JP2003245783A - スポット接合ツール - Google Patents
スポット接合ツールInfo
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Abstract
合する際に、ショルダー部の直径の増大、これに伴う押
圧力の増大を押さえるとともに、接合継手強度の低下を
防止するスポット接合ツールを提供する。 【解決手段】被接合材2,3の接合点に、押圧かつ回転
しながら前記中央ピン12を進入し、主として前記ショ
ルダー部13と被接合材2との摩擦により接合部4に熱
を供給するとともに、この熱により前記接合部近傍の被
接合材2,3を塑性流動化し、これを前記中央ピン12
で攪拌することにより接合する。中央ピン12は、中央
ピン12が進入する側の被接合材2の厚さと略同等な長
さを有し、ショルダー部13は上部に向かって直径が徐
々に増加する形状を有することで、熱源となるショルダ
ー部13を接合部4に接近させる。
Description
数の金属板をスポット的に接合していくスポット接合に
おいて使用されるスポット接合ツールに関する。
をスポット的に接合する方法として、抵抗スポット溶接
による接合、リベットやネジによる機械的接合が知られ
ている。さらに、最近では、例えば特開2001−31
4982号公報に記載されるように、複数の重ね合わさ
れた金属板からなる被接合材に、軸線に沿って突出する
中央ピンと、該中央ピンの上側に連接され、前記中央ピ
ンより大径の本体胴部と、該本体胴部の下部外周から前
記中央ピンに至るショルダー部とを有し、複数の重ね合
わされた金属製の被接合材の接合点に、押圧かつ回転し
ながら前記中央ピンを進入し、主としてショルダー部と
被接合材との摩擦により接合部に熱を供給するととも
に、この熱により前記接合部近傍の被接合材を塑性流動
化させ、これを前記中央ピンで攪拌することにより接合
するスポット接合ツールを用いて被接合材同士を接合す
る摩擦攪拌スポット接合方法が提案されている。
たアルミニウム合金等の金属板をスポット的に接合する
方法には、次のような欠点がある。
量の電力を必要とし溶接電極の消耗が激しい等の問題が
あり、リベットやネジによる機械的接合では接合部材を
多数必要とする問題がある。
は、スポット接合ツールは、本体胴部の下部外周から小
径の中央ピンに至るショルダー部の形状として、平面タ
イプのものや、逆テーパー状のものを備えるものがあ
る。いずれの接合ツールの場合も、塑性流動化した被接
合材を攪拌する機能を有する中央ピンは、被接合材を貫
通しないように被接合材の重ね合わせ厚さの和よりやや
短いが、上側の被接合材の上面から下側の被接合材の下
面付近まで延びる長さであり、かつ直径は一定である。
また、塑性流動化を生じさせる熱源となるショルダー部
は、被接合材同士が接する接合部から中央ピンが進入す
る側の被接合材の板厚を隔てた部分で摩擦熱を発生させ
ており、この板厚の隔たりが熱の拡散を生じ加熱効率を
減じる一因となっている。そのため、必要な加熱量を確
保するには摩擦面積の増加を目的に熱源となるショルダ
ー部の外径を大きくする必要がある。
は、被接合材同士のナゲットと呼ばれる接合部の面積が
大きいほど接合強度は増加する傾向にある。従って、接
合強度の向上を行うには接合部面積の増大を目的に、シ
ョルダー部の外径を大きくする必要があるが、被接合材
同士の接合部と非接合部の境界となるナゲット端と呼ば
れる接合部外縁部は被接合材同士が股さき状の形状とな
るため、外部から荷重が負荷された場合には、この部分
で応力集中が生じやすく、亀裂発生の起点となるおそれ
がある。
ると、密なスポット間隔が得られず、総合的な継手強度
の向上が望めなくなるとともに、接合時の接合ツールに
負荷する押圧力も増加するおそれがある。それに加え
て、ショルダー部での被接合材表面は摩擦のために削ら
れ、この部分での被接合材の肉厚は母材厚さよりも薄く
なる傾向にある。
が負荷された場合には、前述したようにナゲット端が亀
裂の起点となり、その上側の薄肉部に向かって亀裂が進
行し、破壊を生じる。また、薄肉部が過度に薄い場合に
は、この部分から亀裂を生じて破壊する場合もある。
(b)に基づいて詳述する。このスポット接合ツール1
01A,101Bは、図示しない駆動手段により、上下
方向(図(a)(b)の矢印T方向)に移動自在であ
