JP2003321580A - 熱可塑性エラストマー組成物、熱可塑性エラストマー組成物の製造方法、該組成物を用いた紙葉類の重送防止部材、及び給紙ローラ - Google Patents

熱可塑性エラストマー組成物、熱可塑性エラストマー組成物の製造方法、該組成物を用いた紙葉類の重送防止部材、及び給紙ローラ

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JP2003321580A
JP2003321580A JP2002127346A JP2002127346A JP2003321580A JP 2003321580 A JP2003321580 A JP 2003321580A JP 2002127346 A JP2002127346 A JP 2002127346A JP 2002127346 A JP2002127346 A JP 2002127346A JP 2003321580 A JP2003321580 A JP 2003321580A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱可塑性エラストマー組成物の摩擦係数、耐
摩耗性の向上を図ると共に、熱可塑性エラストマー組成
物の生産性を改良し、高摩擦係数であり耐摩耗性に優れ
た給紙部材を得る。 【解決手段】 ゴムと、該ゴムと極性の異なる熱可塑性
樹脂あるいは/及び熱可塑性エラストマーと、相容化剤
と、樹脂架橋剤または過酸化物架橋剤とを配合して動的
架橋することにより熱可塑性エラストマー組成物を得
て、これにより、紙葉類の重送防止部材、給紙ローラ等
の事務機器用等の給紙部材を作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性エラスト
マー組成物、熱可塑性エラストマー組成物の製造方法、
該組成物を用いた紙葉類の重送防止部材、及び給紙ロー
ラに関し、詳しくは、熱可塑性エラストマー組成物の耐
摩耗性と摩擦係数を改良するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェットプリンター、レー
ザプリンター、静電式複写機、普通紙ファクシミリ装
置、自動預金支払機(ATM)等における紙送り機構に
は、給紙ローラや該給紙ローラと対向配置される紙葉類
の重送防止部材等の給紙部材が使用されている。このよ
うな給紙部材は、生産性が良く、物性にも優れる点から
熱可塑性エラストマー組成物により形成されるものが多
い。
【0003】このような熱可塑性エラストマー組成物
は、ゴム成分と熱可塑性樹脂成分を緊密に混合した後に
架橋剤を添加する方法や、ゴム成分とその架橋剤を予め
均一状態になるまで低温で混練した後に熱可塑性樹脂等
の必要な材料を投入する方法等により製造されている。
【0004】近年、上記のような給紙ローラ、紙用類の
重送防止部材に代表される給紙部材等の事務機器用部材
に適した熱可塑性エラストマー組成物の耐摩耗性等の物
性を向上させるため、種々の提案がなされている。
【0005】例えば、特開平8−143200号では、
ウレタン系熱可塑性エラストマーとEPDMゴムと硫黄
架橋剤とからなるブレンドゴム組成物を用い、摩擦係数
が大きく且つ耐摩耗性に優れたゴムローラが提案されて
いる。
【0006】また、特開平10−130362号では、
熱可塑性ポリウレタン(TPU)と、非極性であるPP
とEPDMを動的架橋した混合物とをブロックコポリマ
ー相容化剤と共に配合したブレンド物が提案されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−143200号のゴムローラは、反応速度の遅い硫
黄架橋剤により架橋されているため、加硫速度が遅く、
ゴム成分の機械的物性を十分に向上させることができな
いという問題がある。さらには、極性の異なるウレタン
系熱可塑性エラストマーとEPDMゴムとの配合である
