JP2003312261A - ドア補強構造 - Google Patents
ドア補強構造Info
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Abstract
スメントを配設した部位の剛性を向上する。 【解決手段】 ヒンジリインフォースメント30のドア
上下方向から見た断面形状が、開口部をドア後方へ向け
たコ字状となっており、ヒンジリインフォースメント3
0のドアアウタ側壁部30Bの上辺部30Cと、ドアア
ウタパネル28の上端縁部28Bとが、ヘミング加工に
より結合されている。また、ヒンジリインフォースメン
ト30のドアアウタ側壁部30Bの下辺部30Dが、ド
アアウタパネル28に接着剤44により結合されてお
り、ヒンジリインフォースメント30のドアアウタ側壁
部30Bの後端縁部30Fが、ベルトラインリインフォ
ースメント50の前端縁部に形成された段部50Aにス
ポット溶接等によって溶着されている。
Description
し、特に、自動車等の車両に採用されるドア補強構造に
関する。
補強構造としては、例えば、特開平4−81322号公
報に示されているものがある。
は、ドア100のインナパネル102における前壁部1
02Aに、ドア開閉用のヒンジ104がボルト106と
ナット108とで固定されている。また、インナパネル
102の前壁部102Aのドア後側面には、ヒンジリイ
ンフォースメント110が配設されており、前壁部10
2Aにおけるヒンジ取付部を補強している。
ア補強構造では、ヒンジリインフォースメント110の
ドア上下方向から見た断面形状がL字状となっており、
ヒンジリインフォースメント110の前壁部110A
が、ドア100のインナパネル102における前壁部1
02Aに溶着されている。また、ヒンジリインフォース
メント110の側壁部110Bが、インパクトビ−ム1
12の前側の取付端部112Aに結合されている。更
に、このドア補強構造では、ドア100におけるヒンジ
リインフォースメント110を配設した部位の剛性を確
保するために、ヒンジリインフォースメント110の板
厚を上げる等の対策を行っており、ドア100における
大幅な重量増加の原因となっている。
加なしに、ヒンジリインフォースメントを配設した部位
の剛性を向上できるドア補強構造を提供することが目的
である。
ドア補強構造は、ドア上下方向から見た断面形状が、コ
字状のヒンジリインフォースメントと、該ヒンジリイン
フォースメントのドアアウタ側上辺部とドアアウタ側下
辺部とが結合されたドアアウタパネルと、前記ヒンジリ
インフォースメントのドアアウタ側後端部が結合された
ドアアウタ側のベルトラインリインフォースメントと、
を有することを特徴とする。
ア上下方向から見た断面形状が、コ字状となっており、
ヒンジリインフォースメントのドアアウタ側上辺部とド
アアウタ側下辺部とがドアアウタパネルに結合されてお
り、ヒンジリインフォースメントのドアアウタ側後端部
がドアアウタ側のベルトラインリインフォースメントに
結合されている。この結果、ヒンジリインフォースメン
トにける、断面形状と、ドアアウタパネル及びベルトラ
インリインフォースメントとの各結合部とによって、ド
アにおけるヒンジリインフォースメントを配設した部位
の剛性が高くなる。このため、ヒンジリインフォースメ
ントの板厚を上げる等の対策を行う必要がなく、大幅な
重量増加なしに、ヒンジリインフォースメントを配設し
た部位の剛性を向上できる。
ドア補強構造において、前記ヒンジリインフォースメン
トのドアアウタ側上辺部とドアアウタパネルとの結合が
ヘミング加工により結合されており、前記ヒンジリイン
フォースメントのドアアウタ側下辺部とドアアウタパネ
ルとの結合が接着剤により結合されていることを特徴と
する。
ンジリインフォースメントのドアアウタ側上辺部とドア
アウタパネルとをヘミング加工により結合すると共に、
ヒンジリインフォースメントのドアアウタ側下辺部とド
アアウタパネルとを接着剤により結合することで、ドア
アウタパネルの外観品質を損なうことなく、ヒンジリイ
ンフォースメントとドアアウタパネルとを結合できる。
実施形態を図1〜図3に従って説明する。
印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示
す。
0は、2ドアボデー車であり、サイドドア12は、前端
部に設けた上下一対のヒンジ14によって、フロントピ
ラー16に取付けられている。
は、フロントピラー16の車幅方向外側を構成するフロ
ントピラーアウタパネル18と、フロントピラー16の
