JP2003324289A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2003324289A
JP2003324289A JP2002130908A JP2002130908A JP2003324289A JP 2003324289 A JP2003324289 A JP 2003324289A JP 2002130908 A JP2002130908 A JP 2002130908A JP 2002130908 A JP2002130908 A JP 2002130908A JP 2003324289 A JP2003324289 A JP 2003324289A
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switch
mounting
operation panel
flexible cable
holding bracket
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Withdrawn
Application number
JP2002130908A
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English (en)
Inventor
Atsuhide Hanyu
厚秀 埴生
Shinichi Takeyama
進一 竹山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Push-Button Switches (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部のデッドスペースを利用してフレキシブ
ルケーブルの冗長部位を保持部品等を用いることなく処
理するとともに組立及び保守の合理化を図る。 【解決手段】 傾斜操作面3dを有する操作パネル3に
対して操作部11を操作開口3fから傾斜操作面3dと
平行な状態で突出させるようにしてスイッチ取付部7に
より位置決めして組み合わされるスイッチ本体8と、操
作パネル3に対して傾斜操作面3dと平行に形成された
保持部によってスイッチ本体8を保持した状態でスイッ
チ取付部7に固定される保持ブラケット部材9と、スイ
ッチ本体8と操作パネル3側に取り付けた配線基板4と
の間を接続するフレキシブルケーブル10とを備える。
フレキシブルケーブル10を、冗長部位14を保持ブラ
ケット部材9に設けた嵌合開口15からこの保持ブラケ
ット部材9とスイッチ本体8との間に構成される嵌合空
間部16内に押し込んで保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に関し、
さらに詳しくは操作性の向上等を図るために各種のスイ
ッチを配置した操作面が傾斜面とされた操作パネルを備
える電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器は、一般に箱状筐体の前面部に
各種の操作スイッチや表示器を配置した操作パネルが組
み合わされ、この操作パネルの背面部や筐体側に設けた
配線基板と各操作スイッチとをフレキシブルケーブルに
よって接続している。また、電子機器は、例えばディス
クトップ型機器の場合に、操作パネルが各操作スイッチ
の操作性の向上やデザイン性の観点から前下がりに傾斜
した傾斜面として構成されることが多い。
【0003】電子機器には、各操作スイッチに標準部品
として一般に提供されているスイッチ装置が用いられ、
操作パネルの背面に形成した取付部にそれぞれ取り付け
られる。スイッチ装置は、スイッチ本体と、このスイッ
チ本体から引き出された所定の長さを有するフレキシブ
ルケーブルとから構成され、フレキシブルケーブルの先
端に設けたコネクタ接続部が配線基板側に設けたコネク
タに接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子機器に
おいては、スイッチ本体を取り付けた状態で操作パネル
を筐体に組み合わせた後にフレキシブルケーブルのコネ
クタ接続部を配線基板側のコネクタに嵌合して接続する
ことにより、スイッチ装置と配線基板との接続が行われ
る。電子機器には、このために筐体に操作パネルを組み
合わせた状態での取付部と配線基板との間隔よりも長尺
とされたフレキシブルケーブルを有するスイッチ装置が
用いられる。
