JP2003312932A - 写真感光材料の先端処理装置 - Google Patents
写真感光材料の先端処理装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ペーパーの先端処理に関連して、オペレータ
が予期しないようなプリント処理の停止を未然に防ぐこ
とができるペーパーの先端処理装置を提供すること。 【解決手段】 ペーパーがロール状に収容されたマガジ
ン6から、ペーパーを順次引き出して写真プリント作成
処理を行うに先立ち、ペーパーの先端部分をカットして
除去する先端処理装置であって、写真プリント作成処理
の開始時において、マガジン6の引出し口からペーパー
が引き出された状態になっているか否かを検出するため
のセンサー7と、このセンサー7により、ペーパーが引
き出されていないと検出された場合に、常に先端部分を
カットして除去し、ペーパーを引き出していく第1モー
ドと、常に先端部分をカットしないで、そのままペーパ
ーを引き出していく第2モードとのいずれかのモードを
選択可能なモード選択手段とを備えた。
が予期しないようなプリント処理の停止を未然に防ぐこ
とができるペーパーの先端処理装置を提供すること。 【解決手段】 ペーパーがロール状に収容されたマガジ
ン6から、ペーパーを順次引き出して写真プリント作成
処理を行うに先立ち、ペーパーの先端部分をカットして
除去する先端処理装置であって、写真プリント作成処理
の開始時において、マガジン6の引出し口からペーパー
が引き出された状態になっているか否かを検出するため
のセンサー7と、このセンサー7により、ペーパーが引
き出されていないと検出された場合に、常に先端部分を
カットして除去し、ペーパーを引き出していく第1モー
ドと、常に先端部分をカットしないで、そのままペーパ
ーを引き出していく第2モードとのいずれかのモードを
選択可能なモード選択手段とを備えた。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真感光材料がロ
ール状に収容されたマガジンから、写真感光材料を順次
引き出して写真プリント作成処理を行うに先立ち、写真
感光材料の先端部分をカットして除去する先端処理装置
に関する。 【0002】 【従来の技術】かかる写真感光材料の先端処理装置は、
写真プリントを作成するプリンタプロセッサーに用いら
れている。このプリンタプロセッサーは、例えば、現像
済みの写真フィルムからスキャナーにより読み取られた
画像データを用いて、ペーパー等の写真感光材料に画像
を焼付露光し、写真プリントを作成するものである。写
真感光材料は、写真感光材料収容マガジンにロール状に
収容されており、プリンタプロセッサーに対して着脱自
在に構成されている。これは、幅寸法等の種類が異なる
写真感光材料を使用するときは、マガジンを付け替える
ことができるようにするためである。従って、写真店で
は、使用する写真感光材料の種類に応じて、複数のマガ
ジンを用意している。 【0003】そして、プリンタプロセッサーに電源を投
入した後や、マガジンを付替えた後にプリント処理を開
始する場合(例えば、プリント開始キーを押す。)に
は、写真感光材料の先端部分にかぶりが生じている可能
性もあることから、まず、センサーにより、マガジンか
ら写真感光材料が引き出されているか否かを検出してい
る。マガジンから飛び出している部分は、明らかに感光
しており、写真プリント作成処理には使用できない。こ
の場合は、写真感光材料を所定量だけ送り出し、その先
端部分をカットし除去するようにしている。 【0004】一方、センサーにより、マガジンから写真
感光材料が引き出されていないと検出された場合である
が、この場合は、「先端処理を行うか否か」のお知らせ
を表示していた。これは、たとえマガジン内部に写真感
光材料が完全に収容されていた場合であったとしても、
そのマガジンが長期間にわたり使用されずに放置されて
いた場合は、先端部分にかぶりが生じている可能性があ
るからである。したがって、かかる場合を想定して、
「先端処理を行うか否か」のお知らせを表示させ、オペ
レータの判断に任せている。オペレータは、自分の判断
により、「先端処理を行う」か「行わない」かのいずれ
かの入力を行っている。いずれかの入力を行うことで、
上記のお知らせ表示状態を解除し、プリント処理を開始
することができる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
お知らせ表示状態を解除するまでは、プリント処理を開
