JP2003324009A - 磁路形成体、電動機、変圧器、アクチュエータ及び磁路形成体製造方法 - Google Patents

磁路形成体、電動機、変圧器、アクチュエータ及び磁路形成体製造方法

Info

Publication number
JP2003324009A
JP2003324009A JP2002127258A JP2002127258A JP2003324009A JP 2003324009 A JP2003324009 A JP 2003324009A JP 2002127258 A JP2002127258 A JP 2002127258A JP 2002127258 A JP2002127258 A JP 2002127258A JP 2003324009 A JP2003324009 A JP 2003324009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic path
path forming
forming portion
magnetic
forming body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002127258A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Yamashita
幸生 山下
Seiichi Ibaraki
誠一 茨木
Yoshimi Komatsu
喜美 小松
Kenji Nakamichi
憲治 中道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2002127258A priority Critical patent/JP2003324009A/ja
Publication of JP2003324009A publication Critical patent/JP2003324009A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立て後に形が崩れにくい磁路形成体を提供
する。 【解決手段】 本発明の磁路形成体(1)は、複数の磁
路形成部分(2)を備えている。複数の磁路形成部分
(2)を組立てることにより、磁路形成体(1)が形成
される。複数の磁路形成部分(2)の各々は、突合せ方
向に直交しない接合端面(11)を有する。このため、
本発明の磁路形成体(1)は、組立て後に形が崩れにく
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁路を形成する磁
路形成体に関し、特に複数の磁路形成部分を組立てるこ
とにより形成される磁路形成体に関する。
【0002】
【従来の技術】図25は、従来の磁路形成体101を示
す正面断面図である。従来の磁路形成体101は、図2
5に示されるように、例えば、電動機に組み込まれて使
用される。電動機は、静止型の磁路形成体101(例
示:固定子)と、回転する対向磁路形成体106(例
示:回転子)とを備えている。この対向磁路形成体10
6は、磁路形成体101と共に同心的に設けられてい
る。対向磁路形成体106は、主軸107、対向磁路形
成体本体108(例示:回転子本体)を含む。主軸10
7は、対向磁路形成体106の回転軸であり、対向磁路
形成体本体108に同心的に接合されている。対向磁路
形成体本体108は、磁路形成体101に対向する対向
面を有し、その対向面に、図示せぬ永久磁石及び界磁コ
イルが接合されている。
【0003】磁路形成体101は、複数の磁路形成部分
102(例示:鉄心)を備え、例えば3歯を有する。複
数の磁路形成部分102の各々は、接合端面111を有
する円周方向磁路形成部分103と、円周方向磁路形成
部分103に結合し半径方向に伸びる半径方向磁路形成
部分104とを備えている。接合端面111は、対向磁
路形成体106の主軸107からの放射面に沿った面を
有する。半径方向磁路形成部分104は、同一円周上
に、等間隔に並んで保持され、且つ、対向磁路形成体1
06に対して、微小な隙間を介して対向する。半径方向
磁路形成部分104には、3歯のうちの1歯が含まれ、
対向磁路形成体106に磁界路を形成するためのコイル
105が巻かれている。図示せぬコイルは、電流を供給
されて回転磁界を発生する。発生した回転磁界と、図示
せぬ永久磁石及び界磁コイルが発生する界磁磁束との磁
気的相互作用により、対向磁路形成体106に回転力が
与えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】作業者(又は組立用機
械)が複数の磁路形成部分102を組立てることによ
り、磁路形成体101が形成される。しかしながら、磁
路形成部分102(円周方向磁路形成部分103)の接
合端面111が放射面に沿った面であるため、組立て後
に磁路形成体101の形が崩れやすい。
【0005】また、異なる巻線方法(例示:巻き方向が
異なる)によって磁路形成部分102(半径方向磁路形
成部分104)にコイル105が巻かれる場合がある。
接合端面111が放射面に沿った面であるため、作業者
は、複数の磁路形成部分102を組立てる際、異なる巻
線方法によってコイル105が巻かれた磁路形成部分1
02(半径方向磁路形成部分104)を見分けることが
できず、間違った組立てを行いやすい(組立て間違いが
生じやすい)。このため、コイル105の順序間違いが
生じやすい。
【0006】本発明の目的は、組立て後に形が崩れにく
い磁路形成体を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、間違った組立てを防
止する磁路形成体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下に、[発明の実施の
形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決する
ための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許
請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との
対応関係を明らかにするために付加されたものである
が、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的
範囲の解釈に用いてはならない。
【0009】本発明の磁路形成体(1、21、41)
は、複数の磁路形成部分(2、9、22、29)を備え
ている。作業者(又は組立用機械)が複数の磁路形成部
分(2、9、22、29)を組立てることにより、磁路
形成体(1、21、41)が形成される。複数の磁路形
成部分(2、9、22、29)の各々は、突合せ方向に
直交しない接合端面(11、12、13、14、15、
16、31、32、33、34、35、36)を有す
る。このため、本発明の磁路形成体(1、21、41)
は、組立て後に形が崩れにくい。
【0010】接合端面(11、13、16、31、3
3、36)は突合せ方向に対して傾斜する面である。異
なる巻線方法(例示:巻き方向が異なる)によって磁路
形成部分(2、22)にコイル(5)が巻かれる場合が
ある。このため、作業者は、複数の磁路形成部分(2、
22)を組立てる際、異なる巻線方法によってコイル
(5)が巻かれた磁路形成部分(2、22)を見分ける
ことができる。このため、コイル(5)の順序間違いが
なく、本発明の磁路形成体(1、21、41)は、間違
った組立てを防止することができる。
【0011】また、複数の磁路形成部分(2、9、2
2、29)のうちの第1磁路形成部分(2、9、22、
29)は、複数の磁路形成部分(2、9、22、29)
のうちの第2磁路形成部分(2、9、22、29)に隣
接して配置される。第1磁路形成部分(2、9、22、
29)の接合端面(12、13、14、15、32、3
3、34、35)と第2磁路形成部分(2、9、22、
29)の接合端面(12、13、14、15、32、3
3、34、35)は、接合され、凹凸形状を有する。こ
のため、異なる巻線方法(例示:巻き方向が異なる)に
よって磁路形成部分(2、22)にコイル(5)が巻か
れる場合、コイル(5)の順序間違いがなく、本発明の
磁路形成体(1、21、41)は、間違った組立てを防
止することができる。
【0012】上述の磁路形成体(1)は、電動機又は発
電機のいずれにも組み込まれて使用される。電動機又は
発電機は、静止型の磁路形成体(1)と、回転する対向
磁路形成体(6)とを備えている。これにより、本発明
の電動機は、組立て後に磁路形成体(1)の形が崩れに
くい。また、本発明の発電機は、組立て後に磁路形成体
(1)の形が崩れにくい。
