JP2003318356A - 半導体モジュールとその製造方法 - Google Patents

半導体モジュールとその製造方法

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JP2003318356A
JP2003318356A JP2002125587A JP2002125587A JP2003318356A JP 2003318356 A JP2003318356 A JP 2003318356A JP 2002125587 A JP2002125587 A JP 2002125587A JP 2002125587 A JP2002125587 A JP 2002125587A JP 2003318356 A JP2003318356 A JP 2003318356A
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    • H01L2224/45Structure, shape, material or disposition of the wire connectors prior to the connecting process of an individual wire connector
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    • H01L2224/451Material with a principal constituent of the material being a metal or a metalloid, e.g. boron (B), silicon (Si), germanium (Ge), arsenic (As), antimony (Sb), tellurium (Te) and polonium (Po), and alloys thereof
    • H01L2224/45138Material with a principal constituent of the material being a metal or a metalloid, e.g. boron (B), silicon (Si), germanium (Ge), arsenic (As), antimony (Sb), tellurium (Te) and polonium (Po), and alloys thereof the principal constituent melting at a temperature of greater than or equal to 950°C and less than 1550°C
    • H01L2224/45144Gold (Au) as principal constituent

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度実装と高周波特性の両方に対応可能な
半導体モジュールを提供する。 【解決手段】 配線処理が施された複数のシリコン基板
1A,1B,1Cを積層一体化したモジュール基板15
と、このモジュール基板15の内部に一体に設けられた
受動素子17A,17Bと、モジュール基板15に実装
された複数の半導体素子21とを備える半導体モジュー
ル16を実現することにより、低誘電率材料の使用によ
る高周波特性の改善と多層配線の構築による配線スペー
スの拡大を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子を用い
て構成される半導体モジュールとその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化や高機能化への
対応として、高密度実装が強く求められている。高密度
実装を実現するものとしては、回路基板上に裸の半導体
素子(ベアチップ)をフェースダウンで実装するフリッ
プチップ実装が知られている。
【0003】図9は従来のフリップチップ実装の構造例
を示す概略断面図である。図示したフリップチップ実装
構造においては、半導体素子81の電極端子82上に突
起電極83を形成し、この突起電極83を回路基板84
側の電極部85に電気的かつ機械的に接続している。ま
た、半導体素子81と回路基板84の対向部分(隙間部
分)に絶縁性又は異方導電性の樹脂86を充填してい
る。
【0004】一般に、フリップチップ実装用の回路基板
84には、ガラスエポキシ基板、セラミックス基板、ガ
ラスセラミックス基板などが用いられている。そうした
場合、シリコンからなる半導体素子81と回路基板84
の熱膨張係数が異なるものとなるため、両者の熱膨張差
の影響で互いの接続部(接合部)に応力が発生し、実装
状態での接続信頼性が低下してしまう。そのため、半導
