JP2003319419A - データ復号装置 - Google Patents

データ復号装置

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JP2003319419A JP2002124346A JP2002124346A JP2003319419A JP 2003319419 A JP2003319419 A JP 2003319419A JP 2002124346 A JP2002124346 A JP 2002124346A JP 2002124346 A JP2002124346 A JP 2002124346A JP 2003319419 A JP2003319419 A JP 2003319419A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号化データのエラーを、視覚に対する影響
をできるだけ少なく、修復する。 【解決手段】 データ復号装置は、複数のチャンネルの
動画像を符号化したデータを復号する復号部100と、
符号化データの中からエラーを検出するエラー検出部1
04と、動きベクトル抽出部106および視差ベクトル
抽出部112により抽出された結果に基づいて複数の修
復回路の中から1の修復回路を選択して、選択された修
復回路を用いてエラーを修復する修復回路決定部118
と、修復されたエラーを含むデータに基づいて出力画像
を合成する出力画像合成部120とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のチャンネル
における動画像を符号化した、複数チャンネル符号化デ
ータを復号する復号装置に関し、特に、複数チャンネル
の動画像によって立体視を可能とする立体動画像用の復
号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人の視覚に立体的な動画像を認知させる
ための立体動画像を符号化する方式にはさまざまなもの
がある。たとえば、右目用、左目用として、それぞれ異
なる方向から撮影した2種類以上の動画像を用意し、そ
れぞれを符号化及び多重化して複数チャンネル符号化デ
ータを作成するという方式がある。こうして作成された
複数チャンネル符号化データを無線経由で送信したりス
トリーミング配信を行ったりした場合、復号側に到達す
るまでの間に、ビットの反転、欠落、混入などのエラー
が発生する可能性があり、これによって復号画像の画質
が損なわれるという問題がある。
【0003】特開平7−322302号公報は、このよ
うな問題を解決する立体動画像復号装置を開示する。こ
の公報に開示された立体動画像復号装置は、被写体を複
数の方向から撮影することによって得られた撮影方向毎
の各画像データが記録された記録媒体より画像データを
読出して復号することにより再生画像を得る装置であ
る。この装置は、被写体を複数の方向から撮影すること
によって得られた撮影方向毎の各画像データが記録され
た記録媒体より画像データを読出す記録媒体読出回路
と、記録媒体読出回路により読出された画像データを、
一旦蓄積した後に復号する復号回路と、画像データにエ
ラーが生じていないか否かを検出する復号エラー検出回
路と、復号回路により得られた画像データを撮影方向毎
のチャンネル別に転送するための多重分離回路と、多重
分離手段によって得られた各チャンネルで表示される画
像データが記憶される出力側画像データ記憶回路と、画
像データにエラーが検出されたとき、出力側画像データ
記憶回路において他のチャンネルの画像データを画像単
位でエラー画像データに代えて補填する補填回路とを含
む。
【0004】この公報に開示された立体動画像復号装置
は、図10に示すような構造である。なお、以下の説明
では、複数チャンネル符号化データを左目用のLチャン
ネル、右目用のRチャンネルの2チャンネル符号化デー
タと想定する。図10に示すように、入力された複数チ
ャンネル符号化データは、まず復号部1000で復号さ
れて復号画像となる。続いて多重分離部1002で多重
化を解除され、Rチャンネル復号画像、Lチャンネル復
号画像に分離される。ここまでの過程でエラーが発見さ
れなかった場合、Lチャンネル復号画像はLチャンネル
用の復号画像バッファL1006、出力画像バッファL
1010へと順に送られて、最終的なLチャンネル出力
画像となる。同様にして、Rチャンネル復号画像はRチ
ャンネル用の復号画像バッファR1008、出力画像バ
ッファR1012へと順に送られ最終的なRチャンネル
出力画像となる。これらの出力画像は、Rチャンネル出
力画像をユーザーの右目に、Lチャンネル出力画像をユ
ーザーの左目に表示できるよう工夫された立体動画像用
の表示装置に送られ、ユーザーは立体感のある動画像と
して認識できるようになる。
【0005】エラー検出部1004でどちらかのチャン
ネル、例えLチャンネルにエラーが検出され復号不可能
と判断された場合、左目用の出力画像だけが欠落した
り、エラーが混入したままの画像が表示されてしまった
りする。これを避けるために、エラー検出部1004
は、復号画像バッファR1008に対し、Rチャンネル
復号画像をLチャンネル用の復号画像バッファL100
6にも転送するよう指示を出力する。復号画像バッファ
R1008はこの指示を受けて、Rチャンネル復号画像
を復号画像バッファL1006に上書きする。これによ
り、左目用出力画像と右目用出力画像が同一の画像とな
ってしまうものの、画像が欠落したりエラーが混入した
ままの画像が表示されたりする事態を避けられる。
【0006】さらに、この公報には、エラーが検出され
たチャンネルの過去の画像を複写することにより、エラ
ーを修復することも開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した公報に開示さ
れた装置を用いてエラーを修復した場合の出力画像を図
11に示す。図11において、上段は右目用のRチャン
ネルの出力画像を、下段は左目用のLチャンネルの出力
画像を表わす。R−1からR−6はRチャンネル符号化
データから復号された出力画像を表わし、L−1からL
−6はLチャンネル符号化データから復号された出力画
像を表わす。また、番号が若いほど時間的に前の出力画
像を表わしている。画像名に下線が引かれているL−5
は画面内符号化された符号化データから復号された出力
画像を表わし、それ以外の画像は画面間符号化された符
号化データから復号された出力画像であることを示す。
矢印は、画面間符号化に際して矢印の先の画像を復号す
るために矢印の元の画像を参照していることを示す。た
とえば、R−3を復号するためには、R−2を参照して
いることを示している。
【0008】Lチャンネル符号化データから復号された
L−2にエラーが検出された場合、エラーを含んだL−
2の復号画像は使用せず、同時期のRチャンネル出力画
像であるR−2を左目用の画像としても出力する。左右
のチャンネルの画像は似た画像であることも多いため、
