JP2003314327A - 吸気通路の圧力検出装置 - Google Patents

吸気通路の圧力検出装置

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JP2003314327A
JP2003314327A JP2002125626A JP2002125626A JP2003314327A JP 2003314327 A JP2003314327 A JP 2003314327A JP 2002125626 A JP2002125626 A JP 2002125626A JP 2002125626 A JP2002125626 A JP 2002125626A JP 2003314327 A JP2003314327 A JP 2003314327A
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manifold
intake passage
intake
pressure
groove portion
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JP2002125626A
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Shinichiro Kato
信一郎 加藤
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、圧力センサに導入される
吸気圧力の共振による変動を防止し得て、圧力センサの
圧力検出精度を向上することにある。 【構成】 このため、この発明は、スロットルボディ及
び吸気マニホルドのいずれか一方に圧力センサを設ける
とともにこの圧力センサに吸気圧力を導入する圧力導入
通路を設け、ボディ側フランジ部のボディ側接合面とマ
ニホルド側フランジ部のマニホルド側接合面とのいずれ
か一方にボディ側吸気通路若しくはマニホルド側吸気通
路と圧力導入通路とを連通する第1溝部を設けるととも
に、いずれか他方にボディ側吸気通路若しくはマニホル
ド側吸気通路の外周を囲繞し且つ第1溝部に連通する第
2溝部を設け、この第2溝部内に溝部内周側と溝部外周
側とを連絡する補強リブを設けた吸気通路の圧力検出装
置において、補強リブを第1溝部と対峙しない位置に配
設したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は吸気通路の圧力検
出装置に係り、特に、圧力センサに導入される吸気圧力
の共振による変動を防止し得て、圧力センサの圧力検出
精度を向上し得る吸気通路の圧力検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等に搭載される内燃機関には、燃料
噴射量等を制御するために、吸気通路の吸気圧力を検出
する圧力検出装置を設けているものがある。吸気通路の
圧力検出装置としては、図8〜図11に示すものがあ
る。図8において、102はスロットルボディ、104
は吸気マニホルドである。
【0003】スロットルボディ102は、図9に示す如
く、ボディ本体106のボディ側吸気通路108に図示
しない内燃機関の吸気量を調整するスロットルバルブ1
10を備えている。スロットルボディ102の下流側に
接続される吸気マニホルド104は、図10に示す如
く、ボディ側吸気通路108が連通されるマニホルド側
吸気通路112を備えるとともに、このマニホルド側吸
気通路112の吸気を図示しない内燃機関の各気筒に供
給する分岐管(図示せず)を備えている。
【0004】前記スロットルボディ102は、ボディ本
体106の下流側に吸気マニホルド104接続用のボデ
ィ側フランジ部114を設けている。ボディ側フランジ
部114には、ボディ側吸気通路108下流端が開口す
るボディ側接合面116を設け、ボルト挿入孔118を
設けている。
【0005】前記吸気マニホルド104は、分岐管の上
流側に前記スロットルボディ102接続用のマニホルド
側フランジ部120を設けている。マニホルド側フラン
ジ部120には、ボディ側接合面116が当接され且つ
マニホルド側吸気通路112上流端が開口するマニホル
ド側接合面122を設け、ボルト螺着孔124を設けて
いる。
【0006】スロットルボディ102は、ボディ側フラ
ンジ部114のボディ側接合面116をマニホルド側フ
ランジ部120のマニホルド側接合面122に当接さ
せ、ボディ側フランジ部114のボルト挿入孔118に
取付ボルト(図示せず)を挿入してマニホルド側フラン
