JP2003309691A - 画像形成装置、その制御方法、画像形成システム、及び制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、その制御方法、画像形成システム、及び制御プログラム

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JP2003309691A
JP2003309691A JP2002113770A JP2002113770A JP2003309691A JP 2003309691 A JP2003309691 A JP 2003309691A JP 2002113770 A JP2002113770 A JP 2002113770A JP 2002113770 A JP2002113770 A JP 2002113770A JP 2003309691 A JP2003309691 A JP 2003309691A
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Kenji Hara
健二 原
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像入出力装置を追加・変更しても装置本体
のコントローラ用のソフトウェアを更新することなく、
追加・変更に係る入出力装置に関する情報を表示できる
ようにする。 【解決手段】 1つの画像処理用の制御装置に対して任
意に画像入力装置及び画像出力装置を接続可能に構成さ
れ、表示機能を有する操作部を含む画像形成装置におい
て、画像処理用のコントローラは、スキャナ及びプリン
タが表示内容を制御可能な表示エリア200ae,20
0be,300ae,300be2を、操作部の表示画
面上に形成し、コントローラは、これら表示エリアに関
しては、スキャナ、プリンタから要求されたデータの表
示制御を専ら行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の画像入力/
出力装置装置を装備した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写装置等の画像形成装置は、そ
れぞれ、1台の画像形成装置本体(画像処理装置)と画
像入力装置(スキャナ)と画像出力装置(プリンタ)と
を接続することにより構成されていた。
【0003】しかし、近年、複写装置等の画像形成装置
において、生産性を上げるために、複数台の画像入力/
出力装置を有するもの(例えば、クラスタプリント等)
が開発されつつある。
【0004】この種の画像形成装置における各画像入力
/出力装置は、専用のCPUを有し、自装置に関する設
定機能を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの各画
像入力/出力装置は、画像形成装置本体のコントローラ
に制御されることを前提としており、独立した操作部を
有していないため、画像形成装置本体のコントローラ用
の操作部を使用する必要がある。
【0006】従って、装置本体のコントローラ用の操作
部は、接続される各画像入力/出力装置を完全に理解し
ていなければ、各入力/出力装置に係る詳細な情報を表
示することはできない。このため、この種の従来の画像
形成装置では、新規な各画像入力/出力装置を導入する
毎に、装置本体のコントローラ用の操作部に係るソフト
ウェアを更新する必要があった。
【0007】また、上記の画像形成装置は、1台の画像
形成装置本体(画像処理装置)に対して、複数の画像入
力装置、画像出力装置を接続するものであるが、生産性
をより一層向上させるために、複数の画像形成装置本体
(画像処理装置)と、複数の画像入力装置、画像出力装
置を接続することも考えられる。
【0008】この場合、接続される画像入/出力装置の
管理を、これら画像入力/出力装置、画像形成装置本体
の何れで行うかが重要な問題となる。例えば、複数台の
画像形成装置本体が特定の画像出力装置を使用する場
合、その画像出力装置に係る動作環境を画像出力装置自
身が管理するようにした場合、複数台の画像形成装置本
体は、画像出力装置が設定した動作環境で動作せざるを
得ず、任意の環境で画像出力動作を実行させることがで
きなくなってしまう。
【0009】逆に、各画像形成装置本体が画像出力装置
に係る環境設定項目を管理するようにした場合は、画像
出力装置に搭載されていない機能(環境)を設定してし
まう虞もある。
【0010】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたもので、その第1の課題は、画像入出力
装置を追加・変更しても装置本体のコントローラ用のソ
フトウェアを更新することなく、追加・変更に係る入出
力装置に関する情報を表示できるようにすることにあ
る。
【0011】また、第2の課題は、接続された画像入出
力装置の動作環境を適切に設定できるようにすることに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、1つの画像処理用の制御装置に対して任
意に画像入力装置及び画像出力装置を接続可能に構成さ
れ、表示機能を有する操作部を含む画像形成装置であっ
て、前記制御装置は、前記画像入力装置及び画像出力装
置が表示内容を制御可能な表示エリアを、前記操作部の
表示画面上に形成する表示エリア形成手段を有してい
る。
【0013】また、本発明は、1つの画像処理用の制御
装置に対して任意に画像入力装置及び画像出力装置を接
続可能に構成され、表示機能を有する操作部を含む画像
形成装置の制御方法であって、前記制御装置は、前記画
像入力装置及び画像出力装置が表示内容を制御可能な表
示エリアを、前記操作部の表示画面上に形成する表示エ
リア形成工程を有している。
【0014】また、本発明は、1つの画像処理用の制御
装置に対して任意に画像入力装置及び画像出力装置を接
続可能に構成され、表示機能を有する操作部を含む画像
形成システムであって、前記制御装置は、前記画像入力
装置及び画像出力装置が表示内容を制御可能な表示エリ
アを、前記操作部の表示画面上に形成する表示エリア形
成手段を有している。
【0015】また、本発明は、1つの画像処理用の制御
装置に対して任意に画像入力装置及び画像出力装置を接
続可能に構成され、表示機能を有する操作部を含む画像
形成装置により実行される制御プログラムであって、前
記画像入力装置及び画像出力装置が表示内容を制御可能
な表示エリアを、前記制御装置が前記操作部の表示画面
上に形成する内容を有している。
【0016】また、本発明は、画像入力装置または画像
出力装置を接続可能に構成され、表示機能を有する操作
部を含む画像処理装置であって、画像入力装置または画
像出力装置が新たに接続されたことを検出した後、検出
された装置に関する情報とともに、該装置に関する設定
動作に移行するための指示部を前記操作部の表示画面に
自動的に表示する表示制御手段を有している。
【0017】また、本発明は、画像入力装置または画像
出力装置を接続可能に構成され、表示機能を有する操作
部を含む画像処理装置の制御方法であって、画像入力装
置または画像出力装置が新たに接続されたことを検出し
た後、検出された装置に関する情報とともに、該装置に
関する設定動作に移行するための指示部を前記操作部の
表示画面に自動的に表示する表示制御工程を有してい
る。
【0018】また、本発明は、画像入力装置または画像
出力装置を接続可能に構成され、表示機能を有する操作
部を含む画像処理システムであって、画像入力装置また
は画像出力装置が新たに接続されたことを検出した後、
検出された装置に関する情報とともに、該装置に関する
設定動作に移行するための指示部を前記操作部の表示画
面に自動的に表示する表示制御手段を有している。
【0019】また、本発明は、画像入力装置または画像
出力装置を接続可能に構成され、表示機能を有する操作
部を含む画像処理装置により実行される制御プログラム
であって、画像入力装置または画像出力装置が新たに接
続されたことを検出した後、検出された装置に関する情
報とともに、該装置に関する設定動作に移行するための
指示部を前記操作部の表示画面に自動的に表示する内容
を有している。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0021】本発明は、複数の入出力装置を有する複写
機等の画像形成装置に関するものであるが、本発明の特
徴を詳細に説明する前に、画像形成装置(複写機)の基
本的な構成を説明しておく。
【0022】図1は、複写機の一般的な構成の概要を示
すブロック図である。
【0023】本複写機100は、リーダ部(画像入力装
置、スキャナ)200、制御装置(コントローラ)11
0、プリンタ部(画像出力装置)300、及び操作部1
50を有している。
【0024】リーダ部200は、原稿画像を光学的に読
取り、画像データに変換するものであり、原稿を読取る
ための機能を持つスキャナユニット210と、原稿用紙
を搬送するための機能を持つ原稿給紙ユニット250と
を有している。
【0025】なお、リーダ部200は、CPU200
A、ROM200B、RAM200Cを有している。C
PU200Aは、ROM200Bに格納された制御プロ
グラムを実行することにより、各種の画像入力処理を行
う。この際、CPU200Aは、RAM200Cをワー
クエリア等として利用する。
【0026】プリンタ部300は、記録紙を搬送し、そ
の上に画像データを可視画像として印字して装置外に排
紙する。プリンタ部300は、複数種類の記録紙カセッ
トを持つ給紙ユニット310と、画像データを記録紙に
転写、定着させる機能を持つマーキングユニット320
と、印字された記録紙をソート、ステイプルして機外へ
出力する機能を持つ排紙ユニット330とを有してい
る。
【0027】なお、プリンタ部300は、CPU300
A、ROM300B、RAM300Cを有している。C
PU300Aは、ROM300Bに格納された制御プロ
グラムを実行することにより、各種の画像出力処理を行
う。この際、CPU300Aは、RAM300Cをワー
クエリア等として利用する。
【0028】制御装置(コントローラ)110は、リー
ダ部200、プリンタ部300と電気的に接続され、さ
らにネットワーク400を介して、ホストコンピュータ
401,402と接続されている。
【0029】制御装置110は、リーダ部200を制御
して、原稿の画像データを読込み、プリンタ部300を
制御して画像データを記録用紙に出力してコピー機能を
提供する。また、リーダ部200により読取った画像デ
ータを、コードデータに変換し、ネットワーク400を
介してホストコンピュータ401,402へ送信するス
キャナ機能、ホストコンピュータ401,402からネ
ットワーク400を介して受信したコードデータを画像
データに変換し、プリンタ部300に出力するプリンタ
機能を提供する。
【0030】なお、制御装置110は、CD−ROM1
60に格納されたアプリケーションプログラムに基づい
て、後述する本発明に特有な処理を実行する。
【0031】操作部150は、制御装置110に接続さ
れ、液晶タッチパネルで構成され、本複写機100を操
作するためのユーザI/Fを提供する。
【0032】図2は、リーダ部200及びプリンタ部3
00の概略構成を示す断面図である。
