JP2003323698A - 車両の走行安全装置 - Google Patents
車両の走行安全装置Info
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- JP2003323698A JP2003323698A JP2002128982A JP2002128982A JP2003323698A JP 2003323698 A JP2003323698 A JP 2003323698A JP 2002128982 A JP2002128982 A JP 2002128982A JP 2002128982 A JP2002128982 A JP 2002128982A JP 2003323698 A JP2003323698 A JP 2003323698A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カーブの通過時おいて、適切に警報装置を作
動させる。 【解決手段】 カーブ認識部14は、認識したカーブの
カーブ形状値に対して、カーブの長さ(カーブの距離や
通過に要する時間や通過に要する旋回角等)が所定長さ
以上か否かを判定し、判定結果を作動部17へ出力す
る。比較部16は、車両状態検出部13にて検出した車
両の現在速度VPと適正車速設定部15にて設定した適
正速度VSとを比較し、比較結果を作動部17へ出力す
る。作動部17は、検出された車両の現在速度VPが適
正速度VSよりも高い状態で、車両が適正車両状態にな
い場合、かつ、カーブの長さ(カーブの距離や通過に要
する時間や通過に要する旋回角等)が所定長さ以上であ
る場合には安全装置18を作動させる。
動させる。 【解決手段】 カーブ認識部14は、認識したカーブの
カーブ形状値に対して、カーブの長さ(カーブの距離や
通過に要する時間や通過に要する旋回角等)が所定長さ
以上か否かを判定し、判定結果を作動部17へ出力す
る。比較部16は、車両状態検出部13にて検出した車
両の現在速度VPと適正車速設定部15にて設定した適
正速度VSとを比較し、比較結果を作動部17へ出力す
る。作動部17は、検出された車両の現在速度VPが適
正速度VSよりも高い状態で、車両が適正車両状態にな
い場合、かつ、カーブの長さ(カーブの距離や通過に要
する時間や通過に要する旋回角等)が所定長さ以上であ
る場合には安全装置18を作動させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の走行安全装
置に係り、特に、車両の進行方向前方に存在するカーブ
を認識して、該カーブを適正に通過する技術に関する。
置に係り、特に、車両の進行方向前方に存在するカーブ
を認識して、該カーブを適正に通過する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平8−194888号
公報に開示された前方道路状況対応制御装置のように、
車両の進行方向前方に存在するカーブを検出し、このカ
ーブが単独のカーブであるか、あるいは、複数のカーブ
が連続してなる連続カーブであるかを判定し、連続カー
ブの場合には第1のカーブへの進入時にのみ警報を発し
て、第2のカーブ以降においては警報の通知を中断する
前方道路状況対応制御装置が知られている。
公報に開示された前方道路状況対応制御装置のように、
車両の進行方向前方に存在するカーブを検出し、このカ
ーブが単独のカーブであるか、あるいは、複数のカーブ
が連続してなる連続カーブであるかを判定し、連続カー
ブの場合には第1のカーブへの進入時にのみ警報を発し
て、第2のカーブ以降においては警報の通知を中断する
前方道路状況対応制御装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両の進行
方向前方に存在するカーブが、例えば同一の方向に長い
区間に亘って曲がるカーブであるとき、特に先に行くに
従いきつくなるような状況においては、上記従来技術に
係る前方道路状況対応制御装置により、単に、カーブへ
の進入前の警報のみでなく、カーブ途中においても警報
を出力した方が良い場合がある。また、必要に応じてカ
ーブ進入後に警報を出力する場合であっても、例えば不
適切なタイミングや頻度で警報が出力されると車両の運
転者は警報に違和感を感じてしまう虞がある。本発明は
上記事情に鑑みてなされたもので、カーブの通過時おい
て適切に警報装置を作動させることが可能な車両の走行
安全装置を提供することを目的としている。
方向前方に存在するカーブが、例えば同一の方向に長い
区間に亘って曲がるカーブであるとき、特に先に行くに
従いきつくなるような状況においては、上記従来技術に
係る前方道路状況対応制御装置により、単に、カーブへ
の進入前の警報のみでなく、カーブ途中においても警報
を出力した方が良い場合がある。また、必要に応じてカ
ーブ進入後に警報を出力する場合であっても、例えば不
適切なタイミングや頻度で警報が出力されると車両の運
転者は警報に違和感を感じてしまう虞がある。本発明は
上記事情に鑑みてなされたもので、カーブの通過時おい
て適切に警報装置を作動させることが可能な車両の走行
安全装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して係る
目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の車両
の走行安全装置は、道路データを記憶する記憶手段(例
えば、後述する実施の形態における記憶部11)と、自
車両の位置を検出する自車位置検出手段(例えば、後述
する実施の形態における自車位置検出部12)と、自車
両の車両状態を検出する車両状態検出手段(例えば、後
述する実施の形態における車両状態検出部13)と、前
記記憶手段が記憶した前記道路データに基づき自車両の
進行方向に存在するカーブの形状を認識するカーブ認識
手段(例えば、後述する実施の形態におけるカーブ認識
部14)と、前記カーブ認識手段が認識した前記カーブ
の形状に基づき該カーブを適正に通過可能な適正車両状
態を設定する適正車両状態設定手段(例えば、後述する
実施の形態における適正車速設定部15)と、前記車両
状態検出手段が検出した前記車両状態と、前記適正車両
状態設定手段が設定した前記適正車両状態とを比較する
比較手段(例えば、後述する実施の形態における比較部
16)と、前記比較手段による比較結果において前記自
車両の車両状態が前記適正車両状態にないときに、自車
両の乗員に警報を与える報知手段(例えば、後述する実
施の形態における音声警報部18a、表示警報部18
b)を作動させる作動手段(例えば、後述する実施の形
態における作動部17)とを備える車両の走行安全装置
であって、前記カーブ認識手段が認識した前記カーブの
形状に基づき、前記カーブの長さが所定長さ以上か否か
を判定する判定手段を備え、前記作動手段は、前記判定
手段による判定結果において前記カーブの長さが所定長
さ以上であり、かつ、前記比較手段による比較結果にお
いて前記自車両の車両状態が前記適正車両状態にないと
きに、自車両が前記カーブに進入した後であっても、前
記報知手段を作動可能であることを特徴としている。
目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の車両
の走行安全装置は、道路データを記憶する記憶手段(例
えば、後述する実施の形態における記憶部11)と、自
車両の位置を検出する自車位置検出手段(例えば、後述
する実施の形態における自車位置検出部12)と、自車
両の車両状態を検出する車両状態検出手段(例えば、後
述する実施の形態における車両状態検出部13)と、前
記記憶手段が記憶した前記道路データに基づき自車両の
進行方向に存在するカーブの形状を認識するカーブ認識
手段(例えば、後述する実施の形態におけるカーブ認識
部14)と、前記カーブ認識手段が認識した前記カーブ
の形状に基づき該カーブを適正に通過可能な適正車両状
態を設定する適正車両状態設定手段(例えば、後述する
実施の形態における適正車速設定部15)と、前記車両
状態検出手段が検出した前記車両状態と、前記適正車両
状態設定手段が設定した前記適正車両状態とを比較する
比較手段(例えば、後述する実施の形態における比較部
16)と、前記比較手段による比較結果において前記自
車両の車両状態が前記適正車両状態にないときに、自車
両の乗員に警報を与える報知手段(例えば、後述する実
施の形態における音声警報部18a、表示警報部18
b)を作動させる作動手段(例えば、後述する実施の形
態における作動部17)とを備える車両の走行安全装置
であって、前記カーブ認識手段が認識した前記カーブの
形状に基づき、前記カーブの長さが所定長さ以上か否か
を判定する判定手段を備え、前記作動手段は、前記判定
手段による判定結果において前記カーブの長さが所定長
さ以上であり、かつ、前記比較手段による比較結果にお
いて前記自車両の車両状態が前記適正車両状態にないと
きに、自車両が前記カーブに進入した後であっても、前
記報知手段を作動可能であることを特徴としている。
【0005】上記構成の車両の走行安全装置によれば、
判定手段は車両の進行方向前方の走行道路上に存在する
カーブの長さが所定長さ以上か否かを判定し、この判定
結果が「YES」であり、自車両の車両状態が適正車両
状態にない場合には、作動手段は、自車両がカーブに進
入した後であっても自車両の乗員に警報を与えることが
できる。これにより、カーブの形状に応じて適切なタイ
