JP2003324841A - 過電流保護回路及び過電流保護方法 - Google Patents

過電流保護回路及び過電流保護方法

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JP2003324841A
JP2003324841A JP2002126219A JP2002126219A JP2003324841A JP 2003324841 A JP2003324841 A JP 2003324841A JP 2002126219 A JP2002126219 A JP 2002126219A JP 2002126219 A JP2002126219 A JP 2002126219A JP 2003324841 A JP2003324841 A JP 2003324841A
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JP2002126219A
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Akio Maekawa
明生 前川
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】負荷を、より確実に過電流保護することができ
る過電流保護装置及び過電流保護方法を提供する。 【解決手段】コイル電流Icと定格電流値Irとの比R
と瞬時動作検出閾値との比較に基づいて瞬時動作判定を
行う瞬時動作判定手段S1を備えた。又、コイル電流I
cと定格電流値Irとの比Rに基づいて過電流検出時限
を設定し、所定の実電流値に達してからの経過時間と前
記過電流検出時限との比較に基づいて限時動作判定を行
う限時動作判定手段S2とを備えた。瞬時動作判定又は
限時動作判定がなされた場合、電磁コイルへの電流供給
を遮断するようにした。大電流が流れた際に瞬時で検出
する瞬時動作と定格電流以上の電流が流れた際には電流
値に応じた時限を持って検出する限時動作とを併用する
ことにより、電磁コイルをより確実に保護することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば四輪駆動車
において前後輪間のトルク伝達を行う駆動力伝達装置の
過電流保護回路及び過電流保護方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、前後輪の差動回転数、スロッ
トル開度及び車速等の各種パラメータに基づいて駆動力
伝達装置の駆動力伝達割合を可変制御し、これにより前
輪側と後輪側との駆動力配分を可変制御するようにした
四輪輪駆動車の制御装置が知られている。具体的には、
四輪輪駆動車の制御装置は、各種パラメータに応じた指
令トルク(駆動力)をトルク特性マップを参照してを求
め、この指令トルクを駆動力伝達装置を構成する電磁ク
ラッチ機構の電磁コイルへ供給する指令電流値に変換す
る。そして、制御装置は指令電流値に応じた電流が電磁
コイルへ供給されるように駆動回路を介してスイッチン
グ素子(FET)をオン/オフ制御する。これにより、
電磁クラッチ機構の摩擦系合力が制御され、前輪側と後
輪側との駆動力配分が指令トルクに応じて可変制御され
る。
【0003】スイッチング素子と電磁コイルとは直列に
接続されており、この直列回路はバッテリの両端間に接
続されている。そして、駆動力伝達装置には、短絡等の
事故時に発生する大電流によってスイッチング素子が破
壊されたり、電磁コイルが焼き付いたりすることを防止
するために過電流保護装置が設けられている。この過電
流保護装置は、バッテリと電磁コイルとの電源ライン上
に設けられた電源リレーと、電磁コイルへ流される電流
(以下、「コイル電流」という。)を検出する電流検出
回路と、電源リレーをオン/オフ制御する制御装置とを
備えている。この制御装置は四輪駆動車の制御装置が兼
用する。
【0004】このように構成された前記従来の過電流保
護装置は、コイル電流が図6に示す過電流検出条件を満
たしたとき、電磁コイル及びFETの過電流保護動作を
行う。即ち、制御装置は電流検出回路により検出された
コイル電流を常に監視しており、このコイル電流が所定
値(例えば6A)に達し、且つ所定時間(96ms)以
上経過したとき、電源リレーをオフする。この結果、電
磁コイルへの電流供給が遮断され、電磁コイル及びFE
Tの保護が図られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
過電流保護装置においては、図6に示す過電流検出範囲
外の電流は過電流検出が不能であった。例えば、瞬時
