JP2003311159A - 触媒コンバータ - Google Patents

触媒コンバータ

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JP2003311159A
JP2003311159A JP2002122117A JP2002122117A JP2003311159A JP 2003311159 A JP2003311159 A JP 2003311159A JP 2002122117 A JP2002122117 A JP 2002122117A JP 2002122117 A JP2002122117 A JP 2002122117A JP 2003311159 A JP2003311159 A JP 2003311159A
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catalyst carrier
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catalyst
slits
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Koichi Mori
浩一 森
Shunichi Mitsuishi
俊一 三石
Masayoshi Nishizawa
公良 西沢
Yoshinao Ukago
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 HCトラップ触媒を用いたエンジン排気浄化
システムにおいて、エンジンの冷間始動後に三元触媒が
活性温度に達する前にHCトラップ剤からHC脱離が開
始されるため始動後に排出されやすいHCを十分に浄化
することができなかった。 【解決手段】 触媒担体にHCトラップ剤のコーティン
グを施した触媒コンバータにおいて、触媒担体のセルを
横断するように1個以上のスリットを形成する。スリッ
トはその前後で触媒担体内の伝熱を遮断し、下流への熱
伝導を抑制するので触媒担体の温度上昇が遅くなり、H
Cの捕捉量が増大すると共に触媒金属の温度上昇量が大
きくなり、HC脱離時の処理効率が向上する。また、セ
ルに進入した排ガスはスリット部分で乱れを発生し排ガ
スがHCトラップ剤に接触する機会を増やすのでHCト
ラップ性能が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主としてエンジンの
排気浄化に適用される触媒コンバータに関し、特にHC
トラップ機能を有する触媒コンバータの改良に関する。
【0002】
【従来の技術と解決すべき課題】三元触媒を備えた排気
浄化システムではエンジン冷間運転時のHCの処理が課
題となっている。触媒が活性温度に達するまでは低温条
件下での燃焼時に排出されやすいHCを十分に浄化でき
ないからである。この問題を解決するものとして、特開
平9−85049号にはHCトラップ剤を適用した浄化
システムが提案されている。HCトラップ剤は排気ガス
中のHCを一時的に捕捉しておく機能を持っており、捕
捉されたHCは温度上昇に伴いトラップ剤から脱離す
る。そこで前記システムでは三元触媒の上流側にHCト
ラップ剤を設け、三元触媒が活性温度に達するまでのH
Cの排出を抑制するようにしている。しかしながら、捕
捉されたHCがトラップ剤から脱離を開始する温度に達
しても、この時点では下流側の三元触媒がまだ十分に活
性化していないため、HCの排出を抑制する効果は十分
ではない。
【0003】本発明の目的は、エンジン冷間運転時にお
いてもHCの排出を確実に抑制することのできる触媒コ
ンバータを提供することである。
【0004】
【発明の概要】本発明では、触媒担体にHCトラップ剤
のコーティングを施した触媒コンバータにおいて、前記
触媒担体のセルを横断するように1個以上のスリットを
形成する。
【0005】触媒担体に形成したスリットはその前後で
触媒担体内の伝熱を遮断する作用を有するため、スリッ
ト下流への熱伝導が抑制され触媒担体全体として温度上
昇が遅くなる。すなわちHCが脱離するまでの時間が長
くなるので、それだけHCの捕捉量を増大させることが
できる。一方、その間に触媒金属の温度が上昇して転化
率が高くなるので、HC脱離時の処理効率も向上する。
【0006】他方、従来の触媒コンバータはハニカム状
に形成された多数のセルの各々が担体の入口部から出口
部にわたり連続しているためセル内のガスの流れは比較
的整っており乱れは少ない。これに対して触媒担体にセ
ルを横切るようにスリットを形成すると、このスリット
により流れ方向に分割されたセルに進入したガスはスリ
ット部分で乱れを発生する。この乱れは、排気ガスがH
Cトラップ剤に接触する機会を増やすのでそれだけHC
トラップ性能を向上させる。
【0007】また、スリットを持たない連続したセル構
造の触媒コンバータでは、触媒担体の断面上でガス流路
の流量分布および昇温性に偏りがあり、言い換えればセ
ル毎にHCトラップ性能や転化率に偏りを生じるため触
媒コンバータが本来有している性能を使いきることは難
しい。これに対してスリットを設けた触媒担体では前記
乱流作用により触媒担体の断面方向でのガス流量分布を
均一化できるので制御性が向上し、触媒コンバータ本来
の性能を十分に発揮させることが可能となる。
【0008】スリットを複数設けることにより前記効果
をより高めることができ、また詳しくは実施形態として
後述するが、複数のスリットのガス流れ方向の分布やス
リットの形状に応じてそれぞれに固有の特性を設定する
ことができる。触媒担体にコーティングする触媒金属や
