JP2013092379A - リレー故障検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リレーのオープン故障ではないのに、リレーのオープン故障と検出されてしまうケースを低減することができるリレー故障検出装置を提供する。
【解決手段】マイコン30は、リレー31の後段電圧をリレー後段電圧検出手段Vaで検出する。更に、リレー31の通常閉側接点電圧をリレー通常閉側接点電圧検出手段Vbで検出する。そして、リレー31の後段電圧Vahが閾値Vα以下の場合には、リレー接点異常と判断する。そして、リレー接点異常判断手段30が、リレー接点異常と判断した場合には、リレー31の後段電圧Vahと、リレー31の通常閉側接点電圧Vbhを比較する。そして、リレー31の後段電圧Vahと、リレーの通常閉側接点電圧Vbhとが等しい場合には、通常閉側接点異常と判断する。そして、マイコン30は、通常閉側接点異常と判断した場合には、一定時間経過後にリレー31のオン、オフを複数回実施し、再度リレー接点異常判断を試みる。
【選択図】図3

Description

本発明は、リレー故障検出装置に関するものである。
リレーを搭載し、又は外部に取り付けて、同リレーをオンオフ制御可能な制御装置はよく知られている。このような制御装置としては、例えば、4輪駆動車の駆動力伝達装置の駆動力配分制御装置がある。そして、駆動力伝達装置は、クラッチ機構を備え、同クラッチ機構を断接するための電磁コイルを備えている。
そして、駆動力配分制御装置は、リレーをオン制御した状態で、スイッチングトランジスタ等のスイッチ手段をオンオフ制御することにより、リレーを介して電源ラインに電気的に接続された電磁コイルを励消磁可能としている。そして、電磁コイルの励磁により、クラッチ機構が接続され、4輪駆動のためのトルク配分がされる。
このような駆動力配分制御装置においては、イグニッションスイッチ(IG、電源スイッチ)がオンしたとき、リレーの故障検出を行うようにされている。このリレーの故障検出には、リレー接点の溶着を検出する溶着検出と、リレー接点が閉じないリレーオープン故障検出とがある。
このリレー接点の故障検出は、イグニッションスイッチIGがオン時に、数回リレーをオフオンし、リレーに接続されている回路の電圧を閾値と比較することにより、リレーオープン故障か否かを検出するようにしていた。そして、この数回のリレーのオフオンの結果、リレーオープン故障が検出された際、即座に、フェールセーフ処理を行なうようにしている。例えば、リレーのオフオンの結果、リレーオープン故障が検出された場合、即座に、リレーをオン禁止処理にして4輪駆動制御(4WD制御)から2輪駆動制御(2WD制御)に切り替える制御を行うものがある(特許文献1参照)。
特開2003−139810号公報
ところが、上記リレーオープン故障の場合、外気温の低下により、リレー接点がリレーN.C.側(通常閉側)接点と氷結等で固着している場合がある。そのため、単に数回リレーをオフオンしただけでは、リレー接点がリレーN.C.側(通常閉側)接点と氷結等で固着したまま、リレーオープン故障と検出されてしまう虞があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、リレーのオープン故障ではないのに、リレーのオープン故障と検出されてしまうケースを低減することができるリレー故障検出装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、通常開側接点(31b)と、通常閉側接点(31a)とを有するリレー(31)をオン、オフ駆動し、前記リレー(31)オン時に前記リレー(31)のオープン故障又は溶着故障を検出するリレー故障検出装置(30)において、前記リレー(31)の後段電圧を検出するリレー後段電圧検出手段(Va)と、前記リレー(31)の通常閉側接点電圧を検出するリレー通常閉側接点電圧検出手段(Vb)とを備え、前記リレー(31)の後段電圧が閾値以下の場合には、リレー接点異常と判断するリレー接点異常判断手段(30)を有し、前記リレー接点異常判断手段(30)が、リレー接点異常と判断した場合には、前記リレー(31)の後段電圧と、前記リレー(31)の通常閉側接点電圧を比較することにより、前記通常開側接点異常か、前記通常閉側接点異常かを判定するリレー制御手段(30)を備えたこと、を要旨とする。
