JPH09108921A - 管体内不要物の切除装置 - Google Patents
管体内不要物の切除装置Info
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- JPH09108921A JPH09108921A JP26720795A JP26720795A JPH09108921A JP H09108921 A JPH09108921 A JP H09108921A JP 26720795 A JP26720795 A JP 26720795A JP 26720795 A JP26720795 A JP 26720795A JP H09108921 A JPH09108921 A JP H09108921A
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- cutting
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 下水管1内の不要物を確実に切削除去でき
る切除装置を提供すること。 【解決手段】 この切除装置は、下水管1等管体の内周
面に固着された固着物aや当該管体内への取付管2の突
出部b等の不要物を切除する装置であって、牽引手段ま
たは自走手段によって管体1内部をその長手方向に走行
可能で且つ管体内周面に周方向の少なくとも3点で支持
可能な走行体3に、カッター回転駆動手段5と、この回
転駆動手段5によって回転駆動されるカッター6とを設
け、このカッター6は、前記管体1の内径より若干径小
で前記回転駆動手段5の駆動軸15に取り付けられる円
筒状のカッター本体16と、このカッター本体16の先
端部周縁に形成された刃部17とからなる。
る切除装置を提供すること。 【解決手段】 この切除装置は、下水管1等管体の内周
面に固着された固着物aや当該管体内への取付管2の突
出部b等の不要物を切除する装置であって、牽引手段ま
たは自走手段によって管体1内部をその長手方向に走行
可能で且つ管体内周面に周方向の少なくとも3点で支持
可能な走行体3に、カッター回転駆動手段5と、この回
転駆動手段5によって回転駆動されるカッター6とを設
け、このカッター6は、前記管体1の内径より若干径小
で前記回転駆動手段5の駆動軸15に取り付けられる円
筒状のカッター本体16と、このカッター本体16の先
端部周縁に形成された刃部17とからなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水管等の管体の
内周面に固着された固着物や当該管体内への取付管の突
出部等の不要物を切除する装置に関するものである。
内周面に固着された固着物や当該管体内への取付管の突
出部等の不要物を切除する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は地中に埋設された下水管1を示し
ているが、この下水管1には、建築作業現場や土木作業
現場から生コンクリートが排水路を通じて流し込まれる
ことがあり、このような生コンクリートが下水管1に流
し込まれて途中に残存すると、下水管1の内周面に同図
(A)に示すような大きな塊状のコンクリート固着物a
を形成する。また、下水管1の敷設工事に際して、当該
下水管1に家庭用排水管等のコンクリートあるいは陶製
の取付管2を接続配管する場合、同図の(B)に示すよ
うに取付管2の先端部bが下水管1内に不必要に突出す
ることがある。然るに、下水管1内に上記のような固着
物aや突出物bが存在していると、下水管1の詰まりの
要因となったり、また既設の下水管を補修するのに既設
管内周面に可撓性チューブをライニングする場合にその
ライニングに支障を来すことになるため、このような不
要物を除去する必要がある。
ているが、この下水管1には、建築作業現場や土木作業
現場から生コンクリートが排水路を通じて流し込まれる
ことがあり、このような生コンクリートが下水管1に流
し込まれて途中に残存すると、下水管1の内周面に同図
(A)に示すような大きな塊状のコンクリート固着物a
を形成する。また、下水管1の敷設工事に際して、当該
下水管1に家庭用排水管等のコンクリートあるいは陶製
の取付管2を接続配管する場合、同図の(B)に示すよ
