JP2003321660A - 水分散型粘着剤組成物および粘着シート - Google Patents
水分散型粘着剤組成物および粘着シートInfo
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Abstract
発現することができる粘着シート、および、その粘着シ
ートの粘着剤層として用いられる水分散型粘着剤組成物
を提供すること。 【解決手段】 (メタ)アクリル酸エステルを主成分と
し、シラン系単量体を含む単量体混合物を、乳化重合す
ることによって、(メタ)アクリル酸エステルを主成分
とする共重合体の水分散液を調製し、この水分散液に、
アミノ基を有するシラン化合物を添加して、水分散型粘
着剤組成物を得る。そして、この水分散型粘着剤組成物
を、粘着剤層として基材上に積層することによって粘着
シートを得る。この貼着シートは、優れた端末剥がれ性
と高い保持性を実現することができ、しかも、難接着フ
ィルムに対して、加湿雰囲気下の保存後においても、そ
の投錨力の低下が少なく、良好な接着性能を発現するこ
とができる。
Description
成物および粘着シートに関し、詳しくは、粘着剤として
用いられる水分散型粘着剤組成物、および、その水分散
型粘着剤組成物からなる粘着剤層が基材上に積層されて
いる粘着シートに関する。
する水分散型の粘着剤を粘着剤層として備える粘着シー
トは、無溶剤タイプの粘着シートであり、有機溶剤が使
用されていないため、環境衛生上望ましく、また、耐溶
剤性にも優れているなど種々の利点を有している。
は、溶剤タイプの粘着シートに比べて、端末剥がれ性や
保持性などにおいて、良好な性能を実現できない場合も
あることから、本発明者らは、特開2001−1315
11号公報において、(メタ)アクリル酸エステルを主
成分とし、シラン系単量体を含む単量体混合物を共重合
して得られる共重合体を含有する水分散型粘着剤組成物
を、粘着剤層として粘着シートを形成すれば、優れた端
末剥がれ性と高い保持性を実現できることを提案してい
る。
着シートであっても、例えば、ポリエチレンテレフタレ
ートなどの難接着フィルムに対しては、投錨力が十分で
なく、とりわけ、加湿雰囲気下の保存後において、投錨
力が非常に低下するという不具合を生じる。
たものであり、その目的とするところは、難接着フィル
ムに対しても、十分な投錨力を発現することができる粘
着シート、および、その粘着シートの粘着剤層として用
いられる水分散型粘着剤組成物を提供することにある。
め、本発明の水分散型粘着剤組成物は、(メタ)アクリ
ル酸エステルを主成分とし、シラン系単量体を含む単量
体混合物を共重合することにより得られる共重合体と、
アミノ基を有するシラン化合物とを含有することを特徴
としている。
前記単量体混合物100重量部に対して、シラン系単量
体が0.005〜1重量部含有されていることが好まし
く、また、前記単量体混合物100重量部に対して、ア
ミノ基を有するシラン化合物が0.005〜5重量部含
有されていることが好ましい。
組成物からなる粘着剤層が、基材上に積層されている粘
着シートをも含み、基材が、ポリエチレンテレフタレー
トからなるものにも、好適に用いることができる。
は、(メタ)アクリル酸エステルを主成分とし、シラン
系単量体を含む単量体混合物を、共重合することによっ
て得られる共重合体と、アミノ基を有するシラン化合物
とを含有している。
ル酸エステルおよび/またはアクリル酸エステルであっ
て、例えば、下記一般式(1)で表される化合物が挙げ
られる。
〜17の直鎖または分岐のアルキル基を示す。) R2としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec
−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル
基、イソアミル基、ヘキシル基、へプチル基、オクチル
基、イソオクチル基、2−エチルへキシル基、イソノニ
ル基、デシル基、イソデシル基、ラウリル基、ボルニル
基、イソボルニル基、ミリスチル基、ペンタデシル基、
ステアリル基などが挙げられる。
ル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アク
リル酸プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブ
チル、(メタ)アクリル酸sec−ブチル、(メタ)ア
クリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、
(メタ)アクリル酸ネオペンチル、(メタ)アクリル酸
ヘキシル、(メタ)アクリル酸へプチル、(メタ)アク
リル酸オクチル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、
(メタ)アクリル酸2−エチルへキシル、(メタ)アク
リル酸デシル、(メタ)アクリル酸イソデシル、(メ
タ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ボルニ
ル、(メタ)アクリル酸イソボルニル、(メタ)アクリ
ル酸ミリスチル、(メタ)アクリル酸ペンタデシル、
(メタ)アクリル酸ステアリルなどが挙げられる。
宜、単独または併用して用いられる。また、(メタ)ア
クリル酸エステルの配合割合は、単量体混合物100重
量部に対して、例えば、80重量部以上(例えば80〜
99.8重量部)、好ましくは、85重量部以上(例え
ば85〜99.5重量部)、さらに好ましくは、90重
量部以上(例えば90〜99重量部)である。
めの架橋点を導入すべく、通常、官能基を含有する官能
基含有単量体(熱架橋性官能基含有単量体)が含有され
ている。このような官能基含有単量体を共重合すること
によって、被着体に対する接着力の向上を図ることがで
きる。
えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイ
ン酸、クロトン酸、無水マレイン酸などのカルボキシル
基含有単量体またはその酸無水物、例えば、(メタ)ア
クリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2
−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロ
キシブチルなどの水酸基含有単量体、例えば、(メタ)
アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルア
ミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メ
トキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメ
チル(メタ)アクリルアミドなどのアミド基含有単量
体、例えば、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチ
ル、(メタ)アクリル酸t−ブチルアミノエチルなどの
アミノ基含有単量体、例えば、(メタ)アクリル酸グリ
シジルなどのグリシジル基含有単量体、その他、(メ
タ)アクリロニトリル、N−(メタ)アクリロイルモル
ホリン、N−ビニル−2−ピロリドンなどが挙げられ
る。
たは併用して用いられる。また、官能基含有単量体の配
合割合は、(メタ)アクリル酸エステル100重量部に
対して、例えば、0.5〜12重量部、好ましくは、1
〜8重量部である。また、官能基含有単量体としては、
これらの中でも、アクリル酸やメタクリル酸などのカル
ボキシル基含有単量体またはその酸無水物などが好まし
く用いられる。
力などの種々の特性の向上を図るべく、必要に応じて、
その他に、(メタ)アクリル酸エステルと共重合可能な
共重合性単量体が含有されていてもよい。このような共
重合性単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸メ
チル、酢酸ビニルなどのビニルエステル類、例えば、ス
チレン、ビニルトルエンなどの芳香族ビニル化合物、例
えば、シクロペンチルジ(メタ)アクリレート、イソボ
ルニル(メタ)アクリレートなどの環式アルコールの
(メタ)アクリル酸エステル類、例えば、ネオペンチル
グリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオール
ジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、テトラメチロールメタントリ(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メ
