JP2003315423A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

Info

Publication number
JP2003315423A
JP2003315423A JP2002126274A JP2002126274A JP2003315423A JP 2003315423 A JP2003315423 A JP 2003315423A JP 2002126274 A JP2002126274 A JP 2002126274A JP 2002126274 A JP2002126274 A JP 2002126274A JP 2003315423 A JP2003315423 A JP 2003315423A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
printed circuit
scan
wiring
test data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002126274A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Fukushima
雅弘 福島
Masakazu Okamura
雅一 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2002126274A priority Critical patent/JP2003315423A/ja
Publication of JP2003315423A publication Critical patent/JP2003315423A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LSIとプリント基板との配線チェック結果
の信頼性の向上を図る。 【解決手段】 所定の機能を実現するためのロジック回
路(31)と、上記ロジック回路と外部との間で信号の
やり取りを可能とする複数の外部端子(61〜64)
と、プリント基板(20)に実装された状態で、上記プ
リント基板の配線及びそれに結合された上記外部端子を
介して信号伝達経路が形成されるときに上記信号伝達経
路を介して伝達されるテストデータを順次シフトして外
部出力することにより当該テストデータの外部モニタを
可能とするスキャンチェーン(32)を設け、実製品で
上記プリント基板の配線と上記外部端子との結合状態の
チェックを行えるようにすることで接続チェック結果の
信頼性の向上を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路
(LSI)、さらにはそれにおけるテスト技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えばCSP(Chip Size Package / Ch
ip Scale Package)タイプのLSIのように、LSIを
プリント基板に実装した場合において、LSIの外部端
子とプリント基板との接続状況を目視によって簡単に確
認することができない場合には、そのようなLSIをプ
リント基板に実装する前に、プリント基板の配線チェッ
ク専用のサンプル「ディジチェーンサンプル」という)
を用いて、プリント基板の配線チェックが行われる。こ
の場合に用いられるプリント基板は、当該ディジチェー
ンサンプルがプリント基板に実装された際に、ディジチ
ェーンサンプルにおける複数の外部端子が互いに直列接
続されるような配線構造になっている。例えばディジチ
ェーンサンプルがプリント基板に実装された際に、プリ
ント基板の配線と非接触の外部端子が存在する場合に
は、ディジチェーンサンプルにおける複数の外部端子の
直列接続経路が形成されない。従って、ディジチェーン
サンプルをプリント基板に実装することによって、プリ
ント基板における配線の電気的な接続チェックを行うこ
とができる。
【0003】尚、CSPタイプのLSIについて記載さ
れた文献の例としては、特許公開2000−15069
7号公報がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ディジチェーンサンプ
ルは、外形形状の点では実製品と同じではあるが、パッ
ケージに内蔵されるチップは、基本的には隣接する外部
端子同士を導通させるための配線層が形成されているだ
けであるため、チップそれ自体は実製品と大幅に異な
る。このため、ディジチェーンサンプルを使用した場合
の配線チェックの結果は信頼性の点で十分とはいえな
い。配線チェック結果の信頼性の点から実チップを用い
るのが望ましいが、実チップでは、隣接する外部端子同