うに取付管2の先端部bが下水管1内に不必要に突出す
ることがある。然るに、下水管1内に上記のような固着
物aや突出物bが存在していると、下水管1の詰まりの
要因となったり、また既設の下水管を補修するのに既設
管内周面に可撓性チューブをライニングする場合にその
ライニングに支障を来すことになるため、このような不
要物を除去する必要がある。
【0003】しかして、従来、上記のような不要物を切
削除去する装置として、下水管内をその長手方向に走行
可能な走行体に、非回転時は回転中心軸線側に折り畳ま
れ且つ回転時には遠心力により筒状に広がる複数枚のプ
レート状カッター部片からなるカッターと、カッター回
転駆動手段とを備えた切除装置が提案されている。
削除去する装置として、下水管内をその長手方向に走行
可能な走行体に、非回転時は回転中心軸線側に折り畳ま
れ且つ回転時には遠心力により筒状に広がる複数枚のプ
レート状カッター部片からなるカッターと、カッター回
転駆動手段とを備えた切除装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の切除装置に
よると、カッターが複数枚のプレート状カッター部片か
ら構成されていて、回転時に筒状となっても各カッター
部片が周方向に互いに隔たっているため、下水管内周面
に固着された前記不要物への各カッター部片の切り込み
時に非常に大きな振動及び衝撃を発生し、この振動や衝
撃が下水管、取付管を通じ外部に伝搬して周囲環境を悪
化する上に、前記取付管の突出物を切除する際には取付
管の本体部分に亀裂を生ぜしめると云った問題があっ
た。
よると、カッターが複数枚のプレート状カッター部片か
ら構成されていて、回転時に筒状となっても各カッター
部片が周方向に互いに隔たっているため、下水管内周面
に固着された前記不要物への各カッター部片の切り込み
時に非常に大きな振動及び衝撃を発生し、この振動や衝
撃が下水管、取付管を通じ外部に伝搬して周囲環境を悪
化する上に、前記取付管の突出物を切除する際には取付
管の本体部分に亀裂を生ぜしめると云った問題があっ
た。
【0005】本発明は、上記従来の切除装置のようにカ
ッターの切除時に振動や衝撃を生ずることなく的確に不
要物を切削除去できる切除装置を提供することを主たる
目的とする。
ッターの切除時に振動や衝撃を生ずることなく的確に不
要物を切削除去できる切除装置を提供することを主たる
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
管体内不要物の切除装置は、下水管1等管体の内周面に
固着された固着物aや当該管体内への取付管2の突出部
b等の不要物を切除する装置であって、牽引手段または
自走手段によって管体1内部をその長手方向に走行可能
で且つ管体内周面に周方向の少なくとも3点で支持可能
な走行体3に、カッター回転駆動手段5と、この回転駆
動手段5によって回転駆動されるカッター6とを設け、
このカッター6は、前記管体1の内径より若干径小で前
記回転駆動手段5の駆動軸15に取り付けられる円筒状
のカッター本体16と、このカッター本体16の先端部
周縁に形成された刃部17とからなるものである。
管体内不要物の切除装置は、下水管1等管体の内周面に
固着された固着物aや当該管体内への取付管2の突出部
b等の不要物を切除する装置であって、牽引手段または
自走手段によって管体1内部をその長手方向に走行可能
で且つ管体内周面に周方向の少なくとも3点で支持可能
な走行体3に、カッター回転駆動手段5と、この回転駆
動手段5によって回転駆動されるカッター6とを設け、
このカッター6は、前記管体1の内径より若干径小で前
記回転駆動手段5の駆動軸15に取り付けられる円筒状
のカッター本体16と、このカッター本体16の先端部
周縁に形成された刃部17とからなるものである。
【0007】この切除装置の使用においては、走行体3
をカッター6と共にマンホール等から下水管1内に入
れ、この走行体3を、下水管1等管体の内周面に3点支
持させた状態で牽引手段または自走手段により牽引して
走行させながら、カッター6を回転駆動手段5により回
転駆動して、カッター本体16先端部周縁の刃部17に
より、下水管等管体1の内周面に固着された固着物aや