【0033】リーダ部200の原稿給送ユニット250
は、原稿を先頭から順に1枚ずつプラテンガラス211
上へ給送し、原稿の読取り動作終了後、プラテンガラス
211上の原稿を排出するものである。原稿がプラテン
ガラス211上に搬送されると、ランプ212を点灯
し、光学ユニット213の移動を開始させて、原稿を露
光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー21
4、215、216及びレンズ217によってCCDイ
メージセンサ(以下CCDという)218へ導かれる。
このようにして露光走査された原稿の画像光は、CCD
218によって光電変換され、電子的な画像データとし
て出力される。
【0034】222はリーダ画像処理部であり、CCD
218から出力される画像データに所定の処理を施し、
スキャナI/F140(図4参照)を介して制御装置1
10へ出力する。352はプリンタ画像処理部であり、
制御装置110から送られる画像信号をプリンタI/F
145(図4参照)を介してレーザドライバ317へ出
力する。
【0035】プリンタ部300のレーザドライバ317
は、レーザ発光部313,314,315,316を駆
動して、プリンタ画像処理部352から出力された画像
データに応じたレーザ光を発光させる。このレーザ光
は、ミラー340,341,342,343,344,
345,346,347,348,349,350,3
51によって感光ドラム325,326,327,32
8に照射され、感光ドラム325,326,327,3
28には、レーザ光に応じた潜像が形成される。
【0036】321,322,323,324は、それ
ぞれブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン
(C)、マゼンダ(M)のトナーによって、潜像を現像
するための現像器であり、現像された各色のトナーは記
録紙に転写され、フルカラーのプリントアウトがなされ
る。
【0037】記録紙は、用紙カセット360,361及
び手差しトレイ362のいずれかより、レーザ光の照射
開始と同期したタイミングで給紙され、レジストローラ
333を経て、転写ベルト334上に吸着されて搬送さ
れる。そして、感光ドラム325,326,327,3
28に付着されたトナーが記録紙に転写される。
【0038】トナーが転写された記録紙は、定着部33
5に搬送され、定着部335の熱と圧力によりトナーが
記録紙に定着される。定着部335を通過した記録紙
は、排出ローラ336によって排紙ユニット370に排
出され、排紙ユニット370は、排出された記録紙の仕
分けをしたり、仕分けされた記録紙をステイプルしたり
する。
【0039】また、両面記録が設定されている場合は、
排出ローラ336のところまで記録紙を搬送した後、排
出ローラ336の回転方向を逆転させ、フラッパ337
によって再給紙搬送路338へ導く。再給紙搬送路33
8へ導かれた記録紙は、上述したタイミングで転写ベル
ト334へ再給紙される。
【0040】<リーダ画像処理部の説明>図3は、リー
ダ画像処理部222の詳細な構成を示すブロック図であ
る。
【0041】このリーダ画像処理部222では、プラテ
ンガラス211上の原稿の画像は、CCD218により
読取られて電気信号に変換される。
【0042】なお、CCD218は、カラーセンサの場
合、RGBのカラーフィルタが1ラインCCD上にRG
B順にインラインに乗ったものでも、3ラインCCD
で、それぞれRフィルタ・Gフィルタ・Bフィルタをそ
れぞれのCCDごとに並べたものでも構わないし、フィ
ルタがオンチップ化、又はフィルタがCCDと別構成に
なったものでも構わない。
【0043】CCD218から出力された電気信号(ア
ナログ画像信号)は、画像処理部222に入力され、ク
ランプ&Amp&S/H&A/D部401でサンプルホ
ールド(S/H)され、アナログ画像信号のダークレベ
ルを基準電位にクランプされ、所定量に増幅され(上記
の処理順番は説明順とは限らない)、A/D変換され
て、例えばRGB各8ビットのデジタル信号に変換され
る。そして、RGB信号は、シェーディング部402
で、シェーディング補正及び黒補正が施された後、制御
装置110へ出力される。
【0044】<制御装置の説明>次に、制御装置110
の機能を、図4に示すブロック図に基づいて説明する。
メインコントローラ111は、主にCPU112と、バ
スコントローラ113、各種I/Fコントローラ回路と
から構成される。
【0045】CPU112とバスコントローラ113
は、制御装置110全体の動作を制御するものであり、
CPU112はROM I/F115を経由してROM
114から読込んだプログラムに基づいて動作する。ま
た、ホストコンピュータ401,402から受信したP
DL(ページ記述言語)コードデータを解釈し、ラスタ
ーイメージデータに展開する動作も、このプログラムに
記述されており、ソフトウェアによって処理される。バ
スコントローラ113は、各I/Fから入出力されるデ
ータ転送を制御するものであり、バス競合時の調停やD
MAデータ転送の制御を行う。
【0046】DRAM116は、DRAM I/F11
7によってメインコントローラ111と接続されてお
り、CPU112が動作するためのワークエリアや、画
像データを蓄積するためのエリアとして使用される。
【0047】Codec118は、DRAM116に蓄
積されたラスターイメージデータをMH,MR,MM
R,JBIG,JPEG等の方式で圧縮し、また、逆に
圧縮され蓄積されたコードデータをラスターイメージデ
ータに伸長する。SRAM119は、Codec118
の一時的なワークエリアとして使用される。Codec
118は、I/F120を介してメインコントローラ1
11と接続され、DRAM116との間のデータの転送
は、バスコントローラ113によって制御されDMA転
送される。
【0048】Graphic Processor13
5は、DRAM116に蓄積されたラスターイメージデ
ータに対して、画像回転、画像変倍、色空間変換、二値
化の処理をそれぞれ行う。SRAM136は、Grap
hic Processor135の一時的なワークエ
リアとして使用される。Graphic Proces
sor135は、I/F137を介してメインコントロ
ーラ111と接続され、DRAM116との間のデータ
の転送は、バスコントローラ113によって制御されD
MA転送される。
【0049】Network Contorller1
21は、I/F122によってメインコントローラ11
1と接続され、コネクタ122によって外部ネットワー
クと接続される。ネットワークとしては、一般的にイー
サネット(登録商標)が挙げられる。
【0050】汎用高速バス125には、拡張ボードを接
続するための拡張コネクタ124とI/O制御部126
とが接続される。汎用高速バスとしては、一般的にPC
Iバスがあげられる。
【0051】I/O制御部126には、リーダ部20
0、プリンタ部300の各CPU200a,300aと
制御コマンドを送受信するための調歩同期シリアル通信
コントローラ127が2チャンネル装備されており、I
/Oバス128によってスキャナI/F140、プリン
タI/F145に接続されている。
【0052】パネルI/F132は、LCDコントロー
ラ131に接続され、操作部150上の液晶画面に表示
を行うためのI/Fと、ハードキーやタッチパネルキー
の入力を行うためのキー入力I/F130とから構成さ
れる。
【0053】操作部150は、液晶表示部と液晶表示部
上に張り付けられたタッチパネル入力装置と、複数個の
ハードキーを有する。タッチパネル又はハードキーによ
り入力された信号は、パネルI/F132を介してCP
U112に伝えられ、液晶表示部は、LCDコントロー
ラ131を介して送られてきた画像データを表示するも
のである。この液晶表示部の表示内容としては、本複写
機の各種の機能や操作内容等に係る画像データが在る。
【0054】リアルタイムクロックモジュール133
は、本複写機内で管理する日付と時刻を更新/保存する
ためのもので、バックアップ電池134によってバック
アップされている。E−IDEインタフェース161
は、外部記憶装置を接続するためのものである。本実施
形態においては、このE−IDEインタフェース161
を介してハードディスクドライブ160を接続し、ハー
ドディスク162へ画像データを記憶させ、また、ハー
ドディスク162から画像データを読込む動作を行う。
【0055】コネクタ142は、リーダ部200に接続
され、同調歩同期シリアルI/F143とビデオI/F
144とから構成される。また、コネクタ147は、プ
リンタ部300に接続され、同調歩同期シリアルI/F
148とビデオI/F149とから構成される。
【0056】スキャナI/F140は、コネクタ142
を介してリーダ部200と接続され、また、スキャナバ
ス141によってメインコントローラ111と接続され
ており、リーダ部200から受け取った画像に対して所
定の処理を施す機能を有し、さらに、リーダ部200か
ら送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を
スキャナバス141に出力する機能も有する。スキャナ
バス141からDRAM116へのデータ転送は、バス
コントローラ113によって制御される。
【0057】プリンタI/F145は、コネクタ147
を介してプリンタ部300と接続され、また、プリンタ
バス146によってメインコントローラ111と接続さ
れており、メインコントローラ111から出力された画
像データに所定の処理を施して、プリンタ部300へ出
力する機能を有し、さらに、プリンタ部300から送ら
れたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号をプリン
タバス146に出力する機能も有する。
【0058】DRAM116上に展開されたラスターイ
メージデータのプリンタ部300への転送は、バスコン
トローラ113によって制御され、プリンタバス14
6、ビデオI/F149を経由してプリンタ部300へ
DMA転送される。
【0059】<スキャナI/Fの画像処理部の説明>ス
キャナI/F140の画像処理を担う部分についての詳
細な説明を行う。図5は、スキャナI/F140の画像
処理を担う部分の詳細な構成を示すブロック図である。
【0060】CCD218が3ラインCCDの場合、ラ
イン間の読取位置が異なるため、つなぎ&MTF補正部
601では、コネクタ142を介してリーダ部200か
ら送られる画像信号に対して、読取速度に応じてライン
毎の遅延量を調整し、3ラインの読取位置が同じになる
ように信号タイミングを補正してつなぎ処理を行い、M
TF補正は、読取速度によって読取のMTFが変るた
め、その変化を補正する。読取位置タイミングが補正さ
れたデジタル信号は、入力マスキング部602によっ
て、CCD218の分光特性及びランプ212及びミラ
ー214,215,216の分光特性を補正する。入力
マスキング部602の出力信号は、ACSカウント部6
03及びメインコントローラ111へ送られる。
【0061】<ACSカウント部の説明>次に、図5に
示したACS(オートカラーセレクト)カウント部60
3の詳細な説明を図6に基づいて行う。
【0062】オートカラーセレクト(ACS)処理は、
