JP2003324310A - 小型アンテナ - Google Patents
小型アンテナInfo
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- JP2003324310A JP2003324310A JP2002130044A JP2002130044A JP2003324310A JP 2003324310 A JP2003324310 A JP 2003324310A JP 2002130044 A JP2002130044 A JP 2002130044A JP 2002130044 A JP2002130044 A JP 2002130044A JP 2003324310 A JP2003324310 A JP 2003324310A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 相対する放射導体12と接地導体14を有する小
型アンテナを、構造の簡単な金型で製造できるようにす
る。性能を安定させる。 【解決手段】 放射導体12の接地導体14との対向面に、
嵌合凸部34を有する誘電体層30Aを形成し、接地導体14
の放射導体14との対向面に、嵌合凹部32を有する誘電体
層30Bを形成する。嵌合凹部32と嵌合凸部34を嵌合させ
ることにより誘電体層30A、30Bを結合し、放射導体12
と接地導体14を所定の間隔に保つ。
型アンテナを、構造の簡単な金型で製造できるようにす
る。性能を安定させる。 【解決手段】 放射導体12の接地導体14との対向面に、
嵌合凸部34を有する誘電体層30Aを形成し、接地導体14
の放射導体14との対向面に、嵌合凹部32を有する誘電体
層30Bを形成する。嵌合凹部32と嵌合凸部34を嵌合させ
ることにより誘電体層30A、30Bを結合し、放射導体12
と接地導体14を所定の間隔に保つ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、情報端末などに
使用される小型アンテナに関し、特に相対する放射導体
と接地導体を有する小型アンテナに関するものである。
使用される小型アンテナに関し、特に相対する放射導体
と接地導体を有する小型アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来のこの種の小型アンテナを図13
(A)に示す。この小型アンテナ10は、一枚の金属板を
コの字形に折り曲げて、相対する放射導体12及び接地導
体14と、この両者を短絡する短絡部16とを形成し、放射
導体12と接地導体14の間に誘電体層18を形成したもので
ある。
(A)に示す。この小型アンテナ10は、一枚の金属板を
コの字形に折り曲げて、相対する放射導体12及び接地導
体14と、この両者を短絡する短絡部16とを形成し、放射
導体12と接地導体14の間に誘電体層18を形成したもので
ある。
【0003】 このような小型アンテナを大量に製造す
るには、量産性が高く、加工精度も高いインサート成形
法を利用することが好ましい。しかし上記のような小型
アンテナをインサート成形により製造する場合、インサ
ート成形時にコの字形の導体が変形しないように金型で
固定する必要があり、金型の構造が複雑になるという問
題がある。
るには、量産性が高く、加工精度も高いインサート成形
法を利用することが好ましい。しかし上記のような小型
アンテナをインサート成形により製造する場合、インサ
ート成形時にコの字形の導体が変形しないように金型で
固定する必要があり、金型の構造が複雑になるという問
題がある。
【0004】 例えば図13(A)に示す小型アンテナ
10は、同図(B)〜(E)に示すような方法で製造され
る。まず(B)に示すように、金属板をコの字形に成形
するときに、放射導体12及び接地導体14の両側に突片20
A、20Bを互い違いに(上下方向に重ならないように)
形成する。次にコの字形の導体を(C)に示す金型22
A、22Bのキャビティ24内にセットする。下型22Bには
キャビティ24の両側に、接地導体14の両側の突片20Bが
収まる凹部26が形成され、上型22Aにはそれに対応する
凸部28が形成されている。金型22A、22Bを閉じると、
(D)に示すように、突片20Bが凸部28と凹部26の対向
面で挟まれ、突片20Aが上型22Aと下型22Bの対向面で
挟まれる。これによってコの字形の導体は金型内で移動
できないように固定される。この状態でキャビティ24内
に誘電体材料を射出成形し、(E)のように誘電体層18
を形成する。その後、突片20A、20Bを切除すれば、
(A)のような小型アンテナが得られる。
10は、同図(B)〜(E)に示すような方法で製造され
る。まず(B)に示すように、金属板をコの字形に成形
するときに、放射導体12及び接地導体14の両側に突片20
A、20Bを互い違いに(上下方向に重ならないように)
形成する。次にコの字形の導体を(C)に示す金型22
A、22Bのキャビティ24内にセットする。下型22Bには
キャビティ24の両側に、接地導体14の両側の突片20Bが
収まる凹部26が形成され、上型22Aにはそれに対応する
凸部28が形成されている。金型22A、22Bを閉じると、
(D)に示すように、突片20Bが凸部28と凹部26の対向
面で挟まれ、突片20Aが上型22Aと下型22Bの対向面で
挟まれる。これによってコの字形の導体は金型内で移動
できないように固定される。この状態でキャビティ24内
に誘電体材料を射出成形し、(E)のように誘電体層18
を形成する。その後、突片20A、20Bを切除すれば、
(A)のような小型アンテナが得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 相対する放射導体と
接地導体を有する従来の小型アンテナをインサート成形
により製造しようとすると、コの字形の導体を固定し、
しかも成形材料の漏れや回り込みをなくすために、かな
り複雑な構造の金型が必要となる。このため従来のこの
種の小型アンテナは、金型費用が高くつき、コスト高に
なるという問題がある。また金属板の屈曲精度がインサ
