JP2003323608A - イメージセンサの出力補正装置 - Google Patents

イメージセンサの出力補正装置

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JP2003323608A
JP2003323608A JP2002167861A JP2002167861A JP2003323608A JP 2003323608 A JP2003323608 A JP 2003323608A JP 2002167861 A JP2002167861 A JP 2002167861A JP 2002167861 A JP2002167861 A JP 2002167861A JP 2003323608 A JP2003323608 A JP 2003323608A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 イメージセンサから出力する各画素のセンサ
信号を表示領域に即するように補正して、ダイナミック
レンジの広い特性をもったイメージセンサによる撮影画
像を充分にいかしたコントラストの良い画像を画面に表
示させることができるようにする。 【構成】 イメージセンサによって撮影された画像を画
面に写し出す表示領域におけるイメージセンサから出力
する各画素のセンサ信号の最小値および最大値を検出す
る手段と、その検出されたセンサ信号の最小値が表示領
域の下限値になるようにセンサ信号をオフセットする手
段と、検出されたセンサ信号の最小値から最大値までの
出力幅が表示領域における最大幅または所定幅になるよ
うにセンサ信号のゲイン調整を行う手段とをとるように
したイメージセンサの出力補正装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イメージセンサから出
力する各画素のセンサ信号を、イメージセンサによる撮
影画像を画面に写し出す表示領域に即するように補正す
るイメージセンサの出力補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、MOS型のイメージセンサにあっ
ては、その1画素分の光センサ回路が、図1に示すよう
に、入射光Lsの光量に応じたセンサ電流を生ずる光電
変換素子としてのフォトダイオードPDと、フォトダイ
オードPDに流れるセンサ電流を弱反転状態で対数出力
特性をもって電圧信号Vpdに変換させるトランジスタ
Q1と、その電圧信号Vpdを増幅するトランジスタQ
2と、読出し信号Vsのパルスタイミングでもってセン
サ信号Voを出力するトランジスタQ3とからなり、対
数出力特性をもたせることによってダイナミックレンジ
を拡大して光信号の検出を高感度で行わせることができ
るようにしている。
【0003】このような構成によるイメージセンサで
は、各画素の光センサ回路におけるフォトダイオードP
Dに充分な光量をもって入射光Lsが当たっているとき
には、トランジスタQ1には充分なセンサ電流が流れる
ことになり、そのトランジスタQ1の抵抗値もさほど大
きくないことから、イメージセンサとして残像を生ずる
ことがないような充分な応答速度をもって光信号の検出
を行わせることができる。
【0004】しかし、フォトダイオードPDの入射光L
sの光量が少なくなってトランジスタQ1に流れる電流
が小さくなると、トランジスタQ1はそれに流れる電流
が1桁小さくなるとその抵抗値が1桁大きくなるように
動作するように設定されていることから、トランジスタ
Q1の抵抗値が増大し、フォトダイオードPDの寄生容
量Cとの時定数が大きくなってその寄生容量Cに蓄積さ
れた電荷を放電するのに時間がかかるようになる。その
ため、入射光Lsの光量が少なくなるにしたがって、残
像が長時間にわたって観測されることになる。
【0005】図6は、フォトダイオードPDのセンサ電
流が1E−10Aから1E−15Aまで急激に変化した
場合の電圧信号Vpdの変化特性を示している。
【0006】この特性から、フォトダイオードPDへの
入射光Lsの光量が少ない1E−12A程度のセンサ電
流では、1/30secごとにセンサ信号Voを出力さ
せるようにする場合、その時間内では電圧信号Vpdが
飽和しないことがわかる。
【0007】したがって、フォトダイオードPDの入射
光Lsの光量が少ないときのセンサ電流に応じた電圧信
号Vpdの飽和時間が長くなるため、図8に示すような
読出し信号Vsのパルスタイミングでセンサ信号Voの
読み出しを行うと、当初ほど大きなレベルの出力が残像
となってあらわれる。なお、図8中、Vpd′は増幅用
のトランジスタQ2によって反転増幅された電圧信号を
示している。
【0008】そのため従来では、撮影時の入射光量に応
じて光電変換素子に流れるセンサ電流をMOS型トラン
ジスタを用いて弱反転状態で対数出力特性をもって電圧
信号に変換するようにした光センサ回路を画素単位とし
て、複数の画素をマトリクス状に配設したイメージセン
サにあって、撮影に先がけて各光センサ回路におけるト
ランジスタQ1のドレイン電圧VDを所定時間だけ撮影
時の定常値よりも低く設定することにより、フォトダイ
オードPDの寄生容量Cに蓄積された残留電荷を排出し
て初期化することにより、センサ電流に急激な変化が生
じても即座にそのときの入射光Lsの光量に応じた電圧
信号Vpdが得られるようにして、入射光量が少ない場
合でも残像が生ずることがないようにしている(特開2
000−329616号公報参照)。
【0009】このような光センサ回路にあっては、図3
に示すように、入射光量に応じてフォトダイオードPD
に流れるセンサ電流が多いときには対数出力特性を示す
が、センサ電流が少ないときにはフォトダイオードPD
の寄生容量Cの充電に応答遅れを生じてほぼ線形の非対
数出力特性を示すようになっている。図中、WAは非対
数応答領域を示し、WBは対数応答領域を示している。
【0010】このような光センサ回路を画素に用いたイ
メージセンサを車両に搭載して、車両の自動走行の制御
のために走行中の道路前方の白線検出を行わせるような
場合に、昼夜にわたる撮影や、暗いトンネル内からトン
ネル出口の明るい部分または明るいトンネル入口からト
ンネル内の暗い部分を撮影するような苛酷な条件下で
