JP2003312126A - インクジェット記録媒体用重合体ラテックス及びインクジェット記録媒体用塗工組成物 - Google Patents

インクジェット記録媒体用重合体ラテックス及びインクジェット記録媒体用塗工組成物

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JP2003312126A
JP2003312126A JP2002118826A JP2002118826A JP2003312126A JP 2003312126 A JP2003312126 A JP 2003312126A JP 2002118826 A JP2002118826 A JP 2002118826A JP 2002118826 A JP2002118826 A JP 2002118826A JP 2003312126 A JP2003312126 A JP 2003312126A
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water
coating composition
recording medium
polymer
ink jet
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JP2002118826A
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Misao Nakamura
みさを 中村
Yoko Saito
陽子 斉藤
Hideki Toda
英樹 任田
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクの吸水性に優れるのみならず、水滴な
どが付着しても強度低下が起こらず、しかも、印刷物の
耐水性や滲み性を改善できるインク受理層を形成するた
めのインクジェット記録媒体用塗工組成物、該塗工組成
物を構成するバインダーとして好適な重合体ラテック
ス、およびそのような塗工組成物を支持体に塗工してな
るインクジェット記録媒体を提供する。 【解決手段】 水溶性高分子化合物の存在下に単量体を
重合して得られる重合体からなり、該重合体のテトラヒ
ドロフラン不溶分含量が80重量%以下であることを特
徴とするインクジェット記録媒体用重合体ラテックス。
該重合体ラテックスを含有して成る塗工組成物。該塗工
組成物を支持体に塗工してなるインクジェット記録媒
体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録媒体用重合体ラテックス、該重合体ラテックスを含有
して成るインクジェット記録媒体用塗工組成物、および
これを塗工して成るインクジェット記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、種々の作動
原理によりノズルからインクの微小液滴を飛翔させ、こ
れを記録媒体に付着させて文字や画像等の記録を行なう
ものである。この記録方式は高速化や多色化が容易であ
り、現像や定着等の処理が不要であるという特長を有
し、プリンターやプロッターなどの記録装置において急
速に普及している。このような記録方式に用いられる記
録媒体は、通常、紙等の支持体上に水性樹脂組成物を塗
布し、乾燥させ、塗膜を形成することによって製造さ
れ、該塗膜をインク受理層とするものである。また、イ
ンクジェット記録用のインクとして、安全性や記録適性
の面から主に水系インクが使用されていることから、前
記インク受理層は、水を含むインクを速やかに吸収する
ことが求められている。
【0003】ところで、インクジェット記録方式におい
ては、より印字品質を高め、印刷画像等を高解像度化す
ることについての要求が強く、一般的に低濃度のインク
を用い、かつインク使用量を増やす記録法が採用されて
いる。しかし、記録媒体上に多量に供給されたインクが
受理層に吸収されないまま流れ出して、印字などの記録
部が不鮮明になったり、インク受理層そのものの強度が
低下したりするという問題が生じていた。さらに、イン
クジェット記録前後の記録媒体上に水滴などが付着する
と、インク受理層が変形して強度が低下したり、記録部
が溶出して滲みが生じたりするため、記録品質が著しく
低下するという問題も発生していた。
