JP2003324606A - 量子化処理方法およびその装置 - Google Patents

量子化処理方法およびその装置

Info

Publication number
JP2003324606A
JP2003324606A JP2002131904A JP2002131904A JP2003324606A JP 2003324606 A JP2003324606 A JP 2003324606A JP 2002131904 A JP2002131904 A JP 2002131904A JP 2002131904 A JP2002131904 A JP 2002131904A JP 2003324606 A JP2003324606 A JP 2003324606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dither matrix
pattern
threshold
minimum
bayer type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002131904A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003324606A5 (ja
Inventor
Zenichi Ishikawa
善一 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002131904A priority Critical patent/JP2003324606A/ja
Publication of JP2003324606A publication Critical patent/JP2003324606A/ja
Publication of JP2003324606A5 publication Critical patent/JP2003324606A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ圧縮を効率よく行うことができ、中間
調細線の再現性、中間調メッシュパターンの再現性を改
善する。 【解決手段】 ベイヤー型ディザマトリクスを用いた画
像の量子化処理方法において、閾値配列を組み換えた複
数の2×2の最小パターン(A〜D)に基づいて、ラス
ター方向に所定周期の繰り返しパターンが出力されるよ
うに、ベイヤー型ディザマトリクスの閾値配列を組み換
えたディザマトリクスを使用して、多値のディザ処理を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、量子化処理方法お
よびその装置に関し、より詳細には、擬似中間調表現手
法の一つであるディザマトリクスパターンを使用するプ
リンタ、複写機、ファクシミリ等における量子化処理方
法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、擬似中間調表現の手法の1つとし
てディザ法が知られている。ディザ法の特徴として、パ
ターンサイズが大きくなれば、表現できる階調数が増え
ることが一般的に知られている。例えば、ディザマトリ
クスパターンのパターンサイズが4×4の場合には、1
7階調を表現することができ、8×8の場合には、65
階調を表現することができる。また、16×16の場合
には、257階調まで表現することができる。
【0003】ディザマトリクスパターンの種類として、
ベイヤー型、渦巻き型、集中網点型、均衡網点型などが
一般的に知られている。渦巻き型と集中網点型と均衡網
点型とは、ドット集中型のディザマトリクスパターンで
ある。ドット集中型ディザマトリクスは、ドットを中心
から太らせるように閾値が配列されている。そのため
に、パターンサイズを大きくすると解像度が下がるとい
う特徴があり、ドット集中型ディザマトリクスでは、高
解像度と高階調性との両立が困難である。
【0004】一方、ベイヤー型は、ドット分散型のディ
ザマトリクスパターンである。ドット分散型ディザマト
リクスは、ドットが均等に分散するように閾値が配列さ
れているため、パターンサイズを大きくしても解像度が
下がるということはない。そのために、高解像度と高階
調性との両立が可能である。
【0005】図1は、従来の渦巻き型ディザマトリクス
パターンとベイヤー型ディザマトリクスパターンとを示
す図である。従来の渦巻き型ディザマトリクスパターン
は、中心からドットを太らせるように閾値が配列されて
いる。また、ベイヤー型ディザマトリクスパターンは、
ドットが均等に分散されるように閾値が配列されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したとおり、ベイ
ヤー型は、高解像度と高階調性との両立が可能である。
しかしながら、例えば、表計算ソフトやワープロソフト
における塗りつぶしパターン等の中間調メッシュパター
ンの再現性が悪いという問題があった。図2は、従来の
ベイヤー型ディザマトリクスパターンによる中間調メッ
シュパターンの出力を示す図である。図2(a)の入力
データと、図2(b)の入力データとの関係のように、
入力データとディザマトリクスパターンとの位置関係が
変化すると、再現される濃度が大きく変化して、メッシ
ュパターンの再現性が悪い。これは、ベイヤー型ディザ