車幅方向内側を構成するフロントピラーインナパネル2
0とで構成されており、車両上下方向に延びる閉断面構
造となっている。また、フロントピラー16の車幅方向
外側壁部16Aには、ヒンジ14がボルト22とナット
24によって固定されている。
おける前壁部26Aのドアアウタ側(サイドドア12を
閉じた状態で車幅方向外側)の端部には、ドア前方へ向
かって段部26Bが形成されており、段部26Bの前端
部には、ドア前方へ向かってフランジ26Cが形成され
ている。ドアインナパネル26のフランジ26Cは、サ
イドドア12のドアアウタパネル28の前端縁部28A
にヘミング加工により結合されている。
おける前壁部26Aのドア後方側には、ヒンジリインフ
ォースメント30が配設されており、ヒンジリインフォ
ースメント30のドア上下方向から見た断面形状は、開
口部をドア後方へ向けたコ字状となっている。
30Aは、ドアインナパネル26の前壁部26Aに当接
しており、ヒンジリインフォースメント30の前壁部3
0Aのドア後方側には、ドアフレーム32が配設されて
いる。ドアフレーム32は、矩形閉断面部32Aを有す
るアルミ押出し材からなり、前壁部32Bには、ヒンジ
14を固定するための螺子孔34が形成されている。こ
の螺子孔34には、ドアインナパネル26における前壁
部26Aに形成された取付孔36と、ヒンジリインフォ
ースメント30の前壁部30Aに形成された取付孔38
とを挿通したボルト40が締結されており、このボルト
40によってヒンジ14がサイドドア12に固定されて
いる。
スメント30のドアアウタ側壁部30Bには、ドアフレ
ーム32のドアアウタ部32Cが当接しており、ヒンジ
リインフォースメント30のドアアウタ側壁部30Bの
上辺部30Cと、ドアアウタパネル28の上端縁部28
Bとは、ヘミング加工により結合されている。また、ヒ
ンジリインフォースメント30のドアアウタ側壁部30
Bの下辺部30Dは、ドアアウタパネル28に接着剤4
4により結合されている。
ンナ側(サイドドア12を閉じた状態で車幅方向内側)
壁部30Eは、ドアインナパネル26のドアインナ側壁
部26Dに結合されている。
ウタ側壁部30Bの後端縁部30Fには、ベルトライン
リインフォースメント50の前端縁部に形成された段部
50Aがスポット溶接等によって溶着されている。ベル
トラインリインフォースメント50の上辺部50Bと、
ドアアウタパネル28の上端縁部28Bとは、ヘミング
加工により結合されており、ベルトラインリインフォー
スメント50の下辺部50Cは、ドアアウタパネル28
に接着剤52により結合されている。
ント30のドア上下方向から見た断面形状が、開口部を
ドア後方へ向けたコ字状となっており、ヒンジリインフ
ォースメント30のドアアウタ側壁部30Bの上辺部3
0Cと、ドアアウタパネル28の上端縁部28Bとが、
ヘミング加工により結合されている。また、ヒンジリイ
ンフォースメント30のドアアウタ側壁部30Bの下辺
部30Dが、ドアアウタパネル28に接着剤44により
結合されており、ヒンジリインフォースメント30のド
アアウタ側壁部30Bの後端縁部30Fが、ベルトライ
ンリインフォースメント50の前端縁部に形成された段
部50Aにスポット溶接等によって溶着されている。
2におけるヒンジリインフォースメント30を配設した
部位の剛性が高くなるので、ヒンジリインフォースメン
ト30の板厚を上げる、ドアフレーム32の断面を大型
化する等の対策を行う必要がない。このため、大幅な重
量増加なしに、サイドドア12におけるヒンジリインフ
ォースメント30を配設した部位の剛性を向上できる。
ンフォースメント30を配設した部位の剛性を向上でき
るため、車両高速走行時に発生するドア吸い出され、所
謂、シールアウトを防止できる。
ドアアウタ側壁部30Bの上辺部30Cと、ドアアウタ
パネル28の上端縁部28Bとを、ヘミング加工により
結合すると共に、ヒンジリインフォースメント30のド
アアウタ側壁部30Bの下辺部30Dをドアアウタパネ
ル28に接着剤44により結合することで、ドアアウタ
パネル28の外観品質を損なうことなく、ヒンジリイン
フォースメント30とドアアウタパネル28とを結合で
きる。
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、上記実施形態では、ドアフレーム32の
材質をアルミとしたが、ドアフレーム32の材質はアル
ミに限定されず、アルミ以外の他の軽合金、他の金属等
の材質としても良い。
のドアインナパネル26の前部にヒンジリインフォース
