JP2003316126A - 帯電ローラー、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents

帯電ローラー、プロセスカートリッジ及び電子写真装置

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JP2003316126A JP2003044512A JP2003044512A JP2003316126A JP 2003316126 A JP2003316126 A JP 2003316126A JP 2003044512 A JP2003044512 A JP 2003044512A JP 2003044512 A JP2003044512 A JP 2003044512A JP 2003316126 A JP2003316126 A JP 2003316126A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境の変化、経時の変化によるローラーの伸
縮に対して電流値変化が小さくでき、かつ表面のキズ等
の不良が画像に影響し難く、安定かつ良好な均一帯電特
性と出力画像品質が得られる帯電ローラー、該帯電ロー
ラーを具備するプロセスカートリッジ及び電子写真装置
を提供することである。 【解決手段】 支持部材及び導電性被覆層を有する帯電
ローラーにおいて、該導電性被覆層がシームレスチュー
ブを用いて形成され、該シームレスチューブが下記
(A)、(B)及び(C)成分 (A)熱可塑性スチレン系エラストマー (B)ポリスチレン樹脂 (C)カーボンブラック を含有し、かつ(A)成分と(B)成分の比が質量比で
(A)/(B)=60/40〜20/80であることを
特徴とする帯電ローラー、該帯電ローラーを具備するプ
ロセスカートリッジ及び電子写真装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電ローラー、プ
ロセスカートリッジ及び電子写真装置に関し、詳しく
は、電子写真感光体に接触配置された導電性部材に電圧
を印加することで電子写真感光体表面を所定の電位に帯
電する接触帯電装置に用いられる帯電ローラー、該帯電
ローラーを具備するプロセスカートリッジ及び電子写真
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては多数の方法が
知られているが、一般には光導電性物質を利用し、種々
の手段により電子写真感光体上に電気的潜像を形成し、
次いで該潜像をトナーで現像を行って可視像とし、必要
に応じて紙等の転写材にトナー画像を転写した後、熱や
圧力等により転写材上にトナー画像を定着して複写物を
得るものである。また、転写材上に転写されずに電子写
真感光体上に残ったトナー粒子は、クリーニング工程に
より電子写真感光体上より除去される。
【0003】従来、電子写真の帯電装置としては、コロ
ナ帯電器が使用されてきた。近年、これに代って、接触
帯電装置が実用化されてきている。これは、低オゾンや
低消費電力を目的としており、この中でも特に帯電部材
として導電ローラーを用いたローラー帯電方式が、帯電
の安定性という点から好ましく用いられている。
【0004】ローラー帯電では、導電性の弾性ローラー
を被帯電体に加圧当接させ、これに電圧を印加すること
によって被帯電体への帯電を行う。
【0005】具体的には、帯電は帯電部材から被帯電体
への放電によって行われるため、ある閾値電圧以上の電
圧を印加することによって帯電が開始される。例を示す
と、厚さ25μmの感光層を有する有機電子写真感光体
(OPC電子写真感光体)に対して帯電ローラーを加圧
当接させた場合には、絶対値で約640V以上の電圧を
印加すれば電子写真感光体の表面電位が上昇し始め、そ
れ以降は印加電圧に対して傾き1で線形に電子写真感光
体表面電位が増加する。以後、この閾値電圧を帯電開始
