JP2003324836A - スパイラルケーブル装置 - Google Patents

スパイラルケーブル装置

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JP2003324836A
JP2003324836A JP2002126555A JP2002126555A JP2003324836A JP 2003324836 A JP2003324836 A JP 2003324836A JP 2002126555 A JP2002126555 A JP 2002126555A JP 2002126555 A JP2002126555 A JP 2002126555A JP 2003324836 A JP2003324836 A JP 2003324836A
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flexible flat
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Yutaka Mori
豊 森
Kazumasa Kodama
和正 小玉
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】筐体と内筒とがフレキシブルフラットケーブル
の巻回範囲を超えて相対回転可能なスパイラルケーブル
装置を提供する。 【解決手段】筒状の筐体26と、筐体26に対して相対
回転可能に設けられた内筒27と、一端が内筒27に接
続され、他端が筐体26に接続されたフレキシブルフラ
ットケーブル28を備えている。フレキシブルフラット
ケーブル28は、筐体26と内筒27とが許容された相
対回転角を超えれば、断線されるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスパイラルケーブル
装置に関する。このスパイラルケーブル装置は、自動車
の伝達比可変操舵装置等に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平10−164745号公報
にスパイラルケーブル装置が開示されている。このスパ
イラルケーブル装置は、図12に示すように、筒状の筐
体90と、この筐体90の内側に筐体90に対して相対
回転可能に設けられた内筒91と、一端が内筒91に接
続されて内筒91の周囲に巻回され、他端が筐体90に
接続されたフレキシブルフラットケーブル92とを備え
たものである。フレキシブルフラットケーブル92は、
複数のリード線を可撓性のある樹脂により絶縁被覆して
なるものである。
【0003】このスパイラルケーブル装置は、自動車の
伝達比可変操舵装置、エアバッグ装置等、互いに相対回
転する部材を電気的に接続するために用いられる。例え
ば、このスパイラルケーブル装置が自動車の伝達比可変
操舵装置に用いられる場合、筐体90が車体に保持さ
れ、内筒91が伝達比可変操舵装置のハウジングに固定
される。また、フレキシブルフラットケーブル92の一
端はターミナル93により内筒91に接続されており、
内筒91から延出するリード線は伝達比可変操舵装置の
モータのステータ等に接続される。他方、フレキシブル
フラットケーブル92の他端はターミナル94により筐
体90に接続されており、筐体90から延出するリード
線は車体のバッテリ及びECU(電子制御装置)に接続
される。こうして、このスパイラルケーブル装置では、
筐体90と内筒91とが互いに相対回転したとしても、
その相対回転角度がフレキシブルフラットケーブル92
の巻回範囲にあるのであれば、バッテリ及びECU(電
子制御装置)とモータのステータ等とを電気的に接続す
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のス
パイラルケーブル装置では、フレキシブルフラットケー
ブル92が伸張不能なものであるため、非常時等に筐体
90と内筒91との相対回転がフレキシブルフラットケ
ーブル92によって制限を受ける場合がある。
【0005】本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされ
たものであり、筐体と内筒とがフレキシブルフラットケ
ーブルの巻回範囲を超えて相対回転可能なスパイラルケ
ーブル装置を提供することを解決すべき課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のスパイラルケー
