JP2003314668A - 分割型アイドラホイール - Google Patents
分割型アイドラホイールInfo
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- JP2003314668A JP2003314668A JP2002124638A JP2002124638A JP2003314668A JP 2003314668 A JP2003314668 A JP 2003314668A JP 2002124638 A JP2002124638 A JP 2002124638A JP 2002124638 A JP2002124638 A JP 2002124638A JP 2003314668 A JP2003314668 A JP 2003314668A
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- JP
- Japan
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- split
- idler wheel
- pair
- bolt
- wheels
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H55/00—Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
- F16H55/32—Friction members
- F16H55/36—Pulleys
- F16H55/46—Split pulleys
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
- Pulleys (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シャフトへの組み付けが確実かつ簡便に達成
でき、ボルト締結時の過度の変形、破損を防止して優れ
た耐久性を発揮することができる分割型アイドラホイー
ルを提供すること。 【解決手段】 ボス部分111およびリム部分112で
相互に接合状態となり前記ボス部分111とリム部分1
12とに連続する中間領域113で相互に非接合状態と
なる分割面110aと、前記中間領域113に形成され
たボルト締結部115とを備えた一対の半円状分割ホイ
ール110,110が、ボルト締結手段120,120
によって相互に合体されて締結してなる分割型アイドラ
ホイール100。
でき、ボルト締結時の過度の変形、破損を防止して優れ
た耐久性を発揮することができる分割型アイドラホイー
ルを提供すること。 【解決手段】 ボス部分111およびリム部分112で
相互に接合状態となり前記ボス部分111とリム部分1
12とに連続する中間領域113で相互に非接合状態と
なる分割面110aと、前記中間領域113に形成され
たボルト締結部115とを備えた一対の半円状分割ホイ
ール110,110が、ボルト締結手段120,120
によって相互に合体されて締結してなる分割型アイドラ
ホイール100。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2分割構造によっ
て回転シャフト、または固定シャフトに着脱自在に取り
付けられる分割型アイドラホイールの構造に関する。
て回転シャフト、または固定シャフトに着脱自在に取り
付けられる分割型アイドラホイールの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、伝動チェーン、コンベヤチェーン
に用いるスプロケットや、伝動ベルト、コンベヤベルト
に用いるプーリを2分割構造としてシャフトに取り付け
る分割型アイドラホイールが知られている。
に用いるスプロケットや、伝動ベルト、コンベヤベルト
に用いるプーリを2分割構造としてシャフトに取り付け
る分割型アイドラホイールが知られている。
【0003】このような従来の分割型アイドラホイール
500は、図4に示すように、直径方向に沿って2分割
された一対の分割ホイール510,510の分割面51
0aに、互いに位置決めして密着できるリム側の位置決
め部分511とホイール中心部に向かって次第に拡開す
る傾斜部分512とを備え、一対の分割ホイール51
0,510をボルト520で結合するような構造となっ
ている。したがって、前記一対の分割ホイール510,
510をボルト520で結合してシャフトに取り付ける
際に、前記互いに位置決めして密着できるリム側の位置
決め部分511が支点となり、前記ホイール中心部に向
かって次第に拡開する傾斜部分512が最大隙間Sの締
め代となって前記ボルト520のボルト結合位置で締結
力が働き、一対の分割ホイール510,510が相互に
合体する。
500は、図4に示すように、直径方向に沿って2分割
された一対の分割ホイール510,510の分割面51
0aに、互いに位置決めして密着できるリム側の位置決
め部分511とホイール中心部に向かって次第に拡開す
る傾斜部分512とを備え、一対の分割ホイール51
0,510をボルト520で結合するような構造となっ
ている。したがって、前記一対の分割ホイール510,
510をボルト520で結合してシャフトに取り付ける
際に、前記互いに位置決めして密着できるリム側の位置
決め部分511が支点となり、前記ホイール中心部に向
かって次第に拡開する傾斜部分512が最大隙間Sの締
め代となって前記ボルト520のボルト結合位置で締結
力が働き、一対の分割ホイール510,510が相互に
合体する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の分割型アイドラホイール500は、位置決め部
分511からボルト結合位置に至る距離が位置決め部分
511からホイール中心部に至る距離よりも短いため、
ボルト結合位置で締め付けても傾斜部分512において
充分な締結力で作用させることができないことから軸孔
が真円から外れた形状になるので、取り付けられる回転
シャフト等との間に隙間のバラツキを生じて安定した回
