JP2019127805A - シールド掘進機の余掘り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シールド掘進機で硬質地盤中の急曲線区間等を掘進する際に、シールド掘進機周囲に余掘り領域を確実に形成する。【解決手段】 シールド掘進機1のカッタヘッド2内に、装置中心から放射状をなして配列されたカッタスポーク3の外縁付近に、カッタヘッド2の外縁面から突出可能な振動ブレーカ20とコピーカッタ10とを備える。通常の地盤の場合には、急曲線区間を掘進する際、通常の地盤ではコピーカッタ10を用いて余掘り領域を形成し、硬質地盤では振動ブレーカ20の先端ヘッドをカッタヘッド2の外縁面から所定量突出させながら先端ヘッドを周囲地盤に押圧して振動させて周囲地盤を破砕し、シールド掘進機1の周囲地盤の所定範囲に余掘り領域を形成する。【選択図】 図1
Description
本発明はシールド掘進機の余掘り装置に係り、シールド掘進機で硬質地盤中の急曲線区間等を掘進する際に、シールド掘進機周囲に余掘り領域を確実に形成することができるシールド掘進機の余掘り装置に関する。
シールド掘進機には、施工対象のシールドトンネルの線形に応じた掘進機の方向制御のために、余掘り装置としてのコピーカッタが備えられる場合がある。たとえば、急曲線区間を有するトンネルをシールド工法で構築する場合、シールド掘進機にコピーカッタを装備してシール掘進機本体の周囲の地盤(一般にカーブ(曲線)の内側)に余掘り領域を形成し、所定の曲率半径でカーブしながら掘進するシールド掘進機本体と周囲地盤との接触を低減することで掘進方向への方向制御を円滑に行っている。
コピーカッタは、一例として特許文献1の図1、2に示されたように、シールド掘進機本体の先端部のカッタヘッド内に組み込まれ、カッタヘッドの軸中心位置から半径方向に、カッタヘッド外縁面から所定突出量だけ突出するように油圧機構等によって制御動作される。コピーカッタが所定量だけ突出した状態でカッタヘッドを回転させて掘進することによりコピーカッタ外面に装着されたカッタビットで周囲地盤の対象範囲を切削して余掘り領域を形成することができる。
また、特許文献2は、カッタヘッドに多数のディスクカッタが装着されたタイプのシールド掘進機において、ディスクカッタ全体を余掘り領域まで伸縮するように制御可能な駆動機構を備えたオーバーカッタ装置が装備されている。また、特許文献2には複数の従来技術としてのコピーディスクカッタが開示されており、これらのコピーディスクカッタは各種の油圧機構を備え、余掘り領域まで突出する構造になっている。
ところで、特許文献1に開示されたシールド掘進機では、コピーカッタを、入れ子構造からなる複数の筒状体で構成することで、切削時に作用する大きなモーメントに抵抗するようになっている。しかし、このような構造であっても、周囲地盤が硬質で切削困難な場合には、コピーカッタに作用する大きな地盤抵抗によってカッタビットの破損、コピーカッタの折れ曲がり等が生じるおそれがある。カッタヘッドの収容位置から突出したコピーカッタが折れ曲がると、カッタヘッド内に再び収容できなくなる事態も生じる。
また、地盤が硬質なためコピーカッタの切削が十分行えない場合には、余掘り領域が十分に確保できないため、周囲地盤との摺動抵抗が軽減できず、シールド掘進機の推力が上昇し、推進装置に過負荷が生じるという問題がある。
これに対して、特許文献2に開示されたディスクカッタを備えたオーバーカッタ装置は、ディスクカッタの切削能力が高いため、硬質地盤からの抵抗は小さくなるが、全断面掘削となるためシールド掘進機の周囲地盤に対する部分的な余掘り領域の形成が行えず、余掘り量が過大になるという問題がある。
そこで、本発明の目的は上述した従来の技術が有する問題点を解消し、硬質地盤における急曲線区間での掘進のための余掘り領域の形成を確実に行えるようにしたシールド掘進機の余掘り装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明はカッタヘッド内に、装置中心から放射状をなして配列されたカッタスポークの外縁付近に、前記カッタヘッドの外縁面から突出可能な振動ブレーカを備え、該振動ブレーカを前記カッタヘッドの外縁面から所定量突出させながら先端部を周囲地盤に押圧して振動させて前記周囲地盤を破砕し、前記カッタヘッドの周囲地盤の所定範囲に余掘り領域を形成することを特徴とする。