始できないため、次のような問題点があった。すなわ
ち、 注文が多く、忙しい写真店では、オペレータがプ
リント開始キーを押した後、プリンタプロセッサーのそ
ばからオペレータが離れて別の作業を行うことがある。
その場合に、上記のお知らせが表示されたままになり、
オペレータがプリンタプロセッサーに戻ってきてお知ら
せを解除するまでは、プリント処理が停止してしまうこ
とになる。その結果、写真プリント作成処理の効率が低
下するという問題があった。 【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、その課題は、写真感光材料の先端処理に関連し
て、オペレータが予期しないようなプリント処理の停止
を未然に防ぐことができる写真感光材料の先端処理装置
を提供することである。 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係る写真感光材料の先端処理装置は、写真感光
材料がロール状に収容されたマガジンから、写真感光材
料を順次引き出して写真プリント作成処理を行うに先立
ち、写真感光材料の先端部分をカットして除去する先端
処理装置であって、写真プリント作成処理の開始時にお
いて、前記マガジンの引出し口から写真感光材料が引き
出された状態になっているか否かを検出するためのセン
サーと、このセンサーにより、写真感光材料が引き出さ
れていないと検出された場合に、常に前記先端部分をカ
ットして除去し、写真感光材料を引き出していく第1モ
ードと、常に前記先端部分をカットしないで、そのまま
写真感光材料を引き出していく第2モードとのいずれか
のモードを選択可能なモード選択手段とを備えたことを
特徴とするものである。 【0007】この構成による写真感光材料の先端処理装
置の作用・効果は以下の通りである。まず、センサーを
備えており、マガジンの引出し口から写真感光材料が引
き出されているか否かを検出する。センサーにより、写
真感光材料が引き出されていると検出された場合は、先
端部分にかぶりが生じているので、先端部分をカットし
て除去する処理を行う。そして、センサーにより、写真
感光材料が引き出されていないと検出された場合は、次
に説明する第1モードか第2モードを選択することがで
きる。 【0008】第1モードでは、必ず、先端部分をカット
して除去し、その写真感光材料を引き出していく。第2
モードでは、必ず、先端部分をカットせず、そのまま写
真感光材料を引き出していく。いずれのモードにおいて
も、先端部分をカットするかカットしないかに予め決め
られているので、お知らせを表示することなく、直ち
に、プリント処理へと移行することができる。よって、
プリント開始キーを押した後は、第1モード、第2モー
ドのいずれの場合も、オペレータの判断を待つことな
く、プリント処理へと移行することができる。その結
果、写真感光材料の先端処理に関連して、オペレータが
予期しないようなプリント処理の停止を未然に防ぐこと
ができる写真感光材料の先端処理装置を提供することが
できる。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明に係る写真感光材料の先端
処理装置が設けられたプリンタプロセッサーの好適な実
施形態を図面を用いて説明する。図1は、プリンタプロ
セッサー1の構成を示す断面図である。 【0010】<プリンタプロセッサーの構成>図1にお
いて、プリンタプロセッサー1は、プリンター部2とプ
ロセッサ部3を備えている。また、装置本体の外部に、
モニター4とスキャナー装置5とを備えている。プリン
ター部2は、写真感光材料であるペーパーに画像を焼付
露光する機能を有する。プロセッサ部3は、画像が焼付
露光されたペーパーの現像処理を行う機能を有する。 【0011】プリンタプロセッサー1の内部には、2機
のペーパーマガジン6,6が着脱自在に取り付けられて
いる。ペーパーマガジン6には、長尺状のペーパーがロ
ール状(ロールを破線で示す。)に収容されている。2
機のペーパーマガジン6のうち、いずれか一方のペーパ
ーマガジン6からペーパーが引き出される。各ペーパー
マガジン6のペーパー引出し口の近傍にはセンサー7が
設けられている。このセンサー7は、引出し口からペー
パーが引き出された状態にあるか否かを検出するもので
ある。センサー7は、例えば、光センサーであり、ペー
パーの搬送経路を挟むように発光部と受光部とが設けら
れる。もちろん、その他の構造によるセンサーを用いて
