JP2003313594A - 洗浄液および半導体装置の製造方法 - Google Patents

洗浄液および半導体装置の製造方法

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JP2003313594A
JP2003313594A JP2002118711A JP2002118711A JP2003313594A JP 2003313594 A JP2003313594 A JP 2003313594A JP 2002118711 A JP2002118711 A JP 2002118711A JP 2002118711 A JP2002118711 A JP 2002118711A JP 2003313594 A JP2003313594 A JP 2003313594A
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cleaning
film
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JP2002118711A
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English (en)
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Tatsuya Koito
達也 小糸
Akinobu Nakamura
彰信 中村
Keiji Hirano
啓二 平野
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 低抵抗金属膜および低誘電率膜の溶解および
表面の変質を防止しつつレジスト、エッチング残渣、ア
ッシング残渣、パーティクルを効果的に除去できる洗浄
液および方法を提供すること。 【解決手段】 低抵抗金属膜5、低誘電率膜7を成膜し
た後、レジスト9を用いてドライエッチングし、パター
ニングする。次いでフッ化物イオンを含有する洗浄液を
用いてエッチング残渣11を除去する。フッ化物イオン
を含有する洗浄液としては、フッ化物イオン濃度が0.
001重量%以上1重量%以下、pHが2以上7以下、
酸化還元電位が銀/塩化銀電極基準で−500mV以上
300mV以下の水溶液を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低抵抗金属膜およ
び低誘電率膜を備えた半導体装置の製造に用いられる洗
浄液、および半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造プロセスにおけるホー
ルや配線溝等の形成工程には、リソグラフィ技術を利用
したレジストパターンを形成後、これをマスクとしてド
ライエッチングを行い、次いで、マスクとして使用した
レジストパターンを除去するというプロセスで実施され
る。レジストパターンの除去には、プラズマ等でアッシ
ングした後、剥離液を用いたウェット処理が一般的に行
われている。このような剥離液としては、従来より種々
のものが開発実用化されており、例えば、アルキルベン
ゼンスルホン酸を主成分とする有機スルホン酸系剥離
液、モノエタノールアミン等のアミン類を主成分とする
有機アミン系剥離液、フッ化水素酸若しくはその塩を主
成分とするフッ酸系剥離液などが知られている。
【0003】ところが、半導体デバイスのいっそうの高
集積化、高密度化による剥離性能の向上は言うまでもな
く、特に近年、半導体装置の高速化に対する要請から、
配線材料として銅等の低抵抗材料が多用されるようにな
ってきている。銅配線上の層間絶縁膜に対してビアホー
ルなどを形成した場合、層間絶縁膜のエッチングに伴
い、特に、ケイ素とその酸化物を主成分とするエッチン
グ残渣がビアホールの底や側壁に残ると、後工程で形成
するバリア膜等の成膜性を阻害するため、除去する必要
がある。しかしながら、除去するために従来公知の剥離
液を使用すると、ビアホール底に露出した銅配線も溶け
だしてしまい、大きな問題となる。そこで、銅配線等の
金属材料の剥離液による腐食を防止する観点から、組成
に防食性のある物質を添加した剥離液が提案されてい
る。
【0004】一方、銅配線の低抵抗の特性を活かすため
に隣接配線間容量を低減する必要があり、配線周辺に形
成する層間絶縁膜に低誘電率を有する材料を使用するこ
とが一般的である。例えば、MSQ(メチルシルセスキ
オキサン)、HSQ(ハイドロジェンシルセスキオキサ
ン)、MHSQ(メチル化ハイドロジェンシルセスキオ
キサン)等のポリオルガノシロキサン類、あるいは、ポ
リアリールエーテル(PAE)、ジビニルシロキサン−
ビス−ベンゾシクロブテン(BCB)等の芳香族含有有
機材料などが挙げられる。このような低誘電率材料は、
アッシング耐性が低く、プラズマに曝されることによっ
て誘電率が上昇するという課題を有しており、このた
め、アッシング時間を極力短くし、また、アッシング条
件をでき得る限り緩やかにすることが望まれるが、その
場合、強力な剥離作用を有する剥離液による処理が不可
欠となる。
【0005】ホトレジスト剥離液やアッシング後の変質
膜除去液として、特にケイ素とその酸化物とを主成分と
する残渣の除去に、フッ化水素酸等のフッ素系化合物を
含有する組成物が多用されているが、このような例とし
て、例えば、特定の第4級アンモニウム塩とフッ素化合
物、更には有機溶媒を含有する半導体装置洗浄剤(特開
平7−201794号公報)、金属イオンを含まない塩
基とフッ化水素酸との塩、及び水溶性有機溶媒を含み、
系のpHが5〜8のレジスト用剥離液組成物(特開平9
−197681号公報)、フッ素化合物、水溶性有機溶
剤、及び水をそれぞれ特定量含有する半導体装置用洗浄
剤(特開平11−67632号公報)などが知られてい