ある程度の画質で修復することが可能となる。
【0009】L−3以降のLチャンネル符号化データに
エラーが検出されなかった場合、L−3以降は通常どお
りの復号が行われる。しかし、符号化方法としてISO
/IECのMPEG(Moving Picture Experts Group)
標準やITU−T(International Telecommunications
Union Telecommunication Standardization Sector)
のHシリーズ勧告などに代表される画面間符号化を使用
していた場合、L−3は本来参照すべきL−2ではなく
R−2を参照することとなってしまうため、それ自体の
符号化データにはエラーがなかったにもかかわらず正し
い出力画像が得られない。これをL−3’と呼ぶ。同様
に、その正しくないL−3’を参照しているL−4も正
しい出力画像とはならず、これをL−4’と呼ぶ。これ
らの出力画像には、正しくない参照画像を参照したこと
によるノイズが混入する。この連鎖は前の画像を参照せ
ずに画面内符号化されているL−5の前まで続き、L−
5まで到達して初めて再び正しい出力画像を得ることが
できる。もし、右目用の画像と左目用の画像がほとんど
同一であれば、上述した公報に開示された装置を用いて
も、問題なくエラーを修復することができる。
【0010】しかしながら、一般的な立体動画像では立
体感を強調するために左右の画像に大きな差があること
が多い。このため、エラーが発生した画像と逆の目用の
画像を複写しただけでは、十分なエラー修復がなされた
とは言いがたい。
【0011】上述した公報に開示された、エラーが発生
したチャンネルにおける過去の画像を複写してエラーを
修復する方法では、過去の画像と現在の画像の間で変化
が少ない場合には有効であるものの、過去の画像と現在
の画像の間で変化が大きく、動きの大きな画像では満足
な修復結果を得ることができない。
【0012】さらに、画面内符号化されたL−5が復号
されるまでの間、Lチャンネルの出力画像に誤った参照
画像を参照したことによるノイズが混入し続けるため、
ユーザーは単に立体感を感じ取れなくなるだけでなく、
せっかく正しく復号されている右目用の画像の認識にも
問題を生ずる可能性がある。
【0013】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたものであって、複数のチャンネルを含む動画像デ
ータに発生したエラーを、人の視覚に対する影響をでき
るだけ少なくして、修復することができるデータ復号装
置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るデータ
復号装置は、複数のチャンネルの動画像を符号化したデ
ータを復号する。このデータ復号装置は、データの中か
らエラーを検出するための検出手段と、エラーを修復す
るための複数の修復手段と、複数の修復手段の中から、
1の修復手段を選択するための選択手段と、エラーを修
復するように、選択された修復手段を制御するための制
御手段とを含む。
【0015】第1の発明によると、検出手段は、符号化
されたデータの中からエラーを検出する。このエラーを
修復するための修復手段は複数準備されている。選択手
段は、たとえば、復号している符号化データの性質に応
じて、適切な修復手段を選択することができる。これに
より、ユーザーがエラーを認識する可能性を低く抑える
ことができる。その結果、複数のチャンネルを含む動画
像データに発生したエラーを、人の視覚に対する影響を
できるだけ少なくして、修復することができるデータ復
号装置を提供することができる。
【0016】第2の発明に係るデータ復号装置は、第1
の発明の構成に加えて、エラーを修復するために用いら
れるデータと、エラーを含むデータとの変化を算出する
ための算出手段をさらに含む。選択手段は、複数の修復
手段の中から、変化に基づいて、1の修復手段を選択す
るための手段を含む。
【0017】第2の発明によると、たとえば、エラーを
修復するために用いられるデータと、エラーを含むデー
タとの変化が小さいと、エラーが検出されたチャンネル
と同じチャンネルにおいて復号化されたデータを用い
て、その変化が大きいと、エラーが検出されたチャンネ
ルとは異なるチャンネルにおいて復号化されたデータを
用いて、エラーを修復することができる。このように、
符号化データの性質に応じて、適切な修復手段を選択す
ることができる。
【0018】第3の発明に係るデータ復号装置は、第2
の発明の構成に加えて、複数の修復手段は、エラーが検
出されたチャンネルと同じチャンネルのデータを用いて
データを修復するための第1の修復手段と、エラーが検
出されたチャンネルとは異なるチャンネルのデータを用
いてデータを修復するための第2の修復手段とを含む。
選択手段は、変化が小さいと第1の修復手段を、変化が
大きいと第2の修復手段を選択するための手段を含む。
【0019】第3の発明によると、エラーを修復するた
めに用いられるデータと、エラーを含むデータとの変化
が小さいと、エラーが検出されたチャンネルと同じチャ
ンネルにおいて復号化されたデータを用いて、その変化
が大きいと、エラーが検出されたチャンネルとは異なる
チャンネルにおいて復号化されたデータを用いて、エラ
ーを修復する。このように、符号化データの性質に応じ
て、適切な修復手段を選択することができる。
【0020】第4の発明に係るデータ復号装置は、第3
の発明の構成に加えて、第1の修復手段は、エラーが検
出されたチャンネルと同じチャンネルにおける、既に復
号済みのデータに動き補償を施して、エラーを修復する
ための同チャンネル動き補償型エラー修復手段と、エラ
ーが検出されたチャンネルと同じチャンネルにおける、
既に復号済みのデータを複写して、エラーを修復するた
めの同チャンネル複写型エラー修復手段との少なくとも
いずれかを含む。第2の修復手段は、エラーが検出され
たチャンネルと異なるチャンネルにおける、既に復号済
みのデータおよび復号中のデータのいずれかに視差補償
を施して、エラーを修復するための別チャンネル視差補
償型エラー修復手段と、エラーが検出されたチャンネル
と異なるチャンネルにおける、既に復号済みのデータお
よび復号中のデータのいずれかを複写して、エラーを修
復するための別チャンネル複写型エラー修復手段との少
なくともいずれかを含む。
【0021】第4の発明によると、エラーが検出された
チャンネルと同じチャンネルにおいて復号化されたデー
タを用いる、同チャンネル動き補償型エラー修復手段お
よび同チャンネル複写型エラー修復手段のいずれか、エ
ラーが検出されたチャンネルとは異なるチャンネルにお
いて復号化されたデータを用いる、別チャンネル視差補
償型エラー修復手段および別チャンネル複写型エラー修
復手段のいずれかを、用いて、符号化データの性質に応
じて、適切な修復手段を選択することができる。
【0022】第5の発明に係るデータ復号装置は、第4
の発明の構成に加えて、制御手段は、エラーの検出後か
