JPH07322302A - 立体動画像再生装置 - Google Patents

立体動画像再生装置

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JPH07322302A
JPH07322302A JP10862194A JP10862194A JPH07322302A JP H07322302 A JPH07322302 A JP H07322302A JP 10862194 A JP10862194 A JP 10862194A JP 10862194 A JP10862194 A JP 10862194A JP H07322302 A JPH07322302 A JP H07322302A
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Mineki Taoka
峰樹 田岡
Yuichi Kanai
雄一 金井
Kazuo Osanawa
一男 長縄
Shiyuumei Yano
秀盟 矢野
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮符号化データの読出しや、外乱による演
算エラー等で圧縮符号化データの復号が不可能となった
ときでも、見る人にそれを感じさせない。 【構成】 復号エラー検出手段15で記録媒体読出手段
12、画像データ蓄積手段13及び復号手段14におい
て扱われる圧縮符号化データにエラーが生じ復号不可能
を検出する。第一記憶媒体17Rは自己チャンネルから
の画像データの記憶を中止し、復号エラー検出手段15
は他方のチャンネルの出力側出力側画像データ記憶手段
19Lの第一記憶媒体17Lに記憶されている画像デー
タを、反対側のチャンネルの第一記憶媒体17Rにも転
送する制御を行い、画像データを補充する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の方向から撮影す
ることによって得られた画像データを、MPEG(Moti
on Picture Cording Expert Group;ISO 11172(MPEG1),I
SO 13818(MPEG2) )方式で規格化された画像単位内圧縮
及び画像単位間圧縮を折り混ぜて圧縮符号化が行われた
圧縮符号化データを復号再生する立体動画像再生装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】立体動画像を形成する方法としては、従
来から種々の方法が提案されている。一般的なものとし
ては、テレビ等の画像出力装置において、左目用、右目
用の画像を交互に表示し、液晶シャッター等のシャッタ
メガネを用いる方法が挙げられる。この方法は、人間の
目の両眼視差を応用したものである。この方法を用いて
立体画像を作成するには、人間の目の方向に二つのカメ
ラを置き、それぞれの画像を記録媒体に交互に記録する
という方法がとられる。そして、これらの表示方法とし
ては、テレビ等の出力装置の画像をインタレースし、そ
のそれぞれのフィールドや、フィールド組毎に画像を左
右交互に表示し、その切換えのタイミングに合わせて、
人間の目の方向に設定したシャッターを左右を切換える
ことで立体動画像を得ることができる。
【0003】また、レンチキュラ・レンズ方式や、イン
テグラル・フォトグラフィ方式と呼ばれる立体画像の再
生方式においては、多くの方向から画像を撮影し、それ
を撮影時と同じ配置から投影することにより、前述した
人間の両目を模擬する2チャンネル方式よりも更に違和
感の無い立体画像を提供することができる。
【0004】しかし、こうした立体動画像の再生装置に
おいては、一つの画像単位における画像データに復号エ
ラー等が生じ復号不能になった場合、復号不能な画像デ
ータを得ることはもはや不可能で、結果的にこの画像デ
ータは跳ばされて他の残りの画像データが復号されるこ
とになってしまう。また、復号不能な画像データの時間
的に次の画像データを得るためには、2チャンネルの場
合には、2画像先の、nチャンネルの場合にはn画像先
の画像データを復号しなくてはならない。この様子を図
10に示す。
【0005】図10は、2チャンネルの場合の立体動画
像データの復号エラーと圧縮符号化データの記録順を示
した説明図で、(a)は右目画像及び左目画像を示すも
ので、(b)は記録媒体に圧縮符号化データを記録する
ときの記録順序を示すものである。
【0006】図10において、(a)のRは右目画像
を、Lは左目画像を示す。(b)は記録媒体に圧縮符号
化データを記録するときの記録順序を示す。53Rは復
号エラー等が生じて復号不可能な画像データを示す。
【0007】ここで、(b)に示したように、画像デー
タは二つのトラックへ記録する場合か、または記録媒体
を二つ用いた場合を除き、通常、左右交互に記録されて
いる。したがって、RまたはLのどちらかの画像データ
の一つに復号エラーが生じると、その画像データの復号
が不可能な状態に陥ってしまい、その対処が困難であ
る。また、立体動画像の場合には、多くの画像データを
必要とするため、その記録媒体等からの圧縮符号化デー
タの転送量が多くなり、その結果、読出時に復号エラー
が発生する確率も高くなってしまう可能性がある。
【0008】今、例えば、画像データ53Rにおいて、
記録媒体からの読出しを失敗し、または電源の影響やそ
の他の外乱等により復号エラーが生じ、復号が不可能で
あったとする。このとき、画像データ53Rの部分の圧
縮符号化データは不定となる。すると、次に復号される
画像データが54Rであるとすると、先に復号された5
2Rから54Rに復号順序が時間的に跳躍してしまう結
果となる。こうして再生された出力画像を見ると、表示
される被写体の方向間隔が大きく変化してしまい、時間
的に繋がらない画像となる。また、画像の一部分のみに
復号エラーが生じ、その他の部分は復号に成功したよう
な場合においては、その復号不可能部分だけが不自然な
データとなり、例えば、実際には存在しない画像上のチ
ラ付きが現れる等の使用者に対し不快感を持たせる結果
となってしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の立
体動画像再生装置は、複数の方向から撮影することによ
って得られた各々の画像データを、それぞれの方向に対
応した各々の出力画像を用いて再生するような立体動画
像の再生装置においては、その圧縮符号化データの読出
し復号エラーや、外乱による演算エラー等が起こり、画
像データの復号が不可能になってしまった場合に、その
画像データの全て、または一部分の圧縮符号化データが
不定になってしまい、その出力画像を見る人に対して不
快感を持たせていた。
【0010】そこで、本発明は、圧縮符号化データの読
出し、外乱による演算エラー等で復号が不可能な状態の
ときでも、画像表示出力を見る人に対して不快感を持た
せることのない立体動画像再生装置の提供を課題とする
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる立体動
画像再生装置は、被写体を複数の方向から撮影すること
によって得られた撮影方向毎の各画像データが記録され
た記録媒体より前記画像データを読出す記録媒体読出手
段と、前記記録媒体読出手段により読出された前記画像
データを、一旦蓄積した後、復号する復号手段と、前記
画像データにエラーが生じていないか検出する復号エラ
ー検出手段と、前記復号手段により得られた前記画像デ
ータを撮影方向毎のチャンネル別に転送するために切換
える多重分離手段と、前記多重分離手段によって得られ
た各チャンネルで表示される画像データが記憶される出
力側画像データ記憶手段と、前記画像データにエラーが
検出されたとき、前記出力側画像データ記憶手段におい
て他のチャンネルの画像データを画像単位でエラー画像
データに代えて補填する補填手段とを具備する。
【0012】請求項2にかかる立体動画像再生装置は、
被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体より前
記画像データを読出す記録媒体読出手段と、前記記録媒
体読出手段により読出された前記画像データを、一旦蓄
積した後、復号する復号手段と、前記画像データにエラ
ーが生じていないか検出する復号エラー検出手段と、前
記復号手段により得られた前記画像データを撮影方向毎
のチャンネル別に転送するために切換える多重分離手段
と、前記多重分離手段によって得られた各チャンネルで
表示される画像データが記憶される出力側画像データ記
憶手段と、前記画像データの特定領域にエラーが検出さ
れたとき、前記出力側画像データ記憶手段において他の
チャンネルの画像データを画像領域単位でエラー画像デ
ータに代えて補填する補填手段とを具備する。
【0013】請求項3にかかる立体動画像再生装置は、
被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体より前
記画像データを読出す記録媒体読出手段と、前記記録媒
体読出手段により読出された前記画像データを、一旦蓄
積した後、復号する復号手段と、前記画像データにエラ
ーが生じていないか検出する復号エラー検出手段と、前
記復号手段により得られた前記画像データを撮影方向毎
のチャンネル別に転送するために切換える多重分離手段
と、前記多重分離手段によって得られた各チャンネルで
表示される画像データが記憶される出力側画像データ記
憶手段と、前記画像データにエラーが検出されたとき、
前記出力側画像データ記憶手段において同一チャンネル
の過去の画像データを画像単位でエラー画像データに代
えて補填する補填手段とを具備する。
【0014】請求項4にかかる立体動画像再生装置は、
被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体より前
記画像データを読出す記録媒体読出手段と、前記記録媒
体読出手段により読出された前記画像データを、一旦蓄
積した後、復号する復号手段と、前記画像データにエラ
ーが生じていないか検出する復号エラー検出手段と、前
記復号手段により得られた前記画像データを撮影方向毎
のチャンネル別に転送するために切換える多重分離手段
と、前記多重分離手段によって得られた各チャンネルで
表示される画像データが記憶される出力側画像データ記
憶手段と、前記画像データの特定領域にエラーが検出さ
れたとき、前記出力側画像データ記憶手段において同一
チャンネルの過去の画像データを画像領域単位でエラー
画像データに代えて補填する補填手段とを具備する。
【0015】請求項5にかかる立体動画像再生装置は、
被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体より前
記画像データを読出す記録媒体読出手段と、前記記録媒
体読出手段により読出された前記画像データを、一旦蓄
積した後、復号する復号手段と、前記画像データにエラ
ーが生じていないか検出する復号エラー検出手段と、前
記復号手段により得られた前記画像データを撮影方向毎
のチャンネル別に転送するために切換える多重分離手段
と、前記多重分離手段によって得られた各チャンネルで
表示される画像データが記憶される出力側画像データ記
憶手段と、前記画像データにエラーが検出されたとき、
エラーが検出された画像データのチャンネルを中心とす
る近傍の画像データから、エラー画像データに代わる画
像データを生成する画像データを得て、当該画像データ
をエラー画像データに代えて補填する補填手段とを具備
する。
【0016】請求項6にかかる立体動画像再生装置は、
請求項1乃至請求項5のうちの何れか1つに記載の前記
復号手段と多重分離手段を、先に多重分離手段によって
多重分離した後、それを復号手段により復号する構成と
したものである。
【0017】請求項7にかかる立体動画像再生装置は、
被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体より前