る。しかしながら、これら各公報に記載の従来の剥離
液、洗浄液では、まず、低誘電率膜に対する検討がなさ
れておらず、又最近の高集積化、高密度化した基板上に
形成された金属配線の腐食を実用レベルにまで防止し得
るまでには至っていない。さらに、フッ化水素酸等のフ
ッ素系化合物を含有する剥離液、洗浄液では、銅膜に対
して腐食を起こしやすく、低誘電率膜材料の膜質にダメ
ージを与えやすいという問題があった。
【0006】銅配線半導体基板に用いられるホトレジス
ト剥離液やアッシング後の変質膜除去液として剥離液組
成物(特開2001−83713号公報、特開2001
−242641公報)においても、フッ化水素酸等のフ
ッ素系化合物を含有する組成物が用いられているが、残
渣物の剥離性と金属配線の防食性のバランスから、水溶
性有機溶媒を必須とし、高濃度に添加して使用してい
る。これら各公報の剥離液では、フッ酸と高濃度の有機
溶媒を含む廃液、廃水が発生する。
【0007】一方、有機溶媒と同時に使用しないフッ化
水素酸等のフッ素系化合物を用いた洗浄では、例えば水
素ガスとフッ化水素酸の溶解した水溶液(特開平11−
204485)などがある。しかしながら、この公報に
記載の洗浄液では、パーティクルと自然酸化膜と金属不
純物に対する除去性の記載のみであり、ホトレジスト剥
離液やアッシング後の変質膜除去に関する検討が無く、
又低誘電率膜にたいする影響や最近の高集積化、高密度
化した基板上に形成された金属配線の腐食を実用レベル
にまで防止し得るまでには至っていない。
【0008】さらに、ビアホール内に残存するエッチン
グ堆積膜を、腐食を回避して洗浄する方法(特開200
1−230318号公報)がある。しかしながら、この
公報では、高濃度と低濃度のフッ化アンモニウム水溶液
の2液を用いる方法であり、特に低濃度の洗浄液は、高
濃度の洗浄液が希釈される際に発生する金属腐食を回避
するために用いられているものであり、低濃度の洗浄液
に対するエッチング堆積物の除去性や低誘電率膜にたい
する影響等は検討されていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これまで、レジスト剥
離液は、素子表面に付着したアッシング残渣、レジスト
残渣の除去、および配線材料に対する防食性能を向上す
ることを目的として開発が進められてきた。近年にな
り、新材料として低誘電率膜が層間絶縁膜として使用さ
れるようになり、剥離工程中で低誘電率膜が露出した状
態でアッシング残渣、レジスト残渣を剥離する必要が生
じてきた。しかし、従来の高濃度の有機溶媒とフッ素成
分とで構成された剥離液を、低誘電率膜が露出した素子
の洗浄に用いると、低誘電率膜が著しく腐食するという
問題が生じる。また、配線材料に対しても、デバイスが
ますます微細化される状況においては、わずかな配線の
腐食も特性劣化の原因となるため、腐食性の高い従来の
高濃度の有機溶媒とフッ素成分とで構成された剥離液を
用いることは適切ではない。さらに、従来の高濃度の有
機溶媒とフッ素成分で構成された剥離液は、廃液処理が
複雑であり、一般的な焼却施設では処理が非常に難しい
という問題がある。また、リンス廃水等の廃水処理にお
いても、フッ素処理と有機成分といった2系統の処理を
必要とするため、工程数が増加するという問題がある。
その結果、製造プロセスにおける環境負荷及び処理コス
トが増加するという問題が生じていた。本発明は上記事
情に鑑みてなされたもので、第一の目的として、最近の
高集積化した基板上に形成された金属層上の層間絶縁膜
のエッチング処理によるビアホール形成、続いて残存レ
ジストのアッシング処理、等によって発生する残渣物、
特にケイ素とその酸化物を主成分とする残渣物を除去す
る能力が優れるとともに、金属膜に対する防食性に優
れ、かつ、層間絶縁膜、特に低誘電率膜の膜質へのダメ
ージを実用レベルまで低減した剥離組成物及びこれを用
いたデバイスの製造プロセスを提供する。第二の目的と
して、処理容易な成分で剥離組成物を構成し、剥離プロ
セスで発生する廃液、廃水の環境負荷を低減する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述したように、従来技
術における素子基板上のレジスト、アッシング残渣ある
いはエッチング残渣の除去は、高濃度の有機溶媒とフッ
素成分を含んだレジスト剥離液が用いられている。しか
し、このようなレジスト剥離液は、低誘電率膜や配線材
料に対して腐食を生じ易く、使用後の廃液処理も複雑と
なるため、従来とは異なるタイプの洗浄液が必要であ
る。ところで、レジスト剥離液とは異なるが、素子形成
前のベアウエハの洗浄方法として希フッ酸水溶液による
洗浄が広く利用されている。この洗浄は、洗浄対象であ
る自然酸化膜や金属汚染を洗浄液中に酸化、溶解させ
て、洗浄液中に安定に存在させておくことで、基板表面
から除去し再付着を防止している。この希フッ酸水溶液
による洗浄を、素子基板上のアッシング残渣、レジスト
残渣あるいはエッチング残渣の除去に用いようとした場
合は、上述のようにケイ素の酸化物であるアッシング残
渣等の除去には有効であるが、低誘電率膜や金属配線材
料に対しては著しい腐食が生じてしまい、適応すること
は不適切である。すなわち、低誘電率膜や金属配線材料
を備えた素子基板に対しては、これらの材料自体が溶解
あるいは酸化してしまうため、本願発明の目的を達し得
ない。したがって、低抵抗金属膜および低誘電率膜を積
層した素子基板上のレジスト、アッシング残渣、エッチ
ング残渣、パーティクル等の付着物を除去するに際して
は、これらの膜を溶解あるいは腐食させて変質させたり
してはならないという制約があるため、洗浄液は除去対
象に選択的に作用する必要がある。特に低抵抗金属膜お
よび低誘電率膜は、微量の付着物の影響や、表面の変化
