JPH0781589A - 電気自動車 - Google Patents

電気自動車

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JPH0781589A
JPH0781589A JP25379693A JP25379693A JPH0781589A JP H0781589 A JPH0781589 A JP H0781589A JP 25379693 A JP25379693 A JP 25379693A JP 25379693 A JP25379693 A JP 25379693A JP H0781589 A JPH0781589 A JP H0781589A
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智之 渡辺
Hiroaki Tanaka
宏明 田中
Katsushi Kuriyama
勝志 栗山
Takashi Iwasaki
尚 岩崎
Masaaki Tsuboi
正昭 坪井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発電用補助エンジンの始動時にバッテリ電圧
が一時的に低下しても、パワーステアリング装置が不必
要にマニュアルステアリング装置に切換えられてしまう
ことを防止する。 【構成】 電源バッテリM1と、補助エンジンM3によ
り選択的に駆動されバッテリへ電力を供給する発電機M
2と、バッテリを電源とする電動式パワーステアリング
装置M4と、バッテリの電圧を検出する電圧検出装置M
5と、バッテリの電圧が所定値以下に低下するとバッテ
リよりパワーステアリング装置への電力供給を停止する
電力供給停止装置M6とを備えた電気自動車。エンジン
の始動を検出する始動検出装置M7を有し、エンジンの
始動が検出されたときには停止禁止装置M8により所定
時間電力供給停止手段による電力供給停止を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車に係り、更
に詳細には電動式パワーステアリング装置を備えた電気
自動車に係る。
【0002】
【従来の技術】電動式パワーステアリング装置の一つと
して、例えば実開昭61−172866号公報に記載さ
れている如く、電源バッテリと、該バッテリを電源とす
る補助操舵用モータと、車輌の操舵状態に応じてモータ
を制御することにより操舵アシスト力を制御する制御装
置とを有し、バッテリ電圧が所定値以下のときにはバッ
テリよりモータへの電力の供給を停止して過放電を防止
するよう構成されたパワーステアリング装置が従来より
知られている。かかるパワーステアリング装置によれ
ば、バッテリ電圧が所定値以下に低下するとバッテリよ
りモータへの電力の供給が停止され、パワーステアリン
グ装置はマニュアルステアリング装置に切換えられるの
で、バッテリ電圧が更に低下すること及びパワーアシス
トが不適切に行われることを確実に防止することができ
る。
【0003】また電動式パワーステアリング装置を備え
た電気自動車の一つとして、バッテリへ電力を供給する
発電機と、バッテリ電圧が基準値以下になると発電機を
駆動する補助エンジンとを有し、バッテリが発電機によ
って発電される電力にて充電されるよう構成された電気
自動車も従来より知られている。かかる電気自動車によ
れば、発電機及び補助エンジンを備えていない電気自動
車の場合に比してその走行距離を長くすることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし発電機及び補助
エンジンを備えた電気自動車に上述の公開公報に記載さ
れている如き電動式パワーステアリング装置がそのまま
適用されると、補助エンジンの始動時にはバッテリ電圧
が一時的に低下するため、バッテリ電圧の低下フェイル
の検出に誤判定が生じ、パワーステアリング装置が不必
要にマニュアルステアリング装置に切換えられてしまう
ことがある。
【0005】本発明は、上述の如き従来の電気自動車に
於ける叙上の如き問題に鑑み、補助エンジンの始動時に
バッテリ電圧が一時的に低下しても、バッテリ電圧の低
下の誤判定が行われず、パワーステアリング装置が不必
要にマニュアルステアリング装置に切換えられてしまう
ことがないよう改良された電気自動車を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、図1に示されている如く、電源バッテリM
1と、前記バッテリへ電力を供給する発電機M2と、前
記発電機を選択的に駆動する補助エンジンM3と、前記
バッテリを電源とする電動式パワーステアリング装置M
4と、前記バッテリの電圧を検出する電圧検出手段M5
と、前記バッテリの電圧が所定値以下に低下したときに
は前記バッテリより前記パワーステアリング装置への電
力の供給を停止する電力供給停止手段M6とを備えた電