記画像データを読出し、それを復号して再生画像を得る
とき、特定の画像データにエラーが検出されたとき、エ
ラー画像データに対応する他のチャンネルの画像データ
をエラー画像データに代えて補填する。
【0018】請求項8にかかる立体動画像再生装置は、
被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体より前
記画像データを読出し、それを復号して再生画像を得る
とき、特定の画像データにエラーが検出されたとき、エ
ラー画像データの属するチャンネルの過去の画像データ
をエラー画像データに代えて補填する。
【0019】請求項9にかかる立体動画像再生装置は、
被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体より前
記画像データを読出し、それを復号して再生画像を得る
とき、特定の画像データにエラーが検出されたとき、エ
ラー画像データの属するチャンネルの隣接するチャンネ
ルの画像データをエラー画像データに代えて補填する。
【0020】
【作用】請求項1においては、被写体を複数の方向から
同時撮影することによって得られた撮影方向毎の各デジ
タル動画像データが記録された記録媒体から、記録媒体
読出手段で画像データ、または圧縮符号化データを読み
出す。そして、一旦蓄積された後、復号手段で復号する
ことにより画像データを得る。こうした処理が実行され
る際に、得られる前記画像データに復号を不可能にさせ
るエラーが発生していないかどうか、復号エラー検出手
段で検出する。こうして、正常な画像データが得られる
と、多重分離手段において、撮影方向毎の画像データに
振り分けられ、表示出力される前の出力側画像データ記
憶手段に入力される。前記画像データにエラーが検出さ
れたとき、補填手段は前記出力側画像データ記憶手段に
おいて他のチャンネルの画像データを画像単位でエラー
画像データに代えて補填し、表示出力される。
【0021】請求項2においては、被写体を複数の方向
から同時撮影することによって得られた撮影方向毎の各
デジタル動画像データが記録された記録媒体から、記録
媒体読出手段で画像データ、または圧縮符号化データを
読み出す。そして、一旦蓄積された後、復号手段で復号
することにより画像データを得る。こうした処理が実行
される際に、得られる前記画像データに復号を不可能に
させるエラーが発生していないかどうか、復号エラー検
出手段で検出する。こうして、正常な画像データが得ら
れると、多重分離手段において、撮影方向毎の画像デー
タに振り分けられ、表示出力される前の出力側画像デー
タ記憶手段に入力される。前記画像データの特定領域に
エラーが検出されたとき、補填手段は前記出力側画像デ
ータ記憶手段において他のチャンネルの画像データを画
像領域単位でエラー画像データに代えて補填し、表示出
力される。
【0022】請求項3においては、被写体を複数の方向
から同時撮影することによって得られた撮影方向毎の各
デジタル動画像データが記録された記録媒体から、記録
媒体読出手段で画像データ、または圧縮符号化データを
読み出す。そして、一旦蓄積された後、復号手段で復号
することにより画像データを得る。こうした処理が実行
される際に、得られる前記画像データに復号を不可能に
させるエラーが発生していないかどうか、復号エラー検
出手段で検出する。こうして、正常な画像データが得ら
れると、多重分離手段において、撮影方向毎の画像デー
タに振り分けられ、表示出力される前の出力側画像デー
タ記憶手段に入力される。前記画像データにエラーが検
出されたとき、補填手段は前記出力側画像データ記憶手
段において同一チャンネルの過去の画像データを画像単
位でエラー画像データに代えて補填され、表示出力され
る前の出力側画像データ記憶手段に入力され、表示出力
される。
【0023】請求項4においては、被写体を複数の方向
から同時撮影することによって得られた撮影方向毎の各
デジタル動画像データが記録された記録媒体から、記録
媒体読出手段で画像データ、または圧縮符号化データを
読み出す。そして、一旦蓄積された後、復号手段で復号
することにより画像データを得る。こうした処理が実行
される際に、得られる前記画像データに復号を不可能に
させるエラーが発生していないかどうか、復号エラー検
出手段で検出する。こうして、正常な画像データが得ら
れると、多重分離手段において、撮影方向毎の画像デー
タに振り分けられ、表示出力される前の出力側画像デー
タ記憶手段に入力される。前記画像データの特定領域に
エラーが検出されたとき、補填手段は前記出力側画像デ
ータ記憶手段において同一チャンネルの過去の画像デー
タを画像領域単位でエラー画像データに代えて補填す
る。
【0024】請求項5においては、被写体を複数の方向
から同時撮影することによって得られた撮影方向毎の各
デジタル動画像データが記録された記録媒体から、記録
媒体読出手段で画像データ、または圧縮符号化データを
読み出す。そして、一旦蓄積された後、復号手段で復号
することにより画像データを得る。こうした処理が実行
される際に、得られる前記画像データに復号を不可能に
させるエラーが発生していないかどうか、復号エラー検
出手段で検出する。こうして、正常な画像データが得ら
れると、多重分離手段において、撮影方向毎の画像デー
タに振り分けられ、表示出力される前の出力側画像デー
タ記憶手段に入力される。前記画像データにエラーが検
出されたとき、補填手段はエラーが検出された画像デー
タのチャンネルを中心とする近傍の画像データから、エ
ラー画像データに代わる画像データを生成する画像デー
タを得て、当該画像データをエラー画像データに代えて
補填する。
【0025】請求項6においては、請求項1乃至請求項
5のうちの何れか1つに記載の復号手段と多重分離手段
を、先に多重分離手段によって多重分離した後、それを
復号手段により復号することもでき、復号手段と多重分
離手段の回路的位置付けは、何れを先に処理してもよ
い。
【0026】請求項7においては、被写体を複数の方向
から撮影することによって得られた撮影方向毎の各画像
データが記録された記録媒体より前記画像データを読出
し、それを復号して再生画像を得るとき、特定の画像デ
ータにエラーが検出されたとき、エラー画像データに対
応する他のチャンネルの画像データをエラー画像データ
に代えて補填する。
【0027】請求項8においては、被写体を複数の方向
から撮影することによって得られた撮影方向毎の各画像
データが記録された記録媒体より前記画像データを読出
し、それを復号して再生画像を得るとき、特定の画像デ
ータにエラーが検出されたとき、エラー画像データの属
するチャンネルの過去の画像データをエラー画像データ
に代えて補填する。
【0028】請求項9においては、被写体を複数の方向
から撮影することによって得られた撮影方向毎の各画像
データが記録された記録媒体より前記画像データを読出
し、それを復号して再生画像を得るとき、特定の画像デ
ータにエラーが検出されたとき、エラー画像データの属
するチャンネルの隣接するチャンネルの画像データをエ
ラー画像データに代えて補填する。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説
明する。
【0030】[第一実施例]図1は本発明の第一実施例
である立体動画像再生装置のブロック構成図である。
【0031】以下、本実施例では、説明及び理解の容易
さから人間の両目に相当する左右の2チャンネルの場合
について説明を述べることとするが、2チャンネル以上
の複数のチャンネルで構成される場合についても容易に
拡張可能である。
【0032】図1において、11は立体動画像データま
たはそれを圧縮符号化したデータを記録した記録媒体で
あり、本実施例においてはディスクとしているが、記録
媒体11としては、例えば、光ディスク、磁気テープ、
ICメモリ等を用いることが可能である。また、通信に
用いる場合では、このような記録媒体11に限らず、通
信路からのデータ伝送を受けとる場合もある。但し、一
般的には、これら記録媒体11には圧縮符号化データが
記録されており、本実施例においても記録媒体11に記
録されたデジタル動画像データは圧縮符号化データであ
るとする。12は記録媒体11に記録された圧縮符号化
データを読出す記録媒体読出手段である。13は記録媒
体読出手段12によって読出された圧縮符号化データを
一旦蓄積し、入力データ量の変化を吸収するバッファメ
モリからなる画像データ蓄積手段13である。この画像
データ蓄積手段13は、次のような理由によって設けら
れている。即ち、圧縮符号化した画像データにおいて、
MPEG(ISO 11172 )方式に代表されるように単位時
間当たりに転送されるデータ量が確定しないものが存在
する。つまり、MPEG方式では、画像単位内圧縮符号
化データと画像単位間圧縮符号化データの2種類で構成
されているために、両者のデータ量を比較した場合、明
らかに前者の画像単位内圧縮符号化データの方がデータ
量が多く、これを処理する際の時間は後者の画像単位間
圧縮符号化データより長いものとなる。したがって、こ
うした処理時間の差を吸収するために、バッファメモリ
が設けらる。14は圧縮符号化データを元の画像データ
に復号する復号手段である。この復号手段14におい
て、H.261やMPEG等の圧縮符号化、ランレング
ス、ハフマン符号化等のその符号化手法に合わせたもの
が用いられる。
【0033】15は記録媒体読出手段12、画像データ
蓄積手段13及び復号手段14でそれぞれの処理で扱う
データに復号エラーが生じていないかどうか検出する復
号エラー検出手段である。16は復号手段14で得られ
た画像データを対応する撮影方向毎のチャンネルにそれ
ぞれ振り分ける多重分離手段である。19は多重分離手
段16によって各チャンネルに振り分けられた画像デー
タを表示出力する前に一旦記憶する出力側画像データ記
憶手段で、それぞれ右側を19R、左側を19Lで構成
される。そして、出力側画像データ記憶手段19R及び
出力側画像データ記憶手段19Lは、二つの記憶媒体を
有し、画像データが多重分離手段16から入力された直
後に記憶される記憶媒体を第一記憶媒体17R及び17
L、その次に記憶される記憶媒体を第二記憶媒体18R
及び18Lからなる。そして、第一記憶媒体17R及び
17Lは復号された画像データを記憶し、復号エラー検
出手段15の制御によって、一旦記憶動作を中止し、反
対側のチャンネルの第一記憶媒体17L,17Rに記憶
している画像データの全て、またはその一部分を復号エ
ラーが生じたチャンネル側の第一記憶媒体17R,17
Lに転送することができる機能を有する。第二記憶媒体
18R及び18Lは現在表示出力されている画像データ
を記憶するものである。
【0034】d(R)は復号エラー発生時に、復号エラ
ー検出手段15が出力側画像データ記憶手段19R及び
19Lの第一記憶媒体17R及び17Lを制御するため
のエラー情報である。また、図内の太線で表現したアル
ファベットの大文字を添えた矢印は圧縮符号化データ、
または画像データ等のデータの流れを示し、細線で表現
したアルファベットの小文字を添えた矢印は制御系の流
れを示している。また、Fは画像データのデータ伝送路
であり、一方は読出し出力で他方は書込み入力となる。
【0035】更に、出力側画像データ記憶手段19R及
び19Lにおいて、本実施例では復号中の画像データと
出力中の画像データとの間隔は一画像単位分となってい
るが、圧縮符号化データの復号形態によっては復号によ
る処理時間の遅延を考慮して、もっと大きな間隔が必要
になる場合もあり、この場合には更に多段の記憶媒体1
1を配置して遅延時間を吸収することが必要になる場合
も考えられる。
【0036】先ず、記録媒体11から記録媒体読出手段
12によって、圧縮符号化された圧縮符号化データAが
読出され、画像データ蓄積手段13に対し圧縮符号化デ
ータBとして出力される。この圧縮符号化データBは画
像データ蓄積手段13に送られ、そのデータの復号時の
