JP2003319942A - 超音波診断装置のバルーン装着方法 - Google Patents

超音波診断装置のバルーン装着方法

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JP2003319942A
JP2003319942A JP2002129510A JP2002129510A JP2003319942A JP 2003319942 A JP2003319942 A JP 2003319942A JP 2002129510 A JP2002129510 A JP 2002129510A JP 2002129510 A JP2002129510 A JP 2002129510A JP 2003319942 A JP2003319942 A JP 2003319942A
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balloon mounting
tightening ring
circumferential groove
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JP2002129510A
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Toshiyuki Hashiyama
俊之 橋山
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Original Assignee
Pentax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バルーンを挿入部先端に容易かつ均一に取り付
けることができる超音波診断装置のバルーン装着方法を
提供すること。 【解決手段】バルーン10を表裏反転させると共に前後
の向きを逆転させた状態で、二つの締め環10a,10
bのうち先側の締め環10aを二つの円周溝8a,8b
のうち先側の円周溝8aに係合させて、挿入部先端2,
5が内側を緩く通過する径の筒状のバルーン装着治具2
0の外周部に後側の締め環10bを広げて弾力的に締め
付け係合させ、その状態でバルーン10をバルーン装着
治具20と共に挿入部先端2,5に被さる状態にずらし
て、後側の締め環10bが後側の円周溝8b付近に位置
する状態で後側の締め環10bをバルーン装着治具20
から外し、バルーン装着治具20だけを挿入部先端2,
5の先端側に移動させて取り外して、後側の締め環10
bを後側の円周溝8bに係合させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、体腔内の超音波
断層像を得るための超音波診断装置のバルーン装着方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置によって体腔内の超音波
断層像を得ようとする場合、超音波プローブと被検部と
の間には一般に少なくとも2〜3cm程度の間隔をとる
必要がある。
【0003】また、超音波は液体中は伝わり易いが空気
中は伝わり難い特性を有するので、超音波プローブと被
検部との間の空間には、超音波伝達性のよい脱気水等の
液体を充満させる必要がある。
【0004】そこで一般に、超音波診断装置の挿入部先
端に配置された超音波プローブを囲むようにシリコンゴ
ム等からなる膨縮自在なバルーンを取り付け、バルーン
内に脱気水等を送り込んでバルーンを膨らませる構造を
とっている。
【0005】そのようなバルーンの形状は超音波診断装
置の走査方式等によって異なるが、挿入部先端の軸線周
りを走査するいわゆるラジアル走査を行うタイプのもの
では、バルーンが筒状に形成されてその前後両端付近の
各々に締め環が一体に形成されている。
【0006】そして、バルーンを挿入部先端に取り付け
る際には、筒状のバルーンを手でしごいて挿入部先端に
被さる状態にずらしていき、バルーンの前後両端に形成
されている二つの締め環を挿入部先端に形成されている
二つの円周溝に各々係合させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、挿入部先端の
外径寸法と比較してバルーンの前後両端に形成されてい
る締め環の内径寸法の方が小さいことから、上述のよう
にバルーンを手でしごいて挿入部先端に被さる状態にず
らしていく作業は、締め環を弾力的に広げながら行わな
ければならないので、バルーンが一様にスムーズに進ん
でいかず骨が折れるものであると同時に、バルーンの一
部が締め環の内側に挟み込まれた状態に取り付けられる
等して、バルーンが歪に膨らんでしまう場合があった。
【0008】そこで本発明は、バルーンを挿入部先端に