らエラーが検出されたチャンネルに画面内符号化データ
および画面内符号化データに相当する符号化データのい
ずれかが出現するまでの間、別チャンネル複写型エラー
修復手段を用いて、エラーを修復するように制御するた
めの手段を含む。
【0023】第5の発明によると、エラーが検出された
チャンネルに画面内符号化データおよび画面内符号化デ
ータに相当する符号化データのいずれかが出現するま
で、エラーが修復される。このため、画面間符号化デー
タが出現している間においては、エラーの混入した画像
が表示されないため、動画像の内容の認識に支障をきた
すおそれがない。
【0024】第6の発明に係るデータ復号装置は、デー
タの中からエラーを検出するための検出手段と、複数の
チャンネルの中の任意のチャンネルのデータを使用して
2次元表示用のデータを生成するための2次元データ生
成手段と、出力モードを、2次元表示用出力モードと3
次元表示用出力モードとで切換える切換え手段と、エラ
ーの検出後からエラーが検出されたチャンネルに画面内
符号化データおよび画面内符号化データに相当する符号
化データのいずれかが出現するまでの間、エラーが検出
されたチャンネルと異なるチャンネルのデータを用い
て、2次元画像生成手段に2次元表示用データを生成さ
せるとともに、2次元表示用出力モードを維持するよう
に、2次元データ生成手段と切換え手段とを制御するた
めの制御手段とを含む。
【0025】第6の発明によると、2次元データ生成手
段は、複数のチャンネルの中の任意のチャンネルのデー
タを使用して2次元表示用のデータを生成し、切換え手
段は、出力モードを、2次元表示用出力モードと3次元
表示用出力モードとで切換える。制御手段は、エラーの
検出後からエラーが検出されたチャンネルに画面内符号
化データが出現するまでの間、エラーが検出されたチャ
ンネルと異なるチャンネルのデータを用いて2次元表示
用データを生成させる。制御手段は、2次元表示用出力
モードを維持させる。これにより、画面間符号化データ
が出現している間においては、エラーが検出されたチャ
ンネルとは異なるチャンネルのデータを用いて2次元表
示用データが生成され、エラーの混入した画像が表示さ
れないため、動画像の内容の認識に支障をきたすおそれ
がない。その結果、より高画質な2次元モードで画像を
表示することができる。
【0026】第7の発明に係るデータ復号装置は、デー
タの中からエラーを検出するための検出手段と、エラー
が検出されたチャンネルと異なるチャンネルにおける、
既に復号済みのデータおよび復号中のデータのいずれか
に視差補償を施して、エラーを修復するための修復手段
とを含む。
【0027】第7の発明によると、符号化データにエラ
ーが検出されると、エラーが検出されたチャンネルと異
なるチャンネルにおける、既に復号済みのデータおよび
復号中のデータのいずれかが使用されてエラーが修復さ
れる。このとき、視差補償を施して、エラーを修復する
ので、人の視覚に違和感を感じさせることなくエラーを
修復させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一
の部品には同一の符号を付してある。それらの名称およ
び機能も同じである。したがってそれらについての詳細
な説明は繰返さない。
【0029】本発明に係る立体動画像復号装置を説明す
るに先立ち、立体動画像復号装置が復号化処理の対象と
する複数チャンネル符号化データの構成方法を以下に説
明する。
【0030】一般的に、複数チャンネル符号化データ
は、被写体を複数の方向から撮影した複数チャンネルの
動画像を、予め定められた方法により符号化および多重
化することにより得られる。ただし、複数チャンネルの
動画像としては、このような方法以外にも、複数方向か
ら撮影した際の効果を考慮して人工的に合成された複数
チャンネルの動画像や、一つの方向から撮影された動画
像を解析して別方向からの動画像を生成した複数チャン
ネルの動画像などもある。
【0031】符号化方式には、ISO/IECのMPE
G標準に準拠する方式、ITU−TのHシリーズ勧告に
準拠する方式などがある。符号化に際しては、各チャン
ネル間の相関を無視して別々に符号化する方法のほか
に、基準となるチャンネルを一つ設けておいて、基準チ
ャンネルは通常の符号化とし、他のチャンネルは基準チ
ャンネルの画像、あるいは基準チャンネルの画像に視差
補償を施した画像との差分を符号化する方法がある。
【0032】多重化の方式には、各チャンネルの符号化
データを別々のファイルとしたり、別々の媒体を使用し
て送ったりしたりする方式のほか、複数の符号化データ
を所定のフォーマットに従って、一つのファイルまたは
ストリームにまとめる多重化方法、符号化前の画像の段
階で各チャンネル用の画像を一枚の画像として合成し
て、これを前述の符号化方式を用いて符号化するという
多重化方法もある。
【0033】本発明に係る立体動画像復号装置は、上述
した符号化方法および多重化方法のどの方法によって作
成された複数チャンネル符号化データにも適用でき、符
号化方法および多重化方法の種類には依存しない。
【0034】以下の説明では、符号化方法としてISO
/IEC 14496 MPEG−4を、多重化方法と
して複数チャンネルの動画像を符号化前に一枚の画像に
合成する方法を採用した符号化装置で生成された複数チ
ャンネル符号化データを入力とすると想定する。また、
チャンネル数については右目用のRチャンネル、左目用
のLチャンネルの2チャンネルからなる複数チャンネル
符号化データと想定する。ただし、本発明はこれに限定
されるものではなく、3つ以上のチャンネルを有する場
合にも適用できる。
【0035】<第1の実施の形態>以下、本発明の第1
の実施の形態に係る立体動画像復号装置について説明す
る。
【0036】図1は、本実施の形態に係る立体動画像復
号装置の構成を示したブロック図である。図1に示すよ
うに、この立体動画像復号装置は、復号部100、多重
分離部102、エラー検出部104、動きベクトル抽出
部106、参照画像バッファL108、動き補償部11
0、視差ベクトル抽出部112、出力画像バッファR1
14、視差補償部116、修復回路決定部118、出力
画像合成部120、および出力画像バッファL122を
含む。
【0037】復号部100は、復号部100に入力され
た複数チャンネル符号化データを復号して復号画像を出
力する。多重分離部102は、復号部100から出力さ
れた復号画像を、Rチャンネル、Lチャンネルの復号画
像に分離する。なお、複数チャンネル符号化データの構
成の種類によっては、最初に多重分離部が存在し、分離
された符号化データを復号部で復号するという構成とな
ることも考えられる。
【0038】なお、Rチャンネルの処理系とLチャンネ
ルの処理系は対称であるため、図1には、主としてLチ
ャンネルの処理系を記述した。図1の破線で囲った部分
がLチャンネル処理系であり、Rチャンネル処理系もこ
れと同様な構成である。各処理系内の多くの構成要素は
