JP2003061210A - 車両駆動アシスト制御装置及びそれを備えた電動車両 - Google Patents

車両駆動アシスト制御装置及びそれを備えた電動車両

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JP2003061210A
JP2003061210A JP2001248608A JP2001248608A JP2003061210A JP 2003061210 A JP2003061210 A JP 2003061210A JP 2001248608 A JP2001248608 A JP 2001248608A JP 2001248608 A JP2001248608 A JP 2001248608A JP 2003061210 A JP2003061210 A JP 2003061210A
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current
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armature
vehicle drive
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JP2001248608A
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Ko Yasujima
安嶋  耕
Tatsuyuki Yamamoto
立行 山本
Keisuke Nishidate
圭介 西舘
Hisaya Shimizu
尚也 清水
Kenichi Yoshida
健一 吉田
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ブラシの長寿命化を図るとともに、モータの焼
損を防止できる車両駆動アシスト装置を提供することに
ある。 【解決手段】エンジン20によって前輪26を駆動し、
電動機30によって、後輪36を駆動する。電動機30
としては、ブラシを介してアーマチャに電流を流す直流
分巻電動機を用いている。GCU60は、電動機30の
アーマチャ電流並びに界磁電流を制御するとともに、ア
ーマチャ電流が予め設定されたアーマチャ電流の限界領
域を越えないように、また、電動機の動作時間が予め設
定された動作時間の限界領域を越えないようにモータの
電流指令を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関で直接駆
動されない車輪を電動機で駆動する車両駆動アシスト制
御装置及びそれを備えた電動車両に係り、特に、電動機
として直流分巻電動機を用いる場合に好適な車両駆動ア
シスト制御装置及びそれを備えた電動車両に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、例えば、前輪をエンジンで駆動
し、後輪を電動機で駆動する車両駆動アシスト装置の開
発が進められている。この場合、電動機はエンジンの駆
動力をアシストし、正逆回転可能な安価な直流分巻モー
タが使用されている。しかし、直流モータの場合、アー
マチャ電流を多く流せばトルク増大するが、それだけブ
ラシ電流密度が高くなり、火花発生と共にブラシ寿命が
短くなる。
【0003】そこで、例えば、特開2000−3419
87号公報に記載されているように、予めモータ回転数
とアーマチャ電流の限界領域を設定し、回転センサと電
流センサで検出されたモータ回転数及びアーマチヤ電流
が限界領域を越えないように、電源とアーマチャとの間
に接続されたトランジスタのチョッパ指令のデューティ
比を下げ、ブラシの長寿命化を図るものが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
000−341987号公報に記載されているものにお
いては、モータ連続運転条件下における耐熱劣化が発生
する恐れがある。この問題を回避するためには、通常の
モータの連続運転条件下においては、サーミスタやバイ
メタル等のモータ温度保護装置を装着する必要性があっ
た。しかしながら、これらのモータ温度保護装置は、モ
ータの温度を正確に検出するには、モータ内部に設置す
る必要があるが、適切な取付位置を得ることが困難であ
り、正確な温度検出が困難であるという問題があった。
また、モータ温度保護装置は、ノイズ等で誤動作する恐
れもあり、その場合、制御時の信頼性が低下するという
問題があった。このようにして、連続運転条件下におけ
る制御が適切に行えないと、モータが焼損するという問
題が生じるものである。
【0005】本発明の目的は、ブラシの長寿命化を図る
とともに、モータの焼損を防止できる車両駆動アシスト
装置及びそれを備えた電動車両を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、内燃機関によって駆動される車輪