士を導通させるための配線が無いため、ディジチェーン
サンプルを用いた場合のような配線チェックは不可能と
される。
【0005】本発明の目的は、LSIとプリント基板と
の配線チェック結果の信頼性の向上を図るための技術を
提供することにある。
【0006】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0008】すなわち、所定の機能を実現するためのロ
ジック回路と、上記ロジック回路と外部との間で信号の
やり取りを可能とする複数の外部端子とを含んで半導体
集積回路が構成されるとき、プリント基板に実装された
状態で、上記プリント基板の配線及びそれに結合された
上記外部端子を介して信号伝達経路が形成されるとき、
上記信号伝達経路を介して伝達されるテストデータを順
次シフトして外部出力することにより当該テストデータ
の外部モニタを可能とするスキャンチェーンを設ける。
【0009】上記の手段によれば、スキャンチェーン
は、上記プリント基板の配線及びそれに結合された上記
外部端子を介して信号伝達経路が形成されるとき、上記
信号伝達経路を介して伝達されるテストデータを順次シ
フトして外部出力する。これにより、上記プリント基板
の配線と上記外部端子との結合状態のチェックが可能と
される。上記半導体集積回路は、所定の機能を実現する
ためのロジック回路と、上記ロジック回路と外部との間
で信号のやり取りを可能とする複数の外部端子とを含む
実製品とされ、この実製品で上記プリント基板の配線と
上記外部端子との結合状態のチェックを行うようにして
おり、配線チェック専用のディジチェーンサンプルを使
用した場合の配線チェックの結果に比べて配線チェック
結果の信頼性の向上を達成する。
【0010】また、プリント基板に実装された状態で、
上記プリント基板の配線及びそれに結合された上記外部
端子を介して形成された信号伝達経路を介して伝達され
るテストデータを順次シフトして外部出力することによ
り、上記プリント基板の配線と上記外部端子との結合状
態の外部モニタを可能とするディジチェーンモードと、
上記外部端子の論理状態を順次シフトして外部出力する
ことにより上記外部端子の論理状態の外部モニタを可能
とするバウンダリスキャンモードとを実現可能なスキャ
ンチェーンを設けることができる。
【0011】このとき、上記プリント基板の配線及びそ
れに結合された上記外部端子を含む信号伝達経路を上記
スキャン経路に含めることで上記ディジチェーンモード
を形成し、上記プリント基板の配線及びそれに結合され
た上記外部端子を含む信号伝達経路を上記スキャン経路
から外すことで上記バウンダリスキャンモードを形成す
るマルチプレクサを設けることができる。さらに、ホス
トシステムから供給される信号に基づいて上記マルチプ
レクサの動作制御信号を形成するコントローラを設ける
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1には本発明にかかる半導体集
積回路の一例であるマイクロコンピュータを実装して成
るボードシステムが示される。
【0013】このボードシステム1は、特に制限されな
いが、信号配線が形成されたプリント基板200にマイ
クロコンピュータ201,202が実装されて成る。
【0014】マイクロコンピュータ201,202は、
それぞれ内部ロジック31,41と、対応する内部ロジ
ック31,41の動作テストや、外部配線との接続状態
のチェックを可能とするためのスキャンチェーン32,
42と、このスキャンチェーン32,42の動作を制御
するためのテストアクセスポート(「TAP」と略記す
る)コントローラ203,204を含み、公知の半導体
集積回路製造技術により単結晶シリコン基板などの一つ
の半導体基板に実チップとして形成されている。上記ス
キャンチェーン32,42は、それぞれクロック信号に
同期してテストデータを順次スキャン可能な複数のスキ
ャン回路91〜106を含んで成る。
【0015】ボードシステム1には、そのテストのため
にホストシステム10が結合される。ホストシステム1
0は、特に制限されないが、ボードシステム1に供給す
るためのテストデータを作成するテストデータ作成ツー
ル11と、ボードシステム1のテスト結果を解析するた
めのテスト結果解析ツール12とを含む。ホストシステ
ム10からは、テストデータTD、テストクロック信号
(TCK)、テストモードセレクト信号(TMS)が出
力される。テストクロック信号(TCK)、テストモー
ドセレクト信号(TMS)はマイクロコンピュータ20
1,202へ伝達される。テストデータ作成ツール11
によって作成されたテストデータTDは、シリアル形式
でスキャンチェーン32のスキャン入力端子33に伝達
される。スキャンチェーン32のスキャン出力端子34