【0013】磁路形成体(1)は、N歯(Nは2以上の
正数)を有する。複数の磁路形成部分(2)の各々は、
接合端面(11、12、13、14)を有する円周方向
磁路形成部分(3)と、円周方向磁路形成部分(3)に
結合し半径方向に伸びる半径方向磁路形成部分(4)と
を備えている。半径方向磁路形成部分(4)には、N歯
のうちの少なくとも1歯が含まれ、対向磁路形成体
(6)に磁界路を形成するためのコイル(5)が巻かれ
ている。接合端面(11、12、13、14)は、対向
磁路形成体(6)の主軸(7)からの放射面に交差する
面を有することが好ましい。
【0014】上述の磁路形成体(21)は、変圧器に組
み込まれて使用される。これにより、本発明の変圧器
は、組立て後に磁路形成体(21)の形が崩れにくい。
【0015】この磁路形成体(21)は、磁気回路を構
成する。複数の磁路形成部分(22)の各々は、接合端
面(31、32、33、34)を有する第1及び第2方
向磁路形成部分(23)と、第1方向磁路形成部分(2
3)と第2方向磁路形成部分(23)との磁路に交差す
るように結合された第3方向磁路形成部分(24)とを
備えている。複数の第3方向磁路形成部分(24)のう
ちの少なくとも1つの第3方向磁路形成部分(24)に
は、磁気回路に磁界路を形成するためのコイル(25)
が巻かれている。接合端面(31、32、33、34)
は、第1方向磁路形成部分(23)と第2方向磁路形成
部分(23)との磁路に直交しない面を有することが好
ましい。
【0016】上述の磁路形成体(41)は、アクチュエ
ータに組み込まれて使用される。アクチュエータは、こ
の磁路形成体(41)と、対向磁路形成体(42)とを
備えている。これにより、本発明のアクチュエータは、
組立て後に磁路形成体(41)の形が崩れにくい。
【0017】複数の磁路形成部分(22)の各々は、接
合端面(31、32、33、34)を有する第1方向磁
路形成部分(23)と、第1方向磁路形成部分(23)
の磁路に交差するように結合された第2方向磁路形成部
分(24)とを備えている。複数の第2方向磁路形成部
分(24)のうちの少なくとも1つの第2方向磁路形成
部分(24)には、対向磁路形成体(42)に磁界路を
形成するためのコイル(25)が巻かれている。接合端
面(31、32、33、34)は、磁路に直交しない面
を有することが好ましい。
【0018】本発明の磁路形成体製造方法は、(a)突
合せ方向に直交しない接合端面(11、12、13、1
4、15、16、31、32、33、34、35、3
6)を有する複数の磁路形成部分(2、9、22、2
9)を形成する工程と、(b)複数の磁路形成部分
(2、9、22、29)を突合せ方向に順次に接合し、
磁路形成体(1、21、41)を形成する工程とを備え
ている。作業者(又は組立用機械)が複数の磁路形成部
分(2、9、22、29)を組立てることにより、磁路
形成体(1、21、41)が形成される。(a)ステッ
プにて、予めに接合端面(11、12、13、14、1
5、16、31、32、33、34、35、36)を有
する複数の磁路形成部分(2、9、22、29)を形成
しておけば、磁路形成体(1、21、41)は、組立て
後に形が崩れにくい。異なる巻線方法(例示:巻き方向
が異なる)によって磁路形成部分(2、22)にコイル
(5)が巻かれる場合がある。接合端面(11、12、
13、14、31、32、33、34)は突合せ方向に
直交しない面であるため、作業者は、複数の磁路形成部
分(2、22)を組立てる際、異なる巻線方法によって
コイル(5)が巻かれた磁路形成部分(2、22)を見
分けることができる。このため、(a)ステップにて、
予めに接合端面(11、12、13、14、31、3
2、33、34)を有する複数の磁路形成部分(2、2
2)を形成しておけば、コイル(5)の順序間違いがな
く、間違った組立てを防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して、本発明によ
る磁路形成体の実施の形態を以下に説明する。
【0020】(実施の形態1)図1は、本実施の形態1
に係る磁路形成体1を示す正面断面図である。本実施の
形態1に係る磁路形成体1は、図1に示されるように、
例えば、電動機又は発電機のいずれにも組み込まれて使
用される。電動機又は発電機は、静止型の磁路形成体1
(例示:固定子、ステータ)と、回転する対向磁路形成
体6(例示:回転子、ロータ)とを備えている。この対
向磁路形成体6は、磁路形成体1と共に同心的に設けら
れている。対向磁路形成体6は、主軸7、対向磁路形成
体本体8(例示:回転子本体)を含む。主軸7は、対向
磁路形成体6の回転軸であり、対向磁路形成体本体8に
同心的に接合されている。対向磁路形成体本体8は、磁
路形成体1に対向する対向面を有し、その対向面に、図
示せぬ永久磁石及び界磁コイルが接合されている。
【0021】磁路形成体1は、複数の磁路形成部分2
(例示:鉄心)を備え、N歯(Nは2以上の正数)を有
する。複数の磁路形成部分2の各々は、接合端面11を
有する円周方向磁路形成部分3と、円周方向磁路形成部
分3に結合し半径方向に伸びる半径方向磁路形成部分4
とを備えている。接合端面11は、対向磁路形成体6の
主軸7からの放射面に交差する面を有する。半径方向磁
路形成部分4は、同一円周上に、等間隔に並んで保持さ
れ、且つ、対向磁路形成体6に対して、微小な隙間を介
して対向する。半径方向磁路形成部分4には、N歯のう
ちの少なくとも1歯が含まれ、対向磁路形成体6に磁界
路を形成するためのコイル5が巻かれている。コイル5
は、電流を供給されて回転磁界を発生する。発生した回
転磁界と、図示せぬ永久磁石及び界磁コイルが発生する
界磁磁束との磁気的相互作用により、対向磁路形成体6
に回転力が与えられる。
【0022】図2は、図1のA部分の拡大図であり、磁
路形成部分2の断面図である。複数の磁路形成部分2
(接合端面11を有する円周方向磁路形成部分3、半径
方向磁路形成部分4)の各々は、接合端面11を有する
複数の要素鋼鈑9(例示:珪素鋼鈑)が積層されること
により構成される。複数の磁路形成部分2のうちの第1
磁路形成部分2の円周方向磁路形成部分3は、複数の磁
路形成部分2のうちの第2磁路形成部分2の円周方向磁
路形成部分3に隣接して配置される。第1及び第2磁路
形成部分2の円周方向磁路形成部分3の接合端面11
は、突合せ方向a−bに直交せず、その突合せ方向a−
bに対して傾斜する面である。突合せ方向a−bは、対
向磁路形成体6の主軸7からの放射面に直交する方向を
示す。この場合、その接合端面11は、その突合せ方向
a−bを軸に0度より大きく90度より小さい角度で傾
斜する線に交差する面を有する。又は、その接合端面1
1は、その突合せ方向a−bを軸に0度より小さく−9
0度より大きい角度で傾斜する線に交差する面を有す
る。
【0023】作業者(又は組立用機械)が複数の磁路形
成部分2を組立てることにより、磁路形成体1が形成さ
れる。複数の磁路形成部分2の各々は、突合せ方向a−
bに直交しない接合端面11を有するため、本発明の磁
路形成体1は、組立て後に形が崩れにくい。
【0024】また、異なる巻線方法(例示:巻き方向が
異なる)によって磁路形成部分2にコイル5が巻かれる
場合、接合端面11は突合せ方向a−bに対して傾斜す
る面であるため、作業者は、複数の磁路形成部分2を組
立てる際、異なる巻線方法によってコイル5が巻かれた
磁路形成部分2を見分けることができる。このため、コ
イル5の順序間違いがなく、本発明の磁路形成体1は、
間違った組立てを防止することができる。
【0025】本実施の形態1に係る磁路形成体1は、下
記の工程により製造される。図2に示されるように、第
1工程では、接合端面11を有する複数の要素鋼鈑9が
形成される。次に、第2工程では、複数の要素鋼鈑9が
順次に隣接して配置されることにより、接合端面11を
有する円周方向磁路形成部分3と半径方向磁路形成部分
4とを備えた磁路形成部分2が形成される。この磁路形
成部分2は、第1工程と第2工程とにより、複数形成さ
れる。図1に示されるように、第3工程では、複数の磁
路形成部分2(複数の円周方向磁路形成部分3)が順次
に隣接して配置されることにより、複数の磁路形成部分
2(複数の円周方向磁路形成部分3)の各々の接合端面
11が突合せ方向a−bに順次に接合され、磁路形成体
1が形成される。
【0026】(実施の形態2)図3は、本実施の形態2
に係る磁路形成体1を示す正面断面図である。本実施の
形態2では本実施の形態1と同じ構成要件について同符
合を付し、実施の形態1と重複する説明は省略する。実
施の形態2に係る磁路形成体1において、複数の磁路形
成部分2の各々は、接合端面12を有する円周方向磁路
