JP2003315130A - 流量測定装置 - Google Patents

流量測定装置

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JP2003315130A JP2003010165A JP2003010165A JP2003315130A JP 2003315130 A JP2003315130 A JP 2003315130A JP 2003010165 A JP2003010165 A JP 2003010165A JP 2003010165 A JP2003010165 A JP 2003010165A JP 2003315130 A JP2003315130 A JP 2003315130A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 増幅回路Cの増幅率を小さくできること。ま
た、電気トリムにて増幅率の調整を行う際に、吸気温に
応じて出力が変化することを防止できること。 【解決手段】 エアフロメータの出力回路Bは、発熱抵
抗体8の上流側近傍に配置された2個の測温抵抗体9
と、固定値を有する2個の抵抗体19、20とで形成さ
れるブリッジ回路を構成している。このブリッジ回路
は、第1の測温抵抗体9aと第2の測温抵抗体9bとを
ブリッジ回路の対角に配置して形成される。この構成に
よれば、ブリッジ回路における一方の中点の電位が高く
なると、他方の中点の電位が低くなり、一方の中点の電
位が低くなると、他方の中点の電位が高くなる。従っ
て、増幅回路Cにて両中点の電位を差動増幅することに
より、従来の流量測定装置より大きな出力を得ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体流量を測定す
る流量測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、特許文献1(従来技術
A)及び特許文献2(従来技術B)に開示された流量測
定装置がある。従来技術Aは、流体流量及び流体の流れ
方向により温度が変化する測温抵抗体を発熱抵抗体の上
流側に配置し、この測温抵抗体で検出した温度により流
体流量及び流体の流れ方向を検出している。従来技術B
は、発熱抵抗体の上流側に第1測温抵抗体を配置し、更
に発熱抵抗体と第1測温抵抗体との間に第2測温抵抗体
を配置して、第1測温抵抗体と第2測温抵抗体との差分
から流体流量を検出している。
【0003】
【特許文献1】特開2000-193505 号公報
【特許文献2】特開平9-243423号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
技術Aでは、測温抵抗体の温度変化が小さいため、出力
電圧を増幅する時の増幅率を大きくする必要がある。こ
の場合、例えば製品毎のばらつきを抑えるために増幅率
を調整する際に、僅かな調整によって出力が大きく変動
する(調整精度が悪い)ため、出力調整が非常に困難で
あった。また、従来技術Bでも、従来技術Aと同様に、
第1測温抵抗体と第2測温抵抗体との温度差変化が小さ
いため、増幅率が非常に大きくなり、組み付け時の調整
精度が悪くなるという問題があった。
【0005】更に、増幅率を調整する方法として、通常
では高価なレーザトリミング装置を使用するため、製品
単価が高くなってしまう。また、完成品の状態でトリミ
ングすることができない、つまり増幅率を調整するため
には、チップ上の抵抗膜に対し直接レーザ光を照射する
必要があるため、ハウジング等にセンサチップが収納さ
れた完成品の状態ではトリミングすることができない。
このため、トリミングした後にカバー等を被せて密閉し
た時に出力特性がずれる可能性がある。なお、トリミン
グを電気的に行う電気トリムが公知であるが、この電気
トリムは、流体温度が一定の状態であれば有効である
が、流体温度が変化すると出力が変化するため、例えば
自動車の吸気量を検出するエアフロメータ等の様に、流
体温度が変化する場合には、正確な流量検出ができない
という問題がある。
【0006】本発明は、上記事情に基づいて成されたも
ので、第1の目的は、増幅回路の増幅率を小さくして出
力調整を容易にできること。第2の目的は、外部からの
電気信号によって増幅率の調整を行うことができ、且つ
流体温度による出力特性の変化を低減できる流量測定装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】(請求項1の発明)本発
明は、流体温度を検出するための流体温度検出用抵抗
と、流体流れに晒される発熱抵抗体とを有し、流体温度
検出用抵抗で検出される流体温度に対し、発熱抵抗体の
温度を所定温度だけ高温に制御する発熱体制御回路と、
流体流れの一方向に対し発熱抵抗体の上流側近傍に配置
され、温度に応じて抵抗値が変化する測温抵抗体を有
し、この測温抵抗体を介して流体流量に応じた電圧を出
力する出力回路と、この出力回路の出力電圧を増幅する
増幅回路とを備えた流量測定装置であって、測温抵抗体
は、第1の測温抵抗体と第2の測温抵抗体とで構成さ
れ、出力回路は、第1の測温抵抗体と第2の測温抵抗体
とを対角に配置した第1のブリッジ回路を有し、増幅回
路は、第1のブリッジ回路における中点間の電位差を増
幅して出力することを特徴とする。
【0008】この構成によれば、例えば流体流量が増加
して発熱抵抗体の温度が低下すると、その発熱抵抗体か
らの熱影響により第1及び第2の測温抵抗体の温度が低
下して抵抗値が変化する(例えば小さくなる)。この第
1及び第2の測温抵抗体が第1のブリッジ回路の対角に
配置されているので、第1及び第2の測温抵抗体の抵抗
値が共に低下すると、第1のブリッジ回路における一方