即ち、リレーの後段電圧を検出するリレー後段電圧検出手段と、リレーの通常閉側接点電圧を検出するリレー通常閉側接点電圧検出手段とを備える構成とした。そして、リレーの後段電圧が閾値以下の場合には、リレー接点異常と判断するリレー接点異常判断手段を有する構成とした。そして、リレー接点異常判断手段が、リレー接点異常と判断した場合には、リレーの後段電圧と、リレーの通常閉側接点電圧を比較することにより、通常開側接点異常か、通常閉側接点異常かを判定するリレー制御手段を構成した。
従って、上記構成によれば、リレーの後段電圧と、リレーの通常閉側接点電圧を比較することにより、通常開側接点異常か、通常閉側接点異常かを判定することができる。その結果、リレー接点異常判断に基づき、適切なリレー接点異常検出方法で対処できるので、リレーのオープン故障ではないのに、リレーのオープン故障と検出されてしまうケースを低減することができる。
請求項2に記載の発明は、前記リレー接点異常判断手段は、前記リレーの後段電圧と、前記リレーの通常閉側接点電圧とが等しい場合には、前記通常閉側接点異常と判断し、前記リレーの後段電圧と、前記リレーの通常閉側接点電圧とが等しくない場合には、前記通常開側接点異常と判断すること、を要旨とする。
即ち、リレー接点異常判断手段によって、リレーの後段電圧と、リレーの通常閉側接点電圧とが等しい場合には、通常閉側接点が氷結等で固着していると判断できる。
一方、リレーの後段電圧と、リレーの通常閉側接点電圧とが等しくない場合には、
通常閉側接点が氷結等で固着はしていないと判断できるので、通常開側接点異常と判断することができる。その結果、リレー接点異常判断に基づき、適切なリレー接点異常検出方法で対処できるので、リレーのオープン故障ではないのに、リレーのオープン故障と検出されてしまうケースを低減することができる。
請求項3に記載の発明は、前記リレー制御手段は、前記通常閉側接点異常と判断した場合には、一定時間経過後に前記リレーのオン、オフを複数回実施し、再度前記リレー接点異常判断を試みる一方、前記通常開側接点異常と判断した場合には、直ちに、前記リレーのオン、オフを複数回実施することで再度前記リレー接点異常判断を試みること、を要旨とする。
即ち、リレー制御手段によって、通常閉側接点異常と判断した場合には、通常閉側接点が氷結等で固着していると考えられるので、一定時間経過後にリレーのオン、オフを複数回実施する。そうすることで、氷結等をリレー接点に流れる電流の発生する熱、車輌から発生する熱及びリレーコイルから発生する熱で解凍することができる。
一方、通常開側接点異常と判断した場合には、直ちに、リレーのオン、オフを複数回実施する。そうすることで、異物等の挟まりを除去することができる。その結果、通常閉側接点側が氷結等で固着して、リレーのオープン故障ではないのに、リレーのオープン故障と検出されてしまうケースを低減することができる。
本発明によれば、リレーのオープン故障ではないのに、リレーのオープン故障と検出されてしまうケースを低減することができるリレー故障検出装置を提供することができる。
本実施形態における4輪駆動車の概略構成図。 同じく駆動伝達装置の電気的接続を示すブロック図。 リレー故障検出の処理手順を示すフローチャート図(1/2)。 リレー故障検出の処理手順を示すフローチャート図(2/2)。
以下、本発明を4輪駆動車の駆動力配分装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、4輪駆動車1は、内燃機関であるエンジン2及びトランスアクスル3を備えている。トランスアクスル3には、一対のフロントアクスル4、4及びプロペラシャフト5が連結されている。両フロントアクスル4、4にはそれぞれ前輪6、6が連結されている。プロペラシャフト5には駆動力伝達装置(トルクカップリング)7が連結されており、同カップリング7にはドライブピニオンシャフト(図示略)を介してリヤディファレンシャル9が連結されている。リヤディファレンシャル9には一対のリヤアクスル10、10を介して両後輪11、11が連結されている。