ジ部120のボルト螺着孔124に螺着することにより
吸気マニホルド104に取付けられ、ボディ側吸気通路
108をマニホルド側吸気通路112に連通する。
【0007】前記内燃機関には、図8・図9に示す如
く、圧力検出装置126を設けている。圧力検出装置1
26は、スロットルボディ102のボディ本体106に
圧力センサ128を設けるとともに、この圧力センサ1
28にスロットルバルブ110下流側のボディ側吸気通
路108の吸気圧力を導入する圧力導入通路130を設
けている。
【0008】圧力検出装置126は、ボディ側フランジ
部114のボディ側接合面116に、ボディ側吸気通路
108と圧力導入通路130とを連通する第1溝部13
2を設けている。第1溝部132は、ボディ側接合面1
16とボディ側吸気通路108とに開口して設けてい
る。
【0009】また、圧力検出装置126は、図10に示
す如く、マニホルド側フランジ部120のマニホルド側
接合面122に、マニホルド側吸気通路112の外周を
囲繞し且つ第1溝部132に連通する第2溝部134を
設けている。この第2溝部134内には、溝部内周側の
マニホルド側吸気通路112を囲繞する内周壁部136
と溝部外周側の外周壁部138とを連絡する補強リブ1
40を設けている。
【0010】なお、マニホルド側フランジ部120に
は、図11に示す如く、外周壁部138のマニホルド側
接合面122に、第2溝部134の外周を囲繞する収容
溝142を設けている。収容溝142には、ボディ側接
合面116との間をシールするシール部材144を収容
して設けている。
【0011】圧力検出装置126は、スロットルボディ
102のスロットルバルブ110下流側のボディ側吸気
通路108の吸気圧力を、第1溝部132から圧力導入
通路130を介して圧力センサ128に導入し、検出す
る。
【0012】このような吸気通路の圧力検出装置として
は、特開平5−332226号公報、特開平8−261
080号公報、特開平11−173226号公報に開示
されるものがある。
【0013】特開平5−332226号公報に開示され
るものは、スロットルボディのボディ側接合面と吸気マ
ニホルドのマニホルド側接合面との接合時に、接合面間
にバイパス通路の下流側部位を現出させるべく、ボディ
側接合面とマニホルド側接合面との少なくとも一方にバ
イパス通路の幅を高さよりも大きく形成したバイパス溝
部を設けたたものである。
【0014】特開平8−261080号公報に開示され
るものは、スロットルバルブ下流側で流速の相対的に大
きい部分に開口する第1の圧力導入口とスロットルバル
ブ下流側で流速の相対的に小さい部分に開口する第2の
圧力導入口とを連結する連結通路の途中に、圧力センサ
に接続するセンサ通路の入口部を形成し、この入口部の
流路面積を連結通路の流路面積よりも小さく定めたもの
である。
【0015】特開平11−173226号公報に開示さ
れるものは、スロットルボディに隣接するサージタンク
に圧力センサを配置し、サージタンクに圧力センサへの
圧力導入通路を設け、スロットルボディとサージタンク
との連結部にスロットルバルブ下流側に開口する圧力取
入口を設け、スロットルボディにスロットルバルブ上流
側に開口するパージ用空気穴を設け、圧力導入通路を圧
力取入口及びパージ用空気穴に連通させたものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
図8〜図11に示す吸気装置の圧力検出装置126は、
圧力センサ128にスロットルバルブ110下流側のボ
ディ側吸気通路108の吸気圧力を導入する圧力導入通
路130をスロットルボディ102のボディ本体106
に設け、ボディ側吸気通路108と圧力導入通路112
とを連通する第1溝部132をボディ側フランジ部11
4のボディ側接合面116に設けている。
【0017】一方、スロットルボディ102のボディ側
フランジ部114が取付けられる吸気マニホルド104
のマニホルド側フランジ部120は、取付ボルトが螺着
されるボルト螺着孔124の形成や取付ボルトの締結力
の作用に対応するために、厚肉に形成されている。
【0018】このようにマニホルド側フランジ部120
が厚肉に形成された吸気マニホルド104は、合成樹脂
やアルミダイキャスト等の素材で製造すると、厚肉のマ
ニホルド側フランジ部120部分に素材の性質に起因す
るひけが生じ、製造不良品となる問題がある。
【0019】そこで、厚肉のマニホルド側フランジ部1
20は、図10に示す如く、マニホルド側接合面122
に肉盗み用の第2溝部134を設け、この第2溝部13