ート成形用金型の精度より低いため、コの字形の導体を
金型内にセットしたときに、コの字形の導体が金型に押
されて変形したり、金型との間に隙間ができたりして、
性能の安定したアンテナを量産することが難しい。
接地導体を有する従来の小型アンテナをインサート成形
により製造しようとすると、コの字形の導体を固定し、
しかも成形材料の漏れや回り込みをなくすために、かな
り複雑な構造の金型が必要となる。このため従来のこの
種の小型アンテナは、金型費用が高くつき、コスト高に
なるという問題がある。また金属板の屈曲精度がインサ
ート成形用金型の精度より低いため、コの字形の導体を
金型内にセットしたときに、コの字形の導体が金型に押
されて変形したり、金型との間に隙間ができたりして、
性能の安定したアンテナを量産することが難しい。
【0006】 本発明の目的は、構造的に簡単な金型で
製造でき、しかも安定した性能が得られる、放射導体と
接地導体が相対するタイプの小型アンテナを提供するこ
とにある。
製造でき、しかも安定した性能が得られる、放射導体と
接地導体が相対するタイプの小型アンテナを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
め本発明は、相対する放射導体と接地導体を有する小型
アンテナであって、前記放射導体及び接地導体の対向面
の一方に誘電体よりなる嵌合凹部を形成すると共に、他
方に誘電体よりなる嵌合凸部を形成し、これら嵌合凹部
と嵌合凸部を嵌合させることにより前記放射導体と接地
導体を所定の間隔に保ったことを特徴とするものであ
る。
め本発明は、相対する放射導体と接地導体を有する小型
アンテナであって、前記放射導体及び接地導体の対向面
の一方に誘電体よりなる嵌合凹部を形成すると共に、他
方に誘電体よりなる嵌合凸部を形成し、これら嵌合凹部
と嵌合凸部を嵌合させることにより前記放射導体と接地
導体を所定の間隔に保ったことを特徴とするものであ
る。
【0008】 このような構成にすると、放射導体と接
地導体を展開した状態で又は分離した状態でインサート
成形を行い、成形後に放射導体と接地導体が相対するよ
うに組み立てることで、小型アンテナを得ることができ
る。したがってインサート成形用の金型は、平面的に展
開された又は分離された放射導体及び接地導体を押さえ
る構造でよいので、構造的に簡単になり、コストを低減
できる。
地導体を展開した状態で又は分離した状態でインサート
成形を行い、成形後に放射導体と接地導体が相対するよ
うに組み立てることで、小型アンテナを得ることができ
る。したがってインサート成形用の金型は、平面的に展
開された又は分離された放射導体及び接地導体を押さえ
る構造でよいので、構造的に簡単になり、コストを低減
できる。
【0009】 本発明に係る小型アンテナは、放射導体
及び接地導体の対向面にそれぞれ誘電体層が形成され、
この誘電体層の対向面の一方に嵌合凹部が、他方に嵌合
凸部が形成されている構成とすることができる。
及び接地導体の対向面にそれぞれ誘電体層が形成され、
この誘電体層の対向面の一方に嵌合凹部が、他方に嵌合
凸部が形成されている構成とすることができる。
【0010】 また本発明に係る小型アンテナは、放射
導体及び接地導体の対向面にそれぞれ誘電体よりなる箱
体又は枠体が形成され、この箱体又は枠体の対向面の一
方に嵌合凹部が、他方に嵌合凸部が形成されている構成
とすることができる。この場合は誘電体製の箱体又は枠
体の内部が中空となるので、軽量化、損失低減を図るこ
とができる。
導体及び接地導体の対向面にそれぞれ誘電体よりなる箱
体又は枠体が形成され、この箱体又は枠体の対向面の一
方に嵌合凹部が、他方に嵌合凸部が形成されている構成
とすることができる。この場合は誘電体製の箱体又は枠
体の内部が中空となるので、軽量化、損失低減を図るこ
とができる。
【0011】 また本発明に係る小型アンテナは、放射
導体及び接地導体の対向面の一方に誘電体よりなる箱体
又は枠体が形成され、この箱体又は枠体の内側が嵌合凹
部となっており、前記対向面の他方に前記箱体又は枠体
の内側に嵌合する誘電体よりなる嵌合凸部が形成されて
いる構成とすることもできる。
導体及び接地導体の対向面の一方に誘電体よりなる箱体
又は枠体が形成され、この箱体又は枠体の内側が嵌合凹
部となっており、前記対向面の他方に前記箱体又は枠体
の内側に嵌合する誘電体よりなる嵌合凸部が形成されて
いる構成とすることもできる。
【0012】 また本発明に係る小型アンテナは、放射
導体及び接地導体の対向面にそれぞれ誘電体よりなる支
柱が形成され、これらの支柱の先端面の一方に嵌合凹部
が、他方に嵌合凸部が形成されている構成とすることも
できる。この構成の場合も、放射導体と接地導体の間
は、支柱以外の部分が空気層となるので、軽量化、損失
低減を図ることができる。
導体及び接地導体の対向面にそれぞれ誘電体よりなる支
柱が形成され、これらの支柱の先端面の一方に嵌合凹部
が、他方に嵌合凸部が形成されている構成とすることも
できる。この構成の場合も、放射導体と接地導体の間
は、支柱以外の部分が空気層となるので、軽量化、損失
低減を図ることができる。
【0013】 また本発明に係る小型アンテナは、放射
導体及び接地導体が、一部に両者の短絡部を設けて、一
枚の金属板で形成されている構成とすることができる。
導体及び接地導体が、一部に両者の短絡部を設けて、一
枚の金属板で形成されている構成とすることができる。
【0014】 また放射導体と接地導体を一枚の金属板
で形成する場合は、放射導体及び接地導体の、短絡部の
片側又は両側に相当する位置に切り込みを入れて、短絡
部が放射導体及び接地導体の端縁より内側に収まるよう
に屈曲することが好ましい。
で形成する場合は、放射導体及び接地導体の、短絡部の
片側又は両側に相当する位置に切り込みを入れて、短絡
部が放射導体及び接地導体の端縁より内側に収まるよう
に屈曲することが好ましい。
【0015】 また本発明に係る小型アンテナは、放射
導体及び接地導体が別体の金属板で形成されており、放
射導体と接地導体が回路基板に形成された導体を介して