原稿がカラーなのか白黒なのかを判断する、すなわち、
画素ごとの彩度を求めて或る閾値以上の画素がどれだけ
存在するかにより、カラー判定を行うものである。しか
し、白黒原稿であっても、MTF等の影響により、ミク
ロ的に見るとエッジ周辺に色画素が多数存在し、単純に
画素単位でACS判定を行うのは難しい。このACS手
法としては、各種の方法が実現されているが、本実施形
態では、ACSの方法にはこだわらないため、一般的な
手法で説明を行う。
【0063】前記したように、白黒画像でもミクロ的に
見ると色画素が多数存在するわけであるから、その画素
が本当に色画素であるかどうかは、注目画素に対して周
辺の色画素の情報で判定する必要がある。501はその
ためのフィルタであり、注目画素に対して周辺画素を参
照するためにFIFOの構造をとる。502は領域検出
回路であり、メインコントローラ111によりレジスタ
507〜510に設定された値と、リーダ部200から
送られたビデオ制御信号512を元に、ACSをかける
領域信号505を作成する。
【0064】色判定部503は、ACSをかける領域信
号505に基づき、注目画素に対してフィルタ501内
のメモリ内の周辺画素を参照し、注目画素が色画素か白
黒画素かを決定する。カウンタ504は、色判定部50
3から出力された色判定信号の個数を数える。
【0065】メインコントローラ111は、読込み範囲
に対してACSをかける領域を決定し、その領域を特定
する位置データをレジスタ507〜510に設定する
(本実施形態では、原稿に対して独立で範囲を決める構
成をとる)。また、メインコントローラ111は、AC
Sをかける領域内での色判定信号の個数を計数するカウ
ンタ504の値を所定の閾値と比較し、当該原稿がカラ
ーなのか白黒なのかを判断する。
【0066】なお、レジスタ507〜510には、主走
査方向、副走査方向それぞれについて、色判定部503
が判定を開始する位置データ、判定を終了する位置デー
タを、リーダ部200から送られたビデオ制御信号51
2に基づいて設定しておく。本実施形態では、実際の原
稿の大きさよりもそれぞれ10mm程度小さめに設定し
ている。
【0067】<プリンタI/Fの画像処理部の説明>次
に、プリンタI/F145の画像処理を担う部分につい
て詳細に説明する。図7は、プリンタI/F145の画
像処理を担う部分の詳細な構成を示すブロック図であ
る。
【0068】メインコントローラ111からプリンタバ
ス146を介して送られる画像信号は、まず、LOG変
換部701に入力される。LOG変換部701では、L
OG変換によりRGB信号からCMY信号に変換する。
次に、モアレ除去部702でモアレが除去される。UC
R&マスキング部703では、モアレ除去処理されたC
MY信号をUCR処理してCMYK信号を生成し、マス
キング処理によりプリンタ部300の出力に適合する信
号に補正する。UCR&マスキング部703で処理され
た信号は、γ補正部704で濃度調整された後、フィル
タ部705でスムージング又はエッジ処理される。メイ
ンコントローラ111からの画像信号は、これらの処理
を経て、コネクタ147を介してプリンタ部300へ送
られる。
【0069】<Graphic Processorの
説明>次に、Graphic Processor13
5について詳細に説明する。図8は、Graphic
Processor135の詳細な構成を示すブロック
図である。
【0070】Graphic Processor13
5は、画像回転、画像変倍、色空間変換、二値化の処理
をそれぞれ行うモジュール、すなわち画像回転部80
1、画像変倍部802、色空間変換部803、画像二値
化部805を有する。なお、色空間変換部803は、L
UT(ルックアップテーブル)804を用いて後述の色
空間変換処理を行う。
【0071】SRAM136は、Graphic Pr
ocessor135の各モジュールの一時的なワーク
領域として使用される。各モジュールが用いるSRAM
136のワーク領域が競合しないよう、予め各モジュー
ル毎にワーク領域が静的に割当てられているものとす
る。
【0072】Graphic Processor13
5は、I/F137を介してメインコントローラ111
と接続され、DRAM116との間のデータの転送は、
バスコントローラ113によって制御されDMA転送さ
れる。
【0073】バスコントローラ113は、Graphi
cProcessor135の各モジュールにモード等
を設定する制御及び、各モジュールに画像データを転送
するためのタイミング制御を行う。
【0074】<画像回転部の説明>次に、画像回転部8
01における処理手順を説明する。
【0075】I/F137を介して、CPU112から
バスコントローラ113に画像回転制御のための設定を
行う。この設定により、バスコントローラ113は、画
像回転部801に対して画像回転に必要な設定(例え
ば、画像サイズや回転方向・角度等)を行う。必要な設
定を行った後に、再度CPU112からバスコントロー
ラ113に対して画像データ転送の許可を行う。この許
可に従い、バスコントローラ113は、DRAM116
若しくは各I/Fを介して接続されているデバイスから
画像データの転送を開始する。なお、ここでは回転を行
う画像サイズを32画素×32ラインとし、又、画像バ
ス2008上に画像データを転送させる際に24byt
e(RGB各々8bitで1画素分)を単位とする画像
転送を行うものとする。
【0076】上述のように、32画素×32ラインの画
像を得るためには、上述の単位データ転送を32×32
回行う必要があり、且つ不連続なアドレスから画像デー
タを転送する必要がある(図9参照)。
【0077】不連続アドレッシングにより転送された画
像データは、読出し時に所望の角度に回転されているよ
うに、SRAM136に書込まれる。例えば、反時計方
向に90度回転するのであれば、転送される画像データ
を、図10のようにY方向に書込んでいく。そして、読
出し時にX方向に読出すことで、画像が回転される。
【0078】32画素×32ラインの画像回転(SRA
M136への書込み)が完了した後、画像回転部801
は、SRAM136から上述した読出し方法で画像デー
タを読出し、バスコントローラ113に転送する。回転
処理された画像データを受取ったバスコントローラ11
3は、連続アドレッシングにより、DRAM116若し
くはI/F上の各デバイスにデータを転送する。
【0079】こうした一連の処理は、CPU112から
の処理要求が無くなるまで、すなわち必要なページ数の
処理が終わるまで、繰り返される。
【0080】<画像変倍部の説明>次に、画像変倍部8
02における処理手順を説明する。
【0081】I/F137を介して、CPU112から
バスコントローラ113に画像変倍制御のための設定を
行う。この設定により、バスコントローラ113は、画
像変倍部802に対して画像変倍に必要な設定(主走査
方向の変倍率、副走査方向の変倍率、変倍後の画像サイ
ズ等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU1
12からバスコントローラ113に対して画像データ転
送の許可を行う。この許可に従い、バスコントローラ1
13はDRAM116若しくは各I/Fを介して接続さ
れているデバイスから画像データの転送を開始する。
【0082】画像変倍部802は、受取った画像データ
をSRAM136に一時的に格納し、格納した画像デー
タに対して主走査、副走査の変倍率に応じて必要な画素
数、ライン数の分の補間処理を行って画像を拡大若しく
は縮小することで、変倍処理とする。変倍後のデータ
は、再度SRAM136へ書込まれる。
【0083】そして、画像変倍部802は、上記の再書
込みされた変倍処理に係る画像データをSRAM136
から読出し、バスコントローラ113に転送する。変倍
処理された画像データを受取ったバスコントローラ11
3は、DRAM116若しくはI/F上の各デバイスに
データを転送する。
【0084】<色空間変換部の説明>次に、色空間変換
部803における処理手順を説明する。
【0085】I/F137を介して、CPU112から
バスコントローラ113に色空間変換制御のための設定
を行う。この設定により、バスコントローラ113は、
色空間変換部803およびLUT804に対して色空間
変換処理に必要な設定(後述のマトリックス演算の係
数、LUT804のテーブル値等)を行う。必要な設定
を行った後に、再度CPU112からバスコントローラ
113に対して画像データ転送の許可を行う。この許可
に従い、バスコントローラ113は、DRAM116若
しくは各I/Fを介して接続されているデバイスから画
像データの転送を開始する。
【0086】色空間変換部803は、受取った画像デー
タの各画素に対して、まず下記の式で表される3×3の
マトリックス演算を施す。
【0087】
【数1】
【0088】上記の式において、R,G,Bが入力、
X,Y,Zが出力、a11,a12,a13,a21,
a22,a23,a31,a32,a33,b1,b
2,b3,c1,c2,c3がそれぞれ係数である。
【0089】数式1の演算によって、例えばRGB色空
間からYuv色空間への変換など、各種の色空間変換を
行うことができる。
【0090】次に、マトリックス演算後のデータに対し
て、LUT804による変換を行う。これによって、非
線形の変換をも行うことができる。当然、スルーのテー
ブルを設定することにより、実質的にLUT変換を行わ
ないこともできる。
【0091】その後、色空間変換部803は色空間変換
処理された画像データをバスコントローラ113に転送
する。色空間変換処理された画像データを受取ったバス
コントローラ113は、DRAM116若しくはI/F
上の各デバイスにデータを転送する。
【0092】<画像二値化部の説明>次に、画像二値化
部805における処理手順を説明する。
【0093】I/F137を介して、CPU112から
バスコントローラ113に二値化制御のための設定を行
う。この設定により、バスコントローラ113は、画像
二値化部805に対して二値化処理に必要な設定(変換
方法に応じた各種パラメータ等)を行う。必要な設定を
行った後に、再度CPU112からバスコントローラ1
13に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に
従い、バスコントローラ113は、DRAM116若し
くは各I/Fを介して接続されているデバイスから画像
データの転送を開始する。
【0094】画像二値化部805は、受取った画像デー
タに対して二値化処理を施す。本実施形態では、二値化
の手法としては、画像データを所定の閾値と比較して単
純に二値化するものとする。もちろん、ディザ法、誤差
拡散法、誤差拡散法を改良したものなど、いずれの手法
によってもかまわない。
【0095】その後、画像二値化部805は、二値化処
理された画像データをバスコントローラ113に転送す
る。二値化処理された画像データを受取ったバスコント
ローラ113は、DRAM116若しくはI/F上の各
デバイスにデータを転送する。
【0096】<PDL画像出力時のシーケンス>図11
は、PDL画像出力の手順を示すフローチャートであ
る。なお、図11において、S3001〜S3008
は、ステップ番号を示す。
【0097】PDL画像を出力する場合、S3001で