タイミング整合を図るために、一旦蓄積される。そし
て、画像データ蓄積手段13から出力された圧縮符号化
データCは復号手段14に送られ、圧縮符号化と逆の処
理によって圧縮符号が解放され、その復号が行なわれ
る。したがって、これら三つの各手段で生の圧縮符号化
データが扱われており、各手段の処理過程の中で圧縮符
号化データの復号に関する復号エラーが発生する確率が
最も高いと考えられる。そして、復号エラーが生じなか
った通常時においては、復号手段14で復号された画像
データDは多重分離手段16に入力されて、その画像デ
ータの対応するチャンネル別の出力側画像データ記憶手
段19R,19Lに転送される。例えば、画像データD
が右側用の画像データであるとすると、画像データDは
出力側画像データ記憶手段19Rに転送される。出力側
画像データ記憶手段19Rにおいては、先ず始めに、第
一記憶媒体17Rに画像データE(R)が入力されて、
一画像単位に達するまで記憶される。そして、一画像単
位に達すると画像データG(R)として第二記憶媒体1
8Rに入力され、第二記憶媒体18Rでは、第一記憶媒
体17R同様に、一画像単位で記憶され画像出力H
(R)を得て、それを保持する。一方の出力側画像デー
タ記憶手段19Lについても同様な過程で処理され画像
出力H(L)を得る。
【0037】次に、前述した記録媒体11、記録媒体読
出手段12、画像データ蓄積手段13及び復号手段14
の各手段で扱われる圧縮符号化データにエラーが生じ、
結果的に、復号化を失敗したときにおける復号エラー検
出手段15の動作について説明する。
【0038】復号化不可能の発生形態としては、処理過
程順に説明すると、先ず始めに、記録媒体11から読込
時のエラーである。これは、記録媒体自体の問題によっ
て生ずる場合と記録媒体読出手段12の問題がある場合
である。記録媒体自体に問題がある場合としては、記録
媒体に記録されている情報自体に不正な情報が含まれて
いるような要素と、記録媒体がディスクであれば傷、汚
れがある場合等の物理的な要素とがあり、それぞれ不正
なデータが圧縮符号化データAとして読出されるため
に、画像データの復号不可能な状態を作り出す要因とな
る。この読出しに関するエラーは記録媒体読出手段12
がエラーとして認識できる場合のものであれば、エラー
情報cとして、復号エラー検出手段15に与えることが
可能となる。ここで与えられるエラー情報としては、例
えば、読出アドレス、ディスクであればトラック位置、
セクタ位置等の要素で構成され、テープであれば読出手
段の位置、読出長等の要素で構成され、メモリ等であれ
ばその番地等の要素で構成される。但し、これらは、記
録媒体読出手段12自体においては整合性が取れていて
も、元々の情報自体がエラーの場合や、偶然整合性が取
れるようにデータが読出されてしまった場合には、その
エラーの情報は記録媒体読出手段12では検出すること
はできない。また、データの供給元が記録媒体ではない
場合、例えば、通信を用いた場合では、通信路上で発生
する回線誤り等のノイズにより、データの誤りが生じる
場合がある。この場合においては、その受信エラー自体
は通信装置側でエラーの内容が解釈可能な時もあり、こ
れらの情報は、例えば、通信中の時間や、その他の通信
プロトコル上の位置情報等がエラー情報cとして復号エ
ラー検出手段16に送られることになる。
【0039】次に、画像データ蓄積手段13において
は、そのデータのオーバーフロー等のエラー検出が行わ
れる。ここでは、実際にデータ自体の情報を知ることは
できないため、この場合のエラー情報としては、通常デ
ータをハンドリングしていない状態であれば、時間等の
単純な情報のみとなり、データのハンドリングが行われ
ている状態においては、そのデータのエラー位置等の情
報が復号エラー検出手段15に、エラー情報dとして送
られる。
【0040】このような復号手段14を除く、記録媒体
読出手段12及び画像データ蓄積手段13でエラーが生
じたときに復号エラー検出手段15に出力されるエラー
情報c及びbは、復号時の復号時間の削減や、復号不可
能になった圧縮符号化データを復号以前にエラー処理を
行う等の復号エラーに対する早期対策として利用する。
【0041】次に、復号手段14におけるエラーとして
は、復号時の演算エラー、または入力された圧縮符号化
データ自体が潜在的にエラーを持っている場合のエラー
が存在する。したがって、復号エラーとなった圧縮符号
化データを復号した際、復号不可能であることを認識で
きるのは復号手段14のみである。故に、復号不可能と
なった圧縮符号化データに対して、過去に復号した画像
データの情報に基づくことで、この復号不可能な圧縮符
号化データの情報を得ることができ、エラー情報aとし
て復号エラー検出手段15に通知される。
【0042】そして、復号手段14によって復号された
画像データDが多重分離手段16によって、その画像デ
ータの撮影方向に対応するチャンネルに切り換えられ出
力側画像データ記憶手段19R,19Lに入力される。
この出力側画像データ記憶手段19R,19Lの第一記
憶媒体17R,17Lにおいて、記憶する画像データに
復号エラーが生じている場合は、画像データは記憶され
ない、または一部分が記憶されないという状況が生じる
ことになる。このときには、復号エラー検出手段15か
ら、その画像データの補充の指示がd(R),d(L)
としてチャンネル別に出されることになる。このような
補充方法は、復号エラー発生の様式によって異なり、画
像全体が復号不可能となった場合と、一部分が復号不可
能になった場合とに大別される。
【0043】そこで、先ず、画像全体が復号不可能にな
った場合について説明する。
【0044】画像全体が復号不可能になるという状況
は、画像データのヘッダや、復号データが未だ復号され
ていない圧縮符号化データであった頃の圧縮符号化時の
パラメータ設定情報が破壊された場合、或いは一画像単
位分の画像データが全て不正なデータで構成されている
ために復号不可能であった場合が相当する。
【0045】そこで、先ず、記録媒体読出手段12及び
画像データ蓄積手段13で上記復号エラーが生じた場合
について、図2を用いて説明する。
【0046】図2は記録媒体読出手段12または画像デ
ータ蓄積手段13で画像全体に及ぼす復号不可能が生じ
たときのデータ配列を示す説明図である。
【0047】図2において、(O)は圧縮符号化データ
が正常に記録されているときの記録順序である。(P)
は(O)の記憶順序内の圧縮データR2に復号エラーが
生じ復号手段14に入力されるときのデータ配列を示
す。(Q)は第一記憶媒体17R,17Lに記憶される
画像データE(R)及びE(L)の記憶順序である。
(M)は復号エラー検出手段15によって反対側のチャ
ンネルの第一記憶媒体17Lが記憶された画像データL
2を本来の圧縮データR2の位置に補充されたことを示
す。
【0048】図2に示した通り、今、右側用の圧縮符号
化データの一つである圧縮データR2に、記録媒体読出
手段12によって記録媒体11から読出されたときにエ
ラーが生じたとする。そして、画像データ蓄積手段13
を介して復号手段14に入力されるときには、(P)の
ように画像データR2が欠落したデータ配列となり、こ
の状態で復号手段14で復号されると、結果的に、
(Q)のようにL側は正常に第一記憶媒体17Lに記憶
されるがR側はR1のみ記憶されて画像データR2の記
憶が跳ばされてしまう。そこで、画像データR2の読み
込みを失敗した記録媒体読出手段12は復号エラー検出
手段15に対しエラー情報cによって画像データR2に
読込み失敗を通知する。エラー情報cによって画像デー
タR2の読み込み失敗を認識した復号エラー検出手段1
5は、復号手段14が画像データL2を復号終了したタ
イミングを見計らい、出力側画像データ記憶手段19R
の第一記憶媒体17Rに対して、次に多重分離手段16
から転送される画像データの記憶を、一旦中止する制御
をエラー情報d(R)で行い、同時に、反対側の第一記
憶媒体17Lにも並列転送する制御をエラー情報d
(L)で行い、復号エラー検出手段15は復号エラーが
生じたチャンネルを、反対側の出力側画像データ記憶手
段19Lの第一記憶媒体17Lに記憶する画像データL
2を、第一記憶媒体17Lを介して第一記憶媒体17R
に転送する。このような制御を行った結果として、図2
(M)で示した画像データ列で、本来、画像データR2
の位置に片側の画像データL2が補充される。したがっ
て、この画像データ列で表示出力されると、一時的に立
体画像が崩れるものの、その時間が一画像単位時間とい
う非常に短時間であるために、使用者に対して、それほ
どの、または全く違和感を与えることはない。
【0049】このような補充手段が採用できる理由とし
ては、左右で撮影しているようなときには、比較的左右
の画像が似ていることを利用しており、複数のチャンネ
ルによる場合は、ある撮影方向に対してその方向の近傍
で得られた画像を平均化することで、復号が失敗した側
の画像データとして補充することも可能である。この場
合には非常に高品質で違和感の少ない画像出力を得るこ
とができる。
【0050】次に、画像データ蓄積手段13でエラーが
生じた場合について説明する。
【0051】基本的には、前述した記録媒体読出手段1
2で圧縮符号化データの読出しを失敗した場合と同じ
で、バッファに失敗したことをエラー情報bに乗せて復
号エラー検出手段15に通知し、復号エラー検出手段1
5は復号失敗した側のチャンネルの第一記憶媒体17R
に対して、次に多重分離手段16から転送される画像デ
ータの記憶を、一旦中止する制御をエラー情報d(R)
で行う。同時に、復号エラー検出手段15は、復号失敗
したチャンネルとは反対側の第一記憶媒体17Lに記憶
していた画像データを復号失敗したチャンネルの第一記
憶媒体17Rにも転送を指令する。そして、復号失敗し
たチャンネルと反対側の出力側画像データ記憶手段19
Lの第一記憶媒体17Lがデータ伝送路Fにより記憶し
ている画像データを復号失敗したチャンネルの出力側画
像データ記憶手段19Rの第一記憶媒体17Rに転送す
る。故に、復号失敗した画像データを片側の画像データ
で補充することにより、復号失敗時の画像データを得る
ことができる。
【0052】次に、復号手段14で復号エラーが生じた
場合について図3を用いて説明する。
【0053】図3は復号手段14において圧縮符号化デ
ータを復号する際に復号エラーが生じて復号不能な場合
の画像データのデータ配列を示す説明図である。
【0054】図3において、(S)は正常に復号手段に
入力された圧縮符号化データのデータ配列を示すもので
あり、(T)は復号時に画像データR2の圧縮符号化デ
ータの復号が失敗したときの第一記憶媒体17R,17
Lに記憶される画像データの記憶順序を示すものであ
る。また、(U)は復号エラー検出手段15によって反
対側のチャンネルの第一記憶媒体17Lが記憶している
画像データL2を本来の画像データR2の位置に補充さ
れたことを示すものである。
【0055】図3に示したとおり、今、(S)のデータ
配列で圧縮符号化データが復号手段14に正常に入力さ
れ、復号した際に、画像データR2の圧縮符号化データ
が復号不能であったとすると、(T)で示されたデータ
配列で第一記憶媒体17R及び17Lに記憶されてしま
う。そこで、復号手段14は圧縮符号化データ自身を復
号するため、復号を失敗した圧縮符号化データのアドレ
スを認知できる。つまり、復号不可能な同一チャンネル
の圧縮符号化データの一つ前に復号できた画像データの
アドレスを参照して、復号不可であった圧縮符号化デー
タのアドレスを予測し、それをエラー情報aに乗せて復
号エラー検出手段15に伝える。復号エラー検出手段1
5はエラー情報aの内容に基づいて、前述同様に、バッ
ファに失敗したことをエラー情報aに乗せて復号エラー
検出手段15に通知し、復号エラー検出手段15は、復
号失敗した側のチャンネルの第一記憶媒体17Rに対し
て、次に多重分離手段16から転送される画像データの
記憶を、一旦中止する制御をエラー情報d(R)で行
