JP2003313590A - 特定のポリマーを配合した洗剤組成物 - Google Patents

特定のポリマーを配合した洗剤組成物

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JP2003313590A
JP2003313590A JP2002116172A JP2002116172A JP2003313590A JP 2003313590 A JP2003313590 A JP 2003313590A JP 2002116172 A JP2002116172 A JP 2002116172A JP 2002116172 A JP2002116172 A JP 2002116172A JP 2003313590 A JP2003313590 A JP 2003313590A
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Japan
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acrylic acid
sulfate
meth
carbon
weight
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JP2002116172A
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Takuya Saeki
卓哉 佐伯
Giichi Fujii
義一 藤井
Shigeru Yamaguchi
繁 山口
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/37Polymers
    • C11D3/3746Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C11D3/378(Co)polymerised monomers containing sulfur, e.g. sulfonate

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カルシウムイオン等に対する耐ゲル性が向上
し、低温や硬度の高い条件での固形粒子に対する分散性
を改善し、泥やカーボンブラックなどの汚れに対する洗
浄性を改善できる洗剤組成物を得る。 【解決手段】 末端にスルホン酸基が導入された(メ
タ)アクリル酸系重合体とアルキル長鎖中間鎖分岐界面
活性剤化合物を必須とする洗剤組成物。固形粒子に対す
る分散性を改善し、泥やカーボンブラックなどの汚れに
対する洗浄性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定のポリマーと
アルキル中間鎖分岐界面活性剤を配合した洗剤組成物に
関する。そのため、本発明は洗濯およびクリーニング組
成物、特に顆粒および液体洗剤組成物に有用である。こ
れらの洗剤組成物は、泥やカーボンブラックなどの汚れ
に対する洗浄性が高く、カルシウムイオン等に対する耐
ゲル性が向上し、低温や硬度の高い条件での洗浄性が向
上する。
【0002】
【従来の技術】従来から、洗浄性向上のために種々の洗
剤組成物が提案されてきている。粉末洗剤においては、
特開2000−345198や特開2000−1862
98等に記載されている溶解性を改善した洗剤組成物が
提案されておりが、低温での洗剤の溶解性や高硬度下で
の洗浄性には十分ではなかった。また、特表平11−5
07956や特表平2001−506679等におい
て、低温での溶解性及び高硬度下での洗浄性を高める活
性剤が提案され、それら活性剤を含む洗剤組成物も提案
されてきた。しかしながら、これら洗剤組成物に使用さ
れている従来のポリカルボン酸系重合体では満足な性能
が得られなかった。
【0003】粉末洗剤と同様に、ジェル状洗剤において
も上記のような活性剤を用いた洗剤組成物では、従来の
ポリカルボン酸系重合体では、耐ゲル化が低く、十分な
洗浄性が達成できなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、カルシウム
イオンに対する耐ゲル化性が向上し、低温や硬度の高い
条件での固形粒子に対する分散性を改善し、泥やカーボ
ンブラックなどの汚れに対する洗浄性を改善できる洗剤
組成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく、洗剤組成物の洗浄性向上を鋭意検討した
結果、固体粒子の分散性がよく、カルシウムイオン等に
対する耐ゲル性が良好である末端にスルホン酸基が導入
された(メタ)アクリル酸系重合体と中間鎖分岐活性剤
を配合することで、泥やカーボンブラックなどの汚れに
対する洗浄性が高く、低温や硬度の高い条件でも洗浄性
が低下しないことを見出し、かかる知見に基づき本発明
を完成させるに到ったものである。すなわち、本発明の
目的は、下記(1)〜(3)の洗剤組成物により達成さ
れるものである。
【0006】(1) 末端にスルホン酸基が導入された
(メタ)アクリル酸系重合体を少なくとも0.1重量
%、好ましくは少なくとも0.5重量%、更に好ましく
は少なくとも1.0重量%、最も好ましくは少なくとも
3.0重量%と下記式のアルキル長鎖中間鎖分岐界面活
性剤化合物を少なくとも0.5重量%、好ましくは少な
くとも5重量%、更に好ましくは少なくとも10重量
%、最も好ましくは少なくとも20重量%で含んだ洗剤
組成物。 R‐X‐Y 〔上記式中: (a)Rは(1)8〜21炭素原子の範
囲にある、‐X‐Y部分に結合された最長炭素直鎖。
(2)この最長炭素直鎖から分岐する1以上のC1‐C3
アルキル部分を有して。(3)少なくとも1つの分岐ア
ルキル部分が、2位炭素(-X‐Y部分に結合された炭
素#1から数える)からω‐2炭素(末端炭素−2炭
素)までの範囲内の位置で、最長炭素直鎖の炭素に直接
結合されている。および(4)界面活性剤組成物は、上
記式中のR‐X部分に、14より大きくて18まで、好
ましくは15〜17の範囲内で炭素原子の平均総数を有
する。その部分の全炭素として疎水性C9‐C22、好ま
しくはC12‐C18の中間鎖分岐アルキル部分である。
【0007】(b)Yはサルフェート、スルホネート、
アミンオキシド、ポリオキシアルキレン、好ましくはポ
リオキシエチレンおよびポリオキシプロピレン、アルコ
キシル化サルフェート、ポリヒドロキシ部分、ホスフェ
ートエステル、グリセロールスルホネート、ポリグルコ
ネート、ポリホスフェートエステル、ホスホネート、ス
ルホサクシネート、スルホサクカミネート、ポリアルコ
キシル化カルボキシレート、グルカミド、タウリネー
ト、サルコシネート、グリシネート、イセチオネート、
ジアルカノールアミド、モノアルカノールアミド、モノ
アルカノールアミドサルフェート、ジグリコールアミ
ド、ジグリコールアミドサルフェート、グリセロールエ
ステル、グリセロールエステルサルフェート、グリセロ
ールエーテル、グリセロールエーテルサルフェート、ポ
リグリセロールエーテル、ポリグリセロールエーテルサ
ルフェート、ソルビタンエステル、ポリアルコキシル化
ソルビタンエステル、アンモニオアルカンスルホネー
ト、アミドプロピルベタイン、アルキル化クアット、ア
ルキル化/ポリヒドロキシアルキル化クアット、アルキ
ル化クアット、アルキル化/ポリヒドロキシル化オキシ
プロピルクアット、イミダゾリン類、2‐イルサクシネ
ート、スルホン化アルキルエステルおよびスルホン化脂
肪酸から選択される親水性部分である。および (c)
Xは‐CH2‐および‐C(O)‐から選択される。〕
【0008】(2) 末端にスルホン酸基が導入された
(メタ)アクリル酸系重合体が、50〜100mol%
の(メタ)アクリル酸、および0〜50mol%の、
(メタ)アクリル酸に共重合可能な水溶性モノエチレン
性不飽和単量体との重合体であって、末端にスルホン酸
基を有するとともに、次式、Q=ゲル化度×105/重
量平均分子量で定義される耐ゲル能Qが2.0未満であ
る末端にスルホン酸基が導入された(メタ)アクリル酸
系重合体であることを特徴とする請求項1に記載の洗剤
組成物。
【0009】(3) 末端にスルホン酸基が導入された
(メタ)アクリル酸系重合体が、S=(ポリマーに含ま
れるS量)/(全S量)×100で定義される硫黄元素
導入量S値が35以上である(メタ)アクリル酸系重合
体であることを特徴とする請求項1に記載の洗剤組成
物。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
以下に詳細に説明する。末端にスルホン酸基が導入され
た(メタ)アクリル酸系重合体を少なくとも0.1重量
%、好ましくは少なくとも0.5重量%、更に好ましく
は少なくとも1.0重量%、最も好ましくは少なくとも
3.0重量%と下記式のアルキル長鎖中間鎖分岐界面活
性剤化合物を少なくとも0.5重量%、好ましくは少な
くとも5重量%、更に好ましくは少なくとも10重量
%、最も好ましくは少なくとも20重量%で含んだ洗剤
組成物。 R‐X‐Y 〔上記式中: (a)Rは(1)8〜21炭素原子の範
囲にある、‐X‐Y部分に結合された最長炭素直鎖。
(2)この最長炭素直鎖から分岐する1以上のC1‐C3
アルキル部分を有して。(3)少なくとも1つの分岐ア
ルキル部分が、2位炭素(-X‐Y部分に結合された炭
素#1から数える)からω‐2炭素(末端炭素−2炭
素)までの範囲内の位置で、最長炭素直鎖の炭素に直接
結合されている。および(4)界面活性剤組成物は、上
記式中のR‐X部分に、14より大きくて18まで、好
ましくは15〜17の範囲内で炭素原子の平均総数を有
する。その部分の全炭素として疎水性C9‐C22、好ま
しくはC12‐C18の中間鎖分岐アルキル部分である。
【0011】(b)Yはサルフェート、スルホネート、
アミンオキシド、ポリオキシアルキレン、好ましくはポ
リオキシエチレンおよびポリオキシプロピレン、アルコ
キシル化サルフェート、ポリヒドロキシ部分、ホスフェ
ートエステル、グリセロールスルホネート、ポリグルコ
ネート、ポリホスフェートエステル、ホスホネート、ス
ルホサクシネート、スルホサクカミネート、ポリアルコ
キシル化カルボキシレート、グルカミド、タウリネー
ト、サルコシネート、グリシネート、イセチオネート、
ジアルカノールアミド、モノアルカノールアミド、モノ
アルカノールアミドサルフェート、ジグリコールアミ
ド、ジグリコールアミドサルフェート、グリセロールエ
ステル、グリセロールエステルサルフェート、グリセロ
ールエーテル、グリセロールエーテルサルフェート、ポ
リグリセロールエーテル、ポリグリセロールエーテルサ
ルフェート、ソルビタンエステル、ポリアルコキシル化
ソルビタンエステル、アンモニオアルカンスルホネー
ト、アミドプロピルベタイン、アルキル化クアット、ア
ルキル化/ポリヒドロキシアルキル化クアット、アルキ
ル化クアット、アルキル化/ポリヒドロキシル化オキシ
プロピルクアット、イミダゾリン類、2‐イルサクシネ
ート、スルホン化アルキルエステルおよびスルホン化脂
肪酸から選択される親水性部分である。および (c)
Xは‐CH2‐および‐C(O)‐から選択される。〕 末端にスルホン酸基が導入された(メタ)アクリル酸系
重合体が、50〜100mol%の(メタ)アクリル
酸、および0〜50mol%の、(メタ)アクリル酸に
共重合可能な水溶性モノエチレン性不飽和単量体との重
合体であって、末端にスルホン酸基を有するとともに、
次式、Q=ゲル化度×105/重量平均分子量で定義さ
れる耐ゲル能Qが2.0未満である末端にスルホン酸基
が導入された(メタ)アクリル酸系重合体であることを
特徴とする請求項1に記載の洗剤組成物。
【0012】末端にスルホン酸基が導入された(メタ)
アクリル酸系重合体が、S=(ポリマーに含まれるS
量)/(全S量)×100で定義される硫黄元素導入量
S値が35以上である(メタ)アクリル酸系重合体であ
ることを特徴とする請求項1に記載の洗剤組成物。本明
細書におけるすべてのパーセンテージ、比率および割合
は、別記されないかぎり重量による。すべての温度は、
別記されないかぎり摂氏度(℃)である。引用されたす
べての文献は、関連箇所で、参考のため本明細書に組み
込まれる。本発明は新規な洗剤組成物に関する。末端に
スルホン酸基が導入された(メタ)アクリル酸系重合体
を少なくとも0.1重量%、好ましくは少なくとも0.