気自動車にして、前記エンジンの始動を検出する始動検
出手段M7と、前記エンジンの始動が検出されたときに
は所定時間前記電力供給停止手段による電力供給停止を
禁止する停止禁止手段M8とを有することを特徴とする
電気自動車によって達成される。
【0007】
【作用】上述の如き構成によれば、始動検出手段M7に
より補助エンジンM3の始動が検出されると、それより
所定時間の間停止禁止手段M8により電力供給停止手段
による電力供給停止が禁止されるので、発電機M2を駆
動してバッテリM1へ電力を供給すべくエンジンが始動
され、これによりバッテリの電圧が一時的に所定値以下
に低下しても、電力供給停止手段M6によってバッテリ
よりパワーステアリング装置M4への電力の供給が停止
されることが確実に防止され、従ってパワーステアリン
グ装置が不必要にマニュアルステアリング装置に切換え
られてしまうことが確実に防止される。
【0008】
【実施例】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施
例について詳細に説明する。
【0009】図2は電動式パワーステアリング装置を備
えた本発明による電気自動車の一つの実施例を示す概略
構成図、図3は図2に示された補助操舵用の電子制御装
置を示すブロック線図である。
【0010】図2に於て、10はステアリングホイール
を示しており、ステアリングホイール10はステアリン
グシヤフト12及びステアリングギヤボックス14を介
してラックバー16を駆動し、図2には示されていない
左右の操舵輪の切れ角を制御するようになっている。ス
テアリングシャフト12には歯車減速機構18によりパ
ワーユニット20が駆動接続されている。パワーユニッ
ト20は補助操舵用モータ22と、歯車減速機構18と
モータ22とを選択的に駆動接続する電磁クラッチ24
とを有し、ステアリングホイールの回転方向と同一の方
向へステアリングシャフトを駆動することにより補助操
舵を行うようになっている。
【0011】図示の実施例に於ては、ステアリングシャ
フト12には操舵トルクTを検出するトルクセンサ26
が設けられており、トルクセンサの出力は補助操舵用電
子制御装置28へ供給されるようになっている。電子制
御装置28には車速センサ30により検出された車速V
を示す信号等も入力されるようになっている。電子制御
装置28の動作電力は補機バッテリ32よりDC/DC
コンバータ34を経て供給され、モータ22及び電磁ク
ラッチ24に対する駆動電力は補機バッテリ32よりD
C/DCコンバータ34、ジャンクションボックス3
6、駆動回路38及び40を経て供給されるようになっ
ている。
【0012】ジャンクションボックス36にはインバー
タ42を介して走行用モータ44が接続されており、モ
ータ44に対する駆動電力は主バッテリ46よりジャン
クションボックス36及びインバータ42を経て供給さ
れるようになっている。ジャンクションボックス36及
びインバータ42の動作は走行用電子制御装置48によ
り制御され、走行用モータ44は変速装置50及び差動
装置52を介して図には示されていない左右の駆動輪を
回転駆動するようになっている。
【0013】更にジャンクションボックス36には発電
機54及びSOCメータ56が接続されている。発電機
54は走行用電子制御装置48よりの始動指令信号(ス
タータ信号)に応答してセルモータ58が駆動されるこ
とによって始動される発電用補助エンジン60により選
択的に駆動され、ジャンクションボックス36を経て主
バッテリ46を充電し、ジャンクションボックス36及
びDC/DCコンバータ34を経て補機バッテリ32を
充電するようになっている。またSOCメータ56はジ
ャンクションボックス36を介して主バッテリ46の電
圧Vm を検出すると共に、ジャンクションボックス36
及びDC/DCコンバータ34を介して補機バッテリ3
2の電圧Vs を検出し、SOCメータ56の検出結果は
補助操舵用電子制御装置28及び走行用電子制御装置4
8へ出力されると共にインジケータ62に表示されるよ
うになっている。
【0014】図3に詳細に示されている如く、補助操舵
用電子制御装置28は中央処理ユニット(CPU)66
と、リードオンリメモリ(ROM)68と、ランダムア
クセスメモリ(RAM)70と、入力ポート装置72
と、出力ポート装置74とを有し、これらが双方向性の
コモンバス76により互いに接続された一般的な構成の
マイクロコンピュータである。
【0015】入力ポート装置72にはトルクセンサ26
により検出された操舵トルクTを示す信号、車速センサ
30により検出された車速Vを示す信号、SOCメータ
56により検出された補機バッテリ32の電圧Vs を示
す信号及び走行用電子制御装置48よりセルモータ58
へ出力される始動指令信号が入力されるようになってい