容易かつ均一に取り付けることができる超音波診断装置
のバルーン装着方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の超音波診断装置のバルーン装着方法は、弾
力性のある素材によって筒状に形成されたバルーンの前
後両端付近に各々形成された締め環を、挿入部先端の超
音波プローブの前後の位置に各々形成された円周溝に係
合させるための超音波診断装置のバルーン装着方法にお
いて、バルーンを表裏反転させると共に前後の向きを逆
転させた状態で、二つの締め環のうち先側の締め環を二
つの円周溝のうち先側の円周溝に係合させて、挿入部先
端が内側を緩く通過する径の筒状のバルーン装着治具の
外周部に後側の締め環を広げて弾力的に締め付け係合さ
せ、その状態でバルーンをバルーン装着治具と共に挿入
部先端に被さる状態にずらして、後側の締め環が後側の
円周溝付近に位置する状態で後側の締め環をバルーン装
着治具から外し、バルーン装着治具だけを挿入部先端の
先端側に移動させて取り外して、後側の締め環を後側の
円周溝に係合させるようにしたものである。
【0010】なお、バルーン装着治具の外周部に、バル
ーンの後側の締め環が係合する段差が形成されている
と、バルーンがバルーン装着治具から意に反して外れ難
い。
【0011】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図2は、超音波診断装置である超音波内視鏡
を示しており、可撓性の挿入部1の先端に連結された先
端部本体2に、超音波プローブと光学観察窓等が配置さ
れている。
【0012】先端部本体2にはバルーン10が着脱自在
に取り付けられ、そのバルーン10内に脱気水等の液体
を送排水するための送排水管路3が挿入部1内に挿通配
置されている。そして、送排水管路3に対して送排水具
等を接続するための注水口金3aが、挿入部1の基端に
連結された操作部4に配置されている。
【0013】図3は、超音波診断装置である超音波内視
鏡の挿入部1の先端部分を示しており、超音波プローブ
5は先端部本体2の中間部分を囲む環状に形成されてい
て、挿入部1の先端部分の軸線の回りに、放射状に超音
波を発受信するラジアル走査を行うようになっている。
【0014】また、挿入部1の先端面には、前方を光学
観察するための観察窓6と照明窓7等が並んで配置され
ていて、超音波診断機能だけでなく内視鏡機能を併有し
ている。
【0015】そのようにして略円柱状に形成されている
先端部本体2の前後両端位置には、バルーン10の前後
両端に各々形成された二つの締め環10a,10bを係
合させるための二つの円周溝8a,8bが、超音波プロ
ーブ5を間に挟んでその前後位置に各々形成されてい
る。
【0016】バルーン10は、例えば弾力性に富むシリ
コンゴム等の材料によって例えば肉厚0.05mm程度
の薄肉の筒状に形成され、その前後両端のOリング状の
締め環10a,10bは、それらが係合する円周溝8
a,8bより小さな径でバルーン10と同じ材料でバル
ーン10と一体成形されている。
【0017】なお、各図においてバルーン10の外面は
砂目状に図示してある。また、この実施例のバルーン1
0は樽状に形成されているが、円筒状等であってもよ
い。そのようなバルーン10を、超音波プローブ5を囲
むように先端部本体2に取り付けるにあたり、まず、図
3に図示されているように、バルーン10を表裏反転さ
せると共に前後の向きを逆転させる。
【0018】そして、その状態で、図4に示されるよう
に、先側の締め環10aを二つの円周溝8a,8bのう
ち先側の円周溝8aに係合させる。この作業は、バルー
ン10を先端部本体2に被せることなく容易に行うこと
ができる。
【0019】次いで、図1に示されるように、挿入部1
の先端に配置されている先端部本体2及び超音波プロー
ブ5が内側を緩く通過する径の短い円筒状の金属製又は
プラスチック製のバルーン装着治具20を準備し、後側
の締め環10bを広げてバルーン装着治具20の外周面
に弾力的に締め付け係合させる。
【0020】この実施例のバルーン装着治具20は、バ
ルーン10内に潜る部分の外径がバルーン10からはみ
出す部分の外径より少し大きく形成されており、それに
よって外周面の中間部分に段差21が形成されている。
【0021】したがって、矢印Aに示されるようにバル
ーン10を先端部本体2側に引っ張っても、後側の締め
環10bが段差21に引っ掛かるのでバルーン10がバ
ルーン装着治具20から外れない。
【0022】そのようにして、バルーン10をバルーン
装着治具20と共に先端部本体2に被さる状態にずらし
ていく。その間、後側の締め環10bは径方向に引き伸
ばされてバルーン装着治具20の外周面を締め付けた状
態になっているので、後側の締め環10bが先端部本体