5重量%、更に好ましくは少なくとも1.0重量%、最
も好ましくは少なくとも3.0重量%と下記式のアルキ
ル長鎖中間鎖分岐界面活性剤化合物を少なくとも0.5
重量%、好ましくは少なくとも5重量%、更に好ましく
は少なくとも10重量%、最も好ましくは少なくとも2
0重量%で含んだ洗剤組成物。 R‐X‐Y 〔上記式中: (a)Rは(1)8〜21炭素原子の範囲にある、‐X
‐Y部分に結合された最長炭素直鎖。(2)この最長炭
素直鎖から分岐する1以上のC1‐C3アルキル部分を有
して。(3)少なくとも1つの分岐アルキル部分が、2
位炭素(−X‐Y部分に結合された炭素#1から数え
る)からω‐2炭素(末端炭素−2炭素)までの範囲内
の位置で、最長炭素直鎖の炭素に直接結合されている。
および(4)界面活性剤組成物は、上記式中のR‐X部
分に、14より大きくて18まで、好ましくは15〜1
7の範囲内で炭素原子の平均総数を有する。その部分の
全炭素として疎水性C9‐C22、好ましくはC12‐C18
の中間鎖分岐アルキル部分である。
【0013】(b)Yはサルフェート、スルホネート、
アミンオキシド、ポリオキシアルキレン、好ましくはポ
リオキシエチレンおよびポリオキシプロピレン、アルコ
キシル化サルフェート、ポリヒドロキシ部分、ホスフェ
ートエステル、グリセロールスルホネート、ポリグルコ
ネート、ポリホスフェートエステル、ホスホネート、ス
ルホサクシネート、スルホサクカミネート、ポリアルコ
キシル化カルボキシレート、グルカミド、タウリネー
ト、サルコシネート、グリシネート、イセチオネート、
ジアルカノールアミド、モノアルカノールアミド、モノ
アルカノールアミドサルフェート、ジグリコールアミ
ド、ジグリコールアミドサルフェート、グリセロールエ
ステル、グリセロールエステルサルフェート、グリセロ
ールエーテル、グリセロールエーテルサルフェート、ポ
リグリセロールエーテル、ポリグリセロールエーテルサ
ルフェート、ソルビタンエステル、ポリアルコキシル化
ソルビタンエステル、アンモニオアルカンスルホネー
ト、アミドプロピルベタイン、アルキル化クアット、ア
ルキル化/ポリヒドロキシアルキル化クアット、アルキ
ル化クアット、アルキル化/ポリヒドロキシル化オキシ
プロピルクアット、イミダゾリン類、2‐イルサクシネ
ート、スルホン化アルキルエステルおよびスルホン化脂
肪酸から選択される親水性部分である。および(c)X
は‐CH2‐および‐C(O)‐から選択される。〕 以下に好ましい末端にスルホン酸基が導入された(メ
タ)アクリル酸系重合体の例を示す。
【0014】(1)耐ゲル能Qが2.0未満である(メ
タ)アクリル酸系重合体を含んでなる末端にスルホン酸
基が導入された(メタ)アクリル酸系重合体 特開平11−315115号公報等に記載されているよ
うな50〜100mol%の(メタ)アクリル酸、およ
び0〜50mol%の、(メタ)アクリル酸に共重合可
能な水溶性モノエチレン性不飽和単量体との重合体であ
って、末端にスルホン酸基を有するとともに、次式、Q
=ゲル化度×105/重量平均分子量で定義される耐ゲ
ル能Qが2.0未満である重合体である。
【0015】(2)硫黄元素導入量S値が35以上であ
る(メタ)アクリル酸系重合体 特願2001−307757号公報等に記載されている
ようなS=(ポリマーに含まれるS量)/(全S量)×
100で定義される硫黄元素導入量S値が35以上であ
る(メタ)アクリル酸系重合体である。全S量には、ポ
リマーに含まれるS量と開始剤残片等由来のS含有化合
物のS量が含まれる。Q=ゲル化度×105/重量平均
分子量で定義される耐ゲル能Qが3.0未満であること
が好ましい。鉄イオン濃度が0.01ppm〜10pp
mであることが好ましい。
【0016】(3)R値が1〜15である(メタ)アク
リル酸系重合体 特願2001−307757号公報等に記載されている
ような1H−NMRスペクトルにおいて、R=(2.3
〜4.3ppmのシグナルの積分比)/(PSAのシグ
ナルを含む0.8〜4.3ppmの積分比)×100が
1〜15である(メタ)アクリル酸系重合体 Q=ゲル化度×105/重量平均分子量で定義される耐
ゲル能Qが3.0未満であることが好ましい。鉄イオン
濃度が0.01ppm〜10ppmであることが好まし
い。
【0017】(4)亜硫酸塩と酸素を用いて製造された
末端にスルホン酸基が導入された(メタ)アクリル酸系
重合体 特開昭56−55407号公報等に記載されている亜硫
酸塩と酸素を用いて重合して得られる重合体を少なくと
も0.1重量%以上含んでなる末端にスルホン酸基が導
入された(メタ)アクリル酸系重合体である。亜硫酸塩
としては、亜硫酸水素塩が好ましく、亜硫酸水素ナトリ
ウムがさらに好ましい。酸素の供給方法は、酸素単独で
もよいが、空気として供給することが好ましい。上記重
合は、バッチ式で行っても良いし、製造量が多くなるよ
うな場合には、連続式に行っても良い。
【0018】末端にスルホン酸基が導入された(メタ)
アクリル酸系重合体に含まれる末端にスルホン酸基が導
入された(メタ)アクリル酸系重合体の重合平均分子量
が1,000〜20,000の範囲内であることが好ま
しく、2,000〜15,000がさらに好ましく、
3,000〜10,000が特に好ましい。
【0019】上記、末端にスルホン酸基が導入された
(メタ)アクリル酸系重合体は、洗剤組成物に0.1重
量%以上含み、好ましくは少なくとも0.5重量%、更
に好ましくは少なくとも1.0重量%、最も好ましくは
少なくとも3.0重量%である。
【0020】中間鎖分岐界面活性剤の好ましい例を示
す。 (1)中間鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤 本発明の洗剤組成物において、中間鎖分岐一級アルキル
サルフェート界面活性剤は1種でもよいし、2種以上含
んでいてもよい。本発明の界面活性剤混合物は、直鎖一
級アルキルサルフェート主鎖(即ち、硫酸エステル化さ
れた炭素原子を含む最長アルキル鎖)を有した活性剤を
含んでいる。これらのアルキル主鎖は12〜19の炭素
原子を含む。更にその分子は少なくとも14であるが2
0以下の炭素原子を有した分岐一級アルキル部分を含ん
でいる。加えて、界面活性剤混合物は、14より大きく
て約18までの範囲内で分岐一級アルキル部分について
炭素原子の平均総数を有する。このように、本発明の混
合物は、炭素原子12以上または炭素原子19以下の最
長アルキル鎖を有する分岐一級アルキルサルフェート界
面活性剤化合物を少なくとも1種含み、分岐を含んだ炭
素原子の総数は少なくとも14でなければならず、更に
分岐一級アルキル鎖について炭素原子の平均総数は14
より大きくて約18までの範囲内である。
【0021】本発明の組成物は少量の直鎖非分岐一級ア
ルキルサルフェートを更に含んでいてもよい。更に、こ
の直鎖非分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤は本
発明に必須な1種以上の中間鎖分岐一級アルキルサルフ
ェートを有する界面活性剤混合物を製造するために用い
られた結果として存在しても、または洗剤組成物を処方
する目的にとり、少量の直鎖非分岐一級アルキルサルフ
ェートが最終製品処方物中に混入されていてもよい。
【0022】更に、非硫酸エステル化中間鎖分岐アルコ
ールも本発明組成物で少量ならばよい。このような物質
はアルキルサルフェート界面活性剤を製造するために用
いられたアルコールの不完全硫酸エステル化の結果とし
て存在しても、またはこれらのアルコールは本発明によ
る中間鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤と一
緒に本発明の洗剤組成物に別に加えてもよい。サルフェ
ートの対イオンは、合成の方法に依存して、水素または
塩形成カチオンである。塩形成カチオンの例は、リチウ
ム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウ
ム、四級アルキルアミンおよびそれらの混合である。好
ましいカチオンは、アンモニウム、ナトリウム、カリウ
ム、モノ、ジおよびトリアルカノールアンモニウムとそ
れらの混合である。本発明の好ましいアルカノールアン
モニウム塩は、エタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン構造を有するモノ、ジおよび
トリ四級アンモニウム化合物である。
【0023】好ましいスルフェートの対イオンはナトリ
ウム、カリウムおよび上記C2アルカノールアンモニウ
ム塩であり、最も好ましいのはナトリウムである。本発
明の好ましい界面活性剤混合物は、その混合物の少なく
とも0.01重量%、更に好ましくは少なくとも5重量
%、最も好ましくは少なくとも20重量%で、1種以上
の分岐一級アルキルサルフェートを有している。分岐を
含めた炭素原子の総数は15〜18であり、更にこの界
面活性剤混合物の場合に、分岐一級アルキル部分につい
て炭素原子の平均総数は14より大きくて約18までの
範囲内である。
【0024】好ましいモノメチル分岐一級アルキルサル
フェートは、3‐メチルペンタデカノールサルフェー
ト、4‐メチルペンタデカノールサルフェート、5‐メ
チルペンタデカノールサルフェート、6‐メチルペンタ
デカノールサルフェート、7‐メチルペンタデカノール
サルフェート、8‐メチルペンタデカノールサルフェー
ト、9‐メチルペンタデカノールサルフェート、10‐
メチルペンタデカノールサルフェート、11‐メチルペ
ンタデカノールサルフェート、12‐メチルペンタデカ
ノールサルフェート、13‐メチルペンタデカノールサ
ルフェート、3‐メチルヘキサデカノールサルフェー
ト、4‐メチルヘキサデカノールサルフェート、5‐メ
チルヘキサデカノールサルフェート、6‐メチルヘキサ
デカノールサルフェート、7‐メチルヘキサデカノール
サルフェート、8‐メチルヘキサデカノールサルフェー
ト、9‐メチルヘキサデカノールサルフェート、10‐
メチルヘキサデカノールサルフェート、11‐メチルヘ
キサデカノールサルフェート、12‐メチルヘキサデカ
ノールサルフェート、13‐メチルヘキサデカノールサ
ルフェート、14‐メチルヘキサデカノールサルフェー
トおよびそれらの混合物からなる群より選択される。
【0025】好ましいジメチル分岐一級アルキルサルフ
ェートは、2,3‐メチルテトラデカノールサルフェー
ト、2,4‐メチルテトラデカノールサルフェート、
2,5‐メチルテトラデカノールサルフェート、2,6
‐メチルテトラデカノールサルフェート、2,7‐メチ
ルテトラデカノールサルフェート、2,8‐メチルテト
ラデカノールサルフェート、2,9‐メチルテトラデカ
ノールサルフェート、2,10‐メチルテトラデカノー
ルサルフェート、2,11‐メチルテトラデカノールサ
ルフェート、2,12‐メチルテトラデカノールサルフ
ェート、2,3‐メチルペンタデカノールサルフェー
ト、2,4‐メチルペンタデカノールサルフェート、
2,5‐メチルペンタデカノールサルフェート、2,6
‐メチルペンタデカノールサルフェート、2,7‐メチ
ルペンタデカノールサルフェート、2,8‐メチルペン
タデカノールサルフェート、2,9‐メチルペンタデカ
ノールサルフェート、2,10‐メチルペンタデカノー
ルサルフェート、2,11‐メチルペンタデカノールサ
ルフェート、2,12‐メチルペンタデカノールサルフ
ェート、2,13‐メチルペンタデカノールサルフェー
トおよびそれらの混合物からなる群より選択される。
【0026】16の炭素原子を含み、1つの分岐を有し
た、下記分岐一級アルキルサルフェートが、本発明組成
物で有用な好ましい分岐界面活性剤の例である。5‐メ
チルペンタデシルサルフェート、6‐メチルペンタデシ
ルサルフェート、7‐メチルペンタデシルサルフェー
ト、8‐メチルペンタデシルサルフェート、9‐メチル
ペンタデシルサルフェート、10‐メチルペンタデシル
サルフェート、対イオンは好ましくはナトリウムであ
る。17の炭素原子を含み、2つの分岐単位を有した、
下記分岐一級アルキルサルフェートが、本発明による好
ましい分岐界面活性剤の例である。2,5‐ジメチルペ
ンタデシルサルフェート、2,6‐ジメチルペンタデシ
ルサルフェート、2,7‐ジメチルペンタデシルサルフ