ため、両者の界面が破壊され、組成物が白化したり、十
分な混練ができないという問題がある。
【0008】また、特開平10−130362号のブレ
ンド物は、ポリプロピレンを用いているため耐摩耗性が
悪い上に、摩擦係数が低くなるという問題がある。さら
に、これらのブレンド物を単に混合することが記載され
ているだけであり、動的架橋を行っていないため、適度
な耐摩耗性等の物性値を得られないという問題がある。
【0009】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
のであり、摩擦係数が高く、耐摩耗性に優れた熱可塑性
エラストマー組成物を提供し、かつ、混練の工程を簡略
化でき、生産性に優れる熱可塑性エラストマー組成物の
製造方法を提供すると共に、摩擦係数が高く、耐摩耗性
に優れた紙葉類の重送防止部材、並びに給紙ローラを提
供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ゴムと、該ゴムと極性の異なる熱可塑性
樹脂あるいは/及び熱可塑性エラストマー(熱可塑性成
分)と、相容化剤とを含み、樹脂架橋剤または過酸化物
架橋剤を用いて動的架橋されてなることを特徴とする熱
可塑性エラストマー組成物を提供している。
【0011】上記のように互いに極性の異なるゴム成分
と熱可塑性成分とを、相容化剤と共に配合している上
に、樹脂架橋剤または過酸化物架橋剤を用いて動的架橋
を行っている。このため、互いに極性の異なるゴム成分
と熱可塑性成分とを相容化させ効果的にアロイ化するこ
とができる上に、加硫速度も良好でありゴム成分等の機
械的物性を十分に向上させることができる。特に、耐候
性等に優れる非極性のゴムと、耐摩耗性等に優れる極性
の熱可塑性樹脂あるいは/及び熱可塑性エラストマーと
の組み合わせ等、物性の異なる材料の組み合わせが可能
となり、摩擦係数が高く、耐摩耗性に優れた熱可塑性エ
ラストマー組成物を得ることができる。
【0012】上記ゴムはオレフィン系共重合ゴムである
ことが好ましく、種々のオレフィン系共重合ゴムの内か
ら1種類以上を適宜選択することができる。特に、上記
ゴムは、EPDM100%とすることが最も好ましく、
EPDMと他のゴムとをブレンドする場合、全ゴムに占
めるEPDMの比率は50重量%以上、さらには80重
量%以上が好ましい。この理由は、EPDMは主鎖が飽
和炭化水素からなり、主鎖に二重結合を含まないため、
高濃度オゾン雰囲気、光線照射等の環境下に長時間曝さ
れても、分子主鎖切断が起こりにくく、従って最終製
品、例えばローラの耐候性を高めることができるためで
ある。また、EPDMは、その配合量により摩擦係数の
調節が容易とされる。なお、EPDMは、ゴム成分のみ
からなる非油展タイプでも良いし、ゴム成分とともに親
展油を含む油展タイプでも良く、また第3成分も特に限
定されるものではない。
【0013】上記オレフィン系共重合ゴムとしては、E
PDMの他に、ブチルゴム(IIR)、ブタジエンゴム
(BR)、イソプレンゴム(IR)、スチレンブタジエ
ンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、天然ゴ
ム(NR)、1,2―ポリブタジエン、アクリロニトリ
ルーブタジエンゴム(NBR)、エチレンプロピレンゴ
ム、アクリルゴム(ACM)、クロロスルフォン化ポリ
エチレン、ポリトランスペンテナマー(PTPR)、エ
チレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)、塩素化ポリエ
チレン(CPE)等が挙げられる。
【0014】上記熱可塑性樹脂あるいは/及び熱可塑性
エラストマーがウレタン系熱可塑性エラストマー(TP
U)、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂から選択され
るいずれか1種以上であることが好ましい。特にウレタ
ン系熱可塑性エラストマーを用いることにより、耐摩耗