う。同時に、復号エラー検出手段15は、復号失敗した
チャンネルとは反対側の第一記憶媒体17Lに記憶して
いた画像データを復号失敗したチャンネルの第一記憶媒
体17Rに転送することを指令する。そして、復号失敗
したチャンネルと反対側の出力側画像データ記憶手段1
9Lの第一記憶媒体17Lがデータ伝送路Fを用いて記
憶している画像データを復号失敗したチャンネルの出力
側画像データ記憶手段19Rの第一記憶媒体17Rに転
送する。故に、復号失敗した画像データを片側の画像デ
ータで補充することにより、復号失敗時の画像データを
得ることができる。
【0056】次に、一部の画像が復号不可能になった場
合について説明する。
【0057】即ち、圧縮符号化データを復号後、画像デ
ータに一部欠落があった場合、または一部演算エラー等
が生じて復号が不可能になった場合である。この場合、
画像上の特定の領域だけが復号不可能になるため、その
領域を特定し、その領域の画像データを前述の場合と同
様に補充する。この様子を図4に示す。
【0058】図4は圧縮符号化データを復号後画像上の
一部の領域に復号エラーが生じその領域だけが復号不可
能な場合を示す説明図である。
【0059】図4において、83Rの中の斜線で示され
た領域は復号エラー等により復号不可能な領域ができて
しまった画像データである。このとき、83Rの中の復
号不可能となった領域は、この画像データを復号した復
号手段14から検出される。つまり、復号手段14は、
復号されていく圧縮符号化データからなる画像データ8
3Rの復号できない領域の始めと終わりのアドレスを記
憶してエラー情報aに乗せ、復号エラー検出手段15に
伝える。そして、復号エラー検出手段15は、復号失敗
した側のチャンネルの第一記憶媒体17R(または第一
記憶媒体17L)に対して、次に多重分離手段16から
転送される画像データの記憶を、一旦中止する制御をエ
ラー情報d(R)で行う。そして、第一記憶媒体17R
はエラー情報d(R)に乗せられるアドレスの領域の画
像データを廃棄する。また、復号エラー検出手段15
は、エラー領域が生じた画像データとは反対側の出力側
画像データ記憶手段19Lの第一記憶媒体17Lが、記
憶する画像データL2の前述したアドレスに従った領域
を抽出し、反対側の第一記憶媒体17Rに抽出した領域
の部分画像データを転送する制御をd(L)で行う。こ
のとき、第一記憶媒体17Rは、第一記憶媒体17Lか
ら得た部分画像データを復号エラー検出手段15の指示
に基づいて廃棄した領域に補充することにより全画像デ
ータを得る。
【0060】したがって、復号エラー検出手段15の制
御によって、第一記憶媒体17Rに記憶される不完全な
画像データは、反対側のチャンネルの第一記憶媒体17
Lに記憶された画像データの内、第一記憶媒体17Rで
エラーが生じた領域に相当する領域の部分画像データを
抽出して、データ伝送路Fを用いて第一記憶媒体17R
に転送し、第一記憶媒体17Rは廃棄した領域に転送さ
れる部分画像データを補充することで画像データを得る
ことができる。
【0061】即ち、被写体を複数の方向から撮影するこ
とによって得られた撮影方向毎の各画像データが記録さ
れた記録媒体11より前記画像データを読出し、それを
復号して再生画像を得る立体動画像再生装置において、
被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体11よ
り前記画像データを読出す記録媒体読出手段12と、前
記記録媒体読出手段12により読出された前記画像デー
タを、一旦蓄積した後、復号する復号手段14と、前記
画像データにエラーが生じていないか検出する復号エラ
ー検出手段15と、前記復号手段14により得られた前
記画像データを撮影方向毎のチャンネル別に転送するた
めに切換える多重分離手段16と、前記多重分離手段1
6によって得られた各チャンネルで表示される画像デー
タが記憶される出力側画像データ記憶手段19R,19
Lと、前記画像データにエラーが検出されたとき、前記
出力側画像データ記憶手段19R,19Lにおいて他の
チャンネルの画像データを画像単位でエラー画像データ
に代えてデータ伝送路Fを介して補填する補填手段とを
具備する構成とすることができ、これを請求項1の実施
例とすることができる。
【0062】このように、被写体を複数の方向から撮影
することによって得られた撮影方向毎の各画像データが
記録された記録媒体11より前記画像データを読出し、
それを復号して再生画像を得る立体動画像再生装置にお
いて、画像データにエラーが検出されたとき、補填手段
によって前記出力側画像データ記憶手段19R,19L
において他のチャンネルの画像データを画像単位でエラ
ー画像データに代えて補填し、表示出力するものであ
る。
【0063】したがって、特定のエラー画像データの表
示出力の際に、立体動画像の性質を失うが、全画像欠損
に至ることがないから、圧縮符号化データの読出し、外
乱による演算エラー等で復号が不可能な状態のときで
も、画像表示出力を見る人に対して不快感を持たせるこ
とがなくなる。
【0064】また、被写体を複数の方向から撮影するこ
とによって得られた撮影方向毎の各画像データが記録さ
れた記録媒体11より前記画像データを読出し、それを
復号して再生画像を得る立体動画像再生装置において、
被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体11よ
り前記画像データを読出す記録媒体読出手段12と、前
記記録媒体読出手段12により読出された前記画像デー
タを、一旦蓄積した後、復号する復号手段14と、前記
画像データにエラーが生じていないか検出する復号エラ
ー検出手段15と、前記復号手段14により得られた前
記画像データを撮影方向毎のチャンネル別に転送するた
めに切換える多重分離手段16と、前記多重分離手段1
6によって得られた各チャンネルで表示される画像デー
タが記憶される出力側画像データ記憶手段19R,19
Lと、前記画像データの特定領域にエラーが検出された
とき、前記出力側画像データ記憶手段19R,19Lに
おいて他のチャンネルの画像データを画像領域単位でエ
ラー画像データに代えてデータ伝送路Fを介して補填す
る補填手段とを具備する構成とすることができ、これを
請求項2の実施例とすることができる。
【0065】したがって、このようにエラー処理を行う
ことにより、エラー発生時の画像データを別のチャンネ
ルの同時刻の画像データで補充し、エラー発生時におい
ても表示出力の劣化がない立体再生画像を得ることがで
きる。
【0066】このような復号エラー検出手段15の制御
を行った結果として、図4で示したとおりの画像データ
列で表示出力されると、一時的に表示画像の一部分の立
体画像が崩れるものの、前述同様に、その時間が一画像
単位時間という非常に短時間であるために、使用者に対
して、それほどの、または全く違和感を与えることはな
く、エラー発生時の立体動画像が再生できる。
【0067】結果的に、この種の実施例は、被写体を複
数の方向から撮影することによって得られた撮影方向毎
の各画像データが記録された記録媒体より前記画像デー
タを読出し、それを復号して再生画像を得るとき、特定
の画像データにエラーが検出されたとき、エラー画像デ
ータに対応する他のチャンネルの画像データをエラー画
像データに代えて補填するものであり、これは請求項7
の実施例に相当する。
【0068】したがって、特定のエラー画像データの表
示出力の際に、立体動画像の性質を失うが、全画像欠損
に至ることがないから、圧縮符号化データの読出し、外
乱による演算エラー等で復号が不可能な状態のときで
も、画像表示出力を見る人に対して不快感を持たせるこ
とがなくなり、自然で違和感のない画像を得ることがで
きる。
【0069】本発明を実施する場合の復号手段と多重分
離手段の関係は、先に多重分離手段によって多重分離し
た後、それを復号手段により復号することもでき、復号
手段と多重分離手段の回路的位置付けは、何れを先に処
理してもよい。何れにせよ、両者は同様の効果を得るこ
とができ、これを請求項6の実施例とすることができ
る。
【0070】[第二実施例]この第二実施例は、第一実
施例の復号後の画像データの全てまたは一部に復号不可
能が生じ復号できない場合に反対側のチャンネルの同時
刻の画像データを用いることで復号不可能となった画像
データを得ることに対し、復号不可能となったチャンネ
ルの過去に復号した画像データを用いる方法である。
【0071】まず、過去の画像データを用いる方法につ
いて図5を用いて説明する。
【0072】図5は本発明の第二実施例である立体動画
像再生装置のブロック構成図である。なお、図中、第一
実施例と同一符号及び記号は第一実施例の構成部分と同
一または相当する構成部分を示すものであるから、ここ
では重複する説明を省略する。
【0073】図5において、復号不可能な画像データを
転送するデータ伝送路は左右のチャンネル毎にそれぞれ
F(R)及びF(L)とする。また、この実施例はエラ
ー処理を同一チャンネルの過去の画像データで行うため
に、復号エラー検出手段15から各チャンネルで現在出
力されている画像データを記憶している第二記憶媒体1
8R,18Lに対して、記憶している画像データを第一
記憶媒体17R,17Lへ転送する制御信号e(R)及
びe(L)を有する。また、第一記憶媒体17R及び1
7Lは、復号エラー検出手段15の制御によって、次の
画像データを一旦記憶するのを中止する機能を有する。
更に、第二記憶媒体18R及び18Lは、復号エラー検
出手段15の制御によって、記憶している画像データの
全て、または一部分を第一記憶媒体17R,17Lに転
送し、記憶している画像データはそのまま保持する機能
を有する。これらを除く各動作については、第一実施例
と同様である。
【0074】第一実施例と同様に、エラーが発生し得る
記憶媒体読出手段12、画像データ蓄積手段13及び復
号手段14において圧縮符号化データにエラーが生じて
復号不可の状態になったとき、復号エラー検出手段15
は復号エラーが記録媒体読出手段12においてはエラー
情報cによって、画像データ蓄積手段13においてはエ
ラー情報bによって、複号手段14においてはエラー情
報aによって復号エラーが生じた情報内容を検出する。
そして、この実施例においても復号エラーの発生状況が
画像全体に及ぶために復号不可となる場合と、一部分の
復号エラーによって画像上で部分的に復号不可となる場
合に大別される。
【0075】先ず、画像全体が復号不可能になった場合
について説明する。
【0076】図5において、復号エラー検出手段15が
復号エラーを検出する手段としては、記録媒体読出手段
12,画像データ蓄積手段13でエラーが発生した場合
は、エラー情報c,bに含まれる圧縮符号化データの読
み出し失敗を認知し、復号手段14において復号失敗と
なるタイミングを見計らい、復号手段14で復号エラー
が発生した場合は、エラー情報aに基づく時点で、それ
が、例えば、右側に関するものであるとすると、現在第
一記憶媒体17Rに記憶されている画像データを第二記
憶媒体17Rに転送終了後、一旦、次の画像データを多
重分離手段16から送られる画像データの記憶を中止す
る命令d(R)を第一記憶媒体17Rに指令する。命令
を受けた第一記憶媒体17Rは、記憶している画像デー
タを第二記憶媒体18Rに転送する。それと同時に、復
号エラー検出手段15は第二記憶媒体18Rに対して、
現在記憶している画像データを第一記憶媒体17Rにデ
ータ伝送路F(R)を用いて逆転送する命令e(R)を
発令する。つまり、第一記憶媒体17Rは第二記憶媒体
18Rからの画像データを記憶することになり、過去に
記憶した画像データを得ることになる。こうして、第二
記憶媒体18Rは第一記憶媒体17Rから転送される画
像データをデータ伝送路F(R)を用いて第一記憶媒体
17Rに逆転送することで、復号失敗時点で出力されて
いた画像データ、即ち、過去に復号された画像データを