が次段のスキャンチェーン42のスキャン入力端子43
に結合されることにより、シリアル形式でスキャンチェ
ーン32のデータを次段のスキャンチェーン42へ伝達
することができる。スキャンチェーン42のスキャン出
力端子44がホストシステム10に結合されることによ
り、スキャンチェーン42から出力されたテストデータ
TDをホストシステム10へ伝達することができる。ス
キャンチェーン42の出力データはテスト結果解析ツー
ル12によって解析される。TAPコントローラ203
は、ホストシステム10からのテストクロック(TC
K)に同期して、スキャンチェーン32の動作を制御す
る。TAPコントローラ204は、ホストシステム10
からのテストクロック(TCK)に同期して、スキャン
チェーン42の動作を制御する。TAPコントローラ2
03,204のステートには、データの取り込み、シフ
ト、及び更新などがあり、それらはホストシステム10
からのテストモードセレクト(TMS)によって選択さ
れる。また、このマイクロコンピュータ201,202
においては、上記スキャンチェーン32,42のテスト
状態を、ディジチェーンモードとバウンダリスキャンモ
ードとに切り換えることができる。この切り換えは、特
に制限されないが、ホストシステム10から供給される
ディジチェーンモードセレクト信号DSELの論理によ
って可能とされる。例えばマイクロコンピュータ20
1,202は、ディジチェーンモードセレクト信号DS
ELの入力端子を有し、この入力端子に与えられるディ
ジチェーンモードセレクト信号DSELがハイレベルの
場合にディジチェーンモードが設定され、上記ディジチ
ェーンモードセレクト信号DSELがローレベルの場合
にバウンダリスキャンモードが設定される。ディジチェ
ーンモードでは、プリント基板20の配線とマイクロコ
ンピュータ201,202の外部端子との接続チェック
を行うことができ、バウンダリスキャンモードでは、マ
イクロコンピュータ201,202にける全ての外部端
子の論理をチェックすることができる。マイクロコンピ
ュータ201,202は、特に制限されないが、CSP
タイプとされ、互いに同一構成とされるため、以下の説
明では、主としてマイクロコンピュータ201について
のみ詳述する。
【0016】図2には上記マイクロコンピュータ201
における主要部の詳細な構成例が示される。
【0017】外部端子61,63は、それぞれバッファ
81,83を介して信号の外部出力を可能とする。バッ
ファ81,83の前段にはそれぞれ対応するマルチプレ
クサ71,73が配置される。このマルチプレクサ7
1,73は、ディジチェーンモードセレクト信号DSE
Lがハイレベルにアサートされると、論理値“1”端子
の入力信号を選択的に対応するバッファ81,83に伝
達する。また、このマルチプレクサ71,73は、ディ
ジチェーンモードセレクト信号DSELがローレベルに
ネゲートされると、論理値“0”端子の入力信号を選択
的に対応するバッファ81,83に伝達する。
【0018】外部端子62,64は、プリント基板20
から伝達された信号をそれぞれ対応するバッファ82,
84に伝達することによって外部信号の取り込みを可能
とする。バッファ82,84の後段には、それぞれ対応
するマルチプレクサ71,73が配置される。マルチプ
レクサ72,74は、ディジチェーンモードセレクト信
号DSELがハイレベルにアサートされると、論理値
“1”端子の入力信号を選択的に対応するシフトレジス
タ922,942に伝達する。また、このマルチプレク
サ72,74は、ディジチェーンモードセレクト信号D
SELがローレベルにネゲートされると論理値“0”端
子の入力信号を選択的に対応するシフトレジスタ92
2,942に伝達する。
【0019】内部ロジック31は、スキャン回路91,
93を介して信号の外部出力が可能とされ、また、スキ
ャン回路92,94を介して外部信号の取り込みが可能
とされる。
【0020】スキャン回路91〜94は、データ取り込
みのためのデータ入力端子IN、データ出力のためのデ
ータ出力端子OUT、テストデータを取り込むためのテ
ストデータ入力端子TDi、テストデータを出力するた
めのテストデータ出力端子TDoを有する。スキャン回
路91〜94は互いに同一構成とされ、そのうちの一つ
であるスキャン回路91の構成例が図2に示される。特
に制限されないが、スキャン回路91は、マルチプレク
サ901,904、及びフリップフロップ(FF)回路
902,903を含んで成る。マルチプレクサ910
は、入力端子INに伝達されたデータと、テストデータ
入力端子TDiに伝達されたデータとを、TAPコント
ローラ203から供給されるインプットモード制御信号
IMCONに基づいて選択的に後段のフリップフロップ