HCトラップ剤についても同様であり、その分布や層構
造の設定に応じて種々の特性を与えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明による触媒コンバー
タを適用したエンジンシステムの一例を示している。図
において1はエンジン、2はその吸気通路、3は排気通
路である。4は排気通路3から排気ガスの一部を吸気通
路2へと還流させるEGR通路、5は前記排気還流量を
制御するEGR制御弁である。7は燃料噴射弁、8は点
火プラグである。
【0010】9〜11は排気通路3に介装された触媒コ
ンバータである。これら3個の触媒コンバータ9〜11
は、基本的にはCO,HCの酸化機能とNOxの還元機
能を併有する三元触媒であり、これらのうち何れかまた
は全部はゼオライト等のHCトラップ剤によりHCを一
時的に捕捉しておく機能を備えたHCトラップ触媒とし
て構成されている。
【0011】12と13はそれぞれ最上流の触媒コンバ
ータ9の上流と下流にて排気ガスの空燃比もしくは酸素
濃度を検出する排気ガスセンサ、14は中段の触媒コン
バータ10の触媒温度を検出する温度センサである。
【0012】15はエンジン回転速度や吸入空気量など
の運転状態信号に基づいて空燃比および点火時期などを
制御するコントローラであり、CPUおよびその周辺装
置からなるマイクロコンピュータにより構成されてい
る。
【0013】図2以下に、前記触媒コンバータ9〜11
に収装される触媒担体21の実施形態を示す。本発明で
は、基本的には図2に示したように触媒担体21のガス
流れ(矢印方向)を横切るように1個以上のスリット2
2を形成する。触媒担体21をセラミクスから形成した
場合には、その焼成後に研削によりスリット22を加工
する。図示したものではスリット22を触媒の一側面側
からガス流れに対して直交するように形成し、他側面側
に非スリット部23を残している。また隣接するスリッ
ト22は互いに触媒担体21の周囲に180度ずつ異な
る角度で、かつガス流れ方向には等間隔に形成してスリ
ットと非スリット部とが交互に配列するようにしてい
る。
【0014】図3は、前記触媒担体21にガス流路とし
て形成されたセル24の詳細であり、触媒担体21を図
2の矢印方向から見た通路断面の部分拡大図である。セ
ル24はハニカム状をなすように多数が形成されてお
り、その表面には深層側にゼオライトなどのHCトラッ
プ剤からなるHCトラップ層25が、表層側に三元触媒
として機能するPt、Rh等の触媒金属層26がコーテ
ィングにより形成されている。
【0015】図4は前記触媒コンバータ9〜11におけ
る触媒担体21の支持構造の一例を示している。図中の
34は触媒容器、35はセラミクスファイバーあるいは
アルミナファイバーなどからなる耐熱マットである。触
媒担体21はその外周部に巻回された耐熱マット35を
介して触媒容器34内に固定される。この実施形態で
は、スリット22の開放部分の外周を触媒担体21と同
一の線膨張係数を有する充填材36で埋めてある。この
ように充填材36を設けることにより、スリット22を
抜けてきた排気によりマット35が風蝕されて摩耗する
不具合を防止することができる。また、触媒担体21と
同一の線膨張係数を有する充填材36を用いることによ
り、触媒担体21の強度を確保できる。
【0016】図5は前記触媒担体21の構成を最上流の
触媒コンバータ9に適用した場合の効果を、スリットが
ない触媒担体との比較において示している。これはエン
ジンを冷間始動してからの経過時間に応じたエンジン回
転数変化、触媒入口部でのHC量変化、触媒温度変化、
HCトラップ収支を示している。エンジン始動直後は未
着火燃料や不完全燃焼により定常アイドル運転時に比較
すると多くのHCが燃焼室から排出される。このHCは
大部分が触媒コンバータのHCトラップ層に捕捉され、
その後HCトラップ層の温度が150℃程度に達すると
捕捉されたHCがHCトラップ層から脱離を開始する。
このとき触媒金属層が300℃程度の活性温度に達して
いれば脱離したHCは触媒反応により酸化処理される。
【0017】本発明では、触媒担体21にスリット22
を設けたことにより担体内の伝熱が抑制されるため、ス
リットを持たない担体に比較して担体全体の温度上昇が
遅れ、それだけHCトラップ層25がHC脱離温度に達
するまでの時間も長くなる。このことは担体に捕捉され
るHC量を増大させるとともにHC脱離が開始されるま
での触媒金属層26の温度上昇量を大きくするのでHC
の浄化性能も向上する。図にAで示したのは前記HC脱
離温度に達するまでの遅れ時間tdの間のHC捕捉量の
差を示しており、HC脱離開始後のB領域とC領域との
差が浄化性能の向上分を表している。つまり、脱離して
浄化しきれなかったHCの処理量が、スリット22を設
けたことにより、B領域とC領域の差分だけ向上するの
である。また、スリット22の部分を排気ガスが通過す
るときの乱流の作用により触媒コンバータに担持したト
ラップ剤がより有効に利用されるので、HCを捕捉する
性能自体もスリットを持たないものより向上する。
【0018】特に、セル24の深層側にHCトラップ層
25を、表層側に触媒金属層26をそれぞれ積層した構
成においては、スリット22を伴うことにより、HCト
ラップ層25がHC脱離温度に達するまでの時間を長く
し、HC`脱離が開始されるまでの触媒金属層26の温
度上昇量を大きくし、さらに前記乱流の作用によりHC
トラップ層25へのHC捕捉効果を確保しつつ、触媒金
属層26の活性を均一にできるので高い浄化性能が発揮
される。触媒金属層26で生じる反応熱は既述したよう