も、広いダイナミックレンジをもって路面に対して白線
をコントラスト良く写し出すことができるようになる。
【0011】しかし、このような対数出力特性をもった
光センサ回路を画素に用いたイメージセンサでは、図9
に示すように、各画素のセンサ信号の出力範囲がイメー
ジセンサによって撮影された画像を画面に写し出す表示
領域DAよりも狭いと、ワイドダイナミックレンジの特
性が充分にいかされなくなってしまう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、画素構成によるイメージセンサ、特に対数出力特
性をもった光センサ回路を画素に用いたイメージセンサ
では、各画素のセンサ信号の出力範囲がイメージセンサ
によって撮影された画像を画面に写し出す表示領域より
も狭いと、ワイドダイナミックレンジの特性が充分にい
かされなくなってしまうことである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によるイメージセ
ンサの出力補正装置は、イメージセンサから出力する各
画素のセンサ信号を、イメージセンサによる撮影画像を
画面に写し出す表示領域に即するように補正するべく、
イメージセンサによって撮影された画像を画面に写し出
す表示領域におけるイメージセンサから出力する各画素
のセンサ信号の最小値および最大値を検出する手段と、
その検出されたセンサ信号の最小値が表示領域の下限値
になるようにセンサ信号をオフセットする手段と、検出
されたセンサ信号の最小値から最大値までの出力幅が表
示領域における最大幅または所定幅になるようにセンサ
信号のゲイン調整を行う手段とをとるようにしている。
【0014】
【実施例】本発明に係るイメージセンサにあっては、基
本的に、前述した図1に示す光センサ回路を画素単位に
用いている。
【0015】そして、その光センサ回路にあって、撮影
に先がけて、対数特性変換用のトランジスタQ1のドレ
イン電圧VDを所定時間だけ撮影特の定常値よりも低く
設定して、フォトダイオードPDの寄生容量Cに蓄積さ
れた電荷を排出して初期化するようにしている。
【0016】図2は、そのときの光センサ回路における
各部信号のタイムチャートを示している。ここで、t1
は初期化のタイミングを、t2は光信号検出のタイミン
グを示している。トランジスタQ1のドレイン電圧VD
を定常値(ハイレベルH)から低い電圧(ローレベル
L)に切り換える所定時間tmとしては、例えば1画素
分の読出し速度が100nsec程度の場合に5μse
c程度に設定される。図中、TはフォトダイオードPD
の寄生容量Cの蓄積期間を示しており、その蓄積期間T
はNTSC信号の場合1/30sec(または1/60
sec)程度となる。
【0017】このようなものにあって、初期化時にMO
SトランジスタQ1のドレイン電圧VDがローレベルL
に切り換えられると、そのときのゲート電圧VGとドレ
イン電圧VDとの間の電位差がトランジスタQ1のしき
い値よりも大きければトランジスタQ1が低抵抗状態に
なる。それにより、そのときのソース側の電位がドレイ
ン電圧VDと同じになり(実際にはしきい値分の電位差
が残る)、フォトダイオードPDの接合容量Cが放電状
態になる。
【0018】図4は、初期化時におけるトランジスタQ
1の電荷qの流れによる動作状態を模擬的に示してい
る。
【0019】そして、tm時間の経過後にそのドレイン
電圧VDが定常のハイレベルHに切り換えられて光信号
の検出が行われると、ソース側の電位がドレイン電圧V
Dよりも低くなって、そのときのゲート電圧VGとドレ
イン電圧VDとの間の電位差がしきい値よりも大きけれ
ばMOSトランジスタQ1が低抵抗状態になり、フォト
ダイオードPDの接合容量Cが充電状態になる。
【0020】図5は、光信号検出時におけるトランジス
タQ1の電荷qの流れによる動作状態を模擬的に示して
いる。
【0021】このように光信号の検出に先がけてフォト
ダイオードPDの接合容量Cを放電させて初期化したの
ちにその接合容量Cを充電させるようにすると、その初
期化のタイミングから一定の時間経過した時点での出力
電圧(フォトダイオードPDの端子電圧)Vpdは入射
光Lsの光量に応じた値となる。すなわち、初期化後に
は入射光Lsの光量の変化に追随した一定の時定数によ
る放電特性が得られるようになる。
【0022】その際、長時間放置すればドレイン電圧V
DからトランジスタQ1を通して供給される電流とフォ
トダイオードPDを流れる電流とは同じになるが、前に
残った電荷がなければ常に同じ放電特性が得られるので
残像が生ずることがなくなる。
【0023】したがって、初期化してから一定の時間を
定めて光信号を検出するようにすれば、入射光Lsの光
量に応じた残像のないセンサ信号Voを得ることができ
るようになる。
【0024】図6はフォトダイオードPDのセンサ電流
が1E−10Aから1E−15Aまで急激に変化した場
合の電圧信号Vpdの変化特性にあって、初期化してか
ら一定の時間1/30sec経過後に光信号の検出のタ
イミングを設定したときを示している。
【0025】図7は、1/30secのタイミングで光
信号の読み出しをくり返し行わせたときの電圧信号Vp
dの増幅信号の特性を示している。これによれば、1/
30secごとに得られる信号特性はフォトダイオード
PDへの入射光Lsの光量に応じたセンサ電流に即した
ものとなり、残像の影響がないことがわかる。
【0026】図10は、このような光センサ回路を画素
単位として、画素をマトリクス状に複数配設して、各画
素のセンサ信号の時系列的な読出し走査を行わせるよう
にしたイメージセンサの具体的な構成例を示している。
【0027】そのイメージセンサは、その基本的な構成
が、例えば、D11〜D44からなる4×4の画素をマ
トリクス状に配設して、各1ライン分の画素列を画素列
選択回路1から順次出力される選択信号LS1〜LS4
によって選択し、その選択された画素列における各画素
を、画素選択回路2から順次出力される選択信号DS1
〜DS4によってスイッチ群3における各対応するスイ
ッチSW1〜SW4が逐次オン状態にされることによっ
て各画素のセンサ信号Voが時系列的に読み出されるよ
うになっている。図中、4は各画素における前記トラン