とは異なる車輪を駆動する電動機を制御する車両駆動ア
シスト制御装置において、上記電動機は、ブラシを介し
てアーマチャに電流を流す直流分巻電動機であり、上記
電動機のアーマチャ電流並びに界磁電流を制御するとと
もに、アーマチャ電流が予め設定されたアーマチャ電流
の限界領域を越えないようにモータの電流指令を制御す
る制御部を備えるようにしたものである。かかる構成に
より、ブラシの長寿命化を図るとともに、モータの焼損
を防止し得るものとなる。
【0007】(2)上記目的を達成するために、本発明
は、内燃機関によって駆動される車輪とは異なる車輪を
駆動する電動機を制御する車両駆動アシスト制御装置に
おいて、上記電動機は、ブラシを介してアーマチャに電
流を流す直流分巻電動機であり、上記電動機のアーマチ
ャ電流並びに界磁電流を制御するとともに、上記電動機
の動作時間が予め設定された動作時間の限界領域を越え
ないようにモータの電流指令を制御する制御部を備える
ようにしたものである。かかる構成により、ブラシの長
寿命化を図るとともに、モータの焼損を防止し得るもの
となる。
【0008】(3)上記目的を達成するために、本発明
は、内燃機関によって駆動される車輪とは異なる車輪を
駆動する電動機を制御する車両駆動アシスト制御装置を
備えた電動車両において、上記電動機は、ブラシを介し
てアーマチャに電流を流す直流分巻電動機であり、運転
モードに応じて、上記電動機の連続通電時間を切り替え
る制御部を備えるようにしたものである。かかる構成に
より、運転モードに応じた制御を行うことにより、電動
機によるアシスト性を向上し得るものとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を用いて、本発
明の一実施形態による車両駆動アシスト制御装置の構成
及び動作について説明する。最初に、図1を用いて、本
実施形態による車両駆動アシスト制御装置を備えた4輪
駆動の電動車両の全体構成について説明する。図1は、
本発明の一実施形態による車両駆動アシスト制御装置を
用いた4輪駆動の電動車両の全体構成を示すシステム構
成図である。
【0010】4輪駆動車両10は、エンジン20と、直
流電動機30を備えている。エンジン20の駆動力は、
トランスミッション22及び第1の車軸24A,24B
を介して、前輪26A,26Bに伝達され、前輪26
A,26Bを駆動する。直流電動機30の駆動力は、ク
ラッチ32,デファレンシヤルギヤ33及び第2の車軸
34A,34Bを介して、後輪36A,36Bに伝達さ
れ、後輪36A,36Bを駆動する。デファレンシャル
ギヤ33とクラッチ32が連結されると、直流電動機1
00の回転力は、クラッチ32,デファレンシャルギヤ
33を介して、後輪軸34A,34Bに伝えられ、後輪
36A,36Bを駆動する。クラッチ32が開放される
と、直流電動機30は、後輪36A,36B側から機械
的に切り離され、後輪36A,36Bは駆動力を路面に
伝えないものである。なお、直流電動機30は、例え
ば、正転逆転の切替えが容易であり、増磁作用を行える
直流分巻電動機、または他励直流電動機を用いている。
【0011】なお、以上の説明では、前輪26A,26
Bをエンジン20で駆動し、後輪36A,36Bを直流
電動機30で駆動する4師駆動車両として説明している
が、前輪を直流電動機で駆動し、後輪をエンジンで駆動
するようにしてもよいものであり、また、トラックのよ
うな6輪以上の車両、トレーラのような、牽引車両にも
適用可能である。
【0012】エンジンルーム内には、通常の充電発電シ
ステムを行う補機用発電機(ALT1)40及び補機バ
ッテリー42が配置され、エンジン20によってベルト
駆動される補機用発電機40の出力が、補機バッテリー
42に蓄積される。また、補機用発電機40の近傍に
は、エンジン20によりベルト駆動される駆動用高出力
発電機(ALT2)44が配設されている。駆動用高出
力発電機44の出力は、一線式の十配線路45Aによっ
て直流電動機30に電気的に接続されている。直流電動
機30の−配線路45Bは、ボディアースとなってい
る。電動機30の駆動力源は、発電機44の出力だけで
なく、バッテリーを用いることも可能である。バッテリ
ーとしては、バッテリー42を用いることもできる。補
機用発電機40は、例えば、12V,2kW程度の一般
的な発電機であり、駆動用高出力発電機44は、補機用
発電機40に比べて高出力が得られる発電機であり、例
えば、36V,6kW程度の発電機である。
【0013】エンジン20の出力は、エンジンコントロ
ールユニット(ECU〉50からの指令により駆動され
る電子制御スロットル52により制御される。電子制御
スロットル52には、アクセル開度センサ54が設けら
れており、アクセル開度を検出する。なお、電子制御ス
ロットルの代わりにメカリンクのアクセルペダル及びス
ロットルを用いる場合には、アクセルペダルにアクセル
