JP2003314945A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2003314945A
JP2003314945A JP2002115865A JP2002115865A JP2003314945A JP 2003314945 A JP2003314945 A JP 2003314945A JP 2002115865 A JP2002115865 A JP 2002115865A JP 2002115865 A JP2002115865 A JP 2002115865A JP 2003314945 A JP2003314945 A JP 2003314945A
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寿和 境
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明 中野
Yasuki Hamano
泰樹 浜野
Toyoshi Kamisako
豊志 上迫
Makoto Oyamada
真 小山田
Tomoaki Tanaka
倫明 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵室、多目的室、製氷室、野菜室、冷凍室
を使い易い位置に配置し無効空間を低減した冷蔵庫を提
供する。 【解決手段】 冷蔵庫本体25で上から順に冷蔵室2
6、並列配置した製氷室48と多目的室49、野菜室2
9、冷凍室28を備え、冷凍室28の後方に冷凍室冷却
器33、冷蔵室26の後方上部に冷蔵室用冷却器36の
少なくとも2つの冷却器33,36をデッドスペースに
なり易い位置に配置して庫内を有効活用したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体上部に冷蔵
室、下部に冷凍室を設けこの間に多目的室、野菜室を有
し、複数の冷却器を備えた冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、従来の冷蔵庫においては上部から
冷蔵室、多目的室、野菜室そして冷凍室を設け、多目的
室、野菜室、冷凍室の後方にこれら3室に跨って備えら
れた冷却室を有し、その冷却器の冷気によって所定温度
に維持される冷蔵庫が提案されている。
【0003】従来の冷蔵庫として特開平11−3256
91号公報に示されているものがある。
【0004】以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵
庫を説明する。
【0005】図16は従来の冷蔵庫の正面図である。図
17は従来の冷蔵庫の風路構成図である。図18は従来
の冷蔵庫の組立時の断面図ある。図19は従来の冷蔵庫
の組立時の断面図である。
【0006】図16において、冷蔵庫本体1の上部に開
閉ドアを備えた冷蔵室2、3は引出しドアを備えた貯氷
室、4は冷凍温度帯から冷蔵、野菜、チルド等の温度帯
に切替え可能な引出し式の多目的室であり、5は野菜等
を収納する引出し式の野菜室であり、6は最下部に備え
た引出し式の冷凍室である。
【0007】図17において風路構成を説明すると、7
はファンで冷却器8で冷却された冷気を冷蔵庫本体1に
循環させる。冷却器8で冷却された冷気は貯氷室用送風
路9を通り吹出口10より貯氷室3に供給される。また
貯氷室用送風路9から下方へ分岐した冷凍室用送風路1
1を通って冷凍室6に冷気が供給される。
【0008】また多目的室4の背面には冷蔵室2と多目
的室4への冷気量を調節するダンパー12,13が備え
られている。そして冷蔵室2は冷却器8からの冷気が冷
蔵室用送風路14を通りダンパー12で冷気量を制御し
て吹出口より冷蔵室2に供給される。また多目的室4は
冷却器8からの冷気が独立した多目的室用送風路15を
通りダンパー13で冷気量を制御して吹出口より多目的
室に供給される。
【0009】そして貯氷室3、多目的室4、冷凍室6を
循環した冷気はそれぞれの吸込口から冷却器8の下部に
導かれた帰還路を通っ冷却器8に戻される。また冷蔵室
2を循環した冷気は野菜室5内に開放され冷却した後、
野菜室5の戻り口より冷却器8下部に戻される。
【0010】また、図18より組立時においては断熱材
18が充填発泡される前に冷却器8と、冷蔵室2と多目
的室4とを仕切る仕切壁19、野菜室5と冷凍室6を仕
切る前縁部20が備えられ、外箱16と内箱17間に断
熱材18が充填発泡されて形成される。断熱材発泡後、
冷却器8と多目的室4、野菜室5、冷凍室6とを仕切る
仕切部21を組立てる。
【0011】そして、図19より製氷室3と多目的室4
を左右に断熱仕切りかつ下部に位置する野菜室5とを断
熱仕切りする逆T字型の仕切部22を冷蔵庫本体1の開
口部より組立てる。また断熱仕切板23を前縁部20と
仕切部21の間に上部から嵌め込むことで野菜室5と冷
凍室6を上下に仕切る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の冷蔵庫1は下部後方に備えた1つの冷却器8から野
菜室5と多目的室4の背面に備えた冷蔵室用送風路14
を形成し、ダンパー12を多目的室4後方に配置して冷
蔵室2に冷気を送風する構成を備え、また多目的室4は
多目的室用送風路15を冷却器8から野菜室5の背面を
通って配置し多目的室4の背面に備えた専用のダンパー
13から冷気を送風する構成を備え、また製氷室3に対
しても独立の送風路9を野菜室5の背面を通って形成し
ており、また各室からの帰還路も冷却器8下方に向かっ
て形成されているため送風路構成が複雑になり、また1
つの冷却器8から各室に冷気を送る送風路が長くなるた
め不必要な風路抵抗や圧損が増大し冷却スピードの低下
やその他冷却性能に欠点があった。
【0013】また、仕切部21には各室背面に送風路を
形成する断熱材製のダクトや複数のダンパーが形成され
るため多目的室4や野菜室5の有効内容積を低下させる
という欠点があった。
【0014】また、仕切壁19の下部から冷凍室6の背
面に亘って形成される仕切部21を組立て、仕切部21
の前側を断熱仕切板23で区切って野菜室5と冷凍室6
を仕切るので冷却器8周辺部品交換時の仕切部21の取
外し性が悪く、また内箱17とのシール面が冷凍温度帯
室から冷蔵温度帯室(野菜室)に亘って形成されるため
生産工程上での品質管理維持が困難であるという欠点が
あった。
【0015】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、野菜室の使い勝手を重視し、貯氷室、多目的室を使
い易い位置に配置し、かつ複数の冷却器で各室の冷却ゾ
ーンを上下に分割し送風路構造を低減することで冷却効
率を高め、かつ有効内容積を確保した冷蔵庫を提供する
ことである。
【0016】また、野菜室の後方に冷却器室を配置せず
冷蔵庫の最下部に備えた冷凍室の背面に冷却器室を集約
することで作業性を高め、作業工程上でのシール等の品
質を高めた冷蔵庫を提供することである。
【0017】また、これにより野菜室の背面には複数の
風路や冷却機能部品等が配置しないので有効内容積を確
保し野菜室の使い勝手を向上した冷蔵庫を提供すること
である。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、断熱箱体内上部に設けられた冷蔵室と、前記
冷蔵室の下部に設けられた温度切替可能な多目的室と、
前記冷蔵庫本体下部に設けられた冷凍室と、前記多目的
室と前記冷凍室の間に野菜等を収納する野菜室とを備
え、前記冷凍室の上部には前記断熱箱体の後部壁まで到
達して前記野菜室との間を仕切る第1仕切壁を有し、前
記第1仕切壁の下部で前記冷凍室の後方に冷凍室用冷却
器を有する冷却器室を備えたものであり、多目的室の高
さレイアウトが使い易い位置となり使い勝手が高められ
るとともに、野菜室の奥行きが冷凍室用冷却器室に阻害
されず有効内容積を増大する。
【0019】請求項2に記載の発明は、断熱箱体内上部
に設けられた冷蔵室と、前記冷蔵室の下部に設けられ断
熱仕切壁にて左右に区画した温度切替可能な第1多目的
室と第2多目的室と、前記冷蔵庫本体下部に設けられた
冷凍室と、前記多目的室と前記冷凍室の間に野菜等を収
納する野菜室とを備え、前記冷凍室の上部には前記断熱
箱体の後部壁まで到達して前記野菜室との間を仕切る第
1仕切壁を有し、前記第1仕切壁の下部で前記冷凍室の
後方に冷凍室用冷却器を有する冷却器室を備えたもので
あり、使い易い高さレイアウトで二つの多目的室の機能
を使い分けることができ、利便性の高い冷蔵庫を提供で