4内に補強リブ140を放射状に設けることにより、製
造不良品となる問題に対処している。
【0020】このマニホルド側フランジ部120の第2
溝部134及び補強リブ140の一部は、図8に示す如
く、スロットルボディ102のボディ側フランジ部11
4に設けた第1溝部132に対峙する位置に配設されて
いる。
【0021】ところが、従来は、第1溝部132に対す
る第2溝部134及び補強リブ140の相対位置を考慮
せずに配設していたため、第1溝部132に対向位置し
て配設される補強リブ140が、ボディ側吸気通路の周
方向において第1溝部132の中間に位置されて配設さ
れてしまう場合がある。
【0022】この場合には、第1溝部132が補強リブ
140によって分割された第2溝部134の補強リブ1
40両側の2つの空間S1・S2に夫々連通されてしま
う結果、この2つの空間S1・S2が圧力導入通路11
2途中に断面積の大きな変化を生じさせてレゾネータと
して作用することになり、圧力センサ128に導入され
る吸気圧力に共振を発生させて吸気圧力を変動させ、圧
力検出精度を低下させる不都合がある。
【0023】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、内燃機関の吸気量を調整
するスロットルバルブをボディ吸気通路に備えたスロッ
トルボディを設け、このスロットルボディの下流側に接
続されて前記ボディ側吸気通路が連通されるマニホルド
側吸気通路を備えるとともにこのマニホルド側吸気通路
の吸気を前記内燃機関の各気筒に供給する分岐管を備え
た吸気マニホルドを設け、前記スロットルボディには前
記吸気マニホルド接続用のボディ側フランジ部に前記ボ
ディ側吸気通路下流端が開口するボディ側接合面を設
け、前記吸気マニホルドには前記スロットルボディ接続
用のマニホルド側フランジ部に前記ボディ側接合面が当
接され且つ前記マニホルド側吸気通路上流端が開口する
マニホルド側接合面を設け、前記スロットルボディと吸
気マニホルドとのいずれか一方に圧力センサを設けると
ともにこの圧力センサに前記スロットルバルブ下流側の
ボディ側吸気通路若しくはマニホルド側吸気通路の吸気
圧力を導入する圧力導入通路を設け、前記ボディ側フラ
ンジ部のボディ側接合面とマニホルド側フランジ部のマ
ニホルド側接合面とのいずれか一方に前記ボディ側吸気
通路若しくはマニホルド側吸気通路と前記圧力導入通路
とを連通する第1溝部を設けるとともに、いずれか他方
に前記ボディ側吸気通路若しくはマニホルド側吸気通路
の外周を囲繞し且つ前記第1溝部に連通する第2溝部を
設け、この第2溝部内に溝部内周側と溝部外周側とを連
絡する補強リブを設けた吸気通路の圧力検出装置におい
て、前記補強リブを前記第1溝部と対峙しない位置に配
設したことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】この発明の吸気通路の圧力検出装
置は、第1溝部に連通する第2溝部内の補強リブを圧力
導入通路に連通する第1溝部と対峙しない位置に配設し
たことにより、第1溝部が補強リブによって分割された
第2溝部の補強リブ両側の2つの空間に夫々連通される
ことがなく、圧力センサに吸気圧力を導入する圧力導入
通路途中の断面積の大きな変化を防止することができ、
吸気圧力の共振の発生を防止することができる。
【0025】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図5は、この発明の第1実施例を示すも
のである。図5において、2は図示しない内燃機関のス
ロットルボディ、4は吸気マニホルドである。
【0026】スロットルボディ2は、図2に示す如く、
ボディ本体6のボディ側吸気通路8に図示しない内燃機
関の吸気量を調整するスロットルバルブ10を備えてい
る。スロットルボディ2の吸気流通方向下流側に接続さ
れる吸気マニホルド4は、図3に示す如く、ボディ側吸
気通路8が連通されるマニホルド側吸気通路12を備え
るとともに、このマニホルド側吸気通路12の吸気を図
示しない内燃機関の各気筒に供給する複数の分岐管14
を備えている。
【0027】前記スロットルボディ2は、ボディ本体6
の吸気流通方向上流側に図示しない吸気管接続用の管接
続部16を設け、ボディ本体6の吸気流通方向下流側に
吸気マニホルド4接続用のボディ側フランジ部18を設
けている。ボディ側フランジ部18には、ボディ側吸気
通路8下流端が開口するボディ側接合面20を設け、ボ
ルト挿入孔22を設けている。
【0028】前記吸気マニホルド4は、各分岐管14の
