JP2003316209A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003316209A
JP2003316209A JP2002122023A JP2002122023A JP2003316209A JP 2003316209 A JP2003316209 A JP 2003316209A JP 2002122023 A JP2002122023 A JP 2002122023A JP 2002122023 A JP2002122023 A JP 2002122023A JP 2003316209 A JP2003316209 A JP 2003316209A
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image forming
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JP2002122023A
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English (en)
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Takeo Tsunemi
常見  健夫
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写材の吸湿による転写不良、搬送不良の防
止。 【解決手段】 設定された複写枚数などに応じてカセ
ットヒータへ供給する電力を制御する。吸湿した転写材
が短時間で給紙される場合に、ヒータへの電力をアップ
(温度アップ、面積アップなど)することにより、転写
材に含有されている水分を減少させる。また、給紙後の
一定時間はその状態を保持しても良い。環境データ(温
湿度)と組み合わせて制御しても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によ
って画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等
の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の電子写真方式によって画
像形成を行う画像形成装置(本従来例では複写機)の一
例を示す概略構成図である。
【0003】この画像形成装置は、像担持体としてのド
ラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムという)1
と、その周囲に1次帯電器(コロナ帯電器)22露光装
置3、現像装置4、転写帯電器5、分離帯電器6、クリ
ーニング装置7、前露光ランプ8を備えている。
【0004】感光ドラム1は、本従来例では負帯電の有
機感光体で、アルミニウム製のドラム基体(不図示)上
に感光層(不図示)を有しており、矢印方向(時計方
向)に所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動さ
れる。
【0005】1次帯電器2は、感光ドラム1表面をコロ
ナ放電によって発生するコロナイオンにより、所定の極
性、電位に一様に帯電する。
【0006】露光装置3は、入力される画像情報(画像
信号)に応じたレーザ光(画像露光)Lを、1次帯電器
2により帯電処理された感光ドラム1表面に行う。露光
装置3から照射されるレーザ光Lによる画像露光によ
り、感光ドラム1表面に入力された画像情報に対応した
静電潜像が形成される。
【0007】現像装置4は、回転自在な現像スリーブ9
により現像位置にて前記静電潜像にトナーを付着させ
て、トナー像として顕像化する。
【0008】次に、上記した画像形成装置の画像形成動
作について説明する。
【0009】画像形成時には、感光ドラム1は駆動手段
(不図示)により矢印方向に所定のプロセススピードで
回転駆動され、1次帯電器2により表面が一様に例えば
−700Vに帯電される。そして、帯電された感光ドラ
ム1上に露光装置3からレーザ光を照射して画像露光L
が与えられて、入力される原稿(不図示)の画像情報に
応じた静電潜像が形成される。そして、この静電潜像
に、感光ドラム1の帯電極性と同極性の現像バイアスが
印加された現像スリーブ9によりトナーを付着させて、
トナー像として現像される。
【0010】そして、感光ドラム1上のトナー像が感光
ドラム1と転写帯電器5間の転写ニップ部Nに到達する
と、レジストローラ対17によりこのタイミングに合わ
せて給紙カセット10、11、12または手差しトレイ
14から選択して給紙されている転写材Pが転写ニップ
部Nに搬送されて、トナーと逆極性の転写バイアスが印
加された転写帯電器5により、転写材P表面に感光ドラ