マトリクスパターンの閾値配列が非常に規則的であるた
め、入力データが規則的なパターンであった場合には、
ディザマトリクスパターンと入力データのパターンとが
干渉を起こしてしまうからである。
【0007】また、中間調細線の再現性が悪いという問
題もあった。図3は、従来のベイヤー型ディザマトリク
スパターンによる中間調細線の出力を示す図である。中
間調メッシュパターンが入力された場合と同様の原因に
より、細線の再現性が悪い。そこで、中間調メッシュパ
ターンや中間調細線を忠実に再現するために、ベイヤー
型ディザマトリクスを、ランダムなディザマトリクスパ
ターンに置き換えることが行われている。例えば、ブル
ーノイズマスクやランダムディザ等を使用することが行
われている。
【0008】しかしながら、ランダムなディザマトリク
スパターンを使用すると、ランレングス圧縮方式による
データ圧縮の圧縮効率が低下するという新たな問題が発
生してしまう。通常のプリンタでは、入力γ変換処理、
色変換処理、出力γ変換処理および量子化処理(2値
化、多値化)をプリンタドライバなどのソフトウェアで
処理し、量子化処理されたデータを圧縮してプリンタに
転送するのが一般的である。プリンタにデータを転送す
る際、データサイズが大きいほど転送に時間がかかるた
め、データ圧縮が効率よく実行されるか否かは重要な要
素となる。
【0009】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、データ圧縮を効率
よく行うことができ、中間調細線の再現性、中間調メッ
シュパターンの再現性を改善する量子化処理方法および
その装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ベイヤ
ー型ディザマトリクスを用いた画像の量子化処理方法に
おいて、閾値配列を組み換えた複数の2×2の最小パタ
ーンに基づいて、ラスター方向に所定周期の繰り返しパ
ターンが出力されるように、前記ベイヤー型ディザマト
リクスの閾値配列を組み換えたディザマトリクスを使用
して、多値のディザ処理を行うことを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の前記最小パターンは、閾値配列を時計周りまたは半時
計周りにローテーションさせて組み換えたことを特徴と
する。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の前記最小パターンは、閾値配列を上下および左右に入
れ替えて組み換えたことを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の前記最小パターンは、閾値配列をランダムに入れ替え
て組み換えたことを特徴とする。
【0014】請求項5に記載の発明は、ベイヤー型ディ
ザマトリクスを用いた画像の量子化処理装置において、
閾値配列を組み換えた複数の2×2の最小パターンに基
づいて、ラスター方向に所定周期の繰り返しパターンが
出力されるように、前記ベイヤー型ディザマトリクスの
閾値配列を組み換えたディザマトリクスを格納する手段
と、該ディザマトリクスを使用して、多値のディザ処理
を行う手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項6に記載の発明は、ベイヤー型ディ
ザマトリクスを用いた画像の量子化処理装置において、
閾値配列を組み換えた複数の2×2の最小パターンを格
納する手段と、前記最小パターンに基づいて、ラスター
方向に所定周期の繰り返しパターンが出力されるよう
に、前記ベイヤー型ディザマトリクスの閾値配列を組み
換えたディザマトリクスを作成する手段と、該ディザマ
トリクスを使用して、多値のディザ処理を行う手段とを
備えたことを特徴とする。
【0016】請求項7に記載の発明は、ベイヤー型ディ
ザマトリクスを用いた画像の量子化処理装置において、
閾値配列を組み換えた複数の2×2の最小パターンを作
成する手段と、前記複数の2×2の最小パターンを格納
する格納手段と、該格納手段に格納された前記最小パタ
ーンに基づいて、ラスター方向に所定周期の繰り返しパ
ターンが出力されるように、前記ベイヤー型ディザマト
リクスの閾値配列を組み換えたディザマトリクスを作成
する手段と、該ディザマトリクスを使用して、多値のデ
ィザ処理を行う手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項5、6ま
たは7に記載の前記最小パターンは、閾値配列を時計周
りまたは半時計周りにローテーションさせて組み換えた
ことを特徴とする。
【0018】請求項9に記載の発明は、請求項5、6ま
たは7に記載の前記最小パターンは、閾値配列を上下お
よび左右に入れ替えて組み換えたことを特徴とする。
【0019】請求項10に記載の発明は、請求項5、6
または7に記載の前記最小パターンは、閾値配列をラン
ダムに入れ替えて組み換えたことを特徴とする。
【0020】請求項11に記載の発明は、ベイヤー型デ
ィザマトリクスを使用して多値のディザ処理を行うため
に、閾値配列を組み換えた複数の2×2の最小パターン
に基づいて、ラスター方向に所定周期の繰り返しパター
ンが出力されるように、前記ベイヤー型ディザマトリク
スの閾値配列を組み換えたディザマトリクスを有するデ