り、かつ回転自在(図4(a)(b)の矢印R方向)に
構成されている。
Bを用いてスポット接合する場合には、例えば重ね合わ
せた2枚の被接合材2,3の所定の接合位置(接合点)
に、接合ツール101A,101Bを回転させながら下
降させる(ここで、被接合材2,3はアルミ板でも銅板
でも鉄板でもよい)。前記接合ツール101A,101
Bの中央ピン12’,12”が下降すると、先ず、上側
に載置された被接合材2の上面に中央ピン12’,1
2”が当接し、その後ショルダー部13’、13”が当
接する。ショルダー部13’,13”と被接合材2との
接触面で摩擦熱が生じ、接合部4’,4”近傍に熱を供
給することにより、ショルダー部13’、13”及び接
合部4’,4”近傍の被接合材2,3が塑性流動化する
ので、中央ピン12’,12”でこれを攪拌することに
より接合部4’,4”を形成する。その後、接合ツール
101A,101Bを抜き、接合部4’,4”が冷却硬
化すれば接合は完了する。
1A,101Bはいずれも塑性流動化した被接合材2,
3を攪拌する機能を有する中央ピン12’,12”は、
下側の被接合材3を貫通しないように被接合材2,3の
重ね合わせ厚さよりやや短いが、上側の被接合材2の上
面から下側の被接合材3の下面付近まで延びる長さであ
り、かつそれらの直径d,d’は一定である。一方、塑
性流動化を生じさせる熱源となるショルダー部13’,
13”は被接合材2,3同士が接する接合部4’,4”
から接合ツール101A,101Bが進入する上側の被
接合材2の板厚L0を隔てた部分で摩擦熱を発生させて
いるが、中央ピン12’、12”が前述したような長さ
を有することから、前記摩擦熱の発生部分と接合部
4’,4”とが被接合材2の板厚L0に相当する距離だ
け離れることになり、熱の拡散を生じて加熱効率を減じ
る一因となっている。そこで、必要な加熱量を確保する
には、前述したように、摩擦面積の増加を目的にショル
ダー部13’、13”の外径D,D’を大きくする必要
がある。
13”は、それぞれ、図4(a)に示す略水平面形状ま
たは図4(b)に示す逆テーパー面形状であり、スポッ
ト接合ツール101A,101Bを押し込んだ際に、流
動化状態の被接合材は中央ピン12’,12”およびシ
ョルダー部13’,13”により押し退けられる。そし
て、スポット接合ツール101A,101Bを引き抜い
た後、流動化状態の被接合材が硬化すると、上部に載置
された被接合材2の接合部上面の形状は、窪みを生じて
おり、肉厚が接合部4’,4”の外縁部近傍で一部薄く
形成された断面となっている。このように、接合部
4’,4”の大きさを示す直径C2,C2’の先端部
(ナゲット端)での上部被接合材2の板厚L2,L2’
は元の板厚L0より薄くなっているので、被接合材2,
3同士を引き離す外力が加えられると、接合部4’,
4”の外縁(ナゲット端)から当該薄肉部に向け又は該
薄肉部から亀裂K、K’が生じ、接合部4’,4”が孤
立し被接合材2,3同士を接合する役目を果さなくな
り、結果として接合力の低下につながる。
を摩擦攪拌スポット接合する際に、ショルダー部の直径
の増大、これに伴う押圧力の増大を押さえるとともに、
接合継手強度の低下を防止するスポット接合ツールを提
供することである。
めに請求項1に係る発明は、軸線に沿って突出する中央
ピンと、該中央ピンの上側に連接され前記中央ピンより
大径の本体胴部と、該本体胴部の下部外周から前記中央
ピンに至るショルダー部とを有し、複数の重ね合わされ
た金属製の被接合材の接合点に、押圧かつ回転しながら
前記中央ピンを進入し、主として前記ショルダー部と被
接合材との摩擦により接合部に熱を供給するとともに、
この熱により前記接合部近傍の被接合材を塑性流動化
し、これを前記中央ピンで攪拌することにより接合する
スポット接合ツールであって、前記中央ピンは、前記中
央ピンが貫通して進入する単数又は複数の被接合材の厚
さに相当する長さより若干長い長さを有するものであ
り、前記ショルダー部は、前記中央ピンの上端位置から
前記中央ピンの上方に向かって直径が徐々に増加する形
状であることを特徴としている。ここで、「前記中央ピ
ンは、前記中央ピンが貫通して進入する単数又は複数の
被接合材の厚さに相当する長さより若干長い長さを有す
る」とは、被接合材が2枚の場合には、中央ピンが上側