は、PC401,402上でユーザが当該PDL画像出
力ジョブに関するプリント設定を行う。プリント設定内
容は、部数、用紙サイズ、片面/両面、ページ出力順
序、ソート出力、ステイプル止めの有無等である。
【0098】S3002では、PC401,402上で
印刷指示を与え、それと共にPC401,402上にイ
ンストールされているドライバソフトウェアが、印刷対
象となるPC401,402上のコードデータをいわゆ
るPDLデータに変換して、S3001で設定したプリ
ント設定パラメータと共にPDLデータを、本複写機の
制御装置110にネットワーク400を介して転送す
る。
【0099】S3003では、制御装置110のメイン
コントローラ111のCPU112が、コネクタ122
およびNetwork Controller121を
介して転送されたPDLデータを前記プリント設定パラ
メータに基づいて、画像データに展開(ラスタライズ)
する。画像データの展開は、DRAM116上に行われ
る。画像データの展開が完了するとS3004へ進む。
【0100】S3004では、メインコントローラ11
1がDRAM116上に展開された画像データを、Gr
aphic Processor135に転送する。
【0101】S3005では、Graphic Pro
cessor135が、前記プリント設定パラメータと
は独立に、画像処理を行う。例えば、前記プリント設定
パラメータで指定された用紙サイズがA4であるにもか
かわらず、プリンタ部300の給紙ユニット360には
A4R用紙しかない場合には、Graphic Pro
cessor135で画像を90度回転することによっ
て、出力用紙にあわせた画像出力を行うことができる。
画像データの画像処理が完了するとS3006へ進む。
【0102】S3006では、Graphic Pro
cessor135がメインコントローラ111へ画像
処理後の画像データを転送する。メインコントローラ1
11は転送されてきた画像データをDRAM116上に
記憶する。
【0103】S3007では、メインコントローラ11
1はプリンタI/F145およびコネクタ147を介し
て、プリンタ部300を制御しつつ、適切なタイミング
でDRAM116上の画像データを、プリンタ部300
へと転送する。
【0104】S3008では、制御装置110が、プリ
ンタ部300を制御して画像データをプリント出力す
る。画像データの転送が完了すると、すなわち当該PD
Lジョブが終了すると、プリント出力を終了する。
【0105】<コピー画像出力時のシーケンス>図12
は、コピー画像出力の手順を示すフローチャートであ
る。なお、図12中のS4001〜S4007はステッ
プ番号を示す。
【0106】コピー画像を出力する場合、S4001で
は、操作部150上でユーザが当該コピー画像出力ジョ
ブのコピー設定を行う。コピー設定内容は、部数、用紙
サイズ、片面/両面、拡大/縮小率、ソート出力、ステ
イプル止めの有無等である。
【0107】S4002では、操作部150上でコピー
開始指示を与えると、制御装置110のメインコントロ
ーラ111は、スキャナI/F140およびコネクタ1
42を介してリーダ部200を制御し、原稿の画像デー
タの読込み動作を行う。この読込み動作では、まず、原
稿給送ユニット250は、載置された原稿を1枚ずつプ
ラテンガラス211上へ給送すると共に、原稿のサイズ
を検知する。検知された原稿のサイズに基づいて原稿を
露光走査することにより、画像データを読取るわけであ
る。読取られた画像データは、DRAM116上に記憶
される。従来のコピー機では、前記コピー設定の拡大/
縮小率の設定に応じて、すなわち副走査方向の変倍率に
応じて光学ユニット213の移動速度を変化させること
により副走査方向の変倍処理を実現していた。しかしな
がら、本実施形態では、前記コピー設定の拡大/縮小率
の設定に拘わらず、必ず等倍(100%)で画像データ
を読取り、変倍処理については、主走査方向、副走査方
向ともに、後述するGraphic Processo
r135によって行うものとする。
【0108】S4003では、メインコントローラ11
1がDRAM116上の画像データを、Graphic
Processor135に転送する。
【0109】S4004では、Graphic Pro
cessor135が、前記コピー設定パラメータに基
づいて画像処理を行う。例えば、拡大400%の設定が
なされているときには、Graphic Proces
sor135内のモジュールである画像変倍部802を
用いて主走査方向、副走査方向、双方への変倍処理を行
う。画像データの画像処理が完了するとS4005へ進
む。
【0110】S4005では、Graphic Pro
cessor135がメインコントローラ111へ画像
処理後の画像データを転送する。メインコントローラ1
11は、転送されてきた画像データをDRAM116上
に記憶する。
【0111】S4006では、メインコントローラ11
1はプリンタI/F145およびコネクタ147を介し
て、プリンタ部300を制御しつつ、適切なタイミング
でDRAM116上の画像データを、プリンタ部300
へと転送する。
【0112】S4007では、制御装置110が、プリ
ンタ部300を制御して画像データをプリント出力す
る。画像データの転送が完了すると、すなわち当該コピ
ージョブが終了すると、プリント出力を終了する。
【0113】<本発明の第1の実施形態>次に、本発明
の第1の実施形態について説明する。
【0114】第1の実施形態は、制御装置(コントロー
ラ)と、任意の画像入出力装置、及びアクセサリに関し
て(以後、これらを総称してデバイスと記する)、コン
トローラと他の任意のデバイス間において適用可能なも
のであり、特に構成を規定するものではないが、ここで
は、図13に示したように、1台の制御装置110に対
して、2台の画像読取装置(リーダ装置、スキャナ)
と、2台の画像出力装置(プリンタ装置、プリンタ)を
接続した例で説明する。
【0115】図13において、200aは第1のスキャ
ナ、200bは第2のスキャナ、300aは第1のプリ
ンタ、300bは第2のプリンタ、110はコントロー
ラ、150は操作部である。
【0116】例えば、スキャナ200aを用いて、コピ
ー動作を行わせる場合、プリンタ300aを低速カラー
プリンタ、プリンタ300bを高速モノクロプリンタと
した場合、モノクロ比率が高い文書束を高速で複数部出
力する場合に、プリンタ300aでカラー文書、プリン
タ300bでモノクロ文書を分けて印刷する方が生産性
が高くなる。
【0117】また、プリンタ300bでコピー中にプリ
ンタ300bでプリント不能状態に陥った際に、空いて
いるプリンタ300aを使ってジョブを継続することも
可能となる。このようなシステムは、クラスタプリント
と一般的に呼ばれており、POD市場において高い生産
性が期待できる。
【0118】スキャナ・プリンタ間のデータの授受、及
びデータのハンドリングについては前記したので、ここ
では説明は省く。
【0119】このように複数の画像入出力装置をコント
ローラ110に接続した場合においても、操作部150
は、コントローラ110に接続されて管理されており、
ユーザにとっては、この操作部150により全てのデバ
イスの状態を管理できれば利便性が高くなる。
【0120】しかし、例えば、プリンタ300cを新た
に接続し、そのプリンタ300c用の画面を構成するた
めには、ユーザに対するジャム処理指示やデバイスに特
有な機能設定などを、操作部150を管理しているコン
トローラ110が知っていなければならず、コントロー
ラ110のソフトウェアをプリンタ300cをサポート
したものにバージョンアップさせなければならないとい
う問題が発生する。
【0121】そこで、本実施形態においては、コントロ
ーラ110が制御する操作用の画面上に、デバイスが完
全に制御可能な表示領域を生成し、この表示領域に対し
ては、コントローラ110は描画処理と入力処理のみを
実行し、表示内容に関してはデバイスが管理できるよう
にしている。
【0122】<コントローラ内のデータ構造>次に、コ
ントローラ110が有するデバイス依存部分のデータの
構造について説明する。
【0123】図14はコントローラが有するデータの構
造を模式的に表した図である。
【0124】図14において、3101は装置IDであ
り、起動時にデバイスを検知した際にコントローラ11
0が任意の値を割り当て、それ以降この装置IDでデバ
イスを認識する。3102はオブジェクト群である。こ
のオブジェクト群3102に含まれるオブジェクトは、
オブジェクトタイプを持ち、例えばビットマップデー
タ、アウトラインデータ、アニメーションデータ等のデ
ータタイプと、そのデータのフォーマット及びポインタ
等を持つ。
【0125】3103はビットマップのオブジェクトで
あり、メンテナンスモード用の表示パターン3106を
イメージで持つ。3104はプッシュスイッチのオブジ
ェクトであり、設定変更用のビットマップ表示パターン
3107を持ち、その表示領域は、操作部150のLC
D上に貼りつけてある非図示のタッチパネル入力、又は
マウスによるクリック等のイベントを受け付けることが
できる。
【0126】3105はジャム画面用のオブジェクトで
あり、アニメーションパターン3108を表示する。こ
のアニメーションパターン3108は、ビットマップ3
109に対応している。3110はアウトラインのオブ
ジェクトであり、座標データとポリゴン情報及び、テク
スチャ情報等を持ち、3Dグラフィック描画のために用
いられる。
【0127】特定の装置IDに係るデータは、デバイス
の接続を認識した際にデバイスからコントローラ110
に転送されて動的に構築され、コントローラ110は、
デバイスが接続されている間はそのデータを保持する。
【0128】<データ構造に対するアクセス>図15
は、デバイスがコントローラ110にオブジェクト群3
102を登録する際に用いる通信パケット(登録パケッ
ト)の構成を示している。
【0129】この登録パケット中の装置IDは、コント
ローラ110がデバイスを認識した際に任意の値を発行
し、デバイスに通知する。以降、その装置IDをデバイ
スが通信パケットにセットしてコントローラ110と通
信することにより、コントローラ110は本パケットの
送信元を認識することができる。
【0130】オブジェクトIDは、デバイスが任意に決
定することができるIDであり、後述する表示・アクシ
ョンにおいて使用される。オブジェクトTypeは、マ
ップデータ,プッシュスイッチ・ビットマップ,ジャム
・アニメーションデータ,アウトライン画像データ等、
本パケットのオブジェクトのタイプを通知する。
【0131】Data Lengthは、Dataのサ
イズを格納する。Dataは、オブジェクトTypeに
対応したフォーマットで記述されたデータを格納する領
域である。本登録パケットによって、オブジェクト群3
102は動的に生成・構築される。
【0132】図16は、アクション・パケットの構成を
示している。
【0133】このアクション・パケットは、コントロー
ラ110が図14内の特定のオブジェクトを判別するの
に用いられる。アクション・パケット中の装置IDとオ
ブジェクトIDは、登録パケットのものと同じである。
Actionは、そのオブジェクトに対する操作が入
る。Dataは、Actionがデータを伴う場合にタ
グ付きで挿入される。