の中点の電位が高くなり、他方の中点の電位が低くな
る。従って、増幅回路にて両中点の電位を差動増幅する
ことにより、従来の流量測定装置と比較して最大2倍の
出力を得ることが可能であり、その分、増幅回路の増幅
率(ゲイン)を小さくできる。
【0009】また、増幅回路では、第1のブリッジ回路
における中点間の電位差を増幅しているので、流体流れ
が生じていない時の出力電圧を略0Vに近づけることが
できる。その結果、所定の増幅率(オフセット)を得る
ために必要な調整精度を低くできる(ラフにできる)の
で、組み付け時の出力調整が容易である。
【0010】(請求項2の発明)請求項1に記載した流
量測定装置において、第1の測温抵抗体と第2の測温抵
抗体は、発熱抵抗体からの熱影響を同等に受ける位置に
配置され、且つ両者の抵抗値が略同一である。この構成
では、発熱抵抗体からの熱影響により、第1及び第2の
測温抵抗体が同等の抵抗値変化を示すことになる。その
結果、従来の流量測定装置と比較して略2倍の出力を得
ることが可能であり、効果的に増幅回路の増幅率(ゲイ
ン)を小さくできる。
【0011】(請求項3の発明)請求項1または2に記
載した流量測定装置において、流体温度に応じて抵抗値
が変化する第1の抵抗体と第2の抵抗体とを有し、この
第1及び第2の抵抗体と第1及び第2の測温抵抗体とで
第1のブリッジ回路を形成している。第1及び第2の測
温抵抗体は、温度に応じて抵抗値が変化するため、発熱
抵抗体からの熱影響だけでなく、流体温度の影響も受け
る。このため、流体温度が変化しても安定した出力が得
られる様に、流体温度に応じて抵抗値が変化する第1及
び第2の抵抗体を第1のブリッジ回路に使用することに
より、温度特性のずれを補償することができる。
【0012】(請求項4の発明)請求項1〜3に記載し
た何れかの流量測定装置において、発熱体制御回路は、
入力端子に対し流体温度検出用抵抗と発熱抵抗体とを並
列に接続した第2のブリッジ回路を有し、この第2のブ
リッジ回路を形成する全ての抵抗体が同一の基板内に配
置されている。
【0013】基板上に設けられる抵抗体の抵抗値がばら
つく要因は、膜厚のばらつきに因るところが大きい。従
って、流体温度検出用抵抗及び発熱抵抗体と共に第2の
ブリッジ回路を形成する他の抵抗体が、流体温度検出用
抵抗及び発熱抵抗体と共に同一の基板上に形成されてい
ないと、製品毎に抵抗値のばらつきを調整する必要が生
じる。これに対し、同一の基板上であれば膜厚が安定し
ているため、第2のブリッジ回路を形成する全ての抵抗
体を1つの基板内に配置することにより、抵抗値のばら
つきを極力小さくできるため、レーザトリミング等によ
る回路調整(抵抗値の調整)を廃止できる。
【0014】(請求項5の発明)本発明の流量測定装置
は、信号生成回路にて生成された電圧信号にゲインとオ
フセットを与えて増幅する増幅回路(ゲイン設定回路と
オフセット設定回路)を備える。オフセット設定回路
は、設定されるオフセット値が流体温度に応じて変化す
る第1のオフセット設定領域と、設定されるオフセット
値が流体温度に応じて変化しない第2のオフセット設定
領域とを有し、第1のオフセット設定領域で設定された
第1のオフセット値と第2のオフセット設定領域で設定
された第2のオフセット値とを加算して全体のオフセッ
ト値が決定され、且つ第1のオフセット設定領域と第2
のオフセット設定領域との割合を外部からの電気信号に
よって調整可能に設けられていることを特徴とする。
【0015】この構成によれば、増幅回路の増幅率(ゲ
インとオフセット)を外部からの電気信号によって調整
できるので、高価なレーザトリミング装置を使用する必
要がなく、回路調整を安価に且つ容易に実施できる。ま
た、オフセット設定回路では、流体温度に応じて変化す
る第1のオフセット値と流体温度に応じて変化しない第
2のオフセット値との割合を調整できるので、流体温度
に応じたオフセット調整が可能である。これにより、流
体温度の変化に係わらず、安定した出力特性を得ること
ができる。また、製品毎による出力特性のバラツキも補
正できる。
【0016】(請求項6の発明)請求項5に記載した流
量測定装置において、オフセット設定回路は、流体温度
に応じて抵抗値が変化する第3の抵抗体を有し、この第
3の抵抗体により第1のオフセット値が設定されること
を特徴とする。この場合、第3の抵抗体によって流体温
度を検出することにより、実際の流体温度に応じて第1
のオフセット値を設定できるので、流体温度に応じたオ
フセット調整を精度良く行うことができる。
【0017】(請求項7の発明)請求項6に記載した流
量測定装置において、第3の抵抗体は、流量検出部と共
に同一の基板上に設けられていることを特徴とする。こ
の場合、流量検出部から離れた位置の流体温度ではな
く、流量検出部を通過する流体の温度を検出できるの
で、流体温度が過渡的に変化している場合でも、オフセ
ット調整を精度良く行うことができる。
【0018】(請求項8の発明)請求項7に記載した流
量測定装置において、第3の抵抗体は、流量検出部から
熱的及び電気的に影響を受けない位置に配置されている
ことを特徴とする。これにより、流体温度を精度良く検
出できる。
【0019】(請求項9の発明)請求項5〜8に記載し
た何れかの流量測定装置において、増幅回路は、ゲイン
設定回路及びオフセット設定回路に電気信号を伝送する
ための調整端子を有し、この調整端子に外部からの電気
信号を入力してゲイン調整及びオフセット調整が行われ
ることを特徴とする。これにより、増幅率(ゲインとオ
フセット)の調整を外部からの電気信号により容易に行
うことができる。
【0020】(請求項10の発明)請求項5〜9に記載
した何れかの流量測定装置において、流量検出部は、流