転が得られないという問題があった。
た従来の分割型アイドラホイール500は、位置決め部
分511からボルト結合位置に至る距離が位置決め部分
511からホイール中心部に至る距離よりも短いため、
ボルト結合位置で締め付けても傾斜部分512において
充分な締結力で作用させることができないことから軸孔
が真円から外れた形状になるので、取り付けられる回転
シャフト等との間に隙間のバラツキを生じて安定した回
転が得られないという問題があった。
【0005】また、前記ホイール中心部に向かって次第
に拡開する傾斜部分512において充分な締結力を作用
させるためにボルト結合位置でボルト520を過度に締
め付けると、リム側の位置決め部分511の支点がボル
ト結合位置側にズレてくるために位置決め部分511の
最外周部が浮き上がって不要な隙間を生じたり、分割ホ
イール510のボルト結合位置から破損を生じてくる恐
れがあったりして、その合体組み付けに要する労力と手
間が著しく増大するという問題があった。
に拡開する傾斜部分512において充分な締結力を作用
させるためにボルト結合位置でボルト520を過度に締
め付けると、リム側の位置決め部分511の支点がボル
ト結合位置側にズレてくるために位置決め部分511の
最外周部が浮き上がって不要な隙間を生じたり、分割ホ
イール510のボルト結合位置から破損を生じてくる恐
れがあったりして、その合体組み付けに要する労力と手
間が著しく増大するという問題があった。
【0006】そして、前記一対の分割ホイール510,
510は、分割面510aがリム側の位置決め部分51
1とホイール中心部に向かって拡開する傾斜部分512
とで構成されていることによって、過度の圧迫状態とな
る応力集中が位置決め部分511に生じ易く耐久性を長
期に亙って維持することができないという問題があっ
た。
510は、分割面510aがリム側の位置決め部分51
1とホイール中心部に向かって拡開する傾斜部分512
とで構成されていることによって、過度の圧迫状態とな
る応力集中が位置決め部分511に生じ易く耐久性を長
期に亙って維持することができないという問題があっ
た。
【0007】ところで、このような分割面510aの傾
斜部分512は、本来、傾斜しないのが良いが、プラス
チック樹脂の熱収縮特性上、成形加工後の形態変形によ
って図4のような形状になってしまう。これを金型上に
反映して形態変形を見越した形状にするのは非常に困難
であるという成形加工上の問題があった。しかも、前記
一対の分割ホイール510,510の全体的なホイール
形状が肉厚部分と肉薄部分との複雑な組み合わせで構成
されているため、その成形加工後の分割面510aに形
態変形が生じ易く、前述したようなホイール中心部に向
かう傾斜部分512によって形成される隙間がより拡大
して、ボルト締結時にシャフトに密着することができる
真円状態から変形した状態、所謂、瓢箪状態になるの
で、上述したような回転不良や破損の恐れなどがより顕
在化するという問題があった。
斜部分512は、本来、傾斜しないのが良いが、プラス
チック樹脂の熱収縮特性上、成形加工後の形態変形によ
って図4のような形状になってしまう。これを金型上に
反映して形態変形を見越した形状にするのは非常に困難
であるという成形加工上の問題があった。しかも、前記
一対の分割ホイール510,510の全体的なホイール
形状が肉厚部分と肉薄部分との複雑な組み合わせで構成
されているため、その成形加工後の分割面510aに形
態変形が生じ易く、前述したようなホイール中心部に向
かう傾斜部分512によって形成される隙間がより拡大
して、ボルト締結時にシャフトに密着することができる
真円状態から変形した状態、所謂、瓢箪状態になるの
で、上述したような回転不良や破損の恐れなどがより顕
在化するという問題があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、前述したような
従来技術における問題を解決するものであって、シャフ
トへの組み付けが確実かつ簡便に達成でき、ボルト締結
時の過度の変形、破損を防止して優れた耐久性を発揮す
ることができる分割型アイドラホイールを提供すること
である。
従来技術における問題を解決するものであって、シャフ
トへの組み付けが確実かつ簡便に達成でき、ボルト締結
時の過度の変形、破損を防止して優れた耐久性を発揮す
ることができる分割型アイドラホイールを提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の分割型アイドラホイールは、以下のような
構成を備えている。すなわち、本請求項1に係る発明の
分割型アイドラホイールは、シャフトが嵌挿されるボス
部分と該ボス部分の外周側に一体的に形成されたリム部
分とを有した一対の半円状分割ホイールを相互に合体し
てボルトで締結してなる分割型アイドラホイールにおい
て、前記一対の半円状分割ホイールには前記ボス部分お
よびリム部分で相互に接合状態となり前記ボス部分とリ
ム部分とに連続する中間領域で相互に非接合状態となる
分割面が形成されているとともに、前記中間領域には前
記一対の半円状分割ホイールを相互に貫通して締結する
ボルト締結部が設けられていることによって、前述した
課題を解決するものである。
め、本発明の分割型アイドラホイールは、以下のような
構成を備えている。すなわち、本請求項1に係る発明の
分割型アイドラホイールは、シャフトが嵌挿されるボス
部分と該ボス部分の外周側に一体的に形成されたリム部
分とを有した一対の半円状分割ホイールを相互に合体し
てボルトで締結してなる分割型アイドラホイールにおい
て、前記一対の半円状分割ホイールには前記ボス部分お
よびリム部分で相互に接合状態となり前記ボス部分とリ
ム部分とに連続する中間領域で相互に非接合状態となる
分割面が形成されているとともに、前記中間領域には前
記一対の半円状分割ホイールを相互に貫通して締結する
ボルト締結部が設けられていることによって、前述した
課題を解決するものである。
【0010】また、本請求項2に係る発明の分割型アイ
ドラホイールは、請求項1記載の構成に加えて、前記中
