JP2003312571A - スクータ型自動二輪車の車体フレーム - Google Patents

スクータ型自動二輪車の車体フレーム

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JP2003312571A JP2002291982A JP2002291982A JP2003312571A JP 2003312571 A JP2003312571 A JP 2003312571A JP 2002291982 A JP2002291982 A JP 2002291982A JP 2002291982 A JP2002291982 A JP 2002291982A JP 2003312571 A JP2003312571 A JP 2003312571A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクータ型自動二輪車の車体フレームを上下
方向に分割する構成を採りながら、車体フレームへの車
両構成部品の組付作業を簡単に行えるようにするととも
に、車体フレームの軽量化を図りながら剛性向上を図
る。 【解決手段】 ヘッドパイプ18から車体の後方へ延び
る第1フレーム35と、この第1フレーム35から下方
へ延びる第2フレーム37とを備える。前記第1フレー
ム35をヘッドパイプ18から車体の後端部まで延設
し、この第1フレーム35の前部に前記第2フレーム3
7の前端部を着脱可能に接続する。第1フレーム35後
部に、第2フレーム37の後端部を着脱可能に接続する
とともに、後車輪9を有するユニットスイング式動力ユ
ニットを支持させる。前記第2フレーム37は、燃料タ
ンク30とラジエータ32を第1フレーム35との間に
収容されるように支持している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上部フレームと下
部フレームとに分割可能に形成されたスクータ型自動二
輪車の車体フレームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スクータ型自動二輪車の車体フレ
ームとしては、例えば特開2001−10579に示さ
れているように、タンクレールとダウンチューブとがそ
れぞれ2本ずつ設けられたものがある。この公報に開示
されている車体フレームは、ヘッドパイプの上部に左右
一対のタンクレールが後下がりに延びるように溶接され
るとともに、前記ヘッドパイプの下端部であって前記タ
ンクレールの下方に左右一対のダウンチューブが後下が
りに延びるように溶接されている。これらのヘッドパイ
プとダウンチューブとは、操向ハンドルとシートとの間
の足乗せ部で略水平に延びるように形成され、後端部が
後部フレームに溶接されている。
【0003】前記後部フレームは、ユニットスイング式
動力ユニットを上下方向に揺動自在に支持する左右一対
のエンジンブラケットと、これらのエンジンブラケット
の前端部どうしと後端部どうしとを接続するクロスパイ
プなどによって構成されており、前記エンジンブラケッ
トが前記タンクレールとダウンチューブとに接続されて
いる。前記動力ユニットは、エンジンと後輪とが一体的
に組込まれており、足乗せ部で略水平方向に延びるタン
クレールとダウンチューブとの後端部によって囲まれた
空間にエンジンのシリンダが後方から臨む状態で車体フ
レームに搭載されている。また、前記空間内であってシ
リンダの前方には、燃料タンクが配設されていた。
【0004】上述したように構成された従来のスクータ
型自動二輪車の車体フレームにおいては、パイプ部材の
本数が多く重量が重くなるばかりか、動力ユニットと燃
料タンクとを組付ける作業が煩雑で生産性が低下すると
いう不具合があった。組付作業が煩わしいのは、4本あ
るパイプ部材(タンクレールとダウンチューブ)を避け
ながら組付け作業を行わなければならないからである。
すなわち、動力ユニットを車体フレームに搭載するとき
には、シリンダの周囲に位置する前記4本のパイプ部材
が邪魔になるし、車体フレームに燃料タンクを搭載する
ためには、足乗せ部に位置していることから相対的に低
い位置にある4本の前記パイプ部材の間の空間に燃料タ
ンクを下方から挿入しなければならないからである。
【0005】このような不具合は、例えば実用新案登録
公報第2520466号に開示されているように、車体
フレームを上下方向に分割可能に形成することによって
ある程度は解消することができる。これは、車体フレー
ムを上部フレームと下部フレームとに分割することによ
って作業用のスペースを広くとることができるからであ
る。前記公報に示された車体フレームは、クレードル型
と称されるもので、ヘッドパイプとメインパイプとを有
する上部フレームと、ダウンチューブとリヤアームブラ
ケットとを有する下部フレームとに分けて構成してい
る。
【0006】前記上部フレームは、ヘッドパイプおよび
1本のメインパイプと、これら両パイプから車幅方向の
中央部で下方へ延びる前端部のブラケットとを有し、ア
ルミニウム合金によって一体的に形成されている。前記
下部フレームは、前記前端部のブラケットの下端部に接
続する左右一対のダウンチューブと、前記メインパイプ
の後端部に接続する左右一対のシートピラーチューブ
と、これらのダウンチューブとシートピラーチューブと
の間に設けられたリヤアームブラケットなどを有し、鉄
系合金によって形成されている。
【0007】すなわち、この車体フレームによれば、上
部フレームと下部フレームとを分割することによって部
品搭載用の広い作業空間を形成することができ、しか
も、エンジンを支持する下部フレームを鉄系合金で形成
することによって剛性を高く保ちつつ、上部フレームを
軽い材料で形成することによって軽量化を図ることがで
