JP2003314791A - 流体動圧軸受の流体注入装置 - Google Patents
流体動圧軸受の流体注入装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/02—Parts of sliding-contact bearings
- F16C33/04—Brasses; Bushes; Linings
- F16C33/06—Sliding surface mainly made of metal
- F16C33/10—Construction relative to lubrication
- F16C33/1025—Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant
- F16C33/103—Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant retained in or near the bearing
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- F16C17/00—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
- F16C17/10—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 真空注入法を用いた流体動圧軸受の流体注入
装置において、メンテナンスが容易で、且つ装置と維持
のコストを低減させること。 【解決手段】 シーケンス制御装置222は注入用バル
ブ220を閉じ、続いて減圧用バルブ221を開き、そ
して、真空ポンプ216を起動させる。すると、流体動
圧軸受200の内部は減圧される。流体動圧軸受200
の内部が減圧されると、シーケンス制御装置222は減
圧用バルブ221を閉じ、続いて真空ポンプ216を停
止させ、そして、注入用バルブ220を開く。すると、
注入タンク215に貯蔵されている潤滑オイル224
は、大気圧によって押し出され、減圧されている流体動
圧軸受200の内部に注入される。流体動圧軸受200
の内部への潤滑オイルの注入が完了すると、軸受固定装
置211の軸受押さえ部材211aを開放位置に上昇さ
せ、流体動圧軸受200を軸受保持台212から取り外
す。
装置において、メンテナンスが容易で、且つ装置と維持
のコストを低減させること。 【解決手段】 シーケンス制御装置222は注入用バル
ブ220を閉じ、続いて減圧用バルブ221を開き、そ
して、真空ポンプ216を起動させる。すると、流体動
圧軸受200の内部は減圧される。流体動圧軸受200
の内部が減圧されると、シーケンス制御装置222は減
圧用バルブ221を閉じ、続いて真空ポンプ216を停
止させ、そして、注入用バルブ220を開く。すると、
注入タンク215に貯蔵されている潤滑オイル224
は、大気圧によって押し出され、減圧されている流体動
圧軸受200の内部に注入される。流体動圧軸受200
の内部への潤滑オイルの注入が完了すると、軸受固定装
置211の軸受押さえ部材211aを開放位置に上昇さ
せ、流体動圧軸受200を軸受保持台212から取り外
す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空注入法を用い
て流体動圧軸受に潤滑用流体を注入する流体動圧軸受の
流体注入装置の改良に関する。
て流体動圧軸受に潤滑用流体を注入する流体動圧軸受の
流体注入装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】流体動圧軸受は、例えば図6に示す如
く、円柱部材2にスラスト部材であるリング部材3が圧
入されて形成されたフランジ付シャフト1と、このフラ
ンジ付シャフト1が回転自在に嵌合する段付円筒状スリ
ーブ4と、スラスト押さえ部材としても機能する環状蓋
部材5とから構成されており、これらの軸受構成部材間
に形成された微小隙間R1、R2、R3、R4及びR5
には潤滑油Fが充填されている。円柱部材2の上側の外
周面と環状蓋部材5の内周面との間に形成されたテーパ
ー状微小隙間Sは、毛細管現象と表面張力を利用して潤
滑油Fが外部に漏出しないように機能するキャピラリー
シールである。円柱部材2の下側の外周面にはヘリング
ボーン溝の如きラジアル動圧溝G1が形成され、リング
部材3の上面と下面にはヘリングボーン溝の如きスパイ
ラルのスラスト動圧発生溝G2がそれぞれ形成されてい
る。前記テーパー状微小隙間Sは、微小隙間R1、R
2、R3、R4及びR5が連通して形成している片袋状
流体充填部の唯一の開口であって、潤滑油Fの注入口と
なっている。なお、図7に、スラスト動圧発生溝G2の
一例を示す。