突出物b等の不要物を切削除去してゆく。このカッター
6による不要物の切除においては、カッター6の刃部1
7が円筒状カッター本体16の先端部周縁に形成されて
いることによって、被切除部を確実に切削除去すること
ができ、しかも従来の切除装置のような激しい振動や衝
撃を伴うことがない。
をカッター6と共にマンホール等から下水管1内に入
れ、この走行体3を、下水管1等管体の内周面に3点支
持させた状態で牽引手段または自走手段により牽引して
走行させながら、カッター6を回転駆動手段5により回
転駆動して、カッター本体16先端部周縁の刃部17に
より、下水管等管体1の内周面に固着された固着物aや
突出物b等の不要物を切削除去してゆく。このカッター
6による不要物の切除においては、カッター6の刃部1
7が円筒状カッター本体16の先端部周縁に形成されて
いることによって、被切除部を確実に切削除去すること
ができ、しかも従来の切除装置のような激しい振動や衝
撃を伴うことがない。
【0008】請求項2は、請求項1に記載の管体内不要
物の切除装置において、前記カッター6の刃部17が、
カッター本体16の先端部周縁にダイヤモンドを蒸着す
ることによって形成されたものである。従って、これに
よると、刃部17がダイヤモンドで形成されているか
ら、切削性能が良好で、短時間で効率よく切削を行うこ
とができ、またこのダイヤモンドは円筒状カッター本体
16の先端部周縁に蒸着によって形成されるため、比較
的安価に形成できる。
物の切除装置において、前記カッター6の刃部17が、
カッター本体16の先端部周縁にダイヤモンドを蒸着す
ることによって形成されたものである。従って、これに
よると、刃部17がダイヤモンドで形成されているか
ら、切削性能が良好で、短時間で効率よく切削を行うこ
とができ、またこのダイヤモンドは円筒状カッター本体
16の先端部周縁に蒸着によって形成されるため、比較
的安価に形成できる。
【0009】請求項3は、請求項1または2に記載の管
体内不要物の切除装置において、前記カッター回転駆動
手段5の駆動源がエアモーター13からなるものであ
る。従って、これによると、高速で高トルクの回転が容
易に得られると共に、油圧モーターに比べて配管設備が
簡単となる。
体内不要物の切除装置において、前記カッター回転駆動
手段5の駆動源がエアモーター13からなるものであ
る。従って、これによると、高速で高トルクの回転が容
易に得られると共に、油圧モーターに比べて配管設備が
簡単となる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図3は本発明に係る切除装
置を示すもので、これらの図において3は、牽引用ワイ
ヤー4A,4Bを含む牽引手段によって下水管1内を走
行可能な走行体で、この走行体3にはカッター回転駆動
手段5及びカッター6が設けられている。
置を示すもので、これらの図において3は、牽引用ワイ
ヤー4A,4Bを含む牽引手段によって下水管1内を走
行可能な走行体で、この走行体3にはカッター回転駆動
手段5及びカッター6が設けられている。
【0011】前記走行体3は、図1に示すように走行方
向に長い基枠7を有し、この基枠7の下面側にはその前
後両端部に、それぞれ一対の固定ブラケット8,8が逆
略V字状に突設され(図3参照)、各固定ブラケット対
8,8のそれぞれに車輪9が軸支されており、また基枠
7の上面側中央部には、基枠7内に装備されたエアシリ
ンダ10によって駆動される可動ブラケット11が配設
され、この可動ブラケット11の前後両端部にそれぞれ
支持ローラー12が軸支されている。
向に長い基枠7を有し、この基枠7の下面側にはその前
後両端部に、それぞれ一対の固定ブラケット8,8が逆
略V字状に突設され(図3参照)、各固定ブラケット対
8,8のそれぞれに車輪9が軸支されており、また基枠
7の上面側中央部には、基枠7内に装備されたエアシリ
ンダ10によって駆動される可動ブラケット11が配設
され、この可動ブラケット11の前後両端部にそれぞれ
支持ローラー12が軸支されている。
【0012】従って、この走行体3は、前記各固定ブラ
ケット対8,8にそれぞれ軸支された車輪9,9と前記
可動ブラケット11に軸支されたローラー12とからな
る周方向3点支持手段により下水管1内周面に安定状態