短絡されるように構成することもできる。
導体及び接地導体が別体の金属板で形成されており、放
射導体と接地導体が回路基板に形成された導体を介して
短絡されるように構成することもできる。
【0016】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を、
図面を参照して詳細に説明する。
図面を参照して詳細に説明する。
【0017】〔実施形態1〕 図1(A)〜(C)は本
発明の一実施形態を示す。この実施形態では、まず
(A)に示すように、一枚の金属板から放射導体12と接
地導体14が短絡部16でつながった形の導体パターンを形
成する(給電端子は図示を省略)。次にこの導体パター
ンをそのまま金型内にセットし、放射導体12及び接地導
体14の片面(短絡部16で折り返したときの対向面)にそ
れぞれ、(B)のように誘電体層30A、30Bを形成す
る。一方の誘電体層(図示の例では)30Bの四隅には嵌
合凹部32が形成され、これに対応して他方の誘電体層30
Aの四隅には嵌合凸部34が形成される。このような誘電
体層30A、30Bを形成する金型は、放射導体12及び接地
導体14が平面的に展開された状態にあり、導体パターン
の固定が簡単であるので、構造的に簡単なものでよい。
発明の一実施形態を示す。この実施形態では、まず
(A)に示すように、一枚の金属板から放射導体12と接
地導体14が短絡部16でつながった形の導体パターンを形
成する(給電端子は図示を省略)。次にこの導体パター
ンをそのまま金型内にセットし、放射導体12及び接地導
体14の片面(短絡部16で折り返したときの対向面)にそ
れぞれ、(B)のように誘電体層30A、30Bを形成す
る。一方の誘電体層(図示の例では)30Bの四隅には嵌
合凹部32が形成され、これに対応して他方の誘電体層30
Aの四隅には嵌合凸部34が形成される。このような誘電
体層30A、30Bを形成する金型は、放射導体12及び接地
導体14が平面的に展開された状態にあり、導体パターン
の固定が簡単であるので、構造的に簡単なものでよい。
【0018】 次に短絡部16を折り返すようにして嵌合
凹部32と嵌合凸部34を嵌合させ、誘電体層30Aと30Bを
結合一体化すれば、(C)に示すような小型アンテナ10
を得ることができる。この小型アンテナ10は、インサー
ト成形時に放射導体12及び接地導体14が移動したり変形
したりする要因がほとんどなく、放射導体12と接地導体
14の間隔が誘電体層30A、30Bの合計厚さにより正確に
保たれるので、安定した性能を得ることができる。
凹部32と嵌合凸部34を嵌合させ、誘電体層30Aと30Bを
結合一体化すれば、(C)に示すような小型アンテナ10
を得ることができる。この小型アンテナ10は、インサー
ト成形時に放射導体12及び接地導体14が移動したり変形
したりする要因がほとんどなく、放射導体12と接地導体
14の間隔が誘電体層30A、30Bの合計厚さにより正確に
保たれるので、安定した性能を得ることができる。
【0019】 なお誘電体層30Aと30Bは、嵌合凹部32
と嵌合凸部34の嵌合により結合できるが、結合状態をよ
り強固にするためには、両者の間に接着剤を介在させて
もよい。
と嵌合凸部34の嵌合により結合できるが、結合状態をよ
り強固にするためには、両者の間に接着剤を介在させて
もよい。
【0020】〔実施形態2〕 図2(A)、(B)は本
発明の他の実施形態を示す。この実施形態では、実施形
態1と同様な導体パターンを用い、同様なインサート成
形により、放射導体12及び接地導体14の片面にそれぞ
れ、(A)のように誘電体よりなる箱体36A、36Bを形
成する。一方の箱体36Bは、その周壁の内側が嵌合凹部
32となり、他方の箱体36Aには、その嵌合凹部32に嵌合
する四角枠形の嵌合凸部34が形成される。
発明の他の実施形態を示す。この実施形態では、実施形
態1と同様な導体パターンを用い、同様なインサート成
形により、放射導体12及び接地導体14の片面にそれぞ
れ、(A)のように誘電体よりなる箱体36A、36Bを形
成する。一方の箱体36Bは、その周壁の内側が嵌合凹部
32となり、他方の箱体36Aには、その嵌合凹部32に嵌合
する四角枠形の嵌合凸部34が形成される。
【0021】 次に短絡部16を折り返すようにして嵌合
凹部32と嵌合凸部34を嵌合させ、箱形36Aと36Bを結合
一体化すれば、(B)に示すような小型アンテナ10を得
ることができる。この小型アンテナ10は、結合された箱
体36A、36Bの内部が中空となるので、実施形態1の小
型アンテナよりも、軽量化でき、誘電体損失を少なくで
きる。
凹部32と嵌合凸部34を嵌合させ、箱形36Aと36Bを結合
一体化すれば、(B)に示すような小型アンテナ10を得
ることができる。この小型アンテナ10は、結合された箱
体36A、36Bの内部が中空となるので、実施形態1の小
型アンテナよりも、軽量化でき、誘電体損失を少なくで
きる。
【0022】〔実施形態3〕 図3(A)、(B)は本
発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態が実施
形態1と異なる点は、放射導体12側の誘電体層36Aの厚
さを、接地導体14側で薄く、反対側で厚くなるように一
定勾配で変化させたものである。このようにすると
(B)に示すように放射導体12が接地導体14に対して傾
斜した形の小型アンテナ10を得ることができる。上記以
外の構成は実施形態1と同じであるので、同一部分には
同一符号を付して説明を省略する。
発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態が実施
形態1と異なる点は、放射導体12側の誘電体層36Aの厚
さを、接地導体14側で薄く、反対側で厚くなるように一
定勾配で変化させたものである。このようにすると
(B)に示すように放射導体12が接地導体14に対して傾
斜した形の小型アンテナ10を得ることができる。上記以
外の構成は実施形態1と同じであるので、同一部分には
同一符号を付して説明を省略する。