【0004】このような問題への対策として、例えば、
特開平10−264511号公報には、架橋性基を有す
るカチオン性重合体と親水性高分子とで構成されたイン
ク受理層が、基材の少なくとも一方の面に形成されてい
る記録用シートが記載されている。また、特開2000
−309159号公報には、カチオン性重合体、無機充
填剤およびスルホコハク酸エステル系界面活性剤からな
るバインダー組成物を使用して、支持体の少なくとも一
方の表面に直接または間接にインクジェット記録シート
の受理層を形成することが記載されている。
【0005】これらの公報に記載されているインクジェ
ット記録媒体のインク受理層は、相反する特性であるイ
ンク吸収性と耐水性とを両立させようとする要求に応え
るものであるが、その改良度合いは十分とは言えず、イ
ンクジェット記録をより高品位にするために、記録媒体
とりわけインク受理層を形成する塗工組成物について一
層の改良が求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
事情に鑑み、インクの吸水性に優れるのみならず、水滴
などが付着しても強度低下が起こらず、しかも印刷物の
耐水性や滲み性を改善できるインク受理層を形成するた
めのインクジェット記録媒体用塗工組成物、該塗工組成
物を構成するバインダーとして好適な重合体ラテック
ス、およびそのような塗工組成物を支持体に塗工してな
るインクジェット記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、水溶性高分子
化合物の存在下に単量体を重合して得られ、そのテトラ
ヒドロフラン不溶分含有量が特定範囲にある重合体から
なるラテックスを用いればよいことを見出し、本発明を
完成するに到った。
【0008】かくして本発明によれば、水溶性高分子化
合物の存在下に単量体を重合して得られる重合体からな
り、該重合体のテトラヒドロフラン不溶分含量が80重
量%以下であることを特徴とするインクジェット記録媒
体用重合体ラテックスが提供される。本発明において
は、前記水溶性高分子化合物が、アルコール性水酸基を
含有し、かつ2000以上の重量平均分子量を有するも
のであることが好ましい。また、水溶性高分子化合物の
少なくとも一部が前記重合体に結合していることが好ま
しい。
【0009】さらに、本発明によれば、前記重合体ラテ
ックスを含有して成るインクジェット記録媒体用塗工組
成物、および該塗工組成物を支持体に塗工してなるイン
クジェット記録媒体が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0011】(インクジェット記録媒体用重合体ラテッ
クス)本発明のインクジェット記録媒体用重合体ラテッ
クス(以下、単に「重合体ラテックス」ともいう。)
は、水溶性高分子化合物の存在下に単量体を重合して得
られる重合体からなり、該重合体のテトラヒドロフラン
不溶分含量が80重量%以下であることを特徴とする。
【0012】本発明における重合体を与える単量体とし
ては、特に限定されないが、共役ジエン単量体、芳香族
ビニル単量体及びこれらと共重合可能なその他のエチレ
ン性不飽和単量体が挙げられる。
【0013】共役ジエン単量体としては、例えば、1,
3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン、
2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−エチル−
1,3−ブタジエン、2−クロル−1,3−ブタジエ
ン、1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン、
2,4−ヘキサジエンなどが挙げられる。これらの共役
ジエン単量体の中でも1,3−ブタジエンが好ましい。
【0014】芳香族ビニル単量体としては、例えば、ス
チレン、α−メチルスチレン、モノクロルスチレン、ジ
クロルスチレン、モノメチルスチレン、ジメチルスチレ
ン、トリメチルスチレン、ヒドロキシメチルスチレン、
p−スチレンスルホン酸及びそのナトリウム塩やカリウ
ム塩などが挙げられる。これらの芳香族ビニル単量体の
中でもスチレンが好ましい。
【0015】共役ジエン単量体及び芳香族ビニル単量体
と共重合可能なエチレン性不飽和単量体としては、例え
