JP2003314835A - 床暖房用ボード - Google Patents
床暖房用ボードInfo
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- JP2003314835A JP2003314835A JP2002118724A JP2002118724A JP2003314835A JP 2003314835 A JP2003314835 A JP 2003314835A JP 2002118724 A JP2002118724 A JP 2002118724A JP 2002118724 A JP2002118724 A JP 2002118724A JP 2003314835 A JP2003314835 A JP 2003314835A
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- Japan
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- board
- floor heating
- bent portion
- insulating board
- hot water
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- Floor Finish (AREA)
- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 1種類のボードで前後両端の屈曲部に兼用で
きる床暖房用ボードを安価に提供する。 【解決手段】 床の根太74と根太74の間の空間に、
本発明の床暖房用ボード1を2枚前後反対向きにして挿
入し、両者の間に直線部用ボード63を挿入固定する。
隣のボードから配管されてきた温水パイプ71はボード
1の突出部用の凹溝232から直線部用の凹溝222を
経て、直線部用ボード63の凹溝64を通って、後方の
ボード1の直線部用の凹溝221、屈曲部用の凹溝2
1、直線部用の凹溝222を経て、再び直線部用ボード
63の他の直線部用の凹溝64を通り、最初のボード1
の突出部用の凹溝231を経て隣のボードに導かれてゆ
く。
きる床暖房用ボードを安価に提供する。 【解決手段】 床の根太74と根太74の間の空間に、
本発明の床暖房用ボード1を2枚前後反対向きにして挿
入し、両者の間に直線部用ボード63を挿入固定する。
隣のボードから配管されてきた温水パイプ71はボード
1の突出部用の凹溝232から直線部用の凹溝222を
経て、直線部用ボード63の凹溝64を通って、後方の
ボード1の直線部用の凹溝221、屈曲部用の凹溝2
1、直線部用の凹溝222を経て、再び直線部用ボード
63の他の直線部用の凹溝64を通り、最初のボード1
の突出部用の凹溝231を経て隣のボードに導かれてゆ
く。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、蛇行状に屈曲する
温水パイプを使用する床暖房装置において温水パイプの
屈曲部を嵌合収納するためのボードに関するものであ
る。
温水パイプを使用する床暖房装置において温水パイプの
屈曲部を嵌合収納するためのボードに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の床暖房装置は、床材の下にボイラ
ーに接続された蛇行状の温水パイプを張り巡らせ、床材
を介して温水の熱を室内に供給している。温水パイプの
取り付けは、床材をはがし、床の根太の間に表面に蛇行
状の凹溝を設けた断熱性ボードを配置し、その凹溝内に
温水パイプを引き回し、その上に金属製の放熱パネルを
被せ、再びその上に床材を取り付けて構成されている。
そしてボイラーから送られてくる温水をこの温水パイプ
に供給して、床の下から室内を暖めている。
ーに接続された蛇行状の温水パイプを張り巡らせ、床材
を介して温水の熱を室内に供給している。温水パイプの
取り付けは、床材をはがし、床の根太の間に表面に蛇行
状の凹溝を設けた断熱性ボードを配置し、その凹溝内に
温水パイプを引き回し、その上に金属製の放熱パネルを
被せ、再びその上に床材を取り付けて構成されている。
そしてボイラーから送られてくる温水をこの温水パイプ