前記振動ブレーカは、ロータリージョイントを介して前記カッタヘッド内に配管された油圧系統が接続され、該油圧系統を介して供給される油圧駆動により前記先端部が前記カッタヘッドの外縁面から突出し、振動することが好ましい。
前記振動ブレーカが装備された以外の前記カッタスポークの外縁付近にコピーカッタがさらに装備されることが好ましい。これにより、前記振動ブレーカで破砕した地盤を効率よくそぎ落とすことが可能になる。
前記コピーカッタは、油圧駆動により前記カッタヘッドの外縁面から突出することが好ましい。
前記コピーカッタの作動油圧により前記周囲地盤の状況を確認し、前記コピーカッタによって余掘り領域を形成するか、前記振動ブレーカによって余掘り領域を形成するかを決定することが好ましい。
前記振動ブレーカは、直動ジャッキ構造からなることが好ましい。
以下、本発明のシールド掘進機の余掘り装置の一実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明のシールド掘進機1の余掘り装置10が装備されたシールド掘進機1のカッタヘッド2の前面を示した概略正面図、図2は、図1のII−II断面線に沿って示したシールド掘進機1と、その後方で組み立てられたセグメント6の一部を示した縦断面図である。
本発明のシールド掘進機1の余掘り装置10が装備された一例としてのシールド掘進機1は、図1に示したようにカッタヘッド2の全面に、カッタヘッド2の軸中心位置から放射状に十字形をなす4本のカッタスポーク3を備え、各カッタスポーク3の前面には多数のカッタビット(図示せず)が列設されている。本発明では、十字形のカッタスポーク3の外縁付近に、余掘り装置10としての2台のコピーカッタ10と2台の振動ブレーカ20とが配備されている。本実施形態では、各コピーカッタ10、振動ブレーカ20はそれぞれ一直線状をなす2本のカッタスポーク3の外縁付近にそれぞれ装備されている。シールド掘進機1は、その規模、構造によってカッタスポーク3の本数が異なる。このため、装備されるコピーカッタ10、振動ブレーカ20の台数、配置は各シールド掘進機1の設計段階で決定する。なお、上述したカッタスポーク3に装着されるカッタビットは、本発明の技術的特徴に関係ないため、図の簡単化のため各図において図示を省略している。
本発明のシールド掘進機1の余掘り装置10では、周囲地盤G(図4〜6参照)の硬軟の程度に応じてコピーカッタ10と振動ブレーカ20とを使い分けてシールド掘進機1の周囲に所定の余掘り領域を形成することができる。コピーカッタ10と振動ブレーカ20のいずれの装置を使用するかは、トンネルが構築される地質縦断に応じてあらかじめ想定できるが、後述する検知部37で得られた作動油の圧力状態から判断されるコピーカッタ10の負荷状態等から、コピーカッタ10、振動ブレーカ20いずれを使用するかを決定してもよい。
コピーカッタ10は、図1に示したように、各種の公知の構造と同様に、カッタビット11が外縁部に装着された筒状体あるいは箱状体13からなり、これら筒状体あるいは箱状体13を、図示しない油圧ジャッキやリンク機構を介してカッタヘッド2の外縁面から所定量突出、後退させることができる。コピーカッタ10のカッタヘッド2の外縁面2aからの突出量と、コピーカッタ10による周囲地盤Gの切削状況は、コピーカッタ10の突出、後退を制御する作動油の圧力状態を油圧系統30中の油圧ゲージ等で計測して把握することができる。
本実施形態の振動ブレーカ20は、図1,図2に示したように、コピーカッタ10が装着されていない2本のカッタスポーク3の外縁端付近に装備され、図3(a)に示したように、先端ヘッド24がカッタヘッド2の外縁面2aから所定量突出、後退するブレーカ本体21と、カッタスポーク3内に保持され、ブレーカ本体21を油圧機構により伸縮可能に収容する筒状ケーシング22とから構成されている。すなわち、振動ブレーカ20はシリンダとしてのブレーカ本体21が伸縮可能に筒状ケーシング22に保持された油圧制御の直動ジャッキ構造からなる。ブレーカ本体21内には振動体としての先端ヘッド24に所定の振動を与える油圧駆動の振動モータ23が内蔵されている。また、振動ブレーカ20には、ブレーカ本体21を筒状ケーシング22内から伸縮可能に駆動させる第1油圧系統35と、ブレーカ本体21の振動モータ23へ油圧を供給する第2油圧系統36とが接続されている。振動ブレーカ20の構造の変形例として、筒状ケーシング22を用いず、ブレーカ本体21を図示しないリンク機構で直接保持させることも好ましい。この場合、油圧モータ等でリンク機構の入力リンクアームに所定の動作を付与することで、ブレーカ本体21の先端ヘッド24のカッタヘッド2外縁面2aから突出させ、あるいはカッタヘッド2内に後退させることができる。