ジスタQ1のゲート電圧VG用電源であり、6はドレイ
ン電圧VD用電源である。
【0028】そして、そのイメージセンサにあって、各
1ライン分の画素列の選択に際して、その選択された画
素列における各画素の前記トランジスタQ1のドレイン
電圧VDを所定のタイミングをもって定常時のハイレベ
ルHおよび初期化時のローレベルLに切り換える電圧切
換回路5が設けられている。
【0029】このように構成されたイメージセンサの動
作について、図11に示す各部信号のタイムチャートと
ともに、以下説明をする。
【0030】まず、画素列選択信号LS1がハイレベル
Hになると、それに対応するD11,D12,D13,
D14からなる第1の画素列が選択される。そして、L
S1がハイレベルHになっている一定期間T1のあいだ
画素選択信号DS1〜DS4が順次ハイレベルHになっ
て、各画素D11,D12,D13,D14のセンサ信
号Voが順次読み出される。
【0031】次いで、画素列選択信号LS1がローレベ
ルLになった時点で次のLS2がハイレベルHになる
と、それに対応するD21,D22,D23,D24か
らなる第2の画素列が選択される。そして、LS2がハ
イレベルHになっている一定期間T1のあいだ画素選択
信号DS1〜DS4が順次ハイレベルHになって、各画
素D21,D22,D23,D24のセンサ信号Voが
順次読み出される。
【0032】以下同様に、画素列選択信号LS3および
LS4が連続的にハイレベルHになって各対応する第3
および第4の画素列が順次選択され、LS3およびLS
4がそれぞれハイレベルHになっている一定期間T1の
あいだ画素選択信号DS1〜DS4が順次ハイレベルH
になって、各画素D31,D32,D33,D34およ
びD41,D42,D43,D44のセンサ信号Voが
順次読み出される。
【0033】また、画素列選択信号LS1がT1期間後
にローレベルLに立ち下がった時点で、そのとき選択さ
れている第1の画素列における各画素D11,D12,
D13,D14のドレイン電圧VD1をそれまでのハイ
レベルHからローレベルLに所定時間T2のあいだ切り
換えることによって各画素の初期化が行われ、1サイク
ル期間T3の経過後に行われる次サイクルにおけるセン
サ信号の読出しにそなえる。
【0034】次いで、画素列選択信号LS2がT1期間
後にローレベルLに立ち下がった時点で、そのとき選択
されている第2の画素列における各画素D21,D2
2,D23,D24のドレイン電圧VD1をそれまでの
ハイレベルHからローレベルLに所定時間T2のあいだ
切り換えることによって各画素の初期化が行われ、1サ
イクル期間T3の径過後に行われる次サイクルにおける
センサ信号の読出しにそなえる。
【0035】以下同様に、画素列選択信号LS3および
LS4がそれぞれT1期間後にローレベルLに立ち下が
った時点で、そのとき選択されている第3および第4の
画素列にそれぞれ対応するドレイン電圧VD3をローレ
ベルLに切り換えて各画素の初期化が行われ、1サイク
ル期間T3の径過後に行われる次サイクルにおけるセン
サ信号の読出しにそなえる。
【0036】なお、ここでは画素列選択信号LSX(X
=1〜4)がT1期間後にローレベルLに立ち下がった
時点でドレイン電圧VDXをローレベルLに切り換えて
初期化を行わせるようにしているが、その初期化のタイ
ミングは画素列選択信号LSXがローレベルL状態にあ
る画素列選択の休止期間T4中であればよい。
【0037】本発明は、このように構成されたイメージ
センサにあって、図12(a)に示すように、各画素の
センサ信号の出力範囲がイメージセンサによって撮影さ
れた画像を画面に写し出す表示装置の表示領域DAより
も狭いと、ワイドダイナミックレンジの特性が充分にい
かされなくなってしまうので、図12(b)に示すよう
に、センサ信号の範囲が表示領域DAの全領域にわたる
ように、イメージセンサから出力する各センサ信号のオ
フセットおよびゲイン調整を行わせるようにしている。
【0038】そのため、本発明によるイメージセンサの
出力補正装置は、イメージセンサによって撮影された画
像を画面に写し出す表示領域におけるイメージセンサか
ら出力する各画素のセンサ信号の最小値Vominおよ
び最大値Vomaxを検出する手段と、その検出された
センサ信号の最小値Vominが表示領域DAの下限値
VLになるようにセンサ信号をオフセットする手段と、
検出されたセンサ信号の最小値Vominから最大値V
omaxまでの出力幅VWが表示領域DAにおける最大
幅WMになるようにセンサ信号のゲイン調整を行う手段
とをとるようにしている。
【0039】なお、その場合、センサ信号の範囲が表示
領域DAの全領域にわたるようにセンサ信号のゲイン調
整を行うだけではなく、その表示領域DAの任意の範囲
にわたるようにするべく、センサ信号の最小値から最大
値までの出力幅が表示領域における予め設定された所定
の幅になるようにセンサ信号のゲイン調整を行うように
することも可能である。
【0040】図13は、本発明によるイメージセンサの
出力補正装置の具体的な一構成例を示している。
【0041】ここでは、その出力補正装置15が、イメ
ージセンサ8から出力する各画素のセンサ信号Voの最
大値Vomaxを検出する最大値検出回路151および
センサ信号Voの最小値Vominを検出する最小値検
出回路152と、その検出された最大値Vomaxの数
フレーム分を記憶して急峻な変化を吸収して平均化する
ローパスフィルタ153および検出された最小値Vom
inの数フレーム分を記憶して急峻な変化を吸収して平
均化するローパスフィルタ154と、センサ信号Voか
らその平均化された最小値Vominを減ずることによ
ってセンサ信号Voのオフセットを行わせるオフセット
補正回路155と、その平均化された最小値Vomi
n′から最大値Vomax′までの出力幅VWを求める
減算回路156と、その求められたセンサ信号の出力幅
VWを平均化するローパスフィルタ157と、その平均
化されたセンサ信号の出力幅VW′に応じた所定のゲイ
ン補正値Gを読み出すルックアップ用のメモリ158
と、オフセット補正されたセンサ信号Vooにその読み
出されたゲイン補正値Gを乗ずることによってゲイン調