ータが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体
であることを特徴とする。
【0021】請求項12に記載の発明は、ベイヤー型デ
ィザマトリクスを使用して多値のディザ処理を行うため
に、閾値配列を組み換えた複数の2×2の最小パターン
と、該最小パターンに基づいて、ラスター方向に所定周
期の繰り返しパターンが出力されるように、前記ベイヤ
ー型ディザマトリクスの閾値配列を組み換えたディザマ
トリクスとを有するデータが記録されたコンピュータ読
み取り可能な記録媒体であることを特徴とする。
【0022】請求項13に記載の発明は、請求項11ま
たは12に記載の前記最小パターンは、閾値配列を時計
周りまたは半時計周りにローテーションさせて組み換え
たことを特徴とする。
【0023】請求項14に記載の発明は、請求項11ま
たは12に記載の前記最小パターンは、閾値配列を上下
および左右に入れ替えて組み換えたことを特徴とする。
【0024】請求項15に記載の発明は、請求項11ま
たは12に記載の前記最小パターンは、閾値配列をラン
ダムに入れ替えて組み換えたことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について詳細に説明する。
【0026】図4に、本発明の一実施形態にかかる画像
処理の流れを示す。プリンタドライバに入力された画像
データは、入力γ変換処理部401において、ユーザが
指定するγ変換処理がなされる。次に、色変換処理部4
02において、カラーマッチング/インク色展開を行
う。そして、出力γ変換処理部403では、ドットゲイ
ンを吸収して濃度をリニアにするためのγ変換処理を行
う。量子化処理部404では、多値のディザ処理が行わ
れ、データ圧縮処理部405において、量子化されたデ
ータを圧縮処理してプリンタに転送する。
【0027】プリンタドライバから転送されたデータ
は、プリンタのデータ解凍処理部411において解凍さ
れ、インデックス展開処理部412において、インク色
の2値データとなる。ここで、インデックス展開処理と
は、量子化処理部404で量子化されたインデックスデ
ータを、図5に示すように、ドットのON/OFF(2
値)を示すパターンに展開する処理のことである。
【0028】また、圧縮処理における圧縮方式は、Pa
ckbits圧縮とする。Packbits圧縮は、8
bitごとにデータを区切り、区切られたデータの連続
性で圧縮がかかる仕組みになっている。すなわち、同じ
データ(8bit単位)がラスター方向に多く連続して
いるほど、圧縮率が高くなる。ディザマトリクスによる
出力bit数が1bit(量子化数2値)の場合には、
ラスター方向に8画素周期の繰り返しパターン(1bi
t×8画素=8bit)が出力されるように閾値を配置
すると、Packbits圧縮が効率的にかかる。出力
bit数が2bit(量子化数3値〜4値)の場合に
は、ラスター方向に4画素周期の繰り返しパターン(2
bit×4画素=8bit)が出力されるように閾値を
配置すると、Packbits圧縮が効率的にかかる。
【0029】(第1の実施例)プリンタにおいて、ベイ
ヤー型ディザマトリクスを以下に示す手順により、閾値
配列を組み換えたものを新規のディザマトリクスとして
量子化処理を行う。 (1)ベイヤー型ディザマトリクスを、2×2サイズの
最小パターンに細分化する。 (2)図6に、最小パターンの閾値配列の入れ替えを示
す。細分化した最小パターンをAパターンとし、Aパタ
ーンの閾値配列を上下に入れ替えたものをBパターンと
する。また、Aパターンの閾値配列を左右に入れ替えた
ものをCパターンとし、さらに、Cパターンの閾値配列
を上下に入れ替えたものをDパターンとする。 (3)図7に、閾値配列を入れ替えた8×8サイズのデ
ィザマトリクスを示す。図6に示した最小パターンA、
B、C、Dを組み合わせて、サイズの大きなディザマト
リクスを作成する。図7(a)は、ディザの出力bit
数が1bitの場合であり、図7(b)は、ディザの出
力bit数が2bitの場合である。
【0030】このようにして、閾値配列を組み換える
と、縦方向、横方向、斜め方向における閾値の大小が、
ベイヤー型ディザマトリクスと比べて均等に配置されて
いるのがわかる。比較のために、図8に、従来の8×8
サイズのディザマトリクスを示す。例えば、一行目の閾
値と二行目の閾値とを比較する。従来は、2×2サイズ
の閾値配列を8×8サイズに拡張した形になっている。
図8に示したベイヤー型ディザマトリクスの場合には、
一行目の閾値の平均値は21であり、二行目の閾値の平
均値は37と大きな差がある。一方、図7(a)に示し
たディザマトリクスの場合には、一行目の閾値の平均値
と二行目の閾値の平均値とは、同じ29である。縦方
向、斜め方向においても同様のことが言える。従って、
中間調細線の再現性が良好となる。
【0031】また、規則的なベイヤー型ディザマトリク
スの閾値配列を、適度に不規則になるように組み換えて
いるので、規則的な中間調メッシュパターンに対する再
現性も良好になる。さらに、ラスター方向の出力結果が
8bit周期の繰り返しパターンになるように閾値が配
置されているので、Packbits圧縮を効率的に行
うことができる。
【0032】(第2の実施例)ベイヤー型ディザマトリ
クスを以下に示す手順により、閾値配列を組み換えたも