きる。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の発明において、多目的室は冷凍温度帯
から冷蔵温度帯までの温度切替が可能としたものであ
り、使い易い高さレイアウトで多彩な貯蔵機能を選択で
き、一層利便性が高まる。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項2または
請求項3に記載の発明において、第1,第2多目的室の
どちらか一方を製氷室とするものであり、使い易い高さ
レイアウトで多目的な貯蔵機能とともに独立した使い勝
手のよい製氷室を利用でき、最下部の冷凍室ドアを開閉
しなくても容易に氷を取り出せる。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項1から請
求項3のいずれか一項に記載の発明に、さらに、多目的
室に食品調理機能を備えたものであり、使い易い高さレ
イアウトの多目的な貯蔵機能に加えて調理機能が付加さ
れて付加価値が高まり、一層多彩な、利用価値の高い冷
蔵庫を提供できる。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、食品調理機能は、冷却手段と加熱手段
とにより凍結または微凍結状態に冷却した後加熱融解す
る冷却加熱機能によるものであり、所定サイクルの温度
変動を与えることにより食材の組織が軟化したり、調味
液が浸透し易くなったりすることで、調理の下準備の簡
便化や新たな食感,食味の調理品の提供ができるなど従
来の冷蔵庫になく、冷蔵庫でしかできない新たな付加機
能が使い易い高さレイアウトで利用できる。
【0024】請求項7に記載の発明は、請求項5または
請求項6に記載の発明において、多目的室のドアを下辺
が枢支され前方下向きに開放されるドアとしたものであ
り、ドアの開放時にドアが水平状態に倒れた状態に維持
され、特に調理機能を利用する場合の食材を入れた容器
の取扱いなど操作性がよく、庫内も見易くなって使い勝
手がより向上する。
【0025】請求項8に記載の発明は、請求項5から請
求項7のいずれか一項に記載の発明において、多目的室
のドアを内部が透視できるドアとしたものであり、特に
調理機能を利用する場合の内部の状況確認などに便利で
ある。
【0026】請求項9に記載の発明は、請求項1から請
求項5のいずれか一項に記載の発明において、冷蔵室用
冷却器を有する冷却器室と、前記冷蔵室用冷却器で生成
する冷気を強制送風する冷蔵室用冷却器ファンとを配置
し、前記冷蔵室用冷却器は前記冷蔵室と多目的室を仕切
る第2仕切壁より上部に配置したものであり、利用価値
の高い多目的室後方の無効空間を低減し、奥行きを拡張
して有効内容積を増大することができる。
【0027】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の発明において、冷蔵室用冷却器を冷蔵室後方上部に
配置したものであり、手が届きにくく、見渡しにくいた
めに従来より利用価値の低い冷蔵室の後方上部の領域が
機能部品の収納スペースとして活用でき、冷蔵室の有効
スペースを実質上増やすことができる。
【0028】請求項11に記載の発明は、請求項1から
請求項5のいずれか一項に記載の発明において、冷蔵室
用冷却器を有する冷却器室と、前記冷蔵室用冷却器で生
成する冷気を強制送風する冷蔵室用冷却器ファンとを配
置し、前記冷蔵室用冷却器は前記冷蔵室と多目的室を仕
切る第2仕切壁より下部で多目的室の後方に配置したも
のであり、冷却器から多目的室への冷気通路を短くで
き、温度バリエーションの広い多目的室の冷却効率を向
上することができる。
【0029】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の発明において、冷蔵室用冷却器を製氷室及び多目
的室の後方に跨って配置したものであり、製氷室、多目
的室に近い位置に冷却器を配置するので両室の冷凍機能
を確保するための冷却効率を高めることができる。
【0030】請求項13に記載の発明は、請求項9に記
載の発明において、冷蔵室用冷却器により冷蔵室のみを
冷却し、冷凍室用冷却器によりその他の室を冷却するも
のであり、冷凍機能を有する室を蒸発温度を低く設定し
た冷凍室用冷却器で賄い、冷却温度の高い冷蔵室は冷蔵
室用冷却器の蒸発温度を高めて賄うことができるので適
正な蒸発温度が設定でき冷凍サイクルの効率を高めるこ
とができる。また冷蔵温度帯ながら配置レイアウト的に
冷凍温度帯を有する冷凍室と多目的室,製氷室に挟まれ
た位置にある野菜室を敢えて冷凍室用冷却器で冷却させ
ることで冷却器と野菜室間の通風ダクト構成を短く簡略
化でき、製造コストを低減できる。
【0031】請求項14に記載の発明は、請求項9に記
載の発明において、冷蔵室用冷却器により冷蔵室と野菜
室を冷却し、冷凍室用冷却器によりその他の室を冷却す
るものであり、冷凍機能を有する室を蒸発温度を低く設
定した冷凍室用冷却器で賄い、冷却温度の高い冷蔵室,
野菜室は冷蔵室用冷却器の蒸発温度を高めて賄うことが
できるので最適な蒸発温度が設定でき冷凍サイクルの効
率を一層高めることができる。
【0032】請求項15に記載の発明は、請求項9に記
載の発明において、冷凍室用冷却器により冷凍室のみを
冷却し、冷蔵室用冷却器によりその他の室を冷却するも
のであり、配置レイアウト的に冷凍室を除いた領域のほ
ぼ中央部に位置する冷蔵室冷却器を中心として冷凍室を
除いた各室間との通風ダクトが簡素化ができるので通風
効率が高まり、冷却効率を向上することができる。
【0033】請求項16に記載の発明は、冷蔵庫本体上
部から順に冷蔵室、その下に並列配置した製氷室と多目
的室、野菜室、冷凍室を有する冷蔵庫において、前記野
菜室と前記冷凍室を上下に仕切る第1仕切壁と、前記冷
蔵室と前記製氷室,多目的室とを仕切る第2仕切壁と、
前記製氷室,多目的室と前記野菜室とを仕切る第3仕切
壁と、前記冷凍室後方に冷凍室用冷却器を有する冷凍室
冷却器室と、前記冷蔵室用冷却器を有する冷蔵室冷却器
室と、前記冷凍室冷却器室の前側を仕切る第4仕切壁
と、前記冷蔵室冷却器室の前側を仕切る第5仕切壁と、
前記製氷室と前記多目的室を左右に仕切る第6仕切壁と
を有し、前記第1仕切壁は前記第4仕切壁の上部に位置
し、前記第2仕切壁は前記第5仕切壁の前側を上下に分
割して下側に前記製氷室と前記多目的室を並列形成し、
前記冷蔵室,製氷室,多目的室,野菜室を前記冷蔵室用
冷却器により冷却し、前記冷凍室を前記冷凍室用冷却器
により冷却するものであり、冷蔵室用冷却器の配置構成
を適正に設定することで冷蔵室,製氷室,多目的室,野
菜室を冷却する風路構成をコンパクトで効率のよいもの
にでき、かつ製氷室,多目的室,野菜室の利用価値の高
い室を使い易い高さレイアウトで奥行き寸法を十分確保
しながら使い勝手よく利用することができる。
【0034】請求項17に記載の発明は、冷蔵庫本体上
部から順に冷蔵室、その下に並列配置した製氷室と多目
的室、野菜室、冷凍室を有する冷蔵庫において、前記野
菜室と前記冷凍室を上下に仕切る第1仕切壁と、前記冷
蔵室と前記製氷室,多目的室とを仕切る第2仕切壁と、
前記製氷室,多目的室と前記野菜室とを仕切る第3仕切
壁と、前記冷凍室後方に冷凍室用冷却器を有する冷凍室
冷却器室と、前記冷蔵室後方に冷蔵室用冷却器を有する
冷蔵室冷却器室と、前記冷凍室冷却器室の前側を仕切る
第4仕切壁と、前記冷蔵室冷却器室の前側を仕切る第5
仕切壁と、前記製氷室と前記多目的室を左右に仕切る第
6仕切壁とを有し、前記第1仕切壁は前記第4仕切壁の
上部に位置し、前記第2仕切壁は前記第5仕切壁の下部
に位置し、前記冷蔵室を前記冷蔵室用冷却器により冷却
し、前記冷凍室,製氷室,多目的室,野菜室を前記冷凍
室用冷却器により冷却するものであり、室内設定温度に
対応した蒸発温度で冷凍サイクルの効率を高めて冷却で
き、かつ製氷室,多目的室,野菜室の利用価値の高い室
を使い易い高さレイアウトで奥行き寸法を十分確保しな
がら使い勝手よく利用することができる。
【0035】請求項18に記載の発明は、請求項15ま
たは請求項16に記載の発明において、圧縮機と、凝縮
器と、冷媒切替機構により流路が切り替えられる冷蔵室
用冷却器と冷凍室用冷却器の並列回路とを接続した冷凍
サイクルを備えたものであり、冷凍室用冷却器と冷蔵室
用冷却器が互いに独立して自由に蒸発温度の設計がで
き、冷蔵室用冷却器にも冷凍温度帯を冷却するための低
温の蒸発温度が要求される構成に合理的に対応ができ
る。
【0036】請求項19に記載の発明は、請求項1から
請求項5のいずれか一項に記載の発明に、さらに、多目
的室の後方に多目的室用冷却器を配置し、冷凍サイクル
において前記多目的室用冷却器の下流に冷凍室用冷却器