る。入力ポート装置72はそれに入力された信号を適宜
に処理し、ROM68に記憶されている制御プログラム
に基くCPU66の指示に従い、CPU及びRAM70
へ処理された信号を出力するようになっている。
【0016】ROM68は図4に示された制御プログラ
ム及び図5、図6に示されたグラフに対応するマップを
記憶している。CPU66は図4に示された制御プログ
ラムに基き後述の如く種々の演算及び信号の処理を行う
ようになっている。出力ポート装置74はCPU66の
指示に従い駆動回路38へ制御信号を出力することによ
り駆動回路より補助操舵用モータ22へ供給される駆動
電流を制御し、また駆動回路40へ制御信号を出力する
ことにより駆動回路より電磁クラッチ24へ供給される
駆動電流を制御するようになっている。
【0017】走行用電子制御装置48も上述の補助操舵
用電子制御装置28と同様に構成されたマイクロコンピ
ュータであり、図7に示されている如くCPU80と、
ROM82と、RAM84と、入力ポート装置86と、
出力ポート装置88とを有し、これらは双方向性のコモ
ンバス90により互いに接続されている。また図2には
示されていないが、電子制御装置48の動作電力も補機
バッテリ32よりDC/DCコンバータ34を経て供給
されるようになっている。
【0018】入力ポート装置86にはSOCメータ56
により検出された主バッテリ46の電圧Vm を示す信号
及び踏込み量検出センサ92により検出されたアクセル
ペダルの踏込み量を示す信号が入力されるようになって
いる。入力ポート装置86はそれに入力された信号を適
宜に処理し、ROM82に記憶されている制御プログラ
ムに基くCPU80の指示に従い、CPU及びRAM7
4へ処理された信号を出力するようになっている。
【0019】ROM82は図8に示されたエンジン制御
プログラム及び図には示されていない走行制御プログラ
ムを記憶しており、CPU80はこれらの制御プログラ
ムに基き後述の如く種々の演算及び信号の処理を行うよ
うになっている。出力ポート装置88はCPU80の指
示に従いインバータ42を経て走行用モータ44へ駆動
電流を出力し、補助エンジン60を始動するときにはセ
ルモータ58及び補助操舵用電子制御装置28へスター
タ信号を出力し、ジャンクションボックス36へその切
換えを制御する信号を出力するようになっている。
【0020】次に図4に示されたフローチャートを参照
して図示の実施例に於けるパワーステアリング装置の作
動について説明する。尚電子制御装置28による制御は
図には示されていないイグニッションスイッチが閉成さ
れることにより開始される。また図4に示されたフロー
チャートに於けるフラグFstは補助操舵用モータ22へ
の電力供給停止を禁止すべき期間にあるか否かに関する
ものであり、1は電力供給停止を禁止すべき期間にある
ことを示している。
【0021】まずステップ10に於ては駆動回路40を
経て電磁クラッチ24へ制御信号が出力されることによ
りクラッチが接続され、ステップ20に於てはトルクセ
ンサ26により検出された操舵トルクTを示す信号、車
速センサ30により検出された車速Vを示す信号、SO
Cメータ56により検出された補機バッテリ32の電圧
Vs を示す信号の読込みが行われ、特に走行用電子制御
装置48よりセルモータ58へスタータ信号が出力され
るときにはその信号の読込みも行われる。
【0022】ステップ30に於てはステップ20に於て
読込みまれた操舵トルクTに基き図5に示されたグラフ
に対応するマップより基本アシスト量Tabが演算され、
ステップ40に於てはステップ20に於て読込みまれた
車速Vに基き図6に示されたグラフに対応するマップよ
り車速係数Kv が演算される。ステップ50に於てはス
テップ30に於て演算された基本アシスト量Tabとステ
ップ40に於て演算された車速係数Kv との積としてア
シスト量Ta が演算される。
【0023】尚ステップ30〜50に於けるアシスト量
Ta の演算自体は本発明の要旨をなすものではなく、ア
シスト量は少くとも操舵トルクTに応じて演算される限
り任意の態様にて演算されてよい。
【0024】ステップ60に於てはスタータ信号が入力
されたか否かの判別が行われ、スタータ信号が入力され
なかったときにはステップ80へ進み、スタータ信号が
入力されたときにはステップ70に於てフラグFstが1
にセットされると共にタイマのカウント値Tc が0にリ
セットされた後ステップ140へ進む。ステップ80に
於てはフラグFstが1であるか否かの判別が行われ、F
st=0である旨の判別が行われたときにはステップ12
0へ進み、Fst=1である旨の判別が行われたときには
ステップ90に於てタイマのカウント値Tc が1インク
リメントされた後ステップ100へ進む。
【0025】ステップ100に於てはタイマのカウント
値Tc が基準値Te (正の定数)以上であるか否かの判