(例えば96ms未満)にどれだけの大電流が流れても
所定時間以上経過しない限り、過電流を検出することが
できなかった。このような場合には、負荷としての電磁
コイル、ひいては電磁コイルに直列に接続されたFET
が保護されないおそれがあった。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、負荷をより確実に過電
流保護することができる過電流保護装置及び過電流保護
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、電流検出手段により検出された負荷に流れる実電流
値と定格電流値との比を求め、この比と予め設定された
瞬時動作判定閾値との比較に基づいて瞬時動作判定を行
う瞬時動作判定手段と、瞬時動作判定手段により瞬時動
作判定がなされなかった場合、実電流値と定格電流値と
の比に基づいて過電流検出時限を設定し、所定の実電流
値に達してからの経過時間と前記過電流検出時限との比
較に基づいて限時動作判定を行う限時動作判定手段とを
備え、前記瞬時動作判定手段又は限時動作判定手段によ
り瞬時動作判定又は限時動作判定がなされた場合、負荷
への電流供給を遮断するようにしたことを要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の過電流保護回路において、実電流値と定格電流値との
比に基づいて過電流検出時限を求めるための特性マップ
を予め記憶手段に格納し、前記限時動作判定手段は、実
電流値が所定値に達してから所定時間以上経過すること
を条件にとして記憶手段に格納された特性マップに基づ
いて過電流検出時限を求める検出時限設定手段、を備え
たことを要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の過電流保護回路において、負荷への電源
ライン上に設けられた電源リレーと、電源リレーを開閉
制御する開閉制御手段とを備え、前記瞬時動作判定手段
又は限時動作判定手段により瞬時動作判定又は限時動作
判定がなされた場合、前記開閉制御手段は前記電源リレ
ーを開放させることにより負荷への電流供給を遮断する
ようにしたことを要旨とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のうちいずれか一項に記載の過電流保護回路におい
て、電流制御手段からの指令電流に応じて駆動力伝達装
置の駆動力伝達割合を可変制御することにより、前輪側
と後輪側との駆動力配分を可変制御するようにした四輪
駆動車の駆動力配分制御装置に組み込まれ、前記電流検
出手段は、前記駆動力伝達装置を構成する電磁クラッチ
機構の負荷へ流れる電流を検出するようにし、前記瞬時
動作判定手段又は限時動作判定手段により過電流検出の
判定がなされた場合、前記電流制御手段は電磁クラッチ
機構の負荷への指令電流値を0A(アンペア)とするよ
うにした請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載
のことを要旨とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、電流検出手段に
より検出された負荷に流れる実電流値と定格電流値との
比が予め設定された瞬時動作判定閾値を超えた場合に
は、瞬時に負荷への電流供給を遮断し、実電流値と定格
電流値との比が予め設定された瞬時動作判定閾値以下の
場合には、実電流値と定格電流値との比に基づいて過電
流検出時限を設定し、実電流値が予め設定された所定値
に達し且つ前記過電流検出時限以上経過した場合には、
負荷への電流供給を遮断するようにしたことを要旨とす
る。
【0012】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
電流検出手段により検出された負荷に流れる実電流値と
定格電流値との比が求められ、この比と予め設定された
瞬時動作判定閾値との比較に基づいて瞬時動作判定が行
われる。また、瞬時動作判定がなされなかった場合に
は、実電流値と定格電流値との比に基づいて過電流検出
時限が設定される。そして、実電流値が所定値に達して
からの経過時間と前記過電流検出時限との比較に基づい
て限時動作判定が行われる。そして、瞬時動作判定又は
限時動作判定がなされた場合、負荷への電流供給が遮断
される。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、実電流値が所定値に達し
てから所定時間以上経過することを条件にとして、実電
流値と定格電流値との比に基づいて記憶手段に格納され