【0134】例えば、プッシュスイッチ・ビットマップ
3107がユーザにより選択された場合、アクション・
パケット中の装置IDとしては装置ID3101、オブ
ジェクトIDとしてはオブジェクトID3104、Ac
tionとしては「Push」、Dataは無しといっ
た内容のアクション・パケットが、コントローラ110
からデバイスに対して送られることにより、デバイスは
操作部150に対して行われたアクションを認識するこ
とができる。
【0135】また、ジャム・アニメーション・ビットマ
ップのアニメーション3109を表示するような場合
は、次のような内容のアクション・パケットがデバイス
からコントローラ110に対して送信される。すなわ
ち、この場合は、装置IDとして装置ID3101、オ
ブジェクトIDとしてオブジェクトID3105、Ac
tionとして「Display」をセットする。コン
トローラ110は、このアクション・パケットを受取る
ことにより、アニメーション・ビットマップデータベー
ス3108から必要なデータを取出し、操作部150の
所定の表示領域に表示する。
【0136】このように、本実施形態では、コントロー
ラ110は、デバイスから受信したデータに基づいてデ
バイス用のデータベースを構築し、デバイスからの指示
で画面表示を行ったり、キー入力をデバイスに通知した
りしている。
【0137】この際、コントローラ110は、表示内容
や指示内容を認識する必要はなく、デバイスから受信し
たアクション・パケットに従って機械的に動作するだけ
でよい。
【0138】<ビットマップ・インターフェイス>次
に、ビットマップによるインターフェイス・サポートの
場合について説明する。
【0139】図17は、操作部150の表示画面を示し
ている。図17において、3300は、コントローラ1
10に接続されているデバイスに関する操作部150上
の表示エリア(ウィンドウ)である。この表示エリア3
300には、更に、コントローラ110に現在接続され
ているスキャナ200a,200bとプリンタ300
a,300b専用の表示エリア200ae,200b
e、300ae,300beが形成されている。これら
表示エリア200ae,200be、300ae,30
0beには、各デバイス(ここでは、スキャナ200
a,200b、プリンタ300a,300b)のステー
タスを表示する。
【0140】ここで、プリンタ300bが非図示のメン
テナンスモードに入った場合について説明する。
【0141】プリンタ300bがメンテナンスモードに
入ると、コントローラ110は、プリンタ300b用の
表示エリア300beにウィンドウ3302を形成し、
この表示エリア300be(ウィンドウ3302)に対
する表示内容制御権をプリンタ300bに与える。換言
すれば、表示エリア300beの表示内容は、プリンタ
300bが制御し、コントローラ110は、プリンタ3
00bにより制御された画面内容を表示する場合の表示
動作だけを制御する。
【0142】すなわち、表示内容制御権を与えられたプ
リンタ300bは、前記したプロトコルにより図16に
示したようなアクション・パケットを用いてコントロー
ラ110と通信することにより、ウィンドウ3302内
のビットマップを構成する。この際、例えば、設定変更
ボタン(プッシュスイッチ・ビットマップ)3303
は、コントローラ110が管理している前述のビットマ
ップ表示パターン(プッシュスイッチ・ビットマップ)
3107を用いて形成する。
【0143】この設定変更ボタン3303をユーザが操
作すると、コントローラ110は、図16に示したよう
なアクション・パケットによりその旨をプリンタ300
bに通知する。この通知を受けたプリンタ300bは、
再度、アクション・パケットを用いてコントローラ11
0と交信することにより、ユーザ操作に応じた画面内容
に変更する。
【0144】このように、本実施形態では、任意のデバ
イスは、操作部150の表示画面上で当該デバイスに割
当てられた表示領域に対して、その表示内容を自由に制
御することが可能となっている。
【0145】<テキストインターフェイス>次に、テキ
ストによるインターフェイスサポートの場合について説
明する。
【0146】図18は、操作部150の表示画面であ
る。
【0147】例えば、プリンタ300bがメンテナンス
モードに入ると、コントローラ110は、プリンタ30
0b用の表示エリア300beに対する表示内容制御権
をプリンタ300bに与える。そして、コントローラ1
10は、操作部150のユーザによる操作内容をアクシ
ョン・パケットによりプリンタ300bに通知する。
【0148】表示内容制御権を与えられ、操作部150
の操作内容の通知を受けたプリンタ300bは、アクシ
ョン・パケットにおいて、例えばオブジェクトIDとし
て図14に示したVT100ターミナル・エミュレーシ
ョン・オブジェクト3111、Actionとしては表
示要求を指定し、DataとしてVT100フォーマッ
トのデータをセットしてコントローラ110に送る。
【0149】すると、コントローラ110は、プリンタ
300b用の表示エリア300beを、VT100等の
汎用ターミナルエリアとして初期化する。(VT100
の仕様に関しては一般的なのでここでは記述しない。)
そして、コントローラ110は、VT100のエミュレ
ーションを行い、表示エリア300beにフォントを展
開して描画のみを行う。
【0150】なお、図18に示した3403はカーソル
であるが、このカーソル位置にキー入力を行うことが可
能である。入力されたキーコードは、プリンタ300b
に送信され、そのキーコードに対応する表示エリア30
0beの画面内容は、プリンタ300bが決定すること
になる。
【0151】<アウトライン・インターフェイス>次
に、アウトラインによるインターフェイスサポートの場
合について説明する。
【0152】アウトラインモードの場合は、図形種別と
座標情報からなる面(ポリゴン)情報の集合からグラフ
ィックを作ることが可能である。
【0153】例えば、図19に示した3501〜350
3の3次元座標系から成る四角のエリア3505に対し
て、指定の色を塗ることにより面を作成することが可能
であり、これらの面を6個、図19のように配置するこ
とで、立方体のグラフィックを導き出すことができる。
【0154】また、これらは面の集まりで形が形成され
ているため、視点に対して各座標に対して3次元座標変
換演算を行うことで、さまざまな角度から見たその物体
のビットマップを導き出すことができる。
【0155】機械的な構成を示す三次元座標系のデータ
として、3D−CADで作成した機械の図面を変換して
用いることで、機器の一部分の拡大・縮小や、図20に
示したようなレバーのリアルなアニメーションなどを容
易に作成して表示することが可能となる。
【0156】図20は、スキャナ200aで読取った画
像データをプリン300a,300bによりクラスタプ
リントを実行している際に、プリンタ300bにてジャ
ムが発生した場合の表示状態を示している。
【0157】図20において、3605はスキャナ20
0aがスキャン中である旨のメッセージ、3606はプ
リンタ300aがカラー出力中である旨のメッセージ、
3607はプリンタ300bがシャム中である旨のメッ
セージを夫々示している。
【0158】プリンタ300bでジャムが発生すると、
コントローラ110は、そのプリンタ300b用の表示
エリア300beに対する表示内容をプリンタ300b
みが制御できるように表示内容制御権を与える。
【0159】表示内容制御権を与えられたプリンタ30
0bは、前記したプロトコルにより図16のアクション
・パケットを用いて、アウトラインデータを展開して、
例えばビットマップを構成する。この際、アウトライン
から構成される画像データは、コントローラ110が管
理するラインオブジェクト3110(図14参照)を利
用する。
【0160】例えば、図20に示した3602の画面か
らレバーを倒す操作を再現したい場合は、同一のアウト
ラインデータに対し、各々のアウトライン構成要素に視
点を変えるための演算を行い、連続的にビットマップを
構成し画面表示を行うことにより、3602から360
3の画面にズームアップし、3604のようにレバーが
倒れるアニメーションをリアルに表示することができ
る。
【0161】以上のように、任意のデバイスはコントロ
ーラに接続された操作部において、アウトライン表示を
自由に扱うことが可能となる。
【0162】なお、以上説明した3つのモードは、各デ
バイスが自由に各モード対応の表示領域を決定して、各
モードに係る画面を各デバイス対応の表示エリア内に複
合して表示することも可能である。この場合でも、コン
トローラ部110は、アクション・パケットのオブジェ
クトに対する表示制御を機械的に行うだけで、複合表示
であるか否かを認識する必要はない。
【0163】また、本発明は、例えば、自動原稿給送装
置、自動製本装置などのアクセサリからも共通にコント
ローラの操作部に容易にアクセスすることが可能であ
る。さらに、これらデバイスの規模に応じて最も軽いテ
キストモードから、最も詳細な表現が必要なアウトライ
ンモードまでを自由に各デバイス側が選択することも可
能である。
【0164】このように、本実施形態では、コントロー
ラで定義されたデータ構造に対して、各デバイスは動的
にオブジェクト(表示データ)を登録し、デバイスがオ
ブジェクトに対するアクションを行うことにより表示内
容を制御するようにしている。
【0165】従って、現在のシステム構成に対し、コン
トローラのソフトのバージョンアップを行うことなく、
プラグ・アンド・プレイ的に機器構成を追加・削除する
ことが可能となり、かつ、各デバイスはコントローラの
ソフトに制約されることなく自由に表示内容を登録でき
るので、より使い勝手の良いマン・マシン・インタフェ
ースを構築することが可能となる。また、機器の組合わ
せによる動作評価のための工数を飛躍的に改善すること
も可能となる。
【0166】[第2の実施形態]次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。
【0167】第2の実施形態は、複数のコントローラと
他の任意のデバイス間において適用可能なものであり、
特に構成を規定するものではないが、ここでは、図21
に示したように、2台のコントローラに対して、2台の
スキャナと、2台のプリンタを接続した例で説明する。
【0168】図21において、200aは第1のスキャ
ナ、200bは第2のスキャナ、300aは第1のプリ
ンタ、300bは第2のプリンタ、110aは第1のコ
ントローラ、110bは第2のコントローラ、150a
は第1のコントローラ110aが制御する第1の操作
部、150bは第2のコントローラ110bが制御する
第2の操作部である。
【0169】コントローラ110a,110bは、スキ
ャナ200a,200bとプリンタ300a,300b
を共有しており、空いているデバイスに対してジョブを
投入することが可能となっている。
【0170】スキャナ200a,200bとプリンタ3
00a,300bとの間のデータの授受、データのハン
ドリングについては前述したので、ここでは説明は省
く。
【0171】このような構成において、例えばプリンタ
300aを各コントローラ110a,110bが使用す
る場合、プリンタ300aが有する設定項目をプリンタ