回路902へ伝達する。マルチプレクサ901によって
入力端子INが選択された場合、この入力端子INを介
して伝達されたデータがフリップフロップ回路902に
保持される。また、マルチプレクサ901によってテス
トデータ入力端子TDiが選択された場合、このテスト
データ入力端子TDiを介して伝達されたテストデータ
がフリップフロップ回路902に保持される。フリップ
フロップ回路902の出力データは、後段のフリップフ
ロップ回路903に保持される。マルチプレクサ904
によって入力端子INが選択された場合、この入力端子
INを介して伝達されたデータが出力端子OUTを介し
て出力される。マルチプレクサ904によってフリップ
フロップ回路903の出力端子が選択された場合、この
フリップフロップ回路903の出力データが出力端子O
UTを介して出力される。マルチプレクサ901とフリ
ップフロップ回路902とによってシフトレジスタが形
成され、マルチプレクサ901によってテストデータ入
力端子TDiが選択された場合にはこのテストデータ入
力端子TDi介してスキャンインが可能とされ、テスト
データ出力端子TDoを介してスキャンアウトが可能と
される。上記フリップフロップ回路901,903は、
テストクロック信号TCKに同期動作される。
【0021】尚、他のスキャン回路92〜106も同様
に構成される。
【0022】上記の構成において、バウンダリスキャン
は次のように行われる。
【0023】ディジチェーンモードセレクト信号DSE
Lがローレベルにネゲートされた状態では、図2に示さ
れるマルチプレクサ71〜74は論理値“0”端子の入
力データを選択的に後段回路へ伝達する。例えばスキャ
ン回路91の出力端子OUTからの出力データがマルチ
プレクサ71を介して出力バッファ81へ伝達可能とさ
れ、スキャン回路91のテストデータ出力端子TDoか
らの出力データがマルチプレクサ72を介してスキャン
回路92のテストデータ入力端子TDiへ伝達可能とさ
れる。また、スキャン回路93の出力端子OUTからの
出力データがマルチプレクサ73を介して出力バッファ
83へ伝達可能とされ、スキャン回路93のテストデー
タ出力端子TDoからの出力データがマルチプレクサ7
4を介してスキャン回路94のテストデータ入力端子T
Diへ伝達可能とされる。このディジチェーンモードに
おいては、スキャン回路91〜106の入力端子INか
ら入力されたデータを、マルチプレクサ901を介して
フリップフロップ回路902に取り込んだり、このフリ
ップフロップ回路902に取り込まれたデータをスキャ
ンチェーン32,42を介してホストシステム10に取
り込むことができる。
【0024】次に、ディジチェーンモードについて説明
する。
【0025】ディジチェーンモードによる配線チェック
が行われる場合、マイクロコンピュータ201,202
は実製品とされるが、それが実装されるプリント基板2
0は、接続チェック専用とされ、マイクロコンピュータ
の互いに隣接する外部端子同士がプリント基板20にお
ける配線パターンによって結合されるようになってい
る。例えば、図2に示される例では、マイクロコンピュ
ータ32の外部端子61と、それに隣接する外部端子6
2とが、プリント基板20の配線パターン51によって
結合され、マイクロコンピュータ32の外部端子63
と、それに隣接する外部端子64とが、プリント基板2
0の配線パターン52によって結合されるようになって
いる。
【0026】ディジチェーンモードセレクト信号DSE
Lがハイレベルにネゲートされた状態では、図2に示さ
れるマルチプレクサ71〜74は論理値“1”端子の入
力データを選択的に後段回路へ伝達する。この状態でデ
ィジチェーンモードによる配線チェックが可能とされ
る。例えばスキャン回路91のテストデータ出力端子T
Doからの出力データがマルチプレクサ71を介してバ
ッファ81へ伝達可能とされ、バッファ82の出力デー
タがマルチプレクサ72を介してスキャン回路92のテ
ストデータ入力端子TDiに伝達可能とされ、スキャン
回路93のテストデータ出力端子TDoからの出力デー
タがマルチプレクサ73を介してバッファ83へ伝達可
能とされ、バッファ84の出力データがマルチプレクサ
74を介してスキャン回路94のテストデータ入力端子
TDiに伝達可能とされる。このとき、スキャンチェー
ン32,42における全てのスキャン回路91〜106
においては、マルチプレクサ901によってテストデー
タ入力端子TDiが選択的にフリップフロップ回路90
2に結合される。
【0027】上記のようにマイクロコンピュータの互い
に隣接する外部端子同士がプリント基板20における配
線パターンによって結合されるようになっているため、
ディジチェーンモードにおいては、プリント基板20に