ミングや頻度で警報を出力することができ、報知手段の
作動に対して運転者が違和感を感じてしまうことを防止
しつつ、自車両の前方に存在するカーブを適正に通過さ
せることが可能となる。
判定手段は車両の進行方向前方の走行道路上に存在する
カーブの長さが所定長さ以上か否かを判定し、この判定
結果が「YES」であり、自車両の車両状態が適正車両
状態にない場合には、作動手段は、自車両がカーブに進
入した後であっても自車両の乗員に警報を与えることが
できる。これにより、カーブの形状に応じて適切なタイ
ミングや頻度で警報を出力することができ、報知手段の
作動に対して運転者が違和感を感じてしまうことを防止
しつつ、自車両の前方に存在するカーブを適正に通過さ
せることが可能となる。
【0006】さらに、請求項2に記載の本発明の車両の
走行安全装置では、前記車両状態検出手段は自車両の速
度を検出する、または、前記自車両の速度を検出し該速
度と前記カーブ認識手段が認識した前記カーブの形状と
に基づいて該カーブ通過時に発生する自車両の横加速度
を推定するものであり、前記適正車両状態設定手段は前
記カーブを適正に通過可能な適正速度または適正横加速
度を設定するものであり、前記作動手段は、前記比較手
段による比較結果において、前記自車両の速度が前記適
正速度より高いとき、もしくは、前記推定される横加速
度が前記適正横加速度より高いときに前記報知手段を作
動させることを特徴としている。
走行安全装置では、前記車両状態検出手段は自車両の速
度を検出する、または、前記自車両の速度を検出し該速
度と前記カーブ認識手段が認識した前記カーブの形状と
に基づいて該カーブ通過時に発生する自車両の横加速度
を推定するものであり、前記適正車両状態設定手段は前
記カーブを適正に通過可能な適正速度または適正横加速
度を設定するものであり、前記作動手段は、前記比較手
段による比較結果において、前記自車両の速度が前記適
正速度より高いとき、もしくは、前記推定される横加速
度が前記適正横加速度より高いときに前記報知手段を作
動させることを特徴としている。
【0007】上記構成の車両の走行安全装置によれば、
適正車両状態として車両の適正速度または適正横加速度
を設定する。そして、車両の現在速度が適正速度よりも
高い場合、あるいは、カーブ通過時に発生する横加速度
が適正横加速度よりも大きい場合に、自車両の乗員に警
報を与える。これにより、カーブの形状に応じて適切に
警報を与えることができ、報知手段の作動が必要と判断
されたカーブを適正車両状態にて通過させることが可能
となる。
適正車両状態として車両の適正速度または適正横加速度
を設定する。そして、車両の現在速度が適正速度よりも
高い場合、あるいは、カーブ通過時に発生する横加速度
が適正横加速度よりも大きい場合に、自車両の乗員に警
報を与える。これにより、カーブの形状に応じて適切に
警報を与えることができ、報知手段の作動が必要と判断
されたカーブを適正車両状態にて通過させることが可能
となる。
【0008】さらに、請求項3に記載の本発明の車両の
走行安全装置では、前記カーブの長さは、少なくとも、
前記カーブの距離、及び、自車両が前記車両状態検出手
段により検出された前記車両状態にて前記カーブを通過
するのに要する時間、及び、前記カーブの径に応じた旋
回角の何れかであることを特徴としている。上記構成の
車両の走行安全装置によれば、報知手段の作動に対して
運転者が違和感を感じてしまうことを防止しつつ、警報
の出力対象となるカーブの形状および自車両の車両状態
に応じて、適切なタイミングや頻度で警報を出力するこ
とができ、自車両の前方に存在するカーブを適正に通過
させることが可能となる。
走行安全装置では、前記カーブの長さは、少なくとも、
前記カーブの距離、及び、自車両が前記車両状態検出手
段により検出された前記車両状態にて前記カーブを通過
するのに要する時間、及び、前記カーブの径に応じた旋
回角の何れかであることを特徴としている。上記構成の
車両の走行安全装置によれば、報知手段の作動に対して
運転者が違和感を感じてしまうことを防止しつつ、警報
の出力対象となるカーブの形状および自車両の車両状態
に応じて、適切なタイミングや頻度で警報を出力するこ
とができ、自車両の前方に存在するカーブを適正に通過
させることが可能となる。
【0009】さらに、請求項4に記載の本発明の車両の
走行安全装置は、自車両が前記カーブに進入する前後に
おいて前記カーブに対する前記報知手段の作動内容を変
更可能な変更手段(例えば、後述する実施の形態におけ
る作動内容変更部19)を備えることを特徴としてい
る。上記構成の車両の走行安全装置によれば、警報の出
力対象となるカーブへの進入前後において報知手段の作
動内容を変更することによって、報知手段の作動に対し
て運転者が違和感を感じてしまうことを防止しつつ、自
車両の前方に存在するカーブを適正に通過させることが
できる。
走行安全装置は、自車両が前記カーブに進入する前後に
おいて前記カーブに対する前記報知手段の作動内容を変
更可能な変更手段(例えば、後述する実施の形態におけ
る作動内容変更部19)を備えることを特徴としてい
る。上記構成の車両の走行安全装置によれば、警報の出
力対象となるカーブへの進入前後において報知手段の作
動内容を変更することによって、報知手段の作動に対し
て運転者が違和感を感じてしまうことを防止しつつ、自
車両の前方に存在するカーブを適正に通過させることが
できる。
【0010】さらに、請求項5に記載の本発明の車両の
走行安全装置では、前記報知手段は、音声メッセージに
より前記警報を報知する音声警報手段(例えば、後述す
る実施の形態における音声警報部18a)を備え、前記
変更手段は、前記音声メッセージの内容を変更可能であ
ることを特徴としている。上記構成の車両の走行安全装
置によれば、警報の出力対象となるカーブへの進入前後
において警報として出力される音声メッセージの内容を
変更することによって、報知手段の作動に対して運転者
が違和感を感じてしまうことを防止しつつ、自車両の前
方に存在するカーブを適正に通過させることができる。
走行安全装置では、前記報知手段は、音声メッセージに
より前記警報を報知する音声警報手段(例えば、後述す
る実施の形態における音声警報部18a)を備え、前記
変更手段は、前記音声メッセージの内容を変更可能であ
ることを特徴としている。上記構成の車両の走行安全装
置によれば、警報の出力対象となるカーブへの進入前後
において警報として出力される音声メッセージの内容を
変更することによって、報知手段の作動に対して運転者
が違和感を感じてしまうことを防止しつつ、自車両の前
方に存在するカーブを適正に通過させることができる。
【0011】さらに、請求項6に記載の本発明の車両の
走行安全装置では、前記報知手段は、音声メッセージに
より前記警報を報知する音声警報手段(例えば、後述す
る実施の形態における音声警報部18a)と、表示によ
り前記警報を報知する表示警報手段(例えば、後述する
実施の形態における表示警報部18b)とを備え、前記
報知手段は、自車両が前記カーブに進入する以前におい
ては、少なくとも前記音声警報手段を作動させ、自車両
が前記カーブに進入した後においては、前記表示警報手
段を作動させることを特徴としている。上記構成の車両
の走行安全装置によれば、警報の出力対象となるカーブ
への進入以前においては、少なくとも音声警報手段によ
り警報を与え、進入後においては、表示警報手段を作動
させることにより、特に、カーブへの進入後において過
剰な警報の出力を抑制し、報知手段の作動に対して運転
者が違和感を感じてしまうことを防止しつつ、カーブを
適正に通過させることが可能となる。
走行安全装置では、前記報知手段は、音声メッセージに
より前記警報を報知する音声警報手段(例えば、後述す
る実施の形態における音声警報部18a)と、表示によ
り前記警報を報知する表示警報手段(例えば、後述する
実施の形態における表示警報部18b)とを備え、前記
報知手段は、自車両が前記カーブに進入する以前におい
ては、少なくとも前記音声警報手段を作動させ、自車両
が前記カーブに進入した後においては、前記表示警報手
段を作動させることを特徴としている。上記構成の車両
の走行安全装置によれば、警報の出力対象となるカーブ
への進入以前においては、少なくとも音声警報手段によ
り警報を与え、進入後においては、表示警報手段を作動
させることにより、特に、カーブへの進入後において過
剰な警報の出力を抑制し、報知手段の作動に対して運転
者が違和感を感じてしまうことを防止しつつ、カーブを
適正に通過させることが可能となる。
【0012】さらに、請求項7に記載の本発明の車両の
走行安全装置では、前記作動手段は、自車両が前記カー
ブに進入した後に、前記カーブの所定の長さ(例えば、
後述する実施の形態における入口作動不許可旋回角θ
1)を走行した後に前記報知手段を作動可能であること
を特徴としている。上記構成の車両の走行安全装置によ
れば、カーブへの進入後における過剰な警報の出力を抑
制し、報知手段の作動に対して運転者が違和感を感じて
しまうことを防止しつつ、カーブを適正に通過させるこ
とが可能となる。
走行安全装置では、前記作動手段は、自車両が前記カー
ブに進入した後に、前記カーブの所定の長さ(例えば、
後述する実施の形態における入口作動不許可旋回角θ
1)を走行した後に前記報知手段を作動可能であること
を特徴としている。上記構成の車両の走行安全装置によ
れば、カーブへの進入後における過剰な警報の出力を抑
