JP2003324845A - 電力供給システムおよび電力料金決済システム - Google Patents

電力供給システムおよび電力料金決済システム

Info

Publication number
JP2003324845A
JP2003324845A JP2002129917A JP2002129917A JP2003324845A JP 2003324845 A JP2003324845 A JP 2003324845A JP 2002129917 A JP2002129917 A JP 2002129917A JP 2002129917 A JP2002129917 A JP 2002129917A JP 2003324845 A JP2003324845 A JP 2003324845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power generation
company
value
generation amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002129917A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukinori Katagiri
幸徳 片桐
Yoshio Sato
美雄 佐藤
Akira Yamada
章 山田
Akira Osawa
陽 大澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2002129917A priority Critical patent/JP2003324845A/ja
Publication of JP2003324845A publication Critical patent/JP2003324845A/ja
Priority to JP2007116399A priority patent/JP5028136B2/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S50/00Market activities related to the operation of systems integrating technologies related to power network operation or related to communication or information technologies
    • Y04S50/12Billing, invoicing, buying or selling transactions or other related activities, e.g. cost or usage evaluation

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力系統に対して高品質の電力を安定供給す
る発電能力を確保しながら、電力供給系統総体としての
コスト/パフォーマンスを改善する手段を備えた電力供
給システムおよび電力料金決済システムを提供する。 【解決手段】 需要家3と発電業者2とが電力会社1の
送電線ネットワークを介して契約を締結する電力供給シ
ステムにおいて、電力会社1は、電力系統の周波数,電
圧,負荷の少なくとも一つの計測値と需要家3から発電
業者2への発電量要求値とに基づき発電業者2への発電
量指令修正値を計算する発電量指令修正値計算手段と、
発電量指令修正値と発電業者2の発電量計測値とに基づ
き発電業者2の電力系統安定化に対する寄与率を計算す
る寄与率計算手段とを備え、算出した発電量指令修正値
を発電業者2に送信する。発電業者2は、受信した発電
量指令修正値を発電量目標値として発電する。電力会社
1は、寄与率に基づいて決定した料金を発電業者2に支
払う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電業者が電力会
社の送電線ネットワークを介して契約相手の需要家に電
力を供給する電力供給システムおよび電力料金決済シス
テムに係り、特に、電力系統安定化および電力料金の公
平妥当な決済手順に関する。
【0002】
【従来の技術】2000年3月21日からの改正電気事業法
の施行により、一般電気事業者(電力会社)により独占的
になされていた需要者への電力供給の一部が自由化さ
れ、特別高圧(20,000V以上)で受電し使用規模が2,000
kW以上の特別規模需要者(需要家)を対象とした電力供
給への新規参入が認められた。
【0003】新規参入する特定規模電気事業者(発電業
者)は、一定の条件を満たす限り、電力会社の既存の送
電線ネットワークを利用して、需要家に電力を小売りす
る小売託送ができるようになった。
【0004】また、需要家は、電気事業者の選択により
安価な電力を使用できるようになった。
【0005】このように、電力会社の送電線ネットワー
ク(電力系統)を利用する条件としては、法令や系統連係
技術要件などの遵守および電力会社の給電指令の遵守に
加え、30分単位の電力需要に追随して託送契約電力を
供給する同時同量運転が定められている。
【0006】なお、発電業者の発電機の事故などで、発
電業者が需要家に対して電力を託送できず、同時同量運
転が実施されなかった場合、発電業者は、電力会社に対
して事故時補給電力料金(ペナルティ料金)を支払う。
【0007】このとき発生する電力不足分および超過分
は、電力会社所有の発電設備が補償することになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】2003年に予定されてい
る電気事業法のさらなる改正により、電力の卸売り単価
が時間単位で売買されるスポット形市場が導入される場
合、市場取引の結果として、時間帯の境目で発電量指令
が変更されるので、時間帯初めの10〜20分間は、系
統周波数の変動による電力品質の悪化が懸念されてい
る。
【0009】また、発電業者が所有する発電設備が系統
に複数台接続されている場合、複数台の発電設備が一斉
に起動停止または負荷運転すると、電力系統には、局所
的な電圧の変動が生ずる可能性がある。
【0010】この現象が電力系統全体に波及した場合、
1〜数秒周期で系統全体が動揺する電力動揺現象とな
り、電力系統の安定度が損なわれる。
【0011】上記周波数変動および電圧変動を補償する
ため、発電業者には、30分間の同時同量運転が、ま
た、電力会社の発電設備には、急速負荷運転や部分負荷
運転などのより厳しい運転条件が課せられる。
【0012】市場取引に応じた発電設備の周波数変動や
発電設備の起動停止による電圧変動は、電力系統におい
ては、電力の品質を低下させる外乱であり、30分単位
での同時同量運転によって10〜20分間の電力品質を
高めることは、困難である。
【0013】また、周波数変動および電圧変動を電力会
社所有の大出力発電設備で補償した場合、負荷変化運転
または部分負荷運転などの回数が増大し、大出力発電設
備の運転コストが増大する。
【0014】特開2002−034155号公報は、発電業者や需
要家の電力設備を電力市場自由化に伴う電力取引の契約
に基づいて制御する電力設備制御手段を設けた電力系統
安定化システムを提案している。
【0015】この従来例においては、発電量が需要を大
幅に上回ることが予想される場合に、どの発電業者の発
電機を遮断すれば、電力会社が発電業者に支払う金銭的
補償を最少にできるかという観点で電力設備制御手段が
構成されている。
【0016】しかし、契約を締結している需要家の了承
が得られれば、発電業者が発電機を自己都合で遮断する
ことは基本的に自由なので、電力会社は、依然として、
夏期の最大需要に対応する発電能力の発電設備を自ら確