ば、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのエチ
レン性不飽和ニトリル単量体;(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブ
チル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メ
タ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸グリシジ
ル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチルなどのエ
チレン性不飽和カルボン酸エステル単量体;
【0016】ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、ピバリン酸ビニル、酢酸イソプロペニルなどのカ
ルボン酸ビニルエステル単量体;塩化ビニル、塩化ビニ
リデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデンなどのハロゲ
ン化ビニル単量体;アクリル酸、メタクリル酸、クロト
ン酸などのエチレン性不飽和モノカルボン酸;フマール
酸、マレイン酸、イタコン酸、無水マレイン酸、無水イ
タコン酸などのエチレン性不飽和多価カルボン酸及びそ
の無水物;マレイン酸ブチル、イタコン酸ブチルなどの
多価カルボン酸の部分エステル等;エチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、イソブテンなどのオレフィン系単量
体;
【0017】メチルビニルエーテル、n−プロピルビニ
ルエーテル、イソプロピルビニルエーテル、n−ブチル
ビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、t−ブチ
ルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテルなどのビニ
ルエーテル系単量体;酢酸アリル、酢酸メタリル、塩化
アリル、塩化メタリルなどのアリル化合物;ビニルトリ
メトキシシランなどのビニルシリル化合物;ビニルピリ
ジン、N−ビニルピロリドンなどのビニル複素環化合
物;などが挙げられる。
【0018】このようなエチレン性不飽和単量体の中で
も、エチレン性不飽和ニトリル単量体、エチレン性不飽
和カルボン酸エステル単量体、エチレン性不飽和モノカ
ルボン酸単量体が好ましく、(メタ)アクリロニトリ
ル、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(メタ)アクリル酸ブチル、アクリル酸、メタク
リル酸がより好ましい。
【0019】本発明における重合体の組成は、特に限定
されないが、共役ジエン単量体単位0〜50重量%、芳
香族ビニル単量体単位0〜50重量%およびこれらと共
重合可能なその他のエチレン性不飽和単量体単位30〜
100重量%の範囲であることが好ましく、共役ジエン
単量体単位0〜40重量%、芳香族ビニル単量体単位0
〜30重量%及びこれらと共重合可能なその他のエチレ
ン性不飽和単量体単位30〜100重量%の範囲である
ことがより好ましい。
【0020】本発明の重合体ラテックスは、上記のよう
な単量体を水溶性高分子化合物の存在下に重合して得ら
れるものである。ここで、水溶性高分子化合物とは、2
0℃の水に1重量%以上の濃度で溶解し、その重量平均
分子量が1,000以上の化合物を言う。
【0021】なお、界面活性剤を用いた通常の乳化重合
法によって得られた重合体ラテックスに水溶性高分子化
合物を後添加する方法;乳化重合法以外の方法で得られ
た重合体を水に乳化分散させる際に、分散安定剤として
水溶性高分子化合物を用いる方法;などで得られる重合
体ラテックスでは、本発明の目的を達成することが困難
である。
【0022】水溶性高分子化合物としては、アルコール
性水酸基を含有する化合物、または2,000以上の重
量平均分子量を有する化合物が好ましく、アルコール性
水酸基を含有し、かつ2,000以上の重量平均分子量
を有する化合物がより好ましい。
【0023】アルコール性水酸基を含有する水溶性高分
子化合物としては、例えば、ポリビニルアルコール及び
