JP2003315736A - 光アイソレータ - Google Patents

光アイソレータ

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JP2003315736A
JP2003315736A JP2002121580A JP2002121580A JP2003315736A JP 2003315736 A JP2003315736 A JP 2003315736A JP 2002121580 A JP2002121580 A JP 2002121580A JP 2002121580 A JP2002121580 A JP 2002121580A JP 2003315736 A JP2003315736 A JP 2003315736A
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JP
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optical
optical isolator
magnet
spacer
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Akitoshi Shimo
彰利 下
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Tokin Corp
Original Assignee
NEC Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学素子の位置決めを正確に行うことがで
き、回転方向の調整工程を省き、低コストである光アイ
ソレータを提供すること。 【解決手段】 基板上に、偏光子13およびファラデー
素子14を含む光学素子とマグネットとを有機接着また
は無機接着により固定した光アイソレータにおいて、前
記基板と前記光学素子の間にスペーサ31を挿入した光
アイソレータとする。また、前記スペーサの熱膨張係数
は基板および光学素子の熱膨張係数とは異なり、基板と
光学素子の熱膨張差による応力歪みを緩和する。また、
前記スペーサの厚みを変化させて、前記基板の底面から
光透過領域の中心までの距離を設定することができる。
また、前記基板は平板基板またはコの字型基板21とす
ることができる。また、前記マグネットは、直方体マグ
ネット12またはコの字型マグネットとすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光受動部品として主
に光通信システムで用いられる光アイソレータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】光アイソレータには、構成部品として、
偏光子、ファラデー素子(主にガーネット結晶)、マグ
ネットおよびこれらを固定するための部品が必要とな
る。
【0003】偏光子やガーネットを固定する従来の方法
としては、円筒形の穴に光学素子を積層する例などがあ
る。図7は、その例を示す分解斜視図である。図7にお
いて、13は偏光子、14はファラデー素子、61は円
筒形ホルダである。このような円筒形の穴に光学素子を
積層する方法では光学素子の位置決めが容易にできる利
点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような円筒型の
光アイソレータにおいて、LDモジュール用としては、
実装時には形状が円筒であるがゆえに、偏光方向の調整
および横方向の位置あわせが容易でないという問題点が
ある。
【0005】また、円筒形の穴に光学素子を入れて固定
するときに、光学素子の光軸のまわりの回転方向を位置
決めできないために、偏光子同士の偏光方向を合わせる
ための調整工程が入ることになる。
【0006】そこで、本発明は、光学素子の位置決めを
正確に行うことができ、回転方向の調整工程を省き、コ
ストダウン要求に対応できる光アイソレータを提供する
ことを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段を、次の3つの段階に従って説明する。
【0008】(1)光学素子を平板基板上に配置するこ
とで、光学素子の光透過位置(有効領域)の基板底面か
らの高さを安定させることができ、また、LDモジュー
ルヘ実装する際に簡便にかつ偏光子の偏光方向を一定に
して固定することができる。
【0009】(2)基板をコの字型にすることで、ハン
ドリングの際に、直接、接着固定部に力をかけることな
く基板自体をつかむことができるので、取り扱いが容易
になる。
【0010】(3)基板材質と光学素子の熱膨張係数の
差が大きいと、固定した際にクラックの発生や固定強度