【0005】したがって、従来の電子機器においては、
筐体に操作パネルを組み合わせた状態においてフレキシ
ブルケーブルに冗長部位が生じ、この冗長部位が機構部
等を搭載したシャーシを筐体に組み付ける際に挟まれて
断線が生じる等の問題があった。また、従来の電子機器
においては、フレキシブルケーブルの冗長部位が筐体内
でループ状を呈して内部空間を占有するとともに、筐体
の内面によって押し付けられることから接続部等に応力
集中が生じて断線が生じる等の問題があった。
【0006】従来の電子機器においては、上述した問題
を解決するために、例えばフレキシブルケーブルの冗長
部位をテープによって押さえ付けたりホルダ部材によっ
て筐体や操作パネルに保持するようにした保持構造を備
えたものも提供されている。しかしながら、かかる電子
機器においては、保守等に際して分解、再組立を行う場
合に、テープの交換処理やホルダ部材の着脱操作が必要
となり面倒であるといった問題があった。また、電子機
器は、長期間の使用に伴ってテープの粘着力が低下して
フレキシブルケーブルを充分に保持することができなく
なるといった問題があった。
【0007】したがって、本発明は、内部のデッドスペ
ースを利用してフレキシブルケーブルの冗長部位を保持
部品等を用いることなく処理するとともに組立及び保守
の合理化を図った電子機器を提供することを目的に提案
されたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明にかかる電子機器は、操作開口が形成されるとと
もに背面にスイッチ取付部が一体に形成された傾斜操作
面を有して筐体の前面部に組み合わされる操作パネル
と、この操作パネルに対して操作部を操作開口から傾斜
操作面と平行な状態で突出させるようにしてスイッチ取
付部により位置決めされて背面部に組み合わされるスイ
ッチ本体と、操作パネルに対して傾斜操作面と平行に形
成された受け部によってスイッチ本体を保持した状態で
スイッチ取付部に固定される保持ブラケット部材と、ス
イッチ本体と操作パネル側に取り付けた配線基板との間
を接続するフレキシブルケーブルとを備える。電子機器
は、フレキシブルケーブルが、冗長部位を保持ブラケッ
ト部材に設けた嵌合開口からこの保持ブラケット部材と
スイッチ本体との間に構成される嵌合空間部内に押し込
まれることによって保持される。
【0009】以上のように構成された本発明にかかる電
子機器によれば、操作性の向上や外観の差別性等を図る
ために操作面に傾斜を付した操作パネルに対して、垂直
面に対して直交する取付方向から取り付けられる保持ブ
ラケット部材を介してスイッチ本体が傾斜した状態で精
度よく簡易に取り付けられる。電子機器によれば、組立
状態におけるフレキシブルケーブルの冗長部位をスイッ
チ本体と保持ブラケット部材との間に構成される嵌合空
間部内に押し込んで保持することから、冗長部位を保持
するための保持部品や保持部等を不要とし、構造の簡易
化と組立工程の合理化が図られるようになる。電子機器
によれば、保守等に際してもフレキシブルケーブルの冗
長部位を嵌合空間部から引き出す操作によって対応が可
能であることから、保持部品等の取付・取外し操作或い
はフレキシブルケーブルの交換操作等が不要となり作業
性の向上が図られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態として
図面に示したハードディスクレコーダ1について詳細に
説明する。ハードディスクレコーダ1は、据置き型の仕
様で内部に磁気ディスクやそのドライブ装置等を備えて
おり、例えばテレビジョン受像機と接続されることによ
って長時間の番組録画を可能とする機能を有している。
ハードディスクレコーダ1は、図1に示すように箱状の
筐体2の前面部に操作パネル3が組み合わされなる。な
お、筐体2は、詳細を省略するが金属製のシャーシに機
構部等が搭載され、このシャーシを覆うようにして樹脂
製のケースを組み合わせて構成される。
【0011】操作パネル3には、背面部側に多数個の結
合部3aが一体に形成されており、これら結合部3aを
介して筐体2に組み合わされる。操作パネル3には、背
面部側の上縁部に沿って多数個のスタッド3bが一体に
形成されており、これらスタッド3bを介して配線基板
4を位置決めした状態で取り付ける。配線基板4は、図
2に示すようにスタッド3bに上端部をネジ止めされて
取り付けられた状態において、操作パネル3の背面部と