体素子81と回路基板84の間で樹脂86を緩衝材とし
て機能させ、これによって実装状態での接続信頼性を確
保している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
素子81と回路基板84の隙間部分に樹脂86を充填す
るとなると、回路基板84上で素子実装エリアの周辺部
に樹脂充填用のエリアを確保する必要がある。この充填
エリアには他の部品を実装できないため、実質的に回路
基板84上での素子実装エリアが拡大し、その分だけ実
装密度が低下することになる。
【0006】そこで従来においては、フリップチップ実
装用の回路基板84に単板のシリコン基板を採用するこ
とも提案されているが、このシリコン基板を用いた場合
は、一つの平面内に半導体素子の実装エリアと配線エリ
アを確保する必要がある。そのため、複雑な配線の形成
が困難となり、高密度実装への要求に十分に応えること
ができなかった。
【0007】また、フリップチップ実装用の回路基板8
4に多層のガラスセラミックス基板等を用いたもので
は、その回路基板84の積層部分に受動素子を内蔵する
ことにより、外付け部品の実装点数を削減することも行
われている。しかしながら、セラミックス基板の使用に
あたっては、これを互いに積層したときに、配線パター
ンの周囲が基板材料で形成されるため、その部分の誘電
率(比誘電率)が基板材料(セラミックス)の特性に依
存して大きくなる。また、セラミックス基板の積層は高
温状態で行われ、しかもセラミックス基板は有機材料と
の接着性が悪いため、低誘電率の有機材料を接着層とし
て使用することができない。そのため、配線パターンを
伝搬する信号の遅延時間が大きくなり、高周波特性への
対応が難しいという不具合があった。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、高密度実装と高
周波特性の両方に対応可能な半導体モジュールを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体モジ
ュールは、配線処理が施された複数のシリコン基板を積
層一体化したモジュール基板と、このモジュール基板に
実装された複数の半導体素子とを備えた構成となってい
る。
【0010】この半導体モジュールにおいては、複数の
シリコン基板を積層一体化したモジュール基板を採用し
ているため、モジュール基板の配線周りに低誘電率材料
を用いることが可能となる。また、複数のシリコン基板
を積層することにより、モジュール基板の内部に多層配
線が構築されるため、配線の自由度が大幅に高まる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0012】先ず、本発明の実施形態に係る半導体モジ
ュールの構成を、その製造方法と合わせて図1〜図8を
用いて説明する。この半導体モジュールは、大きくは、
基板作製工程と、基板貼り合わせ工程と、素子実装工程
とを順に経て製造される。
【0013】基板作製工程では、図1(A)に示すよう
な円板状のシリコン基板(シリコンウエハ)1を用意す
る。シリコン基板1は周知のウエハ製造工程で作製すれ
ばよい。このシリコン基板1は、本実施形態に係る半導
体モジュールの中で、ベースとなるモジュール基板を構
成するものであり、その使用にあたっては、通常の素子
形成のためのシリコン基板のように比抵抗率や結晶方位
などの制約はない。
【0014】シリコン基板1を用意したら、このシリコ
ン基板1の表面に、例えばCVD(Chemical Vapor Depo
sition)やパイロジェニックス酸化(水素燃焼酸化)な
どの手法を用いて、図1(B)に示すように、二酸化シ
リコン膜(SiO2)からなる酸化膜2を形成する。こ
の酸化膜2の膜厚は3000Å程度でよい。
【0015】次いで、シリコン基板1の酸化膜2の上
に、例えばフォトリソグラフィによるパターニング技術
を用いて、図1(C)に示すように、銅(Cu)の配線
パターン3を形成する。このとき、配線パターン3の電
極形成部位では、後述する基板貼り合わせ工程での電極
相互の接続性(接合性)を良好にするために、他の部分
よりも若干基板厚み方向に突出するように部分的に厚く
形成しておく。
【0016】次いで、フォトリソグラフィ技術によりパ
ターニングしたレジストをマスクとして、例えばプラズ
マエッチング(CF4プラズマ)や反応性イオンエッチ
ング(RIE)などの手法により、図1(D)に示すよ
うに、配線パターン3及び酸化膜2を貫通する状態で開
口部4を形成する。このとき、開口部4の形成部位でシ
リコン基板1の表面が露出した状態となる。
【0017】次に、プラズマエッチング(CF4プラズ
マ)、UV−YAGレーザ、反応性イオンエッチングな
どの手法を用いて、図2(A)に示すように、シリコン
基板1の表面側から開口部4を通してビアホール5を形