その各種変性物などのビニルアルコール系重合体;酢酸
ビニルとアクリル酸、メタクリル酸又は無水マレイン酸
との共重合体のけん化物;アルキルセルロース、ヒドロ
キシアルキルセルロース、アルキルヒドロキシアルキル
セルロース、カルボキシルメチルセルロースなどのセル
ロース誘導体;アルキル澱粉、カルボキシルメチル澱
粉、酸化澱粉などの澱粉誘導体;アラビアゴム、トラガ
ントゴム;ポリアルキレングリコール;などが挙げられ
る。これらは単独でまたは2種以上組み合わせて使用す
ることができる。これらの中でも、ビニルアルコール系
重合体が好ましい
【0024】水溶性高分子化合物の使用量は特に限定さ
れないが、単量体100重量部当たり0.5〜100重
量部、好ましくは0.7〜50重量部、より好ましくは
1〜30重量部である。その使用量が0.5重量部未満
の場合は、重合反応系の安定性が悪く凝集物が発生し易
くなる。また、100重量部超の場合は、重合反応系の
粘度上昇により反応熱除去が困難になることがある。
【0025】本発明の重合体ラテックスは、乳化重合法
により製造することが好ましく、乳化重合法としては、
特に限定されないが、水性媒体中において、分解して過
酸化物ラジカルを発生する重合開始剤(ラジカル開始
剤)を用いて、前記水溶性高分子化合物の存在下に単量
体を重合させる方法がより好ましい。
【0026】水溶性高分子化合物と単量体の添加方法
は、特に限定されないが、それぞれを反応器に連続的に
添加しながら重合することが好ましく、水溶性高分子化
合物、単量体および水性媒体を混合して得られる単量体
乳化物を、反応器に連続的に添加しながら重合すること
がより好ましい。
【0027】水性媒体(水、または水と所望により併用
される水溶性有機溶媒との混合物)と単量体との使用量
比は特に制限されないが、水性媒体100重量部に対し
て、単量体が、通常、10〜70重量部、好ましくは1
5〜60重量部、より好ましくは20〜50重量部であ
る。
【0028】重合開始剤としては、特に限定されない
が、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過
酸化水素などの水溶性過酸化物;t−ブチルハイドロパ
ーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブ
チルパーオキサイドなどの油溶性過酸化物;過酸化物と
亜硫酸水素ナトリウムなどの各種還元剤とを組み合わせ
たレドックス系開始剤;などが挙げられる。これらの中
でも前記水溶性過酸化物が好適である。重合開始剤の使
用量は、単量体100重量部に対して、通常0.05〜
3重量部、好ましくは0.1〜2重量部である。
【0029】重合反応系には、乳化重合において通常使
用される低分子の界面活性剤を使用しないことが特に好
ましく、使用する場合は、単量体100重量部に対し
て、好ましくは1重量部以下、より好ましくは0.2重
量部以下の使用量となるようにする。
【0030】重合反応系には、重合体のテトラヒドロフ
ラン不溶分含量を調節するために、公知の連鎖移動剤を
適当量を加えることができる。特に、1,3−ブタジエ
ンなどの共役ジエン単量体を含む単量体を重合する場
合、連鎖移動剤を使用することが好ましい。その場合の
連鎖移動剤の使用量は、単量体混合物100重量部に対
して0.2〜5重量部である。
【0031】重合条件や重合方法なども特に制限されな
いが、重合温度は、通常、0〜100℃、好ましくは5
〜95℃である。重合時間は、通常、30分〜50時間
である。重合反応は、公知の重合停止剤を反応系へ添加
することにより、あるいは反応系を冷却することにより
停止することができる。重合反応を停止する際の重合転
化率は、所望により適宜調整することができる。重合終
了後、必要に応じて未反応単量体を除去する等の後処理
を施して、重合体ラテックスを得ることができる。
【0032】かかる重合体ラテックスの調製法におい
て、前述の水溶性高分子化合物は、分散安定剤として機
能すると同時に、その少なくとも一部が重合体に結合し
ていることが好ましい。水溶性高分子化合物と重合体と
の結合様式は特に限定されないが、グラフト結合してい
ることが好ましい。
【0033】この場合、重合体全量100重量部に対す
る、重合体と結合している水溶性高分子化合物の重量割