タ)アクリレートなどの多価アルコールの(メタ)アク
リル酸エステル類などが挙げられる。
は併用して用いられる。
(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合可能であ
れば、特に制限されないが、例えば、(メタ)アクリル
酸アルキルエステルに対する共重合性に優れている(メ
タ)アクリロイルオキシアルキルシラン誘導体などの
(メタ)アクリロイル基を有するシラン単量体が好まし
く用いられる。(メタ)アクリロイル基を有するシラン
単量体としては、例えば、3−メタクリロイルオキシプ
ロピルトリメトキシシラン、3−アクリロイルオキシプ
ロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロイルオキシ
プロピルトリエトキシシラン、3−アクリロイルオキシ
プロピルトリエトキシシラン、3−メタクリロイルオキ
シプロピルメチルジメトキシシラン、3−アクリロイル
オキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリ
ロイルオキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−ア
クリロイルオキシプロピルメチルジエトキシシランなど
が挙げられる。
系単量体として、例えば、ビニルトリメトキシシラン、
ビニルトリエトキシシラン、4−ビニルブチルトリメト
キシシラン、4−ビニルブチルトリエトキシシラン、8
−ビニルオクチルトリメトキシシラン、8−ビニルオク
チルトリエトキシシラン、10−メタクリロイルオキシ
デシルトリメトキシシラン、10−アクリロイルオキシ
デシルトリメトキシシラン、10−メタクリロイルオキ
シデシルトリエトキシシラン、10−アクリロイルオキ
シデシルトリエトキシシランなども用いることができ
る。
は併用して用いられる。また、シラン系単量体の配合割
合は、単量体混合物100重量部に対して、例えば、
0.005〜1重量部、好ましくは、0.01〜0.5
重量部である。シラン系単量体の配合割合が、0.00
5重量部未満であると、共重合体の強度が不足して凝集
力が低下する場合があり、また、1重量部を超えると、
接着できない程度まで粘着力が低下する場合がある。
には、主成分とされる(メタ)アクリル酸エステルおよ
びシラン系単量体を必須成分として、官能基含有単量体
や、必要により、共重合性単量体からなる単量体混合物
を、共重合する。
法が用いられ、例えば、上記した種々の単量体からなる
単量体混合物とともに、重合開始剤、乳化剤、必要に応
じて連鎖移動剤などを、水中において適宜配合または添
加して乳化重合すればよい。乳化重合法は、特に制限さ
れず、例えば、一括重合法、連続滴下重合法、分割滴下
重合法などの公知の乳化重合法を採用することができ
る。なお、反応条件などは、適宜選択されるが、重合温
度は、例えば、20〜100℃程度である。
化重合に通常使用される公知のラジカル重合開始剤が用
いられ、例えば、2,2’−アゾビスイソブチロニトリ
ル、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジ
ン)二硫酸塩、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロ
パン)ジヒドロクロライド、2,2’−アゾビス[2−
(5−メチル−2−イミダゾリン−2−イル)プロパ
ン]ジヒドロクロライド、2,2’−アゾビス(N,
N’−ジメチレンイソブチルアミジン)などのアゾ系開
始剤、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムな
どの過硫酸塩系開始剤、例えば、ベンゾイルパーオキサ
イド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、過酸化水素
などの過酸化物系開始剤、例えば、フェニル置換エタン
などの置換エタン系開始剤、例えば、芳香族カルボニル
化合物などのカルボニル系開始剤、例えば、過硫酸塩と
亜硫酸水素ナトリウムとの組み合わせ、過酸化物とアス
コルビン酸ナトリウムとの組み合わせなどのレドックス
系開始剤などが挙げられる。
用して用いられる。また、重合開始剤の配合割合は、単
量体混合物100重量部に対して、例えば、0.005
〜1重量部程度である。