性の向上と高い摩擦係数の両立を可能とすることができ
る。ウレタン系熱可塑性エラストマーは、エステル系、
エーテル系等が挙げられるが、いずれのタイプのものを
用いても良い。環境依存性の点からはエーテル系が好ま
しい。
【0015】上記のように、耐摩耗性と高摩擦係数の点
からは、上記ゴムをEPDMとし、上記熱可塑性樹脂あ
るいは/及び熱可塑性エラストマーをウレタン系熱可塑
性エラストマーとするのが最適である。
【0016】上記ゴム100重量部に対して、上記熱可
塑性樹脂あるいは/及び熱可塑性エラストマーを10重
量部以上の割合で配合していることが好ましい。これに
より耐摩耗性を要求される部材等としての摩擦係数等の
種々の物性を向上することができる。なお、より好まし
くは10重量部以上200重量部以下、さらに好ましく
は30重量部以上100重量部以下が良い。
【0017】上記相容化剤は、上記ゴムと上記熱可塑性
樹脂あるいは/及び熱可塑性エラストマーとの合計重量
の2%以上、上記熱可塑性樹脂あるいは/及び熱可塑性
エラストマーの重量未満の割合で配合されている。これ
により、熱可塑性エラストマー組成物中のゴム成分のゴ
ム相と熱可塑性成分の樹脂相との界面の相容性を効率良
く高めることができる。上記範囲としているのは、上記
範囲より配合量が少ないと十分な相容化剤の効果を得に
くいためである。一方、上記範囲より配合量が多いと各
種力学物性が低下する恐れがあるためである。なお、好
ましくは、上記相容化剤は、架橋剤等の種類にもよる
が、上記ゴムと上記熱可塑性樹脂あるいは/及び熱可塑
性エラストマーとの合計重量の2%以上20%以下の割
合で配合するのが良い。
【0018】上記相容化剤としては、両成分の構造と同
じか、あるいは両成分と相溶性を有する構造を含むとい
う理由により、アクリル酸エステル系の熱可塑性樹脂が
好ましい。その他、一般的な従来公知の相溶化剤を用い
ることができるが、極性と非極性の構造を有するものが
好ましい。相容化剤は、反応型相容化剤と非反応型相容
化剤とが挙げられる。反応型相容化剤は、酸無水環、エ
ポキシ環、カルボン酸基等がポリマー主鎖あるいは側差
についており、少ない使用量で効果を得ることができ、
生産性を向上させる目的に適しており、無水マレイン酸
グラフトポリプロピレン、スチレン/無水マレイン酸共
重合物、エチレン/グリシジルメタクリレート共重合
物、エチレン/グリシジルメタクリレート共重合物への
スチレン(またはMMA)グラフト共重合物等が挙げら
れる。非反応型相容化剤は、混練り、成形条件も容易
で、安価である上に、良好な物性を得やすく、摩擦係
数、耐摩耗性を向上させやすく、ポリエチレン/ポリメ
チルメタクリレート(PMMA)ブロック共重合物、ポ
リエチレン/ポリスチレン(またはPMMA)グラフト
共重合物等が挙げられる。具体的には、日本油脂(株)
SS300(オレフィン系熱可塑性エラストマー(非反
応型))、日本油脂(株)IE200(EPR+エポキ
シ(反応型))。日本油脂(株)モディパーA6600
(EVA+アクリル酸(非反応型))等を用いることが
できる。
【0019】上記樹脂架橋剤は加熱等によってゴムに架
橋反応を起こさせる合成樹脂であり、硫黄と加硫促進剤
とを併用する場合に比べ、ブルームが生じにくく圧縮永
久ひずみも小さいため、精度維持や耐久性に優れる点で
好ましい。特に、フェノール樹脂が好ましい。
【0020】その他の樹脂架橋剤としては、メラミン・
ホルムアルデヒド樹脂、トリアジン・ホルムアルデヒド
縮合物、ヘキサメトキシメチル・メラミン樹脂等が挙げ
られ、複数種を用いても良い。フェノール樹脂の具体例
としては、フェノール、アルキルフェノール、クレゾー
ル、キシレノール、レゾルシン等のフェノール類と、ホ
ルムアルデヒド、アセトアルデヒド、フルフラール等の
アルデヒド類との反応により合成される各種フェノール
樹脂が挙げられる。特に、ベンゼンのオルト位又はパラ
位にアルキル基が結合したアルキルフェノールと、ホル