開度センサを設けることができる。また、ECU50
は、トランスミッション22を制御する。トランスミッ
ション22は、オートマチックトランスミッションであ
り、セレクトレバー23によって選択されたギヤ比とな
るように自動制御される。セレクトレバー23のポジシ
ョンは、ギヤ位置検出センサ25によって検出される。
なお、トランスミッション22としては、マニュアルト
ランスミッションを用いるものであってもよいものであ
る。
【0014】また、前輪26A,26B及び後輪36
A,36Bの各車輪に設けられたブレーキ28A,28
B,38A,38Bには、アンチロックブレーキ(AB
S)コントロールユニット55によって制御されるアン
チロックブレーキ(ABS)アクチュエータ29A,2
9B,39A,39Bが設けられている。また、前輪2
6A,26B及び後輪36A,36Bの各車輪には、回
転速度及び回転方向を検出する回転センサ56A,56
B,58A,58Bが設けられている。なお、回転セン
サ56A,56B,58A,58Bは、各車輪毎に設け
られているが、前輪軸及び後輪軸の一方もしくは両方に
配してもよいものである。また、ABSコントロールユ
ニット55は、回転センサ56A,56B,58A,5
8Bの出力により、車速を検出し、その車速に応じて、
クラッチ32にオン・オフ信号を出力して、クラッチ3
2の遮断・連結を制御する。
【0015】駆動用発電機出力電圧制御回路(GCU)
60は、回転センサ56A,56B,58A,58Bに
よって検出された車輪26A,26B,36A,36B
の回転速度及び回転方向の情報、アクセル開度センサ5
4によって検出されたアクセル開度の情報、及びギヤ位
置検出センサ25によって検出されたギヤ位置の情報等
に基づいて、車両の走行状態を判断し、この判断に基づ
いて、駆動用高出力発電機44の出力電圧を制御し、ま
た、直流電動機30の界磁電流を制御する。
【0016】次に、図2を用いて、本実施形態による車
両駆動アシスト制御回路の構成について説明する。図2
は、本発明の一実施形態による車両駆動アシスト制御回
路の構成を示すブロック図である。なお、図1と同一符
号は、同一部分を示している。
【0017】駆動用発電出力電圧制御回路(GCU)6
0には、回転センサ56A,56B,58A,58Bに
よって検出された車輪26A,26B,36A,36B
の回転速度及び回転方向の情報、及びセル開度の情報、
及びギヤ情報検出センサ25によって検出されたギヤ位
置の情報、アクセル開度センサ54によって検出された
アクセル開度の情報が入力する。
【0018】GCU60は、これらの情報に基づいて、
駆動用高出力発電機(ALT2)44に対して出力電圧
の指令値を出力することにより、高出力発電機44の出
力電圧を制御し、直流電動機30を制御する。さらに、
GCU60は、直流電動機30の界磁巻線31に流す界
磁電流を制御することにより、直流電動機30を直接制
御するようにしており、高出力発電機44により直流電
動機30を制御することによるレスポンスの低下を改善
するようにしている。
【0019】駆動用発電機出力電圧制御回路(GCU)
60は、I/O回路61と、A/D変換器62と、マイ
クロプロセッサ(MPU)63と、I/O回路64と、
Hブリッジドライバ65と、Hブリッジ回路66と、タ
イマー回路67とを備えている。ギヤ位置検出センサ2
5によって検出されたギヤ位置情報は、I/O回路61
を介して、MPU63に取り込まれる。また、回転セン
サ56A,56B,58A,58Bによって検出された
車輪26A,26B,36A,36Bの回転速度及び回
転方向の情報、アクセル開度センサ54によって検出さ
れたアクセル開度の情報は、A/D変換器62を介し
て、MPU63に取り込まれる。
【0020】MPU63は、CPUと電動機制御用のプ
ログラムやデータを保持するメモリを備えており、入力
した情報に基づいて、車速を算出し、駆動用高出力発電
機44の出力電圧値を算出し、I/O回路64から駆動
用高出力発電機(ALT2)44に供給され、発生する
出力電圧値を制御する。
【0021】また、MPU63には、タイマー回路67
からの時間情報と、アーマチャ電流センサ57によって
検出されたアーマチャ電流が入力する。なお、時間情報
は、MPU63の内部にあるクロックを用いて、MPU
63が時間を計測してもよいものである。MPU63
は、入力した時間情報とアーマチャ電流により、予めメ
モリされた直流電動機30のアーマチャ電流と作動時間
限界領域マップを越えないように動作時間を制御すると
共に、直流電動機30の特性が要求値に適合するよう
に、I/O回路64,Hブリッジドライバ65を介し
て、Hブリッジ回路66にて直流電動機30の界磁巻線
31に流す界磁電流を調整する。MPU63による制御
内容については、図3及び図4を用いて後述する。
【0022】ここで、図3及び図4を用いて、本実施形
