JP2003318171A - 成膜方法 - Google Patents

成膜方法

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JP2003318171A JP2002125823A JP2002125823A JP2003318171A JP 2003318171 A JP2003318171 A JP 2003318171A JP 2002125823 A JP2002125823 A JP 2002125823A JP 2002125823 A JP2002125823 A JP 2002125823A JP 2003318171 A JP2003318171 A JP 2003318171A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】PZT、PLZTなどの強誘電体膜を成長する
ための成膜方法に関し、気相成長法により面内分布が均
一な誘電体膜を形成すること。 【解決手段】液体原料供給部から供給された液体原料を
気化器内で気化して原料ガスを作成し、原料ガスと酸素
を混合器内で混合した後に、混合ガスをシャワーヘッド
を通して成膜室のウェハ上に放出し、原料ガスと酸素ガ
スの反応によって酸化物誘電体膜をウェハ表面に形成す
る一方で、ウェハ上に膜を形成する前と後に、原料ガス
の供給を停止するとともに成膜室内に導入する不活性ガ
スの流量調整により成膜室内でのガスの流量の変動を抑
制することを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成膜方法に関し、
より詳しくは、PZT、PLZTなどの強誘電体膜を成
長するための成膜方法に関する。
【0002】
【従来の技術】FeRAM(ferroelectric random acce
ss memory)に用いられる強誘電体キャパシタの強誘電体
材料としてPZT、PLZTなどが採用されており、そ
の製造装置および成膜方法について、様々な装置および
方法が提案されている。しかし、実際に量産され実用化
しているのは、ゾル・ゲル法やスパッタ法による成膜法
である。近年、メモリ装置の集積度が次第にあがってき
ており、FeRAMの集積度も例外でない。特に、配線
幅が0.18μmルールのFeRAMを製造するには、
強誘電体キャパシタの膜厚を薄くすることが要求され
る。
【0003】しかし、ゾル・ゲル法やスパッタ法のよう
な強誘電体膜の製造方法では強誘電体膜の薄膜化を達成
したり段差被覆性(カバレッジ)を良くすることは難し
いので、MOCVD法による薄膜製造装置とその製造方
法の開発が待たれている。
【0004】PZT膜を形成するためのMOCVD装置
として、例えば図1に示すように、有機系原料ガスと酸
素ガスを反応させるために用いられる装置を採用する。
【0005】図1に示したMOCVD装置は、原料容器
101内の液体原料を気化して原料ガスを発生させる気
化器102と、原料ガスと酸素ガスを混合するガス混合
器103と、ガス混合器103内の混合ガスを成膜室1
04内のウェハ105に供給するガスシャワーヘッド1
06と、成膜室104と気化器103内のガスを排気し
て減圧するためのドライポンプ107と、ドライポンプ
107から排気されたガスを無害化する除害装置108
とを有している。
【0006】原料容器101は、給液管109と流量調
整弁110を介して気化器102のガス導入口に接続さ
れている。
【0007】気化器102とガス混合器103には、気
化器102内の有機系原料ガスを混合器103に導入す
るための第1のガス導入管111が接続されている。第
1のガス導入管111のうち気化器102の近傍には第
1の開閉弁112が取り付けられている。また、気化器
102には、原料ガスを第1のガス導入管111に送る
ためのキャリアガス(窒素ガス)導入管113が接続さ
れている。
【0008】混合器103には、酸素ガスを導入するた
めの第2のガス導入管114が接続されている。
【0009】さらに、成膜室104の排気口は、第1の
排気管115とAPCバルブ116を介してドラインポ
ンプ107に接続されている。また、気化器102の排
気口は、第2の排気管117を介してドライポンプ10
7に接続されている。第2の排気管117のうち気化器
102の近傍には第2の開閉弁118が取り付けられて
いる。また、ドライポンプ107の排気口は、第3の排
気管119を介して除害装置108に接続されている。
【0010】そのようなMOCVD装置を用いてウェハ
105の上にPZT膜を形成する場合には、Pb、Zr、Ti