ムアルデヒドとの反応によって得られるアルキルフェノ
ール・ホルムアルデヒド樹脂が、ゴムとの相溶性に優れ
るとともに、反応性に富んでいて架橋反応開始時間を比
較的早くできるので好ましい。アルキルフェノール・ホ
ルムアルデヒド樹脂のアルキル基は、通常、炭素数が1
から10のアルキル基であり、具体的には、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基等が挙げられる。ま
た、硫化−p−第三ブチルフェノールとアルデヒド類と
を付加縮合させた変性アルキルフェノール樹脂や、アル
キルフェノール・スルフィド樹脂も樹脂架橋剤として使
用可能である。樹脂架橋剤の配合量は、ゴム成分100
重量部に対して1重量部以上50重量部以下、好ましく
は3重量部以上15重量部以下が良い。
【0021】また、本発明における動的架橋は、塩素、
臭素、フッ素、ヨウ素等のハロゲンの存在下に行っても
よい。動的架橋時にハロゲンを存在させるには、ハロゲ
ン化された樹脂架橋剤を用いるか、エラストマー組成物
中にハロゲン供与性物質を配合してもよい。ハロゲン化
された樹脂架橋剤としては、上記の各付加縮合型樹脂が
ハロゲン化されたものが挙げられる。なかでも、フェノ
ール樹脂のアルデヒドユニットに少なくとも一個のハロ
ゲン原子が結合したハロゲン化フェノール樹脂、特には
ハロゲン化アルキルフェノールホルムアルデヒド樹脂
が、ゴムとの相溶性に優れるとともに、反応性に富んで
いて架橋反応開始時間を比較的早くできるので好まし
い。
【0022】またハロゲン供与性物質としては、塩化第
二スズ等の塩化スズ、塩化第二鉄、塩化第二銅等が挙げ
られる。ハロゲン化樹脂としては、例えば塩素化ポリエ
チレン等が挙げられる。これらのハロゲン供与性物質は
単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよ
い。
【0023】上記樹脂架橋以外に、ブルームを起こし難
く、圧縮永久歪みが小さい等の理由により過酸化物架橋
剤(パーオキサイド架橋剤)も好ましく用いることがで
きる。過酸化物架橋剤は、使用する材料や押出条件等に
より適当な反応速度になるものを適宜選択可能である
が、2軸押出機による180℃〜220℃程度での架橋
に最適であり、架橋密度を高めることができる。特に、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキシン−3が好ましい。過酸化物架橋剤の配合量
は、ゴム成分100重量部に対して0.5重量部以上2
0重量部以下、好ましくは1重量部以上10重量部以下
が良い。
【0024】過酸化物架橋剤としては2,5−ジメチル
−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3や
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン、ジクミルパーオキサイド等、各種の過酸
化物を必要に応じて選択することができる。なお、過酸
化物架橋を行う場合は、疲労特性等の各種の機械的物性
を改良、調整したり、架橋密度を向上させる目的で、ト
リアリルイソシアヌレート(TAIC)、トリアリルシ
アヌレート(TAC)、トリメチロールプロパンメタク
リレート(TMPT)、エチレングリコールジメタクリ
レート(EDMA)等の架橋助剤を用いてもよく、必要
に応じて、樹脂架橋と併用してもよい。
【0025】また、架橋反応を適切に行うために架橋活
性剤を用いてもよい。架橋活性剤としては金属酸化物が
使用され、特に酸化亜鉛、炭酸亜鉛が好ましい。なお、
必要に応じて、可塑剤やオイル等の軟化剤、老化防止
剤、ワックス等を配合しても良い。
【0026】また、本発明は、ゴムと、該ゴムと極性の
異なる熱可塑性樹脂あるいは/及び熱可塑性エラストマ
ーと、相容化剤と、樹脂架橋剤または過酸化物架橋剤と
を同時に混練して動的架橋する工程を有することを特徴