両チャンネルで共用できるため、Lチャンネル処理系内
の全ての構成要素を、Rチャンネル用にも用意する必要
はない。たとえば、Lチャンネル処理系内の出力画像バ
ッファLと参照画像バッファL以外の構成要素をRチャ
ンネル処理系と共用し、入力をLチャンネル、Rチャン
ネル間で適切に切換えて使用することもできる。
【0039】多重分離部102で分離されたLチャンネ
ルの復号画像は、エラーの検出されていない通常時に
は、出力画像合成部120へ出力される。出力画像合成
部120は、復号画像をLチャンネル用の出力画像バッ
ファである出力画像バッファL122に格納し、これが
Lチャンネル出力画像となる。
【0040】エラー検出部104が、Lチャンネルの符
号化データに何らかのエラーを検出した場合、多重分離
部102から出力されるLチャンネルの復号画像にはエ
ラーが混入していることになる。エラー検出部104
は、修復回路決定部118に対して、エラー検出箇所を
修復するような指令を出力する。出力画像合成部120
は、修復回路決定部118から出力される修復画像と、
多重分離部102から出力される復号画像とに基づい
て、最終的な出力画像を生成して、出力画像バッファL
122に格納する。
【0041】なお、エラー検出箇所の修復に際しては、
エラーが検出された画像全体を修復する方法と、エラー
が検出された画像領域だけを修復しそれ以外の画像領域
は復号画像を使用する方法がある。本発明は、これらの
どちらの方法にも適用できる。
【0042】画像領域の単位としては、たとえばMPE
G−4のビデオパケットのように固定長の再同期マーカ
で挟まれている領域が考えられる。ビデオパケットを使
用していれば、符号化データ上のある箇所でエラーが検
出され、以降の可変長符号を復号することができなくな
った場合でも、次のパケットの先頭を再同期マーカで検
出して復号を再開することができる。したがって、エラ
ーの混入した画像領域を画像内の一部に限定することが
できる。
【0043】エラーが検出された画像領域のみを修復す
る場合、出力画像合成部120は、多重分離部102か
ら出力される復号画像と、修復回路決定部118から出
力される修復画像とを合成する機能を果たす。一方、画
像全体を修復する場合、出力画像合成部120は、復号
画像と修復画像のどちらを出力するかを切換えるスイッ
チの機能を果たす。
【0044】一般的にはできるだけ狭い画像領域だけを
修復したほうが有利であるため、符号化効率に問題が発
生しない範囲で、符号化装置側がビデオパケットの構成
を小さくしておくことが望ましい。このようにすると、
画像内の1箇所にエラーが検出されただけで画像全体を
修復する必要がなくなる。特に、片側のチャンネルに発
生したエラーが逆側のチャンネルにも影響してしまうこ
とを避けるのがエラー修復処理上望ましいため、Rチャ
ンネルとLチャンネルの画像を左右方向に連結するよう
な合成方法が採用されている場合には、符号化装置側は
左右の画像の境界でビデオパケットを分割しておくとよ
い。この様子を図2に示す。ここで、ビデオパケット
(1)、ビデオパケット(3)、ビデオパケット
(5)、ビデオパケット(7)、ビデオパケット
(9)、ビデオパケット(11)、ビデオパケット(1
3)、ビデオパケット(15)、ビデオパケット(1
7)は、Lチャンネルの画像のビデオパケットで、ビデ
オパケット(2)、ビデオパケット(4)、ビデオパケ
ット(6)、ビデオパケット(8)、ビデオパケット
(10)、ビデオパケット(12)、ビデオパケット
(14)、ビデオパケット(16)、ビデオパケット
(18)は、Rチャンネルの画像のビデオパケットであ
る。このように左右にまたがるビデオパケットが存在し
ないようにビデオパケットを構成しておけば、エラーの
影響を最小限にできる。
【0045】修復回路決定部118は、4種類のエラー
画像修復回路を有する。この中のどれを使用するかを、
適応的に選択してエラー画像を修復する。以下、この4
種類のエラー画像修復回路を詳細に説明する。
【0046】第1のエラー画像修復回路は、参照画像バ
ッファL108に格納してあるLチャンネルの復号済み
画像を複写して修復画像とする回路である。参照画像バ
ッファLは、本来、復号部がLチャンネルの画像を復号
する際に必要となる参照画像を格納するためのものであ
るが、これをエラー発生画像の修復にも使用するもので
ある。
【0047】なお、復号用の参照画像バッファとエラー
画像修復用の参照画像バッファをこのように兼用とする
必要は必ずしもなく、例えば復号用の参照画像バッファ
に時間的に最も近い画像が格納されていない場合に、エ
ラー画像修復専用の参照画像バッファを持って、そこに
時間的に最も近い復号画像を格納しておく構成も考えら
れる。このエラー画像修復回路を以下では同チャンネル
画像複写型エラー画像修復回路と呼ぶ。
【0048】第2のエラー画像修復回路は、参照画像バ
ッファLに格納された画像に動き補償を施して修復画像
とする回路である。動きベクトル抽出部106は、参照
画像バッファL108に格納された参照画像と、修復対
象のエラー発生画像との間の動きベクトルを抽出する。
動きベクトルは動き補償部110に出力される。動き補
償部110は、参照画像バッファL108の参照画像に
動きベクトルに基づいた動き補償を施した上で修復画像
とする。このエラー画像修復回路を以下では動き補償型
エラー画像修復回路と呼ぶ。
【0049】動きベクトルの抽出に際しては、符号化デ
ータがMPEG−4のデータ・パーティショニングを使
用して符号化されており、かつエラー発生画像領域の動
きベクトルの復号に成功している場合などのように、正
しい動きベクトルが符号化データ中から復号されている
場合は、その復号結果をそのまま使う。一方、動きベク
トル自体にもエラーが検出されていたり、データ・パー
ティショニングそのものが使われていなかったり、画像
が画面内符号化されていたりして動きベクトルを得るこ
とが出来なかった場合は、動きベクトルを0として出力
する。この場合、上述した同チャンネル画像複写型エラ
ー画像修復回路の動作と同一となる。このため、同チャ
ンネル画像複写型エラー画像修復回路を、動き補償型エ
ラー画像修復回路の特別な場合として、装置を兼用する
ことも可能である。本実施の形態においては、予め動き
補償型エラー画像修復回路が使用できないことがわかっ
ている場合に、不要な処理を行わずに済むよう、別の構
成とした。なお、動きベクトル抽出部106の動作は、
これに限定されるものではなく、動きベクトルが直接得
られなかった場合でも復号済みの画像で使用した動きベ
クトルからエラー発生画像の動きベクトルを推測した
り、エラー発生画像中の復号に成功した画像領域の動き
ベクトルからエラー発生画像領域の動きベクトルを推測
したりすることもできる。
【0050】第3のエラー画像修復回路は、Rチャンネ
ルの復号画像を複写して修復画像とする回路である。修
復に使用するRチャンネルの復号画像は、出力画像バッ