にスリット22より下流側への伝達が抑制されるので、
下流側HCトラップ層25の温度上昇が遅くなりHC捕
捉性能が向上する。触媒金属層26はスリット22で仕
切られた担体ブロック毎の熱容量が小さいので排気ガス
の流入に伴い上流側から順に活性化しHC脱離時の浄化
性能を向上させる。
【0019】触媒担体21に複数のスリット22を垂直
に形成した構成は、製造が比較的容易であることに加え
て担体の強度確保の面で有利である。また、複数のスリ
ット22をガス流れ方向に等間隔に配列した構成におい
ては、排温によらずスリット前後の触媒部分でのHC捕
捉時間を一定にしてHCトラップ性能を制御しやすい。
スリット22を設ける数は、ガス流の乱流化と伝熱の抑
制という観点からは多くした方が有効である。
【0020】触媒担体21内部の伝熱がスリット22に
より抑制される作用はメタル担体であってもある程度は
期待できるが、熱伝導率の比較的小さいセラミクス材料
を担体として適用することでより顕著となる。セラミク
ス材はゼオライト等のHCトラップ剤との相性が良く、
コーティングの強度が高いという利点もある。
【0021】HCの捕捉量を増やすためにHCトラップ
剤の担持量を増やすとセルの通路面積が小さくなりそれ
だけ排気抵抗が増大してしまう。この点、本発明では前
述した乱流化および熱伝導抑制の効果によりHCトラッ
プ性能が向上するのでセル密度を下げて排気抵抗の軽減
を図ることも可能である。具体的には一般的な三元触媒
のセル密度が900以上であるのに対して、本発明では
300以下、少なくとも600以下にすることが可能で
ある。前記セル密度の単位は担体横断面の面積1平方イ
ンチあたりのセル数であり、当業者による取引上の常用
単位である。また、HCトラップ剤の担持量は、例えば
セル密度が300のとき350程度、セル密度が600
のとき250程度とする。前記担持量の単位はg/cf
すなわち触媒担体の見かけ上の容積1立方フィートあた
りのグラム数であり、当業者による取引上の常用単位で
ある。
【0022】図1に示したような複数の触媒コンバータ
9〜11を備えた排気浄化システムでは、下流側に位置
する触媒コンバータ10または11について、そのセル
密度を上流側のものよりも小さくして排気抵抗を低減す
ることができる。下流側の触媒は昇温性が低く活性温度
に達するまでに時間がかかるが、本発明の触媒コンバー
タの構成によればHCトラップ性能を十分に高められる
ので、排気浄化性能を確保しつつセル密度を粗くして排
気抵抗を小さくできるのである。
【0023】前記と同様の効果は、複数の触媒担体を互
いに隙間を空けてガス流れ方向に配列した構成において
も得られるが、スリットを形成した本発明の構成の方が
組立工数および個々の触媒担体の強度、耐久性の点で比
較的有利である。
【0024】図6はスリット22を触媒担体21の上流
部(図の左方が上流、以下同様。)に偏在させた実施形
態である。この実施形態では複数のスリット22のガス
流れ方向の分布が上流側にて密となるように触媒担体2
1にスリット22を配列している。
【0025】この実施形態によれば、同数のスリット2
2を等間隔で配列した場合に比較して、触媒担体21の
比較的上流側での乱流作用を促進して、HCの捕捉、脱
離性能を向上できる。スリット22の密度が高い部分で
は触媒金属層26の熱容量が小さくなるので、始動直後
の排気温度が比較的低いエンジンであっても、前記乱流
化の作用とあわせて、触媒金属層26の触媒成分の昇
温、活性をより早めることができ、HC脱離時の浄化性
能を高められる。スリット22よりも下流側については
触媒担体への伝熱をより抑制してHCトラップ層25の
昇温を抑え、HCトラップ性能を高められる。
【0026】図7はスリット22を触媒担体21の下流
部に偏在させた実施形態である。この実施形態では複数
のスリット22のガス流れ方向の分布が下流側にて密と
なるように触媒担体21にスリット22を配列してい
る。
【0027】この実施形態によれば、触媒担体21の下
流側の触媒金属層26の昇温が遅い場合に、同数のスリ
ット22を等間隔で配列した場合に比較して触媒成分の
活性を早く均一に高めることができる。始動直後の排気
温度が比較的高いエンジンでは担体上流部のHCトラッ
プ層25の温度上昇を抑えつつHCトラップ性能を向上
させることができる。排気温度が高い場合は、表層側の
触媒金属層26の昇温、活性はそれだけ速やかになるの
でHC脱離時の浄化性能も確保される。
【0028】図8はスリット22を触媒担体21の上流
部と下流部に偏在させた実施形態である。この実施形態
では複数のスリット22のガス流れ方向の分布が上流側
と下流側において密、中間部において疎となるように触
媒担体21にスリット22を配列している。
【0029】この実施形態によれば、同数のスリット2
2を等間隔で配列した場合に比較して、担体中間部の触
媒金属層26の熱容量が大きくなるので、担体中間部で
触媒金属の温度が上昇しやすい場合に、当該中間部の触
媒金属の温度上昇を抑制して触媒金属の活性を担体全域
にわたり均一化することができる。上下流部においては
乱流化および熱伝導抑制の作用によりHCのトラップお
よび処理性能が向上する。
【0030】図9は1個以上のスリット22を触媒担体
21の中間部に偏在させた実施形態である。すなわちこ
の実施形態では複数のスリット22のガス流れ方向の分
布が上流側と下流側において疎、中間部において密とな
るように触媒担体21にスリット22を配列している。
【0031】この実施形態によれば、前記図8の実施形
態とは対称的に、担体中間部の触媒金属層26の熱容量
