JP2003324332A - 2回回転yカット水晶振動子とこれを用いた発振器 - Google Patents

2回回転yカット水晶振動子とこれを用いた発振器

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JP2003324332A JP2002127303A JP2002127303A JP2003324332A JP 2003324332 A JP2003324332 A JP 2003324332A JP 2002127303 A JP2002127303 A JP 2002127303A JP 2002127303 A JP2002127303 A JP 2002127303A JP 2003324332 A JP2003324332 A JP 2003324332A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】有限形状の小型水晶基板に於いても、常温より
高温側の領域がフラットとなる理想的な周波数温度特性
が得られるような2回回転Y-cut水晶振動子の提供を目
的とする。 【解決手段】直交座標軸X,Y,Zを結晶軸とする水晶
結晶のX軸とZ軸を含む平面をZ軸の回りに基準角度7
度から14度40分の範囲のある角度(φ1)で回転す
ると共に、新座標X´軸の回りにAT板側に基準角度3
4度00分から35度10分の範囲(35度10分は除
く)のある角度(φ2)で回転して得られる面を主面と
して切り出した水晶基板を用いて水晶振動子を構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,厚み滑り振動をす
る水晶振動子とこれを用いた発振器、特に温度変化に対
する周波数変化量を減少させた水晶振動子とこれを用い
た発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図9(a)に示すように、水晶結
晶のX軸とZ軸を含む平面をX軸の廻りにほぼ35度1
5分回転した面が主面となるように切断した水晶基板
(ATカット水晶基板)を用いたATカット水晶振動子
にて水晶発振器を構成するのが一般的であった。
【0003】ATカット水晶振動子は厚み滑り振動モー
ドを主振動とするものであり、図9(b)にその代表的
な周波数温度特性を示すように、28゜C近傍を変曲点
とする3次関数曲線を呈することが知られている。AT
カット水晶振動子は比較的温度特性に優れた振動子とし
て広く用いられてきたが、上述したように3次温度係数
の影響が大きく現れるため、周波数特性の高精度な安定
度を要求されるシステムの周波数発生基準源としては不
十分であった。そのため、サーミスタを用いてその周波
数温度特性を補償する温度補償型水晶発振器として多く
の機器に使用されている。
【0004】ところが近年、移動無線電話用の基準発振
器には−20°C〜80°Cの温度範囲で,周波数許容
偏差が±3ppm以内、更には±2ppm以内であるこ
とを要求されることも少なくない。しかし、図9(b)
から明らかなようにATカット水晶の周波数温度特性は
常温(25゜C近傍)を境として低温側では「上に
凸」、高温側では「下に凸」といった具合に全く対称的
な曲線を呈するため、温度補償回路の構成が複雑化し、
製造時の調整も煩雑になるため、従前のコストでは上記
の要求に応えることが難しくなっている。
【0005】こうした問題を解消するべく、所謂2回回
転水晶振動子の研究が進められている。前述のATカッ
ト水晶振動子がX軸の廻りにのみ回転させて基板を切り
出しているのに対し、2つの結晶軸について回転を施し
て基板を切り出したものを2回回転水晶振動子と呼んで
いる。
【0006】例えば、本願出願人の1人による特許出願
(文献1:特開平10−284978号)には、図10
に示すように、直交座標軸X,Y,Zを結晶軸とする水
晶結晶のX軸とZ軸を含む平面をZ軸の回りに基準角度
1度30分から13度の範囲のある角度(φ1)で回転
すると共に、新座標X´軸の回りにAT板側に基準角度
35度10分から36度50分の範囲のある角度(φ
2)で回転して得られる面を主面として切り出した水晶
基板を用いた水晶振動子(NYカット水晶振動子)につ
いて記載されている。
【0007】例えば、φ1=7度とし、φ2を35度1
8分から36度47分の範囲としたNYカット水晶振動
子を用いた水晶発振器では、図11に示すような周波数
温度特性を呈することが開示されている。
【0008】図11に示すように、常温より低温側では
「上に凸」の周波数温度特性の曲線を呈しているもの
の、常温より高温側に関してはほぼフラットな周波数温
度特性となる。この高温領域については温度補償を必要
としないので、このNYカット水晶振動子を用いれば低
温部温度補償回路のみで−20〜80゜Cという広い温
度範囲にて周期数偏差の少ない温度補償型水晶発振器を
実現できる。
【0009】そして、低温部温度補償回路のみであるた
め、ATカット水晶振動子を用いた温度補償型水晶発振
器に比べて構成が簡単になるのは勿論のこと、補償回路