ブル装置は、筒状の筐体と、該筐体の内側に該筐体に対
して相対回転可能に設けられた内筒と、一端が該内筒に
接続されて該内筒の周囲に巻回され、他端が該筐体に接
続され、複数のリード線を絶縁被覆してなるフレキシブ
ルフラットケーブルとを備えたスパイラルケーブル装置
において、前記フレキシブルフラットケーブルは、前記
筐体と前記内筒とが許容された相対回転角を超えれば、
切断可能に構成されていることを特徴とする。
【0007】本発明のスパイラルケーブル装置では、筐
体と内筒とが許容された相対回転角を超えれば、フレキ
シブルフラットケーブルが切断される。このため、フレ
キシブルフラットケーブルが切断された後は、筐体と内
筒との相対回転がフレキシブルフラットケーブルによっ
て制限されない。
【0008】フレキシブルフラットケーブルは、筐体と
内筒とが許容された相対回転角を超えて離反するコネク
タを有することが好ましい。こうであれば、フレキシブ
ルフラットケーブルの切断がコネクタの離反によって実
現される。この場合、一度離反したコネクタを再度結合
すれば、スパイラルケーブル装置を容易に元の状態に復
帰させることができる。コネクタは、フレキシブルフラ
ットケーブルの途中であってもよく、フレキシブルフラ
ットケーブルの一端とターミナルとの間でもよく、フレ
キシブルフラットケーブルの他端とターミナルとの間で
もよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態を図面を参照しつつ説明する。
【0010】実施形態のスパイラルケーブル装置は、図
1に示すステアリング装置の伝達比可変操舵装置1に用
いられるものである。ステアリング装置は、車両の操舵
ハンドル70が入力軸としての上部ステアリングシャフ
ト71の上端に図示しない等速ジョイントを介して接続
されている。また、上部ステアリングシャフト71の下
端と、出力軸としての下部ステアリングシャフト72の
上端とが伝達比可変操舵装置1を介して接続されてい
る。
【0011】また、下部ステアリングシャフト72の下
端には図示しない等速ジョイントを介して図示しないピ
ニオンが設けられ、このピニオンがステアリングギヤボ
ックス73内においてラック74に噛合されている。ラ
ック74の両端にはそれぞれタイロッド75の一端が接
続されるとともに、各タイロッド75の他端にはナック
ルアーム76を介して転舵輪77が接続されている。
【0012】さらに、上部ステアリングシャフト71に
は操舵ハンドル70の操舵角を検出する舵角センサ78
が設けられ、下部ステアリングシャフト72には転舵輪
77の転舵角を検出する転舵角センサ79が設けられて
いる。これら舵角センサ78及び転舵角センサ79によ
り検出された操舵ハンドル70の操舵角及び転舵輪77
の転舵角はECU80に入力されるようになっている。
ECU80には、車両速度を検出する車速センサ81か
ら出力される車両速度も入力されるようになっている。
そして、ECU80は、伝達比可変操舵装置1に対し
て、この伝達比可変操舵装置1を制御するための制御信
号を出力するようになっている。
【0013】伝達比可変操舵装置1を図2に拡大して示
す。この伝達比可変操舵装置1は、一体に結合されてい
るハウジング6〜8内に、ロック機構3、モータ4及び
ギヤ機構としての波動歯車機構5が設けられ、ハウジン
グ6外にはスパイラルケーブル装置2が設けられてい
る。そして、上部ステアリングシャフト71の下端71
aと、下部ステアリングシャフト72の上端72aとが
伝達比可変操舵装置1に接続されている。
【0014】ハウジング6の上部ステアリングシャフト
71側には筒状の嵌合部6aが形成されている。この嵌
合部6aに上部ステアリングシャフト71の下端71a
が板バネ6bを介して嵌合されており、これによりハウ
ジング6と上部ステアリングシャフト71とが一体とし
て回転するようになっている。
【0015】モータ4はハウジング7内に固定されるモ
ータハウジング10を有している。モータハウジング1
0はモータハウジング本体10aとモータエンドプレー
ト10bとからなる。モータハウジング本体10aは、
中央に軸孔10cをもつカップ状をなし、ハウジング7
に固定されている。このモータハウジング本体10aの
上部ステアリングシャフト71側には、モータハウジン
グ本体10aの開口部を塞ぐようにモータエンドプレー