形成部分3と、上述の半径方向磁路形成部分4とを備え
ている。接合端面12は、上述の対向磁路形成体6の主
軸7からの放射面に交差する面を有する。
【0027】図4は、図3のB部分の拡大図であり、磁
路形成部分2の断面図である。複数の磁路形成部分2
(接合端面12を有する円周方向磁路形成部分3、半径
方向磁路形成部分4)の各々は、接合端面12を有する
複数の要素鋼鈑9が積層されることにより構成される。
複数の磁路形成部分2のうちの第1磁路形成部分2の円
周方向磁路形成部分3は、複数の磁路形成部分2のうち
の第2磁路形成部分2の円周方向磁路形成部分3に隣接
して配置される。第1及び第2磁路形成部分2の円周方
向磁路形成部分3の接合端面12は、突合せ方向a−b
に直交せず、接合するためのかぎ状ような凹凸形状を有
する面である。この場合、第1磁路形成部分2の円周方
向磁路形成部分3の接合端面12は、凹形状を有し、第
2磁路形成部分2の円周方向磁路形成部分3の接合端面
12は、凸形状を有する。又は、第1磁路形成部分2の
円周方向磁路形成部分3の接合端面12は、凸形状を有
し、第2磁路形成部分2の円周方向磁路形成部分3の接
合端面12は、凹形状を有する。
【0028】作業者(又は組立用機械)が複数の磁路形
成部分2を組立てることにより、磁路形成体1が形成さ
れる。複数の磁路形成部分2の各々は、突合せ方向a−
bに直交しない接合端面12を有するため、本発明の磁
路形成体1は、組立て後に形が崩れにくい。
【0029】また、異なる巻線方法によって磁路形成部
分2にコイル5が巻かれる場合、接合端面12はかぎ状
の凹凸形状を有する面であるため、作業者は、複数の磁
路形成部分2を組立てる際、異なる巻線方法によってコ
イル5が巻かれた磁路形成部分2を見分けることができ
る。このため、コイル5の順序間違いがなく、本発明の
磁路形成体1は、間違った組立てを防止することができ
る。
【0030】本実施の形態2に係る磁路形成体1は、下
記の工程により製造される。図4に示されるように、第
1工程では、接合端面12を有する複数の要素鋼鈑9が
形成される。次に、第2工程では、複数の要素鋼鈑9が
順次に隣接して配置されることにより、接合端面12を
有する円周方向磁路形成部分3と半径方向磁路形成部分
4とを備えた磁路形成部分2が形成される。この磁路形
成部分2は、第1工程と第2工程とにより、複数形成さ
れる。図3に示されるように、第3工程では、複数の磁
路形成部分2(複数の円周方向磁路形成部分3)が順次
に隣接して配置されることにより、複数の磁路形成部分
2(複数の円周方向磁路形成部分3)の各々の接合端面
12が突合せ方向a−bに順次に接合され、磁路形成体
1が形成される。
【0031】(実施の形態3)図5は、本実施の形態3
に係る磁路形成体1を示す正面断面図である。本実施の
形態3では本実施の形態1と同じ構成要件について同符
合を付し、実施の形態1と重複する説明は省略する。実
施の形態3に係る磁路形成体1において、複数の磁路形
成部分2の各々は、接合端面13を有する円周方向磁路
形成部分3と、上述の半径方向磁路形成部分4とを備え
ている。接合端面13は、上述の対向磁路形成体6の主
軸7からの放射面に交差する面を有する。
【0032】図6は、図5のC部分の拡大図であり、磁
路形成部分2の断面図である。複数の磁路形成部分2
(接合端面13を有する円周方向磁路形成部分3、半径
方向磁路形成部分4)の各々は、接合端面13を有する
複数の要素鋼鈑9が積層されることにより構成される。
複数の磁路形成部分2のうちの第1磁路形成部分2の円
周方向磁路形成部分3は、複数の磁路形成部分2のうち
の第2磁路形成部分2の円周方向磁路形成部分3に隣接
して配置される。第1及び第2磁路形成部分2の円周方
向磁路形成部分3の接合端面13は、突合せ方向a−b
に直交せず、その突合せ方向a−bに対して傾斜する山
状のような凹凸形状(V字状又はU字状)を有する面で
ある。突合せ方向a−bは、対向磁路形成体6の主軸7
からの放射面に直交する方向を示す。この場合、その接
合端面11は、その突合せ方向a−bを軸にして、0度
より大きく90度より小さい角度で傾斜する面と、0度
より小さく−90度より大きい角度で傾斜する面とを有
する。第1磁路形成部分2の円周方向磁路形成部分3の
接合端面12は、凹形状(V字状)を有し、第2磁路形
成部分2の円周方向磁路形成部分3の接合端面12は、
凸形状(V字状)を有する。又は、第1磁路形成部分2
の円周方向磁路形成部分3の接合端面12は、凸形状
(V字状)を有し、第2磁路形成部分2の円周方向磁路
形成部分3の接合端面12は、凹形状(V字状)を有す
る。
【0033】作業者(又は組立用機械)が複数の磁路形
成部分2を組立てることにより、磁路形成体1が形成さ
れる。複数の磁路形成部分2の各々は、突合せ方向a−
bに直交しない接合端面13を有するため、本発明の磁
路形成体1は、組立て後に形が崩れにくい。
【0034】また、異なる巻線方法によって磁路形成部
分2にコイル5が巻かれる場合、接合端面13は突合せ
方向a−bに対して傾斜するV字状の凹凸形状を有する
面であるため、作業者は、複数の磁路形成部分2を組立
てる際、異なる巻線方法によってコイル5が巻かれた磁
路形成部分2を見分けることができる。このため、コイ
ル5の順序間違いがなく、本発明の磁路形成体1は、間
違った組立てを防止することができる。
【0035】本実施の形態3に係る磁路形成体1は、下
記の工程により製造される。図6に示されるように、第
1工程では、接合端面13を有する複数の要素鋼鈑9が
形成される。次に、第2工程では、複数の要素鋼鈑9が
順次に隣接して配置されることにより、接合端面13を
有する円周方向磁路形成部分3と半径方向磁路形成部分
4とを備えた磁路形成部分2が形成される。この磁路形
成部分2は、第1工程と第2工程とにより、複数形成さ
れる。図5に示されるように、第3工程では、複数の磁
路形成部分2(複数の円周方向磁路形成部分3)が順次
に隣接して配置されることにより、複数の磁路形成部分
2(複数の円周方向磁路形成部分3)の各々の接合端面
13が突合せ方向a−bに順次に接合され、磁路形成体
1が形成される。
【0036】(実施の形態4)図7は、本実施の形態4
に係る磁路形成体1を示す正面断面図である。本実施の
形態4では本実施の形態1と同じ構成要件について同符
合を付し、実施の形態1と重複する説明は省略する。実
施の形態3に係る磁路形成体1において、複数の磁路形
成部分2の各々は、接合端面14を有する円周方向磁路
形成部分3と、上述の半径方向磁路形成部分4とを備え
ている。接合端面13は、上述の対向磁路形成体6の主
軸7からの放射面に交差する面を有する。
【0037】図8は、図7のD部分の拡大図であり、磁
路形成部分2の断面図である。複数の磁路形成部分2
(接合端面14を有する円周方向磁路形成部分3、半径
方向磁路形成部分4)の各々は、接合端面14を有する
複数の要素鋼鈑9が積層されることにより構成される。
複数の磁路形成部分2のうちの第1磁路形成部分2の円
周方向磁路形成部分3は、複数の磁路形成部分2のうち
の第2磁路形成部分2の円周方向磁路形成部分3に隣接
して配置される。第1及び第2磁路形成部分2の円周方
向磁路形成部分3の接合端面14は、突合せ方向a−b
に直交せず、接合するための曲線のような凹凸形状(S
字状)を有する面である。この場合、第1磁路形成部分
2の円周方向磁路形成部分3の接合端面12は、凹凸形
状(S字状)を有し、第2磁路形成部分2の円周方向磁
路形成部分3の接合端面12は、凸凹形状(S字状)を
有する。又は、第1磁路形成部分2の円周方向磁路形成
部分3の接合端面12は、凸凹形状(S字状)を有し、
第2磁路形成部分2の円周方向磁路形成部分3の接合端
面12は、凹凸形状(S字状)を有する。
【0038】作業者(又は組立用機械)が複数の磁路形
成部分2を組立てることにより、磁路形成体1が形成さ
れる。複数の磁路形成部分2の各々は、突合せ方向a−
bに直交しない接合端面14を有するため、本発明の磁
路形成体1は、組立て後に形が崩れにくい。
【0039】また、異なる巻線方法によって磁路形成部
分2にコイル5が巻かれる場合、接合端面14はS字状
の凹凸形状を有する面であるため、作業者は、複数の磁
路形成部分2を組立てる際、異なる巻線方法によってコ
イル5が巻かれた磁路形成部分2を見分けることができ
る。このため、コイル5の順序間違いがなく、本発明の
磁路形成体1は、間違った組立てを防止することができ
る。
【0040】本実施の形態4に係る磁路形成体1は、下
記の工程により製造される。図8に示されるように、第
1工程では、接合端面14を有する複数の要素鋼鈑9が
形成される。次に、第2工程では、複数の要素鋼鈑9が
順次に隣接して配置されることにより、接合端面14を