のを新規のディザマトリクスとして量子化処理を行う。 (1)べイヤー型ディザマトリクスを、2×2サイズの
最小パターンに細分化する。 (2)図9に、最小パターンの閾値配列の入れ替えを示
す。細分化した最小パターンをEパターンとし、Eパタ
ーンの閾値配列を時計回りに90°回転させたものをF
パターンとする。また、Eパターンの閾値配列を時計回
りに180°回転させたものをGパターンとし、さら
に、Eパターンの閾値配列を時計回りに270°回転さ
せたものをHパターンとする。 (3)図10に、閾値配列を入れ替えた8×8サイズの
ディザマトリクスを示す。図9に示した最小パターン
E、F、G、Hを組み合わせて、サイズの大きなディザ
マトリクスを作成する。図10(a)は、ディザの出力
bit数が1bitの場合であり、図10(b)は、デ
ィザの出力bit数が2bitの場合である。
【0033】このようにして、閾値配列を組み換える
と、縦方向、横方向、斜め方向における閾値の大小が、
ベイヤー型ディザマトリクスと比べて均等に配置されて
いるのがわかる。例えば、一行目の閾値と二行目の閾値
とを、図8に示した従来のディザマトリクスと比較す
る。図8に示したベイヤー型ディザマトリクスの場合に
は、一行目の閾値の平均値は21であり、二行目の閾値
の平均値は37と大きな差がある。一方、図10(a)
に示したディザマトリクスの場合には、一行目の閾値の
平均値と二行目の閾値の平均値とは、同じ29である。
縦方向、斜め方向においても同様のことが言える。従っ
て、中間調細線の再現性が良好となる。
【0034】また、規則的なベイヤー型ディザマトリク
スの閾値配列を、適度に不規則になるように組み換えて
いるので、規則的な中間調メッシュパターンに対する再
現性も良好になる。さらに、ラスター方向の出力結果が
8bit周期の繰り返しパターンになるように閾値が配
置されているので、Packbits圧縮を効率的に行
うことができる。
【0035】(第3の実施例)ベイヤー型ディザマトリ
クスを以下に示す手順により、閾値配列を組み換えたも
のを新規のディザマトリクスとして量子化処理を行う。 (1)ベイヤー型ディザマトリクスを、2×2サイズの
最小パターンに細分化する。 (2)図11に、最小パターンの閾値配列の入れ替えを
示す。細分化した最小パターンをIパターンとし、Iパ
ターンの閾値配列をランダムに組み換える。2×2サイ
ズのパターンなので、4×3×2=24通りのパターン
(a〜x)がランダムに発生することになる。 (3)図12に、閾値配列を入れ替えた8×8サイズの
ディザマトリクスを示す。図11に示した最小パターン
a〜xを組み合わせて、サイズの大きなディザマトリク
スを作成する。図12(a)は、ディザの出力bit数
が1bitの場合であり、図12(b)は、ディザの出
力bit数が2bitの場合である。
【0036】このようにして、閾値配列を組み換える
と、縦方向、横方向、斜め方向における閾値の大小が、
ベイヤー型ディザマトリクスと比べてランダムに配置さ
れているのがわかる。例えば、一行目の閾値と二行目の
閾値とを、図8に示した従来のディザマトリクスと比較
する。図8に示したベイヤー型ディザの場合には、一行
目の閾値の平均値は21であり、二行目の閾値の平均値
は37と大きな差がある。一方、図10(a)に示した
ディザマトリクスの場合には、一行目の閾値の平均値は
27であり、二行目の閾値の平均値は31であり、ベイ
ヤー型の場合と比較して差は小さい。縦方向、斜め方向
においても同様のことが言える。従って、中間調細線の
再現性が良好となる。
【0037】また、規則的なベイヤー型ディザマトリク
スの閾値配列を、ランダムに組み換えているので、規則
的な中間調メッシュパターンに対する再現性も良好にな
る。さらに、ラスター方向の出力結果が8bit周期の
繰り返しパターンになるように閾値が配置されているの
で、Packbits圧縮を効率的に行うことができ
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベイヤー型ディザマトリクスを2×2の最小パターンに
細分化し、最小パターン内部の閾値配列を組み換えたデ
ィザマトリクスを用いて量子化処理を行うので、中間調
細線の再現性、中間調メッシュパターンの再現性を改善
することが可能となる。
【0039】また、本発明によれば、ラスター方向に所
定周期の繰り返しパターンが出力されるようなディザマ
トリクスとすることにより、ランレングス圧縮方式によ
る圧縮効率を、ベイヤー型ディザマトリクスと同等レベ
ルに保つことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の渦巻き型ディザマトリクスパターンとベ
イヤー型ディザマトリクスパターンとを示す図である。
【図2】従来のベイヤー型ディザマトリクスパターンに
よる中間調メッシュパターンの出力を示す図である。
【図3】従来のベイヤー型ディザマトリクスパターンに
よる中間調細線の出力を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる画像処理の流れを
説明するための図である。
【図5】インデックスデータをドットのON/OFFパ
ターンに展開するインデックス展開処理を説明するため
の図である。
【図6】第1の実施例における2×2サイズに細分化さ