の低下などが引き起こされるが、熱膨張差による応力歪
みを緩和するスペーサを挿入することで、このような不
具合を防止することができる。
【0011】上記(1)の段階に対応する手段につい
て、図5に基づいてさらに説明する。図5は、平板基板
上に部品を配置した光アイソレータの斜視図であり、1
1は平板基板、12は直方体マグネット、13は偏光
子、そして14はファラデー素子である。このような構
造の光アイソレータはLDモジュール用として実装性に
優れる。
【0012】上記(2)について、図6に基づいてさら
に説明する。図6は、コの字型基板上に部品を配置した
光アイソレータの斜視図であり、21はコの字型基板で
あり、他の図面と共通の符号は実質的に共通の部品を示
す。このような光アイソレータはハンドリング性に優れ
る。
【0013】上記(3)に対応した一例について、図2
に基づいて説明する。図2において、コの字型基板21
と2つの偏光子13およびファラデー素子14からなる
光学素子との間にスペーサ31が挿入されて接着固定さ
れている。このような光アイソレータは基板と光学素子
との熱膨張の差による応力歪みを緩和して、良品率と信
頼性の高い光アイソレータとなる。
【0014】すなわち本発明の光アイソレータは、基板
上に、偏光子およびファラデー素子を含む光学素子とマ
グネットを有機接着または無機接着により固定した光ア
イソレータであって、前記基板と前記光学素子の間にス
ペーサが挿入されている。
【0015】また、前記スペーサの熱膨張係数は基板お
よび光学素子の熱膨張係数とは異なり、基板と光学素子
の熱膨張差による応力歪みを緩和している。
【0016】また、前記スペーサの厚みを変化させて、
基板底面から光透過領域の中心までの距離を設定するこ
とができる。
【0017】また、前記基板は平板基板とすることがで
きる。
【0018】また、前記基板はコの字型基板とすること
ができる。
【0019】また、前記マグネットは直方体マグネット
とすることができる。
【0020】そして、前記マグネットはコの字型マグネ
ットとすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】光アイソレータの構成部品である
光学素子を固定するための部品、形状およびこれを使用
した光アイソレータに本発明を適用した例について説明
する。
【0022】(実施の形態1)図1は本実施の形態1に
おける光学素子と平板基板の間にスペーサを使用した光
アイソレータの斜視図である。平板基板11の上に2個
の直方体マグネット12とスペーサ31が接着固定さ
れ、2枚の偏光子13と1枚のファラデー素子14から
なる光学素子がスペーサ31上に接着固定されている。
【0023】この形状により、平板基板11の底面をL
D(レーザダイオード)と共通の基板に実装して、偏光
面の調整を行うことなく動作させることができる。ま
た、スペーサ31の挿入により、光学素子のクラックや
欠けを防止することができる。
【0024】(実施の形態2)図2は本実施の形態2に
おける光学素子とコの字型基板の間にスペーサを使用し
た光アイソレータの斜視図である。図2において、21
はコの字型基板であり、他の符号は図1と共通である。
【0025】この形状により、光学素子の側面に触れる
ことなく、コの字型基板21の側面をつかむことにより
ハンドリングが可能になり、製造工程における作業能率
の向上とともに、LD基板への実装の作業能率が向上す
る。さらに、コの字型基板21の内壁は直方体マグネッ
ト12の位置決めにも利用することができる。
【0026】また、スペーサ31の挿入により、光学素
子のクラックや欠けを防止して、良品率と信頼性の高い
光アイソレータができる。
【0027】(実施の形態3)図3は本実施の形態3に
おけるコの字型マグネットを平板基板上に固定し、光学
素子と平板基板の間にスペーサを挿入した光アイソレー
タの斜視図である。図3において、51はコの字型マグ
ネットであり、52は光学素子である。
【0028】このようなコの字型マグネット51によっ
て、強い磁界強度が得られようになり、飽和磁化の大き
なファラデー素子の使用が可能になる。
【0029】(実施の形態4)図4は本実施の形態4に
おけるコの字型マグネットをコの字型基板上に固定し、
光学素子とコの字型基板の間にスペーサを挿入した光ア
イソレータの斜視図である。図4において、21がコの
字型基板である。
【0030】この形状によるハンドリング性の向上は実
施の形態2と共通している。また、コの字型マグネット
51の側面とコの字型基板21の内壁による位置決めが
可能である。
【0031】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。本実施
例における光アイソレータの構造は既に図1で示した構