有する円周方向磁路形成部分3と半径方向磁路形成部分
4とを備えた磁路形成部分2が形成される。この磁路形
成部分2は、第1工程と第2工程とにより、複数形成さ
れる。図7に示されるように、第3工程では、複数の磁
路形成部分2(複数の円周方向磁路形成部分3)が順次
に隣接して配置されることにより、複数の磁路形成部分
2(複数の円周方向磁路形成部分3)の各々の接合端面
14が突合せ方向a−bに順次に接合され、磁路形成体
1が形成される。
【0041】本実施の形態1〜4では、図9に示される
ように、複数の要素鋼鈑9の各々は、接合端面15を更
に有する。複数の要素鋼鈑9のうちの第1要素鋼鈑9
は、複数の要素鋼鈑9のうちの第2要素鋼鈑9に隣接し
て配置される。第1及び第2要素鋼鈑9の接合端面15
は、突合せ方向c−dに直交せず、接合するための四角
柱状(又は、円柱状)のような凹凸形状を有する。
【0042】作業者(又は組立用機械)が複数の要素鋼
鈑9を組立てることにより、磁路形成部分2が形成され
る。複数の要素鋼鈑9の各々の接合端面16は、突合せ
方向c−dに直交しない面である(四角柱状のような凹
凸形状を有する面である)ため、本発明の磁路形成体1
は、組立て後に磁路形成部分2の形が崩れにくい。
【0043】また、この場合、本実施の形態1〜4に係
る磁路形成体1が製造される工程(第1工程、第2工
程)において、第1工程では、接合端面11〜14と接
合端面15とを有する複数の要素鋼鈑9が形成される。
次に、第2工程では、複数の要素鋼鈑9が順次に隣接し
て配置されることにより、複数の要素鋼鈑9の各々の接
合端面15が突合せ方向c−dに順次に接合され、接合
端面11〜14を有する円周方向磁路形成部分3と半径
方向磁路形成部分4とを備えた磁路形成部分2が形成さ
れる。
【0044】又は、本実施の形態1〜4では、図10に
示されるように、複数の要素鋼鈑9の各々は、接合端面
16を更に有する。複数の要素鋼鈑9のうちの第1要素
鋼鈑9は、複数の要素鋼鈑9のうちの第2要素鋼鈑9に
隣接して配置される。第1及び第2要素鋼鈑9の接合端
面16は、突合せ方向c−dに直交せず、突合せ方向c
−dに対して傾斜する四角錐台(又は、円錐台)のよう
な凹凸形状を有する。
【0045】作業者(又は組立用機械)が複数の要素鋼
鈑9を組立てることにより、磁路形成部分2が形成され
る。複数の要素鋼鈑9の各々の接合端面16は、突合せ
方向c−dに直交しない面である(突合せ方向c−dに
対して傾斜する四角錐台のような凹凸形状を有する面で
ある)ため、本発明の磁路形成体1は、組立て後に磁路
形成部分2の形が崩れにくい。
【0046】また、この場合、本実施の形態1〜4に係
る磁路形成体1が製造される工程(第1工程、第2工
程)において、第1工程では、接合端面14、16を有
する複数の要素鋼鈑9が形成される。次に、第2工程で
は、複数の要素鋼鈑9が順次に隣接して配置されること
により、複数の要素鋼鈑9の各々の接合端面16が突合
せ方向c−dに順次に接合され、接合端面14を有する
円周方向磁路形成部分3と半径方向磁路形成部分4とを
備えた磁路形成部分2が形成される。
【0047】(実施の形態5)図11は、本実施の形態
5に係る磁路形成体21を示す正面断面図である。本実
施の形態5に係る磁路形成体21は、図11に示される
ように、例えば、変圧器に組み込まれて使用され得る。
変圧器は、磁路形成体21を備えている。
【0048】この磁路形成体21は、磁気回路を構成す
る。磁路形成体21は、複数の磁路形成部分22(例
示:鉄心)を備えている。複数の磁路形成部分22の各
々は、接合端面31を有する方向磁路形成部分23(第
1及び第2方向磁路形成部分23)と、方向磁路形成部
分24(第3方向磁路形成部分24)とを備えている。
第2方向磁路形成部分23上には、第3方向磁路形成部
分24が設けられ、第3方向磁路形成部分24上には、
第1方向磁路形成部分23が設けられている。この第3
方向磁路形成部分24は、第1方向磁路形成部分23と
第2方向磁路形成部分23との磁路に交差するように結
合されている。接合端面31は、第1方向磁路形成部分
23と第2方向磁路形成部分23との磁路に直交しない
面を有する。複数の第3方向磁路形成部分24のうちの
少なくとも1つの第3方向磁路形成部分24には、磁気
回路に磁界路を形成するためのコイル25が巻かれてい
る。
【0049】図12は、図11のE部分の拡大図であ
り、磁路形成部分22の断面図である。複数の磁路形成
部分22(接合端面31を有する第1及び第2方向磁路
形成部分23、第3方向磁路形成部分24)の各々は、
接合端面31を有する複数の要素鋼鈑29が積層される
ことにより構成される。複数の磁路形成部分22のうち
の第1磁路形成部分2の第1方向磁路形成部分23(第
2方向磁路形成部分23)は、複数の磁路形成部分22
のうちの第2磁路形成部分22の第2方向磁路形成部分
23(第2方向磁路形成部分23)に隣接して配置され
る。第1及び第2磁路形成部分22の第1方向磁路形成
部分23(第2方向磁路形成部分23)の接合端面31
は、突合せ方向e−fに直交せず、その突合せ方向e−
fに対して傾斜する前述の接合端面11と同様の面であ
る。
【0050】作業者(又は組立用機械)が複数の磁路形
成部分22を組立てることにより、磁路形成体21が形
成される。複数の磁路形成部分22の各々は、突合せ方
向e−fに直交しない接合端面31を有するため、本発
明の磁路形成体21は、組立て後に形が崩れにくい。
【0051】また、異なる巻線方法(例示:巻き方向が
異なる)によって磁路形成部分22にコイル25が巻か
れる場合、接合端面31は突合せ方向e−fに対して傾
斜する面であるため、作業者は、複数の磁路形成部分2
2を組立てる際、異なる巻線方法によってコイル25が
巻かれた磁路形成部分22を見分けることができる。こ
のため、コイル25の順序間違いがなく、本発明の磁路
形成体21は、間違った組立てを防止することができ
る。
【0052】本実施の形態5に係る磁路形成体21は、
下記の工程により製造される。図12に示されるよう
に、第1工程では、接合端面31を有する複数の要素鋼
鈑29が形成される。次に、第2工程では、複数の要素
鋼鈑29が順次に隣接して配置されることにより、接合
端面31を有する第1及び第2方向磁路形成部分23と
第3方向磁路形成部分24とを備えた磁路形成部分22
が形成される。この磁路形成部分22は、第1工程と第
2工程とにより、複数形成される。図11に示されるよ
うに、第3工程では、複数の磁路形成部分22(複数の
第1及び第2方向磁路形成部分23)が順次に隣接して
配置されることにより、複数の磁路形成部分22(複数
の第1及び第2方向磁路形成部分23)の各々の接合端
面31が突合せ方向e−fに順次に接合され、磁路形成
体21が形成される。
【0053】(実施の形態6)図13は、本実施の形態
6に係る磁路形成体21を示す正面断面図である。本実
施の形態6では本実施の形態5と同じ構成要件について
同符合を付し、実施の形態5と重複する説明は省略す
る。実施の形態6に係る磁路形成体21において、複数
の磁路形成部分22の各々は、接合端面32を有する第
1及び第2方向磁路形成部分23と、上述の第3方向磁
路形成部分24とを備えている。接合端面32は、第1
方向磁路形成部分23と第2方向磁路形成部分23との
磁路に直交しない面を有する。
【0054】図14は、図13のF部分の拡大図であ
り、磁路形成部分22の断面図である。複数の磁路形成
部分22(接合端面32を有する第1及び第2方向磁路
形成部分23、第3方向磁路形成部分24)の各々は、
接合端面32を有する複数の要素鋼鈑29が積層される
ことにより構成される。例えば、複数の磁路形成部分2
2のうちの第1磁路形成部分22の第1方向磁路形成部
分23(第2方向磁路形成部分23)は、複数の磁路形
成部分22のうちの第2磁路形成部分22の第2方向磁
路形成部分23(第2方向磁路形成部分23)に隣接し
て配置される。第1及び第2磁路形成部分22の第1方
向磁路形成部分23(第2方向磁路形成部分23)の接
合端面32は、突合せ方向e−fに直交せず、接合する
ためのかぎ状ような凹凸形状を有する面であり、前述の
接合端面11と同様の面である。
【0055】作業者(又は組立用機械)が複数の磁路形
成部分22を組立てることにより、磁路形成体21が形
成される。複数の磁路形成部分22の各々は、突合せ方
向e−fに直交しない接合端面32を有するため、本発
明の磁路形成体21は、組立て後に形が崩れにくい。
【0056】また、異なる巻線方法によって磁路形成部
分22にコイル25が巻かれる場合、接合端面32はか
ぎ状の凹凸形状を有する面であるため、作業者は、複数
