JP2003315365A - 電力量計の試験標検出器 - Google Patents

電力量計の試験標検出器

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JP2003315365A
JP2003315365A JP2002126628A JP2002126628A JP2003315365A JP 2003315365 A JP2003315365 A JP 2003315365A JP 2002126628 A JP2002126628 A JP 2002126628A JP 2002126628 A JP2002126628 A JP 2002126628A JP 2003315365 A JP2003315365 A JP 2003315365A
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Hisao Kasori
久 夫 加曽利
Takahiro Tsuchiyama
山 卓 宏 土
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Japan Electric Meters Inspection Corp JEMIC
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Japan Electric Meters Inspection Corp JEMIC
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電力量計の試験標を安定して確実に検出する
ことができる検出器を提供すること。 【解決手段】 電力量計における計測電力量に応じて回
転する回転円盤の周囲に設置され、前記回転円盤に付さ
れた試験標を光学的に検知し、検出信号を形成する検出
手段において、投光回路1、受光回路2、外光除去回路
3、オフセット調整回路4、振幅調整回路5、A/D変
換器6、CPU(中央演算処理装置)7、増幅器8、お
よび出力装置9から構成される。本発明の特徴をなすの
は、オフセット調整回路4、振幅調整回路、A/D変換
器6およびCPU7により構成される信号処理部であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力量計の試験標検出
器に係り、とくに電力量計における回転円盤の回転に応
じて試験標を安定して確実に検出するための検出器に関
する。
【0002】
【従来の技術】電力量計では、使用電力量に応じて回転
円盤が回転するように構成されており、回転円盤の回転
数を計数することにより電力量を計測する。そして、回
転円盤にはその周縁部に試験標と呼ばれるマークが付さ
れており、この試験標を観測することにより電力量計が
正しく計測しているか否かが分る。
【0003】そのため、従来、例えば実公昭61−20493
号公報に示すように、電力量計の試験標を検出する装置
が提供されている。この装置は、図4に示すように、回
転円盤の周縁部に付された試験標Mを投受光器101に
より光学的に検出して、光の反射量に応じた検出信号を
形成し、この検出信号から外光除去回路102で外光成
分を除去し、オフセット調整回路103でオフセットレ
ベルの調整を行った上で、A/D変換器および演算装置1
04により基準信号とレベル比較して、出力端子OUTに
試験標検出信号を形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この装
置では、A/D変換器および演算装置104への入力レベ
ルを調整できないため、A/D変換器が高分解能を持つ必
要がある。また、投受光器の特性が異なっていたり、投
受光器から回転円盤までの距離が大であったりすると、
試験標の検出が困難な場合もある。
【0005】本発明は上述の点を考慮してなされたもの
で、電力量計の試験標を安定して確実に検出することが
できる検出器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明では、電力量計における計測電力量に応じて回転す
る回転円盤の周囲に設置され、前記回転円盤に付された
試験標を光学的に検知し、検出信号を形成する検出手段
と、この検出手段における検出信号から外光成分を除去
して純化された信号を形成する外光除去回路と、この外
光除去回路で純化された信号のオフセット調整信号を形
成するオフセット調整回路と、このオフセット調整回路
の出力が与えられる乗算型D/A変換器およびこの乗算型D
/A変換器の出力を増幅するアナログ増幅器を有し、前記
乗算型D/A変換器が前記オフセット調整回路の出力の大
きさを調整した上で前記アナログ増幅器によって増幅す
ることにより振幅の大きさを適正範囲に調整する振幅調
整回路と、この振幅調整回路の出力をディジタル変換す
るA/D変換器と、このA/D変換器からのディジタル出力に
基づき、前記試験標の検出信号を形成するとともに、前
記振幅調整回路に前記ディジタル制御信号を与えるディ
ジタル演算器とをそなえた電力量計の試験標検出器、を