の防止に対する要求水準が高く、膜厚や膜質のわずかな
変化に対しても特性が劣化する原因となり得る。また、
プロセスにおける環境対策が、近年強く求められるよう
になってきており、従来用いられてきた高濃度のレジス
ト剥離液とは、全く異なるタイプの洗浄液が必要とされ
ている。さらに、プロセスの省エネルギー、スループッ
トの向上を考えれば、洗浄時間はできるだけ短縮できる
ことが望ましい。本発明は、上述した点を踏まえなされ
たものである。
【0011】上記課題を解決する本発明によれば、以下
の洗浄液が提供される。 1:半導体装置製造方法におけるドライエッチング工程
後に行われる洗浄工程に用いるフッ化物イオンを含有す
る水溶液からなる洗浄液であって、前記洗浄液のフッ化
物イオン濃度が0.001重量%以上1重量%以下と
し、pHを2以上7以下としたこと、を特徴とする洗浄
液。 2:前記半導体装置は、半導体基板上に低抵抗金属膜を
形成されたものであること、を特徴とする請求項1に記
載の洗浄液。 3:前記半導体装置は、半導体基板上に低抵抗金属膜お
よび低誘電率膜を含む積層膜を形成されたものであるこ
と、を特徴とする請求項1に記載の洗浄液。 4:前記洗浄液が、銀/塩化銀電極基準で−500mV
以上300mV以下の酸化還元電位を有すること、を特
徴とする請求項1に記載の洗浄液。 5:前記洗浄液が、還元剤を含むこと、を特徴とする請
求項1に記載の洗浄液。 6:前記還元剤の濃度が、0.0001重量%以上10
重量%以下であること、を特徴とする請求項5記載の洗
浄液。 7:前記還元剤が、次亜硫酸、カルボン酸、アルデヒ
ド、アルコール、アミン、糖類、またはこれらの塩であ
ること、を特徴とする請求項5または6のいずれかに記
載の洗浄液。 8:前記洗浄液が、水素を含むこと、を特徴とする請求
項1乃至7のいずれかに記載の洗浄液。 9:前記洗浄液が、フッ化アンモニウムを含むこと、を
特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の洗浄液。 10:前記洗浄液が、アンモニア、水酸化テトラメチル
アンモニウム、および水酸化トリメチル(2−ヒドロキ
シ)エチルアンモニウムからなる群から選ばれる一また
は二以上の成分を含有すること、を特徴とする請求項1
乃至9のいずれかに記載の洗浄液。 11:半導体基板上に低抵抗金属膜を形成する工程と、
該金属膜の上部にマスクを形成し、該マスクを用いて前
記金属膜をドライエッチングする工程と、フッ化物イオ
ンを含有する水溶液を用いて洗浄を行う工程と、を含む
半導体装置の製造方法に用いる洗浄液であって、前記洗
浄液のフッ化物イオン濃度が0.001重量%以上1重
量%以下とし、pHを2以上7以下としたこと、を特徴
とする洗浄液。 12:半導体基板上に低抵抗金属膜および低誘電率膜を
含む積層膜を形成する工程と、該積層膜の上部にマスク
を形成し、該マスクを用いて前記積層膜をドライエッチ
ングする工程と、フッ化物イオンを含有する水溶液を用
いて洗浄を行う工程と、を含む半導体装置の製造方法に
用いる洗浄液であって、前記洗浄液のフッ化物イオン濃
度が0.001重量%以上1重量%以下とし、pHを2
以上7以下としたこと、を特徴とする洗浄液。 13:前記洗浄液が、銀/塩化銀電極基準で−500m
V以上300mV以下の酸化還元電位を有すること、を
特徴とする請求項11乃至12のいずれかに記載の洗浄
液。 14:前記洗浄液が、還元剤を含むこと、を特徴とする
請求項11乃至13のいずれかに記載の洗浄液。 15:前記還元剤の濃度が、0.0001重量%以上1
0重量%以下であること、を特徴とする請求項14記載
の洗浄液。 16:前記還元剤が、次亜硫酸、カルボン酸、アルデヒ
ド、アルコール、アミン、糖類、またはこれらの塩であ
ること、を特徴とする請求項14乃至15いずれかに記
載の洗浄液。 17:前記洗浄液が、水素を含むこと、を特徴とする請
求項11乃至16のいずれかに記載の洗浄液。 18:前記洗浄液が、フッ化アンモニウムを含むこと、
を特徴とする請求項11乃至17のいずれかに記載の洗
浄液。 19:前記洗浄液が、アンモニア、水酸化テトラメチル
アンモニウム、および水酸化トリメチル(2−ヒドロキ
シ)エチルアンモニウムからなる群から選ばれる一また
は二以上の成分を含有すること、を特徴とする請求項1
1乃至18のいずれかに記載の洗浄液。
【0012】上記課題を解決する本発明によれば、以下
の半導体装置の製造方法が提供される。 20:半導体基板上に低抵抗金属膜を形成する工程と、
該金属膜の上部にマスクを形成し、該マスクを用いて前
記金属膜をドライエッチングする工程と、フッ化物イオ
ンを含有する水溶液を用いて洗浄を行う工程と、を含む
半導体装置の製造方法であって、前記水溶液のフッ化物
イオン濃度が0.001重量%以上1重量%以下とし、
pHを2以上7以下としたこと、を特徴とする半導体装
置の製造方法。 21:半導体基板上に低抵抗金属膜および低誘電率膜を
含む積層膜を形成する工程と、該積層膜の上部にマスク
を形成し、該マスクを用いて前記積層膜をドライエッチ
ングする工程と、フッ化物イオンを含有する水溶液を用
いて洗浄を行う工程と、を含む半導体装置の製造方法で
あって、前記水溶液のフッ化物イオン濃度が0.001
重量%以上1重量%以下とし、pHを2以上7以下とし
たこと、を特徴とする半導体装置の製造方法。 22:前記低抵抗金属膜は、Cu、Al、W、Ta、H
f、Au、Ag、Pt、Ir、Ru、TiN、WN、I
rO2、およびRuO2からなる群から選ばれる一また
は二以上の材料を含むこと、を特徴とする請求項20ま
たは22のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。 23:前記低誘電率膜は、金属酸化物、ケイ素化合物、
炭化物、有機高分子であること、を特徴とする請求項2