ェート、2,8‐ジメチルペンタデシルサルフェート、
2,9‐ジメチルペンタデシルサルフェート、2,10
‐ジメチルペンタデシルサルフェート、対イオンは好ま
しくはナトリウムである。
【0027】(2)中間鎖分岐一級アルキルポリオキシ
アルキレン界面活性剤 本発明の分岐界面活性剤組成物において、中間鎖分岐一
級アルキルポリオキシアルキレン界面活性剤は1種でも
良いし、2種以上含んでいてもよい。本発明の界面活性
剤混合物は、直鎖一級ポリオキシアルキレン主鎖、即ち
これらのアルキル主鎖は12〜19の炭素原子を含み、
更にその分子は少なくとも全部で14だが20以下の炭
素原子を有した分岐一級アルキル部分を含んでいる。加
えて、界面活性剤混合物は、14より大きくて約18ま
での範囲内で分岐一級アルキル部分について炭素原子の
平均総数を有する。このように、本発明の混合物は、炭
素原子12以上または炭素原子19以下の最長炭素直鎖
を有するポリオキシアルキレン化合物を少なくとも1種
含み、分岐を含んだ炭素原子の総数は少なくとも14で
なければならず、更に分岐一級アルキル鎖について炭素
原子の平均総数は14より大きくて約18までの範囲内
である。例えば、主鎖に15炭素原子を有するC16総
炭素(アルキル鎖について)一級ポリオキシアルキレン
界面活性剤はメチル分岐単位を有していなければなら
ず、そのため分子中における炭素原子の総数は16であ
る。本発明の組成物は少量の直鎖非分岐一級ポリオキシ
アルキレンを更に含んでいてもよい。更に、この直鎖非
分岐一級ポリオキシアルキレン界面活性剤は本発明に必
須な中間鎖分岐一級ポリオキシアルキレンを有する界面
活性剤混合物を製造するために用いられた結果として存
在しても、または洗剤組成物を処方する目的にとり、少
量の直鎖非分岐一級ポリオキシアルキレンが最終製品処
方物中に混入されていてもよい。
【0028】更に、非アルコキシル化中間鎖分岐アルコ
ールも本発明の直鎖非分岐一級ポリオキシアルキレンに
少量ならば含んでよい。このような物質はポリオキシア
ルキレン界面活性剤を製造するために用いられたアルコ
ールの不完全アルコキシル化の結果として存在しても、
またはこれらのアルコールは本発明による中間鎖分岐ポ
リオキシアルキレン界面活性剤と一緒に本発明の洗剤組
成物に別に加えてもよい。ポリオキシアルキレン(EO
/PO)は、好ましくはエトキシ、プロポキシおよび混
合エトキシ/プロポキシ基、最も好ましくはエトキシか
ら選択されるアルコキシ部分であり、ここでオキシアル
キレンの繰り返し数(m)は少なくとも約1、好ましく
は約3〜約30、更に好ましくは約5〜約20、最も好
ましくは約5〜約15の範囲内である。mに相当する平
均アルコキシル化(例えば、エトキシル化および/また
はプロポキシル化)度の分布でも、または正にmに相当
する単位数のアルコキシル化(例えば、エトキシル化お
よび/またはプロポキシル化)の単一特定鎖であっても
よい。
【0029】本発明の好ましい界面活性剤混合物は、そ
の混合物の少なくとも0.01重量%、更に好ましくは
少なくとも5重量%、最も好ましくは少なくとも20重
量%で、下記式を有する1種以上の中間鎖分岐一級アル
キルポリオキシアルキレンを有している。分岐を含めた
炭素原子の総数は15〜18であり、更にこの界面活性
剤混合物の場合に、分岐一級アルキル部分について炭素
原子の平均総数は14より大きくて約18までの範囲内
である。エトキシ、プロポキシおよび混合エトキシ/プ
ロポキシ基、更に好ましくはエトキシから選択されるア
ルコキシ部分であり、ここでmは少なくとも約1、好ま
しくは約3〜約30、更に好ましくは約5〜約20、最
も好ましくは約5〜約15の範囲内である。更に好まし
いのは、1種以上の中間鎖分岐一級ポリオキシアルキレ
ンからなる混合物を少なくとも5重量%有する組成物で
ある。好ましくは、界面活性剤の混合物は、中間鎖分岐
一級アルキルポリオキシアルキレンを少なくとも5、好
ましくは少なくとも約20重量%で含む。本発明による
好ましい洗剤組成物は、混合物の約0.01〜約99重
量%で中間鎖分岐一級アルキルポリオキシアルキレン界
面活性剤を含む。
【0030】更にこの界面活性剤混合物の場合に、分岐
一級アルキル部分について炭素原子の平均総数は14よ
り大きくて約18までの範囲内である。エトキシ、プロ
ポキシおよび混合エトキシ/プロポキシ基から選択され
るアルコキシ部分であり、ここでmは少なくとも約1、
好ましくは約3〜約30、更に好ましくは約5〜約2
0、最も好ましくは約5〜約15の範囲内である。更
に、本発明の界面活性剤組成物は、下記式を有する分岐
一級アルキルポリオキシアルキレンの混合物であっても
よい。上記において、分岐を含めた分子当たりの炭素原
子の総数は14〜20である。
【0031】更にこの界面活性剤混合物の場合に、上記
式を有した分岐一級アルキル部分について炭素原子の平
均総数は14より大きくて約18までの範囲内である。
EO/POは好ましくはエトキシ、プロポキシおよび混
合エトキシ/プロポキシ基から選択されるアルコキシ部
分であり、ここでmは少なくとも約1、好ましくは約3
〜約30、更に好ましくは約5〜約20、最も好ましく
は約5〜約15の範囲内である。
【0032】好ましいモノメチル分岐一級アルキルエト
キシレートは、3‐メチルペンタデカノールエトキシレ
ート、4‐メチルペンタデカノールエトキシレート、5
‐メチルペンタデカノールエトキシレート、6‐メチル
ペンタデカノールエトキシレート、7‐メチルペンタデ
カノールエトキシレート、8‐メチルペンタデカノール
エトキシレート、9‐メチルペンタデカノールエトキシ
レート、10‐メチルペンタデカノールエトキシレー
ト、11‐メチルペンタデカノールエトキシレート、1
2‐メチルペンタデカノールエトキシレート、13‐メ
チルペンタデカノールエトキシレート、3‐メチルヘキ
サデカノールエトキシレート、4‐メチルヘキサデカノ
ールエトキシレート、5‐メチルヘキサデカノールエト
キシレート、6‐メチルヘキサデカノールエトキシレー
ト、7‐メチルヘキサデカノールエトキシレート、8‐
メチルヘキサデカノールエトキシレート、9‐メチルヘ
キサデカノールエトキシレート、10‐メチルヘキサデ
カノールエトキシレート、11‐メチルヘキサデカノー
ルエトキシレート、12‐メチルヘキサデカノールエト
キシレート、13‐メチルヘキサデカノールエトキシレ
ート、14‐メチルヘキサデカノールエトキシレートお
よびそれらの混合物からなる群より選択され、化合物は
約5〜約15の平均エトキシル化度でエトキシル化され
ている。
【0033】好ましいジメチル分岐一級アルキルエトキ
シレートは、2,3‐メチルテトラデカノールエトキシ
レート、2,4‐メチルテトラデカノールエトキシレー
ト、2,5‐メチルテトラデカノールエトキシレート、
2,6‐メチルテトラデカノールエトキシレート、2,
7‐メチルテトラデカノールエトキシレート、2,8‐
メチルテトラデカノールエトキシレート、2,9‐メチ
ルテトラデカノールエトキシレート、2,10‐メチル
テトラデカノールエトキシレート、2,11‐メチルテ
トラデカノールエトキシレート、2,12‐メチルテト
ラデカノールエトキシレート、2,3‐メチルペンタデ
カノールエトキシレート、2,4‐メチルペンタデカノ
ールエトキシレート、2,5‐メチルペンタデカノール
エトキシレート、2,6‐メチルペンタデカノールエト
キシレート、2,7‐メチルペンタデカノールエトキシ
レート、2,8‐メチルペンタデカノールエトキシレー
ト、2,9‐メチルペンタデカノールエトキシレート、
2,10‐メチルペンタデカノールエトキシレート、
2,11‐メチルペンタデカノールエトキシレート、
2,12‐メチルペンタデカノールエトキシレート、
2,13‐メチルペンタデカノールエトキシレートおよ
びそれらの混合物からなる群より選択され、化合物は約
5〜約15の平均エトキシル化度でエトキシル化されて
いる。
【0034】(3)中間鎖分岐一級アルキルアルコキシ
ル化サルフェート界面活性剤 本発明の分岐界面活性剤組成物は、1種以上(好ましく
は2種以上の混合物)の中間鎖分岐一級アルキルアルコ
キシル化サルフェートを含んでいてもよい。本発明の界
面活性剤混合物は、直鎖一級アルコキシル化サルフェー
ト主鎖(即ち、アルコキシルサルフェート化された炭素
原子を含む最長炭素直鎖)を有した分子を含んでいる。
これらのアルキル主鎖は12〜19の炭素原子を含み、
更にその分子は少なくとも全部で14だが20以下の炭
素原子を有した分岐一級アルキル部分を含んでいる。加
えて、界面活性剤混合物は、14より大きくて約18ま
での範囲内で分岐一級アルキル部分について炭素原子の
平均総数を有する。このように、本発明の混合物は、炭
素原子12以上または炭素原子19以下の最長炭素直鎖
を有するアルコキシル化サルフェート化合物を少なくと
も1種含み、分岐を含んだ炭素原子の総数は少なくとも
14でなければならず、更に分岐一級アルキル鎖につい
て炭素原子の平均総数は14より大きくて約18までの
範囲内である。例えば、主鎖に15炭素原子を有するC
16総炭素(アルキル鎖について)一級アルキルアルコ
キシル化サルフェート界面活性剤はメチル分岐単位を有
していなければならず、そのため分子の一級アルキル部
分における炭素原子の総数は16である。
【0035】本発明の組成物は少量の直鎖非分岐一級ア
ルコキシル化サルフェートを更に含んでいてもよい。更
に、この直鎖非分岐一級アルコキシル化サルフェート界
面活性剤は本発明に必須な中間鎖分岐一級アルコキシル
化サルフェートを有する界面活性剤混合物を製造するた
めに用いられた結果として存在しても、または洗剤組成
物を処方する目的により、少量の直鎖非分岐一級アルコ
キシル化サルフェートが最終製品処方物中に混入されて
いてもよい。少量の中間鎖分岐アルキルサルフェートが
洗剤組成物中に存在してよい。これは、本発明で有用な
アルコキシル化サルフェートを製造するために用いられ
た中間鎖分岐アルコールの不完全アルコキシル化後に残
留する非アルコキシル化アルコールの硫酸化の結果であ
る。しかしながら、このような中間鎖分岐アルキルサル
フェートを別に添加してもよい。
【0036】更に、非サルフェート化中間鎖分岐アルコ
ール(ポリオキシアルキレンアルコールを含む)も本発
明のアルコキシル化サルフェート含有組成物で少量なら
ば含んでよい。このような物質はアルコキシル化サルフ
ェート界面活性剤を製造するために用いられたアルコー
ル(アルコキシル化または非アルコキシル化)の不完全
硫酸化の結果として存在しても、またはこれらのアルコ
ールは本発明による中間鎖分岐アルコキシル化サルフェ
ート界面活性剤と一緒に本発明の洗剤組成物に別に加え
てもよい。活性剤の対イオンは前記のとおりである。ポ
リオキシアルキレン(EO/PO)は、好ましくはエト
キシ、プロポキシおよび混合エトキシ/プロポキシ基か
ら選択されるアルコキシ部分であり、ここでポリオキシ
アルキレンの繰り返し数(m)は少なくとも0.01、
好ましくは0.1〜30、更に好ましくは0.5〜1
0、最も好ましくは1〜5の範囲内である。(EO/P
O)m部分はmに相当する平均アルコキシル化(例え
ば、エトキシル化および/またはプロポキシル化)度の
分布でも、または正にmに相当する単位数のアルコキシ
ル化(例えば、エトキシル化および/またはプロポキシ
ル化)の単一特定鎖であってもよい。本発明の好ましい
界面活性剤混合物は、その混合物の少なくとも0.01
重量%、更に好ましくは少なくとも5重量%、最も好ま
しくは少なくとも20重量%で、1種以上の中間鎖分岐
一級アルキルアルコキシル化サルフェートを有してい
る。
【0037】分岐を含めた炭素原子の総数は15〜18
であり、更にこの界面活性剤混合物の場合に、分岐一級
アルキル部分について炭素原子の平均総数は14より大
きくて18までの範囲内である。EO/POはエトキ
シ、プロポキシおよび混合エトキシ/プロポキシ基から
選択されるアルコキシ部分であり、ここでmは少なくと
も0.01、好ましくは0.1〜30、更に好ましくは
0.5〜10、最も好ましくは1〜5の範囲内である。
1種以上の中間鎖分岐一級アルコキシル化サルフェート
からなる混合物を少なくとも5重量%有する組成物であ
る。本発明による好ましい洗剤組成物は、混合物の0.