電圧Vthと定義する。
【0006】つまり、電子写真に必要とされる電子写真
感光体表面電位Vdを得るためには帯電ローラーにはV
d+Vthという画像形成自体に必要とされる以上のD
C電圧が必要となる。このようにしてDC電圧のみを接
触帯電部材に印加して帯電を行う方法をDC帯電と称す
る。
【0007】しかし、DC帯電においては環境変動等に
よって接触帯電部材の抵抗値が変動し易いため、また、
電子写真感光体が削れることによって膜厚が変化すると
Vthが変動するため、電子写真感光体の電位を所望の
値にすることが難しかった。
【0008】このため、更なる帯電の均一化を図るため
に特許文献1に開示されるように、所望のVdに相当す
るDC電圧に2×Vth以上のピーク間電圧を持つAC
成分を重畳した電圧を接触帯電部材に印加するAC+D
C帯電方式が用いられる。これは、ACによる電位の均
し効果を目的としたものであり、被帯電体の電位はAC
電圧のピークの中央であるVdに収束し、環境等の外乱
には影響され難い。
【0009】一方、帯電用の導電性部材としては、特許
文献2に、導電性支持部材上に導電性シームレスチュー
ブにより表層を形成した例が開示されている。また、特
許文献3には、フッ素樹脂からなるシームレスチューブ
が開示され、特許文献4には、導電性の異なる層構成よ
りなる多層チューブが開示されている。帯電部材として
の製造にかかる方法としては、挿入により形成する方法
が挙げられている。また、特許文献5には、クロスヘッ
ド押出機を用いた表面形成方法が開示されている。
【0010】このような、シームレスチューブにより帯
電ローラーを形成する方法は、基体上の弾性層として発
泡体を用いても、それを更にシームレスチューブによっ
て被覆することにより、平滑な面を形成することができ
るため、より均一な帯電を行い易い。
【0011】
【特許文献1】特開昭63−149669号公報
【特許文献2】米国特許4,967,231号明細書
【特許文献3】特開平5−2313号公報
【特許文献4】特開平5−96648号公報
【特許文献5】特開平6−58325号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱可塑
性樹脂をベースとしたシームレスチューブを用いた場
合、環境の変化、経時の変化によるローラーの伸縮に対
して抵抗値変化が起こり易い、表面のキズ等の不良が画
像に影響し易い等のために、安定かつ良好な均一帯電特
性と出力画像品質を得る帯電ローラーを提供することが
困難であった。
【0013】本発明の目的は、環境の変化、経時の変化
によるローラーの伸縮に対して電流値変化が小さくで
き、かつ表面のキズ等の不良が画像に影響し難く、安定
かつ良好な均一帯電特性と出力画像品質が得られる帯電
ローラーを提供することである。
【0014】また、本発明の目的は、該帯電ローラーを
具備するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供
することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に従って、支持部
材及び導電性被覆層を有する帯電ローラーにおいて、該
導電性被覆層がシームレスチューブを用いて形成され、
該シームレスチューブが下記(A)、(B)及び(C)
成分 (A)熱可塑性スチレン系エラストマー (B)ポリスチレン樹脂 (C)カーボンブラック を含有し、かつ(A)成分と(B)成分の比が質量比で
(A)/(B)=60/40〜20/80であることを
特徴とする帯電ローラーが提供される。
【0016】また、本発明に従って、上記帯電ローラー
を具備するプロセスカートリッジ及び電子写真装置が提
供される。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の帯電ローラーが有する導
電性被覆層は、シームレスチューブを用いて形成され、