制し、報知手段の作動に対して運転者が違和感を感じて
しまうことを防止しつつ、カーブを適正に通過させるこ
とが可能となる。
【0013】さらに、請求項8に記載の本発明の車両の
走行安全装置では、前記作動手段は、自車両が前記カー
ブに進入した後に、前記カーブの所定の長さ(例えば、
後述する実施の形態における所定旋回角θ3)を走行す
る毎に前記報知手段を作動可能であることを特徴として
いる。上記構成の車両の走行安全装置によれば、カーブ
への進入後における過剰な警報の出力を抑制しつつ、カ
ーブの形状に応じて適切なタイミングおよび頻度で報知
手段を作動させることができ、報知手段の作動に対して
運転者が違和感を感じてしまうことを防止しつつ、カー
ブを適正に通過させることが可能となる。
走行安全装置では、前記作動手段は、自車両が前記カー
ブに進入した後に、前記カーブの所定の長さ(例えば、
後述する実施の形態における所定旋回角θ3)を走行す
る毎に前記報知手段を作動可能であることを特徴として
いる。上記構成の車両の走行安全装置によれば、カーブ
への進入後における過剰な警報の出力を抑制しつつ、カ
ーブの形状に応じて適切なタイミングおよび頻度で報知
手段を作動させることができ、報知手段の作動に対して
運転者が違和感を感じてしまうことを防止しつつ、カー
ブを適正に通過させることが可能となる。
【0014】さらに、請求項9に記載の本発明の車両の
走行安全装置では、前記作動手段は、自車両が前記カー
ブに進入した後に、自車両の位置から前記カーブの出口
位置までの前記カーブの長さが所定値(例えば、後述す
る実施の形態における出口作動不許可旋回角θ2)以上
であるときに前記報知手段を作動可能であることを特徴
としている。上記構成の車両の走行安全装置によれば、
カーブへの進入後における過剰な警報の出力を抑制しつ
つ、カーブの形状に応じて適切なタイミングおよび頻度
で報知手段を作動させることができ、報知手段の作動に
対して運転者が違和感を感じてしまうことを防止しつ
つ、カーブを適正に通過させることが可能となる。
走行安全装置では、前記作動手段は、自車両が前記カー
ブに進入した後に、自車両の位置から前記カーブの出口
位置までの前記カーブの長さが所定値(例えば、後述す
る実施の形態における出口作動不許可旋回角θ2)以上
であるときに前記報知手段を作動可能であることを特徴
としている。上記構成の車両の走行安全装置によれば、
カーブへの進入後における過剰な警報の出力を抑制しつ
つ、カーブの形状に応じて適切なタイミングおよび頻度
で報知手段を作動させることができ、報知手段の作動に
対して運転者が違和感を感じてしまうことを防止しつ
つ、カーブを適正に通過させることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
車両の走行安全装置について添付図面を参照しながら説
明する。図1に示すように、本実施の形態による車両の
走行安全装置10は、例えば、記憶部11と、自車位置
検出部12と、車両状態検出部13と、カーブ認識部1
4と、適正車速設定部15と、比較部16と、作動部1
7と、安全装置18と、作動内容変更部19とを備えて
構成されている。また、例えば記憶部11および自車位
置検出部12およびカーブ認識部14は車両用のナビゲ
ーション装置を構成している。
車両の走行安全装置について添付図面を参照しながら説
明する。図1に示すように、本実施の形態による車両の
走行安全装置10は、例えば、記憶部11と、自車位置
検出部12と、車両状態検出部13と、カーブ認識部1
4と、適正車速設定部15と、比較部16と、作動部1
7と、安全装置18と、作動内容変更部19とを備えて
構成されている。また、例えば記憶部11および自車位
置検出部12およびカーブ認識部14は車両用のナビゲ
ーション装置を構成している。
【0016】記憶部11は、例えばCD−ROMやDV
D−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体か
らなり、道路データを含む地図データを記憶している。
自車位置検出部12は、例えば人工衛星を利用して車両
の位置を測定するためのGPS(Global Position Syst
em)信号や、例えば適宜の基地局を利用してGPS信号
の誤差を補正して測位精度を向上させるためのD(Diff
erential)GPS信号等の測位信号や、後述する車両状
態検出部13やヨーレートセンサ(図示略)から出力さ
れる検出信号に基づく自律航法の算出処理によって車両
の現在位置を算出する。
D−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体か
らなり、道路データを含む地図データを記憶している。
自車位置検出部12は、例えば人工衛星を利用して車両
の位置を測定するためのGPS(Global Position Syst
em)信号や、例えば適宜の基地局を利用してGPS信号
の誤差を補正して測位精度を向上させるためのD(Diff
erential)GPS信号等の測位信号や、後述する車両状
態検出部13やヨーレートセンサ(図示略)から出力さ
れる検出信号に基づく自律航法の算出処理によって車両
の現在位置を算出する。
【0017】さらに、自車位置検出部12は算出した車
両の現在位置と記憶部11から取得した道路データとに
基づいてマップマッチングを行い、自律航法による位置
推定の結果を補正する。車両状態検出部13は、例えば
車両の現在速度VPを検出する車速センサや各車輪の回
転速度を検出する車輪速センサ等からなり、検出信号を
自車位置検出部12および比較部16へ出力する。カー
ブ認識部14は、記憶部11に記憶された道路データを
取得し、この道路データに基づいて自車両の進行方向前
方の道路上に存在するカーブを検出する。例えばカーブ
認識部14は、道路データの基礎となるノードつまり道
路形状を把握するための点(例えば、図2に示す白抜き
丸)と、リンクつまり各ノードを結ぶ線(例えば、図2
に示す白抜き丸を結ぶ線)とに基づいて、カーブの形状
を認識する。
両の現在位置と記憶部11から取得した道路データとに
基づいてマップマッチングを行い、自律航法による位置
推定の結果を補正する。車両状態検出部13は、例えば
車両の現在速度VPを検出する車速センサや各車輪の回
転速度を検出する車輪速センサ等からなり、検出信号を
自車位置検出部12および比較部16へ出力する。カー
ブ認識部14は、記憶部11に記憶された道路データを
取得し、この道路データに基づいて自車両の進行方向前
方の道路上に存在するカーブを検出する。例えばカーブ
認識部14は、道路データの基礎となるノードつまり道
路形状を把握するための点(例えば、図2に示す白抜き
丸)と、リンクつまり各ノードを結ぶ線(例えば、図2
に示す白抜き丸を結ぶ線)とに基づいて、カーブの形状
を認識する。
【0018】そして、カーブ認識部14は、例えばカー
ブの径や曲率、カーブの長さ(カーブの深さ)等からな
るカーブ形状値を算出して、適正車速設定部15へと出
力する。ここで、カーブの長さ(カーブの深さ)とは、
カーブの距離もしくは自車両が車両状態検出部13にて
検出された速度にてカーブを通過するのに要する時間も
しくはカーブの通過に要する旋回角等である。さらに、
カーブ認識部14は、検出したカーブが、径や曲率が均
一のカーブか否か、あるいは、径や曲率が不均一なカー
ブか否かを判定する。なお、カーブ認識部14は、自車
両の進行方向前方に設定された所定の先読み区間(例え
ば、自車両の現在位置を基準に数百m〜1km程度前方
までの区間であって、ここでは、例えば1km前方の位
置までの区間)内に存在するカーブの形状を認識するよ
うに設定されている。
ブの径や曲率、カーブの長さ(カーブの深さ)等からな
るカーブ形状値を算出して、適正車速設定部15へと出
力する。ここで、カーブの長さ(カーブの深さ)とは、
カーブの距離もしくは自車両が車両状態検出部13にて
検出された速度にてカーブを通過するのに要する時間も
しくはカーブの通過に要する旋回角等である。さらに、
カーブ認識部14は、検出したカーブが、径や曲率が均
一のカーブか否か、あるいは、径や曲率が不均一なカー
ブか否かを判定する。なお、カーブ認識部14は、自車
両の進行方向前方に設定された所定の先読み区間(例え
ば、自車両の現在位置を基準に数百m〜1km程度前方
までの区間であって、ここでは、例えば1km前方の位
置までの区間)内に存在するカーブの形状を認識するよ
うに設定されている。
【0019】また、カーブ認識部14は、自車両の進行
方向前方の道路上に存在するカーブに対して、カーブの
半径Rが所定値(例えば、150m)以上、かつ、所定
横加速度(例えば、0.3G)を生じる速度にて通過し
た場合に所定の通過時間(例えば、3〜4秒)以上を要
する長さ(例えば、R=150mにて、約70m)を有
するものをカーブとして認識するように設定されてい
る。さらに、カーブ認識部14は、例えば隣り合うカー
ブ間の距離つまり第1のカーブの出口と第2のカーブの
入口との間の距離が所定距離(例えば、60m)以下の
場合に、隣り合うカーブが連続するカーブであると認識
するように設定されている。また、カーブ認識部14
は、カーブの通過に要する旋回角が所定旋回角(例え
ば、60deg等)以下であれば、単独のカーブである
と認識するように設定されている。
方向前方の道路上に存在するカーブに対して、カーブの
半径Rが所定値(例えば、150m)以上、かつ、所定