得ることができる。したがって、復号失敗した画像デー
タを過去に復号された画像データで補充することができ
る。この場合においても、復号エラー検出手段15のこ
うした制御により、復号エラーが生じたチャンネルの第
一記憶媒体17R,17Lに現在表示出力中の画像デー
タを記憶する第二記憶媒体18R,18Lの画像データ
をデータ伝送路F(R)を用いて第一記憶媒体17R,
17Lに逆転送し、第一記憶媒体は、過去に復号された
画像データを再度記憶することとなる。したがって、復
号時に復号不可能であった画像データをこの過去に復号
された画像データで補充することができる。
【0077】このような復号エラー検出手段15の制御
を行った結果として、一時的に立体画像が崩れるもの
の、前述の第一実施例と同様に、その時間が一画像単位
時間という非常に短時間であるために、使用者に対し
て、それほどの、または全く違和感を与えることはな
い。
【0078】特に、本実施例のような、復号不可能とな
ったチャンネルの過去に復号した画像データを用いる方
法では、例えば、MPEG方式では、過去及び現在及び
未来の画像データ、即ち、画像相互間の画像間圧縮符号
化データの成分を判断して、その変化が少ないと推定さ
れるとき、この方式を採用すると効果的である。
【0079】次に、一部の画像が復号不可能になった場
合について説明する。
【0080】この場合、画像上の特定の領域だけが復号
不可能になるため、その領域を特定し、その領域の画像
データを前述の第一実施例と同様に補充すればよい。こ
の様子を図6に示す。
【0081】図6は圧縮符号化データを復号後、画像上
の一部の領域に復号エラーが生じその部分だけが復号不
可能な場合を示す説明図である。
【0082】図6において、画像データ93Rの中の斜
線で示された領域はエラー等により復号不可能な領域が
できたものである。このとき、画像データ93Rの中の
復号エラーとなった領域は、この画像データを復号した
復号手段14から検出される。つまり、復号手段14
は、復号されていく圧縮符号化データからなる画像デー
タ93Rの復号できない領域の始めと終わりのアドレス
を検出してエラー情報aに乗せ、復号エラー検出手段1
5に伝える。そして、復号エラー検出手段15は、先
ず、エラー情報d(R)によって第一記憶媒体17Rに
対して多重分離手段16からの画像データを記憶するの
を一旦中止する命令を行う。それと同時に、エラー情報
e(R)によって第二記憶媒体18Rに対して現在記憶
中の画像データの内、エラー情報aのアドレスによる領
域の画像データのみをデータ伝送路F(R)を用いて第
一記憶媒体17Rに逆転送する命令を行う。したがっ
て、第一記憶媒体17Rは過去に記憶した第二記憶媒体
18Rの画像データで復号エラーが生じた領域の画像デ
ータを記憶することになり、復号エラーで抜けている領
域に補充することができる。
【0083】このような復号エラー検出手段15の制御
を行った結果として、一時的に表示画像の一部分の立体
画像が崩れるものの、前述の第一実施例と同様に、その
時間が一画像単位時間という非常に短時間であるため
に、使用者に対して、それほどの、または全く違和感を
与えることはない。
【0084】前述したように、本実施例のような、復号
不可能となったチャンネルの過去に復号した画像データ
を用いる方法では、例えば、MPEG方式では、過去及
び現在及び未来の画像データ、即ち、画像相互間の画像
間圧縮符号化データの成分を判断して、その変化が少な
いと推定されるとき、この方式を採用すると効果的であ
る。
【0085】即ち、被写体を複数の方向から撮影するこ
とによって得られた撮影方向毎の各画像データが記録さ
れた記録媒体11より前記画像データを読出し、それを
復号して再生画像を得る立体動画像再生装置において、
被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体11よ
り前記画像データを読出す記録媒体読出手段12と、前
記記録媒体読出手段12により読出された前記画像デー
タを、一旦蓄積した後、復号する復号手段14と、前記
画像データにエラーが生じていないか検出する復号エラ
ー検出手段15と、前記復号手段14により得られた前
記画像データを撮影方向毎のチャンネル別に転送するた
めに切換える多重分離手段16と、前記多重分離手段1
6によって得られた各チャンネルで表示される画像デー
タが記憶される出力側画像データ記憶手段19R,19
Lと、前記画像データにエラーが検出されたとき、前記
出力側画像データ記憶手段19R,19Lにおいて同一
チャンネルの過去の画像データを画像単位でエラー画像
データに代えてデータ伝送路F(R),F(L)を用い
て逆転送することにより補填する補填手段とを具備する
構成とするものであり、これを請求項3の実施例とする
ことができる。
【0086】このように、被写体を複数の方向から撮影
することによって得られた撮影方向毎の各画像データが
記録された記録媒体11より前記画像データを読出し、
それを復号して再生画像を得る立体動画像再生装置にお
いて、前記画像データにエラーが検出されたとき、補填
手段は前記出力側画像データ記憶手段19R,19Lに
おいて同一チャンネルの過去の画像データを画像単位で
エラー画像データに代えて補填され、表示出力される前
の出力側画像データ記憶手段19R,19Lに入力さ
れ、表示出力するものである。
【0087】したがって、特定のエラー画像データの表
示出力の際にも、立体動画像の性質を維持し、過去の使
用画像データとの間に変化が少ない場合には、ほぼ完全
に復元でき、また、過去の使用画像データとの間に変化
が多い場合には、正確に全画像を認識できないから、圧
縮符号化データの読出し、外乱による演算エラー等で復
号が不可能な状態のときでも、画像表示出力を見る人に
対して不快感を持たせることがなくなる。特に、MPE
G方式等で過去の画像データと次の該当画像データの間
に変化が少ないことを検出し、この補填を行うとほぼ完
全に立体画像が復元でき、自然で違和感のない画像を得
ることができる。
【0088】したがって、このようにエラー処理を行う
ことにより、エラー発生時の画像データを同一チャンネ
ルの過去に復号された画像データで補充し、エラー発生
時においても表示出力の劣化がない立体再生画像を得る
ことができる。
【0089】また、被写体を複数の方向から撮影するこ
とによって得られた撮影方向毎の各画像データが記録さ
れた記録媒体11より前記画像データを読出し、それを
復号して再生画像を得る立体動画像再生装置において、
被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体11よ
り前記画像データを読出す記録媒体読出手段12と、前
記記録媒体読出手段12により読出された前記画像デー
タを、一旦蓄積した後、復号する復号手段14と、前記
画像データにエラーが生じていないか検出する復号エラ
ー検出手段15と、前記復号手段14により得られた前
記画像データを撮影方向毎のチャンネル別に転送するた
めに切換える多重分離手段16と、前記多重分離手段1
6によって得られた各チャンネルで表示される画像デー
タが記憶される出力側画像データ記憶手段19R,19
Lと、前記画像データの特定領域にエラーが検出された
とき、前記出力側画像データ記憶手段19R,19Lに
おいて同一チャンネルの過去の画像データを画像領域単
位でエラー画像データに代えてデータ伝送路F(R),
F(L)を用いて逆転送することにより補填する補填手
段とを具備する構成とするものであり、これを請求項4
の実施例とすることができる。
【0090】このように、被写体を複数の方向から撮影
することによって得られた撮影方向毎の各画像データが
記録された記録媒体11より前記画像データを読出し、
それを復号して再生画像を得る立体動画像再生装置にお
いて、前記画像データの特定領域にエラーが検出された
とき、補填手段は前記出力側画像データ記憶手段19
R,19Lにおいて同一チャンネルの過去の画像データ
を画像領域単位でエラー画像データに代えて補填するも
のである。
【0091】したがって、特定のエラー画像データの表
示出力の際にも、立体動画像の性質を維持し、過去の使
用画像データとの間に変化が少なくなり、ほぼ完全に画
像データが復元できるから、圧縮符号化データの読出
し、外乱による演算エラー等で復号が不可能な状態のと
きでも、画像表示出力を見る人に対して不快感を持たせ
ることがなくなる。特に、MPEG方式等で過去の画像
データの該当領域と次の該当領域の間に変化が少ないこ
とを検出し、この補填を行うとほぼ完全に立体画像が復
元でき、自然で違和感のない画像を得ることができる。
【0092】結果的に、この種の実施例は、被写体を複
数の方向から撮影することによって得られた撮影方向毎
の各画像データが記録された記録媒体より前記画像デー
タを読出し、それを復号して再生画像を得るとき、特定
の画像データにエラーが検出されたとき、エラー画像デ
ータの属するチャンネルの過去の画像データをエラー画
像データに代えて補填するものであり、これは請求項8
の実施例に相当する。
【0093】したがって、特定のエラー画像データの表
示出力の際にも、立体動画像の性質を維持し、過去の使
用画像データとの間に変化が少ない場合には、ほぼ完全
に復元でき、圧縮符号化データの読出し、外乱による演
算エラー等で復号が不可能な状態のときでも、画像表示
出力を見る人に対して不快感を持たせることがなくな
る。特に、MPEG方式等で過去の画像データと次の該
当画像データの間に変化が少ないことを検出し、この補
填を行うとほぼ完全に立体画像が復元でき、自然で違和
感のない画像を得ることができる。
【0094】本発明を実施する場合の復号手段と多重分
離手段の関係は、先に多重分離手段によって多重分離し
た後、それを復号手段により復号することもでき、復号
手段と多重分離手段の回路的位置付けは、何れを先に処
理してもよい。何れにせよ、両者は同様の効果を得るこ
とができ、これを請求項6の実施例とすることができ
る。
【0095】[第三実施例]次に、本発明の第三実施例
について説明する。
【0096】これまでは、復号手段が多チャンネルに対
して一つである場合について述べてきたが、第三実施例
においては、チャンネル毎に復号手段を有し、復号不可
能な画像データを反対側の画像データで補充して復号エ
ラー処理を行う方法である。このような第三実施例につ
いて図7を用いて説明する。
【0097】図7は本発明の第三実施例である立体動画
像再生装置の構成を示すブロック構成図である。
【0098】図7において、基本的な構成及び動作は第
一実施例の図1で復号手段が一つの場合で復号エラー発
生時に反対側の画像データで復号不可な画像データを補
充する方法と同様である。但し、その違いとしては、圧
縮符号化データ自体が右左に独立しているため、圧縮符
号化データを復号する前に撮影方向毎のチャンネルに分
離する多重分離手段30と各チャンネル別で復号する二
つの復号手段31R及び31Lを有する。また、復号手
段が複数であるため、復号エラーを検出する復号エラー
検出手段も、復号手段の数に応じて複数備わり、右左に
それぞれ対応して32R及び32Lで構成される。した
がって、復号エラー検出手段は、そのチャンネルでエラ
ーが生じたときのみ起動するようにしておくことで消費
電力を低減できる。
【0099】図7のように復号エラー検出手段を二つ用
いた場合には、復号エラー検出は両チャンネルでそれぞ
れ独立して行われる。そして、画像単位で全てに復号エ
ラーが及ぶ場合や一部分に復号不可能が発生するような
ときにおいても、各手段が第一実施例と同様に動作し、
それぞれのチャンネルの復号エラー検出手段32R,3
2Lは、反対側のチャンネルの第一記憶媒体17L,1
7Rに対して、復号手段が一つの場合と同様のエラー情
報d(R)及びd(L)を用いて命令を行うことによ
り、反対側のチャンネルの画像データを、復号不可能が
生じたチャンネルの第一記憶媒体17R,17Lに並行
転送することで得ることができる。そして、この画像デ