該シームレスチューブが下記(A)、(B)及び(C)
成分 (A)熱可塑性スチレン系エラストマー (B)ポリスチレン樹脂 (C)カーボンブラック を含有し、かつ(A)成分と(B)成分の比が質量比で
(A)/(B)=60/40〜20/80である。
【0018】(A)成分の熱可塑性スチレン系エラスト
マーとは、ハードセグメントがポリスチレン(スチレン
の重合体)で、ソフトセグメントがブタジエン、プロピ
レン及びこれらの水添物等で構成された2元又は3元ブ
ロック共重合体であり、好ましい例として、ポリ(スチ
レン−水添ブタジエン−結晶オレフィン)3元ブロック
共重合体(SEBC)、ポリ(スチレン−水添ブタジエ
ン−スチレン)3元ブロック共重合体(SEBS)、ポ
リ(スチレン−ブタジエン−スチレン)3元ブロック共
重合体(SBS)、ポリ(スチレン−水添イソプレン−
スチレン)3元ブロック共重合体(SEPS)及びポリ
(スチレン−ビニルイソプレン−スチレン)3元ブロッ
ク共重合体等が挙げられる。これらの中では、ソフトセ
グメントが水添されたSEBC、SEBS及びSEPS
が特に好ましい。
【0019】また、(B)成分のポリスチレン樹脂の好
ましい例としては、汎用ポリスチレン(GPPS)及び
耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)が挙げられる。
【0020】(A)成分と(B)成分の割合としては、
質量比で(A)/(B)=60/40〜20/80であ
り、好ましくは60/40〜40/60である。(A)
成分と(B)成分の割合が20/80より(A)成分が
少ない場合、チューブが硬くなり過ぎ、かつ弾性特性が
悪く、被覆ができない、又は被覆できたとしても、ロー
ラー形状が悪くなり、帯電ローラーとして使用が困難で
あるという問題が生じる。
【0021】逆に、(A)成分と(B)成分の割合が6
0/40より(A)成分が多い場合、伸縮に対する電流
値(抵抗値)の変化が大きく、耐キズ性も悪くなってし
まう。
【0022】本発明においては、シームレスチューブの
ベース樹脂構成として熱可塑性スチレン系エラストマー
とポリスチレン樹脂を特定の量比でブレンドすることに
よってミクロ相分離構造をもたせている。これにより比
較的軟らかいスチレン系エラストマー(ショアA硬度で
75°程度まで)の弾性を損なうことなく表面の硬度を
上げることができるため、キズつきに対して非常に強く
なると考えられる。また、ミクロ相分離をしているの
で、チューブが伸ばされた際、エラストマー相だけが伸
び、ポリスチレン樹脂相は伸びないため、シームレスチ
ューブの伸縮に対する電流値(抵抗値)の変化も小さく
できる。そして、このキズのつき難さと抵抗変化のし難
さの相乗効果により、キズつき等のチューブの変化が画
像に影響しづらくなっていると考えられる。従って、単
にスチレン系エラストマーのスチレン含率を上げて硬度
を上げるだけでは、本発明のような顕著な効果は見られ
ない。
【0023】また、本発明においては、(A)成分と
(B)成分の合計がシームレスチューブの固形分全質量
に対し40〜90質量%であることが好ましく、特には
60〜80質量%であることが好ましい。
【0024】シームレスチューブに導電性を持たせる手
法としては、一般的に塩を導電剤として用いるイオン伝
導法とカーボンブラックや導電性金属酸化物、金属粉末
等を導電剤として用いる電子伝導法とが挙げられる。イ
オン伝導により導電性を持たせた場合、抵抗値の環境変
動が大きくなり易く、また、電子写真感光体と当接する
ため塩が電子写真感光体を汚染し易いといった問題があ
る。従って、本発明においてはカーボンブラックを導電
剤として用いる((C)成分)。
【0025】(C)成分のカーボンブラックの好ましい
例としては、例えば市販品として、ケッチェンブラック
(ライオンアクゾ社製)、Printex、Speci
alBlack、ColorBlack(以上デグサ社