対向する。配線基板4には、図示しないが適宜の回路パ
ータンが形成されるとともに種々の電子部品が搭載さ
れ、また後述する各スイッチ5や選択スイッチ構体6と
の電気的接続を行うコネクタ4aが搭載されている。
【0012】操作パネル3は、図1及び図2に示すよう
に、前面部が上側領域を長さ方向の全域に亘って庇状の
凸部3cとして構成されるとともに、この凸部3cの下
部領域が底部から前方に向かって次第に傾斜する傾斜面
部3d及びこの傾斜面部3dに連続して後方に向かう逆
傾斜面部3eとからなる断面略く字状を呈している。操
作パネル3には、凸部3cの底部に沿って、例えば電源
をオン・オフする電源スイッチ5a、入力源の切換を行
う入力切換スイッチ5b或いは各種の動作等を設定する
機能スイッチ5c等が配列されている。
【0013】操作パネル3には、機能スイッチ5cの下
方に位置する傾斜面部3dに操作開口3fが形成され、
この操作開口3fに操作部を突出させて詳細を後述する
選択スイッチ構体6が取り付けられている。選択スイッ
チ構体6は、操作パネル3の背面部に一体に形成した詳
細を後述するスイッチ取付部7に取り付けられる。選択
スイッチ構体6は、例えば各機能スイッチ5cによって
設定された各機能に基づくメニュー内容を選択して設定
する。
【0014】選択スイッチ構体6は、図2乃至図4に示
すように、スイッチ本体8と、このスイッチ本体8を保
持する保持ブラケット部材9と、スイッチ本体8から引
き出されたフレキシブルケーブル10と、操作部材11
とからなる。選択スイッチ構体6は、操作部材11が操
作開口3fから頭部を外方に突出されるようにしてスイ
ッチ取付部7に取り付けられ、操作部材11を図1に示
すように上下・左右に揺動して押圧することにより各機
能毎のメニューの選択及び設定を行う。
【0015】スイッチ取付部7は、図5に示すように、
操作パネル3の背面部に操作開口3fを囲んで一体に突
設され、後述するようにスイッチ本体8を位置決め保持
するための複数のスタッド群と、スイッチ本体8を挟ん
で保持ブラケット部材9を固定するため複数のスタッド
群とから構成される。スイッチ取付部7は、操作開口3
fを囲んで互いに略等間隔に位置して突設された第1の
取付スタッド7a乃至第3の取付スタッド7cによって
スイッチ本体8を支えるとともに、第2の取付スタッド
7b及び第3の取付スタッド7cにそれぞれ隣り合って
突設された第1の位置決めピン7d及び第2の位置決め
ピン7eによってスイッチ本体8を位置決めする。
【0016】なお、第1の取付スタッド7a乃至第3の
取付スタッド7cは、それぞれの高さがほぼ等しく、第
1の位置決めピン7d及び第2の位置決めピン7eの高
さよりもやや小さい。また、第1の取付スタッド7a乃
至第3の取付スタッド7cには、操作パネル3の表面側
のヒケ発生を抑制する半円弧状の底付き孔が形成されて
いる。
【0017】スイッチ取付部7は、第1の取付スタッド
7aに対して上方に位置して突設された第4の取付スタ
ッド7fと、第2の取付スタッド7b及び第3の取付ス
タッド7cに対してそれぞれ下方に位置して突設された
第5の取付スタッド7g及び第6の取付スタッド7h
と、第1の取付スタッド7aを挟んで両側にそれぞれ突
設された第3の位置決めピン7i及び第4の位置決めピ
ン7jによって保持ブラケット部材9を位置決め固定す
る。第4の取付スタッド7f乃至第6の取付スタッド7
hには、後述するように保持ブラケット部材9をねじ止
めする止めねじ12がそれぞれねじ込まれる取付孔が形
成されている。
【0018】第4の取付スタッド7fは、第1の取付ス
タッド7a乃至第3の取付スタッド7cとほぼ等しい高
さを有している。第5の取付スタッド7g及び第6の取
付スタッド7hは、第4の取付スタッド7fよりも長軸
に形成されている。第3の位置決めピン7iと第4の位
置決めピン7jは、第1の位置決めピン7d及び第2の
位置決めピン7eとほぼ等しい高さを有している。
【0019】スイッチ本体8は、図6に示すように、詳
細を省略するアッパケースとロアケースとを組み合わせ
てなる円盤状の絶縁ケース8aの内部にスイッチ機構が
収納されるとともに、この絶縁ケース8aの中心に位置
して軸状のアークチュエータ8bが突出されてなる。ス
イッチ本体8は、詳細を省略するがスイッチ機構が、中
心位置と上下左右位置とに配置された固定接点と、アー
クチュエータ8bによって駆動される可動接点とから構