の設計も容易となり、製造時の調整も簡略化されるとい
う特徴を有する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
知見に基づき、図12に示す如き外形寸法の短冊形水晶
振動子についてシミュレーションを行ったところ、文献
1に示されていたカットアングルに於いては図13に示
すように、常温より高温側の領域がフラットとはなら
ず、図11の様な特性は得られないことが判明した。こ
れは、上記文献1に開示された値が、理想的な無限平面
基板を解析モデルとして研究した結果であり、有限形状
の水晶基板、特に図12の如く長辺(または直径)が3
ミリ以下の小型水晶基板にはそのまま適用できないため
と推測される。本発明の課題は,有限形状の小型水晶基
板に於いても、常温より高温側の領域がフラットとなる
理想的な周波数温度特性が得られるような2回回転Y-cu
t水晶振動子の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め請求項1に係る発明は、直交座標軸X,Y,Zを結晶
軸とする水晶結晶のX軸とZ軸を含む平面をZ軸の回り
に基準角度7度から14度40分の範囲のある角度(φ
1)で回転すると共に、新座標X´軸の回りにAT板側
に基準角度34度00分から35度10分の範囲(35
度10分は除く)のある角度(φ2)で回転して得られ
る面を主面として切り出した水晶基板を用いて構成した
ものであり、
【0012】請求項2に係る発明は、直交座標軸X,
Y,Zを結晶軸とする水晶結晶のX軸とZ軸を含む平面
をZ軸の回りに基準角度基準角度9度から14度40分
の範囲のある角度(φ1)で回転すると共に、新座標X
´軸の回りにAT板側に φ2={−2.10×10−3×φ1−9.86×1
−3×φ1+35.21}±0.2 なる式により決まる基準角度φ2で回転して得られる面
を主面として切り出した水晶基板を用いて構成したもの
であり、
【0013】更に、請求項3に係る発明は、前記水晶基
板の長辺もしくは直径が3ミリ以下であることを特徴と
するものであり、
【0014】請求項4に係る発明は、常温より低温側の
温度周波数特性を補償する為の低温部補償回路と、請求
項1乃至3のいずれかに記載の水晶振動子とを備えてい
ることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に至るまでの経緯を
解説しつつ、本発明を実施例に基づいて詳細に説明す
る。まず、本願発明者らは、φ1を7度とし、φ2を3
4度49分として切り出した水晶基板を用いて図12に
示す如き外形寸法を有する水晶振動子を試作した。尚、
このカットアングルは、文献1に基づき回転角φ1とし
て7度を選択し、もう一方の回転角φ2については、2
回回転水晶振動子に関する文献2("DoublyRotated Thi
ckness Mode Plate Vibrators" ARTHUR BALLATO: Physi
cal Acoustics, vol. XIII; 1977 Academic Press, In
c.)に記載された式 φ2={35.25−(11/180)×φ1} に基づきφ1=7度としたときのクリティカルアングル
を推定し、φ2=34度49分という値を選択した。
【0016】図2(a)は試作した水晶振動子の周波数
温度特性を示すグラフ(常温25゜Cにおける周波数に
て正規化したもの)であり、常温近傍を変曲点とする3
次曲線となった。−20〜80゜Cの範囲において最大
で±80(ppm)もの大きな周波数偏差を呈し、期待して
いたような特性が得られなかった。
【0017】次に、同じカットアングルの水晶基板を用
いた2回回転水晶振動子について有限要素法によるシミ
ュレーション解析を行った。図1に示す如き外形寸法を
有する水晶振動子を解析モデルとして同図中に示した条
件にてシミュレーションを実施した。図2(b)はその
結果得られた周波数温度特性を示すグラフ(常温25゜
Cにおける周波数にて正規化したもの)である。そし
て、このシミュレーションにて得られた結果と試作によ
り実測した結果(図2(a))との差からシミュレーシ
ョンと実測との差違を補正する為の補正値を算出した。
【0018】次に、文献1に記載されたカットアングル
の範囲についてシミュレーションを実施した。図3
(b)に示す条件にて得られたシミュレーション結果
に、上述の補正値による補正を施して得られた周波数温
度特性が図4である。同図から明らかなように常温より
高温側の領域がフラットとはならず、シミュレーション
と実測との間の誤差を考慮しても、有限形状の水晶基板
に於いては図11の様な理想的な特性曲線が得られない
ことが明らかとなった。そこで、有限形状の水晶基板に
ついて種々の条件にてシミュレーションを実施したとこ
ろ、有限形状であっても図11に示す様な特性を呈する
ものが得られるカットアングルが存在することを見出し
た。
【0019】例えば、図3の(c)〜(g)に示す条件
にてシミュレーション(補正を含む)した結果を図5
(ア)に示す。同図は、比較しやすいように各条件にお
ける周波数温度特性グラフを1つの座標に重ね書きした