体流れに配置される第1の流量検出部と、この第1の流
量検出部より下流側に配置される第2の流量検出部とで
構成され、信号生成回路は、第1の流量検出部で検出さ
れた流体情報と第2の流量検出部で検出された流体情報
とに基づき、流体流量に応じた電圧信号を生成すること
を特徴とする。
【0021】(請求項11の発明)請求項5〜9に記載
した何れかの流量測定装置において、流量検出部は、流
体温度を検出するための流体温度検出用抵抗と、この流
体温度検出用抵抗で検出される流体温度より所定温度だ
け高温に制御される発熱抵抗体とを有し、信号生成回路
は、流体流れの一方向に対し発熱抵抗体の上流側近傍、
あるいは発熱抵抗体の上流側近傍と下流側近傍との双方
に配置され、温度に応じて抵抗値が変化する測温抵抗体
を有し、この測温抵抗体を介して流体流量に応じた電圧
を出力することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の流量測定装置を内燃機関の吸気
量を計測するエアフロメータ1に用いた実施例を説明す
る。図1はエアフロメータ1の制御回路図、図2はエア
フロメータ1に使用される吸気量センサ2の平面図であ
る。
【0023】エアフロメータ1は、図3に示す様に、内
燃機関の吸気管3に取り付けられるセンサボディ4と、
このセンサボディ4に保持される吸気量センサ2、及び
吸気量センサ2と信号線(例えばプリント配線)によっ
て電気的に接続された回路ユニット5より構成される。
センサボディ4は、吸気管3の内部に突き出た状態で取
り付けられ、吸気の一部が通過できる略U字状のバイパ
ス通路4a(流体通路)を形成している。
【0024】吸気量センサ2は、基板6(図4参照)上
に複数の抵抗体(下述する)を形成した1枚のセンサチ
ップ(図2参照)によって構成され、バイパス通路4a
に配置されて吸気流れに晒されている。基板6上に形成
される抵抗体は、図2に示す様に、吸気温度を検出する
ための吸気温検出抵抗体7、この吸気温検出抵抗体7で
検出される吸気温度より所定温度だけ高温に維持される
発熱抵抗体8、及び温度に応じて抵抗値が変化する2個
の測温抵抗体9(第1の測温抵抗体9aと第2の測温抵
抗体9b)であり、吸気の流れ方向(順流)に対し、発
熱抵抗体8より上流に吸気温検出抵抗体7が配置され、
発熱抵抗体8の上流側近傍に2個の測温抵抗体9が配置
されている。
【0025】但し、吸気温検出抵抗体7は、発熱抵抗体
8の熱が温度検出に影響を及ぼさない様に、発熱抵抗体
8から所定距離だけ離れた位置に配置される。また、第
1の測温抵抗体9aと第2測温抵抗体9bは、発熱抵抗
体8からの熱影響を同等に受ける位置(発熱抵抗体8か
ら略等距離の位置)に配置され、且つ発熱抵抗体8の温
度変化に対し略同一の抵抗値変化を示す様に、互いの表
面積が略同一に設けられている。
【0026】ここで、吸気量センサ2の製造工程を図4
に基づいて説明する。 第1工程…Si基板6の表面に下部膜10を形成する。 この下部膜10は、例えばSi3N4 膜とSiO2膜とを組み合
わせた2層膜である。この2層膜を用いたのは、圧縮応
力膜と引っ張り応力膜とを組み合わせて下部膜10に生
じる応力を緩和させるためである。なお、Si基板6の裏
面には、Si3N4膜11が形成される。
【0027】第2工程…抵抗体(吸気温検出抵抗体7、
発熱抵抗体8、測温抵抗体9)を形成する目的として、
下部膜10の上に接着層(例えば50ÅのTi層)を介し
てPt膜12を200 ℃で真空蒸着機により2000Å堆積させ
る(図4(a) 参照)。なお、抵抗体の材料としては、ポ
リシリコン、NiCr、TaN 、SiC 、W 、Ti等、抵抗体とし
て働くものであれば何でも良い。
【0028】第3工程…下部膜10の上に形成されたPt
膜12に対し、吸気温検出抵抗体7、発熱抵抗体8、及
び測温抵抗体9がそれぞれ所定の形状となるように、エ
ッチング処理により不要な部分を除去する(図4(b) 参
照)。 第4工程…各抵抗体の上部に保護膜13を形成する(図
4(c) 参照)。この保護膜13は、下部膜10と同様
に、Si3N4 膜とSiO2膜とを組み合わせた2層膜とする。
但し、保護膜13として作用するものであれば、TiO2
Al2O3 、Ta2O5 、MgO 膜等の単一膜あるいは多層膜でも
何でも良い。
【0029】第5工程…Si基板6に空洞部14を形成す
る(図4(d) 参照)。この空洞部14は、発熱抵抗体8
と測温抵抗体9とが配置される部分(図2に示す破線部
分)に設けられる。具体的には、Si基板6の裏面に堆積
させたSi3N4 膜11を部分的にエッチングして基板裏面
を露出させた後、TMAH溶液によってSi基板6の裏面側か
ら異方性エッチングを行って空洞部14を形成する。こ
の時のエッチングは、TMAH溶液による異方性エッチング
だけでなく、空洞部14が形成できれば何でも良い。
【0030】回路ユニット5は、図1に示す様に、吸気
温検出抵抗体7で検出される吸気温度に対し、発熱抵抗
体8の温度を所定温度(例えば200 ℃) だけ高い設定温
度に制御するための発熱体制御回路Aと、吸気量に応じ
た電圧を出力する出力回路Bと、この出力回路Bの出力
電圧を増幅する増幅回路Cとを有している。
【0031】発熱体制御回路Aは、4個の抵抗体を接続
して形成されるブリッジ回路(本発明の第2のブリッジ
回路)と、このブリッジ回路の中点に接続されるオペア
ンプ15、及びオペアンプ15の出力に基づいてON/OFF
するトランジスタ16より構成される。ブリッジ回路
は、発熱抵抗体8と吸気温検出抵抗体7にそれぞれ固定
値を有する第1及び第2の抵抗体17、18が直列に接
続され、発熱抵抗体8と吸気温検出抵抗体7との接続点
がトランジスタ16を介して電源端子に接続され、第1
及び第2の抵抗体17、18の接続点がアース接続され