とする熱可塑性エラストマー組成物の製造方法を提供し
ている。
【0027】このように、互いに極性の異なるゴム成分
と熱可塑性成分とを、相容化剤と共に配合しているた
め、両者の界面が破壊することなく両者を効果的にアロ
イ化することができる上に、樹脂架橋剤または過酸化物
架橋剤を用いて動的架橋を行っているため、加硫速度も
良好であり生産性も高めることができる。さらに、上記
配合によれば、1つの工程で同時に混練して動的架橋を
行うことができるため、混練工程を簡略化することがで
き、生産性、作業性を高めることができる。特に、2軸
押出機を用いて短時間で混練することが好ましい。
【0028】さらに、本発明は、上記熱可塑性エラスト
マー組成物を用いてなることを特徴とする紙葉類の重送
防止部材を提供している。本発明の熱可塑性エラストマ
ー組成物を用い、複写機、プリンター、ファクシミリ等
の給紙機構に使用される分離シート、分離パッド、分離
ローラ等の紙葉類(PPC用紙、OHP用フィルム等)
の重送防止部材を形成することができる。これにより、
紙葉類を1枚ずつ確実に分離し画像形成機構に送り出す
紙葉類重送防止部材の強度、高摩擦係数等を維持しなが
ら、耐摩耗性を向上することができる。
【0029】さらには、本発明は、上記熱可塑性エラス
トマー組成物を用いてなることを特徴とする給紙ローラ
を提供している。本発明の熱可塑性エラストマー組成物
を用い、トレイに蓄えられたPPC用紙、OHP用フィ
ルム等の紙葉類を画像形成機構に送り出す給紙ローラを
形成することができる。これにより、給紙ローラの強
度、高摩擦係数等を維持しながら、耐摩耗性を向上する
ことができる。
【0030】本発明の紙葉類の重送防止部材や給紙ロー
ラ等の給紙部材の硬度はJIS A硬度(JIS K6
253スプリング式測定法)で10度〜95度の範囲で
あるのが好ましい。詳細には、給紙ローラとする場合に
は10度〜50度が好ましく、分離パッド等とする場合
には50度〜95度が好ましい。また、良好な給紙性能
を得るためには、実機耐久試験における3万枚通紙後の
部材の摩耗量が15×10−3cm以下であることが
好ましい。さらに、ヘイドン14型試験機を用いた摩擦
係数測定(荷重1.96N、速度10mm/sec)に
おける摩擦係数が0.90以上であることが好ましい。
【0031】本発明の熱可塑性エラストマー組成物部、
熱可塑性エラストマー組成物の製造方法を用い、紙葉類
の重送防止部材及び給紙ローラ等の事務機器用部材は、
下記のような方法により作成できる。例えば、全ての原
料を2軸押出機、オープンロール、バンバリーミキサ
ー、ニーダー等のゴム混練装置に投入して1つの工程で
同時に混練する。混練温度が約160℃〜230℃で加
熱し、0.5分〜10分程度混練してゴムを動的架橋し
た後、ゴム混練装置より押し出している。この押し出し
た熱可塑性エラストマー組成物をペレット化し、該ペレ
ットを単軸押出機にてシート状に成形し、このシートを
スライスまたは研磨することで、必要な厚みのシートと
することにより紙葉類の重送防止部材としている。
【0032】また、上記熱可塑性エラストマー組成物を
ペレット化し、該ペレットを射出(インジェクション)
成形機により射出成形してチューブ状に成形する。この
成形品の表面を研磨した後、所要寸法にカットして給紙
ローラとしている。なお、射出成形機のかわりに樹脂用
単軸押出機によってチューブ状に押し出し、それをカッ
トすることによって給紙ローラとすることもできる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。本実施形態の熱可塑性エラストマー
組成物は、オレフィン系共重合ゴムとして非極性である
非油展のEPDM100重量部と、熱可塑性成分として
極性を有するウレタン系熱可塑性エラストマー(TP
U)43重量部と、相容化剤としてアクリル酸エステル
系の熱可塑性樹脂6.4重量部と、樹脂架橋剤として2
種の反応性フェノール樹脂を各々1.4重量部、4.2