製)、BLACKPEARLS(キャボット社製)、旭
カーボン(旭カーボン社製)、三菱カーボン(三菱化学
社製)、デンカブラック(電気化学工業社製)、シース
ト及びトーカブラック(以上東海カーボン社製)等が挙
げられる。
【0026】(C)成分のカーボンブラック種は、導電
性被覆層の抵抗値が1×106〜1×1011Ω・cmと
なり、かつ、下記含有量を満足するようなものであれば
いずれのカーボンブラックでもよく、また、2種類以上
のカーボンブラックを混合して用いてもよい。本発明に
おいては、高い導電性を示すカーボンブラックと低い導
電性を示すカーボンブラックを混合して用いることが好
ましい。
【0027】(C)成分のカーボンブラックの使用割合
は、シームレスチューブの固形分全質量に対し10〜6
0質量%が好ましく、より好ましくは20〜40質量%
である。(C)成分のカーボンブラックの割合が10質
量%より少ない場合、通電使用時の抵抗上昇が大きくな
ってしまうため、帯電ローラーとしての耐久性が悪くな
る問題が起こり易くなる。逆に、(C)成分のカーボン
ブラックの割合が60質量%より多い場合、チューブが
硬くなり過ぎ、弾性特性が悪く、被覆をし難くなる。
【0028】本発明において必要に応じて用いることが
できるその他の添加剤としては、導電性充填剤、老化防
止剤、軟化剤、可塑剤、補強剤及び充填剤等が挙げられ
る。導電性充填剤としては、グラファイトや金属酸化物
等が挙げられ、金属酸化物としては、例えば、酸化チタ
ンや酸化鉛等が挙げられる。
【0029】本発明に係る導電性被覆層を形成するため
に用いられるシームレスチューブは、まずスチレン系熱
可塑性エラストマー、ポリスチレン及びカーボンブラッ
クを必要な添加剤と共に混練し、続いてペレット化し、
得られたペレットを押し出し成形機により押し出すこと
によって得ることができる。そして、成形加工されたシ
ームレスチューブを支持部材に被覆し、導電性部材とす
るのである。
【0030】支持部材にシームレスチューブを被覆する
には、シームレスチューブ内径を被覆すべき支持部材の
外径よりも大とし、物理的あるいは化学的手段、例えば
熱によりチューブを収縮させ嵌合させるか、シームレス
チューブ内径を被覆すべき支持部材の外径よりも小と
し、物理あるいは化学的手段、例えば空気圧によりチュ
ーブを押し広げ嵌合させるかの手段がとられる。その例
は、例えば特開平10−228156号公報等に記載さ
れている。本発明は、前述のように製造するのに好まし
いシームレスチューブを得ることができるので、結果と
して極めて優れた特性を有する導電性部材を提供するこ
とができる。
【0031】本発明におけるシームレスチューブの厚さ
には特に制限はないが、好ましくは100〜600μm
である。シームレスチューブの厚さは、チューブの被覆
前後で大きな変動は無いので、導電性被覆層の厚さとし
ても、このシームレスチューブの厚さを採用することが
できる。また、本発明においては、特開平11−125
952号公報にあるように、シームレスチューブを多層
同時成形チューブとすることが好ましい。多層同時成形
チューブの場合、シームレスチューブが本発明の構成を
満たさない層を有していてもよいが、本発明においては
少なくとも表面層が本発明に係る導電性被覆層の構成を
満たす必要がある。
【0032】本発明において用いられる支持部材として
は、導電性支持体上に弾性層を有する弾性ローラーが挙
げられる。
【0033】材質は特に限定されるものではなく、例え
ば特開平1−211799号公報等に開示があるよう
に、導電性基体としては、鉄、銅及びステンレス等の金
属、カーボン分散樹脂、金属あるいは金属酸化物分散樹
脂等が用いられ、その形状としては、棒状及び板状等が
使用でき、また、弾性層としては、クロロプレンゴム、
イソプレンゴム、EPDMゴム、ポリウレタンゴム、エ
ポキシゴム及びブチルゴム等のゴム又はスポンジや、ス
チレンブタジエン、ポリウレタン、ポリエステル及びエ