先端ヘッド24は、本実施形態では、図3(a)に示したように、円錐台形状をなし、ブレーカ本体21がカッタヘッド2の外縁面2aから突出してヘッド24の端面が周囲地盤Gに押圧された状態で振動を周囲地盤Gに加えることで、岩や硬質地盤を塊状ブロックに割って破砕することができる。先端ヘッド24の形状は、耐衝撃性のある円錐台形状に限られず、ノミ状の鋭い円錐形状にして硬質地盤や岩にクラックを入れることで破砕効果を高くすることもできる。
ここで、油圧系統30および制御系統40の構成について、図1、図2を参照して説明する。
油圧系統30は、油圧タンク(図示せず)及びポンプ31およびポンプ31を運転制御する制御部42(後述する。)とを備えた油圧ユニット32と、油圧ユニット32から供給された作動油を、シールド掘進機1本体内のカッタ運転用旋回モータ33、シールド推進ジャッキ34等に供給する駆動系油圧設備と、上述した第1油圧系統35と第2油圧系統36とに切り替える切替弁38と、第1油圧系統35と第2油圧系統36の作動油の圧力を計測確認し、コピーカッタ10、振動ブレーカ20の位置、動作状態を把握するための検知部37とを備え、各部は所定流量に合った直径の油圧配管で連結されている。本実施形態の第1油圧系統35と第2油圧系統36の油圧配管は、シールド掘進機1のセンターシャフト内に配管され、ロータリージョイント5を介してカッタスポーク3内で各コピーカッタ10、振動ブレーカ20に接続されている。地盤状況によっては、振動ブレーカ20によって硬質の周囲地盤を破砕した後にコピーカッタ10を突出させて所定範囲の余掘り領域を形成することができる。その場合には突出させたコピーカッタ10の動作油の圧力を検知部37で確認して過負荷運転状態にならないようにすることが好ましい。
油圧系統30は、油圧タンク(図示せず)及びポンプ31およびポンプ31を運転制御する制御部42(後述する。)とを備えた油圧ユニット32と、油圧ユニット32から供給された作動油を、シールド掘進機1本体内のカッタ運転用旋回モータ33、シールド推進ジャッキ34等に供給する駆動系油圧設備と、上述した第1油圧系統35と第2油圧系統36とに切り替える切替弁38と、第1油圧系統35と第2油圧系統36の作動油の圧力を計測確認し、コピーカッタ10、振動ブレーカ20の位置、動作状態を把握するための検知部37とを備え、各部は所定流量に合った直径の油圧配管で連結されている。本実施形態の第1油圧系統35と第2油圧系統36の油圧配管は、シールド掘進機1のセンターシャフト内に配管され、ロータリージョイント5を介してカッタスポーク3内で各コピーカッタ10、振動ブレーカ20に接続されている。地盤状況によっては、振動ブレーカ20によって硬質の周囲地盤を破砕した後にコピーカッタ10を突出させて所定範囲の余掘り領域を形成することができる。その場合には突出させたコピーカッタ10の動作油の圧力を検知部37で確認して過負荷運転状態にならないようにすることが好ましい。
制御系統40は、各部の運転操作を入力する入力部と各部の運転状況(シールド掘進機1の掘進状況、コピーカッタ10、振動ブレーカ20の運転状況)を表示する表示部とを備えた運転指令インターフェース41と、運転指令インターフェース41の各種情報を処理し、カッタ運転用旋回モータ33、シールド推進ジャッキ34、コピーカッタ10、振動ブレーカ20に適切な運転指令を送出し、各部からフィードバックされた運転状況の情報を処理する制御部42とを備える。
制御部42は特に、本発明の余掘り装置10としての振動ブレーカ20の運転に関し、後述するように、振動ブレーカ20の運転状況、周囲地盤の破砕状況、シールド掘進機1の掘進状況を検知、把握し、適正な余掘り領域の形成を行うための運転情報を取得、保持、出力する役割を果たす。たとえば余掘り装置10がマニュアル操作モードの場合には、操作者に運転に必要な動作情報の確認を求め、操作者が与えた指示情報に沿った振動ブレーカ20の動作指令を出す。自動運転モードの場合には、あらかじめ設定された動作情報と動作によって取得した情報とをもとに余掘り領域を形成するための連続運転を行う。