ファR114に格納されている。これは、Lチャンネル
処理系における出力画像バッファLと等価な役目を持っ
たRチャンネル用の出力画像バッファである。Lチャン
ネルにエラーが検出された場合には、出力画像バッファ
R114に格納されている復号画像を複写して修復画像
とする。
【0051】出力画像バッファR114には、Lチャン
ネルのエラー発生画像と同時期に表示されるべきRチャ
ンネルの復号画像が格納されているので、Rチャンネル
用の出力画像バッファと、エラー画像修復用の画像バッ
ファを共用することが可能である。必ずしもこのような
共用に限定されるものではなく、両者が別々となる構成
も可能である。このエラー画像修復回路を、以下では別
チャンネル画像複写型エラー画像修復回路と呼ぶ。
【0052】第4のエラー画像修復回路は、出力画像バ
ッファR114の復号画像に、視差補償を施して修復画
像とする回路である。出力画像バッファR114に格納
されているRチャンネルの出力画像は、本来エラーがな
かった場合に復号できたはずのLチャンネル復号画像に
似ている場合が多い。しかしながら、両者の間には視差
が存在するため、単にRチャンネル出力画像の同一位置
の画像を使用するのではなく、これを視差ベクトルで補
償したほうがより高性能なエラー画像修復が行える。視
差ベクトル抽出部112は、このための視差ベクトルを
抽出する。視差ベクトルは、視差補償部116に送ら
れ、Rチャンネル出力画像に対して視差ベクトルに基づ
いた視差補償が施され、修復画像となる。このエラー画
像修復回路を、以下では視差補償型エラー画像修復回路
と呼ぶ。
【0053】視差ベクトルの抽出に際しては、視差ベク
トルが何らかの形で複数チャンネル符号化データ内に符
号化されており、かつその復号に成功しているならば、
これを使用する。一方、視差ベクトルが復号できなかっ
たり、そもそも視差ベクトルが符号化されていなかった
りした場合は、視差ベクトルを0として出力する。この
場合、上述した別チャンネル画像複写型エラー画像修復
回路と同一の動作となる。このため、別チャンネル画像
複写型エラー画像修復回路を、視差補償型エラー画像修
復回路の特別な場合とみなし、装置を兼用することも可
能である。本実施の形態においては、予め視差補償型エ
ラー画像修復回路が使用できないことがわかっている場
合に不要な処理を行わずに済むよう、別の構成とした。
なお、視差ベクトル抽出部112の動作はこれに限られ
るものではなく、視差ベクトルが直接得られなかった場
合でも、既に復号済みの左右両チャンネルの出力画像か
ら視差ベクトルを割り出し、これを元に現在の左右両チ
ャンネル間の視差ベクトルを推測したり、エラー発生画
像中の復号に成功した画像領域の視差ベクトルからエラ
ー発生画像領域の視差ベクトルを推測したりすることも
可能である。
【0054】なお、本実施の形態では、上述した4種類
のエラー画像修復回路を有しているが、これらに限定さ
れるものではない。上述した4種類の中の一部だけでも
良いし、上述した4種類以外のエラー画像修復回路以外
の修復回路を有していても良い。
【0055】修復回路決定部118においては、上述し
た4種類のエラー画像修復回路のうち、適切な一つを選
択してエラー画像の修復を行なう。その選択の手順を、
図3を用いて説明する。
【0056】ステップ100(以下、ステップをSとい
う。)にて、修復回路決定部118は、動きベクトルの
有無を判定する。動きベクトルが得られている場合(S
100にてYES)、処理はS110へ移される。もし
そうでないと(S100にてNO)、処理はS102に
移される。
【0057】S102にて、修復回路決定部118は、
視差ベクトルの有無を判定する。視差ベクトルが得られ
ている場合(S102にてYES)、処理はS112へ
移される。もしそうでないと(S102にてNO)、処
理はS104へ移される。
【0058】S104にて、修復回路決定部118は、
エラー発生チャンネルにおけるフレーム間の動きの大小
を判定する。動きが大きいと判定された場合(S104
にてYES)、処理はS114へ移される。もしそうで
ないと(S104にてNO)、処理はS106へ移され
る。
【0059】S106にて、修復回路決定部118は、
同チャンネルの復号済み画像を利用して同チャンネル画
像複写型エラー画像修復回路によるエラー修復を行う。
【0060】S108にて、修復回路決定部118は、
エラーを修復した上で、修復画像を最終的に出力する。
【0061】S110にて、修復回路決定部118は、
動き補償型エラー画像修復回路によってエラーを修復す
る。本実施の形態においては、データ・パーティショニ
ングで動きベクトル部の復号に成功している場合などが
これに相当する。
【0062】S112にて、修復回路決定部118は、
視差補償型エラー画像修復回路によってエラーを修復す
る。本実施形態では、視差ベクトルが付加情報として符
号化されていて、その復号に成功している場合などがこ
れに相当する。
【0063】S114にて、修復回路決定部118は、
エラー発生チャンネルと逆側のチャンネルの復号画像を
使って別チャンネル画像複写型エラー画像修復回路によ
るエラー修復を行う。同チャンネルの復号済みの画像を
複写してエラーを修復すると、正しい画像からの誤差が
激しくなる可能性が高いので、別チャンネルの復号済み
の画像を複写してエラーを修復する。
【0064】以上のような構造およびフローチャートに
基づく、本実施の形態に係る立体動画像復号装置の動作
について説明する。
【0065】図4に出力画像を示す。図4の上段は右目
用のRチャンネルの出力画像を、下段は左目用のLチャ
ンネルの出力画像を表わす。R−1からR−6はRチャ
ンネル符号化データから復号された出力画像を表わし、
L−1からL−6はLチャンネル符号化データから復号
された出力画像を表わす。また、番号が若いほど時間的
に前の出力画像を表わしている。画像名に下線が引かれ
ているL−5は画面内符号化された符号化データから復
号された出力画像を表わし、それ以外の画像は画面間符
号化された符号化データから復号された出力画像である
ことを表わす。矢印は、画面間符号化に際して矢印の先
の画像を復号するために矢印の元の画像を参照している
ことを示す。たとえば、R−3を復号するためにはR−
2を参照していることを示す。
【0066】Lチャンネル符号化データから復号された
L−2にエラーが検出された場合、図3に示すフローチ
ャートに従って、エラー画像修復回路が選択される。こ
こでは、視差補償型エラー画像修復回路が選択されたも
のと想定する(S102にてYES、S112)。すな
わち、図4の点線矢印で示した方向に画像を参照し、視
差補償を行った上で修復画像が作成され、エラー修復済
みの出力画像L−2’がLチャンネル用の出力画像とし
て出力される。L−3の復号には参照画像として本来L
−2が必要だが、これはエラーで復号されていないた
め、代わりに修復されたL−2’を参照画像に使用す
る。このため、本来の正しいL−3は出力されず、何ら