1記載の半導体装置の製造方法。 24:前記低誘電率膜の誘電率が、1.5以上3.5以
下であること、を特徴とする請求項21または23のい
ずれかに記載の半導体装置の製造方法。 25:前記水溶液が、銀/塩化銀電極基準で−500m
V以上300mV以下の酸化還元電位を有すること、を
特徴とする請求項20乃至21のいずれかに記載の半導
体装置の製造方法。 26:前記水溶液が、還元剤を含むこと、を特徴とする
請求項20,21,25のいずれかに記載の半導体装置
の製造方法。 27:前記還元剤の濃度が、0.0001重量%以上1
0重量%以下であること、を特徴とする請求項26に記
載の半導体装置の製造方法。 28:前記還元剤が、次亜硫酸、カルボン酸、アルデヒ
ド、アルコール、アミン、糖類、またはこれらの塩であ
ること、を特徴とする請求項26または27のいずれか
に記載の半導体装置の製造方法。 29:前記水溶液が、水素を含むこと、を特徴とする請
求項20乃至28のいずれかに記載の半導体装置の製造
方法。 30:前記水溶液が、フッ化アンモニウムを含むこと、
を特徴とする請求項20乃至29のいずれかに記載の半
導体装置の製造方法。 31:前記水溶液が、アンモニア、水酸化テトラメチル
アンモニウム、および水酸化トリメチル(2−ヒドロキ
シ)エチルアンモニウムからなる群から選ばれる一また
は二以上の成分を含有すること、を特徴とする請求項2
0乃至30のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。 32:前記洗浄は、素子基板を回転もしくは移動させな
がら洗浄液を接触させて行う枚葉式洗浄であること、を
特徴とする請求項20乃至31のいずれかに記載の半導
体装置の製造方法。
【0013】上述の洗浄液およびこれを用いた半導体装
置の製造方法によれば、低抵抗金属膜および低誘電率膜
を含む積層膜をドライエッチングした後、フッ化物イオ
ン濃度が0.001重量%以上1重量%以下、pHが2
以上7以下、酸化還元電位が銀/塩化銀電極基準で−5
00mV以上200mV以下の水溶液を用いて洗浄を行
っている。これにより、強低抵抗金属膜、低誘電率膜に
付着したレジストやエッチング残渣、アッシング残渣、
パーティクルが効果的に除去される。フッ化物イオンを
含む水溶液は、一般に金属酸化物や金属などの材料に対
して、酸化および溶解作用を有するが、種々の組成の洗
浄液を用いて実験を行った結果、フッ化物イオン濃度が
0.001重量%以上1重量%以下、pHが2以上7以
下、酸化還元電位が銀/塩化銀電極基準で−500mV
以上300mV以下の条件にすることにより、低抵抗金
属膜や低誘電率膜の変質や溶解を防止しつつ、レジスト
やエッチング残渣、アッシング残渣、パーティクルが選
択的に除去できることが明らかになった。このことは、
フッ化物イオンの濃度、pHおよび酸化還元電位が低抵
抗金属膜や低誘電率膜の変質や溶解防止に重要な役割を
果たすことを示していると考えられる。また、レジスト
やエッチング残渣、アッシング残渣、パーティクルの除
去に対しても、上記のフッ化物イオン濃度、pH、酸化
還元電位の条件下では効果的に作用し、それ以外の条件
では洗浄性が著しく低下することも明らかになった。上
記条件下のフッ化物イオンによる洗浄メカニズムについ
ては必ずしも明確ではないが、レジストやエッチング残
渣、アッシング残渣、パーティクルに対する反応速度に
比して、低抵抗金属膜や低誘電率膜に対する反応速度が
著しく遅いため、通常の数分から数十分の洗浄時間にお
いては、低抵抗金属膜や低誘電率膜がダメージを受ける
ことなく、汚染対象物のみが選択的に除去されて、短時
間で効果的な洗浄効果が得られるものと推察される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。本発明は、半導体基板上に形成
した低抵抗金属膜、低誘電率膜の露出面に付着したレジ
ストやエッチング残渣、アッシング残渣、パーティクル
の洗浄に特徴を有するものである。したがって本発明に
おける半導体装置とは、ドライエッチングによりパター
ニングされた低抵抗金属膜および低誘電率膜を含むもの
であれば特に制限がない。具体的にはロジック素子およ
びメモリー素子等が挙げられる。これらの素子において
は、微量の付着物の影響や、表面の変成および膜厚の変
化の防止に対する要求水準が高く、本発明の効果がより
顕著に発揮される。
【0015】また、本発明は半導体基板上に形成した低
抵抗金属膜および低誘電率膜の露出面に付着したレジス
トやエッチング残渣、アッシング残渣、パーティクルの
洗浄に特徴を有するものであるから、半導体基板の種類
は特に限定されず、シリコン基板の他、SOI基板やII
I−V族半導体材料からなる基板等を用いることもでき
る。
【0016】本発明における低抵抗金属膜は、たとえば
ロジック素子およびメモリー素子の配線として用いられ
る。低抵抗金属膜とは、電気抵抗の低い金属で成膜した
膜のことをいい、具体的には、Cu、Al、W、Ta、
Hf、Au、Ag、Pt、Ir、Ru、TiN、WN、
IrO2、およびRuO2などの金属膜を挙げることが
できる。本発明における低抵抗金属膜とは、たとえば抵
抗率10−5Ω以下の金属膜をいう。このうち、Cuを
主成分とする膜であることが好ましい。具体的には、C
u膜の他、Cu−Al、Cu−Al−Siなどの合金膜
が挙げられる。Cuを主成分とする膜は、低抵抗である
ことに加えて、放熱性に優れ、基板との密着性が良く、
結晶性の高いという利点がある。このような膜を選択し
た場合、本発明の効果はより顕著に発揮される。すなわ
ち、Cu系膜を素子に適用した場合、素子の高速動作性
が得られる一方で、洗浄によって腐食が生じてしまい、
低抵抗金属膜の変質・特性劣化を抑えつつレジストやエ
ッチング残渣、パーティクルを除去することが困難であ