た特性マップから過電流検出時限が求められる。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、瞬時動作判
定又は限時動作判定がなされた場合、負荷への電源ライ
ン上に設けられた電源リレーが開放される。これによ
り、負荷への電流供給が遮断される。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3のうちいずれか一項に記載の発明の作用に加
えて、過電流保護回路は四輪駆動車の駆動力配分制御装
置に組み込まれ、駆動力伝達装置を構成する電磁クラッ
チ機構の負荷へ流れる電流が検出される。そして、瞬時
動作判定又は限時動作判定がなされた場合、電磁クラッ
チ機構の負荷への指令電流値が0A(アンペア)とされ
る。
【0016】請求項5に記載の発明によれば、電流検出
手段により検出された負荷に流れる実電流値と定格電流
値との比が予め設定された瞬時動作判定閾値を超えた場
合には、負荷への電流供給が瞬時に遮断される。実電流
値と定格電流値との比が予め設定された瞬時動作判定閾
値以下の場合には、実電流値と定格電流値との比に基づ
いて過電流検出時限が設定される。そして、実電流値が
予め設定された所定値に達し且つ前記過電流検出時限以
上経過した場合には、負荷への電流供給が遮断される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を例えば四輪駆動車
に使用される駆動力伝達装置の過電流保護装置に具体化
した一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0018】(全体構成)図1に示すように、四輪駆動
車11は、内燃機関を構成するエンジン12及びトラン
スアクスル13を備えている。トランスアクスルはトラ
ンスミッション及びトランスファ等を有している。トラ
ンスアクスル13には一対のフロントアクスル14, 1
4及びプロペラシャフト15が連結されている。両フロ
ントアクスル14, 14にはそれぞれ前輪16, 16が
連結されている。プロペラシャフト15には駆動力伝達
装置17(カップリング)が連結されており、同駆動力
伝達装置17にはドライブピニオンシャフト(図示略)
を介してリヤディファレンシャル18が連結されてい
る。リヤディファレンシャル18には一対のリヤアクス
ル19,19を介して後輪20,20が連結されてい
る。
【0019】エンジン12の駆動力はトランスアクスル
13及び両フロントアクスル14,14を介して両前輪
16, 16に伝達される。また、プロペラシャフト15
とドライブピニオンシャフトとが駆動力伝達装置17に
よりトルク伝達可能に連結された場合、エンジン12の
駆動力はプロペラシャフト15、ドライブピニオンシャ
フト、リヤディファレンシャル18及び両リヤアクスル
19,19を介して両後輪20,20に伝達される。
【0020】(駆動力伝達装置)駆動力伝達装置17は
湿式多板式の電磁クラッチ機構21を備えており、同電
磁クラッチ機構21は互いに摩擦係合又は離間する複数
のクラッチ板(図示略)を有している。電磁クラッチ機
構21に内蔵された負荷としての電磁コイル22(図2
参照)に対して所定の電流を供給すると、各クラッチ板
は互いに摩擦係合し、前輪16,16と後輪20,20
との間においてトルク(駆動力)の伝達が行われる。電
磁クラッチ機構21への電流の供給を遮断すると各クラ
ッチ板は互いに離間し、前輪16,16と後輪20,2
0との間におけるトルクの伝達も遮断される。
【0021】各クラッチ板の摩擦係合力は電磁コイル2
2へ供給する電流の量(電流の強さ)に応じて増減す
る。この電磁コイル22への電流供給量を制御すること
により前輪16,16と後輪20,20との間の伝達ト
ルク、即ち前輪16と後輪20との間の拘束力を任意に
調整可能となっている。各クラッチ板の摩擦係合力が増
大すると前輪16,16と後輪20,20との間の伝達
トルクも増大する。逆に、各クラッチ板の摩擦係合力が
減少すると前輪16,16と後輪20,20との間の伝
達トルクも減少する。
【0022】電磁コイル22への電流の供給、遮断及び
電流供給量の調整は駆動力配分用の電子制御装置(以
下、「駆動力配分制御装置31(4WD−ECU)」と
いう。)により制御される。即ち、駆動力配分制御装置
31は、電磁クラッチ機構21における各クラッチ板の
摩擦係合力を制御することによって、四輪駆動状態又は
二輪駆動状態のいずれかを選択すると共に、四輪駆動状
態において前輪16,16と後輪20,20との間の駆
動力配分率(トルク配分率)を制御する。
【0023】(電気的構成)次に、四輪駆動車11の駆