かのノイズを含んだL−3’が出力される。しかし、L
−2’がL−2に非常に近いため、このノイズは視認し
づらいレベルにおさえることが可能である。L−4につ
いても同様にノイズを含んだL−4’となるが、画質上
の問題はさらに小さくなる。L−5は画面内符号化され
た符号化データから復号されており、L−4を参照する
必要がないため、L−5以降は正しい出力画像が表示さ
れる。
【0067】以上のようにして、本実施の形態に係る立
体画像復号装置によると、復号している複数チャンネル
符号化データの性質に応じて、適切なエラー画像修復回
路を選択して修復画像を作成することが可能であり、ユ
ーザーがエラーを認識する可能性を低く抑えることがで
きる。
【0068】なお、上述した説明においては、チャンネ
ル数を2チャンネルに限定していたため、Lチャンネル
にエラーが検出されて視差補償型エラー画像修復回路ま
たは別チャンネル画像複写型エラー画像修復回路を用い
て修復を行う場合、Rチャンネルの復号画像を使用する
ことは明らかであった。しかし、3チャンネル以上ある
場合にはなんらかの判断基準をもって使用するチャンネ
ルを選択する必要がある。この際の判断基準としては、
たとえば、エラー発生チャンネルからの視差が最も小さ
いチャンネルを使用することが考えられる。
【0069】また、上述した説明においては、Lチャン
ネルにエラーが検出されたときにRチャンネルにはエラ
ーが検出されていない場合を想定していたが、実際には
Rチャンネルにもエラーが検出されていることもある。
この場合は、Rチャンネルを使用しない、動き補償型エ
ラー画像修復回路または同チャンネル画像複写型エラー
画像修復回路を優先的に使用することでエラーの波及を
阻止することができる。
【0070】<第1の実施の形態 変形例>以下、本発
明の第1の実施の形態の変形例に係る立体動画像復号装
置について説明する。以下に示す以外については、前述
の第1の実施の形態に係る立体動画像復号装置と同じで
あるので、ここでの詳細な説明は繰返さない。
【0071】上述した動き補償型エラー画像修復回路と
視差補償型エラー画像修復回路とは、それぞれ動きベク
トル抽出部の出力する動きベクトルと視差ベクトル抽出
部の出力する視差ベクトルの内容次第では、単体でも十
分なエラー画像修復能力を有することが可能である。こ
のため、本変形例においては、修復回路決定部を設けず
一つの修復回路のみを有する立体動画像復号装置とし
た。
【0072】図5に本変形例に係る立体動画像復号装置
の制御ブロック図を示す。この立体動画像復号装置は、
視差補償型エラー画像修復回路のみを有する。復号部1
00、多重分離部102、エラー検出部104、視差ベ
クトル抽出部112、出力画像バッファR114、視差
補償部116、出力画像合成部120、出力画像バッフ
ァL122は、図1に示したものと同様である。
【0073】この変形例においては、視差補償型エラー
画像修復回路のみが存在し、エラー検出部がエラーを検
出した場合は、エラー画像修復部500が視差補償型エ
ラー画像修復回路を用いてエラー画像を修復する構成で
ある。
【0074】<第2の実施の形態>以下、本発明の第2
の実施の形態に係る立体動画像復号装置について説明す
る。なお、以下に示す説明の中で、前述の第1の実施の
形態に係る立体動画像復号装置と同じ構成については同
じ参照符号を付してある。それらの機能も同じである。
したがって、それらについての詳細な説明は繰返さな
い。
【0075】図6は、第2の実施の形態に係る立体動画
像復号装置の制御ブロック図である。復号部100、多
重分離部102、エラー検出部104、出力画像バッフ
ァR114、出力画像バッファL122は、図1に示し
たものと同じものである。エラー画像修復部L600お
よびエラー画像修復部R602は、第1の実施の形態に
おける別チャンネル画像複写型エラー画像修復回路に相
当し、それぞれLチャンネルおよびRチャンネル用のエ
ラー画像修復を行う。
【0076】なお、本実施の形態では、1種類のエラー
画像修復回路しか有していないが、本発明はこれに限ら
れるものではない。第1の実施の形態のように、複数の
エラー画像修復回路を有していて、適応的に切換えるも
のであってもよい。少なくとも、別チャンネル画像複写
型エラー画像修復回路を有すればよい。
【0077】別チャンネル画像複写型エラー画像修復回
路しか持たない場合や、第1の実施の形態のように適応
的にエラー画像修復回路を選択した結果、別チャンネル
画像複写型エラー画像修復回路が使用された場合、十分
な画質の画像修復がなされないことが多い。このため、
エラーが検出された画像の画質に問題が生ずるだけでな
く、それを参照画像として使用する全ての画像に、正し
くない参照画像を参照したことに起因するノイズが混入
し、出力画像の画質が大きく悪化する可能性がある。こ
の場合には立体感が失われるだけでなく、本来正しく復
号されている別チャンネルの画像内容の認識にまで支障
をきたすことがある。
【0078】本実施の形態においては、エラーが検出さ
れた後、エラー発生チャンネルに画面内符号化された画
像が現れるまでの間、エラー画像修復部の出力を使いつ
づける。これにより、左右両チャンネルの出力画像は同
一となり、立体感こそ失われるものの、誤った参照画像
を参照したことに起因するノイズは混入しないため、動
画像の内容認識には支障をきたすことがなくなる。
【0079】出力画像決定部604は、エラーが未検出
の間は、出力画像バッファR114にはRチャンネル復
号画像を出力するように、出力画像切換えスイッチR6
08を操作する。同様にして、出力画像バッファL12
2にはLチャンネル復号画像を出力するように、出力画
像切換えスイッチL606を操作する。
【0080】たとえば、Lチャンネルにエラーが検出さ
れたとの情報を、エラー検出部104から得た場合、出
力画像切換えスイッチL606を操作して、エラー画像
修復部L600からの出力が出力されるように切換え
る。これによってLチャンネルとRチャンネルの復号画
像が同一となる。
【0081】その後、Lチャンネルの符号化データにエ
ラーが検出されなかったとしても、Lチャンネルに画面
内符号化された符号化データが現れるまでの間、Lチャ
ンネルのエラーの有無にかかわらずエラー画像修復部L
600から出力されるように、出力画像切換えスイッチ
L606を保持しておく。修復に使用しているRチャン
ネルの復号画像にはまったくエラーが存在していないた
め、立体感こそ得られないものの、Lチャンネルの出力
画像にエラーによるノイズが混入することはない。
【0082】このようにして、画像の修復が行われた場
合の出力画像の様子を、図7を用いて説明する。上段・
下段の区別、R−1からR−6、L−1からL−6の復
号画像、下線、実線矢印については、図4と同じである
ため、ここでは説明を繰返さない。
【0083】斜線が引かれているL−2にエラーが検出
された場合、エラー画像修復部L600によってR−2
が複写され、Lチャンネル用の出力画像として出力され