間領域の分割面がアーチ状曲面であることにより、前述
した課題をさらに解決するものである。
ドラホイールは、請求項1記載の構成に加えて、前記中
間領域の分割面がアーチ状曲面であることにより、前述
した課題をさらに解決するものである。
【0011】そして、本請求項3に係る発明の分割型ア
イドラホイールは、請求項1記載の構成に加えて、前記
ボス部分の分割面とリム部分の分割面とが半円状分割ホ
イールの直径ラインを跨いだ段違い状態で配置されてい
ることにより、前述した課題をさらに解決するものであ
る。
イドラホイールは、請求項1記載の構成に加えて、前記
ボス部分の分割面とリム部分の分割面とが半円状分割ホ
イールの直径ラインを跨いだ段違い状態で配置されてい
ることにより、前述した課題をさらに解決するものであ
る。
【0012】ここで、本発明の分割型アイドラホイール
に用いた一対の半円状分割ホイールの基本的形態につい
ては、相互に合体させた状態において点対称となるよう
な形状、構造を有しているほうが、樹脂加工で用いる成
形金型の簡素化、部品点数の低減などの観点から好まし
く、製造コストも低減することができる。
に用いた一対の半円状分割ホイールの基本的形態につい
ては、相互に合体させた状態において点対称となるよう
な形状、構造を有しているほうが、樹脂加工で用いる成
形金型の簡素化、部品点数の低減などの観点から好まし
く、製造コストも低減することができる。
【0013】そして、本発明の分割型アイドラホイール
におけるボルト締結部の具体的形態は、ボス部分とリム
部分とに連続する中間領域において一対の半円状分割ホ
イールを相互に貫通して締結するものであれば如何なる
形態であっても差し支えないが、例えば、前記中間領域
において一対の半円状分割ホイールを貫くように形成さ
れたボルト挿通穴の一端部に、ナットを回り止めして装
着自在に収容するナット収容座を形成するとともに、前
記ボルト挿通穴の他端部に、リム外表面に開口するボル
ト挿入孔を形成して、前記ナット収容座に収容されたナ
ットにボルト挿入孔からボルトを挿入して、一対の半円
状分割ホイールを結合するように構成した形態を採用す
ることがホイール樹脂成形、ホイール強度設計、保守メ
ンテナンスなどの観点から好ましい。
におけるボルト締結部の具体的形態は、ボス部分とリム
部分とに連続する中間領域において一対の半円状分割ホ
イールを相互に貫通して締結するものであれば如何なる
形態であっても差し支えないが、例えば、前記中間領域
において一対の半円状分割ホイールを貫くように形成さ
れたボルト挿通穴の一端部に、ナットを回り止めして装
着自在に収容するナット収容座を形成するとともに、前
記ボルト挿通穴の他端部に、リム外表面に開口するボル
ト挿入孔を形成して、前記ナット収容座に収容されたナ
ットにボルト挿入孔からボルトを挿入して、一対の半円
状分割ホイールを結合するように構成した形態を採用す
ることがホイール樹脂成形、ホイール強度設計、保守メ
ンテナンスなどの観点から好ましい。
【0014】さらに、前記一対の半円状分割ホイールに
おけるボス部分とリム部分の分割面は、相互に接合状態
となることができる形状であれば如何なる形状であって
も差し支えないが、相互に嵌合して位置合わせするため
の複数の位置合わせ凹部と位置合わせ凸部が設けられて
いる場合には、合体時もしくは合体後において一対の半
円状分割ホイールにズレを生じることがない。
おけるボス部分とリム部分の分割面は、相互に接合状態
となることができる形状であれば如何なる形状であって
も差し支えないが、相互に嵌合して位置合わせするため
の複数の位置合わせ凹部と位置合わせ凸部が設けられて
いる場合には、合体時もしくは合体後において一対の半
円状分割ホイールにズレを生じることがない。
【0015】
【作用】本発明の分割型アイドラホイールは、上述した
ような一対の半円状分割ホイールにボス部分およびリム
部分で相互に接合状態となり前記ボス部分とリム部分と
に連続する中間領域で相互に非接合状態となる分割面を
形成するとともに、前記中間領域に一対の半円状分割ホ
イールを相互に貫通して締結するボルト締結部を設けた
ことによって、以下のような本発明に特有の作用を奏す
る。すなわち、本発明の分割型アイドラホイールは、一
対の半円状分割ホイールをシャフトに合掌する如く取り
付ける場合に、相互のボス部分とリム部分とがそれぞれ
接合して安定した状態となり、この安定した状態におい
てボルトがボス部分とリム部分とに連続した中間領域を
締め付けるため、ボス部分とリム部分の2カ所で安定し
た締結力を発揮する。
ような一対の半円状分割ホイールにボス部分およびリム
部分で相互に接合状態となり前記ボス部分とリム部分と
に連続する中間領域で相互に非接合状態となる分割面を
形成するとともに、前記中間領域に一対の半円状分割ホ
イールを相互に貫通して締結するボルト締結部を設けた
ことによって、以下のような本発明に特有の作用を奏す
る。すなわち、本発明の分割型アイドラホイールは、一
対の半円状分割ホイールをシャフトに合掌する如く取り
付ける場合に、相互のボス部分とリム部分とがそれぞれ
接合して安定した状態となり、この安定した状態におい
てボルトがボス部分とリム部分とに連続した中間領域を
締め付けるため、ボス部分とリム部分の2カ所で安定し
た締結力を発揮する。
【0016】そして、本発明の分割型アイドラホイール
は、樹脂成形後の分割面に生じがちな形態変形を、相互
に非接合状態となる中間領域においてボルトで締結して
吸収することが可能であるため、ボルト締結時にシャフ
トに確実に取り付けられる寸法形状の真円状態を維持す
る。
は、樹脂成形後の分割面に生じがちな形態変形を、相互
に非接合状態となる中間領域においてボルトで締結して
吸収することが可能であるため、ボルト締結時にシャフ
トに確実に取り付けられる寸法形状の真円状態を維持す
る。
【0017】また、前記中間領域の分割面をアーチ状曲
面とした場合には、ボルト締結時にボス部分とリム部分
とに連続した中間領域の分割面に負荷される応力を分散
して低減するため、半円状分割ホイール自体に変形歪み