に供給して、床の下から室内を暖めている。
【0003】断熱性ボードは各根太間の細長いスペース
に合わせて作られた細長いボードにU字状の凹溝が設け
られている。そして、このボードを各根太の間に取り付
け、隣接するボードのU字溝の各解放端を適宜連結して
蛇行状の凹溝を構成している。
に合わせて作られた細長いボードにU字状の凹溝が設け
られている。そして、このボードを各根太の間に取り付
け、隣接するボードのU字溝の各解放端を適宜連結して
蛇行状の凹溝を構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような断熱ボード
は長尺で持ち運びに不便であるので、図7に示すように
屈曲部と直線部とを切り離してユニット化した断熱性ボ
ードが提案されている。すなわち、2枚の屈曲部用ボー
ド751,752と1枚の直線部用ボード753に分割
して製造されている。なお、図中74は床下の根太であ
る。
は長尺で持ち運びに不便であるので、図7に示すように
屈曲部と直線部とを切り離してユニット化した断熱性ボ
ードが提案されている。すなわち、2枚の屈曲部用ボー
ド751,752と1枚の直線部用ボード753に分割
して製造されている。なお、図中74は床下の根太であ
る。
【0005】このような屈曲部用ボード751と752
とはボイラー76に接続された温水パイプ71を嵌合す
るための凹溝の形状が、図8において754と755と
で示すように異なるため、2種類のボードを用意しなけ
ればならなかった。そのためには成型用の型代や保管・
管理のための手数が増えるという欠点があった。
とはボイラー76に接続された温水パイプ71を嵌合す
るための凹溝の形状が、図8において754と755と
で示すように異なるため、2種類のボードを用意しなけ
ればならなかった。そのためには成型用の型代や保管・
管理のための手数が増えるという欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、1種類のボー
ドで前後両端の屈曲部に兼用できる床暖房用ボードを安
価に提供することを第1の目的としている。
ドで前後両端の屈曲部に兼用できる床暖房用ボードを安
価に提供することを第1の目的としている。
【0007】本発明は、1種類のボードで前後両端の屈
曲部に兼用でき、堅牢で輸送や取り扱い中に破損しにく
い床暖房用ボードを安価に提供することを第2の目的と
している。
曲部に兼用でき、堅牢で輸送や取り扱い中に破損しにく
い床暖房用ボードを安価に提供することを第2の目的と
している。
【0008】すなわち、本発明の請求項1の床暖房用ボ
ードは、床暖房用の温水パイプの屈曲部を嵌合収納する
ための凹溝をその表面に有する扁平直方体の断熱性ボー
ドであって、その凹溝はほぼ半円弧状の屈曲部とその円
弧の両端から垂直に延びる2個の直線部および上記屈曲
部の両端から左右両側に突出した円弧の一部を形成する
2個の突出部とよりなり、上記2個の直線部の自由端は
それぞれ断熱性ボードの直方体の1つの側面に開口し、
上記2個の突出部の自由端は上記直線部の自由端が開口
する断熱性ボードの側面に隣接する2つの側面にそれぞ
れ開口していることを特徴とするものである。
ードは、床暖房用の温水パイプの屈曲部を嵌合収納する
ための凹溝をその表面に有する扁平直方体の断熱性ボー
ドであって、その凹溝はほぼ半円弧状の屈曲部とその円
弧の両端から垂直に延びる2個の直線部および上記屈曲
部の両端から左右両側に突出した円弧の一部を形成する
2個の突出部とよりなり、上記2個の直線部の自由端は
それぞれ断熱性ボードの直方体の1つの側面に開口し、
上記2個の突出部の自由端は上記直線部の自由端が開口
する断熱性ボードの側面に隣接する2つの側面にそれぞ
れ開口していることを特徴とするものである。
【0009】この構成の床暖房用ボードを既成床に取り
付ける場合、床面と根太の間の空間が極めて限定されて
いて、断熱性ボードの厚みを十分にとれない場合が多
い。すなわち、枠組壁工法(いわゆるツーバイフォー工
法)や改修工事などの場合は、床暖房用ボードを含む仕
組みの総厚をできるだけ薄く構築することが要求され
る。例えば総厚を15mmの高さ内に収める場合は、温