【0023】〔実施形態4〕 図4(A)、(B)は本
発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態では、
放射導体12と接地導体14が別体の金属板で形成されてお
り、放射導体12には給電端子38と短絡端子40が一体に形
成されている。
発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態では、
放射導体12と接地導体14が別体の金属板で形成されてお
り、放射導体12には給電端子38と短絡端子40が一体に形
成されている。
【0024】 接地導体14の放射導体12との対向面に
は、(A)に示すように、インサート成形により誘電体
よりなる枠体42が一体に形成され、この枠体42の内側が
嵌合凹部32となっている。また放射導体12の接地導体14
との対向面には、前記枠体42の内側に嵌合する誘電体ブ
ロック44がインサート成形により形成されている。誘電
体ブロック44は全体が嵌合凸部34となる。誘電体ブロッ
ク44の成形は、給電端子38及び短絡端子40が放射導体12
と同一平面にある状態で行う。
は、(A)に示すように、インサート成形により誘電体
よりなる枠体42が一体に形成され、この枠体42の内側が
嵌合凹部32となっている。また放射導体12の接地導体14
との対向面には、前記枠体42の内側に嵌合する誘電体ブ
ロック44がインサート成形により形成されている。誘電
体ブロック44は全体が嵌合凸部34となる。誘電体ブロッ
ク44の成形は、給電端子38及び短絡端子40が放射導体12
と同一平面にある状態で行う。
【0025】 枠体42とブロック44を嵌合し、給電端子
38及び短絡端子40を各々の先端が接地導体14と同一平面
に位置するように屈曲成形すると、(B)に示すような
小型アンテナ10が得られる。この小型アンテナ10は回路
基板に搭載して使用される。この小型アンテナ10を回路
基板に搭載すると、短絡端子40と接地導体14が回路基板
に形成された導体を介して短絡され、給電端子38が回路
基板に形成された給電用パッドに接続されて、逆F型ア
ンテナが構成される。
38及び短絡端子40を各々の先端が接地導体14と同一平面
に位置するように屈曲成形すると、(B)に示すような
小型アンテナ10が得られる。この小型アンテナ10は回路
基板に搭載して使用される。この小型アンテナ10を回路
基板に搭載すると、短絡端子40と接地導体14が回路基板
に形成された導体を介して短絡され、給電端子38が回路
基板に形成された給電用パッドに接続されて、逆F型ア
ンテナが構成される。
【0026】 この小型アンテナ10は、枠体42を発泡プ
ラスチック等の衝撃吸収性のある材料で形成することに
より、耐衝撃性を向上させることができる。
ラスチック等の衝撃吸収性のある材料で形成することに
より、耐衝撃性を向上させることができる。
【0027】〔実施形態5〕 図5(A)〜(C)は本
発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、放
射導体12と接地導体14が別体の金属板で形成され、さら
に無給電導体(寄生素子)46が付加される場合である。
放射導体12には給電端子38と短絡端子40が形成され、接
地導体14にも短絡端子48が形成されている。
発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、放
射導体12と接地導体14が別体の金属板で形成され、さら
に無給電導体(寄生素子)46が付加される場合である。
放射導体12には給電端子38と短絡端子40が形成され、接
地導体14にも短絡端子48が形成されている。
【0028】 接地導体14の放射導体12との対向面に
は、(A)に示すように、嵌合凹部32を有する誘電体層
30Bがインサート成形により形成される。同様に、放射
導体12の接地導体14との対向面には、嵌合凸部34を有す
る誘電体層30Aが形成され、無給電導体46の接地導体14
との対向面にも、嵌合凸部34を有する誘電体層30Cが形
成される。
は、(A)に示すように、嵌合凹部32を有する誘電体層
30Bがインサート成形により形成される。同様に、放射
導体12の接地導体14との対向面には、嵌合凸部34を有す
る誘電体層30Aが形成され、無給電導体46の接地導体14
との対向面にも、嵌合凸部34を有する誘電体層30Cが形
成される。
【0029】 誘電体層30B上に、嵌合凹部32と嵌合凸
部34を嵌合させることにより、誘電体層30A及び30Cを
結合すると、(B)のようになる。このあと給電端子38
及び短絡端子40を各々の先端が接地導体14と同一平面に
位置するように屈曲成形すると、(C)に示すような小
型アンテナ10が得られる。この小型アンテナ10も回路基
板に搭載して使用される。この小型アンテナ10を回路基
板に搭載すると、短絡端子40と48が回路基板に形成され
た導体を介して短絡され(放射導体12と接地導体14が短
絡され)、給電端子38が回路基板に形成された給電用パ
ッドに接続されて、逆F型アンテナが構成される。
部34を嵌合させることにより、誘電体層30A及び30Cを
結合すると、(B)のようになる。このあと給電端子38
及び短絡端子40を各々の先端が接地導体14と同一平面に
位置するように屈曲成形すると、(C)に示すような小
型アンテナ10が得られる。この小型アンテナ10も回路基
板に搭載して使用される。この小型アンテナ10を回路基
板に搭載すると、短絡端子40と48が回路基板に形成され
た導体を介して短絡され(放射導体12と接地導体14が短
絡され)、給電端子38が回路基板に形成された給電用パ
ッドに接続されて、逆F型アンテナが構成される。
【0030】〔実施形態6〕 図6(A)〜(C)は本
発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、無
給電導体46を放射導体12の上に設ける場合である。この
実施形態では、(A)に示すように、接地導体14の放射
導体12との対向面に、嵌合凸部34を有する誘電体層30B