300a自身が管理してしまうと、2台のコントローラ
110a,110bは必ず同一の設定で動作せざるを得
ないことになる。
【0172】具体的には、プリンタ300aが省トナー
モード(トナー消費を抑えるモード)を有する場合、プ
リンタ300aが省トナーモードを管理してしまうと、
コントローラ110a,110bは、夫々、個別の設定
でプリンタ300aを制御することが出来なくなる。逆
に、コントローラ110a,110bで省トナーモード
を管理するようにすると、例えばプリンタ300bがそ
の省トナーモードをサポートしていない場合に、整合性
が取れなくなってしまう。
【0173】そこで、第2の実施形態においては、コン
トローラは、或るデバイスを検出した際に、そのデバイ
スから環境設定項目リストを取得し、当該デバイスが決
定する仕様に従って環境設定を行うようにしている。
【0174】次に、コントローラ110a,110bが
有するデータの構造を説明する。
【0175】図22は、コントローラ110a,110
bが有するデータの構造を模式的に表した図である。
【0176】図22において、2210は一時記憶メモ
リ、2211はバックアップメモリである。一時記憶メ
モリ2210は、DRAM等に代表される揮発性メモリ
により構成されている。バックアップメモリ2211
は、HDD等に代表される不揮発性メモリにより構成さ
れ、一時記憶メモリ2210に記憶された下記のデータ
をコピーして保持している。
【0177】2201は装置IDであり、デバイスが持
つユニークなIDである。2202は装置ID2201
で示それる装置が有するオブジェクト群である。このオ
ブジェクト群の中の2203はCongig(環境)オ
ブジェクトであり、装置ID2201に係るデバイスに
対応した環境設定データを記憶している。2204、2
205は他のオブジェクトとなる。2206は他の装置
IDである。
【0178】一時記憶メモリ2210上に構築されてい
るデータは、現在、当該コントローラが接続を認識して
いるデバイスに関する環境設定データである。バックア
ップメモリ2211に構築されているデータは、過去に
一度でも本コントローラにおいて接続されたデバイスに
関する環境設定データであり、最低限、一時記憶メモリ
2210上に構築されたものと同一の環境設定データを
格納している。
【0179】装置ID2201に係る装置の設定が変更
された場合、その設定変更はCogigオブジェクト2
203に反映されるが、同時にバックアップメモリ22
11上の対応するCongigオブジェクトにも反映さ
れ、電源が遮断された場合においても、変更に係るCo
nfigオブジェクトは保存されることとなる。
【0180】次に、コントローラ110a,110bが
或るデバイスを検出した際の処理を、図23のフローチ
ャートに基づいて説明する。なお、図23に示したS2
311〜S2315は、ステップ番号を示している。
【0181】コントローラ110a,110bは、デバ
イスを検出すると、まず、S2311において、デバイ
スから通知されるデバイスのIDを評価する。具体的に
は、バックアップメモリ2211に上記デバイスのID
が格納されているか否をチェックする。その結果、格納
されていない場合は、初めて接続されたデバイスである
ものと判別し、格納されている場合は、初めて接続され
たデバイスではないものと判別する(S2312)。
【0182】初めて接続されたデバイスではないと判別
した場合は、検出したデバイスに係る全てのConfi
gデータをバックアップメモリ2211からロードして
(S2315)、一時記憶メモリ2210にコピーする
ことにより、改めてデバイス登録を行い、その登録内容
を操作部150a,150bの所定の表示エリアに表示
する(S2314)。
【0183】一方、初めて接続されたデバイスであると
判別した場合は、当該デバイスにそのデバイスのCon
figデータを問合わせることにより取得して(S23
13)、一時記憶メモリ2210に登録し、その登録内
容を操作部150a,150bの所定の表示エリアに表
示する(S2314)。
【0184】次に、Congigデータについて説明す
る。図24は、カラープリンタに関するConfigデ
ータを例示している。実際には、もっと膨大な項目があ
るが、図24では一部の項目のみを示している。
【0185】図24における項目は、Configデー
タの項目を表している。管理元は、データの管理元がコ
ントローラなのか、或いはデバイス(ここではプリン
タ)なのかを表している。Dataは、その項目が持つ
データを意味する。このDataは、公知技術であるた
め詳細は省略するが、特定の型だけではなく、或る一定
のデータ構造を持ったデータであり、[ ]で括られた
データは、そのデータのデフォルト値を意味する。
【0186】2420は省電力モードサポート・フラグ
である。このフラグは、一定時間操作が無い場合に、自
動的に省電力で駆動するモードに移行する機能を当該プ
リンタが使用するか否かを設定するためのフラグであ
る。このフラグは、管理元がプリンタとなっており、O
NとOFFの2つの状態を有し、デフォルト設定はON
となっている。
【0187】2421は省トナーモードサポート・フラ
グである。このフラグは、当該プリンタが画像形成を行
う際に、画質は多少悪くなってもトナーの消費量を抑え
て出力することが可能なモードに移行するか否かを設定
するためのフラグである。このフラグは、管理元がコン
トローラと指示されており、ONとOFFの2つの状態
を有し、デフォルト設定はOFFとなっている。
【0188】2422はγテーブルである。このγテー
ブルは、プリンタの出力濃度指定データはデジタル濃度
データに対してリニアリティを持っていないため、出力
濃度のデジタル濃度データに対するリニアリティを保証
するために使用される。このγテーブルは、コントロー
ラで管理し、例えば8ビット階調の場合は、256個の
濃度値を持つことになる。
【0189】2423はDMAXである。このDMAX
は、特定の領域に対して、最大濃度を規定するものであ
る。この規格を守らずに画像形成を繰り返すとプリンタ
エンジンの性能が低下する虞がある旨を示すデータであ
る。このDMAXとしては、3という固定値が入ってお
り、プリンタが管理し、コントローラは参照するだけで
管理することはできない。また、DMAXは、プリンタ
エンジンの性能に関するデータであるため、変更する必
要はない。
【0190】2424はプロセススピードである。この
データもプリンタエンジンの性能に関するデータである
ため、変更する必要はない。2425はモノクロ印刷時
の1分当たりの印刷速度を示し、ここでは、80枚/分
の速度で印刷可能であることを示している。このモノク
ロ印刷速度もプリンタエンジンの性能に関するデータで
あるため、変更する必要はない。
【0191】2426はカラー印刷時の1分あたりの印
刷速度を示し、ここでは、20枚/分の速度で印刷可能
であることを示している。このカラー印刷速度もプリン
タエンジンの性能に関するデータであるため、変更する
必要はない。
【0192】なお、管理元をコントローラとするか、或
いは各デバイスとするかの決定は、複数のコントローラ
間で多重設定を許容し得るか否かで行う。例えば、省電
力モードは、1台のデバイスに対して複数のコントロー
ラが接続された場合に、コントローラ毎に制御すること
は不可能であり、多重設定を許容できないので、管理元
はデバイスとして設定される。
【0193】これに対し、省トナーモードは、複数のコ
ントローラ毎に設定を記憶しておけば、ジョブの開始時
にコントローラからデバイスに通知することで仕様を満
たすことが可能となり、多重設定を許容できるので、管
理元はコントローラとして設定される。
【0194】次に、操作部150a,150bの表示画
面に対する表示内容を説明する。
【0195】なお、ここでは、コントローラ110aに
接続された操作部150aを例にして説明するが、コン
トローラ110bに接続された操作部150bについて
も同様である。
【0196】図25は、コントローラ110a付属した
操作部150aの表示例である。図25において、25
00は、コントローラ110aに接続されているデバイ
スに関する操作部150a上の表示エリア(ウィンド
ウ)である。この表示エリア2500には、更に、コン
トローラ110aに接続され検出されているスキャナ2
00a,200bとプリンタ300a専用の表示エリア
200ae,200be、300aeが形成されてい
る。これら表示エリア200ae,200be、300
aeには、各デバイス(ここでは、スキャナ200a,
200b、プリンタ300a)のステータスが表示され
ている。
【0197】この状態で、プリンタ300bを新たに検
出した場合、図26に示すように、コントローラ110
aは、プリンタ300b用の表示エリア300beを新
たに形成する。
【0198】この場合、前述したように、プリンタ30
0bから図24に示した環境設定ファイルがコントロー
ラ110aにロードされる。すると、コントローラ11
0aは、新しいデバイス(プリンタ300b)が検出さ
れた旨のメッセージと共に、そのデバイスのモデル名と
性能等を、当該プリンタ用の表示エリア300beに表
示する。この表示内容は、主として、図24に示したよ
うなConfigデータの中にある変更不可能なプリン
タの性能等となる。
【0199】また、ダウンロードされた環境設定ファイ
ルの中に設定可能な属性のConfigデータが存在す
る場合は、設定項目がありますという旨のメッセージと
共に、設定画面に移るための設定ボタン2603、デフ
ォルト設定を確定するためのデフォルトボタン260
4、デバイスの検出をキャンセルするためのキャンセル
ボタン2605を、当該プリンタ用の表示エリア300
beに表示する。
【0200】設定ボタン2604が押された場合は、表
示エリア300beの表示内容は、図27に示したよう
な設定画面に変化する。図24における項目の中でユー
ザによる設定が許可されているものは、省電力モード3
120、省トナーモード3121、及びγテーブル31
22なので、設定画面には、それらの設定項目を表示す
る。
【0201】この場合、省電力モードのデフォルト値
は、図24に示したようにONとなっているので、最初
はONボタンを反転して表示する。省トナーモード、γ
テーブルについても、最初はデフォルト値に対応するボ
タンを反転して表示する。各ボタンを押すことで、設定
値を変更することができる。変更に係る設定値は、その
設定項目の管理元がコントローラであった場合には、図
22に示したデータベースに反映され、管理元がデバイ
スであった場合は、新たに検出されたデバイスに対して
設定変更通知がなされる。
【0202】なお、設定画面には、本設定画面を閉じる
ための終了ボタン、設定内容をキャンセルするためのキ
ャンセルボタン、及び自動濃度補正を開始するための開
始ボタンも表示されている。自動濃度補正は、プリンタ
が出力した特定のパターンをスキャナで読込み、読込ん
だ濃度値に応じてプリンタの出力γテーブルにフィード
バックすることで、フィードバック系の濃度補正を行う
ものである。この機能は各種の文献で開示されているの
で、ここでは、その詳細な説明は省略する。
【0203】フィードバック系の自動濃度補正はプリン
タに依存しないため、前述したように出力γテーブルを
コントローラが管理するように構成すれば、プリンタに