ている。
【0032】この発熱体制御回路Aは、発熱抵抗体8の
温度が設定温度より低くなると、発熱抵抗体8の抵抗値
が低下してブリッジ回路の中点間に電位差が生じるた
め、オペアンプ15の出力によりトランジスタ16がON
して発熱抵抗体8に電流が流れることにより、発熱抵抗
体8の温度が上昇する。その後、発熱抵抗体8の温度が
設定温度まで上昇して抵抗値が大きくなり、中点間の電
位差が無くなると、オペアンプ15の出力によりトラン
ジスタ16がOFF して発熱抵抗体8への電流供給が遮断
される。これにより、発熱抵抗体8は、吸気温検出抵抗
体7で検出される吸気温度より所定温度だけ高い設定温
度に制御される。
【0033】出力回路Bは、2個の測温抵抗体9と固定
値を有する2個の抵抗体19、20とで形成されるブリ
ッジ回路(本発明の第1のブリッジ回路)を構成してい
る。このブリッジ回路は、第1の測温抵抗体9aと第2
の測温抵抗体9bとをブリッジ回路の対角に配置して形
成される。従って、2個の抵抗体19、20は、一方の
抵抗体19が第1の測温抵抗体9aの低電位側に接続さ
れ、他方の抵抗体20が第2の測温抵抗体9bの高電位
側に接続される。なお、2個の抵抗体19、20は抵抗
値が同一である。
【0034】ここで、測温抵抗体9の検出温度と吸気流
れとの関係について、図5及び図6を基に説明する。吸
気管3に吸気流れが生じると、発熱抵抗体8に温度分布
が生じる。つまり、発熱抵抗体8は、吸気温度より所定
温度だけ高い設定温度に制御されるため、吸気流れによ
り発熱抵抗体8の上流部側が冷却されて温度が低下する
と、その分だけ下流部側の温度が上昇して、図5に示す
様な温度分布を生じる。この温度分布は、吸気量が多く
なる程、温度勾配が大きくなる。なお、図中の実線グラ
フは、吸気がエンジンに向かって流れる時(順流と呼
ぶ)の温度分布を示し、破線グラフは、吸気管3を吸気
が逆流する時(逆流と呼ぶ)の温度分布を示している。
【0035】測温抵抗体9は、吸気流れが順流の時に、
発熱抵抗体8の上流側近傍に配置されているので、発熱
抵抗体8の上流部と同様の温度変化を示す。つまり、測
温抵抗体9の検出温度は、図6に示す様に、無風時(吸
気量=0)の検出温度を基準温度と呼ぶ時に、順流の時
に基準温度より低くなり、逆流の時に基準温度より高く
なる。また、吸気の流れ方向に係わらず、吸気量が多く
なる程、測温抵抗体9の検出温度と基準温度との温度差
が大きくなる。
【0036】増幅回路Cは、ブリッジ回路の中点間に生
じる電位差を増幅(ゲインとオフセット)してECU
(図示しない)に出力する。ECUは、例えば電圧と吸
気量との相関マップを有しており、回路ユニット5(増
幅回路C)から出力された電圧に基づいて吸気量を検出
する。
【0037】次に、第1実施例の作用及び効果を説明す
る。本実施例のエアフロメータ1は、発熱抵抗体8の上
流側近傍に第1の測温抵抗体9aと第2の測温抵抗体9
bとを配置し、その第1及び第2の測温抵抗体9a、9
bをブリッジ回路(出力回路B)の対角に配置してい
る。この構成によれば、ブリッジ回路における一方の中
点の電位が高くなると、他方の中点の電位が低くなり、
一方の中点の電位が低くなると、他方の中点の電位が高
くなる。従って、増幅回路Cにて両中点の電位を差動増
幅することにより、従来の流量測定装置より大きな出力
を得ることができる。
【0038】特に、本実施例では、発熱抵抗体8の温度
変化に応じて第1及び第2の測温抵抗体9a、9bが略
同一の抵抗値を示すと共に、2個の抵抗体19、20の
抵抗値が同一であることから、従来の流量測定装置と比
較して略2倍の出力を得ることができる。その結果、増
幅回路Cの増幅率(ゲイン)を小さくできるので(図7
参照)、温度特性の影響を受け難く、吸気温度が変化し
ても出力が大きく変化することはなく、正確な流量検出
が可能である。
【0039】また、増幅回路Cでは、ブリッジ回路にお
ける中点間の電位差を増幅しているので、吸気流れが生
じていない時の出力電圧を略0Vに近づけることができ
る。その結果、所定の増幅率(オフセット)を得るため
に必要な調整精度を低くできる(ラフにできる)ので、
回路調整が容易である(図8参照)。
【0040】(第2実施例)図9はエアフロメータ1の
制御回路図、図10はエアフロメータ1に使用される吸
気量センサ2の平面図である。本実施例は、第1及び第
2の測温抵抗体9a、9bと共にブリッジ回路を形成す
る2個の抵抗体21、22を、吸気温度に応じて抵抗値
が変化するものとした一例である。
【0041】出力回路Bを構成するブリッジ回路(図9
参照)に使用される第1及び第2の測温抵抗体9a、9
bは、第1実施例で説明した様に、温度に応じて抵抗値
が変化するため、発熱抵抗体8からの熱影響だけでな
く、吸気温度の影響も受ける。従って、吸気温度に応じ
て抵抗値が変化する2個の抵抗体21、22をブリッジ
回路に使用することで温度特性のずれを補償することが
でき、吸気温度が変化しても安定した出力を得ることが
できる。また、図10に示す様に、2個の抵抗体21、
22を他の抵抗体(吸気温検出抵抗体7、発熱抵抗体
8、測温抵抗体9)と共に同一の基板6上に設けること
により、抵抗値のばらつきを極力小さくできる。
【0042】(第3実施例)図11はエアフロメータ1
の制御回路図、図12はエアフロメータ1に使用される
吸気量センサ2の平面図である。本実施例は、発熱体制
御回路Aに使用されるブリッジ回路(図11参照)を形
成する全ての抵抗体(吸気温検出抵抗体7、発熱抵抗体
8、第1及び第2の抵抗体17、18)を同一の基板6
上に形成した場合の一例である。
【0043】基板6上に設けられる抵抗体の抵抗値がば
らつく要因は、膜厚(第1実施例ではPt膜の厚さ)のば