エンジン2の駆動力は、トランスアクスル3及び両フロントアクスル4、4を介して両前輪6、6に伝達される。また、プロペラシャフト5とドライブピニオンシャフトとがトルクカップリング7にてトルク伝達可能に連結された場合、エンジン2の駆動力は、プロペラシャフト5、ドライブピニオンシャフト、リヤディファレンシャル9及び両リヤアクスル10、10を介して両後輪11、11に伝達される。また、エンジン2の駆動力は、発電機(図示略)を回転させ、バッテリ20(図2参照)に電力を供給している。
トルクカップリング7は、湿式多板式の電磁クラッチ機構8を備えており、同電磁クラッチ機構8は互いに摩擦係合又は離間する複数のクラッチ板(図示略)を有している。電磁クラッチ機構8に内蔵された電磁コイルL0(図2参照)に対して、駆動力配分制御装置(ECU)12が電流指令値に応じた電流を供給すると各クラッチ板は互いに摩擦係合し、後輪11にトルクの伝達が行なわれ、4WD制御になる。ECU12が電磁クラッチ機構8への電流指令値に応じた電流の供給を遮断すると、各クラッチ板は互いに離間し、後輪11におけるトルクの伝達も遮断され、前輪駆動となる(2WD制御)。
また、各クラッチ板の摩擦係合力は電磁クラッチ機構8の電磁コイルL0へ供給する電流指令値に応じた電流の量(電流の強さ)に応じて増減し、これにより後輪11への伝達トルク、即ち後輪11への拘束力(電磁クラッチ機構8の摩擦係合力)を任意に調整可能となっている。この結果、ECU12は、4WD制御又は2WD制御のいずれかを選択すると共に、4WD制御において前後輪6、11間の駆動力配分率(トルク配分率)を制御する。
次に、トルクカップリング7のECU12の電気的構成を図2に従って説明する。
ECU12はCPU(図示略)、RAM(図示略)、ROM(図示略)及びI/Oインターフェース(図示略)等を備えたマイコン30を中心として構成されている。
ROMにはECU12が実行する各種の制御プログラム、各種のデータ及び各種のマップ等が格納されている。マップは車両モデルによる実験データ及び周知の理論計算等によって予め求められたものである。RAMはROMに書き込まれたリレー故障検出プログラムを始めとして制御プログラムを展開してCPUが各種の演算処理を実行するためのデータ作業領域である。
ECU12の入力側(I/Oインターフェースの入力端子)には各車輪速センサ(図示略)及びスロットル開度センサ(図示略)がそれぞれ接続されている。ECU12の出力側(I/Oインターフェースの出力端子)にはトルクカップリング7及びエンジン制御装置(図示略)がそれぞれ接続されている。
尚、前記車輪速センサは各車輪6、11毎にそれぞれ設けられており、各車輪6、11の速度(以下、車輪速度という)を各別に検出する。スロットル開度センサは、スロットルバルブ(図示略)に接続されており、スロットルバルブの開度、即ち運転者のアクセルペダル(図示略)の踏込操作量を検出する。そして、ECU12のマイコン30は、前記各センサからの検出信号に基づいて、定常走行か否かを判定するとともに、電流指令値を演算する。
また、図2に示すようにバッテリ20には、ヒューズ21、リレー31、ノイズ除去フィルタ32のコイルL、電流値検出抵抗R1、電磁コイルL0、電磁コイル駆動用FET35の直列回路が接続されている。コイルLと電流値検出抵抗R1との接続点には、一方が接地されたコンデンサCの他方が接続されている。前記コンデンサCとコイルLとにより、ノイズ除去フィルタ32が構成されている。又、電磁コイルL0と平行に、フライホイールダイオード34が接続されている。
そして、フライホイールダイオード34と、電磁コイルL0の間には、電磁コイルL0を流れる電流値を検出するための電流値検出抵抗R1が接続されている。更に、電流値検出抵抗R1の両端のA点、B点は電流検出部37の中に構成されているボルテージフォロア回路39に接続されている。そして、電流検出部37で検出した電流値はマイコン30に入力される。
また、イグニッションスイッチ(IG)22の出力点(Q点)からは、マイコン30及び5Vレギュレータ38に電源が供給される。そして、5Vレギュレータ38は、電流検出部37の分圧抵抗R2の片側と接続されている。5Vレギュレータ38から電流検出部37に入力された5V電圧は、分圧抵抗R2、R3によって分圧され、5V電圧のうち分圧抵抗R3にかかる電圧が、ボルテージフォロア回路39に入力される。詳述すると、分圧抵抗R2、R3及びボルテージフォロア回路39の接続点(C点)には、所定の電圧(本実施形態では0.53V)が絶えず印加されている。