合に通常使用される公知の乳化剤が用いられ、例えば、
ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエ
チレンラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウム、ポ
リオキシエチレンアルキルスルホコハク酸ナトリウムな
どのアニオン系乳化剤、例えば、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーな
どのノニオン系乳化剤、その他、例えば、プロペニル基
などを導入したラジカル重合性の乳化剤などが挙げられ
る。
て用いられる。また、乳化剤の配合割合は、単量体混合
物100重量部に対して、例えば、0.2〜10重量
部、好ましくは、0.5〜5重量部程度である。
子量を調節するものであって、乳化重合に通常使用され
る連鎖移動剤が用いられ、例えば、1−ドデカンチオー
ル、メルカプト酢酸、2−メルカプトエタノール、チオ
グリコール酸2−エチルへキシル、2,3−ジメチルカ
プト−1−プロパノ−ルなどメルカプタン類などが挙げ
られる。
用して用いられる。また、連鎖移動剤の配合割合は、単
量体混合物100重量部に対して、例えば、0.001
〜0.5重量部程度である。
られる共重合体は、(メタ)アクリル酸エステルを主成
分とする共重合体の水分散液として調製される。
(メタ)アクリル酸エステルを主成分とする共重合体
を、乳化重合以外の方法によって重合した後に、乳化剤
により水に分散させるようにして調製することもでき
る。
は、このようにして調製される水分散液に、アミノ基を
有するシラン化合物を添加することにより、得ることが
できる。
例えば、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β(アミノエ
チル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β
(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ−トリエトキシシリル−N−
(1,3−ジメチル−ブチリデン)プロピルアミン、N
−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、
γ−ウレイドプロピルトリエトキシシランなどの(アル
コキシ)アミノシランなどが挙げられる。
適宜、単独または併用して用いられる。また、アミノ基
を有するシラン化合物の配合割合は、単量体混合物10
0重量部に対して、例えば、0.005〜5重量部、好
ましくは、0.01〜1重量部である。アミノ基を有す
るシラン化合物の配合割合が、0.005重量部未満で
あると、基材(難接着フィルム)に対する十分な投錨力
を発現させることができない場合があり、また、5重量
部を超えると、水分散型粘着剤組成物の保存安定性が低
下する場合がある。
は、その目的および用途に応じて、公知の架橋剤あるい
は粘着付与成分を適宜配合することができる。
公知の架橋剤が用いられ、例えば、イソシアネート系架
橋剤、エポキシ系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤、アジ
リジン系架橋剤、金属キレート系架橋剤などが挙げられ
る。なお、架橋剤は、油溶性または水溶性など、特に制
限されるものではない。これら架橋剤は、適宜、単独ま
たは併用して用いられ、その配合割合は、水分散液の固
形分100重量部に対して、例えば、0.01〜5重量
部程度である。
樹脂、テルペン系樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石
油樹脂、共重合系石油樹脂、脂環族系石油樹脂、キシレ
ン樹脂、エラストマーなどが挙げられる。これら粘着付
与成分は、適宜、単独または併用して用いられ、その配
合割合は、水分散液の固形分100重量部に対して、例
えば、5〜50重量部程度である。
粒子の安定化を図るべく、アンモニアのような塩基を用
いて、そのpHを、例えば、7〜9、好ましくは、7〜
8に調整することが好ましい。なお、このような調整に
おいて、残存するアンモニア量が多いと重剥離化が生じ
るため、アンモニアの使用量を少なくすることが好まし
い。
は、その目的および用途に応じて、粘着剤に通常添加さ