らつきに因るところが大きい。従って、第1及び第2の
抵抗体17、18が吸気温検出抵抗体7及び発熱抵抗体
8と共に同一の基板6上に形成されていないと、製品毎
に抵抗値のばらつきを調整する必要が生じる。これに対
し、同一の基板6上であれば膜厚が安定しているため、
ブリッジ回路を形成する全ての抵抗体を1つの基板6上
に形成する(図12参照)ことにより、抵抗値のばらつ
きを極力小さくできるため、レーザトリミング等による
回路調整(抵抗値の調整)を廃止できる。
【0044】(第4実施例)図13はエアフロメータ1
の制御回路図、図14はエアフロメータ1に使用される
吸気量センサ2の平面図である。本実施例は、増幅回路
Cの増幅率(ゲインとオフセット)を電気トリムにて調
整する場合の一例である。この電気トリムとは、増幅回
路Cに設けられた電気トリム端子23(本発明の調整端
子:図13参照)に、製品の外部から電気信号(例え
ば、シリアルのデジタル信号やアナログ信号)を入力し
て、増幅回路Cに内蔵された不揮発性メモリ等に所定の
増幅率と成るようにデータを書き込み、その書き込まれ
たデータに基づいて出力調整することを言う。
【0045】増幅回路Cは、測温抵抗体9に印加される
電圧(ゲイン電圧)を変化させてゲイン調整を行うゲイ
ン設定回路(図示しない)と、オフセット電圧を変化さ
せてオフセット調整を行うオフセット設定回路(図示し
ない)とを有し、上記のメモリに書き込まれたデータに
基づいてゲイン電圧及びオフセット電圧を変化させるこ
とにより、所定の増幅率に調整する。この電気トリム調
整では、増幅回路Cの増幅率を外部からの電気信号によ
って調整するので、高価なレーザトリミング装置を使用
する必要がなく、回路調整を安価に且つ容易に実施でき
る。
【0046】但し、電気トリム調整では、ゲイン調整時
に測温抵抗体9の印加電圧を変化させるため、ゲイン調
整を行うことによって温度特性が変化し、吸気温度に応
じて出力が変化するという問題が生じる。これに対し、
本実施例の増幅回路Cは、図13に示す様に、吸気温度
に応じて抵抗値が変化する第3の抵抗体24を有し、こ
の第3の抵抗体24により電圧降下する第1のオフセッ
ト電圧と、吸気温度が変化しても電圧値が変化しない第
2のオフセット電圧とでオフセット電圧を構成してい
る。なお、第3の抵抗体24は、図14に示す様に、他
の抵抗体と共に同一の基板6上に形成されている。
【0047】これにより、第1のオフセット電圧が吸気
温度に応じて変化するので、温度特性が変化するオフセ
ット調整を行うことができ、ゲイン調整によって生じた
温度特性の変化分をキャンセルできる。その結果、電気
トリムによって増幅率を調整した場合でも、吸気温度に
応じて出力が変化することはなく、正確な流量検出が可
能となる。なお、この第4実施例は、第1〜第3実施例
の構成(第1の測温抵抗体9aと第2の測温抵抗体9b
を対角に配置したブリッジ回路を有する)に適用できる
だけでなく、従来の流量測定装置(測温抵抗体を発熱抵
抗体の上流側近傍と下流側近傍との双方に配置し、この
双方の測温抵抗体をブリッジ回路の対角に配置するので
はなく、ブリッジ回路の隣り合う位置に配置したもの)
にも適用できる。
【0048】(第5実施例)図15はエアフロメータ1
の制御回路図である。本実施例のエアフロメータ1は、
第1実施例と同様に、略U字状のバイパス通路4a(流
体通路)を形成するセンサボディ4と、バイパス通路4
aに配置されて吸気流れに晒されされる吸気量センサ
2、及び吸気量センサ2と信号線(例えばプリント配
線)によって電気的に接続された回路ユニット5より構
成される(図3参照)。
【0049】吸気量センサ2は、吸気量及び吸気の流れ
方向に関する情報を検出するもので、図16に示す様
に、1枚の半導体基板6(Si基板)を有し、この半導体
基板6に、第1の流量検出部を構成する上流側ヒータ2
6と上流側温度計25、第2の流量検出部を構成する下
流側ヒータ28と下流側温度計27、補正用温度計29
(後述する)、及びリード部L1〜L8が設けられ、このリ
ード部L1〜L8に、回路ユニット5との接続端子となるパ
ッドP1〜P8が形成されている。
【0050】上流側ヒータ26と下流側ヒータ28は、
それぞれ電流の供給を受けて発熱する抵抗体であると共
に、その抵抗温度係数の変化に基づいて自身の温度を感
知する感温体としても機能する。上流側温度計25と下
流側温度計27は、吸気温度を検出するための抵抗体で
あり、それぞれ上流側ヒータ26及び下流側ヒータ28
の熱が温度検出に影響を及ぼさない様に、上流側温度計
25及び下流側温度計27から所定距離だけ離れた位置
に設けられる。
【0051】ここで、吸気量センサ2の製造工程を図1
7に基づいて説明する。 第1工程…半導体基板6の表面に下部膜10を形成す
る。この下部膜10は、例えばSi3N4 膜とSiO2膜とを組
み合わせた2層膜である。この2層膜を用いたのは、圧
縮応力膜と引っ張り応力膜とを組み合わせて下部膜10
に生じる応力を緩和させるためである。なお、半導体基
板6の裏面には、Si3N4 膜11が形成される。
【0052】第2工程…下部膜10上に抵抗体(上流側
ヒータ26、下流側ヒータ28、上流側温度計25、下
流側温度計27、補正用温度計29、リード部L1〜L8)
を形成する目的として、下部膜10の上に接着層(例え
ば50ÅのTi層)を介してPt膜12を200 ℃で真空蒸着
機により2000Å堆積させる(図17(a) 参照)。なお、
抵抗体の材料としては、ポリシリコン、NiCr、TaN 、Si
C 、W 、Ti等、抵抗体として働くものであれば何でも良
い。
【0053】第3工程…下部膜10の上に形成されたPt
膜12に対し、上流側ヒータ26、下流側ヒータ28、
上流側温度計25、下流側温度計27、補正用温度計2