きる。なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文
献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関
連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らな
かった。
【0008】
【特許文献1】特開2001−10579(第2頁−4
頁、第2図)
【特許文献2】実用新案登録公報第2520466号
(第2頁−3頁、第2図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大型の
エンジンを搭載するスクータ型自動二輪車は、足乗せ部
に搭載された燃料タンクなどの搭載物と動力ユニットと
が低い位置で前後方向に並び、一般的な自動二輪車に較
べると前後方向に長く形成されるから、上述したように
車体フレームを上部フレームと下部フレームとに分割可
能に形成したとしても、車体フレームへの部品の組付作
業を簡単に行えるようにすることや、軽量化を図りなが
ら剛性の向上を図ることはできなかった。
【0010】スクータ型自動二輪車の車体フレームを上
下分割式に構成する場合に組付作業を簡単に行うことが
できないのは、下部フレームのリヤアームブラケットに
相当する部分にユニットスイング式動力ユニットが回動
自在に支持されるとともに、この下部フレームにおける
前記動力ユニットの前方に燃料タンクやラジエータなど
の他の車両構成部品が搭載されるからである。すなわ
ち、下部フレームに多くの車両構成部品が搭載されるよ
うになり、車両構成部品を組付けるときに他の部品が邪
魔になるからである。また、剛性の向上を図ることがで
きないのは、アルミニウム合金からなる上部フレームが
前後方向に長くなるからである。
【0011】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、スクータ型自動二輪車の車体フレー
ムを上下方向に分割する構成を採りながら、車体フレー
ムへの車両構成部品の組付作業を簡単に行えるようにす
るとともに、車体フレームの軽量化を図りながら剛性の
向上を図ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスクータ型
自動二輪車の車体フレームは、ヘッドパイプから車体の
後方へ延びる上部フレームと、この上部フレームから下
方へ延びる下部フレームとを備えたスクータ型自動二輪
車の車体フレームであって、前記上部フレームをヘッド
パイプから車体の後端部まで延設し、この上部フレーム
の前部に前記下部フレームの前端部を着脱可能に接続
し、上部フレームの後部に、下部フレームの後端部を着
脱可能に接続するとともに、後輪を有するユニットスイ
ング式動力ユニットを支持させ、前記下部フレームは、
車両構成部品を上部フレームとの間に収容されるように
支持しているものである。
【0013】本発明によれば、動力ユニットが上部フレ
ームに支持され、この動力ユニットの前方に位置する車
両構成部品が下部フレームに支持されるから、車両構成
部品を上部フレームと下部フレームとに分けて組付ける
ことができる。
【0014】請求項2に記載した発明に係るスクータ型
自動二輪車の車体フレームは、ヘッドパイプから車体の
後端部へ延びるアルミニウム合金製の上部フレームと、
この上部フレームから下方へ延びる下部フレームとを備
えたスクータ型自動二輪車の車体フレームであって、前
記上部フレームを、横断面が閉形状となる左右一対のダ
ウンフレームを有し、ヘッドパイプから足乗せ部まで延
びる前側半部と、この前側半部の後端部から後方へ延び
る後側半部とによって形成し、前記前側半部に前記下部
フレームの前端部を着脱可能に接続し、前記後側半部
に、前記下部フレームの後端部を着脱可能に接続すると
ともに、後輪を有するユニットスイング式動力ユニット
を支持させたものである。
【0015】この発明に係るスクータ型自動二輪車の車
体フレームは、上部フレームが下部フレームによって下
方から補強される。
【0016】請求項3に記載した発明に係るスクータ型
自動二輪車の車体フレームは、請求項2に記載した発明
に係るスクータ型自動二輪車の車体フレームにおいて、
上部フレームの後側半部の前部を、開放端を略車体幅方
向に配向させた略U字状に形成し、前記上部フレームの
後側半部の後部を、略上下方向に配向させた略U字状に
形成したものである。
【0017】この発明によれば、後側半部における動力
ユニットを枢支する前部は、横方向の剛性が高くなるか
ら、前側半部に接続することによって車体フレーム前部
のねじり剛性を向上させることができる。また、リヤク
ッションユニットを支持する後部は縦方向の剛性が高く
なるから、リヤクッションユニットから後側半部に加え
られるクッション反力の許容値を増大させることができ
る。
【0018】請求項4に記載した発明に係るスクータ型
自動二輪車の車体フレームは、請求項3に記載した発明
に係るスクータ型自動二輪車の車体フレームにおいて、
上部フレームの後側半部の前部の略U字状の内側に側面
視でX字状の補強用リブを一体に形成したものである。
この発明によれば、前記補強用リブが後側半部の前部を
補強することによって、前記前部のねじり方向の剛性が
高くなる。
【0019】請求項5に記載した発明に係るスクータ型
自動二輪車の車体フレームは、ヘッドパイプから車体の
後端部へ延びるアルミニウム合金製のフレーム部材を備
えたスクータ型自動二輪車の車体フレームであって、前
記フレーム部材を、横断面が閉形状となる左右一対のダ
ウンフレームを有し、ヘッドパイプから足乗せ部まで延
びる前側半部と、この前側半部の後端部から後方へ延び