く、円柱部材2にスラスト部材であるリング部材3が圧
入されて形成されたフランジ付シャフト1と、このフラ
ンジ付シャフト1が回転自在に嵌合する段付円筒状スリ
ーブ4と、スラスト押さえ部材としても機能する環状蓋
部材5とから構成されており、これらの軸受構成部材間
に形成された微小隙間R1、R2、R3、R4及びR5
には潤滑油Fが充填されている。円柱部材2の上側の外
周面と環状蓋部材5の内周面との間に形成されたテーパ
ー状微小隙間Sは、毛細管現象と表面張力を利用して潤
滑油Fが外部に漏出しないように機能するキャピラリー
シールである。円柱部材2の下側の外周面にはヘリング
ボーン溝の如きラジアル動圧溝G1が形成され、リング
部材3の上面と下面にはヘリングボーン溝の如きスパイ
ラルのスラスト動圧発生溝G2がそれぞれ形成されてい
る。前記テーパー状微小隙間Sは、微小隙間R1、R
2、R3、R4及びR5が連通して形成している片袋状
流体充填部の唯一の開口であって、潤滑油Fの注入口と
なっている。なお、図7に、スラスト動圧発生溝G2の
一例を示す。
【0003】要するに、流体動圧軸受は、シャフトとス
リーブを含む軸受構成部材と、これら軸受構成部材間に
形成されたラジアル隙間とスラスト隙間を含む片袋状流
体充填部に潤滑用流体が充填され、且つ前記ラジアル隙
間にはラジアル動圧発生溝が形成され、前記スラスト隙
間にはスラスト動圧発生溝が形成されて構成された動圧
軸受である。
リーブを含む軸受構成部材と、これら軸受構成部材間に
形成されたラジアル隙間とスラスト隙間を含む片袋状流
体充填部に潤滑用流体が充填され、且つ前記ラジアル隙
間にはラジアル動圧発生溝が形成され、前記スラスト隙
間にはスラスト動圧発生溝が形成されて構成された動圧
軸受である。
【0004】小型薄型の流体動圧軸受の微小隙間は数μ
m〜数100μmであるから、潤滑用流体は真空注入法
によって流体動圧軸受内に注入される。真空注入法を用
いた従来装置として、米国特許第5862841号に開
示された潤滑用流体注入装置がある。
m〜数100μmであるから、潤滑用流体は真空注入法
によって流体動圧軸受内に注入される。真空注入法を用
いた従来装置として、米国特許第5862841号に開
示された潤滑用流体注入装置がある。
【0005】この従来装置は、図5に示す如く、軸受保
持面に流体動圧軸受27の所定の面が着座するOリング
を備えた軸受保持台70と、流体動圧軸受27を軸受保
持台70に載置して固定する軸受固定手段44等と、流
体動圧軸受27の所定の面と前記軸受保持面及び前記O
リングとで形成されたシール空間を介して流体動圧軸受
27の内部を減圧する真空ポンプ52と、潤滑用流体が
貯蔵されたリザーバ74と、流体動圧軸受27の内部に
前記シール空間を介して前記潤滑用流体を注入する流体
注入チューブ90と、減圧時には流体注入チューブ90
の先端から離れた第1レベルに且つ注入時には流体注入
チューブ90の先端が没する第2レベルに前記潤滑用流
体の液面を制御する液面制御手段とから構成された流体
動圧軸受の流体注入装置である。
持面に流体動圧軸受27の所定の面が着座するOリング
を備えた軸受保持台70と、流体動圧軸受27を軸受保
持台70に載置して固定する軸受固定手段44等と、流
体動圧軸受27の所定の面と前記軸受保持面及び前記O
リングとで形成されたシール空間を介して流体動圧軸受
27の内部を減圧する真空ポンプ52と、潤滑用流体が
貯蔵されたリザーバ74と、流体動圧軸受27の内部に
前記シール空間を介して前記潤滑用流体を注入する流体
注入チューブ90と、減圧時には流体注入チューブ90
の先端から離れた第1レベルに且つ注入時には流体注入
チューブ90の先端が没する第2レベルに前記潤滑用流
体の液面を制御する液面制御手段とから構成された流体
動圧軸受の流体注入装置である。
【0006】そして、前記液面制御手段は、ベローズ8
0を介してリザーバ74を軸受固定手段44に取りつけ
ると共に、軸受固定手段44に油圧又は空気圧シリンダ
ーで駆動されるアクチュエータ78が取りつけられ、こ
のアクチュエータ78によってリザーバ74を矢印に示
す如く上下に移動させることによって行うものである。
即ち、前記液面制御手段は、潤滑用流体が貯蔵されてい
るリザーバの上下の位置を制御するものであるから、比
較的複雑な構造の装置である。しかも、ベローズ80
は、内部圧力が50mTorr以下になっても変形しない強
度を持ち、且つ頻繁な伸縮に長期間耐えられる耐久性の
高いベローズを用いる必要がある。しかしながら、この
ような耐久性の高いベローズは非常に高価であるという
問題があった。しかも、どのように耐久性の高いベロー
ズであっても適切な頻度で交換しなければならない。従
って、従来の流体注入装置には、面倒なメンテナンスと
交換部品の費用が発生するという問題もある。