が比較的小さくなるので、中間部での触媒金属の昇温が
遅い場合に、当該中間部の触媒金属の温度上昇を促して
触媒金属の活性を担体全域にわたり均一化することがで
きる。排気に直接晒されない下層側のHCトラップ層2
5についてはスリット22による伝熱抑制により温度上
昇が抑えられる。
【0032】図10は触媒担体21に等間隔に形成した
複数のスリット22のうち上流部に位置するものの幅d
を下流部のものよりも大とした実施形態である。
【0033】この実施形態によれば、スリット幅dを大
にした上流部での排気の乱流化をより促進できると共に
伝熱抑制作用も大にできる。始動直後の排温が高く、担
体上流部でHCトラップ層25が昇温しやすい場合に適
合する。幅dの大きなスリット22の部分ではそれだけ
ガスの乱れが大きいことによりその下流側での担体横断
面方向のガス流量分布が均一となるので、HCトラップ
性能、脱離HCの浄化性能ともに向上する。
【0034】図11は触媒担体21に等間隔に形成した
複数のスリット22のうち下流部に位置するものの幅d
を上流部のものよりも大とした実施形態である。
【0035】この実施形態によれば、スリット幅dを大
にした下流部での排気の乱流化をより促進できると共に
伝熱抑制作用も大にできる。担体下流部でHCトラップ
層25が昇温しやすい場合に本構成を適用することによ
り、担体全体でのHCトラップ層25の昇温を抑えてH
Cトラップ性能を向上できる。
【0036】図12は触媒担体21に形成した複数のス
リット22のうち上流部と下流部に位置するものの幅d
を中間部のものよりも大とした実施形態である。
【0037】この実施形態によれば、担体上流部と下流
部で排気の乱流化をより促進できると共に伝熱抑制作用
も大にできる。担体上流部と下流部でHCトラップ層2
5が昇温しやすい場合に本構成を適用することにより、
担体全体でのHCトラップ層25の昇温を抑えてHCト
ラップ性能を向上できる。担体上流部で大きなガス乱れ
を発生させられるので、その下流側での担体横断面方向
のガス流量分布が均一となり、HCトラップ性能、脱離
HCの浄化性能が向上する。
【0038】図13は触媒担体21に形成した複数のス
リット22のうち中間部に位置するものの幅dを上流部
および下流部のものよりも大とした実施形態である。
【0039】この実施形態によれば、担体中間部で排気
の乱流化をより促進できると共に伝熱抑制作用も大にで
きる。担体中間部でHCトラップ層25が昇温しやすい
場合に本構成を適用することにより、担体全体でのHC
トラップ層25の昇温を抑えてHCトラップ性能を向上
できる。
【0040】図14は触媒担体21の両側面から対向的
に、かつセルに対して垂直にスリット22を形成し、前
記一対のスリットの中間に非スリット部23を設けた実
施形態である。
【0041】この実施形態によれば、非スリット部23
を設けたことにより触媒担体21の強度を確保しやす
い。
【0042】図15は触媒担体21の両側面から交互
に、かつセルに対してガス流れの上流側に傾斜するよう
に複数のスリット22を形成した実施形態である。ガス
流れ方向から見ると隣接するスリット22どうしが部分
的に重畳するように交互に配列している。
【0043】この実施形態によれば、傾斜したスリット
22により担体内側から外側へとガスが拡散しやすくな
るので、担体外側部分にデッドボリューム部つまりガス
の流れが少なくHCトラップ剤および触媒金属の機能を
十分に生かせない部分が生じる場合に本構成を適用する
ことにより、デッドボリューム部を少なくすることがで
きる。
【0044】図16は触媒担体21の両側面から対向的
に、かつセルに対してガス流れの上流側に傾斜するよう
に複数のスリット22を形成した実施形態である。この
実施形態では、ガス流れ方向から見ると隣接するスリッ
ト22どうしが重畳する部分はなく、非スリット部23
が中央部に残っている。
【0045】この実施形態によれば、図15のものと同
様に担体外側域のデッドボリューム部を減らしつつ、中
央の非スリット部23により触媒担体21の強度を高め
ることができる。
【0046】図17は、スリット22を触媒担体21の
両側面を貫通するように形成した実施形態である。
【0047】この実施形態によれば、スリット22の両
側に非スリット部23があるため触媒担体21の強度を
寄り高められる。また、この実施形態ではスリット23
の側面形状を上流側に頂部を向けた山形形状としてある
ので、図15または図16のものと同様に担体外側域の
デッドボリューム部を低減できる。
【0048】図18は触媒担体21の両側面から交互に
形成したスリット22の幅dを、担体内側に向かって狭
くなるように楔状に形成した実施形態である。隣接する
スリット22どうしはガス流れ方向から見て一部が重畳
している。
【0049】この実施形態によれば、担体外周域ほどス
リット幅dが大となっているので、担体外周域のガス乱
れをより促進してデッドボリューム部を減らすことがで
きる。
【0050】図19は図18と同様の楔状のスリット2
2を、隣接するスリット22どうしがガス流れ方向から
見て重畳しないように形成した実施形態である。
【0051】この実施形態によれば、図18のものと同
様に担体外側域のデッドボリューム部を減らしつつ、中
央の非スリット部23により触媒担体21の強度を高め
ることができる。
【0052】図20は触媒担体21の両側面を貫通する
ようにスリット22を形成した実施形態である。担体横
断面上、各スリット22の両側に非スリット部23が残
っている。また、各スリット22はその幅dが中央部ほ
ど大となるように多角形状に形成してある。