を含む有機系原料ガスを第1ガス供給管111を通して
ガス混合器103内に流すとともに、第2ガス供給管1
14を通して酸素ガスをガス混合器103内に流す。ガ
ス混合器103内に供給された有機系原料ガスと酸素ガ
スはその中で混合されてガスシャワーヘッド106内に
流され、さらにガスシャワーヘッド106内で拡散さ
れ、ガスシャワーヘッド106の多数のガス放出孔を通
してウェハ105に供給される。ウェハ105の表面で
は有機系原料と酸素の反応によってPZT膜が形成され
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図1に示すMOCVD
装置を用いてウェハ105上に形成されたPZT膜の膜
を調べたところ、膜厚分布が不均一になったり、組成変
動やパーティクルが発生することがわかった。
【0012】MOCVD法を使用して酸化物強誘電体薄
膜を量産するには、膜厚、組成を均一にするとともに、
酸化物強誘電体の生成過程で発生しがちなパーティクル
を抑える必要があるが、MOCVD法により膜厚、組成
が均一でパーティクルの発生を抑制できる成膜方法は、
未だ開発できていないのが現状である。
【0013】本発明の目的は、面内分布の均一性が従来
よりも優れた強誘電体膜を形成することができる成膜方
法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、第1の
液体原料を気化して第1の原料ガスを発生させる気化器
と、複数のガスを混合するガス混合器と、酸素ガスを供
給する酸素源と、前記ガス混合器から導入したガスを成
膜室内のウェハ上に供給するシャワーヘッドと、前記ウ
ェハを加熱する加熱器を用い、前記ウェハを前記加熱器
により加熱し、前記第1の原料ガスと前記酸素ガスを前
記ガス混合器内で混合して混合ガスを作成し、前記混合
ガスを前記シャワーヘッドを通して前記ウェハ上に供給
して、前記第1の原料ガス及び前記酸素ガスの反応によ
り酸素化合物誘電体膜を前記ウェハ上に形成し、前記成
膜室内への前記第1の原料ガスの導入を停止した状態で
前記成膜室内の圧力を前記酸化化合物誘電体膜の形成時
の圧力と同じに設定するための不活性ガスを前記成膜室
内に導入することを特徴とする成膜方法により解決され
る。
【0015】本発明によれば、液体原料供給部から供給
された液体原料を気化器内で気化して原料ガスを作成
し、原料ガスと酸素を混合器内で混合した後に、混合ガ
スをシャワーヘッドを通して成膜室のウェハ上に放出
し、原料ガスと酸素ガスの反応によって酸化物誘電体膜
をウェハ表面に形成する一方で、ウェハ上に膜を形成す
る前と後に、原料ガスの供給を停止するとともに成膜室
内に導入する不活性ガスの流量調整により成膜室内での
ガスの流量の変動を抑制し、成膜室内の圧力の変動を抑
制するようにしている。そのような不活性ガスは、原料
ガスを通すガス供給管に接続されて流量制御、温度制御
される不活性ガスパージラインを通すことにより成膜室
内に供給される。
【0016】これにより、成膜室内の流量、圧力変動が
防止され、原料ガスと酸素ガスの反応によってウェハ上
に形成される膜の膜厚分布が従来よりも均一性に優れ、
しかも成膜室内でのパーティクルの発生が抑制される。
【0017】ウェハ上の膜の膜厚分布が不均一になった
りパーティクルが発生したりする理由としては、従来の
MOCVD装置を用いることにより有機原料ガスの気化
温度が変動したり、成膜室内の圧力、ガス流量が変動す
るからと考えられる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0019】図2は、本発明の実施形態に係る成膜方法
に用いる成膜装置の構成図であり、図3は、成膜装置の
ガス混合器、シャワーヘッド、成膜室を示す断面図であ
る。
【0020】図2、図3において、成膜室1の上にはシ
ャワーヘッド2を介してガス混合器3が取り付けられて
いる。
【0021】成膜室1は、その中央に載置台4を有し、
また、底部の両側方に排気口5を有し、さらに載置台4
とシャワーヘッド2の間の空間の側方には図示しないウ
ェハ搬送口を有している。また、載置台4の中にはウェ
ハ加熱用のホットプレート6が取り付けられ、さらに、
載置台4の上にはウェハ設置用のサセプタ7が搭載され
ている。
【0022】シャワーヘッド2は、その下面に複数のガ
ス放出孔2aを有し、ガス放出孔2aがサセプタ6に対
向する状態で成膜室1内の上部に取り付けられている。
シャワーヘッド2は、その内部に導入されたガスが横方
向に拡散されるような形状を有している。