態による車両駆動アシスト制御回路によるモータ制御の
内容について説明する。図3は、本発明の一実施形態に
よる車両駆動アシスト制御回路によるモータ制御内容を
示すフローチャートであり、図4は、本発明の一実施形
態による車両駆動アシスト制御回路によるモータ制御内
容時に用いる制御マップの説明図である。
【0023】図3のステップs10において、MPU6
3は、アーマチャ電流センサ57によって検出されたア
ーマチャ電流Iが、予めメモリされた直流電動機30の
アーマチャ電流の限界領域マップにおけるアーマチャ電
流の最大値Imax(T)を越えたか否かを判断する。
【0024】ここで、図4に示すように、直流電動機3
0のアーマチャ電流Iと作動時間Tは、領域Aに示す範
囲が限界領域を示すマップとして、予めMPU63にメ
モリされている。アーマチャ電流の最大値Imaxは、動
作時間Tによって徐々に減るようなものである。アーマ
チャ電流の最大値Imaxは、動作時間Tの関数となるた
め、Imax(T)で示すものとする。モータの連続運転
時の動作時間Tは、直流電動機30のアーマチャ電流に
対する耐熱限界時間またはブラシ摩耗特性時間領域を示
している。そして、領域Aの範囲内である最大動作時間
Tmaxより短い時間を動作可能領域としている。領域B
は、動作禁止領域である。
【0025】検出されたアーマチャ電流Iが、アーマチ
ャ電流の限界領域マップにおけるアーマチャ電流の最大
値Imax(T)を越えた場合には、ステップs20に進み、
越えていない場合には、ステップs70に進む。
【0026】検出されたアーマチャ電流Iが、アーマチ
ャ電流の限界領域マップにおけるアーマチャ電流の最大
値Imax(T)を越えた場合には、ステップs20におい
て、MPU63は、そのときのアーマチャ電流Iをt秒
間保持する。この保持時間tは、運転モードによって変
えるようにしている。例えば、通常の前進(F)や、後
進(B)の場合には、t=5秒としている。また、砂
浜,凹道,雪道などにおけるスタック時には、t=15
秒としている。さらに、坂道発進時には、t=5秒とし
て、さらに、登坂時には、t=120秒としている。こ
のとき、アーマチャ電流Iが例え、限界電流Imax
(T)を越えたとしても、短時間で有れば、モータの焼
損が生じない一方で、モータの最大トルクを発生するこ
とにより、スタック時などのアシスト性を向上させて、
スタック状態からの回避を容易にしている。
【0027】運転モードの判定は、回転センサ56A,
56B,58A,58Bによって検出された車輪26
A,26B,36A,36Bの回転速度によって判定す
ることができ、例えば、回転速度Nがほぼ0km/hで
ある場合には、スタック状態であると判断し、回転速度
Nが0km/h出ない場合には、通常状態若しくは坂道
発進状態と判断する。また、回転速度Nが0km/hで
ない場合には、アクセル開度と回転速度の関係から負荷
が大きな登坂時であると判断できる。なお、運転モード
の判定方法は、これに限ることなく、他の情報によって
判断するようにしてもよいものである。
【0028】次に、ステップs30において、MPU6
3は、t秒経過したか否かを判断し、t秒経過すると、
ステップs40に進む。
【0029】次に、t秒経過すると、ステップs40に
おいて、MPU63は、アーマチャ電流Iが、図4に示
した限界電流Imax(T)以下となるように下げる。ア
ーマチャ電流Iが限界電流以上でt秒経過すると、モー
タが焼損する恐れがあるため、これを回避することがで
きる。
【0030】次に、ステップs50において、MPU6
3は、再度、アーマチャ電流センサ57によって検出さ
れたアーマチャ電流Iが、予めメモリされた直流電動機
30のアーマチャ電流の限界領域マップにおけるアーマ
チャ電流の最大値Imax(T)を越えたか否かを判断する。
アーマチャ電流の最大値Imax(T)を越えている場合に
は、ステップs60において、MPU63は、アーマチ
ャ電流Iを0として、モータアシストを停止し、モータ
の焼損を防止する。アーマチャ電流の最大値Imax(T)を
越えていない場合には、ステップs80において、MP
U63は、通常の運転モードによる運転を継続する。
【0031】一方、ステップs10の判定において、ア
ーマチャ電流の最大値Imax(T)を越えていない場合に
は、モータの運転時間Tが、限界領域マップに設定され
た最大動作時間Tmaxを越えたか否かを判断する。最大
動作時間Tmaxは、モータの連続運転時間としてもよ
く、また、最大電流にモータを駆動した場合の積算時間
とすることもできる。越えた場合には、ステップs60
において、MPU63は、アーマチャ電流Iを0とし
て、モータアシストを停止し、モータの焼損を防止す
る。アーマチャ電流の最大値Imax(T)を越えていない場
合には、ステップs80において、MPU63は、通常
の運転モードによる運転を継続する。