保しなければならず、総体としてのコスト/パフォーマ
ンスが改善されたとはいえなかった。
【0017】本発明の目的は、電力系統に対して高品質
の電力を安定供給する発電能力を確保しながら、電力供
給系統総体としてのコスト/パフォーマンスを改善する
手段を備えた電力供給システムおよび電力料金決済シス
テムを提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、発電業者が電力会社の送電線ネットワー
クを介して契約相手の需要家に電力を供給する電力供給
システムにおいて、電力会社が、電力系統の周波数,電
圧,負荷の少なくとも一つの計測値と需要家から発電業
者への発電量要求値とに基づき発電業者に対する発電量
指令修正値を計算する発電量指令修正値計算手段と、発
電量指令修正値を目標に発電した発電業者の発電量計測
値と発電量指令修正値とに基づき発電業者の電力系統安
定化に対する寄与率を計算する寄与率計算手段とを備え
た電力供給システムを提案する。
【0019】従来は、発電量が需要を大幅に上回ること
が予想される場合に、どの発電業者の発電機を遮断すれ
ば、電力会社が発電業者に支払う金銭的補償を最少にで
きるかという観点でシステムを構成していた。
【0020】したがって、発電業者が発電機を自己都合
で遮断することは基本的に自由であり、電力会社は、依
然として、夏期の最大需要に対応する発電能力の発電設
備を自ら確保しなければならず、総体としてのコスト/
パフォーマンスが改善されたとはいえなかった。
【0021】これに対して、本発明においては、発電業
者の電力系統安定化に対する寄与率を計算する手段を備
えたので、発電業者が電力系統安定化に協力しようとす
る動機付けとなり、電力会社は、発電業者の発電設備も
ある程度計算に入れて発電能力を確保し、総体としての
コスト/パフォーマンスを改善できる。
【0022】発電業者が電力会社の送電線ネットワーク
を介して契約相手の需要家に電力を供給する電力供給シ
ステムにおいて、電力会社が、電力系統の周波数,電
圧,負荷の少なくとも一つの計測値と需要家から発電業
者への発電量要求値とに基づき需要家の発電量要求値に
対する相対値としての系統安定化指令を計算する系統安
定化指令計算手段を備え、発電業者が、電力会社からの
系統安定化指令と需要家からの発電量要求値との和を発
電量目標値として計算する手段を備え、電力会社が、系
統安定化指令と発電量要求値と発電量目標値を目標に発
電した発電業者の発電量計測値とに基づき発電業者の電
力系統安定化に対する寄与率を計算する寄与率計算手段
とを備えた電力供給システムを提案する。
【0023】本発明では、電力会社ではなく、発電業者
が、発電量指令修正値を計算することから、既存の電力
会社のシステムにも比較的容易に適用できる。
【0024】発電業者が系統運用会社の送電線ネットワ
ークを介して契約相手の需要家に電力を供給する電力供
給システムにおいて、電力会社が、電力系統の周波数,
電圧,負荷の少なくとも一つの計測値と需要家から発電
業者への発電量要求値とに基づき発電業者に対する発電
量指令修正値を計算する発電量指令修正値計算手段と、
発電量指令修正値を目標に発電した発電業者の発電量計
測値と発電量指令修正値とに基づき発電業者の電力系統
安定化に対する寄与率を計算する寄与率計算手段とを備
えた電力供給システムを提案する。
【0025】この構成によれば、系統運用会社が電力系
統を所有している場合にも、本発明を適用できる。
【0026】発電業者が系統運用会社の送電線ネットワ
ークを介して契約相手の需要家に電力を供給する電力供
給システムにおいて、電力会社が、電力系統の周波数,
電圧,負荷の少なくとも一つの計測値と需要家から発電
業者への発電量要求値とに基づき需要家の発電量要求値
に対する相対値としての系統安定化指令を計算する系統
安定化指令計算手段を備え、発電業者が、電力会社から
の系統安定化指令と需要家からの発電量要求値との和を
発電量目標値として計算する手段を備え、電力会社が、
系統安定化指令と発電量要求値と発電量目標値を目標に
発電した発電業者の発電量計測値とに基づき発電業者の
電力系統安定化に対する寄与率を計算する寄与率計算手
段とを備えた電力供給システムを提案する。
【0027】この構成によれば、系統運用会社が電力系
統を所有している場合にも、本発明を適用できる。
【0028】上記いずれかの電力供給システムにおい
て、寄与率計算手段は、電力系統の周波数,電圧,負荷
の少なくとも一つを制御する発電量指令の時系列信号と
発電設備の発電量計測値の時系列信号とに基づき発電量
指令と発電量計測値との相関係数を計算する手段と、当
該相関係数を用いて電力系統安定化に対する寄与率を計
算する手段とすることができる。
【0029】発電量指令修正値と発電量実績との時系列
データから相関係数を求めるので、発電量の推移に即し
た寄与率を計算できる。
【0030】発電業者が電力会社の送電線ネットワーク
を介して契約相手の需要家に電力を供給して当該需要家
から電力料金を受け取り電力系統の託送料金および同時
同量運転が実施されなかった場合のペナルティ料金とを
電力会社に支払う電力料金決済システムにおいて、電力
会社が、電力系統の周波数,電圧,負荷の少なくとも一
つの計測値と需要家から発電業者への発電量要求値とに
基づき発電業者に対する発電量指令修正値を計算する発
電量指令修正値計算手段と、発電量指令修正値を目標に
発電した発電業者の発電量計測値と発電量指令修正値と
に基づき発電業者の電力系統安定化に対する寄与率を計
算する寄与率計算手段と、寄与率に基づき発電業者に払
い戻す系統安定化料金を計算する手段と、電力系統の託
送料金およびペナルティ料金と系統安定化料金との差額
を計算する手段とを備えた電力料金決済システムを提案
する。
【0031】本発明においては、発電業者の電力系統安
定化に対する寄与率を計算する手段を備え、系統安定化
料金を発電業者に払い戻すので、発電業者が電力系統安
定化に協力しようとする動機付けとなり、電力会社は、
発電業者の発電設備もある程度計算に入れて発電能力を
確保し、総体としてのコスト/パフォーマンスを改善で
きる。
【0032】発電業者が電力会社の送電線ネットワーク
を介して契約相手の需要家に電力を供給して当該需要家
から電力料金を受け取り電力系統の託送料金および同時
同量運転が実施されなかった場合のペナルティ料金とを
電力会社に支払う電力料金決済システムにおいて、電力
会社が、電力系統の周波数,電圧,負荷の少なくとも一
つの計測値と需要家から発電業者への発電量要求値とに
基づき需要家の発電量要求値に対する相対値としての系
統安定化指令を計算する系統安定化指令計算手段を備
え、発電業者が、電力会社からの系統安定化指令と需要
家からの発電量要求値との和を発電量目標値として計算
する手段を備え、電力会社が、系統安定化指令と発電量
要求値と発電量目標値を目標に発電した発電業者の発電
量計測値とに基づき発電業者の電力系統安定化に対する
寄与率を計算する寄与率計算手段と、寄与率に基づき発
電業者に払い戻す系統安定化料金を計算する手段と、電
力系統の託送料金およびペナルティ料金と系統安定化料
金との差額を計算する手段とを備えた電力料金決済シス
テムを提案する。
【0033】本発明では、電力会社ではなく、発電業者
が、発電量指令修正値を計算することから、既存の電力
会社のシステムにも比較的容易に適用できる。
【0034】発電業者が系統運用会社の送電線ネットワ
ークを介して契約相手の需要家に電力を供給して当該需
要家から電力料金を受け取り電力系統の託送料金を系統
運用会社に支払い同時同量運転が実施されなかった場合
のペナルティ料金を電力会社に支払う電力料金決済シス
