JP2008296854A - 電動パワーステアリング装置のecu接地構造 - Google Patents

電動パワーステアリング装置のecu接地構造 Download PDF

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博紀 柴田
Yuichi Toba
雄一 鳥羽
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Abstract

【課題】ステアリングコラムの近傍に配置された大電流容量のECUのアース接続を、容易且つ確実に接続することができる電動パワーステアリング装置のECU接地構造を提供する。
【解決手段】操舵トルクに応じた操舵補助力をモータ26によって車両の操舵系に付与する電動パワーステアリング装置100のECU接地構造であって、車両の導電性の車体構造物37に電気的に接続されたステアリングコラム21と、ステアリングコラム21の近傍に配置されてモータ26を制御するECU35のアース端子とを、短いグランドハーネス42、或いは、コネクタ52、53によって電気的に接続するECU接地構造。
【選択図】図2

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置のECU接地構造に関し、より詳細には、ステアリングコラムの近傍に配置されたECU(Electric Control Unit)のアース接続作業を簡略化して、容易且つ確実にアース接続することができる安価な電動パワーステアリング装置のECU接地構造に関する。
従来の電動パワーステアリング装置としては、PWM駆動による放射ノイズを低減すると共に、大出力化と生産性の向上を図った電動パワーステアリング装置や(例えば、特許文献1参照。)、ECUを機能別に複数のモジュールに分割して構成し、車両仕様に合わせてモジュールを組換え可能とした電動パワーステアリング装置のECUが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
また、車両には種々の電装品が搭載されており、各電装品のスペースが制約されている。このため、一般的に電動パワーステアリング装置のECUは、車内の空きスペース(前席の足元、ステアリングコラムなど)に取り付けられる。
ここで、図5を参照して、一般的な電動パワーステアリング装置の構成について説明する。
図5に示すように、電動パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール(図示せず)に連結されてステアリングコラム2内に配設されたステアリングシャフトを備える。ステアリングシャフトは、ステアリングホイールからの操舵力が作用する入力軸3と、ユニバーサルジョイント5を介してタイロッドに連結される出力軸4とを備える。入力軸3と出力軸4の間には、操舵トルクを検出するトルクセンサ(図示せず)と、出力軸4に連結する減速ギヤ機構6が介装されている。減速ギヤ機構6には、必要に応じて操舵補助力を発生するモータ7が連結されており、当該モータ7は、ステアリングコラム2上に配置されたECU8によって制御される。
ECU8へ供給される電力は、電動パワーステアリング装置1から遠く離れたエンジンルーム内などに配置されている車載バッテリー(図示せず)から供給される。このため、ECU8と車載バッテリーとは、長い電源ハーネス9によって接続されている。また、ECU8のアース端子は、小さい抵抗値で確実にアース接続するため、車両のアースポイントに接続する必要があり、例えば、ECU8から遠く離れた車体構造物などのアースポイント(図示せず)まで長いグランドハーネス10が引回し配線されて接続されている。
近年、電動パワーステアリング装置の高出力化の要請が強く、操舵力を補助するモータの高出力化が求められている。モータの高出力化には、モータに供給する電流を増やすことが要求され、従って、モータを制御するECUの電源の電流容量も増大する傾向がある。
特許第3774624号公報 特開2004―51032号公報
大電流容量のECUをアース接続するグランドハーネスは、電流容量を大きくするために線径が太いものが使用されるので、配線し難く、またECUから遠く離れた車両のアースポイントまで引き回すための配線スペースが確保し難く、ECUの搭載性に問題があった。更に、グランドハーネスが長くなると、電気抵抗による電力損失が大きくなるばかりでなく、ハーネスコストが増大する問題点があり、改善の余地があった。
尚、特許文献1及び特許文献2に記載の電動パワーステアリング装置は、ECUのアース接続については、特に言及されていない。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ステアリングコラムの近傍に配置された大電流容量のECUのアース接続を、容易且つ確実に接続することができる電動パワーステアリング装置のECU接地構造を提供することにある。
前述した本発明の目的は、下記の構成により達成される。
(1) 操舵トルクに応じた操舵補助力をモータにより車両の操舵系に付与する電動パワーステアリング装置のECU接地構造であって、
前記車両の導電性の車体構造物に電気的に接続されたステアリングコラムと、
前記ステアリングコラムの近傍に配置され、少なくとも前記モータを制御するECUと、