を生じることなく、寸法形態が安定する。
面とした場合には、ボルト締結時にボス部分とリム部分
とに連続した中間領域の分割面に負荷される応力を分散
して低減するため、半円状分割ホイール自体に変形歪み
を生じることなく、寸法形態が安定する。
【0018】さらに、前記ボス部分の分割面とリム部分
の分割面とが半円状分割ホイールの直径ラインを跨いだ
段違い状態で配置されている場合には、伝動チェーン、
伝動ベルト、コンベヤチェーン、コンベヤベルト等の伝
動媒体を周回して伝導する際に、一対の半円状分割ホイ
ールの分割面に働く直径方向の専断力を回避して相互の
合体形態を維持する。
の分割面とが半円状分割ホイールの直径ラインを跨いだ
段違い状態で配置されている場合には、伝動チェーン、
伝動ベルト、コンベヤチェーン、コンベヤベルト等の伝
動媒体を周回して伝導する際に、一対の半円状分割ホイ
ールの分割面に働く直径方向の専断力を回避して相互の
合体形態を維持する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の分割型アイドラホ
イールの好ましい実施の形態である実施例を図面に基づ
いて説明する。まず、本発明の第1実施例である分割型
アイドラホイール100について説明する。図1は、本
発明の第1実施例である分割型アイドラホイールの斜視
図であり、図2は、図1に示す分割型アイドラホイール
の断面図である。
イールの好ましい実施の形態である実施例を図面に基づ
いて説明する。まず、本発明の第1実施例である分割型
アイドラホイール100について説明する。図1は、本
発明の第1実施例である分割型アイドラホイールの斜視
図であり、図2は、図1に示す分割型アイドラホイール
の断面図である。
【0020】本実施例の分割型アイドラホイール100
は、図1乃至図2に示すようなシャフト(図示しない)
が嵌挿されるボス部分111と該ボス部分111の外周
側に一体的に形成されたリム部分112とを有した一対
の半円状分割ホイール110,110と、これらの半円
状分割ホイール110,110を相互に合体して締結す
るためのボルト締結手段120,120とで構成されて
いる。
は、図1乃至図2に示すようなシャフト(図示しない)
が嵌挿されるボス部分111と該ボス部分111の外周
側に一体的に形成されたリム部分112とを有した一対
の半円状分割ホイール110,110と、これらの半円
状分割ホイール110,110を相互に合体して締結す
るためのボルト締結手段120,120とで構成されて
いる。
【0021】前記一対の半円状分割ホイール110,1
10には、ボス部分111およびリム部分112で相互
に接合状態となる平面と、前記ボス部分111とリム部
分112とに連続する中間領域113で相互に非接合状
態となるアーチ状曲面とを備えた分割面110aが形成
されている。なお、図2におけるアーチ状曲面の曲率半
径は視覚的に誇大して図示しているが、中間領域113
で相互に非接合状態となる間隙Sを形成するに足りる曲
率半径であれば良い。
10には、ボス部分111およびリム部分112で相互
に接合状態となる平面と、前記ボス部分111とリム部
分112とに連続する中間領域113で相互に非接合状
態となるアーチ状曲面とを備えた分割面110aが形成
されている。なお、図2におけるアーチ状曲面の曲率半
径は視覚的に誇大して図示しているが、中間領域113
で相互に非接合状態となる間隙Sを形成するに足りる曲
率半径であれば良い。
【0022】そして、本実施例の分割型アイドラホイー
ル100に用いた一対の半円状分割ホイール110,1
10は、樹脂成形時における金型の簡素化、部品点数の
低減、製造コストの低減などを図るために、相互に合体
させた状態において点対称となるような形状、構造を採
用している。
ル100に用いた一対の半円状分割ホイール110,1
10は、樹脂成形時における金型の簡素化、部品点数の
低減、製造コストの低減などを図るために、相互に合体
させた状態において点対称となるような形状、構造を採
用している。
【0023】また、前記一対の半円状分割ホイール11
0,110におけるボス部分111とリム部分112の
分割面110aには、相互に嵌合して位置合わせするた
めの複数の位置合わせ凹部114aと位置合わせ凸部1
14bが設けられており、一対の半円状分割ホイール1
10,110をシャフトに合体する時もしくは合体した
後において相互の合体位置にズレを生じないようにして
いる。
0,110におけるボス部分111とリム部分112の
分割面110aには、相互に嵌合して位置合わせするた
めの複数の位置合わせ凹部114aと位置合わせ凸部1
14bが設けられており、一対の半円状分割ホイール1
10,110をシャフトに合体する時もしくは合体した
後において相互の合体位置にズレを生じないようにして
いる。
【0024】そして、前記中間領域113には、一対の
半円状分割ホイール110,110を相互に締結するボ
ルト締結部115が設けられており、このボルト締結部
115は、一対の半円状分割ホイール110,110を
貫くように形成されたボルト挿通穴115aと、このボ
ルト挿通穴115aの一端部に形成されたナット120
aを回り止めして装着自在に収容するナット収容座11
5bと、前記ボルト挿通穴115aの他端部に形成され
たホイール外表面に開口するボルト挿入孔115cとを
備えて、前記ナット収容座115bに収容されたナット
120aにボルト挿入孔115cからボルト120bを
挿入し、一対の半円状分割ホイール110,110を結
合しており、ホイール樹脂成形、保守メンテナンスなど
を簡便に達成している。
半円状分割ホイール110,110を相互に締結するボ
ルト締結部115が設けられており、このボルト締結部
115は、一対の半円状分割ホイール110,110を
貫くように形成されたボルト挿通穴115aと、このボ
ルト挿通穴115aの一端部に形成されたナット120
aを回り止めして装着自在に収容するナット収容座11
5bと、前記ボルト挿通穴115aの他端部に形成され
たホイール外表面に開口するボルト挿入孔115cとを