るという課題を有していた。本発明の方法では、かかる
課題が解決されるので、上記金属膜の優れた特性を充分
に活かすことができる。本発明において低抵抗金属膜の
成膜方法は特に限定されない。スパッタ法、メッキ法等
の公知の方法により成膜することができる。本発明にお
ける低誘電率膜は、たとえばロジック素子およびメモリ
ー素子の層間絶縁膜として用いられる。
【0017】本発明における低誘電率膜とは、比誘電率
1.5以上3.3以下の膜をいう。低誘電率膜として
は、種々の材料が用いられるが、金属酸化物、ケイ素化
合物、炭化物等、有機高分子膜からなる群から選ばれる
一または二以上の材料を含むものであることが好まし
い。代表的な膜としては、HSQ膜、ブラックダイアモ
ンド膜等が挙げられる。耐熱性、物理的強度に優れ、素
子の絶縁膜材料として好適な特性を有しているからであ
る。このような低誘電率膜を層間絶縁膜に適用した場
合、配線間容量を低減できるという利点が得られる一方
で、洗浄液により表面がエッチングされたり表面が変成
したりして誘電率が上昇する等の問題が生じることがあ
る。本発明の方法では、かかる課題が解決されるので、
上記材料の優れた特性を充分に活かすことができる。本
発明において、低抵抗金属膜あるいは低誘電率膜の上部
にマスクを形成しているが、低抵抗金属膜とマスクとの
間には、低誘電率膜等の他の膜を形成してもよい。ま
た、マスク材料は特に限定されず、フォトレジストの
他、SiO2、Ta、Ti、SiN、W等を含むマスク
を用いてもよい。
【0018】本発明における洗浄液は、水溶液に含有す
るフッ化物イオンが素子表面と反応することにより、レ
ジストやエッチング残渣等の汚染物を除去するものであ
る。したがってフッ化物イオンを含有する水溶液であれ
ば、洗浄成分の種類等にかかわらずレジストやエッチン
グ残渣アッシング残渣、パーティクルを除去することが
できる。
【0019】本発明における洗浄液は、フッ化物イオン
濃度が、0.001重量%以上1重量%以下、pHが2
以上7以下の水溶液であることが好ましい。このよう
な、洗浄液は、低抵抗金属膜や低誘電率膜の溶解や変質
を防止しつつ、レジストやエッチング残渣、アッシング
残渣、パーティクルをより一層効果的に除去することが
できる。また、非常に希薄であると同時に高濃度の有機
溶媒を含まないことから、安いコストで製造することが
でき、廃液処理も極めて容易であるという利点が得られ
る。
【0020】本発明における洗浄液として、酸化還元電
位が水素電極基準で−500mV以上200mV以下の
水溶液であることが好ましい。このような洗浄液では、
低抵抗金属膜の酸化を強力に防止できると同時に、レジ
ストやエッチング残渣、アッシング残渣、パーティクル
をより一層効果的に除去することができる。
【0021】本発明における洗浄液として、還元剤を含
むものを用いることができる。還元剤とは、それ自体が
酸化されて、素子材料の酸化を防止したり、洗浄液の酸
化還元電位を低下させたりする効果のある成分をいう。
具体的には、次亜硫酸、カルボン酸、アルデヒド、アル
コール、アミン、糖類、またはこれらの塩が挙げられ
る。還元剤の含有量は、本発明の洗浄液に対して好まし
くは0.0001重量%以上10重量%以下とする。こ
の濃度が薄すぎると充分な洗浄効果が得られず、逆に濃
すぎると基板表面に残存して半導体素子の性能を劣化さ
せる要因になり、廃液の処理に費用がかかる。このよう
な還元剤を用いれば、レジストやエッチング残渣、アッ
シング残渣、パーティクルの除去効果が高まるばかりで
なく、いったん除去したレジストやエッチング残渣、ア
ッシング残渣、パーティクルの再付着を効果的に防止す
ることができる。
【0022】本発明における洗浄液として、水素を含む
ものを用いることができる。水素は、バブリングや気体
透過膜、水の電気分解などの公知の方法により洗浄液に
含有させることができる。水素の含有量は、洗浄液に対
して好ましくは0.1ppm以上飽和濃度以下とする。
これより少ないと、充分な洗浄効果が得られない。本発
明の洗浄液のフッ化物イオンは、フッ酸、フッ化アンモ
ニウムなどを添加して含有させることができる。これら
のうち、いずれを選択した場合でもフッ化物イオンであ
ることに起因する洗浄作用が得られ、レジストやエッチ
ング残渣、アッシング残渣、パーティクルを除去するこ
とができる。
【0023】本発明における洗浄液として、アンモニ
ア、水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)、お
よび水酸化トリメチル(2−ヒドロキシ)エチルアンモ
ニウムからなる群から選ばれる一または二以上の成分を
含むことができる。このような成分を含有する洗浄液を
用いれば、洗浄液のpHを適正な範囲に維持することが
でき、素子材料の変質を防止しつつレジストやエッチン
グ残渣、アッシング残渣、パーティクルをより一層効果
的に除去することができる。また洗浄液の残存も少な
く、素子材料表面に吸着して特性に悪影響を与えること
が少ない。また洗浄後のすすぎ工程を簡略化できるとい
う利点も得られる。このうちアンモニア水が特に好まし
い。洗浄液の残存を特に低減することができ、洗浄後の
すすぎ工程を著しく簡略化できる。また洗浄液の濃度等
の管理が容易であり、洗浄液組成の変動による処理のば
らつきを低減できる。
【0024】本発明において洗浄を行う際、素子基板を
回転もしくは移動させながら洗浄液を接触させて行う枚
葉式洗浄であることが好ましい。このようにすることに
よって、洗浄液と素子基板の摩擦によって生じる物理洗
浄力により、洗浄効果を一層高めることができ、洗浄時
間を著しく短縮できるという利点が得られる。
【0025】
【実施例】以下、実施例を参照して本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定され