成されており、アークチュエータ8bを上下左右及び押
圧操作することによりスイッチングが行われるタクトス
イッチが用いられる。スイッチ本体8は、かかるスイッ
チ機構に限定されず、適宜の小型スイッチを用いてもよ
いことは勿論である。
【0020】スイッチ本体8は、絶縁ケース8aが操作
開口3fの内径よりも大径とされ、外周部から上述した
操作パネル3側のスイッチ取付部7に形成した第1の取
付スタッド7a乃至第3の取付スタッド7cにそれぞれ
対応して第1の取付片8c乃至第3の取付片8eがそれ
ぞれ一体に突設されている。スイッチ本体8には、第2
の取付片8dと第3の取付片8eにそれぞれ隣り合っ
て、操作パネル3側の第1の位置決めピン7d及び第2
の位置決めピン7eにそれぞれ対応して第1の位置決め
片8fと第2の位置決め片8gとがそれぞれ一体に突設
されている。
【0021】スイッチ本体8は、フラットな取付面を有
するスイッチボード等に取り付ける標準品が用いられ、
絶縁ケース8aのアッパケースが平坦な主面とされると
ともに上述した各取付片や位置決め片が同一面を構成し
て形成されている。したがって、スイッチ本体8には、
各取付片に取付孔が形成されるとともに位置決め片に位
置決めピンが嵌合する位置決め孔が形成されている。ス
イッチ本体8は、詳細を後述するように保持ブラケット
部材9を介して、傾斜面部3dと平行した状態で操作パ
ネル3に取り付けられる。
【0022】スイッチ本体8には、絶縁ケース8aのロ
アケース(取付状態において背面側に位置されるケー
ス)側に、第1の位置決め片8fと第2の位置決め片8
gとの間の領域に外周側に半円形の受け部8hが一体に
張り出して形成されており、この受け部8hによってフ
レキシブルケーブル10を支持して引き出してなる。フ
レキシブルケーブル10は、詳細を省略するが絶縁ケー
ス8a内に収容されて固定される円形の先端部位を有し
ており、この先端部位に上述した固定接点が形成されて
いる。フレキシブルケーブル10は、操作パネル3が筐
体に組み合わされた状態におけるスイッチ取付部7と配
線基板4との間隔に対して充分に長い全長を有してお
り、他端部にコネクタ接続部10aが設けられている。
フレキシブルケーブル10は、図2及び図3に示すよう
にコネクタ接続部10aが配線基板4側のコネクタ4a
に嵌合されて接続される。
【0023】保持ブラケット部材9は、合成樹脂材によ
って図7及び図8に示すように全体が略矩形の枠状に形
成された部材からなる。保持ブラケット部材9は、高さ
方向のリブ13a乃至13dの長さが上述したスイッチ
取付部7の第5の取付スタッド7gと第3の位置決めピ
ン7iとの間隔又は第6の取付スタッド7hと第4の位
置決めピン7jとの間隔とほぼ等しい。また保持ブラケ
ット部材9は、水平方向のリブ13e乃至13hの長さ
が第5の取付スタッド7gと第6の取付スタッド7hと
の間隔又は第3の位置決めピン7iと第4の位置決めピ
ン7jとの間隔とほぼ等しい。
【0024】保持ブラケット部材9には、第3の位置決
めピン7iに対応する第1のコーナ部に第1の位置決め
ボス9aが形成され、第5の取付スタッド7gに対応す
る第2のコーナ部に第1の取付ボス9bが形成され、第
4の位置決めピン7jに対応する第3のコーナ部に第2
の位置決めボス9cが形成され、第6の取付スタッド7
hに対応する第4のコーナ部に第2の取付ボス9dが形
成されている。保持ブラケット部材9には、第1の位置
決めスタッド9aと第1の取付スタッド9bとを連設す
る高さ方向の外側リブ13aに第1の位置決めピン7d
に対応して第3の位置決めボス9eが形成され、第2の
位置決めスタッド9cと第2の取付スタッド9dとを連
設する高さ方向の外側リブ13dに第2の位置決めピン
7eに対応して第4の位置決めボス9fが形成されてい
る。
【0025】保持ブラケット部材9には、第1の位置決
めスタッド9aと第2の位置決めスタッド9cとを連設
する水平方向の外側リブ13eに、第1の取付スタッド
7aに対応して第5の位置決めボス9gが形成されてい
る。保持ブラケット部材9には、水平方向の外側リブ1
3eから上方へと突出するアーム部9hが一体に形成さ
れ、このアーム部9hの先端部に第4の取付スタッド7
fに対応して第3の取付ボス9iが形成されている。
【0026】保持ブラケット部材9は、上述した3個の
取付ボス9b、9d、9iが軸方向に貫通する取付孔を
有する円筒部位により構成されるとともに、5個の位置
決めボス9a、9c、9e、9f、9gが背面側におい
