JP2003311445A - 摩擦攪拌接合用押し出し形材 - Google Patents

摩擦攪拌接合用押し出し形材

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JP2003311445A
JP2003311445A JP2002114457A JP2002114457A JP2003311445A JP 2003311445 A JP2003311445 A JP 2003311445A JP 2002114457 A JP2002114457 A JP 2002114457A JP 2002114457 A JP2002114457 A JP 2002114457A JP 2003311445 A JP2003311445 A JP 2003311445A
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JP
Japan
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joint
welding
friction stir
friction stirring
stir welding
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Application number
JP2002114457A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Nakamura
英之 中村
Toshiaki Makino
俊昭 牧野
Yoshihiko Ine
佳彦 稲
Toshiaki Sagawa
年旦 佐川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩擦攪拌接合用継手構造の強度向上を図る押
し出し形材を提供する。 【解決手段】 金属製の形材である第1の部材10と第
2の部材20の端部は重ねあわされて摩擦攪拌接合さ
れ、継手構造1を構成する。第1の部材10の継手部1
2は段付状に折り曲げられ、その上部に突部14を有す
る。第2の部材20の継手部22も段付状に折り曲げら
れる。両継手部の接合面Sは、両部材の板厚中心線を
含む同一の平面を形成する。実部14側から摩擦攪拌接
合用回転工具50を挿入し、摩擦攪拌接合を行う。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、摩擦攪拌接合用の
押し出し形材に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、特開平10-230376号公
報は、摩擦攪拌接合による金属部材の接合を開示してい
る。この技術は、二枚の金属板の端部端部のうちの、一
方の接合端部に厚さ方向に平行状に屈曲部を設けて、両
金属板の端部を重ね合わせる。そして、屈曲部側から回
転工具を挿入して、摩擦攪拌接合を行うものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た摩擦攪拌接合部にあっては、一方の板材の屈曲部の下
面と他方の板材の上面が接合面となるので、接合後の両
板材に引張応力を加えたときに接合面に回転モーメント
が発生し、強度が低下する不具合があった。 【0004】本発明は、上述した不具合を解消する摩擦
攪拌接合用の押し出し形材を提供するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的は、全体が板状
であって、両端部は摩擦攪拌接合する分であって、該両
端の間は凹んでいること、によって達成できる。 【0006】 【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施例に
係る摩擦攪拌接合用継手構造を示す断面図である。全体
を符号1で示す継手構造は、金属製の第1の板状部材1
0と、金属製の第2の板状部材20の接合端部により形
成される。両部材10,20は紙面に垂直な方向に延び
ている。 【0007】第1の部材10及び第2の部材20は、厚
さ寸法T,Tを有する板状の部材である。そして、
第1の部材10の端部及び第2の部材20の端部は、段
付状に折り曲げられて継手部12,22が形成されてい
る。この継手部12,22の段高さは、板厚T,T
の半分の寸法に設定される。継手部12,22部は、重
ね摩擦攪拌接合を行う部分である。つまり、重ねた接合
面Sは、板厚T,Tの中心線C,Cの延長線
上に位置する。 【0008】第2の継手部22は、第1の部材10の第
1の継手部12とは反対側に折り曲げられて形成されて
いる。 【0009】第1の部材10の端部の板厚方向の上面側
には、厚さ方向に突出する突部14がある。突部14
は、第1の部材10の全長にわたって形成されており、
その幅寸法は、摩擦攪拌接合用工具の大径部の直径寸法
よりも大きい寸法に設定されている。突部14に回
転工具50の大径部が若干挿入される。 【0010】摩擦攪拌接合用回転工具50を第1の部材
10の第1の継手部12の外側から継手部12,22に
圧入し、紙面に垂直な方向に相対移動させることで、第
1の部材10と第2の部材20とは摩擦攪拌接合され
る。 【0011】この状態で、第1の部材10と第2の部材
20をテーブル上に固定し、摩擦攪拌接合用回転工具5
0を第1の部材の突部14側から挿入して摩擦攪拌接合
を施す。 【0012】この際に、摩擦攪拌接合用回転工具50の
先端の小径部は直径寸法Dを有し、ねじ部が形成され
ているが、この小径部の先端は、第2の部材20の第2
の継手部22の上面に挿入される(第2の継手部22の