01〜99重量%で中間鎖分岐一級アルキルアルコキシ
ル化サルフェート界面活性剤を含み、上記混合物は1種
以上の中間鎖分岐アルキルアルコキシル化サルフェート
またはそれらの混合物を少なくとも5重量%含んでい
る。活性剤の対イオンは1種以上のカチオンである。
【0038】更にこの界面活性剤混合物の場合に、分岐
一級アルキル部分について炭素原子の平均総数は14よ
り大きくて18までの範囲内である。EO/POはエト
キシ、プロポキシおよび混合エトキシ/プロポキシ基か
ら選択されるアルコキシ部分であり、ここでmは少なく
とも0.01、好ましくは0.1〜30、更に好ましく
は0.5〜10、最も好ましくは1〜5の範囲内であ
る。更に、本発明の界面活性剤組成物は、上記の分岐一
級アルキルアルコキシル化サルフェートの混合物であっ
てもよい。分岐を含めた分子当たりの炭素原子の総数は
14〜20である。更にこの界面活性剤混合物の場合
に、分岐一級アルキル部分について炭素原子の平均総数
は14より大きくて18までの範囲内である。EO/P
Oは好ましくはエトキシ、プロポキシおよび混合エトキ
シ/プロポキシ基から選択されるアルコキシ部分であ
り、ここでmは少なくとも0.01、好ましくは0.1
〜30、更に好ましくは0.5〜10、最も好ましくは
1〜5の範囲内である。分岐一級アルキルアルコキシル
化サルフェートを50重量%未満、好ましくは40重量
%未満、更に好ましくは25重量%未満、最も好ましく
は20重量%未満で含んだ界面活性剤組成物も好まし
い。
【0039】好ましいモノメチル分岐一級アルキルエト
キシル化サルフェートは、3‐メチルペンタデカノール
エトキシル化サルフェート、4‐メチルペンタデカノー
ルエトキシル化サルフェート、5‐メチルペンタデカノ
ールエトキシル化サルフェート、6‐メチルペンタデカ
ノールエトキシル化サルフェート、7‐メチルペンタデ
カノールエトキシル化サルフェート、8‐メチルペンタ
デカノールエトキシル化サルフェート、9‐メチルペン
タデカノールエトキシル化サルフェート、10‐メチル
ペンタデカノールエトキシル化サルフェート、11‐メ
チルペンタデカノールエトキシル化サルフェート、12
‐メチルペンタデカノールエトキシル化サルフェート、
13‐メチルペンタデカノールエトキシル化サルフェー
ト、3‐メチルヘキサデカノールエトキシル化サルフェ
ート、4‐メチルヘキサデカノールエトキシル化サルフ
ェート、5‐メチルヘキサデカノールエトキシル化サル
フェート、6‐メチルヘキサデカノールエトキシル化サ
ルフェート、7‐メチルヘキサデカノールエトキシル化
サルフェート、8‐メチルヘキサデカノールエトキシル
化サルフェート、9‐メチルヘキサデカノールエトキシ
ル化サルフェート、10‐メチルヘキサデカノールエト
キシル化サルフェート、11‐メチルヘキサデカノール
エトキシル化サルフェート、12‐メチルヘキサデカノ
ールエトキシル化サルフェート、13‐メチルヘキサデ
カノールエトキシル化サルフェート、14‐メチルヘキ
サデカノールエトキシル化サルフェートおよびそれらの
混合物からなる群より選択され、化合物は0.1〜10
の平均エトキシル化度でエトキシル化されている。
【0040】好ましいジメチル分岐一級アルキルエトキ
シル化サルフェートは、2,3‐メチルテトラデカノー
ルエトキシル化サルフェート、2,4‐メチルテトラデ
カノールエトキシル化サルフェート、2,5‐メチルテ
トラデカノールエトキシル化サルフェート、2,6‐メ
チルテトラデカノールエトキシル化サルフェート、2,
7‐メチルテトラデカノールエトキシル化サルフェー
ト、2,8‐メチルテトラデカノールエトキシル化サル
フェート、2,9‐メチルテトラデカノールエトキシル
化サルフェート、2,10‐メチルテトラデカノールエ
トキシル化サルフェート、2,11‐メチルテトラデカ
ノールエトキシル化サルフェート、2,12‐メチルテ
トラデカノールエトキシル化サルフェート、2,3‐メ
チルペンタデカノールエトキシル化サルフェート、2,
4‐メチルペンタデカノールエトキシル化サルフェー
ト、2,5‐メチルペンタデカノールエトキシル化サル
フェート、2,6‐メチルペンタデカノールエトキシル
化サルフェート、2,7‐メチルペンタデカノールエト
キシル化サルフェート、2,8‐メチルペンタデカノー
ルエトキシル化サルフェート、2,9‐メチルペンタデ
カノールエトキシル化サルフェート、2,10‐メチル
ペンタデカノールエトキシル化サルフェート、2,11
‐メチルペンタデカノールエトキシル化サルフェート、
2,12‐メチルペンタデカノールエトキシル化サルフ
ェート、2,13‐メチルペンタデカノールエトキシル
化サルフェートおよびそれらの混合物からなる群より選
択され、化合物は0.1〜10の平均エトキシル化度で
エトキシル化されている。
【0041】本発明の洗浄組成物は、該組成物の0.0
1〜99.9重量%の洗浄補助成分を含んでいる。これ
らの洗浄補助成分、並びにここで所望により使用する好
ましい他の洗浄補助成分は、以下に詳細に説明する。本
発明の洗浄組成物は、粉末、液体、顆粒、ゲル(ジェ
ル)、ペースト、錠剤、小袋、バー、二重区画容器で出
荷される種類、スプレーまたは発泡洗剤および他の均質
または多相日用洗浄製品形態を始めとする、広範囲な日
用洗浄製品組成物を含む。これらの製品は、手作業で使
用または塗布できる、および/または一定の、または自
由に変えられる使用量で、あるいは自動配量手段で使用
できる、あるいは洗濯機の様な電気製品で使用できる。
これらの製品は広範囲なpH、例えば2〜12以上、を
有することができ、例えば処方物100グラムあたり数
十グラム当量のNaOHを添加してもよい。広範囲な予
備アルカリ度を有することができる。高発泡性および低
発泡性の両種類の洗剤が含まれる。
【0042】ライトデューティー液体洗剤(LDL)。
これらの組成物には、界面活性を改良するマグネシウム
イオンおよび/または有機ジアミンおよび/または各種
の気泡安定剤および/または発泡促進剤、例えばアミン
オキシドおよび/または界面活性剤の皮膚感触改良剤、
緩和剤および/またはプロテアーゼを含む酵素型、およ
び/または殺菌剤を有するLDL組成物が挙げられる。
ヘビーデューティー液体洗剤(HDL)。これらの組成
物はいわゆる「構造化された」または多相および「非構
造化」または等方性液体型の全てを包含し、一般的に水
性または非水性であり、漂白剤を含み、および/または
酵素を含み、または漂白剤および/または酵素を含まな
い。ヘビーデューティー顆粒状洗剤(HDG)。これら
の組成物は、いわゆる「コンパクト」または凝集した、
または非噴霧乾燥した、並びにいわゆる「綿毛状」また
は噴霧乾燥した種類の両方を含む。リン酸塩を加えた、
およびリン酸塩を加えていない種類の両方が含まれる。
そのような洗剤は、より一般的な陰イオン系界面活性剤
を基剤とする種類を含むことができるか、または一般的
に非イオン系界面活性剤が吸収材、例えばゼオライトま
たは他の多孔質無機塩の中または表面に保持されてい
る、いわゆる「高非イオン系界面活性剤」型でよい。
「軟化剤」(STW)。これらの組成物は、各種の顆粒
状または液体状の洗濯により軟化する型の製品を包含
し、一般的に有機(例えば第4級)または無機(例えば
クレー)軟化剤を有することができる。バーセッケン
(BS&HW)。これらの組成物は洗濯用バーを包含
し、合成洗剤およびセッケンを基剤とする型および軟化
剤を含む型の両方を含み、そのような組成物は、一般的
なセッケン製造技術、例えば圧出、および/またはあま
り一般的ではない技術、例えばキャスティング、多孔質
支持体中への界面活性剤吸収、等により製造される組成
物を含む。他の手洗い洗剤も含む。布地軟化剤(F
S)。これらの組成物は、従来の液体および濃縮液型の
両方並びに乾燥機により加える、または基材に支持した
種類を含む。他の布地軟化剤としては固体も含む。下記
の製品を含む特殊目的用洗浄剤(SPC)も考えられ
る、すなわち家庭用ドライクリーニング方式、洗濯用漂
白剤前処理製品、布地保護前処理製品、液体高級布地洗
剤タイプ、特に高発泡性製品、塩素型および酸素漂白剤
型の両方を含む液体漂白剤、および消毒剤、洗浄助剤、
例えば漂白添加剤および「ステイン−スティック」また
は特殊発泡性型洗浄剤を含む他の前処理タイプおよび日
光による色褪せ防止処理である。耐久性香料を含む洗剤
も益々一般的になっている。
【0043】<洗濯または洗浄補助成分>本発明の洗浄
組成物は、0.01〜99重量%の、i)洗剤用酵素、好
ましくはプロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラ
ーゼ、ペルオキシダーゼ、およびそれらの混合物から選
択された酵素、ii) 有機洗剤用ビルダー、好ましくはポ
リカルボキシレート化合物、エーテルヒドロキシポリカ
ルボキシレート、ポリ酢酸の置換アンモニウム塩、およ
びそれらの混合物から選択されたビルダー、iii)酸素漂
白剤、好ましくは過酸化水素、無機ペルオキソハイドレ
ート、有機ペルオキソハイドレートおよび親水性および
疎水性モノ−およびジ−過酸を含む有機過酸、およびそ
れらの混合物から選択された漂白剤、iv)漂白活性剤、
好ましくはTAED、NOBS、およびそれらの混合物
から選択された漂白活性剤、v)遷移金属漂白剤触媒、好
ましくはマンガン含有漂白剤触媒、vi)酸素移動剤およ
び前駆物質、vii)重合体状汚れ遊離剤、viii)粘土汚れ
除去および再付着防止特性を有する水溶性エトキシル化
アミン、ix)重合体状分散剤、x)重合体状染料移動防止
剤、xi)アルコキシル化ポリカルボキシレート、およびx
ii)それらの混合物からなる群から選択された少なくと
も1種の洗浄補助成分を含む。一般的に、洗濯または洗
浄補助成分は、最少の必須成分だけを含む組成物を、洗
濯または洗浄目的に有用な組成物に転換するのに必要な
すべての成分である。
【0044】好ましい実施態様では、洗濯または洗浄補