水パイプの外径は一般的に10mm〜13mmであるの
で、ボードに温水パイプを嵌合するための凹溝を形成す
ると底面の厚さは僅か5mm〜2mmしか残されないこ
とになる。
付ける場合、床面と根太の間の空間が極めて限定されて
いて、断熱性ボードの厚みを十分にとれない場合が多
い。すなわち、枠組壁工法(いわゆるツーバイフォー工
法)や改修工事などの場合は、床暖房用ボードを含む仕
組みの総厚をできるだけ薄く構築することが要求され
る。例えば総厚を15mmの高さ内に収める場合は、温
水パイプの外径は一般的に10mm〜13mmであるの
で、ボードに温水パイプを嵌合するための凹溝を形成す
ると底面の厚さは僅か5mm〜2mmしか残されないこ
とになる。
【0010】このような場合の床暖房用ボードは凹溝が
横に1線に貫通しているので、輸送中や作業中の応力に
よってそこから破断される可能性が大きい。そこで、請
求項2の床暖房用ボードでは、この破断を防ぐために、
上記2個の直線部の自由端および上記2個の突出部の自
由端を断熱性ボードの側面に直接開口させず、断熱性ボ
ードの側壁に残された薄い隔壁で終端するように構成し
た。
横に1線に貫通しているので、輸送中や作業中の応力に
よってそこから破断される可能性が大きい。そこで、請
求項2の床暖房用ボードでは、この破断を防ぐために、
上記2個の直線部の自由端および上記2個の突出部の自
由端を断熱性ボードの側面に直接開口させず、断熱性ボ
ードの側壁に残された薄い隔壁で終端するように構成し
た。
【0011】すなわち、請求項2の床暖房用ボードは、
床暖房用の温水パイプの屈曲部を嵌合収納するための凹
溝をその表面に有する扁平直方体の断熱性ボードであっ
て、その凹溝はほぼ半円弧状の屈曲部とその円弧の両端
から垂直に延びる2個の直線部および上記屈曲部の両端
から左右両側に突出した円弧の一部を形成する2個の突
出部とよりなり、上記2個の直線部の自由端はそれぞれ
断熱性ボードの直方体の1つの側面に残された薄い隔壁
によって終端され、上記2個の突出部の自由端は上記直
線部の自由端が終端する断熱性ボードの側面に隣接する
2つの側面に残された薄い隔壁によってそれぞれ終端さ
れていることを特徴とする。
床暖房用の温水パイプの屈曲部を嵌合収納するための凹
溝をその表面に有する扁平直方体の断熱性ボードであっ
て、その凹溝はほぼ半円弧状の屈曲部とその円弧の両端
から垂直に延びる2個の直線部および上記屈曲部の両端
から左右両側に突出した円弧の一部を形成する2個の突
出部とよりなり、上記2個の直線部の自由端はそれぞれ
断熱性ボードの直方体の1つの側面に残された薄い隔壁
によって終端され、上記2個の突出部の自由端は上記直
線部の自由端が終端する断熱性ボードの側面に隣接する
2つの側面に残された薄い隔壁によってそれぞれ終端さ
れていることを特徴とする。
【0012】床暖房用の温水パイプは温度によって膨張
収縮する。従って、断熱性ボードに設けた凹溝を蛇行す
る温水パイプと同じサイズに形成していると、温水パイ
プの膨張収縮によって断熱性ボードが変形し、フローリ
ングなどの床仕上げ材の変形や破損を起こすことがあ
る。その弊害を防止するために、断熱性ボードの凹溝の
幅を温水パイプの外径よりも大きく構成した。その結
果、温水パイプが熱膨張によって、断熱性ボードの縦方
向および横方向に伸張してもその増加分を凹溝の幅と温
水パイプの外径との差によって吸収し、断熱性ボードの
変形を回避することができる。
収縮する。従って、断熱性ボードに設けた凹溝を蛇行す
る温水パイプと同じサイズに形成していると、温水パイ
プの膨張収縮によって断熱性ボードが変形し、フローリ
ングなどの床仕上げ材の変形や破損を起こすことがあ
る。その弊害を防止するために、断熱性ボードの凹溝の
幅を温水パイプの外径よりも大きく構成した。その結
果、温水パイプが熱膨張によって、断熱性ボードの縦方
向および横方向に伸張してもその増加分を凹溝の幅と温
水パイプの外径との差によって吸収し、断熱性ボードの
変形を回避することができる。
【0013】さらに、温水パイプの熱膨張による伸張の
度合いは幅方向よりも長さ方向の方が大きく現れるの
で、断熱性ボードのほぼ半円弧状の屈曲部の凹溝の幅お
よびまたは突出部の凹溝の幅を直線部の凹溝の幅よりも