動力配分制御装置31の電気的構成を図2に従って説明
する。
【0024】図2に示すように、四輪駆動車11の駆動
力配分制御装置31はCPU(中央演算処理装置)、R
AM(書込み読出し専用メモリ)、ROM(読出し専用
メモリ)32a及び入出力インターフェイス等を備えた
マイクロコンピュータ(以下、「マイコン32」とい
う。)を中心として構成されている。尚、マイコン32
は開閉制御手段及び電流制御手段を構成する。ROM3
2aは記憶手段を構成する。
【0025】ROM32aにはマイコン32が実行する
各種の制御プログラム、各種のデータ及び各種の特性マ
ップ等が格納されている。各種の特性マップはそれぞれ
車両モデルによる実験データ及び周知の理論計算等によ
って予め求められたものである。RAMはROM32a
に書き込まれた各種の制御プログラムを展開して駆動力
配分制御装置31のCPUが各種の演算処理(例えば電
磁コイル22を通電制御するための演算処理)を実行す
るためのデータ作業領域である。
【0026】マイコン32には、車輪速センサ33、ス
ロットル開度センサ34、電源リレー35、電流検出手
段を構成する電流検出回路36、駆動回路37及びエン
ジン制御装置(図示略)がそれぞれ入出力インターフェ
イス(図示略)を介して接続されている。
【0027】車輪速センサ33は左右の前輪16,16
及び左右の後輪20,20にそれぞれ設けられており、
この合計4つの車輪速センサ33は前輪16,16及び
後輪20,20の車輪速(車輪の単位時間当たりの回転
数、即ち回転速度)を各別に検出し、これらの検出結果
(車輪速信号)をマイコン32へ送る。
【0028】スロットル開度センサ34はスロットルバ
ルブ(図示略)に接続されており、このスロットルバル
ブの開度(スロットル開度θ)、即ち運転者のアクセル
ペダル(図示略)の踏込操作量を検出する。スロットル
開度センサ34は検出結果(踏込操作量信号)をマイコ
ン32へ送る。
【0029】また、四輪駆動車11はバッテリ38を備
えており、このバッテリ38の両端にはヒューズ39、
イグニッションスイッチ40、電源リレー35、シャン
ト抵抗41、電磁コイル22及び電界効果トランジスタ
(以下、「FET42」という)の直列回路が接続され
ている。
【0030】電源リレー35はリレー駆動回路(図示
略)を介してマイコン32のCPUに接続されており、
当該CPUからの開閉制御信号に基づいて開閉動作す
る。電源リレー35がオン(閉動作)するとバッテリ3
8と電磁コイル22との間の電源ラインLが導通され、
オフ(開動作)すると前記電源ラインLは遮断される。
【0031】シャント抵抗41の両端は電流検出回路3
6の入力側に接続されている。電流検出回路36はシャ
ント抵抗41の両端間の電圧に基づいてシャント抵抗4
1に流れる電流を検出し、マイコン32へ送る。マイコ
ン32は電流検出回路36から送られてきた電流に基づ
いて電磁コイル22に流れる電流を演算する。電磁コイ
ル22の両端にはフライホイルダイオード43が接続さ
れている。このフライホイルダイオード43はFET4
2がオフしたときに発生する逆起電力を逃がすためのも
のであり、これによりFET42が保護される。FET
42のゲートGは駆動回路37の出力側に接続されてお
り、当該FET42のソースSとバッテリ38のマイナ
ス端子との接続点は接地されている。
【0032】イグニッションスイッチ40がオン(閉動
作)されると電源回路(図示略)を介してバッテリ38
からマイコン32へ電力が供給される。すると、マイコ
ン32は、各車輪速センサ33及びスロットル開度セン
サ34から得られる各種の情報(検出信号)に基づいて
駆動力配分制御プログラム等の各種の制御プログラムを
実行し、電磁コイル22へ供給する電流の量(指令電流
値)を演算する。
【0033】そして、マイコン32は演算した電流指令
値を駆動回路37に出力する。駆動回路37は前記電流
指令値に応じた電流が電磁コイル22へ供給されるよう
に、FET42をオン/オフ制御(PWM制御)する。
即ち、マイコン32は電磁コイル22へ供給する電流の
量を制御することにより、前輪側と後輪側との駆動力配
分を可変制御する。
【0034】イグニッションスイッチ40がオフ(開動
作)されるとマイコン32への電力の供給が遮断され
る。尚、マイコン32、電源リレー35、電流検出回路
36及びシャント抵抗41は過電流保護回路Pを構成す
る。過電流保護回路Pは駆動力配分制御装置31に組み
込まれている。
【0035】(実施形態の作用)次に、前述のように構
成された過電流保護回路Pの動作を図3に示すフローチ