助成分は、当業者には、洗濯または洗浄製品、特に家庭
環境中で消費者が直接使用するための洗濯または洗浄製
品に無くてはならないものとして容易に認識できる。こ
れらの追加成分の正確な性質、およびそれらの配合量
は、組成物の物理的形態およびそれを使用する洗浄作業
の性質により異なる。好ましくは、補助成分は、漂白剤
と共に使用する場合、漂白剤に対して良好な安定性を有
するべきである。本発明の特定の好ましい洗剤組成物
は、法規制により無ホウ素または無リン酸塩にすべきで
ある。補助成分の量は、組成物の0.01〜99.9重
量%、典型的には70〜95重量%である。組成物全体
の使用量は、意図する用途に応じて、例えば溶液中数 p
pmから、希釈しない洗浄組成物を洗浄すべき表面にいわ
ゆる「直接塗布」する場合まで、広く変えることができ
る。
【0045】一般的な補助成分には、本発明の組成物に
おける必須成分の一部としてすでに上に定義した成分を
除いて、ビルダー、界面活性剤、酵素、重合体、漂白
剤、漂白活性剤、触媒成分、等が挙げられる。他の補助
成分には、様々な活性成分または特殊な成分、例えば、
分散剤重合体、カラースペックル、銀保護剤、曇り防止
剤および/または腐食防止剤、染料、充填材、殺菌剤、
アルカリ度供給源、ヒドロトロピー剤、酸化防止剤、酵
素安定剤、プロ香料、香料、可溶化剤、キャリヤー、処
理助剤、顔料、および液体処方物用の溶剤が挙げられ
る。極めて典型的には、本発明の洗濯または洗浄組成
物、例えば洗濯洗剤、洗濯洗剤添加剤、合成およびセッ
ケン系洗濯用バー、布地軟化剤および布地処理液体は、
何種類かの補助成分を必要とすることがあるが、ある種
の簡単に処方された製品、例えば漂白剤添加剤は例えば
酸素漂白剤およびここに説明する界面活性剤だけを必要
とすることがある。
【0046】洗剤用界面活性剤−本組成物は、公知の洗
剤用界面活性剤を含んでもよく、公知の文献により広範
囲に記載されている。従って、本発明の洗剤界面活性剤
は、織物洗濯における洗浄剤として公知の、陰イオン
系、非イオン系、双性イオン系または両性(両親媒性)
界面活性剤を含む。
【0047】洗剤用界面活性剤のすべてにおいて、疎水
性部分の鎖長は、典型的には一般的な範囲C8〜C20
であり、特に冷水で洗濯する場合には、C8〜C18の
範囲の鎖長が好ましいことが多い。洗剤用酵素−本発明
の洗剤組成物には、タンパク質系、炭水化物系、または
トリグリセリド系の汚れを基材から除去すること、布地
洗濯における浮遊染料の移動防止、および布地の回復を
含む様々な目的のために、酵素を使用するのが好まし
い。ここで使用する「洗剤用酵素」とは、洗濯で洗浄、
汚れ除去、または他の有利な効果を有するすべての酵素
を意味する。ビルダー− 本発明の組成物は、例えば洗
浄水中の鉱物、特にCaおよび/またはMg硬度を調整
し、表面から粒子状汚れを除去および/または分散し易
くし、場合によりアルカリ度および/または緩衝作用を
与える。顆粒や粉末洗剤では、ビルダーは界面活性剤用
の吸収材として役立つことがある。あるいは、ある種の
組成物は、意図する用途に応じて、有機でも無機でもよ
いが、完全に水溶性で処方することができる。好適なケ
イ酸塩ビルダーは、水溶性および含水固体型を包含し、
鎖、層、または立体構造を有するもの、ならびに無定形
固体ケイ酸塩または例えば特に構造化されていない液体
洗剤に使用する様に造られた他の種類が挙げられる。ア
ルミノケイ酸塩ビルダー、いわゆるゼオライトは顆粒状
洗剤に特に有用であるが、ペーストまたはゲルにも配合
することができる。アルミノケイ酸塩は、結晶性でも無
定形でも、天然産でも合成品でもよい。
【0048】本発明の組成物には、上記のケイ酸塩およ
びアルミノケイ酸塩の代わりに、またはそれらに加え
て、洗濯水中の鉱物、特にCaおよび/またはMg、の
硬度を抑制し易くするために、あるいは表面から粒子状
汚れを除去し易くするために、所望により洗剤ビルダー
を含むことができる。ビルダーは、イオン交換により、
および洗浄すべき物体の表面よりも付着し易い表面を鉱
物イオンに提供することにより、鉱物イオンと可溶性ま
たは不溶性の錯体を形成するような様々な機構で機能す
ることができる。ビルダーの量は、組成物の最終用途お
よび物理的形態に応じて広範囲に変えることができる。
ここで好適なビルダーは、リン酸塩およびポリリン酸
塩、特にナトリウム塩、炭酸塩、重炭酸塩、炭酸ナトリ
ウム、有機モノ、ジ、トリ、およびテトラカルボン酸
塩、特に酸、ナトリウム、カリウムまたはアルカノール
アンモニウム塩形態の水溶性非界面活性剤カルボン酸
塩、ならびに脂肪族および芳香族型を含むオリゴマーま
たは水溶性低分子量重合体カルボン酸塩からなる群から
選択することができる。これらのビルダーは、例えばp
H緩衝目的で、ホウ酸塩、または硫酸塩、特に硫酸ナト
リウム、および他の、安定した界面活性剤および/また
はビルダーを含む洗剤組成物の技術に重要なすべての充
填材または担体で補完することができる。本発明におい
ては、ビルダー混合物を使用することができるが、これ
は一般的に2種類以上の通常のビルダーを含んでなり、
所望によりキレート化剤、pH緩衝剤または充填材で補
完される。
【0049】リン含有洗剤ビルダーとしては、アルカリ
金属、アンモニウムおよびアルカノールアンモニウム
の、トリポリリン酸塩、ピロリン酸塩、ガラス質重合体
メタリン酸塩により代表されるポリリン酸塩、およびホ
スホン酸塩がある。好適な炭酸塩ビルダーとしては、ア
ルカリ土類およびアルカリ金属の炭酸塩があるが、重炭
酸ナトリウム、炭酸ナトリウムの様な炭酸塩鉱物、また
は炭酸ナトリウムおよび炭酸カルシウムの複塩、炭酸カ
ルシウムが挙げられる。ここに記載する様にアルキルア
リールスルホネート界面活性剤系と共に使用する好適な
「有機洗剤ビルダー」には、水溶性の非界面活性剤ジカ
ルボキシレートおよびトリカルボキシレートを含むポリ
カルボキシレート化合物がある。より一般的には、ビル
ダーポリカルボキシレートは、複数のカルボキシレート
基、好ましくは少なくとも3個のカルボキシレートを有
する。カルボキシレートビルダーは、酸、部分的に中
性、中性または過剰塩基形態で配合することができる。
塩の形態である場合、アルカリ金属、例えばナトリウ
ム、カリウム、およびリチウム、またはアルカノールア
ンモニウムの塩が好ましい。ポリカルボキシレートビル
ダーには、エーテルポリカルボキシレートもある。
【0050】クエン酸塩、例えばクエン酸およびそれら
の可溶性塩は、再生可能な資源から入手できること、お
よび生物分解性であることから、例えばヘビーデューテ
ィー液体洗剤用の重要なポリカルボキシレートビルダー
である。クエン酸塩は、特にゼオライトおよび/または
層状ケイ酸塩との組合せで、顆粒状組成物にも使用でき
る。オキシジコハク酸塩もそのような組成物および組合
せで特に有用である。酸素漂白剤− 本発明の好ましい
組成物は、洗濯または洗浄補助成分の一部または全部と
して、「酸素漂白剤」を含んでなる。本発明で有用な酸
素漂白剤は、公知の酸化剤のどれでもよい。酸素漂白剤
またはそれらの混合物が好ましいが、他の酸化剤漂白
剤、例えば酸素、酵素により過酸化水素を発生する系、
または次亜ハロゲン酸塩、例えば次亜塩素酸塩の様な塩
素漂白剤、も使用できる。過酸化物系の一般的な酸素漂
白剤には、過酸化水素、無機ペルオキソハイドレート、
有機ペルオキソハイドレートおよび親水性および疎水性
モノ−またはジ−過酸を含む有機過酸が挙げられる。こ
れらの成分は、ペルオキシカルボン酸、ペルオキシイミ
ド酸、アミドペルオキシカルボン酸、またはそれらの、
カルシウム、マグネシウムまたは混合陽イオン塩を含む
塩でよい。様々な種類の過酸を、遊離形態で、および過
酸化水素の供給源組み合わせた場合に過加水分解して対
応する過酸を放出する「漂白活性剤」または「漂白促進
剤」とよばれる前駆物質の両方で使用することができ
る。
【0051】無機過酸化物、超酸化物、クメンヒドロペ
ルオキシドおよびt−ブチルヒドロペルオキシドの様な
有機ヒドロペルオキシド、および無機ペルオキソ酸およ
びそれらの塩、例えばペルオキソ硫酸塩も酸素漂白剤と
して有用である。混合酸素漂白剤系は、酸素漂白剤と公
知の漂白活性剤、有機触媒、酵素触媒およびそれらの混
合物との混合物の様に一般的に効果的であり、さらに、
そのような混合物はブライトナー、光漂白剤およびこの
分野では良く知られている型の染料移動防止剤をさらに
含むことができる。上記の様に、好ましい酸素漂白剤
は、過酸化水素化物またはペルオキソハイドレートとよ
ばれることがあるペルオキソハイドレートを含む。これ
らの成分は、有機であるか、または、より一般的には、
過酸化水素を容易に放出し得る無機塩である。ペルオキ
ソハイドレートは、「過酸化水素供給源」成分の一般的
な例であり、過ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩、およ
び過ケイ酸塩を含む。好適なペルオキソハイドレートに
は、炭酸ナトリウム過酸化水素化物および同等の市販
「過炭酸塩」漂白剤、およびいわゆる過ホウ酸ナトリウ
ム水和物のすべてが含まれ、ピロリン酸ナトリウム過酸
化水素化物も使用できる。ペルオキソハイドレートとし
て、尿素過酸化水素化物も有用である。無機ペルオキソ
ハイドレート、有機ペルオキソハイドレートおよび親水
性および疎水性モノ−またはジ−過酸、ペルオキシカル
ボン酸、ペルオキシイミド酸、アミドペルオキシカルボ
ン酸を含む有機過酸、またはカルシウム、マグネシウ
ム、または混合陽イオン塩を含むそれらの塩、を含む。
【0052】漂白活性剤− ここで有用な漂白活性剤に
は、アミド、イミド、エステルおよび酸無水物が挙げら
れる。一般的に、少なくとも1個の置換された、または
置換されていないアシル部分が存在し、構造R−C
(O)−L中におけるような離脱基を有している。好ま
しい使用方法は、漂白活性剤を過酸化水素供給源、例え