を備え、
前記ECUのアース端子が前記ステアリングコラムに電気的に接続されて、前記ECUがアース接続される
ことを特徴とする電動パワーステアリング装置のECU接地構造。
(2) 前記ECUのアース端子と前記ステアリングコラムとは、前記ECUと前記ステアリングコラムとを最短距離で接続するグランドハーネスによって電気的に接続される
ことを特徴とする上記(1)に記載の電動パワーステアリング装置のECU接地構造。
(3) 前記ECUを前記ステアリングコラムに取り付けることにより、前記ECUに配置されたアースコネクタと、前記ステアリングコラムに配置されて前記アースコネクタと嵌合接続する相手コネクタとが、接続されて、
前記ECUのアース端子と前記ステアリングコラムとが電気的に直接接続される
ことを特徴とする上記(1)に記載の電動パワーステアリング装置のECU接地構造。
上記(1)の電動パワーステアリング装置のECU接地構造によれば、ステアリングコラムの近傍に配置されたECUのアース端子が、車両の導電性の車体構造物に電気的に接続されているステアリングコラムに電気的に接続されてアース接続されているので、ECUのアース端子と車両のアースポイントとの距離を大幅に短縮することができる。これによって、アース接続抵抗を小さくして電力損失の低減を図った信頼性の高いアース接続を行うことができる。また、配線スペースを小さくすることができ、容易に配線スペースを確保することができる。
また、上記(2)の電動パワーステアリング装置のECU接地構造によれば、ECUとステアリングコラムとを最短距離で接続するグランドハーネスによって電気的に接続するので、接続抵抗が低減すると共に、グランドハーネス長さを短くすることができ、ハーネスコストを低減することができる。
そして、上記(3)の電動パワーステアリング装置のECU接地構造によれば、ECUに配置されたアースコネクタと、ステアリングコラムに配置された相手コネクタとを、ECUをステアリングコラムに取り付けることによって、直接、電気的に接続するので、単にECUをステアリングコラムに取り付けるだけでアース接続することができ、組付け工数を大幅に削減することができる。また、グランドハーネスが不要となるので、コスト低減が可能となる。
本発明の電動パワーステアリング装置のECU接地構造によれば、ステアリングコラムの近傍に配置された大電流容量のECUのアース接続を、容易且つ確実に接続することができる電動パワーステアリング装置のECU接地構造を提供することができる。
以下、本発明に係る電動パワーステアリング装置のECU接地構造の各実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図、図2は第1実施形態の電動パワーステアリング装置の要部斜視図である。
図1及び図2に示すように、本発明の電動パワーステアリング装置100は、上端部にステアリングホイール20を連結するステアリングシャフト22が、ステアリングコラム21内に配設されている。ステアリングシャフト22は、ステアリングホイール20からの操舵力が作用する入力軸23と、出力軸24とを有し、入力軸23と出力軸24との間には、ステアリングホイール20が操舵されたとき操舵トルクを検出するトルクセンサ25と、操舵補助力を発生するモータ26及び減速ギヤ機構27(図2参照)を有する操舵補助機構28が介装されている。
出力軸24は、ユニバーサルジョイント29を介してロアシャフト30に連結され、更に他のユニバーサルジョイント31を介してピニオンシャフト32に連結されている。ピニオンシャフト32は、ラックピニオン機構33を介して転舵輪を転舵させるタイロッド34に接続されている。
ステアリングコラム21には、トルクセンサ25によって検出された操舵トルク信号や、図示しない車速センサによって検出された車速信号などに基づいてモータ26を制御するECU35が付設されている。モータ26の操舵補助力(回転力)は、減速ギヤ機構27で減速されて出力軸24に伝達され、これにより、運転者の操舵力を低減させて快適な運転を補助する。尚、減速ギヤ機構27は、ウォームギヤ機構とされる。
ステアリングコラム21は、金属製(即ち、導電性)の取付部材36によって車両の導電性の車体構造物37に固定されているので、ステアリングコラム21と車体構造物37とは、電気的に同電位となる。即ち、ステアリングコラム21は、電気抵抗が極めて小さい状態でグランドアースされている。
図2に示すように、ECU35には、ハーネス接続ポート38が配設されており、ケーシング40がボルト39などによってステアリングコラム21に固定されている。ハーネス接続ポート38の電源端子(図示せず)は、電源ハーネス41によって車載バッテリー(図示せず)と接続され、モータ26を制御するための電力が当該車載バッテリーからECU35に供給される。
また、ハーネス接続ポート38のアース端子(図示せず)は、グランドハーネス42によって、ECU35の近傍に配置されている金属製のブラケット43に電気的に接続されている。ブラケット43は、取付部材36を介して車体構造物37に電気的に接続しているステアリングコラム21の一部であるので、ECU35のアース端子は、車体構造物37にアース接続される。