備えて、前記ナット収容座115bに収容されたナット
120aにボルト挿入孔115cからボルト120bを
挿入し、一対の半円状分割ホイール110,110を結
合しており、ホイール樹脂成形、保守メンテナンスなど
を簡便に達成している。
【0025】なお、ここで使用したボルト120bは、
六角レンチで締結する六角孔付きボルトであるが、通常
のスパナで締結する六角鍔付きボルトであっても何ら差
し支えない。
六角レンチで締結する六角孔付きボルトであるが、通常
のスパナで締結する六角鍔付きボルトであっても何ら差
し支えない。
【0026】このようにして得られる本実施例の分割型
アイドラホイール100は、一対の半円状分割ホイール
110,110をシャフトに合掌する如く取り付ける場
合、図2に示すように、相互のボス部分111とリム部
分112とがそれぞれ接合して安定した状態となり、こ
の安定した状態においてボルト120bがボス部分11
1とリム部分112とに連続した中間領域113を締め
付けるため、ボス部分111とリム部分112との2カ
所で安定した締結力を発揮するので、シャフトへの確実
かつ簡便に組み付けることができ、特に、回転シャフト
に組みつけた場合には従来のような回転シャフトとの間
に生じる隙間の違いによる回転不良を回避して組み付け
不良による不安定な回転、すなわち、リム最外周部の回
転軌道が真円を描かない回転状態を防止することができ
る。
アイドラホイール100は、一対の半円状分割ホイール
110,110をシャフトに合掌する如く取り付ける場
合、図2に示すように、相互のボス部分111とリム部
分112とがそれぞれ接合して安定した状態となり、こ
の安定した状態においてボルト120bがボス部分11
1とリム部分112とに連続した中間領域113を締め
付けるため、ボス部分111とリム部分112との2カ
所で安定した締結力を発揮するので、シャフトへの確実
かつ簡便に組み付けることができ、特に、回転シャフト
に組みつけた場合には従来のような回転シャフトとの間
に生じる隙間の違いによる回転不良を回避して組み付け
不良による不安定な回転、すなわち、リム最外周部の回
転軌道が真円を描かない回転状態を防止することができ
る。
【0027】そして、樹脂成形後の分割面110aに生
じがちな形態変形を、相互に非接合状態となる中間領域
113で吸収するため、ボルト締結時にシャフトに沿っ
た真円状態を維持するので、従来のような樹脂成形後の
形態変形による組み付け不良を防止することができる。
じがちな形態変形を、相互に非接合状態となる中間領域
113で吸収するため、ボルト締結時にシャフトに沿っ
た真円状態を維持するので、従来のような樹脂成形後の
形態変形による組み付け不良を防止することができる。
【0028】また、前記中間領域113の分割面110
aがアーチ状曲面であるため、ボルト締結時に中間領域
113の分割面110aに負荷される応力が分散して低
減するため、半円状分割ホイール自体に変形歪みを生じ
ることなく、寸法形態が安定して優れた耐久性を発揮す
ることができるなど、その効果は甚大である。
aがアーチ状曲面であるため、ボルト締結時に中間領域
113の分割面110aに負荷される応力が分散して低
減するため、半円状分割ホイール自体に変形歪みを生じ
ることなく、寸法形態が安定して優れた耐久性を発揮す
ることができるなど、その効果は甚大である。
【0029】次に、本発明の第2実施例である分割型ア
イドラホイール200について図3をもとに説明する。
本実施例の分割型アイドラホイール200は、図3に示
すようなシャフト(図示しない)が嵌挿されるボス部分
211と該ボス部分211の外周側に一体的に形成され
たリム部分212とを有した一対の半円状分割ホイール
210,210と、これらの半円状分割ホイール21
0,210を相互に合体して締結するためのボルト締結
手段220,220とで構成されている。
イドラホイール200について図3をもとに説明する。
本実施例の分割型アイドラホイール200は、図3に示
すようなシャフト(図示しない)が嵌挿されるボス部分
211と該ボス部分211の外周側に一体的に形成され
たリム部分212とを有した一対の半円状分割ホイール
210,210と、これらの半円状分割ホイール21
0,210を相互に合体して締結するためのボルト締結
手段220,220とで構成されている。
【0030】前記一対の半円状分割ホイール210,2
10には、ボス部分211およびリム部分212で相互
に接合状態となる平面と、前記ボス部分211とリム部
分212とに連続する中間領域213で相互に非接合状
態となる彎曲面とを備えた分割面210aが形成されて
いる。そして、前記ボス部分211の分割面210aと
リム部分212の分割面210aとが半円状分割ホイー
ル210,210の直径ラインDLを跨いだ段違い状態
で配置されており、伝動チェーン等の伝動媒体を周回さ
せて動力伝達する際に、一対の半円状分割ホイール21
0,210の分割面210aに働く直径ラインDL方向
の専断力を回避して相互の合体形態を維持するようにな
っている。なお、図3における彎曲面は視覚的に誇大し
て図示しているが、中間領域213で相互に非接合状態
となる間隙Sを形成するに足りる曲面であれば良い。
10には、ボス部分211およびリム部分212で相互
に接合状態となる平面と、前記ボス部分211とリム部
分212とに連続する中間領域213で相互に非接合状
態となる彎曲面とを備えた分割面210aが形成されて
いる。そして、前記ボス部分211の分割面210aと
リム部分212の分割面210aとが半円状分割ホイー
ル210,210の直径ラインDLを跨いだ段違い状態
で配置されており、伝動チェーン等の伝動媒体を周回さ
せて動力伝達する際に、一対の半円状分割ホイール21
0,210の分割面210aに働く直径ラインDL方向
の専断力を回避して相互の合体形態を維持するようにな
っている。なお、図3における彎曲面は視覚的に誇大し
て図示しているが、中間領域213で相互に非接合状態
となる間隙Sを形成するに足りる曲面であれば良い。
【0031】本実施例の分割型アイドラホイール200