を形成し、放射導体12の接地導体14との対向面に、嵌合
凹部(図示せず)を有する誘電体層30Aを形成する。誘
電体層30Aを形成するときに、放射導体12の無給電導体
46側の面に嵌合凸部34を形成する(放射導体12には嵌合
凸部34を形成する位置に予め穴をあけてある)。さらに
無給電導体46の放射導体12側の面に、嵌合凹部(図示せ
ず)を有する誘電体層30Cを形成する。
発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、無
給電導体46を放射導体12の上に設ける場合である。この
実施形態では、(A)に示すように、接地導体14の放射
導体12との対向面に、嵌合凸部34を有する誘電体層30B
を形成し、放射導体12の接地導体14との対向面に、嵌合
凹部(図示せず)を有する誘電体層30Aを形成する。誘
電体層30Aを形成するときに、放射導体12の無給電導体
46側の面に嵌合凸部34を形成する(放射導体12には嵌合
凸部34を形成する位置に予め穴をあけてある)。さらに
無給電導体46の放射導体12側の面に、嵌合凹部(図示せ
ず)を有する誘電体層30Cを形成する。
【0031】 以上のように形成された誘電体層30B、
30A、30Cを、嵌合凸部34と嵌合凹部を嵌合させて、積
層一体化すると、(B)のようになる。このあと給電端
子38及び短絡端子40を実施形態5と同様に屈曲成形する
と、(C)に示すような小型アンテナ10が得られる。こ
の小型アンテナ10も実施形態5の小型アンテナと同様に
回路基板に搭載して使用される。
30A、30Cを、嵌合凸部34と嵌合凹部を嵌合させて、積
層一体化すると、(B)のようになる。このあと給電端
子38及び短絡端子40を実施形態5と同様に屈曲成形する
と、(C)に示すような小型アンテナ10が得られる。こ
の小型アンテナ10も実施形態5の小型アンテナと同様に
回路基板に搭載して使用される。
【0032】〔実施形態7〕 図7(A)〜(C)は本
発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態では、
(A)のように、接地導体14の放射導体12との対向面
に、四隅に嵌合凹部32を有する誘電体の枠体50B(箱体
でも可)を形成し、放射導体12の接地導体14との対向面
に、四隅に嵌合凸部34を有する誘電体の枠体50A(箱体
でも可)を形成する。これらの枠体50A、50Bを、嵌合
凹部32と嵌合凸部34を嵌合させることにより結合する
と、(B)のようになる。このあと給電端子38及び短絡
端子40を実施形態5と同様に屈曲成形すると、(C)に
示すような小型アンテナ10が得られる。この小型アンテ
ナ10も実施形態5の小型アンテナと同様に回路基板に搭
載して使用される。この小型アンテナ10は内部が中空で
あるので、軽量で、誘電体損失が少ない。
発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態では、
(A)のように、接地導体14の放射導体12との対向面
に、四隅に嵌合凹部32を有する誘電体の枠体50B(箱体
でも可)を形成し、放射導体12の接地導体14との対向面
に、四隅に嵌合凸部34を有する誘電体の枠体50A(箱体
でも可)を形成する。これらの枠体50A、50Bを、嵌合
凹部32と嵌合凸部34を嵌合させることにより結合する
と、(B)のようになる。このあと給電端子38及び短絡
端子40を実施形態5と同様に屈曲成形すると、(C)に
示すような小型アンテナ10が得られる。この小型アンテ
ナ10も実施形態5の小型アンテナと同様に回路基板に搭
載して使用される。この小型アンテナ10は内部が中空で
あるので、軽量で、誘電体損失が少ない。
【0033】〔実施形態8〕 図8(A)〜(D)は本
発明のさらに他の実施形態を示す。(A)は一枚の金属
板から形成された、放射導体12、接地導体14、短絡部16
及び給電端子38を有する導体パターンを示す。放射導体
12及び接地導体14の四隅には誘電体流通用の穴52が形成
されている。この導体パターンを(B)に示す金型54
A、54B内にセットして、前記穴52の位置に誘電体の支
柱を形成する。56は放射導体12に支柱を形成するキャビ
ティ、58は接地導体14に支柱を形成するキャビティであ
る。
発明のさらに他の実施形態を示す。(A)は一枚の金属
板から形成された、放射導体12、接地導体14、短絡部16
及び給電端子38を有する導体パターンを示す。放射導体
12及び接地導体14の四隅には誘電体流通用の穴52が形成
されている。この導体パターンを(B)に示す金型54
A、54B内にセットして、前記穴52の位置に誘電体の支
柱を形成する。56は放射導体12に支柱を形成するキャビ
ティ、58は接地導体14に支柱を形成するキャビティであ
る。
【0034】 (C)は(B)のインサート成形により
支柱を形成した状態を示す。放射導体12の接地導体14と
の対向面には、先端に嵌合凸部34を有する支柱60が形成
され、接地導体14の放射導体12との対向面には、先端に
嵌合凹部32を有する支柱62が形成されている。このあ
と、短絡部16を折り返すようにして、嵌合凹部32と嵌合
凸部34を嵌合させ、支柱60と62を、先端面を突き合わせ
るようにして結合すると、(D)に示すような小型アン
テナ10が得られる。この小型アンテナ10は、結合された
支柱60、62により放射導体12と接地導体14の間隔が一定
に保たれる。放射導体12と接地導体14の間の、支柱60、
62以外の部分は空気層であるので、軽量で、低損失なア
ンテナとなる。
支柱を形成した状態を示す。放射導体12の接地導体14と
の対向面には、先端に嵌合凸部34を有する支柱60が形成
され、接地導体14の放射導体12との対向面には、先端に
嵌合凹部32を有する支柱62が形成されている。このあ
と、短絡部16を折り返すようにして、嵌合凹部32と嵌合
凸部34を嵌合させ、支柱60と62を、先端面を突き合わせ
るようにして結合すると、(D)に示すような小型アン
テナ10が得られる。この小型アンテナ10は、結合された