チレン−酢酸ビニル等の熱可塑性樹脂を使用することが
できる。これらのゴムや樹脂にカーボンブラック、金属
及び金属酸化物粒子等の導電剤を含有させてもよい。
【0034】本発明においては、弾性層上に更に導電層
又は抵抗層を設けてもよい。
【0035】導電層としては、例えば、金属蒸着膜、導
電性粒子分散樹脂及び導電性樹脂等が用いられ、具体例
としては、アルミニウム、インジウム、ニッケル、銅及
び鉄等の蒸着膜、導電性粒子分散樹脂の例としては、カ
ーボン、アルミニウム、ニッケル及び酸化チタン等の導
電性粒子をウレタン、ポリエステル、酢酸ビニル−塩化
ビニル共重合体及びポリメタクリル酸メチル等の樹脂中
に分散したもの等が挙げられる。導電性樹脂としては、
4級アンモニウム塩含有ポリメタクリル酸メチル、ポリ
ビニルアニリン、ポリビニルピロール、ポリジアセチレ
ン及びポリエチレンイミン等が挙げられる。
【0036】抵抗層としては、導電性樹脂及び導電性粒
子分散絶縁樹脂等を用いることができる。導電性樹脂と
しては、エチルセルロース、ニトロセルロース、メトキ
シメチル化ポリアミド、エトキシメチル化ポリアミド、
共重合ポリアミド、ポリビニルヒドリン及びカゼイン等
の樹脂が用いられる。導電性粒子分散樹脂の例として
は、カーボン、アルミニウム、酸化インジウム及び酸化
チタン等の導電性粒子をウレタン、ポリエステル、酢酸
ビニル−塩化ビニル共重合体及びポリメタクリル酸メチ
ル等の絶縁性樹脂中に少量分散したもの等が挙げられ
る。
【0037】帯電ローラーとして、支持部材とシームレ
スチューブを有する本発明の構成のものは、製造安定性
に優れ、従来安定生産が難しいとされた中抵抗領域を安
定して生産できる。
【0038】本発明の帯電ローラー1’の構成の例を図
1に示す。図中1は導電性基体、2は弾性層、3が被覆
層であり、3(i)が導電層、3(o)が本発明に係る
導電性被覆層である。この場合、導電性基体1、弾性層
2及び導電層3(i)をまとめて支持部材と呼ぶ。
【0039】なお、本発明に用いられる電子写真感光
体、露光手段、現像手段、転写手段及びクリーニング手
段は特に限定されるものではない。
【0040】図2に本発明の帯電ローラーを一次帯電手
段として有するプロセスカートリッジを具備する電子写
真装置の構成の例を示す。
【0041】図2において、13は電子写真感光体であ
り、矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。電子写
真感光体13は、回転過程において、一次帯電手段とし
ての本発明の帯電ローラー1’によりその周面に正又は
負の所定電位の均一帯電を受け、次いで、スリット露光
やレーザービーム走査露光等の露光手段(不図示)から
の露光光14を受ける。こうして電子写真感光体13の
周面に静電潜像が順次形成されていく。
【0042】形成された静電潜像は、次いで現像手段1
5によりトナー現像され、現像されたトナー現像像は、
不図示の給紙部から電子写真感光体13と転写手段16
との間に電子写真感光体13の回転と同期して取りされ
て給紙された転写材17に、転写手段16により順次転
写されていく。
【0043】像転写を受けた転写材17は、電子写真感
光体面から分離されて像定着手段18へ導入されて像定
着を受けることにより複写物(コピー)として装置外へ
プリントアウトされる。
【0044】像転写後の電子写真感光体13の表面は、
クリーニング手段19によって転写残りトナーの除去を
受けて清浄面化され、繰り返し像形成に使用される。
【0045】本発明においては、上述の電子写真感光体
13、導電性部材1’、現像手段15及びクリーニング
手段19等の構成要素のうち、複数のものを容器に納め
てプロセスカートリッジとして一体に結合して構成し、
このプロセスカートリッジを複写機やレーザービームプ
リンター等の電子写真装置本体に対して着脱自在に構成
してもよい。例えば、現像手段15及びクリーニング手