0を介してリザーバ74を軸受固定手段44に取りつけ
ると共に、軸受固定手段44に油圧又は空気圧シリンダ
ーで駆動されるアクチュエータ78が取りつけられ、こ
のアクチュエータ78によってリザーバ74を矢印に示
す如く上下に移動させることによって行うものである。
即ち、前記液面制御手段は、潤滑用流体が貯蔵されてい
るリザーバの上下の位置を制御するものであるから、比
較的複雑な構造の装置である。しかも、ベローズ80
は、内部圧力が50mTorr以下になっても変形しない強
度を持ち、且つ頻繁な伸縮に長期間耐えられる耐久性の
高いベローズを用いる必要がある。しかしながら、この
ような耐久性の高いベローズは非常に高価であるという
問題があった。しかも、どのように耐久性の高いベロー
ズであっても適切な頻度で交換しなければならない。従
って、従来の流体注入装置には、面倒なメンテナンスと
交換部品の費用が発生するという問題もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、真空注入法を用いた流体動圧軸受の流体注
入装置において、高価な交換部品を必要としない液面制
御手段を採用し、メンテナンスの頻度を激減させ、且つ
コストを低減させることである。
する課題は、真空注入法を用いた流体動圧軸受の流体注
入装置において、高価な交換部品を必要としない液面制
御手段を採用し、メンテナンスの頻度を激減させ、且つ
コストを低減させることである。
【0008】上記課題を解決する流体動圧軸受の流体注
入装置を、軸受保持面に流体動圧軸受の所定の面が着座
するOリングを備えた軸受保持台と、前記流体動圧軸受
を前記軸受保持台に載置して固定する軸受固定装置と、
前記前記流体動圧軸受の内部を減圧する真空ポンプと、
前記流体動圧軸受の内部に注入される潤滑オイルが貯蔵
されたオイルタンクと、前記流体動圧軸受の内部に注入
されなかった潤滑オイルを回収するオイル回収タンク
と、前記流体動圧軸受の所定の面と前記軸受保持面及び
前記Oリングとで形成されたシール空間と前記オイルタ
ンクとを接続する注入用流路と、前記オイル回収タンク
を介して前記シール空間と真空ポンプとを接続する減圧
用流路と、前記注入用流路に挿入された注入側バルブ
と、前記減圧用流路に挿入された減圧側バルブとで構成
した。
入装置を、軸受保持面に流体動圧軸受の所定の面が着座
するOリングを備えた軸受保持台と、前記流体動圧軸受
を前記軸受保持台に載置して固定する軸受固定装置と、
前記前記流体動圧軸受の内部を減圧する真空ポンプと、
前記流体動圧軸受の内部に注入される潤滑オイルが貯蔵
されたオイルタンクと、前記流体動圧軸受の内部に注入
されなかった潤滑オイルを回収するオイル回収タンク
と、前記流体動圧軸受の所定の面と前記軸受保持面及び
前記Oリングとで形成されたシール空間と前記オイルタ
ンクとを接続する注入用流路と、前記オイル回収タンク
を介して前記シール空間と真空ポンプとを接続する減圧
用流路と、前記注入用流路に挿入された注入側バルブ
と、前記減圧用流路に挿入された減圧側バルブとで構成
した。
【0009】そして、前記注入側バルブと前記減圧側バ
ルブには自動バルブを用い、真空ポンプの起動停止を制
御するシーケンス制御装置によって、その開閉を制御す
るようにした。
ルブには自動バルブを用い、真空ポンプの起動停止を制
御するシーケンス制御装置によって、その開閉を制御す
るようにした。
【0010】
【発明の実施の形態】図1はシャフト201とスリーブ
202とスラスト押え板213を有する流体動圧軸受2
00に潤滑用流体を注入する本発明の一実施形態の要部
を断面で示した構成図、図2はその部分拡大断面図であ
る。
202とスラスト押え板213を有する流体動圧軸受2
00に潤滑用流体を注入する本発明の一実施形態の要部
を断面で示した構成図、図2はその部分拡大断面図であ
る。
【0011】これらの図において、本発明の一実施形態
の流体動圧軸受の流体注入装置は、水平な軸受保持面に
流体動圧軸受200の所定の面が着座するOリング21
3を備えた軸受保持台212と、流体動圧軸受200を
軸受保持台212に載置して固定する軸受固定装置21
1とを含む。
の流体動圧軸受の流体注入装置は、水平な軸受保持面に
流体動圧軸受200の所定の面が着座するOリング21
3を備えた軸受保持台212と、流体動圧軸受200を
軸受保持台212に載置して固定する軸受固定装置21
1とを含む。
【0012】軸受保持台212には、Oリング213と
同軸の円筒状穴212aと、円筒状穴212aと連通し
た注入側流路212bと減圧側流路212cが形成され
ている。円筒状穴212aは軸受保持台212の水平な
軸受保持面に開口し、注入側流路212bと減圧側流路
212cは左右の側面に開口している。
同軸の円筒状穴212aと、円筒状穴212aと連通し