9、リード部L1〜L8が、それぞれ所定の形状となるよう
に、エッチング処理により不要な部分を除去する(図1
7(b) 参照)。 第4工程…各抵抗体の上部に保護膜13を形成する(図
17(c) 参照)。この保護膜13は、下部膜10と同様
に、Si3N4 膜とSiO2膜とを組み合わせた2層膜とする。
但し、保護膜13として作用するものであれば、TiO2
Al2O3 、Ta2O5、MgO 膜等の単一膜あるいは多層膜でも
何でも良い。
【0054】第5工程…半導体基板6に空洞部14を形
成して薄膜部MBを設ける(図17(d) 参照)。空洞部1
4は、半導体基板6の裏面側から表面側へ向かって開口
面積が次第に減少する矩形状に形成される。具体的に
は、半導体基板6の裏面に堆積させたSi3N4 膜11を部
分的にエッチングして基板裏面を露出させた後、TMAH溶
液によって半導体基板6の裏面側から異方性エッチング
を行って形成される。この時のエッチングは、TMAH溶液
による異方性エッチングだけでなく、空洞部14が形成
できれば何でも良い。
【0055】薄膜部MBは、上流側ヒータ26と下流側ヒ
ータ28とが形成される位置に設けられ、吸気量センサ
2の他の箇所と比べて、その膜厚が薄く形成されるた
め、熱容量が低く抑えられ、且つ吸気量センサ2の他の
箇所との熱的な絶縁が図られている。これにより、薄膜
部MBに設けられる上流側ヒータ26と下流側ヒータ28
は、半導体基板6の温度に影響されることなく、吸気量
の変化に感度良く応答することができる。
【0056】回路ユニット5は、図15に示す様に、吸
気量センサ2にて検出された情報に基づいて、吸気量及
び吸気の流れ方向に応じた電気信号(電圧信号)を生成
する信号生成回路SGと、この信号生成回路SGにて生成さ
れた電気信号を増幅する増幅回路ACとを備え、この増幅
回路ACで増幅された電気信号が、吸気量及び吸気の流れ
方向を示す検出結果として、出力端子30より図示しな
いECU(エンジン制御装置)に出力される。信号生成
回路SGは、上流側ホイーストンブリッジ回路(上流側ブ
リッジ回路UHB と略す)と、下流側ホイーストンブリッ
ジ回路(下流側ブリッジ回路DHB と略す)、及び差動増
幅回路COP 等で構成される。
【0057】上流側ブリッジ回路UHB は、上流側ヒータ
26と上流側温度計25、及び上流側ヒータ26に直列
接続される抵抗体32と上流側温度計25に直列接続さ
れる抵抗体31とで形成され、上流側ヒータ26と上流
側温度計25との接続点Paがトランジスタ33を介して
電源端子に接続され、抵抗体31と抵抗体32との接続
点UGがアース接続されている。また、ブリッジ回路UHB
の2つの中間点Ua、Ubにはオペアンプ34が接続されて
いる。このオペアンプ34は、上流側ヒータ26での電
圧降下によって生じる中間点Ubの電位と、上流側温度計
25での電圧降下によって生じる中間点Uaの電位とが取
り込まれ、上流側ヒータ26での電圧降下と上流側温度
計25での電圧降下とが等しくなる様に、言い換える
と、ブリッジ回路UHB の平衡条件を成立させるべく、取
り込まれた電位差に応じてトランジスタ33を制御す
る。
【0058】上記のブリッジ回路UHB は、平衡条件が成
立した時に、上流側ヒータ26の温度が上流側温度計2
5で計測される吸気温度より所定値(例えば200 ℃)だ
け高くなる様に設定されている。なお、環境温度に係わ
らず、上流側ヒータ26の温度が上流側温度計25で計
測される吸気温度より所定値だけ高くなる時に上記平衡
条件が成立するために、上流側ヒータ26と上流側温度
計25とは、抵抗温度係数が互いに等しく設定されてい
る。
【0059】下流側ブリッジ回路DHB は、下流側ヒータ
28と下流側温度計27、及び下流側ヒータ28に直列
接続される抵抗体36と下流側温度計27に直列接続さ
れる抵抗体35とで形成され、下流側ヒータ28と下流
側温度計27との接続点Pbがトランジスタ37を介して
電源端子に接続され、抵抗体35と抵抗体36との接続
点DGがアース接続されている。また、ブリッジ回路DHB
の2つの中間点Da、Dbにはオペアンプ38が接続されて
いる。このオペアンプ38の働き、及びブリッジ回路DH
B の機能は、上流側と同じであり、その説明は省略す
る。
【0060】差動増幅回路COP は、上流側ブリッジ回路
UHB から取り出される電位(中間点Ubの電位)と、下流
側ブリッジ回路DHB から取り出される電位(中間点Dbの
電位)とを取り込んで、両方の電位差に応じた信号を生
成する。増幅回路ACは、差動増幅回路COP にて生成され
る信号が小さく(図18(a) 参照)、そのままの信号で
はECU内のA/D変換(0-5V)に対して変化が小さい
(ビット誤差が生じる)ので、図18(b) に示す様に、
差動増幅回路COP にて生成された信号を増幅(ゲイン:
一定割合変化、オフセット:一定値変化)して出力す
る。
【0061】但し、製品毎に増幅率が異なるため、各々
のばらつきを補正するために増幅率を調整する必要があ
る。この増幅率の調整は、外部からの電気信号によって
行われる。具体的には、増幅回路ACに接続された調整端
子39(図15参照)に外部から電気信号を入力して、
増幅回路ACに内蔵された不揮発性メモリ等に所定の増幅
率が得られるようにデータを書き込んで行われる。この
方法によれば、高価なレーザトリミング装置を使用する
必要がなく、製品組立後に増幅率の調整を行うことがで
きる。
【0062】また、上記のエアフロメータ1は、図19
に示す様に、吸気量に対する出力特性が吸気温度に応じ
て変化するため、その変化分を補正する必要がある。更
に、図中製品No.1〜3 に示す様に、温度特性が製品によ
っても異なるため、製品毎のばらつきを補正する必要が