れた最小パターンの閾値配列の入れ替えを示す図であ
る。
【図7】第1の実施例における閾値配列を入れ替えた8
×8サイズのディザマトリクスを示す図である。
【図8】従来の8×8サイズのディザマトリクスを示す
図である。
【図9】第2の実施例における2×2サイズに細分化さ
れた最小パターンの閾値配列の入れ替えを示す図であ
る。
【図10】第2の実施例における閾値配列を入れ替えた
8×8サイズのディザマトリクスを示す図である。
【図11】第3の実施例における2×2サイズに細分化
された最小パターンの閾値配列の入れ替えを示す図であ
る。
【図12】第3の実施例における閾値配列を入れ替えた
8×8サイズのディザマトリクスを示す図である。
【符号の説明】
401 入力γ変換処理部 402 色変換処理部 403 出力γ変換処理部 404 量子化処理部 405 データ圧縮処理部 411 データ解凍処理部 412 インデックス展開処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AB11 AB20 BB06 BB23 GA14 5B021 AA01 CC08 5B057 AA11 BA30 CA01 CA08 CA16 CB01 CB07 CB16 CE13 CG01 CH01 CH11 5C077 LL19 MP01 MP08 NN09 PP15 PQ12 PQ22 RR09 RR11 RR21 TT02

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベイヤー型ディザマトリクスを用いた画
    像の量子化処理方法において、閾値配列を組み換えた複
    数の2×2の最小パターンに基づいて、ラスター方向に
    所定周期の繰り返しパターンが出力されるように、前記
    ベイヤー型ディザマトリクスの閾値配列を組み換えたデ
    ィザマトリクスを使用して、多値のディザ処理を行うこ
    とを特徴とする量子化処理方法。
  2. 【請求項2】 前記最小パターンは、閾値配列を時計周
    りまたは半時計周りにローテーションさせて組み換えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の量子化処理方法。
  3. 【請求項3】 前記最小パターンは、閾値配列を上下お
    よび左右に入れ替えて組み換えたことを特徴とする請求
    項1に記載の量子化処理方法。
  4. 【請求項4】 前記最小パターンは、閾値配列をランダ
    ムに入れ替えて組み換えたことを特徴とする請求項1に
    記載の量子化処理方法。
  5. 【請求項5】 ベイヤー型ディザマトリクスを用いた画
    像の量子化処理装置において、 閾値配列を組み換えた複数の2×2の最小パターンに基
    づいて、ラスター方向に所定周期の繰り返しパターンが
    出力されるように、前記ベイヤー型ディザマトリクスの
    閾値配列を組み換えたディザマトリクスを格納する手段
    と、 該ディザマトリクスを使用して、多値のディザ処理を行
    う手段とを備えたことを特徴とする量子化処理装置。
  6. 【請求項6】 ベイヤー型ディザマトリクスを用いた画
    像の量子化処理装置において、 閾値配列を組み換えた複数の2×2の最小パターンを格
    納する手段と、 前記最小パターンに基づいて、ラスター方向に所定周期
    の繰り返しパターンが出力されるように、前記ベイヤー
    型ディザマトリクスの閾値配列を組み換えたディザマト
    リクスを作成する手段と、 該ディザマトリクスを使用して、多値のディザ処理を行
    う手段とを備えたことを特徴とする量子化処理装置。
  7. 【請求項7】 ベイヤー型ディザマトリクスを用いた画
    像の量子化処理装置において、 閾値配列を組み換えた複数の2×2の最小パターンを作
    成する手段と、 前記複数の2×2の最小パターンを格納する格納手段
    と、 該格納手段に格納された前記最小パターンに基づいて、
    ラスター方向に所定周期の繰り返しパターンが出力され
    るように、前記ベイヤー型ディザマトリクスの閾値配列
    を組み換えたディザマトリクスを作成する手段と、 該ディザマトリクスを使用して、多値のディザ処理を行
    う手段とを備えたことを特徴とする量子化処理装置。
  8. 【請求項8】 前記最小パターンは、閾値配列を時計周
    りまたは半時計周りにローテーションさせて組み換えた
    ことを特徴とする請求項5、6または7に記載の量子化
    処理装置。
  9. 【請求項9】 前記最小パターンは、閾値配列を上下お
    よび左右に入れ替えて組み換えたことを特徴とする請求
    項5、6または7に記載の量子化処理装置。
  10. 【請求項10】 前記最小パターンは、閾値配列をラン
    ダムに入れ替えて組み換えたことを特徴とする請求項
    5、6または7に記載の量子化処理装置。
  11. 【請求項11】 ベイヤー型ディザマトリクスを使用し
    て多値のディザ処理を行うために、閾値配列を組み換え
    た複数の2×2の最小パターンに基づいて、ラスター方
    向に所定周期の繰り返しパターンが出力されるように、
    前記ベイヤー型ディザマトリクスの閾値配列を組み換え