た注入側流路212bと減圧側流路212cが形成され
ている。円筒状穴212aは軸受保持台212の水平な
軸受保持面に開口し、注入側流路212bと減圧側流路
212cは左右の側面に開口している。
【0013】軸受固定装置211は、図示されていない
モータと、前記モータの回転軸に固着された駆動軸21
1bと、駆動軸211bの先端に取り付けられた軸受押
さえ部材211aとを含む。
モータと、前記モータの回転軸に固着された駆動軸21
1bと、駆動軸211bの先端に取り付けられた軸受押
さえ部材211aとを含む。
【0014】流体注入においては、スラスト押え板20
3の表面を軸受保持台212のOリング213に着坐さ
せ、且つ軸受固定装置211によって所定の圧力を加え
て、流体動圧軸受200を軸受保持台212に固定す
る。すると、流体動圧軸受200を軸受保持台212と
の間にはシール空間214が形成される。図2を参照す
れば、シール空間214は流体動圧軸受200のスラス
ト押え板203の表面、軸受保持台212の円筒状穴2
12a並びに軸受保持面212d、Oリング213とで
形成されたシール空間である。
3の表面を軸受保持台212のOリング213に着坐さ
せ、且つ軸受固定装置211によって所定の圧力を加え
て、流体動圧軸受200を軸受保持台212に固定す
る。すると、流体動圧軸受200を軸受保持台212と
の間にはシール空間214が形成される。図2を参照す
れば、シール空間214は流体動圧軸受200のスラス
ト押え板203の表面、軸受保持台212の円筒状穴2
12a並びに軸受保持面212d、Oリング213とで
形成されたシール空間である。
【0015】本発明の一実施形態の流体動圧軸受の流体
注入装置は、また、流体動圧軸受200の内部を減圧す
る真空ポンプ216と、流体動圧軸受200の内部に注
入される潤滑オイル224が貯蔵されたオイルタンク2
15と、流体動圧軸受200の内部に注入されなかった
潤滑オイルを回収するオイル回収タンク217を含む。
注入装置は、また、流体動圧軸受200の内部を減圧す
る真空ポンプ216と、流体動圧軸受200の内部に注
入される潤滑オイル224が貯蔵されたオイルタンク2
15と、流体動圧軸受200の内部に注入されなかった
潤滑オイルを回収するオイル回収タンク217を含む。
【0016】オイルタンク215は、注入用流路218
と注入側流路212bとを介してシール空間214に接
続され、且つ、大気圧開口パイプ223を介して大気に
開口している。また、真空ポンプ216は、オイル回収
タンク217、減圧用流路219、及び減圧側流路21
2cを介してシール空間214に接続されている。
と注入側流路212bとを介してシール空間214に接
続され、且つ、大気圧開口パイプ223を介して大気に
開口している。また、真空ポンプ216は、オイル回収
タンク217、減圧用流路219、及び減圧側流路21
2cを介してシール空間214に接続されている。
【0017】本発明の一実施形態の流体動圧軸受の流体
注入装置は、更に、注入用流路218に挿入された注入
側バルブ220と、減圧用流路219に挿入された減圧
側バルブ221と、これらバルブの開閉制御と真空ポン
プの起動/停止制御を行うシーケンス制御装置222を
含む。
注入装置は、更に、注入用流路218に挿入された注入
側バルブ220と、減圧用流路219に挿入された減圧
側バルブ221と、これらバルブの開閉制御と真空ポン
プの起動/停止制御を行うシーケンス制御装置222を
含む。
【0018】本発明の一実施形態の流体注入装置は、概
ね、以下の動作を順に実行し、流体動圧軸受に潤滑用流
体を注入する。
ね、以下の動作を順に実行し、流体動圧軸受に潤滑用流
体を注入する。
【0019】先ず、流体動圧軸受200を、そのキャピ
ラリーシール部を下にして、軸受保持台212のOリン
グ213に着座させる。
ラリーシール部を下にして、軸受保持台212のOリン
グ213に着座させる。
【0020】次に、軸受固定装置211のモータを駆動
し、軸受押さえ部材211aによって流体動圧軸受20
0を軸受保持台212に固定する。
し、軸受押さえ部材211aによって流体動圧軸受20
0を軸受保持台212に固定する。
【0021】続いて、シーケンス制御装置222は開閉
信号222aを発生し操作器220aを駆動して注入用
バルブ220を閉じ、続いて開閉信号222bを発生し
減圧用バルブ221を開く。
信号222aを発生し操作器220aを駆動して注入用
バルブ220を閉じ、続いて開閉信号222bを発生し
減圧用バルブ221を開く。
【0022】続いて、シーケンス制御装置222は起動
停止信号222cを発生し真空ポンプ216を起動させ
る。すると、流体動圧軸受200の内部、シール空間2
14、減圧側連通穴212c、減圧用流路219及びオ
イル回収タンク217を満たしていた空気が真空ポンプ