ものであり、各グラフに付した記号は図3の各条件に付
した符号と対応している。同図から明らかなように、何
れの曲線も目標とする図11と同等の曲線を呈してお
り、特に、図5(ア)の曲線(e),(f)は常温(2
5゜C)近傍から高温(80゜C)に於いて、温度変化
による周波数変動が±2ppm以内と極めて少なくな
る。このとき曲線(f)はφ1=14度に対しφ2を3
4度39分としたものであり、文献2に示された上記の
式から得られる値(34度27分)と比較すると大幅に
ずれた値となることが判る。これは無限平面基板を前提
とした文献2と、有限形状の水晶基板、特に一辺が3ミ
リ以下の小型水晶基板との違いが顕著に現れたものと推
測される。
【0020】実際には−20°C〜80°Cの温度範囲
で安定した周波数出力を得るため、発振器を構成する場
合は、常温(25゜C)以下について温度補償を行う必
要がある。
【0021】ここで、図5(イ)の点線で示す曲線は、
水晶振動子の容量比(並列容量C0と等価直列容量C1と
の比C0/C1)を図3(c)〜(g)に示す各振動子に
ついて、実験した結果をプロットしたものであり、実線
は文献2に基づく理論値をプロットしたものである。周
知のように、容量比が400を越えると補償回路による
補償効果があまり期待できないこと、及び図5(ア)の
曲線(g)は常温より低温に於いて左下がりに急峻な変
化を呈することから実用上φ1の上限は14度あたりに
あると考えられる。
【0022】また、種々の外形寸法の解析モデルを設定
し、カットアングルをパラメータとして様々な条件につ
いてシミュレーションを実施したところ、25゜から8
0゜Cにおける周波数の最大値(Max)と最小値(M
in)との差(周波数偏差幅)が極小となるφ1の値が
あることが判った。例えば、図6(a)、(b)は、φ
1と周波数偏差幅との関係を、他の寸法は同一としてZ
軸方向の寸法をそれぞれ1.350ミリメートル、1.300ミリ
メートルとした場合のグラフである。前者はφ1が14
度40分近傍で、後者はφ1が13度20分近傍でそれ
ぞれ周波数偏差幅が最も小さくなる極小値を呈してい
る。尚、水晶基板の外形を比較的小さな寸法とした場合
には、周波数偏差幅が極小値となるときのφ1が14度
40分を越えることが無かった。このことから図5の結
果を勘案すると実用上φ1の上限は14度40分と考え
られる。更に、以上のシミュレーション結果を纏める
と、φ1を7度≦φ1≦14度40分としたときには、
φ2を34度00分≦φ2<35度10分で適当に選択
すれば、目標とする周波数温度特性に近い高温度側でフ
ラットな特性曲線が得られることが判った。特に、φ1
を9度≦φ1≦14度40分としたとき、φ2を φ2={−2.10×10−3×φ1−9.86×1
−3×φ1+35.21}±0.2 と選択することにより、より高安定な周波数温度特性が
必要とされる分野に於いても利用可能な水晶振動子を得
ることができる。
【0023】次に、このシミュレーション結果を確認す
るために、上記のカットアングルにて実際に切り出した
水晶基板を用いて水晶振動子を試作した。図7は、φ1
を7度、φ2を35度03分としたときのシミュレーシ
ョン結果(計算値)と、そのカットアングルにて試作し
た水晶振動子による実験値とを重ね書きした周波数温度
特性グラフである。この図から明らかなように、シミュ
レーションと実測とは良い一致を示しており上記のカッ
トアングルが実用的な値であることを確認できた。勿
論、この振動子の周波数温度特性は常温近傍より高温に
於いてはほぼフラットな特性を示すものの、低温側に於
いて「上に凸」の曲線を描くので、高精度な分野で使用
する場合はこの低温側を補償する為の低温部温度補償回
路を用いて温度補償型水晶発振器を構成することにな
る。
【0024】図8(a)は、本発明に係る温度補償型水
晶発振器の一形態例を示すブロック図であり、発振ルー
プ中に水晶振動子1と直列に温度補償回路2を挿入した
構成となっている。この温度補償回路2としては、例え
ば図8(b)に示すように感温素子である負特性サーミ
スタ3とコンデンサ4とを並列接続した回路等の周知の
温度補償手段を用いればよい。先にも述べた通り、AT
カット水晶発振器に於いても温度補償が行われていた
が、ATカット水晶の場合は低温部が「上に凸」となる
ばかりでなく、高温部が「下に凸」の曲線を呈するの
で、低温部だけでなく高温部用の温度補償回路も必要と
なって、回路規模が大きくなり調整も煩雑であった。こ
れに対し、本発明の場合は低温部温度補償回路のみを用
意し、フラットな高温側は無補償のままで良いので回路
規模が小さくなり調整も大幅に簡略化されることとなっ
た。勿論、高温部が完全にフラットとなるわけではない
ので、必要に応じて高温部をより平坦にする為の温度補
償回路を適用しても良いことは言うまでもない。
【0025】更に、一般に恒温槽型発振器に用いられる
2回回転水晶振動子としてITカット水晶振動子(例え
ば特開昭54-33712参照)、熱歪特性などが優れた2回回
転水晶振動子としてSCカット水晶振動子(電気学会主