2や超音波プローブ5の表面等に引っ掛かることなく容
易に作業することができる。
【0023】そして、図5に示されるように、後側の締
め環10bが後側の円周溝8b付近に位置する状態にな
ったら、矢印Bに示されるように後側の円周溝8bをバ
ルーン10から外して、図6に示されるように、バルー
ン装着治具20だけを先端部本体2の先端側に移動させ
て取り外す。
【0024】このようにすることにより、バルーン10
が先端部本体2に歪まずに均一に被覆され、バルーン1
0の後側の締め環10bを後側の円周溝8bに係合させ
ることにより、二つの締め環10a,10bが先端部本
体2に形成されている二つの円周溝8a,8bに係合し
た状態になる。
【0025】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば本発明を光学観察機能のない超音波
診断装置のバルーン装着に適用しても差し支えない。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、バルーンをバルーン装
着治具と共に挿入部先端に被さる状態にずらしていく
間、後側の締め環は径方向に引き伸ばされてバルーン装
着治具の外周面を締め付けた状態になっているので、バ
ルーン装着途中で後側の締め環が挿入部先端の表面に引
っ掛かることなく、バルーンを挿入部先端に容易かつ均
一に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の超音波内視鏡にバルーンを取
り付ける途中の状態を示す側面部分断面図である。
【図2】本発明の実施例の超音波内視鏡の全体構成を示
す側面図である。
【図3】本発明の実施例の超音波内視鏡にバルーンが取
り付けられる前の状態の側面図(バルーンは半断面図)
である。
【図4】本発明の実施例の超音波内視鏡にバルーンを取
り付ける途中の状態の側面図である。
【図5】本発明の実施例の超音波内視鏡にバルーンを取
り付ける途中の状態の側面図である。
【図6】本発明の実施例の超音波内視鏡にバルーンが取
り付した状態の側面図である。
【符号の説明】
1 挿入部 2 先端部本体(挿入部先端) 5 超音波プローブ(挿入部先端) 8a 先側の円周溝 8b 後側の円周溝 10 バルーン 10a 先側の締め環 10b 後側の締め環 20 バルーン装着治具 21 段差

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾力性のある素材によって筒状に形成され
    たバルーンの前後両端付近に各々形成された締め環を、
    挿入部先端の超音波プローブの前後の位置に各々形成さ
    れた円周溝に係合させるための超音波診断装置のバルー
    ン装着方法において、 上記バルーンを表裏反転させると共に前後の向きを逆転
    させた状態で、上記二つの締め環のうち先側の締め環を
    上記二つの円周溝のうち先側の円周溝に係合させて、上
    記挿入部先端が内側を緩く通過する径の筒状のバルーン
    装着治具の外周部に後側の締め環を広げて弾力的に締め
    付け係合させ、 その状態で上記バルーンを上記バルーン装着治具と共に
    上記挿入部先端に被さる状態にずらして、上記後側の締
    め環が後側の円周溝付近に位置する状態で上記後側の締
    め環を上記バルーン装着治具から外し、 上記バルーン装着治具だけを上記挿入部先端の先端側に
    移動させて取り外して、上記後側の締め環を上記後側の
    円周溝に係合させるようにしたことを特徴とする超音波
    診断装置のバルーン装着方法。
  2. 【請求項2】上記バルーン装着治具の外周部に、上記バ
    ルーンの後側の締め環が係合する段差が形成されている
    請求項1記載の超音波診断装置のバルーン装着方法。
JP2002129510A 2002-05-01 2002-05-01 超音波診断装置のバルーン装着方法 Pending JP2003319942A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011083410A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Hoya Corp 超音波内視鏡の挿入部先端構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011083410A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Hoya Corp 超音波内視鏡の挿入部先端構造

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