上流側に前記スロットルボディ2接続用のマニホルド側
フランジ部24を設け、各分岐管14の下流側に図示し
ないシリンダヘッド接続用のヘッド用接続フランジ部2
6を設けている。マニホルド側フランジ部24には、ボ
ディ側接合面20が当接され且つマニホルド側吸気通路
12上流端が開口するマニホルド側接合面28を設け、
ボルト螺着孔30を設けている。
【0029】スロットルボディ2は、ボディ側フランジ
部18のボディ側接合面20をマニホルド側フランジ部
24のマニホルド側接合面28に当接させ、ボディ側フ
ランジ部18のボルト挿入孔22に取付ボルト32を挿
入してマニホルド側フランジ部24のボルト螺着孔30
に螺着することにより吸気マニホルド4に取付けられ、
ボディ側吸気通路8をマニホルド側吸気通路12に連通
する。
【0030】前記内燃機関には、図1・図2に示す如
く、圧力検出装置34を設けている。圧力検出装置34
は、スロットルボディ2と吸気マニホルド4とのいずれ
か一方、この実施例においてはスロットルボディ2のボ
ディ本体6に圧力センサ36を設けるとともに、この圧
力センサ36にスロットルバルブ10下流側のボディ側
吸気通路8若しくはマニホルド側吸気通路12の吸気圧
力、この実施例においてはボディ側吸気通路8の吸気圧
力を導入する圧力導入通路38を設けている。
【0031】圧力検出装置34は、ボディ側フランジ部
18のボディ側接合面20とマニホルド側フランジ部2
4のマニホルド側接合面28とのいずれか一方、この実
施例においてはボディ側フランジ部18のボディ側接合
面20に、ボディ側吸気通路8と圧力導入通路38とを
連通する第1溝部40を設けている。第1溝部40は、
ボディ側接合面20とボディ側吸気通路8とに開口して
設けている。圧力導入通路38は、一端側を第1溝部4
0を介してボディ側吸気通路8に連通して設け、他端側
を圧力センサ36の検出部(図示せず)に連通して設け
ている。
【0032】また、圧力検出装置34は、図3に示す如
く、他方のマニホルド側フランジ部24のマニホルド側
接合面28に、マニホルド側吸気通路12の外周を囲繞
し且つ第1溝部40に連通する第2溝部42を設けてい
る。この第2溝部42内には、溝部内周側のマニホルド
側吸気通路12を囲繞する内周壁部44と溝部外周側の
外周壁部46とを連絡する補強リブ48を、マニホルド
側吸気通路12の中心に対して放射状に設けている。
【0033】なお、マニホルド側フランジ部24には、
図4に示す如く、外周壁部46のマニホルド側接合面2
8に、第2溝部42の外周を囲繞する収容溝50を設け
ている。収容溝50には、ボディ側接合面20との間を
シールするシール部材52を収容して設けている。
【0034】また、スロットルボディ2には、図2に示
す如く、ボディ側吸気通路8を囲繞する通路壁部54の
下側にバイパスエア通路56を設けている。バイパスエ
ア通路56は、一端側をスロットルバルブ10上流側の
図示しない吸気通路にバイパスエア用入口孔により連通
し、他端側をスロットルバルブ10下流側のボディ側吸
気通路8にバイパスエア用出口孔58により連通してい
る。
【0035】この圧力検出装置34は、図1に示す如
く、ボディ側フランジ部18の第1溝部40に対向位置
して配設されるマニホルド側フランジ部24の補強リブ
48を、第1溝部40と対峙しない位置に配設してい
る。この補強リブ48は、マニホルド側吸気通路12の
周方向において第1溝部40を挟む両側に設けることに
より、第1溝部40と対峙しない位置に配設している。
【0036】第1溝部40を挟む両側に配設した補強リ
ブ48間には、第1溝部40に連通する第2溝部42と
して1つの空間Sを区画して設けている。第1溝部40
に連通する第2溝部42は、第1溝部40を挟む両側に
設けた補強リブ48間の内周壁部44を除去することに
より、第1溝部40を挟む両側に設けた補強リブ48間
の空間Sをマニホルド側吸気通路12に連通して設けて
いる。
【0037】次に作用を説明する。
【0038】図示しない内燃機関の駆動時には、図示し
ないエアクリーナから吸い込まれた空気がスロットルボ
ディ2のボディ側吸気通路8に備えられたスロットルバ
ルブ10により調整されて吸気マニホルド4のマニホル
ド側吸気通路12に流れ、分岐管14により各気筒に供
給される。
【0039】圧力検出装置34は、マニホルド側フラン
ジ部24の補強リブ48を第1溝部40と対峙しない位
置に配設し、補強リブ48間に区画された第2溝部42
の1つの空間Sを第1溝部40に連通して設けている。
補強リブ48は、マニホルド側吸気通路12の周方向に