段19の少なくとも1つを電子写真感光体13及び導電
性部材1’と共に一体に支持してカートリッジ化して、
装置本体のレール等の案内手段20を用いて装置本体に
着脱自在なプロセスカートリッジ21とすることができ
る。
【0046】以下、具体的な実施例で本発明をより詳細
に説明する。本実施例においては、以下に示す方法に
て、2層同時成形チューブを作製した。
【0047】図3に示すように、成形に用いるダイス4
には、空気導入用の中央通孔5の周囲に内外二重の環状
の押し出し流路6、7が設けられており、成形に際して
は内側流路6に第1押出機8から内層用材料を、また外
側流路7に第2押出機9から外層用材料をそれぞれ加圧
注入し、内部層3(i)と外部層3(o)を重ね合わせ
一体化して押し出して得られた2層同時成形チューブ3
の外周に設けた水冷リング10にて冷却し、これをチュ
ーブ送り装置11により引っ張り、所定長さに順次切断
し、帯電ローラー用のシームレスチューブとして、次工
程にて、導電性基体(芯金)1を有する発泡弾性体層に
被覆する。
【0048】このように、シームレスチューブ3を多層
同時押出し成形により形成することにより、単独でチュ
ーブとして被覆することが困難な薄肉の層を含む複層膜
のチューブを容易に作製することもできる。
【0049】得られたシームレスチューブを前記発泡弾
性体層に被覆し、図1に示すような帯電ローラー1’を
作製した。内層は低抵抗導電層、外層(表面層)が本発
明に対応するチューブ構成となる。なお、本実施例中の
「部」は質量部を意味する。
【0050】(シームレスチューブ製造例1−1〜1−
6)外層チューブ用として、SEBC(スチレン含率2
0%)とGPPSの部数をSEBC/GPPS=0/1
00、20/80、40/60、60/40、80/2
0、100/0とし、それぞれに対し、ケッチェンブラ
ックEC5部、SpecialBlack250 20
部、酸化マグネシウム10部、ステアリン酸カルシウム
1部を添加し、加圧式ニーダーを用いて180℃で15
分間混練し、冷却粉砕後に造粒用押し出し機によりペレ
ット化した。なお、SEBC/GPPS部数が0/10
0のものをサンプル番号1−1とし、以下20/80を
1−2、40/60を1−3、60/40を1−4、8
0/20を1−5、100/0を1−6とした。サンプ
ル番号1−2〜1−4が本願発明の範囲内で、サンプル
番号1−1、1−5及び1−6が本願発明の範囲外であ
る。
【0051】また、内層チューブ用として、熱可塑性ポ
リウレタンエラストマー(TPU)100部にケッチェ
ンブラックEC16部、酸化マグネシウム10部、ステ
アリン酸カルシウム1部を添加し、加圧式ニーダーを用
いて180℃で15分間混練し、冷却粉砕後に造粒用押
し出し機によりペレット化した。
【0052】上記のペレットを用いて、内径φ16.5
mmのダイスと外径φ18.5mmのポイントを備えた
二層押出機で押し出し成形後、サイジング、冷却工程を
経て、内径φ11.1mm、外層の厚さ100μm、内
層の厚さ400μmのシームレスチューブに成形加工し
た。
【0053】得られたシームレスチューブの伸びに対す
る抵抗値の変化を、以下のようにして評価した。
【0054】まず、成形加工されたシームレスチューブ
を径違いのステンレス棒(φ:11.2、11.4、1
1.6、11.8、12.0mm)に被覆し、温度25
℃/湿度55%の環境に24時間放置する。チューブの
伸び率は、それぞれφ11.2mm:0.9%、φ1
1.4mm:2.7%、φ11.6mm:4.5%、φ
11.8mm:6.3%、φ12.0mm:8.1%と
なる。その後、これらの各径違いのステンレス棒をステ
ンレスドラム(φ30mm)に当接させ、ステンレスド
ラムを30rpmで回転させ、直流電圧を200V印加
したときの電流値を測定し、抵抗値を求めた。結果を図
4及び図5に示す。また、ステンレス棒の径がφ11.
