JP2003314194A - 管内面切り込み装置 - Google Patents
管内面切り込み装置Info
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- JP2003314194A JP2003314194A JP2002125068A JP2002125068A JP2003314194A JP 2003314194 A JP2003314194 A JP 2003314194A JP 2002125068 A JP2002125068 A JP 2002125068A JP 2002125068 A JP2002125068 A JP 2002125068A JP 2003314194 A JP2003314194 A JP 2003314194A
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Abstract
り込み装置で切断する場合、ダイヤモンドカッターの磨
耗を極力少なくすることを課題とする。 【解決手段】既設埋設管1に内面から径方向外方へ向け
てカッター7を切り込ませ、軸方向へ進ませることによ
り管1を縦割り状態に分割し、次いで拡径治具8を強制
的に挿入することにより埋設管1を径方向へ拡径させ、
その後、更新管9を挿入していく埋設管更新工法におい
て、埋設管1を内面から径方向外面へ向けて切り込むカ
ッター装置6に先行して、前記埋設管内面に設けられた
ライニング層10の破壊治具11を先行配置してなるこ
とを特徴とする。
Description
置に関する。
方法として、図9に示すように、更新すべき埋設管1の
管路両端部2、3に立坑4、5を掘削し、一方の立坑4
から埋設管1内へカッター装置6を挿入し、カッター装
置6に設けられたカッター7を埋設管1に対して管内か
ら外径方向へ切込ませて他方の立坑5へ移動させること
により、老朽化した埋設管1をいわば複数の縦割りの状
態に切断し、次いで切断した管路1内にコーン状の拡径
破壊ヘッド8を強制的に挿通し、このようにして拡径し
た老朽埋設管1内に前記埋設管1と同径ないしはそれ以
上の外径の新規更新管9を、老朽埋設管1を掘り出すこ
となく敷設していく工法が知られている(例えば特願2
001−140795号)。なお、図中33は新規更新
管9を押しこむ油圧ジャッキ、34はその油圧コントロ
ーラを示す。
対象となる埋設管1が、内面セメントライニングの施さ
れた鋳鉄管やダクタイル鋳鉄管である場合がある。
ドカッターなどが使用される場合が多いが、上記のよう
な鋳鉄管などに施される内面セメントライニングは砂や
砂利などの骨材が含まれるので、ダイヤモンドカッター
の磨耗が早く、長距離の施工が困難となり、その結果立
坑の設置間隔が短くなり、大幅なコスト増加となる問題
がある。
トライニングされた管を軸方向へ切断していく場合、金
属部分に切り込みを入れるためのダイヤモンドカッター
の磨耗を極力少なくし、もって一回の切断での施工距離
を長くすることを課題としてなされたものである。
に請求項1に記載する発明は、既設埋設管に内面から径
方向外方へ向けてカッターを切り込ませ、軸方向へ進ま
せることにより管を縦割り状態に分割し、次いで拡径治
具を強制的に挿入することにより前記埋設管を径方向へ
拡径させ、その後、更新管を挿入していく埋設管更新工
法において、前記埋設管を内面から径方向外面へ向けて
切り込むカッター装置に先行して、前記埋設管内面に設
けられたライニング層の破壊治具を先行配置してなるこ
とを特徴とするものである。
置によれば、ダイヤモンドカッターで切り込まれる管内
面のセメントライニングが、先行する破砕治具により破
砕されているので、後から進行してくるカッター装置の
ダイヤモンドカッターの切り込む部分は、素地の金属部
分となり、それだけ磨耗の程度も軽減され、一回の切断
での施工距離を長くすることができ経済的な施工が可能
となるのである。
1におけるライニング層の破壊治具が、径方向へ張り出
す翼部を有し、設既埋設管の内部を通すことによって前
記埋設管内面に設けられたライニング層を前記翼部で押
圧破砕可能な破砕ヘッドであるものである。
イニングを破壊するようにされているので使用に際し
て、ただ管内を引き通すだけで良いので、取り扱いが簡
単となる。
1におけるライニング層の破壊治具が、既埋設管に切り
込ませるカッターとは別の、内面セメントライニング用
カッターを有するカッター装置であるものである。
具としてのカッターが、セメントライニング用のカッタ
ーとして専用のものを使用するため、金属管用として使
用するダイヤモンドカッターの負担を軽減でき、その分
耐用寿命を長くすることができる。
管内面切り込み装置を説明する。 [実施の形態1]図1は、この発明の実施の形態1である
管内面切り込み装置の側面図、図2は同図1のA−A線
矢視要部正面図である。
図2に示すように円筒状の胴体12の外面に径方向十文
字状に翼部13…13が設けられ、先端側には環15が