横加速度(例えば、0.3G)を生じる速度にて通過し
た場合に所定の通過時間(例えば、3〜4秒)以上を要
する長さ(例えば、R=150mにて、約70m)を有
するものをカーブとして認識するように設定されてい
る。さらに、カーブ認識部14は、例えば隣り合うカー
ブ間の距離つまり第1のカーブの出口と第2のカーブの
入口との間の距離が所定距離(例えば、60m)以下の
場合に、隣り合うカーブが連続するカーブであると認識
するように設定されている。また、カーブ認識部14
は、カーブの通過に要する旋回角が所定旋回角(例え
ば、60deg等)以下であれば、単独のカーブである
と認識するように設定されている。
【0020】さらに、カーブ認識部14は、認識したカ
ーブのカーブ形状値に対して、カーブの長さ(カーブの
距離や通過に要する時間や通過に要する旋回角等)が所
定長さ以上か否かを判定し、この判定結果を作動部17
へ出力する。なお、カーブを通過するのに要する旋回角
に対して設定される所定の旋回角は、例えばカーブの径
に応じて変化するように設定されている。
ーブのカーブ形状値に対して、カーブの長さ(カーブの
距離や通過に要する時間や通過に要する旋回角等)が所
定長さ以上か否かを判定し、この判定結果を作動部17
へ出力する。なお、カーブを通過するのに要する旋回角
に対して設定される所定の旋回角は、例えばカーブの径
に応じて変化するように設定されている。
【0021】適正車速設定部15は、カーブ認識部14
にて認識されたカーブ形状値に基づいて、カーブを適正
に通過可能な車両の速度(適正速度VS)を算出する。
そして、適正車速設定部15は設定した適正速度VSの
データを比較部16へ出力する。これにより、カーブ認
識部14により先読みされた所定の先読み区間に存在す
るカーブに対して、適正車速設定部15によって適正速
度VSが設定される。ここで、適正車速設定部15は、
カーブ通過時に車両の横方向に発生する加速度(横加速
度)を算出する横加速度算出部31を備えている。すな
わち、先ず、横加速度算出部31は、カーブ認識部14
にて認識されたカーブの形状に基づいて、このカーブを
適正に通過する際に許容される適正横加速度ASを算出
する。次に、適正車速設定部15は、この適正横加速度
ASを車両に発生させる車両の速度を算出し、この速度
を適正速度VSとして設定する。なお、カーブ通過時に
自車両に許容される横加速度は、例えば路面状況、タイ
ヤの状況、積載の状態等により変化するため、これらを
更に考慮して適正速度VSを設定するようにしてもよ
い。比較部16は、車両状態検出部13にて検出した車
両の速度(現在速度VP)と、適正車速設定部15にて
設定した適正速度VSとを比較して、この比較結果を作
動部17へ出力する。
にて認識されたカーブ形状値に基づいて、カーブを適正
に通過可能な車両の速度(適正速度VS)を算出する。
そして、適正車速設定部15は設定した適正速度VSの
データを比較部16へ出力する。これにより、カーブ認
識部14により先読みされた所定の先読み区間に存在す
るカーブに対して、適正車速設定部15によって適正速
度VSが設定される。ここで、適正車速設定部15は、
カーブ通過時に車両の横方向に発生する加速度(横加速
度)を算出する横加速度算出部31を備えている。すな
わち、先ず、横加速度算出部31は、カーブ認識部14
にて認識されたカーブの形状に基づいて、このカーブを
適正に通過する際に許容される適正横加速度ASを算出
する。次に、適正車速設定部15は、この適正横加速度
ASを車両に発生させる車両の速度を算出し、この速度
を適正速度VSとして設定する。なお、カーブ通過時に
自車両に許容される横加速度は、例えば路面状況、タイ
ヤの状況、積載の状態等により変化するため、これらを
更に考慮して適正速度VSを設定するようにしてもよ
い。比較部16は、車両状態検出部13にて検出した車
両の速度(現在速度VP)と、適正車速設定部15にて
設定した適正速度VSとを比較して、この比較結果を作
動部17へ出力する。
【0022】作動部17は、例えば安全装置18を作動
させるアクチュエータ等をなし、比較部16での比較結
果、及び、カーブ認識部14での判定結果に基づいて安
全装置18の作動を制御する。すなわち、比較部16に
おいて、車両状態検出部13にて検出した車両の現在速
度VPと適正車速設定部15にて設定した適正速度VS
とを比較した結果として、検出された車両の現在速度V
Pが適正速度VSよりも高い状態で、車両が適正車両状
態にない場合、かつ、カーブ認識部14での判定結果に
おいて、カーブの長さ(カーブの距離や通過に要する時
間や通過に要する旋回角等)が所定長さ以上である場合
には、安全装置18を作動させる。
させるアクチュエータ等をなし、比較部16での比較結
果、及び、カーブ認識部14での判定結果に基づいて安
全装置18の作動を制御する。すなわち、比較部16に
おいて、車両状態検出部13にて検出した車両の現在速
度VPと適正車速設定部15にて設定した適正速度VS
とを比較した結果として、検出された車両の現在速度V
Pが適正速度VSよりも高い状態で、車両が適正車両状
態にない場合、かつ、カーブ認識部14での判定結果に
おいて、カーブの長さ(カーブの距離や通過に要する時
間や通過に要する旋回角等)が所定長さ以上である場合
には、安全装置18を作動させる。
【0023】安全装置18は、例えば警報を発して運転
者の注意を喚起する警報装置等を備えて構成されてお
り、作動部17から出力される制御信号に基づいて制御
される。なお、警報装置は、例えば警報音や音声メッセ
ージ等を出力するスピーカからなる音声警報部18a
と、例えば警報表示やカーブ形状の表示等を行うディス
プレイや、点灯するランプ等をなす表示警報部18bと
を備えて構成されている。
者の注意を喚起する警報装置等を備えて構成されてお
り、作動部17から出力される制御信号に基づいて制御
される。なお、警報装置は、例えば警報音や音声メッセ
ージ等を出力するスピーカからなる音声警報部18a
と、例えば警報表示やカーブ形状の表示等を行うディス
プレイや、点灯するランプ等をなす表示警報部18bと
を備えて構成されている。
【0024】ここで、例えば自車両の進行方向前方に安
全装置18の作動対象となる径や曲率が均一のカーブが
検出された場合に、作動部17にて安全装置18を作動
させるタイミングは、車両がカーブ認識部14にて認識
したカーブの入口位置に到達するまでに、現在速度VP
から適正速度VSまで減速する際に要する時間または距
離等に基づいて設定される。例えば図2に示すように、
車両Aが速度V1(例えば、速度V1>適正速度VS)
で走行している場合に、進行方向前方に存在するカーブ
Cを適正に通過するためには、カーブCの入口位置CS
にて車両の速度が適正速度VSとなるように設定する。
このとき、例えば図3に示すように、所定の減速度GS
(例えば、0.3G=0.3×9.8m/s2)にて、
現在の速度V1(例えば、100km/h)から適正速
度VS(例えば、40km/h)まで減速する場合に
は、減速に要する時間TはT=(V1−VS)/GSに
より求められる。そして、この時間Tに基づいて、減速
に要する距離つまり減速必要距離L0が算出され、カー
ブCの入口位置CSから、減速必要距離L0だけ手前の
減速開始位置C0(図2に示す黒丸C0)が設定され
る。
全装置18の作動対象となる径や曲率が均一のカーブが
検出された場合に、作動部17にて安全装置18を作動
させるタイミングは、車両がカーブ認識部14にて認識
したカーブの入口位置に到達するまでに、現在速度VP
から適正速度VSまで減速する際に要する時間または距
離等に基づいて設定される。例えば図2に示すように、
車両Aが速度V1(例えば、速度V1>適正速度VS)
で走行している場合に、進行方向前方に存在するカーブ
Cを適正に通過するためには、カーブCの入口位置CS
にて車両の速度が適正速度VSとなるように設定する。
このとき、例えば図3に示すように、所定の減速度GS
(例えば、0.3G=0.3×9.8m/s2)にて、
現在の速度V1(例えば、100km/h)から適正速
度VS(例えば、40km/h)まで減速する場合に
は、減速に要する時間TはT=(V1−VS)/GSに
より求められる。そして、この時間Tに基づいて、減速
に要する距離つまり減速必要距離L0が算出され、カー
ブCの入口位置CSから、減速必要距離L0だけ手前の
減速開始位置C0(図2に示す黒丸C0)が設定され
る。
【0025】さらに、例えば、警報を発して運転者に注
意を促してから、実際に運転者が反応してブレーキを踏
み込むまでの反応時間(例えば、約1s)と、運転者が
ブレーキを踏み込んでから実際にブレーキが効き始める
までの空走時間(例えば、約0.3s)とを考慮して反
応空走距離ΔL0を算出する。これにより、減速開始位
置C0(図2に示す黒丸C0)から反応空走距離ΔL0
だけ手前の警報開始位置CWが設定される。すなわち、
車両AがカーブCの手前に設定される警報開始位置CW
に到達した時点、つまり車両Aの現在位置とカーブCの
入口位置CSとの間の距離(減速対象地点間距離Ln)
が、下記数式(1)に示すように設定される警報必要距
離LWに等しくなった時点で警報を発する。
意を促してから、実際に運転者が反応してブレーキを踏
み込むまでの反応時間(例えば、約1s)と、運転者が
ブレーキを踏み込んでから実際にブレーキが効き始める
までの空走時間(例えば、約0.3s)とを考慮して反
応空走距離ΔL0を算出する。これにより、減速開始位