【0023】ガス混合器3は、ガスを混合するための閉
じられた空間を内部に有し、その空間には上から第1の
ガス供給管11の一端と第2のガス供給管12の一端が
差し込まれている。第1及び第2のガス供給管11,1
2は例えば互いのガス放出口が対向するように配置され
ている。ガス混合器3の底に設けられたガス放出口9
は、シャワーヘッド2の上部のガス導入口(不図示)に
接続されていて、ガス混合器3内で混合されたガスをシ
ャワーヘッド2に流すように構成されている。
【0024】第1のガス供給管11の他端は、第1の開
閉弁14を通して有機系原料気化器15のガス供給口に
接続されている。
【0025】第1のガス供給管11のうち第1の開閉弁
14のガス流出側には、不活性ガスパージラインとして
第1の窒素ガス供給管16が接続されている。また、第
1の窒素ガス供給管16には第1の熱交換機17aと第
1のガス流量調整弁17bが取り付けられている。
【0026】第2のガス供給管12には第2の熱交換機
18aと第2のガス流量調整弁18bが取り付けられて
いる。また、第2のガス供給管12の他端は酸素ボンベ
19に接続されている。
【0027】有機系原料気化器15の原料導入口には、
強誘電体膜を形成するために必要な元素を含む液状の有
機系材料を収容する第1〜第4の原料容器21〜24
が、それぞれ第1〜第4の給液管25〜28を介して接
続されている。また、有機系原料気化器15にはキャリ
アガス供給管31が接続されている。キャリアガス供給
管31に流されるキャリアガスとして、例えば窒素ガス
が用いられる。
【0028】第1〜第4の原料容器21〜24には、不
活性ガス、例えばヘリウムガスを導入するための不活性
ガス供給管29が接続されている。また、第1〜第4の
原料容器21〜24内の液体には、それぞれ、マスフロ
ーコントローラ(MFC)21a,22a,23a,2
4aと液体流量調整弁21b,22b,23b,24b
が取り付けられた第1〜第4の給液管25〜28の一端
が差し込まれている。また、第1〜第4の給液管25〜
28の他端は有機系原料気化器15に接続されている。
【0029】なお、原料容器21〜24、マスフローコ
ントローラ21a,22a,23a,24a及び調整弁
21b,22b,23b,24bは、主原料供給器30
を構成する。
【0030】第1の原料容器21には、例えば鉛(Pb)供
給用のPb(DPM)2(Pb(C11H19O2)2 )が濃度0.3mol/li
tterでTHF(TetraHydroFuran :C4H8O )液に溶かし
て詰め込まれている。第2の原料容器22には、例えば
ジルコニウム(Zr)供給用のZr(DMHD)4 ( Zr((C9H
15O2)4)が濃度0.3mol/litterでTHF液に溶かして
詰め込まれる。第3の原料容器23には、例えばチタン
(Ti)供給用のTi(O-iPr)2(DPM)2(Ti(C3H7O)2(C11H19O
2)2 )が濃度0.3mol/litterでTHF液に溶かして詰
め込まれる。さらに、第4の原料容器24には例えばT
HF液が詰め込まれる。
【0031】上記した成膜室1の排気口5には、APC
バルブ32が取り付けられてドライポンプ33に繋がる
第1の排気管34が接続されている。ドラインポンプ3
3の排気部には、第2の排気管35を介して除害装置3
6が接続されている。除害装置36は、例えば触媒によ
る熱分解方式により排ガス処理を行う構造を有する。
【0032】有機系原料気化器15の排気口には第2の
開閉弁38が取り付けられ、また、第2の開閉弁38の
排出側とドライポンプ33は第3の排気管37を介して
接続されている。第2の開閉弁38と第1の開閉弁14
は、いずれか一方が開かれていて他方が閉じられる切り
換えバルブを構成している。
【0033】また、第3の排気管37のうち第2の開閉
弁38のガス放出側には、第3の熱交換機40aと第3
のガス流量調整弁40bが取り付けられた第2の窒素ガ
ス供給管39が接続されていて、第2の窒素ガス供給管
39は、不活性ガスのパージラインとなる。
【0034】なお、有機系原料ガスを流す第1のガス供
給管11の周囲にはヒータ41が取り付けられている。
また、第2の排気管35の外周には、生成物の成長を防
止するためのヒータ42が取り付けられている。ヒータ
42による第2の排気管35の加熱温度は150℃以上
である。
【0035】次に、上記した成膜装置を用いて強誘電体
膜をウェハ51上に形成する方法を説明する。
【0036】まず、ドライポンプ33を駆動して成膜室
1、シャワーヘッド2及びガス混合器3内を減圧する。
そして、減圧された成膜室1内のサセプタ7上に半導体