支柱60、62により放射導体12と接地導体14の間隔が一定
に保たれる。放射導体12と接地導体14の間の、支柱60、
62以外の部分は空気層であるので、軽量で、低損失なア
ンテナとなる。
【0035】 なお64は放射導体12の穴52を貫通して支
柱60と一体に形成されたスタブである。このスタブ64と
支柱60が放射導体12を挟みつけるので、支柱60は放射導
体12に強固に固定される。図示してないが接地導体14側
にも同様なスタブが形成されている。
柱60と一体に形成されたスタブである。このスタブ64と
支柱60が放射導体12を挟みつけるので、支柱60は放射導
体12に強固に固定される。図示してないが接地導体14側
にも同様なスタブが形成されている。
【0036】〔実施形態9〕 図9は本発明のさらに他
の実施形態を示す。この実施形態は、(C)に示すよう
に、実施形態8のように構成された小型アンテナの、放
射導体12と接地導体14の間に無給電導体46を配置したも
のである。無給電導体46の四隅には(B)に示すように
穴66が形成されている。この穴66は、(A)に示す支柱
60、62は挿通できないが、嵌合凸部34は挿通できる大き
さに設定されている。(A)は図8(C)と同じ状態を
示している。無給電導体46は、嵌合凹部32と嵌合凸部34
を嵌合させるときに、穴66に嵌合凸部34を貫通させ、支
柱60と62の端面間に挟まれることで、放射導体12と接地
導体14の間に保持される。上記以外の構成は実施形態8
と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明
を省略する。
の実施形態を示す。この実施形態は、(C)に示すよう
に、実施形態8のように構成された小型アンテナの、放
射導体12と接地導体14の間に無給電導体46を配置したも
のである。無給電導体46の四隅には(B)に示すように
穴66が形成されている。この穴66は、(A)に示す支柱
60、62は挿通できないが、嵌合凸部34は挿通できる大き
さに設定されている。(A)は図8(C)と同じ状態を
示している。無給電導体46は、嵌合凹部32と嵌合凸部34
を嵌合させるときに、穴66に嵌合凸部34を貫通させ、支
柱60と62の端面間に挟まれることで、放射導体12と接地
導体14の間に保持される。上記以外の構成は実施形態8
と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明
を省略する。
【0037】〔実施形態10〕 図10は本発明のさら
に他の実施形態を示す。この実施形態は、(C)に示す
ように、実施形態8のように構成された小型アンテナ
の、放射導体12の上に無給電導体46を配置したものであ
る。無給電導体46の放射導体12と対向する面の四隅に
は、(B)に示すように先端面に嵌合凸部34を有する短
い支柱60が形成されている。これに対応して、放射導体
12の無給電導体46と対向する面の四隅には、(A)に示
すように、先端面に嵌合凹部(図示せず)を有する短い
支柱62が形成されている。(A)は図8(C)と同じ状
態を示している。
に他の実施形態を示す。この実施形態は、(C)に示す
ように、実施形態8のように構成された小型アンテナ
の、放射導体12の上に無給電導体46を配置したものであ
る。無給電導体46の放射導体12と対向する面の四隅に
は、(B)に示すように先端面に嵌合凸部34を有する短
い支柱60が形成されている。これに対応して、放射導体
12の無給電導体46と対向する面の四隅には、(A)に示
すように、先端面に嵌合凹部(図示せず)を有する短い
支柱62が形成されている。(A)は図8(C)と同じ状
態を示している。
【0038】 無給電導体46は、(C)のように放射導
体12と接地導体14を対向配置した後、放射導体12の上面
の嵌合凹部に無給電導体46の嵌合凸部34を嵌合させるこ
とにより、放射導体12の上に配置される。放射導体12と
無給電導体46の間隔は支柱60、62により一定に保たれ
る。上記以外の構成は実施形態8と同じであるので、同
一部分には同一符号を付して説明を省略する。
体12と接地導体14を対向配置した後、放射導体12の上面
の嵌合凹部に無給電導体46の嵌合凸部34を嵌合させるこ
とにより、放射導体12の上に配置される。放射導体12と
無給電導体46の間隔は支柱60、62により一定に保たれ
る。上記以外の構成は実施形態8と同じであるので、同
一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0039】〔実施形態11〕 図11は本発明のさら
に他の実施形態を示す。この実施形態は実施形態8とほ
ぼ同様であるが、実施形態8と異なる点は、(A)に示
すように、放射導体12及び接地導体14の、短絡部16の片
側に相当する位置に切り込み68を入れてあることであ
る。このような切り込み68を入れると、(C)に示すよ
うに、短絡部16を放射導体12及び接地導体14の端縁より
内側に収めることができ、アンテナの実装面積を小さく
できると共に、放射導体12及び接地導体14を効率よく使
用することができる。上記以外の構成は実施形態8と実
質的に同じであるので、同一部分には同一符号を付して
説明を省略する。
に他の実施形態を示す。この実施形態は実施形態8とほ
ぼ同様であるが、実施形態8と異なる点は、(A)に示
すように、放射導体12及び接地導体14の、短絡部16の片
側に相当する位置に切り込み68を入れてあることであ
る。このような切り込み68を入れると、(C)に示すよ
うに、短絡部16を放射導体12及び接地導体14の端縁より
内側に収めることができ、アンテナの実装面積を小さく
できると共に、放射導体12及び接地導体14を効率よく使
用することができる。上記以外の構成は実施形態8と実
質的に同じであるので、同一部分には同一符号を付して
説明を省略する。
【0040】〔実施形態12〕 図12は本発明のさら
に他の実施形態を示す。この実施形態は、放射導体12及
び接地導体14が、(C)に示すように、アンテナを収容
するケースの形状等に合わせて折り曲げられる場合であ