ある。なお、図19は、吸気温度が20℃の時の出力特性
を基準として、吸気温度が80℃の時の出力特性を比較し
たものであり、図中製品No.1〜3 は、製品によるばらつ
きを示している。
【0063】これに対し、本実施例では、増幅回路ACに
て設定されるオフセット値に温度補正分を含ませると共
に、その温度補正分の割合を調整して全体のオフセット
値が決定される。つまり、図20に示す様に、温度補正
分として設定される第1のオフセット値と、温度補正分
以外に設定される第2のオフセット値とを加算して全体
のオフセット値が求められ、且つ図21に示す様に、第
1のオフセット値と第2のオフセット値との割合を調整
することにより、全体のオフセット値が決定される。
【0064】ここで、温度補正分として設定される第1
のオフセット値は、補正用温度計29(図15参照)で
得られた温度情報(吸気温度)に応じて抵抗値が変化す
る可変抵抗体(本発明の第1のオフセット設定領域:図
示せず)により設定され、第2のオフセット値は、補正
用温度計29で得られた温度情報によって抵抗値が変化
しない固定抵抗体(本発明の第2のオフセット設定領
域:図示せず)によって設定される。また、第1のオフ
セット値と第2のオフセット値との割合は、外部からの
電気信号を調整端子39に入力して、可変抵抗体と固定
抵抗体との割合を変更することにより調整できる。
【0065】本実施例の構成によれば、増幅回路ACで決
定される増幅率に温度依存性を持たせることができるの
で、図22に示す様に、吸気温度が変化した場合でも、
吸気量に関係なく、流量特性の変化率を略0%に抑える
ことが可能である。また、製品によって温度特性が異な
る場合でも、製品毎に増幅率の温度依存率を調整(第1
のオフセット値と第2のオフセット値との割合を調整)
できるので、製品毎のばらつきを非常に小さくできる。
【0066】なお、製品毎に増幅率の温度依存率を調整
しなかった場合(つまり、図19に示す製品No.2、No.3
に対して、製品No.1と同じ増幅率を与えた場合)には、
製品No.1と製品No.2及びNo.3とで温度特性が異なってい
るため、製品No.2、No.3のばらつきを抑えることができ
ず、正確な流量検出ができない(図23参照)。また、
補正用温度計29を吸気量センサ2に設けている(図1
6参照)ので、吸気温度が過渡的に変化している場合で
も、正確に補正することができる。
【0067】(変形例)本発明の流量測定装置は、上記
の実施例に示したエアフロメータ1以外に、例えば、ガ
スメータのガス流量計、給湯器の燃焼空気量を計測する
空気量計測器等にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアフロメータの制御回路図である(第1実施
例)。
【図2】吸気量センサの平面図である(第1実施例)。
【図3】エアフロメータを吸気管に取り付けた状態を示
す断面図である。
【図4】吸気量センサの製造工程図である。
【図5】吸気流れに対する発熱抵抗体の温度分布を示す
説明図である。
【図6】吸気量と測温抵抗体の検出温度との関係を示す
特性図である。
【図7】第1実施例の効果(回路の増幅率)を示す説明
図である。
【図8】第1実施例の効果(調整時に必要な精度)を示
す説明図である。
【図9】エアフロメータの制御回路図である(第2実施
例)。
【図10】吸気量センサの平面図である(第2実施
例)。
【図11】エアフロメータの制御回路図である(第3実
施例)。
【図12】吸気量センサの平面図である(第3実施
例)。
【図13】エアフロメータの制御回路図である(第4実
施例)。
【図14】吸気量センサの平面図である(第4実施
例)。
【図15】エアフロメータの制御回路図である(第5実
施例)。
【図16】吸気量センサの平面図である(第5実施
例)。
【図17】吸気量センサの製造工程図である(第5実施
例)。
【図18】差動増幅回路にて生成される信号と、増幅回
路で増幅された信号とを比較した出力線図である。
【図19】製品毎の温度特性のばらつきを示す出力特性
図である。
【図20】オフセットの内容を示す出力線図である。
【図21】吸気温度とオフセット値(第1のオフセット
と第2のオフセット値)との相関図である。
【図22】製品毎に温度特性のばらつきを調整した場合
の出力特性図である。
【図23】温度特性のばらつきを一定値で補正した場合
の出力特性図である。
【符号の説明】
1 エアフロメータ(流量測定装置) 4a バイパス通路(流体通路) 6 半導体基板 7 吸気温検出抵抗体(流体温度検出用抵抗) 8 発熱抵抗体 9a 第1の測温抵抗体(測温抵抗体9) 9b 第2の測温抵抗体(測温抵抗体9) 19 出力回路に使用される第1の抵抗体(第1実施
例) 20 出力回路に使用される第2の抵抗体(第1実施
例) 21 出力回路に使用される第1の抵抗体(第2〜第
4実施例) 22 出力回路に使用される第2の抵抗体(第2〜第
4実施例) 24 第3の抵抗体(第4実施例) 29 補正用温度計(第3の抵抗体:第5実施例) 39 調整端子 A 発熱体制御回路(第2のブリッジ回路) B 出力回路(第1のブリッジ回路) C 増幅回路(第1〜第4実施例) AC 増幅回路(第5実施例) SG 信号生成回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)流体温度を検出するための流体温度検出
    用抵抗と、流体流れに晒される発熱抵抗体とを有し、前
    記流体温度検出用抵抗で検出される流体温度に対し、前
    記発熱抵抗体の温度を所定温度だけ高温に制御する発熱
    体制御回路と、 b)流体流れの一方向に対し前記発熱抵抗体の上流側近傍
    に配置され、温度に応じて抵抗値が変化する測温抵抗体