る後側半部とによって形成し、前記前側半部を横断面が
閉形状に形成するとともに、前記後側半部の前部を、開
放端を略車体幅方向に配向させた略U字状に形成し、か
つ前記後側半部の後部を、開放端を略上下方向に配向さ
せた略U字状に形成したものである。
【0020】この発明によれば、後側半部の前部は、横
方向の剛性が高くなるから、前側半部に接続することに
よって車体フレーム前部のねじり剛性を向上させること
ができる。また、後側半部の後部は縦方向の剛性が高く
なるから、後輪側から後側半部に加えられる荷重の許容
値を増大させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明に係るスクータ型自動二輪車のフレームの一実施の形
態を図1ないし図3によって詳細に説明する。図1は本
発明の要部を示す側面図、図2は本発明に係る車体フレ
ームを用いて形成されたスクータ型自動二輪車の側面
図、図3は本発明に係る車体フレームの前部の平面図で
ある。
【0022】これらの図において、符号1はスクータで
例示される鞍乗型車両で、矢印Frはこの車両1の前方
を示している。前記車両1の車体2は、この車体2の骨
格を構成して枠組みされた車体フレーム3と、この車体
フレーム3の前端部に操向自在に支持されるフロントフ
ォーク4と、このフロントフォーク4の下端部に回転自
在となるよう支持される前輪5と、前記フロントフォー
ク4の上端部に支持されるハンドル6と、前記車体フレ
ーム3の後方に配置されて前後方向に延びその後部側が
上下に揺動自在となるよう前端部が前記車体フレーム3
に枢支軸7により枢支されるリヤアーム8と、このリヤ
アーム8の後端部(揺動端部)に回転自在に支持された
後輪9と、前記リヤアーム8の後端部を前記車体フレー
ム3の後端部に弾性的に支持させる緩衝器10と、前記
車体フレーム3に支持されるライダー着座用のシート1
1とを備え、前記車体2は前記前、後輪5,9によって
走行路面12上に支持される。
【0023】また、前記車両1は、前記リヤアーム8の
一部分を構成し前記車体フレーム3に支持されて前記後
輪9を駆動させる駆動手段15を備えている。 前記車
体フレーム3は、この車体フレーム3の前上端部を構成
して前記フロントフォーク4を支持するヘッドパイプ1
8と、このヘッドパイプ18から後下方に向って延出す
る左右一対の主フレーム19,19と、これら左右主フ
レーム19,19を互いに結合させるクロスメンバ20
と、前記主フレーム19,19の後端部から後上方に向
って延出して前記シート11を支持する左右一対のシー
トフレーム21,21とを備えている。
【0024】また、前記車体フレーム3は、側面視でほ
ぼU字形状をなす左右一対のダウンチューブ22,22
と、これら左右ダウンチューブ22,22を互いに結合
させるクロスメンバ23と、前記各クロスメンバ23の
前後方向の中途部から上方に突出する左右一対の補強メ
ンバ24,24と、前記各ダウンチューブ22の前、後
端部と前記補強メンバ24の突出端部とを、前記各主フ
レーム19にそれぞれ着脱自在に締結する締結具25と
を備えている。
【0025】前記駆動手段15は、前記リヤアーム8の
前部を構成して前記枢支軸7により前記主フレーム19
に枢支されるエンジン28と、前記リヤアーム8の後部
を構成して後輪9を支持し、この後輪9に前記エンジン
28の動力を伝達する動力伝達装置29と、前記各ダウ
ンチューブ22の前後方向の中途部に締結具30aによ
り支持た燃料タンク30と、前記エンジン28に連結さ
れ前記燃料タンク30内の燃料を空気ととともに前記エ
ンジン28に供給する燃料供給装置31と、前記各ダウ
ンチューブ22の前端部に支持され前記エンジン28を
冷却させるための冷却水を冷却するラジエータ32とを
備えている。前記エンジン28と、リヤアーム8と後輪
9などによって本発明に係るユニットスイング式動力ユ
ニットが構成されている。
【0026】前記燃料供給装置31は、前記エンジン2
8の外部をその内部に連通させている吸気通路31aに
設けられたスロットル弁31bと、前記吸気通路31a
を通して前記エンジン28に燃料を噴射する燃料噴射弁
31cと、この燃料噴射弁31cに前記燃料タンク30
内の燃料を供給するための燃料チューブ31dと、この
燃料チューブ31dの前記燃料タンク30側の端部を、
この燃料タンク30側に着脱自在に連結させるカプラー
31eとを備えている。
【0027】前記車体フレーム3のうち、前記フロント
フォーク4を支持するヘッドパイプ18、各主フレーム
19、クロスメンバ20、および各シートフレーム21
は、アルミ鋳造により第1フレーム35として一体に成
形されている。また、前記車体フレーム3のうち、前記
駆動手段15を構成する部品の一部分36である燃料タ
ンク30と、ラジエータ32とを支持する鉄パイプ製の
前記各ダウンチューブ22、クロスメンバ23、および
補強メンバ24によって第2フレーム37が構成されて
いる。また、この第2フレーム37は、前記第1フレー
ム35に前記締結具25によって着脱自在に取付けられ
ている。
【0028】前記第1フレーム35の各主フレーム19
の後端部には、前記駆動手段15の構成部品のうちの他
部分38である前記エンジン28、動力伝達装置29、
および燃料供給装置31とが枢支軸7により揺動自在に
支持(枢支)されている。前記第1フレーム35は、前
記車体フレーム3の上部を構成し、前記第2フレーム3
7は、前記車体フレーム3の下部を構成している。すな
わち、本発明に係る上部フレームは前記第1フレーム3
5によって構成され、本発明に係る下部フレームは前記
第2フレーム37によって構成されている。前記駆動手
段15の前記一部分36のほとんど全体が上下方向から
前記第1フレーム35と第2フレーム37とで囲まれた