を直列に接続したものであり、多目的室の冷却能力が高
まり、急速冷却や急速冷凍、通常の冷凍温度より低温の
深温冷凍機能などの利便性や保存性を向上する機能を付
加することができる。
【0037】請求項20に記載の発明は、請求項19に
記載の発明において、多目的室用冷却器は、多目的室収
納空間内に配置した板状の冷却パイプとし、前記冷却パ
イプの伝熱によって食品を冷却するものであり、食品と
の密着性を高めて冷却速度を向上することができる。
【0038】請求項21に記載の発明は、請求項19に
記載の発明において、多目的室の急速冷却または急速冷
凍運転時、冷凍室用冷却器の冷却状況にかかわらず多目
的室用冷却器を優先的に冷却するものであり、使用者の
急速冷却等の要求にタイムリーに応えることができる。
【0039】請求項22に記載の発明は、請求項19に
記載の発明において、冷蔵室用冷却器と、冷凍室用冷却
器の上流に直列配置した多目的室用冷却器とを並列接続
する冷媒流路を交互に切替える切替弁を備え、前記切替
弁からさらに、前記冷凍室用冷却器のみに冷媒が流れる
冷媒流路を形成した冷凍サイクルを備えたものであり、
多目的室と冷凍室の温度制御や冷却作用に独立性を持た
せて相互の影響を排除することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明による冷蔵庫の実施
の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0041】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による冷蔵庫の正面図である。図2は同実施の形
態による冷蔵庫の断面図である。
【0042】図1,2において25は断熱箱体で形成さ
れた冷蔵庫本体であり、冷蔵庫本体25の最上部に開閉
ドアを備えた冷蔵室26と、冷蔵室26の下方に配置さ
れる引出しドアを備えた多目的室27と、冷蔵庫本体2
5の最下部に配置される引出しドアを備えた冷凍室28
と、多目的室27と冷凍室28の間に引出しドアを備え
た野菜室29とで構成されている。
【0043】30は第1仕切壁であり、冷凍室28と野
菜室29を上下に仕切る断熱仕切壁であって、特にその
後端部は冷蔵庫本体25を形成する断熱箱体の後部壁に
まで到達している。第2仕切壁31は冷蔵室26と多目
的室27を上下に仕切る断熱仕切壁である。第3仕切壁
32は多目的室27と野菜室29を上下に仕切る断熱仕
切壁である。
【0044】多目的室27は冷凍温度帯から冷蔵温度帯
まで温度を調節設定することができ、冷凍温度帯に設定
した場合、通常の冷凍室と同様に急速冷凍運転を実行す
ることができ、食品をすばやく冷凍することができる機
能や、ビールやジュースなどの缶物を常温状態から冷蔵
温度帯まですばやく冷す急冷機能等も備えることができ
る。
【0045】図2より、33は冷凍室用冷却器であり、
冷凍室28の後方に配置されている。34は冷凍室用冷
却器33の上部に配置した冷凍室用冷却器ファンであり
冷却器室35を形成する。そしてこの冷却器室35は第
1仕切壁30の下方に形成されている。
【0046】また冷蔵室26後方には冷蔵室用冷却器3
6が配置され、その上部には冷蔵室用冷却器ファン37
が配置し、冷却器室38を形成している。
【0047】また冷却システム回路については、冷蔵庫
本体25の下部後方には冷凍サイクルを構成する圧縮機
39、凝縮器40がそれぞれ配置され、圧縮機39から
吐出された冷媒は凝縮器34を通った後、三方弁41等
の冷媒切替機構によって並列に冷蔵室用冷却器36と冷
凍室用冷却器33を接続し、三方弁41によって冷媒流
路が冷蔵室26後方に配置された冷蔵室用冷却器36側
と冷凍室28後方に配置された冷凍室用冷却器33側に
交互に切替えられる回路となっている。
【0048】そして減圧装置である第1キャピラリチュ
ーブ42または第2キャピラリチューブ43で減圧さ
れ、冷蔵室用冷却器36または冷凍室用冷却器33に入
り、それぞれの蒸発温度で冷却した後、再び圧縮機39
に戻る冷凍サイクルになっている。
【0049】このような冷蔵庫本体25において、圧縮
機39の運転により冷媒は冷蔵室用冷却器36または冷
凍室用冷却器33に流れ、庫内の冷却が行われる。すな
わち冷蔵室26は冷蔵室用冷却器36の上部に配置した
冷蔵室用冷却器ファン37によって冷気が庫内に循環さ
れ冷却される。また冷凍室28は冷凍室用冷却器33の
上部に配置した冷凍室用冷却器ファン34によって冷気
が庫内に循環され冷却される。
【0050】冷凍室28と冷却器室35とは断熱性の第
4仕切壁44によって区画されている。また冷蔵室26
と冷却器室38は第5仕切壁45によって区画され冷蔵
室26の収納空間の背面を形成している。そして冷凍室
28は第4仕切壁44に形成された冷凍室用冷気通路4
6を通って送風され所定の温度に冷却される。また冷蔵
室26は第5仕切壁45に形成された冷蔵室用冷気通路
47を通って送風され所定温度に冷却される。
【0051】なお、多目的室27と野菜室29の冷却に
ついては、冷凍室用冷却器33によっても冷蔵室用冷却
器36によっても可能であり、冷蔵室26と野菜室29
のみを冷蔵室用冷却器36で冷却するという組み合わせ
も可能である。
【0052】以上のような各室のレイアウト構成による
と、使用上のバリエーションが広くて利便性の高い多目
的室27の高さ方向の配置が、使用者にとって最も使い
易い位置にあり、使い勝手がよい。
【0053】また冷蔵庫本体25のレイアウトで最も高
くて手が届きにくく収納性の悪い冷蔵室26の後方上部
に冷却器室38を配置すれば、庫内空間を有効に活用す
ることができ、手の届き易い冷蔵室26の下部の内容積
を確保することができる。
【0054】また冷凍室28の後方に冷却器室35を集
約したので、冷却器室35の第4仕切壁44が野菜室2
9後方に跨って形成されず野菜室29の奥行き寸法が延
長され有効内容積を増大することができる。
【0055】(実施の形態2)図3はこの発明の実施の
形態2を示す冷蔵庫の正面図である。
【0056】図3において、冷蔵室26の下部には第1
多目的室48と第2多目的室49を併設し冷凍温度帯か
ら冷蔵温度帯に切替えることができる。また特に第1多
目的室48を冷凍温度帯である製氷室として固定しても
よい。この場合第1多目的室(製氷室)48は市販の製
氷皿や容器で氷を作り、その氷を保存するスペースであ
る。自動製氷機の場合は、製氷室48上部に配置した自
動製氷機(図示しない)で作られた氷が貯められるスペ
ースである。
【0057】製氷室48と第2多目的室49とは断熱性
の第6仕切壁50で左右に区画されている。
【0058】また冷却システム回路については、実施の
形態1と同様であり、冷蔵庫本体25の下部後方には冷
凍サイクルを構成する圧縮機39、凝縮器40がそれぞ
れ配置され、圧縮機39から吐出された冷媒は凝縮器3
4を通った後、三方弁41等の冷媒切替機構によって並
列に冷蔵室用冷却器36と冷凍室用冷却器33を接続
し、三方弁41によって冷媒流路が冷蔵室26後方に配
置された冷蔵室用冷却器36側と冷凍室28後方に配置
された冷凍室用冷却器33側に交互に切替えられる回路
となっている。
【0059】そして減圧装置である第1キャピラリチュ
ーブ42または第2キャピラリチューブ43で減圧さ
れ、冷蔵室用冷却器36または冷凍室用冷却器33に入
り、それぞれの蒸発温度で冷却した後、再び圧縮機39
に戻る冷凍サイクルになっている。
【0060】次に冷蔵庫の風路構成について説明する。
図3において冷蔵室用冷却器36で冷却された冷気は冷
蔵室26へ冷気を供給するための冷蔵室用冷気通路51
と、製氷室48へ供給するための製氷室用冷気通路5
2、及び第2多目的室49へ供給する多目的室用冷気通
路53に分配される。そして冷蔵室26は冷蔵室用冷気
通路51内に冷気流量を調節する冷蔵室用ダンパ装置5
4により調節して冷蔵室26を冷却する。
【0061】また第2多目的室49は、製氷室用冷気通
路52を通る冷気の一部を多目的室用冷気通路53に供
給し、多目的室用ダンパ装置55により調節して多目的
室49を冷却する。また圧縮機39の停止中も前記ダン
パ装置55を開きかつ冷蔵室用冷却器ファン37を運転
することで第2多目的室49の温度を精度良く維持する
ことができる。また冷凍室28は冷凍室用冷却器33の
冷気が冷凍室用冷気通路56を通って冷却される。
【0062】野菜室29は冷蔵室26を循環した冷気を
野菜室29に導くことによって冷却したり、冷蔵室用冷
却器36の冷気を直接導く場合、野菜室用冷気通路57
内に野菜室用ダンパ装置58によって調節して冷却する
ことができる。