216に吸入され、流体動圧軸受200の内部は減圧さ
れる。このとき、シール空間214、減圧側連通穴21
2c及び減圧用流路219に残存していた潤滑オイル
は、オイル回収タンク217に回収され、回収オイル2
25として貯蔵される。
停止信号222cを発生し真空ポンプ216を起動させ
る。すると、流体動圧軸受200の内部、シール空間2
14、減圧側連通穴212c、減圧用流路219及びオ
イル回収タンク217を満たしていた空気が真空ポンプ
216に吸入され、流体動圧軸受200の内部は減圧さ
れる。このとき、シール空間214、減圧側連通穴21
2c及び減圧用流路219に残存していた潤滑オイル
は、オイル回収タンク217に回収され、回収オイル2
25として貯蔵される。
【0023】流体動圧軸受200の内部が減圧される
と、シーケンス制御装置222は開閉信号222bを発
生し操作器221aを駆動して減圧用バルブ221を閉
じ、続いて起動停止信号222cを発生し真空ポンプ2
16を停止させる。
と、シーケンス制御装置222は開閉信号222bを発
生し操作器221aを駆動して減圧用バルブ221を閉
じ、続いて起動停止信号222cを発生し真空ポンプ2
16を停止させる。
【0024】続いて、シーケンス制御装置222は開閉
信号222aを発生し操作器220aを駆動して注入用
バルブ220を開く。すると、注入タンク215に貯蔵
されている潤滑オイル224は、大気圧によって押し出
され、注入用流路218、注入側連通穴212b、及び
シール空間214を介して、減圧されている流体動圧軸
受200の内部に注入される。
信号222aを発生し操作器220aを駆動して注入用
バルブ220を開く。すると、注入タンク215に貯蔵
されている潤滑オイル224は、大気圧によって押し出
され、注入用流路218、注入側連通穴212b、及び
シール空間214を介して、減圧されている流体動圧軸
受200の内部に注入される。
【0025】流体動圧軸受200の内部への潤滑オイル
の注入が完了すると、軸受固定装置211のモータを駆
動し、軸受押さえ部材211aを開放位置に上昇させ、
流体動圧軸受200を軸受保持台212から取り外す。
以上で、1個の流体動圧軸受への潤滑オイルの注入が完
了する。
の注入が完了すると、軸受固定装置211のモータを駆
動し、軸受押さえ部材211aを開放位置に上昇させ、
流体動圧軸受200を軸受保持台212から取り外す。
以上で、1個の流体動圧軸受への潤滑オイルの注入が完
了する。
【0026】なお、軸受固定装置211のモータの起動
停止は、注入用バルブ220並びに減圧用バルブ221
の開閉、及び真空ポンプ216の起動停止と共に、シー
ケンス制御装置222によって自動的に制御される。
停止は、注入用バルブ220並びに減圧用バルブ221
の開閉、及び真空ポンプ216の起動停止と共に、シー
ケンス制御装置222によって自動的に制御される。
【0027】
【発明の効果】本発明は、真空注入法を用いた流体動圧
軸受の流体注入装置において、液面制御手段を必要とし
ないものである。従って、従来の流体注入装置に採用さ
れている液面制御手段を構成する必須部品であるベロー
ズ等の高価な交換部品を必要としないので、メンテナン
スが容易で、且つ装置と維持のコストを低減させること
ができた。
軸受の流体注入装置において、液面制御手段を必要とし
ないものである。従って、従来の流体注入装置に採用さ
れている液面制御手段を構成する必須部品であるベロー
ズ等の高価な交換部品を必要としないので、メンテナン
スが容易で、且つ装置と維持のコストを低減させること
ができた。
【図1】一実施形態の流体注入装置の要部を断面で示し
た構成図である。
た構成図である。
【図2】一実施形態の流体注入装置の要部拡大断面図で
ある。但し、流体動圧軸受は流体注入が完了した状態で
示してある。
ある。但し、流体動圧軸受は流体注入が完了した状態で
示してある。
【図3】従来の流体注入装置の構成図である。
【図4】潤滑用流体が注入される流体動圧軸受の一実施
例の断面図である。但し、微小隙間は誇張して示してあ
る。
例の断面図である。但し、微小隙間は誇張して示してあ
る。
【図5】スラスト動圧発生溝G2の一例を示した図であ
る。
る。
27 流体動圧軸受
44 軸受固定手段
52 真空ポンプ
70 軸受保持台
74 リザーバ
80 ベローズ
90 流体注入チューブ
201 流体動圧軸受のシャフト
202 流体動圧軸受のスリーブ
211 軸受固定手段
212 軸受保持台
213 Oリング
214 シール空間
215 オイルタンク
216 真空ポンプ
217 オイル回収タンク
218 注入用流路
219 減圧用流路
220 注入側バルブ
220a 注入側バルブの操作器
221 減圧側バルブ
221a 減圧側バルブの操作器