る。その後、画面内符号化されたL−5より前のLチャ
ンネルの復号画像であるL−3、L−4は使用されず、
エラー画像修復部Lの出力が使用されつづける。すなわ
ち、L−2、L−3、L−4の代わりに、R−2、R−
3、R−4がLチャンネル用出力画像として出力され
る。なお、L−3、L−4のように復号前に使用されな
いことが判明している場合は、復号自体を行わないこと
も可能である。
【0084】なお、本実施の形態においては、エラー画
像修復部の出力から本来の復号画像にスイッチを戻すた
めの契機として、エラー発生チャンネルに画面内符号化
された画像が出現することを使用しているが、本発明は
これに限られるものではなく、画面内符号化された画像
の出現に相当する別のきっかけを使用しても良い。たと
えば、一般的には画面内符号化は画像単位で行われるだ
けでなく、マクロブロックなどの画像領域単位でも行わ
れているので、画面内符号化された画像領域を記憶して
おき、ほぼ画面全体が画面内符号化されたと判断された
場合に出力画像切換えスイッチを切換えて本来の復号画
像に戻す方法もある。
【0085】以上のようにして、本発明の第2の実施の
形態に係る立体動画像復号装置によると、エラー検出後
の立体感こそ損なわれるものの、エラーの混入した画像
はまったく表示されないため、動画像の内容認識に支障
をきたす恐れがない。
【0086】<第3の実施の形態>以下、本発明の第3
の実施の形態に係る立体動画像復号装置について説明す
る。なお、以下に示す説明の中で、前述の第1の実施の
形態に係る立体動画像復号装置と同じ構成については同
じ参照符号を付してある。それらの機能も同じである。
したがって、それらについての詳細な説明は繰返さな
い。
【0087】図8は、第3の実施の形態に係る立体動画
像復号装置の制御ブロック図である。復号部100、多
重分離部102、エラー検出部104は、図1に示した
ものと同じである。表示部810としては、たとえば、
特開平5−122733号公報に開示されている、2D
表示と3D表示を切換え可能な表示装置が使用される。
【0088】この2種類の画像表示方法を表示モードと
呼び、2D表示と3D表示の表示モードを、それぞれ2
Dモード、3Dモードと呼ぶ。なお、特開平5−122
733号公報の表示装置では、2Dモードでは3Dモー
ドの2倍の解像度で表示が可能であり、従って2Dモー
ドでは、3Dモードで左右に同一の画像を表示するのに
比して、より高画質な画像を表示することが可能であ
る。ただし、2Dモードでは解像度が3Dモードの2倍
となるため、1チャンネルの復号画像をそのまま表示し
たのでは解像度が不足する。そのため、1チャンネルの
復号画像から2Dモード用の出力画像を得る場合は、2
D画像生成部804を使用して解像度が2倍の2D画像
を生成する。一方、3Dモードでは左右両チャンネルの
画像を適切に表示するために、左右両チャンネルの出力
画像を合成する処理が必要となる。これは、3D画像合
成部800で行われる。
【0089】エラーが検出されていない通常の復号状態
では、表示モード決定部806によって3Dモードが選
択され、その旨が表示部に指示されるとともに3D画像
合成部の出力が表示部に送られるよう表示モード切換え
スイッチ0806が操作される。しかし、エラー検出部
104によって、あるチャンネルにエラーが検出される
と、表示モード決定部806は2Dモードを選択する。
2Dモードが選択された場合、その旨が表示部810に
指示されるとともに、出力画像切換えスイッチ808も
2D画像生成部804の出力が表示部810に出力され
るように切換えられる。また、2D画像生成部804へ
の入力を選択する入力画像切換えスイッチ802は、エ
ラーが検出されたチャンネルと別のチャンネルを選択す
る。たとえば、Lチャンネルにエラーが検出された場
合、Rチャンネルが入力として選択される。
【0090】その後、Lチャンネルの符号化データにエ
ラーが検出されなかったとしても、Lチャンネルに画面
内符号化された符号化データが現れるまでの間、Lチャ
ンネルのエラーの有無にかかわらず、表示モード決定部
806は、2Dモードを選択しつづける。
【0091】このようにして、画像の修復が行われた場
合の出力画像の様子を、図9を用いて説明する。R−1
からR−6、L−1からL−6の復号画像、下線、実線
矢印については、図4と同じであるため、ここでは説明
を繰返さない。図中の上段は右目用のRチャンネル出力
画像を、下段は左目用のLチャンネル出力画像を表わ
し、中段は2Dモードで表示される2Dモード用の出力
画像を表わす。P−2からP−4は2Dモード用に解像
度が2倍になるよう拡大された出力画像を表わす。
【0092】斜線が引かれているL−2にエラーが検出
された場合、エラーの検出されたL−2から、これを参
照画像として使用しているL−3、L−4までは表示に
使用されない。一方、エラーが検出されなかったRチャ
ンネルの出力画像であるR−2からR−4は、復号され
た後に2D画像生成部で2Dモード用の出力画像へと変
換され、それぞれP−2からP−4となって2Dモード
に切換えられた表示部810へ出力される。エラーの検
出されたLチャンネルに画面内符号化されたL−5が現
れて以降は、3Dモードに戻して通常の復号が行われ
る。
【0093】なお、前記第2の実施形態で記述したのと
同様、3Dモードへの復帰の契機として、エラー発生チ
ャンネルに画面内符号化された画像が現れることを利用
する以外に、マクロブロックなどの画像領域単位の画面
内符号化が全画面におよんだと判断された場合に3Dモ
ードに復帰させるという方法もある。
【0094】以上のようにして、本発明の第3の実施の
形態に係る立体動画像復号装置によると、エラー検出後
の立体感こそ損なわれるものの、エラーの混入した画像
はまったく表示されないため、動画像の内容認識に支障
をきたす恐れがない上に、より高画質な2Dモードで画
像を表示することが可能となる。
【0095】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る立体動画像
復号装置の制御ブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態に係る立体動画像
復号装置に好適な複数チャンネル符号化データを説明す
る説明図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態に係る立体動画像
復号装置の修復回路決定部において実行されるプログラ
ムの制御構造を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の第1の実施の形態に係る立体動画像
復号装置の動作を説明する説明図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態の変形例に係る立
体動画像復号装置の制御ブロック図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態に係る立体動画像