メント30を配設したが、ドアインナパネル26の前部
をドアインナパネル26と別部材でドアインナパネル2
6より肉厚のヒンジサイドパネルで構成し、このヒンジ
サイドパネルにヒンジリインフォースメント30を配設
した構成としても良い。
強構造を2ドアボデー車のサイドドア12に適用した
が、本発明のドア補強構造は、4ドアボデー車等の車両
のドアにも適用可能である。
は、ドア上下方向から見た断面形状が、コ字状のヒンジ
リインフォースメントと、ヒンジリインフォースメント
のドアアウタ側上辺部とドアアウタ側下辺部とが結合さ
れたドアアウタパネルと、ヒンジリインフォースメント
のドアアウタ側後端部が結合されたドアアウタ側のベル
トラインリインフォースメントと、を有するため、大幅
な重量増加なしに、ヒンジリインフォースメントを配設
した部位の剛性を向上できるという優れた効果を有す
る。
ドア補強構造において、ヒンジリインフォースメントの
ドアアウタ側上辺部とドアアウタパネルとの結合がヘミ
ング加工により結合されており、ヒンジリインフォース
メントのドアアウタ側下辺部とドアアウタパネルとの結
合が接着剤により結合されているため、請求項1記載の
効果に加えて、ドアアウタパネルの外観品質を損なうこ
となく、ヒンジリインフォースメントとドアアウタパネ
ルとを結合できるという優れた効果を有する。
を示す車両内側斜め前方から見た斜視図である。
された車両を示す側面図である。
部 30C ヒンジリインフォースメントのドアアウタ側壁
部の上辺部 30D ヒンジリインフォースメントのドアアウタ側壁
部の下辺部 30F ヒンジリインフォースメントのドアアウタ側壁
部の後端縁部 32 ドアフレーム 44 接着剤 50 ベルトラインリインフォースメント 50A ベルトラインリインフォースメントの段部 50B ベルトラインリインフォースメントの上辺部 50C ベルトラインリインフォースメントの下辺部 52 接着剤
Claims (2)
- 【請求項1】 ドア上下方向から見た断面形状が、コ字
状のヒンジリインフォースメントと、 該ヒンジリインフォースメントのドアアウタ側上辺部と
ドアアウタ側下辺部とが結合されたドアアウタパネル
と、 前記ヒンジリインフォースメントのドアアウタ側後端部
が結合されたドアアウタ側のベルトラインリインフォー
スメントと、 を有することを特徴とするドア補強構造。 - 【請求項2】 前記ヒンジリインフォースメントのドア
アウタ側上辺部とドアアウタパネルとの結合がヘミング
加工により結合されており、前記ヒンジリインフォース
メントのドアアウタ側下辺部とドアアウタパネルとの結
合が接着剤により結合されていることを特徴とする請求
項1記載のドア補強構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002119024A JP4032809B2 (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | ドア補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002119024A JP4032809B2 (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | ドア補強構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003312261A true JP2003312261A (ja) | 2003-11-06 |
JP4032809B2 JP4032809B2 (ja) | 2008-01-16 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Citations (6)
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JPH0481322A (ja) * | 1990-07-23 | 1992-03-16 | Hino Motors Ltd | 自動車のドア |
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-
2002
- 2002-04-22 JP JP2002119024A patent/JP4032809B2/ja not_active Expired - Fee Related
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