に用いた一対の半円状分割ホイール210,210は、
樹脂成形時における金型の簡素化、部品点数の低減、製
造コストの低減などを図るために、相互に合体させた状
態において点対称となるような形状、構造を採用してい
る。
に用いた一対の半円状分割ホイール210,210は、
樹脂成形時における金型の簡素化、部品点数の低減、製
造コストの低減などを図るために、相互に合体させた状
態において点対称となるような形状、構造を採用してい
る。
【0032】また、前記一対の半円状分割ホイール21
0,210におけるボス部分211とリム部分212の
分割面210aには、相互に嵌合して位置合わせするた
めの複数の位置合わせ凹部214aと位置合わせ凸部2
14bが設けられており、一対の半円状分割ホイール2
10,210をシャフトに合体する時もしくは合体した
後において相互の合体位置にズレを生じないようになっ
ている。
0,210におけるボス部分211とリム部分212の
分割面210aには、相互に嵌合して位置合わせするた
めの複数の位置合わせ凹部214aと位置合わせ凸部2
14bが設けられており、一対の半円状分割ホイール2
10,210をシャフトに合体する時もしくは合体した
後において相互の合体位置にズレを生じないようになっ
ている。
【0033】そして、前記中間領域213には、前述し
た第1実施例と同様に、一対の半円状分割ホイール21
0,210を相互に締結するボルト締結部215が設け
られており、このボルト締結部215は、一対の半円状
分割ホイール210,210を貫くように形成されたボ
ルト挿通穴215aと、このボルト挿通穴215aの一
端部に形成されたナット220aを回り止めして装着自
在に収容するナット収容座215bと、前記ボルト挿通
穴215aの他端部に形成されたリム外表面に開口する
ボルト挿入孔215cとを備えて、前記ナット収容座2
15bに収容されたナット220aにボルト挿入孔21
5cから六角レンチで締結する六角孔付きボルト220
bを挿入し、一対の半円状分割ホイール210,210
を結合しており、ホイール樹脂成形、保守メンテナンス
などを簡便に達成している。
た第1実施例と同様に、一対の半円状分割ホイール21
0,210を相互に締結するボルト締結部215が設け
られており、このボルト締結部215は、一対の半円状
分割ホイール210,210を貫くように形成されたボ
ルト挿通穴215aと、このボルト挿通穴215aの一
端部に形成されたナット220aを回り止めして装着自
在に収容するナット収容座215bと、前記ボルト挿通
穴215aの他端部に形成されたリム外表面に開口する
ボルト挿入孔215cとを備えて、前記ナット収容座2
15bに収容されたナット220aにボルト挿入孔21
5cから六角レンチで締結する六角孔付きボルト220
bを挿入し、一対の半円状分割ホイール210,210
を結合しており、ホイール樹脂成形、保守メンテナンス
などを簡便に達成している。
【0034】なお、ここで使用したボルト220bは、
六角レンチで締結する六角孔付きボルトであるが、通常
のスパナで締結する六角鍔付きボルトであっても何ら差
し支えない。
六角レンチで締結する六角孔付きボルトであるが、通常
のスパナで締結する六角鍔付きボルトであっても何ら差
し支えない。
【0035】このようにして得られる本実施例の分割型
アイドラホイール200は、一対の半円状分割ホイール
210,210をシャフトに合掌する如く取り付ける場
合、図3に示すように、相互のボス部分211とリム部
分212とがそれぞれ接合して安定した状態となり、こ
の安定した状態においてボルト220bがボス部分21
1とリム部分212とに連続した中間領域213を締め
付けるため、ボス部分211とリム部分212との2カ
所で安定した締結力を発揮するので、シャフトへの確実
かつ簡便に組み付けることができ、特に、回転シャフト
に組みつけた場合には従来のような回転シャフトとの間
に生じる隙間の違いによる回転不良を回避して組み付け
不良による不安定な回転を防止することができる。
アイドラホイール200は、一対の半円状分割ホイール
210,210をシャフトに合掌する如く取り付ける場
合、図3に示すように、相互のボス部分211とリム部
分212とがそれぞれ接合して安定した状態となり、こ
の安定した状態においてボルト220bがボス部分21
1とリム部分212とに連続した中間領域213を締め
付けるため、ボス部分211とリム部分212との2カ
所で安定した締結力を発揮するので、シャフトへの確実
かつ簡便に組み付けることができ、特に、回転シャフト
に組みつけた場合には従来のような回転シャフトとの間
に生じる隙間の違いによる回転不良を回避して組み付け
不良による不安定な回転を防止することができる。
【0036】そして、樹脂成形後の分割面210aに生
じがちな形態変形を、相互に非接合状態となる中間領域
213で吸収するため、ボルト締結時にシャフトに密着
することができる真円状態を維持するので、従来のよう
な樹脂成形後の形態変形による組み付け不良を防止する
ことができる。
じがちな形態変形を、相互に非接合状態となる中間領域
213で吸収するため、ボルト締結時にシャフトに密着
することができる真円状態を維持するので、従来のよう
な樹脂成形後の形態変形による組み付け不良を防止する
ことができる。
【0037】また、前記ボス部分211の分割面210
aとリム部分212の分割面210aとが半円状分割ホ
イール210,210の直径ラインDLを跨いだ段違い
状態で配置されており、伝動チェーン、伝動ベルト、コ
ンベヤチェーン、コンベヤベルト等の伝動媒体を周回さ
せて動力伝達する際に、一対の半円状分割ホイール21
0,210の分割面210aに働く直径ラインDL方向
の専断力を回避して相互の合体形態を確保することがで
きるので、動力伝達負荷が過大であってもより優れた耐
久性を発揮することができるなど、その効果は甚大であ
る。
aとリム部分212の分割面210aとが半円状分割ホ
イール210,210の直径ラインDLを跨いだ段違い
状態で配置されており、伝動チェーン、伝動ベルト、コ