合(グラフト率)は、0.5〜30重量%であることが
好ましく、2〜15重量%であることがより好ましい。
【0034】前記グラフト率が小さすぎると、インク吸
水性が不良となったり、インク受理層の強度が低下した
りする場合があり、逆に大きすぎると、同様の現象が生
じ易いほかに、重合体ラテックスの粘度が上昇して取扱
いが困難になる場合がある。
【0035】なお、重合体と結合していない遊離の水溶
性高分子化合物は、例えば、遠心分離によって、重合体
ラテックスから分離することができる。即ち、遠心分離
により、遊離状態にある該水溶性高分子化合物は水層中
に残り、重合体と結合している水溶性高分子化合物は、
重合体とともに沈殿分離される。重合体と結合している
水溶性高分子化合物は、例えば、それを更に過酸化物ラ
ジカルで処理をして不溶化することにより、水溶性高分
子化合物と結合している重合体と、水溶性高分子化合物
と結合していない重合体とに分離することができる。
【0036】また、水溶性高分子化合物と結合している
重合体における水溶性高分子化合物の量は、例えば、水
酸基をアセチル化するなどの手法により適切な誘導体に
変換した後、NMRにより定量することができる。
【0037】本発明の重合体ラテックスは、それを構成
する重合体のテトラヒドロフラン不溶分含量が80重量
%以下であることが必須である。テトラヒドロフラン不
溶分含量が80重量%を超えると、本発明の目的を達成
できない。該不溶分含量は好ましくは70重量%以下、
より好ましくは65重量%以下である。
【0038】重合体ラテックスを構成する重合体粒子の
重量平均粒子径は、通常、30〜1,000nm、好ま
しくは50〜800nmである。粒子径が小さすぎる
と、インクジェット記録用塗工組成物の粘度が高くな
り、塗工組成物の調製が困難になり、逆に大きすぎる
と、塗工組成物を用いて形成されるインク受理層の強度
が低下する場合がある。
【0039】また、重合体ラテックスを構成する重合体
のガラス転移温度は、通常、−40〜+30℃、好まし
くは−30〜+20℃である。ガラス転移温度が高すぎ
ると、インク受理層の接着強度が低下しやすく、逆に低
すぎると、耐ブロッキング性が低下することがある。な
お、ガラス転移温度は、重合体ラテックスを枠付きガラ
ス板に流延し、温度20℃、相対湿度65%の恒温恒湿
槽に48時間放置してフィルムを得、そのフィルムを示
差走査熱量計(測定開始温度:−100℃、昇温速度:
5℃/分)を用いて測定される。
【0040】重合体ラテックスの固形分濃度は、特に限
定されないが、通常、3〜60重量%、好ましくは5〜
50%、より好ましくは10〜50%である。固形分濃
度はブレンド法、希釈法、濃縮法など公知の方法により
適宜調整して、次に説明する塗工組成物へ好ましく適用
される。
【0041】(インクジェット記録媒体用塗工組成物)
本発明のインクジェット記録媒体用塗工組成物は、前記
の重合体ラテックスを含有して成る。重合体ラテックス
は、この種の塗工組成物へ通常配合される必要成分ある
いは任意成分を分散させるための媒体として機能すると
ともに、それらを適宜選択される支持体へ固着させ、イ
ンク受理層を形成するためのバインダー機能を有する。
【0042】本塗工組成物に配合される成分としては、
上記の重合体ラテックスのほか、例えば、無機空隙形成
材、顔料、顔料分散剤、染料、増粘剤、流動性改良剤、
消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、蛍光増白
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤、耐
水化剤、湿潤紙力増強剤、乾燥紙力増強剤、染料定着剤
等などが挙げられる。これらの成分の使用量、塗工組成
物への配合方法などは本発明の目的を損なわない範囲で
適宜選択される。
【0043】無機空隙形成材は、インク受理層を多孔質
のものとしてインク(水性)の色材を記録媒体の表面に
とどめ、インクの水分を吸収し、あるいは紙等の支持体
へ吸い取らせるために、塗工組成物へ好ましく配合され
る。そのような無機空隙形成材としては、例えばシリ
カ、アルミナなどが挙げられるが、これらは顔料として
も機能する。無機空隙形成材の配合量は、重合体ラテッ
クスの固形分100重量部に対して、通常100〜10