重量部とを含んでいる。
【0034】本実施形態の熱可塑性エラストマー組成物
は、以下に示す本発明の熱可塑性エラストマーの製造方
法により製造している。上記全材料及び架橋剤等の任意
に配合する薬品等を2軸押出機の同一投入口より同時に
投入して、200℃の温度で加熱し、1つの工程で混練
している。この状態で、200rpmにて混練し、動的
架橋を行っている。
【0035】上記のように動的架橋された熱可塑性エラ
ストマー組成物をペレット化し、該ペレットを単軸押出
機にてシート状に成形し、このシートをスライスまたは
研磨することで、必要な厚みのシートとすることにより
紙葉類の重送防止部材としている。
【0036】また、上記ペレットを射出(インジェクシ
ョン)成形機により射出成形してチューブ状に成形し、
この成形品の表面を研磨した後、所要寸法にカットして
給紙ローラとすることもできる。
【0037】図1は、本発明の紙葉類の重送防止部材と
しての分離シート、及び給紙ローラが用いられた給紙機
構が示された模式的断面図である。この給紙機構は、給
紙ローラ2とトレイ4とを備えている。トレイ4は、そ
の上面の給紙ローラ2寄りに分離シート6を備えてい
る。トレイ4の上面には、多数枚の紙葉類8が重ねられ
て蓄えられている。トレイ4の給紙ローラ2寄りは、そ
の下面に当接するバネ(図示されず)によって上方に押
し上げられ、給紙ローラ2に向かって押し付けられてい
る。分離シート6と給紙ローラ2との間には、紙葉類8
の先端部分10が挟まれている。給紙ローラ2が図中の
矢印Rで示される方向に回転することにより、紙葉類8
が1枚ずつ画像形成機構に向けて送り出される構成とし
ている。なお、トレイと給紙ローラとが離間しており、
給紙ローラと対向する位置に分離パッドや分離ローラが
設けられる給紙機構においても本発明の熱可塑性エラス
トマー組成物を用いた給紙部材を用いることができる。
【0038】以下、本発明の熱可塑性エラストマー組成
物の実施例、比較例について詳述する。下記の表1に示
すように、各実施例、比較例について、表1に記載の配
合と架橋剤等の所要の配合剤を用いて、後述する方法に
より熱可塑性エラストマー組成物からなるペレット状の
生成物を製造した。
【0039】
【表1】
【0040】表中の各配合の数値単位は重量部である。
また表中の各配合の記載は以下の通りである。 ゴム(オレフィン系共重合ゴム) ・4770R:EPDM(デュポンダウエラストマージ
ャパン製NORDELIP NDR4770R(非油展
ゴム))(非極性) ・670F:EPDM(住友化学製、エスプレン670
F(パラフィンオイル100%油展(ゴム:オイル=5
0:50)))(非極性)
【0041】相容化剤 ・928DサニガムP−7395(GOODYEAR
製)、アクリル酸エステル系の熱可塑性樹脂
【0042】ウレタン系熱可塑性エラストマー(TP
U) ・エラストラン1195E(エステル系、硬度95A)
(BASFジャパン製)(極性) エラストランET385(エーテル系、硬度85A)
(BASFジャパン製)(極性)
【0043】オレフィン樹脂 ・BC6:ポリプロピレン(日本ポリケム製PP BC
6)(非極性) 水素添加スチレン系熱可塑性エラストマー セプトン4077:SEEPS(クラレ社製、セプトン
4077)(極性小、非極性のものと混合可)
【0044】樹脂架橋剤 ・タッキロール250−III(田岡化学社製)プロミ
ネーティッドアルキルフェノールホルムアルデヒド樹脂 ・タッキロール201(田岡化学社製)アルキルフェノ
ールホルムアルデヒド樹脂 過酸化物架橋剤 ・パーヘキシン25B(日本油脂製)2,5−ジメチル
−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3
【0045】(実施例1)表1に記載の全配合をタンブ
ラーにてドライブレンドし、HTM−38(アイベック
2軸押出機)にて、に200℃、200rpmにて1つ