おいて第1溝部40を挟む両側に設けている。第1溝部
40に連通する第2溝部42は、第1溝部40を挟む両
側に設けた補強リブ48間の空間Sをマニホルド側吸気
通路12に連通して設けている。
【0040】これにより、圧力検出装置34は、スロッ
トルボディ2のスロットルバルブ10下流側のボディ側
吸気通路8の吸気圧力を、ボディ側吸気通路8に開口す
る第1溝部40及びこの第1溝部40に連通し且つマニ
ホルド側吸気通路12に連通する第2溝部42から圧力
導入通路38に導入し、この圧力導入通路38により吸
気圧力を圧力センサ36に導入して検出する。
【0041】このように、この圧力検出装置34は、第
1溝部40に連通する第2溝部42内の補強リブ48を
圧力導入通路38に連通する第1溝部40と対峙しない
位置に配設したことにより、第1溝部40が、従来のよ
うに補強リブ48によって分割された第2溝部42の補
強リブ48両側の2つの空間に夫々連通されることがな
く、補強リブ48間に区画された第2溝部42の1つの
空間Sを第1溝部40に連通することができ、圧力セン
サ36に吸気圧力を導入する圧力導入通路38途中の断
面積の大きな変化を防止することができ、吸気圧力の共
振の発生を防止することができる。
【0042】このため、この圧力検出装置34は、共振
による吸気圧力の変動を防止することができ、圧力セン
サ36の圧力検出精度を向上することができる。
【0043】また、この圧力検出装置34は、補強リブ
48をマニホルド側吸気通路12の周方向において第1
溝部40を挟む両側に設けていることにより、第2溝部
42の溝部内周側と溝部外周側との結合剛性を向上する
ことができ、スロットルボディ2及び吸気マニホルド4
の接続面の剛性を確保することができる。
【0044】さらに、この圧力検出装置34は、第1溝
部40を挟む両側に設けた補強リブ48間の、第1溝部
40に連通する第2溝部42の空間Sをマニホルド側吸
気通路12に連通して設けていることにより、第1溝部
40及びこの第1溝部40を挟む両側に設けた補強リブ
48間に区画される第2溝部42の両者をボディ側吸気
通路8及びマニホルド側吸気通路12に連通することが
できることにより、圧力導入通路38の途中の断面積を
変化させることがなく、吸気圧力の共振を防止すること
ができる。
【0045】図6は、第2実施例を示すものである。第
2実施例の圧力検出装置34は、スッロトルボディ2の
ボディ側フランジ部18に設けた第1溝部40に対峙す
る吸気マニホルド4のマニホルド側フランジ部24に設
けた第2溝部42内の補強リブ48に、第1溝部40の
幅h1よりも大なる幅h2(h1<h2)を有するカバ
ー部50を設けたものである。
【0046】第2実施例の圧力検出装置34は、第1溝
部40と対峙する補強リブ48に第1溝部40の幅h1
よりも大なる幅h2(h1<h2)を有するカバー部5
0を設けたことにより、カバー部50によって第1溝部
40のボディ側接合面20側を閉鎖して第2溝部42と
の連通を遮断することができ、圧力導入通路38の途中
の断面積を変化させることがなく、吸気圧力の共振を防
止することができる。
【0047】このため、第2実施例の圧力検出装置34
は、共振による吸気圧力の変動を防止することができ、
圧力センサ36の圧力検出精度を向上することができ
る。
【0048】図7は、第3実施例を示すものである。第
3実施例の圧力検出装置34は、圧力センサ36にスッ
ロトルバルブ10下流側のボディ側吸気通路8の吸気圧
力を導入する圧力導入通路38の一端側をボディ側接合
面20に開口することなくボディ側吸気通路8に直接連
通して設け、他端側を圧力センサ36の検出部(図示せ
ず)に連通して設けたものである。
【0049】第3実施例の圧力検出装置34は、圧力セ
ンサ36に吸気圧力を導入する圧力導入通路38の一端
側をボディ側吸気通路8に直接連通して設けたことによ
り、第2溝部42との連通による圧力導入通路38の途
中の断面積の変化を防止することができ、吸気圧力の共
振を防止することができる。
【0050】このため、第3実施例の圧力検出装置34
は、共振による吸気圧力の変動を防止することができ、
圧力センサ36の圧力検出精度を向上することができ
る。なお、圧力導入通路38は、2点鎖線で示す如く、
一端側を圧力センサ36に最接近する部位のボディ側吸
気通路8に直接連通して設けることにより、通路長を短
縮して吸気圧力を圧力センサ36に迅速に導入させるこ
とができ、圧力センサ36の圧力検出精度をさらに向上
することができる。
【0051】