の磁路形成部分22を組立てる際、異なる巻線方法によ
ってコイル25が巻かれた磁路形成部分22を見分ける
ことができる。このため、コイル25の順序間違いがな
く、本発明の磁路形成体21は、間違った組立てを防止
することができる。
【0057】本実施の形態6に係る磁路形成体21は、
下記の工程により製造される。図14に示されるよう
に、第1工程では、接合端面32を有する複数の要素鋼
鈑29が形成される。次に、第2工程では、複数の要素
鋼鈑29が順次に隣接して配置されることにより、接合
端面32を有する第1及び第2方向磁路形成部分23と
第3方向磁路形成部分24とを備えた磁路形成部分22
が形成される。この磁路形成部分22は、第1工程と第
2工程とにより、複数形成される。図13に示されるよ
うに、第3工程では、複数の磁路形成部分22(複数の
第1及び第2方向磁路形成部分23)が順次に隣接して
配置されることにより、複数の磁路形成部分22(複数
の第1及び第2方向磁路形成部分23)の各々の接合端
面32が突合せ方向e−fに順次に接合され、磁路形成
体21が形成される。
【0058】(実施の形態7)図15は、本実施の形態
7に係る磁路形成体21を示す正面断面図である。本実
施の形態7では本実施の形態5と同じ構成要件について
同符合を付し、実施の形態5と重複する説明は省略す
る。実施の形態7に係る磁路形成体21において、複数
の磁路形成部分22の各々は、接合端面33を有する第
1及び第2方向磁路形成部分23と、上述の第3方向磁
路形成部分24とを備えている。接合端面33は、第1
方向磁路形成部分23と第2方向磁路形成部分23との
磁路に直交しない面を有する。
【0059】図16は、図15のG部分の拡大図であ
り、磁路形成部分22の断面図である。複数の磁路形成
部分22(接合端面33を有する第1及び第2方向磁路
形成部分23、第3方向磁路形成部分24)の各々は、
接合端面33を有する複数の要素鋼鈑29が積層される
ことにより構成される。例えば、複数の磁路形成部分2
2のうちの第1磁路形成部分22の第1方向磁路形成部
分23(第2方向磁路形成部分23)は、複数の磁路形
成部分22のうちの第2磁路形成部分22の第2方向磁
路形成部分23(第2方向磁路形成部分23)に隣接し
て配置される。第1及び第2磁路形成部分22の第1方
向磁路形成部分23(第2方向磁路形成部分23)の接
合端面33は、突合せ方向e−fに直交せず、その突合
せ方向e−fに対して傾斜する山状のような凹凸形状
(V字状又はU字状)を有する面であり、前述の接合端
面11と同様の面である。
【0060】作業者(又は組立用機械)が複数の磁路形
成部分22を組立てることにより、磁路形成体21が形
成される。複数の磁路形成部分22の各々は、突合せ方
向e−fに直交しない接合端面33を有するため、本発
明の磁路形成体21は、組立て後に形が崩れにくい。
【0061】また、異なる巻線方法によって磁路形成部
分22にコイル25が巻かれる場合、接合端面33は突
合せ方向e−fに対して傾斜するV字状の凹凸形状を有
する面であるため、作業者は、複数の磁路形成部分22
を組立てる際、異なる巻線方法によってコイル25が巻
かれた磁路形成部分22を見分けることができる。この
ため、コイル25の順序間違いがなく、本発明の磁路形
成体21は、間違った組立てを防止することができる。
【0062】本実施の形態7に係る磁路形成体21は、
下記の工程により製造される。図16に示されるよう
に、第1工程では、接合端面33を有する複数の要素鋼
鈑29が形成される。次に、第2工程では、複数の要素
鋼鈑29が順次に隣接して配置されることにより、接合
端面33を有する第1及び第2方向磁路形成部分23と
第3方向磁路形成部分24とを備えた磁路形成部分22
が形成される。この磁路形成部分22は、第1工程と第
2工程とにより、複数形成される。図15に示されるよ
うに、第3工程では、複数の磁路形成部分22(複数の
第1及び第2方向磁路形成部分23)が順次に隣接して
配置されることにより、複数の磁路形成部分22(複数
の第1及び第2方向磁路形成部分23)の各々の接合端
面33が突合せ方向e−fに順次に接合され、磁路形成
体21が形成される。
【0063】(実施の形態8)図17は、本実施の形態
8に係る磁路形成体21を示す正面断面図である。本実
施の形態8では本実施の形態5と同じ構成要件について
同符合を付し、実施の形態5と重複する説明は省略す
る。実施の形態8に係る磁路形成体21において、複数
の磁路形成部分22の各々は、接合端面34を有する第
1及び第2方向磁路形成部分23と、上述の第3方向磁
路形成部分24とを備えている。接合端面34は、第1
方向磁路形成部分23と第2方向磁路形成部分23との
磁路に直交しない面を有する。
【0064】図18は、図17のH部分の拡大図であ
り、磁路形成部分22の断面図である。複数の磁路形成
部分22(接合端面34を有する第1及び第2方向磁路
形成部分23、第3方向磁路形成部分24)の各々は、
接合端面34を有する複数の要素鋼鈑29が積層される
ことにより構成される。例えば、複数の磁路形成部分2
2のうちの第1磁路形成部分22の第1方向磁路形成部
分23(第2方向磁路形成部分23)は、複数の磁路形
成部分22のうちの第2磁路形成部分22の第2方向磁
路形成部分23(第2方向磁路形成部分23)に隣接し
て配置される。第1及び第2磁路形成部分22の第1方
向磁路形成部分23(第2方向磁路形成部分23)の接
合端面34は、突合せ方向e−fに直交せず、接合する
ための曲線のような凹凸形状(S字状)を有する面であ
り、前述の接合端面11と同様の面である。
【0065】作業者(又は組立用機械)が複数の磁路形
成部分22を組立てることにより、磁路形成体21が形
成される。複数の磁路形成部分22の各々は、突合せ方
向e−fに直交しない接合端面34を有するため、本発
明の磁路形成体21は、組立て後に形が崩れにくい。
【0066】また、異なる巻線方法によって磁路形成部
分22にコイル25が巻かれる場合、接合端面34はS
字状の凹凸形状を有する面であるため、作業者は、複数
の磁路形成部分22を組立てる際、異なる巻線方法によ
ってコイル25が巻かれた磁路形成部分22を見分ける
ことができる。このため、コイル25の順序間違いがな
く、本発明の磁路形成体21は、間違った組立てを防止
することができる。
【0067】本実施の形態8に係る磁路形成体21は、
下記の工程により製造される。図18に示されるよう
に、第1工程では、接合端面34を有する複数の要素鋼
鈑29が形成される。次に、第2工程では、複数の要素
鋼鈑29が順次に隣接して配置されることにより、接合
端面34を有する第1及び第2方向磁路形成部分23と
第3方向磁路形成部分24とを備えた磁路形成部分22
が形成される。この磁路形成部分22は、第1工程と第
2工程とにより、複数形成される。図17に示されるよ
うに、第3工程では、複数の磁路形成部分22(複数の
第1及び第2方向磁路形成部分23)が順次に隣接して
配置されることにより、複数の磁路形成部分22(複数
の第1及び第2方向磁路形成部分23)の各々の接合端
面34が突合せ方向e−fに順次に接合され、磁路形成
体21が形成される。
【0068】本実施の形態5〜8では、図19に示され
るように、複数の要素鋼鈑29の各々は、前述の接合端
面15と同様の接合端面35を更に有する。作業者(又
は組立用機械)が複数の要素鋼鈑29を組立てることに
より、磁路形成部分22が形成される。複数の要素鋼鈑
29の各々の接合端面35は、突合せ方向g−hに直交
しない面である(四角柱状のような凹凸形状を有する面
である)ため、本発明の磁路形成体21は、組立て後に
磁路形成部分22の形が崩れにくい。
【0069】この場合、本実施の形態5〜8に係る磁路
形成体21が製造される工程(第1工程、第2工程)に
おいて、第1工程では、接合端面31〜34と接合端面
35とを有する複数の要素鋼鈑29が形成される。次
に、第2工程では、複数の要素鋼鈑29が順次に隣接し
て配置されることにより、複数の要素鋼鈑29の各々の
接合端面35が突合せ方向g−hに順次に接合され、接
合端面31〜34を有する第1及び第2方向磁路形成部
分23と第3方向磁路形成部分24とを備えた磁路形成
部分22が形成される。
【0070】又は、本実施の形態5〜8では、図20に
示されるように、複数の要素鋼鈑29の各々は、前述の
接合端面16と同様の接合端面36を更に有する。作業
者(又は組立用機械)が複数の要素鋼鈑29を組立てる
ことにより、磁路形成部分22が形成される。複数の要
素鋼鈑29の各々の接合端面36は、突合せ方向g−h
に直交しない面である(突合せ方向g−hに対して傾斜
する四角錐台のような凹凸形状を有する面である)た