硬質な周囲地盤Gにおける振動ブレーカ20による余掘り領域8の形成手順について、図4各図を参照して説明する。図4(a)は、余掘り領域8を形成する位置に到達したシールド掘進機1のカッタヘッド2内に装備された振動ブレーカ20の初期状態を示した部分断面図である。この状態から運転指令インターフェース41(図2)を通じて、振動ブレーカ20に接続されている第1油圧系統35と第2油圧系統36に作動油を供給し、ブレーカ本体21の先端ヘッド24をカッタヘッド2の外縁面2aから突出させるとともに、先端ヘッド24を振動させて周囲地盤Gの破砕を行う(同図(b))。先端ヘッド24によって所定の余掘り量を確保可能な突出長まで周囲地盤Gの破砕を行ったら、ブレーカ本体21を縮退してカッタヘッド2の外縁面2aをフラットな状態にしてシールド掘進機1を、振動ブレーカ20で破砕された範囲を越えて進行(掘進)させる(同図(c)、(d))。掘進後、すでに破砕し形成した余掘り領域8に隣接した周囲地盤Gを引き続き破砕し、余掘り領域8を拡大する(同図(e))。上述の図4(b)〜(e)の動作を連続して行うことにより、トンネル縦断方向に連続した余掘り領域8を形成することができる(図6)。
一方、シールド掘進機1の円周方向の所定範囲に余掘り領域8を形成する場合について、図5を参照して説明する。振動ブレーカ20の先端ヘッド24はシールド掘進機1の中心軸を挟んで一直線をなす2本のカッタスポーク3の外縁端からそれぞれ独立して突出させることができる。通常は1台の振動ブレーカ20の動作によって所定範囲の余掘り領域8を形成する。余掘り領域8が広い場合には、2台の振動ブレーカ20の突出量を変えて周囲地盤Gの破砕を行うことも可能である。この場合、図5に示したように、たとえば先行する振動ブレーカ20Aで1次破砕を行い、他方の振動ブレーカ20Bはカッタヘッド2の矢印方向への回転により180°遅れて、周囲地盤Gをさらに破砕する2次破砕を行う。これにより半径方向外方により広い範囲の余掘り領域8を効率よく形成することができる。このように、振動ブレーカ20を用いた余掘り領域8の範囲は、シールド掘進機1の側面の半径方向範囲、円周方向範囲を細かく設定して形成することができる。なお、シールド掘進機1の稼動距離に応じて2台のコピーカッタ10、振動ブレーカ20の一方を予備の装備としておくことも好ましい。
図7各図は、余掘り装置10としての振動ブレーカ20の他の実施形態を示した部分拡大断面図である。図7(a)は、上述した構造の振動ブレーカ20の設置角度を前方に向けてθ(たとえば60°<θ<90°)で傾けてカッタヘッド2内に設置した状態を示している。このように振動ブレーカ20を適当な角度で前方に向けて傾けて設置することにより、先端ヘッド24の振動がシールド掘進機1の進行方向の周囲地盤に向けて効果的に作用するため破砕効率が高くなり、結果振動ブレーカ20の出力を小さくしたり、装置の小型化が可能になる。図7(b)は2台の振動ブレーカ20F、20Rを進行方向に沿って前後位置に並設した実施形態を示している。前方の振動ブレーカ20Fの先端ヘッド24はロッド状をなし、後方の振動ブレーカ20Rの先端ヘッド24の形状は、上述した円錐台形状と同様である。このように2台の振動ブレーカ20F、20Rを前後に配置して周囲地盤の破砕を行うと、前方の振動ブレーカ20Fのロッド状の先端ヘッド24が硬質の周囲地盤にくさび状に食い込んでクラックを発生させて地盤を比較的大きな塊状ブロックに大割りし、その後、後方の振動ブレーカ20Rによって塊状ブロックを効率よく細かく破砕することができる。
以上の説明では、シールド掘進機1のトンネル掘進時において遭遇する硬質の周囲地盤に余掘り領域を形成する場合について述べたが、同時裏込め注入管がフード外面の一部に装備されているシールド掘進機1を発進立坑から発進させる場合のように、シールド掘進機1のフード外面から突起している一部がコンクリート隔壁と干渉するような場合、突起部に対応する位置のコンクリート隔壁を部分的に斫るために使用することもできる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に示した範囲内での種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲内で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。