大きく構成した。これによって、温水パイプの縦方向の
伸びを吸収することができる。
度合いは幅方向よりも長さ方向の方が大きく現れるの
で、断熱性ボードのほぼ半円弧状の屈曲部の凹溝の幅お
よびまたは突出部の凹溝の幅を直線部の凹溝の幅よりも
大きく構成した。これによって、温水パイプの縦方向の
伸びを吸収することができる。
【0014】上記断熱性ボードは断熱性が高く、軽質
で、強度の高い材料で形成することが好ましい。その代
表的な材料としては、硬質プラスチックフォーム製ボー
ドまたは木質系ボードを推奨する。
で、強度の高い材料で形成することが好ましい。その代
表的な材料としては、硬質プラスチックフォーム製ボー
ドまたは木質系ボードを推奨する。
【0015】硬質プラスチックフォーム製ボードとして
は、ポリスチレンフォーム製ボード、ポリエチレンフォ
ーム製ボード、硬質ウレタンフォーム製ボード、フェノ
ール樹脂フォーム製ボードなどを例示することができ
る。
は、ポリスチレンフォーム製ボード、ポリエチレンフォ
ーム製ボード、硬質ウレタンフォーム製ボード、フェノ
ール樹脂フォーム製ボードなどを例示することができ
る。
【0016】木質系ボードとしては、チップ状の木材を
圧縮固化したもの、繊維までに分解して圧縮固化したも
の、さらに木材を細粒状に粉砕して接着剤を使用して圧
縮固化したものなどの木質ボードおよび、合板やむく材
等の木製ボードを挙げることができる。
圧縮固化したもの、繊維までに分解して圧縮固化したも
の、さらに木材を細粒状に粉砕して接着剤を使用して圧
縮固化したものなどの木質ボードおよび、合板やむく材
等の木製ボードを挙げることができる。
【0017】木質ボードはいずれも断熱性に優れている
ので本発明のボードとしては好ましく用いることがで
き、インシュレーションボード、ハードボード、MD
F、パーティクルボードなどを例示することができる。
木製ボードも木質ボードに比して断熱性能は若干劣るも
のの顕熱蓄熱性能を有するので本発明の断熱性ボードと
しては十分に実用に耐えることができる。
ので本発明のボードとしては好ましく用いることがで
き、インシュレーションボード、ハードボード、MD
F、パーティクルボードなどを例示することができる。
木製ボードも木質ボードに比して断熱性能は若干劣るも
のの顕熱蓄熱性能を有するので本発明の断熱性ボードと
しては十分に実用に耐えることができる。
【0018】特に、接着剤を使用せずに木材チップを圧
縮固化した木質ボードは高価であるがホルムアルデヒド
等の有害成分を含んでいないので環境汚染防止上で好ま
しく用いられるい。
縮固化した木質ボードは高価であるがホルムアルデヒド
等の有害成分を含んでいないので環境汚染防止上で好ま
しく用いられるい。
【0019】
【実施例】図1、図2および図3は、本発明の床暖房用
ボードの実施例を示すもので、1は発泡ポリスチレン製
の扁平な直方体よりなる床暖房用ボード、11はその表
面、121はその側面、122,123は側面121に
それぞれ隣接する側面、2は温水パイプを嵌合収納する
ための凹溝、21はほぼ半円弧状の屈曲部用の凹溝、2
21および222はそれぞれ直線部用の凹溝、231,
232はそれぞれ円弧の一部を形成する突出部用の凹
溝、31,32はそれぞれ側面121に開口する凹溝の
開口部、33は側面122に開口する開口部、34は側
面123に開口する開口部である。
ボードの実施例を示すもので、1は発泡ポリスチレン製
の扁平な直方体よりなる床暖房用ボード、11はその表
面、121はその側面、122,123は側面121に
それぞれ隣接する側面、2は温水パイプを嵌合収納する
ための凹溝、21はほぼ半円弧状の屈曲部用の凹溝、2
21および222はそれぞれ直線部用の凹溝、231,
232はそれぞれ円弧の一部を形成する突出部用の凹
溝、31,32はそれぞれ側面121に開口する凹溝の
開口部、33は側面122に開口する開口部、34は側
面123に開口する開口部である。
【0020】この床暖房用ボードのほぼ半円弧状の屈曲
部用の凹溝21の溝の幅aは直線部用の凹溝221,2
22の溝の幅bよりも大きく構成されている。この構成
によってこの凹溝に嵌合された温水パイプが熱膨張によ
って縦方向に伸張しても、この幅の広い屈曲部用の凹溝