め、本発明の磁路形成体21は、組立て後に磁路形成部
分22の形が崩れにくい。
【0071】この場合、本実施の形態5〜8に係る磁路
形成体21が製造される工程(第1工程、第2工程)に
おいて、第1工程では、接合端面31〜34と接合端面
36とを有する複数の要素鋼鈑29が形成される。次
に、第2工程では、複数の要素鋼鈑29が順次に隣接し
て配置されることにより、複数の要素鋼鈑29の各々の
接合端面36が突合せ方向g−hに順次に接合され、接
合端面31〜34を有する第1及び第2方向磁路形成部
分23と第3方向磁路形成部分24とを備えた磁路形成
部分22が形成される。
【0072】(実施の形態9)図21は、本実施の形態
9に係る磁路形成体41を示す正面断面図である。本実
施の形態9に係る磁路形成体41は、図21に示される
ように、例えば、アクチュエータに組み込まれて使用さ
れ得る。アクチュエータは、磁路形成体41と、対向磁
路形成体42とを備えている。
【0073】磁路形成体41は、複数の磁路形成部分2
2(例示:鉄心)を備えている。複数の磁路形成部分2
の各々は、上述の接合端面31を有する方向磁路形成部
分23(第1方向磁路形成部分23)と、第1方向磁路
形成部分23の磁路に交差するように結合された方向磁
路形成部分24(第2方向磁路形成部分24)とを備え
ている。複数の第2方向磁路形成部分24のうちの少な
くとも1つの第2方向磁路形成部分24には、対向磁路
形成体42に磁界路を形成するためのコイル25が巻か
れている。
【0074】作業者(又は組立用機械)が複数の磁路形
成部分22を組立てることにより、磁路形成体41が形
成される。複数の磁路形成部分22の各々は、突合せ方
向e−fに直交しない接合端面31を有するため、本発
明の磁路形成体41は、組立て後に形が崩れにくい。
【0075】また、異なる巻線方法(例示:巻き方向が
異なる)によって磁路形成部分22にコイル25が巻か
れる場合、接合端面31は突合せ方向e−fに対して傾
斜する面であるため、作業者は、複数の磁路形成部分2
2を組立てる際、異なる巻線方法によってコイル25が
巻かれた磁路形成部分22を見分けることができる。こ
のため、コイル25の順序間違いがなく、本発明の磁路
形成体41は、間違った組立てを防止することができ
る。
【0076】本実施の形態9に係る磁路形成体41は、
下記の工程により製造される。第1工程では、接合端面
31を有する上述の複数の要素鋼鈑29が形成される。
次に、第2工程では、複数の要素鋼鈑29が順次に隣接
して配置されることにより、接合端面31を有する第1
方向磁路形成部分23と第2方向磁路形成部分24とを
備えた磁路形成部分22が形成される。この磁路形成部
分22は、第1工程と第2工程とにより、複数形成され
る。第3工程では、複数の磁路形成部分22(複数の第
1方向磁路形成部分23)が順次に隣接して配置される
ことにより、複数の磁路形成部分22(複数の第1方向
磁路形成部分23)の各々の接合端面31が突合せ方向
e−fに順次に接合され、磁路形成体41が形成され
る。
【0077】(実施の形態10)図22は、本実施の形
態10に係る磁路形成体41を示す正面断面図である。
本実施の形態10では本実施の形態9と同じ構成要件に
ついて同符合を付し、実施の形態9と重複する説明は省
略する。実施の形態10に係る磁路形成体41におい
て、複数の磁路形成部分22の各々は、上述の接合端面
32を有する第1方向磁路形成部分23と、上述の第2
方向磁路形成部分24とを備えている。
【0078】作業者(又は組立用機械)が複数の磁路形
成部分22を組立てることにより、磁路形成体41が形
成される。複数の磁路形成部分22の各々は、突合せ方
向e−fに直交しない接合端面32を有するため、本発
明の磁路形成体41は、組立て後に形が崩れにくい。
【0079】また、異なる巻線方法によって磁路形成部
分22にコイル25が巻かれる場合、接合端面32はか
ぎ状の凹凸形状を有する面であるため、作業者は、複数
の磁路形成部分22を組立てる際、異なる巻線方法によ
ってコイル25が巻かれた磁路形成部分22を見分ける
ことができる。このため、コイル25の順序間違いがな
く、本発明の磁路形成体41は、間違った組立てを防止
することができる。
【0080】本実施の形態10に係る磁路形成体41
は、下記の工程により製造される。第1工程では、接合
端面32を有する複数の要素鋼鈑29が形成される。次
に、第2工程では、複数の要素鋼鈑29が順次に隣接し
て配置されることにより、接合端面32を有する第1方
向磁路形成部分23と第2方向磁路形成部分24とを備
えた磁路形成部分22が形成される。この磁路形成部分
22は、第1工程と第2工程とにより、複数形成され
る。第3工程では、複数の磁路形成部分22(複数の第
1方向磁路形成部分23)が順次に隣接して配置される
ことにより、複数の磁路形成部分22(複数の第1方向
磁路形成部分23)の各々の接合端面32が突合せ方向
e−fに順次に接合され、磁路形成体41が形成され
る。
【0081】(実施の形態11)図23は、本実施の形
態11に係る磁路形成体41を示す正面断面図である。
本実施の形態11では本実施の形態9と同じ構成要件に
ついて同符合を付し、実施の形態9と重複する説明は省
略する。実施の形態11に係る磁路形成体41におい
て、複数の磁路形成部分22の各々は、上述の接合端面
33を有する第1方向磁路形成部分23と、上述の第2
方向磁路形成部分24とを備えている。
【0082】作業者(又は組立用機械)が複数の磁路形
成部分22を組立てることにより、磁路形成体41が形
成される。複数の磁路形成部分22の各々は、突合せ方
向e−fに直交しない接合端面33を有するため、本発
明の磁路形成体41は、組立て後に形が崩れにくい。
【0083】また、異なる巻線方法によって磁路形成部
分22にコイル25が巻かれる場合、接合端面33は突
合せ方向e−fに対して傾斜するV字状の凹凸形状を有
する面であるため、作業者は、複数の磁路形成部分22
を組立てる際、異なる巻線方法によってコイル25が巻
かれた磁路形成部分22を見分けることができる。この
ため、コイル25の順序間違いがなく、本発明の磁路形
成体41は、間違った組立てを防止することができる。
【0084】本実施の形態11に係る磁路形成体41
は、下記の工程により製造される。第1工程では、接合
端面33を有する複数の要素鋼鈑29が形成される。次
に、第2工程では、複数の要素鋼鈑29が順次に隣接し
て配置されることにより、接合端面33を有する第1方
向磁路形成部分23と第2方向磁路形成部分24とを備
えた磁路形成部分22が形成される。この磁路形成部分
22は、第1工程と第2工程とにより、複数形成され
る。第3工程では、複数の磁路形成部分22(複数の第
1方向磁路形成部分23)が順次に隣接して配置される
ことにより、複数の磁路形成部分22(複数の第1方向
磁路形成部分23)の各々の接合端面33が突合せ方向
e−fに順次に接合され、磁路形成体41が形成され
る。
【0085】(実施の形態12)図24は、本実施の形
態12に係る磁路形成体41を示す正面断面図である。
本実施の形態12では本実施の形態9と同じ構成要件に
ついて同符合を付し、実施の形態9と重複する説明は省
略する。実施の形態12に係る磁路形成体41におい
て、複数の磁路形成部分22の各々は、上述の接合端面
34を有する第1方向磁路形成部分23と、上述の第2
方向磁路形成部分24とを備えている。
【0086】作業者(又は組立用機械)が複数の磁路形
成部分22を組立てることにより、磁路形成体41が形
成される。複数の磁路形成部分22の各々は、突合せ方
向e−fに直交しない接合端面34を有するため、本発
明の磁路形成体41は、組立て後に形が崩れにくい。
【0087】また、異なる巻線方法によって磁路形成部
分22にコイル25が巻かれる場合、接合端面34はS
字状の凹凸形状を有する面であるため、作業者は、複数
の磁路形成部分22を組立てる際、異なる巻線方法によ
ってコイル25が巻かれた磁路形成部分22を見分ける
ことができる。このため、コイル25の順序間違いがな
く、本発明の磁路形成体41は、間違った組立てを防止
することができる。
【0088】本実施の形態12に係る磁路形成体41
は、下記の工程により製造される。第1工程では、接合
端面34を有する複数の要素鋼鈑29が形成される。次
に、第2工程では、複数の要素鋼鈑29が順次に隣接し
て配置されることにより、接合端面34を有する第1方
向磁路形成部分23と第2方向磁路形成部分24とを備
えた磁路形成部分22が形成される。この磁路形成部分
22は、第1工程と第2工程とにより、複数形成され
る。第3工程では、複数の磁路形成部分22(複数の第
1方向磁路形成部分23)が順次に隣接して配置される