設けられ、牽引索14が結止され。また、後端側にカッ
ター装置6を搭載した基枠16が連結されている。
硬質鋼製とされ、その外周に図3、図4に示すように軸
方向に沿って断面T字状をなす支持部材18が固定さ
れ、この支持部材18に基部19の嵌合溝20を嵌め合
わせて翼部13…13が取り付けられ、支持部材18の
上縁と嵌合溝20の内底との間に圧縮バネ21が介挿さ
れ、翼部13…13を常時径方向外側へと付勢するよう
にされている。
に示すように断面形状が先端へ尖った形状とされ、この
部分がセメントライニング10に応力を集中させて破砕
するようにされている。
ー装置6は、軸方向への投影視が十文字状となるよう
に、図5に示すように、4つのアーム23…23が基枠
16から延出支持され、それぞれのアーム23…23は
図1に示したように老朽管1の管軸に直交する軸24…
24周囲に回動自在に支持されていると共に、先端に老
朽埋設管1の管軸に対して直交する軸25a周囲に回転
駆動される回転刃25…25が軸支されている。なお、
破砕ヘッド11の翼部13…13と回転刃25…25と
の周方向位置は同一となるようにされていることが望ま
しい。
内面に圧接されるよう、それぞれのアーム23…23は
外側へばね26…26により回動付勢されている。回転
刃25…25の駆動装置27…27は図示例の場合、空
気タービンとされそれぞれのアーム23…23に沿わせ
て圧縮空気の供給エアホース28が設けられている。
朽管1を強制的に拡径することによって破壊する拡径破
壊ヘッド29が連結され、この拡径破壊ヘッド29の後
端に図6に示すように、更新管としての新規管9が取り
付け可能とされ、拡径破壊された老朽管1内に新規管9
が挿通されていくようにされている。
動を説明する。図6は、この発明の管内面切り込み装置
により老朽埋設管1を拡径破壊し、その後に更新管9を
敷設していく状況を示した断面図であって、まず、到達
立坑5内に設けたウインチ31から牽引索14を引き出
し、これを老朽埋設管1内を通じて発進立坑4側へ引き
通し、発進立坑4内に配置した破砕ヘッド11の環15
に結止し、破砕ヘッド11、カッター装置6、拡径破壊
ヘッド8の順で連結し、到達立坑5内のウインチ31
を、制御盤31aで制御しつつ駆動して老朽埋設管1内
へと強制的に引きこんでいく。このとき、最初に挿入さ
れる破砕ヘッド11の翼部13…13によりセメントラ
イニング10は、強い局部圧縮力を受け、この力により
破壊されて老朽埋設管1内面から剥がれ落ちる。
朽埋設管1の内面に切り込んでいくが、表面のセメント
ライニング層10が剥離除去されているので、カッター
7は直接管内面の金属素地に切り込んでいき、ダイヤモ
ンドカツターなどカッター7の損耗が少なくなり、カッ
ター7の交換頻度が減少し施工のコストダウンが図れ
る。
拡径破壊ヘッド8が切断された埋設管1を径方向へ拡大
しながら推進されていき、そこに新規管9が油圧ジャッ
キ33などで後押しされて挿通されていくのである。図
中34は油圧コントローラを示し油圧ジャッキ33を制
御する。
破壊ヘッドの一連の管内面切り込み装置が到達立坑5へ
達すれば、更新管は敷設されるのである。 [実施の形態2]図7は、この発明の実施の形態2である
管内面切り込み装置の側面図、図8は同図7のA−A線
矢視要部正面図である。
ング用カッター装置を示し、図8に示すように胴体36
の外面に径方向十文字状にアーム37…37が張り出し
て設けられ、基部は胴体36の外面に軸支され、バネ4
0により径方向外側へと回動するように付勢されてい
る。先端には空気タービン38を駆動源とする内面セメ
ントライニング用円板カッター刃39が軸支されてい
る。
ター刃39は、安価なものが使用される。また、内面セ
メントライニング用円板カッター刃39は、管内面に切
り込まれるカッター7と周方向の同じ位置に設けられ、
両者は連結ロッド41で相対回転しないようにリジット
に連結されている。
装置35の後方にリジットに連結されるカッター装置6
の構造は実施の形態1と同じであるので同一符号を付す
ことで詳細な説明は省略する。
動を説明する。図6に示した実施の形態1と同じよう
に、まず、到達立坑5内に設けたウインチ31から牽引
索14を引き出し、これを老朽埋設管1内を通じて発進
立坑4側へ引き通し、図7に示すように発進立坑4内に
配置した内面セメントライニング用カッター装置35の
環15に結止し、内面セメントライニング用カッター装
置35、カッター装置6の順で連結し、到達立坑5内の
ウインチ31を、制御盤31aで制御しつつ駆動して老
朽埋設管1内へと強制的に引きこんでいく。このとき、
先頭に挿入される内面セメントライニング用カッター装
置35のカッター刃がセメントライニング10に切り込
み、後続する金属管切断用のカッター刃7が切り進んで
くる部分のセメントライニングに刃の切り込み線を形成
する。
切り込まれるときは、金属管素地に直接切り込まれてい
くので、セメントライニング層による損耗がなく、経済
的な使用が可能となる。
設管を更新するため、カッターで老朽埋設管を切断し、