21によって吸収され、断熱性ボードを変形させたり破
損させたりすることはなくなる。
部用の凹溝21の溝の幅aは直線部用の凹溝221,2
22の溝の幅bよりも大きく構成されている。この構成
によってこの凹溝に嵌合された温水パイプが熱膨張によ
って縦方向に伸張しても、この幅の広い屈曲部用の凹溝
21によって吸収され、断熱性ボードを変形させたり破
損させたりすることはなくなる。
【0021】さらに、直線部用凹溝の幅を、直線部用ボ
ード63の凹溝64の幅よりも大きく構成すれば、温水
パイプの熱膨張による縦方向の伸びをほぼ半円弧状の屈
曲部用の凹溝21で吸収しきれなかった場合でも、温水
パイプは直線部用の凹溝221,222の部分から横方
向に丸く屈曲して伸張した部分を吸収することができ
る。
ード63の凹溝64の幅よりも大きく構成すれば、温水
パイプの熱膨張による縦方向の伸びをほぼ半円弧状の屈
曲部用の凹溝21で吸収しきれなかった場合でも、温水
パイプは直線部用の凹溝221,222の部分から横方
向に丸く屈曲して伸張した部分を吸収することができ
る。
【0022】図4、図5は本発明の床暖房用ボードの他
の実施例を示すもので、図1と同一符号は同一部品また
は部位を示す。41,42,43および44はそれぞれ
床暖房用ボードの側面121,122,123に残され
た隔壁であり、垂直部用凹溝221,222および突出
部用凹溝231、232はそれぞれこれらの隔壁の内側
で終端されている。
の実施例を示すもので、図1と同一符号は同一部品また
は部位を示す。41,42,43および44はそれぞれ
床暖房用ボードの側面121,122,123に残され
た隔壁であり、垂直部用凹溝221,222および突出
部用凹溝231、232はそれぞれこれらの隔壁の内側
で終端されている。
【0023】図6は、図4に示される床暖房用ボードの
使用状態を示す説明図であって、2枚の床暖房用ボード
1は床下の根太74の間に前後反対向きにして挿入され
る。この2つのボードの間には直線部用ボード63が接
続される。
使用状態を示す説明図であって、2枚の床暖房用ボード
1は床下の根太74の間に前後反対向きにして挿入され
る。この2つのボードの間には直線部用ボード63が接
続される。
【0024】隣接された屈曲部用ボードから配管されて
きた温水パイプ71(鎖線で示される)は根太に開けら
れた孔を通って図6で前方に存在するボード1の突出部
用の凹溝232に導入され、このボードの直線部用の凹
溝222を経て、直線部用ボード63の凹溝64を通っ
て、後方のボード1の直線部用の凹溝221、屈曲部用
の凹溝21、直線部用の凹溝222を経て、再び直線部
用ボード63の他の直線部用の凹溝64を通り、最初の
ボード1の他の突出部用の凹溝231を経て隣接する根
太74に開けられた孔を通って隣のボードに導かれてゆ
く。
きた温水パイプ71(鎖線で示される)は根太に開けら
れた孔を通って図6で前方に存在するボード1の突出部
用の凹溝232に導入され、このボードの直線部用の凹
溝222を経て、直線部用ボード63の凹溝64を通っ
て、後方のボード1の直線部用の凹溝221、屈曲部用
の凹溝21、直線部用の凹溝222を経て、再び直線部
用ボード63の他の直線部用の凹溝64を通り、最初の
ボード1の他の突出部用の凹溝231を経て隣接する根
太74に開けられた孔を通って隣のボードに導かれてゆ
く。
【0025】図4に示される床暖房用ボードを使用する
場合は、隔壁が存在するので必要とする凹溝の隔壁を指
などで取り壊して温水パイプを挿通させる。例えば、図
6で前方に存在するボードの場合は全ての隔壁41,4
2,43,44を取り除く。後方に存在するボードの場
合は隔壁41,42のみを取り除けばよい。残りの隔壁
43,44はそのままにしておく。
場合は、隔壁が存在するので必要とする凹溝の隔壁を指
などで取り壊して温水パイプを挿通させる。例えば、図
6で前方に存在するボードの場合は全ての隔壁41,4
2,43,44を取り除く。後方に存在するボードの場
合は隔壁41,42のみを取り除けばよい。残りの隔壁
43,44はそのままにしておく。
【0026】
(1)本発明の床暖房用ボードは、その表面に作られた
凹溝がほぼ半円弧状の屈曲部とその円弧の両端から垂直