00重量部、好ましくは200〜500重量部の範囲で
ある。余りに多量に無機空隙形成剤を配合しても、得ら
れる塗工組成物の支持体上での成膜性や密着性が劣るよ
うになる。他方、余りに少なすぎても、無機空隙形成剤
を配合する効果を殆ど得ることができない。
【0044】顔料としては、例えば、シリカ、アルミ
ナ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、タ
ルク、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、硫酸
バリウム、硫酸カルシウム、珪酸マグネシウム、珪酸ア
ルミニウム、ケイソウ土、ゼオライト、水酸化アルミニ
ウム、水酸化マグネシウム等の無機顔料;中空粒子、ス
チレン系プラスチックピグメント、アクリル系プラスチ
ックピグメント等の有機顔料;などが挙げられる。これ
らの中でも、無機顔料が好ましく、特にシリカが好まし
い。配合量は、重合体ラテックスの固形分100重量部
に対して、通常100〜1000重量部、好ましくは2
00〜500重量部の範囲である。
【0045】塗工組成物の調製方法は特に限定されず、
一般的には分散機を用い、前記重合体ラテックスおよび
その他の配合成分、必要に応じて水を添加して分散させ
ることにより調製される。なお、塗工組成物の全固形分
濃度は、通常、5〜50重量%、好ましくは10〜40
重量%である。
【0046】(インクジェット記録媒体)本発明のイン
クジェット記録媒体は、前述の塗工組成物を支持体に塗
工してなるものであり、支持体の少なくとも一方の面に
塗工組成物を塗布し、乾燥させ、インク受理層としての
塗膜を形成することによって得ることができる。
【0047】記録媒体を構成する支持体は特に限定され
ず、記録媒体の使用目的や記録装置に応じて適宜選択す
ればよい。例えば、新聞原紙、上質原紙、中質原紙など
の原紙;原紙上にポリビニルアルコール、澱粉などが塗
工された塗工紙;顔料を主成分とする塗工層が設けられ
たコート紙、アート紙、キャスト紙などの塗工紙;合成
紙(ポリプロピレン樹脂ベースの多層フィルム、紙の両
面をポリエチレンで被覆した紙など);ポリエステルフ
ィルム、塩ビフィルムなどの樹脂フィルム;金属製、ガ
ラス製およびセラミック製などの支持体;などが挙げら
れる。好ましくは原紙、塗工紙、合成紙である。
【0048】塗工組成物を用いて支持体上に塗布する方
法は特に限定されない。例えば、ロールコーター、エア
ナイフコーター、ブレードコーター、ロッドブレードコ
ーター、カーテンコーター、バーコーター、ダイコータ
ー、グラビアコーター等の一般的なコーターを用いて塗
布することができる。支持体への塗布量も特に限定され
ないが、通常1〜50g/m、好ましくは3〜30g
/mである。塗膜の厚みは、通常20〜60μであ
る。塗工組成物を支持体へ塗布した後、必要に応じて5
0〜150℃の範囲の適当な温度で加熱することによ
り、インク受理層を形成することができる。
【0049】本発明の記録媒体は、必要に応じて、得ら
れた塗膜をカレンダー処理して、インク受理層に平滑性
や光沢を与えることができる。また、支持体上に直接塗
布して、一層のインク受理層を形成してもよいし、必要
に応じてインク受理層を含む多層構成としてもよい。例
えば、インク受理層の下にアンカー層を設けてもよく、
またインク受理層の上にさらに光沢層を設けてもよい。
【0050】本発明の記録媒体は、インクの小滴を飛翔
させて記録するインクジェット記録方式による記録媒体
(シート)として特に有用であるが、オフセット印刷、
フレキソ印刷などの水性インキ印刷用シートなどとして
も利用できる。
【0051】
【実施例】以下に実施例および比較例を挙げて、本発明
についてさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。また、これらの例に
おける部および%は、特に断りのない限り重量基準であ
る。
【0052】評価方法を以下に説明する。 (1)重量平均粒子径(nm) 重合体ラテックスの重量平均粒子径は、コールターLS
230(コールター社製粒子径測定機)で測定した。
【0053】(2)グラフト率(%) 重合体ラテックスの固形分濃度を10%に調整し、その
60gを試料とした。該試料を5℃、13,000rp