【0063】そして、冷凍室用冷却器33と冷蔵室用冷
却器36が互いに独立した冷媒回路となっているために
それぞれ自由に蒸発温度の設計ができ、冷蔵室用冷却器
36も冷凍温度帯を冷却するための低温の蒸発温度に設
定することが容易に可能となる。
【0064】このため、冷蔵室用冷却器36によって冷
凍温度帯から冷蔵温度帯までの温度域がカバーでき、冷
蔵室26,野菜室29,製氷室48,多目的室49の各
室を同時に冷却することができる。
【0065】また、このような各室のレイアウト構成に
よると、使用上のバリエーションが広くて利便性の高い
多目的室27と夏季など特に使用頻度の高い製氷室48
の高さ方向の配置が、使用者にとっては腰を屈めなくて
も出し入れできる最も使い易い位置にあり、使い勝手が
よい。
【0066】次に各仕切部の取付構造について説明す
る。第1仕切壁30は冷凍室用冷却器33やファン34
を形成した後、冷蔵庫前面より取付け、冷却器室を区画
する。第1仕切壁30の周囲は冷気漏れ等がないように
シール部材が施されている。
【0067】第2仕切壁31は内箱25aと一体成形さ
れ、内部に発泡性の断熱材を充填して接着される。
【0068】第3仕切壁32は製氷室用冷気通路52と
多目的室用冷気通路53を有する一体の冷気ダクト53
aを取付けた後、冷蔵庫前面より扉のガスケット受面を
構成する前縁仕切部25bと冷気ダクト53aとの間に
蓋をするように取り付けられる。
【0069】第6仕切壁50は冷蔵庫前面より第3仕切
壁32の上面をスライドさせて取り付けられるので、作
業効率を高めることができる。
【0070】また第3仕切壁32と第6仕切壁50の取
り付け順序を逆にしても良い。この場合、第2仕切壁3
1から第6仕切壁50の前縁部に放熱パイプ50aが配
設するように垂れ下がって形成されている場合、放熱パ
イプ50aを折り曲げることなく第6仕切壁50を第2
仕切壁31の下方から取り付けることができる。
【0071】または第3仕切壁32と第6仕切壁50を
一体に成形して取り付けてもよい。この場合、作業工程
を低減することができる。
【0072】(実施の形態3)図4は実施の形態3の冷
蔵庫の正面図である。図5は同実施の形態の冷蔵庫の断
面図である。
【0073】図4,5において冷蔵室26後方に冷蔵室
用冷却器36を配置し、冷凍室28の後方に配置した冷
凍室用冷却器33で冷凍室28、製氷室48、第2多目
的室49そして野菜室29を冷却する。
【0074】野菜室29と冷凍室28を上下に仕切る第
1仕切壁30に、冷却器室35と連通する開口孔59を
備え、前記開口孔59を通って第4仕切壁44とは別部
材で形成された冷気ダクト60aを通る冷気によって製
氷室48、多目的室49そして野菜室29を冷却する。
第2多目的室49に冷気を供給する多目的室用冷気通路
60内に多目的室用ダンパ装置55を備え冷気量を調節
して冷却する。
【0075】また圧縮機39の停止中もダンパ装置55
を開き、かつ冷凍室用冷却器ファン34を運転すること
で第2多目的室49の温度を精度よく維持することがで
きる。
【0076】また野菜室29に冷気を供給する野菜室用
冷気通路61内に野菜室用ダンパ装置58を備え冷気を
調節して冷却する。また製氷室48も製氷室用冷気通路
62を通る冷気によって冷却される。多目的室用冷気通
路60と野菜室用冷気通路61と製氷室用冷気通路62
はそれぞれ同一の冷気通路から途中で分配される冷気通
路でも、それぞれ独立した冷気通路であってもよい。
【0077】このように蒸発温度が低い冷凍室用冷却器
33によって冷凍温度帯領域にある製氷室48、多目的
室49(冷凍温度帯に切替えた場合)を冷却するので、
冷却効率を向上することができる。また冷蔵室26は蒸
発温度の高い冷蔵室用冷却器36によって冷却されるの
でダンパ装置等の機能部品を低減することができる。
【0078】また、多目的室49は冷蔵温度帯から冷凍
温度帯までの貯蔵温度を選択できるほか、温度変動を利
用した調理機能を備えている。
【0079】具体的には、図示はしないが、冷却手段と
加熱手段を備え、冷風の導入による冷却手段により食材
を凍結または微凍結状態に冷却した後、ヒーターによる
加熱で融解させることにより調理または調理の前処理を
行う凍結融解調理機能である。
【0080】以下に、凍結融解調理について具体的に説
明する。まず、食材を凍結または微凍結処理することに
より、食材の細胞組織内の水分が氷結して体積膨張によ
り細胞破壊が起こる。続いて加熱手段の加熱作用により
凍結または微凍結された食材は解凍される。
【0081】食材は、凍結時に細胞破壊された部分から
細胞組織内水分が流出しつつ軟化して、所定の調理様状
態が確保される。所定の調理様状態とは、例えば食材が
大根や白菜、キャベツ、人参、玉ねぎ、きゅうりなどを
カットした生野菜である場合、塩を使わずに、塩もみ、
水さらしをした時のように野菜を脱水と柔軟化をおこさ
せた状態である。
【0082】また、食材が肉類で、カットした生肉の周
囲に調味材料があった場合、肉類は軟化し、さらに肉類
内部への調味料が浸透する状態である。
【0083】また、食材がヨーグルトや生クリームなど
の乳製品であった場合、それらは水分と固形分が分離し
た状態となり、それによりヨーグルトはフレッシュチー
ズ様の新食感のデザートに、生クリームは少しの攪拌で
容易に手作りバターに加工することが可能となる処理状
態のことである。
【0084】こうして、上述の冷却作用と加熱作用を繰
り返すことにより食材への調味材料や水の浸透が促進さ
れ、低塩漬物や新しい食感の食べ物を簡便に作ることが
できる。また、軟化が容易に促進され、本調理の前の下
調理として有用な処理となり、調理時間の短縮や光熱エ
ネルギーの削減にも繋がる。
【0085】また、冷却作用と加熱作用の繰り返しは少
なくとも1回は必要であるが、複数回繰り返すことによ
って浸透度が高まることになるので、食材の種類と目的
に応じて浸透度と食感と処理時間のバランスで最適な選
択を行えばよい。
【0086】さらに、冷却作用の終温は、必ずしも例え
ば−18℃付近まで冷凍させる必要はなく、これも食材
の種類や目的に応じて、高めの冷凍温度帯や微凍結温度
帯(−3℃が一般的だが、食品目により凍結温度の違い
により−1〜−5℃)に留めて氷結晶率や氷結晶成長の
大きさを選択し最適な調理状態を得ることができる。こ
の場合、極端な低温でない為に融解も容易であるので凍
結融解の繰り返しも容易となるものである。
【0087】以上のように、このような調理機能を使い
易い高さレイアウトの多目的室に適用すれば、冷蔵庫の
付加価値を大きく高めることができ、使い勝手の良さと
相俟って、冷却機能だけでない高付加価値で利便性の高
い冷蔵庫を提供できる。
【0088】なお、本実施の形態では調理機能の具体例
として凍結融解調理機能を取り上げたが、冷蔵庫に組み
込むことに制約がなければどのような調理機能でも構わ
ず、例えばマグネトロンによる高周波加熱,調理機能な
どを適用することも考えられる。
【0089】次に各仕切の取付構造について説明する。
第1仕切壁30は冷凍室用冷却器33やファン34を形
成した後、冷蔵庫前面より取付け、冷却器室を区画す
る。第1仕切壁30の周囲は冷気漏れ等がないようにシ
ール部材が施されている。
【0090】第2仕切壁31は内箱25aと一体成形さ
れ、内部に発泡性の断熱材を充填して接着される。
【0091】第3の仕切壁32は製氷室用冷気通路62
と多目的室用冷気通路60と野菜室用冷気通路61を有
する一体の冷気ダクト60aを取付けた後、冷蔵庫前面
より扉のガスケット受面を構成する前縁仕切部25bと
冷気ダクト60aとの間に蓋をするように取り付けられ
る。
【0092】(実施の形態4)図6は実施の形態4の冷
蔵庫の断面図である。
【0093】図6において49aは多目的室49の前面
開口部に取り付けた多目的室ドアであり、その下辺を冷
蔵庫本体25に開閉自在に枢支され、開放時には、前方
に倒れて水平状態に支持される構成となっている。
【0094】また、多目的室ドア49aは室内が透視で
きるよう断熱ガラスや透明性の高い樹脂の断熱気層を重
ねた積層体などを中央部に嵌め込んだ構造になってい
る。
【0095】以上のような構成において、多目的室ドア
49aの開放時にはドアが前方に水平状態に倒れた状態
に維持されるので、特に調理機能を利用する場合の食材
を入れた容器の取扱いなどについては操作性がよく、内
容物をこぼしたりしにくい。また、庫内も見易くなって
使い勝手がより向上する。
【0096】さらに、多目的室ドア49aは内部が透視
できるようにすることで、特に調理機能を利用する場合
の内部の状況が、多目的室ドア49aをいちいち開けな