ム1上のトナー像が転写される。
【0011】給紙カセット10、11、12には、それ
ぞれサイズの異なる転写材Pが収納されており、各転写
材Pは各給紙ローラ13a、13b、13cによって1
枚ずつ給紙され、搬送ローラ15a、15b、15cに
より搬送ガイド16を通してレジストローラ対17まで
搬送される。また、手差しトレイ14には、任意のサイ
ズの転写材を収納することができ、搬送ローラ19によ
りレジストローラ対17まで搬送することができる。
【0012】そして、転写ニップ部Nにてトナー像が転
写されて転写材Pは、分離帯電器6によって転写材Pと
感光ドラム1との静電吸着力が弱められて感光ドラム1
から分離された後に、定着器18の定着ローラ18aと
加圧ローラ18b間へ搬送され、定着ローラ18aと加
圧ローラ18bによる加熱、加圧によりトナー像が転写
材P表面に熱定着されて排出される。
【0013】また、両面画像形成や多重画像形成モード
での画像形成の場合は、転写材Pの1面目の画像形成を
終えて定着器18を通過した後、不図示のパスを通って
再びレジストローラ対17から転写ニップ部Nに給紙さ
れる。
【0014】また、トナー像転写後の感光ドラム1表面
に残留している転写残トナーはクリーニング装置(クリ
ーニングブレード)7によって除去されて回収され、更
に、感光ドラム1表面の残留電荷は前露光ランプ8で除
去され、次の画像形成に備える。
【0015】上記画像形成装置が設置・使用される場所
は、季節・天候・冷暖房装置などの条件により温湿度な
どの環境条件が様々に変化する。さらに給紙カセット内
の転写材もそれに伴って乾燥・吸湿することによって転
写材の体積低抗率・表面抵抗率も大きく変化する。特に
転写材が吸湿して低効率が低下した場合には転写不良と
いう問題が発生して画像不良が発生する。上記の画像形
成装置を例にとって説明する。
【0016】転写帯電器5によって発生した転写総電流
のうち、転写に寄与するドラム方向転写電流(通常、転
写総電流の10〜20%程度)が、転写材を通じて搬送
路にある搬送ローラ15a〜15cや搬送ガイド16等
に漏れたり、分離帯電器6と干渉することによって減少
し、感光ドラム1上のトナー像を転写材P表面に転写す
る静電力が弱められてしまう。結果として画像濃度の低
下が起こり、画像不良となってしまう。
【0017】上記転写不良を防止するため、通常図9に
示すように給紙カセット内あるいは近傍にヒータ19を
設け、転写材Pを加熱、あるいは給紙カセット内の空気
を加熱することが広く行なわれている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では以下のような欠点があった。
【0019】1、カセットヒータを使用しても転写材の
吸湿防止は必ずしも完全ではなく、特にヒータから遠く
なるに従ってその効果は小さくなるために例えば図19
に示すように転写材上方にヒータがある場合には、カセ
ット10内の下方にある転写材Pは吸湿しやすい。
【0020】2、包装紙を開封して一部を使用し、残っ
た転写材をそのまま画像形成装置近傍に放置されている
ものを使用する場合には、転写材が吸湿していることが
多い。カセットヒータの能力としては通常転写材の吸湿
を防止する程度の能力であり、すでに吸湿したものを乾
燥させることは難しく、ヒータに近い部分だけであった
り、時間がかかるなどその効果は限定的である。
【0021】仮にカセットヒータの温度を上げれば吸湿
防止効果、吸湿した転写材の乾燥効果はアップするもの
の、逆にヒータに近い転写材は乾燥し過ぎにより抵抗値
が大きくなり、搬送性、転写性など広く知られている種
々の弊害が生じてしまう。
【0022】3、中〜大型の画像形成装置には近年ペー
パーデッキと呼ばれる1000〜4000枚程度の転写
材を収容・給紙できるものが取り付け可能のものがある
が、大量の転写材を収容している分ヒータから遠い所に
ある転写材に対してはほとんど効果が無く、また長期間
収容され得るためより吸湿しやすい場合がある。
【0023】なお、カセットやペーパーデッキの密閉度
を上げることは、防湿に対して非常に有効であるが、転
写材を補給したり本体へ給紙するためのメカ機構もある
ため完全にすることは困難である。
【0024】ヒータの位置に関しては、転写材の下部に
配置する等効果をより高くする余地はあるが、コストを
抑えるために2つのカセットに対してヒータは1個にし
なければならない。あるいはスペースが無いなどの制約
があって必ずしも実現できるものでなかったり、上記欠
点の対策の効果は高めることができても完全ではなく効
果は限定的である。
【0025】
【課題を解決するための手段】(作用)上記目的を達成
するため、本出願に係る第1の発明は、像担持体と、該
像担持体を帯電する帯電手段と、帯電された前記像担持