復号装置の制御ブロック図である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態に係る立体動画像
復号装置の動作を説明する説明図である。
【図8】 本発明の第3の実施の形態に係る立体動画像
復号装置の制御ブロック図である。
【図9】 本発明の第3の実施の形態に係る立体動画像
復号装置の動作を説明する説明図である。
【図10】 従来技術に係る立体動画像復号装置の制御
ブロック図である。
【図11】 従来技術に係る立体動画像復号装置の動作
を説明する説明図である。
【符号の説明】
100 復号部、102 多重分離部、104 エラー
検出部、106 動きベクトル抽出部、108 参照画
像バッファL、110 動き補償部、112視差ベクト
ル抽出部、114 出力画像バッファR、116 視差
補償部、118 修復回路決定部、120 出力画像合
成部、122 出力画像バッファL、500 エラー画
像修復部、600 エラー画像修復部L、602 エラ
ー画像修復部R、604 出力画像決定部、606 出
力画像切換えスイッチL、608 出力画像切換えスイ
ッチR、800 3D画像合成部、802 入力画像切
換えスイッチ、804 2D画像生成部、806 表示
モード決定部、808出力画像切換えスイッチ、810
表示部、1000 復号部、1002 多重分離部、
1004 エラー検出部、1006 復号画像バッファ
L、1008復号画像バッファR、1010 出力画像
バッファL、1012 出力画像バッファR。
フロントページの続き (72)発明者 北浦 竜二 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5C059 KK37 MA05 NN01 PP04 RA04 RB10 RF02 RF07 RF09 SS06 TA76 TB04 TC21 UA05 5C061 AA20 AB10 AB12 5J065 AB03 AE06 AF02 AG04 AH09 AH15 AH17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のチャンネルの動画像を符号化した
    データを復号するデータ復号装置であって、 前記データの中からエラーを検出するための検出手段
    と、 前記エラーを修復するための複数の修復手段と、 前記複数の修復手段の中から、1の修復手段を選択する
    ための選択手段と、 前記エラーを修復するように、前記選択された修復手段
    を制御するための制御手段とを含む、データ復号装置。
  2. 【請求項2】 前記データ復号装置は、前記エラーを修
    復するために用いられるデータと、前記エラーを含むデ
    ータとの変化を算出するための算出手段をさらに含み、 前記選択手段は、前記複数の修復手段の中から、前記変
    化に基づいて、1の修復手段を選択するための手段を含
    む、請求項1に記載のデータ復号装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の修復手段は、エラーが検出さ
    れたチャンネルと同じチャンネルのデータを用いて前記
    データを修復するための第1の修復手段と、エラーが検
    出されたチャンネルとは異なるチャンネルのデータを用
    いて前記データを修復するための第2の修復手段とを含
    み、 前記選択手段は、前記変化が小さいと第1の修復手段
    を、前記変化が大きいと第2の修復手段を選択するため
    の手段を含む、請求項2に記載のデータ復号装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の修復手段は、 前記エラーが検出されたチャンネルと同じチャンネルに
    おける、既に復号済みのデータに動き補償を施して、前
    記エラーを修復するための同チャンネル動き補償型エラ
    ー修復手段と、 前記エラーが検出されたチャンネルと同じチャンネルに
    おける、既に復号済みのデータを複写して、前記エラー
    を修復するための同チャンネル複写型エラー修復手段と
    の少なくともいずれかを含み、 前記第2の修復手段は、 前記エラーが検出されたチャンネルと異なるチャンネル
    における、既に復号済みのデータおよび復号中のデータ
    のいずれかに視差補償を施して、前記エラーを修復する
    ための別チャンネル視差補償型エラー修復手段と、 前記エラーが検出されたチャンネルと異なるチャンネル
    における、既に復号済みのデータおよび復号中のデータ
    のいずれかを複写して、前記エラーを修復するための別
    チャンネル複写型エラー修復手段との少なくともいずれ
    かを含む、請求項3に記載のデータ復号装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記エラーの検出後か
    ら前記エラーが検出されたチャンネルに画面内符号化デ
    ータおよび画面内符号化データに相当する符号化データ
    のいずれかが出現するまでの間、前記別チャンネル複写
    型エラー修復手段を用いて、前記エラーを修復するよう
    に制御するための手段を含む、請求項4に記載のデータ
    復号装置。
  6. 【請求項6】 複数のチャンネルの動画像を符号化した
    データを復号するデータ復号装置であって、 前記データの中からエラーを検出するための検出手段
    と、 前記複数のチャンネルの中の任意のチャンネルのデータ
    を使用して2次元表示用のデータを生成するための2次
    元データ生成手段と、 出力モードを、2次元表示用出力モードと3次元表示用
    出力モードとで切換える切換え手段と、 前記エラーの検出後から前記エラーが検出されたチャン
    ネルに画面内符号化データおよび画面内符号化データに
    相当する符号化データのいずれかが出現するまでの間、
    前記エラーが検出されたチャンネルと異なるチャンネル
    のデータを用いて、前記2次元画像生成手段に2次元表
    示用データを生成させるとともに、2次元表示用出力モ
    ードを維持するように、前記2次元データ生成手段と切
    換え手段とを制御するための制御手段とを含む、データ
    復号装置。
  7. 【請求項7】 複数のチャンネルの動画像を符号化した
    データを復号するデータ復号装置であって、 前記データの中からエラーを検出するための検出手段
    と、 前記エラーが検出されたチャンネルと異なるチャンネル
    における、既に復号済みのデータおよび復号中のデータ
    のいずれかに視差補償を施して、前記エラーを修復する
    ための修復手段とを含む、データ復号装置。
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