ャートに従って説明する。このフローチャートはROM
32aに格納された各種の制御プログラムに従って動作
する。
【0036】図3に示すように、マイコン32は、電流
検出回路36により検出された電磁コイル22へ供給さ
れる実電流値(コイル電流Ic)と、定格電流値Ir
(例えば3A)とを比較する(S101)。
【0037】コイル電流Icが定格電流値Irよりも小
さければ(S101でNO)、駆動力配分制御装置31
は検出カウンタ(整数カウンタ)をクリア(N←0)し
(S102)、処理を終了する。
【0038】コイル電流Icが定格電流値Irよりも大
きければ(S101でYES)、マイコン32はS10
3へ処理を移行する。S103において、マイコン32
はコイル電流Icと定格電流値Irとの比R(R=Ic
/Ir)を演算し、S104へ処理を移行する。
【0039】S104において、マイコン32はコイル
電流Icと定格電流値Irとの比Rと予め設定された瞬
時動作検出閾値Rfとを比較する。コイル電流Icと定
格電流値Irとの比Rが瞬時動作検出閾値Rfよりも大
きいと判断した場合(S104でYES)、マイコン3
2は検出カウンタをクリア(N←0)し(S105)、
S106へ処理を移行する。
【0040】S106において、マイコン32は電源リ
レー35をオフすると共に指令電流値を0Aとし(S1
05)、処理を終了する。電源リレー35をオフするこ
とによりバッテリ38から電磁コイル22への電流供給
が遮断される。また、指令電流値を0Aとすることで、
ソフト的にも電磁コイル22への電流供給が遮断され
る。このように、瞬時動作検出閾値Rfを超えるような
大電流が流れた時には電磁コイル22への電流が瞬時に
遮断されることにより電磁コイル22及びFET42の
保護が図られる。
【0041】一方、S104において、コイル電流Ic
と定格電流値Irとの比Rが瞬時動作検出閾値Rfより
も小さいと判断した場合(S104でNO)、マイコン
32はS107へ処理を移行する。
【0042】S104の処理は、瞬時動作検出閾値Rf
以上の電流が流れたか否かを判定し電磁コイル22への
電流供給を瞬時に遮断する瞬時動作判定処理である。こ
の瞬時動作検出閾値Rf以上の電流が流れた際における
過電流検出特性は、図5に示す瞬時動作特性曲線Aで示
される。
【0043】S107において、マイコン32は、コイ
ル電流Icと定格電流値Irとの比Rが、予め設定され
た限時動作検出閾値Rd(本実施形態では、Rd=1.
1)よりも大きいか否かを判断する。ちなみに、限時動
作検出閾値Rdは1.0よりも大きな値に設定される。
コイル電流Icと定格電流値Irとの比Rが1.0とな
るのはコイル電流Icと定格電流値Irとが等しい場合
であり、過電流検出が不要だからである。
【0044】コイル電流Icと定格電流値Irとの比R
が限時動作検出閾値Rdよりも小さいと判断した場合
(S107でNO)、コイル電流Icが定格電流値Ir
以下であるとして、マイコン32は処理を終了する。
【0045】一方、コイル電流Icと定格電流値Irと
の比Rが限時動作検出閾値Rdよりも大きい場合(S1
07でYES)、コイル電流Icが定格電流値Irを超
えているとして、マイコン32はS108へ処理を移行
する。
【0046】S108において、マイコン32は、コイ
ル電流Icと定格電流値Irとの比Rに基づいて図4に
示す限時動作検出カウンタ閾値マップMから検出カウン
タ閾値N*を決定し、S109へ処理を移行する。尚、
限時動作検出カウンタ閾値マップMは特性マップを構成
し、検出カウンタ閾値N*は過電流検出時限を構成す
る。
【0047】図4に示すように、限時動作検出カウンタ
閾値マップMは、横軸にコイル電流Icと定格電流値I
rとの比Rを設定し、縦軸に検出カウンタ閾値N*を設
定して構成されており、予めROM32aに格納されて
いる。限時動作検出カウンタ閾値マップMは、次のよう
な特性を有している。即ち、コイル電流Icと定格電流
値Irとの比Rが限時動作検出閾値Rdであるとき、検
出カウンタ閾値N*は最大とされており、コイル電流I
cと定格電流値Irとの比Rが増加するにつれて検出カ
ウンタ閾値N*の値は小さくされている。
【0048】換言すれば、コイル電流Icに流れる電流
が大きくなる程、過電流検出動作までの時間が短くなる
ように設定されている。この定格電流値Ir以上の電流
が流れた際における過電流検出特性は、図5に示す限時
動作特性曲線Bで示される。限時動作検出閾値Rdで示
される直線は、限時動作特性曲線Bの漸近線となってい
る。
【0049】さて、S109において、マイコン32は
検出カウンタ(N)が前記検出カウンタ閾値N*よりも