テムにおいて、電力会社が、電力系統の周波数,電圧,
負荷の少なくとも一つの計測値と需要家から発電業者へ
の発電量要求値とに基づき発電業者に対する発電量指令
修正値を計算する発電量指令修正値計算手段と、発電量
指令修正値を目標に発電した発電業者の発電量計測値と
発電量指令修正値とに基づき発電業者の電力系統安定化
に対する寄与率を計算する寄与率計算手段と、寄与率に
基づき発電業者に払い戻す系統安定化料金を計算する手
段と、電力系統の託送料金およびペナルティ料金と系統
安定化料金との差額を計算する手段とを備えた電力料金
決済システムを提案する。
【0035】この構成によれば、系統運用会社が電力系
統を所有している場合にも、本発明を適用できる。
【0036】発電業者が系統運用会社の送電線ネットワ
ークを介して契約相手の需要家に電力を供給して当該需
要家から電力料金を受け取り電力系統の託送料金を系統
運用会社に支払い同時同量運転が実施されなかった場合
のペナルティ料金を電力会社に支払う電力料金決済シス
テムにおいて、電力会社が、電力系統の周波数,電圧,
負荷の少なくとも一つの計測値と需要家から発電業者へ
の発電量要求値とに基づき需要家の発電量要求値に対す
る相対値としての系統安定化指令を計算する系統安定化
指令計算手段を備え、発電業者が、電力会社からの系統
安定化指令と需要家からの発電量要求値との和を発電量
目標値として計算する手段を備え、電力会社が、系統安
定化指令と発電量要求値と発電量目標値を目標に発電し
た発電業者の発電量計測値とに基づき発電業者の電力系
統安定化に対する寄与率を計算する寄与率計算手段と、
寄与率に基づき発電業者に払い戻す系統安定化料金を計
算する手段と、電力系統の託送料金およびペナルティ料
金と系統安定化料金との差額を計算する手段とを備えた
電力料金決済システムを提案する。
【0037】この構成によれば、系統運用会社が電力系
統を所有している場合にも、本発明を適用できる。
【0038】上記いずれかの電力料金決済システムにお
いて、寄与率計算手段が、電力系統の周波数,電圧,負
荷の少なくとも一つを制御する発電量指令の時系列信号
と発電設備の発電量計測値の時系列信号とに基づき発電
量指令と発電量計測値との相関係数を計算する手段と、
当該相関係数を用いて電力系統安定化に対する寄与率を
計算する手段とからなる電力料金決済システムを提案す
る。
【0039】発電量指令修正値と発電量実績との時系列
データから相関係数を求めるので、発電量の推移に即し
た寄与率を計算できる。
【0040】上記いずれかの電力料金決済システムにお
いて、系統安定化料金の払い戻し率を変更する手段を備
えた電力料金決済システムを提案する。
【0041】系統安定化料金の払い戻し率を変更する手
段を備えたので、経済状況や発電コストの推移などに応
じて、払い戻し係数γを変更できる。
【0042】本発明において、電力会社は、発電業者の
発電設備を用いて系統の周波数変動を補償するので、周
波数変動分を多数の機器に割り当て、電力の周波数変動
を容易に補償し、高品質の電力を供給できる。
【0043】また、電力会社は、発電業者の発電設備を
用いて系統の電圧変動を補償するので、系統で局地的に
発生する電圧の動揺を電力会社管内の電力系統全体に波
及する前に抑制し、高品質の電力を供給できる。
【0044】さらに、発電業者の参入により悪化した電
力系統を発電業者の発電設備により補正するので、系統
周波数または電力の微小変動に対して、電力会社所有の
発電設備を部分負荷運転または負荷変化運転することな
く、電力系統を安定化できる。
【0045】結果として、電力会社においては、発電設
備の運用コストを削減できる。
【0046】
【発明の実施の形態】次に、図1〜図11を参照して、
本発明による電力供給システムおよび電力料金決済シス
テムの実施形態を説明する。
【0047】
【実施形態1】図1は、本発明による電力供給システム
および電力料金決済システムの実施形態1における電力
会社,発電業者,需要家の関係を示す図である。
【0048】図1において、需要家3と発電業者2と
は、例えば、相対契約を結んでいる。発電業者2が所有
する発電設備で発生した電力12は、電力会社1所有の
電力系統経由で需要家3に送電され、需要家3所有の受
電設備で消費される。需要家3は、受電量に応じた電力
料金14を発電業者2に支払う。
【0049】従来の契約方式では、需要家3は、必要と
する電力(発電量指令)を電力会社1および発電業者2に
送信する。発電業者2は、需要家3の発電量指令に従
い、発電業者2所有の発電設備を駆動し、発電する。電
力会社1は、需要家3の発電量指令と発電業者2の電力
発生量を監視し、電力発生量が30分以内で同時同量を
満たしているかどうかを判定していた。
【0050】これに対して、本発明の契約方式では、電
力会社1が、需要家3から送信された発電量指令10を
電力系統の周波数変動または電圧変動を補償するための
信号(周波数制御指令,電圧制御指令)で修正し、発電業
者2に送信する。本発明では、修正後の発電量指令を発
電量指令修正値11という。
【0051】発電業者2は、需要家3の発電量指令10
に相当する電力分と電力会社1からの周波数制御,電圧
制御分に相当する電力分とを電力系統に供給する。
【0052】発電業者2は、需要家3から電力料金14
を得るとともに、発生した電力12の電力系統安定化に
対する寄与率に応じて、電力会社1から系統安定化料金
15を得る。
【0053】図2は、図1で説明した電力会社,発電業
者,需要家の間における信号,エネルギー,料金の流れ
を詳細に示す図である。
【0054】需要家3は、発電業者2および電力会社1
に発電量指令10を出力する。
【0055】電力会社1は、需要家3の発電量指令10
と系統周波数,系統電圧の測定値とから、系統周波数,
電圧変動を制御するための発電量指令を計算し、この信
号を発電量指令修正値11として発電業者2に出力す
る。
【0056】発電量指令10および発電量指令修正値1
1の送信手段としては、インターネット,通信衛星を介
した無線,電力線を用いた信号搬送,または電力系統内
で独自に敷設した専用線などの種々の方法が考えられ
る。本発明は、これら通信方法には依存しない。
【0057】発電業者2は、発電量指令修正値11を取
り込み、この値を追従するように発電業者2の発電設備
で電力12を発生する。
【0058】発生した電力12のうち、需要家3が発電
量指令として出力した発電量は、需要家3が電力系統に
接続した受電設備で消費する。
【0059】このとき、電力12は、見かけ上、発電業
者2の発電設備から需要家3の受電設備まで、電力会社
1の電力系統を使用して移動したとみなされるので、発
電業者2は、電力会社1に対して電力系統の使用料金す
なわち託送料金16を支払う。
【0060】需要家3は、発電業者2に対して電力の使
用料金14を支払う。
【0061】さらに、電力会社1は、発電量指令修正値
11と発電業者2の電力12とを計測し、発電量指令修
正値11と電力12とを比較する。発電業者2は、30
分以内で同時同量制御がされていなかった場合、電力会
社1に対してペナルティ料金17を支払う。
【0062】本発明では、発電業者2の電力12が電力
系統の周波数変動または電圧変動の安定化に寄与した場
合、電力会社1は、寄与率に応じて発電業者2に対して
系統化安定化料金15を支払う。
【0063】発電業者2が電力会社1に支払う金額Gto
talは、数式1で求められる。
【0064】
【数1】 ここで、Gcは託送料金16,Gpはペナルティ料金1
7,Gsは系統安定化料金15であり、Gtotalの符号が
負の場合、電力会社1は、発電業者2に対してGtotal
の金額を支払う。
【0065】託送料金Gcおよびペナルティ料金Gpは、