の工程で同時に混練及び動的架橋し、ペレット状の生成
物を得た。この生成物を単軸押出機(φ50)(笠松加
工研究所)にて200℃、20rpmでシート状に成形
した。このシートをスライスまたは研磨することで、必
要な厚みの試験用のシートを得た。
【0046】(実施例2)ウレタン系熱可塑性エラスト
マーのみを実施例1と変更した。その他は、実施例1と
同様とした。
【0047】(実施例3)樹脂架橋剤ではなく、過酸化
物架橋剤を用いると共に、相容化剤とウレタン系熱可塑
性エラストマーの配合量を実施例1に対して変更した。
その他は、実施例1と同様とした。
【0048】(比較例1)非極性の油展EPDM(ゴ
ム:オイル=1:1)と非極性のポリプロピレンとの配
合とした。 (比較例2)非極性の非油展EPDMと非極性のポリプ
ロピレン、スチレン系熱可塑性エラストマーとの配合と
した。 (比較例3)非極性の非油展EPDMと極性のウレタン
系熱可塑性エラストマーの配合としたが、相容化剤を配
合しなかった。
【0049】上記各実施例、比較例の各試験用シートに
ついて摩擦係数、耐摩耗性評価、硬度測定(JIS A
硬度(JIS K6253スプリング式測定法))を行
った。
【0050】(摩擦係数測定)ヘイドン14型試験機を
用いた摩擦係数測定(荷重1.96N、速度10mm/
sec)を行った。サンプルは、10mm×30mmと
した。初期状態での摩擦係数が0.90以上を良好とし
た。
【0051】(耐摩耗性評価)ヒューレットパッカード
社製、レーザープリンタレーザージェット2200のC
ST分離パッドに各実施例、比較例のシートを取り付
け、30K(30000枚)通紙後の重量変化を摩耗量
とした。紙はキャノン製PPC用紙(A4)を使用し
た。摩耗量が15×10−3cm以下を良好とした。
【0052】表1に示すように、実施例1〜3は、非極
性のEPDMゴムと、極性のウレタン系熱可塑性エラス
トマーとを相容化剤と共に配合し、樹脂架橋剤または過
酸化物架橋剤を用いて架橋しているため。初期の摩擦係
数が0.90以上である上に、摩耗量も15×10−3
cm以下であり、高摩擦係数と良好な耐摩耗性を実現
していることが確認できた。
【0053】一方、比較例1は、ポリプロピレンを用い
ているため、摩耗量が非常に多く、耐摩耗性が悪かっ
た。比較例2は、非極性のゴム相と樹脂相との配合であ
り、摩擦係数が低く、摩擦係数と摩耗量の両立を実現で
きなかった。比較例3は、相容化剤を配合していないた
め、EPDMとウレタン系熱可塑性エラストマーが互い
に混ざり合うことができず作製不能であった。
【0054】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、互いに極性の異なるゴム成分と熱可塑性成分
とを、相容化剤と共に配合しているため、互いに極性の
異なるゴム成分と熱可塑性成分とを相容化させ効果的に
アロイ化することができる。さらに、樹脂架橋剤または
過酸化物架橋剤を用いて動的架橋を行っているため、加
硫速度も良好でありゴム成分等の機械的物性を十分に向
上させることができる。
【0055】よって、物性の異なる材料同士を配合する
ことができ、特に、耐候性等に優れる非極性のゴムと、
耐摩耗性等に優れる極性の熱可塑性樹脂あるいは/及び
熱可塑性エラストマーとを組み合わせた配合が可能とな
り、摩擦係数が高く、耐摩耗性に優れた熱可塑性エラス
トマー組成物を得ることができる。
【0056】また、本発明の製造方法によれば、互いに
極性の異なるゴムと熱可塑性成分とを1つの工程にて同
時に混練して動的架橋することで、混練工程を簡略化し
作業性を高めることができる。よって、製造効率が飛躍
的に向上し、生産に要するエネルギーやコストも減少す
るので、生産性や製品コストを低減することができる。
【0057】従って、本発明の熱可塑性エラストマーを
用いてなる紙葉類重送防止部材及び給紙ローラは、ゴム
のような耐久性、弾性、柔軟性と樹脂のような成形性を