【発明の効果】このように、この発明の吸気通路の圧力
検出装置は、第1溝部に連通する第2溝部内の補強リブ
を圧力導入通路に連通する第1溝部と対峙しない位置に
配設したことにより、圧力導入通路に連絡する第1溝部
が補強リブによって分割された第2溝部の補強リブ両側
の2つの空間に夫々連通されることがなく、圧力センサ
に吸気圧力を導入する圧力導入通路途中の断面積の大き
な変化を防止することができ、吸気圧力の共振の発生を
防止することができる。
【0052】このため、この圧力検出装置は、共振によ
る吸気圧力の変動を防止することができ、圧力センサの
圧力検出精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧力検出装置の第1実施例を示す図2のI−I
線による断面図である。
【図2】スロットルボディのボディ側フランジ部の正面
図である。
【図3】吸気マニホルドのマニホルド側フランジ部の正
面図である。
【図4】図3のIV−IV線による断面図である。
【図5】スロットルボディ及び吸気マニホルドの組立状
態を示す斜視図である。
【図6】第2実施例を示すスロットルボディ及び吸気マ
ニホルドの断面図である。
【図7】第3実施例を示すスロットルボディのボディ側
フランジ部の正面図である。
【図8】従来例を示す図9のVIII−VIII線によ
る断面図である。
【図9】従来例を示すスロットルボディのボディ側フラ
ンジ部の正面図である。
【図10】従来例を示す吸気マニホルドのマニホルド側
フランジ部の正面図である。
【図11】従来例を示す図10のXI−XI線による断
面図である。
【符号の説明】
2 スロットルボディ 4 吸気マニホルド 8 ボディ側吸気通路 10 スロットルバルブ 12 マニホルド側吸気通路 18 ボディ側フランジ部 20 ボディ側接合面 24 マニホルド側フランジ部 28 マニホルド側接合面 34 圧力検出装置 36 圧力センサ 38 圧力導入通路 40 第1溝部 42 第2溝部 48 補強リブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気量を調整するスロットル
    バルブをボディ吸気通路に備えたスロットルボディを設
    け、このスロットルボディの下流側に接続されて前記ボ
    ディ側吸気通路が連通されるマニホルド側吸気通路を備
    えるとともにこのマニホルド側吸気通路の吸気を前記内
    燃機関の各気筒に供給する分岐管を備えた吸気マニホル
    ドを設け、前記スロットルボディには前記吸気マニホル
    ド接続用のボディ側フランジ部に前記ボディ側吸気通路
    下流端が開口するボディ側接合面を設け、前記吸気マニ
    ホルドには前記スロットルボディ接続用のマニホルド側
    フランジ部に前記ボディ側接合面が当接され且つ前記マ
    ニホルド側吸気通路上流端が開口するマニホルド側接合
    面を設け、前記スロットルボディと吸気マニホルドとの
    いずれか一方に圧力センサを設けるとともにこの圧力セ
    ンサに前記スロットルバルブ下流側のボディ側吸気通路
    若しくはマニホルド側吸気通路の吸気圧力を導入する圧
    力導入通路を設け、前記ボディ側フランジ部のボディ側
    接合面とマニホルド側フランジ部のマニホルド側接合面
    とのいずれか一方に前記ボディ側吸気通路若しくはマニ
    ホルド側吸気通路と前記圧力導入通路とを連通する第1
    溝部を設けるとともに、いずれか他方に前記ボディ側吸
    気通路若しくはマニホルド側吸気通路の外周を囲繞し且
    つ前記第1溝部に連通する第2溝部を設け、この第2溝
    部内に溝部内周側と溝部外周側とを連絡する補強リブを
    設けた吸気通路の圧力検出装置において、前記補強リブ
    を前記第1溝部と対峙しない位置に配設したことを特徴
    とする吸気通路の圧力検出装置。
  2. 【請求項2】 前記補強リブは、前記ボディ側吸気通路
    若しくはマニホルド側吸気通路の周方向において前記第
    1溝部を挟む両側に設けたことを特徴とする請求項1に
    記載の吸気通路の圧力検出装置。
  3. 【請求項3】 前記第1溝部に連通する第2溝部は、前
    記第1溝部を挟む両側に設けた補強リブの間を前記ボデ
    ィ側吸気通路若しくはマニホルド側吸気通路に連通して
    設けたことを特徴とする請求項2に記載の吸気通路の圧
    力検出装置。
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