電力会社1−発電業者2間で締結される契約条項内で定
義されたものとする。
【0066】系統安定化料金Gsは、電力会社1が所有
する発電設備で周波数制御または電圧制御運転を実施し
た場合のプラント運転効率の損失分を原資として決定す
る。系統安定化料金Gsの算定方法は、後述する。
【0067】図3は、本発明を適用すべき電力供給シス
テムおよび電力料金決済システムの実施形態の系統構成
の一例を示す図である。
【0068】電力会社1の発電設備111,発電業者2
の発電設備112,需要家3の受電設備113は、それ
ぞれ電力系統200に接続されている。電力会社1,発
電業者2および需要家3は、相互に発電量指令を入力,
出力するための計算機121,122,123を備えて
いる。これらの計算機は、インターネットまたは独自の
専用線201で接続されている。なお、本発明の計算機
は、発電量指令を相互に入力,出力するだけでなく、受
電設備または発電設備の監視制御に併用してもよい。
【0069】電力系統200は、電力会社1が所有して
いるので、発電業者2が発電設備112で発生した電力
を需要家3に託送する際には、託送料金が発生する。
【0070】入力・表示部101,102,103は、
図2で説明した発電量指令と、電力発生量,託送料金,
ペナルティ料金,系統安定化料金などの各種情報と、発
電設備,受電設備の運転状態とを表示する。
【0071】特に、需要家3は、入力・表示部において
発電業者2および電力会社1に対する発電量指令を入力
する。
【0072】図4は、実施形態1の発電業者2における
画面表示の一例を示す図である。
【0073】発電業者2は、電力会社1が送信した発電
量指令修正値に従い、発電設備を運用する。そのため、
発電業者2の表示画面は、需要家発電量指令1と電力会
社発電量指令修正値2とを表示する。発電業者2の発電
実績である発電量計測値3は、電力会社発電量指令修正
値2に追従した波形となる。
【0074】図4では、電力会社1または需要家3側の
発電量指令をトレンドグラフとして示してある。トレン
ド表示に代えてまたはトレンド表示と並べて、現在値を
強調表示/数値表示する方式も考えられる。
【0075】図5は、実施形態1の電力会社における入
力手段の一例を示す図である。図5においては、電力会
社1における入力手段を制御盤に設置した操作ボタンと
して表している。系統周波数制御時、電力会社1は、周
波数制御ボタンaを押して周波数制御を開始する。
【0076】このとき、周波数制御の対象として、電力
会社1が所有する発電設備を示す管内発電設備選択ボタ
ンbと、電力会社1と契約した発電業者2が所有する発
電設備を示す契約発電設備選択ボタンcとを選択でき
る。
【0077】管内発電設備選択ボタンbと契約発電設備
選択ボタンcとは、任意に選択可能であり、双方の設備
を同時に周波数制御に利用することも可能である。
【0078】契約発電設備選択ボタンcの下には、発電
業者2の発電設備に対して個々に周波数制御を指示でき
るよう、それぞれの発電設備に対応する選択ボタンd〜
gがある。これらの設備を同時に周波数制御に利用して
もよい。
【0079】図6は、実施形態1の電力供給システムお
よび電力料金決済システムの処理手順を示すフローチャ
ートである。
【0080】需要家3は、受電設備の運転状態から発電
量指令を決定し、発電業者2および電力会社1に出力す
る。需要家3は、受電設備の運用計画に従い発電量指令
を手動で入力してもよいし、受電設備の運転状況を計測
し、瞬時瞬時の発電量指令を計算機を用いて決定しても
よい。
【0081】発電業者2は、発電量指令を需要家3から
取り込む。ただし、発電業者2は、この段階では、発電
設備の運転目安および需要家3側の電力需要を把握する
ためにのみ発電量指令を使用し、実際の運転制御には使
用しない。
【0082】電力会社1は、発電量指令を需要家3から
取り込む。電力需要の変動,周波数の変動,電圧の変動
などを電力系統から計測し、電力系統の負荷(系統負荷)
を計算する。この系統負荷を用いて、電力系統内の発電
設備(電力会社1所有のものと発電業者2所有のものと
を含む)への発電量指令を計算する。
【0083】系統負荷の計算および発電量指令の計算方
法としては、電力系統における有効電力発生量および無
効電力発生量の予測方法や、制約条件のもとで系統に接
続した設備の電力指令値を最適化する方法などがある。
【0084】例えば、特開平11−146560号公報に記載さ
れているように、系統内のコンダクタンスおよび複数発
電設備の電圧位相角差から得られる送電損失の和を目的
関数として、各設備の有効電力および無効電力の指令値
をラグランジュ関数を解いて求める。
【0085】ここに示されている方法は、電力系統にお
ける周波数変動,電圧低下などの変動を電力会社1の所
有する発電設備のみで最適制御する方法である。
【0086】この方法は、最適制御の対象に発電業者2
の発電設備を含めることができる。このとき、ラグラン
ジュ関数には、発電業者2が所有する発電設備の運転状
態(運転中,休止中など)や、各設備の運用範囲などが制
約条件として加えられる。
【0087】本発明においては、系統に接続した発電設
備における負荷配分を決定するための制約条件の一つと
して、需要家3からの発電量指令を用いる。
【0088】電力会社1は、上記方法により計算した発
電量指令修正値を発電業者2に出力する。このとき、修
正値は、需要家3の発電量指令を周波数制御,電圧制御
などの修正量で補正したものである。
【0089】発電業者2は、発電量指令を入力し、発電
量指令に追従するよう発電設備を運転する。運転の結果
得られた電力は、系統経由で需要家3に託送されるほ
か、電力の一部は、系統の周波数制御,電圧制御,負荷
調整などに用いられる。また、発電業者2は、発電量実
績を電力会社1に出力する。
【0090】電力会社1は、発電量指令修正値と発電量
実績とを比較し、発電量実績の系統安定度に対する寄与
率を計算する。
【0091】本発明においては、発電量指令修正値と発
電量実績との時系列データから相関係数を求める方法が
考えられる。
【0092】図7は、実施形態1の発電量指令修正値と
発電量実績との推移の一例を示す図である。電力会社1
が計算した発電量指令修正値(D)と、発電業者2が所有
する発電設備の発電量実績とをトレンドグラフとして示
してある。ここでは、3社の発電業者が電力会社と契約
していると仮定し、発電量実績をそれぞれp(1),p(2),
p(3)と仮定している。
【0093】発電業者2の発電設備は、設備毎に構造が
異なるので、各設備で負荷追従性が異なる。そのため、
電力会社1が発電業者2に対して同一の発電量指令(D)
を出力した場合、発電設備からは、それぞれに異なる発
電量の過渡応答特性が得られる。
【0094】例えば、発電設備p(1)は、他の発電設備
と比べて、発電量指令(D)への追従性が最も高い。
【0095】これに対して、発電設備p(2)は、p(1)に
比べて応答性が低い。発電設備p(3)では、発電量指令
(D)に対して位相遅れが生じている。
【0096】発電系統に接続されている複数台(図6で
は3台)の発電設備の系統安定度に対する寄与率r(i)
は、例えば、数式2を用いて計算できる。
【0097】
【数2】 ここで、px(i,t)は発電設備iの時刻tにおける発電量,
Dx(t)は時刻tにおける発電量指令,tは時刻,nは評
価区間内の時系列データ個数,p(i)は発電設備iの発
電量平均値,Dは発電量指令平均値,i,jは系統に
接続された発電業者2のシリアル番号を表す添字であ
る。
【0098】また、各発電設備の系統安定化料金Gs
は、プラント運転効率の損失分を原資Glとして数式3
で計算できる。
【0099】
【数3】 ここで、Glはプラント運転効率損失分,γは電力会社