m、60分の条件で遠心分離し、上澄み液を40g回収
した。次いで、沈降層(20g)に蒸留水40gを加え
て均一にした後、同一条件で再度遠心分離して上澄み液
40gを回収した。さらに、沈降層について再度同一操
作を繰り返した。3回の遠心分離で回収した上澄み液の
合計120g中の固形分量を測定した。この値を重合体
と結合しなかった遊離の水溶性高分子化合物の量(A)
とした。重合体ラテックスの製造における、各原料の仕
込み割合と重合反応を停止する際の重合転化率より、試
料中の水溶性高分子化合物の量(B)を求め、下記式に
より、グラフト率を求めた。 グラフト率=〔(B−A)/(6−B)〕×100
(%)
【0054】(3)テトラヒドロフラン(THF)不溶
分量 重合体ラテックスpHを7に調整した後、枠付きガラス
板に流延し、100℃にて減圧乾燥してフィルムを得
た。このフィルム0.5gを80メッシュの金網のかご
に入れて、それを20℃のテトラヒドロフラン100m
lに24時間浸漬した後、金網のかごに残るフィルムを
100℃で減圧乾燥し、残存率を計算して不溶分量を求
めた。 (4)インク吸水性 温度23℃、相対湿度65%の恒温恒湿室にてインクジ
ェットプリンター(BJC−445J;キヤノン社製)
を用いて記録シートにシアン、マゼンダ、イエロー、ブ
ラックの4色で「A」(フォントサイズは12)を印字
した。印字直後から時間を測定して5秒間隔で印字部分
に指で触れた(ただし、印字直後は測定しない)。指に
インクが付着しなかった最初の時間(単位:秒)を測定
した。
【0055】(5)インクの滲み 温度23℃、相対湿度65%の恒温恒湿室にてインクジ
ェットプリンター(BJC−445J;キヤノン社製)
を用いて記録シートにシアン、マゼンダ、イエロー、ブ
ラックの4色で「A」(フォントサイズは12)を印字
した。印字後、ルーペにて印字を拡大(200倍)して
印字の滲みを目視で評価した。印字の滲みが無い場合を
◎、ごくわずかに滲みがある程度の場合を○、滲みがあ
るが大きくない場合を△、滲みが大きい場合を×とし
た。◎〜○のものは実用上の問題がないと判断した。
【0056】(6)インク受理層の表面強度 印字前のインクジェット記録シート表面を指で擦り、指
への顔料の転移程度を目視で評価する。指への顔料の転
移が無い場合を◎、ごくわずかに転移がある程度の場合
を○、指への顔料の転移が多量認められる場合を×とす
る。◎〜○のものは実用上の問題がないと判断した。
【0057】(7)インク受理層の耐水強度 インクジェット記録紙をアダムスウェットラブテスター
に20秒間浸漬し、分光光度計を用い、前記浸漬により
得られた白濁水の透過率を測定した。数値が大きい方ほ
ど耐水強度が良好である。
【0058】(実施例1〜4、比較例1〜3)耐圧オー
トクレーブ(1)に、脱イオン水90部、表1に示す単
量体および副資材を仕込み、混合、撹拌して単量体乳化
物を得た。なお、表1のt−ドデシルメルカプタンは連
鎖移動剤である。PVA205(クラレ社製、けん化度
88モル%)とPVA220E(クラレ社製、けん化度
88モル%)は、水可溶性のポリビニルアルコールであ
る。また、ラウリル硫酸ナトリウムは、乳化重合におい
て一般的に使用されている公知の界面活性剤である。
【0059】温度計を備えた耐圧オートクレーブ(2)
に、脱イオン水57部、エタノール8部を仕込み、60
℃に昇温した。60℃に維持した状態で、過硫酸カリウ
ム0.5部を脱イオン水10部に溶解した開始剤溶液を
添加し、次いで、直ちに前記の単量体乳化物を4時間か
けて添加した。添加終了後、更に3時間重合反応を継続
した後、冷却して反応を終了させた。それぞれの重合転
化率は93〜95%であった。得られたラテックスか
ら、未反応単量体を除去した後、固形分濃度35%、ラ
テックスpHを7に調整して、重合体ラテックス1A〜
4Aおよび1B〜3Bを得た。それぞれの重量平均粒子
径、テトラヒドロフラン(THF)不溶分量、およびグ
ラフト率を表1に示す。
【0060】分散機中で、シリカ(水澤化学工業社製の
Mizukasil P−78)100部、ポリアクリ
ル酸ナトリウム0.8部を水に分散させ、前記の各重合
体ラテックス固形分30部を添加して30分間分散さ
せ、固形分濃度20%の塗工組成物を得た。この塗工組
成物を坪量が70g/m2の上質原紙に、乾燥重量が片