ータを復号不可能な画像データに補充させる手段によっ
て復号エラー処理が行われる。
【0100】即ち、圧縮符号化データを撮影方向毎のチ
ャンネルに分配される多重分離手段30と、チャンネル
別に復号することにより画像データを得る復号手段31
R,31Lと、各手段で扱われる圧縮符号化データにエ
ラーが生じていないか検出する復号エラー検出手段32
R,32Lと、前記多重分離手段30によって得られた
各チャンネルの画像データが、表示出力される前に、一
旦記憶される出力側画像データ記憶手段19R,19L
と、前記出力側画像データ記憶手段19R,19Lにお
いて、互いに独立した二つの記憶媒体を有し、一つは第
一記憶媒体17R,17L、もう一つは第二記憶媒体1
8R,18Lで前記多重分離手段19R,19Lによっ
てデータ伝送路Fを用いて転送される画像データは、先
ず、第一記録媒体17R,17Lに画像単位で記憶さ
れ、記憶終了後、第二記憶媒体18R,18Lに順次入
れ替えながら記憶する手段とを具備する構成とすること
ができ、これを請求項4の実施例とすることができる。
【0101】したがって、このようにエラー処理を行う
ことにより、エラー発生時の画像データを別のチャンネ
ルの同時刻の画像データで補充し、エラー発生時におい
ても表示出力の劣化がない立体再生画像を得ることがで
きる。
【0102】なお、この種の実施例は請求項1、請求項
2、請求項7の実施例に相当する。更に、本発明の実施
例のように、多重分離手段と復号手段との関係は、先に
多重分離手段によって多重分離した後、それを復号手段
により復号することもでき、復号手段と多重分離手段の
回路的位置付けは、何れを先に処理してもよい。何れに
せよ、両者は同様の効果を得ることができ、これを請求
項6の実施例とすることができる。
【0103】[第四実施例]次に、本発明の第四実施例
について説明する。
【0104】第四実施例は、前述した第三実施例のチャ
ンネル毎に復号手段を有し、復号手段の数に応じた復号
エラー検出手段で復号エラー処理を行うことに対して、
同一チャンネルの過去の画像データを用いて復号不可な
画像データに補充し、復号エラーを補充する方法であ
る。このような第四実施例について、図8を用いて説明
する。図8は本発明の第四実施例である立体動画像再生
装置の構成を示すブロック構成図である。
【0105】図8において、基本的な構成は第三実施例
と同様で、また動作については第二実施例による復号手
段が一つの場合で復号エラー発生時に同一チャンネルの
過去の画像データを用いて復号不可能な画像データを補
充する方法と同様である。但し、その違いとしては、圧
縮符号化データ自体が右左に独立しているため、圧縮符
号化データを復号する前に撮影方向毎のチャンネル別に
分離する多重分離手段30と各チャンネルで復号する二
つの復号手段31R及び31Lを有する。また、復号手
段が複数存在し、復号エラーを検出する復号エラー検出
手段も、復号手段の数に応じて複数備わり、図8におい
ては、右左にそれぞれ対応して32R及び32Lで構成
される。この復号エラー検出手段32R,32Lはその
チャンネルでエラーが生じたときのみ起動するようにし
ておくことで消費電力の低減ができる。
【0106】図8のように復号エラー検出手段を二つ用
いた場合には、復号エラーの検出は両チャンネルでそれ
ぞれ独立して行われる。そして、画像単位で全てに復号
不可能となる場合、一部分に復号不可能が発生するよう
な場合においても、各手段が第二実施例同様に動作す
る。
【0107】先ず、それぞれのチャンネルの内、復号不
可能が生じたチャンネルの復号エラー検出手段32R,
32Lは、同一チャンネルの第一記憶媒体17R,17
Lに対して、復号手段が一つの場合と同様のエラー情報
d(R)及びd(L)を用いて命令を行うことにより、
第一記憶媒体17R,17Lが復号手段31R,31L
から入力される画像データを記憶することを一旦中止す
る。それと同時に、同一チャンネルの第二記憶媒体18
R,18Lに対して、記憶している画像データを第一記
憶媒体17R,17Lにデータ伝送路F(R)を用いて
逆転送することで復号失敗時の画像データとして得るこ
とができる。そして、この画像データを復号不可能の画
像データに補充させることによって復号エラー処理が行
われる。
【0108】本実施例においても、復号不可能となった
チャンネルの過去に復号した画像データを用いているか
ら、例えば、MPEG方式では、過去及び現在及び未来
の画像データ、即ち、画像相互間の画像間圧縮符号化デ
ータの変化成分を判断して、その変化が少ないと推定さ
れるとき、この方式を採用すると効果的である。
【0109】即ち、前記記録媒体読出手段12、前記画
像データ蓄積手段13及び前記復号手段14において扱
われる圧縮符号化データにエラーが生じ復号不可能、ま
たは復号失敗であったときには、チャンネル別の復号エ
ラー検出手段32R,32Lによって、復号不可能なチ
ャンネルと同一のチャンネルの出力側画像データ記憶手
段19R,19Lの第二記憶媒体18R,18Lに対し
て、記憶された表示出力中の画像データを第一記憶媒体
17R,17Lにデータ伝送路F(R),F(L)を用
いて逆転送する手段で過去に復号された画像データを得
ることができ、逆転送された過去の画像データを本来復
号されるべき画像データとして補充する手段を具備する
構成とすることができ、これを請求項4の実施例とする
ことができる。
【0110】したがって、このようにエラー処理を行う
ことにより、エラー発生時の画像データを同一チャンネ
ルの過去に復号された画像データで補充し、エラー発生
時においても表示出力の劣化がない立体再生画像を得る
ことができる。
【0111】なお、この種の実施例は請求項3、請求項
4、請求項8の実施例に相当する。更に、本発明の実施
例のように、多重分離手段と復号手段との関係は、先に
多重分離手段によって多重分離した後、それを復号手段
により復号することもでき、復号手段と多重分離手段の
回路的位置付けは、何れを先に処理してもよい。何れに
せよ、両者は同様の効果を得ることができ、これを請求
項6の実施例とすることができる。
【0112】[第五実施例]次に、本発明の第五実施例
について説明する。
【0113】即ち、前述の第三実施例及び第四実施例の
チャンネル数に応じた複数の復号エラー検出手段を一つ
に統一し、各チャンネルの復号エラー処理を一括して行
う方法も考えられる。
【0114】このような方法においては、復号エラーの
チャンネルの近傍の画像データを得て平均化し、復号不
可能であった画像データを得ることができる方法と、ま
たは復号エラーのチャンネルの同一チャンネルまたはそ
の近傍のチャンネルの過去の画像データを得て平均化
し、最も高い精度で復号不可能であった画像データを得
ることで復号エラーを補充することができる方法が考え
られる。故に、復号エラーの情報を含む各チャンネルの
エラー情報は、一つの統括された復号エラー手段に集め
られ、復号エラー手段はこれらのエラー情報を比較判断
する機能が必要である。
【0115】そこで、第五実施例は、複数チャンネルの
表示装置で構成し、左右の目に対応する画像出力により
立体動画像を得るレンチキュラーレンズ方式を適用し、
前述したチャンネル数に応じた複数の復号エラー検出手
段を一つに統一し、各チャンネルの復号エラー処理を一
括して行う方法である。このような第五実施例を図9に
示す。
【0116】図9は本発明の第五実施例である立体動画
像再生装置において、レンチキュラー・レンズ方式を適
用した場合の立体動画像の画像データを示す説明図であ
る。図9において、101〜105はレンチキュラー・
レンズ方式に基づいて、液晶パネル等の5チャンネルに
相当する表示装置の表面を半円筒型レンズ加工を施した
レンズを用いて立体動画像を形成するときの、ある時刻
における画像データである。101n〜105nの矢印
は撮影または投射方向であり、106は再生装置による
画像出力を視覚することで被写体が存在する位置を示す
ものである。
【0117】図9において、例えば、103の画像デー
タの全てが復号不可能になった場合に、一つの復号エラ
ー検出手段がこれを検知し、103側のチャンネルを中
心とする左右のチャンネル、即ち、102及び104側
のチャンネルが有する画像データ記憶手段の第二記憶媒
体に記憶されている画像データにおいて、これらの画像
データは比較参照され、平均値が算出され、未来予測等
の付加処理が実行されることによって、最も103の画
像データに近いであろう画像データが生成される。そし
て、この生成画像データを103の画像データ記憶手段
の第一記憶媒体に転送することで、復号不可能であった
画像データに補充することにより、より自然な画像出力
を得ることができる。
【0118】また、このような方法は、一部分の画像が
欠落した場合も同様に処理することが可能である。この
場合では、103で復号エラー発生時に103の近傍の
チャンネルにおいて同時刻、または過去の画像データに
おける復号不可能の領域を抽出し、比較参照され、平均
値が算出され、未来予測等の付加処理が実行されること
によって、最も103の復号エラーで欠落した部分画像
データに近いであろう部分画像データが生成される。そ
して、この生成部分画像データを103の画像データ記
憶手段の第一記憶媒体に転送することで、103の復号
不可能であった画像データの一部分にこの生成部分画像
データを補充することにより、より自然な画像出力を得
ることができる。
【0119】即ち、復号される複数の画像データのう
ち、少なくとも一つの画像データの全て、または一部が
復号不可能になった場合に、復号不可能な撮影方向の画
像データに対して、全てのチャンネルの出力側画像デー
タ記憶手段19R,19Lに記憶された同時刻、または
過去に復号された画像データの中から、復号可能なチャ
ンネルを中心とする近傍の画像データを抽出する手段
と、これらの抽出された画像データを比較参照し、生成
画像データを得る手段と、この生成画像データを復号不
可能な画像データに補充する手段とを具備する構成とす
ることができ、これを請求項5の実施例とすることがで
きる。
【0120】したがって、このようにエラー処理を行う
ことにより、エラー発生時の画像データをエラーが生じ
たチャンネルの近傍のチャンネルの同時刻または過去に
復号された画像データを抽出し、比較参照して生成画像
データを得て、この画像データにより復号不可能であっ
た画像データに補充し、エラー発生時においても表示出
力の劣化がない立体再生画像を得ることができる。
【0121】本実施例は、被写体を複数の方向から撮影
することによって得られた撮影方向毎の各画像データが
記録された記録媒体11より前記画像データを読出し、
それを復号して再生画像を得る立体動画像再生装置にお
いて、被写体を複数の方向から撮影することによって得
られた撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体
11より前記画像データを読出す記録媒体読出手段12
と、前記記録媒体読出手段12により読出された前記画
像データを、一旦蓄積した後、復号する復号手段14
と、前記画像データにエラーが生じていないか検出する
復号エラー検出手段15と、前記復号手段14により得
られた前記画像データを撮影方向毎のチャンネル別に転
送するために切換える多重分離手段16と、前記多重分
離手段16によって得られた各チャンネルで表示される
画像データが記憶される出力側画像データ記憶手段19
R,19Lと、前記画像データにエラーが検出されたと
き、エラーが検出された画像データのチャンネルを中心
とする近傍の画像データから、エラー画像データに代わ
る画像データを生成する画像データを得て、当該画像デ
ータをエラー画像データに代えて補填する補填手段とを
具備するものであり、これは請求項5の実施例に相当す
る。
【0122】これによって、被写体を複数の方向から撮
影することによって得られた撮影方向毎の各画像データ