催・EMシンポジウム1979.3.13参照)等が知られてい
るが、何れもZ軸周りの回転角φ1が大きいため、前述
した通り容量比が大きくなる、更に主振動であるCモー
ドのみならず不要振動であるBモードも励振され易く、
発振回路にCモードのみを選択するための回路が必要と
なるのに対し、本発明の場合はBモードのレベルが、例
えばSCカット水晶振動子のそれに比べて約1/3と小
さいため、選択回路なしに発振器を構成できるという優
位点がある。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように2回回転
水晶振動子に於いて、回転角φ1を7度から14度40
分とし、もう一方の回転角φ2を34度00分から35
度10分(35度10分を除く)に選択する、望ましく
はφ1を9度から14度40分とし、φ2を φ2={−2.10×10−3×φ1−9.86×1
−3×φ1+35.21}±0.2 と選択することにより、常温近傍より高温側でほぼフラ
ットな周波数温度特性が得られるという著効を奏する。
また、この振動子をより高精度な周波数温度特性が必要
とされる分野にて利用するべく温度補償型水晶発振器を
構成する場合でも、低温部温度補償回路のみを用意すれ
ば良いので、回路規模が小さくなり調整工程も大幅に簡
略化することができる。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】水晶振動子の解析モデルを示す図。
【図2】図1の解析モデルを用いたシミュレーションに
より得られた温度周波数特性を示す図。
【図3】シミュレーションの条件を示す図。
【図4】図3(b)に示す条件にて試作及びシミュレー
ションした結果得られた温度周波数特性を示す図。
【図5】(ア)は図3(c)〜(g)に示す条件にてシ
ミュレーションした結果得られた温度周波数特性を、
(イ)は容量比をプロットした示す図。
【図6】(a)、(b)は、φ1と周波数偏差幅との関
係を示すグラフ。
【図7】本発明に基づき試作した水晶振動子とシミュレ
ーションによる温度周波数特性を重ね書きした図。
【図8】(a)、(b)は本発明に係る温度補償型水晶
発振器の一形態例を示すブロック図。
【図9】(a)はATカット水晶の回転角を説明する
図、(b)はその温度周波数特性を示す図。
【図10】NYカット水晶の回転角を説明する図
【図11】NYカット水晶の温度周波数特性を示す図。
【図12】短冊形水晶振動子の構造を示す図。
【図13】図11に示す短冊形水晶振動子の温度周波数
特性を示す図。
【符号の説明】
1・・・水晶振動子、2・・・温度補償回路、3・・・
負特性サーミスタ、4・・・コンデンサ
フロントページの続き (72)発明者 高沢 幸次 神奈川県高座郡寒川町小谷二丁目1番1号 東洋通信機株式会社内 (72)発明者 柳沢 勇二 神奈川県川崎市高津区千年新町18番7号 Fターム(参考) 5J079 AA04 BA02 CB02 DB00 FA24 JA03 5J108 AA04 BB02 BB03 DD02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直交座標軸X,Y,Zを結晶軸とする水晶
    結晶のX軸とZ軸を含む平面をZ軸の回りに基準角度7
    度から14度40分の範囲のある角度(φ1)で回転す
    ると共に、新座標X´軸の回りにAT板側に基準角度3
    4度00分から35度10分の範囲(35度10分は除
    く)のある角度(φ2)で回転して得られる面を主面と
    して切り出した水晶基板を用いて構成した2回回転Yカ
    ット水晶振動子。
  2. 【請求項2】直交座標軸X,Y,Zを結晶軸とする水晶
    結晶のX軸とZ軸を含む平面をZ軸の回りに基準角度基
    準角度9度から14度40分の範囲のある角度(φ1)
    で回転すると共に、新座標X´軸の回りにAT板側に φ2={−2.10×10−3×φ1−9.86×1
    −3×φ1+35.21}±0.2 なる式により決まる基準角度φ2で回転して得られる面
    を主面として切り出した水晶基板を用いて構成した2回
    回転Yカット水晶振動子。
  3. 【請求項3】前記水晶基板の長辺もしくは直径が3ミリ
    以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の2
    回回転Yカット水晶発振器。
  4. 【請求項4】常温より低温側の温度周波数特性を補償す
    る為の低温部補償回路と、請求項1乃至3のいずれかに
    記載の水晶振動子とを備えていることを特徴とする水晶
    発振器。
JP2002127303A 2002-02-28 2002-04-26 2回回転yカット水晶振動子とこれを用いた発振器 Withdrawn JP2003324332A (ja)

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Cited By (7)

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