ウェハ(基板)51を載置する。その半導体ウェハ51
上には、図4(a) に示すように、絶縁膜51が形成さ
れ、その絶縁膜51の上には酸化イリジウムとプラチナ
の二層構造からなる第1金属膜53が形成されている。
【0037】成膜室内1内の圧力は例えば5Torr程度に
減圧されている。この場合、第1のガス供給管11に取
り付けられた第1の開閉弁14は閉じられる。
【0038】また、第1の窒素ガス供給管16及び第1
のガス供給管11を通して窒素ガスがガス混合器3内に
供給される。窒素ガスの流量は、成膜室1内の圧力を例
えば5Torrと所定の大きさに保持するように、ガス流量
調整弁17bによって調整され、さらにその温度は熱交
換機17aにより所定の値に調整される。なお、窒素ガ
ス供給管16内を通る窒素ガスが温度調整されるのは、
有機系原料気化器15から第1のガス供給管11に流れ
る有機系原料ガスを冷却させないためである。
【0039】さらに、第2のガス供給管12を通して酸
素ガスがガス混合器3内に供給される。酸素ガスの流量
はガス流量調整弁18bによって調整され、さらに酸素
ガスの温度は、有機系原料ガスの冷却しない高さとなる
ように熱交換機18aによって調整される。
【0040】第1〜第3の原料容器21〜23内にはそ
れぞれPb,Zr又はTiの有機金属原料がそれぞれ溶媒に一
定の濃度で溶け込んでおり、不活性ガス供給管29を通
して不活性ガス、例えばヘリウムを第1〜第3の原料容
器21〜23内に流すことによりそれらの原料は有機系
原料気化器15に一定の流量で送り込まれる。
【0041】また、有機金属原料の流量を変化させた時
に、主原料供給器30から有機系原料気化器15内に送
られる液体の全流量を一定に保つために、第4の原料容
器24に不活性ガスを流すことにより、溶媒であるTH
Fも有機金属原料とともに有機系原料気化器15に送ら
れる。即ち、第1〜第4の原料容器21〜24内から有
機系原料気化器15に送られる液の総流量が所定の値を
保つように第4の原料容器24からの流量が調整され
る。
【0042】第1〜第3の原料容器21〜23からの有
機金属原料の流量調整と、第4の原料容器24からの溶
媒の流量調整は、それぞれ液体用のマスフローコントロ
ーラ21a,12a,23a,24aにて行われる。送
られた液体原料は有機系原料気化器15内で溶媒ととも
に気化され有機原料ガスとなる。その有機系原料ガス
は、キャリアガス供給管31から送られるキャリアガ
ス、例えば窒素ガスとともに温度管理されて第1のガス
供給管11を通りガス混合器3へ送られる。第1のガス
供給管11の温度管理はヒータ41によっても行われ
る。
【0043】有機系原料ガスを有機系原料気化器15か
らガス混合器3に流す場合には、第1の開閉弁14を開
くとともに、窒素ガス供給管16に取り付けられたガス
流量調整弁17bを制御して第1のガス供給管1内を通
る総ガス流量が変化しないように窒素ガス流量を調整す
る。この場合、窒素ガス供給管16内の窒素ガスの流れ
を停止させてもよい。
【0044】そして、第1の窒素ガス供給管16内を流
れる流量をガス流量調整弁18bにより調整しながら、
第1の開閉弁14を開くことにより、第1のガス供給管
11を通して有機原料ガスを有機系原料気化器15から
ガス混合器3に流す。これと同時に、キャリアガス供給
管31内を流れる窒素ガスの流量がガス流量調整弁17
bによって調整される。これにより、成膜時と非成膜時
で、第1のガス供給管11内を流れるガスの総流量はほ
ぼ一定に保持される。
【0045】なお、第1の開閉弁14を開いている間は
第2の開閉弁38は閉じられる。
【0046】ここで、第2のガス供給管12を通る酸素
ガスは、ガス流量調整弁18bにより一定の流量で供給
され、また、熱交換機18aによって酸素ガスの温度を
有機系原料の気化温度まで上昇させてガス混合器3内に
供給される。
【0047】酸素ガスと有機原料はガス混合器3内で混
合されて混合ガスとなる。そして、ガス混合器3内の混
合ガスは、ガス供給口9を通してシャワーヘッド2内に
流されてその中で拡散され、さらに複数のガス拡散孔2
aを通して半導体ウェハ51に降り注がれる。
【0048】半導体ウェハ51の温度は、ホットプレー
ト6の加熱により500〜650℃になっており、半導
体ウェハ51に降り注いだ混合ガス中の有機金属ガス
は,半導体ウェハ51の表面温度の熱エネルギでもって
分解されるとともに酸化反応によってPZTが結晶化し
て図4(b) に示すようにPZT薄膜(強誘電体薄膜)5
4が第1金属膜53上に形成される。