整を行うゲイン補正回路159とによって構成されてい
る。Voaは、センサ信号Voのオフセットおよびゲイ
ン調整された補正信号を示している
【0042】ローパスフィルタ153,154および1
57としては、FIRフィルタ、IIRフィルタまたは
移動平均フィルタなどが用いられる。ローパスフィルタ
157は、特にこれを設けなくともよい。
【0043】ルックアップ用のメモリ158には、予め
センサ信号の出力幅VW′に応じて、その出力幅VW′
が表示領域DAの全領域にわたるようにゲイン調整を行
うためのゲイン補正値Gの特性がテーブル設定されてい
る。
【0044】その際、センサ信号Voの出力幅VW′が
表示領域DSの任意の範囲にわたるようにする場合に
は、そのようにゲイン調整を行うためのゲイン補正値G
の特性がテーブル設定されている。
【0045】メモリ158にテーブル設定されたセンサ
信号の出力幅VW′に応じた所定のゲイン補正値Gの特
性を任意に設定することによって、ゲイン調整されるセ
ンサ信号のカーブを適宜変化させることができるように
なる。
【0046】ルックアップ用のメモリ158を用いる代
わりに除算器を用いて、表示領域における最大幅をセン
サ信号の出力幅VW′によって除算することによって、
ゲイン補正値Gを演算処理によって求めるようにするこ
とも可能である。
【0047】また、本発明は、図14に示すように、セ
ンサ信号の出力幅VWを予め設定されたしきい値Vsで
分割して(同図a)、各分割領域ごとにセンサ信号のオ
フセットおよびゲイン調整を行わせるようにしている
(同図b)。
【0048】図15は、その場合におけるイメージセン
サの出力補正装置の構成例を示している。
【0049】ここでは、イメージセンサ8から出力する
各画素のセンサ信号Voを信号分割回路16において所
定のしきい値Vsによって分割して、その一方の分割信
号Vo1を図13と同じ構成による出力補正装置15A
によってオフセットおよびゲイン調整を行わせ、他方の
分割信号Vo2を図13と同じ構成による出力補正装置
15Bによってオフセットおよびゲイン調整を行わせる
ようにしている。そして、そのそれぞれ補正された各分
割信号Vo1′およびVo2′を合成回路17によって
合成するようにしている。
【0050】その際、出力補正装置15Aにおいて一方
の分割信号Vo1のオフセットおよびゲイン調整を行わ
せる場合、その分割信号Vo1の最大値がしきい値Vs
となる。また、出力補正装置15Bにおいて他方の分割
信号Vo2のオフセットおよびゲイン調整を行わせる場
合、その分割信号Vo2の最小値がしきい値Vsとな
る。
【0051】さらに、本発明は、図16に示すように、
センサ信号をいったんオフセットおよびゲイン調整した
うえで、その補正がなされたセンサ信号の出力幅VW′
を予め設定されたしきい値Vs′で分割して(同図
b)、各分割領域ごとにセンサ信号のオフセットおよび
ゲイン調整を行わせるようにしている(同図c)。
【0052】図17は、その場合におけるイメージセン
サの出力補正装置の構成例を示している。
【0053】ここでは、イメージセンサ8から出力する
各画素のセンサ信号Voを図13と同じ構成による出力
補正装置15Aによってオフセットおよびゲイン調整を
行わせたうえで、その補正されたセンサ信号Voaを信
号分割回路16において所定のしきい値Vs′によって
分割して、その一方の分割信号Vo1′を図13と同じ
構成による出力補正装置15Bによってオフセットおよ
びゲイン調整を行わせ、他方の分割信号Vo2′を図1
3と同じ構成による出力補正装置15Cによってオフセ
ットおよびゲイン調整を行わせるようにしている。そし
て、そのそれぞれ補正された各分割信号Vo1″および
Vo2″を合成回路17によって合成するようにしてい
る。
【0054】その際、出力補正装置15Bにおいて一方
の分割信号Vo1′のオフセットおよびゲイン調整を行
わせる場合、その分割信号Vo1′の最大値がしきい値
Vs′となる。また、出力補正装置15Cにおいて他方
の分割信号Vo2′のオフセットおよびゲイン調整を行
わせる場合、その分割信号Vo2′の最小値がしきい値
Vs′となる。
【0055】また、本発明では、図3に示す出力特性を
もった光センサ回路を画素に用いるのでは、非対数応答
領域WBがあるために低照度時に対数出力特性が失われ
てコントラストが低下してしまうので、その非対数応答
領域WBの出力特性を対数特性に変換する手段を設け
て、全領域にわたって対数出力特性が得られるように変
換されたセンサ信号を、前述したようにオフセットおよ
びゲイン調整するようにしている。
【0056】具体的には、図18に示すように、イメー
ジセンサ8から時系列的に読み出される各画素のセンサ
信号VoをAD変換器13によってデジタル信号に変換
したうえで、予めそのデジタル信号の値に応じて所定の
出力が得られるように入出力特性の変換テーブルが設定
されたルックアップ用のメモリ14を用いて非対数応答
領域の出力特性を対数特性に変換するようにしている。
【0057】図19は、光センサ回路から出力するセン
サ信号Voの非対数応答領域の出力特性を対数特性に変
換して、低照度から高照度までの全領域にわたって対数
特性を示すように補正したセンサ信号Vo′を示してい
る。
【0058】また、センサ信号Voのデジタル値に応じ
てルックアップメモリ14を用いて非対数応答領域の出
力特性を対数特性に変換するに際して、例えばその変換
データを1バイト(8ビット)で表現する系統の場合、
8ビットで表現可能な領域ごとに分割するようにする。
【0059】その場合、図示しないコントローラの制御
下において、各分割した信号にそれぞれ識別符号を付す
ことによって、変換された信号を利用する側からも各分
割された信号を識別することができるようにする。ま
た、そのコントローラの制御下で、信号利用側からの求
めに応じて分割する領域を切り換えることができるよう
にしている。
【0060】図20は、光センサ回路から出力するセン
サ信号Voを、任意の入射光量を境として、2つに分割
してそれぞれ特性をVo1′,Vo2′に切り替えた場
合を示している。
【0061】また、センサ信号Voの非対数応答領域の
感度を上げて出力特性を対数特性に変換するようにする