れる、例えば、老化防止剤、充填剤、顔料、着色剤など
を適宜添加してもよい。
分散型粘着剤組成物は、とりわけ、(メタ)アクリル酸
アルキルエステルを主成分とし、かつ、シラン系単量体
を含まない組成で重合した場合に、溶剤不溶分が5重量
%以下となる重合体が得られる単量体混合物と、その単
量体混合物100重量部に対して、0.005〜1重量
部のシラン系単量体とを、シラン系単量体を含まない組
成で重合した場合と同一条件(シラン系単量体の有無を
除く、他のすべての重合条件が同一条件であって、例え
ば、反応温度、反応時間、重合開始剤の種類および配合
割合、連鎖移動剤の種類および配合割合などが同一であ
る条件)下において重合することによって得られる共重
合体を含有する場合には、水分散型であるにもかかわら
ず、より一層、優れた端末剥がれ性と高い保持性とを両
立させることができる。なお、シラン系単量体を含まな
い組成で重合した場合に、溶剤不溶分が5重量%を超え
る重合体が得られる単量体混合物と、シラン系単量体と
を重合することによって得られる共重合体を含有する場
合には、端末剥がれが生じやすくなる場合がある。
500mg)の試料(試料中の不揮発分重量をW1とす
る。)を精秤し、これを酢酸エチル中に、室温で3日間
浸漬した後、不溶物を取り出して、この不溶物を100
℃で2時間乾燥させた後、その重量W2を測定して、下
記式から求めることができる。
剤組成物は、上記したように、良好な接着性能を発現す
ることができるため、無溶剤タイプの粘着シートの粘着
剤層を形成するための粘着剤として、好適に用いること
ができる。
いられる粘着シートについて詳述する。
粘着剤組成物からなる粘着剤層が、基材上に積層されて
いる。
トに通常使用される基材が用いられ、例えば、ポリプロ
ピレンフィルム、エチレン−プロピレン共重合体フィル
ム、ポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニルなどのプラ
スチックフィルム類、例えば、クラフト紙などの紙類、
例えば、綿布、スフ布などの布類、例えば、ポリエステ
ル不織布、ビニロン不織布などの不織布類、例えば、金
属箔などが用いられる。なお、プラスチックフィルム類
は、無延伸フィルムおよび延伸(一軸延伸または二軸延
伸)フィルムの何れをも用いることができる。また、基
材において、水分散型粘着剤組成物の塗布面には、通常
使用される下塗剤の下塗処理や、コロナ放電方式などに
よる表面処理が施されていてもよい。基材の厚みは、そ
の目的および用途など応じて適宜選択されるが、例え
ば、10〜500μm程度である。
な基材のうち、例えば、ポリエチレンテレフタレート
(PET)などの難接着フィルムであっても、他のプラ
スチックフィルム類と同様に好適に用いることができ
る。
を、基材上に積層するには、特に制限されず、公知の塗
布方法が用いられ、例えば、コーターを用いて、水分散
型粘着剤組成物を基材上に塗布した後、加熱により乾燥
および熱架橋させることによって、水分散型粘着剤組成
物を粘着剤層として積層形成することができる。
ば、グラビヤロールコーター、リバースロールコータ
ー、キスロールコーター、ディップロールコーター、バ
ーコーター、ナイフコーター、スプレーコーターなどの
粘着剤層の積層に通常使用されるコーターが用いられ
る。
いて、水分散型感圧性粘着剤組成物は、その乾燥後の粘
着剤層の厚みが、例えば、10〜100μm程度となる
ように塗布される。
形成する。加熱は、公知の方法によって、例えば、50
〜200℃、好ましくは、80〜160℃程度であっ
て、シラン系単量体や架橋剤の種類に応じて、架橋反応
が進行する温度にまで加熱すればよく、架橋後の粘着剤
層の溶剤不溶分が、例えば、15〜70重量%程度とな
るように加熱することが好ましい。また、このような架
橋後の粘着剤層の溶剤可溶分の分子量(GPCによる重
量平均分子量、標準ポリスチレン換算)が、例えば、1
0万〜60万程度、好ましくは20万〜45万程度とな
ることが好ましい。なお、架橋後の粘着剤層の溶剤不溶
分や溶剤可溶分の分子量は、例えば、単量体混合物総量
に対する官能基含有単量体またはシラン系単量体の配合
割合、連鎖移動剤や架橋剤の種類や配合割合、特に、シ
ラン系単量体と連鎖移動剤の配合割合を適宜調整するこ
とにより、任意に設定することができる。
されないが、例えば、このように基材上に粘着剤層を積