置C0(図2に示す黒丸C0)から反応空走距離ΔL0
だけ手前の警報開始位置CWが設定される。すなわち、
車両AがカーブCの手前に設定される警報開始位置CW
に到達した時点、つまり車両Aの現在位置とカーブCの
入口位置CSとの間の距離(減速対象地点間距離Ln)
が、下記数式(1)に示すように設定される警報必要距
離LWに等しくなった時点で警報を発する。
【0026】
【数1】
【0027】作動内容変更部19は、後述するように、
カーブ認識部14にて認識されたカーブに対して、各カ
ーブ毎に対する安全装置18の作動タイミングや作動有
無、カーブ形状値や自車両の現在位置等に応じて、作動
部17による安全装置18の警報装置の作動内容、例え
ば、音声警報部18aから出力される警報音や音声メッ
セージの内容や、表示警報部18bにおける表示内容
や、音声警報部18aと表示警報部18bとの作動可否
等を変更する。
カーブ認識部14にて認識されたカーブに対して、各カ
ーブ毎に対する安全装置18の作動タイミングや作動有
無、カーブ形状値や自車両の現在位置等に応じて、作動
部17による安全装置18の警報装置の作動内容、例え
ば、音声警報部18aから出力される警報音や音声メッ
セージの内容や、表示警報部18bにおける表示内容
や、音声警報部18aと表示警報部18bとの作動可否
等を変更する。
【0028】本実施の形態による車両の走行安全装置1
0は上記構成を備えており、次に、この車両の走行安全
装置10の動作について添付図面を参照しながら説明す
る。例えば図4に示すように、車両Aの進行方向前方に
存在する径や曲率が均一のカーブCが安全装置18の作
動対象とされたときには、カーブCの入口位置CSにて
車両の速度が適正速度VSとなるように、車両Aの現在
位置とカーブCの入口位置CSとの間の距離が、上記数
式(1)にて設定される警報必要距離LWに等しくなっ
た時点で、少なくとも音声警報部18aにより警報(例
えば、「カーブです」、「減速してください」等の音声
メッセージ)が出力される。そして、カーブCへの進入
後においては、このカーブCの長さが所定長さ以上であ
り、かつ、車両Aの現在速度VPが適正速度VSよりも
高い状態である場合に、表示警報部18bによる警報出
力が可能とされる。ただし、この場合、カーブCの入口
位置CSから所定の長さ、例えば所定の入口作動不許可
旋回角θ1未満の作動不許可領域α、及び、カーブCの
出口位置CEまでの所定の長さ、例えば所定の出口作動
不許可旋回角θ2(例えば、20deg等)未満の作動
不許可領域βにおいては、安全装置18の作動が不許可
状態に設定される。尚、各不許可旋回角θ1,θ2、お
よび後述の所定旋回角θ3は、固定値に限らず、カーブ
の径や曲率に応じて変化させることが可能である。この
ため、カーブCへの進入後においては、入口位置CS近
傍の作動不許可領域α及び出口位置CE近傍の作動不許
可領域βを除く作動許可領域γにおいて、このカーブC
に対する警報(例えば、「カーブです」等の表示の繰り
返しや、「カーブが続きます」、「深いカーブです」、
「カーブがきつくなります」等の表示)が出力可能とさ
れる。そして、この作動許可領域γにおいては、比較部
16での比較結果に応じて、例えば所定走行毎(例え
ば、所定旋回角θ3毎等)に警報が出力される。
0は上記構成を備えており、次に、この車両の走行安全
装置10の動作について添付図面を参照しながら説明す
る。例えば図4に示すように、車両Aの進行方向前方に
存在する径や曲率が均一のカーブCが安全装置18の作
動対象とされたときには、カーブCの入口位置CSにて
車両の速度が適正速度VSとなるように、車両Aの現在
位置とカーブCの入口位置CSとの間の距離が、上記数
式(1)にて設定される警報必要距離LWに等しくなっ
た時点で、少なくとも音声警報部18aにより警報(例
えば、「カーブです」、「減速してください」等の音声
メッセージ)が出力される。そして、カーブCへの進入
後においては、このカーブCの長さが所定長さ以上であ
り、かつ、車両Aの現在速度VPが適正速度VSよりも
高い状態である場合に、表示警報部18bによる警報出
力が可能とされる。ただし、この場合、カーブCの入口
位置CSから所定の長さ、例えば所定の入口作動不許可
旋回角θ1未満の作動不許可領域α、及び、カーブCの
出口位置CEまでの所定の長さ、例えば所定の出口作動
不許可旋回角θ2(例えば、20deg等)未満の作動
不許可領域βにおいては、安全装置18の作動が不許可
状態に設定される。尚、各不許可旋回角θ1,θ2、お
よび後述の所定旋回角θ3は、固定値に限らず、カーブ
の径や曲率に応じて変化させることが可能である。この
ため、カーブCへの進入後においては、入口位置CS近
傍の作動不許可領域α及び出口位置CE近傍の作動不許
可領域βを除く作動許可領域γにおいて、このカーブC
に対する警報(例えば、「カーブです」等の表示の繰り
返しや、「カーブが続きます」、「深いカーブです」、
「カーブがきつくなります」等の表示)が出力可能とさ
れる。そして、この作動許可領域γにおいては、比較部
16での比較結果に応じて、例えば所定走行毎(例え
ば、所定旋回角θ3毎等)に警報が出力される。
【0029】また、例えば図5に示すように、同一方向
に曲がる同極性の複数(例えば、3つ)のカーブC1,
C2,C3(例えば、各適正速度VS1>VS2>VS
3)が連続してなる複合カーブCへの進入後において
は、上述した単独のカーブCと同様に、入口位置CS近
傍の作動不許可領域α及び出口位置CE近傍の作動不許
可領域βを除く作動許可領域γにおいて、安全装置18
の作動が許可状態に設定される。そして、この作動許可
領域γにおいては、例えば車両Aの現在速度VPが現在
走行中のカーブCk(例えば、図5においてはk=1〜
3)の適正速度VSk(例えば、図5においてはk=1
〜3)よりも高い状態である場合や、例えば車両Aの現
在速度VPが、複合カーブCの入口位置CSから所定長
さの範囲に存在するカーブの適正速度の平均値よりも高
い状態である場合等に、安全装置18が作動させられ
る。ここでは、さらに、車両Aの現在位置の直前に存在
するカーブCk(例えば、図5においてはk=3)に対
して、このカーブCkの入口位置にて車両の速度が適正
速度VSk(例えば、図5においてはk=3)となるよ
うに、車両Aの現在位置とカーブCkの入口位置との間
の距離が、上記数式(1)にて設定される警報必要距離
LWに等しくなった時点で、安全装置18が作動させら
れる。
に曲がる同極性の複数(例えば、3つ)のカーブC1,
C2,C3(例えば、各適正速度VS1>VS2>VS
3)が連続してなる複合カーブCへの進入後において
は、上述した単独のカーブCと同様に、入口位置CS近
傍の作動不許可領域α及び出口位置CE近傍の作動不許
可領域βを除く作動許可領域γにおいて、安全装置18
の作動が許可状態に設定される。そして、この作動許可
領域γにおいては、例えば車両Aの現在速度VPが現在
走行中のカーブCk(例えば、図5においてはk=1〜
3)の適正速度VSk(例えば、図5においてはk=1
〜3)よりも高い状態である場合や、例えば車両Aの現
在速度VPが、複合カーブCの入口位置CSから所定長
さの範囲に存在するカーブの適正速度の平均値よりも高
い状態である場合等に、安全装置18が作動させられ
る。ここでは、さらに、車両Aの現在位置の直前に存在
するカーブCk(例えば、図5においてはk=3)に対
して、このカーブCkの入口位置にて車両の速度が適正
速度VSk(例えば、図5においてはk=3)となるよ
うに、車両Aの現在位置とカーブCkの入口位置との間
の距離が、上記数式(1)にて設定される警報必要距離
LWに等しくなった時点で、安全装置18が作動させら
れる。
【0030】以下に、車両の走行安全装置10の動作に
ついてフローチャートを参照して説明する。先ず、図6
に示すステップS01においては、自車位置検出部12
にて検出した自車両の現在位置の情報を読み込む。次
に、ステップS02においては、車両状態検出部13に
て検出した自車両の現在速度VPの情報を読み込む。次
に、ステップS03においては、自車両の走行道路上の
前方道路データを記憶部11から読み込む。次に、ステ
ップS04においては、記憶部11から読み込んだ前方
道路データに基づいて、自車両の進行方向前方に設定さ
れた所定の先読み区間(例えば、自車両の現在位置を基
準に数百m〜1km程度前方までの区間であって、ここ
では、例えば1km前方の位置までの区間)内に存在す
るカーブCj(jは任意の自然数。例えば、自車両の手
前側から前方に向かい順に、C1,C2,…とする)を
検出する。次に、ステップS05においては、先読み区
間内にて検出したカーブCjのうち、所定形状(例え
ば、所定半径以下や所定旋回角以下等)のカーブCn
(nは任意の自然数)に対して、例えばカーブの径や曲
率、カーブの距離やカーブの通過に要する時間又は旋回
角等からなるカーブの長さ(カーブの深さ)等のカーブ
形状値を推定し、記憶部11に格納する。次に、ステッ
プS06においては、所定形状のカーブCn毎に、推定
したカーブ形状値に基づいて各カーブC1,…,Cnを
適正に通過可能な各適正速度VS1,…,VSnを算出
する。
ついてフローチャートを参照して説明する。先ず、図6
に示すステップS01においては、自車位置検出部12
にて検出した自車両の現在位置の情報を読み込む。次
に、ステップS02においては、車両状態検出部13に
て検出した自車両の現在速度VPの情報を読み込む。次