体表面に画像露光して画像情報に応じた静電潜像を形成
する露光手段と、前記静電潜像にトナーを付着させてト
ナー像を形成する現像手段と、前記トナー像を転写部位
にて転写材に転写する転写手段と、前記転写材を収納・
給紙する転写材収納部とを有する画像形成装置におい
て、ユーザーが設定する複写枚数、部数、あるいは原稿
の枚数等あるいはコンピュータ等からのプリント信号枚
数に応じて画像形成中あるいは画像形成後の一定時間あ
るいは両者の間転写材収納部内部あるいは近傍に備えら
れて転写材加熱手段へ供給する電力量を制御することを
特徴とする。
【0026】第2の発明は、像担持体と、該像担持体を
帯電する帯電手段と、帯電された前記像担持体表面に画
像露光して画像情報に応じた静電潜像を形成する露光手
段と、前記静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形
成する現像手段と、前記トナー像を転写部位にて転写材
に転写する転写手段と、前記転写材を収納・給紙する転
写材収納部とを有する画像形成装置において、一定時間
内に供給する転写材の枚数に応じて画像形成中あるいは
画像形成後の一定時間あるいは両者の間転写材収納部内
部あるいは近傍に備えられた転写材加熱手段へ供給する
電力量を制御することを特徴とする。
【0027】第3の発明は、ユーザーが設定する複写枚
数・部数、あるいは原稿枚数等から計算される総複写枚
数、またはコンピュータ等からのプリント信号枚数など
の総画像形成枚数が所定量以上になると判断される時、
あるいは、転写材収納部から給紙される転写材の数量が
一定時間内に所定量以上になると判断される時には、画
像形成中あるいは画像形成後の一定時間あるいはその両
者の間は転写材加熱手段へ供給する電力量を大きくする
ことを特徴とする。
【0028】第4の発明は、上記電力量制御手段は、印
加電圧制御、オンオフのデューティー、AC成分の実効
値などであることを特徴とする。
【0029】上記構成により、一定時間内に所定量以上
の転写材が給紙搬送される場合でも、吸湿した転写材を
短時間で乾燥させながら給紙することができ、また、一
連のジョブが終了した後にカセット内に残っている吸湿
した転写材に対しても乾燥させて次の画像形成に備える
ことができ、前述したような転写材の吸湿に伴う各種の
画像不良(転写不良)を防止できる。
【0030】また、前記していないが、転写材の吸湿に
より剛性が低下して搬送性能の低下や、感光ドラム、定
着ローラの分離性低下などの欠点も防止することもでき
る。
【0031】第5の発明は、上記電力量制御手段は、複
数の転写材加熱手段を有する場合に、それぞれの転写材
加熱手段に対して制御することを特徴とする。
【0032】上記構成により、通常の待機時における転
写材の防湿と、連続画像形成時あるいは直後の転写材の
乾燥の2つの目的に対し機能分離することにより両者の
効果を上げることが可能となる。
【0033】第6の発明は、上記制御は、画像形成装置
内部あるいは近傍の温湿度などの環境データにもとづい
て制御することを特徴とする。
【0034】上記構成により、転写材が吸湿していると
思われる環境においてのみヒータへの電力量をアップす
るなどの方法を用いることで、転写材の乾燥し過ぎによ
る弊害の回避、無駄な電力消費の削減が可能となる。
【0035】なお、環境データは画像形成開始時のもの
だけでも良いし、あるいはそれまでの一定時間における
データを用いても良い。
【0036】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本実施形態は
図2に示す画像形成装置に適応可能であり、基本的な画
像形成動作は従来の画像形成装置の図8をもとにすでに
述べたとおりである。同一部材には同一符号を付し、重
複する説明は省略する。図2に示す画像形成装置は、図
8に対して各転写材収納部(カセット)10〜12にカ
セットヒータ19〜21を図のように取り付けたもので
あり、温湿度センサ(不図示)の検知結果にもとづいて
カセットヒータ19〜21への通電量を一定時間内の画
像形成枚数に応じて制御するものである。
【0037】一定時間内に行なわれようとする画像形成
枚数をカウントする方法は種々考えられるが、複写機と
しての画像形成装置の場合、最も簡単にはユーザーが入
力するコピー枚数を用いるものである。一例を図1に示
す。例えば複写枚数が10枚と設定された場合はカセッ
トヒータ19〜21への通電は待機時と同様にNorm
al状態(20W)とし、40枚と設定された場合には
直ちに通電をHigh状態(100W)に移行し、すべ
ての画像形成を終了するまで続ける。このことにより、
一定時間内の画像形成枚数が多い、すなわち転写材の給
紙枚数が多い時には、カセットヒータ19〜21への通