空間39に配置されている。なお、前記駆動手段15
は、エンジン28に代わりに電動機を装備するととも
に、燃料タンク30の代わりに前記電動機に給電するバ
ッテリを装備する構成を採ることができる。
【0029】上述したように構成されたスクータ型自動
二輪車の車体フレーム3において、前記車両1の構成部
品の組付作業をするときは、一つのラインで前記フロン
トフォーク4とユニットスイング式動力ユニットとを第
1フレーム35に組付けて第1組立体を成形するととも
に、他のラインにおいて、前記駆動手段15の前記一部
分36(燃料タンク30とラジエータ32)を第2フレ
ーム37に組付けて第2組立体を成形し、次に、これら
第1、第2組付体を前記締結具25により互いに組付け
ればよい。この締結具25による組付作業は、簡単なた
めに迅速に行うことができる。
【0030】このように車両構成部品を車体フレーム3
に組付けることにより、ユニットスイング式動力ユニッ
トが第1フレーム35に支持され、この動力ユニットの
前方に位置する燃料タンク30およびラジエータ32が
第2フレーム37に支持されることになる。したがっ
て、前記車両構成部品を第1フレーム35と第2フレー
ム37とに分けて組付けることができ、前記車両構成部
品を第1フレーム35または第2フレーム37に組付け
るときに他の部品に邪魔されることがなくなる。このた
め、組付作業が簡単で生産性が高いスクータ型自動二輪
車用車体フレームを形成することができる。
【0031】また、一つのラインにおいて、前記車体フ
レーム3に対しフロントフォーク4と駆動手段15とを
順次組付ける場合に較べて、前記組付作業の所要時間が
短縮される。さらに、駆動手段15の前記一部分36を
第1、第2フレーム35,37で囲まれた空間39に配
置しているから、前記車両1の構成部品の組付作業をす
るときには、先ず、第1フレーム35から分断された状
態の第2フレーム37に前記駆動手段15の前記一部分
36を支持させ、その後、前記第1フレーム35に対し
て前記第2フレーム37を締結具25により締結させれ
ばよい。このようにすれば、前記駆動手段15の前記一
部分36は前記車体フレーム3の内部に嵌入された状態
に組付けられる。
【0032】このため、前記組付作業によれば、枠組み
された車体フレーム3の内部に対し、狭い空間を通して
前記駆動手段15の前記一部分36を嵌入させる、とい
う従来の作業は不要となり、その分、前記組付作業が容
易になる。また、駆動手段15の前記一部分36は狭い
空間を通さないで済むため、前記一部分36の大きさに
制約が課せられることがなくなり、前記駆動手段15に
所望の容量を確保させることができる。
【0033】さらにまた、前記したように、第1フレー
ム35に前記後輪9と、前記駆動手段15の構成部品の
うちの他部分38を構成するエンジン28もしくは電動
機とを支持させる一方、前記第2フレーム37に前記駆
動手段15の前記一部分36を構成する燃料タンク30
もしくはバッテリを支持させているから、前記第1フレ
ーム35にはフロントフォーク4を介して前輪5が支持
されるとともに前記後輪9が支持されるようになる。こ
のため、前記第1フレーム35を前記前、後輪5,9に
よって作業床面上に安定した状態で支持させることがで
きる。
【0034】前記第1フレーム35が安定するため、こ
の第1フレーム35に対する前記第2フレーム37の締
結作業が容易となる。加えて、エンジン28または電動
機に比べて空の燃料タンク30やバッテリは軽いため、
この燃料タンク30やバッテリを支持した第2フレーム
37を第1フレーム35に締結させる作業をより一層容
易に行うことができる。
【0035】(第2の実施の形態)請求項2ないし請求
項4に記載した発明に係るスクータ型自動二輪車のフレ
ームの一実施の形態を図4ないし図15によって詳細に
説明する。図1は本発明に係るスクータ型自動二輪車の
フレームを用いたスクータ型自動二輪車の側面図、図5
は本発明に係るフレームの平面図、図6は上部フレーム
の前側半部の側面図、図7は同じく平面図である。図8
は上部フレームの後側半部の側面図、図9は同じく平面
図である。図10は下部フレームの側面図、図11は同
じく平面図である。図12は図6における左側ダウンフ
レームのXII−XII線断面図、図13は図8における車体
左側の前後方向延在部のXIII−XIII線断面図、図14は
図8における車体左側の前後方向延在部のXIV−XIV線断
面図、図15は本発明に係る車体フレームの斜視図であ
る。
【0036】これらの図において、符号101で示すも
のは、この実施の形態によるスクータ型自動二輪車(以
下、単にスクータという)である。このスクータ101
は、本発明に係る車体フレーム102を使用して構成さ
れている。図1において、103は前輪を示し、104
はフロントフォーク、105は操向ハンドル、106は
シート、107は後輪108を駆動する動力ユニット、
109は車体カバーを示す。前記動力ユニット107
は、従来からよく知られているユニットスイング式のも
ので、エンジン110と伝動ケース111とを一体的に
形成して後端部で後輪108を支持しており、伝動ケー
ス111内に設けたVベルト式自動変速機(図示せず)
を介してエンジン110から後輪108に動力を伝達す
る。図1において、伝動ケース111の上方に設けた符
号112で示すものは、エンジン110のエアクリーナ
である。
【0037】前記車体フレーム102は、前記フロント
フォーク104および操向ハンドル105を回動自在に
支持するヘッドパイプ121から足乗せ部122および
シート106の下方を通って車体の後端部まで延びる上
部フレーム123と、この上部フレーム123の途中か
ら下方へ延びる下部フレーム124とによって構成され