くても外部から確認することができて便利である。
【0097】また、このように多目的室ドア49aの開
閉機構を他のドアとは異なった特徴のあるものとした
り、一見して目を引く透視可能なドアとすることによ
り、外観意匠的にも冷蔵庫全体のアクセントとなり、使
用状態のアピールも容易にできて従来の冷蔵庫と形態的
にも差別化でき、訴求力を高めることができる。
【0098】(実施の形態5)図7は実施の形態5によ
る冷蔵庫の断面図である。図8は同実施の形態の仕切壁
の要部断面図である。冷却システム回路は実施の形態1
と同様である。
【0099】図7,8において、冷凍室28の後方には
冷凍室用冷却器33を有する冷却室35を形成し第1仕
切壁30で冷却器室35の上部を仕切る。冷蔵室用冷却
器36は第2仕切壁31の下部で製氷室48と第2多目
的室49の後方に配置している。そして冷却器室38を
区画する第5仕切壁45の前側を第3仕切壁32で上下
に分割し上方に多目的室49、下方に野菜室29を形成
する。冷蔵庫本体25を第1仕切壁30で上下に割って
冷蔵室用冷却器36によって冷蔵室26、製氷室48、
第2多目的室49そして野菜室29を冷却する構造と
し、製氷室48、多目的室49に最も近い位置に冷蔵室
用冷却器36を配置したので、冷気通路も短くすること
ができ、多目的室49の冷却能力を向上することができ
る。
【0100】また冷蔵室26の背面には冷蔵室用冷却器
36から延びる冷気通路26aのみが形成されるので有
効内容積を確保することができる。冷蔵室用冷却器36
から冷蔵室26、第2多目的室49に供給される冷気は
第5仕切壁45内に配置された冷蔵室用ダンパ装置54
と多目的室用ダンパ装置55とが一体に構成されたツイ
ンダンパ装置にて冷蔵室26と第2多目的室49を温度
制御するもので、これにより2つのダンパ装置を集約す
ることで、省スペース化とコスト低減を図ることができ
る。
【0101】次に各仕切の取付構造について説明する。
第1仕切壁30は冷凍室用冷却器33やファン34を形
成した後、冷蔵庫前面より取付け、冷却器室を区画す
る。第1仕切壁30の周囲は冷気漏れ等がないようにシ
ール部材が施されている、このため作業効率を高めるこ
とができる。また第1仕切壁30を内箱25aに一体成
形し発泡性の断熱材を充填した後、冷凍室用冷却器33
やファン34を形成してもよい。この場合、第1仕切壁
30と内箱25a間のシール性は高められ、上部に形成
される野菜室29内に冷気が洩れるのを防止することが
できる。
【0102】そして冷蔵室用冷却器36を所定の位置に
溶接等で配管接続した後、第2仕切壁31を冷蔵庫前方
より取り付けられる。そして第5仕切壁45を冷蔵室用
冷却器36の前面に取り付けた後、第5仕切壁45の前
側を上下に分割するように第3仕切壁32が取付けられ
る。
【0103】冷却器室38は第2仕切壁31の下部に配
置したが、冷却器室38の上部を冷蔵室26内に跨って
配置すれば冷蔵室用冷却器36の溶接等がし易く作業性
を高めることができる。この場合、第5仕切壁45の前
側を第2仕切壁31で分割して取付けられることにな
る。
【0104】(実施の形態6)図9は実施の形態6によ
る冷蔵庫の断面図である。図10は同実施の形態の冷蔵
庫の平面図である。
【0105】図9,10において冷蔵室用冷却器36の
冷却器室38の第5仕切壁45の前側を第2仕切壁31
によって上下に仕切り、上側に冷蔵室26、下側に製氷
室48と第2多目的室49を並列に配置する。そして第
1仕切壁30によって上側に野菜室29、下側に冷凍室
28を備える。冷凍室28の後方で第1仕切壁30の下
部には冷凍室冷却器室35を配置している。
【0106】冷蔵室26は冷蔵室用冷却器36で生成さ
れた冷気が冷蔵室用冷気通路51を通り冷蔵室用ダンパ
装置54で冷気量を調節し送風される。また第2多目的
室49は多目的室用冷気通路53を通り多目的室用ダン
パ装置55で冷気量を調節し、所定設定温度帯に冷却さ
れる。
【0107】このように、冷蔵室用冷却器36で上部冷
蔵室26と製氷室48、多目的室49を冷却するので、
製氷室48や冷凍温度帯まで切替可能な多目的室49の
近傍に冷却器36を配置すれば製氷室48や多目的室4
9の冷気通路を短く形成でき風路抵抗を低減できるの
で、冷却スピード等の冷却性能を向上することができ
る。
【0108】また野菜室29は冷蔵室26を循環した冷
気の戻り口26bから野菜室29の吹出口29aに連通
路を備えることで野菜室29を冷却することができる。
【0109】(実施の形態7)図11は実施の形態7に
よる冷蔵庫の断面図である。図12は多目的室の平面図
である。
【0110】図11,12において冷凍室28の後方に
冷凍室用冷却器33と冷凍室用ファン34を備えた冷却
器室35を第1仕切壁30の下部に形成し、冷蔵室26
の後方上部に冷蔵室用冷却器36を備えた冷却器室38
を形成し、冷蔵室26と多目的室48、49を分割する
第2仕切壁31と、野菜室29とを区画する第3仕切壁
32の間で第1多目的室48、第2多目的室49の後方
に多目的室用冷却器63を配置している。64は多目的
室用冷却器ファンであり、多目的室48、49内に冷気
を循環させる。
【0111】また多目的室用冷却器63と多目的室用冷
却器ファン64で形成される冷却器室65と多目的室4
8,49とは第7仕切壁66によって仕切られている。
すなわち冷蔵室26は冷蔵室用冷却器36によって、多
目的室48,49は多目的室用冷却器63によって、冷
凍室28は冷凍室用冷却器33によって冷却される。
【0112】また冷却システム回路については、圧縮機
39から吐出された冷媒は凝縮器34を通った後、三方
弁41の冷媒切替機構によって並列に冷蔵室用冷却器3
6と、多目的室用冷却器63を通った後冷凍室用冷却器
33とを接続し、前記三方弁35によって冷媒流路が冷
蔵室26後方に配置された冷蔵室用冷却器36側と多目
的室48,49後方に配置された多目的室用冷却器63
側に交互に切替えられる回路となっている。
【0113】そして第1キャピラリ42または第2キャ
ピラリ43で減圧され、冷蔵室用冷却器36または多目
的室用冷却器63に入り、それぞれの蒸発温度で冷却し
た後、再び圧縮機39に戻る冷凍サイクルになってい
る。
【0114】このような冷蔵庫本体25において、圧縮
機39の運転により冷媒は冷蔵室用冷却器36または多
目的室用冷却器63に流れ、庫内の冷却が行われる。す
なわち冷蔵室26は冷蔵室用冷却器36の上部に配置し
た冷蔵室用冷却器ファン37によって冷気が庫内に循環
され冷却される。また冷凍室側はまず多目的室を優先的
に冷却することで冷却能力を向上することができる。そ
して多目的室の急速冷凍時、冷凍室冷却器33にも冷媒
を循環させるので、冷凍室28の温度上昇を防止するこ
とができる。
【0115】また、第1の多目的室48を製氷室とし、
製氷室48の後方に多目的室用冷却器63と多目的室用
冷却器ファン64を収納配置すれば、製氷室48の背面
にのみ冷却器室65が形成されるので、第6仕切壁50
で製氷室48と第2多目的室49を左右に区画でき、製
氷室48と冷却器室65の間にのみ第7仕切壁66を配
置すればよい。これにより第2多目的室49の奥行き方
向の収納容積を確保することができる。
【0116】また第7仕切壁66内に第2多目的室49
への冷気を調節する多目的室ダンパ装置55を配置して
いるので省スペース化を行い第2多目的室49の有効内
容積を確保することができる。
【0117】次に各仕切の取付構造について説明する。
第1仕切壁30は上記と同様に形成することができる。
第2仕切壁31は冷蔵庫本体25の発泡終了後に多目的
室用冷却器63を所定位置に収納配置した後、冷蔵庫前
面より取付けられる。
【0118】その後、第3仕切壁32も冷蔵庫前面より
取付けられる。冷蔵庫本体25の発泡終了後に取付ける
仕切壁はすべて外周にシール部材を有し冷気漏れがない
ように形成されている。
【0119】そして第7仕切壁66をビス等で取付けた
後、第6仕切壁50を前側からスライドして取付ける。
【0120】野菜室29は冷凍室用冷却器33からの冷
気をダンパ装置58によって調整し所定温度に冷却して
もよく、また第2多目的室49に循環した冷気または製
氷室48に循環した冷気をダンパ装置を介して野菜室に
循環させてもよい。
【0121】(実施の形態8)図13は実施の形態7の
冷蔵庫の断面図である。図14は同実施の形態の多目的
室の平面図である。また冷媒流路回路については実施の
形態6と同様である。
【0122】図13,14において冷蔵室26と、並列
配置した製氷室48と第2多目的室49を仕切る第2仕
切壁31で冷蔵庫本体25を上下に分割し冷却風路を形