【0032】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、予めアーマチャ電流と動作時間との限界領域を越え
ないように制御部がモータ電流を制御するので、大電流
での長時間運転によるモータ焼損防止並びにブラシの長
寿命化を図ることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、ブラシの長寿命化を図
るとともに、モータの焼損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による車両駆動アシスト制
御装置を用いた4輪駆動車両の全体構成を示すシステム
構成図である。
【図2】本発明の一実施形態による車両駆動アシスト制
御回路の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態による車両駆動アシスト制
御回路によるモータ制御内容を示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明の一実施形態による車両駆動アシスト制
御回路によるモータ制御内容時に用いる制御マップの説
明図である。
【符号の説明】
10…4輪駆動車 20…エンジン 22…トランスミッション 23…セレクトレバー 24…第一の車軸 25…ギヤ位置検出器 26…前輪 28,38…ブレーキ 29,39…ABSアクテュータ 30…直流電動機 31…電動機界磁巻線 31A…ブラシ 32…クラッチ 33…ディファレンシャルギヤ 34…第二車軸 36…後輪 40…補機用発電機 42…補機バッテリ 44…駆動用高出力発電機 45A…十配線路 45B…一配線路 50…エンジンコントロールユニット 54…アクセル開度センサ 55…ABSコントロールユニット 56,58…回転センサ 57…アーマチャ電流センサ 60…駆動用発電機出力電圧制御回路 61,64…I/O回路 62…A/D変換機 63…マイクロプロセッサ(MPU) 65…Hブリッジドライバ 66…Hブリッジ回路 67…タイマー回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 立行 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 (72)発明者 西舘 圭介 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 (72)発明者 清水 尚也 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 (72)発明者 吉田 健一 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 Fターム(参考) 5H115 PA15 PG04 PI16 PU04 PU25 PV03 PV09 PV23 QN27 SE03 TO12 TU02 TU08 TU15 5H571 AA02 BB10 CC04 DD02 EE02 GG02 GG04 HA10 HD02 JJ03 JJ16 JJ18 LL22 MM06 MM08 MM09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関によって駆動される車輪とは異な
    る車輪を駆動する電動機を制御する車両駆動アシスト制
    御装置において、 上記電動機は、ブラシを介してアーマチャに電流を流す
    直流分巻電動機であり、 上記電動機のアーマチャ電流並びに界磁電流を制御する
    とともに、アーマチャ電流が予め設定されたアーマチャ
    電流の限界領域を越えないようにモータの電流指令を制
    御する制御部を備えたことを特徴とする車両駆動アシス
    ト制御装置。
  2. 【請求項2】内燃機関によって駆動される車輪とは異な
    る車輪を駆動する電動機を制御する車両駆動アシスト制
    御装置において、 上記電動機は、ブラシを介してアーマチャに電流を流す
    直流分巻電動機であり、 上記電動機のアーマチャ電流並びに界磁電流を制御する
    とともに、上記電動機の動作時間が予め設定された動作
    時間の限界領域を越えないようにモータの電流指令を制
    御する制御部を備えたことを特徴とする車両駆動アシス
    ト制御装置。
  3. 【請求項3】内燃機関によって駆動される車輪とは異な
    る車輪を駆動する電動機を制御する車両駆動アシスト制
    御装置を備えた電動車両において、 上記電動機は、ブラシを介してアーマチャに電流を流す
    直流分巻電動機であり、 運転モードに応じて、上記電動機の連続通電時間を切り
    替える制御部を備えたことを特徴とする車両駆動アシス
    ト制御装置を備えた電動車両。
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