ことにより、複数の磁路形成部分22(複数の第1方向
磁路形成部分23)の各々の接合端面34が突合せ方向
e−fに順次に接合され、磁路形成体41が形成され
る。
【0089】本実施の形態9〜12では、複数の要素鋼
鈑29の各々は、上述の接合端面35を更に有する。作
業者(又は組立用機械)が複数の要素鋼鈑29を組立て
ることにより、磁路形成部分22が形成される。複数の
要素鋼鈑29の各々の接合端面35は、突合せ方向g−
hに直交しない面である(四角柱状のような凹凸形状を
有する面である)ため、本発明の磁路形成体41は、組
立て後に磁路形成部分22の形が崩れにくい。
【0090】又は、本実施の形態9〜12では、複数の
要素鋼鈑29の各々は、上述の接合端面36を更に有す
る。作業者(又は組立用機械)が複数の要素鋼鈑29を
組立てることにより、磁路形成部分22が形成される。
複数の要素鋼鈑29の各々の接合端面36は、突合せ方
向g−hに直交しない面である(突合せ方向g−hに対
して傾斜する四角錐台のような凹凸形状を有する面であ
る)ため、本発明の磁路形成体41は、組立て後に磁路
形成部分22の形が崩れにくい。
【0091】以上の説明により、本発明の磁路形成体
1、21、41は、組立て後に形が崩れにくい。作業者
(又は組立用機械)が複数の磁路形成部分2、22を組
立てることにより、磁路形成体1、21、41が形成さ
れる。磁路形成体1、21、41が製造される第1工程
にて、予めに接合端面11、12、13、14、31、
32、33、34を有する複数の磁路形成部分2、22
を形成しておけば、組立て後に形が崩れにくい磁路形成
体1、21、41を形成することができる。また、複数
の磁路形成部分2、22は、組立て後に形が崩れにく
い。作業者(又は組立用機械)が複数の要素鋼鈑9、2
9を組立てることにより、磁路形成部分2、22が形成
される。磁路形成体1、21、41が製造される第1工
程にて、予めに接合端面15、16、35、36を有す
る複数の要素鋼鈑9、29を形成しておけば、組立て後
に形が崩れにくい磁路形成部分2、22を形成すること
ができる。
【0092】また、本発明の磁路形成体1、21、41
は、間違った組立てを防止することができる。異なる巻
線方法によって磁路形成部分2、22にコイル5が巻か
れる場合、接合端面11、12、13、14、31、3
2、33、34は突合せ方向に直交しない面であるた
め、作業者は、複数の磁路形成部分2、22を組立てる
際、異なる巻線方法によってコイル5が巻かれた磁路形
成部分2、22を見分けることができる。このため、磁
路形成体1、21、41が製造される第1工程にて、予
めに接合端面11、12、13、14、31、32、3
3、34を有する複数の磁路形成部分2、22を形成し
ておけば、コイル5の順序間違いがなく、間違った組立
てを防止することができる。
【0093】
【発明の効果】本発明の磁路形成体によれば、組立て後
に形が崩れにくい。
【0094】本発明の磁路形成体によれば、間違った組
立てを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施の形態1に係る磁路形成体を示
す正面断面図である。
【図2】図2は、図1のA部分の拡大図であり、磁路形
成部分の断面図である。
【図3】図3は、本実施の形態2に係る磁路形成体を示
す正面断面図である。
【図4】図4は、図3のB部分の拡大図であり、磁路形
成部分の断面図である。
【図5】図5は、本実施の形態3に係る磁路形成体を示
す正面断面図である。
【図6】図6は、図5のC部分の拡大図であり、磁路形
成部分の断面図である。
【図7】図7は、本実施の形態4に係る磁路形成体を示
す正面断面図である。
【図8】図8は、図7のD部分の拡大図であり、磁路形
成部分の断面図である。
【図9】図9は、要素鋼鈑の拡大断面図である。
【図10】図10は、要素鋼鈑の拡大断面図である。
【図11】図11は、本実施の形態5に係る磁路形成体
を示す正面断面図である。
【図12】図12は、図11のE部分の拡大図であり、
磁路形成部分の断面図である。
【図13】図13は、本実施の形態6に係る磁路形成体
を示す正面断面図である。
【図14】図14は、図13のF部分の拡大図であり、
磁路形成部分の断面図である。
【図15】図15は、本実施の形態7に係る磁路形成体
を示す正面断面図である。
【図16】図16は、図15のG部分の拡大図であり、
磁路形成部分の断面図である。
【図17】図17は、本実施の形態8に係る磁路形成体
を示す正面断面図である。
【図18】図18は、図17のH部分の拡大図であり、
磁路形成部分の断面図である。
【図19】図19は、要素鋼鈑の拡大断面図である。
【図20】図20は、要素鋼鈑の拡大断面図である。
【図21】図21は、本実施の形態9に係る磁路形成体
を示す正面断面図である。
【図22】図22は、本実施の形態10に係る磁路形成
体を示す正面断面図である。
【図23】図23は、本実施の形態11に係る磁路形成
体を示す正面断面図である。
【図24】図24は、本実施の形態12に係る磁路形成
体を示す正面断面図である。
【図25】図25は、従来の磁路形成体を示す正面断面
図である。
【符号の説明】
1 磁路形成体 2 磁路形成部分 3 円周方向磁路形成部分 4 半径方向磁路形成部分 5 コイル 6 対向磁路形成体 7 主軸 8 対向磁路形成体本体 9 要素鋼鈑 11〜16 接合端面 21 磁路形成体 22 磁路形成部分 23、24 方向磁路形成部分 25 コイル 29 要素鋼鈑 31〜36 接合端面 41 磁路形成体 42 対向磁路形成体 101 磁路形成体 102 磁路形成部分 103 円周方向磁路形成部分 104 半径方向磁路形成部分 105 コイル 106 対向磁路形成体 107 主軸 108 対向磁路形成体本体 111 接合端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 31/00 C (72)発明者 小松 喜美 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 中道 憲治 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 Fターム(参考) 5E048 AB10 CA07 5H002 AA07 AA08 AB04 AE08

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の磁路形成部分を備え、 前記複数の磁路形成部分の各々は、突合せ方向に直交し
    ない接合端面を有する磁路形成体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁路形成体において、 前記接合端面は、前記突合せ方向に対して傾斜する面で
    ある磁路形成体。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の磁路形成体において、 前記複数の磁路形成部分のうちの第1磁路形成部分は、
    前記複数の磁路形成部分のうちの第2磁路形成部分に隣
    接して配置され、 前記第1磁路形成部分の前記接合端面と前記第2磁路形
    成部分の前記接合端面は、接合され、凹凸形状を有する
    磁路形成体。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の磁
    路形成体と、回転する対向磁路形成体とを備え、 前記磁路形成体は、静止している電動機。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電動機において、 前記磁路形成体は、N歯(Nは2以上の正数)を有し、 前記複数の磁路形成部分の各々は、前記接合端面を有す
    る円周方向磁路形成部分と、前記円周方向磁路形成部分
    に結合し半径方向に伸びる半径方向磁路形成部分とを備
    え、 前記半径方向磁路形成部分には、前記N歯のうちの少な
    くとも1歯が含まれ、前記対向磁路形成体に磁界路を形
    成するためのコイルが巻かれ、 前記接合端面は、前記対向磁路形成体の主軸からの放射
    面に交差する面を有する電動機。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の磁
    路形成体と、回転する対向磁路形成体とを備え、前記磁
    路形成体は、静止している発電機。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の発電機において、 前記磁路形成体は、N歯(Nは2以上の正数)を有し、 前記複数の磁路形成部分の各々は、前記接合端面を有す
    る円周方向磁路形成部分と、前記円周方向磁路形成部分