成する。並列配置した製氷室48と第2多目的室49の
後方には第7仕切壁66が形成され冷気通路と収納室を
区画している。製氷室48の後方で第7仕切壁66内に
は製氷室48に吹きつける製氷室ファン67を配置して
いる。
【0123】また第2多目的室49後方で第7仕切壁6
6内には冷気量を調整する多目的室用ダンパ装置55が
配置している。また第2多目的室49と野菜室29を上
下に仕切る第3仕切壁32の上部には第2多目的室49
内を直接冷却する板状の冷却パイプ63a(ロールボン
ドエバパイプなど)が配設されている。このため冷却パ
イプ63aによる自然対流により冷媒の蒸発温度(例え
ば約−30℃)とほぼ同じ温度帯の貯蔵空間を形成する
ことができる。このため第2多目的室49はファンによ
り間接冷却される冷凍室28より約10℃低温に維持で
きる深温冷凍室を実現することができる。
【0124】また野菜室29の後方で第1仕切壁30と
第3仕切壁32の間に配置され冷凍室冷却器室35と連
通する冷気ダクト60aが配置している。
【0125】次に上下に分割した冷却風路について説明
する。
【0126】(上部風路について)冷蔵室26の後方上
部に形成した冷蔵室冷却器36で生成された冷気は冷蔵
室冷却器ファン37によって冷却器室38から冷蔵室冷
気通路を内部に形成する第5仕切壁45を通って冷蔵室
26内に吐出され、冷蔵室26内の戻り口(図示しな
い)から冷蔵室冷却器36に戻る。また冷蔵室26の下
部に備えた低温室26Cは冷却器36の一部の冷気が第
5仕切壁45に形成した冷気通路を通って吐出され冷却
される。
【0127】(下部風路について)冷凍室28の後方で
上部を第1仕切壁30で仕切られた冷却器室35内の冷
凍室用冷却器33で生成された冷気は、冷凍室用冷却器
ファン34によって冷凍室28、製氷室48、第2多目
的室49そして野菜室29へ循環される。
【0128】冷凍室28は上述の通りである。製氷室4
8は冷凍室用冷却器33で生成された冷気の一部が冷凍
室用冷却器室35と連通する製氷室用冷気通路62を通
って製氷室48内を冷却する。この時、製氷スピードを
通常より早めたい時は製氷室ファン67を駆動させるこ
とで製氷時間を短縮することができる。
【0129】第2多目的室49は冷凍室用冷却器33で
生成された冷気の一部が冷凍室用冷却器室35と連通す
る多目的室用冷気通路60を通って多目的室用ダンパ装
置55で冷気量を調節し設定温度帯の冷却する。また多
目的室49の底面に配設された冷却パイプ63aで特に
ジュースやビールなどを直接伝熱することで冷却速度を
向上することができる。
【0130】この場合、第2多目的室49の前面に備え
たドアは開口部下辺にヒンジを備えた開閉式ドア49a
が備えられている。また野菜室29aは冷気ダクト60
aに配置した野菜室用ダンパ58を介して所定温度に冷
却される。
【0131】各仕切の取付け構造について説明すると、
第1仕切壁30は冷蔵庫本体25に断熱材が充填される
時に取付けられ、発泡によって固定される。発泡後、第
3仕切壁32を冷蔵庫前方より取付け、冷却パイプ63
aを所定箇所に溶接で接続する。そして冷気ダクト60
aを第1仕切壁30と第3仕切壁32の間に取付け面と
なる部分から冷気が漏れないようにシール固定される。
【0132】そして第7仕切壁66を取付けた後、製氷
室48と第2多目的室49を左右に区画する第6仕切壁
50と第2仕切壁31とを一体成形したT字状仕切壁6
8を取付け、それぞれ接続面から冷気が漏れないように
シールされる。
【0133】また第6仕切壁50と第2仕切壁31とを
別体とし別々に取付けても良い。また第7仕切壁66と
冷気ダクト60aを別体として成形し別々に組立てた
が、一体成形し、所定位置に取付けた後、第3仕切壁3
2を取り付け、冷却パイプ63aを溶接等で接続した
後、第2仕切壁31を取付けてもよい。よって取付け作
業工程を低減することができる。
【0134】(実施の形態9)図15は実施の形態8の
冷蔵庫の断面図である。
【0135】本実施例と上記実施の形態7の異なる点は
下記の点である。
【0136】図15において、実施の形態7の冷却シス
テム回路の冷媒流路切替えを四方弁69とした点であ
る。すなわち第3キャピラリ70で減圧して冷凍室用冷
却器33のみに冷媒を流す回路が設けられている。第2
多目的室49の温度が所定温度に達しているが、冷凍室
28が所定温度に達していない時など四方弁69を切替
えて冷凍室用冷却器33のみに冷媒が流れる回路を形成
し、冷凍室28のみを冷却することができる。このよう
に第2多目的室49の温調性能、冷凍室28の冷却性能
を高めることができる。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、断熱箱体内上部に設けられた冷蔵室と、前記冷蔵
室の下部に設けられた温度切替可能な多目的室と、前記
冷蔵庫本体下部に設けられた冷凍室と、前記多目的室と
前記冷凍室の間に野菜等を収納する野菜室とを備え、前
記冷凍室の上部には前記断熱箱体の後部壁まで到達して
前記野菜室との間を仕切る第1仕切壁を有し、前記第1
仕切壁の下部で前記冷凍室の後方に冷凍室用冷却器を有
する冷却器室を備えたので、多目的室が使用者が腰を屈
めなくてもよいなど使い勝手が高められるとともに、野
菜室の奥行きが拡大して有効内容積を増大することがで
きる。
【0138】請求項2に記載の発明は、断熱箱体内上部
に設けられた冷蔵室と、前記冷蔵室の下部に設けられ断
熱仕切壁にて左右に区画した温度切替可能な第1多目的
室と第2多目的室と、前記冷蔵庫本体下部に設けられた
冷凍室と、前記多目的室と前記冷凍室の間に野菜等を収
納する野菜室とを備え、前記冷凍室の上部には前記断熱
箱体の後部壁まで到達して前記野菜室との間を仕切る第
1仕切壁を有し、前記第1仕切壁の下部で前記冷凍室の
後方に冷凍室用冷却器を有する冷却器室を備えたので、
使い易い高さで二つの多目的室の機能を使い分けること
ができ、利便性の高い冷蔵庫を提供することができる。
【0139】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の発明において、多目的室は冷凍温度帯
から冷蔵温度帯までの温度切替が可能としたので、使い
易い高さで多彩な貯蔵機能を選択でき、一層利便性を高
めることができる。
【0140】請求項4に記載の発明は、請求項2または
請求項3に記載の発明において、第1,第2多目的室の
どちらか一方を製氷室とするので、使い易い高さで独立
した使い勝手のよい製氷室と多目的な貯蔵機能を利用で
きる。
【0141】請求項5に記載の発明は、請求項1から請
求項3のいずれか一項に記載の発明に、さらに、多目的
室に食品調理機能を備えたので、使い易い高さで多目的
な貯蔵機能と調理機能を兼ね備えた付加価値の高い冷蔵
庫を提供できる。
【0142】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、食品調理機能は、冷却手段と加熱手段
とにより凍結または微凍結状態に冷却した後加熱融解す
る冷却加熱機能によるので、調理の下準備の簡便化や新
たな食感,食味の調理品の提供を使い易い高さで行うこ
とができる。
【0143】請求項7に記載の発明は、請求項5または
請求項6に記載の発明において、多目的室のドアを下辺
が枢支され前方下向きに開放されるドアとしたので、ド
アの開放時の操作性がよく、庫内の視認性も向上するこ
とができる。
【0144】請求項8に記載の発明は、請求項5から請
求項7のいずれか一項に記載の発明において、多目的室
のドアを内部が透視できるドアとしたので、特に調理機
能を利用する場合の内部の状況をドアを開けずに確認で
き、冷蔵庫の外観意匠上もアクセントとなって訴求力を
高めることができる。
【0145】請求項9に記載の発明は、請求項1から請
求項5のいずれか一項に記載の発明において、冷蔵室用
冷却器を有する冷却器室と、前記冷蔵室用冷却器で生成
する冷気を強制送風する冷蔵室用冷却器ファンとを配置
し、前記冷蔵室用冷却器は前記冷蔵室と多目的室を仕切
る第2仕切壁より上部に配置したので、利用価値の高い
多目的室の奥行き方向の有効内容積を増大することがで
きる。
【0146】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の発明において、冷蔵室用冷却器を冷蔵室後方上部に
配置したので、従来実質的にデッドスペースとなってい
た冷蔵室の後方上部の領域を活用でき、冷蔵室の他の有
効スペースを実質上増やすことができる。
【0147】請求項11に記載の発明は、請求項1から
請求項5のいずれか一項に記載の発明において、冷蔵室