も良い。 【0012】ペーパーの搬送経路に沿って、上流側から
順に、アドバンスローラ8、カッター9、露光エンジン
10、搬送ローラ群11が設けられている。ペーパーマ
ガジン6から引き出されたペーパーは、アドバンスロー
ラ8により、露光エンジン10の方向へ向けて送られて
いく。カッター9は、長尺状のペーパーをプリントサイ
ズにカットする。このプリントサイズにカットされたペ
ーパーを露光エンジン10に向けて搬送させる搬送ユニ
ット12も設けられている。 【0013】露光エンジン10は、画像データに基づい
て、ペーパーに画像を焼付露光する装置である。具体的
に述べると、ペーパーを搬送経路(副走査方向)に沿っ
て一定速度で搬送させながら、画像データに対応した露
光光を主走査方向に沿って走査することで、ペーパーの
乳剤面に画像を焼付露光するものである。搬送ローラ群
11は、焼付露光されたペーパーをプロセッサ部3へと
送り込む。 【0014】プロセッサ部3には、ペーパーの現像処理
を行う現像処理部13と、現像処理部13を通過したペ
ーパーを乾燥させる乾燥処理部14とを備えている。乾
燥処理部14を通過したペーパーは、装置の上部に設け
られたペーパー排出部15から仕上がり写真プリントと
して排出される。 【0015】<先端処理装置の機能ブロック図>次に、
上記のプリンタプロセッサー1において、ペーパーの先
端処理装置として機能する部分を図2の機能ブロック図
により説明する。図2において、制御部20は、センサ
ー7からの入力信号、モード設定部21にて設定されて
いるモード情報に基づいて、カッター9及びアドバンス
ローラ8を含む搬送機構22を制御する。センサー7
は、装着されているペーパーマガジン6のペーパー引出
し口からペーパーが引き出された状態にあるか否かを検
出する。これは、ペーパーの先端部分にかぶりが生じて
いるか否かを判定するためのものであり、かぶりが生じ
ている部分については、写真プリントとしては使用でき
ないので、その先端部分をカッター9によりカットして
除去する。 【0016】かかる先端処理は、おおむね次のような場
合に必要である。 (1)プリンタプロセッサー1から外していたペーパー
マガジン6をプリンタプロセッサー1に装着した後、そ
のペーパーを初めて使用する場合。例えば、ペーパーを
新たに詰め替えた場合や、別の種類のペーパーマガジン
を使用するため、プリンタプロセッサーから外していた
場合である。例えば、長期間、使用せずに放置していた
場合、その内部に収容されているペーパーにかぶりが生
じる可能性がある。また、ペーパーの先端部分が引出し
口から引き出された状態で、ペーパーマガジンをプリン
タプロセッサーに装着した場合も、その先端部分にはか
ぶりが生じている。 【0017】(2)プリンタプロセッサーに電源を投入
した後に使用する場合。これは、電源をOFFしている
間に、ペーパーマガジンを交換している可能性があるか
らである。 【0018】次に、 モード設定部21にて設定・記憶
されるモードの内容を説明する。モードには、以下の3
つのモードがある。なお、いずれのモードにおいても、
センサー7によりペーパーが引き出されていると検出さ
れた場合は、先端処理が自動的に行われるので、以下に
説明する内容は、センサー7によりペーパーが引き出さ
れていないと検出された場合の動作である。 【0019】第1モードは、常に先端部分をカットして
除去するモードである。すなわち、実際にかぶりが生じ
ているか否かに関わらず、先端処理を行い、引き続き、
直ちにプリント処理に移行する。 【0020】第2モードは、常に先端部分をカットしな
いモードである。すなわち、 実際にかぶりを生じてい
るか否かに関わらず、先端処理を行わず、引き続き、直
ちにプリント処理に移行する。第1・第2モードのいず
れの場合であっても、プリント開始キーを押すと、その
後のオペレータの判断を必要とせず、直ちにプリント処
理に移行することができる。 【0021】第3モードは、先端部分をカットするか否
かのお知らせを行うモードである。これは、先端処理を
オペレータの判断にゆだねるモードである。このお知ら
せが出ると、オペレータは、先端処理を行うか行わない
かの入力を行う。この入力を行うことで上記のお知らせ
表示状態が解除され、プリント処理に移行することがで
きる。なお、第1・第2モードの場合は、お知らせを行
うことがないので、直ちにプリント処理へと移行する。 【0022】なお、上記のモードの選択は、予めオペレ
ータが選択しておき、その情報はモード設定部21に記
憶される。モードの選択は、モニター7の画面にモード