るものではない。 実施例1 本実施例では、シリコンウェーハ上に、低抵抗金属膜と
してCu膜、低誘電率膜としてHSQ膜を用いて素子を
形成し、本発明の洗浄液を用いてレジスト膜、エッチン
グ残渣およびアッシング残渣の洗浄評価を行った。以
下、一般的なシングルダマシンプロセスに基づき作製し
た本発明の半導体装置について説明する。図1の通り、
まずシリコンウェーハ(不図示)上にシリコン酸化膜
1、シリコン窒化膜2、シリコン酸化膜3を形成し、さ
らにバリアメタル膜4と、低抵抗金属膜5としてCu膜
を形成した。その後、膜厚90nmのシリコン窒化膜
6、低誘電率膜7として膜厚450nmのHSQ膜、お
よび膜厚450nmのシリコン酸化膜8を成膜した。次
にポジ型レジストをスピンナー塗布しレジスト膜9を形
成した。レジスト膜材料としては、KrF用ポジ型レジ
スト材料であるPEX4(東京応化工業株式会社製)を
用いた。このレジスト膜9を、マスクパターンを介して
露光し、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液
を用いて現像処理しレジストパターンを得た。このレジ
スト膜9をマスクとしてシリコン窒化膜6が露出するま
でシリコン酸化膜8及び低誘電率膜7をドライエッチン
グし、開口径0.2μmのビアホール10を形成した。
エッチングガスとしては、フルオロカーボン系のガスを
用いた。エッチング終了後、酸素プラズマアッシングに
よりレジスト膜9の一部を除去した。次に、エッチング
ガスを変え、シリコン窒化膜6のエッチングを行い、ビ
アホール底部に低抵抗金属膜5を露出させた。この工程
によって、ビアホールの内壁にはエッチング残渣11が
生じた。このエッチング残渣11を除去するため、表1
のNo.1〜No.6に示す洗浄液を用いて洗浄した。
洗浄は、枚葉式スピン洗浄を用いて1分間行い、純水で
1分間リンスした。温度は23℃とした。No.1〜N
o.6のpH調整にはアンモニアを添加した。No.6
の洗浄液については、酸化還元電位を調節するために、
洗浄液中に酸素ガス(純度99.9%)を3分間バブリ
ングした。上記洗浄後、ビアホール10にTiおよびT
iNが積層したバリアメタル膜12およびタングステン
膜13を成膜し、次いでCMPによる平坦化を行い、層
間接続プラグを形成した(図2(d))。なお、本実施
例はシングルダマシンプロセスに本発明を適用したもの
であるが、いわゆるデュアルダマシンプロセスにも適用
できる。上記洗浄工程後における素子表面を、SEM
(走査型電子顕微鏡)により断面観察し、レジスト膜お
よびエッチング残渣のビア底での洗浄性、ビア底に露出
したCu膜に対する防食性、低誘電率膜の腐食性をし
た。評価の基準は以下のとおりである。 (洗浄性)レジスト膜、エッチング残渣およびアッシン
グ残渣の残存状況をビア底およびビア側壁で観察し、以
下の4段階で評価した。 ◎…残存が全く認められなかった。 ○…残存がほとんど認められなかった。 △…残存量少。 ×…残存量多。 (低抵抗金属膜の防食性)ビア底に露出したCu膜表面
の腐食状況を観察し、以下の4段階で評価した。 ◎…Cu膜の腐食がまったく認められなかった。 ○…Cu膜の腐食がわずかに認められた。 △…Cu膜の腐食が認められた。 ×…Cu膜の腐食が顕著であった。 (低誘電率膜の防食性)低誘電率膜表面の腐食状況を観
察し、以下の4段階で評価した。 ◎…ダメージが全く認められなかった。 ○…ダメージがわずかに認められた。 △…ダメージが認められた。 ×…ダメージが顕著であった。 (総合評価)上記、洗浄性、防食性の評価から、洗浄液
の総合評価を下記の4段階で示した。 A…洗浄液として極めて有効である。 B…洗浄液として問題があるが、プロセス条件、洗浄条
件によっては利用できる。 C…洗浄液として利用できない。
【0026】
【表1】
【0027】以上のように、本発明の洗浄液(No.1
〜No.2)は優れた洗浄性および比較的良好なCu防
食性能を有していることが判る。これに対し、フッ化物
イオン濃度が本発明からはずれた洗浄液組成、pH領域
やORP(酸化還元電位)領域が本発明の範囲からはず
れた洗浄液組成は、洗浄性とCu防食性を同時に満たす
洗浄液は得られない。
【0028】実施例2 実施例1と同様のプロセスでビアホール底部にCu配線
を露出させた試料を用いて、洗浄液に還元剤を添加した
場合について評価した。表2のNo.7〜8組成物に、
表1のNo.1成分にグリオキシル酸を添加したものに
ついて洗浄評価を行った。洗浄液はpH3に調整した。
洗浄方法および評価方法は実施例1と同じである。
【0029】
【表2】
【0030】以上のように、還元剤成分を添加すること
でCu防食性の向上が認められた(No.7)が、多量
に添加すること(No.8)で還元剤が洗浄液中に析出
し、洗浄性が大きく低下することが判った。
【0031】実施例3 実施例2と同様の試料に対して、表3に示すように添加
剤を変えて洗浄評価を行った。洗浄液はpH3に調整し
た。洗浄液のORP(酸化還元電位)は、いずれも−5
00mV〜300mV(vs.Ag/AgCl)であ
る。洗浄方法および評価方法は実施例1と同じである。
【0032】
【表3】
【0033】以上のように、還元力、もしくは酸化抑制
効果があると考えられる添加剤成分を0.01%添加し
た場合、無添加の場合(No.15)と比較して高いC
u防食性が得られることが判った。
【0034】実施例4 実施例2および3と同様の試料に対して、表4に示すよ
うに洗浄液に水素ガスを通気して洗浄評価を行った。水
素ガスの通気方法は、実施の形態に示したとおりであ
る。洗浄方法および評価方法は実施例1と同じである。
【0035】
【表4】
【0036】以上のように、洗浄液に水素ガスを添加し
た場合(No.16)、水素ガス無添加の場合(No.