別、即ち補助操舵用モータ22への電力供給停止を禁止
すべき期間が経過したか否かの判別が行われ、Tc ≧T
e ではない旨の判別が行われたときにはステップ140
へ進み、Tc ≧Te である旨の判別が行われたときには
ステップ110に於てフラグFst及びカウント値Tc が
0にリセットされた後ステップ140へ進む。
【0026】ステップ120に於ては補機バッテリ32
の電圧Vs が基準値Vse(正の定数)以上であるか否か
の判別、即ち補機バッテリの電圧が正常な補助操舵を行
うことができる電圧であるか否かの判別が行われ、Vs
≧Vseである旨の判別が行われたときにはステップ14
0へ進み、Vs ≧Vseではない旨の判別が行われたとき
にはステップ130に於て補助操舵用モータ22への通
電が停止される共にクラッチ24が解放されてパワース
テアリング装置がマニュアルステアリング装置に切換え
られる。
【0027】ステップ140に於てはアシスト量Ta に
対応する制御信号が駆動回路38を経て補助操舵用モー
タ22へ出力されることにより補助操舵力がアシスト量
Taに対応する値に制御され、しかる後ステップ20へ
戻る。
【0028】次に図8に示されたフローチャートを参照
して図示の実施例に於ける発電用補助エンジンの制御に
ついて説明する。尚電子制御装置48による制御も図に
は示されていないイグニッションスイッチが閉成される
ことにより開始される。また図8に示されたフローチャ
ートに於けるフラグFは補助エンジン60が運転されて
いるか否かに関するものであり、1は補助エンジンが運
転されていることを示している。
【0029】ステップ210に於てはSOCメータ56
により検出された主バッテリ46の電圧Vm を示す信号
が読込まれ、ステップ220に於ては電圧Vm が基準値
Vme(正の定数)未満であるか否かの判別、即ち主バッ
テリの電圧が車輌の正常な走行を行うことができない虞
れのある電圧に低下したか否かの判別が行われ、Vm<
Vmeではない旨の判別が行われたときにはステップ25
0へ進み、Vm <Vmeである旨の判別が行われたときに
はステップ230へ進む。
【0030】ステップ230に於てはフラグFが1であ
るか否かの判別が行われ、F=1である旨の判別が行わ
れたときには補助エンジン60の運転が維持された状態
でステップ210へ戻り、F=1ではない旨の判別が行
われたときにはステップ240に於てセルモータ58へ
スタータ信号が出力されることにより補助エンジン60
が始動されると共にフラグFが1にセットされた後ステ
ップ210へ戻る。ステップ250に於ては補助エンジ
ンが停止され又は停止状態に維持されると共にフラグF
が0にリセットされる。
【0031】かくして図示の実施例によれば、補助操舵
制御のステップ30〜50に於て操舵トルクT及び車速
Vに応じてアシスト量Ta が演算され、ステップ120
に於て補機バッテリ32の電圧Vs が基準値Vse以上で
あるか否かの判別が行われ、Vs ≧Vseであり正常な補
助操舵を行い得る旨の判別が行われたときにはステップ
140に於て補助操舵力がアシスト量Ta に対応する値
に制御され、これにより操舵アシスト力は操舵トルクに
対応すると共に車速が高いほど低くなるよう制御される
ので、低車速域に於ける軽快な操舵が確保されると共に
高車速域に於ける良好な操縦安定性が確保される。
【0032】また補機バッテリ32の電力消耗によりそ
の電圧Vs が基準値Vse未満になり、補機バッテリの電
圧不足により正常な補助操舵を行うことができない虞れ
が生じると、ステップ120に於てノーの判別が行わ
れ、ステップ130に於て補助操舵用モータ22への通
電が停止される共にクラッチ24が解放されてパワース
テアリング装置がマニュアルステアリング装置に切換え
られ、これにより不適切な補助操舵が行われることが確
実に防止される。
【0033】また発電用補助エンジン制御のステップ2
20に於て主バッテリ46の電圧Vm が基準値Vme未満
に低下した旨の判別が行われると、ステップ240に於
てセルモータ58へスタータ信号が出力されることによ
り補助エンジン60が始動され、発電機54により発電
される電力にて主バッテリ46及び補機バッテリ32が
充電される。この場合補助エンジン60の始動時に二つ
のバッテリの電圧が一時的に低下する。このことに対処
すべく、ステップ60〜110に於て走行用電子制御装
置48により補助エンジン60が始動された時点よりT
c 時間が経過するまではステップ120に於ける補機バ
ッテリ32の電圧不足の判定が禁止され、これによりス
テップ120が実行されることが禁止される。
【0034】従って図示の実施例によれば、補機バッテ
リ32の電圧Vs が基準値Vse未満に低下しても、それ
が補助エンジン60の始動に伴う一時的なものであると
きには、ステップ120が実行されることが確実に防止