て閉塞された軸孔を有する円筒部位により構成されてな
る。保持ブラケット部材9は、各外側リブ13a、13
d、13e、13hの内部で格子状に組まれた内側リブ
13b、13c、13f、13gによって囲まれた中央
領域が背面壁9jで閉塞されてなる。保持ブラケット部
材9は、この背面壁9jと第5の位置決めボス9gとを
リブ13iによって連設してなる。
【0027】保持ブラケット部材9は、高さ方向の各リ
ブ13a、13b、13c、13dが、図8に示すよう
に背面側においては垂直形状に形成されているが、正面
側において外側リブ13eから内側リブ13gに至る部
位が下部に向かって次第にその厚みを大きくなるように
傾斜を付され、さらに内側リブ13gから外側リブ13
hに至る部位が逆傾斜を付されて形成されてなる。この
傾斜角度は、操作パネル3の傾斜面部3dに付された傾
斜角度とほぼ等しく付されている。保持ブラケット部材
9は、高さ方向の各リブ13a、13b、13c、13
dが、後述するようにスイッチ本体8の受け部として作
用する。
【0028】保持ブラケット部材9は、図8に示すよう
に第3の取付ボス9iが、その軸長をリブ13eの厚み
とほぼ同等に形成してなる。保持ブラケット部材9は、
リブ13eに連設された位置決めボス9a、9g、9c
が背面側に突出して形成されてなる。保持ブラケット部
材9は、位置決めボス9e、9fを背面側において位置
決めボス9a、9g、9cと同長となるように突出させ
るとともに、正面側においても外側リブ13a、13d
の頂点と同位置となるように長軸に形成してなる。保持
ブラケット部材9は、外側リブ13hに連設された取付
ボス9b、9dがその軸長をリブ13hの厚みとほぼ同
等に形成してなる。
【0029】以上のように構成された保持ブラケット部
材9には、高さ方向の内側リブ13b、13cと、水平
方向の内側リブ13g及び外側リブ13hとにより囲ま
れた空間部が、後述するようにフレキシブルケーブル1
0の冗長部位14を出し入れする嵌合開口15として構
成される。嵌合開口15は、水平方向の開口幅wがフレ
キシブルケーブル10の幅dよりもやや大きく、高さ方
向の開口幅hが詳細を後述するように選択スイッチ構体
6を操作パネル3に取り付けた状態においてスイッチ本
体8と保持ブラケット部材9との間に構成される嵌合空
間部16内において形成するループ径rよりも小さく形
成されてなる。
【0030】操作部材11は、図4に示すように大径の
基部11aと、この基部11aの先端に突出された操作
凸部11bとが一体に形成された全体略キャップ状に形
成されてなる。操作部材11は、基部11aが操作パネ
ル3の操作開口部3fの内径よりも大径とされるととも
に、操作凸部11bの外径が操作開口部3fの内径より
も小径とされてなる。操作部材11は、軸孔11cにア
ークチュエータ8bを嵌合することによりスイッチ本体
8に組み合わされる。操作部材11は、操作開口部3f
の開口形状や他のスイッチの操作子の形状により適宜形
成される。
【0031】選択スイッチ構体6は、図4に示すように
スイッチ本体8をスイッチ取付部7に位置決めして組み
合わせた後に、保持ブラケット部材9を当てがってスイ
ッチ取付部7に止めねじ12により固定することによ
り、操作パネル3の背面部に取り付けられる。選択スイ
ッチ構体6は、スイッチ本体8が、アークチュエータ8
bにはめ込んだ操作部材11の操作凸部11bを操作開
口3fから突出させてスイッチ取付部7に組み合わされ
る。
【0032】スイッチ本体8は、図5鎖線で示すように
第1の取付片8cを第1の取付スタッド7a上に、第2
の取付片8dを第2の取付スタッド7b上に、第3の取
付片8eを第3の取付スタッド7c上にそれぞれ突き合
わせ、第1の位置決め片8fの位置決め孔に第1の位置
決めピン7dを嵌合するとともに第2の位置決め片8g
の位置決め孔に第2の位置決めピン7eを嵌合すること
により、スイッチ取付部7に組み合わされる。スイッチ
本体8は、この状態で操作パネル3の傾斜面部3dの背
面と平行に組み合わされ、操作部材11が操作開口3f
から傾斜面部3dに対して垂直状態で突出する。
【0033】ハードディスクレコーダ1においては、選
択スイッチ構体6が、スイッチ本体8を挟み込むように
して操作パネル3に保持ブラケット部材9を組み合わせ
る。保持ブラケット部材9は、図5鎖線で示すようにス
イッチ取付部7に対して、第3の取付ボス9iが第4の