ト10bが固定されている。モータハウジング本体10
aの内周面にはステータ12が固定され、ステータ12
内にはステータ12によって回転駆動されるロータ14
が設けられている。ロータ14にはモータ軸13が固定
され、モータ軸13はロータ14の両端で軸方向に突出
されている。また、モータ軸13の一端13aはモータ
エンドプレート10bとの間に設けたボール軸受15に
より支承されており、モータ軸13の他端13bはモー
タハウジング本体10aの軸孔10cとの間に設けたボ
ール軸受16により支承されている。これにより、モー
タ軸13はモータハウジング本体10a、ハウジング6
〜8に対して同軸で回転可能になっている。このモータ
軸13のスパイラルケーブル装置2側の一端13aは、
ロック機構3によりハウジング6〜8に固定可能になっ
ている。他方、モータ軸13の他端13bは波動歯車機
構5に接続されている。
【0016】ロック機構3は、モータ軸13のスパイラ
ルケーブル装置2側の一端13aの外周に固定されたロ
ックホルダ24と、ハウジング6に対して軸心と平行な
枢軸回りで揺動可能に軸支され、駆動装置により駆動さ
れるロックバー25とを有している。ロックホルダ24
の外周には複数のロック溝が凹設されており、ロックバ
ー25の一端にはロック溝に係合可能な係合爪部が形成
されている。
【0017】スパイラルケーブル装置2は、図3(C)
にも示すように、図示しない車体に保持される筒状の樹
脂製の筐体26と、この筐体26の内側に筐体26に対
して相対回転可能に設けられ、嵌合部6aの外周に固定
された樹脂製の内筒27とを備えている。また、筐体2
6と内筒27との間には、図3(A)及び(B)に示す
ように、複数のリード線28aを可撓性のあるPETフ
ィルム28bにより絶縁被覆してなるフレキシブルフラ
ットケーブル28が設けられており、このフレキシブル
フラットケーブル28は、図3(C)に示すように、一
端がターミナル28cを介して内筒27に接続されて内
筒27の周囲に巻回され、他端がターミナル28dを介
して筐体26に接続されている。
【0018】フレキシブルフラットケーブル28のター
ミナル28dに近い位置には、図4及び図5に示すコネ
クタ29が設けられている。コネクタ29は、舌片状の
コネクタ凸部29aと、コネクタ凸部29aと嵌合可能
なコネクタ凹部29bとからなる。コネクタ凸部29a
をコネクタ凹部29bに嵌合させることにより、リード
線28a同士が接続可能とされている。また、コネクタ
凸部29aをコネクタ凹部29bに嵌合していても、両
者に一定以上の引張力が作用すれば、コネクタ凸部29
aがコネクタ凹部29bから離反するようになってい
る。なお、コネクタ29は、ターミナル28dに近い位
置に限られず、ターミナル28cの近傍等、フレキシブ
ルフラットケーブル28の途中の任意の位置に設けるこ
とが可能である。また、フレキシブルフラットケーブル
28の一端とターミナル28cとの間にコネクタを設け
ても良く、フレキシブルフラットケーブル28の他端と
ターミナル28dとの間にコネクタを設けても良い。
【0019】フレキシブルフラットケーブル28は、図
2に示すように、モータ4及びロック機構3の駆動装置
へ電力を供給するとともに、ECU80より出力された
制御信号をモータ4等に伝達するためのものである。内
筒27から延出する各リード線30はモータ4のステー
タ12等から導出されたバスバー12aと溶接されるこ
とによって電気的に接続されている。他方、筐体26か
ら延在する図示しない各リード線はコネクタを介して車
体のバッテリ及びECU80(図1参照)に接続されて
いる。
【0020】図1に示す操舵ハンドル70とラック74
とは、図6に示すように、操舵ハンドル70の中立点O
1とラック74の中立点O4とが一致するように組み付
けられる。また、操舵ハンドル70の中立点O1はフレ
キシブルフラットケーブル28の巻回中心O2と一致さ
れる。フレキシブルフラットケーブル28の巻回範囲は
操舵ハンドル70の操舵範囲よりやや大きくされてい
る。そして、モータ4の中立点O3は、操舵ハンドル7
0の中立点O1、フレキシブルフラットケーブル28の
巻回中心O2及びラック74の中立点O4と一致するよ
うにECU80により制御される。
【0021】以上のように構成された伝達比可変操舵装
置1では、ロックバー25の係合爪部がロックホルダ2
4のロック溝と係合していない状態において、運転手が