大きいか否かを判断する。検出カウンタ(N)が検出カ
ウンタ閾値N*よりも大きいと判断した場合(S109
でYES)、マイコン32はS105へ処理を移行し、
検出カウンタをクリア(N←0)する。そして、S10
6へ処理を移行して、電磁コイル22への電流供給を遮
断する。
【0050】検出カウンタ(N)が検出カウンタ閾値N
*よりも小さいと判断した場合(S109でNO)、マ
イコン32はS110へ処理を移行する。S110にお
いて、マイコン32は検出カウンタをインクリメントし
(N←N+1)、処理を終了する。尚、インクリメント
とは、検出カウンタを1だけ増加させることをいう。
【0051】以後、マイコン32はS101〜S110
の処理を所定の制御周期(本実施形態では16ms)毎
に繰り返す。S107〜S109の処理は、定格電流値
Ir以上の電流が所定時間以上継続して流れたか否かを
判定し、この所定時間以上継続して流れたとき電磁コイ
ル22への電流供給を遮断する限時動作判定処理であ
る。
【0052】例えば、コイル電流Icと定格電流値Ir
との比Rが限時動作検出閾値Rdよりも大きな値となる
コイル電流Icが検出され、S108において、検出カ
ウンタ閾値N*が仮に6とされた場合、検出カウンタ
(N)が(N←6)となって初めて過電流検出動作が行
われる。本実施形態では、制御周期は16msであるの
で、結局検出カウンタ(N←6)の意味は96ms経過
したということを示している。
【0053】尚、S104の処理は瞬時動作判定手段を
構成する。S107〜S109の処理は限時動作判定手
段を構成する。S107〜S108の処理は検出時限設
定手段を構成する。
【0054】(実施形態の効果)従って、本実施形態に
よれば、以下の効果を得ることができる。 (1)コイル電流Icと定格電流値Irとの比Rと予め
設定された瞬時動作検出閾値Rfとの比較に基づいて過
電流検出判断を行う瞬時動作判定手段S1(S104)
を備えた。また、コイル電流Icと定格電流値Irとの
比Rに基づいて検出カウンタ値(過電流検出時限)を設
定し、所定の実電流値に達してからの経過時間と前記過
電流検出時限との比較に基づいて過電流検出判断を行う
限時動作判定手段S2(S107〜S109)とを備え
た。そして、瞬時動作判定手段S1又は限時動作判定手
段S2により過電流検出判定がなされた場合、電磁コイ
ル22への電流供給を遮断するようにした。大電流が流
れた際に瞬時で検出する瞬時動作と定格電流以上の電流
が流れた際には電流値に応じた時限を持って検出する限
時動作とを併用することにより、電磁コイル22をより
確実に保護することができる。ひいては、電磁コイル2
2に直列に接続されたFET42をも保護することがで
きる。
【0055】(2)限時動作検出カウンタ閾値マップM
を予め設けた。そして、コイル電流Icと定格電流値I
rとの比Rに基づいて限時動作検出カウンタ閾値マップ
Mから検出カウンタ値(過電流検出時限)を求めるよう
にした。コイル電流Icと定格電流値Irとの比Rに基
づいて過電流に応じた適切な過電流検出時限を設定する
ことができる。
【0056】(3)過電流検出の判定がなされた場合、
マイコン32は電源リレー35を開放させることにより
電磁コイル22への電流供給を遮断するようにした。電
磁コイル22への電源ラインLが遮断されることによ
り、電磁コイル22の電流供給を機械的に遮断すること
ができる。
【0057】(4)過電流保護回路Pを駆動力配分制御
装置31に組み込んだ。そして、過電流検出の判定がな
された場合、マイコン32は電磁クラッチ機構21の電
磁コイル22への指令電流値を0A(アンペア)とする
ようにした。このため、ソフト的にも電磁コイル22へ
の電流供給が遮断される。従って、より確実に電磁コイ
ル22を保護することができる。
【0058】(別例)尚、前記実施形態は以下のように
変更して実施してもよい。 ・本実施形態では、限時動作検出閾値Rdを1.1に設
定するようにしたが、例えば1.2とするようにしても
よい。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、大電流が流れた際に瞬
時で検出する瞬時動作と定格電流以上の電流が流れた際
には電流値に応じた時限を持って検出する限時動作とを
併用するようにしたことにより、負荷を、より確実に過
電流保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態における四輪駆動車の概略構成
図。
【図2】 本実施形態における駆動力配分制御装置の電
気的構成を示す回路図。
【図3】 本実施形態における過電流保護手順を示すフ