に支持されて、下水管1内を走行するなっている。尚、
前記可動ブラケット11は、エアシリンダ10を伸張作
動させることによって図1の実線図示位置から仮想線図
示位置へと上動し、ローラー12を下水管1内周面に当
接させる。
ケット対8,8にそれぞれ軸支された車輪9,9と前記
可動ブラケット11に軸支されたローラー12とからな
る周方向3点支持手段により下水管1内周面に安定状態
に支持されて、下水管1内を走行するなっている。尚、
前記可動ブラケット11は、エアシリンダ10を伸張作
動させることによって図1の実線図示位置から仮想線図
示位置へと上動し、ローラー12を下水管1内周面に当
接させる。
【0013】前記カッター回転駆動手段5は、駆動源と
してのエアモーター13と、このエアモーター13に連
結される減速用歯車機構14と、この歯車機構14に連
動連結される駆動軸15とからなる。また、前記カッタ
ー6は、前記下水管1の内径より若干径小で前記カッタ
ー回転駆動手段5の駆動軸15に同心状に且つ着脱可能
に取り付けられる有底円筒状のカッター本体16と、こ
の有底円筒状カッター本体16の先端部周縁に連続的に
形成された刃部17とからなる。そして、この刃部17
は、カッター本体16の先端部周縁にダイヤモンドを蒸
着することによって形成される。
してのエアモーター13と、このエアモーター13に連
結される減速用歯車機構14と、この歯車機構14に連
動連結される駆動軸15とからなる。また、前記カッタ
ー6は、前記下水管1の内径より若干径小で前記カッタ
ー回転駆動手段5の駆動軸15に同心状に且つ着脱可能
に取り付けられる有底円筒状のカッター本体16と、こ
の有底円筒状カッター本体16の先端部周縁に連続的に
形成された刃部17とからなる。そして、この刃部17
は、カッター本体16の先端部周縁にダイヤモンドを蒸
着することによって形成される。
【0014】前記カッター6の円筒状カッター本体16
は、図1に示すように、端壁部16aの中央部に開口部
18を有し、この開口部18をカッター回転駆動手段5
の駆動軸15先端部に挿通させて、この駆動軸15に固
定された取付用ブラケット19にボルト・ナット20に
より取り付けられる。
は、図1に示すように、端壁部16aの中央部に開口部
18を有し、この開口部18をカッター回転駆動手段5
の駆動軸15先端部に挿通させて、この駆動軸15に固
定された取付用ブラケット19にボルト・ナット20に
より取り付けられる。
【0015】図1及び図3において、21は、走行体3
の基枠7下部に設けられたバランスウエイトで、走行体
3の転倒を防止するものである。22は、走行体3をそ
の先端側から牽引する牽引用ワイヤー4Aの連結具で、
ロッド22aと、このロッド22aの一端に取り付けて
あってカッター回転駆動手段5の駆動軸15に軸受22
bを介して相対回転可能に取り付けられた取付部材22
cと、上記ロッド22aの他端に固定されたワイヤー止
着用リング22dとからなる。23は、走行体3の後端
部に固定されたワイヤー止着用リングで、このリング2
3には走行体3を後端側から牽引するための牽引用ワイ
ヤー4Bが止着される。
の基枠7下部に設けられたバランスウエイトで、走行体
3の転倒を防止するものである。22は、走行体3をそ
の先端側から牽引する牽引用ワイヤー4Aの連結具で、
ロッド22aと、このロッド22aの一端に取り付けて
あってカッター回転駆動手段5の駆動軸15に軸受22
bを介して相対回転可能に取り付けられた取付部材22
cと、上記ロッド22aの他端に固定されたワイヤー止
着用リング22dとからなる。23は、走行体3の後端
部に固定されたワイヤー止着用リングで、このリング2
3には走行体3を後端側から牽引するための牽引用ワイ
ヤー4Bが止着される。
【0016】尚、前記カッター回転駆動手段5のエアモ
ーター13及び前記可動ブラケット11を駆動するエア
シリンダ10にそれぞれ圧力エアを供給するエア供給ホ
ースについては、図示を省略する。
ーター13及び前記可動ブラケット11を駆動するエア
シリンダ10にそれぞれ圧力エアを供給するエア供給ホ
ースについては、図示を省略する。
【0017】上記のような構成を有する切除装置を使用
して、例えば図5の(A)に示すように下水管1内に固