おける配線パターンを含んでテストデータTDのスキャ
ン経路が形成される。すなわち、スキャン回路91にお
けるテストデータ入力端子TDiに入力されたテストデ
ータTDは、当該スキャン回路91におけるテストデー
タ出力端子TDo、マルチプレクサ71、バッファ8
1、外部端子61、配線パターン51、外部端子62、
バッファ82、マルチプレクサ72を介してスキャン回
路92におけるテストデータ入力端子TDiに伝達され
る。そして、テストデータTDは、スキャン回路92に
おけるテストデータ出力端子TDoからスキャン回路9
3におけるテストデータ入力端子TDiに伝達される。
スキャン回路93におけるテストデータ入力端子TDi
に入力されたテストデータTDは、当該スキャン回路9
3におけるテストデータ出力端子TDo、マルチプレク
サ77、バッファ83、外部端子63、配線パターン5
2、外部端子64、バッファ84、マルチプレクサ74
を介してスキャン回路94におけるテストデータ入力端
子TDiに伝達される。このようにプリント基板20に
おける配線パターンを含んでテストデータTDのスキャ
ン経路が形成される結果、例えば図4に示されるような
テスト信号伝達経路が形成される。図4において、30
2は、マイクロコンピュータ201の内部において、マ
ルチプレクサ72,73やスキャン回路92,93など
によって等価的に形成される信号伝達経路である。
【0028】上記のようにプリント基板20における配
線パターンを含んでテストデータTDのスキャン経路が
形成されることにより、例えば図2において、プリント
配線51とマイクロコンピュータ201の外部端子6
1,62との関係や、プリント配線52とマイクロコン
ピュータ201の外部端子63,64との関係に代表さ
れるように、プリント基板20におけるプリント配線
と、マイクロコンピュータ201,202の外部端子と
の接続状態が適切であれば、ホストシステム10からス
キャン回路91に与えられたテストデータTDがスキャ
ンチェーン32,42を介してホストシステム10に正
しく伝達される。それに対して、プリント基板20にお
けるプリント配線と、マイクロコンピュータ201,2
02の外部端子との結合状態に不具合があれば、ホスト
システム10からスキャン回路91に与えられたテスト
データTDがスキャンチェーン32,42を介してホス
トシステム10に正しく伝達されない。従って、ホスト
システム10においては、テスト結果解析ツール12に
よりテストデータの解析を行うことにより、プリント基
板20におけるプリント配線と、マイクロコンピュータ
201,202の外部端子との結合状態をチェックする
ことができる。
【0029】上記の例によれば、以下の作用効果を得る
ことができる。
【0030】(1)マイクロコンピュータ201,20
2は、それぞれ所定の機能を実現するためのロジック回
路31,41と、上記ロジック回路31,41と外部と
の間で信号のやり取りを可能とする複数の外部端子6
1,62,63,64,…とを含む実製品とされ、この
実製品で上記プリント基板の配線と上記外部端子との接
続状態のチェックを行うようにしているため、配線チェ
ック専用のディジチェーンサンプルを使用した場合の配
線チェックの結果に比べて配線チェック結果の信頼性の
向上を図ることができる。
【0031】(2)スキャンチェーンが形成されること
で既にバウンダリスキャンが可能とされるLSIにおい
ては、マルチプレクサ71〜74などを追加するだけ
で、ディジチェーンモードを簡単に実現することができ
る。
【0032】以上本発明者によってなされた発明を具体
的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるこ
とはいうまでもない。
【0033】例えば、マイクロコンピュータの動作モー
ドが初期化プログラムの実行により決定される場合に
は、この初期化プログラムの実行において、ディジチェ
ーンモードやバウンダリモードの設定を行うようにして
も良い。例えば所定レジスタのフラグ設定状態により、
ディジチェーンモードセレクト信号DSELの論理が決
定されるものとすると、上記初期化プログラムの実行に
よって上記所定レジスタのフラグ設定を行うようにすれ
ば良い。
【0034】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるマイク
ロコンピュータに適用した場合について説明したが、本
発明はそれに限定されるものではなく、各種半導体集積
回路に広く適用することができる。
【0035】本発明は、少なくとも複数の外部端子を含
むことを条件に適用することができる。
【0036】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0037】すなわち、プリント基板の配線及びそれに