と、センサ信号Voに含まれるノイズも増幅されて、ノ
イズが強調されたセンサ信号に変換されてしまう。
【0062】その際、対数特性に変換されたセンサ信号
Voにフィルタをかけてノイズを除去することが考えら
れるが、その際全領域にわたってフィルタをかけると、
イメージセンサの出力画像の全体がぼやけたものになっ
てしまう。
【0063】そのため、本発明では、センサ信号Vo′
における対数特性に変換された低照度時の出力信号の部
分、すなわちもとのセンサ信号Voにおける非対数応答
領域に対応する部分のみにフィルタをかけてノイズ除去
を行うようにしている。
【0064】このようなフィルタ処理を行うことによっ
て、センサ信号Voの非対数応答領域の感度を上げて出
力特性を対数特性に変換する際して増幅されたノイズ成
分が有効に除去される。したがって、それ以外のノイズ
が増幅されていない部分に同様のフィルタ処理が不必要
に行われず、イメージセンサの出力画像の全体がぼやけ
るようなことがなくなり、ノイズ成分が有効に除去され
たコントラストの良い処理画像が得られるようになる。
【0065】また、本発明は、センサ信号Vo′におけ
る対数特性に変換された低照度時の出力信号の部分のみ
にフィルタをかけてノイズ除去を行わせるに際して、光
センサ回路における非対数応答領域の出力特性を対数特
性に変換する度合、すなわち入出力特性変換用のメモリ
14における増幅率に応じてフィルタ特性を変化させる
ようにしている。
【0066】このように、メモリ14の増幅率に即した
フィルタ特性をもってノイズ除去を行わせることによ
り、ノイズ除去の過不足を生ずることなく、センサ信号
Voの入出力特性変換時に増幅されたノイズ成分を適切
に除去することができるようになる。
【0067】また、入出力特性変換時の増幅率が大きい
と、図21に示すように、デジタル信号による各隣接す
る画素間のセンサ信号が離散的となってイメージセンサ
の出力画像の画質が悪くなってしまうが、このフィルタ
処理を行わせることによって、各隣接する画素間のセン
サ信号が平滑化されてセンサ信号の連続性が良くなる。
【0068】本発明のフィルタ処理には、一般的なノイ
ズ除去のためのフィルタが広く用いられる。
【0069】図22は、IIRローパスフィルタの一例
を示している。他にもFIRフィルタ等が用いられる。
【0070】図23は、隣り合う画素の出力の平均値を
求めて高周波成分を除去する方式(移動平均処理)によ
るフィルタ処理回路の一例を示している。画像信号は連
続性を有していることから、隣接する画素と比較して急
峻に変化する信号はノイズとして扱うことが可能であ
る。
【0071】図24は、フレームメモリFMを複数用い
て、同一位置の画素の出力に対してフィルタ処理するよ
うにしたものである。使用するフィルタとしては、図2
2や図23に示すものが用いられる。
【0072】図25ないし図28は、センサ信号Vo′
における対数特性に変換された低照度時の出力信号の部
分のみにフィルタをかけてノイズ除去を行わせるように
したときの具体的なフィルタ処理回路の構成例をそれぞ
れ示している。
【0073】図25に示すフィルタ処理回路では、比較
回路21に予め入出力変換されたセンサ信号Vo′の切
替点となる信号値が設定されており、イメージセンサの
各画素から時系列的に送られてくるセンサ信号Vo′の
値によって信号切替回路22の切り替えを行いながら、
対数特性に変換された低照度時の出力信号のみをローパ
スフィルタ23によって処理した信号と、センサ信号V
o′における他の部分における何らフィルタ処理しない
信号とを選択的に出力するように構成している。
【0074】図26に示すフィルタ処理回路では、ロー
パスフィルタ23によって処理した信号の値と比較回路
21に設定された値とを比較して信号の切り替えを行わ
せるようにしている。
【0075】また、図27および図28にそれぞれ示す
フィルタ処理回路では、入出力特性変換時の増幅率に応
じてフィルタ特性を変化させながら、センサ信号Vo′
における対数特性に変換された低照度時の出力信号の部
分のみのフィルタ処理を行わせることができるようにし
ている。
【0076】図27に示すフィルタ処理回路では、比較
回路21′に複数の値が設定されており、その各設定値
とセンサ信号Vo′とをそれぞれ比較して、信号切替回
路22においてそれぞれフィルタ特性の異なる複数のロ
ーパスフィルタ23−1〜23−4による各処理信号の
うちの一つを選択的に出力する構成となっている。
【0077】図28に示すフィルタ処理回路では、複数
設けられたローパスフィルタ23−1〜23−4のうち
の特定のローパスフィルタ23−3によって処理された
信号の値と比較回路21に設定された値とを比較して、
信号切替回路22においてそれぞれフィルタ特性の異な
る複数のローパスフィルタ23−1〜23−4による各
処理信号のうちの一つを選択的に出力する構成となって
いる。
【0078】なお、図27および図28に示すフィルタ
処理回路ではそれぞれフィルタ特性の異なる複数のロー
パスフィルタ23−1〜23−4による各処理信号のう
ちの一つを選択的に出力するようにしているが、1つの
ローパスフィルタ23におけるフィルタ特性の定数を切
り換えるようにしてもよい。
【0079】図1に示すような光センサ回路を画素単位
に用いたイメージセンサでは、図29に示すように、各
画素の構造上からくる出力特性のバラツキを生じてしま
い、その出力特性が揃うように各画素の出力補正を行う
必要があるものになっている。図中、Ioは入射光がな
いときにフォトダイオードPDに流れる暗電流に応じた
暗時のセンサ電流を示している。
【0080】各画素の出力特性のバラツキの要因として
は、主として、トランジスタQ1のサブスレッショルド
領域の特性を利用して入射光Lsの光量に応じた電圧信
号Vpdを生じさせるに際して、そのトランジスタQ1
のサブスレッショルド値が画素ごとに異なるためであ
る。また、各画素にあって対数変換された電圧信号を高
インピーダンスをもって増幅して出力させる必要がある
が、その増幅用トランジスタQ2の特性の不揃いも各画
素の出力のバラツキの要因となっている。
【0081】各画素の出力特性のバラツキを補正する手
段が本願と同一の出願人によって提案されている(特願
