、該フック部材との間で前記捩りばね
の自由端側を移動方向に案内する案内面と、前記捩りば
ねの自由端側に当接して該自由端側の移動を規制する規
制面とを有するストッパ部を形成し、 前記ロックピンのロック時には、前記捩りばねの自由端
側が前記ロックピンに押されて前記開口部内を前記案内
面に沿って移動し、前記ロックピンのロック解除時に
は、前記捩りばねの自由端側が前記ロックピンを離脱方
向に付勢しながら前記案内面に沿って移動すると共に、
前記規制面に当接した状態で前記自由端側の先端部が前
記開口部の下方位置に当接する、 ことを特徴とする作業機連結装置。 - 【請求項2】 前記捩りばねは、前記フック部材に一体
成形されてなる、ことを特徴とする請求項1記載の作業
機連結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002134462A JP4050088B2 (ja) | 2002-05-09 | 2002-05-09 | 作業機連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002134462A JP4050088B2 (ja) | 2002-05-09 | 2002-05-09 | 作業機連結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003325003A true JP2003325003A (ja) | 2003-11-18 |
JP4050088B2 JP4050088B2 (ja) | 2008-02-20 |
Family
ID=29697100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JP (1) | JP4050088B2 (ja) |
-
2002
- 2002-05-09 JP JP2002134462A patent/JP4050088B2/ja not_active Expired - Fee Related
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