依存せずにフィードバック系の自動濃度補正機能を実現
することが可能である。
【0204】なお、この自動濃度調整は、スキャナを含
む形でフィードバックがなされるため、本実施形態で
は、接続されている全てのスキャナに対して自動濃度補
正を行うように構成している。すなわち、スキャナ20
0aとプリンタ300a、スキャナ200aとプリンタ
300b、スキャナ200bとプリンタ300a、スキ
ャナ200bとプリンタ300bの組合わせにおける自
動濃度調整をユーザが指示すると、コントローラは、そ
の指示に従って自動濃度調整を行い、その調整結果を反
映した各組合わせに係る複数のγテーブルを図22のデ
ータベースに記憶する。
【0205】次に、コントローラ110a,110bに
よるジョブ処理を図28のフローチャートに基づいて説
明する。
【0206】操作部150a又は150bの操作により
ジョブが投入されると、ジョブが投入された操作部15
0a又は150に対応するコントローラ110a又は1
10bは、データベースから使用する装置の装置IDに
対応したConfigデータをデータベースから取得
し、そのConfigデータを対応する装置に対して設
定する(S2801)。
【0207】この設定されるConfigデータは、管
理元がコントローラとなっている項目である省トナーモ
ード、及びγテーブルに係るものである。γ値に関して
は、前述した自動濃度調整を行ったことがあるスキャナ
を使用するのであれば、自動濃度調整後のγテーブルを
使用することでより、より良好な画像形成を行うことが
可能となる。対応する自動濃度調整データが無い場合
は、デフォルトのγ値を用いることになる。
【0208】このようにして動作環境を設定した後に、
実際のジョブ処理を行う(S2802)。
【0209】以上説明したように、第2の実施形態で
は、各デバイスが環境設定ファイルを保持しており、そ
の環境設定ファイルには、各設定項目に係る環境設定デ
ータの設定管理をコントローラ側で行うか、或いはデバ
イス側で行うかまで指定されており、デバイス検出時に
コントローラがその指定に従って環境設定データの設定
管理を行うか否かを決定しているので、接続されたデバ
イスの動作環境を適切に設定することが可能となり、ま
た、複数のコントローラがデバイスを異なる動作環境で
作動させることも可能となる。
【0210】さらに、本実施形態では、一旦設定された
動作環境データは、不揮発性メモリによりバックアップ
されるため、2度目以降の使用時には再度煩雑な設定操
作を行う必要はなくなる。
【0211】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像入出力装置を追加・変更しても装置本体のコントロ
ーラ用のソフトウェアを更新することなく、追加・変更
に係る入出力装置に関する情報を表示することが可能と
なる。
【0212】また、本発明によれば、接続された画像入
出力装置の動作環境を適切に設定することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写機の一般的な構成の概要を示すブロック図
である。
【図2】図1に示した複写機内のリーダ部及びプリンタ
部の概略構成を示す断面図である。
【図3】図1に示した複写機内のスキャナの画像処理部
の構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示した複写機内の制御装置(コントロー
ラ)の構成を示すブロック図である。
【図5】上記制御装置内のスキャナI/Fの構成を示す
ブロック図である。
【図6】上記制御装置内のACSカウント部の構成を示
すブロック図である。
【図7】上記制御装置内のプリンタI/Fの画像処理部
の構成を示すブロック図である。
【図8】上記制御装置内のGraphicProces
sorの構成を示すブロック図である。
【図9】画像回転処理を説明するための説明図である
(画像データの転送)。
【図10】画像回転処理を説明するための説明図である
(画像データの書込み)。
【図11】PDL画像出力(印刷)を示すフローチャー
トである。
【図12】コピー処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第1の実施形態における機器構成例
を示すブロック図である。
【図14】図10に示した制御装置が有するデータ(オ
ブジェクト)の構成を示す図である。
【図15】オブジェクトの登録に使用する登録パケット
の構成を示す図である。
【図16】オブジェクトに対するアクションに使用する
アクションパケットの構成を示す図である。
【図17】グラフィックモード適用時における操作部の
表示画面を示す図である。
【図18】テキストモード適用時における操作部の表示
画面を示す図である。
【図19】ポリンゴンの模式図である。
【図20】アウトラインモード適用時における操作部の
表示画面を示す図である。
【図21】本発明の第2の実施形態における機器構成例
を示すブロック図である。
【図22】図21に示した制御装置が有するデータ(オ
ブジェクト)の構成を示す図である。
【図23】上記制御装置が或るデバイスを検出した際の
処理を示すフローチャートである。
【図24】環境設定ファイル内のCongigデータ例
を示す図である。
【図25】第2の実施形態における操作部の表示画面例
を示す図である。
【図26】新たなデバイスを検出した際の操作部の表示
画面を示す図である。
【図27】新たなデバイスに対する環境設定画面例を示
す図である。
【図28】ジョブ処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100:画像形成装置(複写機) 110,110a,110b:コントローラ 111:メインコントローラ 112,200A,300A:CPU 114,200B,300B:ROM 135:GraphicProcessor 140:スキャナI/F 145:プリンタI/F 150,150a,150b:操作部 200,200a,200b:スキャナ 200C,300C:RAM 300,300a,300b:プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 AQ06 AR01 CQ24 CQ27 2H027 DA28 EE07 EE08 EE10 EJ08 EJ13 EJ15 FC01 GB05 GB13 ZA07 ZA09 5C062 AA05 AA35 AB17 AB20 AB22 AB23 AB42 AB53 AC05 AC22 AF00 BD00

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの画像処理用の制御装置に対して任
    意に画像入力装置及び画像出力装置を接続可能に構成さ
    れ、表示機能を有する操作部を含む画像形成装置であっ
    て、 前記制御装置は、前記画像入力装置及び画像出力装置が
    表示内容を制御可能な表示エリアを、前記操作部の表示
    画面上に形成する表示エリア形成手段を有することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像入力装置は、画像読取装置、自
    動原稿給送装置等であることを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像出力装置は、印刷装置、自動製
    本装置等であることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記表示エリア形成手段は、前記制御装
    置に接続されている装置毎に専用の表示エリアを複数形
    成することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御装置は、前記表示エリア形成手
    段により形成された表示エリアに関しては、前記画像入
    力装置及び画像出力装置から要求された表示内容を表示
    する表示制御を専ら行うことを特徴とする請求項1〜4
    の何れかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御装置は、該制御装置に前記画像
    入力装置、画像出力装置が接続された際に、該画像入力
    装置、画像出力装置から表示対象となるべきデータを予
    め取得して記憶する記憶手段を有することを特徴とする
    請求項1〜5の何れかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段は、前記表示対象となるべ
    きデータの形式としては、ビットマップ形式データの他
    に、テキスト形式データ、アウトライン形式データを記
    憶しており、前記制御装置は、該テキスト形式データ、
    アウトライン形式データを前記操作部の表示画面に表示
    すべく画像データに変換する変換手段を有することを特
    徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記記憶手段は、前記表示対象となるべ
    きデータの内容としては、前記画像形成装置、画像出力
    装置のステータスデータ、各種の動作環境設定データ、
    メンテナンス用データを記憶していることを特徴とする
    請求項6又は7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記メンテナンス用データは、前記アウ
    トライン形式データにより構成され、前記変換手段は、
    該メンテナンス用データを表示する際には3次元の画像
    データに変換することを特徴とする請求項7又は8に記
    載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記制御装置は、ネットワークを介し
    て取得したデータに対応する画像を前記画像出力装置に
    より印刷出力する機能を有することを特徴とする請求項
    1〜9の何れかに記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 1つの画像処理用の制御装置に対して
    任意に画像入力装置及び画像出力装置を接続可能に構成
    され、表示機能を有する操作部を含む画像形成装置の制
    御方法であって、 前記制御装置は、前記画像入力装置及び画像出力装置が
    表示内容を制御可能な表示エリアを、前記操作部の表示
    画面上に形成する表示エリア形成工程を有することを特
    徴とする画像形成装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記画像入力装置は、画像読取装置、
    自動原稿給送装置等であることを特徴とする請求項11
    に記載の画像形成装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 前記画像出力装置は、印刷装置、自動
    製本装置等であることを特徴とする請求項11又は12
    に記載の画像形成装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記表示エリア形成工程は、前記制御
    装置に接続されている装置毎に専用の表示エリアを複数