222 シーケンス制御装置
223 大気圧開口パイプ
224 潤滑オイル
225 回収オイル
Claims (2)
- 【請求項1】軸受保持面に流体動圧軸受の所定の面が着
座するOリングを備えた軸受保持台と、前記流体動圧軸
受を前記軸受保持台に載置して固定する軸受固定装置
と、前記前記流体動圧軸受の内部を減圧する真空ポンプ
と、前記流体動圧軸受の内部に注入される潤滑オイルが
貯蔵されたオイルタンクと、前記流体動圧軸受の内部に
注入されなかった潤滑オイルを回収するオイル回収タン
クと、前記流体動圧軸受の所定の面と前記軸受保持面及
び前記Oリングとで形成されたシール空間と前記オイル
タンクとを接続する注入用流路と、前記オイル回収タン
クを介して前記シール空間と真空ポンプとを接続する減
圧用流路と、前記注入用流路に挿入された注入側バルブ
と、前記減圧用流路に挿入された減圧側バルブとから構
成された流体動圧軸受の流体注入装置。 - 【請求項2】前記注入側バルブと前記減圧側バルブは自
動バルブであって、真空ポンプの起動停止を制御するシ
ーケンス制御装置によって、その開閉が制御されるもの
であることを特徴とする請求項2の流体動圧軸受の流体
注入装置。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP2002116569A JP2003314791A (ja) | 2002-04-18 | 2002-04-18 | 流体動圧軸受の流体注入装置 |
US10/410,462 US7073630B2 (en) | 2002-04-18 | 2003-04-09 | Fluid injection apparatus for fluid dynamic pressure bearing |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002116569A JP2003314791A (ja) | 2002-04-18 | 2002-04-18 | 流体動圧軸受の流体注入装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003314791A true JP2003314791A (ja) | 2003-11-06 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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US (1) | US7073630B2 (ja) |
JP (1) | JP2003314791A (ja) |
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CN113188031B (zh) * | 2021-05-14 | 2022-04-19 | 杭州拓展轴承有限公司 | 一种汽车用轴承的加工机构 |
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2002
- 2002-04-18 JP JP2002116569A patent/JP2003314791A/ja active Pending
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2003
- 2003-04-09 US US10/410,462 patent/US7073630B2/en not_active Expired - Fee Related
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WO2006027970A1 (ja) * | 2004-09-07 | 2006-03-16 | Seiko Instruments Inc. | 作動流体注入装置、作動流体注入方法および流体動圧軸受の製造方法 |
US7921565B2 (en) | 2004-09-07 | 2011-04-12 | Seiko Instruments Inc. | Working fluid injection apparatus, method of injecting working fluid, and method of manufacturing fluid dynamic pressure bearing |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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US20040020721A1 (en) | 2004-02-05 |
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