取付スタッド7fと、第1の取付ボス9bが第5の取付
スタッド7gと、第2の取付ボス9dが第6の取付スタ
ッド7hとそれぞれ突き合わされる。保持ブラケット部
材9は、第1の位置決めボス9aが第3の位置決めピン
7iと、第2の位置決めボス9cが第4の位置決めピン
7jと嵌合されることによって位置決めされる。
【0034】保持ブラケット部材9は、スイッチ本体8
に対して、第5の位置決めボス9gが第1の取付片8c
と、第3の位置決めボス9eが第2の取付片8dと、第
4の位置決めボス9fが第3の取付片8eとそれぞれ突
き合わされる。保持ブラケット部材9は、上述した高さ
方向の各リブ13a、13b、13c、13dの形状に
より、それぞれの端面が図2及び図3に示すようにスイ
ッチ本体8の背面に突き当てられる。
【0035】保持ブラケット部材9には、背面側に開口
した各取付ボス9i、9b、9aの取付孔にそれぞれ止
めねじ12がねじ込まれる。保持ブラケット部材9は、
上述した高さ方向の各リブ13a、13b、13c、1
3dの形状により、背面側が上述した配線基板4等と同
様に操作パネル3に対して垂直な状態となる。したがっ
て、保持ブラケット部材9は、止めねじ12のねじ込み
方向が操作パネル3に取り付けられる他の部品と同一方
向となり、治具交換や保持位置の調整等の操作を不要と
する。保持ブラケット部材9は、各止めねじ12が第1
の取付スタッド9d、第2の取付スタッド9b、第3の
取付スタッド9iにそれぞれねじ込まれて、操作パネル
3に固定される。
【0036】ハードディスクレコーダ1においては、選
択スイッチ構体6が、操作パネル3に取り付けられた状
態において、図3に示すようにフレキシブルケーブル1
0を保持ブラケット部材9の外側リブ13hと操作パネ
ル3の底面との間に構成された間隙17を介して背面側
へと引き出される。フレキシブルケーブル10は、コネ
クタ部10aが配線基板4に実装されたコネクタ4aと
接続される。ハードディスクレコーダ1においては、上
述したように選択スイッチ構体6がスイッチ本体8と配
線基板4との最短間隔よりも大きな長さのフレキシブル
ケーブル10を有することにより、このフレキシブルケ
ーブル10の引回し操作が容易に行われるように行うよ
う構成されている。したがって、フレキシブルケーブル
10は、配線基板4との接続状態において同図に示すよ
うに冗長部位14が保持ブラケット部材9の背面側にお
いて大きなループとなる。
【0037】ハードディスクレコーダ1においては、図
2に示すようにフレキシブルケーブル10の冗長部位1
4を嵌合開口15から嵌合空間部16の内部へと押し込
む操作が行われる。フレキシブルケーブル10は、同図
に示すように嵌合空間部16内において押し込まれた冗
長部位14がループを構成する。フレキシブルケーブル
10は、上述したようにこのループの径rが嵌合開口1
5の高さ方向の開口幅hよりも大きくなるような長さを
有することから、蓄勢された弾性力が嵌合開口15の開
口縁、換言すれば内側リブ13gと外側リブ13hに作
用して保持される。
【0038】ハードディスクレコーダ1においては、保
守等に際してフレキシブルケーブル10を嵌合空間部1
6から引き出す操作が行われる。フレキシブルケーブル
10は、ループの弾性力によって保持されており、嵌合
空間部16から容易に引き出すことが可能である。フレ
キシブルケーブル10は、保守処理の終了後に上述した
操作によって冗長部位14が再び嵌合空間部16に押し
込まれる。
【0039】ハードディスクレコーダ1においては、操
作パネル3の傾斜面部3dに対して選択スイッチ構体6
が、保持ブラケット部材9を介してスイッチ本体8を保
持して取り付けるようにすることで効率的かつ精度よい
取り付けが行われる。ハードディスクレコーダ1におい
ては、スイッチ本体8と保持ブラケット部材9との間に
構成されるデッドスペースとなる空間部が、引回し操作
のために生じるフレキシブルケーブル10の冗長部位1
4を保持する嵌合空間部16として巧みに利用される。
【0040】なお、本発明は、上述した操作パネル3に
形成したスイッチ取付部7の具体的な構造や、このスイ
ッチ取付部7に取り付けられる選択スイッチ構体6を構
成するスイッチ本体8や保持ブラケット部材9或いはフ
レキシブルケーブル10や操作部材11の具体的な構造
に限定されるものでは無いことは勿論である。また、本
発明は、上述したハードディスクレコーダ1ばかりでな