提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例の回路
構成を示したものである。この実施例は、投光回路1、
受光回路2、外光除去回路3、オフセット調整回路4、
振幅調整回路5、A/D変換器6、CPU(中央演算処理装
置)7、増幅器8および出力装置9により構成されてい
る。そして、本発明の特徴をなすのは、オフセット調整
回路4、振幅調整回路5、A/D変換器6およびCPU7に
より構成される信号処理部分である。
【0008】この図1において、発光回路1は、抵抗お
よび複数の発光ダイオードが直列接続されていて増幅器
8の出力が与えられて発光動作をするものであり、また
受光回路2は抵抗と複数の受光ダイオードが直列接続さ
れてその一端が電源+Vに接続された構成とされてい
る。
【0009】そして、発光回路1が増幅器8を介してCP
U7から与えられる発光信号に応じて点灯されると、そ
の光は電力量計の回転円盤の周縁部で反射されて受光回
路2の受光ダイオードに達する。
【0010】回転円盤には、その周縁部に試験標Mが付
されており、この試験標Mを検出する度に、受光回路2
の受光レベルが低下する。この受光レベルの変化を含ん
だ信号が、外光除去回路3に与えられる。
【0011】外光除去回路3は、アナログスイッチ3
1、2つのサンプルホールド回路32,33および減算
回路34により構成されている。そして、アナログスイ
ッチ31が、増幅器8の出力に応じて発光回路1の発光
動作と同期して切換動作を行うと、2つのサンプルホー
ルド回路32,33には、それぞれ受光回路2から異な
るタイミングで与えられた検出信号が保持される。
【0012】これら2つのサンプルホールド回路32,
33の保持信号は、減算回路34に与えられ、両信号の
共通部分である外光成分を検出することにより定常的に
生じている信号外成分を除去し、純化処理つまりできる
だけ試験標検出に対応した信号成分のみを取り出す処理
をして、オフセット調整回路4に与える。
【0013】オフセット調整回路4は、差動回路41、
D/A変換器42および増幅器43により構成される。差
動回路41には、外光除去回路3からの検出信号と、CP
U7の出力に基づくD/A変換器42および増幅器43を介
する調整信号とが与えられ、この調整信号に応じて検出
信号のオフセット調整がなされて振幅調整回路5に与え
られる。これにより、検出信号の零レベルが適当に調整
された上で振幅調整回路5に送られる。
【0014】振幅調整回路5は、乗算型D/A変換器51
と増幅器52とにより構成され、乗算型D/A変換器51
にはCPU7からディジタル制御信号が与えられ、このデ
ィジタル制御信号に応じてオフセット調整回路4から与
えられる検出信号の振幅を大小加減した上で、増幅器5
2およびA/D変換器6を介してCPU7に送る。
【0015】この振幅調整は、次のように行う。まず電
力量計の回転円盤が1回転する期間におけるCPU7の入力
信号の最大値を求める。この期間は、試験すべき電力量
計の試験条件から予め定めておく。そして、この回転円
盤が1回転する期間におけるCPU7の入力の最大値が、予
め定めた所定値となるようにCPU7が乗算型D/A変換器5
1に対してディジタル制御信号を与える。
【0016】すなわち、電力量計の回転円盤が1回転す
るだけの時間中、CPU7に入力を与えて最大値を認識さ
せ、この最大値が所定値より大きかったり小さかったり
すると、CPU7は、CPU7の入力が常に所定値になるよう
に、最大値が小さくなるような、あるいは大きくなるよ
うなディジタル制御信号を乗算型D/A変換器51に与え
る。この結果、CPU7の入力となる検出信号の振幅は、
常に安定して所定値になる。
【0017】なお、A/D変換器6、D/A変換器51は、例
えば8ビットのものを用いたとしても、両者で16ビット
の分解能が得られるから、振幅調整を十分な精度で行う
ことができる。
【0018】図2は、図1に示した実施例におけるCPU
7の動作内容を示すフローチャートである。
【0019】電源投入によりCPU7が動作開始すると、
ステップS1によりタイミング信号を発生し、増幅器8
を介して発光回路1およびアナログスイッチ31に与え
る。
【0020】次いでステップS2によりCPU7に対する
入力Xの読み取りを行う。入力Xの読み取りの後、ステ
ップS3により回転円板が1回転以上回転したか否かが
判定され、1回転するのを待ってステップS4に移行す
る。
【0021】1回転したらステップS4でタイミング信
号を停止し、ステップS5に移る。ステップS5では、
回転円板が1回転する間に試験標を検出して得られた検
出信号の最大値、最小値を知り、最小値をオフセット値
として設定する。
【0022】次いで、ステップS6に移行して、入力X
と比較すべき所定値Sを発生する。そして、ステップS
7に移行して「X=Sか否か」の判定を行い、所定値で
あればステップS10に移行して出力を生じ動作終了とな
る。
【0023】他方、入力Xが所定値でなければステップ
S8に移行して(X-S)を測定してステップS9に移行