操舵ハンドル70を操舵すると、上部ステアリングシャ
フト71を介してハウジング6〜8に操舵角が伝達され
る。ECU80は、この操舵角を舵角センサ78より入
力するとともに、車両速度を車速センサ81より入力す
る。そして、ECU80は車両速度及び操舵角に基づき
目標舵角の演算を行う。この目標舵角に基づいて、モー
タ4を制御する制御信号がECU80より伝達比可変操
舵装置1に出力される。
【0022】ECU80より伝達比可変操舵装置1に出
力された制御信号は、スパイラルケーブル装置2のスパ
イラルケーブル28を介してモータ4に送られる。そし
て、この制御信号に基づきステータ12に通電され、こ
れによりロータ14が回転駆動される。この際、ステー
タ12はモータハウジング本体10a及びハウジング7
に固定され、ロータ14はモータ軸13に固定されてい
るため、モータ軸13はハウジング6〜8に対して相対
回転することとなる。そして、波動歯車機構5の回転に
より、下部ステアリングシャフト72が回転する。こう
して、上部ステアリングシャフト71と下部ステアリン
グシャフト72とを相対回転させ、操舵ハンドル70の
操舵角と転舵輪77の転舵角とを変化させることができ
る。
【0023】また、転舵角センサ79により検出された
転舵輪77の転舵角がECU80にフィードバックさ
れ、確実に目標舵角に対応した転舵角を転舵輪77に与
えることができるようにしている。
【0024】こうしてこの伝達比可変操舵装置1では、
通常運転時に操舵角と転舵角との伝達比が可変された状
態で転舵系に転舵角が伝達される。この間、スパイラル
ケーブル装置2では、図2及び図3(C)に示す内筒2
7が筐体26に対して相対回転する。これにより、フレ
キシブルフラットケーブル28が巻き締められたり、巻
き拡げられたりする。その際、図6に示すように、EC
U80は、転舵角センサ79による転舵角に基づき、モ
ータ4の中立点O3をフレキシブルフラットケーブル2
8の仮想巻回中心O2’と一致させている。通常運転時
には、仮想巻回中心O2’が現実の巻回中心O2と一致
しているため、内筒27と筐体26との相対回転角度は
フレキシブルフラットケーブル28の巻回範囲となり、
バッテリ及びECU80とモータ4等との電気的接続が
確保されるとともに、操舵ハンドル70がフレキシブル
フラットケーブル28によって制限されることはない。
【0025】非常時には、図2に示すロックバー25の
係合爪部がロックホルダ24のロック溝と係合し、上部
ステアリングシャフト71とモータ軸13とをロックす
る。このため、手動でステアリング装置が操作されるこ
ととなる。この状態では、運転手が操舵ハンドル70を
操舵すると、上部ステアリングシャフト71を介してハ
ウジング6〜8に操舵角が伝達される。ところが、モー
タ軸13はロック機構3により固定されているので、ロ
ータ14は回転せず、波動歯車機構5も働かないので、
ハウジング6〜8に対して下部ステアリングシャフト7
2は相対回転しない。
【0026】こうしてロック機構3が作動する際等、図
7に示すように、ECU80によって認識されるモータ
4の中立点O3と現実の巻回中心O2とがずれてしまう
場合がある。この状態でロックバー25の係合爪部とロ
ックホルダ24のロック溝との係合が外れれば、モータ
4は、仮想巻回中心O2’を中心としてスパイラルケー
ブル装置2に相対回転を行なわしめるため、図中のA点
において、内筒27と筐体26とをフレキシブルフラッ
トケーブル28の現実の巻回範囲を超えて相対回転させ
ようとする。この場合、操舵ハンドル70がフレキシブ
ルフラットケーブル28によって制限されそうになる
が、このスパイラルケーブル装置2では、その時点でコ
ネクタ凸部29aとコネクタ凹部29bとの嵌合が外
れ、フレキシブルフラットケーブル28が切断される。
このため、フレキシブルフラットケーブル28が切断さ
れた後は、筐体26と内筒27との相対回転がフレキシ
ブルフラットケーブル28によって制限されず、操舵ハ
ンドル70の操舵、ひいては転舵系の転舵が制限される
ことがない。なお、こうして、フレキシブルフラットケ
ーブル28が切断されれば、ロック機構3が作動してロ
ックバー25の係合爪部がロックホルダ24のロック溝
と係合し、上部ステアリングシャフト71とモータ軸1
3とがロックされる。こうして引き抜かれたコネクタ凸
部29aを再びコネクタ凹部29bに嵌合すれば、スパ