の被接合材のみを貫通するので、上側の被接合材の厚さ
に相当する長さより若干長い長さを有するという意味で
あり、被接合材が3枚の場合には、3枚のうち上側に位
置する2枚のみを中央ピンが貫通するので、上側の2枚
の被接合材の厚さに相当する長さより若干長い長さを有
するという意味である。つまり、被接合材の枚数にかか
わらず、最も下側に位置する被接合材を除いた残りの被
接合材の厚さに相当する長さより若干長い長さを有する
という意味である。また、「若干長い長さ」とは、被接
合材が2枚の場合には中央ピンが下側の被接合材に、被
接合材が3枚の場合には最も下側(上から3枚目)の被
接合部材に、塑性流動化した被接合材を攪拌するのを損
なわない程度に進入できる長さがあればよいという意味
である。
よれば、前記中央ピンが、前記中央ピンが貫通して進入
する単数又は複数の被接合材の厚さに相当する長さより
若干長い長さを有するものに過ぎないので、摩擦熱を発
生するショルダー部を、従来の被接合材上面よりも、被
接合材同士が接合される接合部に接近させることができ
る。そのために、加熱効率が向上し、塑性流動領域を増
やして前記接合部の外縁直径(ナゲット径)の増大が図
れる。このことから、継手強度の増加に寄与する。そし
て、従来と同様な継手強度を確保するものとすると、シ
ョルダー部の面積と接合ツールに負荷される押圧力を小
さくすることができる。
端位置から前記中央ピンの上方に向かって直径が徐々に
増加する形状としているので、ショルダー部によって案
内されて塑性流動材料が板厚方向へ流れ込みやすくな
り、この点からも継手強度の増加を図りやすくなる。
に塑性流動化した被接合材を収納するポケット部を形成
し、前記ポケット部は、前記接合部の外縁直径(ナゲッ
ト径)よりも大きな直径を有し、かつ、前記中央ピンが
被接合材に進入する際に、塑性流動化して押し退けられ
る被接合材の容量以上の容積を有し、前記接合部外縁か
ら中央ピン進入側の被接合材上面に至る距離が母材(中
央ピンが進入する側の被接合材)板厚以上であることが
望ましい。
よれば、ポケット部を利用して、塑性流動化して押し退
けられる被接合材を収納し貯留することが可能となり、
ショルダー部での被接合材表面の摩擦による肉厚の減少
が防止される。よって、硬化後の被接合材の肉厚の減少
を防止すると共に、従来の接合継手に比べ強度が向上す
る。
ツールの実施の形態について、図1〜図3に基づいて説
明する。
ツールとこれが適用されるスポット接合部の断面図であ
る。本発明にいうスポット接合とは、まず、金属製の板
材である被接合材2,3を重ね合わせて、例えば台座5
に載置し、スポット接合ツール1を押圧しつつ高速回転
させながら被接合材2,3の接合点に適用してスポット
接合するものである。
ール1は、例えば図1(a)に示すように、軸線に沿っ
て突出する中央ピン12と、この中央ピン12の上側に
連接され前記中央ピン12より大径の本体胴部11と、
この本体胴部11の下部外周から中央ピン12に至るシ
ョルダー部13を有する。そして、主として前記ショル
ダー部13と被接合材2,3との摩擦により接合部4に
熱(摩擦熱)を供給する。この熱により接合部4近傍の
被接合材2,3を塑性流動化し、これを中央ピン12で
攪拌混合し、その後に、前記接合ツール1を引き抜い
て、硬化させて接合する。このように、スポット接合ツ
ール1を引き抜いて硬化させた後に接合部4が形成され
る。被接合材2と被接合材3とは、所定ピッチで形成さ
れた接合部4により断続的に接合された構造となる。
進入する側の被接合材2の厚さと略同等な長さを有す
る。なお、本例では、被接合材2,3が2枚であるの
で、前記中央ピン12が貫通して進入する単数又は複数
の被接合材の厚さに相当する長さより若干長い長さを有
するようにして、ショルダー部13を接合部4に接近さ
せるために、前記中央ピン12が進入する側の被接合材
2の厚さと略同等な長さを有するようにしているのであ
る。
3は、中央ピン12の位置から中央ピン12の上方に向
かって直径が徐々に増加するように形成されている。こ
のようなショルダー部13を形成することにより被接合
材2,3同士が接合される接合部4に前記ショルダー部
13を接近させることができ、加熱効率が向上する。そ
のために、従来と同様な継手強度を確保する際には、シ
ョルダー部13の面積(外縁直径)と接合ツール1に負