し、(X-S)の大きさに応じて振幅調整係数Kを加減す
る。これにより、入力Xは所定値Sに等しくなるので、
ステップS10に移行して出力を生じ、動作終了とな
る。
【0024】図3は、図2に示した動作におけるオフセ
ット値の調整につき、示したものである。試験標の検出
信号は、図示するように、試験標による反射光量が減じ
ることに対応して試験標が検出位置を通過すると最大値
Maxから最小値Minに減じて再び最大値Maxに戻る、とい
う変化をする。ここで、最小値Minは、通常ゼロにはな
らずにある値を持っているから、この最小値Minをオフ
セット値として設定する。
【0025】そして、検出信号からオフセット値が差し
引かれ、最大値Maxと最小値Minとの間で変化する信号が
出力として取り出される。この出力が、常に所定範囲に
あるように、図2により前述した振幅調整が行われる。
【0026】(変形例)上記実施例では、発光回路およ
び受光回路が一組ずつの場合を想定したが、CPU7の入
力端にマルチプレクサと所要数のサンプルホールド回路
とを設けることにより、投受光回路の数が増しても、切
換方式で1つずつ検出信号をCPUに送り込むことができ
るから、複数の発光回路、受光回路がある場合でも対応
することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明は上述のように、電力量計の試験
標の検出信号を形成するCPUによってディジタル制御信
号を形成して乗算型D/A変換器に帰還させることによ
り、CPUの入力信号レベルの振幅値を最適値にするた
め、投受光器により検出した信号の大きさが変動しても
CPUには常に安定した検出信号が与えられる。この結
果、特性の異なる投受光素子を使用しても、あるいは投
受光器が回転円盤から離れて設置されていても、試験標
の検出が確実に安定して行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路構成を示す図。
【図2】図1に示した実施例におけるCPUの動作内容を
示すフローチャート。
【図3】図2のフローチャートによる動作中のオフセッ
ト値設定動作の説明図。
【図4】従来の電力量計における試験標検出器の回路構
成を示す図。
【符号の説明】
1 発光回路 2 受光回路 3 外光除去回路 31 アナログスイッチ 32,33 サンプルホールド回路 34 減算回路 4 オフセット調整回路 41 差動回路 42 D/A変換器 43 増幅器 5 振幅調整回路 51 乗算型D/A変換器 52 増幅器 6 A/D変換器 7 CPU 8 増幅器 9 出力回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力量計における計測電力量に応じて回転
    する回転円盤の周囲に設置され、前記回転円盤に付され
    た試験標を光学的に検知し、検出信号を形成する検出手
    段と、 この検出手段における検出信号から外光成分を除去して
    純化された信号を形成する外光除去回路と、 この外光除去回路で純化された信号のオフセット調整信
    号を形成するオフセット調整回路と、 このオフセット調整回路の出力が与えられる乗算型D/A
    変換器およびこの乗算型D/A変換器の出力を増幅するア
    ナログ増幅器を有し、前記乗算型D/A変換器が前記オフ
    セット調整回路の出力の大きさを調整した上で前記アナ
    ログ増幅器によって増幅することにより振幅の大きさを
    適正範囲に調整する振幅調整回路と、 この振幅調整回路の出力をディジタル変換するA/D変換
    器と、 このA/D変換器からのディジタル出力に基づき、前記試
    験標の検出信号を形成するとともに、前記振幅調整回路
    に前記ディジタル制御信号を与えるディジタル演算器と
    をそなえた電力量計の試験標検出器。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電力量計の試験標検出器に
    おいて、 前記ディジタル演算器は、 前記オフセット調整回路に、オフセット調整信号を与え
    るようにした電力量計の試験標検出器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006084686A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Yamaha Corp 物理量検出装置、物理量検出方法、物理量検出プログラム及び鍵盤楽器
JP2009198199A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Casio Comput Co Ltd 部材位置検出装置および電子時計
CN106094964A (zh) * 2016-08-19 2016-11-09 天津市百利电气有限公司 具有电能采样差分放大电路的微处理器

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