次いで拡径破壊していく場合に、内面セメントライニン
グ層の破壊治具を先行させるので、埋設管を切断するた
めのカッターがセメントライニング層に切り込むことが
なく、このためカッターの寿命が長くなり、一回の切断
施工距離が長距離され、従って、立坑間隔も長くでき、
施工コストが著しく低減化される効果を有する。
装置の側面図である。
装置の作動状態を示す側面図である。
装置の側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 既設埋設管に内面から径方向外方へ向け
てカッターを切り込ませ、軸方向へ進ませることにより
管を縦割り状態に分割し、次いで拡径治具を強制的に挿
入することにより前記埋設管を径方向へ拡径させ、その
後、更新管を挿入していく埋設管更新工法において、前
記埋設管を内面から径方向外面へ向けて切り込むカッタ
ー装置に先行して、前記埋設管内面に設けられたライニ
ング層の破壊治具を先行配置してなることを特徴とする
管内面切り込み装置。 - 【請求項2】 請求項1におけるライニング層の破壊治
具が、径方向へ張り出す翼部を有し、設既埋設管の内部
を通すことによって前記埋設管内面に設けられたライニ
ング層を前記翼部で押圧破砕可能な破砕ヘッドである管
内面切り込み装置。 - 【請求項3】 請求項1におけるライニング層の破壊治
具が、既埋設管に切り込ませるカッターとは別の、内面
セメントライニング用カッターを有するカッター装置で
ある管内面切り込み装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002125068A JP3995519B2 (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 管内面切り込み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002125068A JP3995519B2 (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 管内面切り込み装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003314194A true JP2003314194A (ja) | 2003-11-06 |
JP3995519B2 JP3995519B2 (ja) | 2007-10-24 |
Family
ID=29539888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002125068A Expired - Lifetime JP3995519B2 (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 管内面切り込み装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3995519B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007146963A (ja) * | 2005-11-28 | 2007-06-14 | Toa Grout Kogyo Co Ltd | 多段式破砕機システム及びこれを用いた管路入れ替え方法 |
JP2008304031A (ja) * | 2007-06-11 | 2008-12-18 | Kurimoto Ltd | 管推進案内構造及び管推進工法 |
JP2013007224A (ja) * | 2011-06-27 | 2013-01-10 | East Japan Railway Co | 管切削治具、該管切削治具を用いた板材挿入工法及びエレメント挿入工法 |
-
2002
- 2002-04-26 JP JP2002125068A patent/JP3995519B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007146963A (ja) * | 2005-11-28 | 2007-06-14 | Toa Grout Kogyo Co Ltd | 多段式破砕機システム及びこれを用いた管路入れ替え方法 |
JP2008304031A (ja) * | 2007-06-11 | 2008-12-18 | Kurimoto Ltd | 管推進案内構造及び管推進工法 |
JP2013007224A (ja) * | 2011-06-27 | 2013-01-10 | East Japan Railway Co | 管切削治具、該管切削治具を用いた板材挿入工法及びエレメント挿入工法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3995519B2 (ja) | 2007-10-24 |
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