荷される押圧力を小さくすることが可能となる。
3に押し込む量は、被接合部材2,3同士の重ね合わせ
部より下方で、下側にセットされた被接合材3を突き抜
けない位置までである。よって、下側の被接合材3の表
面(底面)3aは綺麗な面を保ち、製品の外表面として
利用可能な面となる。
合には、図1(b)に示す接合ツール1Aのように、前
記ショルダー部13Aを本体胴部11Aに接するところ
で水平(水平部分13a)に延長すればよい。また、前
記ショルダー部13,13Aは、図1(a)や図1
(b)に示すように、上方に向かって直線的に直径が増
大する円錐形状とする必要はなく、図1(c)(d)に
示す接合ツール1B,1Dのように、ショルダー部13
B,13Dを、上方に向かって曲線的に直径が徐々に増
大する断面曲線形状とすることもできる。
に、ショルダー部13Cに、塑性流動化した被接合材
2,3を収納するポケット部10を形成することができ
る。このポケット部10の直径Bは、接合部4の外縁直
径(ナゲット径)C1よりも大きく、かつ接合部4外縁
からポケット部10で形成される中央ピン進入側の被接
合材2上面に至る距離(最短距離)C3が被接合材2
(母材)の板厚L0以上となるように設定されている。
このようにすれば、例えば図1(b)に示すように本体
胴部11に連接するところで水平方向に延長し、摩擦面
積を増加させるショルダー部とする必要がある場合にお
いて、前記水平方向に拡がるショルダー部13Cでの被
接合材表面での摩擦による肉厚減少部分に、塑性流動化
した被接合材が流れ込みやすくなることから、特に板厚
に寄与し、肉厚の減少を防止することができ、継手強度
の向上に効果がある。
ト部10の容積は、中央ピン12が被接合材2に進入す
る際に、塑性流動化して押し退けられる被接合材の容量
以上であるように形成する必要がある。
ョルダー部13Cでの被接合材2表面での摩擦による肉
厚減少部分に対し、塑性流動化して押し退けられる被接
合材を確実に収納し貯留することができることから、硬
化後の被接合材の肉厚減少を防止することができる。
ンを、前記中央ピンが貫通して進入する単数又は複数の
被接合材の厚さに相当する長さより若干長い長さを有す
るものとし、摩擦熱を発生させるショルダー部を、前記
中央ピンの上端位置から前記中央ピンの上方に向かって
直径が徐々に増加するようにしたので、ショルダー部
を、被接合材同士が接合される接合部に接近させ、加熱
効率を向上させて塑性流動領域を増やすことができる。
これにより、前記接合部の外縁直径(ナゲット径)の増
大を図り、継手強度の増加に寄与できる。また、ショル
ダー部は、前記中央ピンの上端位置から前記中央ピンの
上方に向かって直径が徐々に増加する形状としているの
で、ショルダー部によって案内されて塑性流動材料が板
厚方向へ流れ込みやすくなり、この点からも継手強度の
増加を図る上で有利となる。
ダー部に、ポケット部(接合部の外縁直径(ナゲット
径)よりも大きな直径を有し、かつ、前記中央ピンが被
接合材に進入する際に、塑性流動化して押し退けられる
被接合材の容量以上の容積を有する)を形成し、接合部
外縁から中央ピン進入側の被接合材上面に至る距離が母
材板厚以上となるようにしているので、塑性流動化して
押し退けられる被接合材を収納し貯留することが可能と
なり、ショルダー部での被接合材表面の摩擦による肉厚
減少(硬化後の被接合材肉厚の減少)を防止し、従来の
接合継手に比べ強度が向上させることができる。
スポット接合ツールと接合部の断面図であり、(a)は
ショルダー部が上方に向かって直線的に径が増大する円
錐形状のスポット接合ツールの例を示し、(b)はショ
ルダー部の外縁部に水平部を設けたスポット接合ツール
の例を示し、(c)(d)はショルダー部が上方に向か
って曲線状に径が増大するスポット接合ツールの例を示
す。
ショルダー部の一部にポケット部を形成したスポット接
合ツールと接合部の断面図である。
あり、(a)はショルダー部が平坦なスポット接合ツー
ルの例を示し、(b)はショルダー部が逆テーパー状の
スポット接合ツールの例を示す。
される中央ピン進入側の被接合材上面に至る距離 D ショルダー部の直径(外径) d 中央ピンの直径
Claims (2)
- 【請求項1】 軸線に沿って突出する中央ピンと、該中
央ピンの上側に連接され前記中央ピンより大径の本体胴