に延びる2個の直線部および上記屈曲部の両端から左右
両側に突出した円弧の一部を形成する2個の突出部より
形成されていて、隣接するボードに連結するための凹溝
とU字形の凹溝とを兼ねているので、1枚のボードで蛇
行する温水パイプを収容するための前後両端部のボード
を兼用することができ、製造費や管理費を節減すること
ができる。
凹溝がほぼ半円弧状の屈曲部とその円弧の両端から垂直
に延びる2個の直線部および上記屈曲部の両端から左右
両側に突出した円弧の一部を形成する2個の突出部より
形成されていて、隣接するボードに連結するための凹溝
とU字形の凹溝とを兼ねているので、1枚のボードで蛇
行する温水パイプを収容するための前後両端部のボード
を兼用することができ、製造費や管理費を節減すること
ができる。
【0027】(2)本発明の床暖房用ボードは、温水パ
イプを収容する凹溝が温水パイプの外径よりも大きく構
成されているので、温水パイプの熱膨張による伸びを吸
収することができ、断熱用ボードの変形に基づくフロー
リングなどの床仕上げ材の変形や破損を防止することが
できる。
イプを収容する凹溝が温水パイプの外径よりも大きく構
成されているので、温水パイプの熱膨張による伸びを吸
収することができ、断熱用ボードの変形に基づくフロー
リングなどの床仕上げ材の変形や破損を防止することが
できる。
【0028】(3)本発明の床暖房用ボードは、屈曲部
の凹溝およびまたは突出部の凹溝の幅が直線部の凹溝の
幅よりも大きく構成されているので、温水パイプの熱膨
張による伸びを吸収することができ、断熱用ボードの変
形に基づくフローリングなどの床仕上げ材の変形や破損
を防止することができる。
の凹溝およびまたは突出部の凹溝の幅が直線部の凹溝の
幅よりも大きく構成されているので、温水パイプの熱膨
張による伸びを吸収することができ、断熱用ボードの変
形に基づくフローリングなどの床仕上げ材の変形や破損
を防止することができる。
【0029】(4)2個の直線部の凹溝の自由端および
2個の突出部の凹溝の自由端はいずれもボードの側面に
残された薄い隔壁によってそれぞれ終端されているの
で、断熱用ボードの強度が増加し、輸送や作業中の応力
による破損を防止することができる。
2個の突出部の凹溝の自由端はいずれもボードの側面に
残された薄い隔壁によってそれぞれ終端されているの
で、断熱用ボードの強度が増加し、輸送や作業中の応力
による破損を防止することができる。
【図1】本発明の実施例を示す床暖房用ボードの斜面
図。
図。
【図2】本発明の実施例を示す床暖房用ボードの平面
図。
図。
【図3】図2のA−A線による縦断面図。
【図4】本発明の他の実施例を示す床暖房用ボードの斜
面図。
面図。
【図5】本発明の他の実施例を示す床暖房用ボードの平
面図。
面図。
【図6】本発明の床暖房用ボードの使用状態を示す説明
図。
図。
【図7】従来の床暖房装置を示す説明図。
【図8】図7の一部拡大斜面図。
1 床暖房用ボード
21 屈曲部用凹溝
221、222 直線部用凹溝
231、232 突出部用凹溝
31,32,33,34 開口
41,42,43,44 隔壁
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2E220 AA04 AA12 AA26 AA37 AA39
AB09 AC03 CA07 CA44 GA02Y
GA25Y GB32Y GB33Y GB37Y
GB38Y GB44Y GB45Y GB46Y
GB47Y
3L070 BD01 BD02
Claims (6)
- 【請求項1】 床暖房用の温水パイプの屈曲部を嵌合収
納するための凹溝をその表面に有する扁平直方体の断熱
性ボードであって、その凹溝はほぼ半円弧状の屈曲部と
その円弧の両端から垂直に延びる2個の直線部および上
記屈曲部の両端から左右両側に突出した円弧の一部を形
成する2個の突出部とよりなり、上記2個の直線部の自
由端はそれぞれ断熱性ボードの直方体の1つの側面に開
口し、上記2個の突出部の自由端は上記直線部の自由端
が開口する断熱性ボードの側面に隣接する2つの側面に
それぞれ開口していることを特徴とする床暖房用ボー
ド。 - 【請求項2】 床暖房用の温水パイプの屈曲部を嵌合収
納するための凹溝をその表面に有する扁平直方体の断熱