る。(A)、(B)は放射導体12及び接地導体14を展開
した状態を示す。放射導体12及び接地導体14の折り曲げ
を正確に行うため、折り曲げ位置には四角形の支柱60、
62を立て(図示の例は全ての支柱を四角形とした)、ま
た支柱を立てる必要のない折り曲げ位置には誘電体より
なる折り曲げガイド70を形成してある。
に他の実施形態を示す。この実施形態は、放射導体12及
び接地導体14が、(C)に示すように、アンテナを収容
するケースの形状等に合わせて折り曲げられる場合であ
る。(A)、(B)は放射導体12及び接地導体14を展開
した状態を示す。放射導体12及び接地導体14の折り曲げ
を正確に行うため、折り曲げ位置には四角形の支柱60、
62を立て(図示の例は全ての支柱を四角形とした)、ま
た支柱を立てる必要のない折り曲げ位置には誘電体より
なる折り曲げガイド70を形成してある。
【0041】 またこの実施形態では、放射導体12及び
接地導体14の、短絡部16の両側に相当する位置に切り込
み68を入れ、(C)に示すように、屈曲された短絡部16
が放射導体12及び接地導体14の端縁より内側に収まるよ
うにしてある。上記以外の構成は実施形態8と実質的に
同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明を
省略する。
接地導体14の、短絡部16の両側に相当する位置に切り込
み68を入れ、(C)に示すように、屈曲された短絡部16
が放射導体12及び接地導体14の端縁より内側に収まるよ
うにしてある。上記以外の構成は実施形態8と実質的に
同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明を
省略する。
【0042】
【発明の効果】 以上説明したように本発明によれば、
放射導体と接地導体を展開した状態で又は分離した状態
でインサート成形を行い、成形後に放射導体と接地導体
が対向するように組み立てることで、小型アンテナを得
ることができる。したがってインサート成形用の金型
は、平面的に展開された又は分離された放射導体及び接
地導体を押さえればよいので、構造的に簡単なものでよ
く、金型コストを低減できる。またインサート成形時
に、放射導体及び接地導体が変形する要因が少ないの
で、性能の安定した小型アンテナを得ることができる。
放射導体と接地導体を展開した状態で又は分離した状態
でインサート成形を行い、成形後に放射導体と接地導体
が対向するように組み立てることで、小型アンテナを得
ることができる。したがってインサート成形用の金型
は、平面的に展開された又は分離された放射導体及び接
地導体を押さえればよいので、構造的に簡単なものでよ
く、金型コストを低減できる。またインサート成形時
に、放射導体及び接地導体が変形する要因が少ないの
で、性能の安定した小型アンテナを得ることができる。
【図1】 (A)、(B)は(C)の小型アンテナの製
造過程を示す斜視図、(C)は本発明に係る小型アンテ
ナの一実施形態を示す斜視図。
造過程を示す斜視図、(C)は本発明に係る小型アンテ
ナの一実施形態を示す斜視図。
【図2】 (A)は(B)の小型アンテナの製造過程を
示す斜視図、(B)は本発明に係る小型アンテナの他の
実施形態を示す断面図。
示す斜視図、(B)は本発明に係る小型アンテナの他の
実施形態を示す断面図。
【図3】 (A)は(B)の小型アンテナの製造過程を
示す斜視図、(B)は本発明に係る小型アンテナのさら
に他の実施形態を示す側面図。
示す斜視図、(B)は本発明に係る小型アンテナのさら
に他の実施形態を示す側面図。
【図4】 (A)は(B)の小型アンテナを組み立てる
前の状態を示す斜視図、(B)は本発明に係る小型アン
テナのさらに他の実施形態を示す斜視図。
前の状態を示す斜視図、(B)は本発明に係る小型アン
テナのさらに他の実施形態を示す斜視図。
【図5】 (A)、(B)は(C)の小型アンテナの製
造過程を示す斜視図、(C)は本発明に係る小型アンテ
ナのさらに他の実施形態を示す斜視図。
造過程を示す斜視図、(C)は本発明に係る小型アンテ
ナのさらに他の実施形態を示す斜視図。
【図6】 (A)、(B)は(C)の小型アンテナの製
造過程を示す斜視図、(C)は本発明に係る小型アンテ
ナのさらに他の実施形態を示す斜視図。
造過程を示す斜視図、(C)は本発明に係る小型アンテ
ナのさらに他の実施形態を示す斜視図。
【図7】 (A)、(B)は(C)の小型アンテナの製
造過程を示す斜視図、(C)は本発明に係る小型アンテ
ナのさらに他の実施形態を示す斜視図。
造過程を示す斜視図、(C)は本発明に係る小型アンテ
ナのさらに他の実施形態を示す斜視図。
【図8】 (A)〜(C)は(D)の小型アンテナの製
造過程を示す、平面図、断面図及び斜視図、(D)は本
発明に係る小型アンテナのさらに他の実施形態を示す斜
視図。
造過程を示す、平面図、断面図及び斜視図、(D)は本
発明に係る小型アンテナのさらに他の実施形態を示す斜
視図。
【図9】 (A)、(B)は(C)の小型アンテナの製
造過程を示す斜視図、(C)は本発明に係る小型アンテ
ナのさらに他の実施形態を示す斜視図。
造過程を示す斜視図、(C)は本発明に係る小型アンテ
ナのさらに他の実施形態を示す斜視図。
【図10】 (A)、(B)は(C)の小型アンテナの
製造過程を示す斜視図、(C)は本発明に係る小型アン
テナのさらに他の実施形態を示す斜視図。
製造過程を示す斜視図、(C)は本発明に係る小型アン
テナのさらに他の実施形態を示す斜視図。
【図11】 (A)、(B)は(C)の小型アンテナを
組み立てる前の状態を示す平面図及び側面図、(C)は
本発明に係る小型アンテナのさらに他の実施形態を示す
側面図。
組み立てる前の状態を示す平面図及び側面図、(C)は
本発明に係る小型アンテナのさらに他の実施形態を示す
側面図。
【図12】 (A)、(B)は(C)の小型アンテナを
組み立てる前の状態を示す平面図及び側面図、(C)は
本発明に係る小型アンテナのさらに他の実施形態を示す
側面図。
組み立てる前の状態を示す平面図及び側面図、(C)は
本発明に係る小型アンテナのさらに他の実施形態を示す