選択用の画面を表示させ、画面上でキーボードによるキ
ー入力やマウスによる選択により、いずれか1つのモー
ドを選択することができる。すなわち、 モード設定部
21とキーボード等の入力手段は、モード選択手段とし
て機能する。 【0023】<プリント処理開始時の手順>次に、図3
のフローチャートにより、プリント処理を開始するとき
の手順を説明する。 【0024】まず、センサー7によりペーパーが検出さ
れたか否かを判断する(#1)。ペーパーが検出された
場合は、ステップ#3に移行し、先端処理を行い、その
後直ちにプリント処理を行う(#8)。ペーパーが検出
されなかった場合は、モードの設定状況を検出する(#
2)。第1モードに設定されていた場合は、先端処理を
行った後(#4)、直ちにプリント処理へと移行する
(#8)。 【0025】第2モードに設定されていた場合は、先端
処理を行わないで、 直ちにプリント処理へと移行する
(#8)。第3モードに設定されていた場合は、一旦、
お知らせ表示を行う(#5)。そして、オペレータから
の入力を待つ(#6)。オペレータにより、先端処理を
行うという指示入力がされた場合は、先端処理を行った
後(#7)、プリント処理へと移行する(#8)。ま
た、オペレータから先端処理を行わない旨の指示入力が
された場合は、先端処理を行わないで、直ちにプリント
処理へと移行する(#8)。 【0026】<別実施形態>本発明に係る先端処理装置
を応用できるプリンタプロセッサーは、本実施形態のも
のに限定されるものではない。例えば、装着され得るペ
ーパーマガジンは2機でなくてもよく、1機又は3機以
上でも良い。また、ペーパーマガジンの装着される箇所
も、例えば、本体上部等、適宜変更可能である。
ール状に収容されたマガジンから、写真感光材料を順次
引き出して写真プリント作成処理を行うに先立ち、写真
感光材料の先端部分をカットして除去する先端処理装置
に関する。 【0002】 【従来の技術】かかる写真感光材料の先端処理装置は、
写真プリントを作成するプリンタプロセッサーに用いら
れている。このプリンタプロセッサーは、例えば、現像
済みの写真フィルムからスキャナーにより読み取られた
画像データを用いて、ペーパー等の写真感光材料に画像
を焼付露光し、写真プリントを作成するものである。写
真感光材料は、写真感光材料収容マガジンにロール状に
収容されており、プリンタプロセッサーに対して着脱自
在に構成されている。これは、幅寸法等の種類が異なる
写真感光材料を使用するときは、マガジンを付け替える
ことができるようにするためである。従って、写真店で
は、使用する写真感光材料の種類に応じて、複数のマガ
ジンを用意している。 【0003】そして、プリンタプロセッサーに電源を投
入した後や、マガジンを付替えた後にプリント処理を開
始する場合(例えば、プリント開始キーを押す。)に
は、写真感光材料の先端部分にかぶりが生じている可能
性もあることから、まず、センサーにより、マガジンか
ら写真感光材料が引き出されているか否かを検出してい
る。マガジンから飛び出している部分は、明らかに感光
しており、写真プリント作成処理には使用できない。こ
の場合は、写真感光材料を所定量だけ送り出し、その先
端部分をカットし除去するようにしている。 【0004】一方、センサーにより、マガジンから写真
感光材料が引き出されていないと検出された場合である
が、この場合は、「先端処理を行うか否か」のお知らせ
を表示していた。これは、たとえマガジン内部に写真感
光材料が完全に収容されていた場合であったとしても、
そのマガジンが長期間にわたり使用されずに放置されて
いた場合は、先端部分にかぶりが生じている可能性があ
るからである。したがって、かかる場合を想定して、
「先端処理を行うか否か」のお知らせを表示させ、オペ
レータの判断に任せている。オペレータは、自分の判断
により、「先端処理を行う」か「行わない」かのいずれ
かの入力を行っている。いずれかの入力を行うことで、
上記のお知らせ表示状態を解除し、プリント処理を開始
することができる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
お知らせ表示状態を解除するまでは、プリント処理を開
始できないため、次のような問題点があった。すなわ
ち、 注文が多く、忙しい写真店では、オペレータがプ
リント開始キーを押した後、プリンタプロセッサーのそ
ばからオペレータが離れて別の作業を行うことがある。
その場合に、上記のお知らせが表示されたままになり、