成する。このビアホール5については、シリコン基板1
を貫通しない状態(未貫通の状態)で、例えば深さ15
0μmに形成する。
【0018】その後、CVDなどの手法を用いて、図2
(B)に示すように、シリコン基板1上に二酸化シリコ
ン膜(SIO2)からなる絶縁膜6を形成する。絶縁膜
6は、先に形成したビアホール5を含めて、酸化膜2や
配線パターン3を覆うようにシリコン基板1の表面全体
に成膜される。この絶縁膜(二酸化シリコン膜)6は、
シリコン基板1上で銅の配線パターン3の剥がれを防止
するとともに、ビアホール5内で基板材料となるシリコ
ンが配線パターン3の銅材で汚染されることを防止する
役目を果たす。絶縁膜6の膜厚は3000Å程度でよ
い。
【0019】次いで、先に形成した絶縁膜6の上に、図
2(C)に示すように、パッシベーション膜7を形成す
る。このパッシベーション膜7は、水分の侵入に対して
強い阻止力を発揮するシリコン窒化膜(SiN)で形成
すると、高い信頼性が得られる。ただし、シリコン窒化
膜の場合は誘電率が7.0程度と高いため、高周波特性
への対応が難しいものとなる。そこで、高周波特性への
対応としては、誘電率の低い絶縁材料を用いることが望
ましい。具体的には、パッシベーション膜7にポリイミ
ド系樹脂などの有機絶縁膜を用いるとよい。パッシベー
ション膜7の成膜方法として、シリコン窒化膜の場合は
プラズマCVD法や減圧CVD法で形成することがで
き、有機絶縁膜の場合はスピンコート法やドライフィル
ム法で形成することができる。
【0020】続いて、先に形成したパッシベーション膜
7上にレジストマスクを形成し、このレジストマスクを
用いて、例えばドライエッチング法により、図2(D)
に示すように、配線パターン3に通じるリング状のコン
タクト部8を形成する。
【0021】続いて、シリコン基板1の裏面を例えばC
MP(化学的機械的研磨)やバックグラインドなどの手
法で研削することにより、シリコン基板1の厚みを15
0μmまで薄くする。これにより、図3(A)に示すよ
うに、先に未貫通の状態で形成したビアホール5が、裏
面研削による薄型化によってシリコン基板1を貫通した
状態となる。
【0022】次いで、ビアホール5の周辺の電極形成部
位(ビアホール5の内壁部や両端開口部)に銅メッキ、
ニッケルメッキによってバリア層(不図示)を形成した
後、導電性ペースト(銅ペースト、銀ペーストなど)を
ビアホール5に充填することにより、図3(B)に示す
ように、ビアホール5の内部に当該ビアホール5に沿う
導電路(ビア)9を形成するとともに、ビアホール5の
両端開口部にそれぞれ電極部10,11を形成する。シ
リコン基板1の表裏面の電極部10,11は、ビアホー
ル5への導電性ペーストの充填に先立ってシリコン基板
1の表裏面に電極形成部位を開口させたレジストマスク
を形成しておくことにより、このレジストマスクの開口
形状にしたがってランド状に形成される。このとき、先
に形成したコンタクト部8に導電性ペーストを充填する
ことにより、配線パターン3に導通したかたちでシリコ
ン基板1の表面側に電極部10が形成される。これによ
り、シリコン基板1上でビア・オン・ランド(Via On La
nd)構造が実現される。
【0023】以上のような基板作製工程により、後述す
るモジュール基板の元になる複数のシリコン基板1を作
製する。この基板作製工程で作製される各々のシリコン
基板1には、その表面側に広範にわたって配線パターン
3が形成されるとともに、その表面側と裏面側にそれぞ
れ導電路9を介して導通する電極部10,11が複数箇
所にわたって形成される。
【0024】こうして作製された複数のシリコン基板1
は、後述する基板貼り合わせ工程で一体に積層されるも
のであるが、その際に最上層に配置されるシリコン基板
1(換言すると、半導体素子が実装されるシリコン基板
1)に対しては、図4(A)に示すように、絶縁膜6と
パッシベーション膜7を貫通する開口部12を形成し、
この開口部12によって配線パターン3の電極形成部を
露出させる。開口部12は、先述したコンタクト部8と
同時に形成すればよい。この開口部12のサイズ、配
置、個数などは、当該最上層のシリコン基板1に実装さ
れる半導体素子の電極パッドのサイズ、配置、個数に適
合させる。
【0025】その後、図4(B)に示すように、開口部
12で露出する配線パターン3の電極形成部にスタッド
バンプ13を形成する。スタッドバンプ13は、金線を
用いたワイヤボンディングの手法を用いて、ボンディン
グツールの先端部分に形成した金ボールを、上述した開
口部12を通して配線パターン3の電極形成部位に圧着
することにより凸状に形成されるものである。
【0026】また、上記最上層に配置されるシリコン基
板1の下層(2層目、3層目など)に配置されるシリコ
ン基板1に対しては、配線パターン3の形成と合わせ