17)と比較して高いCu防食性が得られることが判っ
た。
【0037】実施例5 表5に示すように、フッ酸、水からなるpH2.8の液
に水素ガスを通気し、この洗浄液の低誘電率膜に対する
影響を評価した。低誘電率膜は、シリコン酸化膜上にス
ピン塗布法で成膜した3000オングストロームのHS
Q膜を用いた。洗浄方法は実施例1と同様である。洗浄
処理後の低誘電率膜に対するダメージ評価は、SEMに
よる膜表面観察(以下の4段階評価)、膜厚変化、およ
びIRスペクトルから詳細に解析した。膜厚変化はエリ
プソメータを用いて測定し、エッチレートを求めた。I
Rスペクトルは、FT−IR測定装置を用いて、HSQ
膜のSiHとSiOのIRスペクトルを測定し、SiH
由来のピーク強度をSiO由来のピーク強度で除した値
を用いてSiH膜質の変化量とした。結果を表5に示
す。なお、比較としてフッ化物イオン濃度を高く調整し
た場合についても同様に評価した。 ◎…ダメージが全く認められなかった。 ○…ダメージがわずかに認められた。 △…ダメージが認められた。 ×…ダメージが顕著であった。
【0038】
【表5】
【0039】以上のように、本発明の洗浄液は、フッ化
物イオン濃度を制御することでエッチレートが抑えられ
ると共に、膜質ダメージが抑制され、化学的耐性の低い
HSQ膜に対しても利用できることが判った。
【0040】
【発明の効果】上述の洗浄液およびこれを用いた半導体
装置の製造方法によれば、 1:強低抵抗金属膜、低誘電率膜に付着したレジストや
エッチング残渣、アッシング残渣、パーティクルが効果
的に除去される。 2:低抵抗金属膜や低誘電率膜の変質や溶解を防止しつ
つ、レジストやエッチング残渣、アッシング残渣、パー
ティクルが選択的に除去できる。 3:レジストやエッチング残渣、アッシング残渣、パー
ティクルに対する反応速度に比して、低抵抗金属膜や低
誘電率膜に対する反応速度が著しく遅いため、通常の数
分から数十分の洗浄時間においては、低抵抗金属膜や低
誘電率膜がダメージを受けることなく、汚染対象物のみ
が選択的に除去されて、短時間で効果的な洗浄効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄液を用いた半導体装置の製造工程
の一例を示す工程断面図である。
【図2】本発明の洗浄液を用いた半導体装置の製造工程
の一例を示す工程断面図であり、図1に続く工程を示し
たものである。
【符号の説明】
1 シリコン酸化膜 2 シリコン窒化膜 3 シリコン酸化膜 4 バリアメタル膜 5 低抵抗金属膜 6 シリコン窒化膜 7 低誘電率膜 8 シリコン酸化膜 9 レジスト膜 10 ビアホール 11 エッチング残渣 12 バリアメタル膜 13 タングステン膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C23G 1/12 C23G 1/12 G03F 7/42 G03F 7/42 H01L 21/027 H01L 21/304 647A 21/304 647 647Z 21/30 572B (72)発明者 平野 啓二 東京都港区芝五丁目7番1号日本電気株式 会社内 Fターム(参考) 2H096 AA25 HA23 HA30 LA01 LA03 4H003 DA15 DB01 EA05 EA23 EB19 ED02 EE02 FA15 4K053 PA01 PA06 PA09 PA10 PA17 QA07 RA05 RA11 RA17 RA25 RA40 RA42 RA45 RA52 RA69 SA07 XA04 XA09 YA01 YA03 5F046 MA02

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置製造方法におけるドライエッ
    チング工程後に行われる洗浄工程に用いるフッ化物イオ
    ンを含有する水溶液からなる洗浄液であって、 前記洗浄液のフッ化物イオン濃度が0.001重量%以
    上1重量%以下とし、pHを2以上7以下としたこと、
    を特徴とする洗浄液。
  2. 【請求項2】 前記半導体装置は、半導体基板上に低抵
    抗金属膜を形成されたものであること、を特徴とする請
    求項1に記載の洗浄液。
  3. 【請求項3】 前記半導体装置は、半導体基板上に低抵
    抗金属膜および低誘電率膜を含む積層膜を形成されたも
    のであること、を特徴とする請求項1に記載の洗浄液。
  4. 【請求項4】 前記洗浄液が、銀/塩化銀電極基準で−
    500mV以上300mV以下の酸化還元電位を有する
    こと、を特徴とする請求項1に記載の洗浄液。
  5. 【請求項5】 前記洗浄液が、還元剤を含むこと、を特
    徴とする請求項1に記載の洗浄液。
  6. 【請求項6】 前記還元剤の濃度が、0.0001重量
    %以上10重量%以下であること、を特徴とする請求項
    5記載の洗浄液。
  7. 【請求項7】 前記還元剤が、次亜硫酸、カルボン酸、
    アルデヒド、アルコール、アミン、糖類、またはこれら
    の塩であること、を特徴とする請求項5または6のいず
    れかに記載の洗浄液。
  8. 【請求項8】 前記洗浄液が、水素を含むこと、を特徴
    とする請求項1乃至7のいずれかに記載の洗浄液。
  9. 【請求項9】 前記洗浄液が、フッ化アンモニウムを含
    むこと、を特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載
    の洗浄液。
  10. 【請求項10】 前記洗浄液が、アンモニア、水酸化テ
    トラメチルアンモニウム、および水酸化トリメチル(2
    −ヒドロキシ)エチルアンモニウムからなる群から選ば
    れる一または二以上の成分を含有すること、を特徴とす
    る請求項1乃至9のいずれかに記載の洗浄液。
  11. 【請求項11】 半導体基板上に低抵抗金属膜を形成す
    る工程と、 該金属膜の上部にマスクを形成し、該マスクを用いて前
    記金属膜をドライエッチングする工程と、 フッ化物イオンを含有する水溶液を用いて洗浄を行う工
    程と、を含む半導体装置の製造方法に用いる洗浄液であ