【0053】この実施形態によれば、スリット22の中
央の幅広部分により担体内側域でのガスの乱れが大きく
なるので、担体内側部分にデッドボリューム部が生じる
場合に本構成を適用することによりデッドボリューム部
を少なくすることができる。また、スリット22の両側
に非スリット部23があるので触媒担体21の強度上も
有利である。
【0054】図21は触媒担体21の両側面を貫通する
ように、かつガス流れの上下流方向に複数の頂部を有す
る屈曲形状にスリット22を形成した実施形態である。
【0055】この実施形態によれば、屈曲したスリット
形状により担体中央部でのガス流れを複雑化してその乱
れをより大きくできるので、担体のデッドボリューム部
を効果的に減らすことができる。また、スリット両側の
非スリット部23により担体強度を確保できる。
【0056】図22は触媒担体21の両側面を貫通する
ように、かつガス流れの上流方向に凸の湾曲形状にスリ
ット22を形成した実施形態である。
【0057】この実施形態によれば、図17のものと同
様に担体のデッドボリューム部を減らす効果が得られる
ことに加えて、スリット22が湾曲形状であって鋭角部
分がないため、触媒担体21が振動や衝撃力を受けたと
きに応力集中を起こしにくく、強度上有利である。
【0058】図23〜図32は、触媒担体21にコーテ
ィングする触媒金属またはHCトラップ剤の担持量の分
布に関する実施形態を示す。担持量とは触媒金属または
HCトラップ剤の密度または重量を意味する。また以下
の説明または図では担持量が上下流方向に段階的に変化
するように表しているが、これに限らず、担持量が連続
的に変化するような構成とすることもできる。
【0059】図23は、触媒担体21の全体に均一に触
媒金属M(ハッチング部)を担持した実施形態である。
【0060】この実施形態によれば、前述したスリット
によるガス乱流化と担体内の伝熱抑制の効果により捕捉
した多量のHCを高効率で処理でき、多くの場合に安定
した排気浄化性能が得られる。
【0061】図24は、触媒金属Mの担持量が触媒担体
21上流部において大となるようにした実施形態であ
る。
【0062】この実施形態によれば、触媒入口部で早期
に触媒活性を高められるので、始動直後の排温が低いエ
ンジンであっても、HC脱離後の浄化性能を確保しやす
い。また下流側のHCトラップ剤へのHC捕捉量を低減
してその全体量を減らすことができる。前述した触媒の
早期活性により担体上流部の昇温が促進しても、スリッ
ト22により伝熱が抑制されるので、HCトラップ剤の
量を減らしたとしても担体下流部でのHC捕捉性能は確
保できる。
【0063】図25は、触媒金属Mの担持量が触媒担体
21の下流部において大となるようにした実施形態であ
る。
【0064】この実施形態によれば、担体下流部での触
媒活性と浄化が促進される。この担体下流部での温度上
昇はスリット22により上流側へ伝わることなく、上流
部の担体温度は比較的低く抑えられ、HCトラップ性能
は確保される。
【0065】図26は、触媒金属Mの担持量が触媒担体
21の中間部に比較して上流部と下流部において大とな
るようにした実施形態である。
【0066】この実施形態は、前記図24と図25の実
施形態の特徴を併せ持っており、すなわち担体上流部と
下流部とで触媒活性と浄化とが促進される。担体中間部
の温度が上昇しやすい場合に本構成を適用することで、
触媒全体を適切な温度条件下で機能させることができ
る。
【0067】図27は、触媒金属Mの担持量が触媒担体
21の中間部に比較して上流部と下流部において小とな
るようにした実施形態である。
【0068】この実施形態では、担体中間部での触媒活
性と浄化とが促進される。中間部よりも下流側への伝熱
はスリット22により抑制されるので、当該下流部の昇
温を抑えてHCトラップ性能を確保できる。担体中間部
の温度上昇が遅い場合に本構成を適用することで、触媒
全体を適切な温度条件下で機能させることができる。
【0069】図28は、触媒担体21の全体に均一にH
Cトラップ剤Tを担持した実施形態である。
【0070】この実施形態によれば、前述したスリット
によるガス乱流化と担体内の伝熱抑制の効果により多量
のHCを安定して捕捉することができ、多くの場合に安
定した排気浄化性能が得られる。
【0071】図29は、HCトラップ剤Tの担持量が触
媒担体21上流部において大となるようにした実施形態
である。
【0072】この実施形態によれば、担体上流部でのH
Cトラップ剤の担持量を大としたことで担体上流部の熱
容量が大きくなるので、始動直後の排温が高いエンジン
の場合に、HC脱離のタイミングを遅らせて表層側の触
媒金属の活性タイミングと合わせることができ、HC脱
離時の浄化性能を向上できるとともに触媒全体の容量を
小さくすることができる。
【0073】また、始動直後の排温が低いエンジンでは
表層の触媒金属も活性化しにくいので、このように上流
部にHCトラップ剤を集中させた構成とすることで触媒
金属の活性タイミングにHC脱離タイミングを合わせて
HC脱離時の浄化性能を向上させ、触媒容量を減じるこ
とが可能である。
【0074】前記何れの場合も、担体下流部にはスリッ
ト22により伝熱が抑制されるので、当該下流部分のH
Cトラップ剤の量を相対的に減らしたとしてもHCトラ
ップ性能は確保できる。
【0075】図30は、HCトラップ剤Tの担持量が触
媒担体21の下流部において大となるようにした実施形
態である。
【0076】この実施形態によれば、HCトラップ剤の
担持量を大とした担体下流部の熱容量が大きくなるの
で、始動直後の排温が高いエンジンにおいて、スリット