電量を大きくして(湿度を高くして)カセット内の転写
材が吸湿している場合でも短時間で乾燥させながら給紙
することが可能となる。このことにより、転写材が吸湿
した場合の転写不良や搬送不良等の各種欠点の発生を抑
えることができる。
【0038】なお、通電制御がNormal、High
のどちらの場合でもヒータ19〜21が所定温度範囲内
に入るように温度で制御してもよく、その方法は通常広
く行なわれているもので可能でありその方法を限定する
ものではない。
【0039】また、温湿度センサの検知結果により、空
気中の水分量が低くて転写材が吸湿しない、あるいはし
にくい環境にある時は、カセットヒータへの通電は常時
オフにしたり、常にNormal状態に制御しても良
い。
【0040】上記構成により、転写材が吸湿していると
思われる環境においてのみヒータへの電力量をアップす
るなどの方法を用いることで、転写材の乾燥し過ぎによ
る弊害の回避、無駄な電力消費の防止が可能になる。
【0041】なお、温湿度センサの出力値は、画像形成
開始時のデータを用いても良いし、あるいはそれまでの
一定時間のデータを用いて判断しても良い。後者の手段
を用いた場合、画像形成開始時は低湿状態にあっても、
その少し前までは比較的高湿度状態にあれば転写材が吸
湿している可能性が高いので、カセットヒータへの通電
をアップするという対策がとれるのでより望ましい。
【0042】(第2の実施形態)カセットヒータの通電
制御としては、複写式の画像形成装置の場合は図3に示
すように行なっても良い。すなわち、ユーザーがコピー
枚数を入力したら、濃度設定や拡大・縮小の設定、画像
モード(文字、写真など)の設定を待たずに必要に応じ
てヒータの通電を直ちにHighに制御する。このこと
によって、画像形成に先立ってtの時間だけ早く通電
がスタートするのでより効果を大きくすることが可能と
なる。
【0043】一方、画像形成終了後も一定時間(t
カセットヒータへの通電をHighにしておくことによ
り、給紙前にカセットヒータから比較的遠くにあって吸
湿されやすかった転写材をより高い温度で乾燥させるこ
とができる。時間t経過後は吸湿防止のためのNor
mal状態に移行して良い。このような制御により、転
写材が吸湿していた場合でも乾燥させた後吸湿を防止し
て次の画像形成に備えることが可能となる。
【0044】(第3の実施形態)第1、2の実施形態に
おいては、複写式画像形成装置(コピー機)においてユ
ーザーの入力するコピー枚数をもとに制御を行なった。
しかしながら複数枚の原稿をセットすると、それを1枚
ずつスキャンしてコピーを取ることのできるオート・ド
キュメント・フィーダー(以下ADF)がすでに広く使
用されているが、これを用いた場合、原稿枚数とコピー
部数の積が総コピー枚数となる。例えば原稿が8枚でも
部数が5部なる、総コピー枚数は40枚となる。このよ
うな場合、図4に示すように一連のジョブにおけるコピ
ーあるいはプリント枚数が一定枚数を超えた時点からカ
セットヒータへの通電をアップさせると良い。この間の
時間tに給紙される転写材は、カセットの中の上部に
ありスタンバイ時のカセットヒータの効果が保てる転写
材のため、通電はアップさせる必要性は小さい。
【0045】(第4の実施形態)前述の第1〜3の実施
形態では、一連のジョブにおいて、一定枚数以上の画像
形成が行なわれる場合について説明したが、それ以外に
も一定のインターバルをおいて何回かの画像形成が行な
われる場合が多い。例えば、ユーザーが何種類かの原稿
を条件(濃度、枚数、倍率、転写紙サイズなど)を変え
てコピーを行なったり、本をページをめくりながらコピ
ーしたり、あるいはまたコンピュータからの画像信号を
展開しながらプリントさせる場合には展開に時間がかか
ると一度画像形成を行なって次のページの画像を出力す
るまでに画像形成にインターバルが入る。また、複数の
コンピュータから1台のプリンタに出力させる時も同様
である。
【0046】このような場合は図5に示すように制御す
ると良い。すなわち、画像形成のインターバルがt
、のように一定時間以下の場合には継続して画像形
成枚数をカウントして、所定枚数に達した時間tにお
いてカセットヒータへの通電をアップする。最後の画像
形成が終了した後も第2の実施形態と同様にtの時間
だけ通電アップを続ける。
【0047】画像形成が所定時間以上のtのインター
バルがあくと、画像形成枚数はリセットされる。次の画
像形成が再びスタートし、所定枚数以上にカウントされ
たt 10で再びカセットヒータの通電がアップされる。
【0048】以上説明した制御を行なうことにより、コ
ピー、プリンタによらず、所定時間内に一定枚数以上の
画像形成が行なわれて通常のカセットヒータ条件下では
吸湿している可能性のある転写材が給紙される。あるい
は次の画像形成時に給紙されるために収納されている場