ている。前記上部フレーム123は、アルミニウム合金
によって形成され、下部フレーム124は、鉄系合金に
よって形成されている。
【0038】前記上部フレーム123は、ヘッドパイプ
121から足乗せ部122まで延びる前側半部125
と、この前側半部125の後端部に溶接されて車体の後
端部まで延びる後側半部126とに分けて形成されてい
る。前記前側半部125は、図6および図7に示すよう
に、ヘッドパイプ121と、このヘッドパイプ121か
ら後下がりに延びる左右一対のダウンフレーム127
と、これらのダウンフレーム127どうしの間に介装し
た二つのクロスメンバ128,129とから構成され、
いわゆるグラビティ鋳造によって成形されて前記各部が
一体に形成されている。このグラビティ鋳造とは、溶湯
を重力によって金型内に充填する鋳造法のことである。
【0039】前記ダウンフレーム127は、図12に示
すように、横断面が閉形状となる箱状に形成されてい
る。また、前記二つのクロスメンバ128,129のう
ちヘッドパイプ121側に位置する前側のクロスメンバ
128は、図6に示すように、縦断面が閉形状となるよ
うに形成され、後側のクロスメンバ129は、断面へ字
状に形成されている。前記両ダウンフレーム127,1
27における前記後側のクロスメンバ129の近傍に
は、後述する下部フレーム124の前端部を取付けるた
めの取付座130が設けられている。
【0040】上部フレーム123の後側半部126は、
図8および図9に示すように、車幅方向の両端部におい
て車体の前後方向へ延びる左側前後方向延在部131お
よび右側前後方向延在部132と、これらの前後方向延
在部131,132どうしを前端部と中央部と後端部と
で接続する第1〜第3のクロスメンバ133〜135と
から構成されており、真空ダイキャスト法によって成形
されて前記各部が一体に形成されている。
【0041】前記左右の前後方向延在部131,132
は、車体の前後方向の中央部にそれぞれ動力ユニット支
持用のブラケット136,137(図9参照)を介して
動力ユニット107の前部が上下方向に揺動自在に連結
され、車体左側の前後方向延在部131の後端部には、
リヤクッションユニット138の上端部が接続されてい
る。また、前後方向延在部131,132の前端部に
は、図1および図8に示すように、後述する下部フレー
ム124の中途部分を支持するためのブラケット139
が下方に突出するように設けられている。
【0042】前記動力ユニット支持用の二つのブラケッ
ト136,137は、前後方向延在部131,132の
車体内側で後下がりに延びるように設けられており、両
前後方向延在部131,132に二つずつ設けた円筒状
ボス141,142(図8参照)にダンパーゴム(図示
せず)を介してそれぞれ弾性支持されている。また、こ
れらのブラケット136,137の下端部には、図9に
示すように、連結用ロッド143が横架されており、こ
の連結用ロッド143を介して動力ユニット107を上
下方向に揺動自在に支持させている。前記連結用ロッド
143と動力ユニット107との連結部は、動力ユニッ
ト107に、円筒からなるボス144(図5および図9
参照)を車幅方向に離間するとともに同一軸線上に位置
するように二つ設け、これらのボス144,144に連
結用ロッド143を貫通させ、この連結用ロッド143
に対して前記ボス144が回動する構造を採っている。
【0043】前記左側前後方向延在部131と右側前後
方向延在部132とを接続する第1〜第3のクロスメン
バ133〜135のうち両前後方向延在部131,13
2の前端部どうしを接続する第1のクロスメンバ133
と、中央部どうしを接続する第2のクロスメンバ134
は、これらの間にヘルメットを収納可能な大型の収納ボ
ックス(図示せず)を装着することができるように形成
されている。すなわち、第1のクロスメンバ133の後
面は、車幅方向の中央部に向かうにしたがって次第に前
方に位置するように形成され、第2のクロスメンバ13
4の前面は、車幅方向の中央部が両端部より後方に位置
するように形成されている。なお、前記収納ボックス
は、従来のスクータに搭載されるものと同等の構造を採
っており、シート106によって上端の開口が開閉され
る。
【0044】左右の前後方向延在部131,132の後
端部どうしを接続する第3のクロスメンバ135は、図
15に示すように、上方に向けて開口する箱状に形成さ
れている。この実施の形態では、第3のクロスメンバ1
35は、図示していないバッテリーを収納するバッテリ
ー収納ボックスとして機能するように形成されている。
【0045】前記左右の前後方向延在部131,132
と第1〜第3のクロスメンバ133〜135からなる後
側半部126は、図8中に符号Aで示す範囲にある前部
と、同図中に符号Bで示す範囲にある後部とで異なる金
型を使用して成形されている。後側半部126の前部
は、車幅方向に分割する金型によって成形され、後部
は、上下方向に分割する金型によって成形されている。
このため、左右の前後方向延在部131,132の前部
は、図13に示すように、車体幅方向に配向させた略U
字状に形成され、後部は、図14に示すように、上下方
向に配向させた略U字状に形成されている。
【0046】このように分割方向の異なる金型によって
後側半部126を成形することにより、前後方向延在部
131,132の前部における横方向の剛性を向上させ
ることができ、後部における縦方向の剛性を向上させる
ことができる。前後方向延在部131,132の前部の
横方向の剛性を向上させているのは、この前部は、前記
前側半部125の二つのダウンフレーム127,126
に接続されるとともに、動力ユニット107の前部を接
続しており、コーナリング時などでは主に横方向に荷重