2mmのときの抵抗値の値と、φ12.0mmのときの
抵抗値の値の比率を表1に示す。なお、サンプル番号1
−1のステンレス棒の径がφ11.8mm以上のものに
ついては、チューブが硬過ぎるため、被覆ができなかっ
た。
【0055】(シームレスチューブ製造例2−1〜2−
3)外層チューブ用として、SEBC(スチレン含率2
0%)40部、HIPS60部にケッチェンブラック5
部、SpecialBlack250 20部、酸化マ
グネシウム10部、ステアリン酸カルシウム1部を添加
し、加圧式ニーダーを用いて180℃で15分間混練
し、冷却粉砕後に造粒用押し出し機によりペレット化し
た(サンプル番号2−1)。その後、シームレスチュー
ブ製造例1−1と同様の製造工程を経て、内径φ11.
1mm、外層の厚さ100μm、内層の厚さ400μm
のシームレスチューブに成形加工した。また、比較とし
て、上記HIPSの代わりに低密度ポリエチレン(LD
PE)、高密度ポリエチレン(HDPE)を配合したも
についても混練、ペレット化した(サンプル番号はそれ
ぞれ2−2、2−3)。
【0056】得られたシームレスチューブの伸びに対す
る抵抗値の変化を、シームレスチューブ製造例1−2と
同様にして評価した。
【0057】結果を図4、図5及び表1に示す。
【0058】(シームレスチューブ製造例3)外層チュ
ーブ用として、SEBS(スチレン含率65%)100
部にケッチェンブラック5部、SpecialBlac
k250 20部、酸化マグネシウム10部、ステアリ
ン酸カルシウム1部を添加し、加圧式ニーダーを用いて
180℃で15分間混練し、冷却粉砕後造粒用押し出し
機によりペレット化した(サンプル番号3)。その後、
シームレスチューブ実施例/比較例1と同様の製造工程
を経て、内径φ11.1mm、外層の厚さ100μm、
内層の厚さ400μmのシームレスチューブに成形加工
した(サンプル番号3)。
【0059】得られたシームレスチューブの伸びに対す
る抵抗値の変化を、シームレスチューブ製造例1−2と
同様にして評価しようとしたが、シームレスチューブ1
−1と同様、ステンレス棒の径がφ11.8mm以上の
ものについては、チューブが硬過ぎるため、被覆ができ
なかった。
【0060】
【表1】
【0061】図4、図5及び表1より、熱可塑性スチレ
ン系エラストマー/ポリスチレン比が、60/40〜2
0/80の場合、シームレスチューブの伸びに対する抵
抗値変化が特異的に小さく、10倍以内に抑えられる。
【0062】(実施例及び比較例)φ6.0mmのステ
ンレス棒上に設けた導電性の弾性材料からなる厚さ2.
7mmの発泡弾性体層の外周に上記各製造例で得られた
シームレスチューブを被覆し、図1と同様の層構成を有
する帯電ローラーを製造した。このときの導電性被覆層
の厚さは、外層が100μmで、内層が400μmであ
った。
【0063】耐キズ性の評価は、#1000の紙やすり
を帯電ローラー上に一定荷重で押し当て、ローラーを回
転させ表面にキズをつけ、キズをつけた帯電ローラーを
図2に示す構成を有するプロセスカートリッジに組み込
み、ハーフトーン画像を出力し、キズ由来の画像不良の
発生有無を目視によって評価した。結果を表2及び表3
に示す。表中、○は画像上にキズ由来の画像不良がほと
んど確認されなかったことを示し、△は画像上にキズ由
来の画像不良がわずかに確認されたことを示し、×はキ
ズ由来の画像がはっきりと現れたことを示す。
【0064】
【表2】
【0065】
【表3】
【0066】
【発明の効果】以上の結果から、ポリスチレンの含有率
が増えるに従い、伸びに対する抵抗値は安定化するよう
になり、それに伴って、耐キズ性も良化し、キズ由来の
画像不良も発生し難くなった。ただし、ポリスチレンの
含有率が熱可塑性スチレン系エラストマー/ポリスチレ
ン比で20/80よりもポリスチレンの量が多くなると
発泡弾性体層に被覆するのが困難となり、被覆時にチュ
ーブを膨らませ過ぎるとローラーとして形状が悪くな
る。
【0067】このように、本発明により、熱可塑性スチ
レン系エラストマーとポリスチレンの2成分の樹脂と導
電剤としてカーボンブラックを含有させることにより、
環境の変化、経時の変化によるローラーの伸縮に対して
電流値変化が小さくでき、かつ表面のキズ等の不良が画
像に影響し難く、安定かつ良好な均一帯電特性と出力画
像品質が得られる帯電ローラー、該帯電ローラーを有す
るプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供するこ
とが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の帯電ローラーの構成例を示す図であ
る。
【図2】本発明の帯電ローラーを一次帯電手段として有
するプロセスカートリッジを具備する電子写真装置の概
略構成図である。
【図3】本発明のシームレスチューブで構成された帯電
ローラーの製造装置の概略構成図である。
【図4】シームレスチューブ(1−1〜1−6)の伸び
に対する抵抗値の変化を測定した結果を示す図である。
【図5】シームレスチューブ(2−1〜2−3及び3)
の伸びに対する抵抗値の変化を測定した結果を示す図で
ある。
【符号の説明】
1’ 帯電ローラー 1 芯金 2 弾性層 3 被覆層 3(i) 導電層 3(o) 導電性被覆層 4 ダイス 5 中央通孔 6 内側流路 7 外側流路 8 第1押出機 9 第2押出機 10 水冷リング 11 チューブ送り装置 12 電源 13 電子写真感光体 14 露光光 15 現像手段 16 転写手段 17 転写材 18 定着手段 19 クリーニング手段 20 案内手段 21 プロセスカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 宏文 茨城県稲敷郡茎崎町茎崎1888−2 キヤノ ン化成株式会社内 Fターム(参考) 2H200 FA02 FA09 FA16 HA03 HA28 HB12 HB45 HB46 MA03 MA04 MA14 MA17 MA20 MB01 3J103 AA02 AA13 AA23 AA51 BA41 FA06 FA18 GA02 GA57 GA58 GA60 HA03 HA52 HA60

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材及び導電性被覆層を有する帯電
    ローラーにおいて、 該導電性被覆層がシームレスチューブを用いて形成さ
    れ、該シームレスチューブが下記(A)、(B)及び
    (C)成分 (A)熱可塑性スチレン系エラストマー (B)ポリスチレン樹脂 (C)カーボンブラック を含有し、かつ(A)成分と(B)成分の比が質量比で
    (A)/(B)=60/40〜20/80であることを
    特徴とする帯電ローラー。
  2. 【請求項2】 (A)成分と(B)成分の比が質量比で
    (A)/(B)=60/40〜40/60である請求項
    1に記載の帯電ローラー。
  3. 【請求項3】 導電性被覆層の抵抗値が1×106〜1
    ×1011Ω・cmである請求項1又は2に記載の帯電ロ
    ーラー。
  4. 【請求項4】 シームレスチューブが複数層を同時成形
    して得られたチューブである請求項1〜3のいずれかに
    記載の帯電ローラー。
  5. 【請求項5】 導電性被覆層が表面層である請求項1〜
    4のいずれかに記載の帯電ローラー。
  6. 【請求項6】 電子写真感光体及び該電子写真感光体に
    接触配置され、電圧が印加されることにより該電子写真
    感光体を帯電する帯電ローラーを一体に支持し、電子写
    真装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジにお
    いて、 該帯電ローラーが請求項1〜5のいずれかに記載の帯電
    ローラーであることを特徴とするプロセスカートリッ
    ジ。
  7. 【請求項7】 電子写真感光体及び該電子写真感光体に
    接触配置され、電圧が印加されることにより該電子写真
    感光体を帯電する帯電ローラーを具備する電子写真装置
    において、 該帯電ローラーが請求項1〜5のいずれかに記載の帯電
    ローラーであることを特徴とする電子写真装置。
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JP2012037877A (ja) * 2010-07-13 2012-02-23 Canon Inc 電子写真用導電性部材、プロセスカートリッジおよび電子写真装置

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