【0049】PZT薄膜54の形成を終えた後に、成膜
室1内のガス流量と圧力の変動を防止するために、第1
の開閉弁14を閉じてガス混合器3への有機原料ガスの
供給を停止すると同時に、ガス流量調整弁17bを制御
することにより第1の窒素ガス供給管16及び第1のガ
ス供給管11を通して成膜室1内に流される窒素ガスの
流量を調整する。
【0050】第1のガス供給管11内を通る原料ガスと
キャリアガスの総流量と第1の窒素ガス供給管16を通
る窒素ガス(パージN2)の流量と成膜室1内の圧力と、
成膜室内の全ガス流量について、成膜前と成膜時と成膜
後の変化を示すと、例えば図5のようになる。図5によ
り、成膜室1内のガス流量と成膜圧力が安定することが
わかる。
【0051】PZT薄膜54の成膜中には有機系原料気
化器15の第2の開閉弁38は閉じられているが、PZ
T薄膜54の成膜を終えた後には開かれる。即ち、有機
系原料気化器15のガス出口側のガス管は2つのライン
11,37に分岐され、有機系原料気化器15内のガス
は切り替えバルブ(14,38)によって成膜室ライン
と排気ラインのいずれかに流される。第3の排気管37
を通してドライポンプ33により排気された有機原料ガ
スは、さらに除害装置36によって無害化される。
【0052】第2の開閉弁38を閉じている状態では、
第3の排気管37には第2の窒素ガス供給管39を通し
て窒素ガスが流される。この場合、第3の排気管37内
を通るガスの温度を一定に保つために、第2の窒素ガス
供給管39内を通る窒素ガスの温度は熱交換機40aに
よって有機原料ガスとほぼ同じ温度に調整され、さらに
その窒素ガスの流量は流量調整弁40bによって有機原
料ガスとほぼ同じ流量になるように調整される。これに
より、第3の排気管37内に残る有機原料ガスの凝集を
抑制することができる。
【0053】なお、成膜室1内は、成膜前、成膜時及び
成膜終了後に、排気口5に接続された第1の排気管34
を通してドライポンプ33によって一定流量で排気され
ている。その流量は、第1の排気管34に取り付けられ
た流量調整弁32によって調整される。
【0054】なお、ドライポンプ33の排気側に接続さ
れる第2の排気管35は、ヒータ42によって150℃
以上の温度で加熱されるので、その内部に生成物が成長
し難くなっている。
【0055】以上のような工程によりPZT薄膜54の
形成が終了した後には、半導体ウェハ51は成膜室1か
ら取り出され、さらに、図4(c) に示すように、PZT
薄膜54上に第2金属膜55が形成される。その後に、
第2金属膜55、PZT膜54、第2金属膜53のパタ
ーニングによってキャパシタ56が形成される。
【0056】次に、上記した成膜装置を用いた強誘電体
膜の成膜方法によってPZT膜を形成した幾つかの例に
ついて説明する。
【0057】例1 図2、図3に示した成膜装置を用いて6インチのシリコ
ンウェハを使用し,ウェハ温度を580℃に設定した.
有機系原料気化器15の気化器温度を190℃に設定
し、有機系原料気化器15と成膜室1とを接続する第1
のガス供給管11の温度をヒータ41によって220℃
となるように調整し、また第2のガス供給管12を通る
酸素を熱交換機18によって温度200℃に設定し、さ
らに成膜室1内の圧力を667Paに調圧して成膜を行っ
た。
【0058】シリコンウェハ上に成膜したPZT膜の膜
厚と組成を9点で測定したところ、表1のような結果に
なり、シリコンウェハ上で均一なPZT薄膜が形成され
ていることが確認できた。また、連続して10枚のシリ
コンウェハ上にPZT膜を成長したが、表1と同様の測
定結果が得られ、膜厚、組成とも±3%の範囲内で再現
されていることがわかった.また、上記条件のときのシ
リコンウェハ上に堆積したパーティクルをパーティクル
カウンタで測定したところ、0.2μm以上のパーティ
クルは100個以下と少なかった。これは、第1のガス
供給管11内のガス流量を成膜時、非成膜時の双方にお
いて変化しないように各種ガス流量を調整して、成膜室
1内のガス流量と圧力が成膜時、非成膜時の双方におい
て変化のないようにしているので、断熱膨張やガス乱流
が生じにくくなるからである。
【0059】
【表1】
【0060】PZT膜中でPb、Zr、Tiの占める割合がキ
ャパシタのスイッチング分極電荷量Qswにどのように影
響するかを図6(a) 〜(c) に示す。Pbの組成、Zrの組
成、及びTiの組成は、それぞれ安定した組成範囲が存在
するが、僅かな組成の違いがQswを大きく低下させる原
因になる。従って、Pb、Zr、及びTiのそれぞれの組成は
安定させた方が所望の値のQswが得られ易くなる。