から発電業者2への払い戻し係数である。経済状況や発
電コストの推移などに応じて、払い戻し係数γを変更す
る手段を備えてもよい。払い戻し係数γを1とすれば、
プラント運転効率損失分の原資は、本発明の契約を締結
したすべての発電業者2で分配される。
【0100】なお、本実施形態1に示した系統安定化料
金は、すべての発電設備に対して原資Glを寄与率に従
って比例配分した。
【0101】本発明は、数式2および数式3に示された
計算式には限定されない。例えば、数式3では、すべて
の発電業者2に対して系統安定化料金を支払うよう原資
が分配される。これに対して、所定の寄与率に達した発
電業者2にのみ、系統安定化を支払うなどの方法も考え
られる。
【0102】また、本実施形態1では、寄与率の計算に
共分散を用いた。2種類以上の波形に対して類似度を同
時に計算し、得られた類似度を用いて寄与率を計算して
もよい。
【0103】図6において、電力会社1は、系統安定化
料金を計算した後、一定時間内での同時同量制御実績か
ら発電業者2に対するペナルティ料金および託送料金を
計算する。
【0104】周波数制御料金,ペナルティ料金,託送料
金は、いずれも電力会社1と発電業者2間での取引であ
り、これらの金額の差額が電力会社1と発電業者2との
間の精算額となる。
【0105】次に、図8および図9により、プラント運
転効率の損失分の算定方法を説明する。運転効率の損失
には、発電設備運転時の定常状態における損失と過渡状
態における損失との2種類がある。
【0106】図8は、発電設備の定常状態における損失
すなわち発電負荷に対する燃料消費量を示す図である。
【0107】一般に、発電設備は、定格負荷(100%)
において効率最大となり、部分負荷においては負荷に対
する燃料消費量の割合が大きいことが知られている。蒸
気タービンやボイラの熱負荷が部分負荷時に効率を下げ
ること、発電負荷に比例しない所内動力などの一定損失
があることなどが原因とされている。
【0108】例えば、図8において発電負荷をx%(部
分負荷)として運転した場合、このときの燃料消費量
は、Gf(x)であり、Gf(x)−Gf0(x)が燃料の損失すな
わちプラント運転効率の損失となる。
【0109】発電設備を部分負荷で長期運用すると、燃
料の損失は、燃料調達費用に影響する。そこで、本実施
形態1では、部分負荷での燃料調達費用を損失の原資の
一つとする。
【0110】図9は、発電設備の過渡状態における損失
すなわち負荷変化運転時における燃料流量2をトレンド
グラフで示す図である。
【0111】火力発電プラントなどの負荷調整用発電設
備では、燃料の燃焼によりボイラ内で蒸気を発生させ、
蒸気タービンを駆動する。
【0112】燃料に対する蒸気温度の応答時定数は、1
0〜30分程度であることから、発電量指令1が変わる
負荷変化運転時には、この応答遅れを補償するため、燃
料流量先行制御指令3を投入し、負荷応答性を高めてい
る。
【0113】燃料流量先行制御指令3に応じて、負荷上
昇時には、燃料流量2として示すように、燃料を先行的
に投入し、負荷下降時には、燃料を先行的に減少させ
る。
【0114】すなわち、負荷上昇と負荷下降では、先行
制御指令が基準値に対して非対称となる。
【0115】本実施形態1では、負荷上昇時の燃料流量
先行制御指令3の時間積分と負荷下降時の燃料流量先行
制御指令3の時間積分との差を損失の原資の一つとす
る。
【0116】本実施形態1では、プラント運転効率の損
失の原資を燃料流量から計算している。
【0117】そのほかに、部分負荷運転や負荷変化運転
により効率が低下する諸要因,例えば薬剤の使用量,海
水または純水の使用量,起動停止時の燃料使用量などか
ら損失の原資を計算してもよい。
【0118】なお、本実施形態1の図1では、電力会社
1は、需要家3の発電量指令を取り込み、発電量指令に
周波数変動および電圧変動に対する補正量を追加して発
電業者2に出力した。
【0119】これに対して、電力会社1が、需要家3の
発電量指令に対して、電力系統を安定化させるための相
対的な指令(系統安定化指令)を発電業者2に出力し、発
電業者2が、需要家3の発電量指令と加算し、この加算
値を発電量指令修正値としてもよい。
【0120】
【実施形態2】図10は、本発明による電力供給システ
ムおよび電力料金決済システムの実施形態2における電
力会社,発電業者,需要家の関係を示す図である。
【0121】本実施形態2では、電力会社1ではなく、
発電業者2が、発電量指令修正値を計算する。この場合
も、電力会社1は、発電量指令および系統安定化指令の
加算結果と電力発生量とを監視し、電力系統の安定度へ
の寄与率に応じて系統安定化料金を発電業者2に支払
う。
【0122】本実施形態2では、発電業者2と需要家3
とは、例えば、相対契約を結んでいる。
【0123】発電業者2は、電力会社1と契約してもよ
い。この場合も、電力会社1は、発電量指令修正値と電
力発生量とを監視し、電力系統の安定度の寄与率に応じ
て系統安定化料金を発電業者2に支払う。
【0124】
【実施形態3】上記実施形態1および2においては、電
力会社1が電力系統を所有していた。そのほかに、系統
運用会社が電力系統を所有しているケースも考えられ
る。
【0125】図11は、本発明による電力供給システム
および電力料金決済システムの実施形態3における電力
会社,電力系統を所有する系統運用会社,発電業者,需
要家の関係を示す図である。
【0126】すなわち、電力系統には、電力会社1,発
電業者2,需要家3に加えて、系統運用会社4が接続さ
れている。
【0127】この場合、電力会社1は発電規模の大きい
発電業者2,発電業者2は発電規模が中小規模の業者と
する。また、発電業者2と需要家と3が契約していると
仮定する。
【0128】本実施形態3では、需要家3は、電力会社
1,発電業者2,系統運用会社4に発電量指令10を出
力する。
【0129】電力会社1は、特定の発電業者2と系統安
定化のための契約を締結しており、電力系統における系
統周波数,系統電圧などを計測し、計測値に基づいて発
電業者2に発電量指令修正値11を出力する。発電業者
2は、発電量指令修正値11に基づいて発電し、電力1
2を系統運用会社4が所有する電力系統を経由し、需要
家3に託送する。
【0130】電力会社1は、発電量指令修正値11と発
電量実績21とを比較し、発電量実績の系統安定度に対
する寄与率を計算する。本発明における寄与率の計算式
は、上記実施形態1の具体的な数式の例には限定されな
い。
【0131】また、寄与率に基づき系統安定化料金15
を計算し、これを発電業者2に支払う。
【0132】電力会社1と系統運用会社4とが別会社と
して運用している場合、電力会社1は、自社の発電設備
で同時同量運転を実施できないとき、発電業者2と同様
に、ペナルティ料金24を系統運用会社4に支払うこと
になる。
【0133】本実施形態3は、電力会社1が系統周波数
や系統電圧などの電力系統の制御を中小規模の発電業者
2に対して委託する契約に相当する。
【0134】このほかにも、系統運用会社4が発電業者
2に対して電力系統制御を委託する契約,系統運用会社
4の電力系統制御を電力会社1が委託して実施する契約
なども考えられる。本発明は、この場合にも適用可能で
ある。
【0135】
【発明の効果】本発明によれば、電力会社は、発電業者
の発電設備を用いて系統の周波数変動を補償するので、
周波数変動分を多数の機器に割り当て、電力の周波数変
動を容易に補償し、高品質の電力を供給できる。
【0136】また、電力会社は、発電業者の発電設備を
用いて系統の電圧変動を補償するので、系統で局地的に
発生する電圧の動揺を電力会社管内の電力系統全体に波
及する前に抑制し、高品質の電力を供給できる。