合に一時的にカセットヒータへ通電される電力をアップ
することで、転写材を乾燥させて吸湿による種々の画像
・搬送不良を防止することが可能となる。
【0049】なお、複数のカセットを有する画像形成装
置においては、枚数のカウントはカセット毎に行なう。
2つのカセットに対して1つのカセットヒータで対応し
ている場合には、カセット毎にカウントして枚数の多い
方を基準に制御するのが好ましいが、制御方法は適宜変
更可能である。
【0050】(第5の実施形態)複数のカセットを有す
る画像形成装置においては、カセット毎に制御方法を変
えても良い。図6は、それぞれのカセットから所定時間
内に一定枚数以上の画像形成を行なう時の各カセットヒ
ータの制御例を示したものである。画像形成装置の構成
や使用する転写材の種類等によってカセットヒータへの
要求度は異なる。すなわち、カセットの位置によって外
気の影響を受けやすいか、吸湿しやすい転写材か、抵抗
値の湿度依存性は大きいか、抵抗値の大きさなどであ
る。従って、例えばカセットヒータ19はスタンバイ時
OFF、ヒータ20、21はノーマル状態で、通電アッ
プ時は両方ともHigh状態にするように制御しても良
い。
【0051】(第6の実施形態)図7は転写材を収納す
るカセットの断面図を示したものであり、本実施形態に
おいては1つのカセット22に対して2つのカセットヒ
ータ23、24を有するものである。
【0052】カセットヒータ23は通常用いられるNo
rmal状態のためのヒータで例えば20Wが供給され
る。一方、カセットヒータ24は供給電力を大きくする
場合に用いられ、例えば100Wが供給される。供給電
力を大きくする時には両者ともオンにしても良いし、カ
セットヒータ23はオフ、カセットヒータ24のみオン
にしても良い。通常ヒータには温度制御のためのバイメ
タルやサーモスイッチが付いていることが多く既定温度
以上にならないようになっており、また、供給電力に対
して最適な抵抗値を有している。従って、温度切り換え
をする場合(総供給電力をアップする場合)、本実施形
態のように2つのカセットヒータの通電を切り換えると
電源を含めた全体構成を簡易にできる。
【0053】
【発明の効果】本出願に係る第1の発明によれば、画像
形成装置において一連のジョブにおける画像形成枚数が
所定量以上になると判断される場合に転写材加熱手段へ
供給する電力量を大きくして温度を上げるように制御す
ることにより、スタンバイ時に吸湿した転写材の乾燥を
促進して転写材の吸湿による画像不良・搬送不良の発生
を防止できる。
【0054】第2の発明によれば、一定時間内に供給す
る転写材の枚数が所定量を越えた時に転写材加熱手段へ
供給する電力量を大きくするように制御することによ
り、スタート時に総画像形成枚数が判断できない場合で
も同様の効果を有する。
【0055】第3の発明によれば、給紙される転写材の
枚数が一定時間内に所定枚数以上になると判断された時
には、転写材加熱手段へ供給する電力量を大きくするよ
うに制御するため、所定のインターバル以下でくり返さ
れる画像形成時にも第1、2の発明と同様の効果が得ら
れる。
【0056】第4の発明によれば、同一の転写材加熱手
段を用いて供給電力量を大きく(温度を高く)すること
ができるので、電源が対応可能ならばカセット部の構成
は簡易になる。
【0057】第5の発明によれば、複数の転写材加熱手
段を有し、それぞれに対して供給電力量を制御するた
め、各転写材加熱手段毎にサーモスイッチ等の手段で簡
単に温度制御を行なうことができる。
【0058】第6の発明によれば、温湿度等の環境デー
タにもとづいて制御するため、必要以上に転写材を乾燥
させすぎることによる画像不良、搬送不良、エネルギー
損失等を防止することができる。
【0059】また、画像形成開始より前の環境データ推
移を利用することにより、転写材の吸湿状態をより正確
に把握して制御することができる。
【0060】なお、上記説明において、転写材加熱手段
はカセット上部の平板状のものを例にしたが、これに限
定するものではない。また、供給電力量(温度)制御方
法、シーケンスも適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るカセットヒータの通電シ
ーケンス。
【図2】本発明の第1〜5の実施形態に係る画像形成装
置の概略断面図。
【図3】第2の実施形態に係るカセットヒータの通電シ
ーケンス。
【図4】第3の実施形態に係るカセットヒータの通電シ
ーケンス。
【図5】第4の実施形態に係るカセットヒータの通電シ
ーケンス。
【図6】第5の実施形態に係るカセットヒータの通電シ
ーケンス。
【図7】第6の実施形態に係るカセットヒータの通電シ
ーケンス。
【図8】従来の画像形成装置の概略断面図。