【0061】ところで、ZrはPb、Tiに比べて気化温度、
分解温度ともに高いので、ガス混合器3内において酸素
温度が低いと、ウェハ上に成長されるPZT膜内でのZr
の取り込まれ量が少なくなる。そこで、ガス混合器3内
において酸素ガス温度と有機系原料ガス温度との差が2
0℃以内であることが好ましい。
【0062】次に、図1に示す従来のMOCVD装置を
用いてPZT膜を形成する場合の例について説明する。
【0063】図2,図3で示した窒素ガス供給管16,
39のようなパージラインの無い図1のMOCVD装置
を用いて、上記と同様に10枚の成膜を行った。これに
よれば、気化器102に接続される第1の開閉弁11
2、第2の開閉弁118の切り換えにより、第1の開閉
弁112と成膜室104内で圧力とガス流量が変動し、
基板上に形成されるPZT膜の組成、膜厚の再現性が得
られない。例えば、膜厚は±5%と変動幅が大きくな
り、その結果、面内分布も悪くなった。
【0064】さらに、成膜室104内で圧力変動、ガス
流量変動が生じると、断熱膨張によりパーティクルが発
生するとともに、成膜室104の内面に堆積したパーテ
ィクルの巻き上げが起こり、ウェハ105上に形成され
たPZT膜表面のパーティクルをパーティクルカウンタ
ーにより測定すると、0.2μm以上のパーティクルが
1000〜5000個と多い。
【0065】次に、図2、図3に示した本実施形態のM
OCVD装置を用いた場合で、成膜室1内の圧力を5To
rr、10Torr、20Torrのいずれかに設定してPZT膜
を形成した場合の各々のPZT膜の膜厚と組成の相違を
調べたところ、表2に示すような結果が得られた。表2
によれば、成膜室1内の圧力が変わることにより、PZ
T膜の膜厚と組成が変化することがわかる。
【0066】
【表2】
【0067】これにより、PZT膜の形成を終了する時
点でパージガスを成膜室内に導入しなければ、成膜室1
内の圧力が変動するので、膜厚の均一性や組成の均一性
を高めることが難しくなることがわかる。
【0068】例2 第1の窒素ガス供給管16に熱交換機14を取り付けず
に常温の窒素ガス(不活性ガス)をパージラインに供給
すると、第1のガス供給管11と成膜室1内の圧力、ガ
ス流量の変動を抑えることはできた。しかし、第1のガ
ス供給管11又は成膜室1内に残された有機系原料ガス
が一時的に冷却されて粉体が析出し、パーティクルの増
大を招く結果となった。
【0069】例えば、PZT膜の成長を終了し、常温の
窒素ガスをパージラインに流した後に、PZT膜上のパ
ーティクルの数をパーティクルカウンターで測定する
と、0.2μm以上のパーティクルが1000個以上観
察された。
【0070】したがって、第1の窒素ガス供給管16内
を通る窒素ガスの温度を熱交換機14によって有機系原
料ガスとほぼ同じ温度になるように制御することは重要
である。
【0071】例3 図2、図3に示した成膜装置において、ガス混合器3内
の有機原料ガスと酸素ガスとの混合時の酸素ガス温度の
影響をみるために、有機系原料気化器15の温度を19
0℃に設定し、第1のガス供給管11の温度を220℃
となるように調整し、また第2のガス供給管12を15
0℃に設定し、さらに成膜室1内の圧力を667Paに設
定して成膜を行い、シリコンウェハ上のPZT薄膜の組
成を評価した結果、Zr/(Zr+Ti)が0.30±0.10
と大きくなった。
【0072】また、酸素温度が低いことに起因して、分
解温度の高いZrの組成比が小さくなり、ウェハ面内分布
の膜厚の差も大きくなった。
【0073】従って、ガス混合器3内で有機原料ガスと
酸素ガスの温度差を小さくするために、酸素ガス温度を
180〜240℃に設定することが好ましい。
【0074】以上はPZT膜の成長について説明した
が、PZT膜にドーパントとしてLa,Ca,Srを選択的に
含有させたPLZT、PLCSZTなどが知られてい
る。PLZTは、PZTにLaをドープした構造を有す
る。また、PLCSZTは、PZTにLa、Ca、Srをドー
プした構造を有する。
【0075】La、Ca、Srなどの少なくとも1つのドーパ
ントをPZTにドープする場合には、主原料(Pb,Zr,
Ti)の他にドーパント原料(La,Ca,Sr)が必要とな
る。
【0076】ランタン(La)のドーパント原料として例
えばLa(DPM)3があり、カルシウム(Ca)のドーパント原
料として例えばCa(DPM)2があり、ストロンチウム(Sr)
原料として例えばSr(DPM)2がある。
【0077】そこで、上記した有機系原料気化器15の
他に、ドーパント原料を気化するための第2の有機系原