尚、グランドハーネス42とブラケット43との接続は、例えば、グランドハーネス42の一端(ブラケット43側)に設けられた圧着端子がブラケット43に対して溶着されて行われるが、これに限らず種々の方法を採用することができる。
ブラケット43はECU35のハーネス接続ポート38の直ぐ傍に配置されているので、短い、換言すれば、電気抵抗が小さいグランドハーネス42によってECU35のアース端子と車体構造物37とをアース接続することができる。また、グランドハーネス42が太いものであっても、配線が容易である。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の電動パワーステアリング装置について、図3及び図4を参照して説明する。図3は本発明の第2実施形態である電動パワーステアリング装置の要部斜視図、図4はECUとステアリングコラムとの接続構造を示し、図3におけるIV−IV線に沿う断面概略図である。
尚、第2実施形態の電動パワーステアリング装置は、ECUのアース端子とステアリングコラムとの接続構造が異なる以外は、第1実施形態の電動パワーステアリング装置と同様であるので、同一部分には同一符号又は相当符号を付して説明を簡略化又は省略する。
図3及び図4に示すように、第2実施形態の電動パワーステアリング装置100は、ECU35のハーネス接続ポート38に電源端子(図示せず)だけが設けられており、当該電源端子は、電源ハーネス41によって車載バッテリー(図示せず)と接続され、モータ26を制御するための電力がECU35に供給される。
また、ステアリングコラム21に設置されるECU35の底面51には、ケーシング40内に収容されている回路基板(図示せず)のアース端子に接続するアースコネクタ(雄コネクタ)52が配設されている。一方、ステアリングコラム21には、アースコネクタ52と嵌合接続する相手コネクタ(雌コネクタ)53が配置されている。相手コネクタ53は、取付部材36を介して車体構造物37に電気的に接続しているステアリングコラム21に電気的に接続している。
ECU35は、アースコネクタ52をステアリングコラム21の相手コネクタ53に嵌合させながらステアリングコラム21に取り付け、ボルト39などによってステアリングコラム21に固定される。本実施形態の電動パワーステアリング装置100は、上記したように、グランドハーネスを用いることなく、単に、ECU35をステアリングコラム21に取り付けるだけの作業で、ECU35と車体構造物37を電気的に直接接続することができ、電気抵抗が小さく、信頼性の高いアース接続をすることができる。また、アース接続のためのスペースが不要であり、車両の居住空間を広くすることができ、居住性が高まる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明の様態はこれら実施形態に限られるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。
本発明の電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。 本発明の第1実施形態である電動パワーステアリング装置の要部斜視図である。 本発明の第2実施形態である電動パワーステアリング装置の要部斜視図である。 ECUとステアリングコラムとの接続構造を示し、図3におけるIV−IV線に沿う断面概略図である。 従来の電動パワーステアリング装置の要部斜視図である。
符号の説明
21 ステアリングコラム
26 モータ
35 ECU
37 車体構造物
38 ハーネス接続ポート(ECUのアース端子)
42 グランドハーネス
52 アースコネクタ(ECUのアース端子)
53 相手コネクタ
100 電動パワーステアリング装置

Claims (3)

  1. 操舵トルクに応じた操舵補助力をモータにより車両の操舵系に付与する電動パワーステアリング装置のECU接地構造であって、
    前記車両の導電性の車体構造物に電気的に接続されたステアリングコラムと、
    前記ステアリングコラムの近傍に配置され、少なくとも前記モータを制御するECUと、
    を備え、
    前記ECUのアース端子が前記ステアリングコラムに電気的に接続されて、前記ECUがアース接続される
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置のECU接地構造。
  2. 前記ECUのアース端子と前記ステアリングコラムとは、前記ECUと前記ステアリングコラムとを最短距離で接続するグランドハーネスによって電気的に接続される
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置のECU接地構造。
  3. 前記ECUを前記ステアリングコラムに取り付けることにより、前記ECUに配置されたアースコネクタと、前記ステアリングコラムに配置されて前記アースコネクタと嵌合接続する相手コネクタとが、接続されて、
    前記ECUのアース端子と前記ステアリングコラムとが電気的に直接接続される
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置のECU接地構造。
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