オペレータがプリンタプロセッサーに戻ってきてお知ら
せを解除するまでは、プリント処理が停止してしまうこ
とになる。その結果、写真プリント作成処理の効率が低
下するという問題があった。 【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、その課題は、写真感光材料の先端処理に関連し
て、オペレータが予期しないようなプリント処理の停止
を未然に防ぐことができる写真感光材料の先端処理装置
を提供することである。 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係る写真感光材料の先端処理装置は、写真感光
材料がロール状に収容されたマガジンから、写真感光材
料を順次引き出して写真プリント作成処理を行うに先立
ち、写真感光材料の先端部分をカットして除去する先端
処理装置であって、写真プリント作成処理の開始時にお
いて、前記マガジンの引出し口から写真感光材料が引き
出された状態になっているか否かを検出するためのセン
サーと、このセンサーにより、写真感光材料が引き出さ
れていないと検出された場合に、常に前記先端部分をカ
ットして除去し、写真感光材料を引き出していく第1モ
ードと、常に前記先端部分をカットしないで、そのまま
写真感光材料を引き出していく第2モードとのいずれか
のモードを選択可能なモード選択手段とを備えたことを
特徴とするものである。 【0007】この構成による写真感光材料の先端処理装
置の作用・効果は以下の通りである。まず、センサーを
備えており、マガジンの引出し口から写真感光材料が引
き出されているか否かを検出する。センサーにより、写
真感光材料が引き出されていると検出された場合は、先
端部分にかぶりが生じているので、先端部分をカットし
て除去する処理を行う。そして、センサーにより、写真
感光材料が引き出されていないと検出された場合は、次
に説明する第1モードか第2モードを選択することがで
きる。 【0008】第1モードでは、必ず、先端部分をカット
して除去し、その写真感光材料を引き出していく。第2
モードでは、必ず、先端部分をカットせず、そのまま写
真感光材料を引き出していく。いずれのモードにおいて
も、先端部分をカットするかカットしないかに予め決め
られているので、お知らせを表示することなく、直ち
に、プリント処理へと移行することができる。よって、
プリント開始キーを押した後は、第1モード、第2モー
ドのいずれの場合も、オペレータの判断を待つことな
く、プリント処理へと移行することができる。その結
果、写真感光材料の先端処理に関連して、オペレータが
予期しないようなプリント処理の停止を未然に防ぐこと
ができる写真感光材料の先端処理装置を提供することが
できる。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明に係る写真感光材料の先端
処理装置が設けられたプリンタプロセッサーの好適な実
施形態を図面を用いて説明する。図1は、プリンタプロ
セッサー1の構成を示す断面図である。 【0010】<プリンタプロセッサーの構成>図1にお
いて、プリンタプロセッサー1は、プリンター部2とプ
ロセッサ部3を備えている。また、装置本体の外部に、
モニター4とスキャナー装置5とを備えている。プリン
ター部2は、写真感光材料であるペーパーに画像を焼付
露光する機能を有する。プロセッサ部3は、画像が焼付
露光されたペーパーの現像処理を行う機能を有する。 【0011】プリンタプロセッサー1の内部には、2機
のペーパーマガジン6,6が着脱自在に取り付けられて
いる。ペーパーマガジン6には、長尺状のペーパーがロ
ール状(ロールを破線で示す。)に収容されている。2
機のペーパーマガジン6のうち、いずれか一方のペーパ
ーマガジン6からペーパーが引き出される。各ペーパー
マガジン6のペーパー引出し口の近傍にはセンサー7が
設けられている。このセンサー7は、引出し口からペー
パーが引き出された状態にあるか否かを検出するもので
ある。センサー7は、例えば、光センサーであり、ペー
パーの搬送経路を挟むように発光部と受光部とが設けら
れる。もちろん、その他の構造によるセンサーを用いて
も良い。 【0012】ペーパーの搬送経路に沿って、上流側から
順に、アドバンスローラ8、カッター9、露光エンジン
10、搬送ローラ群11が設けられている。ペーパーマ
ガジン6から引き出されたペーパーは、アドバンスロー
ラ8により、露光エンジン10の方向へ向けて送られて
いく。カッター9は、長尺状のペーパーをプリントサイ