    形成することを特徴とする請求項11〜13の何れかに
    記載の画像形成装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記制御装置は、前記表示エリア形成
    工程により形成された表示エリアに関しては、前記画像
    入力装置及び画像出力装置から要求された表示内容を表
    示する表示制御を専ら行うことを特徴とする請求項11
    〜14の何れかに記載の画像形成装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 前記制御装置は、該制御装置に前記画
    像入力装置、画像出力装置が接続された際に、該画像入
    力装置、画像出力装置から表示対象となるべきデータを
    予め取得して記憶する記憶手段を有することを特徴とす
    る請求項11〜15の何れかに記載の画像形成装置の制
    御方法。
  17. 【請求項17】 前記記憶手段は、前記表示対象となる
    べきデータの形式としては、ビットマップ形式データの
    他に、テキスト形式データ、アウトライン形式データを
    記憶しており、前記制御装置は、該テキスト形式デー
    タ、アウトライン形式データを前記操作部の表示画面に
    表示すべく画像データに変換する変換工程を有すること
    を特徴とする請求項16に記載の画像形成装置の制御方
    法。
  18. 【請求項18】 前記記憶手段は、前記表示対象となる
    べきデータの内容としては、前記画像形成装置、画像出
    力装置のステータスデータ、各種の動作環境設定デー
    タ、メンテナンス用データを記憶していることを特徴と
    する請求項16又は17に記載の画像形成装置の制御方
    法。
  19. 【請求項19】 前記メンテナンス用データは、前記ア
    ウトライン形式データにより構成され、前記変換工程
    は、該メンテナンス用データを表示する際には3次元の
    画像データに変換することを特徴とする請求項17又は
    18に記載の画像形成装置の制御方法。
  20. 【請求項20】 前記制御装置は、ネットワークを介し
    て取得したデータに対応する画像を前記画像出力装置に
    より印刷出力する機能を有することを特徴とする請求項
    11〜19の何れかに記載の画像形成装置の制御方法。
  21. 【請求項21】 1つの画像処理用の制御装置に対して
    任意に画像入力装置及び画像出力装置を接続可能に構成
    され、表示機能を有する操作部を含む画像形成システム
    であって、 前記制御装置は、前記画像入力装置及び画像出力装置が
    表示内容を制御可能な表示エリアを、前記操作部の表示
    画面上に形成する表示エリア形成手段を有することを特
    徴とする画像形成システム。
  22. 【請求項22】 1つの画像処理用の制御装置に対して
    任意に画像入力装置及び画像出力装置を接続可能に構成
    され、表示機能を有する操作部を含む画像形成装置によ
    り実行される制御プログラムであって、 前記画像入力装置及び画像出力装置が表示内容を制御可
    能な表示エリアを、前記制御装置が前記操作部の表示画
    面上に形成する内容を有することを特徴とする制御プロ
    グラム。
  23. 【請求項23】 画像入力装置または画像出力装置を接
    続可能に構成され、表示機能を有する操作部を含む画像
    処理装置であって、 画像入力装置または画像出力装置が新たに接続されたこ
    とを検出した後、検出された装置に関する情報ととも
    に、該装置に関する設定動作に移行するための指示部を
    前記操作部の表示画面に自動的に表示する表示制御手段
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  24. 【請求項24】 前記画像入力装置は、画像読取装置、
    自動原稿給送装置等であることを特徴とする請求項23
    に記載の画像処理装置。
  25. 【請求項25】 前記画像出力装置は、印刷装置、自動
    製本装置等であることを特徴とする請求項23又は24
    に記載の画像処理装置。
  26. 【請求項26】 前記画像処理装置は、該画像処理装置
    に前記画像入力装置、画像出力装置が接続された際に、
    該画像入力装置、画像出力装置から前記表示制御手段に
    より表示されるべき設定用データを予め取得して記憶す
    る記憶制御手段を有することを特徴とする請求項23〜
    25の何れかに記載の画像処理装置。
  27. 【請求項27】 前記設定用データには、該設定用デー
    タに係る設定管理を前記画像処理装置で行うか、或いは
    前記画像入力装置、画像出力装置で行うかの情報が含ま
    れていることを特徴とする請求項26に記載の画像処理
    装置。
  28. 【請求項28】 前記設定用データには、デフォルト値
    が含まれていることを特徴とする請求項26又は27に
    記載の画像処理装置。
  29. 【請求項29】 前記表示制御手段は、初期状態におい
    ては前記デォルト値を選択状態の表示形式で表示するこ
    とを特徴とする請求項23〜28の何れかに記載の画像
    処理装置。
  30. 【請求項30】 前記記憶制御手段は、前記設定用デー
    タを揮発性のメモリと不揮発性のメモリの双方に記憶さ
    せることを特徴とする請求項23〜29の何れかに記載
    の画像処理装置。
  31. 【請求項31】 前記記憶制御手段は、前記表示制御手
    段により前記操作部の表示画面に表示された設定用デー
    タに基づいて設定操作がなされた場合、前記揮発性のメ
    モリと不揮発性のメモリに記憶されている該設定操作に
    係る項目の設定値を、設定操作に対応する設定値に書き
    換えることを特徴とする請求項23〜30の何れかに記
    載の画像処理装置。
  32. 【請求項32】 前記画像処理装置は、検出された装置
    が新たに接続された装置でなかった場合は、前記不揮発
    性メモリによりバックアップされている設定値を用いて
    該装置を制御することを特徴とする請求項23〜31の
    何れかに記載の画像処理装置。
  33. 【請求項33】 画像入力装置または画像出力装置を接
    続可能に構成され、表示機能を有する操作部を含む画像
    処理装置の制御方法であって、 画像入力装置または画像出力装置が新たに接続されたこ
    とを検出した後、検出された装置に関する情報ととも
    に、該装置に関する設定動作に移行するための指示部を
    前記操作部の表示画面に自動的に表示する表示制御工程
    を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  34. 【請求項34】 前記画像入力装置は、画像読取装置、
    自動原稿給送装置等であることを特徴とする請求項33
    に記載の画像処理装置の制御方法。
  35. 【請求項35】 前記画像出力装置は、印刷装置、自動
    製本装置等であることを特徴とする請求項33又は34
    に記載の画像処理装置の制御方法。
  36. 【請求項36】 前記画像処理装置は、該画像処理装置
    に前記画像入力装置、画像出力装置が接続された際に、
    該画像入力装置、画像出力装置から前記表示制御工程に
    より表示されるべき設定用データを予め取得して記憶す
    る記憶制御工程を有することを特徴とする請求項33〜
    35の何れかに記載の画像処理装置の制御方法。
  37. 【請求項37】 前記設定用データには、該設定用デー
    タに係る設定管理を前記画像処理装置で行うか、或いは
    前記画像入力装置、画像出力装置で行うかの情報が含ま
    れていることを特徴とする請求項36に記載の画像処理
    装置の制御方法。
  38. 【請求項38】 前記設定用データには、デフォルト値
    が含まれていることを特徴とする請求項36又は37に
    記載の画像処理装置の制御方法。
  39. 【請求項39】 前記表示制御工程は、初期状態におい
    ては前記デォルト値を選択状態の表示形式で表示するこ
    とを特徴とする請求項33〜38の何れかに記載の画像
    処理装置の制御方法。
  40. 【請求項40】 前記記憶制御工程は、前記設定用デー
    タを揮発性のメモリと不揮発性のメモリの双方に記憶さ
    せることを特徴とする請求項33〜39の何れかに記載
    の画像処理装置の制御方法。
  41. 【請求項41】 前記記憶制御工程は、前記表示制御工
    程により前記操作部の表示画面に表示された設定用デー
    タに基づいて設定操作がなされた場合、前記揮発性のメ
    モリと不揮発性のメモリに記憶されている該設定操作に
    係る項目の設定値を、設定操作に対応する設定値に書き
    換えることを特徴とする請求項33〜40の何れかに記
    載の画像処理装置の制御方法。
  42. 【請求項42】 前記画像処理装置は、検出された装置
    が新たに接続された装置でなかった場合は、前記不揮発
    性メモリによりバックアップされている設定値を用いて
    該装置を制御することを特徴とする請求項33〜41の
    何れかに記載の画像処理装置の制御方法。
  43. 【請求項43】 画像入力装置または画像出力装置を接
    続可能に構成され、表示機能を有する操作部を含む画像
    処理システムであって、 画像入力装置または画像出力装置が新たに接続されたこ
    とを検出した後、検出された装置に関する情報ととも
    に、該装置に関する設定動作に移行するための指示部を
    前記操作部の表示画面に自動的に表示する表示制御手段
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  44. 【請求項44】 画像入力装置または画像出力装置を接
    続可能に構成され、表示機能を有する操作部を含む画像
    処理装置により実行される制御プログラムであって、 画像入力装置または画像出力装置が新たに接続されたこ
    とを検出した後、検出された装置に関する情報ととも
    に、該装置に関する設定動作に移行するための指示部を
    前記操作部の表示画面に自動的に表示する内容を有する
    ことを特徴とする制御プログラム。
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JP2009290528A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Kyocera Mita Corp 操作表示装置及び画像形成装置

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JP2009290528A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Kyocera Mita Corp 操作表示装置及び画像形成装置
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