着残存しているコンクリート固着物aを切除する場合に
は、図4に示すように、走行体3をカッター6と共に一
方のマンホール25から下水管1内に入れ、走行体3の
後端部に連結した牽引用ワイヤー4Bをこのマンホール
25から地上に延出し、また走行体3の先端部に連結し
た牽引用ワイヤー4Aを他方のマンホール26から同様
に地上に延出し、各牽引用ワイヤー4A,4Bをそれぞ
れ個別のウインチに連結する。また、走行体3の前方所
要位置には、例えば自走可能な走行体を有する遠隔操作
可能なビデオカメラ装置24を設置しておく。尚、前記
エアモーター13及びエアシリンダ10に圧力エアを供
給するエア供給ホースは、マンホール25から地上に延
出してエア供給ユニットに接続する。
して、例えば図5の(A)に示すように下水管1内に固
着残存しているコンクリート固着物aを切除する場合に
は、図4に示すように、走行体3をカッター6と共に一
方のマンホール25から下水管1内に入れ、走行体3の
後端部に連結した牽引用ワイヤー4Bをこのマンホール
25から地上に延出し、また走行体3の先端部に連結し
た牽引用ワイヤー4Aを他方のマンホール26から同様
に地上に延出し、各牽引用ワイヤー4A,4Bをそれぞ
れ個別のウインチに連結する。また、走行体3の前方所
要位置には、例えば自走可能な走行体を有する遠隔操作
可能なビデオカメラ装置24を設置しておく。尚、前記
エアモーター13及びエアシリンダ10に圧力エアを供
給するエア供給ホースは、マンホール25から地上に延
出してエア供給ユニットに接続する。
【0018】しかして、前記走行体3を前記各固定ブラ
ケット対8,8側の車輪9,9と前記可動ブラケット1
1側のローラー12とにより下水管1内周面に3点支持
した状態で、この走行体3を前記ウインチにより牽引用
ワイヤー4Aを介して引張しつつ、前記ビデオカメラ装
置24によってコンクリート固着物aの切除位置を確認
しながら、カッター6を回転駆動手段5により回転駆動
させて、カッター本体16先端部周縁の刃部17により
コンクリート固着物aを図1に示すような状態で切削除
去してゆく。尚、牽引用ワイヤー4Bは、走行体3が行
き過ぎたり、被切除部を繰り返し切除するような場合に
適宜引張操作する。
ケット対8,8側の車輪9,9と前記可動ブラケット1
1側のローラー12とにより下水管1内周面に3点支持
した状態で、この走行体3を前記ウインチにより牽引用
ワイヤー4Aを介して引張しつつ、前記ビデオカメラ装
置24によってコンクリート固着物aの切除位置を確認
しながら、カッター6を回転駆動手段5により回転駆動
させて、カッター本体16先端部周縁の刃部17により
コンクリート固着物aを図1に示すような状態で切削除
去してゆく。尚、牽引用ワイヤー4Bは、走行体3が行
き過ぎたり、被切除部を繰り返し切除するような場合に
適宜引張操作する。
【0019】このカッター6によるコンクリート固着物
aの切除においては、カッター6の刃部17が円筒状カ
ッター本体16の先端部周縁に形成されたものであるた
め、被切除部を確実に切削除去することができ、しかも
冒頭に述べた従来の切除装置のような激しい振動や衝撃
を生ずることがない。また、この刃部17はダイヤモン
ドで形成されたものであることから、切削性能に良好
で、短時間で効率よく切削を行うことができる。こうし
て切削されたコンクリート固着物aは粉状となって円筒
状カッター本体16の周辺あるいは内部に放散される。
aの切除においては、カッター6の刃部17が円筒状カ
ッター本体16の先端部周縁に形成されたものであるた
め、被切除部を確実に切削除去することができ、しかも
冒頭に述べた従来の切除装置のような激しい振動や衝撃
を生ずることがない。また、この刃部17はダイヤモン
ドで形成されたものであることから、切削性能に良好
で、短時間で効率よく切削を行うことができる。こうし
て切削されたコンクリート固着物aは粉状となって円筒
状カッター本体16の周辺あるいは内部に放散される。
【0020】また、カッター回転駆動手段5としてエア
モーター13を使用しているため、高速で高トルクの回
転が容易に得られると共に、油圧モーターに比べて配管
設備が簡単となる。
モーター13を使用しているため、高速で高トルクの回
転が容易に得られると共に、油圧モーターに比べて配管