て、シリコン基板1上に受動素子(インダクタンス素
子、抵抗素子、コンデンサ素子等)の配線回路部を形成
する。受動素子の形成は、配線パターン3の形成と同時
に行うことができる。
【0027】その後、上述のように作製した複数のシリ
コン基板1を基板貼り合わせ工程で積層一体化すること
により、半導体モジュールのベースとなるモジュール基
板を得る。ここでは、2枚のシリコン基板を貼り合わせ
る場合を例に挙げて説明する。基板貼り合わせ工程で
は、図5に示すように、上層と下層の位置関係となる2
枚のシリコン基板1A,1Bのうち、下層のシリコン基
板1の表面にスピンコート法やドライフィルム法などで
ポリイミド系樹脂による接着層14を形成した後、上層
のシリコン基板1Aの裏面(配線パターンが形成されて
いない面)と下層のシリコン基板1Bの表面(配線パタ
ーンが形成されている面)を互いに対向させた状態で、
それら2枚のシリコン基板1A,1Bを接着層14を介
して貼り合わせる。接着層は、上層のシリコン基板の裏
面に形成してもよい。この貼り合わせに際して、各々の
シリコン基板の、相対向する電極部10,11に金、ニ
ッケルメッキを施しておく。
【0028】このように2枚のシリコン基板1A,1B
を貼り合わせることにより、これら2枚のシリコン基板
1A,1Bの電極部10,11同士が接続されるととも
に、その接続部を介して各々のシリコン基板1A,1B
の配線パターン3が電気的に接続された状態(導通状
態)となる。また、下層のシリコン基板1B上に形成さ
れた受動素子(不図示)は、上層のシリコン基板1Aと
の貼り合わせ境界部に一体に組み込まれた状態となる。
その結果、図6に示すように、2枚のシリコン基板1
A,1Bを積層一体化した、いわゆる多層ビルドアップ
構造のモジュール基板15が得られる。
【0029】一方、上記モジュール基板15への実装対
象となる半導体素子は、フェースダウンによるフリップ
チップ方式で実装されるもので、図7(A)に示すよう
に、半導体素子21の素子形成面を覆うパッシベーショ
ン膜22に開口部23を形成し、この開口部23で電極
パッド(アルミパッド等)24を露出させた構成となっ
ている。電極パッド23は、半導体素子21の素子形成
面の周縁部に所定の配列ピッチで複数形成されるもので
ある。
【0030】この半導体素子21をモジュール基板15
に実装する素子実装工程では、図7(B)に示すよう
に、上記最上層のシリコン基板1Aの電極部に形成した
スタッドバンプ13と半導体素子21の電極パッド24
とを互いに突き合わせ、この状態で超音波併用の熱圧着
によりスタッドバンプ13と電極パッド24を接合させ
る。このとき、各々のスタッドバンプ13の高さに多少
のバラツキがあっても、超音波併用の熱圧着による接合
部の合金化や接合材料の溶融により自然にバンプ高さの
バラツキが解消されるため、高さ揃えのためのレベリン
グ処理等は特に必要としない。また、他の方法として、
例えばモジュール基板15の最上層のシリコン基板の電
極部にハンダ印刷でバンプを形成しておき、このバンプ
に半導体素子21の電極パッド24を重ね合わせて一括
ハンダリフローにより両者を接合してもよい。
【0031】これにより、図7(C)に示すように、モ
ジュール基板15と半導体素子21を一体に有する半導
体モジュール16が得られる。半導体モジュール16の
形態としては、モジュール基板15を構成するシリコン
基板の積層数(枚数)や、モジュール基板15に実装さ
れる半導体素子21の個数などに応じて種々の変更が可
能である。
【0032】一例として、図8(A)は3枚のシリコン
基板1A,1B,1Cを積層一体化してモジュール基板
15を構成し、このモジュール基板15に複数(図例で
は2つのみ表示)の半導体素子21を実装することで、
LGA(Land Grid Array)構造とした半導体モジュール
16の構成を示すものである。この場合の外部接続電極
は、最下層に配置されたシリコン基板1Cの裏面側の電
極部11によって形成される。また、モジュール基板1
5に対しては、最上層と中間層のシリコン基板1A,1
Bの境界部と、中間層と最下層のシリコン基板1B,1
Cの境界部にそれぞれ受動素子17A,17Bを内蔵さ
せることができる。また、最下層のシリコン基板1Cの
電極部11にハンダボールを形成することにより、図8
(B)に示すように、球状の突起電極18を外部接続電
極としたBGA(Ball Grid Array)構造の半導体モジュ
ール16とすることも可能である。
【0033】このようにして得られた半導体モジュール
16においては、複数のシリコン基板を積層一体化した
モジュール基板15を採用しているため、各々のシリコ
ン基板の配線周りに低誘電率材料(ポリイミド系樹脂な
どの有機材料)を用いることができる。これにより、モ
ジュール基板16内で配線パターンを伝搬する信号の遅