    に結合し半径方向に伸びる半径方向磁路形成部分とを備
    え、 前記半径方向磁路形成部分には、前記N歯のうちの少な
    くとも1歯が含まれ、前記対向磁路形成体に磁界路を形
    成するためのコイルが巻かれ、 前記接合端面は、前記対向磁路形成体の主軸からの放射
    面に交差する面を有する発電機。
  8. 【請求項8】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の磁
    路形成体を備えた変圧器。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の変圧器において、 前記磁路形成体は、磁気回路を構成し、 前記複数の磁路形成部分の各々は、前記接合端面を有す
    る第1及び第2方向磁路形成部分と、前記第1方向磁路
    形成部分と前記第2方向磁路形成部分との磁路に交差す
    るように結合された第3方向磁路形成部分とを備え、 前記複数の第3方向磁路形成部分のうちの少なくとも1
    つの第3方向磁路形成部分には、前記磁気回路に磁界路
    を形成するためのコイルが巻かれ、 前記接合端面は、前記磁路に直交しない面を有する変圧
    器。
  10. 【請求項10】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の
    磁路形成体と、対向磁路形成体とを備えたアクチュエー
    タ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のアクチュエータに
    おいて、 前記複数の磁路形成部分の各々は、前記接合端面を有す
    る第1方向磁路形成部分と、前記第1方向磁路形成部分
    の磁路に交差するように結合された第2方向磁路形成部
    分とを備え、 前記複数の第2方向磁路形成部分のうちの少なくとも1
    つの第2方向磁路形成部分には、前記対向磁路形成体に
    磁界路を形成するためのコイルが巻かれ、 前記接合端面は、前記磁路に直交しない面を有するアク
    チュエータ。
  12. 【請求項12】 (a)突合せ方向に直交しない接合端
    面を有する複数の磁路形成部分を形成する工程と、 (b)前記複数の磁路形成部分を前記突合せ方向に順次
    に接合し、磁路形成体を形成する工程とを備えた磁路形
    成体製造方法。
JP2002127258A 2002-04-26 2002-04-26 磁路形成体、電動機、変圧器、アクチュエータ及び磁路形成体製造方法 Pending JP2003324009A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002127258A JP2003324009A (ja) 2002-04-26 2002-04-26 磁路形成体、電動機、変圧器、アクチュエータ及び磁路形成体製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002127258A JP2003324009A (ja) 2002-04-26 2002-04-26 磁路形成体、電動機、変圧器、アクチュエータ及び磁路形成体製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003324009A true JP2003324009A (ja) 2003-11-14

Family

ID=29541421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002127258A Pending JP2003324009A (ja) 2002-04-26 2002-04-26 磁路形成体、電動機、変圧器、アクチュエータ及び磁路形成体製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003324009A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007129802A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Hiwin Mikrosystem Corp モータ固定子用鉄芯の構造
JP2009273216A (ja) * 2008-05-06 2009-11-19 Denso Corp モータ
JP2012120346A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Nidec Techno Motor Holdings Corp ステータコア及びモータ
JP2014050215A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Ebara Corp キャン構造の電動モータにおける分割されたステータコア部品及びこれを用いたステータコア並びに電動モータ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007129802A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Hiwin Mikrosystem Corp モータ固定子用鉄芯の構造
JP2009273216A (ja) * 2008-05-06 2009-11-19 Denso Corp モータ
JP2012120346A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Nidec Techno Motor Holdings Corp ステータコア及びモータ
JP2014050215A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Ebara Corp キャン構造の電動モータにおける分割されたステータコア部品及びこれを用いたステータコア並びに電動モータ
CN103683556A (zh) * 2012-08-31 2014-03-26 株式会社荏原制作所 密封壳结构的电动机中的被分割的定子铁心部件和用该部件的定子铁心以及电动机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100359706B1 (ko) 철심장치의 제조방법
EP1164683B1 (en) Permanent magnet rotor and method of making the same
KR100609330B1 (ko) 영구자석 회전자형 전동기
KR100472798B1 (ko) 영구자석매립형 유도전동기
EP0532769A1 (en) Rotor for synchronous motor
EP0598137A1 (en) Rotor for synchronous motor
JP5736861B2 (ja) 回転電機のロータ
EP2169805B1 (en) Rotor assembly for synchronous reluctance machines
JP3137510B2 (ja) 同期機の固定子,その製造方法並びにティース片及びヨーク片
JPH11299131A (ja) 多様な形状の空隙を有するモ―タ
JP7293371B2 (ja) 回転電機の回転子
JP4984347B2 (ja) 電動機
JP2003324009A (ja) 磁路形成体、電動機、変圧器、アクチュエータ及び磁路形成体製造方法
JPH0833246A (ja) 永久磁石形同期回転電機のロータ
JP2000116042A (ja) 永久磁石形モータ
JP3268762B2 (ja) 回転電機の回転子及びその製造方法
JP4771010B1 (ja) 回転電機および風力発電システム
JP3629071B2 (ja) 電動機の固定子及び電動機の固定子の製造方法
JP2006211846A (ja) 回転電機
JP2005312153A (ja) 永久磁石式回転子とその製造方法
JP2008187802A (ja) 回転電機の回転子及び回転電機
KR100624817B1 (ko) 스포크 타입 전동기의 로터 및 그 제조방법
JP2007267575A (ja) ロータの製造方法及び電動パワーステアリング用モータ
JP2001211574A (ja) 電動機の固定子鉄心
JP2008118002A (ja) 永久磁石の着磁コイルおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040823

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041221