ば過ホウ酸塩または過炭酸塩、と組み合わせる。1個以
上の過酸形成部分または離脱基が存在することができ
る。漂白活性剤の混合物も使用できる。漂白活性剤は、
組成物の20重量%まで、好ましくは0.1〜10重量
%の量で使用できるが、高濃縮漂白剤添加剤製品の形態
または自動配量装置で使用する形態には、40重量%以
上使用できる。
【0053】遷移金属漂白剤触媒− 所望により、漂白
化合物はマンガン化合物を使用して触媒作用させること
ができる。有用なコバルト漂白触媒は、公知のものを使
用すればよい。 過酸化水素の酵素系供給源− 上に例示した漂白活性剤
とは別に、他の好適な過酸化水素発生機構は、C1〜C
4アルカノールオキシダーゼおよびC1〜C4アルカノ
ールの組合せ、特にメタノールオキシダーゼ(MOX)
とエタノールの組合せである。漂白に関連する他の酵素
系物質、例えばペルオキシダーゼ、ハロペルオキシダー
ゼ、オキシダーゼ、超酸化物分子変位補酵素、カタラー
ゼおよびそれらの強化剤または、より一般的には、抑制
剤、を本組成物における所望により使用することができ
る。
【0054】酸素移動剤および前駆物質− 公知のすべ
ての有機漂白剤触媒、酸素移動剤またはそれらの前駆物
質もここで有用である。これらの物質は、それらの化合
物自体および/またはそれらの前駆物質、例えばジオキ
シランの製造に好適なすべてのケトン、および/または
ジオキシラン前駆物質またはジオキシランのすべての異
原子含有類似体を含む。そのような成分の好ましい例
は、特にモノペルオキシサルフェートと併用し、ジオキ
シランをその場で製造する親水性または疎水性ケトンを
含む。そのような酸素移動剤または前駆物質と併用する
のが好ましい酸素漂白剤には、過カルボン酸および塩、
過炭酸および塩、ペルオキシモノ硫酸および塩、および
それらの混合物が挙げられる。
【0055】重合体状汚れ遊離剤− 本発明の組成物
は、所望により1種以上の汚れ遊離剤を含んでなること
ができる。重合体状汚れ遊離剤は、疎水性繊維、例えば
ポリエステルやナイロン、の表面に親水性を付与するた
めの親水性部分、および疎水性繊維上に付着し、洗濯サ
イクルが完了するまでそこに付着しており、親水性部分
のためのアンカーとして機能する疎水性部分を有するこ
とを特徴とする。これによって、汚れ遊離剤で処理した
後に付いた汚れが、後の洗濯工程でより容易に洗浄され
る。使用する場合、汚れ遊離剤は、一般的に組成物の約
0.01〜約10重量%を占める。 粘土汚れ除去/再付着防止剤− 本発明の組成物は、所
望により、粘土汚れ除去および再付着防止特性を有する
水溶性エトキシル化アミンを含むことができる。これら
の化合物を含む顆粒状洗剤組成物は典型的には約0.0
1〜約10.0重量%の、液体洗剤組成物は典型的には
約0.01〜約5重量%の水溶性エトキシル化アミンを
含む。好ましい汚れ遊離および再付着防止剤はエトキシ
ル化テトラエチレンペンタアミンである。別の好ましい
粘土汚れ除去−再付着防止剤は、エトキシル化アミン重
合体、双性イオン系重合体、アミンオキシドが挙げられ
る。この分野で公知の他の粘土汚れ除去および/または
再付着防止剤も本発明の組成物に使用できる。別の種類
の好ましい再付着防止剤は、カルボキシメチルセルロー
ス(CMC)系成分を含む。
【0056】重合体状分散剤− 重合体状分散剤は本発
明の組成物に、特にゼオライトおよび/または層状ケイ
酸塩ビルダーの存在下で、約0.01〜約10重量%の
量で効果的に使用することができる。好適な重合体状分
散剤は重合体状ポリカルボキシレートおよびポリエチレ
ングリコールを含むが、この分野で公知の他の分散剤も
使用できる。重合体状分散剤は、他のビルダー(低分子
量ポリカルボキシレートを含む)と組み合わせて使用し
た場合に、結晶成長防止、粒子状汚れ放出、ペプチゼー
ション、および再付着防止により、全体的なビルダー性
能を強化すると考えられる。重合体状ポリカルボキシレ
ート成分は、好適な不飽和モノマーを、好ましくはそれ
らの酸形態で、重合または共重合させることにより製造
することができる。重合させて好適な重合体状ポリカル
ボキシレートを形成できる不飽和単量体状酸には、アク
リル酸、マレイン酸(または無水マレイン酸)、フマル
酸、イタコン酸、アコニット酸、メサコン酸、シトラコ
ン酸およびメチレンマロン酸がある。特に好適な重合体
状カルボキシレートはアクリル酸から誘導することがで
きる。ここで有用な、そのようなアクリル酸系重合体
は、重合したアクリル酸の水溶性塩である。そのような
酸形態にある重合体の重量平均分子量は、好ましくは約
1,000〜20,000、より好ましくは約2,00
0〜15,000、最も好ましくは約3,000〜1
0,000である。そのようなアクリル酸重合体の水溶
性塩は、例えばアルカリ金属、アンモニウムおよび置換
されたアンモニウムの塩を含むことができる。アクリル
酸/マレイン酸系共重合体も、分散/再付着防止剤の好
ましい成分として使用できる。そのような成分は、アク
リル酸およびマレイン酸の共重合体の水溶性塩を含む。
そのような酸形態にある共重合体の平均分子量は、好ま
しくは約2,000〜100,000、より好ましくは
約3,000〜80,000、最も好ましくは約4,0
00〜70,000である。そのような共重合体におけ
るアクリル酸塩対マレイン酸塩部分の比率は一般的に約
9:1〜約1:9、より好ましくは約8:2〜3:7で
ある。そのようなアクリル酸/マレイン酸共重合体の水
溶性塩には、例えばアルカリ金属、アンモニウムおよび
置換されたアンモニウムの塩が挙げられる。
【0057】アクリル酸および/またはマレイン酸とポ
リアルキレングリコールとの共重合体も、分散/再付着
防止剤の好ましい成分として使用できる。該共重合体
は、アクリル酸および/またはマレイン酸とポリアルキ
レングリコールとのグラフト重合体、アクリル酸および
/またはマレイン酸とアリルアルコールやイソプレノー
ルのアルキレンオキシド付加体との共重合体、アクリル
酸および/またはマレイン酸とポリアルキレングリコー
ルアクリレートやメタクリレートとの共重合体が好まし
く、アクリル酸および/またはマレイン酸とポリアルキ
レングリコールとのグラフト重合体、アクリル酸および
/またはマレイン酸とアリルアルコールやイソプレノー
ルのアルキレンオキシド付加体との共重合体がさらに好
ましい。
【0058】該共重合体の平均分子量は、好ましくは約
2,000〜100,000、より好ましくは約3,0
00〜80,000、最も好ましくは約4,000〜7
0,000である。配合できる別の重合体状成分はポリ
エチレングリコール(PEG)である。PEGは、分散
剤性能を示すと共に、粘土質汚れ除去−再付着防止剤と
しても作用する。これらの目的に代表的な分子量の範囲
は、約500〜約100,000、好ましくは約1,0
00〜約50,000、より好ましくは約1,500〜
約10,000である。ポリアスパラギン酸塩およびポ
リグルタミン酸塩分散剤も、特にゼオライトビルダーと
組み合わせて使用できる。ポリアスパラギン酸塩の様な
分散剤は好ましくは(重量平均)分子量が約10,00
0である。 ブライトナー− 本発明の洗剤組成物(布地洗浄または
処理用に設計されている場合)には、この分野で公知の
すべての光学ブライトナーまたは他の光沢付与または白
色化剤を、一般的に約0.01〜約1.2重量%の量で
配合することができる。
【0059】重合体状染料移動防止剤− 本発明の組成
物は、洗濯工程中にある布地から他の布地への染料移動
を防止するのに効果的な1種以上の物質を含むこともで
きる。一般的に、そのような染料移動防止剤には、ポリ
ビニルピロリドン重合体、ポリアミンN−オキシド重合
体、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールの
共重合体、マンガンフタロシアニン、ペルオキシダー
ゼ、およびそれらの混合物が挙げられる。使用する場
合、これらの薬剤は一般的に組成物の約0.01〜約1
0重量%、好ましくは約0.01〜約5重量%、より好
ましくは約0.05〜約2重量%を構成する。本発明用
に選択された光学ブライトナーは、重合体状染料移動防
止剤と組み合わせて使用した場合に、特に効果的な染料
移動防止性能を発揮する。そのような選択された重合体
状成分をそのような選択された光学ブライトナーと組み
合わせることにより、洗濯水溶液中で、これらの2種類
の洗剤組成物成分を単独で使用した場合よりも、著しく
優れた染料移動防止効果が得られる。 キレート化剤− 本発明の洗剤組成物は、所望により1
種以上のキレート化剤、特に他から入ってくる遷移金属
のためのキレート化剤を含む。洗浄水中に一般的に見ら
れる遷移金属は、水溶性、コロイド状または粒子状形態
にある鉄および/またはマンガンを包含し、酸化物また
は水酸化物として会合していることがある。好ましいキ
レート化剤は、そのような遷移金属を効果的に抑制し、
特にそのような遷移金属またはそれらの化合物が布地上
に付着するのを抑制する、および/または洗浄媒体中お
よび/または布地または硬質表面の界面における好まし
くないレドックス反応を抑制するキレート化剤である。
一般的なキレート化剤は、アミノカルボキシレート、ア
ミノホスホネート、多官能置換された芳香族キレート化
剤およびそれらの混合物からなる群から選択することが
できる。本発明の組成物は、キレート化剤として、また
は例えばゼオライト、層状ケイ酸塩、等の不溶性ビルダ
ーと効果的に併用できるコビルダーとして含むことがで
きる。使用する場合、キレート化剤は、一般的に本洗剤
組成物の約0.01〜約15重量%を占める。より好ま
しくは、使用する場合、キレート化剤は、そのような組
成物の約0.01〜約3.0重量%を占める。 発泡抑制剤− 本発明の組成物には、意図する用途、特
に洗濯機による洗浄が必要とする場合、泡の形成を少な
くするか、または抑制するための化合物を配合すること
ができる。他の組成物、例えば手作業洗浄用に設計され