併せ持つと共に、高摩擦係数を維持しながら、耐摩耗性
に優れており、かつ経済上有利であり、インクジェット
プリンター、レーザプリンター、静電式複写機、普通紙
ファクシミリ装置、自動預金支払機(ATM)等におけ
る紙送り機構において好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の熱可塑性エラストマー組成物を用い
た紙葉類の重送防止部材(分離シート)及び給紙ローラ
を備えた給紙機構を示す図である。
【符号の説明】
2 給紙ローラ 4 トレイ 6 分離シート 8 紙葉類 10 先端部分
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 101/00 C08L 101/00 Fターム(参考) 3F343 FA02 FB02 FB03 FB07 FC23 JA01 JD03 JD08 KB04 KB05 KB16 4F070 AA05 AA06 AA52 AA53 AA54 AA60 AC14 AC15 AC18 AC85 AE08 FB06 GA07 4J002 AC01W AC03W AC04W AC06W AC07W AC08W AC09W BB15W BB18W BB24W BB27W BC04Y BF03W BG04W BN03Y BN05Y BP03Y CC03Z CC05Z CC08Z CF00X CK02X CL00X FD14Z FD20Y GM00 GQ00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムと、該ゴムと極性の異なる熱可塑性
    樹脂あるいは/及び熱可塑性エラストマーと、相容化剤
    とを含み、樹脂架橋剤または過酸化物架橋剤を用いて動
    的架橋されてなることを特徴とする熱可塑性エラストマ
    ー組成物。
  2. 【請求項2】 上記ゴムがオレフィン系共重合ゴムであ
    り、上記熱可塑性樹脂あるいは/及び熱可塑性エラスト
    マーがウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)、ポ
    リアミド樹脂、ポリエステル樹脂から選択されるいずれ
    か1種以上である請求項1に記載の熱可塑性エラストマ
    ー組成物。
  3. 【請求項3】 上記ゴムがEPDMであり、上記熱可塑
    性樹脂あるいは/及び熱可塑性エラストマーがウレタン
    系熱可塑性エラストマーである請求項1または請求項2
    に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  4. 【請求項4】 上記相容化剤は、上記ゴムと上記熱可塑
    性樹脂あるいは/及び熱可塑性エラストマーとの合計重
    量の2%以上、上記熱可塑性樹脂あるいは/及び熱可塑
    性エラストマーの重量未満の割合で配合されている請求
    項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の熱可塑性エラ
    ストマー組成物。
  5. 【請求項5】 ゴムと、該ゴムと極性の異なる熱可塑性
    樹脂あるいは/及び熱可塑性エラストマーと、相容化剤
    と、樹脂架橋剤または過酸化物架橋剤とを同時に混練し
    て動的架橋する工程を有することを特徴とする熱可塑性
    エラストマー組成物の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載の熱可塑性エラストマー組成物を用いてなることを
    特徴とする紙葉類の重送防止部材。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載の熱可塑性エラストマー組成物を用いてなることを
    特徴とする給紙ローラ。
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