層して、必要により、さらに、剥離ライナーを貼着した
後に、巻回することによって得ることができる。なお、
剥離ライナーとしては、特に制限されず、粘着剤に通常
使用される剥離ライナーが用いられ、例えば、薄葉基材
の片面あるいは両面にシリコーン系剥離剤からなる剥離
剤が積層されているものなどが用いられる。また、その
厚みは、特に制限されないが、例えば、15μm以上、
好ましくは、25〜500μm程度である。
に、基材2の片面に粘着剤層1を積層するとともに、そ
の粘着剤層1にライナー3を貼着して、巻回することに
よって得ることができ、また、例えば、図2に示すよう
に、基材2の両面に粘着剤層1を積層するとともに、基
材2の一方の面に積層された一方の粘着剤層1に、ライ
ナー3を貼着して、巻回することによって得ることがで
きる。さらに、図3に示すように、例えば、シリコーン
系背面処理剤などからなる背面処理層4が積層されてい
る基材2の片面に、粘着剤層1を積層して、巻回するこ
とによっても得ることができる。
にかかわらず、テープ、シート、フィルムなど種々の形
態として製造することができ、また、巻回せずとも、そ
の目的および用途によっては、種々の形態のまま保管お
よび使用することもできる。
粘着シートは、(メタ)アクリル酸エステルを主成分と
し、シラン系単量体を含む単量体混合物を共重合するこ
とにより得られる共重合体を含む水分散型粘着剤組成物
によって、粘着剤層が形成されているにもかかわらず、
優れた端末剥がれ性と高い保持性を実現することがで
き、しかも、例えば、ポリエチレンテレフタレートなど
の難接着フィルムに対しても、十分な投錨力を発現する
ことができ、とりわけ、加湿雰囲気下の保存後において
も、その投錨力の低下が少なく、良好な接着性能を発現
することができる。
を有するシラン化合物のシラン部が、共重合体中のシラ
ン系単量体の重合部分のシラン部と結合する一方、アミ
ノ基を有するシラン化合物のアミノ基が、基材と相互作
用するためと推測される。
をより具体的に説明する。ただし、本発明は、以下の実
施例および比較例に何ら制限されるものではない。な
お、以下の説明において、「部」および「%」は、特に
明記のない限り、重量基準である。
容器に、アクリル酸ブチル100部、アクリル酸4部、
3−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン(K
BM−503、信越シリコーン株式会社製)0.05
部、2,2’−アゾビス[2−(5−メチル−2−イミ
ダゾリン−2−イル)プロパン]ジヒドロクロライド
0.1部、1−ドデカンチオール0.05部を、ポリオ
キシエチレンラウリル硫酸ナトリウム1.5部を添加し
た水100部に加えて、乳化重合した後、10%アンモ
ニウム水を添加して、pH8に調整することにより、
(メタ)アクリル酸エステルを主成分とする共重合体の
水分散液を調製した。
アミノプロピルトリメトキシシラン(KBM−903、
信越シリコーン株式会社製)0.1部と、ロジン系樹脂
(スーパーエステルE−100、荒川化学工業株式会社
製)を水分散液の固形分100部に対して30部とを添
加して、水分散型粘着剤組成物を得た。
mのPETフィルム(S−10、東レ株式会社製)に塗
布し、120℃で3分乾燥することによって、厚さ70
μmの粘着剤層が積層される粘着シートを得た。
ラン(KBM−903、信越シリコーン株式会社製)
0.1部に代えて、トルエンに溶解したN−β(アミノ
エチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン(KB
M−603、信越シリコーン株式会社製)を0.1部添
加した以外は、実施例1と同様の操作によって、水分散
型粘着剤組成物および粘着シートを得た。
ラン(KBM−903、信越シリコーン株式会社製)
0.1部に代えて、トルエンに溶解したγ−トリエトキ
シシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチリデン)プロ
ピルアミン(KBE−9103、信越シリコーン株式会
社製)を0.1部添加した以外は、実施例1と同様の操
作によって、水分散型粘着剤組成物および粘着シートを
得た。
ラン(KBM−903、信越シリコーン株式会社製)
0.1部に代えて、トルエンに溶解したγ−ウレイドプ