に、ステップS03においては、自車両の走行道路上の
前方道路データを記憶部11から読み込む。次に、ステ
ップS04においては、記憶部11から読み込んだ前方
道路データに基づいて、自車両の進行方向前方に設定さ
れた所定の先読み区間(例えば、自車両の現在位置を基
準に数百m〜1km程度前方までの区間であって、ここ
では、例えば1km前方の位置までの区間)内に存在す
るカーブCj(jは任意の自然数。例えば、自車両の手
前側から前方に向かい順に、C1,C2,…とする)を
検出する。次に、ステップS05においては、先読み区
間内にて検出したカーブCjのうち、所定形状(例え
ば、所定半径以下や所定旋回角以下等)のカーブCn
(nは任意の自然数)に対して、例えばカーブの径や曲
率、カーブの距離やカーブの通過に要する時間又は旋回
角等からなるカーブの長さ(カーブの深さ)等のカーブ
形状値を推定し、記憶部11に格納する。次に、ステッ
プS06においては、所定形状のカーブCn毎に、推定
したカーブ形状値に基づいて各カーブC1,…,Cnを
適正に通過可能な各適正速度VS1,…,VSnを算出
する。
【0031】そして、ステップS07においては、自車
両が進行方向前方の所定形状のカーブCnに進入したか
否かを判定する。この判定結果が「YES」の場合に
は、後述するステップS10に進む。一方、この判定結
果が「NO」の場合には、ステップS08に進む。そし
て、ステップS08においては、自車両の現在速度VP
が、自車両の直前に存在する所定形状のカーブC1を適
正に通過可能な適正速度VS1よりも大きいか否かを判
定する。ステップS08での判定結果が「NO」の場合
には、一連の処理を終了する。一方、ステップS08で
の判定結果が「YES」の場合には、後述する警報出力
判断処理を実行し、一連の処理を終了する。
両が進行方向前方の所定形状のカーブCnに進入したか
否かを判定する。この判定結果が「YES」の場合に
は、後述するステップS10に進む。一方、この判定結
果が「NO」の場合には、ステップS08に進む。そし
て、ステップS08においては、自車両の現在速度VP
が、自車両の直前に存在する所定形状のカーブC1を適
正に通過可能な適正速度VS1よりも大きいか否かを判
定する。ステップS08での判定結果が「NO」の場合
には、一連の処理を終了する。一方、ステップS08で
の判定結果が「YES」の場合には、後述する警報出力
判断処理を実行し、一連の処理を終了する。
【0032】また、ステップS10においては、自車両
が進入したカーブ、例えば単独のカーブや複数のカーブ
からなる複合カーブの長さが所定長さ以上か否かを判定
する。この判定結果が「NO」の場合には、一連の処理
を終了する。一方、この判定結果が「YES」の場合に
は、ステップS11に進む。ステップS11において
は、自車両の現在速度VPが、自車両が現在走行中のカ
ーブCkの適正速度VSkよりも大きいか否かを判定す
る。ステップS11での判定結果が「NO」の場合に
は、一連の処理を終了する。一方、ステップS11での
判定結果が「YES」の場合には、ステップS12に進
む。ステップS12においては、この処理が、自車両が
カーブに進入した後の初回の警報出力に対する処理であ
るか否かを判定する。ステップS12での判定結果が
「NO」の場合には、一連の処理を終了する。一方、ス
テップS12での判定結果が「YES」の場合には、ス
テップS13に進む。
が進入したカーブ、例えば単独のカーブや複数のカーブ
からなる複合カーブの長さが所定長さ以上か否かを判定
する。この判定結果が「NO」の場合には、一連の処理
を終了する。一方、この判定結果が「YES」の場合に
は、ステップS11に進む。ステップS11において
は、自車両の現在速度VPが、自車両が現在走行中のカ
ーブCkの適正速度VSkよりも大きいか否かを判定す
る。ステップS11での判定結果が「NO」の場合に
は、一連の処理を終了する。一方、ステップS11での
判定結果が「YES」の場合には、ステップS12に進
む。ステップS12においては、この処理が、自車両が
カーブに進入した後の初回の警報出力に対する処理であ
るか否かを判定する。ステップS12での判定結果が
「NO」の場合には、一連の処理を終了する。一方、ス
テップS12での判定結果が「YES」の場合には、ス
テップS13に進む。
【0033】ステップS13においては、自車両が進入
したカーブの入口位置CSから自車両の現在位置までの
長さ(例えば、旋回角θS等)が、所定の長さ(例え
ば、所定の入口作動不許可旋回角θ1)以上であるか否
かを判定する。この判定結果が「YES」の場合には、
ステップS14に進み、例えば表示警報部18bによる
警報出力を行い、一連の処理を終了する。一方、この判
定結果が「NO」の場合には、ステップS15に進む。
ステップS15においては、前回の処理における警報出
力の位置から自車両の現在位置までの長さ(例えば、旋
回角θF等)が、所定の長さ(例えば、所定旋回角θ
3)以上であるか否かを判定する。ステップS15での
判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了す
る。一方、ステップS15での判定結果が「YES」の
場合には、ステップS16に進む。ステップS16にお
いては、自車両の現在位置から自車両が進入したカーブ
の出口位置CEまでの長さ(例えば、旋回角θE等)
が、所定の長さ(例えば、所定の出口作動不許可旋回角
θ2)以上であるか否かを判定する。ステップS16で
の判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了す
る。一方、ステップS16での判定結果が「YES」の
場合には、上述したステップS14に進む。
したカーブの入口位置CSから自車両の現在位置までの
長さ(例えば、旋回角θS等)が、所定の長さ(例え
ば、所定の入口作動不許可旋回角θ1)以上であるか否
かを判定する。この判定結果が「YES」の場合には、
ステップS14に進み、例えば表示警報部18bによる
警報出力を行い、一連の処理を終了する。一方、この判
定結果が「NO」の場合には、ステップS15に進む。
ステップS15においては、前回の処理における警報出
力の位置から自車両の現在位置までの長さ(例えば、旋
回角θF等)が、所定の長さ(例えば、所定旋回角θ
3)以上であるか否かを判定する。ステップS15での
判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了す
る。一方、ステップS15での判定結果が「YES」の
場合には、ステップS16に進む。ステップS16にお
いては、自車両の現在位置から自車両が進入したカーブ
の出口位置CEまでの長さ(例えば、旋回角θE等)
が、所定の長さ(例えば、所定の出口作動不許可旋回角
θ2)以上であるか否かを判定する。ステップS16で
の判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了す
る。一方、ステップS16での判定結果が「YES」の
場合には、上述したステップS14に進む。
【0034】以下に、上述したステップS09における
警報出力判断処理について説明する。先ず、図7に示す
ステップS21においては、安全装置18の作動対象と
なる地点(作動対象地点)、例えば自車両の現在位置の
直前に存在し、現在速度VPが適正速度VSを超えるよ
うなカーブCの入口位置CSをカーブ形状値に基づいて
推定する。次に、ステップS22においては、自車位置
検出部12にて検出した自車両の現在位置から安全装置
18の作動対象となる地点(例えば、カーブCの入口位
置CS)までの距離、つまり警報対象地点間距離Lnを
算出する。
警報出力判断処理について説明する。先ず、図7に示す
ステップS21においては、安全装置18の作動対象と
なる地点(作動対象地点)、例えば自車両の現在位置の
直前に存在し、現在速度VPが適正速度VSを超えるよ
うなカーブCの入口位置CSをカーブ形状値に基づいて
推定する。次に、ステップS22においては、自車位置
検出部12にて検出した自車両の現在位置から安全装置
18の作動対象となる地点(例えば、カーブCの入口位
置CS)までの距離、つまり警報対象地点間距離Lnを
算出する。
【0035】次に、ステップS23においては、所定の
減速度GS(例えば、0.2〜0.3G=0.2〜0.
3×9.8m/s2)にて、現在速度VPから適正速度
VSまで減速するのに要する距離つまり減速必要距離L
0を算出する。次に、ステップS24においては、警報
を発して運転者に注意を促してから、実際に運転者が反
応してブレーキを踏み込むまでの反応時間(例えば、約
0.5s)と、運転者がブレーキを踏み込んでから実際
にブレーキが効き始めるまでの空走時間(例えば、約
0.3s)とを考慮して反応空走距離ΔL0を算出す
る。次に、ステップS25においては、上記数式(1)
に基づいて、警報必要距離LW(=L0+ΔL0)を算
出する。次に、ステップS26においては、警報対象地
点間距離Lnが警報必要距離LW未満か否かを判定す
る。この判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を
終了する。一方、この判定結果が「YES」の場合に
は、ステップS27に進み、自車両の現在位置の直前に
存在するカーブCに対して、例えば音声警報部18a等
により警報を出力し、一連の処理を終了する。
減速度GS(例えば、0.2〜0.3G=0.2〜0.