部と、該本体胴部の下部外周から前記中央ピンに至るシ
ョルダー部とを有し、複数の重ね合わされた金属製の被
接合材の接合点に、押圧かつ回転しながら前記中央ピン
を進入し、主として前記ショルダー部と被接合材との摩
擦により接合部に熱を供給するとともに、この熱により
前記接合部近傍の被接合材を塑性流動化し、これを前記
中央ピンで攪拌することにより接合するスポット接合ツ
ールであって、 前記中央ピンは、前記中央ピンが貫通して進入する単数
又は複数の被接合材の厚さに相当する長さより若干長い
長さを有するものであり、 前記ショルダー部は、前記中央ピンの上端位置から前記
中央ピンの上方に向かって直径が徐々に増加する形状で
あることを特徴とするスポット接合ツール。 - 【請求項2】 前記ショルダー部に塑性流動化した被接
合材を収納するポケット部を形成し、 前記ポケット部は、前記接合部の外縁直径(ナゲット
径)よりも大きな直径を有し、かつ、前記中央ピンが被
接合材に進入する際に、塑性流動化して押し退けられる
被接合材の容量以上の容積を有し、 前記接合部外縁から中央ピン進入側の被接合材上面に至
る距離が母材板厚以上であることを特徴とする請求項1
に記載のスポット接合ツール。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002049687A JP3732448B2 (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | スポット接合ツール |
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---|---|---|---|
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JP2003245783A true JP2003245783A (ja) | 2003-09-02 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9073148B2 (en) | 2010-12-16 | 2015-07-07 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Friction stir spot welding device and member support therefor |
WO2016163214A1 (ja) * | 2015-04-07 | 2016-10-13 | 三菱電機株式会社 | 摩擦攪拌接合方法および接合構造体 |
JPWO2018030309A1 (ja) * | 2016-08-09 | 2019-06-13 | 国立大学法人大阪大学 | 摩擦攪拌接合用ツール部材およびそれを用いた摩擦攪拌接合装置並びに摩擦攪拌接合方法 |
KR20220151970A (ko) * | 2021-05-07 | 2022-11-15 | (주) 성부 | 필렛 용접을 위한 마찰 교반 용접기구 |
-
2002
- 2002-02-26 JP JP2002049687A patent/JP3732448B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US11130194B2 (en) | 2016-08-09 | 2021-09-28 | Osaka University | Friction stir welding tool member, friction stir welding apparatus using the same, and friction stir welding method |
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KR20220151970A (ko) * | 2021-05-07 | 2022-11-15 | (주) 성부 | 필렛 용접을 위한 마찰 교반 용접기구 |
KR102529140B1 (ko) * | 2021-05-07 | 2023-06-07 | (주) 성부 | 필렛 용접을 위한 마찰 교반 용접기구 |
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