2000−404931、特願2000−40493
3、特願2001−75035、特願2001−750
36)。
【0082】本発明では、各画素の出力特性のバラツキ
を補正したうえで、前述した各画素から時系列的に出力
するセンサ信号Voを前述のようにオフセットおよびゲ
イン調整するようにしている。
【0083】あるいはまた、各画素の出力特性のバラツ
キを補正したうえで、前述のように完全な対数特性に変
換する処理を行い、その変換されたセンサ信号Vo′を
オフセットおよびゲイン調整するようにしている。
【0084】図30は、イメージセンサにおける各画素
の出力特性のバラツキを補正するための具体的な構成を
示している。
【0085】それは、イメージセンサ8および各画素の
センサ信号を時系列的に読み出すための駆動制御を行う
ECU9と、イメージセンサ8から時系列的に出力する
各画素のセンサ信号Voをデジタル信号に変換するAD
変換器10と、予め各画素の特性に応じたオフセット補
正値OFSおよびゲイン補正のための乗数MLTが設定
されており、ECU9から与えられるセンサ信号読出し
時における画素のアドレス(X,Y)の信号ADDRE
SSに応じて所定のオフセット補正値OFSおよび乗数
MLTを読み出すメモリ11と、そのメモリ11から読
み出されたオフセット補正値OFSおよび乗数MLTに
もとづいてデジタル信号に変換されたセンサ信号DSの
オフセット補正およびゲイン補正の各演算処理を行う出
力補正回路12とによって構成されている。
【0086】イメージセンサ8から時系列的に出力する
各画素のセンサ信号Voとしては、前述したように、各
画素におけるトランジスタQ1のゲート電圧VGが撮影
時の定常値よりも高い値に切り換えられたときの暗時の
出力と、光をしゃ断した状態での各画素におけるトラン
ジスタQ1のゲート電圧VGおよびドレイン電圧VDが
撮影時の定常値よりも低い値にそれぞれ切り換えられた
ときの明時の出力とが採用される。
【0087】図26は、3つの画素の構成上からくる各
センサ信号A,B,Cの出力特性のバラツキ状態の一例
を示している。ここで、画素出力のしきい値Hに応じた
センサ電流の値Imは各画素のセンサ信号信号A,B,
Cが非対数応答領域WAから対数応答領域WBに切り換
わる点を示している。また、Ioは暗時のセンサ電流を
示している。
【0088】ここでは、このような非対数応答領域WA
における各画素のセンサ信号の出力特性の形状がほぼ同
一で、対数応答領域WBにおける各画素のセンサ信号の
出力特性の傾きがそれぞれ異なるときのイメージセンサ
の出力補正を行わせる場合を示している。各画素のパラ
メータとして、それぞれの各センサ信号が非対数応答領
域WAから対数応答領域WBに切り換わる点の情報と、
暗時の画素出力とを用いている。
【0089】図31は、出力補正回路12における処理
のフローを示している。
【0090】メモリ11には、センサ電流がImの値の
ときに画素出力がHとなるようなオフセット補正値OF
Sが設定されている。そして、オフセット補正部121
において、そのオフセット補正値OFSを用いた加減算
処理をなすことによって各画素のデジタル信号に変換さ
れたセンサ信号DSのオフセット補正を行わせると、図
33に示すように、各画素のセンサ信号A,B,Cにお
ける非対数応答領域WAの特性が一致するようになる。
【0091】次に、そのオフセット補正されたセンサ信
号DS1にもとづき、ゲイン補正部122において、し
きい値H以上の対数応答領域WBに対してゲイン補正の
ための乗算処理を行う。
【0092】具体的には、オフセット補正されたセンサ
信号DS1がしきい値H以上であるか否かを判断して、
しきい値H以上であれば、すなわちセンサ信号DS1が
対数応答領域WBにあれば、メモリ10から読み出され
たゲイン補正のための所定の乗数MLTを用いて、 出力←H+(センサ信号DS1−H)×乗数 なる演算を行って、その演算結果を出力補正されたセン
サ信号DS2として出力する。
【0093】このような各画素のセンサ信号A,B,C
のゲイン補正が行われた結果、図34に示すように、対
数応答領域WBの特性が一致するようになる。
【0094】また、その際、オフセット補正されたセン
サ信号DS1がしきい値Hよりも小さければ、すなわち
センサ信号DS1が非対数応答領域WAにあれば、その
ままオフセット補正されたセンサ信号DS1を出力補正
されたセンサ信号DS2として出力する。
【0095】図36は、3つの画素の構成上からくる各
センサ信号A,B,Cの出力特性のバラツキ状態の他の
例を示している。
【0096】ここでは、このような対数応答領域WBに
おける各センサ信号の出力特性の傾きがほぼ同一で、非
対数応答領域WAにおける各センサ信号の出力特性の形
状がそれぞれ異なるときにイメージセンサの出力補正を
行わせる場合を示している。
【0097】図35は、出力補正回路12における処理
のフローを示している。
【0098】メモリ11には、センサ電流がImの値の
ときに画素出力がHとなるようなオフセット補正値OF
Sが設定されている。そして、オフセット補正部121
において、そのオフセット補正値OFSを用いた加減算
処理をなすことによって各画素のデジタル信号に変換さ
れたセンサ信号DSのオフセット補正を行わせると、図
37に示すように、各画素のセンサ信号A,B,Cにお
ける対数応答領域WBの特性が一致するようになる。
【0099】次に、そのオフセット補正されたセンサ信
号DS1にもとづき、ゲイン補正部112において、し
きい値H以下の非対数応答領域WAに対してゲイン補正
のための乗算処理を行う。
【0100】具体的には、オフセット補正されたセンサ
信号DS1がしきい値H以下であるか否かを判断して、
しきい値H以下であれば、すなわちセンサ信号DS1が
非対数応答領域WAにあれば、メモリ10から読み出さ
れたゲイン補正のための所定の乗数MLTを用いて、 出力←H−(H−センサ信号DS1)×乗数 なる演算を行って、その演算結果を出力補正されたセン
サ信号DS2として出力する。
【0101】このような各画素のセンサ信号A,B,C
のゲイン補正が行われた結果、図38に示すように、非
対数応答領域WAの特性が一致するようになる。
【0102】また、その際、オフセット補正されたセン