結合された外部端子を介して信号伝達経路が形成される
とき、上記信号伝達経路を介して伝達されるテストデー
タを順次シフトして外部出力することにより、上記プリ
ント基板の配線と上記外部端子との結合状態のチェック
が可能とされる。この半導体集積回路は、所定の機能を
実現するためのロジック回路と、上記ロジック回路と外
部との間で信号のやり取りを可能とする複数の外部端子
とを含む実製品とされ、この実製品で上記プリント基板
の配線と上記外部端子との結合状態のチェックを行うよ
うにしているため、配線チェック専用のディジチェーン
サンプルを使用した場合の配線チェックの結果に比べて
配線チェック結果の信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる半導体集積回路の一例であるマ
イクロコンピュータを搭載して成るボードシステムの構
成例ブロック図である。
【図2】上記マイクロコンピュータにおける主要部の構
成例ブロック図である。
【図3】図2に示されるスキャン回路の詳細な構成例ブ
ロック図である。
【図4】上記マイクロコンピュータにおいて実現される
ディジチェーンモードについての説明図である。
【符号の説明】
1 ボードシステム 10 ホストシステム 11 テストデータ作成ツール 12 テスト結果解析ツール 20 プリント基板 31,41 内部ロジック 32,42 スキャンチェーン 91〜106 スキャン回路 201,202 マイクロコンピュータ 203,204 TAPコントローラ 901,904 マルチプレクサ 902,903 フリップフロップ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G014 AA01 AB59 AC18 2G132 AA20 AC14 AD15 AK07 AK14 AL11 5F038 DT02 DT03 DT06 DT10 DT15 EZ20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の機能を実現するためのロジック回
    路と、上記ロジック回路と外部との間で信号のやり取り
    を可能とする複数の外部端子とを含む半導体集積回路で
    あって、 プリント基板に実装された状態で、上記プリント基板の
    配線及びそれに結合された上記外部端子を介して信号伝
    達経路が形成されるとき、上記信号伝達経路を介して伝
    達されるテストデータを順次シフトして外部出力するこ
    とにより当該テストデータの外部モニタを可能とするス
    キャンチェーンを含むことを特徴とする半導体集積回
    路。
  2. 【請求項2】 所定の機能を実現するためのロジック回
    路と、上記ロジック回路と外部との間で信号のやり取り
    を可能とする複数の外部端子とを含む半導体集積回路で
    あって、 プリント基板に実装された状態で、上記プリント基板の
    配線及びそれに結合された上記外部端子を介して形成さ
    れた信号伝達経路を介して伝達されるテストデータを順
    次シフトして外部出力することにより、上記プリント基
    板の配線と上記外部端子との結合状態の外部モニタを可
    能とするディジチェーンモードと、上記外部端子の論理
    状態を順次シフトして外部出力することにより上記外部
    端子の論理状態の外部モニタを可能とするバウンダリス
    キャンモードと、を実現可能なスキャンチェーンを含む
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 上記プリント基板の配線及びそれに結合
    された上記外部端子を含む信号伝達経路を上記スキャン
    チェーンによって形成されるスキャン経路に含めること
    で上記ディジチェーンモードを形成し、上記プリント基
    板の配線及びそれに結合された上記外部端子を含む信号
    伝達経路を上記スキャン経路から外すことで上記バウン
    ダリスキャンモードを形成するマルチプレクサを含む請
    求項2記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 上記プリント基板の外部に配置されたホ
    ストシステムから供給される信号に基づいて上記マルチ
    プレクサの動作制御信号を形成するコントローラを含む
    請求項3記載の半導体集積回路。