ズにカットする。このプリントサイズにカットされたペ
ーパーを露光エンジン10に向けて搬送させる搬送ユニ
ット12も設けられている。 【0013】露光エンジン10は、画像データに基づい
て、ペーパーに画像を焼付露光する装置である。具体的
に述べると、ペーパーを搬送経路(副走査方向)に沿っ
て一定速度で搬送させながら、画像データに対応した露
光光を主走査方向に沿って走査することで、ペーパーの
乳剤面に画像を焼付露光するものである。搬送ローラ群
11は、焼付露光されたペーパーをプロセッサ部3へと
送り込む。 【0014】プロセッサ部3には、ペーパーの現像処理
を行う現像処理部13と、現像処理部13を通過したペ
ーパーを乾燥させる乾燥処理部14とを備えている。乾
燥処理部14を通過したペーパーは、装置の上部に設け
られたペーパー排出部15から仕上がり写真プリントと
して排出される。 【0015】<先端処理装置の機能ブロック図>次に、
上記のプリンタプロセッサー1において、ペーパーの先
端処理装置として機能する部分を図2の機能ブロック図
により説明する。図2において、制御部20は、センサ
ー7からの入力信号、モード設定部21にて設定されて
いるモード情報に基づいて、カッター9及びアドバンス
ローラ8を含む搬送機構22を制御する。センサー7
は、装着されているペーパーマガジン6のペーパー引出
し口からペーパーが引き出された状態にあるか否かを検
出する。これは、ペーパーの先端部分にかぶりが生じて
いるか否かを判定するためのものであり、かぶりが生じ
ている部分については、写真プリントとしては使用でき
ないので、その先端部分をカッター9によりカットして
除去する。 【0016】かかる先端処理は、おおむね次のような場
合に必要である。 (1)プリンタプロセッサー1から外していたペーパー
マガジン6をプリンタプロセッサー1に装着した後、そ
のペーパーを初めて使用する場合。例えば、ペーパーを
新たに詰め替えた場合や、別の種類のペーパーマガジン
を使用するため、プリンタプロセッサーから外していた
場合である。例えば、長期間、使用せずに放置していた
場合、その内部に収容されているペーパーにかぶりが生
じる可能性がある。また、ペーパーの先端部分が引出し
口から引き出された状態で、ペーパーマガジンをプリン
タプロセッサーに装着した場合も、その先端部分にはか
ぶりが生じている。 【0017】(2)プリンタプロセッサーに電源を投入
した後に使用する場合。これは、電源をOFFしている
間に、ペーパーマガジンを交換している可能性があるか
らである。 【0018】次に、 モード設定部21にて設定・記憶
されるモードの内容を説明する。モードには、以下の3
つのモードがある。なお、いずれのモードにおいても、
センサー7によりペーパーが引き出されていると検出さ
れた場合は、先端処理が自動的に行われるので、以下に
説明する内容は、センサー7によりペーパーが引き出さ
れていないと検出された場合の動作である。 【0019】第1モードは、常に先端部分をカットして
除去するモードである。すなわち、実際にかぶりが生じ
ているか否かに関わらず、先端処理を行い、引き続き、
直ちにプリント処理に移行する。 【0020】第2モードは、常に先端部分をカットしな
いモードである。すなわち、 実際にかぶりを生じてい
るか否かに関わらず、先端処理を行わず、引き続き、直
ちにプリント処理に移行する。第1・第2モードのいず
れの場合であっても、プリント開始キーを押すと、その
後のオペレータの判断を必要とせず、直ちにプリント処
理に移行することができる。 【0021】第3モードは、先端部分をカットするか否
かのお知らせを行うモードである。これは、先端処理を
オペレータの判断にゆだねるモードである。このお知ら
せが出ると、オペレータは、先端処理を行うか行わない
かの入力を行う。この入力を行うことで上記のお知らせ
表示状態が解除され、プリント処理に移行することがで
きる。なお、第1・第2モードの場合は、お知らせを行
うことがないので、直ちにプリント処理へと移行する。 【0022】なお、上記のモードの選択は、予めオペレ
ータが選択しておき、その情報はモード設定部21に記
憶される。モードの選択は、モニター7の画面にモード
選択用の画面を表示させ、画面上でキーボードによるキ
ー入力やマウスによる選択により、いずれか1つのモー
ドを選択することができる。すなわち、 モード設定部
21とキーボード等の入力手段は、モード選択手段とし
て機能する。 【0023】<プリント処理開始時の手順>次に、図3