が加えられるからである。
【0047】前後方向延在部131,132の前部に接
続する前側半部125のダウンフレーム127は、後下
がりに延びており、このダウンフレーム127によって
前後方向延在部131,132の前端部が上下方向に対
して強固に支持されるから、前側半部125と後側半部
126とを溶接することによって、ねじり方向の剛性が
高い上部フレーム123を形成することができる。この
実施の形態では、前記前後方向延在部131,132の
みにおいてもねじり方向の剛性が高くなるように、断面
横向き略U字状の前部におけるUの字の内側に、側面視
においてX字状の補強用リブ145(図1,3,10,
12参照)が一体に形成されている。
【0048】また、前後方向延在部131,132の後
部において、縦方向の剛性を向上させているのは、この
後部は、リヤクッションユニット138からクッション
反力が加えられるからである。この結果、リヤクッショ
ンユニット138から後側半部126に加えられるクッ
ション反力の許容値を増大させることができるから、車
体の大型化に伴って車重が重くなったとしても、確実に
車体を支持することができる。この実施の形態では、前
後方向延在部131,132の後部の上面に溝146
(図14参照)を形成するように縦壁147,148が
突設されている。この溝146によって縦方向の剛性を
さらに向上させることができ、この溝146に、バッテ
リーやテールランプなどの他の電装品に接続するケーブ
ル149を収納することができる。
【0049】前記下部フレーム124は、図10および
図11に示すように、前記上部フレーム123の下方で
前後方向に延びる左右一対のパイプ151,152と、
これらのパイプ151,152どうしの間に横架させた
第1〜第4のクロスメンバ153〜156とから構成さ
れている。前記両パイプ151,152は、図10に示
すように、下方に向けて凸になる山形状に形成され、前
端部が上部フレーム123の前側半部125に固定用ボ
ルト157によって固定され、後端部が上部フレーム1
23の後側半部126に連結用ブラケット158を介し
て固定されている。この連結用ブラケット158は、パ
イプ151,152と同等の鉄系合金によって箱状に形
成され、下端部がパイプ151,152に溶接されて上
端部が前記後側半部126に固定用ボルト159(図1
参照)によって固定されている。
【0050】また、両パイプ151,152における下
側で前後方向に延びる部分の前端部は、連結板160が
上方へ延びるように設けられており、この連結板160
と、前記後側半部126の前端部に下方へ延びるように
設けたブラケット139とを図1に示すように固定用ボ
ルト161で締結させることによって、上部フレーム1
23に支持されている。さらに、左右のパイプ151,
152には、車体カバー109の下部を支持するための
ステー162〜164と、サイドスタンド支持用ステー
165などを溶接するとともに、図示していないブラケ
ットを介してラジエータ166を支持させている。前記
各ステー162〜165もパイプ151,152と同等
の鉄系合金によって形成しており、サイドスタンド支持
用ステー165にサイドスタンド(図示せず)を支持さ
せるに当たって、耐摩耗性や耐衝撃性が低下することは
ない。
【0051】前記ラジエータ166は、図1および図1
0に示すように、前記両パイプ151,152の後下が
りに延びる前端部の下方に前上方を指向するように傾斜
させて配設されている。このようにラジエータ166を
傾斜させることによって、上部フレーム123の前側半
部125の前面125a(後下がりに傾斜する傾斜面)
に当たって流れる方向が変えられた走行風がラジエータ
166に流入する。このため、ラジエータ166の冷却
効率を向上させることができる。
【0052】また、ラジエータ166は、従来からよく
知られているものと同等の横向き水流型のもので、図1
1に示すように、上方から見て前記両パイプ151,1
52の下方に車幅方向の両端部の冷却水タンク166
a,166bが位置する大きさのものを使用している。
両パイプ151,152は、ラジエータ166の両タン
ク166a,166bから後方のエンジン110の近傍
まで延びているから、この実施の形態では、ラジエータ
166とエンジン110との間の冷却水通路の一部を前
記両パイプ151,152によって形成している。
【0053】この構成を採るために、両パイプ151,
152の前端部とラジエータ166の両タンク166
a,166bとの間を前側冷却水ホース167によって
連通させ、両パイプ151,152の後端部とエンジン
110の冷却水入口・冷却水出口とを後側冷却水ホース
168によって連通させている。冷却水系は、エンジン
110から流出した相対的に高温の冷却水を車体右側の
パイプ152を通してラジエータ166に導き、ラジエ
ータ166で冷却された冷却水を車体左側のパイプ15
1を通してエンジン110に導く構成を採っている。な
お、両パイプ151,152は、冷却水が両端の開口や
ボルト孔などから漏洩することがないように、冷却水ホ
ース167,168を接続する部分の近傍に栓部材(図
示せず)が設けられている。
【0054】下部フレーム124の前記両パイプ15
1,152どうしを接続する第1〜第4のクロスメンバ
153〜156のうち第1〜第3のクロスメンバ153
〜155は、鋼板によって形成され、第4のクロスメン
バ156は、パイプによって形成されている。また、第
3のクロスメンバ155は、図11に示すように、平面
視においてX字状に形成され、前後、左右の四箇所が両
パイプ151,152に溶接されている。この第3のク
ロスメンバ155には、図1に示すように、燃料タンク
169を支持させている。この燃料タンク169は、第