が記録された記録媒体11より前記画像データを読出
し、それを復号して再生画像を得る立体動画像再生装置
において、前記画像データにエラーが検出されたとき、
補填手段はエラーが検出された画像データのチャンネル
を中心とする近傍の画像データから、エラー画像データ
に代わる画像データを生成する画像データを得て、当該
画像データをエラー画像データに代えて補填するもので
ある。
【0123】したがって、特定のエラー画像データの表
示出力の際、エラーが検出された画像データのチャンネ
ルを中心とする近傍の画像データを使用することによ
り、立体動画像の性質を維持し、ほぼ完全に画像データ
が復元できるから、圧縮符号化データの読出し、外乱に
よる演算エラー等で復号が不可能な状態のときでも、画
像表示出力を見る人に対して不快感を持たせることがな
くなり、自然で違和感のない画像を得ることができる。
【0124】結果的に、この種の実施例は、被写体を複
数の方向から撮影することによって得られた撮影方向毎
の各画像データが記録された記録媒体より前記画像デー
タを読出し、それを復号して再生画像を得るとき、特定
の画像データにエラーが検出されたとき、エラー画像デ
ータの属するチャンネルの隣接するチャンネルの画像を
撮影することによって得られた撮影方向毎の各画像デー
タが記録された記録媒体11より前記画像データを読出
す記録媒体読出手段12と、前記記録媒体読出手段12
により読出された前記画像データを、一旦蓄積した後、
復号する復号手段14と、前記画像データにエラーが生
じていないか検出する復号エラー検出手段15と、前記
復号手段14により得られた前記画像データを撮影方向
毎のチャンネル別に転送するために切換える多重分離手
段16と、前記多重分離手段16によって得られた各チ
ャンネルで表示される画像データが記憶される出力側画
像データ記憶手段19R,19Lと、前記画像データに
エラーが検出されたとき、エラーが検出された画像デー
タのチャンネルを中心とする近傍の画像データから、エ
ラー画像データに代わる画像データを生成する画像デー
タを得て、当該画像データをエラー画像データに代えて
補填する補填手段とを具備するものであり、これは請求
項5の実施例に相当する。
【0125】これによって、被写体を複数の方向から撮
影することによって得られた撮影方向毎の各画像データ
が記録された記録媒体11より前記画像データを読出
し、それを復号して再生画像を得る立体動画像再生装置
において、前記画像データにエラーが検出されたとき、
補填手段はエラーが検出された画像データのチャンネル
を中心とする近傍の画像データから、エラー画像データ
に代わる画像データを生成する画像データを得て、当該
画像データをエラー画像データに代えて補填するもので
ある。
【0126】したがって、特定のエラー画像データの表
示出力の際、エラーが検出された画像データのチャンネ
ルを中心とする近傍の画像データを使用することによ
り、立体動画像の性質を維持し、ほぼ完全に画像データ
が復元できるから、圧縮符号化データの読出し、外乱に
よる演算エラー等で復号が不可能な状態のときでも、画
像表示出力を見る人に対して不快感を持たせることがな
くなり、自然で違和感のない画像を得ることができる。
【0127】結果的に、この種の実施例は、被写体を複
数の方向から撮影することによって得られた撮影方向毎
の各画像データが記録された記録媒体より前記画像デー
タを読出し、それを復号して再生画像を得るとき、特定
の画像データにエラーが検出されたとき、エラー画像デ
ータの属するチャンネルの隣接するチャンネルの画像デ
ータをエラー画像データに代えて補填するするものであ
り、これは請求項9の実施例に相当する。
【0128】したがって、特定のエラー画像データの表
示出力の際、エラーが検出された画像データのチャンネ
ルを中心とする近傍の画像データを使用することによ
り、立体動画像の性質を維持し、ほぼ完全に画像データ
が復元できるから、圧縮符号化データの読出し、外乱に
よる演算エラー等で復号が不可能な状態のときでも、画
像表示出力を見る人に対して自然で違和感のない画像を
得ることができる。
【0129】ところで、本発明を実施する場合の多重分
離は、デジタルデータの多重化に対応する技術が使用可
能である。即ち、デジタルデータの多重化としては、レ
ベル多重化、時分割多重化等が使用可能である。レベル
多重の場合には各データワード(データとして認識され
る最小単位、例えば、8ビット、16ビット、32ビッ
ト等が使用される)の、例えば、上位何ビツトが右画像
データとして、下位何ビットが左画像データとして、と
いう形でデータの中に現れることになる。また、時分割
多重の場合には、右の符号化データ、左の符号化データ
を交互に記録する。また、この交互に記録する場合に
は、1画像毎に交互に記録するか、または記録媒体上に
記録単位毎(例;CD−ROMのセクタ単位)に交互に
記録する等の構成によって実現される。
【0130】
【発明の効果】以上のように、請求項1の立体動画像再
生装置は、被写体を複数の方向から撮影することによっ
て得られた撮影方向毎の各画像データが記録された記録
媒体より前記画像データを読出し、それを復号して再生
画像を得る立体動画像再生装置において、画像データに
エラーが検出されたとき、補填手段によって前記出力側
画像データ記憶手段において他のチャンネルの画像デー
タを画像単位でエラー画像データに代えて補填し、表示
出力するものである。
【0131】したがって、特定のエラー画像データの表
示出力の際に、立体動画像の性質を失うが、全画像欠損
に至ることがないから、圧縮符号化データの読出し、外
乱による演算エラー等で復号が不可能な状態のときで
も、画像表示出力を見る人に対して不快感を持たせるこ
とがなくなる。
【0132】請求項2にかかる立体動画像再生装置は、
被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体より前
記画像データを読出し、それを復号して再生画像を得る
立体動画像再生装置において、前記画像データの特定領
域にエラーが検出されたとき、補填手段は前記出力側画
像データ記憶手段において他のチャンネルの画像データ
を画像領域単位でエラー画像データに代えて補填し、表
示出力するものである。
【0133】したがって、特定のエラー画像データの表
示出力の際に、部分的領域で立体動画像の性質を失う
が、全画像欠損に至ることがなく、部分的に立体画像の
性質を失うにすぎないから、圧縮符号化データの読出
し、外乱による演算エラー等で復号が不可能な状態のと
きでも、画像表示出力を見る人に対して不快感を持たせ
ることがなくなる。特に、意識して確認しても相当の熟
練者でないと確認ができない程度に見劣りすることがな
くなり、自然で違和感のない画像を得ることができる。
【0134】請求項3にかかる立体動画像再生装置は、
被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体より前
記画像データを読出し、それを復号して再生画像を得る
立体動画像再生装置において、前記画像データにエラー
が検出されたとき、補填手段は前記出力側画像データ記
憶手段において同一チャンネルの過去の画像データを画
像単位でエラー画像データに代えて補填され、表示出力
される前の出力側画像データ記憶手段に入力され、表示
出力するものである。
【0135】したがって、特定のエラー画像データの表
示出力の際にも、立体動画像の性質を維持し、過去の使
用画像データとの間に変化が少ない場合には、ほぼ完全
に復元でき、また、過去の使用画像データとの間に変化
が多い場合には、正確に全画像を認識できないから、圧
縮符号化データの読出し、外乱による演算エラー等で復
号が不可能な状態のときでも、画像表示出力を見る人に
対して不快感を持たせることがなくなる。特に、MPE
G方式等で過去の画像データと次の該当画像データの間
に変化が少ないことを検出し、この補填を行うとほぼ完
全に立体画像が復元でき、自然で違和感のない画像を得
ることができる。
【0136】請求項4にかかる立体動画像再生装置は、
被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体より前
記画像データを読出し、それを復号して再生画像を得る
立体動画像再生装置において、前記画像データの特定領
域にエラーが検出されたとき、補填手段は前記出力側画
像データ記憶手段において同一チャンネルの過去の画像
データを画像領域単位でエラー画像データに代えて補填
するものである。
【0137】したがって、特定のエラー画像データの表
示出力の際にも、立体動画像の性質を維持し、過去の使
用画像データとの間に変化が少なくなり、ほぼ完全に画
像データが復元できるから、圧縮符号化データの読出
し、外乱による演算エラー等で復号が不可能な状態のと
きでも、画像表示出力を見る人に対して不快感を持たせ
ることがなくなる。特に、MPEG方式等で過去の画像
データの該当領域と次の該当領域の間に変化が少ないこ
とを検出し、この補填を行うとほぼ完全に立体画像が復
元でき、自然で違和感のない画像を得ることができる。
【0138】請求項5にかかる立体動画像再生装置は、
被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体より前
記画像データを読出し、それを復号して再生画像を得る
立体動画像再生装置において、前記画像データにエラー
が検出されたとき、補填手段はエラーが検出された画像
データのチャンネルを中心とする近傍の画像データか
ら、エラー画像データに代わる画像データを生成する画
像データを得て、当該画像データをエラー画像データに
代えて補填するものである。
【0139】したがって、特定のエラー画像データの表
示出力の際、エラーが検出された画像データのチャンネ
ルを中心とする近傍の画像データを使用することによ
り、立体動画像の性質を維持し、ほぼ完全に画像データ
が復元できるから、圧縮符号化データの読出し、外乱に
よる演算エラー等で復号が不可能な状態のときでも、画
像表示出力を見る人に対して不快感を持たせることがな
くなり、自然で違和感のない画像を得ることができる。
【0140】請求項6にかかる立体動画像再生装置は、
請求項1乃至請求項5のうちの何れか1つに記載の復号
手段と多重分離手段を、先に多重分離手段によって多重
分離した後、それを復号手段により復号することもで
き、復号手段と多重分離手段の回路的位置付けは、何れ
を先に処理してもよい。何れにせよ、請求項1乃至請求
項5のうちの何れか1つに記載の効果を得ることができ
る。
【0141】請求項7にかかる立体動画像再生装置は、
被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体より前
記画像データを読出し、それを復号して再生画像を得る
とき、特定の画像データにエラーが検出されたとき、エ
ラー画像データに対応する他のチャンネルの画像データ
をエラー画像データに代えて補填する。
【0142】したがって、特定のエラー画像データの表
示出力の際に、立体動画像の性質を失うが、全画像欠損
に至ることがないから、圧縮符号化データの読出し、外
乱による演算エラー等で復号が不可能な状態のときで
も、画像表示出力を見る人に対して不快感を持たせるこ
とがなくなり、自然で違和感のない画像を得ることがで
きる。
【0143】請求項8にかかる立体動画像再生装置は、
被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体より前
記画像データを読出し、それを復号して再生画像を得る
とき、特定の画像データにエラーが検出されたとき、エ
ラー画像データの属するチャンネルの過去の画像データ
をエラー画像データに代えて補填する。
【0144】したがって、特定のエラー画像データの表
示出力の際にも、立体動画像の性質を維持し、過去の使
用画像データとの間に変化が少ない場合には、ほぼ完全
に復元でき、圧縮符号化データの読出し、外乱による演