ンベヤチェーン、コンベヤベルト等の伝動媒体を周回さ
せて動力伝達する際に、一対の半円状分割ホイール21
0,210の分割面210aに働く直径ラインDL方向
の専断力を回避して相互の合体形態を確保することがで
きるので、動力伝達負荷が過大であってもより優れた耐
久性を発揮することができるなど、その効果は甚大であ
る。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の分割型
アイドラホイールは、以下のような本発明に特有の効果
を奏する。すなわち、本請求項1記載の分割型アイドラ
ホイールによれば、一対の半円状分割ホイールにボス部
分およびリム部分で相互に接合状態となり前記ボス部分
とリム部分とに連続する中間領域で相互に非接合状態と
なる分割面を形成するとともに、前記中間領域に一対の
半円状分割ホイールを相互に貫通して締結するボルト締
結部を設けたことにより、前記中間領域を締め付けるボ
ルトがボス部分とリム部分の2ヶ所(直径方向で計4ヶ
所)で安定した締結力を発揮するため、シャフトへの確
実かつ簡便に組み付けることができ、特に、回転シャフ
トに組みつけた場合には従来のような回転シャフトとの
間に生じる隙間の違いによる回転不良を回避して組み付
け不良による不安定な回転を防止することができる。
アイドラホイールは、以下のような本発明に特有の効果
を奏する。すなわち、本請求項1記載の分割型アイドラ
ホイールによれば、一対の半円状分割ホイールにボス部
分およびリム部分で相互に接合状態となり前記ボス部分
とリム部分とに連続する中間領域で相互に非接合状態と
なる分割面を形成するとともに、前記中間領域に一対の
半円状分割ホイールを相互に貫通して締結するボルト締
結部を設けたことにより、前記中間領域を締め付けるボ
ルトがボス部分とリム部分の2ヶ所(直径方向で計4ヶ
所)で安定した締結力を発揮するため、シャフトへの確
実かつ簡便に組み付けることができ、特に、回転シャフ
トに組みつけた場合には従来のような回転シャフトとの
間に生じる隙間の違いによる回転不良を回避して組み付
け不良による不安定な回転を防止することができる。
【0039】そして、本請求項1記載の分割型アイドラ
ホイールによれば、樹脂成形後の分割面に生じがちな形
態変形を、相互に非接合状態となる中間領域で吸収する
ため、ボルト締結時にシャフトに密着することができる
真円状態を維持するので、従来のような樹脂成形後の形
態変形による組み付け不良を防止することができる。
ホイールによれば、樹脂成形後の分割面に生じがちな形
態変形を、相互に非接合状態となる中間領域で吸収する
ため、ボルト締結時にシャフトに密着することができる
真円状態を維持するので、従来のような樹脂成形後の形
態変形による組み付け不良を防止することができる。
【0040】また、本請求項2記載の分割型アイドラホ
イールによれば、前述した請求項1記載の発明の効果に
加え、前記中間領域の分割面がアーチ状曲面であること
により、ボルト締結時にボス部分とリム部分とに連続し
た中間領域の分割面に負荷される応力を分散低減して半
円状分割ホイール自体に生じがちな過度の変形歪みを抑
制することができるため、ホイール寸法が安定して優れ
た耐久性を発揮することができる。
イールによれば、前述した請求項1記載の発明の効果に
加え、前記中間領域の分割面がアーチ状曲面であること
により、ボルト締結時にボス部分とリム部分とに連続し
た中間領域の分割面に負荷される応力を分散低減して半
円状分割ホイール自体に生じがちな過度の変形歪みを抑
制することができるため、ホイール寸法が安定して優れ
た耐久性を発揮することができる。
【0041】さらに、本請求項3記載の分割型アイドラ
ホイールによれば、前述した請求項1記載の発明の効果
に加え、前記ボス部分の分割面とリム部分の分割面とが
半円状分割ホイールの直径ラインを跨いだ段違い状態で
配置されていることにより、伝動チェーン、伝動ベル
ト、コンベヤチェーン、コンベヤベルト等の伝動媒体を
周回して動力伝達する際に、一対の半円状分割ホイール
の分割面に働く直径方向の専断力を回避して相互の合体
形態を確保することができるので、動力伝達負荷が過大
であってもより優れた耐久性を発揮することができる。
ホイールによれば、前述した請求項1記載の発明の効果
に加え、前記ボス部分の分割面とリム部分の分割面とが
半円状分割ホイールの直径ラインを跨いだ段違い状態で
配置されていることにより、伝動チェーン、伝動ベル
ト、コンベヤチェーン、コンベヤベルト等の伝動媒体を
周回して動力伝達する際に、一対の半円状分割ホイール
の分割面に働く直径方向の専断力を回避して相互の合体
形態を確保することができるので、動力伝達負荷が過大
であってもより優れた耐久性を発揮することができる。
【図1】 本発明の第1実施例である分割型アイドラホ
イールの斜視図。
イールの斜視図。
【図2】 図1に示す分割型アイドラホイールの断面
図。
図。
【図3】 本発明の第2実施例である分割型アイドラホ
イールの断面図。
イールの断面図。
【図4】 従来の分割型アイドラホイールの断面図。
100 ,200・・・分割型アイドラホイール
110 ,210・・・半円状分割ホイール
110a,210a・・・分割面
111 ,211・・・ボス部分
112 ,212・・・リム部分
113 ,213・・・中間領域
114a,214a・・・位置合わせ凹部
114b,214b・・・位置合わせ凸部
115 ,215・・・ボルト締結部
115a,215a・・・ボルト挿通穴
115b,215b・・・ナット収容座
115c,215c・・・ボルト挿入孔
120 ,220・・・ボルト締結手段
120a,220a・・・ナット
120b,220b・・・ボルト
DL・・・直径ライン
S・・・間隙
500・・・分割型アイドラホイール
510・・・分割ホイール
510a・・・分割面
511・・・位置決め部分
512・・・傾斜部分
520・・・ボルト締結手段
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 尾崎 肇