造である。
【0032】平板基板11(熱膨張係数90×10-7
-1)上に偏光子13(熱膨張係数65×10-7-1)を
2枚、ファラデー素子14としてのガーネット結晶(熱
膨張係数110×10-7-1)を1枚、直方体マグネッ
ト12(熱膨張係数120×10-7-1)を2個、そし
て、スペーサ31(熱膨張係数54×10-7-1)を1
個、低融点ガラス(熱膨張係数50×10-7-1)を使
用して固定し、光アイソレータを作製した。
【0033】この時の光学素子(偏光子およびガーネッ
ト結晶)の光軸に対する傾きは4°とした。
【0034】また、スペーサ31の厚みを0.2mmと
することにより、平板基板の底面から光透過領域の中心
までの距離を1.0mmに設定することができた。
【0035】結果において、挿入損失0.18dB、ア
イソレーション38.7dBの特性を得ることができ
た。また、光学素子およびマグネットの固定強度は50
0g以上であった。
【0036】また、低融点ガラスは熱膨張差によって生
じる引っ張り応力が大きいと破断することがあるが、本
実施例においては、信頼性の高い固定ができた。
【0037】ところで、本発明の実施の形態および実施
例で用いた光学素子は、ファラデー素子と偏光子であっ
たが、波長板やプリズムなどの素子が含まれていても、
本発明の有効性は容易に理解できる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、(1)LDモジュール
ヘの実装時に特別な部品を使用せずに基板上へ固定でき
ること、(2)LDモジュールヘの実装時に偏光方向の
調整を不要にして固定できること、(3)基板底面から
光学素子の有効領域までの距離を一定にできること、
(4)光学素子と熱膨張係数の離れた基板とをスペーサ
を使用することで固定強度の低下を招くことなく固定で
きること、(5)光学素子を傾けることでLDモジュー
ルヘの端面反射を逃がすことができること、(6)コの
字型マグネットを使用することで部品点数を減らすこと
ができること、などの利点を持った光アイソレータの提
供が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の光アイソレータの斜視図。
【図2】実施の形態2の光アイソレータの斜視図。
【図3】実施の形態3の光アイソレータの斜視図。
【図4】実施の形態4の光アイソレータの斜視図。
【図5】平板基板上に部品を配置した光アイソレータの
斜視図。
【図6】コの字型基板上に部品を配置した光アイソレー
タの斜視図。
【図7】従来の円筒型光アイソレータの光学素子積層構
造を示す分解斜視図。
【符号の説明】
11 平板基板 12 直方体マグネット 13 偏光子 14 ファラデー素子 21 コの字型基板 31 スペーサ 51 コの字型マグネット 52 光学素子 61 円筒形ホルダ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、偏光子およびファラデー素子
    を含む光学素子とマグネットとを有機接着または無機接
    着により固定した光アイソレータにおいて、前記基板と
    前記光学素子の間にスペーサを挿入したことを特徴とす
    る光アイソレータ。
  2. 【請求項2】 前記スペーサの熱膨張係数は基板および
    光学素子の熱膨張係数とは異なり、基板と光学素子の熱
    膨張差による応力歪みを緩和したことを特徴とする請求
    項1に記載の光アイソレータ。
  3. 【請求項3】 前記スペーサの厚みを変化させて、前記
    基板の底面から光透過領域の中心までの距離を設定した
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光アイソレ
    ータ。
  4. 【請求項4】 前記基板は平板基板であることを特徴と
    する請求項1、2または3に記載の光アイソレータ。
  5. 【請求項5】 前記基板はコの字型基板であることを特
    徴とする請求項1、2または3に記載の光アイソレー
    タ。
  6. 【請求項6】 前記マグネットは直方体マグネットであ
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4または5に記
    載の光アイソレータ。
  7. 【請求項7】 前記マグネットはコの字型マグネットで
    あることを特徴とする請求項1、2、3、4または5に
    記載の光アイソレータ。
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Cited By (5)

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