側面図。
【図13】 (A)は従来の小型アンテナを示す斜視
図、(B)〜(E)は(A)の小型アンテナの製造過程
を示す斜視図及び断面図。
図、(B)〜(E)は(A)の小型アンテナの製造過程
を示す斜視図及び断面図。
10:小型アンテナ
12:放射導体
14:接地導体
16:短絡部
30A、30B:誘電体層
32:嵌合凹部
34:嵌合凸部
36A、36B:誘電体の箱体
38:給電端子
40:短絡端子
42:誘電体の枠体
44:誘電体のブロック
46:無給電導体(寄生素子)
48:短絡端子
50A、50B:誘電体の枠体
60、62:誘電体の支柱
68:切り込み
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 上野 孝弘
東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古
河電気工業株式会社内
(72)発明者 庄司 範行
東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古
河電気工業株式会社内
Fターム(参考) 5J045 AB01 AB05 AB06 DA08 DA10
EA07 LA01 LA03 MA04 MA07
NA03
5J046 AA07 AB13 PA07
Claims (8)
- 【請求項1】 相対する放射導体(12)と接地導体(1
4)を有する小型アンテナであって、前記放射導体及び
接地導体の対向面の一方に誘電体よりなる嵌合凹部(3
2)を形成すると共に、他方に誘電体よりなる嵌合凸部
(34)を形成し、これら嵌合凹部と嵌合凸部を嵌合させ
ることにより前記放射導体と接地導体を所定の間隔に保
ったことを特徴とする小型アンテナ。 - 【請求項2】 請求項1記載の小型アンテナであって、
放射導体及び接地導体の対向面にそれぞれ誘電体層(30
A、30B)が形成され、この誘電体層の対向面の一方に
嵌合凹部(32)が、他方に嵌合凸部(34)が形成されて
いることを特徴とする小型アンテナ。 - 【請求項3】 請求項1記載の小型アンテナであって、
放射導体及び接地導体の対向面にそれぞれ誘電体よりな
る箱体(36A、36B)又は枠体(50A、50B)が形成さ
れ、この箱体又は枠体の対向面の一方に嵌合凹部(32)
が、他方に嵌合凸部(34)が形成されていることを特徴
とする小型アンテナ。 - 【請求項4】 請求項1記載の小型アンテナであって、
放射導体及び接地導体の対向面の一方に誘電体よりなる
箱体又は枠体(42)が形成され、この箱体又は枠体の内
側が嵌合凹部(32)となっており、前記対向面の他方に
前記箱体又は枠体の内側に嵌合する誘電体よりなる嵌合
凸部(34)が形成されていることを特徴とする小型アン
テナ。 - 【請求項5】 請求項1記載の小型アンテナであって、
放射導体及び接地導体の対向面にそれぞれ誘電体よりな
る支柱(60、62)が形成され、これらの支柱の先端面の
一方に嵌合凹部(32)が、他方に嵌合凸部(34)が形成
されていることを特徴とする小型アンテナ。 - 【請求項6】 請求項1ないし5記載の小型アンテナで
あって、放射導体(12)及び接地導体(14)が、一部に
両者の短絡部(16)を設けて、一枚の金属板で形成され
ていることを特徴とする小型アンテナ。 - 【請求項7】 請求項6記載の小型アンテナであって、
放射導体(12)及び接地導体(14)の、短絡部(16)の
片側又は両側に相当する位置に切り込みが(68)入って
いて、短絡部が放射導体及び接地導体の端縁より内側に
収まるように屈曲されていることを特徴とする小型アン
テナ。 - 【請求項8】 請求項1ないし5記載の小型アンテナで
あって、放射導体(12)及び接地導体(14)が別体の金
属板で形成されており、放射導体と接地導体が回路基板
に形成された導体を介して短絡されるようになっている
ことを特徴とする小型アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002130044A JP2003324310A (ja) | 2002-05-01 | 2002-05-01 | 小型アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002130044A JP2003324310A (ja) | 2002-05-01 | 2002-05-01 | 小型アンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003324310A true JP2003324310A (ja) | 2003-11-14 |
Family
ID=29543269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002130044A Pending JP2003324310A (ja) | 2002-05-01 | 2002-05-01 | 小型アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003324310A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2010023752A1 (ja) * | 2008-08-29 | 2012-01-26 | パイオニア株式会社 | 長手形状アンテナ |
WO2014129632A1 (ja) * | 2013-02-22 | 2014-08-28 | 原田工業株式会社 | 逆f型アンテナ及び車載用複合アンテナ装置 |
WO2015141492A1 (ja) * | 2014-03-20 | 2015-09-24 | Ntn株式会社 | チップアンテナ |
-
2002
- 2002-05-01 JP JP2002130044A patent/JP2003324310A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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