3のクロスメンバ155の上方であって前記収納ボック
スとの間に形成される空間に収納されている。鉄系合金
によって形成された下部フレーム124の下端部に燃料
タンク169を搭載しているから、燃料タンク169を
下部フレーム124によって強固に保護することができ
る。
【0055】第4のクロスメンバ156は、車体の後方
から見て下方に向けて凸になる山形状に形成され、車幅
方向の中央部にメインスタンド用ブラケット171が溶
接されている。このブラケット171も鉄系合金によっ
て形成されており、このブラケット171に取付けたメ
インスタンド(図示せず)によって車体を強固に支持す
ることができるとともに、メインスタンドを枢支する部
分の耐摩耗性を向上させることができる。
【0056】上述したように構成した車体フレーム10
2を製造するためには、先ず、上部フレーム123の前
側半部125と後側半部126とをそれぞれ金型によっ
て成形し、前側半部125のダウンフレーム127に後
側半部126の前後方向延在部131,132を溶接す
る。これとともに、下部フレーム124を組立て、この
下部フレーム124に各ステーやブラケットなどを溶接
する。また、このときに、下部フレーム124にラジエ
ータ166と燃料タンク169とを取付ける。
【0057】そして、この下部フレーム124に冷却水
ホース167,168や燃料ホース(図示せず)などを
介して動力ユニット107を接続し、下部フレーム12
4と動力ユニット107とからなる組立体を形成する。
次に、上部フレーム123に固定用ボルト157,15
9,161によって下部フレーム124を取付けるとと
もに、動力ユニット支持用ブラケット136,137に
よって動力ユニット107を取付ける。また、動力ユニ
ット107の後端部と上部フレーム123の後端部との
間にリヤクッションユニット138を介装する。
【0058】このように組立てられた車体フレーム10
2の上部フレーム123は、車幅方向に対をなすように
設けられた箱状のダウンフレーム127の後端部どうし
が後側半部126を介して互いに接続され、平面視にお
いて閉じた形状に形成されるから、車体の前後方向およ
び車幅方向に対して強固に形成される。これとともに、
上部フレーム123を下部フレーム124によって下方
から補強することができる。したがって、この車体フレ
ーム102は、上部フレーム123をアルミニウム合金
によって形成しているにもかかわらず、強固に形成する
ことができる。
【0059】また、前記後側半部126の前部は、車幅
方向に分割される金型によって断面横向き略U字状に形
成されているので横方向の剛性が高くなるから、後下が
りに延びる前側半部125に接続することによって車体
フレーム102の前部のねじり剛性を向上させることが
できる。また、リヤクッションユニット138を支持す
る後部は、縦方向の剛性が高くなるから、リヤクッショ
ンユニット138から後側半部126に加えられるクッ
ション反力の許容値を増大させることができる。さら
に、この車体フレーム102は、前記後側半部126の
前部が断面略字状に形成され、Uの字の内側に側面視に
おいてX字状の補強用リブ145が一体に形成されてい
るから、前記補強用リブ145が後側半部126の前部
を補強することによって、前記前部のねじり方向の剛性
をより一層向上させることができる。
【0060】上述した第1および第2の実施の形態にお
いては、ダウンチューブ22や下部フレーム124を鉄
系の金属材料によって形成した例を示したが、これらの
フレーム部材をアルミニウム合金によって形成すること
もできる。この構成を採ることにより、より一層軽量化
を図ることができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、動
力ユニットが上部フレームに支持され、この動力ユニッ
トの前方に位置する車両構成部品が下部フレームに支持
されるから、車両構成部品を上部フレームと下部フレー
ムとに分けて組付けることができる。このため、前記車
両構成部品を上部フレームまたは下部フレームに組付け
るときに他の部品に邪魔され難くなるから、組付作業が
簡単で生産性が高くなるスクータ型自動二輪車用車体フ
レームを提供することができる。
【0062】請求項2記載の発明によれば、上部フレー
ムを下部フレームによって下方から補強することができ
る。したがって、上部フレームをアルミニウム合金によ
って形成しているにもかかわらず、強固に形成すること
ができるから、剛性の向上と軽量化とを両立させたスク
ータ型自動二輪車の車体フレームを提供することができ
る。
【0063】請求項3記載の発明によれば、後側半部に
おける動力ユニットを枢支する前部は、横方向の剛性が
高くなるから、前側半部に接続することによって車体フ
レームの前側部分のねじり剛性を向上させることができ
る。また、リヤクッションユニットを支持する後部は縦
方向の剛性が高くなるから、リヤクッションユニットか
ら後側半部に加えられるクッション反力の許容値を増大
させることができる。したがって、大型の動力ユニット
を搭載しても剛性が不足することがないスクータ型自動
二輪車用車体フレームを実現することができる。
【0064】請求項4記載の発明によれば、補強用リブ
が後側半部の前部を補強することによって、前記前部の
ねじり方向の剛性が高くなるから、上部フレームの前側
部分のねじり剛性がより一層高くなり、乗り心地を向上
させることができる。
【0065】請求項5記載の発明によれば、後側半部の
前部は、横方向の剛性が高くなるから、前側半部に接続
することによって車体フレーム前部のねじり剛性を向上
させることができる。また、後側半部の後部は縦方向の
剛性が高くなるから、後輪側から後側半部に加えられる