料気化器を別に配置してもよい。第2の有機系原料気化
器には、ドーパント原料を入れるドーパント原料供給器
が接続されている。ドーパント原料供給器は、特に図示
しないが、上記した主原料供給器30と同様に原料容
器、マスフローコントローラ調整弁及び配管を有してい
る。
【0078】主原料を主原料供給器30に入れ、ドーパ
ント原料をドーパント原料供給器に入れ、第1の有機系
原料気化器15の加熱温度を190℃に設定し、さらに
第2の有機系原料気化器を260℃に加熱し、本実施形
態の例1と同様の条件でPZT系誘電体膜の成膜を行っ
たところ、Pb、Zr及びTiの組成比は表3に示すような結
果が得られた。なお、PZT系誘電体膜中のドーパント
含有量は数%程度である。
【0079】
【表3】
【0080】表3によれば、ウェハ上に形成されたPZ
T系誘電体膜の膜厚、組成は、2つの有機系原料気化器
を利用しても主原料のみの成膜結果とほぼ同様の結果が
得られた。
【0081】なお、上記した実施形態において、有機系
原料気化器とガス混合器との距離は短い程よく、例えば
有機系原料気化器をガス混合器の上に配置して第1のガ
ス供給管の距離を短くすることが好ましい。
【0082】また、上記した成膜装置ではPZT系酸化
誘電体膜を形成したが、ビスマス系酸化物強誘電体膜を
形成してもよい。 (付記1)第1の液体原料を気化して第1の原料ガスを
発生させる気化器と、複数のガスを混合するガス混合器
と、酸素ガスを供給する酸素源と、前記ガス混合器から
導入したガスを成膜室内のウェハ上に供給するシャワー
ヘッドと、前記ウェハを加熱する加熱器を用い、前記ウ
ェハを前記加熱器により加熱し、前記第1の原料ガスと
前記酸素ガスを前記ガス混合器内で混合して混合ガスを
作成し、前記混合ガスを前記シャワーヘッドを通して前
記ウェハ上に供給して、前記第1の原料ガス及び前記酸
素ガスの反応により酸素化合物誘電体膜を前記ウェハ上
に形成し、前記成膜室内への前記第1の原料ガスの導入
を停止した状態で、前記成膜室内の圧力を前記酸化化合
物誘電体膜の形成時の圧力と同じに設定するための不活
性ガスを前記成膜室内に導入することを特徴とする成膜
方法。 (付記2)前記ガス混合器内における前記第1の原料ガ
スと前記酸素ガスのそれぞれの温度差を20℃以内に設
定することを特徴とする付記1に記載の成膜方法。 (付記3)前記第1の液体原料は、鉛、ジルコニウム、
チタンを含むことを特徴とする付記1又は付記2に記載
の成膜方法。 (付記4)ドーパント材料を含む第2の液体原料を気化
して得られる第2の原料ガスを前記第1の原料ガスとと
もに前記ガス混合器内に導入することを特徴とする付記
1乃至付記3のいずれかに記載の成膜方法。 (付記5)前記第2の原料ガスは、ランタン、カルシウ
ム、ストロンチウムの少なくともいずれか1つを含むド
ーパント原料ガスであることを特徴とする付記4に記載
の成膜方法。 (付記6)前記薄膜は、酸化物強誘電体膜であることを
特徴とする付記1乃至付記5のいずれかに記載の成膜方
法。 (付記7)前記第1の液体原料を構成する複数種の液体
を個々に収容する複数の原料容器を用い、前記複数の原
料容器に個々に接続された給液管を通して前記複数種の
液体を前記気化器に導入することを特徴とする付記1乃
至付記6のいずれかに記載の成膜方法。 (付記8)前記複数種の液体を溶解するために用いられ
る溶媒を入れる溶媒容器を用い、前記溶媒容器に接続さ
れた給液管を通して前記溶媒を前記気化器に導入するこ
とを特徴とする請求項7に記載の成膜方法。 (付記9)前記成膜室又は前記第1の気化器から排気管
を通して前記成膜室の外に排気される前記第1の原料ガ
スを排ガス処理部によって無害化することを特徴とする
付記1乃至付記8のいずれかに記載の成膜方法。 (付記10)前記排気管を150℃以上の温度で加熱す
るヒータを有することを特徴とする付記9に記載の成膜
方法。
【0083】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、液体
原料供給部から供給された液体原料を気化器により機か
して原料ガスを作成し、原料ガスと酸素を混合器内で混
合した後に、混合ガスをシャワーヘッドを通して成膜室
のウェハ上に放出し、原料ガスと酸素ガスの反応によっ
て酸化物誘電体などの膜をウェハ表面に形成する一方
で、ウェハ上に膜を形成する前と後に、原料ガスの供給
を停止するとともに成膜室内に導入する不活性ガスの流
量調整により成膜室内でのガスの流量の変動を抑制し、
成膜室内の圧力の変動を抑制するようにしたので、成膜