そして、ボルテージフォロア回路39に印加されている所定の電圧は、電流値検出抵抗R1に電流が流れていない場合においても、ボルテージフォロア回路39から出力され、A点及びP点にほぼ同電圧が検出される。本実施形態では、この電圧を使用して、後述するリレー後段電圧Vahを検出する構成となっている。その結果、たとえリレー31がオンしていなくても、リレー後段電圧検出手段Vaに電圧が発生する。
更に、リレー31のリレーコモン側接点31cと、コイルLとの接続点(P点)は、マイコン30のA/Dポート(図示略)に接続され、リレー後段電圧検出手段Vaを構成しており、マイコン30は、同接続点の電圧(以下、リレー後段電圧Vahという)を検出可能としている。また、リレー31のリレーN.C.側(通常閉側)接点31aは、マイコン30のA/Dポート(図示略)に接続され、リレーN.C.側接点電圧検出手段Vbを構成しており、マイコン30は、同接続点の電圧(以下、リレーN.C.側接点電圧Vbhという)を検出可能としている。尚、リレーN.O.側(通常開側)接点31bは、ヒューズ21およびリレー用コイルRLに接続されている。
次に、マイコン30は、IG22がオン操作されて、電力が供給されると、各種制御プログラムの処理を行う。そして、マイコン30は前記電流指令値を駆動回路33に出力する。駆動回路33は前記電流指令値に応じて電磁クラッチ機構8の電磁コイルL0へ供給する電流の量を制御すべく、電磁コイル駆動用FET35をオンオフ制御(PWM制御)する。この結果、電磁クラッチ機構8の電磁コイルL0へ供給する電流指令値に応じた電流の量が制御されることにより、前輪側と後輪側との駆動力配分が可変制御される。
次に、上記のように構成した4輪駆動車のECU12の作用を図3、図4を参照して説明する。図3、図4はECU12において、IG22がオン時にて、マイコン30内で実行処理されるリレー故障検出の処理手順を示すフローチャートである。
最初に、マイコン30は、IGオンか否かを判定する(ステップS101)。そして、IGがオフの場合(ステップS101:NO)には、IGがオンするまでこの処理を繰り返す。次に、マイコン30は、IGがオンの場合(ステップS101:YES)には、イニシャル処理(ステップS102)を行なう。
イニシャル処理(ステップS102)では、マイコン30の各種メモリ(本実施形態では、ROM、RAM)領域の正常、異常のチェック、5Vレギュレータ38の起動及びマイコン30からリレー31のオン指令を出力している。その結果、電流検出部37からリレー後段電圧検出手段Vaに低電圧が発生する。
次に、マイコン30は、リレーN.C側接点固着判定確認タイマT1をクリアする(T1←0、ステップS103)。更に、マイコン30は、リレーオフオンカウンターCTR1をクリアする(CTR1←0、ステップS104)。そして、リレー駆動用FET36をオンする(ステップS105)。
次に、マイコン30は、リレー後段電圧Vahを取り込む(ステップS106)。そして、マイコン30は、リレー後段電圧Vahがリレー後段電圧閾値Vαより大きいか否かを判定する(ステップS107)。そして、マイコン30は、リレー後段電圧Vahがリレー後段電圧閾値Vα以下の場合(Vah≦Vα、ステップS107:NO)には、マイコン30は、リレーN.C.側接点電圧Vbhを取り込む(ステップS108)。
そして、マイコン30は、リレーN.C.側接点電圧Vbhがリレー後段電圧Vahと等しいか否かを判定する(ステップS109)。そして、マイコン30は、リレーN.C側接点電圧Vbhがリレー後段電圧Vahと等しい場合(Vbh=Vah、ステップS109:YES)には、マイコン30は、リレーN.C側接点固着と判定する(ステップS110)。