    を有し、この測温抵抗体を介して流体流量に応じた電圧
    を出力する出力回路と、 c)この出力回路の出力電圧を増幅する増幅回路とを備え
    た流量測定装置であって、 前記測温抵抗体は、第1の測温抵抗体と第2の測温抵抗
    体とで構成され、 前記出力回路は、前記第1の測温抵抗体と前記第2の測
    温抵抗体とを対角に配置した第1のブリッジ回路を有
    し、 前記増幅回路は、前記第1のブリッジ回路における中点
    間の電位差を増幅して出力することを特徴とする流量測
    定装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した流量測定装置におい
    て、 前記第1の測温抵抗体と前記第2の測温抵抗体は、前記
    発熱抵抗体からの熱影響を同等に受ける位置に配置さ
    れ、且つ両者の抵抗値が略同一であることを特徴とする
    流量測定装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載した流量測定装置
    において、 流体温度に応じて抵抗値が変化する第1の抵抗体と第2
    の抵抗体とを有し、 この第1及び第2の抵抗体と前記第1及び第2の測温抵
    抗体とで前記第1のブリッジ回路を形成していることを
    特徴とする流量測定装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3に記載した何れかの流量測定
    装置において、 前記発熱体制御回路は、入力端子に対し前記流体温度検
    出用抵抗と前記発熱抵抗体とを並列に接続した第2のブ
    リッジ回路を有し、この第2のブリッジ回路を形成する
    全ての抵抗体が同一の基板内に配置されていることを特
    徴とする流量測定装置。
  5. 【請求項5】流体通路内に配置され、その流体通路を流
    れる流体流量に関する情報を検出する流量検出部と、 この流量検出部で検出された流体情報に基づき、流体流
    量に応じた電圧信号を生成する信号生成回路と、 この信号生成回路にて生成された電圧信号にゲインとオ
    フセットを与えて増幅する増幅回路とを備えた流量測定
    装置であって、 前記増幅回路は、ゲインを設定するゲイン設定回路と、
    オフセットを設定するオフセット設定回路とを有し、 このオフセット設定回路は、設定されるオフセット値が
    流体温度に応じて変化する第1のオフセット設定領域
    と、設定されるオフセット値が流体温度に応じて変化し
    ない第2のオフセット設定領域とを有し、前記第1のオ
    フセット設定領域で設定された第1のオフセット値と前
    記第2のオフセット設定領域で設定された第2のオフセ
    ット値とを加算して全体のオフセット値が決定され、且
    つ前記第1のオフセット設定領域と前記第2のオフセッ
    ト設定領域との割合を外部からの電気信号によって調整
    可能に設けられていることを特徴とする流量測定装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載した流量測定装置におい
    て、 前記オフセット設定回路は、流体温度に応じて抵抗値が
    変化する第3の抵抗体を有し、この第3の抵抗体により
    前記第1のオフセット値が設定されることを特徴とする
    流量測定装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載した流量測定装置におい
    て、 前記第3の抵抗体は、前記流量検出部と共に同一の基板
    上に設けられていることを特徴とする流量測定装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載した流量測定装置におい
    て、 前記第3の抵抗体は、前記流量検出部から熱的及び電気
    的に影響を受けない位置に配置されていることを特徴と
    する流量測定装置。
  9. 【請求項9】請求項5〜8に記載した何れかの流量測定
    装置において、 前記増幅回路は、前記ゲイン設定回路及びオフセット設
    定回路に電気信号を伝送するための調整端子を有し、こ
    の調整端子に外部からの電気信号を入力してゲイン調整
    及びオフセット調整が行われることを特徴とする流量測
    定装置。
  10. 【請求項10】請求項5〜9に記載した何れかの流量測
    定装置において、 前記流量検出部は、流体流れに配置される第1の流量検
    出部と、この第1の流量検出部より下流側に配置される
    第2の流量検出部とで構成され、 前記信号生成回路は、前記第1の流量検出部で検出され
    た流体情報と前記第2の流量検出部で検出された流体情
    報とに基づき、流体流量に応じた信号を生成することを
    特徴とする流量測定装置。
  11. 【請求項11】請求項5〜9に記載した何れかの流量測
    定装置において、 前記流量検出部は、流体温度を検出するための流体温度
    検出用抵抗と、この流体温度検出用抵抗で検出される流
    体温度より所定温度だけ高温に制御される発熱抵抗体と
    を有し、 前記信号生成回路は、流体流れの一方向に対し前記発熱
    抵抗体の上流側近傍、あるいは前記発熱抵抗体の上流側
    近傍と下流側近傍との双方に配置され、温度に応じて抵
    抗値が変化する測温抵抗体を有し、この測温抵抗体を介
    して流体流量に応じた電圧を出力することを特徴とする
    流量測定装置。
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