下面24のわずかに上にに挿入される)ようにする。工
具50の直径寸法Dを有する大径部は第1の継手部1
2の突部14に圧入される。 【0013】以上のように接合された継手構造1に対し
て、矢印P1で示す水平方向への引張荷重を与えたとき
に、継手構造1の接合面Sは、第1の部材10の板厚
中心線Cと第2の部材20の板厚中心線Cと同一平
面にあるので、接合面に回転モーメントが発生しない。 【0014】したがって、剥離が起こりにくく、強度の
高い継手構造を得ることができる。 【0015】図2は、本発明の第2の実施例に係る継手
構造の断面図である。第1の中空形材110は、平行に
形成される第1及び第2の板状の部材111,112
と、両者を接続した第3の板状の部材113と、からな
る。 【0016】第2の中空形材120は、平行に形成され
る第1及び第2の板状の部材121,122と、両者を
接続した第3の板状の部材123と、からなる。 【0017】第1の中空形材110の第1の部材111
の端部は第2の部材112の端部よりも第2の中空形材
120側に突出して、第2の中空形材120の第1の部
材121の端部に突き合せられている。第2の中空形材
120の第1の部材121の端部は第2の部材122の
端部よりも第1の中空形材110側に突出して、第1の
中空形材110の第1の部材111の端部に突き合せら
れている。突き合せ部は第2の部材112,122側か
ら摩擦攪拌接合Sしている。 【0018】第1の中空形材110の第2の部材112
と第3の部材113との接続部に凹んだ第1の継手部1
14を有する。第2の中空形材120は、第2の部材1
12と第3の部材113との接続部に凹んだ第2の継手
部124を有する。 【0019】第1及び第2の継手部114,124の上
面(重ね面、接合面)は、板状の第2の部材112の板
厚の中心線C,Cの延長上に形成される。 【0020】第1の継手部114と第2の継手部124
は開口部を隔てて互いに離れており、この開口部を覆う
第3部材130が両継手部114,124の間に載置さ
れ、摩擦攪拌接合により第1の継手構造101と、第2
の継手構造102が形成される。 【0021】第3の部材130は、板状の部材であっ
て、両端部に段付の第1及び第2の継手部132,13
6が形成されている。第1及び第2の継手部132,1
36の段差寸法は、板状部131の板厚の寸法Tの半
分の寸法に設定される。両端の第1及び第2の継手部1
32,136の間の板上部131は凹んでいる。すなわ
ち、継手部132,136の重ね面(接合面)は、板厚
の中心線CやC,Cの延長線上に位置し
ている。 【0022】第1及び第2の継手部132,136の上
面には、突部134,138が設けられている。 【0023】第1の部材111,121を摩擦攪拌接合
で接合した後、第1及び第2の継手部114,124の
上に第3の部材130を載置し、摩擦攪拌接合用回転工
具50を第1の継手部132に圧入して、第1の継手部
に摩擦攪拌接合を施して第1の継手構造101を形成す
る。 【0024】同様に、第2の継手部136に摩擦攪拌接
合を施して、第2の継手構造を形成する。 【0025】この継手構造は以上のように形成されるの
で、第1の中空形材110と第3の部材130の接合面
は、両部材の板厚中心線と同一平面を形成する。し
たがって、水平方向の引張荷重に対して、高い強度を持
つ。同様に第2の中空形材120と第3の部材130の
接合面Sも、両部材の板厚中心線と同一平面を形成
し、引張応力に対して、高い強度を持つ。 【0026】 【発明の効果】本発明は以上のように、全体が板状であ
って、両端部は摩擦攪拌接合する分であって、該両端の
間は凹んでいること、を特徴とする押し出し形材を得る
ものである。そして、2つの形材を重ね合わせて接合面
を形成し、この接合面に対して、垂直な方向から摩擦攪
拌接合用回転工具を挿入し、接合面を摩擦攪拌接合して
継手構造を形成する際に、接合面が2つの部材の板厚中
心線と同一の平面になるように、各部材の接合部を加工
したものである。 【0027】したがって、継手構造に接合面に平行な引
張応力が加えられたときにも、接合面に回転モーメント
が発生しない。よって、強度の高い継手構造を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図。 【図2】本発明の第2の実施例を示す断面図。 【符号の説明】 1 摩擦攪拌接合用継手構造 10 第1の部材 12 第1の継手部 14 突部 20 第2の部材 22 第2の継手部 50 摩擦攪拌接合用回転工具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲 佳彦 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸事業所内 (72)発明者 佐川 年旦 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 Fターム(参考) 4E067 DA13 DA17 EC09

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】全体が板状であって、両端部は摩擦攪拌接
    合する分であって、該両端の間は凹んでいること、を特
    徴とする摩擦攪拌接合用押し出し形材。
JP2002114457A 2002-04-17 2002-04-17 摩擦攪拌接合用押し出し形材 Pending JP2003311445A (ja)

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