設備が簡単となる。
【0021】以上の実施例では、コンクリート固着物a
を切除する場合について説明したが、下水管1内部に不
必要に突出したコンクリートあるいは陶製の取付管2の
突出部を切除する場合も、上記コンクリート固着物aの
場合と同様な作用効果を奏するものであり、特にこの突
出部を切除する際には取付管2の本体部分に従来のよう
な亀裂が生ずることがなく的確に切断除去することがで
きる。また、実施例ではカッター6の刃部17をダイヤ
モンドによって形成したが、ダイヤモンドの代わりに例
えば超硬合金によって形成してもよい。また、実施例で
は走行体3を牽引用ワイヤー及びウインチによって牽引
しているが、走行体3に駆動用車輪を設け、これをモー
ターにより駆動させて自走させるようにしてもよい。
を切除する場合について説明したが、下水管1内部に不
必要に突出したコンクリートあるいは陶製の取付管2の
突出部を切除する場合も、上記コンクリート固着物aの
場合と同様な作用効果を奏するものであり、特にこの突
出部を切除する際には取付管2の本体部分に従来のよう
な亀裂が生ずることがなく的確に切断除去することがで
きる。また、実施例ではカッター6の刃部17をダイヤ
モンドによって形成したが、ダイヤモンドの代わりに例
えば超硬合金によって形成してもよい。また、実施例で
は走行体3を牽引用ワイヤー及びウインチによって牽引
しているが、走行体3に駆動用車輪を設け、これをモー
ターにより駆動させて自走させるようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る切除装置によれ
ば、カッターの刃部が円筒状カッター本体の先端部周縁
に形成されていることから、被切除部を確実に切削除去
することができ、しかも従来の切除装置のような激しい
振動や衝撃を生ぜず、従って作業環境に悪影響を及ぼす
ことがない上、前記取付管の突出物を切除する際にその
取付管の本体部分に亀裂を生ぜしめるような不都合がな
くなる。
ば、カッターの刃部が円筒状カッター本体の先端部周縁
に形成されていることから、被切除部を確実に切削除去
することができ、しかも従来の切除装置のような激しい
振動や衝撃を生ぜず、従って作業環境に悪影響を及ぼす
ことがない上、前記取付管の突出物を切除する際にその
取付管の本体部分に亀裂を生ぜしめるような不都合がな
くなる。
【0023】請求項2によれば、刃部がダイヤモンドで
形成されているため、切削性能に良好で、短時間で効率
よく切削を行うことができ、またこのダイヤモンドはカ
ッター本体の先端部周縁に蒸着されるため、比較的安価
に形成できる。
形成されているため、切削性能に良好で、短時間で効率
よく切削を行うことができ、またこのダイヤモンドはカ
ッター本体の先端部周縁に蒸着されるため、比較的安価
に形成できる。
【0024】請求項3によれば、回転駆動手段の駆動源
がエアモーターからなるため、高速で高トルクの回転が
容易に得られると共に、油圧モーターに比べて配管設備
が簡単となる。
がエアモーターからなるため、高速で高トルクの回転が
容易に得られると共に、油圧モーターに比べて配管設備
が簡単となる。
【図1】 本発明に係る切除装置の縦断面図である。
【図2】 図1のX−X線断面図である。
【図3】 図1のY−Y線断面図である。
【図4】 本発明に係る切除装置の使用状態を示す説明
図である。
図である。
【図5】 (A)は下水管の内周面に固着されたコンク
リート固着物を示す断面図、(B)は下水管内に突出し
た取付管の突出部を示す断面図である。
リート固着物を示す断面図、(B)は下水管内に突出し
た取付管の突出部を示す断面図である。
1 下水管(管体) 2 取付管 a コンクリート固着物(不要物) b 取付管の突出部(不要物) 3 走行体 5 カッター回転駆動手段 6 カッター 8 固定ブラケット 9 車輪 10 エアシリンダ 11 可動ブラケット 12 ローラー 13 エアモーター(カッター回転駆動手段の駆動
源) 16 円筒状カッター本体 17 刃部
源) 16 円筒状カッター本体 17 刃部
Claims (3)
- 【請求項1】 下水管等管体の内周面に固着された固着
物や当該管体内への取付管の突出部等の不要物を切除す