次に、マイコン30は、リレーN.C.側接点固着判定確認タイマT1をインクリメントする(T1←T1+1、ステップS111)。そして、マイコン30は、リレーN.C.側接点固着判定確認タイマT1がリレーN.C.側接点固着判定確認タイマ閾値T1sより大きいか否かを判定する(ステップS112)。そして、マイコン30は、リレーN.C.側接点固着判定確認タイマT1がリレーN.C.側接点固着判定確認タイマ閾値T1sより大きい場合(T1>T1s、ステップS112:YES)には、マイコン30は、リレー駆動用FET36をオフ(ステップS113)、オン(ステップS114)する。
そして、マイコン30は、リレーオフオンカウンターCTR1をインクリメントする(CTR1←CTR1+1、ステップS115)。そして、マイコン30は、リレーオフオンカウンターCTR1がリレーオフオンカウンター閾値CTR1sより大きいか否かを判定する(ステップS116)。
そして、マイコン30は、リレーオフオンカウンターCTR1がリレーオフオンカウンター閾値CTR1sより大きい場合(CTR1>CTR1s、ステップS116:YES)には、マイコン30は、リレー後段電圧Vahがリレー後段電圧閾値Vαより大きいか否かを判定する(ステップS117)。
そして、マイコン30は、リレー後段電圧Vahがリレー後段電圧閾値Vα以下の場合(Vah≦Vα、ステップS117:NO)には、マイコン30は、リレー異常制御(システム停止、リレー異常ランプ点灯、ステップS118)を実行し、この処理を終わる。
一方、マイコン30は、リレー後段電圧Vahがリレー後段電圧閾値Vαより大きい場合(Vah>Vα、ステップS107、ステップS117:YES)には、マイコン30は、通常制御(4WD制御実行、ステップS119)を実行し、この処理を終わる。
更に、マイコン30は、リレーN.C.側接点電圧Vbhがリレー後段電圧Vahと等しくない場合(ステップS109:NO)には、マイコン30は、リレーN.O.側接点に異物ありと判定(ステップS120)し、マイコン30は、ステップS113に移行する。
また、マイコン30は、リレーN.C.側接点固着判定確認タイマT1がリレーN.C.側接点固着判定確認タイマ閾値T1s以下の場合(T1≦T1s、ステップS112:NO)には、マイコン30は、ステップS111に移行する。更に、マイコン30は、リレーオフオンカウンターCTR1がリレーオフオンカウンター閾値CTR1s以下の場合(CTR1≦CTR1s、ステップS116:NO)には、マイコン30は、ステップS113に移行する。
以上、本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
マイコン30は、リレー31の後段電圧をリレー後段電圧検出手段Vaで検出する。
更に、マイコン30は、リレー31の通常閉側接点電圧をリレー通常閉側接点電圧検出手段Vbで検出する。そして、マイコン30は、リレー31の後段電圧Vahが閾値Vα以下の場合には、リレー接点異常と判断する。
そして、マイコン30は、リレー接点異常判断手段が、リレー接点異常と判断した場合には、リレー31の後段電圧Vahと、リレー31の通常閉側接点電圧Vbhを比較する。そして、リレー31の後段電圧Vahと、リレーの通常閉側接点電圧Vbhとが等しい場合には、通常閉側接点異常と判断する。更にリレー31の後段電圧Vahと、リレー31の通常閉側接点電圧Vbhとが等しくない場合には、通常開側接点異常と判断する。
そして、マイコン30は、通常閉側接点異常と判断した場合には、一定時間経過後にリレー31のオン、オフを複数回実施し、再度リレー接点異常判断を試みる一方、通常開側接点異常と判断した場合には、直ちに、リレーのオン、オフを複数回実施することで再度リレー接点異常判断を試みる。
上記構成によれば、マイコン30は、リレー31の後段電圧Vahと、リレー31の通常閉側接点電圧Vbhを比較することにより、通常開側接点異常か、通常閉側接点異常かを判定することができる。更に、マイコン30は、リレー31の後段電圧Vahと、リレー31の通常閉側接点電圧Vbhとが等しい場合には、通常閉側接点が氷結等で固着していると判断できる。一方、マイコン30は、リレー31の後段電圧Vahと、リレー31の通常閉側接点電圧Vbhとが等しくない場合には、通常閉側接点が氷結等で固着はしていないと判断できるので、通常開側接点異常と判断することができる。