室内の流量、圧力変動が防止され、原料ガスと酸素ガス
の反応によってウェハ上に形成される膜の膜厚分布を均
一にすることができ、しかも成膜室内でのパーティクル
の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来のMOCVD装置の一例を示す断
面図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態に用いられる成膜装
置の構成図である。
【図3】図4は、本発明の実施形態に用いられる成膜装
置のガス混合器、シャワーヘッド、成膜室を示す断面図
である。
【図4】図4(a) 〜(c) は、本発明の実施形態に係る成
膜装置を用いて半導体ウェハ上に強誘電体膜を形成し、
さらにキャパシタを形成する工程を示す断面図である。
【図5】図5は、本発明の実施形態の成膜方法における
成膜室へのガス流量と成膜室内の圧力の変化を示す図で
ある。
【図6】図6(a) 〜(c) は、キャパシタを構成するPZ
T膜の組成とキャパシタの電気特性の関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…成膜室、2…シャワーヘッド、3…ガス混合器、4
…載置台、5…排気口、6…ホットプレート、7…サセ
プタ、9…ガス供給口、11,12…ガス供給管、1
4,38…開閉弁、15…有機系原料気化器、16,3
9…窒素ガス供給管、17a,18a,40a…熱交換
機、17b,18b,40b…ガス流量調整弁、19…
酸素ボンベ、21〜24…原料容器、25〜28…給液
管、30…主原料用供給器、31…キャリアガス供給
管、32…APCバルブ、33…ドライポンプ、34,
35,37…排気管、36…除害装置、41,42…ヒ
ータ、51…半導体ウェハ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F045 AA04 AB31 AC08 AC11 AC15 AC17 AD09 AE21 AE23 BB02 BB15 DP03 EE02 EE04 EE05 EE07 EE14 EF05 EG07 EK07 GB13 5F058 BA06 BA11 BC01 BF06 BF36 BJ04 BJ10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の液体原料を気化して第1の原料ガス
    を発生させる気化器と、複数のガスを混合するガス混合
    器と、酸素ガスを供給する酸素源と、前記ガス混合器か
    ら導入したガスを成膜室内のウェハ上に供給するシャワ
    ーヘッドと、前記ウェハを加熱する加熱器を用い、 前記ウェハを前記加熱器により加熱し、 前記第1の原料ガスと前記酸素ガスを前記ガス混合器内
    で混合して混合ガスを作成し、 前記混合ガスを前記シャワーヘッドを通して前記ウェハ
    上に供給して、前記第1の原料ガス及び前記酸素ガスの
    反応により酸素化合物誘電体膜を前記ウェハ上に形成
    し、 前記成膜室内への前記第1の原料ガスの導入を停止した
    状態で、前記成膜室内の圧力を前記酸化化合物誘電体膜
    の形成時の圧力と同じに設定するための不活性ガスを前
    記成膜室内に導入することを特徴とする成膜方法。
  2. 【請求項2】前記ガス混合器内における前記第1の原料
    ガスと前記酸素ガスのそれぞれの温度差を20℃以内に
    設定することを特徴とする請求項1に記載の成膜方法。
  3. 【請求項3】ドーパント材料を含む第2の液体原料を気
    化して得られる第2の原料ガスを前記第1の原料ガスと
    ともに前記ガス混合器内に導入することを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の成膜方法。
  4. 【請求項4】前記第1の液体原料を構成する複数種の液
    体を個々に収容する複数の原料容器を用い、 前記複数の原料容器に個々に接続された給液管を通して
    前記複数種の液体を前記気化器に導入することを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の成膜方
    法。
  5. 【請求項5】前記複数種の液体を溶解するために用いら
    れる溶媒を入れる溶媒容器を用い、 前記溶媒容器に接続された給液管を通して前記溶媒を前
    記気化器に導入することを特徴とする請求項4に記載の
    成膜方法。
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