面15g/m2となるようにワイヤーバーにて両面塗工
し、100℃の熱風乾燥機で20秒間乾燥した。得られ
た塗工紙を温度23℃、湿度65%に調整された恒温恒
湿槽で5時間静置した。更に、温度40℃、線圧50k
g/cmに調整した実験用ミニカレンダーで2回表面処
理してインクジェット記録シートを得た。重合体ラテッ
クス1A〜4Aおよび1B〜3Bを用いて作製したイン
クジェット記録シートについて、インク吸水性、インク
の滲み、表面強度および耐水強度を評価した。評価結果
を表1に示す。
【0061】(比較例4)重合体ラテックスを使用せ
ず、代わりにポリビニルアルコールPVA−103(ク
ラレ製)を30部使用して、実施例1と同様に、固形分
濃度20%の塗工組成物を得た。その塗工組成物を用い
て記録シートを作製し、インク吸水性、インクの滲み、
表面強度および耐水強度を評価した。評価結果を表1に
示す。
【0062】
【表1】
【0063】表1より、以下のことがわかる。通常使用
される界面活性剤を用いて乳化重合して得られた重合体
ラテックスを用いて作製した記録シートは実用的なもの
ではなかった(比較例1および2)。水溶性高分子化合
物の存在下に単量体を重合して得られたものの、THF
不溶分含量が本発明の範囲より高い重合体ラテックスを
用いて作製した記録シートは、インク吸水性が優れるも
のの、耐水強度が劣り、インクジェット記録シート用途
に適さないことが分かる(比較例3)。重合体ラテック
スを用いず、ポリビニルアルコールをバインダー成分と
して用いて作製した記録シートは、インク吸水性と表面
強度に優れるものの、インクの滲みがみられ、また、耐
水強度に劣る。(比較例4)
【0064】これらの比較例に比べ、本発明で規定する
範囲内の重合体ラテックスを用いて記録シートを作製す
ると、インク吸水性が速やかであり、インク滲みが実用
上問題なく、また、表面強度や耐水強度の面でも優れた
記録シートが得られることがわかる(実施例1〜4)。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、インクの吸水性に優れ
るのみならず、水滴などが付着しても強度低下が起こら
ず、しかも、印刷物の耐水性や滲み性を改善できるイン
ク受理層を形成するためのインクジェット記録媒体用塗
工組成物、該塗工組成物を構成するバインダーとして好
適な重合体ラテックス、およびそのような塗工組成物を
支持体に塗工してなるインクジェット記録媒体が提供さ
れる。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA05 EA13 FC06 2H086 BA01 BA15 BA35 BA36 BA41 4J011 PA53 PA54 PA67 PA68 PA69 PB19 PC06 4J026 AA02 AA03 AA06 AA30 AA38 AA43 AA53 BA05 BA06 BA15 BA19 BA20 BA27 BA31 BA40 BA45 BA46 DB04 FA04 GA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶性高分子化合物の存在下に単量体を
    重合して得られる重合体からなり、該重合体のテトラヒ
    ドロフラン不溶分含量が80重量%以下であることを特
    徴とするインクジェット記録媒体用重合体ラテックス。
  2. 【請求項2】 水溶性高分子化合物がアルコール性水酸
    基を含有し、かつ2000以上の重量平均分子量を有す
    るものである請求項1記載の重合体ラテックス。
  3. 【請求項3】 水溶性高分子化合物の少なくとも一部が
    重合体に結合しているものである請求項1記載の重合体
    ラテックス。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の重合体ラテックスを含有
    して成るインクジェット記録媒体用塗工組成物。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の塗工組成物を支持体に塗
    工してなるインクジェット記録媒体。
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