サ信号DS1がしきい値Hよりも大きければ、すなわち
センサ信号DS1が対数応答領域WBにあれば、そのま
まオフセット補正されたセンサ信号DS1を出力補正さ
れたセンサ信号DS2として出力する。
【0103】図40は、イメージセンサ8における各画
素の構成上からくるセンサ信号A,B,Cの出力特性の
バラツキ状態のさらに他の例を示している。
【0104】ここでは、対数応答領域WBにおける各セ
ンサ信号A,B,Cの出力特性の傾きがそれぞれ異なる
とともに、非対数応答領域WAにおける各センサ信号
A,B,Cの出力特性の形状がそれぞれ異なる場合を示
している。
【0105】このような場合には、図39の出力補正回
路12における処理のフローに示すように、前述した図
31および図35に示す各処理を組み合せて行わせるこ
とによって、各センサ信号A,B,Cのオフセット補正
およびゲイン補正が逐次なされて最終的に非対数応答領
域WAおよび対数応答領域WBの特性が一致したセンサ
信号DS2′が得られるようになる。
【0106】
【発明の効果】以上、本発明によるイメージセンサの出
力補正装置は、イメージセンサによって撮影された画像
を画面に写し出す表示領域におけるイメージセンサから
出力する各画素のセンサ信号の最小値および最大値を検
出する手段と、その検出されたセンサ信号の最小値が表
示領域の下限値になるようにセンサ信号をオフセットす
る手段と、検出されたセンサ信号の最小値から最大値ま
での出力幅が表示領域における最大幅または所定幅にな
るようにセンサ信号のゲイン調整を行う手段とをとるよ
うにしたもので、イメージセンサから出力する各画素の
センサ信号を、イメージセンサによる撮影画像を画面に
写し出す表示領域に即するように補正することができ、
ダイナミックレンジの広い特性をもったイメージセンサ
による撮影画像を充分にいかしたコントラストの良い画
像を画面に表示させることができるという利点を有して
いる。
【0107】また、本発明は、センサ信号の出力幅を予
め設定されたしきい値で分割して、各分割領域ごとにオ
フセットおよびゲイン調整を行わせるか、または、セン
サ信号をいったんオフセットおよびゲイン調整したうえ
で、その補正されたセンサ信号の出力幅を予め設定され
たしきい値で分割して、各分割領域ごとにオフセットお
よびゲイン調整を行わせるようにしたもので、各分割領
域ごとに表示領域に即するように任意の対数特性をもっ
たセンサ信号に変換することができるという利点を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るイメージセンサに用いられる1画
素分の光センサ回路を示す電気回路図である。
【図2】光センサ回路における各部信号のタイムチャー
トである。
【図3】光センサ回路の初期化を行わせたときの入射光
量に応じたセンサ電流に対するセンサ信号の出力特性を
示す図である。
【図4】光センサ回路の初期化時におけるトランジスタ
Q1の電荷qの流れによる動作状態を模擬的に示す図で
ある。
【図5】光センサ回路の光信号検出時におけるトランジ
スタQ1の電荷qの流れによる動作状態を模擬的に示す
図である。
【図6】光センサ回路におけるフォトダイオードPDの
センサ電流が変化したときの各電圧信号Vpdの変化特
性を示す図である。
【図7】光センサ回路において所定のタイミングで光信
号の読み出しをくり返し行わせたときの電圧信号Vpd
の増幅信号の特性を示す図である。
【図8】初期化を行わないときの光センサ回路における
入射光量が少ないときに所定のタイミングで読み出され
る画信号の出力特性を示す図である。
【図9】表示装置の表示領域における光センサ回路から
出力するセンサ信号の出力範囲を示す特性図である。
【図10】本発明に係るイメージセンサの具体的な構成
例を示すブロックである。
【図11】そのイメージセンサにおける各部信号のタイ
ムチャートである。
【図12】本発明によって光センサ回路からのセンサ信
号の出力範囲が表示装置における表示領域の全域にわた
るように補正するときのセンサ信号の処理状態の一例を
示す特性図である。
【図13】本発明によるイメージセンサの出力補正装置
の一実施例を示すブロック構成図である。
【図14】本発明によって光センサ回路からのセンサ信
号の出力範囲がその分割領域ごとに表示装置における表
示領域の全域にわたるように補正するときのセンサ信号
の処理状態の他の例を示す特性図である。
【図15】本発明によるイメージセンサの出力補正装置
の他の実施例を示すブロック構成図である。
【図16】本発明によって光センサ回路からのセンサ信
号の出力範囲がその分割領域ごとに表示装置における表
示領域の全域にわたるように補正するときのセンサ信号
の処理状態のさらに他の例を示す特性図である。
【図17】本発明によるイメージセンサの出力補正装置
のさらに他の実施例を示すブロック構成図である。
【図18】図3に示すセンサ回路から出力するセンサ信
号を全領域にわたって対数出力特性に変換するための具
体的な構成例を示すブロック図である。
【図19】光センサ回路から出力するセンサ信号を全領
域にわたって対数特性に変換した特性図である。
【図20】光センサ回路から出力するセンサ信号を任意
の点で分割してそれぞれ対数特性に変換した特性図であ
る。
【図21】イメージセンサにおける各画素のデジタル化
されたセンサ信号が離散的になっている状態の一例を示
す図である。
【図22】一般的なローパスフィルタの一構成例を示す
電気回路図である。
【図23】隣接画素の出力の平均値を求めて高周波成分
を除去する方式によるフィルタ処理を行うときの一構成
例を示すブロック図である。
【図24】複数のフレームメモリを用いて、同一画素に
ついてフィルタ処理を行うときの一構成例を示すブロッ
ク図である。
【図25】対数特性に変換されたセンサ信号のフィルタ
処理を行うときの一構成例を示すブロック図である。
【図26】対数特性に変換されたセンサ信号のフィルタ
処理を行うときの他の構成例を示すブロック図である。
【図27】対数特性に変換されたセンサ信号をフィルタ
特性を変化させながらフィルタ処理するときの一構成例
を示すブロック図である。
【図28】対数特性に変換されたセンサ信号をフィルタ
特性を変化させながらフィルタ処理するときの他の構成