3×9.8m/s2)にて、現在速度VPから適正速度
VSまで減速するのに要する距離つまり減速必要距離L
0を算出する。次に、ステップS24においては、警報
を発して運転者に注意を促してから、実際に運転者が反
応してブレーキを踏み込むまでの反応時間(例えば、約
0.5s)と、運転者がブレーキを踏み込んでから実際
にブレーキが効き始めるまでの空走時間(例えば、約
0.3s)とを考慮して反応空走距離ΔL0を算出す
る。次に、ステップS25においては、上記数式(1)
に基づいて、警報必要距離LW(=L0+ΔL0)を算
出する。次に、ステップS26においては、警報対象地
点間距離Lnが警報必要距離LW未満か否かを判定す
る。この判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を
終了する。一方、この判定結果が「YES」の場合に
は、ステップS27に進み、自車両の現在位置の直前に
存在するカーブCに対して、例えば音声警報部18a等
により警報を出力し、一連の処理を終了する。
【0036】上述したように、本実施の形態による車両
の走行安全装置10によれば、安全装置18の作動対象
となるカーブへの進入後においても、このカーブの長さ
(カーブの距離や通過に要する時間や通過に要する旋回
角等)が所定長さ以上であり、自車両の車両状態が適正
車両状態にない場合には、自車両の乗員に警報を与える
ことができる。これにより、自車両の前方に存在するカ
ーブを適正に通過させることが可能となる。しかも、カ
ーブへの進入後には、カーブの入口位置CS近傍の作動
不許可領域αにおいて安全装置18の作動が不許可状態
に設定されることで、例えばカーブへの進入直後に過剰
に警報が出力されることが防止される。また、カーブの
出口位置CE近傍の作動不許可領域βにおいて安全装置
18の作動が不許可状態に設定されることで、カーブの
通過完了が近い状態において過剰に警報が出力されるこ
とが防止され、警報の出力に対して運転者が違和感を感
じてしまうことを防止し、適切なタイミングで警報を出
力することができる。また、カーブCへの進入後におい
ては、入口位置CS近傍の作動不許可領域α及び出口位
置CE近傍の作動不許可領域βを除く作動許可領域γに
おいて、所定走行毎(例えば、所定旋回角θ3毎等)に
警報出力可能としたことで、運転者が警報の出力に違和
感を感じてしまうことを防止しつつ、適切な頻度で警報
を出力することができ、運転者に対して警報の出力対象
となるカーブを、より一層、的確に認識させることがで
きる。さらに、安全装置18の作動対象となるカーブへ
の進入前後において、安全装置18の作動内容を変更可
能としたことにより、運転者が警報の出力に違和感を感
じてしまうことを、より一層、確実に防止することがで
きる。
の走行安全装置10によれば、安全装置18の作動対象
となるカーブへの進入後においても、このカーブの長さ
(カーブの距離や通過に要する時間や通過に要する旋回
角等)が所定長さ以上であり、自車両の車両状態が適正
車両状態にない場合には、自車両の乗員に警報を与える
ことができる。これにより、自車両の前方に存在するカ
ーブを適正に通過させることが可能となる。しかも、カ
ーブへの進入後には、カーブの入口位置CS近傍の作動
不許可領域αにおいて安全装置18の作動が不許可状態
に設定されることで、例えばカーブへの進入直後に過剰
に警報が出力されることが防止される。また、カーブの
出口位置CE近傍の作動不許可領域βにおいて安全装置
18の作動が不許可状態に設定されることで、カーブの
通過完了が近い状態において過剰に警報が出力されるこ
とが防止され、警報の出力に対して運転者が違和感を感
じてしまうことを防止し、適切なタイミングで警報を出
力することができる。また、カーブCへの進入後におい
ては、入口位置CS近傍の作動不許可領域α及び出口位
置CE近傍の作動不許可領域βを除く作動許可領域γに
おいて、所定走行毎(例えば、所定旋回角θ3毎等)に
警報出力可能としたことで、運転者が警報の出力に違和
感を感じてしまうことを防止しつつ、適切な頻度で警報
を出力することができ、運転者に対して警報の出力対象
となるカーブを、より一層、的確に認識させることがで
きる。さらに、安全装置18の作動対象となるカーブへ
の進入前後において、安全装置18の作動内容を変更可
能としたことにより、運転者が警報の出力に違和感を感
じてしまうことを、より一層、確実に防止することがで
きる。
【0037】なお、本実施の形態において、自車両が進
入したカーブCが複数のカーブからなる複合カーブであ
る場合には、このカーブCへの進入後に、このカーブを
構成する各カーブCk(kは任意の自然数)を対象とし
て、上述したステップS09と同様の警報出力判断処理
を実行してもよい。ここでは、例えば本実施形態の変形
例に係る図8に示すように、上述したステップS11の
代わりに、下記ステップS31及びステップS32の処
理を実行すればよい。すなわち、上述したステップS1
0での判定結果が「YES」の場合には、図8に示すス
テップS31に進み、自車両の現在速度VPが、自車両
の現在位置の直前の存在するカーブCkの適正速度VS
kよりも大きいか否かを判定する。この判定結果が「N
O」の場合には、一連の処理を終了する。一方、この判
定結果が「YES」の場合には、ステップS32に進
む。ステップS32においては、上述したステップS0
9と同様に警報出力判断処理を実行し、ステップS12
に進む。この場合には、自車両が複合カーブに進入した
後であっても、自車両が現在走行中のカーブに対する警
報に加えて、自車両の現在位置の直前に存在するカーブ
に対する警報を出力することができ、カーブの形状に応
じて適切なタイミングや頻度で警報を出力することがで
き、安全装置18の作動に対して運転者が違和感を感じ
てしまうことを防止しつつ、自車両の前方に存在するカ
ーブを適正に通過させることが可能となる。
入したカーブCが複数のカーブからなる複合カーブであ
る場合には、このカーブCへの進入後に、このカーブを
構成する各カーブCk(kは任意の自然数)を対象とし
て、上述したステップS09と同様の警報出力判断処理
を実行してもよい。ここでは、例えば本実施形態の変形
例に係る図8に示すように、上述したステップS11の
代わりに、下記ステップS31及びステップS32の処
理を実行すればよい。すなわち、上述したステップS1
0での判定結果が「YES」の場合には、図8に示すス
テップS31に進み、自車両の現在速度VPが、自車両
の現在位置の直前の存在するカーブCkの適正速度VS
kよりも大きいか否かを判定する。この判定結果が「N
O」の場合には、一連の処理を終了する。一方、この判
定結果が「YES」の場合には、ステップS32に進
む。ステップS32においては、上述したステップS0
9と同様に警報出力判断処理を実行し、ステップS12
に進む。この場合には、自車両が複合カーブに進入した
後であっても、自車両が現在走行中のカーブに対する警
報に加えて、自車両の現在位置の直前に存在するカーブ
に対する警報を出力することができ、カーブの形状に応
じて適切なタイミングや頻度で警報を出力することがで
き、安全装置18の作動に対して運転者が違和感を感じ
てしまうことを防止しつつ、自車両の前方に存在するカ
ーブを適正に通過させることが可能となる。
【0038】また、上述した本実施の形態および本実施
形態の変形例においては、車両状態検出部13は車両の
現在速度VPの検出信号を出力するとしたが、これに限
定されず、例えば車両の現在速度VPとカーブ認識部1
4にて認識されたカーブの形状に基づいて、この現在速
度VPにてカーブを通過する際に自車両に発生する横加
速度APを推定し、この推定値を出力するようにしても
よい。この場合、比較部16は、車両状態検出部13か
ら出力された横加速度APの推定値と、適正車速設定部
15の横加速度算出部31から出力された適正横加速度
ASとを比較し、この比較結果を作動部17へ出力す
る。すなわち、上述したステップS06においては、所
定形状(例えば、所定半径以下や所定旋回角以下等)の
カーブCn毎に、推定したカーブ形状値に基づいて各カ
ーブC1,…,Cnを適正に通過可能な各適正横加速度
AS1,…,ASnを算出する。そして、例えばステッ
プS08,S11、S31等では、各カーブC1,…,
Cn毎に推定した各横加速度APn(nは任意の自然
数)と、各適正横加速度ASn(nは任意の自然数)と
を比較すればよい。また、上述した実施の形態におい
て、各不許可旋回角θ1,θ2、および所定旋回角θ3
は必須のものではなく、カーブ途中における車両状態が
適正車両状態になければ、例えばその程度に応じて、各
不許可旋回角θ1,θ2および所定旋回角θ3にかかわ
らず、警報を出力可能としてもよい。
形態の変形例においては、車両状態検出部13は車両の
現在速度VPの検出信号を出力するとしたが、これに限
定されず、例えば車両の現在速度VPとカーブ認識部1
4にて認識されたカーブの形状に基づいて、この現在速
度VPにてカーブを通過する際に自車両に発生する横加
速度APを推定し、この推定値を出力するようにしても
よい。この場合、比較部16は、車両状態検出部13か
ら出力された横加速度APの推定値と、適正車速設定部
15の横加速度算出部31から出力された適正横加速度
ASとを比較し、この比較結果を作動部17へ出力す
る。すなわち、上述したステップS06においては、所
定形状(例えば、所定半径以下や所定旋回角以下等)の
カーブCn毎に、推定したカーブ形状値に基づいて各カ
ーブC1,…,Cnを適正に通過可能な各適正横加速度
AS1,…,ASnを算出する。そして、例えばステッ
プS08,S11、S31等では、各カーブC1,…,
Cn毎に推定した各横加速度APn(nは任意の自然
数)と、各適正横加速度ASn(nは任意の自然数)と
を比較すればよい。また、上述した実施の形態におい
て、各不許可旋回角θ1,θ2、および所定旋回角θ3
は必須のものではなく、カーブ途中における車両状態が
適正車両状態になければ、例えばその程度に応じて、各
不許可旋回角θ1,θ2および所定旋回角θ3にかかわ
らず、警報を出力可能としてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明の車両の走行安全装置によれば、カーブの形状に
応じて適切なタイミングや頻度で警報を出力することが
でき、報知手段の作動に対して運転者が違和感を感じて
しまうことを防止しつつ、自車両の前方に存在するカー
ブを適正に通過させることが可能となる。さらに、請求
項2に記載の本発明の車両の走行安全装置によれば、カ
ーブの形状に応じて適切に警報を与えることができ、報
知手段の作動が必要と判断されたカーブを適正車両状態
にて通過させることが可能となる。
本発明の車両の走行安全装置によれば、カーブの形状に
応じて適切なタイミングや頻度で警報を出力することが
でき、報知手段の作動に対して運転者が違和感を感じて
しまうことを防止しつつ、自車両の前方に存在するカー
ブを適正に通過させることが可能となる。さらに、請求
項2に記載の本発明の車両の走行安全装置によれば、カ
ーブの形状に応じて適切に警報を与えることができ、報
知手段の作動が必要と判断されたカーブを適正車両状態
にて通過させることが可能となる。