た組成物、には高発泡性が望ましいこともあり、そのよ
うな成分は省くことができる。いわゆる「高濃度洗濯」
およびヨーロッパ型の前から装填する洗濯機(いわゆる
ドラム式洗濯機)には発泡抑制が特に重要である。
【0060】非常に様々な物質が発泡抑制剤として使用
されている。本発明の組成物は、一般的に0重量%〜約
10重量%の発泡抑制剤を含んでなる。 布地軟化剤− 所望により、様々な洗濯により付与する
(through-the-wash)布地軟化剤を約0.5〜約10重量
%の量で使用し、布地の洗浄と同時に布地の軟化特性を
与えることができる。クレー軟化剤は、アミンおよび陽
イオン系軟化剤と組み合わせて使用することができる。
さらに、本発明の洗濯方法では、生物分解性型を含む公
知の布地軟化剤を、前処理、主洗濯、洗濯後および乾燥
機に加える様式で使用することができる。 香料− 本組成物および方法に有用な香料および芳香成
分は、広範囲な天然および合成化学成分を含んでなり、
アルデヒド、ケトン、エステル、等が挙げられるが、こ
れらに限定するものではない。様々な天然抽出物および
精油も含まれるが、これらは複雑な成分の混合物、例え
ばオレンジ油、レモン油、バラ抽出物、ラベンダー、マ
スク、パチュリ、バルサム精油、ビャクダン油、松油、
ヒマラヤスギ、を含んでなることができる。完成した香
料は、典型的には本洗剤組成物の約0.01〜約2重量
%を構成し、個々の芳香成分は、完成した香料組成物の
約0.0001〜約90重量%を構成することができ
る。
【0061】他の成分− 本組成物には、他の活性成
分、キャリヤー、ヒドロトロピー剤、処理助剤、染料ま
たは顔料、液体処方物用の溶剤、バー組成物用の固体充
填材、等を含む、洗剤組成物に有用な他の非常に様々な
成分を含むことができる。高発泡性が望ましい場合、発
泡促進剤、例えばC10〜C16アルカノールアミド、
を組成物中に、典型的には1重量%〜10重量%の量で
配合することができる。C10〜C14モノエタノール
およびジエタノールアミドはそのような発泡促進剤の代
表例である。そのような発泡促進剤を、高発泡性の補助
界面活性剤、例えば上記のアミンオキシド、ベタインお
よびスルタイン、と併用するのも有利である。所望によ
り、水溶性マグネシウム塩および/またはカルシウム塩
を典型的には0.1重量%〜2重量%の量で加え、さら
に発泡させることができる。本組成物に使用する様々な
洗剤成分は、所望により、該成分を多孔質疎水性基材の
上に吸収させ、次いで該基材に疎水性被覆を施すことに
より、さらに安定化させることができる。好ましくは、
洗剤成分を界面活性剤と混合してから多孔質基材中に吸
収させる。使用中に洗剤成分が基材から水性洗濯液の中
に放出され、その意図する洗剤機能を果たす。液体洗剤
組成物は、水および他の溶剤を希釈剤として含むことが
できる。メタノール、エタノール、プロパノール、およ
びイソプロピルアルコールなどに代表される低分子量の
第1級または第2級アルコールが好適である。界面活性
剤を安定化させるには1価アルコールが好ましいが、炭
素数が2〜約6であり、水酸基の数が2〜約6であるポ
リオール(例えば1,3−プロパンジオール、エチレン
グリコール、グリセリン、およびプロピレングリコー
ル)も使用できる。組成物は、5重量%〜90重量%、
好ましくは10重量%〜50重量%の希釈剤を含むこと
ができる。
【0062】本洗剤組成物は、水を使用して洗濯する際
に洗濯水のpHが約6.5〜約11、好ましくは約7.
5〜10.5、より好ましくは約7.0〜約9.5にな
る様に処方するのが好ましい。洗濯製品は典型的にはp
H9〜11である。pHを推奨する使用水準に調整する
技術は、緩衝液、アルカリ、酸、等の使用を含む。組成
物の形態− 本発明の組成物は、顆粒、ゲル(ジェ
ル)、錠剤、バーおよび液体形態を含む様々な物理的形
態を取ることができる。これらの組成物は、汚れた布地
を装填した洗濯機のドラム中に入れた配量装置を使用し
て洗濯機に加える様に設計された、いわゆる濃縮顆粒状
洗剤組成物を含む。本発明のある種の好ましい顆粒状洗
剤組成物は、現在市場で一般的な高密度型である。 界面活性剤の凝集粒子− 界面活性剤を日用製品中に配
合する好ましい方法の一つは、界面活性剤の凝集粒子を
製造することであり、これらの粒子は、フレーク、プリ
ル、マルメス(marumes)、ヌードル、リボンの形態を取
ることができるが、好ましくは顆粒の形態を取る。粒子
を加工する好ましい方法では、粉末(例えばアルミノケ
イ酸塩、炭酸塩)を高活性界面活性剤ペーストで凝集さ
せ、得られた凝集物の粒子径を特定の限度内に調整す
る。
【0063】下記の実施例では、量はすべて組成物の重
量%として表示する。下記の例は本発明を例示するが、
その範囲を制限または限定するものではない。他に指示
がない限り、ここに使用する部数、百分率および比率は
すべて重量%で表示する。
【0064】
【実施例】本発明にかかる(メタ)アクリル酸系重合体
の重量平均分子量、耐ゲル能、および末端スルホン酸基
は、以下に示す方法により測定または定量した。 (1)重量平均分子量および数平均分子量の測定 (メタ)アクリル酸系重合体の重量平均分子量(以下、
Mwと略す)は、GPC(ゲルパーミエーションクロマ
トグラフィー)により測定した。このときのGPCのカ
ラムとしては、昭和電工製:商品名GF−7MHQを用
いた。移動相としては、リン酸水素二ナトリウム12水
和物34.5gとリン酸二水素ナトリウム2水和物4
6.2gとにイオン交換水(以下、純水とする)を加え
て全量を5,000gとしたものを、さらに0.45μ
mのメンブランフィルターで濾過した水溶液を用いた。
なお、ここで用いた試薬は何れも特級である。また、以
下のゲル化度の測定や各実施例に用いる試薬も全て特級
のものを用いている。検出器としては、ウォーターズ
製:モデル481型(検出波長UV:214nm)を用
いた。ポンプとしては、日立製作所製:商品名L−71
10を用いた。移動相の流量は0.5ml/分とし、温
度は35℃とした。検量線は、創和科学製のポリアクリ
ル酸ナトリウム標準サンプルを用いて作成した。
【0065】(2)ゲル化度の測定 ゲル化度の測定においては、まず、ホウ酸緩衝溶液、塩
化カルシウム水溶液、および1%重合体溶液を調製し
た。ホウ酸緩衝溶液は、ホウ酸7.42g、塩化ナトリ
ウム1.75g、およびホウ酸ナトリウム10水和物
7.63gに純水を加えて全量を1,000gとしたも
のである。塩化カルシウム水溶液は、塩化カルシウム2
水和物0.735gに純水を加えて全量を2,500g
としたものである。1%重合体水溶液は、本発明にかか
る重合体を純水で希釈して1%としたものを用いた。
【0066】次に、上記各溶液を所定の順序および所定
の量で500mlのトールビーカーに仕込んだ。この所
定の順序および所定の量を示すと、第一番目として純水
250mlを仕込み、第二番目としてホウ酸緩衝溶液1
0mlを仕込み、第三番目として1%重合体水溶液5m
lを仕込み、最後に塩化カルシウム水溶液250mlを
仕込んだ。
【0067】この順序で仕込まれた各溶液を混合するこ
とにより本発明にかかる重合体をゲル化させて試験液と
した。試験液を仕込んだトールビーカーに蓋をして、あ
らかじめ90℃に調整しておいた恒温槽に該トールビー
カーを1時間静置した。1時間経過後、直ちに試験液を
5cmの石英セルに入れ、UV波長380nmにおける
吸光度aを測定した。
【0068】一方、上記試験液として仕込まれる四つの
成分のうち、塩化カルシウム水溶液250mlを純水2
50mlに代えてブランク溶液とした。このブランク溶
液に対して、上記試験液と同様の操作を行い、UV波長
380nmでブランク溶液の吸光度(ブランク値)bを
測定した。そして、上記吸光度aおよびブランク値bか
ら、ゲル化度を次式のようにして算出した。 ゲル化度=a−b このゲル化度を用いて、次式に基づき耐ゲル能Q値を算
出した。 Q=ゲル化度×105/Mw
【0069】(3)ポリマー中に含まれるS量および前
S量の測定 (メタ)アクリル酸系重合体の処理前後のS量を誘導結合
プラズマ(Inductively Coupled Plasma,ICP)発光
分光分析法によって定量した。ここで、透析前の(メタ)
アクリル酸系重合体のS量を「前S量」とし、透析後の
(メタ)アクリル酸系重合体のS量を「ポリマーに含まれ
るS量」とした。以下にここでの透析法につき説明す
る。 ≪透析法≫ (メタ)アクリル酸系重合体(水溶液でもよい)につ
き、適量の水を加えて、固形武濃度30重量%の(メタ)
アクリル酸系重合体水溶液を調整し、これを透析膜40
cm(長さ)中に20g入れ密閉した。透析膜にはSp
ectra/Por Membrane MWCO:1
000 分画分子量1000(SPECTRUM LA
BORATORIES INC製)を用いた(なお、本
発明では、当該透析膜と同程度の分画分子量を有するも
のであればよい。)。 これを2リットルビーカーに入った2,000gの水
に浸し、スターラーで攪拌した。 6時間後、ビーカーから透析膜を取り出し、透析膜の
外側を水でよく洗い流した後、透析膜の中身を取り出し
た。 これをエバポレーターで濃縮したものを透析処理後の
(メタ)アクリル酸系重合体サンプルとした。なお、透析
前の(メタ)アクリル酸系重合体サンプルには、上記の
重合により得られた(メタ)アクリル酸系重合体を上記
と同様にしてエバポレーターで濃縮したものを用いた。
【0070】 (4)末端スルホン酸の定量およびR値の測定方法 機種:Varian社製 gemini2000(200MHz) 共鳴周波数:199.93MHz プローブ:5mmスウィッチャブルプローブ 観測核:水素核 測定条件:90度パルス 100μ秒(45度パルスを照射) 待ち時間 1.254秒 積算回数 16回 温度 室温 サンプル調整法:減圧乾燥により溶媒分を除去した(メ
タ)アクリル酸系重合体0.1gにDOを加えて1.