【0137】さらに、発電業者の参入により悪化した電
力系統を発電業者の発電設備により補正するので、系統
周波数または電力の微小変動に対して、電力会社所有の
発電設備を部分負荷運転または負荷変化運転することな
く、電力系統を安定化できる。
【0138】結果として、電力会社においては、発電設
備の運用コストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電力供給システムおよび電力料金
決済システムの実施形態1における電力会社,発電業
者,需要家の関係を示す図である。
【図2】電力会社,発電業者,需要家の間における信
号,エネルギー,料金の流れを詳細に示す図である。
【図3】本発明を適用すべき電力供給システムおよび電
力料金決済システムの実施形態の系統構成の一例を示す
図である。
【図4】実施形態1の発電業者2における画面表示の一
例を示す図である。
【図5】実施形態1の電力会社における入力手段の一例
を示す図である。
【図6】実施形態1の電力供給システムおよび電力料金
決済システムの処理手順を示すフローチャートである。
【図7】実施形態1の発電量指令修正値と発電量実績と
の推移の一例を示す図である。
【図8】発電設備の定常状態における損失すなわち発電
負荷に対する燃料消費量を示す図である。
【図9】発電設備の過渡状態における損失すなわち負荷
変化運転時における燃料流量2をトレンドグラフで示す
図である。
【図10】本発明による電力供給システムおよび電力料
金決済システムの実施形態2における電力会社,発電業
者,需要家の関係を示す図である。
【図11】本発明による電力供給システムおよび電力料
金決済システムの実施形態3における電力会社,電力系
統を所有する系統運用会社,発電業者,需要家の関係を
示す図である。
【符号の説明】
1 電力会社 2 発電業者 3 需要家 4 系統運用会社 10 発電量指令 11 発電量指令修正値 12 電力 13 発電量 14 電力料金 15 系統安定化料金 16 託送料金 17 ペナルティ料金 20 系統安定化指令 21 発電量実績 22 電力 23 電力料金 24 ペナルティ料金 101 電力会社入力・表示部 102 発電業者入力・表示部 103 需要家入力・表示部 111 電力会社発電設備 112 発電業者発電設備 113 需要家受電設備 121 電力会社計算機 122 発電業者計算機 123 需要家計算機 200 電力系統 201 インターネットまたは専用線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 章 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内 (72)発明者 大澤 陽 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内 Fターム(参考) 5G066 AA02 AA04 AA20

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電業者が電力会社の送電線ネットワー
    クを介して契約相手の需要家に電力を供給する電力供給
    システムにおいて、 前記電力会社が、電力系統の周波数,電圧,負荷の少な
    くとも一つの計測値と前記需要家から前記発電業者への
    発電量要求値とに基づき前記発電業者に対する発電量指
    令修正値を計算する発電量指令修正値計算手段と、 前記発電量指令修正値を目標に発電した前記発電業者の
    発電量計測値と前記発電量指令修正値とに基づき前記発
    電業者の電力系統安定化に対する寄与率を計算する寄与
    率計算手段とを備えたことを特徴とする電力供給システ
    ム。
  2. 【請求項2】 発電業者が電力会社の送電線ネットワー
    クを介して契約相手の需要家に電力を供給する電力供給
    システムにおいて、 前記電力会社が、電力系統の周波数,電圧,負荷の少な
    くとも一つの計測値と前記需要家から前記発電業者への
    発電量要求値とに基づき前記需要家の発電量要求値に対
    する相対値としての系統安定化指令を計算する系統安定
    化指令計算手段を備え、 前記発電業者が、前記電力会社からの前記系統安定化指
    令と前記需要家からの発電量要求値との和を発電量目標
    値として計算する手段を備え、 前記電力会社が、前記系統安定化指令と前記発電量要求
    値と前記発電量目標値を目標に発電した前記発電業者の
    発電量計測値とに基づき前記発電業者の電力系統安定化
    に対する寄与率を計算する寄与率計算手段とを備えたこ
    とを特徴とする電力供給システム。
  3. 【請求項3】 発電業者が系統運用会社の送電線ネット
    ワークを介して契約相手の需要家に電力を供給する電力
    供給システムにおいて、 電力会社が、電力系統の周波数,電圧,負荷の少なくと
    も一つの計測値と前記需要家から前記発電業者への発電
    量要求値とに基づき前記発電業者に対する発電量指令修
    正値を計算する発電量指令修正値計算手段と、 前記発電量指令修正値を目標に発電した前記発電業者の
    発電量計測値と前記発電量指令修正値とに基づき前記発
    電業者の電力系統安定化に対する寄与率を計算する寄与
    率計算手段とを備えたことを特徴とする電力供給システ
    ム。
  4. 【請求項4】 発電業者が系統運用会社の送電線ネット
    ワークを介して契約相手の需要家に電力を供給する電力
    供給システムにおいて、 前記電力会社が、電力系統の周波数,電圧,負荷の少な
    くとも一つの計測値と前記需要家から前記発電業者への
    発電量要求値とに基づき前記需要家の発電量要求値に対
    する相対値としての系統安定化指令を計算する系統安定
    化指令計算手段を備え、 前記発電業者が、前記電力会社からの前記系統安定化指
    令と前記需要家からの発電量要求値との和を発電量目標
    値として計算する手段を備え、 前記電力会社が、前記系統安定化指令と前記発電量要求
    値と前記発電量目標値を目標に発電した前記発電業者の
    発電量計測値とに基づき前記発電業者の電力系統安定化
    に対する寄与率を計算する寄与率計算手段とを備えたこ
    とを特徴とする電力供給システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか一項に記載
    の電力供給システムにおいて、 前記寄与率計算手段が、前記電力系統の周波数,電圧,
    負荷の少なくとも一つを制御する発電量指令の時系列信
    号と発電設備の発電量計測値の時系列信号とに基づき前
    記発電量指令と前記発電量計測値との相関係数を計算す
    る手段と、当該相関係数を用いて電力系統安定化に対す
    る寄与率を計算する手段とからなることを特徴とする電
    力供給システム。
  6. 【請求項6】 発電業者が電力会社の送電線ネットワー
    クを介して契約相手の需要家に電力を供給して当該需要
    家から電力料金を受け取り電力系統の託送料金および同
    時同量運転が実施されなかった場合のペナルティ料金と
    を前記電力会社に支払う電力料金決済システムにおい
    て、 前記電力会社が、電力系統の周波数,電圧,負荷の少な
    くとも一つの計測値と前記需要家から前記発電業者への
    発電量要求値とに基づき前記発電業者に対する発電量指
    令修正値を計算する発電量指令修正値計算手段と、 前記発電量指令修正値を目標に発電した前記発電業者の
    発電量計測値と前記発電量指令修正値とに基づき前記発
    電業者の電力系統安定化に対する寄与率を計算する寄与