大阪府大阪市中央区城見2丁目1番61号
株式会社椿本チエイン内
(72)発明者 石井 敬士
大阪府大阪市中央区城見2丁目1番61号
株式会社椿本チエイン内
(72)発明者 青木 敏彦
大阪府大阪市中央区城見2丁目1番61号
株式会社椿本チエイン内
Fターム(参考) 3J030 BA07 BB02 BB16 BC01 BC10
3J031 AC07 BA03 BC05 BC10
Claims (3)
- 【請求項1】 シャフトが嵌挿されるボス部分と該ボス
部分の外周側に一体的に形成されたリム部分とを有した
一対の半円状分割ホイールを相互に合体してボルトで締
結してなる分割型アイドラホイールにおいて、 前記一対の半円状分割ホイールには、前記ボス部分およ
びリム部分で相互に接合状態となり前記ボス部分とリム
部分とに連続する中間領域で相互に非接合状態となる分
割面が形成されているとともに、前記中間領域には、前
記一対の半円状分割ホイールを相互に貫通して締結する
ボルト締結部が設けられていることを特徴とする分割型
アイドラホイール。 - 【請求項2】 前記中間領域の分割面が、アーチ状曲面
であることを特徴とする請求項1記載の分割型アイドラ
ホイール。 - 【請求項3】 前記ボス部分の分割面とリム部分の分割
面とが、半円状分割ホイールの直径ラインを跨いだ段違
い状態で配置されていることを特徴とする請求項1記載
の分割型アイドラホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002124638A JP2003314668A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 分割型アイドラホイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002124638A JP2003314668A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 分割型アイドラホイール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003314668A true JP2003314668A (ja) | 2003-11-06 |
Family
ID=29539631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002124638A Pending JP2003314668A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 分割型アイドラホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003314668A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102734308A (zh) * | 2012-06-20 | 2012-10-17 | 无锡宇吉科技有限公司 | 一种偏心轮 |
JP2012207740A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Hitachi Metals Techno Ltd | チェン機構の従動スプロケット |
KR101487839B1 (ko) * | 2014-05-27 | 2015-01-30 | 성균관대학교산학협력단 | 보행 로봇의 기어 체결, 관절의 구동력 전달 및, 2자유도 구현 메커니즘과, 이를 적용한 생체모방형 사족 보행 로봇 |
CN105935799A (zh) * | 2015-12-08 | 2016-09-14 | 天津新瑞微联科技有限公司 | 一种轻型剪板机压轮 |
JP2017018405A (ja) * | 2015-07-13 | 2017-01-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ベルト付きプーリ、ベルト付きプーリを備える昇降収納装置およびベルト付きプーリの製造方法 |
WO2024186794A1 (en) * | 2023-03-06 | 2024-09-12 | Laitram, L.L.C. | Multi-piece roller for a conveyor |
-
2002
- 2002-04-25 JP JP2002124638A patent/JP2003314668A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012207740A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Hitachi Metals Techno Ltd | チェン機構の従動スプロケット |
CN102734308A (zh) * | 2012-06-20 | 2012-10-17 | 无锡宇吉科技有限公司 | 一种偏心轮 |
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JP2017018405A (ja) * | 2015-07-13 | 2017-01-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ベルト付きプーリ、ベルト付きプーリを備える昇降収納装置およびベルト付きプーリの製造方法 |
CN105935799A (zh) * | 2015-12-08 | 2016-09-14 | 天津新瑞微联科技有限公司 | 一种轻型剪板机压轮 |
WO2024186794A1 (en) * | 2023-03-06 | 2024-09-12 | Laitram, L.L.C. | Multi-piece roller for a conveyor |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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