1 シールド掘進機
2 カッタヘッド
3 カッタスポーク
5 ロータリージョイント
6 セグメント
8 余掘り領域
10 コピーカッタ
20 振動ブレーカ
21 ブレーカ本体
22 筒状ケーシング
24 先端ヘッド
30 油圧系統
31 ポンプ
32 油圧ユニット
37 検知部
40 制御系統
42 制御部
G 周囲地盤
2 カッタヘッド
3 カッタスポーク
5 ロータリージョイント
6 セグメント
8 余掘り領域
10 コピーカッタ
20 振動ブレーカ
21 ブレーカ本体
22 筒状ケーシング
24 先端ヘッド
30 油圧系統
31 ポンプ
32 油圧ユニット
37 検知部
40 制御系統
42 制御部
G 周囲地盤
Claims (6)
- カッタヘッド内に、装置中心から放射状をなして配列されたカッタスポークの外縁付近に、前記カッタヘッドの外縁面から突出可能な振動ブレーカを備え、
該振動ブレーカを前記カッタヘッドの外縁面から所定量突出させながら先端部を周囲地盤に押圧して振動させて前記周囲地盤を破砕し、前記カッタヘッドの周囲地盤の所定範囲に余掘り領域を形成することを特徴とするシールド掘進機の余掘り装置。 - 前記振動ブレーカは、ロータリージョイントを介して前記カッタヘッド内に配管された油圧系統が接続され、該油圧系統を介して供給される油圧駆動により前記先端部が前記カッタヘッドの外縁面から突出し、振動する請求項1に記載のシールド掘進機の余掘り装置。
- 前記振動ブレーカが装備された以外の前記カッタスポークの外縁付近にコピーカッタがさらに装備された請求項1に記載のシールド掘進機の余掘り装置。
- 前記コピーカッタは、油圧駆動により前記カッタヘッドの外縁面から突出可能な請求項3に記載のシールド掘進機の余掘り装置。
- 前記コピーカッタの作動油圧により前記周囲地盤の状況を確認し、前記コピーカッタによって余掘り領域を形成するか、前記振動ブレーカによって余掘り領域を形成するかを決定する請求項3または4に記載のシールド掘進機の余掘り装置。
- 前記振動ブレーカは、直動ジャッキ構造からなる請求項1または請求項2に記載のシールド掘進機の余掘り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018011923A JP2019127805A (ja) | 2018-01-26 | 2018-01-26 | シールド掘進機の余掘り装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160363924A1 (en) * | 2015-06-12 | 2016-12-15 | Fanuc Corporation | Servo motor stop controller to control and stop servo motor during emergency stop |
CN111963183A (zh) * | 2020-08-10 | 2020-11-20 | 南京城市地下空间工程研究院有限公司 | 适用于上软下硬地层的盾构刀具结构 |
-
2018
- 2018-01-26 JP JP2018011923A patent/JP2019127805A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20160363924A1 (en) * | 2015-06-12 | 2016-12-15 | Fanuc Corporation | Servo motor stop controller to control and stop servo motor during emergency stop |
CN111963183A (zh) * | 2020-08-10 | 2020-11-20 | 南京城市地下空间工程研究院有限公司 | 适用于上软下硬地层的盾构刀具结构 |
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