そして、マイコン30は、通常閉側接点異常と判断した場合には、通常閉側接点が氷結等で固着していると考えられるので、一定時間経過後にリレーのオン、オフを複数回実施する。そうすることで、氷結等をリレー接点に流れる電流の発生する熱や、4輪駆動車1の電磁クラッチ機構8から発生する熱及びリレー用コイルRLから発生する熱で解凍することができる。一方、マイコン30は、通常開側接点異常と判断した場合には、直ちに、リレーのオン、オフを複数回実施する。そうすることで、異物等の挟まりを除去することができる。その結果、通常閉側接点側が氷結等で固着して、リレーのオープン故障ではないのに、リレーのオープン故障と検出されてしまうケースを低減することができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態では、本発明を、前輪を主駆動輪とする車両の駆動力配分装置に具体化したが、後輪を主駆動輪とする車両の駆動力配分装置に具体化してもよい。また、駆動力配分装置のみならず、他の装置において、エンジンの駆動力からバッテリに電力を供給し、リレーを制御している装置であれば適用できる。
1:4輪駆動車、2:エンジン、3:トランスアクスル、4:フロントアクスル、
5:プロペラシャフト、6:前輪、7:駆動力伝達装置(トルクカップリング)、8:電磁クラッチ機構、9:リヤディファレンシャル、10:リヤアクスル、
11:後輪、12:駆動力配分制御装置(ECU)、20:バッテリ、
21:ヒューズ、22:イグニッションスイッチ(IG)、
30:マイコン、31:リレー、
31a:リレーN.C.側(通常閉側)接点、
31b:リレーN.O.側(通常開側)接点、31c:リレーコモン側接点、
32:ノイズ除去フィルタ、33:駆動回路、34:フライホイールダイオード、
35:電磁コイル駆動用FET、36:リレー駆動用FET、37:電流検出部、
38:5Vレギュレータ、39:ボルテージフォロア回路、L0:電磁コイル、
Va:リレー後段電圧検出手段、Vah:リレー後段電圧、Vα:リレー後段電圧閾値、
Vb:リレーN.C.側接点電圧検出手段、Vbh:リレーN.C.側接点電圧、
T1:リレーN.C.側接点固着判定確認タイマ、
T1s:リレーN.C.側接点固着判定確認タイマ閾値、
CTR1:リレーオフオンカウンター、
CTR1s:リレーオフオンカウンター閾値、
RL:リレー用コイル、
R1:電磁コイルL0を流れる電流値検出抵抗、R2、R3:分圧抵抗

Claims (3)

  1. 通常開側接点と、通常閉側接点とを有するリレーをオン、オフ駆動し、前記リレーオン時に前記リレーのオープン故障又は溶着故障を検出するリレー故障検出装置において、
    前記リレーの後段電圧を監視するリレー後段電圧検出手段と、
    前記リレーの通常閉側接点電圧を検出するリレー通常閉側接点電圧検出手段とを備え、
    前記リレーの後段電圧が閾値以下の場合には、リレー接点異常と判断するリレー接点異常判断手段を有し、
    前記リレー接点異常判断手段が、リレー接点異常と判断した場合には、前記リレーの後段電圧と、前記リレーの通常閉側接点電圧を比較することにより、前記通常開側接点異常か、前記通常閉側接点異常かを判定するリレー制御手段を備えたこと、
    を特徴とするリレー故障検出装置。
  2. 前記リレー接点異常判断手段は、前記リレーの後段電圧と、前記リレーの通常閉側接点電圧とが等しい場合には、前記通常閉側接点異常と判断し、前記リレーの後段電圧と、前記リレーの通常閉側接点電圧とが等しくない場合には、前記通常開側接点異常と判断すること、
    を特徴とする請求項1に記載のリレー故障検出装置。
  3. 前記リレー制御手段は、前記通常閉側接点異常と判断した場合には、一定時間経過後に前記リレーのオン、オフを複数回実施し、再度前記リレー接点異常判断を試みる一方、前記通常開側接点異常と判断した場合には、直ちに、前記リレーのオン、オフを複数回実施することで再度前記リレー接点異常判断を試みること、
    を特徴とする請求項2に記載のリレー故障検出装置。
JP2011232639A 2011-10-24 2011-10-24 リレー故障検出装置 Pending JP2013092379A (ja)

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