【図9】従来の画像形成装置のカセット部断面図。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 一次帯電器 3 レーザー 4 現像器 5 転写帯電器 6 分離帯電器 7 クリーナ 10〜12 カセット 19〜21 カセットヒータ 22 カセット 23、24 カセットヒータ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA11 DA14 DA38 DA41 DE07 EA11 EA15 ED30 EE07 EF06 EF09 EF12 EF15 JA16 JB19 3F343 FA02 FB02 FB03 FC19 GA02 GB01 GC01 GD01 HC04 JD03 JD35 KB03 MB03 MB10 MC14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、該像担持体を帯電する帯電
    手段と、帯電された前記像担持体表面に画像露光して画
    像情報に応じた静電潜像を形成する露光手段と、前記静
    電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像手
    段と、前記トナー像を転写部位にて転写材に転写する転
    写手段と、前記転写材を収納・給紙する転写材収納部と
    を有する画像形成装置において、ユーザーが設定する複
    写枚数、部数、あるいは原稿の枚数等あるいはコンピュ
    ータ等からのプリント信号枚数に応じて画像形成中ある
    いは画像形成後の一定時間あるいは両者の間転写材収納
    部内部あるいは近傍に備えられた転写材加熱手段へ供給
    する電力量を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体と、該像担持体を帯電する帯電
    手段と、帯電された前記像担持体表面に画像露光して画
    像情報に応じた静電潜像を形成する露光手段と、前記静
    電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像手
    段と、前記トナー像を転写部位にて転写材に転写する転
    写手段と、前記転写材を収納・給紙する転写材収納部と
    を有する画像形成装置において、一定時間内に供給する
    転写材の枚数に応じて画像形成中あるいは画像形成後の
    一定時間あるいは両者の間転写材収納部内部あるいは近
    傍に備えられた転写材加熱手段へ供給する電力量を制御
    すること特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 ユーザーが設定する複写枚数・部数、あ
    るいは原稿枚数等から計算される総複写枚数、またはコ
    ンピュータ等からのプリント信号枚数などの総画像形成
    枚数が所定量以上になると判断される時、あるいは、転
    写材収納部から給紙される転写材の数量が一定時間内に
    所定量以上になると判断される時には、画像形成中ある
    いは画像形成後の一定時間あるいはその両者の間は転写
    材加熱手段へ供給する電力量を大きくすることを特徴と
    する画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記電力量制御手段は、印加電圧制御、
    オンオフのデューティー、AC成分の実効値などである
    ことを特徴とする請求項1〜3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記電力量制御手段は、複数の転写材加
    熱手段を有する場合に、それぞれの転写材加熱手段に対
    して、制御することを特徴とする請求項1〜4に記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 上記制御は、画像形成装置内部あるいは
    近傍の温湿度などの環境データにもとづいて制御するこ
    とを特徴とする請求項1〜5に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013156413A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置

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JP2013156413A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置

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