荷重の許容値を増大させることができる。したがって、
フレーム部材をアルミニウム合金によって形成すること
によって軽量化を図りながら、剛性が高くなるスクータ
型自動二輪車の車体フレームを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の要部を示す側面図である。
【図2】 本発明に係る車体フレームを用いて形成され
たスクータ型自動二輪車の側面図である。
【図3】 本発明に係る車体フレームの前部の平面図で
ある。
【図4】 請求項2〜4に記載した発明に係るスクータ
型自動二輪車のフレームを用いたスクータ型自動二輪車
の側面図である。
【図5】 車体フレームの平面図である。
【図6】 上部フレームの前側半部の側面図である。
【図7】 上部フレームの前側半部の平面図である。
【図8】 上部フレームの後側半部の側面図である。
【図9】 上部フレームの後側半部の平面図である。
【図10】 下部フレームの側面図である。
【図11】 下部フレームの平面図である。
【図12】 図6における左側ダウンフレームのXII−X
II線断面図である。
【図13】 図8における車体左側の前後方向延在部の
XIII−XIII線断面図である。
【図14】 図8における車体左側の前後方向延在部の
XIV−XIV線断面図である。
【図15】 車体フレームの斜視図である。
【符号の説明】
1…車両、2…車体、3…車体フレーム、4…フロント
フォーク、5…前輪、7…枢支軸、8…リヤアーム、9
…後輪、12…走行路面、15…駆動手段、18…ヘッ
ドパイプ、19…主フレーム、20…クロスメンバ、2
1…シートフレーム、22…ダウンチューブ、23…ク
ロスメンバ、24…補強メンバ、25…締結具、28…
エンジン、30…燃料タンク、35…第1フレーム、3
6…一部分、37…第2フレーム、38…他部分、39
…空間、101…スクータ、102…車体フレーム、1
07…動力ユニット、108…後輪、121…ヘッドパ
イプ、122…足乗せ部、123…上部フレーム、12
4…下部フレーム、126…ダウンフレーム、125…
前側半部、126…後側半部、138…リヤクッション
ユニット、145…補強用リブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D011 AF03 AF04 AK02 AK13 AK14 AK32 AK41 AL33 AL37 3D014 DF08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドパイプから車体の後方へ延びる上
    部フレームと、この上部フレームから下方へ延びる下部
    フレームとを備えたスクータ型自動二輪車の車体フレー
    ムであって、前記上部フレームをヘッドパイプから車体
    の後端部まで延設し、この上部フレームの前部に前記下
    部フレームの前端部を着脱可能に接続し、上部フレーム
    の後部に、下部フレームの後端部を着脱可能に接続する
    とともに、後輪を有するユニットスイング式動力ユニッ
    トを支持させ、前記下部フレームは、車両構成部品を上
    部フレームとの間に収容されるように支持していること
    を特徴とするスクータ型自動二輪車の車体フレーム。
  2. 【請求項2】 ヘッドパイプから車体の後端部へ延びる
    アルミニウム合金製の上部フレームと、この上部フレー
    ムから下方へ延びる下部フレームとを備えたスクータ型
    自動二輪車の車体フレームであって、前記上部フレーム
    を、横断面が閉形状となる左右一対のダウンフレームを
    有し、ヘッドパイプから足乗せ部まで延びる前側半部
    と、この前側半部の後端部から後方へ延びる後側半部と
    によって形成し、前記前側半部に前記下部フレームの前
    端部を着脱可能に接続し、前記後側半部に、前記下部フ
    レームの後端部を着脱可能に接続するとともに、後輪を
    有するユニットスイング式動力ユニットを支持させてな
    るスクータ型自動二輪車の車体フレーム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のスクータ型自動二輪車の
    車体フレームにおいて、上部フレームの後側半部の前部
    を、開放端を略車体幅方向に配向させた略U字状に形成
    し、前記上部フレームの後側半部の後部を、略上下方向
    に配向させた略U字状に形成してなるスクータ型自動二
    輪車の車体フレーム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のスクータ型自動二輪車の
    車体フレームにおいて、上部フレームの後側半部の前部
    の略U字状の内側に側面視でX字状の補強用リブを一体
    に形成してなるスクータ型自動二輪車の車体フレーム。
  5. 【請求項5】 ヘッドパイプから車体の後端部へ延びる
    アルミニウム合金製のフレーム部材を備えたスクータ型
    自動二輪車の車体フレームであって、前記フレーム部材
    を、横断面が閉形状となる左右一対のダウンフレームを
    有し、ヘッドパイプから足乗せ部まで延びる前側半部
    と、この前側半部の後端部から後方へ延びる後側半部と
    によって形成し、前記前側半部を横断面が閉形状に形成
    するとともに、前記後側半部の前部を、開放端を略車体
    幅方向に配向させた略U字状に形成し、前記後側半部の
    後部を、開放端を略上下方向に配向させた略U字状に形
    成してなるスクータ型自動二輪車の車体フレーム。
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