    率計算手段と、 前記寄与率に基づき前記発電業者に払い戻す系統安定化
    料金を計算する手段と、 前記電力系統の託送料金および前記ペナルティ料金と前
    記系統安定化料金との差額を計算する手段とを備えたこ
    とを特徴とする電力料金決済システム。
  7. 【請求項7】 発電業者が電力会社の送電線ネットワー
    クを介して契約相手の需要家に電力を供給して当該需要
    家から電力料金を受け取り電力系統の託送料金および同
    時同量運転が実施されなかった場合のペナルティ料金と
    を前記電力会社に支払う電力料金決済システムにおい
    て、 前記電力会社が、電力系統の周波数,電圧,負荷の少な
    くとも一つの計測値と前記需要家から前記発電業者への
    発電量要求値とに基づき前記需要家の発電量要求値に対
    する相対値としての系統安定化指令を計算する系統安定
    化指令計算手段を備え、 前記発電業者が、前記電力会社からの前記系統安定化指
    令と前記需要家からの発電量要求値との和を発電量目標
    値として計算する手段を備え、 前記電力会社が、前記系統安定化指令と前記発電量要求
    値と前記発電量目標値を目標に発電した前記発電業者の
    発電量計測値とに基づき前記発電業者の電力系統安定化
    に対する寄与率を計算する寄与率計算手段と、前記寄与
    率に基づき前記発電業者に払い戻す系統安定化料金を計
    算する手段と、前記電力系統の託送料金および前記ペナ
    ルティ料金と前記系統安定化料金との差額を計算する手
    段とを備えたことを特徴とする電力料金決済システム。
  8. 【請求項8】 発電業者が系統運用会社の送電線ネット
    ワークを介して契約相手の需要家に電力を供給して当該
    需要家から電力料金を受け取り電力系統の託送料金を前
    記系統運用会社に支払い同時同量運転が実施されなかっ
    た場合のペナルティ料金を前記電力会社に支払う電力料
    金決済システムにおいて、 電力会社が、電力系統の周波数,電圧,負荷の少なくと
    も一つの計測値と前記需要家から前記発電業者への発電
    量要求値とに基づき前記発電業者に対する発電量指令修
    正値を計算する発電量指令修正値計算手段と、 前記発電量指令修正値を目標に発電した前記発電業者の
    発電量計測値と前記発電量指令修正値とに基づき前記発
    電業者の電力系統安定化に対する寄与率を計算する寄与
    率計算手段と、 前記寄与率に基づき前記発電業者に払い戻す系統安定化
    料金を計算する手段と、 前記電力系統の託送料金および前記ペナルティ料金と前
    記系統安定化料金との差額を計算する手段とを備えたこ
    とを特徴とする電力料金決済システム。
  9. 【請求項9】 発電業者が系統運用会社の送電線ネット
    ワークを介して契約相手の需要家に電力を供給して当該
    需要家から電力料金を受け取り電力系統の託送料金を前
    記系統運用会社に支払い同時同量運転が実施されなかっ
    た場合のペナルティ料金を前記電力会社に支払う電力料
    金決済システムにおいて、 電力会社が、電力系統の周波数,電圧,負荷の少なくと
    も一つの計測値と前記需要家から前記発電業者への発電
    量要求値とに基づき前記需要家の発電量要求値に対する
    相対値としての系統安定化指令を計算する系統安定化指
    令計算手段を備え、 前記発電業者が、前記電力会社からの前記系統安定化指
    令と前記需要家からの発電量要求値との和を発電量目標
    値として計算する手段を備え、 前記電力会社が、前記系統安定化指令と前記発電量要求
    値と前記発電量目標値を目標に発電した前記発電業者の
    発電量計測値とに基づき前記発電業者の電力系統安定化
    に対する寄与率を計算する寄与率計算手段と、前記寄与
    率に基づき前記発電業者に払い戻す系統安定化料金を計
    算する手段と、前記電力系統の託送料金および前記ペナ
    ルティ料金と前記系統安定化料金との差額を計算する手
    段とを備えたことを特徴とする電力料金決済システム。
  10. 【請求項10】 請求項6ないし9のいずれか一項に記
    載の電力料金決済システムにおいて、 前記寄与率計算手段が、前記電力系統の周波数,電圧,
    負荷の少なくとも一つを制御する発電量指令の時系列信
    号と発電設備の発電量計測値の時系列信号とに基づき前
    記発電量指令と前記発電量計測値との相関係数を計算す
    る手段と、当該相関係数を用いて電力系統安定化に対す
    る寄与率を計算する手段とからなることを特徴とする電
    力料金決済システム。
  11. 【請求項11】 請求項6ないし10のいずれか一項に
    記載の電力料金決済システムにおいて、 前記系統安定化料金の払い戻し率を変更する手段を備え
    たことを特徴とする電力料金決済システム。
JP2002129917A 2002-05-01 2002-05-01 電力供給システムおよび電力料金決済システム Pending JP2003324845A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002129917A JP2003324845A (ja) 2002-05-01 2002-05-01 電力供給システムおよび電力料金決済システム
JP2007116399A JP5028136B2 (ja) 2002-05-01 2007-04-26 電力供給システム、電力供給方法および電力会社の計算機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002129917A JP2003324845A (ja) 2002-05-01 2002-05-01 電力供給システムおよび電力料金決済システム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007116399A Division JP5028136B2 (ja) 2002-05-01 2007-04-26 電力供給システム、電力供給方法および電力会社の計算機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003324845A true JP2003324845A (ja) 2003-11-14

Family

ID=29543187

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002129917A Pending JP2003324845A (ja) 2002-05-01 2002-05-01 電力供給システムおよび電力料金決済システム
JP2007116399A Expired - Fee Related JP5028136B2 (ja) 2002-05-01 2007-04-26 電力供給システム、電力供給方法および電力会社の計算機

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007116399A Expired - Fee Related JP5028136B2 (ja) 2002-05-01 2007-04-26 電力供給システム、電力供給方法および電力会社の計算機

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP2003324845A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067544A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Shimizu Corp マイクログリッドシステムの構築方法