用冷却器を有する冷却器室と、前記冷蔵室用冷却器で生
成する冷気を強制送風する冷蔵室用冷却器ファンとを配
置し、前記冷蔵室用冷却器は前記冷蔵室と多目的室を仕
切る第2仕切壁より下部で多目的室の後方に配置したの
で、冷却器から多目的室への冷気通路を短くでき、温度
バリエーションの広い多目的室の冷却効率を向上するこ
とができる。
【0148】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の発明において、冷蔵室用冷却器を製氷室及び多目
的室の後方に跨って配置したので、両室の冷凍機能を確
保するための冷却効率を高めることができる。
【0149】請求項13に記載の発明は、請求項9に記
載の発明において、冷蔵室用冷却器により冷蔵室のみを
冷却し、冷凍室用冷却器によりその他の室を冷却するの
で、それぞれの冷却器を適正な蒸発温度に設定でき冷凍
サイクルの効率を高めることができる。また、野菜室を
敢えて冷凍室用冷却器で冷却させることで冷却器と野菜
室間の通風ダクト構成を短く簡略化でき、製造コストを
低減できる。
【0150】請求項14に記載の発明は、請求項9に記
載の発明において、冷蔵室用冷却器により冷蔵室と野菜
室を冷却し、冷凍室用冷却器によりその他の室を冷却す
るので、それぞれの冷却器を最適な蒸発温度に設定で
き、冷凍サイクルの効率を一層高めることができる。
【0151】請求項15に記載の発明は、請求項9に記
載の発明において、冷凍室用冷却器により冷凍室のみを
冷却し、冷蔵室用冷却器によりその他の室を冷却するの
で、冷蔵室冷却器を中心として冷凍室を除いた各室間と
の通風ダクトが簡素化ができ、冷却効率を向上すること
ができる。
【0152】請求項16に記載の発明は、冷蔵庫本体上
部から順に冷蔵室、その下に並列配置した製氷室と多目
的室、野菜室、冷凍室を有する冷蔵庫において、前記野
菜室と前記冷凍室を上下に仕切る第1仕切壁と、前記冷
蔵室と前記製氷室,多目的室とを仕切る第2仕切壁と、
前記製氷室,多目的室と前記野菜室とを仕切る第3仕切
壁と、前記冷凍室後方に冷凍室用冷却器を有する冷凍室
冷却器室と、前記冷蔵室用冷却器を有する冷蔵室冷却器
室と、前記冷凍室冷却器室の前側を仕切る第4仕切壁
と、前記冷蔵室冷却器室の前側を仕切る第5仕切壁と、
前記製氷室と前記多目的室を左右に仕切る第6仕切壁と
を有し、前記第1仕切壁は前記第4仕切壁の上部に位置
し、前記第2仕切壁は前記第5仕切壁の前側を上下に分
割して下側に前記製氷室と前記多目的室を並列形成し、
前記冷蔵室,製氷室,多目的室,野菜室を前記冷蔵室用
冷却器により冷却し、前記冷凍室を前記冷凍室用冷却器
により冷却するので、冷蔵室用冷却器の配置構成を適正
に設定することで冷蔵室,製氷室,多目的室,野菜室を
冷却する風路構成をコンパクトで効率のよいものにで
き、かつ製氷室,多目的室,野菜室の利用価値の高い室
を使い易い高さレイアウトで奥行き寸法を十分確保しな
がら使い勝手よく利用することができる。
【0153】請求項17に記載の発明は、冷蔵庫本体上
部から順に冷蔵室、その下に並列配置した製氷室と多目
的室、野菜室、冷凍室を有する冷蔵庫において、前記野
菜室と前記冷凍室を上下に仕切る第1仕切壁と、前記冷
蔵室と前記製氷室,多目的室とを仕切る第2仕切壁と、
前記製氷室,多目的室と前記野菜室とを仕切る第3仕切
壁と、前記冷凍室後方に冷凍室用冷却器を有する冷凍室
冷却器室と、前記冷蔵室後方に冷蔵室用冷却器を有する
冷蔵室冷却器室と、前記冷凍室冷却器室の前側を仕切る
第4仕切壁と、前記冷蔵室冷却器室の前側を仕切る第5
仕切壁と、前記製氷室と前記多目的室を左右に仕切る第
6仕切壁とを有し、前記第1仕切壁は前記第4仕切壁の
上部に位置し、前記第2仕切壁は前記第5仕切壁の下部
に位置し、前記冷蔵室を前記冷蔵室用冷却器により冷却
し、前記冷凍室,製氷室,多目的室,野菜室を前記冷凍
室用冷却器により冷却するので、室内設定温度に対応し
た蒸発温度で冷凍サイクルの効率を高めて冷却でき、か
つ製氷室,多目的室,野菜室の利用価値の高い室を使い
易い高さレイアウトで奥行き寸法を十分確保しながら使
い勝手よく利用することができる。
【0154】請求項18に記載の発明は、請求項15ま
たは請求項16に記載の発明において、圧縮機と、凝縮
器と、冷媒切替機構により流路が切り替えられる冷蔵室
用冷却器と冷凍室用冷却器の並列回路とを接続した冷凍
サイクルを備えたので、冷凍室用冷却器と冷蔵室用冷却
器が互いに独立して自由に蒸発温度の設計ができ、冷蔵
室用冷却器にも冷凍温度帯を冷却するための低温の蒸発
温度が要求される構成に合理的に対応ができる。
【0155】請求項19に記載の発明は、請求項1から
請求項5のいずれか一項に記載の発明に、さらに、多目
的室の後方に多目的室用冷却器を配置し、冷凍サイクル
において前記多目的室用冷却器の下流に冷凍室用冷却器
を直列に接続したので、急速冷却や急速冷凍、通常の冷
凍温度より低温の深温冷凍機能などの利便性や保存性を
向上する機能を付加することができる。
【0156】請求項20に記載の発明は、請求項19に
記載の発明において、多目的室用冷却器は、多目的室収
納空間内に配置した板状の冷却パイプとし、前記冷却パ
イプの伝熱によって食品を冷却するので、食品との密着
性を高めて冷却速度を向上することができる。
【0157】請求項21に記載の発明は、請求項19に
記載の発明において、多目的室の急速冷却または急速冷
凍運転時、冷凍室用冷却器の冷却状況にかかわらず多目
的室用冷却器を優先的に冷却するので、使用者の急速冷
却等の要求にタイムリーに応えることができる。
【0158】請求項22に記載の発明は、請求項19に
記載の発明において、冷蔵室用冷却器と、冷凍室用冷却
器の上流に直列配置した多目的室用冷却器とを並列接続
する冷媒流路を交互に切替える切替弁を備え、前記切替
弁からさらに、前記冷凍室用冷却器のみに冷媒が流れる
冷媒流路を形成した冷凍サイクルを備えたので、多目的
室と冷凍室の温度制御や冷却作用に独立性を持たせて相
互の影響を排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の実施の形態1の正面図
【図2】同実施の形態による冷蔵庫の断面図
【図3】本発明による冷蔵庫の実施の形態2の正面図
【図4】本発明による冷蔵庫の実施の形態3の正面図
【図5】同実施の形態による冷蔵庫の断面図
【図6】本発明による冷蔵庫の実施の形態4の断面図
【図7】本発明による冷蔵庫の実施の形態5の断面図
【図8】同実施の形態の冷蔵庫の要部断面図
【図9】本発明による冷蔵庫の実施の形態6の断面図
【図10】同実施の形態の冷蔵庫の平面図
【図11】本発明による冷蔵庫の実施の形態7の断面図
【図12】同実施の形態の冷蔵庫の要部平面図
【図13】本発明による冷蔵庫の実施の形態8の断面図
【図14】同実施の形態の冷蔵庫の要部平面図
【図15】本発明による冷蔵庫の実施の形態9の断面図
【図16】従来の冷蔵庫の正面図
【図17】従来の冷蔵庫の風路構成図
【図18】従来の冷蔵庫の組立時の断面図
【図19】従来の冷蔵庫の組立時の断面図
【符号の説明】
25 冷蔵庫本体 26 冷蔵室 27 多目的室 28 冷凍室 29 野菜室 30 第1仕切壁 31 第2仕切壁 32 第3仕切壁 33 冷凍室用冷却器 34 冷凍室用冷却ファン 35 冷凍室用冷却器室 36 冷蔵室用冷却器 37 冷蔵室用冷却ファン 38 冷蔵室用冷却器室 44 第4仕切壁 45 第5仕切壁 48 第1多目的室 49 第2多目的室 49a 多目的室ドア 50 第6仕切壁 54 冷蔵室用ダンパ装置 55 多目的室用ダンパ装置 63 多目的室用冷却器 63a 冷却パイプ 66 第7仕切壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25D 23/02 F25D 23/02 303M 23/12 23/12 Q (72)発明者 浜野 泰樹 滋賀県草津市野路東2丁目3番1−2号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 上迫 豊志 滋賀県草津市野路東2丁目3番1−2号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 小山田 真 滋賀県草津市野路東2丁目3番1−2号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 田中 倫明 滋賀県草津市野路東2丁目3番1−2号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA04 CA04 CA08 CA09 3L102 JA01 KA01 KA09 KE10