され、これによりパワーステアリング装置が不必要にマ
ニュアルステアリング装置に切換えられてしまうことが
確実に防止される。
【0035】以上に於ては本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例
が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0036】例えば上述の実施例に於ては補助エンジン
60が始動されると、それよりTc時間ステップ120
に於ける補機バッテリ32の電圧低下の判定が禁止され
ることにより補助操舵用モータ22への電力供給停止が
禁止されるようになっているが、例えば図9に示されて
いる如く、補機バッテリ32の電圧Vs が基準値Vse未
満の場合にのみステップ80に於て補助エンジン60が
始動されたか否かを判定し、補助エンジンが始動された
場合にはステップ90〜110に於て電力供給停止を禁
止する処理が行われるよう構成されてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明によれば、始動検出手段M7により補助エンジンM3
の始動が検出されると、それより所定時間の間停止禁止
手段M8により電力供給停止手段による電力供給停止が
禁止されるので、発電機M2を駆動してバッテリM1へ
電力を供給すべくエンジンが始動され、これによりバッ
テリの電圧が一時的に所定値以下に低下しても、電力供
給停止手段M6によってバッテリよりパワーステアリン
グ装置M4への電力の供給が停止されることを確実に防
止し、従ってパワーステアリング装置が不必要にマニュ
アルステアリング装置に切換えられてしまうことを確実
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気自動車の構成を特許請求の範
囲の記載に対応させて示す説明図である。
【図2】電動式パワーステアリング装置を備えた本発明
による電気自動車の一つの実施例を示す概略構成図であ
る。
【図3】図2に示された補助操舵用電子制御装置を示す
ブロック線図である。
【図4】図2及び図3に示された補助操舵用電子制御装
置により達成される補助操舵制御のルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図5】トルクセンサにより検出される操舵トルクTと
基本アシスト量Tabとの間の関係を示すグラフである。
【図6】車速センサにより検出される車速Vと車速係数
Kv との間の関係を示すグラフである。
【図7】図2に示された走行用電子制御装置を示すブロ
ック線図である。
【図8】図2及び図7に示された走行用電子制御装置に
より達成される発電用補助エンジンの制御ルーチンを示
すフローチャートである。
【図9】図2及び図3に示された補助操舵用電子制御装
置により達成される補助操舵制御のルーチンの他の一つ
の実施例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…ステアリングホイール 12…ステアリングシャフト 22…補助操舵用モータ 24…電磁クラッチ 26…トルクセンサ 28…補助操舵用電子制御装置 30…車速センサ 32…補機バッテリ 44…走行用モータ 46…主バッテリ 48…走行用電子制御装置 54…発電機 56…SOCメータ 60…補助エンジン
フロントページの続き (72)発明者 岩崎 尚 愛知県豊田市トヨタ町1番地トヨタ自動車 株式会社内 (72)発明者 坪井 正昭 愛知県豊田市トヨタ町1番地トヨタ自動車 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源バッテリと、前記バッテリへ電力を供
    給する発電機と、前記発電機を選択的に駆動する補助エ
    ンジンと、前記バッテリを電源とする電動式パワーステ
    アリング装置と、前記バッテリの電圧を検出する電圧検
    出手段と、前記バッテリの電圧が所定値以下に低下した
    ときには前記バッテリより前記パワーステアリング装置
    への電力の供給を停止する電力供給停止手段とを備えた
    電気自動車にして、前記エンジンの始動を検出する始動
    検出手段と、前記エンジンの始動が検出されたときには
    所定時間前記電力供給停止手段による電力供給停止を禁
    止する停止禁止手段とを有することを特徴とする電気自
    動車。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5982137A (en) * 1997-02-25 1999-11-09 Nsk Ltd. Controller for electric power steering system
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