JP2011059939A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Toshiba Corp エネルギー管理システムおよびエネルギー管理方法
JP2014128140A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Hitachi Ltd 電力抑制制御システムおよび電力抑制制御方法
CN105321118A (zh) * 2014-07-14 2016-02-10 国家电网公司 一种输电线路山火隐患等级评价方法
JP6532614B1 (ja) * 2018-03-28 2019-06-19 三菱電機株式会社 更新計画作成支援装置、更新計画作成支援システム及び更新計画作成支援方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5488047B2 (ja) * 2010-02-25 2014-05-14 ソニー株式会社 電力取引サーバ、グリーン市場管理サーバ、取引管理方法、及びグリーン取引管理方法
CN104036337A (zh) * 2013-03-04 2014-09-10 中国电力科学研究院 基于预测不确定度和净空出力的光伏发电优化调度方法
CN106229966B (zh) * 2016-07-28 2018-08-17 国网山东省电力公司青岛供电公司 一种输电线路重叠检修判断方法及系统
JP7363284B2 (ja) * 2019-09-26 2023-10-18 東京電力ホールディングス株式会社 ネガワット取引支援装置およびネガワット取引方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002034155A (ja) * 2000-07-14 2002-01-31 Toshiba Corp 電力系統安定化システムおよびコンピュータ読取可能な記憶媒体
JP3986735B2 (ja) * 2000-07-27 2007-10-03 株式会社東芝 電力系統制御装置及び記憶媒体
JP2002123578A (ja) * 2000-08-10 2002-04-26 Osaka Gas Co Ltd 電力小売システム
JP2002056225A (ja) * 2000-08-14 2002-02-20 Toshiba Corp 電力取引仲介方法及び電力取引仲介システム並びに電力取引仲介用ソフトウェアを記録した記録媒体
JP4050021B2 (ja) * 2001-07-21 2008-02-20 株式会社東芝 電力託送制御システムおよび電力取引方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067544A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Shimizu Corp マイクログリッドシステムの構築方法
JP2011059939A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Toshiba Corp エネルギー管理システムおよびエネルギー管理方法
JP2014128140A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Hitachi Ltd 電力抑制制御システムおよび電力抑制制御方法
CN105321118A (zh) * 2014-07-14 2016-02-10 国家电网公司 一种输电线路山火隐患等级评价方法
JP6532614B1 (ja) * 2018-03-28 2019-06-19 三菱電機株式会社 更新計画作成支援装置、更新計画作成支援システム及び更新計画作成支援方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007244197A (ja) 2007-09-20
JP5028136B2 (ja) 2012-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3413421B1 (en) Building energy optimization system with economic load demand response (eldr) optimization
EP3358426B1 (en) Building energy cost optimization system with asset sizing
US11068821B2 (en) Building energy optimization system with capacity market program (CMP) participation
US20220148102A1 (en) Thermal energy production, storage, and control system with heat recovery chillers
JP5028136B2 (ja) 電力供給システム、電力供給方法および電力会社の計算機
WO2015045337A1 (ja) 電力管理装置、電力管理方法、プログラム
EP3547234A1 (en) Building energy optimization system with capacity market program (cmp) participation
WO2013114601A1 (ja) 電力需要調整システム及び電力需要調整方法
WO2017170018A1 (ja) 電力制御装置、電力制御方法、およびプログラム
JP2017182698A (ja) 電力需給管理支援システム、電力需給管理支援方法および電力需給管理支援プログラム
US20140344189A1 (en) Electricity rate managing system
JP2009189232A (ja) エネルギー供給システム、エネルギー種別選択サーバ、及びエネルギー供給方法
JP6226282B2 (ja) 電力調整装置、電力調整方法、プログラム
Grimm et al. Storage investment and network expansion in distribution networks: The impact of regulatory frameworks
JP5363753B2 (ja) 電力需給システム
JP2004040956A (ja) 電力供給管理方法
JP2002064934A (ja) 電力供給管理システムおよび方法
WO2022260127A1 (ja) アグリゲータシステム
JP3880471B2 (ja) 発電計画方法
JP4050021B2 (ja) 電力託送制御システムおよび電力取引方法
JP2004248340A (ja) 電力供給方法および電力供給システム
JP2019050667A (ja) 処理装置、処理方法及びプログラム
JP2003319557A (ja) エネルギー管理装置およびエネルギー管理方法
JP2005135266A (ja) 電力取引支援システム
JP7458893B2 (ja) 取引約定計算装置および無効電力取引システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060911

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070329

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070508