延時間を小さくして高周波特性の改善を図ることができ
る。
【0034】また、複数のシリコン基板を積層一体化
(多層化)してモジュール基板15を構成し、これによ
ってモジュール基板15の内部に多層配線を実現してい
るため、単板のシリコン基板を用いた場合に比較して、
単位面積当たりの配線の引き回しエリアが大幅に拡張さ
れる。これにより、配線の自由度が増すため、複雑な配
線形成にも容易に対応することができる。その結果、複
数の半導体素子21を組み合わせた高機能化や、高密度
実装への要求に十分に応えることが可能となる。さら
に、多層配線化と合わせて、モジュール基板15の内部
に受動素子17A,17Bを一体に組み込んだ構成とし
ているため、外付け部品の実装点数を削減することがで
きる。
【0035】また、シリコンチップからなる半導体素子
21に対して、その実装用基板となるモジュール基板1
5もシリコン基板で構成されるため、それらの接合部分
に応力が作用する恐れがなくなる。そのため、従来のフ
リップチップ実装構造(図9参照)のように緩衝材(樹
脂)を組み込まなくても、実装状態での接続信頼性を高
めることができる。また、樹脂の緩衝材が不要になるこ
とで、基板上に樹脂充填用のエリアを確保する必要がな
いうえ、半導体素子のリペアにも容易に対応可能とな
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数のシリコン基板を積層一体化したモジュール基板を採
用することにより、モジュール基板の配線周りに低誘電
率材料を使用して高周波特性を改善することができる。
また、複数のシリコン基板を積層してモジュール基板の
内部に多層配線を構築することにより、複雑な配線形成
を行うことができる。その結果、高密度実装と高周波特
性の両方に対応可能な半導体モジュールを提供すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る半導体モジュールの製
造方法を説明する図(その1)である。
【図2】本発明の実施形態に係る半導体モジュールの製
造方法を説明する図(その2)である。
【図3】本発明の実施形態に係る半導体モジュールの製
造方法を説明する図(その3)である。
【図4】本発明の実施形態に係る半導体モジュールの製
造方法を説明する図(その4)である。
【図5】本発明の実施形態に係る半導体モジュールの製
造方法を説明する図(その5)である。
【図6】本発明の実施形態に係る半導体モジュールの製
造方法を説明する図(その6)である。
【図7】本発明の実施形態に係る半導体モジュールの製
造方法を説明する図(その7)である。
【図8】本発明の実施形態に係る半導体モジュールの構
成例を示す図である。
【図9】従来のフリップチップ実装の構造例を示す概略
断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C…シリコン基板、2…酸化膜、3
…配線パターン、5…ビアホール、6…絶縁膜、7…パ
ッシベーション膜、9…導電路、10,11…電極部、
13…スタッドバンプ、14…接着層、15…モジュー
ル基板、16…半導体モジュール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線処理が施された複数のシリコン基板
    を積層一体化したモジュール基板と、 前記モジュール基板に実装された複数の半導体素子とを
    備えることを特徴とする半導体モジュール。
  2. 【請求項2】 前記モジュール基板の内部に受動素子を
    一体に設けてなることを特徴とする請求項1記載の半導
    体モジュール。
  3. 【請求項3】 配線処理が施された複数のシリコン基板
    を積層一体化したモジュール基板と、このモジュール基
    板に実装された複数の半導体素子とを備える半導体モジ
    ュールの製造方法であって、 前記複数のシリコン基板を積層一体化して前記モジュー
    ル基板を作製するにあたり、 シリコン基板の一面に酸化膜を介して配線パターンを形
    成する工程と、前記シリコン基板の一面側から未貫通の
    ビアホールを形成する工程と、前記シリコン基板の他面
    を研削することにより前記ビアホールを貫通させる工程
    と、前記ビアホールに導電材料を供給することにより当
    該ビアホールに沿う導電路を形成する工程とを含む基板
    作製工程と、 前記基板作製工程で作製された複数のシリコン基板を、
    前記一面と前記他面を互いに対向させた状態で貼り合わ
    せることにより、当該複数のシリコン基板を積層一体化
    する基板貼り合わせ工程とを有することを特徴とする半
    導体モジュールの製造方法。
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