ローチャート。
【図4】 本実施形態における限時動作検出カウンタ閾
値マップを示すグラフ。
【図5】 本実施形態における過電流検出範囲を示す特
性図。
【図6】 従来の過電流検出範囲を示す特性図。
【符号の説明】
11…四輪駆動車、16…前輪、17…駆動力伝達装
置、20…後輪、21…電磁クラッチ機構、22…負荷
を構成する電磁コイル、31…駆動力配分制御装置、3
2…開閉制御手段及び電流制御手段を構成するマイコ
ン、32a…記憶手段を構成するROM、35…電源リ
レー、36…電流検出手段を構成する電流検出回路、I
r…定格電流値、L…電源ライン、M…特性マップを構
成する限時動作検出カウンタ閾値マップ、N*…過電流
検出時限を構成する検出カウンタ閾値、P…過電流保護
回路、R…実電流値と定格電流値との比、Rf…瞬時動
作判定閾値、S1…瞬時動作判定手段(S104)、S
2…限時動作判定手段(S107〜S109)、S3…
検出時限設定手段(S107〜S108)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D043 AA10 AB17 EA02 EA18 EA42 EB07 EB13 EE18 EF02 EF09 EF17 FA14 3J057 AA01 BB04 GA51 GA61 GB21 GC11 GE10 HH02 JJ05 5G004 AA04 AB02 BA03 BA04 DA02 DC06 DC14 EA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流検出手段により検出された負荷に流
    れる実電流値と定格電流値との比を求め、この比と予め
    設定された瞬時動作判定閾値との比較に基づいて瞬時動
    作判定を行う瞬時動作判定手段と、 瞬時動作判定手段により瞬時動作判定がなされなかった
    場合、実電流値と定格電流値との比に基づいて過電流検
    出時限を設定し、所定の実電流値に達してからの経過時
    間と前記過電流検出時限との比較に基づいて限時動作判
    定を行う限時動作判定手段とを備え、 前記瞬時動作判定手段又は限時動作判定手段により瞬時
    動作判定又は限時動作判定がなされた場合、負荷への電
    流供給を遮断するようにした過電流保護回路。
  2. 【請求項2】 実電流値と定格電流値との比に基づいて
    過電流検出時限を求めるための特性マップを予め記憶手
    段に格納し、 前記限時動作判定手段は、実電流値が所定値に達してか
    ら所定時間以上経過することを条件にとして記憶手段に
    格納された特性マップに基づいて過電流検出時限を求め
    る検出時限設定手段、を備えた請求項1に記載の過電流
    保護回路。
  3. 【請求項3】 負荷への電源ライン上に設けられた電源
    リレーと、電源リレーを開閉制御する開閉制御手段とを
    備え、 前記瞬時動作判定手段又は限時動作判定手段により瞬時
    動作判定又は限時動作判定がなされた場合、前記開閉制
    御手段は前記電源リレーを開放させることにより負荷へ
    の電流供給を遮断するようにした請求項1又は請求項2
    に記載の過電流保護回路。
  4. 【請求項4】 電流制御手段からの指令電流に応じて駆
    動力伝達装置の駆動力伝達割合を可変制御することによ
    り、前輪側と後輪側との駆動力配分を可変制御するよう
    にした四輪駆動車の駆動力配分制御装置に組み込まれ、 前記電流検出手段は、前記駆動力伝達装置を構成する電
    磁クラッチ機構の負荷へ流れる電流を検出するように
    し、 前記瞬時動作判定手段又は限時動作判定手段により過電
    流検出の判定がなされた場合、前記電流制御手段は電磁
    クラッチ機構の負荷への指令電流値を0A(アンペア)
    とするようにした請求項1〜請求項3のうちいずれか一
    項に記載の過電流保護回路。
  5. 【請求項5】 電流検出手段により検出された負荷に流
    れる実電流値と定格電流値との比が予め設定された瞬時
    動作判定閾値を超えた場合には、瞬時に負荷への電流供
    給を遮断し、 実電流値と定格電流値との比が予め設定された瞬時動作
    判定閾値以下の場合には、実電流値と定格電流値との比
    に基づいて過電流検出時限を設定し、 実電流値が予め設定された所定値に達し且つ前記過電流
    検出時限以上経過した場合には、負荷への電流供給を遮
    断するようにした過電流保護方法。
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