JP2002126274A 2002-04-26 2002-04-26 半導体集積回路 Withdrawn JP2003315423A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002126274A JP2003315423A (ja) 2002-04-26 2002-04-26 半導体集積回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002126274A JP2003315423A (ja) 2002-04-26 2002-04-26 半導体集積回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003315423A true JP2003315423A (ja) 2003-11-06

Family

ID=29540738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002126274A Withdrawn JP2003315423A (ja) 2002-04-26 2002-04-26 半導体集積回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003315423A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9837027B2 (en) 2014-12-26 2017-12-05 Synaptics Japan Gk Semiconductor device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9837027B2 (en) 2014-12-26 2017-12-05 Synaptics Japan Gk Semiconductor device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5138201B2 (ja) 2相クロック制御によるタイミング競合バウンダリスキャンレジスタを用いないシフトレジスタ
JP4012577B2 (ja) バウンダリスキャン素子及びこれを用いた通信装置
WO2007010493A3 (en) Testable integrated circuit, system in package and test instruction set
US7743278B2 (en) Test access control for plural processors of an integrated circuit
JP2006220515A (ja) Jtag試験方式
US5786703A (en) Method and device for testing of an integrated circuit
US6519728B2 (en) Semiconductor integrated circuit having test circuit
JP2002131390A5 (ja)
US20050172191A1 (en) Method and apparatus for transferring hidden signals in a boundary scan test interface
JP2003315423A (ja) 半導体集積回路
US7096398B1 (en) Distributed test control architecture
JP2002373086A (ja) 半導体集積回路
JP3094983B2 (ja) システムロジックのテスト回路およびテスト方法
JP4278360B2 (ja) マルチチップパッケージlsiのテスト回路
JPWO2008053526A1 (ja) プリント板接続試験装置および方法
JP2633980B2 (ja) デジタル・アナログ混在のlsi
KR100622143B1 (ko) 입출력 포트의 다중화 장치
US6973606B2 (en) Partially distributed control mechanism for scanout incorporating flexible debug triggering
JP4525125B2 (ja) マルチチップ型半導体装置
JP2007114163A (ja) マルチチップパッケージlsi
JPH04128666A (ja) 半導体集積回路
KR20040057495A (ko) 테스트 보드 시스템 및 입출력 신호선 분할을 통한 범프형식의 jtag 테스트 방법
JP2002236142A (ja) バウンダリスキャンテスト回路
JP2001051019A (ja) バウンダリスキャンセル回路
JP2001235513A (ja) 半導体集積回路装置及びそのテスト方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050705