【0040】さらに、請求項3に記載の本発明の車両の
走行安全装置によれば、報知手段の作動に対して運転者
が違和感を感じてしまうことを防止しつつ、警報の出力
対象となるカーブを適切に選択し、適切なタイミングや
頻度で警報を出力することができ、自車両の前方に存在
するカーブを適正に通過させることが可能となる。さら
に、請求項4に記載の本発明の車両の走行安全装置によ
れば、警報の出力対象となるカーブへの進入前後におい
て報知手段の作動内容を変更することによって、報知手
段の作動に対して運転者が違和感を感じてしまうことを
防止しつつ、自車両の前方に存在するカーブを適正に通
過させることができる。
走行安全装置によれば、報知手段の作動に対して運転者
が違和感を感じてしまうことを防止しつつ、警報の出力
対象となるカーブを適切に選択し、適切なタイミングや
頻度で警報を出力することができ、自車両の前方に存在
するカーブを適正に通過させることが可能となる。さら
に、請求項4に記載の本発明の車両の走行安全装置によ
れば、警報の出力対象となるカーブへの進入前後におい
て報知手段の作動内容を変更することによって、報知手
段の作動に対して運転者が違和感を感じてしまうことを
防止しつつ、自車両の前方に存在するカーブを適正に通
過させることができる。
【0041】さらに、請求項5に記載の本発明の車両の
走行安全装置によれば、警報の出力対象となるカーブへ
の進入前後において警報として出力される音声メッセー
ジの内容を変更することによって、報知手段の作動に対
して運転者が違和感を感じてしまうことを防止しつつ、
自車両の前方に存在するカーブを適正に通過させること
ができる。さらに、請求項6に記載の本発明の車両の走
行安全装置によれば、過剰な警報の出力を抑制し、報知
手段の作動に対して運転者が違和感を感じてしまうこと
を防止しつつ、カーブを適正に通過させることが可能と
なる。
走行安全装置によれば、警報の出力対象となるカーブへ
の進入前後において警報として出力される音声メッセー
ジの内容を変更することによって、報知手段の作動に対
して運転者が違和感を感じてしまうことを防止しつつ、
自車両の前方に存在するカーブを適正に通過させること
ができる。さらに、請求項6に記載の本発明の車両の走
行安全装置によれば、過剰な警報の出力を抑制し、報知
手段の作動に対して運転者が違和感を感じてしまうこと
を防止しつつ、カーブを適正に通過させることが可能と
なる。
【0042】さらに、請求項7に記載の本発明の車両の
走行安全装置によれば、カーブへの進入後における過剰
な警報の出力を抑制し、報知手段の作動に対して運転者
が違和感を感じてしまうことを防止しつつ、カーブを適
正に通過させることが可能となる。さらに、請求項8に
記載の本発明の車両の走行安全装置によれば、カーブへ
の進入後における過剰な警報の出力を抑制しつつ、カー
ブの形状に応じて適切なタイミングおよび頻度で報知手
段を作動させることができ、報知手段の作動に対して運
転者が違和感を感じてしまうことを防止しつつ、カーブ
を適正に通過させることが可能となる。
走行安全装置によれば、カーブへの進入後における過剰
な警報の出力を抑制し、報知手段の作動に対して運転者
が違和感を感じてしまうことを防止しつつ、カーブを適
正に通過させることが可能となる。さらに、請求項8に
記載の本発明の車両の走行安全装置によれば、カーブへ
の進入後における過剰な警報の出力を抑制しつつ、カー
ブの形状に応じて適切なタイミングおよび頻度で報知手
段を作動させることができ、報知手段の作動に対して運
転者が違和感を感じてしまうことを防止しつつ、カーブ
を適正に通過させることが可能となる。
【0043】さらに、請求項9に記載の本発明の車両の
走行安全装置によれば、過剰な警報の出力を抑制しつ
つ、カーブの形状に応じて適切なタイミングおよび頻度
で報知手段を作動させることができ、報知手段の作動に
対して運転者が違和感を感じてしまうことを防止しつ
つ、カーブを適正に通過させることが可能となる。
走行安全装置によれば、過剰な警報の出力を抑制しつ
つ、カーブの形状に応じて適切なタイミングおよび頻度
で報知手段を作動させることができ、報知手段の作動に
対して運転者が違和感を感じてしまうことを防止しつ
つ、カーブを適正に通過させることが可能となる。
【図1】 本発明の一実施形態に係る車両の走行安全装
置の構成を示す機能ブロック図である。
置の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】 車両がカーブに進入する際の警報の作動タイ
ミングを示す図である。
ミングを示す図である。
【図3】 車両がカーブを適正に通過するための適正速
度VSまで減速する際における速度Vと時間tの関係の
一例を示す図である。
度VSまで減速する際における速度Vと時間tの関係の
一例を示す図である。
【図4】 単独のカーブの一例を示す模式図である。
【図5】 複合カーブの一例を示す模式図である。
【図6】 車両の走行安全装置の動作を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図7】 図6に示す警報出力判断処理を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図8】 本実施形態の変形例に係る車両の走行安全装
置の動作を示すフローチャートである。
置の動作を示すフローチャートである。
10 車両の走行安全装置
11 記憶部(記憶手段)
12 自車位置検出部(自車位置検出手段)
13 車両状態検出部(車両状態検出手段)
14 カーブ認識部(カーブ認識手段)
15 適正車速設定部(適正車両状態設定手段)
16 比較部(比較手段)
17 作動部(作動手段)
18a 音声警報部(報知手段、音声警報手段)
18b 表示警報部(報知手段、表示警報手段)
19 作動内容変更部(変更手段)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 関根 浩
埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会
社本田技術研究所内
Fターム(参考) 3D037 FA21 FB09 FB10
5H180 AA01 BB13 FF05 FF07 FF27
LL07 LL15
Claims (9)
- 【請求項1】 道路データを記憶する記憶手段と、 自車両の位置を検出する自車位置検出手段と、 自車両の車両状態を検出する車両状態検出手段と、 前記記憶手段が記憶した前記道路データに基づき自車両
の進行方向に存在するカーブの形状を認識するカーブ認
識手段と、 前記カーブ認識手段が認識した前記カーブの形状に基づ
き該カーブを適正に通過可能な適正車両状態を設定する
適正車両状態設定手段と、 前記車両状態検出手段が検出した前記車両状態と、前記
適正車両状態設定手段が設定した前記適正車両状態とを
比較する比較手段と、 前記比較手段による比較結果において前記自車両の車両
状態が前記適正車両状態にないときに、自車両の乗員に
警報を与える報知手段を作動させる作動手段とを備える
車両の走行安全装置であって、 前記カーブ認識手段が認識した前記カーブの形状に基づ
き、前記カーブの長さが所定長さ以上か否かを判定する
判定手段を備え、 前記作動手段は、前記判定手段による判定結果において
前記カーブの長さが所定長さ以上であり、かつ、前記比
較手段による比較結果において前記自車両の車両状態が
前記適正車両状態にないときに、自車両が前記カーブに
進入した後であっても、前記報知手段を作動可能である
ことを特徴とする車両の走行安全装置。 - 【請求項2】 前記車両状態検出手段は自車両の速度を
検出する、または、前記自車両の速度を検出し該速度と
前記カーブ認識手段が認識した前記カーブの形状とに基
づいて該カーブ通過時に発生する自車両の横加速度を推
定するものであり、 前記適正車両状態設定手段は前記カーブを適正に通過可
能な適正速度または適正横加速度を設定するものであ
り、 前記作動手段は、前記比較手段による比較結果におい
て、前記自車両の速度が前記適正速度より高いとき、も
しくは、前記推定される横加速度が前記適正横加速度よ
り高いときに前記報知手段を作動させることを特徴とす
る請求項1に記載の車両の走行安全装置。 - 【請求項3】 前記カーブの長さは、少なくとも、前記
カーブの距離、及び、自車両が前記車両状態検出手段に
より検出された前記車両状態にて前記カーブを通過する
のに要する時間、及び、前記カーブの径に応じた旋回角
の何れかであることを特徴とする請求項1または請求項
2の何れかに記載の車両の走行安全装置。 - 【請求項4】 自車両が前記カーブに進入する前後にお
いて前記カーブに対する前記報知手段の作動内容を変更
可能な変更手段を備えることを特徴とする請求項1から
請求項3の何れかに記載の車両の走行安全装置。 - 【請求項5】 前記報知手段は、音声メッセージにより
前記警報を報知する音声警報手段を備え、 前記変更手段は、前記音声メッセージの内容を変更可能
であることを特徴とする請求項4に記載の車両の走行安
全装置。 - 【請求項6】 前記報知手段は、音声メッセージにより
前記警報を報知する音声警報手段と、表示により前記警
報を報知する表示警報手段とを備え、 前記報知手段は、自車両が前記カーブに進入する以前に
おいては、少なくとも前記音声警報手段を作動させ、自
車両が前記カーブに進入した後においては、前記表示警
報手段を作動させることを特徴とする請求項4に記載の
車両の走行安全装置。 - 【請求項7】 前記作動手段は、自車両が前記カーブに
進入した後に、前記カーブの所定の長さを走行した後に
前記報知手段を作動可能であることを特徴とする請求項
1から請求項6の何れかに記載の車両の走行安全装置。 - 【請求項8】 前記作動手段は、自車両が前記カーブに
進入した後に、前記カーブの所定の長さを走行する毎に
前記報知手段を作動可能であることを特徴とする請求項
1から請求項6の何れかに記載の車両の走行安全装置。 - 【請求項9】 前記作動手段は、自車両が前記カーブに
進入した後に、自車両の位置から前記カーブの出口位置
までの前記カーブの長さが所定値以上であるときに前記
報知手段を作動可能であることを特徴とする請求項1か
ら請求項6の何れかに記載の車両の走行安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002128982A JP2003323698A (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | 車両の走行安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002128982A JP2003323698A (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | 車両の走行安全装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003323698A true JP2003323698A (ja) | 2003-11-14 |
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