22による伝熱抑制作用とあわせて担体下流部の温度上
昇を遅らせることができ、これによりHCの脱離タイミ
ングを触媒活性化のタイミングに合致するように遅らせ
ることができる。
【0077】図31は、HCトラップ剤Tの担持量が触
媒担体21の中間部に比較して上流部と下流部において
大となるようにした実施形態である。
【0078】この実施形態は、前記図29と図30の実
施形態の特徴を併せ持っており、すなわち担体上流部と
下流部の熱容量を大としてHC脱離と触媒活性化のタイ
ミングをコントロールすることができる。たとえば担体
上流部と下流部が温度上昇しやすい場合に本構成を適用
することで、触媒全体を適切な温度条件下で機能させる
ことができる。
【0079】図32は、HCトラップ剤の担持量が触媒
担体21の中間部に比較して上流部と下流部において小
となるようにした実施形態である。
【0080】この実施形態では、担体中間部の熱容量が
大きくなり、HCトラップ量が増大する。中間部よりも
下流側への伝熱はスリット22により抑制されるので、
当該下流部の昇温を抑えてHCトラップ性能を確保でき
る。担体中間部の温度上昇が早い場合に本構成を適用す
ることで、触媒全体を適切な温度条件下で機能させるこ
とができる。
【0081】図33と図34は担体の配列に関する実施
形態である。図33は、複数のスリット22を備えた触
媒担体21の上流側にHCトラップ触媒28を隣接して
配置した実施形態である。
【0082】この実施形態によれば、HCトラップ剤と
触媒金属とを担持した触媒担体21の上流側にHCトラ
ップ触媒28を隣接して配置したことにより、担体21
からの触媒反応熱の伝達を確実に遮断してHCトラップ
触媒28のHCトラップ性能を向上できる。
【0083】なおHCトラップ触媒28に代えて三元触
媒を適用した場合には、当該三元触媒が下流側触媒のH
C脱離タイミングよりも早期に活性化するように熱設計
をしておくことにより、排気脈動により下流側から逆流
してきた排気中の脱離HCを触媒間の隙間部分で拡散し
つつ上流側触媒にて浄化することができる。
【0084】図34は、前記上流側のHCトラップ触媒
28をガス流れ方向に二分割された第1担体28aと2
8bとから構成した実施形態である。
【0085】この実施形態によれば、前記図33のもの
と同様な効果が得られることに加えて、上流側のHCト
ラップ触媒28においても熱伝導抑制と乱流化の作用を
得てHCトラップ性能をより向上させることができる。
【0086】上流側の分割構成の触媒として三元触媒を
適用した場合には、図33の場合と同様にその活性化の
タイミングを適切に設定することにより排気脈動を利用
して下流側触媒からの脱離HCを処理できる。
【0087】図35〜図37は、HCトラップ剤または
触媒金属のコーティング層の構成に関する実施形態であ
る。図35は、HCトラップ層25を互いに特性が異な
る複数の層25aと25bから構成した実施形態であ
る。図36は、HCトラップ層25に隣接してアルミナ
等からなる断熱層29を形成した実施形態である。図3
7は、触媒金属層26を互いに特性が異なる複数の層2
6aと26bから構成した実施形態である。前記触媒金
属層26aと26bの組み合わせとしては、例えば表層
26aにPdを適用した場合には、深層26bはPd−
Rh系、またはPt−Rh系、または比較的低密度のP
d層とする。
【0088】これらの実施形態によれば、触媒担体やH
Cトラップ剤の特性による昇温性に応じてHC脱離タイ
ミングまたは触媒金属の活性タイミングを適切に制御す
ることが可能となる。
【0089】なお、以上の各図はスリットの形成態様や
触媒コンバータの構造を説明するための図面であり、ス
リットの幅、ピッチなどは説明の便宜のために実際とは
異なる寸法または比率で描いてある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による触媒コンバータを適用したエンジ
ンシステムの一例を示す概略構成図。
【図2】本発明による触媒担体の実施形態を示す形状説
明図。
【図3】前記触媒担体のセル部分の詳細を示す横断面
図。
【図4】本発明による触媒コンバータの担体支持構造の
一例を示す縦断面図。
【図5】本発明による効果を、スリットがない従来の触
媒担体との比較において示した特性線図。
【図6】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図7】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図8】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図9】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図10】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図11】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図12】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図13】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図14】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図15】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図