のフローチャートにより、プリント処理を開始するとき
の手順を説明する。 【0024】まず、センサー7によりペーパーが検出さ
れたか否かを判断する(#1)。ペーパーが検出された
場合は、ステップ#3に移行し、先端処理を行い、その
後直ちにプリント処理を行う(#8)。ペーパーが検出
されなかった場合は、モードの設定状況を検出する(#
2)。第1モードに設定されていた場合は、先端処理を
行った後(#4)、直ちにプリント処理へと移行する
(#8)。 【0025】第2モードに設定されていた場合は、先端
処理を行わないで、 直ちにプリント処理へと移行する
(#8)。第3モードに設定されていた場合は、一旦、
お知らせ表示を行う(#5)。そして、オペレータから
の入力を待つ(#6)。オペレータにより、先端処理を
行うという指示入力がされた場合は、先端処理を行った
後(#7)、プリント処理へと移行する(#8)。ま
た、オペレータから先端処理を行わない旨の指示入力が
された場合は、先端処理を行わないで、直ちにプリント
処理へと移行する(#8)。 【0026】<別実施形態>本発明に係る先端処理装置
を応用できるプリンタプロセッサーは、本実施形態のも
のに限定されるものではない。例えば、装着され得るペ
ーパーマガジンは2機でなくてもよく、1機又は3機以
上でも良い。また、ペーパーマガジンの装着される箇所
も、例えば、本体上部等、適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタプロセッサーの構成を示す断面図
【図2】先端処理装置として機能する部分の機能ブロッ
ク図 【図3】プリント処理開始時の手順を示すフローチャー
ト 【符号の説明】 1 プリンタプロセッサー 6 ペーパーマガジン 7 センサー 9 カッター 20 制御部 21 モード設定部 22 搬送機構
ク図 【図3】プリント処理開始時の手順を示すフローチャー
ト 【符号の説明】 1 プリンタプロセッサー 6 ペーパーマガジン 7 センサー 9 カッター 20 制御部 21 モード設定部 22 搬送機構
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 写真感光材料がロール状に収容されたマ
ガジンから、写真感光材料を順次引き出して写真プリン
ト作成処理を行うに先立ち、写真感光材料の先端部分を
カットして除去する先端処理装置であって、 写真プリント作成処理の開始時において、前記マガジン
の引出し口から写真感光材料が引き出された状態になっ
ているか否かを検出するためのセンサーと、 このセンサーにより、写真感光材料が引き出されていな
いと検出された場合に、常に前記先端部分をカットして
除去し、写真感光材料を引き出していく第1モードと、
常に前記先端部分をカットしないで、そのまま写真感光
材料を引き出していく第2モードとのいずれかのモード
を選択可能なモード選択手段とを備えたことを特徴とす
る写真感光材料の先端処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002117816A JP2003312932A (ja) | 2002-04-19 | 2002-04-19 | 写真感光材料の先端処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002117816A JP2003312932A (ja) | 2002-04-19 | 2002-04-19 | 写真感光材料の先端処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003312932A true JP2003312932A (ja) | 2003-11-06 |
Family
ID=29534903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002117816A Withdrawn JP2003312932A (ja) | 2002-04-19 | 2002-04-19 | 写真感光材料の先端処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003312932A (ja) |
-
2002
- 2002-04-19 JP JP2002117816A patent/JP2003312932A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050705 |