る装置であって、牽引手段または自走手段によって管体
内部をその長手方向に走行可能で且つ管体内周面に周方
向の少なくとも3点で支持可能な走行体に、カッター回
転駆動手段と、この回転駆動手段によって回転駆動され
るカッターとを設け、このカッターは、前記管体の内径
より若干径小で前記回転駆動手段の駆動軸に取り付けら
れる円筒状のカッター本体と、このカッター本体の先端
部周縁に形成された刃部とからなる管体内不要物の切除
装置。 - 【請求項2】 カッターの刃部は、カッター本体の先端
部周縁にダイヤモンドを蒸着することによって形成され
てなる請求項1に記載の管体内不要物の切除装置。 - 【請求項3】 カッター回転駆動手段の駆動源はエアモ
ーターからなる請求項1または2に記載の管体内不要物
の切除装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26720795A JPH09108921A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 管体内不要物の切除装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26720795A JPH09108921A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 管体内不要物の切除装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09108921A true JPH09108921A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17441625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26720795A Pending JPH09108921A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 管体内不要物の切除装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09108921A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100794643B1 (ko) * | 2006-10-13 | 2008-01-14 | 대한기업주식회사 | 하수도관 내부 준설 방법 |
CN104499563A (zh) * | 2014-12-18 | 2015-04-08 | 廉建会 | 一种管道疏通清理设备 |
JP6753013B1 (ja) * | 2019-08-09 | 2020-09-09 | 广州克力労保用品有限公司 | 都市下水道疎通用設備 |
KR20210142391A (ko) * | 2020-05-18 | 2021-11-25 | 현대건설주식회사 | 콘크리트 구조물의 포스트 텐션용 쉬스 덕트의 내경을 확보하는 방법 및 이를 위한 장치 |
-
1995
- 1995-10-16 JP JP26720795A patent/JPH09108921A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100794643B1 (ko) * | 2006-10-13 | 2008-01-14 | 대한기업주식회사 | 하수도관 내부 준설 방법 |
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JP2021028457A (ja) * | 2019-08-09 | 2021-02-25 | 广州克力労保用品有限公司 | 都市下水道疎通用設備 |
KR20210142391A (ko) * | 2020-05-18 | 2021-11-25 | 현대건설주식회사 | 콘크리트 구조물의 포스트 텐션용 쉬스 덕트의 내경을 확보하는 방법 및 이를 위한 장치 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
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