0gとし、完全に溶解させたものをサンプルとした。
【0071】末端スルホン酸基の定量は、まず、水溶液
の状態で得られる本発明にかかる(メタ)アクリル酸系
重合体を1H−NMR(DO溶媒)で測定した。その
結果、過硫酸塩(NaPS)単独で重合反応を行った場
合には見られない、スルホン酸基由来のメチレン水素の
ピーク(2.4ppm付近)およびスルホン酸基由来の
メチン水素のピーク(3.0ppm付近)が検出され
た。
【0072】そこで、これらピークとポリアクリル酸ナ
トリウムの主鎖中のメチレン水素およびメチン水素(約
1〜2.2ppm付近)のピークの合計との積分比を算
出し、(メタ)アクリル酸系重合体の末端スルホン酸基
の定量を行った。 (5)鉄イオン濃度の測定 (メタ)アクリル酸系重合体の鉄イオン濃度をICP発光
分光分析法によって定量した。下記の例では、組成物に
使用する各種成分の略号は、下記の意味を有する。 MLAS 中鎖分岐ナトリウムアルキルベンゼンスルホ
ネート LAS ナトリウム直線状アルキルベンゼンスルホネー
ト MBAS 中鎖分岐第1級アルキルサルフェート、 MEA モノエタノールアミン PG プロピレングリコール EtOH エタノール 炭酸塩 無水炭酸ナトリウム、粒子径200μm〜90
0μm クエン酸塩 クエン酸三ナトリウム二水和物、86.4
%活性、粒子径分布425μm〜850μm PSA 末端にスルホン酸が導入されていないポリアク
リル酸ナトリウム(重量平均分子量=4500) Q値3.92、S値0、R値0.0、鉄イオン濃度0.
40ppm PEG ポリエチレングリコール(重量平均分子量=4
600) ゼオライトA 式Na12(AlO SiO12
・27H Oの水和アルミノケイ酸ナトリウム 硫酸塩 無水硫酸ナトリウム PB1 過ホウ酸ナトリウム一水和物 NOBS ノナノイルオキシベンゼンスルホネート、ナ
トリウム塩 BPP ブトキシプロポキシプロパノール SFT ソフタノール70H。日本触媒製。ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル SMA ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド 具体的記載が無い場合は、成分は無水である。
【0073】<ポリマーの合成> 合成例1 耐ゲル能Qが2.0未満である末端にスルホン酸基が導
入された(メタ)アクリル酸系重合体を含んでなる(メ
タ)アクリル酸系重合体 還流冷却器、撹拌機を備えた容量5リットルのSUS製
セパラブルフラスコに、純水300gを仕込み(初期仕
込み)、撹拌下、沸点まで昇温した。次いで撹拌下、沸
点還流状態の重合反応系中に80%アクリル酸水溶液
(以下、80%AAと略す)720g(すなわち8mo
l%)、15%過硫酸ナトリウム水溶液(以下、15%
NaPSと略す)106.7g(対単量体投入量に換算
すると2g/mol)、35%重亜硫酸ナトリウム水溶
液(以下、35%SBSと略す)182.9g(対単量
体投入量に換算すると8g/mol)、および純水12
6.5gをそれぞれ別個の滴下ノズルより120分間に
渡って滴下した。
【0074】滴下終了後、さらに30分間に渡って反応
溶液を沸点還流状態に保持(熟成)して重合を完結せし
めた。重合の完結後、反応溶液を放冷し、48%水酸化
ナトリウム水溶液(以下、48%NaOHと略す)60
0g(すなわち7.2mol)を撹拌下、反応溶液に徐
々に滴下して中和した。このようにして固形分濃度40
%、最終中和度90%のポリアクリル酸ナトリウム
(1)(以下、重合体(1)とする)の水溶液を得た。
【0075】得られた重合体(1)の重量平均分子量M
wは8,700であり、耐ゲル能Q値は1.09であ
り、および末端スルホン酸基の量(実測値)は、SBS
/AA=1/13.8(mol)[仕込み比1/13(m
ol)]であった。
【0076】合成例2 硫黄元素導入量S値が35以上である(メタ)アクリル
酸系重合体 R値が1〜15である(メタ)アクリル酸系重合体 還流冷却器、攪拌機を備えた容量2.5リットルのSU
S製セパラブルフラスコに、純水156.5gを仕込み
(初期仕込み)、攪拌下、90℃まで昇温した。次いで
攪拌下、約90℃一定状態の重合反応系中80%AA4
27.5g(すなわち4.75mol)、37%アクリ
ル酸ナトリウム水溶液(以下、37%SAと略す)6
3.5g(すなわち0.25mol)、15%NaPS
66.7g(対単量体投入量に換算すると2.0g/m
ol)、35%SBS71.4g(対単量体投入量に換
算すると5.0g/mol)をそれぞれ別個の滴下ノズ
ルより滴下した。それぞれの滴下時間は、80%AA,
37%SA,35%SBSを300分間、15%NaP
Sを310分間とした。
【0077】滴下終了後、さらに30分間に渡って反応
溶液を90℃に保持して重合を完結せしめた。重合の完
結後、反応溶液を放冷し、48%NaOH366.7g
(すなわち4.40mol)を攪拌下、反応溶液に徐々
に滴下して中和した。このようにして、固形分濃度45
%、最終中和度93%のポリアクリル酸ナトリウム
(2)(以下、重合体(2)とする)の水溶液を得た。
【0078】得られた重合体(2)の重量平均分子量は
5,800であり、数平均分子量は2,400であり、
S値は49であり、R値は5.0であり、Q値は2.0
2であり、および鉄イオン濃度は、1.40ppmであ
った。 性能評価 洗剤配合とポリマーの配合量は下記の通りである。
【0079】
【表1】
【0080】
【表2】
【0081】洗剤配合のクレー分散性 <評価方法> 1)洗剤配合のクレー分散性(炭酸カルシウム50pp
m)ク゛リシン 67.56g、塩化ナトリウム52.6g、NaOH2.4gに純水を
加え、600g(ハ゛ッファー)とする。ハ゛ッファー 60gに塩化カル
シウム二水和物 0.0817gを加え、更に純水を加え、1000
gとする(ハ゛ッファー)。洗剤配合物の1重量%水溶液4g
に、ハ゛ッファーを36g加え、攪拌し分散液とする。試験管
(マルエム社製 。直径18mmラ高さ180mm)にクレー(社
団法人 日本粉体工業技術協会製 試験用タ゛スト11種)0.3g
を入れた後、分散液を30g加え、密封する。試験管を振
り、クレーを均一に分散させる。その後、試験管を直射
日光の当たらないところに20時間静置する。20時間後、
分散液の上澄みを5cc取り、UV分光器(島津製作所 UV-12
00。 1cmセル,波長380nm)で吸光度を測定する。 2)洗剤配合のクレー分散性(炭酸カルシウム200p
pm)ク゛リシン 67.56g、塩化ナトリウム52.6g、NaOH2.4gに純水を
加え、600g(ハ゛ッファー)とする。ハ゛ッファー 60gに塩化カル
シウム二水和物 0.3268gを加え、更に純水を加え、1,00
0gとする(ハ゛ッファー)。洗剤配合物の1重量%水溶液4g
に、ハ゛ッファーを36g加え、攪拌し分散液とする。試験管
(マルエム社製 。直径18mmラ高さ180mm)にクレー(社
団法人 日本粉体工業技術協会製 試験用タ゛スト11種)0.3g
を入れた後、分散液を30g加え、密封する。試験管を振
り、クレーを均一に分散させる。その後、試験管を暗所
に20時間静置する。20時間後、分散液の上澄みを5cc取
り、UV分光器(島津製作所 UV-1200。 1cmセル,波長380
nm)で吸光度を測定する。下記の中鎖分岐の界面活性剤
組成物に重合体を配合した洗剤配合のクレーに対する分
散力を測定した。洗剤配合とポリマーの配合量は下記の
通りである。
【0082】
【表3】
【0083】
【表4】
【0084】
【発明の効果】本発明は、特定のポリマーとアルキル基
中間鎖分岐界面活性剤を配合した洗剤組成物に関する。
これらの洗剤組成物は、泥やカーボンブラックなどの汚
れに対する洗浄性が高く、カルシウムイオン等に対する
耐ゲル性が向上し、低温や硬度の高い条件での洗浄性が
向上する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H003 AB14 AB19 AB27 AC08 AC09 AC15 AE05 BA27 DA01 DB01 EA12 EA16 EA28 EB04 EB08 EB14 EB22 EB30 EB36 ED29 EE05 FA04 FA37 FA43

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 末端にスルホン酸基が導入された(メ
    タ)アクリル酸系重合体を少なくとも0.1重量%と下
    記式のアルキル長鎖中間鎖分岐界面活性剤化合物を少な
    くとも0.5重量%を含有する洗剤組成物。 R‐X‐Y 〔上記式中: (a)Rは(1)8〜21炭素原子の範
    囲にある、‐X‐Y部分に結合された最長アルキル鎖。
    (2)この最長炭素直鎖から分岐する1以上のC1‐C3
    アルキル部分を有して。(3)少なくとも1つの分岐ア
    ルキル部分が、2位炭素(-X‐Y部分に結合された炭
    素#1から数える)からω‐2炭素(末端炭素−2炭
    素)までの範囲内の位置で、最長炭素直鎖の炭素に直接
    結合されている。および(4)界面活性剤組成物は、上
    記式中のR‐X部分に、14より大きくて18までの範
    囲内で炭素原子の平均総数を有する:その部分の全炭素
    として疎水性C9‐C22の中間鎖分岐アルキル部分であ
    る。 (b)Yはサルフェート、スルホネート、アミンオキシ
    ド、ポリオキシアルキレンから選択される親水性部分で
    ある。および (c)Xは‐CH2‐および‐C(O)
    ‐から選択される。〕
  2. 【請求項2】 末端にスルホン酸基が導入された(メ
    タ)アクリル酸系重合体が、50〜100mol%の
    (メタ)アクリル酸、および0〜50mol%の、(メ
    タ)アクリル酸に共重合可能な水溶性モノエチレン性不
    飽和単量体との重合体であって、末端にスルホン酸基を
    有するとともに、次式、Q=ゲル化度×105/重量平
    均分子量で定義される耐ゲル能Qが2.0未満である末
    端にスルホン酸基が導入された(メタ)アクリル酸系重
    合体であることを特徴とする請求項1に記載の洗剤組成
    物。
  3. 【請求項3】 末端にスルホン酸基が導入された(メ
    タ)アクリル酸系重合体が、S=(ポリマーに含まれる
    S量)/(全S量)×100で定義される硫黄元素導入
    量S値が35以上である(メタ)アクリル酸系重合体で
    あることを特徴とする請求項1に記載の洗剤組成物。
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JP2009506184A (ja) * 2005-08-31 2009-02-12 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 親水性改質化ポリカルボキシレートを含有する機械式食器洗浄のための洗剤調製物

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