ロピルトリエトキシシラン(KBE−585、信越シリ
コーン株式会社製)を0.1部添加した以外は、実施例
1と同様の操作によって、水分散型粘着剤組成物および
粘着シートを得た。
ラン(KBM−903、信越シリコーン株式会社製)
0.1部を添加しなかった以外は、実施例1と同様の操
作によって、水分散型粘着剤組成物および粘着シートを
得た。
ラン(KBM−903、信越シリコーン株式会社製)
0.1部に代えて、トルエンに溶解したn−ヘキサデシ
ルトリメトキシシラン(AY43−216MC、東レ・
ダウコーニング・シリコーン株式会社製)を0.1部添
加した以外は、実施例1と同様の操作によって、水分散
型粘着剤組成物および粘着シートを得た。
を、温度40℃、湿度92%RHの加湿雰囲気下におい
て7日間保存した後、次の特性を評価した。
を、それぞれ10mm幅に切断して、サンプルを用意し
た。各サンプルにおいて、その粘着剤層側に、投錨性に
優れる粘着テープを貼着するとともに、その基材(PE
Tフィルム)側を、剛性を有する板状体に貼着して、粘
着テープ側を、万能引張試験機(ミネベア株式会社、T
CM−1kNB)を用いて引っ張り、180°剥離試験
によって剥離力を測定した。なお、試験は、温度23
℃、湿度60%RHの雰囲気下で、クロスヘッドスピー
ド300mm/minとして実施した。その結果を表1
に示す。
10mm幅に切断して、サンプルを用意した。各サンプ
ルを、フェノール樹脂板に対し、10mm×20mmの
接触面積で貼着し、1晩放置後、40℃で30分放置し
た後に、フェノール樹脂板を垂下し、サンプルの自由端
に、500gの均一荷重を負荷して、40℃、1時間で
のずれ距離を測定した。その結果を表1に示す。
7日間保存後における剥離力が、比較例1、2の貼着シ
ートに比べて良好であることがわかる。
え、アミノ基を有するシラン化合物が添加されていて
も、その保持力が、比較例1、2の貼着シートと同等で
あることがわかる。
着剤組成物は、優れた端末剥がれ性と高い保持性を実現
することができ、この水分散型粘着剤組成物が、粘着剤
層として基材上に積層されている粘着シートは、無溶剤
タイプの粘着シートであり、有機溶剤が使用されていな
いため、環境衛生上望ましく、また、(メタ)アクリル
酸エステルを主成分とし、シラン系単量体を含む単量体
混合物を共重合することにより得られる共重合体を含む
水分散型粘着剤組成物によって、粘着剤層が形成されて
いるにもかかわらず、優れた端末剥がれ性と高い保持性
を実現することができ、しかも、難接着フィルムに対し
ても、十分な投錨力を発現することができ、とりわけ、
加湿雰囲気下の保存後においても、その投錨力の低下が
少なく、良好な接着性能を発現することができる。
に粘着剤層が積層され、その粘着剤層にライナーが貼着
された状態で巻回されている態様)を模式的に示す断面
図である。
面に粘着剤層が積層され、その一方の粘着剤層にライナ
ーが貼着された状態で巻回されている態様)を模式的に
示す断面図である。
層が積層されている基材の片面に粘着剤層が積層された
状態で巻回されている態様)を模式的に示す断面図であ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 (メタ)アクリル酸エステルを主成分と
し、シラン系単量体を含む単量体混合物を共重合するこ
とにより得られる共重合体と、アミノ基を有するシラン
化合物とを含有することを特徴とする、水分散型粘着剤
組成物。 - 【請求項2】 前記単量体混合物100重量部に対し
て、シラン系単量体が0.005〜1重量部含有されて
いることを特徴とする、請求項1に記載の水分散型粘着
剤組成物。 - 【請求項3】 前記単量体混合物100重量部に対し
て、アミノ基を有するシラン化合物が0.005〜5重
量部含有されていることを特徴とする、請求項1または
2に記載の水分散型粘着剤組成物。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の水分散
型粘着剤組成物からなる粘着剤層が、基材上に積層され
ていることを特徴とする、粘着シート。 - 【請求項5】 基材が、ポリエチレンテレフタレートか
らなることを特徴とする、請求項4に記載の粘着シー
ト。
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