例を示すブロック図である。
【図29】イメージセンサにおける各画素の出力特性の
バラツキ状態の一例を示す図である。
【図30】イメージセンサにおける各画素の出力のバラ
ツキを補正するための具体的な構成例を示すブロック図
である。
【図31】図30の構成における出力補正回路における
処理のフローの一例を示す図である。
【図32】イメージセンサにおける各画素の構成上から
くるセンサ信号の出力特性のバラツキ状態の一例を示す
特性図である。
【図33】図32に示す出力特性のバラツキをもった各
画素のセンサ信号をオフセット補正した結果を示す特性
図である。
【図34】図30に示す出力特性のバラツキをもった各
画素のセンサ信号をオフセット補正およびゲイン補正し
た結果を示す特性図である。
【図35】図30の出力補正回路における処理のフロー
の他の例を示す図である。
【図36】イメージセンサにおける各画素の構成上から
くるセンサ信号の出力特性のバラツキ状態の他の例を示
す特性図である。
【図37】図36に示す出力特性のバラツキをもった各
画素のセンサ信号をオフセット補正した結果を示す特性
図である。
【図38】図36に示す出力特性のバラツキをもった各
画素のセンサ信号をオフセット補正およびゲイン補正し
た結果を示す特性図である。
【図39】図30の出力補正回路における処理のフロー
のさらに他の例を示す図である。
【図40】イメージセンサにおける各画素の構成上から
くるセンサ信号の出力特性のバラツキ状態のさらに他の
例を示す特性図である。
【符号の説明】
8 イメージセンサ 15 出力補正装置 151 最大値検出回路 152 最小値検出回路 153 ローパスフィルタ 154 ローパスフィルタ 155 オフセット補正回路 156 減算回路 157 ローパスフィルタ 158 ルックファップ用メモリ 159 ゲイン補正回路 15A 出力補正装置 15B 出力補正装置 16 信号分割回路 17 合成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/202 H04N 5/335 Z 5/335 1/40 101B Fターム(参考) 5B047 AB02 BB04 CA23 CB22 DA01 DC02 5C021 PA17 PA56 PA67 PA80 PA93 PA99 RA07 RB03 XA03 XA14 XA34 XA35 XA61 5C024 AX01 CX44 GX03 GY31 HX18 HX21 HX30 HX40 HX57 5C051 AA01 BA03 DA06 DB01 DB07 DC03 DE17 5C077 LL02 LL19 MM04 PP12 PP43 PP46 PQ03 PQ12 PQ18 PQ23

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージセンサによって撮影された画像
    を画面に写し出す表示領域におけるイメージセンサから
    出力する各画素のセンサ信号の最小値および最大値を検
    出する手段と、その検出されたセンサ信号の最小値が表
    示領域の下限値になるようにセンサ信号をオフセットす
    る手段と、検出されたセンサ信号の最小値から最大値ま
    での出力幅が表示領域における最大幅または所定幅にな
    るようにセンサ信号のゲイン調整を行う手段とによって
    構成されたイメージセンサの出力補正装置。
  2. 【請求項2】 各画素のセンサ信号の最小値および最大
    値の平均を求めて、センサ信号のオフセットおよびゲイ
    ン調整を行うようにしたことを特徴とする請求項1の記
    載によるイメージセンサの出力補正装置。
  3. 【請求項3】 センサ信号の出力幅に応じたゲイン補正
    値の特性がテーブル設定されたメモリを用いて、センサ
    信号のゲイン調整を行うようにしたことを特徴とする請
    求項1または請求項2の記載によるイメージセンサの出
    力補正装置。
  4. 【請求項4】 ゲイン調整されたセンサ信号が任意の特
    性になるように、メモリにセンサ信号の出力幅に応じた
    ゲイン補正値の特性がテーブル設定されていることを特
    徴とする請求項3の記載によるイメージセンサの出力補
    正装置。
  5. 【請求項5】 除算器により表示領域における最大幅ま
    たは所定幅をセンサ信号の出力幅で除算することによっ
    てゲイン補正値を求めて、センサ信号のゲイン調整を行
    うようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2
    の記載によるイメージセンサの出力補正装置。
  6. 【請求項6】 センサ信号の出力幅を予め設定されたし
    きい値で分割して、各分割領域ごとにセンサ信号のオフ
    セットおよびゲイン調整を行わせるようにしたことを特
    徴とする請求項1の記載によるイメージセンサの出力補
    正装置。
  7. 【請求項7】 センサ信号をいったんオフセットおよび
    ゲイン調整したうえで、その補正がなされたセンサ信号
    の出力幅を予め設定されたしきい値で分割して、各分割
    領域ごとにセンサ信号のオフセットおよびゲイン調整を
    行わせるようにしたことを特徴とする請求項1の記載に
    よるイメージセンサの出力補正装置。
  8. 【請求項8】 イメージセンサにおける各画素が、撮影
    時の入射光量に応じて光電変換素子に流れるセンサ電流
    をトランジスタのサブスレッショルド領域の特性を利用
    した弱反転状態で対数特性をもって電圧信号に変換し
    て、その変換された電圧信号に応じたセンサ信号を出力
    するものであることを特徴とする請求項1の記載による
    イメージセンサの出力補正装置。
  9. 【請求項9】 撮影に先がけて、イメージセンサにおけ
    る各画素の光電変換素子の寄生容量に過剰電荷を流入さ
    せて初期化するようにしたことを特徴とする請求項8の
    記載によるイメージセンサの出力補正装置。
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