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱体内上部に設けられた冷蔵室と、
    前記冷蔵室の下部に設けられた温度切替可能な多目的室
    と、前記冷蔵庫本体下部に設けられた冷凍室と、前記多
    目的室と前記冷凍室の間に野菜等を収納する野菜室とを
    備え、前記冷凍室の上部には前記断熱箱体の後部壁まで
    到達して前記野菜室との間を仕切る第1仕切壁を有し、
    前記第1仕切壁の下部で前記冷凍室の後方に冷凍室用冷
    却器を有する冷却器室を備えたことを特徴とする冷蔵
    庫。
  2. 【請求項2】 断熱箱体内上部に設けられた冷蔵室と、
    前記冷蔵室の下部に設けられ断熱仕切壁にて左右に区画
    した温度切替可能な第1多目的室と第2多目的室と、前
    記冷蔵庫本体下部に設けられた冷凍室と、前記多目的室
    と前記冷凍室の間に野菜等を収納する野菜室とを備え、
    前記冷凍室の上部には前記断熱箱体の後部壁まで到達し
    て前記野菜室との間を仕切る第1仕切壁を有し、前記第
    1仕切壁の下部で前記冷凍室の後方に冷凍室用冷却器を
    有する冷却器室を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 多目的室は冷凍温度帯から冷蔵温度帯ま
    での温度切替が可能としたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 第1,第2多目的室のどちらか一方を製
    氷室とすることを特徴とする請求項2または請求項3に
    記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 多目的室に食品調理機能を備えたことを
    特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載
    の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 食品調理機能は、冷却手段と加熱手段と
    により凍結または微凍結状態に冷却した後加熱融解する
    冷却加熱機能によるものであることを特徴とする請求項
    5に記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 多目的室のドアを下辺が枢支され前方下
    向きに開放されるドアとしたことを特徴とする請求項5
    または請求項6に記載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 多目的室のドアを内部が透視できるドア
    としたことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれ
    か一項に記載の冷蔵庫。
  9. 【請求項9】 冷蔵室用冷却器を有する冷却器室と、前
    記冷蔵室用冷却器で生成する冷気を強制送風する冷蔵室
    用冷却器ファンとを配置し、前記冷蔵室用冷却器は前記
    冷蔵室と多目的室を仕切る第2仕切壁より上部に配置し
    たことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一
    項に記載の冷蔵庫。
  10. 【請求項10】 冷蔵室用冷却器を冷蔵室後方上部に配
    置したことを特徴とする請求項9に記載の冷蔵庫。
  11. 【請求項11】 冷蔵室用冷却器を有する冷却器室と、
    前記冷蔵室用冷却器で生成する冷気を強制送風する冷蔵
    室用冷却器ファンとを配置し、前記冷蔵室用冷却器は前
    記冷蔵室と多目的室を仕切る第2仕切壁より下部で多目
    的室の後方に配置したことを特徴とする請求項1から請
    求項5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  12. 【請求項12】 冷蔵室用冷却器を製氷室及び多目的室
    の後方に跨って配置したことを特徴とする請求項11に
    記載の冷蔵庫。
  13. 【請求項13】 冷蔵室用冷却器により冷蔵室のみを冷
    却し、冷凍室用冷却器によりその他の室を冷却すること
    を特徴とする請求項9に記載の冷蔵庫。
  14. 【請求項14】 冷蔵室用冷却器により冷蔵室と野菜室
    を冷却し、冷凍室用冷却器によりその他の室を冷却する
    ことを特徴とする請求項9に記載の冷蔵庫。
  15. 【請求項15】 冷凍室用冷却器により冷凍室のみを冷
    却し、冷蔵室用冷却器によりその他の室を冷却すること
    を特徴とする請求項9または請求項11または請求項1
    2に記載の冷蔵庫。
  16. 【請求項16】 冷蔵庫本体上部から順に冷蔵室、その
    下に並列配置した製氷室と多目的室、野菜室、冷凍室を
    有する冷蔵庫において、前記野菜室と前記冷凍室を上下
    に仕切る第1仕切壁と、前記冷蔵室と前記製氷室,多目
    的室とを仕切る第2仕切壁と、前記製氷室,多目的室と
    前記野菜室とを仕切る第3仕切壁と、前記冷凍室後方に
    冷凍室用冷却器を有する冷凍室冷却器室と、前記冷蔵室
    用冷却器を有する冷蔵室冷却器室と、前記冷凍室冷却器
    室の前側を仕切る第4仕切壁と、前記冷蔵室冷却器室の
    前側を仕切る第5仕切壁と、前記製氷室と前記多目的室
    を左右に仕切る第6仕切壁とを有し、前記第1仕切壁は
    前記第4仕切壁の上部に位置し、前記第2仕切壁は前記
    第5仕切壁の前側を上下に分割して下側に前記製氷室と
    前記多目的室を並列形成し、前記冷蔵室,製氷室,多目
    的室,野菜室を前記冷蔵室用冷却器により冷却し、前記
    冷凍室を前記冷凍室用冷却器により冷却することを特徴
    とする冷蔵庫。
  17. 【請求項17】 冷蔵庫本体上部から順に冷蔵室、その
    下に並列配置した製氷室と多目的室、野菜室、冷凍室を
    有する冷蔵庫において、前記野菜室と前記冷凍室を上下
    に仕切る第1仕切壁と、前記冷蔵室と前記製氷室,多目
    的室とを仕切る第2仕切壁と、前記製氷室,多目的室と
    前記野菜室とを仕切る第3仕切壁と、前記冷凍室後方に
    冷凍室用冷却器を有する冷凍室冷却器室と、前記冷蔵室
    後方に冷蔵室用冷却器を有する冷蔵室冷却器室と、前記
    冷凍室冷却器室の前側を仕切る第4仕切壁と、前記冷蔵
    室冷却器室の前側を仕切る第5仕切壁と、前記製氷室と
    前記多目的室を左右に仕切る第6仕切壁とを有し、前記
    第1仕切壁は前記第4仕切壁の上部に位置し、前記第2
    仕切壁は前記第5仕切壁の下部に位置し、前記冷蔵室を
    前記冷蔵室用冷却器により冷却し、前記冷凍室,製氷
    室,多目的室,野菜室を前記冷凍室用冷却器により冷却
    することを特徴とする冷蔵庫。
  18. 【請求項18】 圧縮機と、凝縮器と、冷媒切替機構に
    より流路が切り替えられる冷蔵室用冷却器と冷凍室用冷
    却器の並列回路とを接続した冷凍サイクルを備えたこと
    を特徴とする請求項15または請求項16に記載の冷蔵
    庫。
  19. 【請求項19】 多目的室の後方に多目的室用冷却器を
    配置し、冷凍サイクルにおいて前記多目的室用冷却器の
    下流に冷凍室用冷却器を直列に接続したことを特徴とす
    る請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の冷蔵
    庫。
  20. 【請求項20】 多目的室用冷却器は、多目的室収納空
    間内に配置した板状の冷却パイプとし、前記冷却パイプ
    の伝熱によって食品を冷却することを特徴とする請求項
    19に記載の冷蔵庫。
  21. 【請求項21】 多目的室の急速冷却または急速冷凍運
    転時、冷凍室用冷却器の冷却状況にかかわらず多目的室
    用冷却器を優先的に冷却することを特徴とする請求項1
    9記載の冷蔵庫。
  22. 【請求項22】 冷蔵室用冷却器と、冷凍室用冷却器の
    上流に直列配置した多目的室用冷却器とを並列接続する
    冷媒流路を交互に切替える切替弁を備え、前記切替弁か
    らさらに、前記冷凍室用冷却器のみに冷媒が流れる冷媒
    流路を形成した冷凍サイクルを備えたことを特徴とする
    請求項19に記載の冷蔵庫。
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