く、スイッチ装置が取り付けられる傾斜操作面を有する
種々の電子機器にも適用されることは勿論である。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明にかか
る電子機器によれば、組立状態におけるフレキシブルケ
ーブルの冗長部位をスイッチ本体と保持ブラケット部材
との間に構成される間隙に押し込んで保持するように構
成したことにより、冗長部位を保持するための保持部品
或いは保持部等が不要となり、構造の簡易化と組立工程
の合理化が図られるようになる。また、電子機器によれ
ば、保守等に際してもフレキシブルケーブルの冗長部位
を間隙から引き出す操作によって対応が可能であること
から、保持部品等の取付・取外し操作或いはフレキシブ
ルケーブルの交換操作等が不要となり作業性の向上が図
られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示すハードディスク
レコーダの要部斜視図である。
【図2】同ハードディスクレコーダの要部縦断面図であ
る。
【図3】フレキシブルケーブルの冗長部位の処理操作を
説明する要部縦断面図である。
【図4】スイッチ取付構造を説明する一部切欠き要部分
解側面図である。
【図5】スイッチ取付部の構成を説明する操作パネルの
要部背面図である。
【図6】タクトスイッチの正面図である。
【図7】保持ブラケット部材の正面図である。
【図8】保持ブラケット部材の側面図である。
【符号の説明】
1 ハードディスクレコーダ、2 筐体、3 操作パネ
ル、4 配線基板、6選択スイッチ構体、7 スイッチ
取付部、8 スイッチ本体、9 保持ブラケット部材、
10 フレキシブルケーブル、11 操作部材、14
冗長部位、15 嵌合開口、16 嵌合空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E352 AA07 BB07 BB09 DR05 DR14 DR40 DR42 GG01 GG12 GG15 GG17 GG20 5E021 FA05 FB02 FB08 FB14 FC03 FC32 GB01 5G006 AZ09 CB05 DD05 LC03 LD03 LF02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作開口が形成されるとともに背面にス
    イッチ取付部が一体に形成された傾斜操作面を有し、筐
    体の前面部に組み合わされる操作パネルと、 上記操作パネルに対して、操作部を上記操作開口から上
    記傾斜操作面と平行な状態で突出させるようにして上記
    スイッチ取付部により位置決めされて背面部に組み合わ
    されるスイッチ本体と、 上記操作パネルに対して、上記傾斜操作面と平行に形成
    された受け部によって上記スイッチ本体を保持した状態
    で上記スイッチ取付部に固定される保持ブラケット部材
    と、 上記スイッチ本体と上記操作パネル側に取り付けた配線
    基板との間を接続するフレキシブルケーブルとを備え、 上記フレキシブルケーブルが、冗長部位を上記保持ブラ
    ケット部材に設けた嵌合開口からこの保持ブラケット部
    材と上記スイッチ本体との間に構成される嵌合空間部内
    に押し込んで保持することを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 上記保持ブラケット部材が、上記嵌合開
    口の開口寸法を、上記嵌合空間部内に押し込まれた上記
    フレキシブルケーブルのループ径よりも小さく形成され
    ることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8064223B2 (en) 2008-09-22 2011-11-22 Fujitsu Limited Electronic device
CN109697809A (zh) * 2017-10-23 2019-04-30 绵阳市湘蜀电子科技有限公司 一种计算机外围设备防盗装置

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US8064223B2 (en) 2008-09-22 2011-11-22 Fujitsu Limited Electronic device
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