16】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図17】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図18】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図19】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図20】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図21】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図22】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図23】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図24】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図25】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図26】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図27】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図28】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図29】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図30】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図31】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図32】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図33】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図34】本発明による触媒担体の他の実施形態の側面
図。
【図35】本発明による触媒担体の他の実施形態のセル
部詳細断面図。
【図36】本発明による触媒担体の他の実施形態のセル
部詳細断面図。
【図37】本発明による触媒担体の他の実施形態のセル
部詳細断面図。
【符号の説明】
1 エンジン 2 吸気通路 3 排気通路 9〜11 触媒コンバータ 21 触媒担体 22 スリット 23 非スリット部 24 セル 25 HCトラップ層 26 触媒金属層 28 HCトラップ触媒 29 断熱層 34 触媒容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/28 301 B01D 53/36 C (72)発明者 三石 俊一 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 西沢 公良 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 鵜篭 芳直 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3G091 AB03 AB10 BA01 BA15 FA01 FA04 GA06 GA14 HA18 4D048 AA06 AA13 AA18 AB01 AB02 BA10X BA30X BA31X BA33X BA39X BB03 CC32 CC36 DA02 DA06 4G069 AA01 AA03 AA11 BA13B BA17 BC71B BC72B BC75B CA03 CA09 DA06 EA11 EE06 EE07

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】触媒担体にHCトラップ剤のコーティング
    を施した触媒コンバータにおいて、 前記触媒担体のセルを横断するようにスリットを形成し
    たことを特徴とする触媒コンバータ。
  2. 【請求項2】前記スリットを触媒担体のガス流れ方向に
    複数配列した請求項1に記載の触媒コンバータ。
  3. 【請求項3】前記複数のスリットを等間隔に配列した請
    求項2に記載の触媒コンバータ。
  4. 【請求項4】前記スリットを触媒担体の上流部に偏在さ
    せた請求項1または請求項2に記載の触媒コンバータ。
  5. 【請求項5】前記スリットを触媒担体の下流部に偏在さ
    せた請求項1または請求項2に記載の触媒コンバータ。
  6. 【請求項6】前記スリットを触媒担体の上流部と下流部
    に偏在させた請求項2に記載の触媒コンバータ。
  7. 【請求項7】前記スリットを触媒担体の中間部に偏在さ
    せた請求項2に記載の触媒コンバータ。
  8. 【請求項8】前記複数のスリットのうち、上流側のもの
    の幅を下流側のものに比較して大とした請求項2に記載
    の触媒コンバータ。
  9. 【請求項9】前記複数のスリットのうち、下流側のもの
    の幅を上流側のものに比較して大とした請求項2に記載
    の触媒コンバータ。
  10. 【請求項10】前記複数のスリットのうち、上流側と下
    流側のものの幅をこれらの中間に位置するものよりも大
    とした請求項2に記載の触媒コンバータ。