性ボードであって、その凹溝はほぼ半円弧状の屈曲部と
その円弧の両端から垂直に延びる2個の直線部および上
記屈曲部の両端から左右両側に突出した円弧の一部を形
成する2個の突出部とよりなり、上記2個の直線部の自
由端はそれぞれ断熱性ボードの直方体の1つの側面に残
された薄い隔壁によって終端され、上記2個の突出部の
自由端は上記直線部の自由端が終端する断熱性ボードの
側面に隣接する2つの側面に残された薄い隔壁によって
それぞれ終端されていることを特徴とする床暖房用ボー
ド。 - 【請求項3】 上記断熱性ボードの凹溝の幅が上記温水
パイプの外径よりも大きく構成されていることを特徴と
する請求項1または請求項2に記載の床暖房用ボード。 - 【請求項4】 上記断熱性ボードのほぼ半円弧状の屈曲
部の凹溝の幅およびまたは突出部の凹溝の幅が上記直線
部の凹溝の幅よりも大きく構成されていることを特徴と
する請求項1または請求項2に記載の床暖房用ボード。 - 【請求項5】 上記断熱性ボードが硬質プラスチックフ
ォーム製ボードより形成されていることを特徴とする請
求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の床暖房用
ボード。 - 【請求項6】 上記断熱性ボードが木質系ボードより形
成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4
のいずれか1項に記載の床暖房用ボード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002118724A JP2003314835A (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | 床暖房用ボード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002118724A JP2003314835A (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | 床暖房用ボード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003314835A true JP2003314835A (ja) | 2003-11-06 |
Family
ID=29535482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002118724A Pending JP2003314835A (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | 床暖房用ボード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003314835A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009281690A (ja) * | 2008-05-26 | 2009-12-03 | Chubu Electric Power Co Inc | 床暖房パネル、及び当該床暖房パネルを備えた床暖房設備 |
US20090314848A1 (en) * | 2005-09-14 | 2009-12-24 | Uponor, Inc. | Radiant Heating System and Method |
JP2012242051A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Panasonic Corp | 床暖房パネル |
US8752346B1 (en) * | 2006-09-27 | 2014-06-17 | Warm Brothers, Inc. | Rotable heat transfer tubing retention panels |
-
2002
- 2002-04-22 JP JP2002118724A patent/JP2003314835A/ja active Pending
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