    って、 前記洗浄液のフッ化物イオン濃度が0.001重量%以
    上1重量%以下とし、pHを2以上7以下としたこと、
    を特徴とする洗浄液。
  12. 【請求項12】 半導体基板上に低抵抗金属膜および低
    誘電率膜を含む積層膜を形成する工程と、 該積層膜の上部にマスクを形成し、該マスクを用いて前
    記積層膜をドライエッチングする工程と、 フッ化物イオンを含有する水溶液を用いて洗浄を行う工
    程と、を含む半導体装置の製造方法に用いる洗浄液であ
    って、 前記洗浄液のフッ化物イオン濃度が0.001重量%以
    上1重量%以下とし、pHを2以上7以下としたこと、
    を特徴とする洗浄液。
  13. 【請求項13】 前記洗浄液が、銀/塩化銀電極基準で
    −500mV以上300mV以下の酸化還元電位を有す
    ること、を特徴とする請求項11乃至12のいずれかに
    記載の洗浄液。
  14. 【請求項14】 前記洗浄液が、還元剤を含むこと、を
    特徴とする請求項11乃至13のいずれかに記載の洗浄
    液。
  15. 【請求項15】 前記還元剤の濃度が、0.0001重
    量%以上10重量%以下であること、を特徴とする請求
    項14記載の洗浄液。
  16. 【請求項16】 前記還元剤が、次亜硫酸、カルボン
    酸、アルデヒド、アルコール、アミン、糖類、またはこ
    れらの塩であること、を特徴とする請求項14乃至15
    いずれかに記載の洗浄液。
  17. 【請求項17】 前記洗浄液が、水素を含むこと、を特
    徴とする請求項11乃至16のいずれかに記載の洗浄
    液。
  18. 【請求項18】 前記洗浄液が、フッ化アンモニウムを
    含むこと、を特徴とする請求項11乃至17のいずれか
    に記載の洗浄液。
  19. 【請求項19】 前記洗浄液が、アンモニア、水酸化テ
    トラメチルアンモニウム、および水酸化トリメチル(2
    −ヒドロキシ)エチルアンモニウムからなる群から選ば
    れる一または二以上の成分を含有すること、を特徴とす
    る請求項11乃至18のいずれかに記載の洗浄液。
  20. 【請求項20】 半導体基板上に低抵抗金属膜を形成す
    る工程と、 該金属膜の上部にマスクを形成し、該マスクを用いて前
    記金属膜をドライエッチングする工程と、 フッ化物イオンを含有する水溶液を用いて洗浄を行う工
    程と、を含む半導体装置の製造方法であって、 前記水溶液のフッ化物イオン濃度が0.001重量%以
    上1重量%以下とし、pHを2以上7以下としたこと、
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 半導体基板上に低抵抗金属膜および低
    誘電率膜を含む積層膜を形成する工程と、 該積層膜の上部にマスクを形成し、該マスクを用いて前
    記積層膜をドライエッチングする工程と、 フッ化物イオンを含有する水溶液を用いて洗浄を行う工
    程と、を含む半導体装置の製造方法であって、 前記水溶液のフッ化物イオン濃度が0.001重量%以
    上1重量%以下とし、pHを2以上7以下としたこと、
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記低抵抗金属膜は、Cu、Al、
    W、Ta、Hf、Au、Ag、Pt、Ir、Ru、Ti
    N、WN、IrO2、およびRuO2からなる群から選
    ばれる一または二以上の材料を含むこと、を特徴とする
    請求項20または22のいずれかに記載の半導体装置の
    製造方法。
  23. 【請求項23】 前記低誘電率膜は、金属酸化物、ケイ
    素化合物、炭化物、有機高分子であること、を特徴とす
    る請求項21記載の半導体装置の製造方法。
  24. 【請求項24】 前記低誘電率膜の誘電率が、1.5以
    上3.5以下であること、を特徴とする請求項21また
    は23のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  25. 【請求項25】 前記水溶液が、銀/塩化銀電極基準で
    −500mV以上300mV以下の酸化還元電位を有す
    ること、を特徴とする請求項20乃至21のいずれかに
    記載の半導体装置の製造方法。
  26. 【請求項26】 前記水溶液が、還元剤を含むこと、を
    特徴とする請求項20,21,25のいずれかに記載の
    半導体装置の製造方法。
  27. 【請求項27】 前記還元剤の濃度が、0.0001重
    量%以上10重量%以下であること、を特徴とする請求
    項26に記載の半導体装置の製造方法。
  28. 【請求項28】 前記還元剤が、次亜硫酸、カルボン
    酸、アルデヒド、アルコール、アミン、糖類、またはこ
    れらの塩であること、を特徴とする請求項26または2
    7のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  29. 【請求項29】 前記水溶液が、水素を含むこと、を特
    徴とする請求項20乃至28のいずれかに記載の半導体
    装置の製造方法。
  30. 【請求項30】 前記水溶液が、フッ化アンモニウムを
    含むこと、を特徴とする請求項20乃至29のいずれか
    に記載の半導体装置の製造方法。
  31. 【請求項31】 前記水溶液が、アンモニア、水酸化テ
    トラメチルアンモニウム、および水酸化トリメチル(2
    −ヒドロキシ)エチルアンモニウムからなる群から選ば
    れる一または二以上の成分を含有すること、を特徴とす
    る請求項20乃至30のいずれかに記載の半導体装置の
    製造方法。
  32. 【請求項32】 前記洗浄は、素子基板を回転もしくは
    移動させながら洗浄液を接触させて行う枚葉式洗浄であ
    ること、を特徴とする請求項20乃至31のいずれかに
    記載の半導体装置の製造方法。
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