    たディザマトリクスを有するデータが記録されたコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】 ベイヤー型ディザマトリクスを使用し
    て多値のディザ処理を行うために、 閾値配列を組み換えた複数の2×2の最小パターンと、 該最小パターンに基づいて、ラスター方向に所定周期の
    繰り返しパターンが出力されるように、前記ベイヤー型
    ディザマトリクスの閾値配列を組み換えたディザマトリ
    クスとを有するデータが記録されたコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記最小パターンは、閾値配列を時計
    周りまたは半時計周りにローテーションさせて組み換え
    たことを特徴とする請求項11または12に記載のコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記最小パターンは、閾値配列を上下
    および左右に入れ替えて組み換えたことを特徴とする請
    求項11または12に記載のコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記最小パターンは、閾値配列をラン
    ダムに入れ替えて組み換えたことを特徴とする請求項1
    1または12に記載のコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
JP2002131904A 2002-05-07 2002-05-07 量子化処理方法およびその装置 Pending JP2003324606A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002131904A JP2003324606A (ja) 2002-05-07 2002-05-07 量子化処理方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002131904A JP2003324606A (ja) 2002-05-07 2002-05-07 量子化処理方法およびその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003324606A true JP2003324606A (ja) 2003-11-14
JP2003324606A5 JP2003324606A5 (ja) 2005-07-21

Family

ID=29544327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002131904A Pending JP2003324606A (ja) 2002-05-07 2002-05-07 量子化処理方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003324606A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008032877A1 (en) * 2006-09-16 2008-03-20 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus, program, image forming apparatus, image forming method, and dither matrix
JP2011130259A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Kyocera Mita Corp 画像処理装置及び画像形成装置
JP2012035608A (ja) * 2010-08-12 2012-02-23 Konica Minolta Holdings Inc 量子化装置、閾値マトリクス生成方法及び閾値マトリクス
JP2013021692A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Ricoh Co Ltd ランレングス符号化されたデータストリームのハーフトーン処理
US8786644B2 (en) 2011-03-22 2014-07-22 Seiko Epson Corporation Control device, display apparatus, and electronic apparatus
JP2017041915A (ja) * 2016-12-01 2017-02-23 シャープ株式会社 画像処理装置、画像形成装置及び画像処理方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008032877A1 (en) * 2006-09-16 2008-03-20 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus, program, image forming apparatus, image forming method, and dither matrix
JP2008072676A (ja) * 2006-09-16 2008-03-27 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、プログラム、画像形成装置、画像形成方法、ディザマトリクス