  11. 【請求項11】前記複数のスリットのうち、中間に位置
    するものの幅をその上流側または下流側に位置するもの
    よりも大とした請求項2に記載の触媒コンバータ。
  12. 【請求項12】前記複数のスリットは触媒担体外周の相
    対する位置から対向的に、かつセル内のガス流れに対し
    て垂直に形成した請求項2に記載の触媒コンバータ。
  13. 【請求項13】前記複数のスリットは触媒担体外周の相
    対する位置から対向的に、かつセル内のガス流れに対し
    て傾斜して形成した請求項2に記載の触媒コンバータ。
  14. 【請求項14】前記相対するスリットはガス流れ方向か
    ら見て互いに重畳しないように形成した請求項12また
    は請求央13に記載の触媒コンバータ。
  15. 【請求項15】前記スリットを触媒担体の両側面を貫通
    するように形成した請求項1または請求項2に記載の触
    媒コンバータ。
  16. 【請求項16】前記複数のスリットは触媒担体の外周か
    ら内側に向かって次第に幅が狭くなる形状に形成した請
    求項2に記載の触媒コンバータ。
  17. 【請求項17】前記スリットは触媒担体の相対する位置
    から対向的に、かつガス流れ方向から見て互いに重畳し
    ないように複数個を形成した請求項16に記載の触媒コ
    ンバータ。
  18. 【請求項18】前記貫通したスリットは貫通方向から見
    て触媒担体の外周から内側に向かって次第に幅が広くな
    る形状に形成した請求項15に記載の触媒コンバータ。
  19. 【請求項19】前記貫通したスリットは貫通方向から見
    て上下流方向に複数の頂部を有する屈曲形状に形成した
    請求項15に記載の触媒コンバータ。
  20. 【請求項20】前記貫通したスリットは貫通方向から見
    て上流側に凸の湾曲形状に形成した請求項15に記載の
    触媒コンバータ。
  21. 【請求項21】前記触媒担体には触媒金属を均一に担持
    させた請求項1または請求項2に記載の触媒コンバー
    タ。
  22. 【請求項22】前記触媒担体は触媒金属の担持量が上流
    部において大となるようにした請求項1または請求項2
    に記載の触媒コンバータ。
  23. 【請求項23】前記触媒担体は触媒金属の担持量が下流
    部において大となるようにした請求項1または請求項2
    に記載の触媒コンバータ。
  24. 【請求項24】前記触媒担体は触媒金属の担持量が中間
    部に比較して上流部と下流部において大となるようにし
    た請求項1または請求項2に記載の触媒コンバータ。
  25. 【請求項25】前記触媒担体は触媒金属の担持量が中間
    部に比較して上流部と下流部において小となるようにし
    た請求項1または請求項2に記載の触媒コンバータ。
  26. 【請求項26】前記触媒担体にはHCトラップ剤を均一
    に担持させた請求項1または請求項2に記載の触媒コン
    バータ。
  27. 【請求項27】前記触媒担体はHCトラップ剤の担持量
    が上流部において大となるようにした請求項1または請
    求項2に記載の触媒コンバータ。
  28. 【請求項28】前記触媒担体はHCトラップ剤の担持量
    が下流部において大となるようにした請求項1または請
    求項2に記載の触媒コンバータ。
  29. 【請求項29】前記触媒担体はHCトラップ剤の担持量
    が中間部に比較して上流部と下流部において大となるよ
    うにした請求項1または請求項2に記載の触媒コンバー
    タ。
  30. 【請求項30】前記触媒担体はHCトラップ剤の担持量
    が中間部に比較して上流部と下流部において小となるよ
    うにした請求項1または請求項2に記載の触媒コンバー
    タ。
  31. 【請求項31】前記スリットを備えた触媒担体の上流側
    にHCトラップ触媒を隣接して配置した請求項1または
    請求項2に記載の触媒コンバータ。
  32. 【請求項32】前記HCトラップ触媒は、ガス流れ方向
    に分割された複数の触媒担体から構成した請求項31に
    記載の触媒コンバータ。
  33. 【請求項33】前記触媒担体はセラミクスから構成した
    請求項1または請求項2に記載の触媒コンバータ。
  34. 【請求項34】前記触媒担体には、下層側にHCトラッ
    プ剤を、上層側に触媒金属を、それぞれコーティングし
    た請求項1または請求項2に記載の触媒コンバータ。
  35. 【請求項35】前記HCトラップ層は互いに特性が異な
    る複数の層からなる請求項34に記載の触媒コンバー
    タ。
  36. 【請求項36】前記HCトラップ層に断熱層を形成した
    請求項34に記載の触媒コンバータ。
  37. 【請求項37】前記触媒金属層は互いに特性が異なる複
    数の層からなる請求項34に記載の触媒コンバータ。
  38. 【請求項38】前記触媒担体のセル密度は600以下で
    ある請求項1または請求項2に記載の触媒コンバータ。
  39. 【請求項39】前記触媒担体のセル密度は上流側に位置
    する他の触媒よりも小とする請求項38に記載の触媒コ
    ンバータ。
  40. 【請求項40】前記HCトラップ剤のコーティング量は
    250[g/cf]以上である請求項1または請求項2
    に記載の触媒コンバータ。
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