イラルケーブル装置2を容易に元の状態に復帰させるこ
とができる。
【0027】なお、B点においては、ロック機構3が作
動してロックバー25の係合爪部がロックホルダ24の
ロック溝と係合し、上部ステアリングシャフト71とモ
ータ軸13とがロックされる。このため、B〜C点間に
おいては、手動でステアリング装置が操作されることと
なる。
【0028】実施形態の第1変形例として、図8に示す
ように、コネクタ凸部29aに幅方向に延在し、厚さ方
向に突出する凸部30aを設けるとともに、コネクタ凹
部29bに凸部30aと嵌合可能な凹部30bを設ける
こともできる。こうであれば、コネクタ凸部29aとコ
ネクタ凹部29bとが振動等によって誤って離反するこ
とを防止することができる。
【0029】また、実施形態の第2変形例として、図9
及び図10に示すように、コネクタ凸部29aの上下厚
さ方向に突出する軸部31aを設けるとともに、各軸部
31aの両端から幅方向に延在する爪部31bを設け、
図9及び図11に示すように、コネクタ凹部29bの上
下に軸部31aと嵌合可能な切欠け31cを設けること
もできる。この場合、軸部31aの長さはコネクタ凹部
29bの厚みより短く形成されている。こうであれば、
コネクタ凸部29aをコネクタ凹部29bに嵌合させた
場合、コネクタ凹部29bが両爪部31bによってその
上下方向より適度な押付力でもって押さえられ、リード
線28a同士が抜けることなく、両者を確実に接続させ
ることができる。また、コネクタ凸部29aとコネクタ
凹部29bとが振動等によって誤って離反することも防
止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のスパイラルケーブル装置を組み込ん
だステアリング装置の模式図である。
【図2】実施形態のスパイラルケーブル装置を組み込ん
だ伝達比可変操舵装置の断面図である。
【図3】実施形態のスパイラルケーブル装置に係り、図
(A)はフレキシブルフラットケーブルの幅方向断面
図、図(B)はその一部平面図、図(C)はスパイラル
ケーブル装置の径方向断面図である。
【図4】実施形態のスパイラルケーブル装置に係り、フ
レキシブルフラットケーブルのコネクタの平面図であ
る。
【図5】実施形態のスパイラルケーブル装置に係り、フ
レキシブルフラットケーブルのコネクタの断面図であ
る。
【図6】実施形態のステアリング装置に係り、正常時の
角度線図である。
【図7】実施形態のステアリング装置に係り、異常時の
角度線図である。
【図8】第1変形例のスパイラルケーブル装置に係り、
フレキシブルフラットケーブルのコネクタの断面図であ
る。
【図9】第2変形例のスパイラルケーブル装置に係り、
フレキシブルフラットケーブルのコネクタの長さ方向の
断面図である。
【図10】第2変形例のスパイラルケーブル装置に係
り、コネクタ凹部を外した状態でフレキシブルフラット
ケーブルのコネクタ凸部をその差込み方向から見た断面
図である。
【図11】第2変形例のスパイラルケーブル装置に係
り、コネクタ凸部を外した状態でフレキシブルフラット
ケーブルのコネクタ凹部をその差込み方向から見た断面
図である。
【図12】従来のスパイラルケーブル装置の径方向断面
図である。
【符号の説明】
26…筐体 27…内筒 28…フレキシブルフラットケーブル 28a…リード線 29…コネクタ(29a…コネクタ凸部、29b…コネ
クタ凹部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の筐体と、該筐体の内側に該筐体に対
    して相対回転可能に設けられた内筒と、一端が該内筒に
    接続されて該内筒の周囲に巻回され、他端が該筐体に接
    続され、複数のリード線を絶縁被覆してなるフレキシブ
    ルフラットケーブルとを備えたスパイラルケーブル装置
    において、 前記フレキシブルフラットケーブルは、前記筐体と前記
    内筒とが許容された相対回転角を超えれば、切断可能に
    構成されているものであることを特徴とするスパイラル
    ケーブル装置。
  2. 【請求項2】フレキシブルフラットケーブルは、筐体と
    内筒とが許容された相対回転角を超えて離反するコネク
    タを有することを特徴とする請求項1記載のスパイラル
    ケーブル装置。
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