JP4545128B2 (ja) * 2006-09-16 2010-09-15 株式会社リコー 画像処理装置、プログラム、画像形成装置、画像形成方法、ディザマトリクス
KR101012449B1 (ko) 2006-09-16 2011-02-08 가부시키가이샤 리코 화상 처리 장치, 프로그램을 기록한 기록 매체, 화상 형성 장치, 화상 형성 방법, 및 디더 매트릭스
JP2011130259A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Kyocera Mita Corp 画像処理装置及び画像形成装置
JP2012035608A (ja) * 2010-08-12 2012-02-23 Konica Minolta Holdings Inc 量子化装置、閾値マトリクス生成方法及び閾値マトリクス
US8786644B2 (en) 2011-03-22 2014-07-22 Seiko Epson Corporation Control device, display apparatus, and electronic apparatus
JP2013021692A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Ricoh Co Ltd ランレングス符号化されたデータストリームのハーフトーン処理
JP2017041915A (ja) * 2016-12-01 2017-02-23 シャープ株式会社 画像処理装置、画像形成装置及び画像処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0741486A1 (en) Moiré free multilevel halftoning of color images
US5917951A (en) Clustered aperiodic mask
EP0642259B1 (en) Method for making a frequency-modulation halftone screen
JP2003348347A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JP2006262436A (ja) 画像処理装置
US6088123A (en) Dithering masks with very large periods
JP2003134339A (ja) 画像形成装置
JP2003324606A (ja) 量子化処理方法およびその装置
KR102307264B1 (ko) 화상 처리 장치, 화상 처리 방법 및 저장 매체
JP2001158132A (ja) レーザビームプリンタでグレー成分を有したイメージの多値化処理回路及び方法
EP1766960A2 (en) Methods and apparatus for generating dither mask through interpolation between preferred patterns
JP2004140826A (ja) ビットマップの圧縮解除方法
JP2905107B2 (ja) 閾値マトリクスの作成方法並びに画像のハーフトーン化方法および装置
JP2003152999A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
US6597813B1 (en) Masks with modulated clustering and aperiodicity and rescaling of masks
JP2003046793A (ja) 画像処理方法及び装置
US20030058482A1 (en) Image processor and image processing method
JP4552882B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム
JP2005191959A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2003319179A (ja) ディザマスク作成方法,画像処理装置,およびコンピュータが実行するためのプログラム
JP4027300B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP4222187B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
Bhatt et al. Direct binary search with adaptive search and swap
JP4151520B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP4222151B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041126

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061114

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070525