算エラー等で復号が不可能な状態のときでも、画像表示
出力を見る人に対して不快感を持たせることがなくな
る。特に、MPEG方式等で過去の画像データと次の該
当画像データの間に変化が少ないことを検出し、この補
填を行うとほぼ完全に立体画像が復元でき、自然で違和
感のない画像を得ることができる。
【0145】請求項9にかかる立体動画像再生装置は、
被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体より前
記画像データを読出し、それを復号して再生画像を得る
とき、特定の画像データにエラーが検出されたとき、エ
ラー画像データの属するチャンネルの隣接するチャンネ
ルの画像データをエラー画像データに代えて補填する。
【0146】したがって、特定のエラー画像データの表
示出力の際、エラーが検出された画像データのチャンネ
ルを中心とする近傍の画像データを使用することによ
り、立体動画像の性質を維持し、ほぼ完全に画像データ
が復元できるから、圧縮符号化データの読出し、外乱に
よる演算エラー等で復号が不可能な状態のときでも、画
像表示出力を見る人に対して自然で違和感のない画像を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例である立体動画像再
生装置のブロック構成図である。
【図2】図2は本発明の第一実施例である立体動画像再
生装置の画像全体に及ぼす復号不可能が生じたときの画
像データの補填を説明するデータ配列を示す説明図であ
る。
【図3】図3は本発明の第一実施例である立体動画像再
生装置の復号エラーが生じ復号不能なときの画像データ
の補填を説明するデータ配列の説明図である。
【図4】図4は本発明の第一実施例である立体動画像再
生装置の圧縮符号化データを復号後画像上の一部の領域
に復号エラーが生じその領域だけが復号不可能な場合を
示す説明図である。
【図5】図5は本発明の第二実施例である立体動画像再
生装置のブロック構成図である。
【図6】図6は本発明の第二実施例である立体動画像再
生装置の2チャンネルの場合の立体動画像データの復号
エラーと圧縮符号化データの記録順を示した説明図であ
る。
【図7】図7は本発明の第三実施例である立体動画像再
生装置の構成を示すブロック構成図である。
【図8】図8は本発明の第四実施例である立体動画像再
生装置の構成を示すブロック構成図である。
【図9】図9は本発明の第五実施例である立体動画像再
生装置において、レンチキュラー・レンズ方式を適用し
た場合の立体動画像の画像データを示す説明図である。
【図10】図10は従来の立体動画像再生装置により圧
縮符号化データを復号後、画像上の一部の領域に復号エ
ラーが生じその部分だけが復号不可能な場合を示す説明
図である。
【符号の説明】
11 記録媒体 12 記録媒体読出手段 13 画像データ蓄積手段 14,31R,31L 復号手段 15,32R,32L 復号エラー検出手段 16 多重分離手段 17R,17L 第一記憶媒体 18L,18R 第二記憶媒体 19R,19L 出力側画像データ記憶手段 30 多重分離手段 F,F(R),F(L) データ伝送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 秀盟 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を複数の方向から撮影することに
    よって得られた撮影方向毎の各画像データが記録された
    記録媒体より前記画像データを読出し、それを復号して
    再生画像を得る立体動画像再生装置において、 被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
    撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体より前
    記画像データを読出す記録媒体読出手段と、 前記記録媒体読出手段により読出された前記画像データ
    を、一旦蓄積した後、復号する復号手段と、 前記画像データにエラーが生じていないか検出する復号
    エラー検出手段と、 前記復号手段により得られた前記画像データを撮影方向
    毎のチャンネル別に転送するために切換える多重分離手
    段と、 前記多重分離手段によって得られた各チャンネルで表示
    される画像データが記憶される出力側画像データ記憶手
    段と、 前記画像データにエラーが検出されたとき、前記出力側
    画像データ記憶手段において他のチャンネルの画像デー
    タを画像単位でエラー画像データに代えて補填する補填
    手段とを具備することを特徴とする立体動画像再生装
    置。
  2. 【請求項2】 被写体を複数の方向から撮影することに
    よって得られた撮影方向毎の各画像データが記録された
    記録媒体より前記画像データを読出し、それを復号して
    再生画像を得る立体動画像再生装置において、 被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
    撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体より前
    記画像データを読出す記録媒体読出手段と、 前記記録媒体読出手段により読出された前記画像データ
    を、一旦蓄積した後、復号する復号手段と、 前記画像データにエラーが生じていないか検出する復号
    エラー検出手段と、 前記復号手段により得られた前記画像データを撮影方向
    毎のチャンネル別に転送するために切換える多重分離手
    段と、 前記多重分離手段によって得られた各チャンネルで表示
    される画像データが記憶される出力側画像データ記憶手
    段と、 前記画像データの特定領域にエラーが検出されたとき、
    前記出力側画像データ記憶手段において他のチャンネル
    の画像データを画像領域単位でエラー画像データに代え
    て補填する補填手段とを具備することを特徴とする立体
    動画像再生装置。
  3. 【請求項3】 被写体を複数の方向から撮影することに
    よって得られた撮影方向毎の各画像データが記録された
    記録媒体より前記画像データを読出し、それを復号して
    再生画像を得る立体動画像再生装置において、 被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
    撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体より前
    記画像データを読出す記録媒体読出手段と、 前記記録媒体読出手段により読出された前記画像データ
    を、一旦蓄積した後、復号する復号手段と、 前記画像データにエラーが生じていないか検出する復号
    エラー検出手段と、 前記復号手段により得られた前記画像データを撮影方向
    毎のチャンネル別に転送するために切換える多重分離手
    段と、 前記多重分離手段によって得られた各チャンネルで表示
    される画像データが記憶される出力側画像データ記憶手
    段と、 前記画像データにエラーが検出されたとき、前記出力側
    画像データ記憶手段において同一チャンネルの過去の画
    像データを画像単位でエラー画像データに代えて補填す
    る補填手段とを具備することを特徴とする立体動画像再
    生装置。
  4. 【請求項4】 被写体を複数の方向から撮影することに
    よって得られた撮影方向毎の各画像データが記録された
    記録媒体より前記画像データを読出し、それを復号して
    再生画像を得る立体動画像再生装置において、 被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
    撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体より前
    記画像データを読出す記録媒体読出手段と、 前記記録媒体読出手段により読出された前記画像データ
    を、一旦蓄積した後、復号する復号手段と、 前記画像データにエラーが生じていないか検出する復号
    エラー検出手段と、 前記復号手段により得られた前記画像データを撮影方向
    毎のチャンネル別に転送するために切換える多重分離手
    段と、 前記多重分離手段によって得られた各チャンネルで表示
    される画像データが記憶される出力側画像データ記憶手
    段と、 前記画像データの特定領域にエラーが検出されたとき、
    前記出力側画像データ記憶手段において同一チャンネル
    の過去の画像データを画像領域単位でエラー画像データ
    に代えて補填する補填手段とを具備することを特徴とす
    る立体動画像再生装置。
  5. 【請求項5】 被写体を複数の方向から撮影することに
    よって得られた撮影方向毎の各画像データが記録された
    記録媒体より前記画像データを読出し、それを復号して
    再生画像を得る立体動画像再生装置において、 被写体を複数の方向から撮影することによって得られた
    撮影方向毎の各画像データが記録された記録媒体より前
    記画像データを読出す記録媒体読出手段と、 前記記録媒体読出手段により読出された前記画像データ
    を、一旦蓄積した後、復号する復号手段と、 前記画像データにエラーが生じていないか検出する復号
    エラー検出手段と、 前記復号手段により得られた前記画像データを撮影方向
    毎のチャンネル別に転送するために切換える多重分離手
    段と、 前記多重分離手段によって得られた各チャンネルで表示
    される画像データが記憶される出力側画像データ記憶手
    段と、 前記画像データにエラーが検出されたとき、エラーが検
    出された画像データのチャンネルを中心とする近傍の画
    像データから、エラー画像データに代わる画像データを
    生成する画像データを得て、当該画像データをエラー画
    像データに代えて補填する補填手段とを具備することを
    特徴とする立体動画像再生装置。
  6. 【請求項6】 前記復号手段と多重分離手段は、先に多
    重分離手段によって多重分離した後、それを復号手段に
    より復号する構成としたことを特徴とする請求項1乃至
    請求項5のうちの何れか1つに記載の立体動画像再生装
    置。
  7. 【請求項7】 被写体を複数の方向から撮影することに
    よって得られた撮影方向毎の各画像データが記録された
    記録媒体より前記画像データを読出し、それを復号して
    再生画像を得る場合に、特定の画像データにエラーが検
    出されたとき、エラー画像データに対応する他のチャン
    ネルの画像データをエラー画像データに代えて補填する
    ことを特徴とする立体動画像再生装置。
  8. 【請求項8】 被写体を複数の方向から撮影することに
    よって得られた撮影方向毎の各画像データが記録された
    記録媒体より前記画像データを読出し、それを復号して
    再生画像を得る場合に、特定の画像データにエラーが検
    出されたとき、エラー画像データの属するチャンネルの
    過去の画像データをエラー画像データに代えて補填する
    ことを特徴とする立体動画像再生装置。
  9. 【請求項9】 被写体を複数の方向から撮影することに
    よって得られた撮影方向毎の各画像データが記録された
    記録媒体より前記画像データを読出し、それを復号して
    再生画像を得る場合に、特定の画像データにエラーが検
    出されたとき、エラー画像データの属するチャンネルの
    隣接するチャンネルの画像データをエラー画像データに
    代えて補填することを特徴とする立体動画像再生装置。
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